中塚一宏

なかつかかずひろ



当選回数回

中塚一宏の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月14日第158回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○中塚委員 民主党の中塚でございます。  参考人お二人におかれましては、大変に御苦労さまでございます。  まず、日向野前頭取にお伺いをしたいというふうに思います。関連をして上野さんにもお伺いをいたしますので、ちょっと聞いておいていただきたいんです。  足利銀行は、過去二回公...全文を見る
○中塚委員 金融庁は、では、その間ちゃんと適切にいろいろな指導というものをしていたんでしょうか。やはり税金を入れた以上は、入れた側にも責任はあるわけですよね。そのことについて、金融庁はちゃんと足利銀行の経営の再建ということに関与をしていたのかどうか、そこはいかがですか。
○中塚委員 上野参考人にお伺いしますが、特に、過去二回の公的資金注入を受けていた銀行であったということについて、再建の可能性ということについては、常に財務を見ておられた立場から、それはいかがだったんでしょうか。
○中塚委員 その時々の判断というのは、竹中金融担当大臣もよくこの場でお話しになるんですが、その時々の判断が全部正しくて、それの積み重ねがあって、何で銀行はこんな簡単につぶれるんですか。私は、本当にそれは納得がいかないですね。  次に伺いますが、竹中大臣は銀行の判断で債務超過とし...全文を見る
○中塚委員 といいますのも、お二人並んでいらっしゃるけれども、銀行も金融庁が監督官庁だし、公認会計士さんだって所管官庁ということになるわけですね。  日本の不良債権問題というのは、やはり私は、官製談合経済といいますか、そういうふうなことが一番大きな原因になっていると思うんですね...全文を見る
○中塚委員 その結果はどうだったんでしょうか。
○中塚委員 前段の委員の質疑の中にもあったんですけれども、公認会計士協会の奥山会長が、銀行が検査結果をなぜ受け入れたのか不思議だというふうな話をされている。ちゃんと異議は申し立てられたということですね、今のお話だと。  それと、あと、この委員会の冒頭で、ちょっと私びっくりしたん...全文を見る
○中塚委員 ということは、金融庁の検査結果を受けて財務諸表をつくっていく中で、三月期の決算が債務超過だというふうに金融庁が判断をしたというか、そういう判断をする財務諸表をつくっていく中に監査法人も関与をしていたということで、やはり九月期は、これは繰り延べ税金資産を認められないとい...全文を見る
○中塚委員 だから、やはり三月期の金融庁の検査というものがあって、その結果を受けて、九月期は繰り延べ税金資産は認められないねと。要は、皆さんのところは資産超過という判断をされたんだけれども、でも金融庁は債務超過という判断をした、それを九月に反映をすると、繰り延べ税金資産は認めるこ...全文を見る
○中塚委員 それは、私も、今の御説明については、上野さんの説明についてはよくわかるんですが、でも、結局はやはりこういうことでしょう。金融庁が検査をした、それで、それについて資産の引き当てなんかをちゃんとそれに戻してやってみればもう収益性も見込めない、だから繰り延べ税金資産は計上で...全文を見る
○中塚委員 逆に一体でやられちゃ困るんですよ。独立してやってもらわなきゃ困るんですからね。  だから、独立のものだというふうにおっしゃられるのはいいけれども、ただ、独立は独立でも、資産超過と債務超過ですよ、三月期。ここまで開くということが本当にあるんですか。それは、例えば、ちょ...全文を見る
○中塚委員 では、独立しているということであるならば、ちょっと問い方を変えますが、十二月の末、昨年の末ですけれども、公認会計士協会で実態調査をされるということのようですね。要は、金融庁の検査と公認会計士の監査というのが余りにも開きが大きい。余りにも開きが大きいというか、資産超過と...全文を見る
○中塚委員 仮に、足利銀行、一時国有化になりましたけれども、足利銀行が金融庁の検査結果を取り入れて十五年三月期の財務諸表を修正した場合には、これは監査法人としてはどういうふうな対応をとられるんですか。
○中塚委員 では、仮定の質問ではなくて、一般論で伺いますけれども、一般論としてはどうすることが望ましいというふうにお考えですか。修正をしないでおいておくべきなのか、あるいは修正をした方がいいのか、公認会計士の先生としての御意見はいかがでしょう。
○中塚委員 次に、日向野さんに伺いますけれども、会見なんかでは、監査法人に対する訴訟をということも検討するというふうにおっしゃったことがあったようですが、それは今はどうなんでしょう。
○中塚委員 上野さん、私は別に、やはり本当に日本の、そういう意味で金融行政というのはいいかげんだなというふうに思っていまして、だから、監査結果だって、要は、今のお話を伺っていると、結局、金融行政のさじかげんで監査の結果だって変わっちゃうということじゃないですか。そんなことで果たし...全文を見る
○中塚委員 それでは、ちょっと時間もそろそろなくなってきたので、最後に一つ伺いますが、足銀の持ち株会社は三年三月期に優先株に対して配当を行っていますね。当時が債務超過だったとすれば、これは配当原資はなかったはずなんですね。違法性についてはどういうふうに御認識をされているのか、そし...全文を見る
○中塚委員 けれども、それはおかしいですね。だって、今回、持ち株会社だって会社更生法の適用を受けてつぶれてしまったということなわけですから、私は、この時点で本当に債務超過ということであったのだったら、違法性もある、また責任も問われることになるというふうに思います。  これで終わ...全文を見る
01月28日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○中塚委員 民主党の中塚でございます。  この外為法の一部改正案がようやく審議に供されることになった、大変に多くの皆さんの御賛同を得て提出をされ、また審議されるということで、本当に喜ばしいことだというふうに思っています。私も、昨年の通常国会でありましたけれども、同僚であるあの西...全文を見る
○中塚委員 次に、財務大臣と、あと与党の提案者に伺いたいというふうに思います。  今回こういう形で議員立法として法案自体は提出をされているわけなんですが、私も、先ほど申し上げた案をつくっている段階で、政府からいろいろと説明も求めて、個人的にもいろいろとレクチャーをいただいたりし...全文を見る
○中塚委員 この問題についてはもう多くは語りませんが、ただ、今の水野提案者も、やはり党内の審査とかいうふうなときに大変御苦労をされているはずだというふうに思います。  そして、本委員会に提出をされた法案についてでありますけれども、先ほど来お三方からお話がありましたとおりで、三党...全文を見る
○中塚委員 国会承認というものを求めるということになれば、これは現実問題として、その経済制裁の発動の理由とかいうこともちゃんと国会に報告をしてもらわなきゃいけないということになる。またこれは後ほどお聞きしたいというふうに思いますが、理由ということと関連をすれば、今度は発動の要件と...全文を見る
○中塚委員 財務大臣の御答弁で、第三国経由で送金が行われれば実効性が乏しいということ、それはそのとおりだろうというお話だったと思うんですが、でも、財務大臣がそうおっしゃっても、この法改正が必要ではないというふうにお考えではありませんよね。  要は、今お二人の答弁者からありました...全文を見る
○中塚委員 大変すばらしい答弁でした。  それでは、過去の経済制裁事例について財務省からお願いできますか。
○中塚委員 というわけで、今度は発動要件のお話を伺いたいというふうに思っておりますので、これは外務省の所管でもあるんですか、聞いておいていただきたいと思います。  経済制裁をするということになると、やはりそれは国際法上とかあるいは国連憲章上でいろいろな制約を受けるということもあ...全文を見る
○中塚委員 要は、単独で自主的に経済制裁を実施する場合、そのときの合法性の問題なんですね。だから、今申し上げたとおりで、やはり経済制裁自体は制約を大変受けているわけです、国際法上も、また国連憲章においても。であるにもかかわらず自主的に制裁を実施するということになれば、やはりそれを...全文を見る
○中塚委員 それでは、個別のお話、北朝鮮のお話を、これは提案者を中心に伺っていきたいというふうに思いますが、今回、この法案が通ることによって北朝鮮に何らかの変化を期待できるのかどうか、水野提案者と渡辺提案者にお伺いをしたいというふうに思います。
○中塚委員 では、それに関連して、北朝鮮側、金正日政権ですけれども、経済制裁は軍事行動の一歩手前であり、経済制裁を宣戦布告とみなすというふうにもしているというふうに言われておりますが、このことについて、外務省、そしてまた水野提案者、渡辺提案者の御見解をいただきたいと思います。
○中塚委員 時間がそろそろ参りましたので、これで終えたいというふうに思いますが、人、物、金ですから、今回は金と一部物ということなんでしょうけれども、このほかにもやはり課題として、特定船籍入港禁止の法案でありますとか、再入国拒否の法案でありますとか、そういったものの準備というものも...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○中塚委員 まず、景気、経済のお話からお伺いをしたいというふうに思います。  政府はずっと、着実に回復をしているということを繰り返してこられているわけなんですけれども、さきに発表されました十—十二のQEを見ますと、実質で一・七、年率で七という、バブル崩壊後以来の大変高い伸びにな...全文を見る
○中塚委員 だから、家計にどういうふうに行き渡らせるかということで、やはり、問題になってくるのはその景気回復のプロセスだと思うんです。  例えば、過去であれば、企業収益が改善をする、あるいは設備投資がどんどんとふえてくるということになれば、その企業収益が所得に乗っかって、所得が...全文を見る
○中塚委員 やはり、国内需要を中心に景気を引っ張っていくというふうになっていかなきゃ困るわけなんですが、いろいろなエコノミストの話なんか聞いたって、やっぱり外需主導だと言う人は大変に多いわけですね。特にアメリカと中国、そっちの方への輸出、特に製造業ということで設備投資はよくなって...全文を見る
○中塚委員 例えば、後からお伺いする税制、来年度の税制改正にしても、ではそういうふうな視点に立ったものになっているかというと、私は、やはりそれはそうではないんだろうというふうに思います。やはり物足りないですね。  外需、特に中国、アメリカの需要に引っ張られてよくなっているという...全文を見る
○中塚委員 先行減税のお話がありましたけれども、来年度の税制改正、国、地方を合わせればこれは増税の税制改正になっていますね。そういう意味で、果たして本当にそういったことに日本経済の体力が耐えることができるのか。税だけじゃなくて保険料なんかも上がっていくことになるわけですから、本当...全文を見る
○中塚委員 この二つの試算ですけれども、次からはちょっと谷垣財務大臣にも伺いたいと思いますが、こういうふうな試算が二つ出るということについてどういうふうにお考えなのか。まず、おのおの大臣にお伺いをしたいと思います。
