中津川博郷

なかつがわひろさと



当選回数回

中津川博郷の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月24日第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
議事録を見る
○中津川委員 おはようございます。民主党の中津川でございます。  きょうは、大臣がお越しになっていただくという予定だったんですが、何か参議院の方で本会議が入ったということで、大変残念です。ぜひきょうのこの議論を後で大臣にしっかりと伝えていただきたいということと、岸田副大臣初め局...全文を見る
○中津川委員 副大臣、現場の認識は非常に甘いと思いますね。私は、二十五年、このゆとり路線の中でしっかり調査研究してきたか、現場をしっかりと把握してきたかということではちょっと不満なんですが、私がちょっと分析したんですよ。少し長くなりますが、それで後でまた御意見を賜りたいというふう...全文を見る
○中津川委員 議論をこれから深めていきたいんですが、もうすぐ改めた方がいいですよ。僕は認識がまだまだ甘いと思います。少人数学級とか習熟度別なんというのは、もうこれは私学なんかとっくにやっているわけでありますから、塾なんかも当然そうでありますから。  そこで、私は、このままいくと...全文を見る
○中津川委員 副大臣、私の考えと同じなんですよ、その目的とするところは。公立学校の信頼回復、後で触れたいと思うのですが、教員の質と数の向上。だけれども、今のようなやり方じゃ無理なんだということを私は申し上げているのです。  そこで、二つの外国の例を少し申し上げたいのですが、アメ...全文を見る
○中津川委員 ぜひしっかりとした検証をしていただきたいと思いますね。  それで、月曜日、二十二日ですが、私の議員会館に、小学校、中学校、高校生を持つお母さんたち十二人がお見えになって、きょうのこの委員会もあるので、現場の声を聞こうということで来ていただきました。まあ、非難ごうご...全文を見る
○中津川委員 一月十七日、文部科学省が発表された確かな学力の向上のための二〇〇二アピール「学びのすすめ」ですが、これは、やはりこれはまずいな、学力低下、そしてゆとり教育というもの、ちょっと方針転換をしないといけないんじゃないかということで、この間際になって出したんじゃないですか。
○中津川委員 もうはっきりと、方針転換をしたと言うのが信頼回復しますよ。  そんなことを申し上げて、ちょうど大臣お見えになりましたので、核心の部分はもういろいろ今議論をしてしまったので、残念なんですが、せっかくお越しいただきましたので、大臣にひとつお答え願いたいと思うんです。 ...全文を見る
○中津川委員 関連して、校長先生の問題について少し議論したいんですが、校長というのはこれから大変大事なポジションになってくると思うんですね。学校経営の責任者になる。しかし、今の校長先生というのは、人事権も経営権もないんですよね。何かマスコミで、不祥事が起きたりすると、校長先生にマ...全文を見る
○中津川委員 今、日本は、どん底からなかなか抜け出せない状況におりまして、いろいろなうみが出ていますね。BSE問題、食肉ラベルの張りかえの問題、外務省の問題。これは、原因は、突き詰めると同じなんですよ。消費者の立場に立っていなかったために問題が生じているんですね。  教育も同じ...全文を見る
○中津川委員 最後になりましたが、ちょっと大事なことをお聞きしたいと思うんですが、今度、内申書、調査書と呼ばれておりますが、相対評価ではなく絶対評価になるんです。そうですね。つまり、学校の通信簿は全部、場合によったらオール五もあるわけです、オール一もある。何ですか、これという感じ...全文を見る
○中津川委員 いろいろきょう議論してまいりました。  最後に大臣、生きる力とは何ですか。大臣にお聞きしたいんです。
○中津川委員 個性とか、生きる力とか、ゆとりとか、思いやりとか、どうもソフトクリームのような耳ざわりのいい言葉を羅列し過ぎているような感じがします。私は、もっとはっきりとしたメッセージを伝えるべきではないだろうかと思うんですよ。生きる力、今大臣からお聞きしましたけれども、何となく...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 本会議 第35号
議事録を見る
