中塚一宏

なかつかかずひろ



当選回数回

中塚一宏の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第162回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  本日は、まず景気の話をお伺いしたいと思います。  総理初め政府は、景気が回復しているということを盛んに言われる。でも、ちまたで景気が回復しているなんて言われると、本当にもうぶっ飛ばされそうな感じですね。総理も今うんうんとうなずいて...全文を見る
○中塚委員 今の答弁が果たしていい答弁なのかどうなのかというのは大変に疑問が残るところでありまして、企業は、はっきり言って、手元にお金を残さなければいけない理由というのがあるわけですね。そこを政策的にどういうふうにアシストしていけるのかというのが一番大切なポイントになるわけなんで...全文を見る
○中塚委員 雇用関係の指数というのは遅行指数なんですね。それはおくれて出てくる指数なわけなんです。また、それともう一つは、失業率云々については、後からちょっとその中身の分析というのも議論をしたいというふうに思っています。  私がお尋ねしたのは、景気回復ということと自律的な景気回...全文を見る
○中塚委員 私が、別に、企業の利益がふえているということで、そのことは評価をしているんです。企業の利益がふえているということは評価している。でも、雇用者の報酬がふえていない。これで自律的な経済回復軌道に乗れるんですかということをお尋ねしているんであって、そのふえている理由と減って...全文を見る
○中塚委員 消費の伸びに根拠がない。それは、所得がふえていないんですから、消費の伸びに根拠がないということなんですね。そんな中で、やはり貯蓄率がどんどんと低下をしてしまっているということ。それをこの下の方のグラフにあらわしてみました。  要は、収入がふえないものだから、みんな貯...全文を見る
○中塚委員 私は、消費との関連で貯蓄の話をしているんですね。収入がふえない中で消費が伸びているとおっしゃるが、これを見ておわかりのとおり、貯蓄率は下がっていますね。その一方で、若い人たちは、やはり将来に備えてためにゃいかぬというふうにお考えになっている方が、これを見れば多いという...全文を見る
○中塚委員 企業が利益を上げても、それを賃金に転嫁できないという一番の原因は、要はやはり手元に資金を置いておきたいわけですね。何で資金を置いておきたいかといえば、それは過去に対する借金の返済というのもあるでしょう。もう一つは、やはり景気の先行きというものに企業だって自信が持てない...全文を見る
○中塚委員 それは、失速したなんて言ったら定率減税の縮減なんかできませんからね。皆さんは、景気は回復をしているという前提で定率減税を縮減する、廃止するということをおっしゃっているわけだから、それは皆さんは、失速したとは口が裂けても言えないと思いますよ。でも、私は、失速しているので...全文を見る
○中塚委員 小さな政府ということをおっしゃった。でも、だからこそ、今この国会で問題になっているのは政治と金のことなんじゃないんでしょうか。  負担がふえるということについて、いや、これは大事なところだから聞いてください。要は、私は景気の話をしている。その貯蓄率との関連で、竹中さ...全文を見る
○中塚委員 今の日本銀行総裁の御答弁、自律的回復軌道にしっかりと乗るまでということがありました。要は、私が今まで申し上げたことを裏づけていらっしゃるわけですね。だから金融緩和もやめない、ゼロ金利政策もやめないということなわけであって、だから、今、総裁の御答弁を引用しても、政府が、...全文を見る
○中塚委員 総裁からお願いをされましたが、これは私に対してというよりは、ここの委員室にいらっしゃる皆さんに対してのお願いであるというふうに理解をいたします。  いずれにしても、やはり金融政策はちゃんと金融政策として独立をしてやっていく。くれぐれも政府の政策によって自縄自縛に陥る...全文を見る
○中塚委員 終わります。
02月15日第162回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  本日は、きょうの本会議で趣旨説明と質疑のありました定率減税のお話から財務大臣に伺わせていただこうと。実は、私はその定率減税の制度発足の際の経緯なんかもちょっと知っているものですから、そのときの経緯も含めましていろいろとお伺いをしたい...全文を見る
○中塚委員 減税を行うこと自体が目的で、景気対策というのもその目的の中に入っているということは申し上げているんですが、十年の十二月十六日に、「自由党との協議の確認」というペーパーがございまして、十二月十六日ですから、与党の税制大綱が発表された翌日につくった文書ということなんですけ...全文を見る
○中塚委員 考え方は、確かにいろいろな発表物とか審議会の答申なんか出ていますから、私もよく承知をしておりますけれども、大事なことは、具体的にどうするかということなんですね。  まず、二つ申し上げたい。  一つは、景気対策。定率減税が仮に景気対策であったとしても、実はこの平成十...全文を見る
○中塚委員 今の答弁じゃ何のことかさっぱりわからないんですが、「景気動向を注視し、必要があれば、」ということは、年中であってもということですか。年中であっても機動的に対応することもあり得るということでよろしいんでしょうか。
○中塚委員 いずれにしても、ちゃんと税制改正というものを、いつも抜本的、抜本的と言うんだけれども、結局、抜本的な税制改正というのをなされたことは近年なかなかないわけですよ。景気に応じていろいろ、定率減税をやったり定額減税をやったり、あげくの果てには恒久的減税という全く新しい言葉ま...全文を見る
○中塚委員 きょう環境大臣にもお越しをいただいておりますけれども、このお手元の資料、ございますね、私も今読み上げましたけれども。こういうふうな動きについて、どういうふうにお感じになられますか。
○中塚委員 どういうふうに思われるかというのは、結局こうやって経済産業省は、要は業界ぐるみという形で環境税をつぶしにかかっているということなわけですね。中川大臣から、こういったことはよろしくないというふうにもおっしゃっていただきました。  実は、私はこの間、前回これを資料として...全文を見る
○中塚委員 三位一体とおっしゃいましたけれども、何かそれは政官業の癒着と紙一重の話なんですから、本当にそこのところはよく指導をしていただきたい。  私は、財務金融委員会でダイエーの問題なんか取り上げましたけれども、経済産業省の官僚の方は、常に何か、いや、相談しただけですとか、そ...全文を見る
○中塚委員 ここに、書き込む前の契約書があるんですけれども、この契約書は、今皆さんにお配りしたのとはまたちょっと違って、限度付根保証承諾書というふうになっているんですね。限度付根保証承諾書兼金銭消費貸借契約証書、下に括弧で債務弁済公正証書作成嘱託委任状ということにもなっている。だ...全文を見る
○中塚委員 法と証拠に基づいてということなんですが、制度の不備でこういったことがなかなか検挙できないということならば、制度を改正するのは国会の役目だというふうに思っておりますから、そのことはまたちゃんと取り組んでいきたいというふうに考えています。  次に、今度、公正証書について...全文を見る
○中塚委員 さて、それで、この公正証書というのがいかに金銭債務関係についてつくられているのが多いかということをおわかりいただいたと思うんですけれども、公証人法というのは、公正証書作成に当たり、代理人でも構わないということになっておるわけですね。  お配りした資料のところにも、五...全文を見る
○中塚委員 大臣はそういうふうに思っていらっしゃるのかもしれないが、でも、現実問題、本人の意思に基づかない公正証書がこれだけできているわけですね。だから、今大臣が御説明になったような制度になっているはずなんだけれども、でも、現実問題はそれがちゃんとできていないということなわけなん...全文を見る
○中塚委員 法務大臣、いいかげんなものではないとおっしゃるけれども、いいかげんなものだからこれだけ被害が出ているわけですよ。だから、悪ければ直せばいいわけであって、代理人じゃなくて、本人に確認をするようにすれば問題は解決するんじゃないですかということをお尋ねしているんです。  ...全文を見る
○中塚委員 南野大臣、本当に普通の、一般庶民の代表になってほしいんですね。これだけの被害が出ているということから考えてほしいんですよ。制度はこうなっているから被害は出ないはずだじゃないんですね。これだけの被害が出ているから、それをどう変えましょうかという話をしているんであって、ぜ...全文を見る
○中塚委員 外務大臣、済みません。質問が、時間がなくなりまして、申しわけなかったです。  法務大臣、司法制度改革というのは、国民のための改革でなきゃいかぬわけですね。皆さんのための改革ではないんですから、こういう問題点があるということをもう一度よく御検討いただきたい。そのことを...全文を見る
02月23日第162回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  お四方の参考人の皆さんには、大変に御苦労さまでございます。  多岐にわたる課題でございますけれども、私は、まず山田公述人にお伺いをしたいと思います。  「希望格差社会」という本と、あと「パラサイト・シングルの時代」という本と、大...全文を見る
○中塚委員 私も、パラサイトシングルがいいとか悪いとかいうことを言うつもりじゃなくて、そういうパラサイトシングルになってしまうような社会状況というか、そういったものを考えていかなきゃいかぬというふうに思っているわけであります。  先ほどのお話の中で、評価される場所がないというこ...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。  きょうは予算委員会の公聴会ということでございますので、パラサイトシングルあるいはフリーター等々の問題に関連をして、予算といいますか税のあり方について伺いたいと思いますので、井堀公述人にも御意見を伺いたいと思うんです。  今ほど山田公述人...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございます。  やはり税というのは、もう政治のほとんどを税が占めている部分があって、税のあり方で社会のあり方が決まってしまうということもあるわけですね。  人的控除を廃止するということの中にはもちろん当然ながら扶養控除の廃止ということも含まれるわけなんで...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。  それでは、次は消費税のことについて伺いたいんですが、この件については井堀公述人にもお伺いしたいと思うんです。  先ほどお話ありましたとおりで、実は、年金、特にフリーターの皆さんなんかだと国民年金が主だと思うんですけれども、一万三千三百円...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。  この件についてはこれぐらいにしたいと思いますけれども、総理の施政方針の言葉にやればできるという言葉があって、私は本当にあごが外れそうになってしまいましたけれども、やればできない人とか、やってもできそうにない人をどうするのかということが一番...全文を見る