○中塚委員 谷垣大臣、では、その内閣府の試算については、これはどういうふうな御意見をお持ちですか。こうなればいいなというふうに思っていらっしゃるのか、こんなことになるわけないだろうというふうに思っていらっしゃるのか、そこはいかがですか。
○中塚委員 どっちが当たっているとか外れているとかいう話であったら、多分両方とも当たらないんだろうと私は思っていますが、歳出の問題について言えば、財務省のおつくりになっているのと内閣府のおつくりになっているのと、例えば投資的経費ですけれども、三%削減するということを、集中改革期間...全文を見る
○中塚委員 ただ、谷垣大臣も、二〇一〇年代初頭にはプライマリーバランスを回復させるということ、そこでお二人の考えは一致しているわけですね。ということは、それに向かってつくった試算がこっちの内閣府の方なわけでしょう。財務省の方は、平成十九年度、ここまでしかありませんけれども、やはり...全文を見る
○中塚委員 竹中大臣、それでよろしいですか。
○中塚委員 いずれにいたしましても、同じ国務大臣で、同じ政府ですね、それで二つのものをお出しになる、しかも、試算の前提が違うというふうなことであるならば、ちゃんとそれはすり合わせをされた方がいいと私は思いますよ。それはどっちがいいとか悪いとかという話ではなくて、それこそ、何年計画...全文を見る
○中塚委員 金利とプライマリーバランスの回復の関係でお話ししたいことは、やはり、過去は、利払い費というのは、大体横ばいか、あるいは予算を組んだときよりも余すことの方が多かったわけですね。だから、利率がどんどん下がっていって、その余したお金で補正を編成したりというふうなことをしてい...全文を見る
○中塚委員 来年度改正で、年金課税を強化するということですね……
○中塚委員 例えば、かつて宮沢大蔵大臣が答弁をされていた中で、抜本的な税制改正をやろうとすれば、やはり景気との関連が重要な課題になるというふうなことをおっしゃっていたんです。税収がふえてくるような環境になければ抜本的な税制改正というのはなかなか手がつけられないという答弁をされたこ...全文を見る
○中塚委員 産業構造と恒久的減税とどういう関係があるのかというのは、私よくわからないんですが。  ちょっと各論でございますけれども、例えば、恒久的減税の縮減、廃止により年金国庫負担率の引き上げを行うというふうなことが与党の税制改正大綱の中に書いてあるわけですね。また加えて、来年...全文を見る
○中塚委員 来年度の年金課税強化で、平年度で二千四百億の増収になるということですね。二分の一に上げようとすると二兆五、六千億、二兆七千億だったかな、ちょっと済みません、正確な数字は二兆七千億ですか、要るということになるわけなんですけれども、この年金課税強化しただけで二千四百億にし...全文を見る
○中塚委員 そうなんですかね。だけれども、十七、十八年に恒久的減税の縮減、廃止をする、そのときまではまだ小泉総理ですね、十八年までは。十九年になったら、任期三年だから、おやめになったら途端に消費税を上げて、それで二分の一の財源を確保するというふうな考え方ですか。
○中塚委員 私どもは、かつて、年金の附則に国庫負担を二分の一に上げるという話をつけたときに、安定財源という言葉をわざわざ入れたのは、それはやはり、消費税の目的税化ということが念頭にあったわけですね。ところが、小泉総理になって、消費税は上げないという話を総理はしているわけです。 ...全文を見る
○中塚委員 景気がよくなってくるとすぐ増税の話になる。それはもちろん、税制改正をして、望ましい税制改正をする、景気がよくなる、そのタイミングの問題というのもまたあります。  そして、加えて、国と地方のプライマリーバランスの話で申し上げれば、内閣府の試算なんかを見ても、国のプライ...全文を見る
○中塚委員 そういう意味で、ことし、七年ぶりの増税ということなわけですけれども、景気が回復基調にあるというふうなことを言い続けてしばらくたちますが、そういった意味では、ことしは増税元年ということだと私は思います。来年度の改正案を見ても、中身がない割には、国、地方を合わせると増税に...全文を見る
○中塚委員 今のは、あれですか、答弁を訂正されたんですか。そこはどうなんでしょうか。午前中の御答弁の趣旨ということをおっしゃいましたけれども、そこをちょっともう一度お願いできますか。
○中塚委員 給付の事務費というのが給付に含まれるのかどうかということで、大臣は、そこは最終的にはどうなんですか、含まれるんですか含まれないんですか。給付の事務費というのは給付に含まれるのかどうなのか。
○中塚委員 実は、言葉の定義の問題なんだろうというふうにも思う部分もありましたので、私、ちょっとお昼休みにこの特別会計歳入歳出予定額各目明細書というのを見てみたんですよ。それを見ますと、今お手元にあるかどうかわかりませんが、例えば、五十八ページ、国民年金勘定というのがあって、その...全文を見る
○中塚委員 大野委員が予算委員会でおっしゃったことと、あと谷垣大臣がきょうの午前中のこの委員会でおっしゃったことというのは、確かに一連の話の流れの中ではありますが、例えば、うちの五十嵐委員の質問に対して、事務費が給付の中に含まれるということを大臣のお立場でおっしゃれば、だから私は...全文を見る
○中塚委員 ですから、一般論で言えば、給付というのはもらう現金のことだというふうに私もさっきお話をしたわけですよ。その給付の中に、施設整備費というのが、事務費が含まれるというのは、それはやはりどう考えてもおかしいですよ、はっきり言って。普通の人が考えたらおかしい話ですね。  普...全文を見る
○中塚委員 というわけで、あす、我が党の長妻委員がこの件につきましてぎしぎしと大臣に対して質問をいたしますので、今晩は首をお洗いになるのか、あるいはまくらを高くしてお眠りになるのかわかりませんが、またあしたよろしくお願いします。  終わります。
02月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○中塚委員 まず、周知期間がそれだけ短いということになりますと、ひょっとしたら、与党の議員さんでもこの改正について御存じない方がいらっしゃるかもしれないということなわけです。当然ながら、税理士の先生方、また公認会計士の先生方からも大変に多くの御要望というのが寄せられているというこ...全文を見る
○中塚委員 民主党として、従来よりこの課税方式についてはいろいろな議論をしてまいりました。総合課税、分離課税、いろいろな考え方があったわけでありますけれども、根本的にはやはり総合課税を可とする、ずっと長い間そういうことで来たわけなんですが、最近になりまして、最適課税理論、そういう...全文を見る
○中塚委員 今回、修正案で、二年間の延期ということを提出させていただいております。  土地の保有の目的はさまざまですけれども、ただ、資産運用とかいろいろな目的が考えられるというふうに思いますが、やはり土地を所有するからには、そこから上がる所得、あるいはそれを売買する所得、極めて...全文を見る
○中塚委員 今回、本法の修正に当たりましては、とりあえず実効性の高いものからということで、三点に絞って提案をさせていただいておりますが、その中でも特にこのローン利子控除制度の創設ということを提案させていただいております。佐々木委員が先ほどからお話しになっていらっしゃいますとおり、...全文を見る
○中塚委員 このほかの部分につきましては、消費税の総額表示方式、これを削除するということと、あと損益通算期間の二年の延期ということになっておりますので、減税額という点ではこういうことになります。
03月11日第159回国会 衆議院 本会議 第13号
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○中塚一宏君 永田議員にお答えをいたします。  まず、公的資金を注入された金融機関の経営者責任についての考え方であります。  これまで、破綻金融機関の損失の穴埋めに十八兆円、不良債権の買い取り等に十一兆円、資本注入に十二兆円、総額四十二兆円もの巨額の公的資金が投入をされてまい...全文を見る
○中塚一宏君 上田議員にお答えをいたします。  平成十年、金融国会において、当時平和・改革でありました公明党も含めて、与野党を超えて政治家がリーダーシップを発揮し、難局を乗り切った意義は大変に大きかったというふうに考えております。少なくとも当時は、大蔵省主導の問題先送りの護送船...全文を見る
03月17日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○中塚委員 五十嵐委員に引き続きまして、民主党の中塚一宏でございます。  参考人各位におかれましては、まことに御苦労さまでございます。  きょうは、前半はネットワークセキュリティーの問題をお伺いし、後半については、中小企業に対する融資、貸し渋り、貸しはがしの実態についてお伺い...全文を見る
○中塚委員 そのセキュリティー責任者は、システム運用管理、外部に委託されていると思うんですが、外部に委託をしたシステム運用管理会社とは別に、あなたの銀行のセキュリティーに関してちゃんとしたアドバイスを受けていらっしゃいますか。要は、第三者からのそういうアドバイスを受けているかどう...全文を見る
○中塚委員 昨年の夏なんですけれども、アメリカのFBI、そしてCSI、コンピューター・セキュリティー・インスティチュートというところがありますが、それがネットワーク・セキュリティー・サーベイというものを発表いたしまして、五年間にわたって五百二十八団体の情報セキュリティー調査という...全文を見る
○中塚委員 極めて重要なものなんですね。  では、資料を、一枚のものを配付をお願いできますか。  極めて重要なものなので、東京三菱さんの方でセキュリティー責任者というのを置いていらっしゃるのであるならば、当然、実はこのことについても報告がなければいけないというふうに私は思いま...全文を見る
○中塚委員 続いて、席の順に、三木参考人、そして寺西参考人、西川参考人に同様の質問をいたします。
○中塚委員 前田参考人、ネットワークは万全だとか、やや安全だとかいうふうには言わない方がいいと思うんですね。というのは、この委員会もインターネットで中継なんかされていて、恐らく見ている人はいっぱいいるわけで、その中にはハッカーとかクラッカーというふうに呼ばれる人がたくさんいるし、...全文を見る
○中塚委員 次に、三井住友銀行の西川頭取にお伺いをしたいんですが、先ほど五十嵐委員の質疑の際に資料の提示というのもあったわけなんですけれども、日本で、多くの情報漏えい事件というのは、いわゆるサイバー犯罪というふうに言われるものの九割、九〇%近くが内部犯行によるものだということなん...全文を見る
○中塚委員 いろいろな手を打っているというふうにおっしゃいますけれども、それでは改めて伺いますが、情報漏えいの内部犯行ということに対して、具体的な対策というのはどういうふうにとっていらっしゃるんでしょうか。
○中塚委員 内部犯行と並びの話になりますけれども、次に、前田社長にお伺いいたしますけれども、前田社長の銀行、どれくらいの出入りの業者があなたの銀行の顧客情報にアクセスできるかということは把握をされていますか。
○中塚委員 ということは、顧客情報にアクセスできるあなたの銀行の社員も含めて、そしてまたその出入りの業者ということも含めて、信用調査というのはちゃんとしていらっしゃるということですか。