○中津川博郷君 民主党の中津川博郷です。  私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました母子及び寡婦福祉法等の一部改正案に対し、坂口厚生労働大臣並びに関係大臣に質問いたします。(拍手)  さて、日本の中小企業経営者はなぜこれほど多く自殺してしまうのか...全文を見る
06月07日第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第14号
議事録を見る
○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  今回の改正案の柱の一つであります放送事業者等への送信可能化権、これをつけるといった背景には、物すごい勢いで情報革命が進んでいる、今や大人から高齢者、子供まで、それこそ一億人日本国民のだれもがパソコンとかインターネットとか、いつで...全文を見る
○中津川委員 学校教育の中に、今取り入れるということをお聞きいたしました。大変結構なことだというふうに思います。  基礎教育というのは、読み書きそろばん、江戸時代の人はうまいことを言ったものだと思うんですが、これは今日でも同じでありまして、先日、学力低下、ゆとり教育の検証という...全文を見る
○中津川委員 社会人とか大人への著作権に関する普及啓発についてはいかがですか。
○中津川委員 次に、著作物の活用について伺いたいと思います。  著作権の制度というのは、基本的には無断利用を防止する、こういうものですが、文化的価値の高い著作物、こんなものは逆に多くの人に利用してもらって初めてその価値が発揮できる。もちろん、それは権利者の了解を得た上で、合法的...全文を見る
○中津川委員 次に、著作物の具体的な利用についてお伺いしたいと思うんですが、例えば携帯電話の着メロですが、これは日本人が考え出したすごいビジネスとして大成功をおさめているというのがわかって私もびっくりしたんですが、国際的にも注目されている。  自分の携帯電話の音楽というのは、登...全文を見る
○中津川委員 ぜひそういう姿勢でやっていただきたいと思います。  最後なんですが、パソコンやインターネットが使われるようになると、無断利用のすべてを権利者が把握、立証するのは困難ですよね。ですから、このような技術を活用した実質的な権利保護、これが必要になると思われるんですが、日...全文を見る
○中津川委員 どうもありがとうございました。
07月18日第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
議事録を見る
○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  私の選挙区は東京・江戸川でございまして、ここのところ微震というんですか、震度一から三ぐらいのが非常に頻繁に起きているんですね。  昨年、この委員会で、私、質疑のときに、南関東直下型地震の切迫性というものについてお聞きしたんです...全文を見る
○中津川委員 大臣、都民の認識とはちょっとずれがあると思うのですね。それだけの切迫性、そういう情報というものが、私は、江戸川区含めて東京都民、そのPRが足らないんじゃないか、こんなふうに思っているんですが、いかがですか。
○中津川委員 住民の防災意識を高めると今、大臣はおっしゃられましたが、まさにそれに尽きると思うんですね。今、政府の無策で景気がどん底で、毎日の生活でもう国民は必死だという中で、なかなかこの危機管理、いつ地震が起きるかというようなものが希薄になっていると思うので、むしろこういうとき...全文を見る
○中津川委員 どうも、地震というのはなかなか予知するのが難しいというあきらめの気持ちが今あるように思うんですが、大臣、こういうのに僕はお金をどんどん使っていいと思うんですよ。ですから、とにかく毎年毎年予知能力を高めるんだ、こういう姿勢でぜひ取り組んでもらいたいというふうにお願いし...全文を見る
○中津川委員 随分不足しているじゃないですか。四兆五千億、これで関東大震災級の地震を大体カバーできるということで、合計で一兆四千五十九億ですか。本当にこれだけ不足しているというのは大変驚きでありまして、今後の積み立て計画は一体どうなっているんですか。それで、何年ぐらいでこの限度額...全文を見る
○中津川委員 いやいや、三十五年というのはすごいじゃないですか。先ほど質問しましたが、巨大地震の発生する可能性は高い、そういう認識に比べて地震保険の備えというのはもう本当に心細いと。これは国民が聞いたらびっくりしちゃうと思うんですよ。近い将来に実際に震災が起きた場合、この積み立て...全文を見る
