中塚一宏

なかつかかずひろ



当選回数回

中塚一宏の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第156回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中塚委員 自由党の中塚です。  補正予算案の審議ですけれども、けさから聞いていまして、小泉総理は、政策転換をしたわけではないと、したのではないかと聞かれて否定をされているわけなんですが、私は、政策転換じゃなくて政策破綻だと思うんですね。  補正予算を提出しなければいけなくな...全文を見る
○中塚委員 その言い方が、言い方は新しいのかもしれないんだけれども、やり方というのは今までの政治と何にも変わっていないわけですね。財政構造改革という名のもとに歳出をカットして、国民負担を行って、財政再建ということだけを一生懸命おやりになる。その結果、景気が落ち込んで、落ち込んだ景...全文を見る
○中塚委員 そういうことを言っているわけじゃありません。三十兆円の国債発行枠を設定して、結果、景気もよくならなかったし、財政だって悪化しているじゃないですかということを申し上げているんです。  それともう一つは、本予算で公共投資を削減されましたね。前年度マイナスになりましたね、...全文を見る
○中塚委員 要は、経済財政運営の原理原則がないということを申し上げているんですよ。結局、財政再建もできない、財政赤字はふえちゃったわけですね。景気もよくなってないわけです。  そういう、公共投資の中身を変えているというふうにおっしゃるし、何か都市型公共事業とかいうことも言われて...全文を見る
○中塚委員 公共的事業だから公共施設をお直しになっているのかもしれませんが、ただ、この補正予算が終わりましたら、次に本予算の審議をするわけですね。で、当初予算でマイナスにしてしまうわけですね、公共事業にしても。そしてまた補正予算で追加をするというふうなことをするのなら、別に当初予...全文を見る
○中塚委員 各省のそういう要求を抑えていくのが財政構造改革なんじゃないんですか。そんな、わいわいというふうに言われて、出さなきゃいけませんから削りますなんて、知恵も何にもないじゃないですか。それに、この補正予算はそういうことではないんですか。では、どうして公共投資が入るんですか。...全文を見る
○中塚委員 本当に政府の予算というのは、結局資金繰りだけの話で、なけりゃ国債を発行して借りてくるということをずっと繰り返していらっしゃるわけで、財政を健全化するというふうな目標からしても、景気をよくするという目標からしても、やはりこの政策というのは、転換じゃなくて、そもそも無理筋...全文を見る
○中塚委員 結局、そうやって特区構想等でお茶を濁していらっしゃるわけですから、だから財政の出動による景気対策、景気刺激以外にもできることはいっぱいあるはずなんです。二年間あれば、その間にできたこともいっぱいあったはずです。それをやらなかったということが景気の悪化につながった。 ...全文を見る
○中塚委員 今、増税と歳出削減の話しかされなかった。むだをなくすということについて伺いたかったんですが、余りそのむだをなくすということについて御答弁いただけなかった。本当に残念だというふうに思います。  むだをなくすという意味では、やはり、医療制度改革なんか、制度改革は先送りし...全文を見る
○中塚委員 そういう面をお話しされるときに、もうちょっと元気よく絶叫調でやっていただきたいんですけれども、何か詰まり詰まりお話しされるのを聞いているとだんだん不安になってきましたが、申し上げているのは、民間が頑張っているのはそのとおりですよ。民間が一生懸命やっているのはそのとおり...全文を見る
○中塚委員 というわけで、実は昨年末、民主、社民そして私ども自由党三党でジュネーブの方に参りまして、ILOに行ってまいりました。そして、労働基準局長さんにもお目にかかりましたし、結社の自由委員会の方にもお目にかかって、そういった、ILOが今回勧告を出した意図等について伺ってまいり...全文を見る
○中塚委員 今坂口大臣がおっしゃった中間報告という意味なんですけれども、実は、その点もILOへ行って聞いてまいりました。  中間報告というのは、それは日本でまだ公務員制度改革が進んでいる、法案もまだ出ていないということだから中間だということなんですね。だから中間報告というふうな...全文を見る
○中塚委員 いや、それは、私は日本人として本当に、私の政党の内閣じゃないけれども、やはり重大な誤りを犯すことになりかねないというふうに思いますよ。  公務員制度改革の趣旨もやはり官僚主導をやめようということですね。行政改革の趣旨も官僚主導をやめようということだと思うんですけれど...全文を見る
○中塚委員 では、その検討のあり方なんですけれども、ILOでは三月に理事会、六月に総会というものが開かれます。ILOは、その三月、六月までに日本政府から、法案ができたら法案を報告してもらえるものだと思っているし、六月までにちゃんとそれができれば聞かせてもらえるものだというふうに思...全文を見る
○中塚委員 それでは、もう結論というのはほとんど見えているわけなんですけれども、今般、ILOから出されました勧告の方向に沿って公務員制度改革をされるということでよろしいんですね。
○中塚委員 ILOは、要は、今般の公務員制度改革というものが行われるということをきっかけに今度の勧告というものを提出しているわけですね。要は、今般の公務員制度改革も国際労働基準に合っていなければ、今までの日本の公務員制度だって労働基準に合っているとは言えないということを言っておる...全文を見る
○中塚委員 そういうふうにおっしゃるんですが、じゃ、ちゃんと説明に行かれているんですか。そういうふうにはILOの方から聞いていないんですけれども、ちゃんと御説明されているのか、日本の公務員制度の現状等について。もうそんな時間ありませんよ、三月が理事会なんですから。公務員制度改革だ...全文を見る
○中塚委員 今、組合とも十分相談をするというふうなお話がありましたけれども、ILOの勧告の中では、リッスンド、ノット・ハードというふうに言われているわけですね。要は、聞きおかれたけれども聞き入れてはもらえなかったというふうなことを、もう勧告の方でも言われているわけなんです。  ...全文を見る
○中塚委員 これだけの質問をしても、三人の大臣が立ったり座ったりするぐらいで、本当に公務員制度といえば我が国の根幹にかかわることであります。  私は、やはり能力別の給与体系なんかを導入されるということならば、もう公務員にも労働基本権をちゃんと付与して、そして社会的対話というもの...全文を見る
○中塚委員 気に入らないから脱退するなどというと北朝鮮と同じですからね、よろしくお願いします。
01月27日第156回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○中塚委員 きょうは基礎年金の国庫負担率の引き上げの話から伺いますが、今の現行法で、国庫負担率を三分の一から二分の一へ引き上げるということが決まっていて、また安定財源を見つけるということも決まっておりまして、その切った手形がそろそろ落ちる時期が近づいているわけなんですけれども。 ...全文を見る
○中塚委員 附則の選択肢は、安定財源を見つけて三分の一から二分の一に引き上げるということが書いてあるので、ちょっとずつというのは、それは財源、ちょっとずつの財源を見つけるということなのかどうなのか、今の答弁ではよくわからないんですが、財務大臣にお伺いをいたしますが、今の厚生労働大...全文を見る
○中塚委員 法律で決まっていることなんですね。附則で三分の一から二分の一に引き上げるということになっているわけで、ちょっとずつというと、何かその財源をちょっとずつどこかから用意するような話なんですが、総理はそもそも、就任直後の所信表明でも増税はしないというふうに言い切っていらっし...全文を見る
○中塚委員 年金制度のあり方と国庫負担率を上げるときの財源というのは、関係ない話じゃないんですかね。だって、年金のあり方、それを変えたところで、では国庫負担率を上げないという話にはならないわけですよね、これは法律の附則で決まっているわけですから。  塩川大臣に同じことを伺います...全文を見る
○中塚委員 何か今のお答えだと、給付額の方を思い切り削減をして、今三分の一の負担率になっているものが二分の一程度になるまで給付額を引き下げる、そういうふうなイメージに聞こえるんですが、そういうことですか。
○中塚委員 世代間の負担の均衡を云々かんぬんということは、もちろんそれはそれで大事なんですが、給付総額が決まっていて、それの三分の一を国庫負担しているものを二分の一に引き上げるということで、それで二分の一に引き上げるための安定財源というのがなかなか見つからないということになれば、...全文を見る
○中塚委員 厚生労働大臣のまさにおっしゃるとおりなんですけれども、三分の一から二分の一に引き上げなきゃいかぬということは決まっておるわけですね。その財源をどこかから引っ張ってこなきゃいけないということなわけで、それは年金制度自体の設計云々という話になるんなら、給付を削減するという...全文を見る
○中塚委員 私は総額に問題があるなんて言っているわけじゃなくて、要は、財源がないのに三分の一を二分の一にするということは、逆に給付額を減らすということにしかならないじゃないですかということを論理的にお話をしているわけであって、私は給付額を減らすなんということは一言も言っていない。...全文を見る
○中塚委員 というわけで、結局、財源を見つける、消費税は上げないということで、では、それ以外といっても、増税しないというふうな公約がきっちりあるわけですから、そこはきちんと守っていただかなきゃ困りますし、今、総理は、上げないけれども議論は構わないみたいなことをばんばんばんばん言っ...全文を見る
○中塚委員 ということは、インフレ目標、インフレターゲットということについても与党の方でもいろいろ議論がされているようなんですけれども、要は、大臣は、金融緩和ということが主で、マネーサプライをふやすということが主だから、インフレターゲットという政策自体にはそんなにこだわっていない...全文を見る
○中塚委員 では、逆に伺いますが、インフレ目標を設定して金融緩和を促していくということだと、今までとはどう違うんですか。
○中塚委員 インフレの期待というのは金融緩和だけで生まれるというふうにお考えなんですか。
○中塚委員 それは竹中大臣お得意の量的貨幣論だと思うんだけれども、それは、量的貨幣論が合っているかどうかは別にしても、金融緩和をしていくとそういうインフレ期待が本当に生まれるんですか、生まれるというふうに考えていらっしゃるんですかということを伺っているんです。
○中塚委員 やはりこれだけ政治が信頼されていないときにあって、日本銀行のやっている政策だって信頼されていないときにあって、そんな、物価の目標を設定しただけでインフレ期待なんか生まれるわけがありませんよ。私はそういうふうに思います。  それで、あとその政策の手段ですね。金融緩和に...全文を見る
○中塚委員 それなら、ダボスの会議で、日銀は様々な資産を購入できるなんということをおっしゃったようなんだけれども、そういう発言は経済財政大臣としてなさるべきではないと私は思います。  もう一つ、物価目標を設定して金融緩和をするということなんでしょう。それ以外の政策余地というのは...全文を見る
○中塚委員 いずれにしても、そんな都合よく何か一%とか二%程度のインフレがずうっと継続できるような、そんな政策の運営というのができるぐらいなら苦労はしないわけだし、もしインフレになったらどういうふうに制御するかというふうな課題だってあるわけですね。  時間がないので、塩川財務大...全文を見る
○中塚委員 終わります。
○中塚委員 私は、自由党を代表して、平成十四年度一般会計補正予算案三案に反対の討論を行います。  綸言汗のごとしという、指導者が長い間自己の戒めとしてきた言葉を、小泉総理は、使い方もよくわかっていないし、また、全く通用しないことが明白になりました。耳ざわりのよい言葉を並べても、...全文を見る
02月12日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○中塚委員 改革なくして成長なしということですが、政府自体も、名目は別にして、実質ではなかなかプラスにならない、そういうふうな見通しを立てていらっしゃるわけで、景気、経済、もちろん短期の問題と中長期の問題と二通りあるというふうには思いますが、今国会も、来年度の予算案の前に補正予算...全文を見る
○中塚委員 それで、数字等はあれなんですか、全然勘案されていない、出されていないということなんですか。
○中塚委員 金融再生プログラムだけじゃなくて、今から先行減税の経済効果とか、あと補正予算の公共事業積み増しの効果とかもお伺いしようと思っていますが、確かに政府の予測がなかなか当たらぬということはよくわかっていますけれども、それでも全く考えていないということは、それはちょっとあり得...全文を見る
○中塚委員 では、この金融再生プログラムのことだけでそういう数字は出していないということだけれども、「改革と展望」等にはその数字は反映されているということですね。それも込みだということでよろしいのですね。
○中塚委員 過去のトレンドからいろいろ判断をして、民間シンクタンクなんかでいろいろな数字が出ていますね。そういうものをずらっと見ても、例えば、二〇〇三年度、GDPをマイナス〇・一から〇・二押し下げるというふうな数字が出ていますが、それについてはどういうふうにお考えですか。
○中塚委員 一兆円のオフバランスで一・四万人、そういうことになれば、今、大手行の不良債権というのが総与信の九%弱ぐらいですから、それを半分まで持っていくというと、四%かもうちょっと上ということになるわけですね。額でいくと十五兆円弱ぐらいになると思いますが、十五兆円弱ということは、...全文を見る