○中塚委員 もうちょっと直接的な原因についてもお伺いをしたいというふうに思いますけれども、来年度の予算案、今審議中ですが、その来年度の予算案にいわゆる三位一体改革というものが盛り込まれているわけなんですが、政府が予算案の中に盛り込み、また関連法案も提出をしておりますこの三位一体改...全文を見る
○中塚委員 きのう、関連法案の趣旨説明と質疑が本会議で行われまして、百四十八項目の改革案のうち何項目採用したんだと我が党の議員が質問をいたしました。また、自分で何点だというふうにも質問をしたんですが、総理は両方とも答えなかったですね。何点であるというふうにも答えなかったわけであり...全文を見る
○中塚委員 続いて、私どもの案について御意見を伺いたいと思います。  私ども民主党は、補助金改革、あと税源移譲ということについて、今、政府で補助金十九・八兆円あるわけなんですけれども、これに税源移譲の対象分、所得譲与税とか税源移譲予定特例交付金、一兆八千億を加えて二十一兆六千億...全文を見る
○中塚委員 そういった意味で、現実問題、皆さんのゴールを目指していくという上でも、やはりこれから国と地方との協議の場というものをどういうふうに設定していくのかというのは大変に大きな課題になってくるだろうというふうに思っております。  麻生新会長はそれを制度化するべきだというお話...全文を見る
○中塚委員 四方の参考人の皆さん、ありがとうございました。石橋公述人にはお伺いする時間がちょっとなくなってしまいましてまことに申しわけないと思っておりますが、どうもありがとうございました。
02月25日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○中塚委員 まず、ローン利子控除のお話にお答えする前に、定率減税の廃止と基礎年金の国庫負担率引き上げの財源について、ちょっとお話をしたいと思うんです。  年金法の附則に、国庫負担率を三分の一から二分の一に引き上げる、それには安定財源を見つけてということが書いてあるわけなんですけ...全文を見る
○中塚委員 私どもが提案しておりますのは、住宅だけではございませんで、ローンの利子を控除できるという制度でありますから、例えばいろいろなほかの耐久消費財、自動車であったりテレビであったり、そういったものについても適用することができるわけで、額について一概にどちらが高くてどちらが低...全文を見る
○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。きょうは、まず税制改正について、財務大臣と議論をしたいというふうに思っています。  二月の三日に私は予算委員会で景気の話をいたしました。そのときから後でまた新しい指標が幾つか発表されております。二月十六日の水曜日ですけれども、昨年の十—...全文を見る
○中塚委員 QEだけじゃなくて、二月の三日に予算委員会でお話ししたときには、実は景気動向指数も出ていなかったわけですね。景気動向指数、一致係数、八、九、十と三カ月連続で五〇%割れ、十一月は五〇%をちょっと上回ったんですが、ところが十二月はまた五〇%を割っちゃったんですね。だから、...全文を見る
○中塚委員 二月の三日に質疑をさせていただいたその日だったと思うんですが、アメリカはフェデラルファンドレートを上げたんですね。だから金利を上げるわけですね。要は、やはりアメリカは穏やかに景気を減速させようとしているということだと思う。それは、確かに成長率の見通しはおっしゃいました...全文を見る
○中塚委員 定率減税を見直すというか変えるというときに三つポイントがあって、それは、やはりまず一つは景気ですよね、景気動向というものを見なきゃいかぬ。もう一つは、今おっしゃった、所得税の望ましい税制のあり方をどう考えるかということがありますね。もう一つは、それとの関連で、国と地方...全文を見る
○中塚委員 十八年、十九年の抜本改正ということであるならば、やはりその十八年、十九年にどういう税制にするかというのはあわせ出すべきだということを私は申し上げているんですね。  その上で、景気の動向を見れば、やはり景気は、はっきり言って穏やかに回復しているとは、とてもじゃないが言...全文を見る
○中塚委員 やっていらっしゃるという御答弁でしたが、やっていらっしゃってもこれだけお金がたまっているという現実があって、私が申し上げているのは、このたまっている金をどう使えばいいのかということですから、それは、私が言ったことはもうやっているという御答弁でありましたけれども、だった...全文を見る
○中塚委員 このパラサイトシングルという言葉は、何か大変にいいイメージを持っていない言葉なんですね。そういう意味で、この公述人に対して私、質疑をしたんです。この山田教授の書かれたものなんかを一通り全部目を通したんですけれども、やはり、確かに日本の社会とか日本の経済の病巣というのは...全文を見る
○中塚委員 谷垣大臣が過去パラサイトシングルだったというのはそれは実は全然違って、司法試験も合格されたわけですし、周りの人も谷垣大臣だったら合格されるだろうというふうにみんな見ていたんでしょうから。努力が報われるということで初めて希望というのが持てるんですね。努力が報われないとい...全文を見る
○中塚委員 要は、児童手当、子供手当と私は呼んでいますが、それにしても、月額で何千円とかいう程度の話じゃ、それは犬だって飼えないわけですよ。やはりそこはちゃんとお考えをいただきたい。何せ、人口が減っていくというのはすさまじいことですね。人口が減っていくということは、生産性が上がら...全文を見る
○中塚委員 まず、パラサイトシングルの人は老後を心配していないなんということではなくて、すごく心配しているんですよ。でも、心配してもどうにもならないわけですね。要は、五年先のこともわからないのに、四十年先にもらう年金の保険料なんか払えますかということなんです。  だから私は、無...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁は何も言っていないのに等しくて、あり方を幅広く検討するのはそれは当たり前のことなので、そのために協議機関を設置するということなんですが、補助率ということの見直しについてはいかがなんでしょうか。
○中塚委員 ということは、その文章に書いてある、結論を得て実施するというのは、見直しをするけれども、見直した結果何も変わらなかったということもあり得るんでしょうか。補助率は必ず見直して、今の補助率とは変えるということなんでしょうか。
○中塚委員 いやいや、その幅広く議論をするというのは、そういうお答えだったら別にもうお答えをいただかなくてもいいんですが、そんなことは百も承知です。そうではなくて、補助率を見直すということになるのかどうか。それも、単に検討するだけじゃなくて、補助率を変えることになるのかどうかとい...全文を見る
○中塚委員 というわけで、三位一体のうちの一つの課題について今お話をお聞きしたんですが、次は、文教施設の問題についてお伺いをしたいというふうに思います。  公立文教施設費の取り扱いについては、義務教育のあり方等について五年秋までに結論を出す中央教育審議会の審議結果を踏まえ決定す...全文を見る
○中塚委員 というわけで、二つのことについて伺いましたけれども、何でこれをだからもっと早く決められないんですか。結局、所得税のあり方というのと三位一体ということは関係しているわけですね。さっき控除の話なんかも申し上げましたけれども、その上で、ではどういうふうに税源移譲するかという...全文を見る
○中塚委員 今大臣の方から、基礎年金の国庫負担の増加とか無年金障害者の救済等々、あと事務費も加えて千四百四十億円というお話をしていただいたんですけれども、実はそのことだけではなくて、社会保障関係費についても、シーリングのころからはふえているんですね。それはシーリング以降ふえている...全文を見る
○中塚委員 大変誠実に御答弁いただいているとは思うんですけれども、根元受益の問題にしたって、要は現実の金目の話じゃなくてまさにその精神のことをお話ししているわけだし。私は、補助金をやめて税源移譲するということに反対しているわけでも何でもないんだけれども。それは我が党としても提案を...全文を見る
○中塚委員 今の私の問題意識なんですが、財務大臣、いかがでしょうか。
○中塚委員 私が申し上げているのは、結局、まず第一に補償金を払うということがある、加えて、運用で稼ぐべき額というのは入ってこないということなんですから、これだったら繰り上げ償還しない方がいいんじゃないかと。もちろん基金の運営というのは適正にやっていただくということが大前提なんです...全文を見る
○中塚委員 では、終わります。
○中塚委員 原案の問題点につきましては、もう問題といえば全部が問題だというふうに思っているんですけれども、赤字国債を出すための法律案ということで、結局、では、その反対側の歳出である予算のむだ遣いというのが本当に改まっているのかという問題もあります。  ただ、その中でもとりわけ特...全文を見る
○中塚委員 この社会保険庁の事務費に対して不正流用ということをどうやって防ぐかということなんですが、まずはやっぱり年金の保険料なり積立金というものは、もう給付以外には使わないということを大原則として打ち立てるべきだと思っています。実務的には、業務効率化の徹底とか、あと入札ですね、...全文を見る
○中塚委員 まず、私どもの提案をしておりますローン利子控除というのは、住宅に限った話ではないということが第一点なんです。住宅については、十七年度については選択制、十八年度からは今の住宅ローン減税はやめてこのローン利子控除に一本化しようというふうに考えております。個別の案件について...全文を見る
