中津川博郷

なかつがわひろさと



当選回数回

中津川博郷の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  塩川、竹中両大臣、今日の危機的状況にある経済、特にデフレ、不良債権に対する認識について、冒頭、お伺いしたいと思っております。  まず、デフレなんですが、デフレは、物価の下落による経済の悪循環というようなことなんですが、今、我が...全文を見る
○中津川委員 企業が時代に乗りおくれたというような塩川大臣の話が今ありましたが、企業が活動していくには、これはやはり金融機関、銀行が相手でありますから、銀行の責任に今全く触れられていなかったのはちょっと残念でありますが、後でこのことについては議論をしたいと思います。  今、小泉...全文を見る
○中津川委員 塩川大臣が新しい皮袋とおっしゃいましたが、これは構造改革ということなんだろうと思いますが、小泉総理の言う構造改革なくして成長なし、これ一本でいまだに通しております。確かに、改革は必要なんですよ。改革が必要だというのは、民主党が一番最初に言っていたんです。しかし私は、...全文を見る
○中津川委員 緊縮財政じゃないなんておっしゃいますけれども、税収は四十一兆円しか今度はないんですよ。先ほど塩川大臣が減税だと言うところもありますが、しかし、景気が悪いから税が上がってこないじゃないですか。去年は五十二兆円あって、九〇年代、十年前は六十兆円もあったんですよ。これは緊...全文を見る
○中津川委員 日本の産業界は円安を求めているということは全くそのとおりだと思うんですね。ちょっと調べてみたら、円安が一〇%進行すれば、輸出が一%、GDPが〇・四%押し上げられるという民間の試算もありますし、一円の円高で、たしかホンダが百億円、ソニーが八十億円経常利益が上がるという...全文を見る
○中津川委員 ほかにもたくさん質問を用意しておりますので、またこの議論はいずれしたいと思いますが、竹中大臣、大臣は二月二十二日の日本テレビの朝の番組で、日本の未来は明るいと考えよう、こう発言していましたが、今日本を一番暗くしている張本人である竹中大臣に言われたくないよという声が随...全文を見る
○中津川委員 今、三月決算を前に、四大銀行が慌てふためいて増資を一斉にしようとしているじゃないですか。みずほ、優先株一兆円、これはどうやって集めるのかと思いますよ。三井住友は、ゴールドマン・サックスから一千五百億円、海外投資家から三千億円。UFJが、メリルリンチから一千二百億円、...全文を見る
○中津川委員 甘いですね。去年の五月、景気底入れ宣言のとき、踊り場的状況と言いましたが、この間のテレビでも踊り場的状況と言うのは、ずっと踊り場的状況が一年も続くんですか。こんなばかなことはありっこないですよ。認識が甘い。  それから、絶対もうかります発言について、やはりこの委員...全文を見る
○中津川委員 大臣、政治は結果なんですよ。結果が出なきゃ、今どんなにぺらぺらしゃべって、いろいろしゃべるのはお上手ですからいいんですけれども、結果は何にも出ていない。一年間踊り場じゃないですか、日本の経済が。国民がちゃんと見ていますから、もっと本当は議論したいんですが、ほかに進み...全文を見る
○中津川委員 また例を少し述べさせてもらいますが、川崎の奥田英雄さんという方がいるのですが、この人は入札を何回もやられて、七回目に落札されたそうなんですね。七回同じことを繰り返される、生きた心地がしない、そういう心境であったそうです。平成十年の法改正で、たしか競売三回をめどに、一...全文を見る
○中津川委員 あと少し、例を取り上げさせてもらいたいのですが、これは新聞でもいろいろ取り上げられている目黒の池田さんのケース。  今は六回、七回ですね。この人の場合は、一回目の入札期日に入札者がいないのに、特別売却期日の終了間際に競売申し立てをした東京三菱銀行の子会社のダイヤモ...全文を見る
○中津川委員 ちょっとこのやり方が、六回、七回があったり、いい物件だと一回目でやってしまったり、こういうめちゃめちゃなやり方というのはいけないな、これはだれでも思うのですよ。  それからもう一件なんですが、福岡の平木さんというケースなんですが、妹に任意売却をしようとしたら、みず...全文を見る