○中塚委員 要管理がそれからおっこちるかどうかというのは特別検査等の結果にもよることなんでしょうから、またそのことは後でお伺いをいたします。  では続けて、先行減税一兆八千億円、これについてはどういうふうな効果を見ていらっしゃるか。
○中塚委員 織り込まれているのは当たり前なんですが、このことだけを個別には考えていらっしゃらないということですか、そうしますと。
○中塚委員 そんなので本当に大丈夫なのかなという気がするんですけれどもね。  例えば減税にしたって、税制の法律はまたその後こっちで議論されることになると思うんですけれども、減税といったって、先行減税とはいうものの、後から増税が待っている。所得課税は増税ですね、先行減税というのは...全文を見る
○中塚委員 論文が書けるんだったら論文を書いてもらいたい感じですね、経済学の教授なんですから。ぜひともそれはお願いしたいぐらいなんだけれども。  では次に、何ぼ聞いても出ないんなら、二〇〇二年度の補正予算、これによって公共事業が積み増しになっていますね。これについては、どういう...全文を見る
○中塚委員 では続いて、来年度の当初予算なんですが、当初予算の公共事業費、これがどういうふうな影響を与えるのかということと、あと、地方財政計画の方でも単独事業を減らすということになっていますけれども、この二つがどういうふうな影響を与えるのかはいかがですか。
○中塚委員 それじゃ、二〇〇三年度で、社会保障関係で負担増があったり、年金の給付額が削減になったりするわけなんですが、これについてはいかがですか。
○中塚委員 よくわかりました。  今幾つか聞きましたけれども、大臣が具体的に数字を挙げてお答えになったのは、プラスになる〇・七だけですね。あとは、マイナスの影響を持つだろうと思うようなものは、全部、わからないとか全体に織り込んであるというふうなお答えでした。結局、要は、二〇〇二...全文を見る
○中塚委員 塩川財務大臣に同じことを伺いますが、今いろいろ申し上げたようなことをすべてあわせて、二〇〇三年度、財政政策による景気浮揚効果というものは、ネットでマイナスで働くんじゃないかと思うんですが、いかがですか。
○中塚委員 企業がよくなっているのは、リストラ利益ですよ。別に、ばんばん物が売れて、ばんばんもうかっているわけじゃないですよ。だからデフレなんでしょう。根拠なき楽観論に基づいて経済財政運営がされているということがよくわかりました。  では次に、デフレということですけれども、そう...全文を見る
○中塚委員 今の答弁もよくわからなかったんですが、ユースレスな設備というと、それは、ユースレスだったら別にデフレの原因にならないんじゃないですか。どういう意味でユースレスというお言葉を使われたのかよくわからないけれども。  だって、デフレなんでしょう。需要が足りないということで...全文を見る
○中塚委員 山奥の別荘の話は、それはわかりやすい例じゃなくて極端な例ですよ。それと物価が下がるということと一体どういう関係があるんですか。わかりました。供給過剰の解消ということも余りお考えになっていないということがよくわかりました。  次に、産業再生機構のことを伺いますが、そう...全文を見る
○中塚委員 だめになるのにはやはりだめになる理由があるわけですよ。過去、経営を失敗したとか、あるいは時代の変化に対応できないとか。そういった意味で、だめになったものにはだめになった理由があって、しかも、銀行の経営者だって決して褒められたものじゃないけれども、銀行がやったってだめだ...全文を見る
○中塚委員 日本銀行に土地を買えだの何だのかんだのとは言われないと私は信じていますけれども、ひょっとしたら言い出すのかもしれませんが。  さっきからマネーの伸びの話をずっとされていますが、じゃ、伸びなきゃどんどん国債を買えという話になるのか。買えるものなんてそんなにないですよね...全文を見る
○中塚委員 考え方はわかりましたが、では、例えば対象債権の数とか、そういったことについてはいかがですか。
○中塚委員 対象の範囲等は変わっていないということですが、銀行の自己資本とかそういったこととは全然関係なく、検査は検査として淡々とおやりになるということでよろしいんですか。
○中塚委員 では、最後に一つお伺いして終わりますが、去年の柳澤担当大臣は、特別検査の結果、自己資本不足に陥る銀行もないし、資本注入の必要もないというふうに言っておられたんだけれども、竹中大臣は、ことしの特別検査の結果を反映して、そういったことになる可能性はあるというふうにお考えで...全文を見る
○中塚委員 以上です。
02月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中塚委員 まず、総理に伺います。  総理は、昨年、内閣改造の際に、不良債権問題を解決するんだというふうにおっしゃっていたわけなんですが、ことしの自民党大会では、デフレを克服するというふうな言い方に変わってきているわけなんですが、経済運営のプライオリティーということについて、そ...全文を見る
○中塚委員 今いろいろおっしゃいましたが、その中で、不良債権処理ということなんですけれども、不良債権処理というのはデフレ克服に役立つというふうにお考えですか。
○中塚委員 不良債権処理というのがデフレ対策として成り立つという考え方には、恐らく、金融面での供給をよくするということが一つと、あと、実体経済面での供給過剰解消というのが念頭にあるんだと思うんですが、では、需要という点はいかがお考えなんでしょうか。
○中塚委員 両面が必要だとおっしゃるが、需要面は十分な対策を打てているというふうにお考えですか。
○中塚委員 結果と政策の話というのがすごく混同されていて、三十兆円発行してやっているから大丈夫だとおっしゃるけれども、それは政策面では確かにそういうことなのかもわからないけれども、結果というのが全然出ていないわけですね。  そもそも、補正予算を組まなきゃいけないような経済状況で...全文を見る
○中塚委員 では次に、不良債権問題との関連、特に株価とも関連をするわけですけれども、金融機関の増資ということについて竹中金融担当大臣に伺いますが、今盛んに金融機関が増資を行っている。竹中大臣はそもそも、金融担当大臣になる前に、公的資本注入が必要だということを盛んに言っておられた。...全文を見る
○中塚委員 先週金曜日に増資のガイドラインを発表になりましたけれども、私は、このガイドラインを見たって、要は、うまいことやってくれというふうにメッセージを送っているようにしか見えないわけですね。例えば、証券会社を通さないで増資をする銀行もあるようですね。今もう事前勧誘じゃないかと...全文を見る
○中塚委員 一兆円もの増資で、目論見書もその分だけつくらなきゃいけないわけですけれども、それがきちんと適正に行われるかどうかということについて、行われるというふうにお考えなんですか。
○中塚委員 相変わらず根拠のない楽観論ということなんですけれども、例えば石川銀行なんかでも訴訟が起きているわけですね。だから、そういったことを考えても、このガイドラインというものをお出しになったとしても、そこは当局としてきちんと監督をされる義務というのがあると思います。  もう...全文を見る
○中塚委員 竹中大臣は新聞もお読みになっていないんですか。こういう不明朗な増資があったからガイドラインをお出しになったんじゃないんですか。
○中塚委員 公的資本注入ということを言いながら、結局それができなくなったから、各行に自分で増資をしろというふうに言ってみたら、またこれが外資とは極めて不明朗な関係で増資をする。こんなの、だって、例の新生銀行なんかの瑕疵担保特約とほとんど同じ条件じゃないですか。そういうふうな形で増...全文を見る
○中塚委員 二人のおっしゃられていることは、ちょっと違うような気がしますけれども。遠山文部科学大臣は、国が責任を負うべきだというふうにお考えになっている。片山総務大臣は、税源を移譲していくようなことを視野に入れてというふうにおっしゃいますが、税源を移譲するというのは、地方がやると...全文を見る
○中塚委員 一般財源化、片山大臣は、将来は三兆円、数兆円というようなこともおっしゃっているわけですけれども、その暁には税源移譲ということもお考えになるということですね。  では、遠山大臣、それでいいんですか。
○中塚委員 先ほど片山大臣が、それは芽出しだか目刺しだか知りませんが、これをやっていく、将来どんどん一般財源化して、そして税源も移譲するというお話をされたわけですよね。ということは、やはり義務教育というのは、もうこれは地方で独自にやってもらっていいということなんですね。どうですか...全文を見る
○中塚委員 細かい面を地方に任せるのと財源の話は違う、それは申し上げておきます。  それで、あと、税源移譲というお話をされましたから関連して伺いますけれども、この内閣府の展望なんかを見ますと、二〇一〇年ぐらいにはプライマリーバランスが回復しそうな勢いになっているわけですけれども...全文を見る
○中塚委員 だけれども、この楽観的なシナリオでも国のプライマリーバランスというのは赤字のままですね。そういう意味では、国のプライマリーバランスが赤字のままなのに、増税なしで財源移譲なんてできないんですよ、国も地方も。  最後に総理に伺いますが、総理は就任直後に増税はしないという...全文を見る
○中塚委員 全然答えになっていないんですけれども、恒久的に増税をするわけでしょう、多年度税制中立で。先行に減税をするわけですよね。増税の分は恒久になるんだけれども、消費税は上げないというふうにおっしゃっているが、それ以外の税目は何で増税してできるんですか。そもそも増税はしないとお...全文を見る
○中塚委員 これもまた根拠が全然なくて、精神論だけだということがよくわかりました。  終わります。
02月25日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○中塚委員 まず、公債発行特例法に関連して、財政の話からお伺いをいたしますけれども、三十兆円の国債発行枠ということをずっと設定されてこられて、今年度と昨年度と設定されてきたわけですけれども、今回は三十六兆七千億という公債を発行されることになりました。現実問題、目標自体は放棄された...全文を見る
○中塚委員 それで、財政の健全化自体は非常に重要なことなので、何かそれにかわるような目標を、二〇一〇年代初頭でプライマリーバランスを回復させるというふうなことをおっしゃっておられるわけなんですが、これが結局、財政の健全化の新しい目標というふうに理解してよろしいんでしょうか。
○中塚委員 大臣は以前、損して得とれということをこの委員会でおっしゃったことがあって、私は大変すばらしい考え方だと思っております。  それで、大きな目標と単年度のお話が今ありました。大きな目標のために単年度をやっていくということだと思うんですけれども、そうなりますと、二〇一〇年...全文を見る
○中塚委員 それで、国債発行額自体は要は税収に左右されるわけですね。今年度もそうだったわけですけれども、三十兆円の国債発行枠を設定して、ちゃんと税収があれば別に補正予算は編成しなくてもよかったわけだから、補正を編成しなきゃいけなくなったというのは、税収が落ち込んだということで国債...全文を見る
○中塚委員 塩川財務大臣、いかがですか。
○中塚委員 単年度の国債発行枠に縛られることなく財政の健全化を目指すということについては評価をしたいと思います。  単年度といったって、やはり景気動向で税収が左右されるわけだし、国債発行枠だけで財政健全化ができるかといえば決してそういうものじゃないはずなので、そういう意味では、...全文を見る
○中塚委員 自分としては基本税率を下げたかったけれども、横の大臣がうんと言ってくれなかった、こういうことなんでしょうか。(塩川国務大臣「そうそう」と呼ぶ)  ただ、財源については、例えば租税特別措置なんかをばんと整理合理化すれば、ある程度のものは出ると思うんですよ。だから、そう...全文を見る
○中塚委員 政治家の責任とか長い間の経緯というお話は、ぜひ向こう側の自民党席に向かってしていただきたいと思います。  それは、今までの税制がそういうことでなあなあ、まあまあで進んできたわけであって、私は何も単に減税の話をしているわけではなくて、連結納税制度というものを導入する意...全文を見る
○中塚委員 専業主婦と共働きというふうなお話がありましたけれども、では、専業主婦の人が家でやっている無償労働の価値というものはちゃんとお出しになっているのかどうか。また、専業主婦のお話云々かんぬんということになるのであれば、厚生年金の三号の被保険者の問題というふうなこともまたこれ...全文を見る
○中塚委員 では、改革還元税制ということについて、これも議論されていたはずなんですが、竹中大臣、それが多年度税収中立になってしまった経緯はいかがなんでしょう。
○中塚委員 これも、改革還元型減税をやりたかったんだけれども、横の大臣がうんと言ってくれなかったということですか。今回はそうそうではないんですね。  さっき塩川大臣が、予算の削減というところで、数字の中身は財政の効率化ということをおっしゃったわけで、予算を削減するときに、財政を...全文を見る
○中塚委員 この多年度税収中立の増減収見込み額試算を見まして、恐らく財務省は余り出したくなかったのかもしれないけれども、できれば、本当は項目別にきっちりと年度を追って出してほしいんですが、税自体は、そうやって改正をすると増収なり減収なり大体わかるわけですね。それであるならば、減税...全文を見る
○中塚委員 それは私の申し上げたとおりなんですが、やはり将来の消費税の引き上げということを視野に入れて、今税制改革初年度ということなんでしょうし、そしてまた、財政当局としても、お金がないということもあってこれを圧縮されるんじゃないんですかという問いだったんですけれども、なかなかお...全文を見る
