中西績介

なかにしせきすけ



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中西績介の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第84回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○中西(績)委員 先般の大臣所信表明の内容を検討させていただきましたが、前段に書かれていることが余り簡単過ぎて、さらにまた、以下いろいろ多くの点に触れられておりますけれども、予算全般に及ぶような内容になっておりまして、大変つかみにくい中身になっているようでありますので、私なりに理...全文を見る
○中西(績)委員 いまのお答えによりますと、大臣の所信表明、特に一ページの八行にわたって書かれておる中身、この八行にある、特に後半の三行に書かれておる内容が、いま言われましたようにあらゆる場所、あらゆる機会で欠けておる。言いかえますならば、社会的に、あるいは家庭で、あるいは学校で...全文を見る
○中西(績)委員 漸進的ではあるけれども、徐々にそういう傾向が出るということは望ましいことでありますし、さらにまた、いまいろいろ取りざたされております教育ママの思想的な問題等につきましても、やはり指摘されたような中身、そこからすべてが出ておるということを理解せざるを得ないわけです...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、この教育の荒廃を少しでも除去するためには、所信表明の中の表現としてありますように、初等中等教育の改善充実の中で「学習指導要領の改定を行い、その実施に向けて諸般の準備を進めておりますが、本年は、高等学校の学習指導要領」云々、こう表現されております。そこで、...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、具体的に入ってまいりますけれども、この文章の中にもありますように、先ほど読み上げました後の部分になりますけれども、「小・中・高等学校を通じて一貫した教育内容を整備し、ゆとりのある、しかも充実した学校生活の中で基礎と基本を確実に身につけ、心身ともに...全文を見る
○中西(績)委員 いまのお答えをお聞きしておりますと、義務化へ向けてのそういう過程あるいは行程、そういう内容的なものが、たとえば先ほど言った行財政上の問題だとか、あるいは高校へ進学したくない、かような方がおられる、こういう諸問題が義務化あるいは義務制化をとどめておるというのか、そ...全文を見る
○中西(績)委員 私が指摘をいたしましたのは、先ほど申し上げたように義務化に向けて、高校の入学あるいは進学の整備、あるいはそれを可能な限り云々ということを大臣も言われましたけれども、しかし先ほどの答弁の中にございましたように、私はそれにこだわるわけではありませんが、先ほど答えたの...全文を見る
○中西(績)委員 それではその七%、大体各県ごとに分類をいたしますと、東京都のように都市型のところにおいては進学率はきわめて高い。そして東北あるいは九州、あるいは私のいる旧産炭地のようなところ、生活的にきわめて疲弊をし、生活保護世帯の準用世帯がクラスの半数に近い状況にあるようなと...全文を見る
○中西(績)委員 都市における低下というのは、私はやはりいまの経済情勢なりいろいろなものが大きく影響し、そのことが先ほど申し上げるように、ただ単に経済的なものだけでないとしても、そのことによって派生をしてくる生活の乱れだとか家庭の混乱だとか、いろいろな付随的なものが出てくるわけで...全文を見る
○中西(績)委員 公立高校の確保、そしてその増加は、いま申し上げましたようにやはり全員を可能な限り収容するという、このことが前提になるわけですね。そして将来的に義務化へという、こういう方向で検討するということですか。
○中西(績)委員 こだわるようですけれども、どうしても、その行財政上という問題ですね、これはわからないのですよ。行財政上になぜ問題があるのか。法的な裏づけなり何なり、先ほどから皆さん言われておるように国に金がないからやらぬというのですか、行財政上というのは。あるいは地方財政が苦し...全文を見る
○中西(績)委員 では確認をしますけれども、少数の者という、それに大変こだわられておるということと、現時点における財政措置という問題大体しぼられてきたようですね。ですから、この点は、少なくとも義務化へ向けて、希望者は全員収容するということがまず前提になるわけですから、その措置をす...全文を見る
○中西(績)委員 時間がございませんが、私はいまのお答えでは了解をしかねます。しかし、いずれにしても、この前諸澤局長が出られた一月十三日の二十一時からのテレビの中でもいろいろ討論されておりましたね。あのときにも、教師が何人か出ておりましたし、いろいろな人の発言をずっと聞いています...全文を見る
○中西(績)委員 調査をするということは、問題があるということを前提にしてやられるのか、それとも、完成をされたのでもうないだろうということを期待してやられるのか、どちらかだろうと思うのですけれども、大変失礼な言い方だけれども、どちらを指されておるのか、お答えいただきたいと思います...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、過密あるいは過疎、その状況等を詳細に調査をなさると言われますけれども、具体的に聞きましょう。普通小・中学校、他のところは時間の関係もありますので触れずに、この学級の編制基準、いま四十五名、これで完成されるわけですね。そこで、この四十五名が多いと思われる...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、外国のことを出しますと日本の国情に沿ってないとか、日本には日本の、こういう言い方もあるのだけれども、一応外国ではどうなっておるのか、この点、お持ちですか。