○中津川委員 今、そういうふうにおっしゃいましたね。  とにかく、競売という、何回も申し上げますけれども、本人が努力しなかったからとかサボったから土地の担保が下がったというわけじゃないんですよ。広く大きく言えば、これは国の責任なんですよ。やはり金融機関が、どうしても日本の場合は...全文を見る
○中津川委員 借り手の方は裁判をやるしかないんですよ。裁判をやってもなかなかいい結果が出ない、聞いてもらえないという不満。こういう人たちはどこに、駆け込み寺に行ってやればいいんですか。裁判しかないんですか。
○中津川委員 もっともっといろいろな例がたくさんあるんですが、切りがありませんから、この辺でこの話はやめたいと思います。  とにもかくにも、先ほどから私がきょう一貫して申し上げたかったことは、小泉内閣の不良債権処理加速によって、本当に国民が痛みを感じているどころじゃなくて、自殺...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。古巣の経済産業委員会に戻ってまいりまして、大変中小企業に熱心で理解のある平沼大臣、こういうふうに私思っておりまして、また、副大臣も、西川さん、高市さん、もう大変見識のある方なので、実のあるひとつ質疑をさせていただきたい、こんなふうに思...全文を見る
○中津川委員 景気回復を目標にやらなきゃならないという考え、それは私と同じでありますが、なぜ不良債権処理を今こんなに急いでいるか。それについては言いにくいかと思いますが、今、大臣、これは緊縮財政でしょう。違いますか。緊縮財政でしょう。まずそれが一点。それで、もう金融庁も何も余り頼...全文を見る
○中津川委員 緊縮財政であると言ったら、今の小泉政治そのものを否定することになりますから、大臣もその一員でありますから、言えないという立場はわかりますが、しかし、国民の多くは、緊縮財政だ、景気を悪くする政策をやっているんだ、だからこれだけ今現場の国民が苦しんでいるんだ、こういう認...全文を見る
○中津川委員 アメリカなんかは、倒産を経験した人というのはキャリアで評価されるんですね。だから、初めてやる人より、ビギナーよりも、一回倒産した人より二回倒産した人、そっちの方に資本を投下するという、一回経験しているからそれが生きるだろう、こういう判断で。日本というのは、一回挫折し...全文を見る
○中津川委員 西川副大臣も、多分お立場を離れて私と同じ気持ちだと思います。  そこで、今、町を歩いて中小企業のおやじさんたちのところに行くと、どういう声が聞こえてくるかというと、先生、税金で大きいところばかり救わないで、おれたちのところも救ってよ、徳政令を出してよという声が大変...全文を見る
○中津川委員 質問時間が終わったんですが、実は、民主党の方で中小企業アンケート、これは国会議員が地元を回ってアンケートをとって中間報告、私も張り切って五十社ほどやってまいりました。ここにサンプルが載っかっておりますので、本当に中小企業の現場の、これは竹中さんと塩川さんにまず読んで...全文を見る
03月12日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷です。  本日は、産業再生関連三法案についての審議なんですが、まず、その前提であります景気状況、これを大局的な見地から何点かお聞きしたいと思っております。  株価の下落に歯どめがかかりません。一昨日、二十年ぶりに日経平均株価が一時八千円を割り込...全文を見る
○中津川委員 いや、平沼大臣からそういう答弁を聞くと、ちょっとがっかりしたんですが。  きのう、インターネットのヤフーが、ネットで、この株価下落状況の原因は何だったと思うかとアンケートをとったんですが、よく聞いてくださいよ、経済失政だという答えが六四%、それからイラク、北朝鮮情...全文を見る
○中津川委員 平沼大臣、イラクの問題というのが主要因だとまた繰り返されましたが、国民は、株が下がるのは、株をやっていない人も、普通の庶民も、奥さんたちも、これは小泉さんの経済が間違っているんだとちまたの人はみんなそう思っていますよ。  だって、まだ、イラク戦争、始まってないんで...全文を見る
○中津川委員 日銀にも。
○中津川委員 今の、山口さん、これじゃまた、あれですよ、市場、反応しませんよ、これは。まあいいでしょう、そういう認識なんだということですね。  そこで、もうちょっとこの株価、株というのは、これは日本の経済の通信簿なんですよ、通信簿なんです。ですから、これはやはり政治家はまず敏感...全文を見る