○中塚委員 終わります。
02月25日第156回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中塚委員 自由党の中塚でございます。  公述人各位におかれましては、大変御苦労さまでございます。  侘美公述人にお伺いをしたいんですが、先ほど、お話の中で、やはり実体経済の問題ということを強調されておりました。ところが、予算委員会では、とある大臣が、物価は貨幣的な現象だとい...全文を見る
○中塚委員 私はけさから財務金融委員会とかけ持ちをいたしておりますが、その某大臣が先ほどもフリードマンの話をいたしておりました。御報告をしておきたいと思いますけれども。  そういうことで、金融緩和自体は否定をするものではありませんが、ただ、どんどん緩和をしても、本当に資金需要が...全文を見る
○中塚委員 それで、今の我が国が抱える産業の問題ということで、例えば少子高齢化であるとか、IT化であるとか、あと過剰債務問題なんかもあると思いますけれども、その中でも、とりわけグローバル化の問題なんですけれども、日本も戦後の経済発展を遂げたのは、そういう国際分業的な中でここまでや...全文を見る
○中塚委員 朝から御足労いただいて、大変短い時間で恐縮でございます。どうもありがとうございました。
02月26日第156回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○中塚委員 日本銀行の総裁の次の人事が決まりましたが、関連して幾つか伺いたいというふうに思います。  まず人事、総裁ですけれども、金融政策に忠実な方がおなりになられた。また副総裁には、余り金融政策がおわかりになっていないと言われている元財務次官がおなりになっている。もう一人の副...全文を見る
○中塚委員 安定した人選というふうにおっしゃっているけれども、政策の面では三つ、向いているベクトルがみんな全然違う方になってしまっているというふうに思います。  竹中金融担当大臣・経済財政担当大臣に伺いますけれども、この次期総裁内定、福井さんは、かつてインタビュー等に答えまして...全文を見る
○中塚委員 次に、財務大臣にお伺いをいたしますが、同様に福井さんは、増税で財政再建した国はない、思い切った歳出削減が必要だというふうな御意見をお述べになっているわけなんですけれども、これについてはいかがですか。
○中塚委員 ついでに、自民党の皆さんにもお伝えをしておくと、福井さんは、政治の安定性を理由に自民党を選んできた経済界にも問題があるというふうなコメントもおっしゃっております。  いずれにいたしましても、今、この新人事について同意前に参考人質疑をして、御本人等の考えをただしたいと...全文を見る
○中塚委員 では、次に財務大臣に伺いますが、財政規律ということを総理も財務大臣もたびたび言われるわけでありますし、また、こういう隠れ借金をやりくりするようなやり方というのは、現実問題、将来への財政負担ということにもなるわけですね。昔の高い金利で借りたものであれば、早目に返して今の...全文を見る
○中塚委員 いや、財務大臣、検討するとかじゃなくて、覚書が十六年度ということになっているわけですね。これは返すとおっしゃらなければいけないんじゃないですか。大臣、いかがですか。
○中塚委員 何だか全然よくわからないんですが、お返しになるということはおっしゃいましたね。またお借りになるということなんですか。  そうじゃなくて、私が申し上げているのは、隠れ借金をやめるということは、それは財務省の方針でもあるわけですね。財政規律を高めて透明度を高めるというの...全文を見る
○中塚委員 では、その覚書を実行されるという前提で、今、内閣府の中期展望等もすべてつくってあるという理解でよろしいわけですか。
○中塚委員 では、その中期展望の関係で、次に総務大臣に、三位一体、地方財政の件について伺いたいというふうに思います。  前回伺ったときに、義務教育の国庫負担金の一部を一般財源化するというふうなお話がありました。あともう一つは、自動車譲与税ですか、これを地方の方に移管するというふ...全文を見る
○中塚委員 二つとも予想したとおりの答えというか、もちろんそれは税源移譲ではありませんね、義務教育の国庫負担金の方はそれに向けてということでしょうけれども。  ただ、もう一つの譲与税の方は、これは国と地方の役割分担とかそういったことは全然見直していないわけですね。だって、それは...全文を見る
○中塚委員 いや、そういうことじゃなくて、増税なしには税源移譲はできないんじゃないでしょうかということなんですが。
○中塚委員 ということは、片山大臣がおっしゃったのは、要は国、地方を通じてネットで増税ではないということですね。今の税の税収を、要は切り分け方を変えるんだということをおっしゃった、そういう理解をいたします。  しかし、今度は財務大臣に伺いたいんですけれども、今の片山大臣の答弁を...全文を見る
○中塚委員 数字だけが羅列をしている中期展望をもとにお話をしているわけですから、それはまずやはり数字だけの議論になるわけですね。もちろん行政の中身を見直すのは、それは当たり前の話であって、それは当然のことなんですが、私がお伺いをしたのは、三位一体ということを仰々しくおっしゃってい...全文を見る
○中塚委員 今の答弁について、財務大臣はいかがですか。大胆な税制改革によって二兆七千億円の財源というのは出てくるんですか。
○中塚委員 法案の中にうたってあるのは十分承知をいたしておりますが、その法案の中でうたってあるにもかかわらず、増税はしない、消費税は上げない。それも、景気がよくなるまで上げないとかいうのならわかるけれども、自分の在任中は上げないみたいな、そんないいかげんな話のオンパレードの中にあ...全文を見る
○中塚委員 そのもののあり方ということをおっしゃいましたが、さっきの国と地方の関係でも、行政の中身というふうな割には行政の中身は見直されていない、それで税の配分を変えるだけだというふうなことだったわけですね。この年金についても、これもまた同じで、そのもののあり方というふうにおっし...全文を見る
○中塚委員 今、自民党の委員から、お金がないからだという非常にわかりやすい答えが出ましたが、ただ、そのお金がないからだということになれば、ではお金がなくなるような経済運営はだれがしたのかということにもなるわけだし、そしてまた、年金基金の運用で何兆円も穴をあけておいて、そして今まで...全文を見る
03月03日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○中塚委員 私は、自由党を代表して、平成十五年度公債発行特例法案、所得税法の一部を改正する法律案、民主党提出の修正案の各案に反対の討論を行います。  国債発行三十兆円枠、抜本的税制改革と小泉総理は昨年絶叫していましたが、それから一年たち、出てきたものは、経済運営の失敗による史上...全文を見る
03月03日第156回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○中塚委員 私は、自由党を代表して、野党四会派提出の平成十五年度予算案につき編成替えを求めるの動議に賛成、政府提出の予算案三案に反対の討論を行います。  冒頭、申し上げます。  大島農水大臣の秘書を隠れみのにした不正献金疑惑や、大臣としての答弁を衆議院法制局に依頼し、作成させ...全文を見る
03月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○中塚委員 自由党の中塚ですが、まず、福井参考人にお伺いをいたしますが、現時点で株も大変に下がっている、八千円前後なわけですけれども、日本の金融システム及び金融機関の健全性に問題はないというお考えでしょうか。
○中塚委員 中長期的な不良債権問題というのはまさにそのとおりだと思うんですが、いわゆる三月危機的な、今、現時点における金融機関の健全性という意味についてはどうですか。
○中塚委員 今御答弁の中でお触れになりました民間金融機関の増資計画についてでありますが、例えば三井住友のように、海外からああいう形で資金を引っ張ってくるという、今回の民間の増資計画についてはどういうふうな御所見をお持ちですか。
○中塚委員 かつて、新聞、雑誌のインタビューにお答えになって、公的資金の再投入には新法を制定した方がいいというふうにお答えになったことがあります。他方、竹中金融担当大臣は、金融再生プログラムを発表し、新法は考えていないというふうに御答弁をなさっているわけですが、福井参考人は、新法...全文を見る
○中塚委員 次に、先ほどから金融緩和ということが盛んに言われておりますけれども、今までもしてきたし、これからもしていくということなんだろうと思います。他方、日本銀行のバランスシートなんですが、すさまじい勢いで膨張いたしておりますけれども、福井参考人はこの件についてはいかがお考えで...全文を見る
○中塚委員 冒頭の所信の中で、量的緩和だけではデフレ克服には不十分だというふうなお考えだし、また、日本のデフレの問題点は貨幣的現象ということだけではないというふうにも言っておられましたが、では、その貨幣的現象ではない部分の問題点というのはどういうものですか。
○中塚委員 ビジネスモデルというのはまさにそのとおりだと思うんですが、規制の緩和もやらなきゃいかぬし、そういう意味では、今の自民党政権のやり方というのは遅いということだと思いますけれども。  あと、それに加えて、そういうビジネスモデルを選別していく要素に、やはり金利というものが...全文を見る
○中塚委員 同様に、ビジネスモデルを選別するというときに、やはりこれからの我が国は国際分業ということも考えていかなきゃいけないわけですけれども、そういう意味では、金利と同様に為替の問題もあると思うんですね。  まだ総裁には御就任になってはいないわけですけれども、政府では円安待望...全文を見る
○中塚委員 終わります。ありがとうございました。
○中塚委員 自由党の中塚です。  国際情勢が大変に緊迫の度合いを増す中で、関税定率法とIDA出資法の審議ということですので、法案の中身にも関連しながら、ちょっとそのほかのこともお伺いをしたいというふうに思います。  まず、この関税定率法ですけれども、特恵関税制度というのが入っ...全文を見る
○中塚委員 ですから、その所得等の事情ということについても、別に軍事費を使わなければもっとほかの部分にお金を回していけるわけでありますし、おのおのの事情ということもあるのであるならば、特恵待遇の見直しということもありますが、例えば、特恵関税を適用するから、ちょっと核武装というのは...全文を見る
○中塚委員 でも、やはり、本音とか建前とかいう話じゃなくて、国民の生命財産を守るということが政治に課せられた一番大事な使命であって、株が四分の一、土地が十分の一で、拉致問題で生命も守らぬということじゃ、一体この国の政治は何なんだということになりかねないわけですね。  また、今戦...全文を見る
○中塚委員 先ほど松本委員の質問の中でも、得べかりし利益の喪失というようなこともありましたので、私は、日本としてそれだけの失うものがあるんだったら、やはり得るものもなければいけないというふうに思います。  次に、十三日に共同通信の配信なんかで流れまして、地方紙では一面に載ったよ...全文を見る
○中塚委員 日米同盟が大切だというのは私ももちろん否定はいたしませんし、大変重要な二国間関係だと思いますが、今回、決議なしでアメリカ、イギリスがイラクを攻撃する。他方、今度北朝鮮問題が緊迫化してきた場合に、経済制裁ということについて考えた場合に、経済制裁が本当に実効性を上げるとい...全文を見る
○中塚委員 十九世紀的な主権国家論を振りかざすと世界じゅうから戦争はなくならないんで、もちろん、独裁者を甘やかしちゃいけないのは、大臣のおっしゃったとおりだと思いますが。  最後に一つ。  七時半から、経済金融関係の会議が開かれるというふうに伺っております。  今、速報で見...全文を見る
○中塚委員 終わります。
04月02日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○中塚委員 私は、自由党を代表し、ただいま議題となっております三案に賛成の討論を行います。  近年の流通、消費の急激な変化によって、小売業者においても、これまでにはない大胆な変革を求められております。酒販小売業は、国の税収を確保する立場から社会的に貢献を果たしてまいりましたが、...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○中塚委員 自由党の中塚です。  G7からお帰りになった塩川財務大臣に伺いたいんです。  きょうなんか、報道を見ますと、米英軍がイラクの全土を掌握したというふうな記事になっているわけで、今後は復興支援ということが最大の課題になってくるだろうというふうに思うんですが、その復興支...全文を見る
○中塚委員 決議を支持するということは、イラクの問題について、決議に基づいて国連内に何らかの機関ができるということになった場合に、そこに人も出す、金も出すということなのか。もちろん、国連は、イラクについてこのまま何もしない、何のメンションもしないということはあり得ないでしょうから...全文を見る
○中塚委員 ということは、国連の安保理決議は恐らく何らかの形で出るだろうから、それを支持するということをとりあえず決めたということだけで、その後のことについてはいろいろな意見があるということなんでしょうね、今のお話から伺うと。でも、それだと、総理が、このイラク戦争開戦前に、雰囲気...全文を見る