○中塚委員 私どもが今回提出をしております修正案では、いわゆるセカンドハウス的なもの、別荘とかいうことについて、それを対象外にはしていないんですね。それも要はローンの利子の控除制度のうちに取り込んであります。それをどう活用するかというのは、もうそれは個人個人の才覚なり、その人の置...全文を見る
○中塚委員 今の住宅だけに限っていえば、政府のやっている住宅ローン減税とか住宅ローンの残高なんかを見ると減収額一兆円ぐらいなんですが、ただ、それ以外のものについての、利息でありますとか、またあるいはこの間の金利動向ということによっても減収額は左右をしてくるということであります。た...全文を見る
03月11日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  本日は、まず、偽造キャッシュカードの問題をお伺いしたい。  この委員会でもたびたび取り上げましたし、また予算委員会でも取り上げました。私、この問題は党において検討もしておりまして、私ども独自の案をつくりましたので、間もなく皆さんに...全文を見る
○中塚委員 というわけで、いただいた資料の時点から変わっていないということなんですけれども、私は、やはりこれは極めて不明朗だと思うんですよ。全額補償をする場合、一部補償をする場合、そして補償がされない場合、不明というのもありますけれども、では、一体どういう場合なら全額補償されるの...全文を見る
○中塚委員 例えば、暗証番号が誕生日でなかったから預金者の責任ではないとか、あるいは銀行にもATMの管理責任というものがあるということで、これは預金者の責任じゃない、補償するということなんだけれども、では、一体、銀行のATMに対する管理責任というのは何なんですかということなんです...全文を見る
○中塚委員 この話は、ある意味金融機関も被害者ですから、おっしゃることの被害者のプライバシーの問題とか利益の問題ということはわからないではないけれども、大切なことは、これ以上被害を拡大させないということなわけですね。もっと大切なのはそこなんですよ。いみじくもおっしゃった成り済まし...全文を見る
○中塚委員 お手元に資料をお配りしているんですが、一枚目が、これは東京三菱銀行の広報室が出した「偽造キャッシュカード被害の補償について」ということですね。二つ目の段落、パラグラフのところに下線を引いてありますが、「今般、当行は犯人検挙の有無等にかかわらず、一定の基準によりお客さま...全文を見る
○中塚委員 要は、カード約款というのは、どんな銀行も似たり寄ったりになっているんですね、今。それで、そのカード約款に何が書いてあるかというと、これもたびたびお披瀝しておりますけれども、カードまたは暗証につき偽造、変造、盗用その他の事故があっても、そのために生じた損害については当行...全文を見る
○中塚委員 私、この問題をこの委員会で取り上げて、銀行はちゃんと被害届を出すようになったということで、犯人も捕まって、それはそれで大変結構なことで、そこは本当に頑張って御努力いただいたというふうに思っておりますけれども、最近の新聞なんかを読んで国民の皆さんが受ける印象というのは、...全文を見る
○中塚委員 中身は本質的に何にも変わっていないのに、銀行が補償しますみたいな紙をばらまくということ自体、私は本当に論外だ、心外だというふうに思います。  もう一つは、実はこれは、政府でも投資サービス法ですか、何か御用意をされていると聞いていますが、私どもは金融サービス法というも...全文を見る
○中塚委員 そういうインセンティブが必要だというふうにお考えになっているんだったら、やはりやるべきことは何かといえば、それは、要は無権原による取引は無効であるということを決めればいい。それだけのことです。偽造であれ盗用であれ変造であれ、本人でない人が引き出したものは無効だ、全額金...全文を見る
○中塚委員 今大臣がお話をされたのは、それは政策の手法の問題であって、目的については私もお話をしているとおりですが、その目的が達成されたかどうかということが大事で、もちろんそれは不良債権の処理だけでその目標が達成されるということではないと思いますよ。ないと思いますが、であるならば...全文を見る
○中塚委員 伊藤大臣、聞きましたか、今の話。こういうのは採算性に関する試算じゃないんです。こうなればいいなという話なんです。本当にこんなことが起こるんですか。  きょう、四ページ目に、ちょっと資料をおつけしてあるんですが、「国債・地方債の保有者別残高」という資料がありまして、金...全文を見る
○中塚委員 もう大臣はわかっていらっしゃると思うけれども、お金を集めるのは割と簡単なんですよ。集めるのは割と簡単なんだけれども、その集めた金をどう運用するかというのが一番難しいわけでしょう。それが民営化して十年でここまでなりますか。  そもそも金融のマーケットというのが限られて...全文を見る
03月30日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  いよいよペイオフが解禁になるわけなんですけれども、たびたび延期をされてまいりました。間もなくこれが解禁になる。そのペイオフの解禁ということに合わせて不良債権の処理ということも、前の金融担当大臣である竹中さん、そしてまた伊藤担当大臣の...全文を見る
○中塚委員 ペイオフを解禁するということと、金融システムが安定しているということと、あと不良債権の処理を進めるということは、三つ、実は関連することではあるけれども、これは全部別々の課題なわけですね。  私は、まず大手行以外の不良債権の問題について冒頭お伺いをしたわけなんですが、...全文を見る
○中塚委員 個々の取り組みの問題については確かにすばらしい動きもあると思いますよ。でも、要は、不良債権さえ処理すれば資金の流れが円滑になっていくということを信じて今日までいろいろな施策をやってこられて、ところが、それはもうはっきり言ってしかばね累々の上に行ってこられたわけですね。...全文を見る
○中塚委員 今、金利による選好の話をされましたけれども、二〇〇一年の一月、グラフの一番左のところだけれども、ここでは、要は、定期性預金だってふえていたわけですね。この当時と今と、では、そんなに金利が劇的に下がったかというと、そうではなくて、このグラフの横軸の間は今も昔も低金利なん...全文を見る
○中塚委員 さて、たびたび取り上げてまいりましたし、前回の委員会でも一般質疑の際に伊藤担当大臣に質問をしたわけですが、まずは伊藤担当大臣に、この西川会長の記者会見、そしてその中身についてどういう御感想をお持ちかをお述べいただきたいと思います。     〔委員長退席、竹本委員長代...全文を見る
○中塚委員 今、一定の評価をしているという御答弁でしたけれども、この全銀協の西川会長の発言というのは、あらかじめ金融庁とお諮りになった上で西川会長はされているんでしょうか、それともこれは全銀協会長の西川さんの自発的な御発言ということなんでしょうか。いかがでしょうか。
○中塚委員 さてそれで、ここからその中身について伺っていきたいと思うんです。  一定の評価をされるということのようですけれども、まず第一にお伺いをしたいのは、これは全銀協の会長の発言ということでよろしいんでしょうか、それとも、西川さん個人のお考えということなんでしょうか。いかが...全文を見る
○中塚委員 理解しておりますということですけれども、私は自主的な取り組みというものを決して否定するものではありませんが、ただ事件が、要は、個々個別、預金者ごとの事件である、また対象となる銀行についても多行にわたる、そういうのがこの偽造キャッシュカード問題になるわけなんですけれども...全文を見る
○中塚委員 答えにくい質問なのかもしれませんけれども、私はまさにここが核心だと思っているんですね。要は、実現方法が法律ではなくて約款によるということになると、じゃ、果たして約款の改正というものを全金融機関がやってくれるのかということは、私はすごいポイントだと思うんですね。そうでな...全文を見る
○中塚委員 三月末というと実はあしたなんですけれども、そういった意味で、皆さんもいろいろお考えになっている、あとスタディグループも精力的に取り組んでいらっしゃる。私も岩原先生の御著作など読ませていただきました。岩原先生の考え方というのは、私どもも共鳴するところが大変に多いわけなん...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁では、とてもじゃないが真剣に考えているというふうには私には思えないのですが。  システムの問題じゃないんですね。もちろんシステムの問題もなくはありませんが、相対の場合はもっと深刻ですよね。だって、人間がいるんでしょう。それで無権限の人であるということを見抜...全文を見る
○中塚委員 いずれにしても、預金者保護というのをどういうふうに考えるのかということになりますと、今までは、各個別の業法を通じて預金者なり投資家を保護するというやり方をしてきたわけなんですけれども、やはりそうではなくて、預金者、消費者という視点に立った保護策を考えていかなければいけ...全文を見る
○中塚委員 預金者の利便性のためにこのまま事態を放置して、泣くのが預金者だという話では、これは本末転倒だと思います。無権限取引は無効であるということを決めることによって初めて金融機関も本人確認に真剣になって取り組んでいくようになるだろうと思いますし、例えば引き出し限度額の問題につ...全文を見る
○中塚委員 個人情報保護法の施行もスタートする。私も、要はこの情報漏えいの問題、特に内部情報が外部に漏れる、顧客データが外に漏れるということについて、この委員会でも取り上げたことがあるんですね。そのときに、みずほ銀行の前田社長にお越しをいただいて、この問題についても指摘をしたこと...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。
04月08日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏です。  保険業法の一部改正案について伺います。  保険業法の一部改正案、これは、無認可共済の問題と、あともう一つはセーフティーネットが二つの柱になっている。両方とも契約者保護ということをうたっているということでありますけれども、民主党の考え方でも...全文を見る
○中塚委員 今お話があったわけですが、私どもの会議でお配りをいただいた資料の中に、あれは新聞のコピーだったと思うんですけれども、中には調査に答えないという団体もあったということですし、ということは、恐らく、この今お話しになられた数が、いわゆる無認可共済すべてということではないんで...全文を見る