○中津川委員 大分前段の質問が長過ぎましたが、ここから、産業再生機構法案について伺っていきたいと思います。  これについては、昨年来、構想が出て、いろいろなことを言われて、いろいろ報道を私たちも追ってきたんですが、どうもイメージがわからない、これが正直なところなんですね。私たち...全文を見る
○中津川委員 三月七日の日経新聞に、「ハザマ再建」ということで、これはRCCが乗り出したんですね。これを見てますます私もわからなくなってしまったわけです。  今の大臣の御答弁の中で、大変、もう破綻懸念先、ハザマも大変なんだな、こういうことでありますが、しかし、産業機構の方は、き...全文を見る
○中津川委員 日本銀行の山口さん、申しわけありません、どうぞ退席してください。  大臣に引き続き。産業再生機構というこの名前ですね、産業再生とうたっているわけで個別企業の再生ではない、こういうイメージがあるわけですが、政府は、産業全体、業界全体を再編していくというスキームで考え...全文を見る
○中津川委員 整理整とんしておくという意味で解釈してよろしいんですね。
○中津川委員 先ほども同僚議員から質問がありましたが、今回内定したトップ人事というのが社長と産業再生委員長、これが分離される、その上に所管の大臣がいらっしゃるということで、これはますますわからなくなるということで、業務全般の責任者である社長、それから再生案件の決定をする委員長、こ...全文を見る
○中津川委員 今の御答弁に関連するんですが、業務を開始して、債権の買い取りが公正かつ経済的に適正に行われるかどうかということでありますが、この債権買い取り価格、これは非常に重要なものだと思うんですが、このルールがどうなっているのか。それから、金融機関などの債権者の単なる肩がわりに...全文を見る
○中津川委員 今お話が出ました二次ロスなんですが、これは実際のところ、買い取った債権の売り値が買い値を下回れば当然二次ロスが出るわけでありますが、そうなった場合、これは国民の負担になるわけですね。それで、それは政府は私的整理ということで済ませちゃうのか。この責任という意味ですね、...全文を見る
○中津川委員 たくさん通告はしておったんですが、同僚議員も重なっているところもありますので、最後に、雇用という問題に対して確認したいんですが。  今回のスキーム、雇用というものに対しては余り見えてこないというところですね、働いている人たち。特に、今回は政府が中心になってかかわっ...全文を見る
○中津川委員 終わります。
04月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  株価についていろいろお聞きしたいと思っておるんですが、実は、イラク戦争が長引けば日本の経済も影響を受けるだろう、ところが、短期に終われば、これは株価も上がって景気が回復する兆しになるんじゃないか、こんなような大方の考えであったわ...全文を見る
○中津川委員 いつも竹中大臣は、これは世界同時株安の流れでもあるということを、きょうも言われるかなと思っていたんですが、きょうは触れませんでしたが、実は、欧米の下落というのは、二〇〇〇年初めにかけてのバブルの反動として、今いわば調整局面にあるというような感じですね。ところが、日本...全文を見る
○中津川委員 そこで、毎年三月に近づきますと、ことしは金融恐慌が起こるか起こらないか、いや大丈夫だ、同時に、株価対策、こんなことをするんだというようなことをもう繰り返していますね。毎年毎年同じことですね。だから、株価対策ではなくて日本の経済なんですね。景気対策、経済対策をどうする...全文を見る
○中津川委員 今「改革と展望」の話が出ましたが、私も拝見しました。  同時に、竹中さん、今の御発言に触れて、GDPについて、名目はマイナスだけれども実質ではプラスであるから心配ないということをいろいろなところで述べておられますね。  しかし、実際の経済活動というのは、名目が、...全文を見る
○中津川委員 特区も、今触れられましたけれども、これはあくまでも特区ですからね。地域的、部分的なものでありますね。今の答弁にもやはり、資産デフレに対して本当に取り組むという、政策も今おっしゃられなかったし、その意気込みも感じられない。  前回私もお話しさせてもらいましたが、竹中...全文を見る