○中塚委員 それで、サプライサイドの構造改革がおくれたというお話がありました。竹中大臣は、在野にいらっしゃるときからサプライサイド改革の必要性というものは常に主張をされてきていたわけですよ。経済戦略会議の中にももちろんそのことは入っておったわけです。  今回、行政の中にお入りに...全文を見る
○中塚委員 マクロと財政の整合性のある、それは計画はできたかもわかりませんが、ではその実績というものを見れば、財政は悪化する一方、赤字だってふえているわけです。あと、実質では政府見通しよりも上だったかもしれないけれども、そのことも、要はデフレがいかに深刻かということの裏返しであり...全文を見る
○中塚委員 財務大臣、もうお休みいただいて結構です。  それで、景気、経済等の動向という意味で、今財務大臣がおっしゃったことなら、私は要らないはずだと思うんですね、セーフティーネットというのは。政府が努力しているんでしょう、頑張っているんだから。それだったら別にこんなセーフティ...全文を見る
○中塚委員 まず、逆ざやは構造問題とおっしゃいましたが、何かそういうふうに言われると、へえ、そうかいなというふうに思う人もいるかもしれませんが、逆ざやの問題だって、さやが逆にならなきゃいいだけの話で、要は景気がよければ問題ないわけですね。だから、それは生保の抱えている問題という側...全文を見る
○中塚委員 それなら、予定利率の引き下げなんて必要ないというふうにばちっとおっしゃるべきだろうと私は思いますよ。政治の意思というか、行政の責任者であると同時に政治のセクターにもいらっしゃるわけですね、大臣なんですから。ということなら、ばちっと言うべきだと思うんですね、やるべきこと...全文を見る
○中塚委員 だから、何のために行政をしているかということなんですね。  保険契約者のためにセーフティーネットなり特例措置というのは張っているわけですね。予定利率の問題にしても、考え方としては、つぶれちまったら予定利率が下がるんだから、それだったら生きているうちに下げよう、そうい...全文を見る
○中塚委員 破綻でも、いろいろな生命保険会社が破綻しましたけれども、それも一様じゃないですよ。千代田なんかは、大分傷んでおったんでしょうから、責任準備金も削られ、予定利率もばあんと下がりましたけれども、東京生命なんかは千代田と比べればそんなに下がってはいないわけですね。ということ...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○中塚委員 自由党の中塚です。  きょうはまず、国債市場の問題から伺いますけれども、日銀総裁、お越しいただいておりますが、塩川大臣も竹中大臣も、そして日銀総裁も、金融緩和ということを盛んに言っていらっしゃるわけだし、現実問題、そういうふうになっている。それでまた、今度は資産担保...全文を見る
○中塚委員 同様の質問を、竹中大臣、今うなずきながらお聞きになっていましたけれども、三十年債が一・一とかいうふうな利回りになっておる。そういう意味で、三十年たっても経済状況が改善しないというふうに市場が見ているんじゃないかという質問をしたわけですけれども、竹中大臣、いかがですか。
○中塚委員 そういう状況の中で、一部にインフレターゲット的な議論をする人がいるわけなんですが、三十年債の利回りが一・一%ということは、インフレターゲットを仮に設定するとしても、私は設定しろと言っているわけじゃありません、しない方がいいと思っていますけれども、するにしても、ゼロ%近...全文を見る
○中塚委員 この間、そのバランスシートが急速に膨張しているというお話をしましたけれども、日本銀行の自己資本比率が、昨年九月のときの発表だと、今七・六二ですか。民間の金融機関には八%、八%と言っているにもかかわらず、中央銀行の自己資本比率が七・六二%と。そのことによって営業ができな...全文を見る
○中塚委員 本当に、日本銀行の健全性みたいなことを議論していかなきゃいけない、そういう大変厳しい経済状況であるということなんだろうと思います。ただ、いずれにしても、金融緩和ということが、先ほど申し上げたとおりに、やはりモラルハザードを引き起こしている部分もあると思うわけだし、そう...全文を見る
○中塚委員 今の御発言だと、時価会計を凍結したり減損会計を凍結したりするというのはやはりよろしくないということなんでしょうね、今の御発言の趣旨で伺いますと。うなずいていただきましたのでもうこれ以上は聞きませんが。  次に、民間金融機関のお話なんですけれども、この三月三十一日に、...全文を見る
○中塚委員 それは各行の判断なんですが、そもそも、国有化なりなんなりというときに、普通株に転換したりあるいは議決権行使をしたりするということで、ガイドラインまでお決めになったわけですね。そういうふうなものが金融機関にしてみればプレッシャーになっている。では、それなら早く返した方が...全文を見る
○中塚委員 危機というのは、危機、危機と言うけれども起こらぬじゃないかというふうに財務大臣はよくおっしゃいますが、でも、起こらないでどんどん先に延びていけばいくほどクラッシュの度合いも大きくなるわけで、そういう意味では、私はやはり、低い金利の公的資金を返して高いお金を引っ張ってき...全文を見る
○中塚委員 議論があったということは聞いていないという話ですが、そうしますと、総理から塩川財務大臣に対しても、特に指示というか話というのはなかったわけですね。
○中塚委員 というのは、国から地方への財源移譲の話ともちょっと関係するわけなんですけれども、経済財政諮問会議のつくった例のプライマリーバランスを回復させるスケジュールというか見通しによると、二〇一〇年ぐらいにはプライマリーバランスが限りなく回復するようなシミュレーションになってい...全文を見る
○中塚委員 ちょっと今の答弁は、国が地方の歳出保障をしているということはそのとおりだと思うんですが、現時点では、地方財政はプライマリーバランスは赤なんですね。ただ、地方の方が黒になりやすいというのは財務大臣のおっしゃるとおりだと思うんですが、そういう中にあって、国から地方に税源を...全文を見る
○中塚委員 終わります。
05月07日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○中塚委員 提案理由説明にもありましたとおり、間接金融から直接金融へのシフトに向けてということ、個人投資家の証券市場への参加を促進するためのインフラ整備ということが、この法案の提案の目的だろうというふうに思います。そういう意味で、証券市場あるいは資本市場というものの活性化という観...全文を見る
○中塚委員 あすですか、また経済財政諮問会議でこの証券税制のお話が出るような、何かそんなことが奥田さんの記者会見の記事なんかに載っておりました。またどんなものが出てくるのかなというふうに思っています。  先ほどの塩川大臣のお話だと、今の税制を仕組んだばかりだから、年中でまた変え...全文を見る
○中塚委員 今、いろいろな方の意見を聞かなきゃいけないというお話の中に、恐らく納税者番号制度の話というのが必然と入ってくるんだろうと思うんですね。住基ネットの問題なんかもありますけれども、ただ、住基ネットの番号を使うかどうかは別にして、納税者番号制度もやはり導入するべきときに来て...全文を見る
○中塚委員 財務大臣言われたように、信書の扱いというか郵便事業は国営でなきゃいけないんだ、できないんだろうなというふうに私は逆に思っていまして、それ以外の、金融ですね、貯金と保険の方は、例えば定額でも、あと保険でもそうですけれども、新規の契約をやめるとか新規の受け入れをやめていけ...全文を見る
○中塚委員 空売り規制をしたということからちょっとずつ時間がたっていけば、それはもちろん戻ってくるとは思いますけれども、ただ、やはりその規制をした直後というのは取引量自体は減っているわけですね。  そういった対策というのが、要は株価が上がるということと資本市場が活性化するという...全文を見る
○中塚委員 経営の判断は判断でしょうが、そういうリスク管理をするということになれば、新規に設備投資をしなければいけない証券会社なんかもあるわけですね。そうしますと、何で自己売買をしているかといえば、手数料なんかの収入が入らないから自己売買をしているわけで、要は、自己売買をしている...全文を見る
○中塚委員 何か今の答弁ではちょっとよくわからない。国際競争力を強化するとは言うものの、別に、外国部もあるわけですし、今、日本のマーケットでも外国の株は買おうと思えば買えるわけですね。海外の人だって、別に買おうと思えば買えるわけです。でも、それが、提携をすることによって、何がどう...全文を見る
○中塚委員 投資家の保護ということを目的に今回こういう仕組みでスタートをするというお話ですが、投資家の保護というのなら、それは何よりも仲介業者の質を高めていくということだと思うし、その質を高めるために、どこが責任を持つのかというときには、やはりそれは仲介業者そのものに責任を持たせ...全文を見る
○中塚委員 お三人さんにはどうも御苦労さまでございます。  資本市場、証券市場の活性化ということで、まず税の話から伺いたいんですが、日本経団連が四月中旬に「緊急株価対策として講ずべき税制措置について」というものを提言いたしておりますが、相続税評価二分の一、所得税、住民税の譲渡益...全文を見る
○中塚委員 次に、投資家の資本市場に対する信任を確保するという、これが本法案が提出された意図、趣旨であろうと思いますけれども、そういう意味で、取引所というものの果たす役割、もちろんディスクロージャー制度とか、あとコーポレートガバナンスの強化、企業の内部統制整備等々あると思いますが...全文を見る
○中塚委員 次に、奥本参考人と巽参考人に伺いたいんです。  ネット証券なんかがどんどん台頭している中で、中小地場証券というものの今後のあり方なんですけれども、先ほどから自己売買のお話もありました。商い自体がどんどんと下がっているということでもあるでしょうし、また手数料収入もどん...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。  今回の法案で、取引所を結合、連携できるということになっているんです。それが取引所の国際競争力を高めるということなんですけれども、この結合、連携というのが本当に国際競争力を高めることになるのか。あるいは、そもそも国際競争力とは何かということ...全文を見る
○中塚委員 それでは、奥本参考人に伺いますが、日本証券業協会のあり方、今後というか、業界団体でありますし、また自主規制の団体でもある、また、ジャスダックというものの運営主体ということなんですが、特にこのジャスダックの問題について、東証と対等の立場にお立ちになるようなことをお考えな...全文を見る
○中塚委員 それでは最後に、奥本参考人にお伺いをいたしますが、今、時価会計とか減損会計について、凍結という議論がよくされているわけなんですが、これについてどのような御見解をお持ちか、御意見を御披瀝いただけますか。
○中塚委員 どうもありがとうございました。  これで終わります。
05月08日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第6号
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○中塚委員 自由党の中塚です。  参考人各位におかれましては、大変御苦労さまでございます。  私ども自由党は、今回この委員会に、安全保障基本法と非常事態対処基本法という二つの法律を提出させていただいております。先ほど来、参考人各位の御意見陳述の中でもありましたが、我が国憲法が...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。  私どもの提出しております非常事態対処基本法というのは、目的のところで基本的人権を守るということを明記いたしておりまして、やはり基本的人権を守るために国が何をするのかということを非常に重要な観点と考えております。  次に、その基本原則のう...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございます。  次に、西元参考人、小尾参考人、浜谷参考人のお三方に、自衛権の問題についてお伺いをしたいわけですが、現実問題、我が国に対する武力攻撃というものが起こった場合には、米軍、合衆国との共同の作戦というものが想定をされていくわけです。そのときにいつも...全文を見る
○中塚委員 次に、民主党の対案、緊急事態への対処及びその未然防止に関する基本法案ですか、先ほどから出ておりますいわゆるFEMAの問題がありますけれども、FEMAはアメリカがモデルなんだと思うんですが、私どもの非常事態対処基本法案というのはイギリスの方のウオーキャビネット、インナー...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。終わります。
05月09日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○中塚委員 おはようございます。  今、証券仲介業の質問がありましたが、今般改正は、証券市場の透明性、信頼性を向上させて、個人投資家を呼び込んでいこうということが目的だと思うんですが、同様に、協同組織金融機関の書面取り次ぎについてまず伺いたいわけです。  協同組織金融機関とい...全文を見る
○中塚委員 いずれにいたしましても、数がふえるということは、それだけ検査したり監督したりすると大変になるんだろうというふうに思うんです。ですから、その辺はぜひともしっかりやっていただきたいというふうに思います。  次に、先ほども申し上げました、資本市場、証券市場の透明性を向上さ...全文を見る
○中塚委員 同じ趣旨なんですが、竹中経済財政担当大臣にも伺います。