○中塚委員 なるほどね。これは後ほど保険会社の財務の健全性のところでお伺いしたいと改めて思いますが、要は、実は保険会社の契約高というのはずっと減っているんですね。これは大問題なんです。減っている理由にはいろいろある。そのこともまたお伺いしたいと思うんですが。保険会社の契約高は減っ...全文を見る
○中塚委員 ということは、事業規模というのは保険料の収入額に応じてということでよろしいわけですかね。  ということは、この少額短期保険業者がお仕事をしていかれるうちにどんどんと保険料が入ってくる、掛金が入ってくるということになった場合には、財務内容を情報開示させて、その上で、こ...全文を見る
○中塚委員 ということであるならば、何でそれを責任準備金という形にされないのか。  というのは、今、根拠法のない共済をやっていらっしゃる任意団体もある、いろいろな団体があるんでしょうが、それを要は株式会社なり相互会社にさせるということですよね。だったら別に、責任準備金という形で...全文を見る
○中塚委員 さて、その資産に関連して今度は商品の方のお話を伺いたいと思うんですけれども、商品も今度は少額、短期、掛け捨てということに限定するということになっております。資産の運用について一定の枠をはめる、もう一つの取扱商品についても今度は一定の枠をはめるということなんですが、この...全文を見る
○中塚委員 商品も規制をかける、そして運用も規制をかけるということで、ある意味、この法律で決まっていること以外はやっちゃいかぬということになってしまうわけだと思うんですが、果たしてこういったやり方が本当にいいのかということですね。  冒頭申し上げたとおりに、悪徳業者は悪徳業者で...全文を見る
○中塚委員 関連して伺いますけれども、今回、法が改正されても、適用除外というのがあって、制度共済はおのおのの制度があるということですけれども、制度共済以外にも適用除外というのがあるわけですね。  いろいろな適用除外団体の要件がぱっと書いてあるわけですけれども、団体の自治にゆだね...全文を見る
○中塚委員 ちょっと今の説明ではよくわからないんです。団体の自治にゆだねて大丈夫で、その団体の構成員によって財務内容の健全性なんかが常にわかるということですか。だから、登録をする必要もない、規制をする必要はないということなんでしょうか。ちょっとそこのところをお答えいただけますか。
○中塚委員 契約者の自己責任を問うことができるだろうということの大前提は、要は、契約者が共済について、経営について、いろいろと意見も言うことができるし、意見だけじゃなくて実際にその行為も及ぼすことができるだろうという判断をされているということですよね。  ただ、それでも、その共...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁は違うんじゃないですかね。自己責任でやってもらうということは、それは国としてはその契約者は保護はしないということですよね。この法律は契約者の保護のためのものなんでしょう。無認可共済の契約者を保護するということでおつくりになられて、適用除外のものをつくっている...全文を見る
○中塚委員 納得できないんですが、要は、契約者保護だというふうにおっしゃるから私はお尋ねをしているわけであって、契約者の保護というやり方もいろいろなやり方があるとは思いますよ、あるとは思いますが、でも、少額短期保険業者というのを登録制にするという一方で、そうではないものも認めてお...全文を見る
○中塚委員 次は財務大臣にお伺いしたいんですが、要は、私は保険会社間の相互援助制度だけでも問題があると思っているんですが、それに加えて政府補助まで張ってあるということで、財政をお預かりになる立場の大臣からして、決済機能もない、そういう保険会社に何でセーフティーネットが必要なのかと...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁ですけれども、要は、保険会社がつぶれると銀行がつぶれて大変なことになるから、保険会社がつぶれないように契約者を保護するんだという話ですよね。果たしてそういうことでいいのかと私は思うんですよ。  だって、確かに今のロジックはそのとおりなんだけれども、でも、根...全文を見る
○中塚委員 私、最近余り新聞も読まなくなっちゃったんだけれども、この保険業法の資料をもらって、久しぶりに保険会社の事業概況、きょう皆さんのお手元にお配りしてありますが、これを見て、ああ、やはり保険会社というのは本当に大変なんだなと思いました。だから、大変なんだから皆さんセーフティ...全文を見る
○中塚委員 お配りした資料の裏を、伊藤大臣、ごらんいただきたいんですが、大手の生命保険会社の十六年度の上期の報告が載っている。  解約、失効というのは何とかストップがかかっているわけですね。一時生保離れなんて言われたんだけれども、要は、解約、失効というのはストップがかかっている...全文を見る
04月13日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏です。  西川会長、本日は御苦労さまでございます。  この偽造キャッシュカード問題ですが、先ほど会長からお話もございましたが、昨年の三月三十一日に私がこの委員会で取り上げまして、本当にこんなに哀れな話はない、お金をとられた人、こんな気の毒な話はない...全文を見る
○中塚委員 SMBCでどういう対応がとられたかということについて私は申し上げませんが、私は当選して五年になりますけれども、やはり政治家というのは本当に人の人生をしょって仕事をしなきゃいかぬなと、この件をやっていてつくづく思うんです。被害者の皆さんが私の目の前で急に泣き出されたりさ...全文を見る
○中塚委員 利便性を追求する余り、結果として預金者が犠牲になる、そういう仕組みであっては、私は全然これは問題の解決にならないと思うんですね。会長みずからが預金の安全性、銀行への信頼性ということをおっしゃった。銀行への信頼性というのは、あるいは預金の安全性というのは、預かったお金を...全文を見る
○中塚委員 独禁法云々の話は、法律によって定めればそこはクリアできるわけですね。私どもの法律をお手元にお配りいたしてありますが、要は、この法律に反するいかなる約款も無効であるということを法律で決めてあるということでありますから、今のように銀行が過度に保護をされるようなそういう約款...全文を見る
○中塚委員 欧米なんかの例を見ても、レピュテーショナルリスクというのがあって、ほとんどの場合は全額銀行が負担をするというのが習慣になっているということでありますし、例えばこれを法律で決めれば、銀行と預金者の間で過失責任の割合あるいは賠償額の程度ということについては最終的には裁判で...全文を見る
○中塚委員 今のお答えで私はよくわかりました。やはり全銀協の考え方というのは、銀行というのは悪くなくて、預金者に落ち度があるかあるいは犯人が悪いという考え方なんですね。まあ、偽造カードは犯人が悪いということだと思いますが、盗難カードで預金者の側の過失があるというお話を今されました...全文を見る
○中塚委員 最後のお答えは利便性と安全性の問題を二律背反でお考えになっているようですが、私はそれは違うと思います。やはり第一は安全性ですよ。安全性があった上で、次に利便性です。その利便性の程度は銀行のお立場ならいろいろな対応が考えられるでしょう、二十四時間やっているATMが果たし...全文を見る
○中塚委員 最後に申し上げますが、私は、この話は、日本の金融機関、銀行が本当にグローバルスタンダードに立っていただけるかどうかという大切な問題だと思うんですね。さっきお配りした資料の中でも、世界の銀行というのはみんな盗難も偽造も分け隔てなくちゃんと補償しているわけですね。これがグ...全文を見る
04月19日第162回国会 衆議院 本会議 第20号
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○中塚一宏君 津村議員にお答えをいたします。  敵対的買収が日本の金融資本市場に与える影響についてであります。  いわゆる敵対的買収がクローズアップされていますが、やや感情的な外資脅威論が目立っており、冷静な議論が必要であると考えております。  まず、敵対的といいますが、だ...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏です。  本日の証券取引法の一部改正案、まず、幻の課徴金制度の問題と、それから公開買い付けに対する新たな規制の問題と、そしてまた上場会社の親会社に対する情報開示の義務づけ、そういうポイントがあるんですが、いろいろと今までの質疑を聞いておりましても、ま...全文を見る
○中塚委員 九期連続の債務超過ですね。後ほど伺いますけれども、九期連続の債務超過であった。  まず、再生機構がカネボウに対して資産査定、デューデリジェンスをかける。デューデリジェンスは要は支援決定の前にも秘密保持契約を結んで行うこともある、ダイエーなんかのときにもお伺いをいたし...全文を見る
○中塚委員 今、実態としてというお言葉があったのでよくわからないんですけれども、実態として、デューデリジェンスをおかけになったのが、当該年度の資産状況だけについてデューデリジェンスを、資産査定をされたということですか。
○中塚委員 その時点での資産査定を行ったと。その資産査定の結果というのは、要は産業再生機構が支援に足る内容であったという判断をされた。しかし、カネボウの問題というのは、それこそマスコミなんかもかなりにぎわしていたわけでありますし、この債務超過の問題にしたって、私は、それを全くもっ...全文を見る
○中塚委員 過大な債務と債務超過というのは違うと思うんですね。過大な債務を負っている企業でも再生可能性があればというお話だったし、あと債務超過でもというお話もありましたが、果たして、これが九期連続で債務超過であったということですね、その時点ではわからなかったということでは私は済ま...全文を見る
○中塚委員 委員長も苦笑いというかされていますけれども、こんなことで本当にいいんですかね。  債務超過が、たまたま当該年度が債務超過だったということなら、まだそれはひょっとしたら話は別なのかもしれません。たまたま債務超過だったというんだったら話は別かもしれないけれども、そのとき...全文を見る
○中塚委員 これがどこかの物好きな会社がいて、カネボウを助けてやろうということで乗り出してきたんだったら、私だってそんなにとやかく言うつもりはないんだけれども、産業再生機構というのは、国策会社であって、しかも税金まで使われることになるかもしれない、そういう会社であるから、私はお伺...全文を見る