○中津川委員 私が最初申し上げた私案は、実は地元の中小企業の人たちも、非常に、そうだと言う声が強いものです。  私は、竹中さんに、ぜひ中小企業のおやじさんたちに会ってもらいたい。私の地元の江戸川も、前は三万弱、中小企業があったんですけれども、今は二万ちょっとですよ。数字の上では...全文を見る
○中津川委員 福井総裁の熱意は感じますよ。でも、考えてみますと、政府がもういろいろ経済政策をやって、ギブアップだ、だから日銀に責任転嫁というか丸投げというか、まあ福井さんに全部振ろうと。そういう意味では気の毒だと思うんですね。  私は、だから、本来日銀というのは物価の安定と通貨...全文を見る
○中津川委員 今の大臣の話で、また円高に進むんじゃないですか。前回も、私に言った後、百十七円が少し下がって……(塩川国務大臣「ちょっと聞き違っておられると思うんですね。現在は、円高になっておるんじゃ……」と呼ぶ)
○中津川委員 どうせ円が高くなると覆面介入をするわけでありますから、中国に余り気兼ねしないで、大臣、思い切って、百五十円から百六十円、大臣が言うのにはお金はかからないんですから。そうすると市場が反応して、やはり日本の経済界は歓迎しますよ。大臣が言えないんですから、私が数字を言って...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  私、今まで何度か当委員会あるいは経済産業委員会で経済の質問をさせていただくまず冒頭に、必ず株価の動向、それをいつも質問したんです。株価というのは、やはり政治家はもっともっと敏感にならなければいけないというふうに思っておるわけです...全文を見る
○中津川委員 その辺のところは、竹中さんと私とは、それから自民党の多くの人たちも、やはり違う意見を持っているわけでありまして、これは本当に尽きるところがないわけでありますが、とにかくプライマリーバランスとおっしゃるけれども、そのために、それはもう緊縮財政ですよ、ですから税収が減っ...全文を見る
○中津川委員 とにかく、株をやって夢を持てる、株はもうかる、株は楽しい、自己責任でやればリスクもあるけれども。郵便貯金、これも必要であるけれども、やはりそういう市場をつくらなきゃだめですよ。  竹中さんも株をいろいろおやりになっているというふうにうわさで聞いていますけれども、も...全文を見る
○中津川委員 しっかりひとつやってもらいたいと思います。  主税局にお聞きしたいんですが、投資家の購買意欲を刺激する税制について少しお聞きしたいと思っています。  日本は今、一千四百兆円という個人資産があるんですが、将来不安があり、これをなかなか使ってこない。金融機関やたんす...全文を見る
○中津川委員 今の政府のやり方というのは何でもありなんですから、主税局も頭をやわらかくして取り組んでもらいたいというふうに思いますし、お金を持っている人に株式市場にどんどん参加してもらうということは、これは必要ですよ。  あと二点ほど、ちょっと専門的な話になるんですが、質問して...全文を見る
○中津川委員 その辺のところを、証券会社を初め、伝達をしっかりひとつやってもらいたいと思います。  ちょっとより専門的な話なんですけれども、外国投資信託、この取り扱いについてお聞きしたいと思いますが、今回の株式投資信託に関する税制変更、特に外国投資信託について、これは個人の投資...全文を見る
○中津川委員 最後になりますが、たんす株について質問いたします。  特定口座におけるたんす株の受け入れがこの四月から開始されていますが、受け入れに要する確認書類や受け入れ窓口における確認義務に関して国税庁にいろいろ問い合わせをしても、なかなか的確な回答が得られないと聞いておりま...全文を見る
○中津川委員 質問を終わります。
05月09日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  平沼大臣、新聞報道によりますと、大臣は六日の記者会見で、株価対策に郵貯、簡保資金を活用することに、選択肢として十分考えられると述べたと聞いておりますが、これは事実ですか。
○中津川委員 今株価対策ということでお聞きしているわけですが、そういう御発言をなさったということですが、大臣、株価対策というのは一体何なんだろう、そんなものはあるのかな。いかがですか。