○中西(績)委員 もう外国のことは言いません。あなたの言によると余り比較検討するあれにはならぬようですからね。  私自身も経験があるのですけれども、大臣、一つのクラスで、目を前に向けて視角の中に入れるとすると、四十五人では入らないですね。いま大臣なりあるいは局長が言われた平均が...全文を見る
○中西(績)委員 さっきの大臣の視角の問題はもう論議しません。  問題は、調査を終わって、そしてそれによって立案、計画をするということになると、将来的にはどうなるのですか。五十三年度で終わりますね。配置が終わって、そしてその年度内に集約はできますか、どうでしょう。
○中西(績)委員 そうすると、五十三年度中のその結果に基づいて、五十四年度から、新たな検討を始めてさらにまた、いまおっしゃるようにもし問題があるといたしますと、具体的な措置をとるということが考えられますか。
○中西(績)委員 時間がありませんが、いま言われました、従来ならば、五十三年度中に調査をして、その調査を収集し、結果を出して、今度はそれの評価、これをやるわけですね。その結果、方針をどうするというものが出されるのは、従来ならば、五十三年度なら五十三年度内に行われたわけですね。そし...全文を見る
○中西(績)委員 そうすると、五年前の四十八年に計画が終わって調査をなさり、そしてその結果が今度は第四次計画として出された、こういうことを先ほど申されておったわけですけれども、それができたのに今度はできないというのは、よほど特別な何かがあるということですか。
○中西(績)委員 前回と同じわけにはいかないと言うけれども、調査の仕方なり、そして先ほどから申し上げる教育の荒廃をどうここで行政的に措置をしてなくしていくかということは、やはりここから発想するわけですから、私、その意味でずっといままで申し上げてきたつもりなんですね。やはり、いま問...全文を見る
○中西(績)委員 あくまでも姿勢はそういうことで、基本的に、いまの条件を整備をするという、その中からこれをやるということでありますから、いま言うように大変困難な仕事であろうということは推測がつきますけれども、それをやはりやり遂げるということを前提にしてかかっていただくことを希望し...全文を見る
○中西(績)委員 時間が来ましたので論議をすることになりませんけれども、一点だけ確認をしておきたいと思います。勤務をしたときにいわゆる二百円を払うということですね。そして、それをまとめて五千円ですか。では勤務しないときには払わぬということになるのですか。それから減額するということ...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、私たちが先般も指摘をしましたように、この支給に対しては、人材確保法が制定をされた以降、附帯決議なりいろいろなものがつきましたけれども、それは一年限りだとかそのとき限りだとかということでいろいろ答弁されて、いろいろ形態的には変化が起こってきた。そのために、...全文を見る
○中西(績)委員 御存じであるということですから、そういうことになりますと、先般から問題になっておりましたように、教員の賃金を高めるという手段、教員の賃金を高めるために本俸なり基本賃金を引き上げるということは公務員との賃金の公平化ということから大変問題があるということでいろいろな...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、それを今度返上するという、変形だけれどもこういう措置がとられたということになる。いま少なくともその水準を決め配分するというのが人事院の任務だということをおっしゃった。その配分をする際に校務分担、その中における主任の御苦労手当として、その重みがあるので勤務...全文を見る
02月27日第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○中西(績)分科員 同和問題を解決するに当たって、労働問題が最も重要な位置を占めておると思います。  特に、同対審の答申の内容の中にも明らかになっておりますように、「とくに注目しなければならないことは、同和地区住民は、不当な差別により就職の機会均等が完全に保障されていないため、...全文を見る
○中西(績)分科員 いまお答えをいただきましたけれども、この内容は私にとりましては大変まだ不十分なものではないかということを強く指摘したいと思います。  そこで、特別措置法制定以降におきまして九年が経過している今日、同和地区の人々の労働実態がどうなっているかということを十分認識...全文を見る
○中西(績)分科員 労働省がこういう基本的な、しかも基礎的な資料を明確に把握をし得ないということが、いま言うようなまだ分析中であると言われておりますけれども、これがきわめて重要であるにもかかわらずまだ大まかなところでしか分析されておらない、またあるいは把握をされておらないというと...全文を見る
○中西(績)分科員 それと同じように、一般の場合の就職の状況を規模別に見ましてもやはり同じようなことが言えるし、しかもその内容を見ますと、特に百人から三百人以上等になりますと、一般に比べて大体四分の一程度に率が落ち込んでくるという状況が顕著に出ていると私は思うのですね。この点につ...全文を見る