○中塚委員 そうすると、メーンバンクとしてのSMBCは知らなかったということですかね。しかし、私はそれもにわかには信じがたいことだと思うんですね。  カネボウへの融資が課題になっている、そろそろ銀行としては要はカネボウを再生することができないあるいは支援をすることができない、だ...全文を見る
○中塚委員 産業再生機構も、要は支援案件はもう新しいのはないということでしょうけれども、こんなことが許されたら、粉飾決算でその場を何とかしのいで、あとはお上に助けてもらおうなんという、そういう会社がどんどんふえると思いますよ。だから、究極のモラルハザードだと私は思います。やはりこ...全文を見る
○中塚委員 カネボウという看板、ブランド、そして技術力ということに着目をして再生をお決めになるということですが、ブランドが立派で、あと技術力もすぐれている、そういう会社というのは世の中にはいっぱいあって、それでも市場原理の中で倒産をする。それは何が悪いのかわかりませんが、産業再生...全文を見る
○中塚委員 厳正なる対処というのは、いつの時点でどのようにされるおつもりなのか。聞くところによると、参考人で近々この委員会にも公認会計士さんにお運びをいただけるというふうに聞いておりますけれども、その適正な対応というのはいつごろどのようにおやりになるつもりなのか、それをお聞かせい...全文を見る
○中塚委員 私は別にこの監査法人のことを専ら聞きたいわけじゃなくて、要は、カネボウをなぜ支援決定したのかというのは、それは再生機構が決めたというふうに答弁をされたから、再生機構を呼んでこないとわかりませんねという話をしているわけだし、メーンバンクのSMBCの話にしたって、そういう...全文を見る
○中塚委員 では、カネボウが粉飾決算をしていたという事実自体は、もう確認をされているわけですよね。まず、そこはいかがなんでしょうか。その上で、この監査法人が監査をしたという事実も確認をされているわけですよね。その二点はいかがなんですか。
○中塚委員 何かようわからぬ話。  要はカネボウが、会社の本体が粉飾決算をしていましたと言っているわけですね。監査法人はどういうふうに決算書なりなんなりをお読みになっていたのかわからないけれども、それを見抜くことができなかったというか、故意であろうがそうでなかろうが責任を問われ...全文を見る
○中塚委員 調査の有無を含めてなんということまでおっしゃられると話が振り出しに戻ってしまうわけなんですけれども、カネボウ本体が要は粉飾決算していましたと言っているわけでしょう。それについて何で調査の有無を含めて答えられないということなんでしょうか。カネボウ本体が粉飾決算をやってい...全文を見る
○中塚委員 例えば、今調べています、近々処分しますというふうに何で言えないのかということなんです、私がお伺いをしているのは。要は調査しないということもあり得るんですか。監査法人の責任というのはあるとかないとかいうよりも、その前に調査自体もしないことだってあり得るということをおっし...全文を見る
○中塚委員 法令上に問題があればということは、それは一般論ですね。  個別の話にお答えになれないということだけれども、カネボウ自身が粉飾決算していました、それなんか経営浄化委員会が発表をし、同じ政府の国策会社である産業再生機構が過年度決算の訂正発表ということまでやっているじゃな...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁は、証券取引監視委員会のやっていることだから私は答えられませんという話なのか、それとも、今金融担当大臣がいろいろなことを言うと、監視委員会からは聞いているけれども、いろいろなことを言うと、それはいろいろな調査の妨げになるから言えないということなのか、どっちな...全文を見る
○中塚委員 いや、証券取引監視委員会の機能を円滑に進めるために私は言えませんということですか。これは私じゃなくて証券取引監視委員会がやることだから答えないということですか。そこを聞いている。どっちなんですか、そこは。
○中塚委員 お答えに全然なっていないんですけれども。  証券取引監視委員会が独立してやっているんでしょう、独立してやっているわけですよね。その件については大臣のところには御報告はあるんですか。あっても言えないのか、ないから言えない、ないからわからないのか、そこはどっちなんですか...全文を見る
○中塚委員 そういう話をされると、今度は証券取引監視委員会もお越しいただかなきゃいけないですね。しかも、呼んだときには必ずお越しをいただけるということでなければ、もうこの手の話というのはできないわけですね。前、我が党の委員が参考人として招致を要求したときに、それについてなかなかき...全文を見る
○中塚委員 では、次に委員長にお願いしますが、この証券取引監視委員会の委員長ですけれども、参考人で招致を要求した場合には必ず応じていただけるということを、ぜひこれは与野党の理事の間での合意にしていただきたいと思うんですね。今、事務局長というお話はありましたけれども、今私が申し上げ...全文を見る
○中塚委員 大臣、こればかりやっていると時間もなくなってしまうんだけれども、九期連続で債務超過だった、話はもとに戻りますが、九期連続で債務超過だった。それを支援決定を決める方もどうかしていますが、その九期連続の債務超過であった会社にずっと適正という判こを押していた監査法人だって私...全文を見る
○中塚委員 そんなに私は難しいことを頼んでいるつもりは全然ない。要は、その監査法人の責任はあるということですね。カネボウが粉飾決算しているんだから、監査法人の責任はある。では、その責任について行政としてどういう処分をするのかということについて、今調査をしているしていないということ...全文を見る
○中塚委員 課徴金制度の目的というのは、今お話は二つあったと思うんですけれども、不当利得の吐き出しのためのものなのか、あるいは違反行為、不法行為の抑止のためのものなのか、要はどちらなんでしょうか。そこを明確にお答えをいただけませんか。
○中塚委員 要は、主たる目的というのは不法行為の抑止ということでよろしいわけですよね。ところが、不当利得の吐き出しという点で考えていくと、その不当利得の計算方法がいまいち明らかでなかったということをもって、この課徴金というものが改正案からおっこった、そういうことでよろしいんですか...全文を見る
○中塚委員 そういうことでそれが乗っからなかったということなんですけれども、この後、修正案を提出して課徴金を創設したいと考えているわけなんですが、ちなみにお伺いしますけれども、金融庁が金融審議会に提示をした継続開示義務違反により生ずる経済的利得の算定方法によれば、世間で大変に話題...全文を見る
○中塚委員 ちょっと信じがたい答弁だと思うんですが、算定方法があって具体的な額が出ないというのは、それはどういうことなんでしょうか。  例えば、私は、法制審査というのがどういうものかわかりませんけれども、確かに方法自体に問題はあるという指摘を法制審査の段階で受けることがあったと...全文を見る
○中塚委員 別にそれは金融審議会であろうが法制局だろうが何でもいいんですけれども、要は、皆さんが案をつくって、こういうことでやりたいというお話をされたときに、私たちの考えでこの課徴金制度をつくれば大体幾らぐらいになりますということを御説明にならないんですか、そういうときには。ちょ...全文を見る
○中塚委員 いや、だから、不法行為の抑止ということをねらいに課徴金制度をおつくりになられるということですよね。そうしたら、経済的利得の算定方法は、それはいろいろなものがあると思いますよ、いろいろな考え方があると思う。では、その考え方にのっとってやってみて、西武鉄道グループに対して...全文を見る
○中塚委員 何か今みたいな答弁だと、冒頭、課徴金制度の導入について今後も検討していきたいとおっしゃったけれども、どうやって検討されるのか、さっぱりもってわからない。  伊藤大臣、大臣にお伺いをしますけれども、私は、今の話なんかを聞いておったら、それは官僚主導政治の典型みたいな話...全文を見る
○中塚委員 いや、その答弁も何にも答えになっていないんだけれども、引き続き検討されるのは、それはそれで構いませんが、引き続き検討していく上で、算定方法はまたこれから考えるんでしょう、お考えになると。みんなが納得できるような算定方法を考えていこうということなんでしょうけれども、それ...全文を見る
○中塚委員 いや、だから、算定方法は、確かにそれはいろいろな意見があると思いますよ。算定方法についてはいろいろな意見があると思う。でも、課徴金制度が必要だ、しかも、その課徴金の目的というのが不法行為の抑止だということまで決まっているのなら、額と一切無関係という話にはならないじゃな...全文を見る
○中塚委員 全然わからない。  修正案をいろいろと検討していく中で、私は立法の趣旨といいますか制度創設の目的ということは非常に大事だと思ったので、だから、不法利得を没収するということなのか、違反行為の抑止なのかというのは、まず大変重要なポイントですね。それが、違反行為の抑止、不...全文を見る
○中塚委員 ここでちょっと一つ言っておきたいことがあるんですが、実は、きのう質疑通告をして、与野党共同の修正案による課徴金が幾らになるのかということを聞いたら、いや、修正案はまだ提出されていませんので計算できませんみたいな答えが返ってきて、それは形式的にはそうかもわからないんだけ...全文を見る
○中塚委員 いや、それは適切に運用してもらうのは当たり前の話なんだけれども、法の趣旨として不法行為の抑止ということを言っていらっしゃる。皆さん方は、その不法行為の抑止のための、要は不法に得た利益の計算方式さえもできなかったということですね。だから、それをつくってあげるんですが、修...全文を見る
○中塚委員 ぜひ制度が創設をされたら、後はその制度の運用ということを通じて、本当に抑止効果になるような、そういった額を目指してまた改正をするということをお話をして、私の質疑を終わります。
04月27日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  参考人各位におかれましては、本日はまことに御苦労さまでございます。  私は、まずはディスクロージャーの問題をお伺いし、その後は、時間があれば、TOBあるいは我が国の資本市場の公平性、透明性ということについてお伺いをしたいと思うわけ...全文を見る
○中塚委員 報道によれば、関東つくば銀行と茨城銀行の合併について、監査法人と金融庁の検査官が意見交換をしたという話も聞くわけなんですね。今会長がおっしゃったとおりで、やはり二つは、検査と監査というのは目的からすると全然別のものということであって、それはもう私も重々理解をしているわ...全文を見る