○中津川委員 全くそのとおりと私は思うんですよね。毎年三月になりますと、金融危機が起こるかどうか、さあ銀行を救うために公的資金を投入するかどうか、いやことしは金融恐慌を起こさない、小泉内閣になって、そんなことの繰り返しですよね。  今、大臣、いみじくもおっしゃられましたけれども...全文を見る
○中津川委員 確かに、この委員会でいろいろセーフティーネット、これは中小企業に対するセーフティーネットですね、これは成果を上げたことは認めます。しかし大臣、まだ弱いですよ。構造改革が必要だというのは我々民主党が一番最初に申し上げたことで、構造改革が必要じゃないなんというのは、どの...全文を見る
○中津川委員 小泉さん、ほとんど経済のことを今までほったらかしにしていた。だけれども、ここのところ、国内の経済に何か真剣に取り組むべく、何か二、三日前から経済の専門家をいろいろ呼んで個別にヒアリングをしているというのを報道で知りました。とにかく、外国ばかり行って目立つんですよ。外...全文を見る
○中津川委員 三十六兆円やったから緊縮財政じゃないと言いますけれども、これは大臣、結果として六兆円ふやさざるを得なくなったんですよ。だから、原因と結果を少し分けて考えなきゃいけない。緊縮財政をやっているから、だから結果として税収が上がらなくなっちゃった。去年は五十二兆円あったけれ...全文を見る
○中津川委員 理念は今お話をされて、わかるような気もするんですが、私は、何でも自由化というものが果たして本当に国民全体のメリットになるのかというのに疑問を抱いております。  諸外国の事例を見ても、自由化したとして、一般家庭レベルまで恩恵が十分に行き渡っていないというような事例も...全文を見る
○中津川委員 日本の国をだれよりも愛している高市副大臣でありますので、ぜひ、高市さんが今言ったことをちゃんと行政やるかどうか、チェックしてもらいたいと思います。  それで、今ガスの話が出ましたが、米国のジョージア州のアンバンドリングというんですか、これは日本語に訳すと規制緩和と...全文を見る
○中津川委員 質問を終わります。
05月14日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第16号
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○中津川議員 ただいま議題となりました民主党提案の中小企業者に対する銀行等の資金の貸付けの適正な運営の確保に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  銀行の中小企業者に対する融資の現状については、かねてからさまざまな問題点が指摘されてまいりました。...全文を見る
05月21日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第18号
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○中津川議員 お答えいたします。  今も中山さんの方から答弁がありましたけれども、とにかく貸し手がどうしても借り手よりも優位な立場に立ってしまうというのが現状ですね。そして、事業をしたくても、土地がなければ、担保がなければ貸してくれない。本来なら、ビジネスプランとか、あるいは人...全文を見る
○中津川議員 今の先生の御指摘でありますけれども、貸し付けには証書貸し付けと手形貸し付けがありますが、もう既に証書貸し付けはこういう形で行われておるわけでありまして、特に手形貸し付け、これは現状であるとすぐ融資してもらうということでありますが、確かにこの事務が煩雑になるということ...全文を見る
○中津川議員 今、小沢先生の方から、まさに私が常日ごろ考えていること、言ってきたことを御指摘されまして、うなずいておりました。  借り手と貸し手が少なくとも責任、リスクも五分五分に持っていく、そういう金融行政をつくらなければいけないと思っているんですね。  今、日本の金融制度...全文を見る
○中津川議員 今までは約款というものがあったわけでありますが、実は、約款というのが必ずしも借り手の方にフェアではなかったというような、ところが実態、約款というのを中小企業者も見たことがないというようなこともあって、これが十分に機能していなかったわけでありますが、今、土田先生の質問...全文を見る