○中西(績)分科員 それからもう一つ、職種別の状況等先ほど答弁がありましたけれども、その職種において大きな格差が出ておるということが言えるのではないかと思います。特に専門的、技術的職業だとかあるいは事務とか販売、サービス業、さらにまた特に農業なり漁業なりを専業とするこの部分等にお...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、同和地域の住民の皆さんの能力開発だとか、あるいはいろんな施設での訓練等をずっと見てまいりますと、そうした場合に就労率あるいは就職率等いろいろありますね。その際に、労働省で調査されている内容について見ましてもいろいろあると思いますし、私たちが調査をした内...全文を見る
○中西(績)分科員 その点は、就職そしてその後の調査についてはいろいろ問題があるということはわかりながらも、この点をやっていかないと、その内容が本質的なものが浮き彫りにされず、そして調査した結果が結果として終わってしまって、将来的にどうなっていったかということの追跡なしにこのこと...全文を見る
○中西(績)分科員 いま答弁がありましたように、これがやはり形式的にしかなされておらないし、しかも受け取る側の方もその形式的な手続、手段、それを一度経ればすべてが終わりだという認識に立っておるというところに大変な問題があるわけですね。ですから、この点を今後労働省としては継続的に強...全文を見る
○中西(績)分科員 問題は、いま私が指摘をしてまいりましたように、内容としてはきわめて重要な課題が山積をされておる、このことはお認めになると思いますね。しかも、先ほどから申し上げるように、賃金についてもすべての問題がこういう状況にあるわけでありますから、この点を考えますと、その反...全文を見る
○中西(績)分科員 以上で終わりますが、特に最後に一言だけ。  この問題についてはいま言われましたように、雇用主、そして地域社会のそのことは重要であるということと同時に、行政として労働行政をどう進めていくかというその視点が明確に出されて、それを具体的に提示をし、推し進めていくと...全文を見る
○中西(績)分科員 終わります。
02月28日第84回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○中西(績)分科員 私は同和教育問題について、この分科会で、特にその中でも同和教育に必要な教員の配置、加配の問題を中心にお伺いをいたしたいと思います。  ただ、その前に、昨日の分科会におきまして稻村総理府総務長官が答弁の中で基本的に大きな過ちを犯す答弁をされています。この同和問...全文を見る
○中西(績)分科員 同じ内閣の大臣としての一員である総理府総務長官の発言に対する見解についてはお伺いできなかったけれども、文部省の姿勢としては、あくまでも差別をなくすという方向での施策を遂行しなくてはならぬということについてはお認めになるわけでありますから、そこで、現在の同和加配...全文を見る
○中西(績)分科員 問題は、この二度にわたる五カ年計画の中で一千百六十二名ということになりますと、五十三年度には予算措置の中には今度これに加えるということはあり得ないわけですね。そこで問題は、調査すると言われました県単の部分でありますけれども、私が調べた調査の資料によりましても、...全文を見る
○中西(績)分科員 総理府の調査は四十六年にもあり、そして四十六年を基礎にしてこのような第三次あるいは第四次の配置がなされたと答弁があったわけですから、五十年の調査があったにもかかわらずその後の是正なり措置はされておらないということを言っておられるわけですね。この点をはっきりして...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、この県単によって配置されておる教員の数、それから一般教員から配置されておる教員の数、こういうものについては調査がされてない。加えてこの同和地区の実態がどうなっておるかという新しい資料に基づく措置がされておらないということになってまいりますと、この教員の...全文を見る
○中西(績)分科員 もうここまで来ましたから申し上げますけれども、大臣の出身の兵庫県が一般教員からそういう措置をとっているのです。私の出身の福岡もそうしてあるわけです。これはもう代表的なものなんですね。いわゆる措置を全然せずに一般の教員からそういう措置をする、こういう特殊な例なん...全文を見る
○中西(績)分科員 きめの細かい措置をするということであるわけですから、その点で、ある農業高校の教職員加配に関する陳情書なるものがここにありますが、これを見てみますと、どういうことが書かれておるかというと、たとえば本校生徒の学力について、これは以前こういうことはなかったと思うのだ...全文を見る
○中西(績)分科員 時間が来ましたので、最後に締めくくりたいと思いますが、こういう状況については、教員定数問題一つをとりましても大変問題があるということについては大臣もお気づきになったと思います。そこで、この問題は、いま申し上げましたように具体的な問題についての回答はできておりま...全文を見る
○中西(績)分科員 以上で終わります。
03月02日第84回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○中西(績)分科員 私は、福岡県築上郡にあります築城基地の問題につきまして、昨年もこの分科会で質問をさせていただきまして、その後における状況、第八航空団にF4EJファントムが配備されたためにいろいろな問題がまた出ておりますので、それとのかかわりで質問をさせていただきたいと思うわけ...全文を見る