○中塚委員 ということで、やはりこれは、ちゃんと調査をされた方がいいと思います。そういったことが、結局、今お配りをしたこの一枚物の紙の結果ということにもはね返ってきているということなわけですね。  多少専門的になりますが、ファイアウオールという言葉がありまして、それは外部からの...全文を見る
○中塚委員 セキュリティーの基本というのは、実は性悪説に基づく必要があるんだそうです。管理職も含めてシステム運用管理に携わるすべての人を信用しないところからセキュリティーの確保というのは始めなきゃいかぬ、何が起きても、正常な、もとの状態に戻せるかどうかが重要であるということで、こ...全文を見る
○中塚委員 きょうの質疑の模様は、先ほど申し上げましたとおり、インターネットで中継をされておりまして、私に、今回、この質問をするということでいろいろ指導をいただいたネットワークセキュリティーの権威、慶応大学の教授でありますけれども、その方もごらんになっておりますから、四方の御発言...全文を見る
○中塚委員 今、この会社は民事再生手続の申し立てをされております。  続いて裁判の提出書類の方を読みます。  私どもは、UFJ銀行以外の銀行、取引先とは父の死後も良好な関係を保ってきており、UFJ銀行の豹変ぶりは全く理解できません。現在、この会社の方も通常どおり営業しており、...全文を見る
○中塚委員 御存じないというふうにおっしゃったから、あるいは資料がどういったものかわからないというふうにおっしゃったから、私は、お調べをいただけますか、そして、調べた上でちゃんと対応をしていただけますかということをお尋ねしているんですが、いかがでしょうか。
○中塚委員 その件については、ぜひとも御報告もいただきたいというふうに思います。五十嵐委員の質問の際に、再度この委員会にお越しいただきたいというふうな要請もあり、理事会で協議をすることになっておりますので、ぜひその際にでも御報告をいただきたいというふうに思います。いかがですか。
○中塚委員 実は、銀行法を見ますと、こういうふうな取り立ての仕方というのを禁止する規定というのはないんですね、貸金業規制法の方にはあるんですけれども。まさに銀行法が想定をしないようなことが行われているということでもありますから、貸金業法の適用は受けるが銀行法の適用は受けないという...全文を見る
○中塚委員 そのお話を聞きますと、本当に実態を御存じないというふうに言わざるを得ません。  新規の貸し出しは、確かにいろいろな商品をおつくりになっていて、テレビコマーシャルも盛んに流れております。でも、今一番困っているのは、借りかえに応じてもらえないというふうな悲鳴です。そして...全文を見る
03月31日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  きょうは、FRC報告に対する質疑ということで、まず冒頭に、竹中金融担当大臣に金融行政について伺います。  今日に至るまで、例えば平成七年、八年、東京二信組とか住専とか、いろいろ日本の不良債権問題というものがあって、これまでいろいろ...全文を見る
○中塚委員 今の答弁は答えになっているようで答えになっていないというふうに思うんですが、私がお尋ねをしたのは、要は、これだけのお金を使ったのに、何でいまだに不良債権問題が解決をしないのか、それは、金融機関側に問題があるのか、あるいは経済の問題なのか。バランスシート調整ということも...全文を見る
○中塚委員 返してもらうのは当たり前の話ですね、注入をした場合に。  残念ながらつぶれたと言いますが、それは、注入をした以上つぶれることはあってはいけないわけですよ。かつて早期健全化法を審議した際にも、また、その他資本注入の法案を審議した際にも、それは、時々の野党の委員なり、ま...全文を見る
○中塚委員 資産査定は、私は例えばということでお話をしたわけで、注入をする場合には大前提の一つだと思いますが、大変重要な一つだと思いますけれども、それだけではありません。やはり再建可能性というものをどういうふうに判断するのかということについてはもっといろいろな要因があるだろうと思...全文を見る
○中塚委員 通常検査、特別検査の違いについては理解をいたしましたが、いずれも銀行の自己査定というものをチェックするということで、特別検査の場合は、特定の債務者に注目をし、そしてまた銀行が自己査定をしているのとあわせて同時に行うというふうなことでよろしいですね。  それに加えて、...全文を見る
○中塚委員 ということになると、特別検査であれ、通常検査であれ、実地調査を行うということはあり得るということですね。ただ、特別検査の場合は、特定の債務者に着目してということでしたね。実地調査はもちろん特定の債務者に着目してやるものなわけですね。実地調査をするときには特別の債務者に...全文を見る
○中塚委員 そうすると、ちょっときのうの大臣の答弁は違いますね。だって、個別の債務者に係る自己査定の関連資料を適宜抽出してということだったわけですが、今の局長のお話だと、個別の債務者は関係ないというふうなことのようですから、きのうの大臣の御答弁は違うということになると思います。 ...全文を見る
○中塚委員 検査に入った日とか終わった日とかいうことは報告をしているという答弁だったと思うんですけれども、通常検査であったのか、特別検査であったのかということについてもお答えになれないということですか。
○中塚委員 ということは、十月七日のときにやっていたのは通常検査ということでよろしいんですよね。いかがですか。通常検査ということでよろしいわけですか。
○中塚委員 いや、私がお尋ねしているのは、十月七日、この日当日じゃなくても、このころやっていたのは通常検査なんですねということ。
○中塚委員 ありがとうございました。通常検査と特別検査と両方進行していたということですね。  では、大臣のきのうの御答弁は、これは違うわけですな。個別の債務者に係る自己査定の関連資料を適宜抽出してというふうに御答弁になったものだから、私はてっきり、特別検査とそんなに変わらぬこと...全文を見る
○中塚委員 いやいや、だから、そういうことを伺っているわけではなくて、きのうの御答弁でいくと、資産内容の健全性に係る検査に当たって、本店、支店または各本部において、自己査定のための個別の債務者に係る自己査定の関連資料を適宜抽出して、自己査定の正確性について実態を把握するということ...全文を見る
○中塚委員 大臣、今局長からお話があったとおりで、きのうの御答弁については十分なものではなかったということなんですが、そのことはいかがですか、お認めになりますか。
○中塚委員 自己査定のための個別の債務者に係る自己査定の関連資料を適宜抽出する、自己査定の正確性について実態を把握する、手法ということが御答弁がありましたけれども、結局、通常検査、加えて特別検査もやっていたということをお認めになったわけですけれども、それであるならば、何でやってい...全文を見る
○中塚委員 受けておりますということであるならば、御披露いただけますか。
○中塚委員 では、私が寺西さんにお願いをした、実態の調査としかるべく対応ということについてはどのように履行されるんでしょうか。それを金融庁がお話しになれないということだけれども、金融庁がUFJ銀行の申し出に沿ってちゃんと指導をされるということなんでしょうか。
○中塚委員 であるならば、しかるべき調査をした上でしかるべき対応をとるということでありますが、調査の結果がわからなければしかるべき対応であるのかどうかも私たちにはわからないということになるわけで、委員長、今金融庁に対してUFJ銀行からあった報告ということを、これを資料として要求し...全文を見る
○中塚委員 では、また理事会で御報告をいただいた上でこの問題については対応したいというふうに思いますし、それについては、やはり寺西頭取から、御自身の口からお話をいただきたいというふうにも思いますので、重ねて参考人招致の要求を、委員長、お願いいたします。
○中塚委員 それでは、ぜひ、私も理事の一員ですから、強く理事会で求めたい、また、委員長にもお願いをしたいというふうに思います。  ちょっと何か時間が大分押してしまって、本当はきょう一番やりたかったことが、時間が短くなってしまったんですが、本日取り上げたい課題として、銀行のキャッ...全文を見る
○中塚委員 大臣、ちょっとちっちゃな声だったからあれだけれども、お聞きいただいたと思うんですが、要は、キャッシュカードをスキミングにより偽造される、そのことの被害者というのは実は預金者ではないわけですね。今銀行というふうなお話がありましたが、あと、加えて社会的信頼というふうなこと...全文を見る
○中塚委員 というわけで、結局ここでも預金者は被害者にならないんですね。つまり、被害者というか、まず被害を受けたのは社会的信頼ということであり、またこのATMを管理する銀行から窃盗ということでお金が抜かれたという話になるわけです。  私は、にせのカードを使ってお金を引き出すわけ...全文を見る
○中塚委員 今、十八件、十七件というお話があったから、要は、預金者の方から被害届を受理した件数というのはやはり一件あるんです。だから、それは、やはり現場の警察官が本当にこの人のことをかわいそうだと思って被害届を受理した、やっとそこから捜査が始まっていくというふうなことになるんです...全文を見る
○中塚委員 というわけで、犯人は全然捕まっていない。けれども、それは考えようによっちゃ当たり前な話で、被害届さえ出せない、銀行が被害届を出さなきゃ事件にもならないわけですね。だって、A銀行は、別に自分が痛むわけじゃありませんから、預金者のお金がなくなるだけの話で。銀行自体が困るわ...全文を見る
○中塚委員 それで、ここでもう時間がないので残念なんですが、竹中大臣にお伺いをしたいというふうに思います。  資料の三枚目と四枚目は、この被害に遭われた方が弁護士を通じて要は銀行にかけ合っているわけですね。五百七万円を不正に引き出されたということなわけなんです。それについて銀行...全文を見る
○中塚委員 いや、そんなに難しい問題じゃなくて、簡単な話なんですね。ジャーナルをお見せしたとおりで、偽造されたことはわかっているわけなんです。  それで、ではカードホルダーは、はっきり言って、カードはもう肌身離さず持っておる、そんな、どこかに置いたことはないという人がほとんどな...全文を見る
○中塚委員 終わります。
04月09日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○中塚議員 お答えをいたします。  確かに、中小企業金融の実態というのは、村井先生の御指摘のとおり、大変厳しいものがありまして、金融庁の検査を口実に貸し渋ったり貸しはがしたりというふうなことがもう本当に大変多く行われております。中には、キャッシュフローはちゃんと回っていても、債...全文を見る
○中塚議員 お答えをいたしますけれども、村井先生が、一番初め、質問の冒頭でおっしゃったことに尽きるのかなというふうに思います。  今金融システムは安定をしていて、そしてまた、それを増強するという法律案を与党として政府と一体になって提出をされているということなんだろうと思いますが...全文を見る
○中塚議員 前回の早期健全化法の保証枠を算定する際に、当時の金融庁、例えば八%の自己資本比率が必要な銀行というのは一二%ぐらいあった方がいいんじゃないかというふうな意見をお役所の方が述べておられまして、そういうことを聞いたことは私もございますけれども、問題は、結局そうやって入れた...全文を見る