○中津川議員 銀行が借り手に十分な説明責任を果たしていれば、こういうような法案を提出する必要もなかったわけであります。  きょうは経済産業委員会で、中小企業経営者の貸し渋り、貸しはがし、そこに視点を置いてやっているわけでありますが、実はこの問題というのは大変根深いものがありまし...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第20号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  まず冒頭に、今回のフランスのエビアンで開催されたサミットで、小泉総理が、ブッシュ・アメリカ大統領の強いドルを望むといった言葉に対して、歓迎する、円は実態以上に高く評価されているということを表明されたんですが、私は、前にもこの委員...全文を見る
○中津川委員 我が国の経済政策の責任者として、平沼大臣、一ドル幾らぐらいが今日本の力だと思いますか。具体的な数字で言ってください。
○中津川委員 影響を与えてほしいんですよ。  百十七円になったときに、たしか、ことし二回覆面介入していますね。それで、五月に百十五円まで高くなっちゃった、これで四兆円も何か覆面介入したということで、やはり今、だれが見ても日本の円は高過ぎる。財金でも、塩川大臣も円は高過ぎると思う...全文を見る
○中津川委員 随分慎重ですね。まあ、しようがないですね、言わなければ。言えといって首を絞めるわけにもいきませんから。  とにかく、日本は輸出大国ですし、やはりデフレを解消するには、為替、日米合意。私、前から言っていますけれども、小泉さんも、どの程度の円がいいか、円安がいいかは市...全文を見る
○中津川委員 大臣、需要を喚起する、供給が多い、日本は潜在能力があるといつも言いますけれども、医療費は上がる、年金は下がる、将来に希望を持てなければ、これはお金を使わないですよ。お金を使いたくても使えない。やはり、その認識が、大臣、甘いんじゃないかなと思うんですよね。  構造改...全文を見る
○中津川委員 三年間、この委員会でいろいろ質問をしているわけでありますが、何か年々悪くなる。本当に、質問するたびに、何か希望が見えたとか経済の見通しが見えたということを言いたいんですよ。だけれども、毎回毎回、きょうは為替、それからりそな、税収も減ってしまったという、もうだんだんこ...全文を見る
○中津川委員 公取によります違反事件処理手続を見ると、ちょっと不思議な感じがするところが何点かあるんです。  聞くところによりますと、現在の親事業者のリストが約八万社あるというふうにヒアリングを受けました。これを公取と中小企業庁が分けて検査をしている。一年に一回はチェックが入る...全文を見る
○中津川委員 時間が来たので、たくさん質問の用意があったんですが、最後になりましたが一点、ちょっと気になることがありますので、お尋ねしたいと思います。  公正取引協議会というのがあって、これは事業者団体なんですが、景品表示法に基づいて認定された公正競争規約を運用するために、個別...全文を見る
○中津川委員 終わります。
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○中津川委員 民主党の中津川でございます。  きょうで質疑が五日になるんですね。いろいろ議論を拝見してまいりました。また午前中は、きょうは参考人の具体的なお話も聞けて、だんだんと見えてきているんですが、どうも何か雲をつかむような内容で、我々がはっきりしないわけでありますから、国...全文を見る
○中津川委員 竹中さん、構造改革が必要なんですよ。必要だと最初に言ったのは我々民主党なんです、いつも言っているんだけれども。構造改革という日本を大手術するには、経済の下支えが必要で、景気がよくなる政策を出さなければ、緊縮財政ばかりやっているから税収が減っちゃっているじゃないですか...全文を見る
○中津川委員 ここで経済論議ばかりはしていられませんけれども、きょう発売のこの文芸春秋、ぜひ竹中さん読んでいただいて、「小泉改革の「逆」をやるしかない」丹羽宇一郎さん、「竹中平蔵経財相を直ちに更迭せよ」自民党の総務会長の堀内光雄さん。いいこと書いてありますよ。国民のほとんどはこう...全文を見る