○中津川委員 一般会計から借り入れるということになるんでしょうが、これは大変なことですね。僕は、この保険というのを、これはやはり今真剣に考える時期に来ているんじゃないかというふうに思うんですよ。  地震保険の加入率は、先ほど歴史を申し上げましたが、任意加入へ制度が変わってから大...全文を見る
○中津川委員 阪神大震災で、犠牲者の八割が住宅倒壊で圧死しているわけですね。だから、これは大変深刻な問題ですよ。この地震保険の普及を促進するために、いろいろ知恵を出さないといけないと思う。住宅の耐震性能とかを例えば保険料の率に乗せて反映させるとか、いろいろなことを考えて、やはり今...全文を見る
○中津川委員 ありがとうございました。
11月06日第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
議事録を見る
○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  今回の法改正によりまして、児童扶養手当の手当額の算定法が大きく変わった。現行制度では、手当額が全額支給の四万二千三百七十円と一部支給の二万九千三百五十円、大変シンプルで、二段階でわかりやすい。ところが改正案では、一万円から四万二...全文を見る
○中津川委員 きょうは、この改正案自体に関する多くのことは既にもう同僚議員が質疑を終えられておりますので、私は、教育とそれから住宅関連、これに絞ってお尋ねをしたいんです。  実は、今申し上げましたようなこの大変厳しい経済状況の中で、こういう限られた税金を母子家庭の一助となるよう...全文を見る
○中津川委員 今、地方に対してしっかりと監査しているということで、具体的な数字ですね、不正受給者、発表されましたけれども、私、各自治体などへの指導監督はどうも甘いと思いますよ。今お答えになったのと、私が受けている感触とはちょっと違いますね。  生活保護なんかを受ける場合、これは...全文を見る
○中津川委員 今の法律、私も調べてみたら確かにそのとおりでありまして、場合によったら刑法二百四十六条第一項の詐欺罪にも相当する。  そもそも児童扶養手当というのは、児童が父と生計を同じくしているときは同手当は支給しない、こう書いてあるわけですから、この委員会の審議でこういうのが...全文を見る
○中津川委員 大分アップするということで少しは安心しましたが、余り有利子じゃなくて、無利子で貸すという方向を大きな柱にしてもらいたいなというふうに要望しておきます。  そこで、厚生労働省の修学資金貸し付けの中身について同じように質問したいんですが、現在、母子家庭全体は九十五万世...全文を見る
○中津川委員 今改正案の一つの目玉だというふうにおっしゃいまして、そうなってほしいと思うんですが、この制度、実は学校の先生も知らない人、結構多いんですよね。細かい話ですけれども、この制度の使い勝手にも一つの大きな疑問があるんじゃないかというふうに、私、これやっていて感じたんですね...全文を見る
○中津川委員 ぜひそういう形でやっていただけたらというふうに思います。  次に、母子家庭の賃貸住宅の入居の厳しさについてお伺いしたいんでありますが、五月十七日の本会議でも私は指摘しましたけれども、母子家庭の賃貸住宅への入居の厳しさというのは大変なんですね。この辺のところを国土交...全文を見る
○中津川委員 公営、公団住宅に対する優先入居について御質問したいんですが、一人親世帯の公営住宅、母子世帯向けの優先の枠数を設けたり、それから当選倍率を優遇するなど、公団住宅もそうですけれども、こういういわばポイント制というんですか、こういうのがあるということなんですね。  ただ...全文を見る
○中津川委員 いや、その効果は大きいじゃなくて、実際、これだけの数字なんですよ。地方に任せるというんじゃなくて、みんないつもそうなんですよ。国土交通省と厚生労働省、そういう支援をやりますよ、地方の方にもしっかりとその辺のところを指導するという答弁がなきゃだめですよ。  それと、...全文を見る
○中津川委員 これで質問は終わるんですけれども、どうも住宅局長、冷たいね。もっとやはり、今一番政治を必要としているんですよ、この母子家庭は。国土交通省、むだな公共事業にどのくらい使っているんですか。それと比べればわずかなものじゃないの。それを申し上げまして、質問を終わらせていただ...全文を見る