○中塚議員 今回の金融機能強化法の提出と、この組織再編特別措置法を提出した目的というのには、やはり日本の金融機関の数が多過ぎる、オーバーバンキングだというふうな考え方があるんだろうというふうに思っています。  多過ぎるからこそ再編を進めるべきだ、今回の金融機能強化法もそういった...全文を見る
○中塚議員 今日本の金融機関というのは三つのことをこなさなければいけないわけで、一つは自己資本比率を上げるということと、次に不良債権を処理するということと、そして、三つ目に中小企業向けの貸し出しをふやすということをやれというふうに言われておるわけなんですが、この三つのことはいずれ...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○中塚議員 まず、リレーションシップバンキングということなんですが、そもそも信金、信組というのは地域金融機関、協同組織金融機関ですから、もう初めからリレーションシップバンキングなわけですね、そういう言葉をかりて言えば。  ところが、近年、景気もよくないというふうなこともあります...全文を見る
○中塚議員 まず、今谷口委員自身がお述べになりましたように、危機というのはいろいろな形で起こるということがあると思いますし、あともう一つは、現状の認識をどういうふうに考えるのかという問題もあるというふうに考えております。  その上で、私どもは、今回、この「多数の金融機関等の国際...全文を見る
○中塚議員 まず、経済は生き物ですから、ある時点の資産査定をとらまえて、その上で資本注入をするということでは危機対応にならないのではないのかということでありましたけれども、ただ、今まで過去の資本注入の実績なんかを見ますと、やはりある時点での査定をもとに自己資本のかさ上げというもの...全文を見る
○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  本日は、前回の委員会で取り上げましたキャッシュカードの偽造被害の話から、この間ちょっと時間がなかったものですから、そのことからお伺いをしたいというふうに思います。  きょうは資料等はお配りをしておりませんけれども、この間お話をした...全文を見る
○中塚委員 この間の質疑で竹中大臣がお答えいただいたことについて、まず被害届をちゃんと出す仕組みをつくるということをお答えいただいておりますので、そのことはぜひ、銀行との懇談会ですか、その席では強く強く言っていただきたいというふうに思います。そしてまた、暗証番号の問題で、暗証番号...全文を見る
○中塚委員 というわけで、民法上でどちらが過失があるかということを争うということになっていくわけなんですね。カードホルダーの方は、これは要は、どこで偽造されたかわからないから偽造カードなわけでありまして、落としてその間に偽造されたとかいうんなら、それはもちろんそのカードホルダーに...全文を見る
○中塚委員 今局長は、責任分担という言葉があったんですが、責任分担というのは何の責任分担なんでしょうか。銀行と銀行の責任分担の話なのか、あるいは銀行と預金者の責任の分担の話なのか、そこのところはどうなんでしょうか。
○中塚委員 ということは、預金者に責任があるのかないのかということについて、銀行はちゃんと調べるようにということでよろしいんでしょうか。
○中塚委員 それぞれの立場でということなんですが、今局長、預金者というだけではなく、消費者というふうなお話もされておりましたけれども、しかし、いずれにせよ、銀行と預金者がそんな完全に対等であるということではないと思うんですね、銀行法であれ消費者の保護という意味であれ。であるならば...全文を見る
○中塚委員 引き続きこの問題は取り上げていきたいというふうに思います。特に、また銀行の経営者の方が参考人で来られるときもあるでしょうから、その際にも直接私は問いただすようにしていきたいというふうに考えておりますので、この件はきょうはこれぐらいにいたします。民事局長、どうぞ。  ...全文を見る
○中塚委員 さまざまな要因があるということは私もよく承知しているし、理解もできますけれども、ただ、今回、また資本注入の法律案を審議するということに当たって、過去何でだめだったのかということは、やはりそれは審議の前提だと私は思うんですね。  要は、四十二兆円のお金を使い、上げたも...全文を見る
○中塚委員 法律的な意味云々ということはお伺いしていなくて、今まで資本注入、資本増強と言っていたのが資本参加になったのは、やはり何か違う意図があるのか、政策意図としてこれを使う必然性というのがあるのかということでお尋ねをしたわけなんです。  この言葉について、私の思いなり感想を...全文を見る
○中塚委員 過去の資本注入を行ってきた法律、それに加えて今回こういう枠組みをつくるということですけれども、過去失敗をした、要は注入をした銀行が過少資本になったりあるいは破綻してしまったということで、そのときの法律と今回と一体どう違うんだろうということですね。  まず、前提として...全文を見る
○中塚委員 今の答弁の中で、前半の部分で、過去の失敗を踏まえたものではないということをおっしゃいましたが、それはもちろん政策目的が違うということを言いたいんでしょうね。早期健全化法とこの金融機能強化法は政策目的が違うんだということをおっしゃりたいんだと思うんですけれども。それは、...全文を見る
○中塚委員 ということは、合併をするということになって公的資金の投入申請というか、皆さん方の言葉で言うところの国の資本参加申請があった場合に、そのときに検査をするということもケースとしてはあり得るということでよろしいんですかね。
○中塚委員 次に、合併をしない場合のことを伺いたいんですが、合併をするときは合併をして低下する自己資本比率を補う、要は、私どもの党の会議に資料提出をいただきましたけれども、自己資本比率の高いところと低いところを合併させるということで合併をした場合に、高いところまでは引っ張り上げて...全文を見る
○中塚委員 それは、要は経営強化計画なり、あるいは銀行が申請をしてくるわけですか。何%まで自己資本をかさ上げしてほしいということを申請してくるということでよろしいんですか。
○中塚委員 合併をしない場合、単体の場合はどうなんでしょうか。単体の場合も同様に申請によって自己資本比率のかさ上げというのを行うんでしょうか。
○中塚委員 護送船団行政ではない、ルールに基づく公平で透明な行政を目指すということだったと思うんですけれども。  今、検査のお話と自己資本比率のかさ上げのお話をお伺いをしたわけなんですが、そのことも含めて、もう一つお伺いしてからその基準ということについて最終的に伺いたいんですが...全文を見る
○中塚委員 今は、何を指標にするか、どういったものを数値目標に設定するかというお話はあったと思うんですが、ROAが果たして目標どおりに向上するかどうかということについてはどうやって判断をするのかというのが私の聞きたいことなんですけれども。
○中塚委員 質問すると、いろいろな新しい言葉がぼこぼこ飛び出してきて、ビジネスプランというのは何のことなんですかね。ビジネスプランというのは、銀行が何かをやるプロジェクトのプランの話なのか、銀行そのものがこれからどういうふうな銀行に変わっていこうということなのか。何なんですか、そ...全文を見る
○中塚委員 だから、その収益力を強化するための方策というのがまさに数値としてのROAになってくるわけでしょう。だから、収益力を強化するための方策というのが妥当かどうかを判断するということが一番大事になるわけですね。それによって数字が出るということだけでしょう、数値目標というのは。...全文を見る
○中塚委員 そのくだんの審査会なんですけれども、それは、要は経営強化計画が履行されているかどうかということをウオッチするわけですね。
○中塚委員 その審査会なんですけれども、例えばどういった方をメンバーとして考えておられるのか、個別の名前は無理でも、こういう仕事の人に頼もうと思っているとかということぐらいはあってしかるべきなんだろうと思うんですが、そこはいかがなんでしょう。
○中塚委員 竹中大臣、大変大事なところだと思うんですよ。要は、経営の強化計画というのを出してくる、それを審査して、資本注入をする、経営参加をするということを決めるということになるわけですよね。それで、その経営強化計画というのが果たして本当に妥当なものかどうかということは、皆さんの...全文を見る
○中塚委員 断られることもあるということでよろしいわけですよね。いいですね。断られることもあると。断られた銀行というのはどうなるのかというと、それは、要は収益力が向上しない銀行だということになって、恐らく悲惨なことになるんだろうなというふうに思うんですね。そうすると、必然的にこの...全文を見る
○中塚委員 それはちょっと考え違いなんじゃないのかということを今おっしゃいましたが、ということは、逆にこういうことは言えるんではないですかね。組織再編特措法というのが、要は資本増強としては一件しか使われなかったということですね。何でだと思われますか。  要は、組織再編特別措置法...全文を見る
○中塚委員 ということであるならば、結局、この法律だって使われないということですよ。金融機能強化法だって使われないですよ。組織再編特措法だって資本注入は一件だけだった。これを出したって使われない。皆さんが裁量行政を否定されればされるほど、こんな法律、だれも頼んでくるやつはいないと...全文を見る
04月20日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  参考人各位におかれましては、大変に御苦労さまでございます。  金融機能強化法案の審議に際しまして、参考人としてお運びをいただいているわけでありますけれども、私ども民主党は、政府・与党とは考え方が違いますので、この法案についての賛否...全文を見る
○中塚委員 そういう金融機関があろうかというお話でありましたけれども、あるかどうかは、実はこれを中心に聞いていきたいと思っておりますし、もう一つは、今のお答えだと、そういう金融機関があろうかという話になると、これは個別行の問題であって、金融システムの話とは違うということになります...全文を見る
○中塚委員 今の三木さんのお話をお聞きになって、長野さんはどういうふうにお感じになられますでしょうか。
○中塚委員 参考人の方を怒るのは毎回後半にしておりますので、今のは、今は何も申し上げませんけれども。  要はそういう金融機関があろうかということを三木さんおっしゃっているわけですね。  この法律案は大手行を排除するものではない、法律の仕組み、立て方としては大手行を排除するもの...全文を見る
○中塚委員 何か、今の話を聞いてもよくわからないな。何で国から金まで借りて中小企業に金を貸そうという銀行があるんですかね。現に、貸出金というのは、既に資本注入を受けている銀行であってもどんどんと減り続けているわけですね。  そこで、より経営の健全性を高めるというお話でありました...全文を見る
○中塚委員 金融庁が余計な法律をつくるものだから、国会にまで呼び出されて小生意気な国会議員にごちゃごちゃと言われて、本当にうっとうしいなというふうにお思いになっているんだろうと私は推察をいたしますけれども、ただ、なくてはならないのか、あるいはあった方がいいのか、そこは、国民の税金...全文を見る
○中塚委員 ところが、皆さんがそういうふうに思っていらっしゃるのとは金融庁は別のことを考えているようでありまして、きょうはお手元に資料をお配りしておりますけれども、これが五枚つづり、一番最後の紙を見ていただきたいんですが、「金融機能強化法案における政府保証枠(政府保証限度額)の積...全文を見る