○中西(績)分科員 いまのお答えによりますと、自衛隊のこのような航空機の基地と一般空港とは、この措置についての適用は同じだということを言われるわけでありますが、それではこれら各基地の基準達成率がどのような状況になっておるのか、この点おわかりになっておるのか、あるいは自衛隊の計画が...全文を見る
○中西(績)分科員 把握していると言うが、そうなりますと、民間の空港の場合とファントム等が配備されておる自衛隊の基地、この間においては差はないのか、同様に措置されておるか、計画が進行しておるかどうかを明らかにしてください。
○中西(績)分科員 本当に差がないと考えておられるのですか。それでは環境庁としての把握は、民間と自衛隊の間における基準達成状況というものは環境基準に基づいて差がないというように理解してよろしいですね。
○中西(績)分科員 そうなりますと、大変これは後に問題を残しますので、この点は特に強調し、もし差があった場合にはこの点については後に論議を残しますので、保留をいたしますから、一応おきます。  そこで、お聞きしますが、もし差があるといたしますと、民間といいあるいは自衛隊といっても...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、防衛庁にお聞きいたしますが、昨年私が質問を申し上げた際に、飛行場の区分がどうなっておるかということで、達成すべきこの基準の状況によってまだ十分でないので、この飛行場の区分が検討中であって明らかになってない、こういうことが言われていました。昨年平井参事官...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、この飛行場区分から申しますと、第一種に適用するということがいま明らかになったわけでありますが、そうなりますと、この基地に対する具体的な対策等がどうなっておるかが大変問題なんです。そこで、それに入る前に防衛庁の姿勢について簡単にお聞かせ願いたいと思うわけ...全文を見る
○中西(績)分科員 そうすると、先ほど私が申し上げましたもう一つの問題、久松基地司令のこの発言内容等については、本来的にいままで主張された防衛庁の姿勢とこれはどう対応するのですか。関係はどうなっているのですか。こういう発言が平気でなされるということになりますと、ずいぶん違っている...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、騒音対策につきまして一、二お聞きしておきたいと思います。  騒音対策は前回も質問申し上げた際に、五十年度まで終了すべき二十五ジェット基地の調査がまだできていない、これは七十五国会で約束したにもかかわらず、まだこれができていないということを言っておりま...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、この築城基地の場合には、先ほどお答えがありましたように、第一種に相当するということを言っておるわけでありますけれども、これはファントム配備以前のことで第一種区分にしておるわけですか。
○中西(績)分科員 それではコンターの線引き等が一年間かかるということですから、このファントムが配備されれば、された以降まだ期間的に達しておらないということで、これはまだできていないということになりますね。ということになりますと、この騒音に対する対策を立てる場合に、先ほど申された...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで問題は、そのような措置をするようでありますけれども、実際にファントムが配備されまして以降、市町におきましてそれぞれ測定個所を決めまして測定をいたしておるようです。これは大ざっぱに申し上げて、F86に比べまして大体二十ホン高いというおおよその結果がそれぞれ...全文を見る
○中西(績)分科員 それでは、実際に防音工事をやるに際していろいろな問題があるわけですね。  その一つの例を挙げますと、これは福岡防衛施設局が五十一年五月に示しました「住宅防音工事のしおり」ですが、これを見ますと、この中に示されておる内容の中に、二ページに補助の対象となる工事、...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、これは大変不公平な状況というものが出てくるわけですから、もし本人が資金を融資されでも、その能力がないとするとどうするのか。ここら辺大変な問題になるわけであります。ですから、これは大変な問題があるということを一応指摘しまして、後でまとめて答弁を求めます。...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、一般の場合も、やはり維持するためには維持費というものが必ずつくわけです。経済的なものが全部ついてくるという状況にあるわけですから。この点もあわせ、いま答弁を願ったような問題をどうするかということを考えていただきたいと思うのです。  そこでもう一つ、学...全文を見る
○中西(績)分科員 終わります。
04月14日第84回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○中西(績)委員 ただいま、先般の本委員会における社会党からの五点にわたる質問内容に対する答弁があったわけでありますけれども、この点に関しましてさらに内容的に明らかにすべき事項があると思いますので、一、二の点について質問を重ねてまいりたいと思います。  まず初めに、大学院構想の...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、既存の教育大学が他の大学の学部に比べまして予算あるいは人的に劣悪ということは、この前からの説明の中でもお認めになっておるようですが、この点はよろしいですか。