11月12日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
議事録を見る
○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。私見を交えながら、大臣にお尋ねしたいと思います。  まず、きのうの株価もひどかったですね。小泉内閣が発足当時、昨年五月七日、日経平均株価は一万四千五百五十六円。それから、例の竹中さんの、だめな企業が退場するのは資本主義の普通のルール...全文を見る
○中津川委員 大臣、先月三十日にまとめられました改革加速のための総合対策、これによりますと、不良債権処理の加速策を講じると。平成十六年度には主要行の不良債権比率を現状の半分程度にする。要するに、不良債権を半分にして問題の正常化を図る、こういうふうにうたわれておりますが、これ、本当...全文を見る
○中津川委員 民主党が、要管理債権まで含めて、要注意債権、破綻懸念先債権まで含めて、一体、実際どのくらい数字があるんだということで、金融庁、百五十兆円というのが出ました。マイカルが倒産したときもこれは要管理債権ですからね。  韓国の話を例に出されますが、IMFの管理下に置かれた...全文を見る
○中津川委員 不良債権問題になるわけですが、この不良債権問題とは何かというと、会社が、企業が銀行から融資を受ける。日本では土地担保至上主義ですよ。だから、土地などの不動産がないと今まではお金が借りられなかった。どんなにビジネスプランがすばらしい、経営者もやる気がある、人物もいい、...全文を見る
○中津川委員 ちょっとバブルの時代を思い返してもらいたいんですが、朝土地を不動産屋が買って、もう夕方売るともうかってしまう。土地が商品になってしまいましたね。これは尋常ではない。先ほど申し上げましたように、全国の土地総額、これが一千兆円から二千四百兆円に暴騰してしまった。そこで政...全文を見る
○中津川委員 皆さんたちに資料をお配りしております。ボードをつくってきましたので、ごらんいただきたいと思うんですが、最近の株価の動きを見ていますと、ちょっと恐ろしいことが感じられるんですね。  これは日経平均株価の動きを一九九六年ごろと二〇〇一年ごろ、これを比べて書いたものです...全文を見る
○中津川委員 今竹中さんはもう大臣を二つ、財務と金融ポストにいられて、大変重要な役割ですよね。歴史にどうやって名が残るかという、大変すごい立場に今いるんですが、ちょっと経歴を私調べさせてもらったら、一九八〇年から九〇年代にかけて、ハーバード大学とペンシルバニア大学の研究員をされて...全文を見る
○中津川委員 大臣、何かありますか。
○中津川委員 何でもグローバルスタンダード、アメリカンスタンダードといって外国のものを取り入れればいいというものじゃない。今、セーフティーネット、中小企業の問題にこれから入っていきたいと思うんですが、やはり一番のセーフティーネットは終身雇用制だったんじゃないですか。それを破壊した...全文を見る
○中津川委員 銀行のガバナンスを強化する、理論上は竹中さんそうおっしゃいますけれども、現実は、査定を厳しくしたら、その引き当てをふやさなきゃいけない。そうすると、貸し渋り、貸しはがしになるのは当たり前じゃないですか。実体経済というものを本当に認識してもらいたいと僕は思うんですよ。...全文を見る
○中津川委員 日本の中小企業の現状は大変厳しいということを先ほど来から議論しているわけでありますが、日本の場合は、中小企業のおやじさんが銀行から金を借りる、会社としての保証を立てる、と同時に、個人の保証人もとられます。かみさんの保証人もとられます。それから、知人、親戚、これまで保...全文を見る
○中津川委員 自殺の話をしたいんですが、四年間、平成十年以降、三十代、四十代、五十代、まさに働き盛りの経営者、そしてローンを抱えた、企業をリストラされてしまった人たち、異常な事態が続いているわけであります。  自殺者と自殺未遂者を合わせますと、その数は、自殺者の十倍になると言わ...全文を見る
○中津川委員 ぜひ大臣、お願いしますよ。  最後の質問にさせていただきます。  このたびの法改正では、金融機関の合併、これを進めるようでありますけれども、信用金庫なども大分減っております。信用金庫が、一九八八年三月には四百五十五あったのが、二〇〇二年九月にはもう三百四十と減っ...全文を見る
○中津川委員 ありがとうございました。