○中塚委員 では、信用金庫は一・五割の四十九金庫、そして、信用組合は一・五割の二十九組合を合併するというふうに想定をしているんですが、長野さん、網代さん、これを見ていかがでしょうか。
○中塚委員 それであれば、やはり、皆さん金融庁に抗議された方がいいと思うんですね。こんな、金融庁が勝手に、一割合併するとか一・五割合併するとか、資料をつくって私らのところに持ってくるわけですよ。  仮定というふうにおっしゃるし、仮定の仮定という言葉もありましたけれども、仮定とい...全文を見る
○中塚委員 それでは、綿貫参考人と長野参考人に、聞き方を変えますが、組織再編特措法が使われなかったのは、使い勝手が悪いから使われなかったのか、必要がないのか、どっちでしょうか。
○中塚委員 今、綿貫参考人のお話の中にもありましたように、それは隣の銀行は危ないから合併しなさいよなんて言えないですよね。だから、私、こんなのは絶対に使われないだろうと思っているんですよ。  それで、いま一つは、長野参考人がおっしゃったとおり、相互援助制度があるわけで、それはそ...全文を見る
○中塚委員 大きい銀行、そしてそうでない銀行というのもあるわけですが、例えば、では網代参考人にお伺いいたしますけれども、この合併ということの後遺症ということについては、いかがでしょうか。
○中塚委員 そこまでの御苦労をされて、あるいは覚悟をされて合併をする、そして規模によるメリットその他を追求されるということだと思うんです。  次に、ちょっと聞き方を変えたいと思いますけれども、要は、金融庁がこういう法律を出してくるということは、日本の銀行の数は多いというふうに考...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。私も全くそのとおりだと思います。  特に、信用金庫とか信用組合というのは、今竹中さんがリレーションシップバンキングみたいなことを言うんですけれども、そもそもリレーションシップバンキングをされている業態なわけですね。だから、それを、数を減らす、...全文を見る
○中塚委員 そうでしょうね。だから、やはりさらに申請するところなんかないということだと思うんですね。  申請して断られないようにしようと思えば、事前審査してもらわなきゃいけないわけですね。そうしたら、その事前審査というのは、実は裁量行政、護送船団行政そのものということになってい...全文を見る
○中塚委員 そしてもう一つは、お金を引き出された方に対する対応なんです。この資料、お出しした三枚目と四枚目なんですけれども、このお金をとられた方への対応ということについてもやはり全銀協としてまじめにきっちりと取り組んでいただきたいと思います。  個別の案件で話を聞きますと、要は...全文を見る
○中塚委員 この件は、実は集団提訴の動きもあるんですね。それは、やはり銀行がなかなか話を聞いてくれないということが一番大きな原因なわけなんです。  そういった意味で、やはり、これは私は金融システム全体にもかかわる問題だと思うんですね。そんな、カードが簡単に偽造されて、そしてお金...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第14号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  本日は、冒頭にまずパレスチナ問題をお伺いした後、国民保護法制の中でも、特に経済とか金融とか財政に関連をする部分についてお伺いをしたいというふうに思います。  まず、川口外務大臣にお伺いをいたしますけれども、パレスチナ問題についてで...全文を見る
○中塚委員 続いて、イスラエル軍のランティシ氏の殺害に対して、国連のアナン事務総長は、殺害は国際法違反であるというふうに述べたと伝えられておりますし、加えて、昨年合意した中東和平交渉のロードマップに基づく交渉努力を求めたというふうに言われているわけです。  アメリカ政府も、イス...全文を見る
○中塚委員 何がテロかということについてお尋ねをしているわけなんですが、パレスチナ問題というよりも。総理なんかもよくこの部屋でテロとの闘いだというふうなことを連発されていくわけなんですが、私は、そういう意味では、日本政府の言うところのテロとの闘いというのは一体どこまでを指すんだろ...全文を見る
○中塚委員 重ねて申し上げますが、我が国は、テロとの闘いということを標榜し、自衛隊をインド洋に派遣し、またイラクにも派遣をしているということなんですけれども、今おっしゃったとおり、中東和平のロードマップについて唯一の道であるというふうにお考えであるならば、私は逆に、テロとは何かと...全文を見る
○中塚委員 私は、この国民保護法制というものをつくるからには、やはり、どんな事態でもとはなかなか言い切れないとは思いますが、しかし、有事が起こった場合に、できるだけ国民の生活というものが安定をしていかなければいけないということの目的のために、立法の趣旨というのはそういうことだと思...全文を見る
○中塚委員 それは御答弁のとおりだと思うんですが、それは法律の形式論の問題であって、では実際に、例えば他国から侵略を受けて日本が大変な混乱状況に陥ったときに、日本銀行として、非常事態だから、武力攻撃事態だから、あるいは緊急事態だから何か新しいことが日本銀行としてできるようになって...全文を見る
○中塚委員 ふだんからそういうショックアブソーバーの役割を担っているということで、ここ数年、やはりなかなか金融システムは安定しませんし、そういう意味では、現時点でも臨時異例の業務を行っていらっしゃる部分も私はあると思うし、総裁もうんうんとうなずかれておりますけれども。  ただ、...全文を見る
○中塚委員 ですから、私が申し上げたとおり、臨機応変の措置といっても日本銀行法の定める範囲内の業務であるということになるわけです。  私は、実は、それが本当にそんなのでいいのかという思いがあります。そういう、日本が他国なりあるいは組織なりから攻撃を受けた場合に、やはり国としては...全文を見る
○中塚委員 井上担当大臣に、ここまでお聞きになっておられてどう思われるかということなんですが、日本銀行が有事の際に国民を保護するためにいろいろな活動を行うということであるならば、私は、やはりこれでは余りにも中途半端に過ぎるのではないかという思いを禁じ得ないわけですね。  せっか...全文を見る
○中塚委員 例えばですが、他国からの武力攻撃があったり、また、テロ組織が日本で騒乱を起こしたりするときに、銀行に対する取りつけ騒ぎというふうなことが起こることも考えられますし、また、金融システムというものが大変に混乱をする場合というものも十分に想定をされ得るというふうに思うんです...全文を見る
○中塚委員 いや、ステップを飛ばしていきなり特融しろなんてだれも言っていないんですよ。しかも、ふだんからのそういうトレーニングといいますか、業務計画をつくるということも決して否定はいたしておりません。  そうではなくて、ただ、有事ですから、やはり限界事例というものを考えておかな...全文を見る
○中塚委員 といいますのは、昭和金融恐慌のときに、若槻内閣そして片岡大蔵大臣、この際に、日本銀行は、要は特融、寛大な救済申し出というものを受けて、日本銀行としては法律の明文による政府の保証がなくては貸し出しに応じないこととしたというふうに言われているわけですね。政府は、やむなく緊...全文を見る
○中塚委員 これをお心強いと思っていらっしゃるようでは大変に心もとないということを申し上げておきたいというふうに思いますし、やはりもっといろいろと考える、いろいろな事例を考えて対応をするということでこの委員会も設置をされているということでありますから、ぜひともきょうの議論について...全文を見る
○中塚委員 実は、この後モラトリアムの話をお伺いしようと思っていて、できれば日本銀行総裁にはお残りをいただきたいと思っておりましたが、何か御予定があるということでお伺いしておりますので、日本銀行総裁はもうここで御退席いただいて結構です。どうもありがとうございました。  それで、...全文を見る
○中塚委員 想定をしていないという答弁でありますが、では、これは指定公共機関として指定をしない、想定をしない理由というのは何なのでしょうか。いかがですか。
○中塚委員 そこまでしていただく必要はなかろうと、何か大変に優しい御答弁があったわけでありますけれども。  きょうは担当大臣の竹中大臣にもお越しをいただいておりますけれども、でも、竹中大臣、今の答弁なんですが、果たしてこんなことでいいんでしょうか。  例えば、先ほど日本銀行総...全文を見る
○中塚委員 この規定の趣旨に照らして判断をするという御答弁でありましたけれども、じゃ、二十六条の趣旨というのは、「銀行の業務若しくは財産又は銀行及びその子会社等の財産の状況に照らして、当該銀行の業務の健全かつ適切な運営を確保するため必要があると認めるときは、」ということであって、...全文を見る
○中塚委員 実は、この証券取引所の立ち会いの停止ということについては、今大臣御答弁になったとおりで、公共という言葉がありますから、そこを使おうと思えば使えるのかもしれません。  ただ、いずれにしても、戦争になったときにこれを閉めろということは恐らく法の想定外のことなんだろうとい...全文を見る
○中塚委員 今までの質問の中で、結局、今まで何も変わらないじゃないか、何ができるんだいということばかりを申し上げてまいりましたが、その中にあって、百三十条「金銭債務の支払猶予等」というものがあって、これはしかし本当にオールマイティーなんだなというふうに思います。  そういった意...全文を見る
○中塚委員 関東大震災のときだけではなくて、田中義一内閣のとき、先ほども申し上げましたが高橋是清大蔵大臣、この人が、全国の銀行が二日間休業する間に三週間のモラトリアム、支払い猶予令を発したということも記録に残っておりますから、災害だけじゃなくて金融システムの不安、何が引き金になる...全文を見る
○中塚委員 財務大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、この支払い猶予ということについて、民間の債権債務関係に及ぶということでありますから、幾つかのものは除くということなんですが、国の債務ということについても、これは支払い猶予が及ぶというふうに理解をしてよろしいんでしょうか。
○中塚委員 続いて、有価証券についてです。  この有価証券の売却そしてまた配当というものが債権債務関係と言えるかどうかということにもなると思いますが、支払い猶予というのはこの有価証券にも及ぶのか否か、御答弁をいただけますでしょうか。     〔増原委員長代理退席、委員長着席〕
○中塚委員 というわけで、このモラトリアムについては、過去も、そういう金融システム不安のときなんかには実行されております。そして、モラトリアムを実施したとしても、その支払いの猶予ということについてはいつか期限が来るわけであって、先ほど総裁も、お帰りになられましたけれども、私は、そ...全文を見る
○中塚委員 いや、決めていくべき問題であることは間違いないんですけれども、国として日本銀行に対して特別融資なりなんなりを要請して、財務の健全性というものが確保されない限りは、有事の際に急激に通貨膨張が起こったりしてインフレになるということは、世界じゅうでよくある例ですね。やはりそ...全文を見る