○中塚委員 今大臣の御答弁の中で、DIPファイナンスなりなんなりというのが出てこないというふうなお話がありました。だから、それがなぜ出てこないのかということだと思うんですけれども、御答弁の中でもちょっとお触れにはなっていると思いますが、出てこないのはなぜだとお考えですか。
○中塚委員 例えば会社更生法とか民事再生法なんかでも、適用されると、新聞なんかには事実上倒産というふうにばっと出ちゃうんですが、でも、結局、更生なり再生というのは、また新しい会社になるわけですね。悪いところをつぶすのが構造改革だとは私は思いませんが、それは構造改革というよりは、そ...全文を見る
○中塚委員 同じ質問なんですが、竹中大臣、いかがでしょうか。
○中塚委員 それでは、最後に一つお伺いして終わりたいんですが、連休が明けまして、株価もちょっと持ち直している、それでも八千円前後ですが。  竹中大臣、地政学的なリスクが遠のいた、OECDの閣僚会議なんかでもそういうことが議論になったというふうに伺っておりますけれども、今度は、我...全文を見る
○中塚委員 終わります。
05月14日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○中塚委員 私は、自由党を代表して、安全保障会議設置法の一部を改正する法律案、武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案、自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案及びこれらに対する修正案に対し、賛成の立場から討論を行...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○中塚委員 自由党の中塚です。  まず、公認会計士法の質問に先立って、けさ発表になりました一—三のQEの件、伺いたいというふうに思います。  年度で、実質でプラスということで、二年ぶりということですね。ただ、デフレーターは過去最大ということで、デフレの厳しさをあらわしていると...全文を見る
○中塚委員 今踊り場のところにあるというふうなお話がありましたし、あと、景気が横ばいだという政府の見方を裏づけるということだったわけですけれども、一—三だけだと実質でゼロですよね。しかも、四四半期連続で前期は下回ってきていると思うんですが、そういう意味では、横ばいとかあるいは踊り...全文を見る
○中塚委員 ということは、景気はやはり横ばいであると同時に減速もしているということなんですか。
○中塚委員 ということは、横ばいではあるけれども、やはりその回復の力はそんなに強くないということですね。だんだんその力自体は鈍ってきているというふうな御説明だったと今思いますが。  その一—三の中で、外需、輸出関連の弱含みということが大きくクローズアップされているわけで、やはり...全文を見る
○中塚委員 外需が弱含んでいたという結果が出て、アメリカ経済等について今御説明があったわけですし、そして内需は予想外に好調だったということだと思うんですが、では、そういう中にあって、今後はどういう政策運営をとっていくのかということが大変重要になるわけです。けさの会見では、改革なく...全文を見る
○中塚委員 対策を打つには、その原因というか、そういったことをちゃんと調べて、その上で対策を打たなきゃいけないわけで、外需の話は、それはアメリカの経済のことですから、また世界経済のことですから、我が国だけでいかんともしがたい部分は確かにあるんだろうというふうに思うんですね。そうい...全文を見る
○中塚委員 設備投資が〇・三という話は、やはりデフレーターの問題があって、デフレがそれだけ激しいということなんだろうと私は思うんですね。個人消費の〇・二というのももちろん同じ側面を持っているというふうに思いますけれども。  経済政策の中で、財政、金融、産業、大体そういう三つの政...全文を見る
○中塚委員 マクロで財政の発動余地が少ないというのはそのとおりだと思うんですね。だから、発動の余地が少ないからこそ、より、一番効果的な方策を考えていかなきゃいけないという中にあって、私は、赤字が多いから増税しろというふうな話がよくありますが、今の財政、行政の仕組みのままで増税した...全文を見る
○中塚委員 そうすると、そもそも公正な事業活動って一体何なんだという話にまた戻っちゃうんですけれども、コーポレートガバナンスの話にしたって何にしたってそうですが、公正さをどういうふうに担保していくのかということになれば、では国営監査がいいという人もいるかもしれませんね。そうではな...全文を見る
○中塚委員 その公正な事業活動の評価というのは、だれが、どういうふうに、どうするべきだというふうにお考えなんでしょう。
○中塚委員 同じ質問を谷口副大臣に伺いたいんですが、「会社等」になっていますけれども、「等」についてはちょっとまたお尋ねしたいことが別にあるんですが、会社等の公正な事業活動というのは一体どういうことなのか、そして、その会社等の公正な事業活動を評価するとは一体どういうことなのか、だ...全文を見る
○中塚委員 その公正な事業活動の評価というのは、だれがどのように、どう行われるべきというふうにお考えでしょうか。
○中塚委員 正義感の強い方なので、反社会的な行動とか、それはもちろんあっちゃいけないことはよくわかるんですが、では、果たしてそれまで公認会計士さんのお仕事にしちゃっていいんですかというふうな疑問が出てくるわけですね。  会社が不正なことをやっているということですが、不正といって...全文を見る
○中塚委員 ですから、そういうことを通して、もって投資者及び債権者の保護を図るわけですね。それであるならば、そういういろいろな犯罪的行為が行われていたとしても、それは当然のごとく指摘をしなければいけない話であって、何も新たに盛り込まれる必要というのはないんだろうというふうに思うん...全文を見る
○中塚委員 では、コーポレートガバナンスの話がありましたので、確かに、エンロンとかワールド・コムとかいろいろな事件が起こったから昨年アメリカでもいろいろな施策が打たれたということなんですが、これは金融庁に伺いますけれども、今回は「会社等」になっていますね。「等」というのは一体どう...全文を見る
○中塚委員 「会社等の公正な事業活動、」、独立行政法人の公正な事業活動ということも、これは公認会計士さんのお仕事なんですか。
○中塚委員 今局長が独立行政法人というふうにおっしゃったからお尋ねをしているので、独立行政法人の公正な事業活動も公認会計士さんのお仕事の使命ということに入るんですか。
○中塚委員 独立行政法人が公正な事業活動を行うというのは、それは当たり前の話ですよ。当然のごとく、当然のようにやらなきゃいけないことを「等」に含めて、「公正な事業活動、」というふうなことで公認会計士さんの使命にしてしまうという考え方、もちろん公正な事業活動が何なのかということとも...全文を見る
05月30日第156回国会 衆議院 本会議 第36号
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○中塚一宏君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして質問いたします。(拍手)  予定利率引き下げを含めた保険業法の改正案は、今通常国会の前半に提出されると聞いておりました。しかし、医療保険の自己負担の引き上げ、年金の給付水準の...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○中塚委員 自由党の中塚です。参考人各位におかれましては、大変御苦労さまでございます。  今の金融審議会での議論の件について伺いたいんですが、議決ではなく了解であるにしても、一度、今国会で、三月の半ばごろに保険業法の改正案というのは提出をされているわけですね。今またこの予定利率...全文を見る
○中塚委員 さらに、平成十三年ですか、この件について議論をされています。その議論をされた結果についてパブリックコメントを求められて、パブリックコメントを、私も公開されているものを拝見いたしましたが、それこそ大半を反対意見が占めているわけですね。賛成意見というのは若干のものしかなか...全文を見る
○中塚委員 次に、横山参考人にお伺いをいたします。  冒頭、深尾参考人の意見陳述にもありましたが、生命保険の予定利率を引き下げるということになりますと、要は、保険料なりあるいは保険金なりというものを信じて契約をした契約者にとりまして、これは事実上のデフォルトということなんじゃな...全文を見る
○中塚委員 深尾参考人、今の横山参考人の御意見について、いかがでしょうか。
○中塚委員 その更生特例法に関連して次にお伺いをいたします。  横山参考人、横山会長も経営者として保険会社の経営に当たっていらっしゃるわけなんですが、今回のこの法律で、契約条件の変更を行わなければ保険業の継続が困難となる蓋然性がある場合ということになっております。また、他方、更...全文を見る
○中塚委員 非常に難しい判断なんだということがよくわかりました。  次に、パブリックコメントなんかでも寄せられていた意見なんですけれども、堀内参考人、横山参考人のお二人に伺いたいんですが、生命保険が予定利率引き下げの可能性を内包しているということになりますと、その他の金融商品と...全文を見る
○中塚委員 次に、これもパブリックコメントで寄せられていた意見の一つだったと思いますが、国際的に見ても、破綻したとき以外に予定利率を引き下げる、そういうふうな契約条件変更を行う制度を持っている国はないわけですけれども、今回、この予定利率引き下げという法案が通った場合、諸外国から、...全文を見る
○中塚委員 堀内参考人にお伺いします。  先ほど来おっしゃっている意見の中で、逆ざや問題がある、そういった経営状況の中に置かれている生命保険で新規契約、予定利率は低いわけですけれども、ただ、予定利率が低い割には高目の保険料で、それが逆ざやを埋める重要な財源になっているというふう...全文を見る
○中塚委員 では、最後に石井参考人にお伺いをいたします。  保険調査人にアクチュアリーが就任をするということですけれども、公認会計士さんみたいに独立性というのが法律でちゃんと担保されているというわけではないようですけれども、報酬を当該保険会社から受けながら、本当に果たして公正な...全文を見る
○中塚委員 終わります。ありがとうございました。
○中塚委員 自由党の中塚です。  先ほどから聞いていますと、予定利率の引き下げというんですけれども、それというのはすごくわかりにくい言葉で、予定利率を引き下げるということは、保険料を引き上げるか保険金を切り下げるかということですよね。その点よろしいですね。そういうふうに言わない...全文を見る
○中塚委員 大臣、それは違いますよ。制度の安定とか制度への信頼というのは、払った保険料に約束どおりのお金がもらえるということなんですね。それを信頼してみんな保険料を納めるようになるわけで、予定利率が下がる、下がるかもしれないということになれば、それは払い込む人が保険制度自体を信頼...全文を見る
○中塚委員 ちょっと答弁のすりかえがあるんだけれども、変動性の商品というのは変動性であるということを納得して契約をするわけですね。それはそのとき変わるのは当たり前の話ですよ。でも、そうじゃなくて、確定拠出、確定給付ということで契約をした人にとって、予定利率を下げるということは、保...全文を見る
○中塚委員 とてもじゃないけれども、監督当局の責任者の言葉だとは思えない。  契約者保護というふうなこともうたわれておりますけれども、そもそも監督当局なわけですから、締結した契約をちゃんと履行させるというのだって監督のうちの一つですよね。しかも、それも契約者保護ということをうた...全文を見る
○中塚委員 契約者保護のためと言いながら、確かに、契約者が弱者であるということはもちろん、そのとおりだと思いますよ。それは情報が非対称だからであって、保険会社の持っている情報が正しく契約者に伝わっていないということをもって、確かにそういう意味では契約者は弱者ですよ。であるならば、...全文を見る
○中塚委員 破綻の方がより不利益になる、だからそうでないうちにこういう法律をつくるんだという話ですね。そういうことですね。破綻した方がより不利益になるということですね。  では、「契約条件の変更を行わなければ保険業の継続が困難となる蓋然性」がある場合というのと、更生特例法によっ...全文を見る
○中塚委員 その合理的に予想される場合というのはどういうことなんですか。
○中塚委員 合理的というからには、ある程度の数値なりメルクマールなりなんなりなければだめですよね。だって、保険会社が、いや、うちはもう、ちょっと続けられないんですよ、予定利率を下げたいんですというふうに言ってきたときに、ひょっとしたらその会社は、別にそんなに悪くないんだけれども、...全文を見る
○中塚委員 何でそういう基準をつくると風評リスクが起こるんですか。だって、法律が通れば、そうなりかけたら申し出ればいいんでしょう。何でその基準をつくると風評リスクが出てくるんですか。
○中塚委員 今、もう二回同じ答弁の繰り返しなんですが、何でそれができると風評リスクが出てくるんですか。だって、そうでないところはより信頼性が高まるということになるわけでしょう。ある基準があって、その基準より上回っているところはより信頼性が高まるわけでしょう。ああ、私の入っている保...全文を見る
○中塚委員 ちょっと、答弁になっていない。何か同じことの繰り返しなんだけれども、何でそれがつくれないんですか。だって、つくればいいじゃないですか、そんなの。  竹中大臣、今の局長の答弁を聞いていてどう思われます。ちゃんと明確な数値をつくった方がいいんじゃないですか、その方がより...全文を見る