○中塚委員 私は今の御答弁、大変残念に思います。  その意見交換をしたということは不思議なことではないとおっしゃいますが、確かに不思議なことではないのかもしれませんけれども、まず、その意見交換をする前段に、検査と監査が食い違っていたという事実がある。それを起こさないために、では...全文を見る
○中塚委員 今のお答えで、では、その品質管理レビューというものについて、改善点が指摘をされ、その結果を反映して監査というものがより適正になっていくということを期待したい。本当に、証取法、あと今会社法も審議が行われているわけなんですけれども、やはり正しい情報開示こそ公平な資本市場の...全文を見る
○中塚委員 ありがとうございました。終わります。
05月10日第162回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏です。  本日は会社法の審議ですが、私は、合併、買収、その他企業再編の問題、特に、それらについて投資家の保護ということからお伺いをしていきたいと思っております。  どんどんと持ち合い解消というのが言われておりますし、持ち合い解消自体も進んでいるわけ...全文を見る
○中塚委員 買収あるいは合併というのは最終的にはちゃんと友好的なものとして行われるわけだから、敵対的買収はふえないと。  それは確かに今大臣がおっしゃるとおりなんですけれども、まず、やはり言葉の問題として、敵対的買収と言いますが、今御答弁の中でもありましたが、敵対的というのは経...全文を見る
○中塚委員 合併対価の柔軟化の商法特例というのが今産業再生法の中にもあるわけなんですが、産業再生法を利用した場合の三角合併については、課税の関係はいかがですか。
○中塚委員 ですから、いい悪いは別ですが、敵対的とかいろいろなことを言うんですけれども、合併対価を柔軟化されるということなんだが、結局、そのあたりの税の問題というのはほったらかしになっているわけですね。何にも進んでいないわけですよ。これだったら、南野大臣がおっしゃるとおり、ちょっ...全文を見る
○中塚委員 おっしゃる理由はわからないでもないというか、はっきり言って全然わからないんですけれども、要は、産業再生法ですら認めてこなかった。  今回、合併対価が柔軟化される。合併対価が柔軟化されて、三角合併がいよいよ本格的に行われるようになる。どういう都合で一年延期されたのか私...全文を見る
○中塚委員 いや、考えは持っておりませんということは、では一体何のためにこの合併対価の柔軟化というのをおやりになるんですか。政策の目的というのは何なんですか。そういう御答弁をされると私も聞かなきゃしようがないんだけれども、政策の目的というのは何なんですか。法務省として税制改正を、...全文を見る
○中塚委員 それは法律を担いでいらっしゃるのは法務省なのかもしれないんだけれども、事の重大さというのは、我が国の経済産業のあり方、会社のあり方ということに大きくかかわってくる問題なわけですよ。そういった意味で、法務省として考えがないというのは、それは同じ内閣でやっていらっしゃるん...全文を見る
○中塚委員 必要だからやるという御答弁が今ありましたけれども、必要だからおやりになるんだったら、使われる制度をつくらなきゃしようがないでしょうが。だから、課税の繰り延べ等をほったらかしにしておいてこの制度が使われると思っているんですか、使われなくたっていいんですか、そういうことを...全文を見る
○中塚委員 お考えになるべきところがお考えになることだというふうな御答弁でありましたけれども、でも、私はやはりそれはおかしいと思いますよ。これを提案するということは、ちゃんとワークするようにしていくというのが当たり前の話なので。  例えばTOBなんかでも、今、別に、TOBだって...全文を見る
○中塚委員 この件ですらもう言わずもがななんですが、会社法は、こういう買収とか合併とか組織再編だけのことじゃなくて、ほかにもいろいろな中身があるということなんですけれども、特にこの部分については、いろいろな事件が昨今起こっている、起こっているから駆け込みでいろいろな制度をぶち込ん...全文を見る
○中塚委員 いや、手続があるのは別にだれだってわかるんですけれども、その具体的な手続というのを、法務省なりでちゃんとそれをつくって、海外の会社に対して、こうするんですよという話を広くちゃんと広報なりインフォメーションされていますか。そこはいかがですか。
○中塚委員 というふうに聞いているみたいな、そういう答弁ですけれども、だから、はっきり言って、合併対価を柔軟化して、海外の会社がこうやって株をばあっと強制的に転換して日本人の株主が海外の会社の株を持つというその手続、それを要は海外の会社に対してもまだきちんとやっていないんでしょう...全文を見る
○中塚委員 今の御答弁で、要は、発行開示と継続開示、開示規制は二つあるわけですね。合併するときに株主総会があって、それは冒頭、南野大臣がおっしゃったとおりで、敵対的な買収は行われない、買収自体は合意して行われる、それはそのとおりでしょう、そのとおりだと思います。でも、発行開示は行...全文を見る
○中塚委員 上場会社の親会社、非上場のもので、それは情報開示すると、この間、例の証取法の改正で決まったわけですね。私は証取法の審議のときに時間がなくてできなかったんだけれども、では、その親会社の情報開示というものが果たしてあれで十分かという議論はあると思うんですよ。それは内国株式...全文を見る
○中塚委員 発行開示だけじゃなくてちゃんと継続開示というものもしてあげないとだめだと思うんですよ。そういった意味で、この会社法の合併対価の柔軟化ということをやる以上は、先ほど申し上げた税の問題もある、外国企業の情報開示の規制の問題もある、そういったことを全部整えた上で、この合併対...全文を見る
○中塚委員 きょう、初めからずっとお話ししているのは、会社法のこともさることながら、周辺の環境の整備というものができておらぬじゃないか、税の話、情報開示の話ということをしてきたわけです。  続いてこのことをお伺いいたしますのは、結局、証券市場の問題を考えるときに、まず発行市場が...全文を見る
○中塚委員 きょうは、金融庁、財務省、そして経済産業省とお越しをいただいているんですが、何か、法務大臣、法務省のお話を聞いていると、会社法を改正する、要は、会社の自治の範囲を拡大する、後は何か野となれ山となれで、みんなで勝手にやってくれ、そういうふうに私は聞こえるんですね、今の御...全文を見る
○中塚委員 私が何でそういうことを言うかというと、企業価値研究会がちゃんとある結論を出されて、その上で会社法で議論しなきゃいけないことはいっぱいある、個別の課題としてもいっぱい出てくる。  もう一つ、私、きのう質疑通告をしてからあるニュースを見て、さっき改めて質疑通告をし直した...全文を見る
○中塚委員 毒薬条項、ポイズンピルというものが本当に効力を発揮するかどうかというのは、最後は裁判所が判断することなんでしょう。それについて企業価値研究会でガイドラインを研究されている。わからないことが多ければある程度のガイドラインを示すのは、それは私だって必要なことだと思います。...全文を見る
○中塚委員 何か全然わからない答弁。私はそんなに難しいことを言っているつもりはないんですが、会社法の周辺環境の問題ですね。  きょうは時間の関係もあって三つしか聞けなかった。本当は、この企業価値研究会の中身についてもお伺いしたいことはいっぱいあるんです。  要は、ポイズンピル...全文を見る
06月21日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第17号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏です。  まずは官房長官に、会期延長をして初めての委員会なものですからお伺いしたいんですが、国会が会期制をとっている趣旨について、政府としてどういうふうにお考えになっているのかをまずお述べいただきたいと思います。
○中塚委員 お答えは御容赦をいただきたいということですけれども、皆さんは与党の一員なわけですね。  私は、まず初めに申し上げなきゃいかぬと思っているのは、今の広報の随意契約の問題もしかりですし、こうやって与党の中でもいろいろな意見がいっぱい出ているわけですね。あらかじめ百五十日...全文を見る
○中塚委員 会期が終わって国会を閉めて国民の意見を聞くということの最たるものは、実は解散・総選挙なわけでありまして、今、解散のことを言っているんじゃないだろうなという不規則発言もございましたけれども、私はそれを否定するものじゃない、排除するものじゃないということをまずは申し上げて...全文を見る
○中塚委員 法律では義務を課さないけれども実態的にはというお話があったわけなんですが、それははっきり言って逆ですね。法律で義務づけてあるから今はユニバーサルサービスというのが行われているわけで、民営化されるわけですよね、民営化されるということは、はっきり言って、民間会社になってし...全文を見る
○中塚委員 今、御答弁の中でまず一つのポイントは、要は、郵便貯金銀行が業務を健全に、郵便貯金銀行が適切かつ安定的な運営を維持するため、そのために代理店を置くということですよね。今、そういう御答弁だった、そうじゃないですか。
○中塚委員 それで、私の二つ目の問いなんですが、今、二回目の答弁でもありましたが、円滑ということをおっしゃったけれども、円滑ということはこの法律のどこにも書いてないですね。今郵政公社でやっておる、それを貯金と保険を民営化するんだ、貯金と保険は民営化されても今と同じで変わらないです...全文を見る
○中塚委員 だから、私の聞いたことに答えてないんだけれども。  あなたはいつまで大臣やっているかわからないし、あなたはいつまで政治家やっているかわからないんですが、法律で書いてあれば、少なくともやはりそれは法によって拘束を受けて、ユニバーサルサービスというのはずっと続くわけです...全文を見る
○中塚委員 いや、だからどうだっていうんだということなんですが。そう書いてあるから、ではどういう契約をおつくりになるのか、またそれも時間をかけてゆっくりと伺いたいと思いますけれども。  でも、それが書いてあるからといって、では、何で今と同じようなサービスが提供されるということに...全文を見る
○中塚委員 だから、私の聞いていることに全然答えていないんだけれども。  業務が健全に行われるかどうか、適切かつ安定な運営が維持できるかどうか、これは伊藤さん、金融担当大臣としてやはり御意見があるんじゃないですか。郵便貯金銀行を民営化するんでしょう。だから、本当にこの銀行がちゃ...全文を見る