05月14日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○中塚委員 おはようございます。民主党の中塚一宏でございます。  本日は、年金の問題、特に国家公務員の皆さんの年金の問題。今まで五年に一遍、財政再計算というのをやってまいりました。ところが、今回は、確かに五年に一遍の改正ではありますが、これから先、保険料を次々ステップアップさせ...全文を見る
○中塚委員 何か今のは説明になっているようで全然説明になっていなくて、互助年金の適用があるから共済には入れないということですか。  でも、互助年金にはいわゆる基礎年金部分というのはないですよね。互助年金には基礎年金部分というのがないにもかかわらず、なぜ互助年金と共済の年金の方に...全文を見る
○中塚委員 いや、国会議員であれば、今いろいろと問題があると言われております、私もこの議員年金というのについては考えがありますが、きょうは申しませんけれども、互助年金に入り、そして加えて国民年金に入るということで、互助年金というのはあくまで互助年金ですから、基礎年金部分がないとい...全文を見る
○中塚委員 続いて、同じ質問を森副大臣にお伺いしたいというふうに思います。  やはり、こういう制度の問題について、私は、その制度の組み立て方自体にも極めて問題が多いと思いますよ、それは。互助年金に基礎年金がない。互助年金に基礎年金が入っていると思っていた人がいるということ自体、...全文を見る
○中塚委員 国税庁のことで言えば、例えば、私どもが確定申告をする際には、郵送で送られてくるわけです、政治家が確定申告をする場合に、何が経費になるのか、何が寄附金なのかということについて、政治家だけのためにつくった書類というものがあって、それが送られてまいります。大臣はそれをごらん...全文を見る
○中塚委員 この保険料の未納あるいは未加入の問題というのが、個人の問題なのかあるいは制度の問題なのかというふうな視点があるんだと思うんです。二つの視点があると思うんです。個人の問題、そして制度としての問題、二つの視点があると思います。  個人としての問題はきょうは私はあえてお伺...全文を見る
○中塚委員 制度の問題ということをさっき申し上げましたけれども、あとやはり、今の御答弁だとそれの運用の問題もあるということですね。  結局、私は、この手の問題は何かというと、今の年金制度自体がもうパッチワークで、継ぎはぎだらけで来てしまっているということに根本的な原因があるんだ...全文を見る
○中塚委員 何か今の御答弁を聞いていますと、本当に三党合意がすごく心配になってくるわけです。うんうんとうなずいていらっしゃいますが。  一元化というのは何なのさというときに、まず御答弁にあったのは、基礎年金をつくりました。基礎年金をつくったということは一元化だということなんです...全文を見る
○中塚委員 よくわかりました。三党合意というものが、本当にやはりこれは大変に大きな問題があるということについて私自身としては理解をいたしました。やりやすいところはやるということですね。できるところからはやっていくということですね。けれども、できないところは、それを目指しつつ頑張り...全文を見る
○中塚委員 実質的にというお話がありましたが、私が聞いているのは、その積立金は一緒に合わせちゃうのかということです。単に所管の役所が変わる程度の話なのか。それとも、全くそのお金は、財布は一つにするということなのか。二つなんだけれども、一緒に出したり入れたりするから二つは一緒なんで...全文を見る
○中塚委員 だんだん時間がなくなってきたので細かい議論ができなくて残念なんですが、しかし、それでは果たして本当に一元化と言えるのかどうかということですね。要は、両勘定のやりくりをすることによって何となく一元化のように見えるけれども、でも、やはり財布は依然として二つあるということで...全文を見る
○中塚委員 結局、一元化というのは何のためにやるのかという話だと思うんですね。一元化をするときの目的ですけれども、例えば、国家公務員と地方公務員ということで、公務員の皆さんは一緒にしようという程度の一元化なのか。あるいは、年金という制度全体を考えたときに、やはり一元化をした方が年...全文を見る
○中塚委員 直ちになんて、直ちにやれってそれは無理だみたいな話をされますが、別にこの法案だって直ちにやることにはなっておりませんですね。私どもが提出しております民主党の年金案にしたって、直ちにやれということではありません。  ただ、その目的が何のためなのか。財政基盤の強化拡充と...全文を見る
○中塚委員 二十一世紀初頭と言ったって、もう二十一世紀初頭ですよ。あっという間に十年、二十年なんかたっちゃうわけですから、今やらないでいつやるんだということです。  今までの御答弁を聞いていると、重ねて言いますが、何かもう面倒くさいことはやらないんだ、やりやすいところだけやると...全文を見る
○中塚委員 時間が来ましたから終わりますけれども、今の御答弁も全然答えにはなっていないというふうに思います。その〇・八が単純に職域加算としての保険料率の上乗せではないというふうな御答弁でしたけれども、それは金に色がついていないというだけのことですよね。お金に色がついていないという...全文を見る
10月19日第161回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中塚委員 民主党の中塚です。  時間が限られておりますので、まずは景気の問題、きょうは日本銀行総裁にお越しをいただいておりますので、まずは総裁に景気の認識のことをお伺いしたいと思います。  小泉内閣が発足をしたときに、株価は一万四千円、今は一万一千円ちょぼちょぼ。自分で悪く...全文を見る
○中塚委員 回復基調に乗った、あるいは近づいたと言えるのかどうかということについて、ちゃんとお答えがなかったんですが。  そんな中で、次に、ダイエーのことをお伺いしたいんですが、そういう景気判断の中で、今度ダイエーが産業再生機構を活用することになりました。  私は、今から三年...全文を見る
○中塚委員 それでは、その他の、もうちゃんと介入があった事例というのが今回いろいろとあるわけなので、そちらから伺っていきたいというふうに思います。  産業再生委員会の委員長、経済産業省がたび重なる介入をするということで、官邸に対して、政治の介入があって大変なんだ、それをやめさせ...全文を見る
○中塚委員 官から民へとか、小泉内閣、いろいろ言うわけですけれども、今度は民から官にダイエーを送り込もうという話の中で、政府部内でいろいろなあつれきというものが生まれている。そういったことをちゃんと解明していかなきゃいけないわけで、ぜひとも、この高木委員長が官房長官にお出しになっ...全文を見る
○中塚委員 たとえ私信であっても、さっきの竹中大臣の記者会見というのも新聞にも載っているわけで、また、この高木委員長のお話というのも、ちゃんと新聞で、高木委員長自身が、こういうことがあって書簡を出したんだというふうにおっしゃっている。また、その書簡の中身についても、これは記者会見...全文を見る
○中塚委員 続いて、今度はこの逆で、総理官邸の方から経済産業省の杉山次官の方に、ダイエー問題に介入をするなという電話が入った、そういう報道があるわけなんですけれども、中川経済産業大臣、この件についてはお聞きになっておられますか。
○中塚委員 それでは伺いますけれども、二回、ダイエーというものが再建計画をつくった、産業再生法の適用も受けたということで、経済産業省として、ダイエーの再建に失敗した、そういう御認識がおありなのかどうかということと、その責任についてはどういうふうにお考えになっているのか、御答弁をい...全文を見る
○中塚委員 そうなんでしょうか。そういうことだからこそ、つまり失敗だったということだからこそ、経済産業省として、産業再生機構に送るんではなくて、民間主導で何とかやっていきたいということで、再生委員会の委員長にまでいろいろなアクセスがあったということを委員長は官房長官に対して書簡で...全文を見る
○中塚委員 産業再生機構は、税金も使う、そして、下手をするとロスが出て、これも返ってこないかもしれない、そういう企業再生をやるというものについて、これだけこう経緯が不明朗だということは極めて問題が多い。  今、大臣がごらんになっていないということであるならば、理事を通じて、また...全文を見る
○中塚委員 村上大臣、この書簡の方もぜひとも資料として委員会に提出をいただきたいんですが、いかがですか。
○中塚委員 別にデリケートな問題じゃないですね。要は、十八日でしたか、予定されていた入札もなくなってしまって、ダイエーは機構の中でこれから再生を目指していくということが決まっているわけですから、もうこのこと自体は別にデリケートな問題じゃないはずなので、委員長、この産業再生機構がダ...全文を見る
○中塚委員 次に、伊藤金融担当大臣にお伺いをいたします。  今度はダイエーの高木社長の記者会見でのコメントなんですけれども、もともと、三年かけて有利子負債をキャッシュフローの十倍ぐらいの水準まで引き下げるのが命題、世の中の声だった。確かにそうなんですね。三年弱前の予算委員会で、...全文を見る
○中塚委員 今までだって五千億も債権放棄をしてきたわけですよ、銀行団は。ところが今回になって、要は、産業再生機構も来年の三月まで、そして、皆さんが、不良債権比率を半減させる、そういう目標を立てていらっしゃるわけでしょう。だからこそ、主力三行がもう融資はできないと言ったからこそ、ダ...全文を見る
○中塚委員 委員長に、資料の件、よろしくお取り計らいをお願い申し上げまして、質問を終わります。
10月26日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○中塚委員 民主党の中塚でございます。  本日は日本銀行の総裁にもお越しをいただいておりますので、まず、日本銀行の総裁からお伺いをしたいというふうに思います。  今、ゼロ金利政策、金融緩和政策をずっとおとりになっている。それの功罪はいろいろあるわけなんですけれども、景気がこう...全文を見る
○中塚委員 これだけ流動性を供給していて、それでまた景気が回復局面にあるということになると、やはりインフレの心配だってしなきゃいけないお立場だと思うんですね、総裁は。だから、そういった意味で、CPIがプラス、あとちょっと二つほど今お話しになられましたけれども、そのことだけを言い続...全文を見る
○中塚委員 私が懸念いたしますのは、日本銀行の独立性ということを保障されているわけなんですけれども、ちょっと総裁は政府に配慮され過ぎているんじゃないかというふうな思いがあるからなんですね。だからそこで、もっと機動的に、金融緩和をやめる、ゼロ金利政策を解除するタイミングというものを...全文を見る
○中塚委員 総裁、どうもありがとうございました。これで結構でございますので、どうぞ。  次に、災害の問題、財務大臣にお伺いをしたいと思うんですが、先ほど御答弁の中で、補正予算は通常国会の冒頭というお話がありました。実は、私ごとですが、私はあそこで議員秘書を五年やっていたことがあ...全文を見る
○中塚委員 今のお話はよくわかるんです。よくわかるんですが、何のために政治家をやっているかという話になったときに、それこそ、あれだけの方が今避難生活を余儀なくされているということで、その方に予算の編成の手順の話をしても私はしようがないと思うんですね。だから、とにかく政治家として、...全文を見る