○中西(績)委員 新構想大学の設置費用は、先般の委員会の中でも百八十億を超える内容のものであるということを一応お示しになったわけでありますが、そうしますと、既存の教育系大学の、先ほど言われておりました十三の大学から大学院設置の要請がある。ところが、その場合に、設備あるいは陣容等に...全文を見る
○中西(績)委員 対比はできないと言うけれども、いま問題は、十三大学の設備あるいは陣容、そういうものを整えていけば大学院としての認可なり、それはできるわけであります。しかも、愛知大学の場合には、六十名で、このような大学院の設置については一億二千万程度であるということから勘案いたし...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、基本構想ができれば、そして各大学なりがそういう問題について提示できる体制をつくると同時に、文部省としてはそれについてむしろ積極的にそういう構想を立案、計画、企画すべきだということの話を持ちかけるという、こういう態度はあるんですか。
○中西(績)委員 その場合に、設置をしていくということになりますと、少なくとも一定の中期構想なり何なりを示して、計画的に是正をさせるための予算措置、そしてそれに基づく構想提示、そしてそれに対して、このように何年間の計画なりの中で解消していくあるいは設置をしていくという具体的なもの...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、大臣にお聞きしますけれども、いま言われたようなことでもって特に基本構想というものが重要視されておるようでありますが、そういうものが明確になっていないということも一つあるようです。ですから、そういうものが整い、そして一定の方向性が出てき、そうしますと、私た...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、二番目の答弁の一番最後の方で、将来の検討課題であると考えておる、こういうことを言われておりますけれども、将来の検討課題と申しますが、この検討の中身はどういうことを指しておるのですか。
○中西(績)委員 そこで、この前質問を出しました中に、一点目とのかかわりがあるわけでありますけれども、それぞれの大学にもこういう修士課程なり何なりを置くという将来的な計画ですね、そういうものとあわせて、そこでの卒業生とのかかわりが一つ出てくるわけなんです。と申しますのは、これは一...全文を見る
○中西(績)委員 その場合に、愛知の場合、現職現給で入学をさせるかどうか、この点、どうでしょうか。
○中西(績)委員 そうすると、いま提起されております教員大学の場合とは違うということですか。そこをちょっとはっきりさせてください。教員大学の場合には現職現給、これを原則としてやるわけでしょう。そうしますと、愛知教育大学に現職の人が現場から入学する場合には同じ措置をとるということか...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと先ほどの、将来の検討課題というところに返るわけですけれども、まだまだ多くのそういう希望者がおるにもかかわらず、大変制限をされて十分な体制になってない。ですから、きわめてエリート的な性格を持つ可能性があるわけですから、そういう面では、ここではまだまだ給...全文を見る
○中西(績)委員 そういうことになりますと、この一にまた返るわけですけれども、多くの大学院というものを、修士課程をいち早くつくっていくということが一定の条件として存在するわけですから、この点は何としても、四十七都道府県における既存の教育大学、こういうものの充実と強化というものをや...全文を見る
○中西(績)委員 九月ということになりますと、もし現場で、局長が答えられましたようにいろいろなトラブルがあって、ぜひいてほしい、出てほしくない、こういうような教師の場合には、九月ごろにやられるということであればその以前からその問題は論議されるわけでありますから、本人が意思を所属長...全文を見る
○中西(績)委員 どうしてもわからないのですがね。少なくとも入学選抜ということになりますと、この概要の中にも示されておりますように、先ほども言っておりますように、大学の主体によってこれがなされるということの確認はできるわけですね。このことはどうなんですか。
○中西(績)委員 その大学の入学決定については大学が主体となってそれを決定するということでありますから、進学をしたい、学問をしたいということの条件としては、全部一様に大学側は受けとめるべきではないかと思うのです。たとえば経済的な格差、それぞれの家庭の事情だとかあるいはいろいろな事...全文を見る
○中西(績)委員 いままでやっているから、だからこれをやるのだ、そういう論理で追及しているわけじゃありません。少なくとも大学側が主体的にやる場合には、そういう諸条件を全部整備してこなければそれは採用できないのだというようなことに私はならぬと思うのですね、どの大学であろうと。たとえ...全文を見る
○中西(績)委員 間違いかどうかということがあれだったら、少なくとも基本的な考え方なり何なりは、修学の条件にそれが必要だということは誤りだと私は言っているわけです。だから、少なくともいまあなたが答弁なさった中で、上司が不許可にするのではないかということを前提にして物を考える、ここ...全文を見る
○中西(績)委員 おかしいと言われるけれども、そのおかしいということがおかしいわけなのです。なぜならば、大学は許可をし、本人が行きたいというのを、行政がチェックしてその人に行かせないということをすること自体がおかしいわけですよ。しかも、現場でそういう者は、私たちのいままでの経験か...全文を見る