○中塚委員 人間ドックの話をされたけれども、健康であるか健康でないか、健康であれば健康でいいわけですよ。健康でないのを何とかしようということなんでしょう、この法律は。だから、でないのはどういうことなのかということはあらかじめ決めなきゃいけないんじゃないですか。だって、更生特例法だ...全文を見る
○中塚委員 いや、計画がどうのこうのとかそういう問題じゃなくて、まず手を挙げるわけでしょう。手を挙げるところから始まるわけですよね、保険会社が。保険会社が当局へぱっと手を挙げてきたときに、では、それがこの法律で予定利率を引き下げるべき会社なのかそうでないのかというのをどこで線を引...全文を見る
○中塚委員 それは、局長は、さっきの答弁と全然裏返しになっていて、そうじゃなくて、予定利率を下げれば経営が楽になるのは当たり前の話ですよね。予定利率が高いのを下げれば経営が楽になるのは当たり前の話なんで、ひょっとしたら今ある生命保険会社はみんな下げたいと思っているでしょう。でも、...全文を見る
○中塚委員 そこの辺がどこの辺かちょっと全然わからないんだけれども、予定利率を引き下げなければやっていけない、今の予定利率だったらそのうちつぶれる。そのうちつぶれるというのは何年でつぶれるんですか。保険業の継続が困難となる蓋然性があるんでしょう。そうしたら、皆さんのところに手を挙...全文を見る
○中塚委員 ちょっと答えになっていないんですが、そうすると、合理的、客観的な基準はおつくりにならないんですか。要は、保険業の継続が困難となる蓋然性がある場合を判断するのは、政策判断、政治判断のたぐいだということですか。
○中塚委員 今後と言われても、これは実はこの法律の一番のポイントなわけですね。だって、大臣もさっき答弁されていたけれども、要は、破綻するよりもその方が契約者にとって得だということでこの話がスタートしていく。ということであるならば、そのガイドラインのようなものはやはり審議に供してい...全文を見る
○中塚委員 つくることも検討をする。つくらないこともあるということですか。
○中塚委員 つくることを検討しているんですか、つくることも検討しているんですか。
○中塚委員 もということは、つくらないということもあるということですか。(発言する者あり)
○中塚委員 つくらないということもあるということですか。
○中塚委員 ガイドラインをつくることも検討するということであるならば、入り口にかかわる問題ですので、考え方でも何でもいいですよ、そういったものをちゃんとお示しをいただかないと、この法案のまさに入り口の話ですから、審議を続けることができなくなってしまうので、ぜひともその資料の方をこ...全文を見る
○中塚委員 要は、政策判断とか政治判断ということなら、政府のやることですから、それはそれで構いませんけれども、でも、つぶすよりもこの方が得なんだと言う以上は、その入り口は明らかに示す必要があるというふうに思っておりますので、その資料が出てくるのを大変に楽しみにしております。  ...全文を見る
○中塚委員 今副大臣からお話ありましたけれども、要は保険契約が一番に保護されなきゃいけないわけですね。劣後するのは基金であり、また劣後ローンであるということですね。法的手続にのっとってやれば、要は一番初めにカットされるのはここの部分だということになりますね。それもやはり契約者を保...全文を見る
○中塚委員 局長、聞いたことにちゃんと答えてほしいんですけれども、要は、法的処理であれば真っ先にここから崩していくわけですよね。それは契約者を保護するためにやるわけでしょう。今回の法律も、逆ざや問題を解決し、保険契約者の保護を図るというのが趣旨なんでしょう。  だったら何で、予...全文を見る
○中塚委員 本当にずるいですね、それでは。  では、例えば契約者が変更条件なんかを見るときに、保険会社は自分から進んで、基金、劣後ローンをカットします、そうすれば保険契約者の方が有利ですからというふうに言うと思いますか。そこはいかがですか。
○中塚委員 竹中大臣、今の局長の答弁を聞いて、どう思われますか。  それは破綻処理じゃないと思いますよ。でも、私は、これは私的整理に近いやり方だと思っている。私的整理に行政が関与するような、そういうふうなやり方だろうと思っているんですが、それであるにしても、契約者を保護するとい...全文を見る
○中塚委員 保険会社を守る、あるいは保険会社へ出資している金融機関を守るための法律だということがよくわかりました。  終わります。
06月06日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○中塚委員 まず、資料を要求したわけですね。資料を要求して、きょう質疑に立つということになっているわけですが、きのうの夕方になってもできない。けさ理事会に来たら、せめて理事会には配ってあるのかと思ったら、理事会にも配っていない。大臣が御発言になるということで、それはそれで構わない...全文を見る
○中塚委員 では、このいただいたものについて質問をいたしますけれども、合理的、合理的というふうに局長はおっしゃっていましたが、一体これはどこが合理的なのか、私は全然理解できません。  まず、伺いますが、「事務ガイドラインに定める方向」と書いてありますけれども、これは事務ガイドラ...全文を見る
○中塚委員 いや、局長、政省令にするつもりはないんですか。ならないんですか。
○中塚委員 保険契約者の財産権を侵害するような話を、ガイドラインみたいなことでいいんですか。ちゃんと政省令に落とすべきだ。あるいは法律に書き込むのが当たり前なんじゃないですか。どうですか。
○中塚委員 格好悪くて書けないんじゃないでしょうね、政省令にするには。  保険契約者等の保護のための特別の措置等に関する命令、平成十年十一月四日、大蔵省令第百二十四号というのがありますね。第一条の二の三のところで、「将来の収支を保険数理に基づき合理的に予測した結果に照らし、保険...全文を見る
○中塚委員 破綻のケースというふうにおっしゃるけれども、「事業継続困難の申出の基準」ということですね、「業務の停止、合併等の協議の命令並びに業務及び財産の管理」ということについての政省令がこうなっているわけですよ。こっち側は政省令で落とせるのに、何でこれはガイドラインのままなんで...全文を見る
○中塚委員 そうしたら、何でこの大蔵省令第百二十四号には書いてあるんですか、「将来の収支を保険数理に基づき合理的に予測した結果に照らし、」と。こっちだって書いてあるじゃないですか、「将来の業務及び財産の状況を予測した場合に、」と。片っ方は政省令で、何でこっちはガイドラインなんです...全文を見る
○中塚委員 それだったら、申し出る際の基準を出してくださいよ。私はそのことをお話ししていたはずだよ。申し出るときの基準は出ていない。  だから、これは承認するときの基準なんでしょう、申し出るときの基準を出してくださいよ、そうしたら。
○中塚委員 申し出の基準と申し出の承認の基準というふうに、別のものだとおっしゃるけれども、それは決してそうじゃないですよ。保険会社が根性を決めてこれを持ってくるわけでしょう。要は、自分のところがバンザイするかしないかという話なんですよ。だから、申し出の基準と申し出の承認の基準とい...全文を見る
○中塚委員 そういうのを裁量行政というんですよ。  では、申し出てきて、あんたのところは予定利率を引き下げる必要はありませんねと言われた保険会社はどうなるんですか。つぶれちゃうじゃないですか。  要は、手を上げてくるんでしょう、だから申し出の基準というのをちゃんと明確にしなき...全文を見る
○中塚委員 そうしたら、この大蔵省令第百二十四号の三のところと今回提出されたこの部分というのは、どういうふうに違うんですか、具体的に。
○中塚委員 けれども、この百二十四号の一条の二の三でも、「将来の収支を保険数理に基づき合理的に予測した結果に照らし、保険業の継続が困難である旨の意見が記載されている」、要は、これから先の話ですよ。こっちだってそうじゃないですか。現時点では保険業の継続が困難である状況にはないけれど...全文を見る
○中塚委員 申し出の基準と申し出の承認の基準なんでしょう、政省令とこっちのガイドラインは。申し出の基準と申し出の承認の基準ですよね。それで、書いてあることは同じじゃないですか。片っ方は破綻だとおっしゃるけれども、こっちだって「将来の収支を保険数理に基づき」でしょう。こっちだってそ...全文を見る
○中塚委員 竹中大臣、フィッチという格付会社が、予定利率を引き下げたら債務不履行とみなす、それで格付をDに落とすというふうにけさ報道されていますが、それについていかがですか。
○中塚委員 ここに、「第二に、」「困難となりうることが合理的に予測できること」で、第二の点については、「金利、株価、為替レート等金融経済動向に関わる事項」と書いてありますね。局長は合理的、合理的というふうに言っておられたから合理的という言葉を入れたんだけれども、どうやったらこんな...全文を見る
○中塚委員 こういうのを、私の友人である永田寿康議員の今手元にある本のタイトル、「バカの壁」というんですよ。  合理的とか客観的とかいえば全部そうなると思ったら大間違いで、合理的に金利、株価、為替レート等ちゃんと予測できるんだったら、それにふさわしい経営計画を立てればいいだけの...全文を見る
○中塚委員 その保険会社に頑張れと言うのが契約者を泣かせる話だから問題なわけですよ。そんな、頑張るのは当たり前。大臣に言われなくたって保険会社は頑張りますよ。  それと、もう一つ。きょう、時間がなくなりましたけれども、この(二)の「合併・再編、組織変更、事業費削減、業務の再編成...全文を見る
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○中塚委員 自由党の中塚でございます。  参考人各位には、大変御苦労さまでございます。  この法律、提案の理由というか目的が、超低金利が継続する中で、逆ざや問題を解決し、保険契約者の保護を図るための制度としてということが書いてあって、一体何を目的としているか、ちょっといまいち...全文を見る
○中塚委員 保険契約者の保護というのは、保険会社と保険契約者の間で情報の非対称性みたいなものがありますから、そういったところをきちんと行政側が監督するということをもって、ちゃんと保険契約を履行させるというのが、そもそも金融庁の仕事、金融行政のとるべき態度である、私はそういうふうに...全文を見る
○中塚委員 次に、仮に保険契約者の保護のためにこの法律をつくる必要があるとするならば、ある意味、再建とか破綻前の私的整理的な意味合いを持つんだろうというふうに思います。賛成するわけではありませんが。  ただ、その場合であっても、契約者の保護ということをうたっている以上、保険会社...全文を見る
○中塚委員 それでは最後に、正田参考人と大地参考人、お二人にお伺いをいたします。  仮にこの制度が成立をしても使われなかった場合というのはあると思うんですけれども、ただ、こういう制度が日本に存在する、しかも世界じゅうどこにもないわけですね。ということになると、やはり日本の生命保...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。終わります。
○中塚委員 前回、ガイドラインの考え方というんですか、そういうのをいただいたんですが、ちょっと吟味する時間がなかったので、きょう引き続きその問題から入らせてもらいます。  このガイドラインの、契約条件変更の申し出の承認に当たって、以下の点に留意することとすると。「第一に、現時点...全文を見る
○中塚委員 ということは、五年以内はつぶれないということですね。五年間は保険業が継続できるということが前提なわけですね。
○中塚委員 「第二に、将来の業務及び財産の状況を予測した場合に、契約条件の変更を行わなければ、当該保険会社の財産をもって債務を完済することができないなど」ということになっていますが、では、この「将来の」というのは五年以降ということでよろしいんですか。
○中塚委員 五年以内にはつぶれないけれども、では、将来というのはどれぐらい先のことなんですか。保険契約というとかなり長いですね、二十年、三十年、四十年、あるいは死ぬまでというのもいろいろある。そういう保険契約期間が多岐にわたっている中で「将来の」というときに、一体将来というのはど...全文を見る
○中塚委員 ということは、五年はつぶれないけれども、あるいはアクチュアリー会では十年というふうなこともあるという今局長からの答弁がありましたが、大臣に伺いますけれども、ということは、現時点でつぶれないということは、五年は生きていられる、そういう保険会社で、「将来の業務及び財産の状...全文を見る
○中塚委員 いや、お尋ねしているのはそういうことじゃなくて、五年は大丈夫なわけですね。五年は金利、株価、為替レート等と関係なく大丈夫。ところが、五年以降十年ということになると、金利、株価、為替レート等金融経済動向にかかわる事項を書いて出さなきゃいけないということなんでしょう。 ...全文を見る
○中塚委員 局長、日本アクチュアリー会がそういうのを出しているのかどうかは、私はそれは見たことがないからわからないけれども、日本アクチュアリー会というのは、この間参考人で来られた、随分昔からあるんですよ。今までも保険会社の保険の商品設計の中にはかかわっているわけでしょう。かかわっ...全文を見る
○中塚委員 今の答弁は、一見、それだけ聞けば、客観的に妥当かもしれないけれども、そういうふうな金融経済動向を予測して失敗した会社というのはつぶれるんですよ、みんな。今回はつぶさないんでしょう。破綻じゃないと皆さんがおっしゃっているから、私は聞いているんですよ。今はつぶれないけれど...全文を見る
○中塚委員 だったら、今までつぶれた保険会社というのは一体何だったんですかね。そういうふうな妥当な金融経済動向というのは、みんなが予見していたわけじゃないんですか。そういうのは、客観的、妥当なと言わないで、もっともらしいと言うんですよ。とにかくもっともらしい数字さえ並べればいいと...全文を見る