○中塚委員 繰り返しになりますが、やはり本当にすごく雪が降るんですよ。もう、雪が降ると二階から出入りするようなところなんですね。そういった意味で、本当に、避難されている方はこれからすごく難儀な思いをされると思いますから、ぜひそこのところはよくお考えをいただいた上で対応をしていただ...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁で二つあるんですが、風評リスクも何も、もうダイエーは産業再生機構に入るわけですね。これから資産査定を受けて再生へ向けて歩み出すということで、今私が質問したことに答えて何の風評リスクが出るんでしょうか。いかがですか。
○中塚委員 D社、「D社についてのうわさ」と書いてあるわけですね、この一枚目の紙に。まさにD社ですね。再生機構に送られたD社について、それが検査の対象であったかどうかということをお答えになって、なぜそれが風評リスクになるのか、私には全然わからない。  UFJ銀行にしたって、経営...全文を見る
○中塚委員 万が一侵されることがあってはならないというのならこそ、正しい情報開示をしなければいけないわけですね。今うなずいていらっしゃいますけれども、正しい情報開示をしなければいけないわけですよ。  このUFJの問題、そしてそれに関連をしてダイエーの問題、はっきり言って、我が国...全文を見る
○中塚委員 出所不明のこの資料というのは金融庁の内部資料だというふうに私どもは申し上げてまいりましたが、出所不明であるかどうかということは別にして、あの通常国会の委員会でこれが提出をされ議論したとき、結局このとおりになっているじゃないですか。だから私はお伺いしているので、この資料...全文を見る
○中塚委員 捜査に影響が出る、それもよくわからない。今の私の質問に対する答えにはなっていないと思いますね。要は、この寺西さんの御答弁について伊藤大臣がどう思われるのかということをお伺いしたので、何でその感想を述べることが捜査に影響が及ぶのかわからない。  というのも、UFJ銀行...全文を見る
○中塚委員 いや、それは、寺西さんが報告を受けていたか受けていないか、あなたは知らないと。それは知らないと思いますよ。でも、そんな、知らないから寺西はここで何を言ってもいいんだという話にはならないでしょう。それはUFJ銀行のガバナンスの問題じゃないんですか。今の答弁はおかしいです...全文を見る
○中塚委員 寺西さんは告発はされていないんですよね。さっき、告発された方のお名前をずらっと読み上げられておりましたが、寺西さんは告発されていないんですね。
○中塚委員 それならなおさら、はっきり言って、捜査と関係ないじゃないですか。捜査と関係ないはずですよ。  私らは、民主党は、この問題をずっとこの委員会で取り上げてまいりました。それはやはり、銀行としてちゃんと正しい財務内容を開示する、不良債権だってちゃんと処理せにゃいかぬという...全文を見る
○中塚委員 全然話にも何にもなっていない。参考人だったからまだあれですが、これが証人喚問であれば、はっきり言って、偽証罪にでも問われるような話ですね。では、一体、国会に来て何を言ってもいいんですか。正しくないことを言ってもいいんですか。  与党の皆さん、ちょっと欠席が目立つけれ...全文を見る
○中塚委員 午前中はこれで終わりますけれども、では再度、これはやはり寺西さんにもう一度お越しいただかなきゃいかぬと思いますよ、はっきり言って。  委員長、ぜひとも、寺西さんの参考人招致を求めますので、理事会での協議をよろしくお願いいたします。
○中塚委員 では、終わります。
○中塚委員 午前中の質疑で、伊藤大臣の御答弁、答えられないということが何度も何度もあったわけで、お答えになれないことというのもそれはあるんだろうと思いますけれども、ただ、答えられないということについて、やはりそれは理由がちゃんと明らかでなければ、明確でなければ何度もお答えをいただ...全文を見る
○中塚委員 午前中の野田委員とのやりとりの中で、以前、私ども民主党の会議では告発した人物の名前は答えられないということを金融庁の皆さんはおっしゃったわけなんだけれども、伊藤大臣はこの場でちゃんと告発をした方のお名前をおっしゃいました。このことにしたって、要は、では何であのとき言え...全文を見る
○中塚委員 沖原頭取の認識云々ということは、実は関係ないんですね、それは。沖原頭取がどういうふうに認識しているかということよりも、金融庁が検査をして、その結果として検査忌避があり、その検査忌避の事実があったからこそ告発をされたということなんでしょう。だから、沖原さんがどういう事実...全文を見る
○中塚委員 要はこういうことなんですね。結局、この間の私ども民主党の会議で、告発した人の名前を教えてくれと言って教えてもらえなかった、きょうはおっしゃいましたけれども。加えて、今の御答弁なんかを聞いていますと、本当にちゃんと信頼に足る調査、検査を行った上で告発をされているのかどう...全文を見る
○中塚委員 では、伊藤大臣にお伺いいたしますが、経済産業省から、UFJ銀行をよろしくというふうなことが金融庁にあったと、話はお聞きになったことがありますか。
○中塚委員 今、伊藤大臣は、経済産業省からその種の話があったかどうかということについて、明確に否定はされませんでしたね。要は、そういう情報交換をやっておるということだったと私は理解をいたします。  さて、きょうお手元にお配りした資料の三枚目なんですが、私、予算委員会でもこの問題...全文を見る
○中塚委員 ということで、今初めてごらんになるということなんでしょうか。  これがその要望書なわけですけれども、これを今ごらんになって、どのようにお考えになるのか。特に、今般の経産省の介入、経済産業省から強い介入を受けたと感じざるを得ないような事態に直面をし、困惑をしたというこ...全文を見る
○中塚委員 今、北畑局長、民間でできることは民間でというふうにおっしゃいました。小泉内閣は常にそういうふうに言っているわけですけれども、民間でできることは民間でというのはどういうことなんですかね。その御説明をいただけますか。
○中塚委員 今局長が御答弁になりました民間でできることは民間で。では、ウォルマートとかあるいは丸紅、そういったところをスポンサーとして一生懸命御用意をされたといったことは事実なんでしょうか。いかがでしょうか。
○中塚委員 直接お電話をされたと言われております迎さんはいかがですか。
○中塚委員 では、その入札について、日本政府を信用してくれ、白紙でもいいから入札してくれというふうにおっしゃった事実はないんですね。
○中塚委員 どうも、いろいろと聞いている話とかなり違うというふうに思いますね。今の程度の話で、どうして高木再生委員長が内閣官房長官あてに要望書を出さなければいけないのかということ。  北畑局長、もう一度伺いますが、よく思い出していただいてお答えをいただきたいし、できるだけ事実に...全文を見る
○中塚委員 いや、お電話されているのはそういうことだと思うんですが、先ほども御答弁になられておりましたけれども、その電話の中身について、高木委員長がこれほどのものを官房長官に送らなければいけないような、何せ辞表まで書かれているわけですね。  民間でできることは民間で、私もそれは...全文を見る
○中塚委員 では、何で辞表まで書かなきゃいけないんですかね、その程度の話で。その程度の話で、辞表を出すというところにまでは至らないと私は思うんですね。いかがでしょうか。
○中塚委員 北畑局長にお伺いしてもわからない、いや、当たり前だと思います。要は、北畑さんはそんなつもりで言ったわけじゃないけれども、高木さんやら斉藤さんがそういうふうに受け取ったんだというふうにお考えになるのであるならば、委員長、斉藤社長と高木委員長をこの場にお招きをして、やはり...全文を見る
○中塚委員 北畑局長にもう一つだけお伺いをいたしますけれども、斉藤社長あるいは機構の幹部に対して電話でお話をされた、あるいは直接会ってお話をされた。そのときに、機構の関係者に対して、今度村上誠一郎さんが大臣になったから、機構はイオングループとつるんでいるんじゃないか、ダイエーをイ...全文を見る
○中塚委員 今のもお答えになっていないんですけれども、私が聞いている話では、そんな穏やかな会ではなかったようですね。そういう穏やかな会ではなくて、北畑さんとお話をされた方は、大変に恐ろしい思いをしたというふうにおっしゃっているようでございますし、この件についてはテープがあるという...全文を見る
○中塚委員 ちょっと、今、長い答弁で、一番最後のところだけが重要だったんだけれども。粉飾決算ではない。でも、要は、決算の内容によれば実態とは違ったということでしょう。だったらそれは、さかのぼって言えば、粉飾決算だったということなんじゃないんでしょうか。何で第一義的に粉飾決算ではな...全文を見る
○中塚委員 ちょっと時間がなくなってきたので残念なんですけれども、要は、検査と粉飾が別のものだというのは当然のごとく理解をしておりますが、検査の結果、業績修正だってされたわけでしょう。二回にわたって業績を下方修正して、最後は赤字の決算にまでなっちゃったわけですね。その土台には検査...全文を見る
11月12日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  きょうは、谷垣大臣にお越しをいただいておりますけれども、大臣、何かお昼に御予定がおありだということで、まず冒頭、大臣からお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  まず、ダイエーの問題でございます。  大臣は、産業再生担...全文を見る
○中塚委員 加えて、斉藤社長は、要は機構は何が何でもダイエーをやりたいわけじゃないというふうにもいろいろなところでお話になっているわけですね。今大臣がいみじくもおっしゃったように、民間の論理、市場の論理でやるべきものだということなわけですから、そういった意味で、何が何でもやりたい...全文を見る
○中塚委員 そういうことをお考えになって行動されたということが介入に当たるかどうかということについてお伺いをしたわけなんでありますが、明確なお答えはいただけなかったわけなんですけれども、この件はまた後で、きょうも経済産業省の方にお越しをいただいておりますので、やらせていただくとし...全文を見る
○中塚委員 株式会社だったら大丈夫だということをおっしゃるなら、また後からこれも伺いたいと思いますが、現実問題として、信託銀行と言われるところでも数々の不祥事というものがあって、過去処分をされた経緯というものもあるということなわけです。そういった意味で、この福祉信託ということにつ...全文を見る
○中塚委員 ニーズというのは、はっきり言ってあるわけですね。きのう質疑通告しておりますからもう御存じだと思うんですけれども。やはり、信託というと、どうしてもお金持ちのものだということになっちゃうわけですね。株式会社ということに限定をされているのも、まさにそういうところで、委託者、...全文を見る
○中塚委員 何で株式会社にこだわるのかというのがよくわからないんですね。しかも、TLOなんかについては例外をお認めになっているということで、それは、要は政治の方針があるからTLOについては例外をお認めになるということなのかもしれませんが、そうでないなら、何で公益法人が除外されるの...全文を見る
○中塚委員 投資家の保護、委託者、受託者の保護、それがなかなか難しいからNPOや公益法人は入れないんだという御答弁だけで終わっちゃうと、余り賛成したくなくなってしまうわけですね。何より大事なのはそのことだというのは当たり前の話なわけで、だから、まずそういう委託者、受託者の保護とい...全文を見る