○中西(績)委員 いままでの委員会での討議の中でも、これに進学をする者に対する定数の補完については、これは初中局長が答弁されていたように、やるということでありますから、これは二百人、両方で四百人ということになったとしましても、将来的にはこれを全部ずっと補充をするわけでありますから...全文を見る
○中西(績)委員 いま大臣が言われましたように、長期研修計画とは発想そのものが違うし、性格を異にするものである、それをお認めになるなら、先ほどから私たちが言うように、この点を上司の不許可、そのことを前提にして物を考えるということ自体が大変おかしくなってくるんじゃないか、私はこう思...全文を見る
○中西(績)委員 私はこれを読んだ場合に、この副学長というのは、わざわざそういうようにしたのは、後の「設けるほか」と、こう書いてあるところにみそがあるんじゃないかという気がするのです。だから、さっき私が申し上げたように、管理運営については現行の法令に従って云々ということであれば、...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますとなおさらのこと、これは要らなかったということになるわけですね、私が指摘しておることと全く一致するわけですから。そのように理解をしてよろしいですか。
○中西(績)委員 それで、確かに参与を置けることになっています。ところが、社会党から聞いた参与会、協議会、人事委員会というのは当然これは置かないということになるわけですけれども、参与を置くということが拡大解釈をされたり何かして、変に何か別の機構なり何なりを置くというようなことをし...全文を見る
○中西(績)委員 参与なりそういうものが会にはなり得ぬわけですから、その場合に連絡か何かしなくちゃならぬ、こういう場合に、会ではないけれども、連絡会かあるいは連絡協議会みたいなやつをということになるのじゃないですか。その点はどうなんでしょう。
○中西(績)委員 そういう場合に、たとえば連絡をしなければならぬ、いままでもある。そうした場合には学内だけでなしに、地域との関係から言いますと学外ということになるわけですね。  そこで大臣にお聞きしますけれども、いままでの文部省の考え方なりからいたしますと、学外の方に連絡なり何...全文を見る
○中西(績)委員 そのようにお答えが出るだろうということを期待しておったわけですが、しかし、いままでの文部省自体の人選の際にはそういう点が大変落ち切っておるので、これだけにかかわらず、これから後の問題として私は提起をしておきたいと思います。  では次に、教員大学という名称の問題...全文を見る
○中西(績)委員 いま、なじんできたと言われますけれども、私たちは大変耳ざわりになるわけですね。いままで教員大学なんというようなものはなかったし、またそれによって問題が解消するかというと、そのことでは解消するわけじゃないわけです。名称によって解消するわけじゃないのです。そのことは...全文を見る
○中西(績)委員 いま言われている、教員のためにということを強調すればするほど問題があるわけですよ。それを言うから、今度ほかのいままで開かれてきた教員養成制度そのものが問題だということになるわけですよ、つながる。だからこれになって教員のためにということになると、いわゆる計画的なも...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、創設準備室というのは、教員大学に関する懇談会、そしてこの後の方にいろいろずっと出ておりますね、こういう方が加わったものが準備室ということになるのですか。どういう機構になっているのですか。
○中西(績)委員 そうしますと、準備室長と副室長でしょう。副室長はだれですか。
○中西(績)委員 そうしますと、先ほどから私、聞いておりますと、ずいぶん討論をしたみたいな感じがしましたけれども、きわめて少数で、室長、副室長、そして行政の文部省のだれかが加わるわけですから、私は、これは多くの人の意見ということにはなり得ないだろうと思うのです。参考人でおいでにな...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、岡山大学の谷口さんと上寺さんということになるわけですから、私は、これは討論したという性質上のものじゃないという気がしてなりません。ですから、このことからいたしますと、もうちょっと拡大されて、そしてより多くの方々にそういう御意見を、しかも大学とのかか...全文を見る
○中西(績)委員 だから、大臣の考えは適切だ、だから文部省は適切だと考えているから、いま言うように三名なりあるいは四名なりでやらせた際には、制限された方々で論議をされている。しかも、大臣は大変このことをお好みになっておられるようですから、このことは少なくとも、これから後、国大協な...全文を見る
○中西(績)委員 私はもう論議してもだめだと思いますけれども、これには断固反対です。こういうことでは十分な意見を聴取してやったという経過はこの中には存在をしないわけですから、これは一方的に文部省が決めた、このように考えても間違いでないと私は考えますので、強く反対の意向を示しておき...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、鳴門の設立のための準備費なりはどのようになっておるのか。
○中西(績)委員 準備をなさる方は、たとえば準備室長なりあるいは副室長なり、そういう組織、機構その他、決まっておれば明らかにしてください。