○中塚委員 その承認をされた段階で、承認というのは、予定利率変更手続に入る段階ということですね。——今うなずいていらっしゃるのはそういうことですね。それで、それが公表されて、では、それが認められるのか認められないのか、今度は行政側の客観的な基準というのがあるはずですね。それを公表...全文を見る
○中塚委員 では、数値等の基準というのも公表されるんですか。申請に応じて、認める認めないということについての数字の基準も公表されるということなんですか。
○中塚委員 でも、やはりそれだったらおかしいですよ。申請側は客観的にいろいろな数字を並べなきゃいけないんでしょう、金融経済動向であるとか、あと、業務及び財産の状況ということについてもちゃんと数字で報告してくるわけですね。何年たったらもうだめですというふうに言ってくるわけでしょう。...全文を見る
○中塚委員 公表するんですか。
○中塚委員 その事務ガイドラインの判断の基準となる数字、申請者側に、客観的、妥当な前提を置け、要するに数字を書いてこいという話ですね。そうでしょう。申請者側には数字を書いてこいということでしょう。株価がどうとか、金利がどうとか、為替レートがどうとか、数字を書いて持っておいでという...全文を見る
○中塚委員 大臣、申請させる方は、客観的、妥当に経済状況を予測して申請してこいというわけですね。保険会社の経営内容、業務とか財産の状況というのもちゃんと客観的によくわかるように持ってこいという話ですね。それを判断する行政側もその基準というのは必ず必要ですよね。そうでなきゃ、蓋然性...全文を見る
○中塚委員 申請してくる会社は、近い将来というか、五年以上十年未満ぐらいなのか、もうだめになるということを言いに来るわけですね。そのだめになる理由というのがいっぱい書いてあるわけでしょう。そのだめになる理由というのが書いてあって、それをだめだというふうに認めるか認めない行政がその...全文を見る
○中塚委員 今の質疑を通してよくわかりました。この間いただいた紙というのは、要は、これは願書に何を書くかというだけのことで、書いてあることは関係ないわけですね。それは、皆さんのところでそれを見て恣意的に判断をする、ここはだめだなということを皆さんの方で判断する。それにもっともらし...全文を見る
○中塚委員 私が言っていることは、五年、十年先の為替とか金利とかを予測できないんだったら、こんなばかな法律はおやめなさいということを言っているんですよ。そうでしょう。相手が客観的に出してきたものを、行政の方は客観的に判断をしない、恣意的にしか判断できない。今大臣いみじくもおっしゃ...全文を見る
○中塚委員 前回もちょっと伺いましたけれども、保険契約者等の保護のための特別の措置等に関する命令、大蔵省令第百二十四号、これの第一条の二の三項に、ここにも「将来の収支」という言葉が出てくるわけですね。この場合の将来というのはどれぐらいのスパンなんですか。
○中塚委員 破綻だから五年を想定している。書いてあること自体は、要は同じことですよね、五年とか十年ということを除けば。ここに書いてあることは全く同じことですね。「将来の収支を保険数理に基づき合理的に予測した結果に照らし、保険業の継続が困難である旨の意見が記載されている場合であって...全文を見る
○中塚委員 私はかねがね思うんですけれども、法律というのは、日本語で書かないで数式で書いた方がいいと思いますね。客観的とか合理的とか、そういうのは本当に言葉の遊びですよ。  いずれにしても、保険業法の「業務の停止、合併等の協議の命令並びに業務及び財産の管理」というのにしたって、...全文を見る
○中塚委員 客観的、合理的、でも、こっちの方の合理的にも客観的な数字というのが入っているじゃないですか。だから、客観的、合理的というふうにおっしゃるけれども、それは全然客観的でもないし、合理的でもないですよ。要は、両方とも、現時点では大丈夫だけれども、五年先につぶれるか十年先につ...全文を見る
○中塚委員 でも、今回だって予定利率を引き下げなきゃやっていけないんでしょう。いろいろな要因があるとおっしゃるけれども、予定利率を引き下げるということだけは初めから決まっているわけじゃないですか。破綻の方は、これからどんな努力をしたって五年先はつぶれるということでしょう。こっちの...全文を見る
○中塚委員 そうしたら、ちょっと角度を変えて伺いますが、例えば保険業法で、第百三十二条「業務の停止等」というところで、経営の健全性を確保するために改善計画の提出を求める、もしくは提出された改善計画の変更を命じる、またはその必要の限度において、期限を付して当該保険会社の業務の全部も...全文を見る
○中塚委員 いや、だから、制度上は早期是正措置があったり業務改善命令が発出できたりするということになるわけだけれども、現在、日本の生命保険会社はこの法律は使わないと言っているじゃないですか、今審議している法律は。使わないでしょう。今も大丈夫だ、十年先も大丈夫だ、これの厄介になるこ...全文を見る
○中塚委員 何か、何回お話ししてもよくわかってもらえないみたいなんだけれども、まさかのための措置というのは、まさかのための措置になり得ないということは先ほど申し上げたとおりですけれども、でも、この法律が通っちゃったら、今までやってきた行政は何の関係もなくなるということですよね。 ...全文を見る
○中塚委員 竹中大臣、保険会社というのは、外部にシンクタンクまで持っているようなところがいっぱいあるわけですね。けさも、午前中来られていましたけれども、保険会社、シンクタンクまで持っておるわけですよ。そういうところが、客観的かつ妥当な前提であるかないかどうか別にして、いろいろな数...全文を見る
○中塚委員 経営の選択肢というのをふやす前に、行政には今でもできる選択肢がいっぱいあるわけですよ。だから、そっちから先に使えという話をしている。  終わります。
○中塚委員 総理、この世の中はおおよそのことは契約というもので成り立っていまして、政党は規約というのがあるし、会社は定款というのがあるわけですね。選挙も、ある意味、公約を提示して、それで有権者と契約を結ぶというのがこの契約社会の大原則。  生命保険の契約者というのは、確定拠出、...全文を見る
○中塚委員 私がお伺いしているのは、そういった損得の話じゃなくて、契約社会の大原則を曲げてまで予定利率をこういう不明朗な形で引き下げる、その理由は一体何なんですかということを総理にお伺いしているんです。
○中塚委員 それならお伺いしますが、総理御存じだと思いますけれども、この予定利率の引き下げというのは、生命保険会社の基金なり劣後ローン、いわゆる資本に相当する部分の取り扱いというものが明確になっておりません。  保険契約者を保護するということであるならば、何でその保険契約者の予...全文を見る
○中塚委員 お伺いしたいのは、保険契約者保護のための選択肢だというお話をさっきから総理、されていますね。保険契約者保護のための選択肢であると言うならば、予定利率を引き下げるということが前提であるにしろ、まず保険会社自身がやらなきゃいけないことがあるでしょう。その場合に、基金なり劣...全文を見る
○中塚委員 私は、もっといろいろほかに総理にも聞きたいことはあるけれども、まず原理原則の問題、考え方の問題ということをお伺いしているわけです。  この法案の一番の問題点は、契約者を保護するといいながら全然契約者の保護になっていないということなわけです。一部の契約者を犠牲にして、...全文を見る
○中塚委員 では、次に伺いますけれども、先ほど来いろいろ答弁されている中で、年金の問題、これは公的な年金の問題、今財政審等で年金を引き下げるというふうなことが議論されているようですが、一般の人は自助努力でこうやって生命保険に加入をしているわけですね。公的年金制度も、自分が払った保...全文を見る
○中塚委員 選択の問題と言うなら、その選択が必要ない、選択肢が必要のないような経済情勢にしていくというのが総理の仕事のはずですよ。  先ほどの午後からの審議においても、今は破綻しないけれども、十年程度のスパンで破綻するかもわからない、そういうふうな保険会社なわけですね。十年も景...全文を見る
○中塚委員 最後に、保険会社のこんな自爆テロみたいな法律は一切無用であることを申し上げまして、終わります。
06月12日第156回国会 衆議院 本会議 第40号
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○中塚一宏君 私は、自由党を代表して、保険業法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。(拍手)  今回の予定利率引き下げ法案提出は、その場しのぎ、場当たり、先送りの経済運営を行った結果であります。的確な政策を実行し、景気の下支えを行い、株価もそれなりに推移することができ、...全文を見る
06月23日第156回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○中塚委員 本日は構造改革の集中ということで、午前中よりずっと議論を聞いておりました。私どもは改革は進んでいないというふうに言いますし、また総理は、いや、進んでいるんだというふうにおっしゃる。あるいは、その進まない理由ということについてお話をされているというふうに伺います。  ...全文を見る
○中塚委員 景気、経済の認識ということを伺ったんですが、総理からお答えがあったのは財政の改革、特に歳出面での改革というのは、確かにいろいろなことをやっていらっしゃる、いいか悪いかは別ですけれども。  他方、もう一つおっしゃったのが不良債権の処理ということですね。骨太の方針第三弾...全文を見る
○中塚委員 私が申し上げているのは、不良債権を処理するなと言っているのではなくて、不良債権処理のために不良債権を処理してもその問題の解決にはならないんじゃないですかということを申し上げているんですね。  それが証拠に、政府だって、不良債権を処理することにより失業者がこれぐらい出...全文を見る
○中塚委員 それは総理の方が言いがかりで、不良債権を処理するということで、倒産、失業がふえる。その倒産した企業なり失業した人というのは、新しい需要を担うということにはなりませんよね。デフレなわけですから、供給面の問題、あと需要面の問題、あともう一つ、金融面の問題もある。金融面の問...全文を見る
○中塚委員 医薬品をコンビニで売る売らないということは、さっき総理は、方針を出すことが総理の仕事だというふうにおっしゃいましたが、医薬品をコンビニで売る売らないということを総理が指示するのが構造改革なんですか。ちゃんとフレームを提示して、それがちゃんとできているかフォローアップし...全文を見る
○中塚委員 総理と議論すると、何かすべて言いがかりになってしまうんですが、総理の御答弁こそ今は言いがかりだと思いますよ。  経済財政の運営の問題といたしまして、補正予算を組まなければいけないような経済状況にしてしまったという経済運営の責任だってあるわけじゃないですか。確かに、歳...全文を見る
○中塚委員 減税先行というふうにおっしゃいますが、減税になっている部分は全部時限措置ですよね。それで、税制改革で行われた発泡酒、たばこ、そしてまた、加えて配偶者特別控除の廃止というのは、これは恒久措置なわけですね。長期的に見れば増税しか残らないじゃないですか。しかも、今回のこの政...全文を見る
○中塚委員 最後までお答えいただけなくて残念です。
06月27日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○中塚委員 自由党の中塚です。  私ども自由党に安全保障の基本原則、自衛権の問題と、あと国際貢献の問題、二つ確立しておりまして、政府は政府なりの考えがあるのかどうかわかりませんけれども、その原理原則に照らして法案の賛否というのも考えていかないかぬわけで、その前提になるお話からお...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁ですと、一四四一は武力行使を容認する決議であるということなんですが、一四四一そのものが武力行使を容認しているということではないわけですね。いろいろと引っ張ってきたものについて、関連をもって武力行使が容認されるというふうにお考えになっているということでよろしい...全文を見る
○中塚委員 それでは、その六七八のように、例えば「あらゆる必要な手段を取る権限を与える。」というふうな言葉というのは、一四四一にはないわけですね。そして、一四四一自体は、今後もこの問題について関心を払っていくというふうなことも書いてあるということなんですが、一四四一自体は武力行使...全文を見る
○中塚委員 では、その米英の攻撃を支持するとした我が国の立場なんですが、この支持をするとした根拠というのは一体何なんでしょうか。
○中塚委員 要は、一四四一そのもの自体は武力行使の容認決議ではない、しかし他方、大量破壊兵器の脅威というものは我が国にも及ぶ、それを除去するための米英の攻撃を支持した、そういうことですか。そこには国連決議というのは関係ないわけですね、そうすると。
○中塚委員 今の説明もよくわからないんですが、それでは、一四四一自体、武力行使容認決議ではないというふうな御答弁でしたが、では、どうして攻撃は米英だけで、湾岸戦争のときのような多国籍軍型にならなかったというふうにお考えですか。
○中塚委員 では、それぞれの国が主体的に判断をしていくということでありますし、また、加えて、湾岸戦争のときのように、やはり「あらゆる必要な手段を取る権限を与える。」という言葉自体はなかったわけで、一四四一ですね、そういう意味で、外務大臣先ほど、ある意味正直というか、一四四一自体は...全文を見る