○中塚委員 今ちゃんとやっているから民営化したってちゃんとやっていけるんだというふうにおっしゃるが、だったら、竹中さんは何で見えざる国民負担とかそんなことばかり言っているんですか。それを顕在化させるというのが民営化法案の意味なんでしょう。見えざる国民負担が顕在化するんでしょう。だ...全文を見る
○中塚委員 今まで政府がつぶれないと言っていた銀行だってぼこぼこつぶれているんですよ、はっきり言って。だから、それは、あなたはそういうふうに、郵政公社と同じようなものをつくるということを前提に、逆に話をしていらっしゃるんだけれども、私は、この郵便貯金銀行が本当にやっていけるのかど...全文を見る
○中塚委員 移行期間を上回ることを妨げないと。ということは、今のところ移行期間は十年ですか。だから、十年以上の契約であっても構わないということになっておるわけですね。ただ、けれども、移行期間は少なくとも十年であって、十年たったら完全な民間会社になるんでしょう。これはただの銀行にな...全文を見る
○中塚委員 いや、だから、当初のみなし免許付与の条件で、要は、今と同じように郵便貯金を郵便局でやっていくということでスタートしたとしても、完全な民間会社になってしまえば、その契約というのは、切れた時点で新しい契約を結び直すのか。あるいは、二万四千幾らと契約を結んでおったら郵便貯金...全文を見る
○中塚委員 いやいや、それは、けれども、契約は契約の中身なんだから、どういう契約の中身になっているかということによるんだから、それは契約の中には解約の条項だってあるかもわからない。そんな話をするんだったら、では、この契約の中身を今すぐ出してくれということを言わなきゃしようがないじ...全文を見る
○中塚委員 いや、そんなことは私もよくわかっているんだけれども、私が申し上げているのは、移行期間を少なくとも下回らないですか、だから、最低十年でしょう。十年以上でも構いませんと。それは二十年になるか三十年になるかわかりませんが、でも、はっきり言って、取締役の任期以上の、そんなにロ...全文を見る
○中塚委員 というわけで、当初の十年の間は、私は、そういう契約が本当に郵便貯金銀行の経営の、業務の健全性に役立つかどうかはちょっとわからないけれども、いずれにしても十年はそういう契約を結びますよと。十年を下回らない期間の契約を結んだ場合であっても、要はその契約が切れちゃえば、もう...全文を見る
○中塚委員 では、その移行の契約が期限が来れば、あるいは期限の前でも違約料を払うなりなんなりして解約ということに至れば、この郵便貯金銀行というのは、要はもう郵便局で貯金のサービスを提供する必要というのはないということですよね。それだけ確認できればいいんです。  要は、民営化とい...全文を見る
○中塚委員 この二万何ぼのネットワークが重要だとおっしゃる。それを今からつくるのは大変だから、恐らくそれをずっと継続して契約することになるだろうとおっしゃる。それはあなたの描いたフィクションであって、そういうふうになるわけなんかないですよ、はっきり言って。  だって、二万の郵便...全文を見る
○中塚委員 今、地域貢献基金のお話もされた。これもへんてこな話ですよね。何で民間会社に特殊会社がお金を上げてまで仕事をしてもらうんですか。何でこんなことまでしてやってもらうんだったら民営化する意味があるのか、私はそういうふうに思いますよ。  大体、私の言っていることをねじ曲げて...全文を見る
○中塚委員 ビジネスモデルの話だけでも本当は丸一日ぐらい議論ができるんですけれども、大体、竹中大臣は、そもそも郵貯も先細りだとおっしゃっていたんじゃないんですか。先細りなんでしょう。だから民営化して何とかするというんでしょう。今のままのビジネスモデルじゃうまくやっていけないから民...全文を見る
○中塚委員 地域密着型の今の地域金融機関あるいは協同組織金融機関、経営者と一回でもお話しになったことありますか。本当ですか。だったら、今みたいな答弁にはならないはずですよ。  今、協同組織金融機関の経営者が言っていること、もう預金、貯金なんて集めてこなくてもいいと言っているんで...全文を見る
○中塚委員 あなたがいつもおっしゃっているとおり、GDP、実質ではふえているわけでしょう、ずっと、この低成長であっても。GDP実質でふえていたって、銀行貸し出しは減っておるじゃないですか。何でGDPがふえたら銀行貸し出しがふえるんですか。その二つにどういう相関関係があるんですか。...全文を見る
○中塚委員 伊藤大臣が円滑に円滑にとおっしゃるものだから、一番円滑にやるのは、生田総裁がこの経営委員会に参加になるということが一番円滑なんじゃないのかなと思うんです。  経営者の立場からお答えをいただきたいんですが、私が今竹中大臣やら伊藤大臣と議論をしておりましたけれども、やは...全文を見る
○中塚委員 だから、私は経済効率性というのがいいとか悪いとかいう話をしているんじゃなくて、民間会社というのはそれに沿って動いていくものでしょうということを言っているわけなんですね。  もう一つ、すごい日本的に、ウエットな部分でいうと、さっき総裁がおっしゃった、地域の部分のことも...全文を見る
○中塚委員 だから、それは公社でやっているからそういうことなわけで、それをばらばらにした上で郵便貯金銀行というのをつくって、果たしてそれでうまいことやっていけるかどうかというと、私は別なんじゃないかと。  だって、銀行は銀行でしょう。銀行は銀行ですよ。それは、それこそ経営者の良...全文を見る
06月30日第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第5号
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○中塚議員 民主党の中塚です。  きょうまで皆さんの議論を聞かせていただいて、きょうのテーマ、公的年金制度の必要性ということですけれども、冒頭、やはり与党の御発言の中で、昨年の改正が抜本的であったとか、あるいは、これで安定的に持続可能な年金制度になったというお話があったわけなん...全文を見る
07月01日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第22号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏です。  本日は、修正案についてお伺いをいたします。  修正案の提案者、おかけになっておりますが、まず、昨日も、山崎筆頭理事だったと思いますが、国民の懸念を払拭するための修正案だというふうにおっしゃっていたわけなんでありますけれども、この修正案によ...全文を見る
○中塚委員 重ねて、では柳澤先生に、久しぶりに柳澤先生と議論ができて大変にうれしく思っておりますけれども、お伺いいたしますが、では、これで自民党の中の反対派の皆さんは納得をされたんでしょうか。  何か、きょうお見受けするところは、政府案と意見を異にする方はほとんどいらっしゃらな...全文を見る
○中塚委員 では次に、竹中大臣にお伺いをいたしますが、この法律、六本ですか、六本を担いでいらっしゃる立場として、今柳澤さんから答弁がありました、より強く担保するということでありますけれども、今まで竹中大臣がこの委員会でずっと御答弁になっていたことというのは、要は、寸分も変わらない...全文を見る
○中塚委員 それでは、ちょっと修正案の中身について具体的にお伺いをしたいんですが、郵便局株式会社法案に対する修正案で、「第四条第二項第二号中「郵便局」を「銀行業及び生命保険業の代理業務その他の郵便局」に改める。」というところがございますね。これは、要は、この委員会でいろいろとまだ...全文を見る
○中塚委員 私は、当選来尊敬する柳澤先生が、何か竹中さんと話し過ぎてちょっと似てきたんじゃないかというふうに思うんですけれども、要は、結局今と変わらないということですよね。結局、今までずっと竹中大臣が言ってこられたことと変わらない。  そもそも、ここで読み込むわけだったんでしょ...全文を見る
○中塚委員 そもそも銀行業というのは、これは郵便貯金バンクだけのことじゃありませんね。銀行業だから、要は、都銀、地銀、第二地銀、何でもオーケーですね。銀行業ということだから、別に郵便貯金銀行ということを保証しているということではないということですね。  加えて、生命保険業という...全文を見る
○中塚委員 私の質問は実は午前と午後に分かれていまして、ちょっとペースの配分が難しいので、この話はそろそろこれぐらいにしておきたいんですが、最後に竹中大臣にお伺いをいたします。  再度の確認ですけれども、要は、変わらぬということですよね。修正しようがしまいが変わらない。私が今ま...全文を見る
○中塚委員 次に、ちょっと午後から株式の持ち合いの話を、ちゃんと時間が三十分ありますので伺いたいと思うんですが、その前に、この株の、バイバックするということですね、一回処分するわけでしょう。一回処分をして、それでしかも、継続的保有だとか何とかかんとかいろいろなことをおっしゃってい...全文を見る
○中塚委員 会社ですから、もうかる場合ともうからない場合がありますね、株式売却すると。全体でそれを通算して損が出れば法人税はかからないけれども、そんなことがあってもらっては困るわけだが、でも、売っ払ってもうかれば法人税がかかるわけでしょう。株式の売却益にも法人税がかかるわけですね...全文を見る
○中塚委員 ということは、法人税は三〇パーですから、普通ですよね。あと、それに応じて地方税等もかかるということになってくるわけだから、実効税率で四割ですか。要は、売却益の四割は税金で納めるということになるわけです。  さてここで、では、バイバックするということになる、だれがバイ...全文を見る
○中塚委員 そんな人を瞞着するような答弁ばかりしてはだめですよ。全額だれが買い戻すなんて言いました。それは、竹中さんだって国の関与を断ち切ると言っているじゃないか。それは昼からの三十分でちゃんとやるんだが、私が聞いているのはそういうことじゃない。たとえ一株だろうが二株だろうが、売...全文を見る
○中塚委員 経営上必要な判断というのは何ですか。経営上必要な判断というのは何なんですか。損を出してまで買い戻す、だったら売らなきゃいいじゃないか、ずっと持っていればいいじゃないか。損を出してまで買い戻す経営上の判断というのは一体何なんだ。
○中塚委員 今、自民党の委員から態度が悪いというふうな不規則発言がありましたが、では、この大臣の答弁は態度は悪くないんですか、委員長。午後からに質問を続けますけれども、ちょっとそこはちゃんと委員長から注意をしていただきたい、大臣にも委員にも。  午後からの質問に譲ります。