○中西(績)委員 そうしますと、徳島大学の教育学部を基礎にしてやるということですね。それは、これにあるような懇談会みたいなことでいろいろ打ち合わせなり何なりをしていくのですか。それとも別個に何か陣容なりを持ってやる、それで徳島大学ということに限定をしますと、徳島大学だけということ...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、この問題はまだ具体的になっていないということで明らかにできないようですから、問題があるということを私は指摘をしておくだけにとどめておきます。  ただ、問題は、ここの場合は学部はどうなるのでしょう。
○中西(績)委員 私たちが漏れ聞くところでは、高校ということを言っておったのではないか。いままでの上越なり兵庫の場合は小学校課程ということで言われておったのですが、そうするとここの場合には高校じゃないわけですね。
○中西(績)委員 それでは、上越なり兵庫と同じだということを前提にして調整の段階にある、こういうことで理解をしてよろしいですか。
○中西(績)委員 少なくともいま九百二十一万円という創設準備費をつけるということになったわけですが、その方向性として一定の内容なり、大学院云々、修士課程云々という場合にはその大学からいろいろな意見なりそういうものが出てくる必要があるということを言いつつも、鳴門には設置をしよう、創...全文を見る
○中西(績)委員 幾ら言っても、答弁になるような答弁が出てきませんから、内容的には大変問題が残るわけですが、一応これは打ち切ります。  あとは機械的にお答えいただきたいと思います。  組織機構につきまして、この概要の中に出ておりますけれども、この点についてお聞かせいただきたい...全文を見る
○中西(績)委員 その場合に、この教科ごとグループは組織されるのですか。そして、そういうものを含んだ教授会なのかどうか、そういうことをお考えになっているのか、それが一つ。  それと、二つ目は、グループ代議制になるということはあり得ないですか、この教授会は。
○中西(績)委員 次に、大学院の研究科委員会は設置をされるのですか。
○中西(績)委員 そうしますと、研究科委員会は、従来からの考え方でいきますと、各大学学部、そして大学院、こういう機構になっていますだけに、いままでの場合は学部教授が研究科委員と重なるわけですね。今度の場合には、小学校の課程が主になるわけでありますから、大学院の場合にはこの教官組織...全文を見る
○中西(績)委員 そこで問題は、研修を含む研究機関であるということもあって、いろいろ現場で三年間なら三年間を経験した教員が、あるいは教師が進学をしてくるわけですね。そうした場合に、いろいろ参考人の間でも問題になったし、ここでも大変な議論がされたわけでありますけれども、臨床的な教授...全文を見る
○中西(績)委員 この点は特に重要な点のようですから、十分な配慮をしなくてはいかぬと思いますので、大変重要な課題として踏まえてほしいと思います。  そこで次に、各専攻あるいはコースの入学定員あるいは教官数についてお聞きいたします。懇談会等におきまして、これを見ますといろいろなこ...全文を見る
○中西(績)委員 いま御答弁いただいたけれども、内容的には全く不明であります。  そこで、コースの入学定員につきましては、教官数は資料を提出いただけばいいと思うのですが、もう一つ詰めておかなければならぬのは、この入学定員の場合に、いろいろ雑多な、雑多と言うと大変語弊があるのです...全文を見る
○中西(績)委員 私は、なぜこのことを申し上げるかといいますと、教育系の大学、こういうところの修士課程の設置等についても、いわゆる基本構想なりそういうものが十分でないということを理由にして、なかなか設置できないということを言っているわけですね。ところが、この大学に限っては、この基...全文を見る
○中西(績)委員 この点は、先ほど、準備室で名称を決め、そしてこれを文部省で確認をして閣議で決定をする。こういう内容的でないものは簡単に決められた、こういうことがありますね。そのことが大変これからあとの学生とのかかわり、いろいろな問題がたくさん内蔵されておるにもかかわらず、そうい...全文を見る
○中西(績)委員 私は、これは基本構想が十分でない、そういうものが整えられておるという認定には立つことはできないのではないかと思っています。従前の局長の答弁、修士課程を設置しようとする各教育系の大学、こういうところからのかかわりから申しますならば、これは内容的にも大変不十分である...全文を見る
○中西(績)委員 次に、実習について大変論議されてきたところでありますけれども、既設の大学での教員免許を付与するに当たって問題があるということは、いろいろな論議の過程の中で出てまいりました。そこで、既設大学における実習問題は、これから後、具体的にどうお考えになっておられるか、この...全文を見る
○中西(績)委員 この教育実習につきましては、大学側にいろいろ問題があるかのような指摘もありましたけれども、少なくとも現行法なり現在のこの体制の中でできる手だてというのはやはり行政上指導していくことが大変重要ではないかと思いますので、この点は要望申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○中西(績)委員 現場における教員の場合だって党員ではあり得るわけですからね。党員だということは政治活動をするということが前提ですよ。そうでしょう。ただ、教員が政治活動を規制されるという場が一つは限定されますね。この場合に一般的に学生としてそういう活動をしたからというて公務員法に...全文を見る