○中塚委員 はい、わかりました。国連決議とは関係なく我が国として主体的に支持をしたということを明らかにいたしました。  次に……(発言する者あり)いやいや、けれども大臣がそういうふうに言っているんですから。大臣がそういうふうに答弁しているんですから。  次に……(発言する者あ...全文を見る
○中塚委員 正当化されるということと、それが、国連決議自身が武力行使を容認しているから支持をしているということとは、私は違うと思います。だからこそ大臣も主体的に判断をしたというふうにお答えになったんだというふうに思いますし、実際そのとおりなんでしょうから、もうこのことについては結...全文を見る
○中塚委員 権限が認められている、「あらゆる必要な手段を取る権限を与える。」というふうなことと同類型だというふうにお考えなんでしょうか。
○中塚委員 この「当局」というところに、「占領国としてのこれらの諸国の関係国際法の下での特定の権限、責任及び義務を認識し、」というふうにありますから、要は、これは現状を追認するというふうな決議なんだろうと私は思うんですね。だから、何か新たにCPAに対して安全保障理事会なり国連の総...全文を見る
○中塚委員 次に、CPA、当局というところに、この一四八三というものが国連の加盟国に対して協力を依頼しているというふうに解釈をされているんでしょうか。
○中塚委員 協力の依頼ということが理解をされているからこそ法案をおつくりになっているというふうに思うんですが、安全保障理事会の決議ですよね、その一四八三。一四八三の決議によって、国連の加盟国に対し、この当局に協力を要請しているというふうな解釈でいらっしゃるのかどうか。
○中塚委員 それで、この国連決議を見ますと、この法案で言うところの人道の問題と、あと治安の問題、二通り法案自体書き分けて書いてありますが、その中でも、やはり治安、安全の方はCPAの権限、人道の方は国連その他の機関というふうな書き分け方になっているというふうに思いますが、そこはいか...全文を見る
○中塚委員 任務自体はいろいろと重なるものが出てくるんだろうと思うし、任務を実施する主体というものが同じである場合もあるんだろうというふうに思いますが、これをずっと見ていきますと、やはり人道問題については「国連及びその他の国際機関」というふうに書いてある。「当局に対し、」というこ...全文を見る
○中塚委員 ということで、今お言葉にありましたが、やはり主体的に判断をするということなわけですね。  私どもは、国連決議というものがあるならば、それは集団的自衛権の問題等とは関係なく、我が国はどんな活動でもするべきだというふうに考えております。その考えからいたしましても、国連決...全文を見る
○中塚委員 それは、周辺国の立場に立てば当然そういうことでしょうね。やはり隣の国で大変なことが起これば、あるいは難民が自分の国になだれ込んでくるというふうなこともあるわけだから、当然重要な関心を払って、だからこそ戦争にも反対したんだろうし、戦争が起こった後はそれをケアするという考...全文を見る
○中塚委員 それで、今お話の出たPKOなんですけれども、PKOとの関連で伺いますが、今回のこの法律、やはりPKO法に比べても、一歩、二歩、三歩以上踏み込む中身になっているというふうに思うんですね。  これは私どもの考え方というのとも関連をするわけですけれども、まず一番目にお伺い...全文を見る
○中塚委員 形式的な答え以上のことを聞きたいんですが。  要は、PKOじゃないからPKO法を使えないというのは、それはそのとおりですね。私がお伺いしたいのは、何でPKOになり得ないのか、その現状認識ですね。現状と照らし合わせて、なぜPKOになり得ないのか。そのことはいかがですか...全文を見る
○中塚委員 PKO等、確かに国連憲章に書かれていないのはそのとおりなんですが、やはり国際連合という枠組みの中での取り組みということですね、PKOの場合は。それになり得ない状況である、イラクの現実が。今おっしゃったとおりで、フセイン元大統領が生きているのか死んでいるのかもわかりませ...全文を見る
○中塚委員 政策転換ではない、新しい考え方ではないというふうにおっしゃいますが、そのないということの担保が主体的という言葉しかないわけですね。  だから、今、武力行使ではないということもお話しになりました。武力行使でないものでどういうふうに貢献していくのかというお話をされました...全文を見る
○中塚委員 別に、復興支援をするということに自衛隊でなければいけないということではない、私はそういうふうに思いますし、まず、国際協調主義ということをうたうのであるならば、おのおのの国が主権を振り回すような、そういうふうな弱肉強食の世界が果たしていいのかどうかということもやはり議論...全文を見る
○中塚委員 それでは、基本計画に盛り込まれる区域指定なんですが、これは具体的にはどういうふうな書き方になるんですかね。テロの特措法なんかですと、要は公海上とか我が国の領土というふうなことが入っているし、そのことは多分この基本計画にあっても同じように書かれるんでしょうが、イラク国内...全文を見る
○中塚委員 例えば、バグダッドからティクリートとか、そういうふうな都市の固有名詞みたいなものが入ってくる、あるいはバグダッドとアンマンを結ぶ空路であるとか、そういうふうなことを書くということになるんですか。
○中塚委員 戦闘区域、非戦闘区域で昨日来いろいろ議論がありまして、国または国に準ずる者というものの武力攻撃を戦闘というんだということになるわけなんですけれども、その戦闘区域、非戦闘区域の書き分け方の問題。  あと、基本計画ということについて、これはちょっと質疑通告をしていないん...全文を見る
○中塚委員 では、そのリチャード・ローレスさんとは一体どういうお話をされたというふうに防衛庁長官は聞かれているんでしょうか。
○中塚委員 意見交換をされているということなんですが、その意見交換自体もやはり基本計画ということには反映をされていくことになるのでしょうか。  というのは、きのうからの長官の答弁を聞いていますと、この記事の中身というのが結構ぴったりと合っていることが多いんですね。ヨルダンに派遣...全文を見る
○中塚委員 もう終わりますけれども、ただ、現実問題としては、調整をしながらやっていくわけですよね、CPAと。調整をしていく中にあっていろいろな意見交換をするというのはそれは当たり前のことだと思うし、CPAではなくて、こちらに来られた方、リチャード・ローレスさんとお話をしたというこ...全文を見る
06月27日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○中塚委員 株式買い取り機構なんですけれども、平成十三年でしたか、森内閣の緊急経済対策の中に株価対策としてこの機構が入っていまして、そういう意味では株価対策なんでしょうという話を、十三年の十月か十一月のこの委員会だったと思うんですが、聞かせてもらったことがあります。そうしたら、い...全文を見る
○中塚委員 というわけで、BIS規制が変わることをにらんだ銀行の保有株の制限のためのものであるということと、あともう一つ、株価対策であるということ、その二つという御答弁ですね、今のですと。その二つのことということでよろしい、うなずいていただければ結構なんですが。
○中塚委員 その二つの趣旨からいきますと、今回の改正は存続期間の延長ということと売却時拠出金の廃止ということが中身になっているんですが、まだ九年残っているものを五年延長するということで、それはBIS規制自身が延長されるかもしれないということもあってこういうことになっているのかもし...全文を見る
○中塚委員 何か今の話を聞いてもよくわからないんですけれども、八%の拠出金があるとBIS規制をクリアすることにはならないと。株価が下がっているということを、今株価のお話をされましたね。株価の状況もあり、それで八%をやめるんだということなんですが、今もう一つおっしゃったのは、税金に...全文を見る
○中塚委員 保有機構をそうやってつくって、初めは八%拠出金もあり、事法の株は買わないと言っていたのを買い、今度拠出金を廃止するということになったんですが、その間に、日本銀行の方でもこの株を買うということになって、さすがに後発組はいろいろなニーズをちゃんと受けとめていたのかどうかは...全文を見る
○中塚委員 緊急避難ということで、もうそれは終わるということですね。緊急避難の緊急というのは何が緊急なんでしょうか。
○中塚委員 今の御答弁ですと、さっき提案者の方にもお伺いしたんですが、やはり日本銀行としても株価対策という側面はあるわけですね。株式市場の、いろいろなアクシデントですか、今おっしゃったようなことをお聞きしていると、株価対策としての意味合いもあったというふうにお聞きしましたが、それ...全文を見る
○中塚委員 不安定な動きを与えないようにするというのは株価対策ということじゃないんですかね。株価対策というのは、上げることだけが株価対策じゃなくて、下がらないようにすることだって株価対策なんだと思いますよ。だって、普通はやらないことをやっているわけだし、先進国の中でも、それこそど...全文を見る
○中塚委員 今のところは延長しないというふうに、これから金融政策決定会合等でお話し合いになって、そこで決まればということなんでしょうが、延長はしないというお話が今あったと思うんです。ただ、買い取り枠自体にはまだ余裕ありますね。たしか設定したものの半分ぐらいだったと思うんですけれど...全文を見る
○中塚委員 でも、結果として、当初設定した枠内でおさまっているわけですね。拡充した分までは食い込んでいませんよね、買っている株というのは。ということは、その枠を見せるという意味ではふやした効果はあったのかもしれないけれども、それでも、もう株式の買い取り申し込み自体はそんなにないと...全文を見る
○中塚委員 ちょっと違う話を伺いますが、この間、この委員会で生命保険の予定利率の引き下げ法案というのが審議をされまして、福井総裁は、金融審の生保の部会長をされていたことがありますね、以前。そのときに予定利率の引き下げのことを議論されていた責任者というか、部会長というお立場だったと...全文を見る
○中塚委員 予定利率引き下げ法案というのを審議会で議論する責任者であられ、今は日本銀行の総裁ということで、生保の株も、今のお話だとそんなにないのかほとんどないのかわかりませんけれども、株を持てるお立場にもなっているわけですね。そういう意味で伺いますけれども、予定利率引き下げ法案に...全文を見る
○中塚委員 次に、今政府もどんどんと国債を発行して、国債バブルと言われるような状況になっているわけですが、金利がぽこんと上昇するような局面もありまして、将来、国債価格が下落する、あるいは金利が上昇するというときには、やはり金融機関の経営にも大変大きな影響を与えることになるのは間違...全文を見る
○中塚委員 もちろん、景気がよくなりながら金利が上がっていくというのは一番望ましい状況なわけなんですけれども、そういった中でも気になるのが日本の貯蓄率の低下ということなんです。少子高齢化ということが言われておりますから、その方向で貯蓄率も低下していくということになるんだと思うんで...全文を見る
○中塚委員 そういう中で、国債の価格の先行きも大変に重要な問題になってくるわけなんですが、国債も買いながら、今度、資産担保証券をお買いになるということですね。それをオペレーションに加えるということなんですが、その資産担保証券について伺いますけれども、これは株式買い取りよりもより投...全文を見る
○中塚委員 今るる御説明がありましたけれども、それは日本銀行の仕事なんですかね。市場を通ずる金融ですか、そういったものをつくっていくというのは日本銀行の仕事なんでしょうか。
○中塚委員 政府が頼りないから日本銀行がやってやる、BBBよりもBBまで買うというふうな御答弁だったというふうに思います。独立性は結構なんですけれども、余り妙な独立性で突っ走ってもらっても、逆に私は、日本銀行まで大変なことになるんじゃないか、そういうふうに心配をしておりますが、加...全文を見る
○中塚委員 財務大臣に伺いますが、国債を買うのが伝統的な手法で、ABSを買うのは非伝統的な手法ということなんですけれども、要は国債がそでにされた背景には、やはり将来の信用低下というふうなことがあるんじゃないのかなという気がしますが、そこはいかがでしょう。
○中塚委員 次に、先ほどもちょっと質問があったと思うんですが、日本銀行が株を買ったりABSを買ったりすると、それに応じて引当金を積めば納付金が減っていくということですね。そうなると、国民負担ということにもなるわけで、本来得べかりしものがないわけですから、それは必ず国民負担という部...全文を見る
○中塚委員 いろいろ問題あるんですが、この法案自体は審議するのが三回目ですから、そのたびにずっといらっしゃるのは塩川大臣だけで、金融担当大臣はおかわりになっていますから、おかわりになられた金融担当大臣に御意見を伺います。  いろいろ問題があって、国民負担の問題もある、マーケット...全文を見る
○中塚委員 仕組みはそういうふうになっていても、その仕事を信託銀行とかにやらせて、それでうまいこといくんだったら何の苦労もないわけで、やはりそれは、ちゃんとマーケットを通じて、それによって株価だって決まっていくわけだし、株を持っている人だって、損するか得するかと必死になってちゃん...全文を見る
○中塚委員 では、終わります。
07月03日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○中塚委員 私は、自由党を代表して、イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法案並びに修正案に対し、反対の立場から討論を行います。  まず、自民党を初めとする政府・与党の強引で独善的な委員会運営に対し、強い抗議の意を表明いたします。  本来であ...全文を見る