○中津川委員 この状況を見ている国民にそれを判断してもらえると思います。  予定利率を途中で引き下げるということは、保険に入っている人の身からすれば、契約時に約束していた保障が、事情が変わったから、できなくなったから削りますということでしよう。契約者にとっては命のかわりにもなる...全文を見る
○中津川委員 簡潔に質問しますので、簡潔に答えてもらいたいと思うんですが、生保各社は経営状況が厳しいと口をそろえて言いますが、客観的なデータが私たちには何もわからない。経営情報でありますと、三利源、費差、死差、利差というのがありますね。これも実は明らかになっていない。基礎利益とい...全文を見る
○中津川委員 いや、すごい矛盾ですよ。今声が聞こえてきましたけれども、これはデフォルトなんです。申しわけない、ごめんなさいでしょう。それは、こういう内容だから、こうなっているからこうなんですというのを見せないで、一方的に、さっきの仙谷議員じゃないけれども、こっちから通達して、それ...全文を見る
○中津川委員 金融庁の責任も明確になっていないんですよ。あいまいなままで、個別に決めてくださいと言って何かぼかしてある感じ。本当に消費者、国民・契約者を保護するという一番大事な視点が欠けているんですね、それが不足しているんです、そう言わざるを得ないですよ。  大臣、本当にこれは...全文を見る
○中津川委員 終わります。
07月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○中津川委員 民主党の中津川博郷でございます。  この委員会で質疑に立たせていただいて竹中さんと議論するとき、毎回毎回株価がどんどん下がっていく中で激しい議論をやってまいりましたが、上がりましたね。よかったですね。これは本当にいいことなんですよ。  なぜ上がらないのか、なぜ景...全文を見る
○中津川委員 何か答えになってないですね。もうちょっと明確にその認識を、これからよくしていこうなんというのはみんな思っているわけです、あなただけじゃない。今、上がっているんですよ。この認識をもうちょっと的確に答えてもらえますか。よろしく。
○中津川委員 株が上がっても、まだ日本が深刻なデフレ経済の中にいることは少しも変わってない。それから、実体経済が悪いという危機感、この深刻な認識は我々政治家は持たなければいけないと私は思っています。  何か変なんですね。世界全体は悪いんですよ。悪いんですけれども、ドイツなんかも...全文を見る
○中津川委員 その辺のところ、これから議論していきたいと思うんですが、今回の改正は、八%の売却時拠出金制度の廃止、あるいは事業会社の銀行株式の買い取り価額を特別株式買い取りの価額の同額まで緩和するとか、銀行等保有株式取得機構の存続期間を延長するなど、非常に機構の使い勝手をよくしよ...全文を見る
○中津川委員 熊代さんにも。一番最後の質問だけで結構ですから。
○中津川委員 政府・自民党と銀行が仲いいなというような印象を、前回の法案もそうですが、今回も、これはやはり政治に携わっている者は感じますよ。ぜひ、なければそれは結構なことでありますが、国民の誤解を招くようなことはないというふうに私も希望したいと思います。  それで、この法案は当...全文を見る
○中津川委員 今回、拠出金の八%がなくなるということなんですが、この八%というのはどういう算出根拠で決まったのかなと、きょう質疑するに当たって私は考えたんです。また、銀行等から買い取り総額はどのくらい想定していたのか。そして、自己資本の一〇〇%を下回る額の買い取りも目的と考えてい...全文を見る
○中津川委員 どうもよくわからないことが多いんです。  そもそも論にちょっとこだわりたいんですけれども、そもそもこの仕組みは、個別の金融機関を救うとかどうということじゃなくて、株価変動リスクに金融システムが影響を受けることを防ぐ、そういう大義のもとに、金融機関の過大な保有株式に...全文を見る
○中津川委員 仮にこの八%の拠出金が廃止された場合、多分銀行から、株価下落のリスクの高い株式と申しますかぼろ株というか、そういう株式が持ち込まれていく可能性は十分考えられると思うんです。  金融庁、こういうデメリット、こういうことを真剣に考慮しているのかどうか。いかがですか。提...全文を見る
○中津川委員 いろいろきょう質疑をさせてもらいましたが、やはりこれは国家による銀行救済のための飛ばしであるなという、そういう疑念が質問前よりもちょっと強まった。それを申し上げて、私の質問を終わります。