○中塚委員 それでは、午前中に引き続きお尋ねしてまいります。  会社に損害を与えるような判断をするのも含めて、経営上の判断だ、私は全くもってそれは理解できないんですが、生田総裁、この間もお伺いして、委員会に求められれば就任になりますかということをお伺いしたわけなんですが、生田総...全文を見る
○中塚委員 すごいこれはトリッキーな話だと思うんですね。しかも、竹中大臣が今までおっしゃっていること、継続的保有でありますとか、あと、処分をするということ、国の関与を断つということですね。あと、加えて一体的経営ということもおっしゃっているわけだけれども、これは、全部が全部どういう...全文を見る
○中塚委員 一般論として、では、会社がどういう株式をポートフォリオとして保有するかということについては、それは、それこそまさしく経営上の判断だと思いますよ。ただ、要は、一連のこの委員会なりあるいは御党の中の議論で、継続的保有をするとか一体的経営を行うとかいう話の延長線上の中でこう...全文を見る
○中塚委員 これは竹中大臣にお伺いするんですが、竹中大臣、要は完全処分をするということをずっとおっしゃっていた。売却とかあるいは処分信託とかいろいろなお話をされていて、売却でも処分信託でも何でもいいんですけれども、要は国の関与を断ち切るんだということをおっしゃっていた。国の関与を...全文を見る
○中塚委員 ちょっと聞いたことに答えていないんですが、いや、竹中大臣は国の関与を断ち切るということをずっとこの委員会でおっしゃってきたわけですよね。それで、国の関与を断ち切るというのはどういうことなんですかというお尋ねなんですが、もう一回ちょっと答えてもらえますか。
○中塚委員 いや、それで、国の関与を断ち切るというのは、議決権を有しないということじゃないんですか。議決権を有しないということですよね。  そこで、柳澤さん、提案者にお伺いをするんですけれども、この修正は、基準日を、要は、一七年三月三十一日をちょっと後ろにずらすことによって議決...全文を見る
○中塚委員 いや、ですから柳澤提案者にお伺いしますが、提案者の趣旨としては、議決権は、ずっと行使ができるような形でホールディングスが郵貯バンクなり郵貯保険の株を持ち続けるということですか。  要は、ホールディングスが議決権行使ができるような形で株をずっと持ち続けるということをね...全文を見る
○中塚委員 では、竹中大臣、今まで、要は、「国の関与を断ち切るために、国の出資する日本郵政株式会社がその二つの銀行と保険の議決権を有しない状況とするということを意味しているわけでございます。」と答弁をされてきたんです。これは十七年五月三十日の議事録、北川委員、自民党の方だと思いま...全文を見る
○中塚委員 ということは、一遍全部売ってしまえば、後はもう野となれ山となれだということですか。
○中塚委員 竹中大臣、それとあと伊藤金融担当大臣、午前中のうちの党の委員だったかにお答えになっていたと思うけれども、金融というのは、銀行や保険というのは、国の信用が背景であってはいかぬという話をされていたのは、それは移行期間だけのことじゃないはずでしょう。民営化するということは民...全文を見る
○中塚委員 もう一度伺います。  大臣がおっしゃっていたのは、国の関与を断ち切るということをおっしゃっていて、そして、それは移行期間だけじゃなくて、金融業というものは、銀行は、保険会社は、国の信用を背景じゃいかぬ、イコールフッティングじゃなきゃいかぬ、その脈絡の上で議決権を有し...全文を見る
○中塚委員 私は、この法案を、今まで竹中さんの答弁を聞いていて思ったのは、一七年の三月三十一日までに完全処分をするということだから、このときには全部売るのか処分信託か、それはいろいろわかりません。とにかく、全株、ホールディングスはこの二つの会社のものを吐き出すんだろうなと思ってい...全文を見る
○中塚委員 いやいや、そうじゃないですよ。だって、金融というものはということをおっしゃったわけですね。  では、伊藤大臣にお伺いしますが、午前中もお答えになっていたと思うんだけれども、金融というものは信用が大事ですと、竹中さんの言うことをそのまま口写しでおっしゃっていたように思...全文を見る
○中塚委員 いやいや、持ち株会社というのは特殊会社なんでしょう。それが株を持つことが国の関与なんでしょう。議決権を行使するということが国の関与なんでしょう。だから、それをもう持たない状況にするというのが完全処分ということであって、国の関与を断ち切るんだということでしょう。それが銀...全文を見る
○中塚委員 それは経営判断だけれども、国の特殊会社なんでしょう。だから、それは国の関与になるんじゃないですか。
○中塚委員 だから、その辺は同じことを言われても困るんです。私は違うことを聞いているんだよ。それは国の関与じゃないんですかという話を聞いているんですよ。簡単なことですよね。特殊会社なんでしょう、国の。特殊会社が買うんでしょう。それは、買う買わないは経営上の判断、当たり前ですよ、そ...全文を見る
○中塚委員 いやいや、国の関与かどうかを聞いているので、経営の判断なんというのは、そんなこと言われなくたってわかっているんですよ。国の関与かどうなのかということを聞いているんです。  柳澤提案者にお伺いしますけれども、要は、議決権は継続しないと竹中さんはおっしゃっているんだけれ...全文を見る
○中塚委員 必殺七色答弁なんだけれども、久しぶりに聞けてうれしいですが、いや、議決権は継続するとおっしゃったですね、さっき。議決権はだってずっと継続するんでしょう。結果として継続するでしょう。することができるように定款に書き込むべく、こうやって法改正をされているんでしょう。そうで...全文を見る
○中塚委員 いやいや、私、もうそういうことを言っているんじゃない。  時間が来ましたが、柳澤さんは議決権は継続するとおっしゃっていて、それは支配とかいうことじゃなくても、支配とかいうことじゃなくたって、国は議決権を行使できる、ずっと継続できるわけですね。支配できるかどうかは別に...全文を見る
○中塚委員 聞きたいことの五分の一も聞けていないんですが、きょうは時間ですので、これで終わります。
07月19日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○中塚議員 ただいま議題となりました無権限預貯金等取引からの預金者等の保護等に関する法律案につきまして、提案理由及び内容の概要を、提案者を代表して御説明いたします。  近年、偽造・盗難カードや盗難通帳による預貯金の不正引き出し事件が急増をしております。このまま事態を放置すれば、...全文を見る
○中塚議員 お答えをいたします。  過誤払い、無権限取引ということを申し上げるわけでありますが、第一義的には、やはりそれは銀行がちゃんと本人の確認をするのは当たり前のことだと思うわけなんです。私どもは、そもそもこの法律をつくるときに、物事の考え方という点において、預けたものがち...全文を見る
○中塚議員 まず、私ども、この法律案を提出したのは三月の二十五日なんですね。要は、年度末、昨年度末に提出をした。とにかく早く対策をとらなきゃいかぬということをかねてより主張していた。やっと与党の皆さんも案をお出しになったので、こうやって両案並べて審議ができるということになったわけ...全文を見る
○中塚議員 この偽造キャッシュカードの問題につきまして、昨年の三月三十一日にこの委員会で取り上げましたときには、要はキャッシュカードを偽造された人は法律上は被害者になり得ないということで、どこに頼みに行っていいのかわからない、どこに相談に行っていいのかわからない、警察に相談に行っ...全文を見る
07月22日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○中塚委員 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、民主党提案の無権限預貯金等取引からの預金者等の保護等に関する法律案に賛成し、与党提案の偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律案に反対する立場で討論を行います...全文を見る
08月02日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○中塚委員 民主党の中塚一宏でございます。  参考人におかれましては、本日は大変に御苦労さまでございます。  先々週、この委員会で与党案と民主党案が採決になりました。私どもはことしの三月二十五日に案をつくって提出をし、与党の方はおくれてお出しになってきた。両参考人の冒頭の意見...全文を見る
○中塚委員 金融機関が印鑑一本だけで確認をしないようにするべきだ、そういうシステムをつくるべきだと今先生おっしゃって、私も全くそのとおりだと思うんですね。そのためにはやはり民主党案のようなものが成立をしないことには、銀行はまじめにそういったことに取り組まないんじゃないのかというこ...全文を見る
○中塚委員 次に、岩原先生にお伺いをいたしますが、スタディグループでいろいろな意見を聞かれたり海外の事例もお調べになられたと思いますけれども、被害者の皆さんの御意見をお聞きになる機会というのはあったのかどうかということ。そしてまた、そのスタディグループのメンバーの中に被害者の方の...全文を見る
○中塚委員 今の岩原先生の御発言について、弁護団を代表されて野間先生はどういうふうにお思いになられますか。
○中塚委員 それで、先ほど野間先生の冒頭の意見陳述の中で、民法四百七十八条の関係について与党案の問題点というのを指摘されておりました。偽造カードのところについては、実は私ども民主党のつくった案と与党案というのは、そこだけをとって見れば同じということになっているのですが、確かに判例...全文を見る
○中塚委員 次に、岩原先生にお伺いをいたしますが、冒頭で預金者のモラルハザードに配慮してあるということで与党案を評価されていたわけなんでありますけれども、お伺いをしたいのは、例えばカードを第三者に交付した場合、暗証番号を伝えた場合、これは重過失であるということなんですが、私は新聞...全文を見る
○中塚委員 詐欺はこの法案はカバーをしないということは、重過失であるということですか。詐欺によってカードを交付してしまったという場合には重過失に該当するというふうに整理をしてよろしいんでしょうか。
○中塚委員 今の岩原先生の御意見に対して、野間参考人、いかがお考えでしょうか。
○中塚委員 時間が来たのでこれで終えなければなりませんが、過失の問題にしても、やはり盗難カードのところを過失に応じてその補償の割合を変えるとか、そういう話をするから結局この手の議論をしなければいけなくなってしまうということだと私自身は思っております。  それと、あと、窓口の取引...全文を見る