○中塚委員 金融サービスということで、投資家の保護は、それはそれで大変重要なことなんですが、やはりそれは投資家ということだけじゃなくて借り手の問題なんかもあるわけなので、ぜひそこは幅広にやっていかなきゃいかぬ課題だというふうに思います。  また、今、各党にも実は御提案させていた...全文を見る
○中塚委員 さて、伊藤大臣、かねてより大変にこれは不明瞭じゃないかという批判もあるわけなんですけれども、今局長から御答弁をいただきましたが、この銀貸しがふえているということですが、これについていかがお考えでしょうか。私は、やはり分別管理ということであるならば、ここはもっと徹底をす...全文を見る
○中塚委員 その答弁は当たり前の話だと思います。大臣も今は建前といいますか、お答えになったことについて私も異論はございませんが、実態はどうかということがやはり問題になってくるわけなので、だからこそコンプライアンス体制をどう整備するか、あるいは監督体制をどういうふうに整備するかとい...全文を見る
○中塚委員 大臣、お聞きになったとおりで、一件は内部告発なんでしょうかね、要は会社側からの申し出があった。もう一件は検査でわかったということなんですが。ということで、やはりちゃんとした検査監督の体制ができるかというのは大変に重要な課題だということを指摘しておきたいというふうに思い...全文を見る
○中塚委員 事実関係の確認と、意見を述べたと今おっしゃいましたか。事実関係の確認は、それはそれで結構ですが、意見を述べたと。意見を述べるということについて、それを日を延ばせということについては、業務の重要な部分なわけですね、期限を設定してあるということは。その設定をした期限が重要...全文を見る
○中塚委員 声も小さいし何を言っているんだかよくわからなかったんですけれども、では、具体的に伺いますが、デューデリにかけているというときに、それを期限を延ばせというのは主務官庁として適正な意見なんでしょうか。
○中塚委員 だから、その重要な業務だということについて延ばせという話をするというのは、主務官庁として意見を述べるというふうに言われている想定の範囲内なのかそうでないのかということについてお伺いをしているんですが、藤岡さん、どうぞ。
○中塚委員 私の質問には何かちゃんとお答えをいただけないようなんですけれども、私が申し上げているのは、あなた自身がこれは機構にとって重要なことだというふうにおっしゃった、その重要なことについて、中川経済産業大臣の意見を代弁されたのか、あるいは北畑局長個人の御意見なのかわかりません...全文を見る
○中塚委員 実は、意見を述べたということについて、意見は意見で、確かに私もいろいろな意見は言うんですけれども、それが介入だというふうに思うためには、やはりこれは何かほかにもあったんだろうなと思うわけですね。  北畑さんにお伺いしますが、九月二日、斉藤社長とお会いになった。理事会...全文を見る
○中塚委員 きょうの参考人の皆さんは何かすごく声が小さくてよく聞こえないんだけれども、していないとおっしゃったんでしょうか、答えられないとおっしゃったんでしょうか。
○中塚委員 それに対して斉藤社長は、その案では産業再生委員会を通らない、丸紅が株主ということなら、要は、再生機構に入れば一たん減資をせにゃいかぬ、その上にまた出資をする、そんなことはあり得ないというふうにお答えになったということはありますか。
○中塚委員 ということは、これは三日のやりとりだということですね。はい、ありがとうございました。  十月八日の朝、北畑局長は斉藤社長とお電話でお話しになられているということですけれども、その際に、民間のデューデリをやめさせろというのはおかしいじゃないか、大臣に文句を言わせるぞ、...全文を見る
○中塚委員 いや、法的根拠を聞いているのじゃなくて、大臣に文句を言わせるぞというふうにおっしゃったのか。そのとおりでなくても、大臣に文句を言わせるぞというニュアンスのお話をされたのかどうかということをお伺いしたわけなんですね。  介入というのはそういうことでしょう。要は、圧力を...全文を見る
○中塚委員 終わります。
11月17日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○中塚委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     金融先物取引法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 外国為替証拠金取引の...全文を見る
11月24日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○中塚委員 貸金業の規制等に関する法律の一部を改正する法律案の起草案につきまして、提案者を代表して、提案の趣旨及び概要を御説明申し上げます。  本起草案は、近年、貸金業を営む者により、債務者等の公的給付を貸し付けの契約に基づく債権の弁済に充てるため、当該公的給付が払い込まれる預...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  斉藤参考人におかれましては、お忙しいところを、また、新聞紙上でもたくさんの案件が産業再生機構にはあるというふうに伺っておりますが、そんな中お越しをいただいたことに心より厚く感謝を申し上げたいというふうに思います。  先般来この委員...全文を見る
○中塚委員 斉藤社長、北畑さんは、実は丸紅の話についてはお認めになっているんですね。  実は、北畑さんと斉藤社長がお話しになったときに、北畑さんの方から、イトーヨーカ堂とイオンは、スポンサー、受け皿になることにダイエーが反対をしている、イオンは政治的な問題もある、スポンサーは二...全文を見る
○中塚委員 独立性、公平性、中立性というお話をおっしゃるんだったら、私は、なおさらここはきっちりとお答えになるべきだと思う。というのは、これも新聞報道ですが、ウォルマートと丸紅がタッグを組んで入札をしてくるというふうな話も私は伺っております。最終的にどこがスポンサーになるのかは、...全文を見る
○中塚委員 介入があったということについてお伺いをいたしますが、私は、介入というのはやっぱり二つだと思うんですね。要は、それは経済産業省として、具体的な社名を挙げて要請なり推薦なりがあったということ。あともう一つは、例の期限の問題、機構としてダイエーに対して期限をお切りになった、...全文を見る
○中塚委員 辞任届ですか。
○中塚委員 辞任届は実は三種類あるというふうに言われておりまして、これは三番目のものだというふうに聞いておりますが、あて名のところには斉藤社長のお名前もありますから、恐らく斉藤社長あてにもお届けがあったんだろうというふうに思います。  さて、それで、この辞任届の中身なんですけれ...全文を見る
○中塚委員 介入ということに対してちゃんと、介入かどうかということは別にして、ちゃんと説明をされたということなんでしょうか。でも、では高木さんはどうしてこう介入というふうに書くんでしょうか。しかも、その介入があっては産業再生機構の存立にまでかかわる、やってられないということで辞任...全文を見る
○中塚委員 今社長がおっしゃった、独立性、中立性、透明性と五カ条の御誓文のように書いてあるということでございますけれども、それが介入によって侵されそうになったということだから辞任届をお出しになられたということなんじゃないんですか。この件で高木さんと社長はお話し合いになったことはな...全文を見る
○中塚委員 聞き方を変えますが、斉藤社長は、介入だというふうにお感じになられるような事柄はございましたでしょうか。そしてもう一つ、ではどうして高木さんは介入だというふうにお感じになられて、おやめになろうとまでされたのか。その理由についてはいかがですか。
○中塚委員 端的に伺いますが、では、斉藤社長は、介入はなかったというふうにお考えになっているわけですか。
○中塚委員 斉藤社長はこの件について官の介入はなかったということなんでしょうけれども、他方、高木さんは、介入があったからおやめになるということで、こういったものまで用意をされた。最終的には辞任に至らなかったし社長もおとめになったということだと思いますが、ということは、社長と委員長...全文を見る
○中塚委員 時間がだんだんとなくなりましたので原口委員と交代をしたいというふうに思いますけれども、最後に一つお伺いをいたします。  今、介入、あるいは何をもって介入と言うのかというお話がありました。十月八日朝、電話で北畑さんとお話をされていると思うのです。そのときに、民間のデュ...全文を見る
○中塚委員 どうもありがとうございました。終わります。
○中塚委員 私の時間は限られておりますので、午前中の参考人質疑を受けてダイエーの問題について伺いたいと思いますが、率直な感想を申し上げて、経済産業省も経済産業省だけれども、再生機構も再生機構だなというふうな印象を受けました。  まず北畑さんにお伺いいたしますが、十月八日、中川大...全文を見る
○中塚委員 次に、藤岡さんにお伺いいたしますけれども、藤岡さん、過去いろいろと御答弁をされている。査定行為、資産査定の行為をするに当たっては個々の事業者と金融機関において判断されるべき、判断されたということが前提になっているというふうにもお述べになっているわけでありますけれども、...全文を見る
○中塚委員 そのさまざまな形のある守秘義務契約なんだけれども、午前中、斉藤社長もおっしゃっておりましたが、要は、その守秘義務契約にのっとってやったら、なかなかDDが進まない、いろいろと妨害等がある、民間事業者とのDDが並行して進んでいる、自分が欲しいと言った資料がなかなか手に入ら...全文を見る
○中塚委員 さて、それで、北畑さんはこれがけしからぬというふうにお考えになったからこそ、お電話をされたり、またあるいは大臣と一緒にお話をされたということだと思いますけれども、何でそれがけしからぬのかということです。要は、活用を前提としないCAをずっと続けるべきだと。そしてその結果...全文を見る
○中塚委員 さて、藤岡さん、それで、ところが機構には存立期間がある、だから、機構が期限を切ったというのは、これは業務にとって非常に重要なことだというふうにあなたはお答えになったということだと思うんですが。  では、ここであえて再び問いますけれども、その重要なことだということにつ...全文を見る
○中塚委員 では、続いて伺いますけれども、午前中の質疑の中で、私が丸紅の話を申し上げましたら、斉藤さんは個別の企業の名前は答えられないということをおっしゃっていた。それはそうなのかもしれません。私は納得できませんが、言い分としてはあるかもしれません。ただ、こういった委員会の場で個...全文を見る
○中塚委員 いや、私が申し上げているのは、全体の議論だろうが何だろうが、要は、個別の企業の名前は挙がっているということを申し上げているわけであって、その個別の企業を挙げて話をするようなことが、法律が想定をしている、意見を言うということの範囲内なのかどうなのかということを伺っている...全文を見る
○中塚委員 時間が参りましたから、きょうはこれで終わりますけれども、九月の二日、三日の会談なんかの様子を伺っておりますと、北畑さんだって、産業再生機構を使うということについては避けられないというふうにお考えになっていた節があるわけですね。斉藤さんは、けさおっしゃっていたのは、要は...全文を見る
○中塚委員 終わります。