○中西(績)委員 教員として地位を利用するとかなんとかいうことでなくて、一般的にですよ、一般的に学生運動の中でした場合にそれをやられたら、もう思想も信条も何もなくなるんじゃないですか、そういうことになれば。じゃ、大学におけるそういう保障も何もない、こういうことになってくるんじゃな...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、大学院生としての大学における自由というもの、その中においても、その人の場合にはその大学院における自治あるいは自由、そういうものは享受できないわけですね。そういうことになりますね。
○中西(績)委員 これはまだ論議のあるところです。もう時間が参りましたので、きょうは私はこれで打ち切りますけれども、大変これは内容的に問題のあるところです。  最後になりましたが、教員の研修の問題等につきましては、これは初中局長もあるいは大臣も十分お聞きいただきたいと思うのです...全文を見る
○中西(績)委員 それで、その方法等については、きょうは時間がございませんので論議する時間がございませんでしたけれども、また後に譲らしていただきます。  終わります。
04月27日第84回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第6号
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○中西(績)委員 旧産炭地域の実態が現在どうなっておるかということが、きわめて重要な、私たちこの石炭対策特別委員会で論議するに当たって、認識を統一する必要があると思うのでありますが、特に筑豊地区における五十二年度生活保護率を見てみますと、全国が一二・二、福岡が三八・一、これに引き...全文を見る
○中西(績)委員 そういう状況であるだけに、またさらに北九州におきましても、鉄を中心とする産業であっただけに、新日鉄の場合には七基の高炉が四基現在休業しておるし、住友金属は二基のうち一基が休んでおるという状況になっています。それとの関連の産業地帯であるだけに、さらにまたその傾向と...全文を見る
○中西(績)委員 いま挙げられました県の場合が〇・二四、そして北九州の場合が〇・二三、これはさらにこれから後落ち込む可能性というのは非常に強く指摘できるのではないか。ということになりますと、先ほどありました筑豊の場合におきまして、特に田川の場合が〇・一四、飯塚の場合が〇・一七、そ...全文を見る
○中西(績)委員 欠損家庭なり問題が非常に多いということで、たとえば産炭地域においては特別の措置をしておると思うのであります。施行令第五条第一項における第一号の中で、産炭地域に対しては加配をするとかいろんな措置をとっておるし、あるいは第二号では同和地区にというように、それぞれ第五...全文を見る
○中西(績)委員 問題は、いま基準のとり方を要保護あるいは準要保護家庭ということでとっておるようでありますけれども、それ以外に、学校教育を実施するに当たって大変困難な地域だということになれば、他の条件があるのではないかと思われるわけですね。ですから、確かにとり方は大変むずかしいと...全文を見る
○中西(績)委員 すでに悉皆調査用紙が昨日配布されておるようでありますので、この点これに追加をしてやるということは大変困難であろうと思いますけれども、いま答弁がありましたように、産炭地域というのは、数にいたしましてもあるいは地域的にもわりあいに範囲が狭いだけに、ぜひこの点は具体化...全文を見る
○中西(績)委員 恐らく、いま答弁がありましたように、ないだろうということを予測はいたしましたけれども、少なくとも、先ほどから申し上げますように、こういう地域がどういう実態にあるかということの認識を十分把握し得ないで、たとえば定数配置にいたしましても、たとえば私、福岡ですから福岡...全文を見る
○中西(績)委員 学力調査については、いま課長が答弁ありましたような内容でもって一定のむずかしさはあると思うのですね。しかし問題は、たとえば私たちはいまここに得ている資料なんかを見ますと、それぞれ高等学校に入学した当時の、小学校一年から六年生までのたとえば当用漢字、実際使われてお...全文を見る
○中西(績)委員 いま言われました四万校にわたる悉皆調査をやるそうでありますけれども、その場合には、先ほど申し上げましたいろいろな面における問題の余りにも多い産炭地域、この地域の調査については特別指示はしてなくて一般的にやっておるわけですね。その場合にこの地域が入るかということに...全文を見る
○中西(績)委員 じゃ次に入ります。  旧産炭地域における地方自治体というのは、もうすでに御存じのとおり大変な財政事情にあるということは私がここで申すまでもありません。特にこの地域におきましては、私たちが想像するより以上に財政的には落ち込んでおるわけであります。財政力の指数を見...全文を見る
○中西(績)委員 小規模校、九学級みなし学級として取り扱いをし、そして有利にということであるようでありますけれども、いまやはり私たちが直接入ってみて、施設あるいは設備、特にまた教具等については大変なおくれをいままで来しておるわけであるだけに、この点を調査する、またあるいは検討して...全文を見る
○中西(績)委員 その最新というのは、この前の答弁の中でも私、時間がなかったから十分な確認はできなかったわけでありますけれども、最も近い調査として五十年があるからそのことを最新と指すのか、それとも、私が先ほど申し上げたように、市町村なりあるいは県の教委が認めておるように、それから...全文を見る
○中西(績)委員 義務制の場合にはそういう内容で大体おわかりいただけたと思うし、私も理解をするわけでありますけれども、問題は高等学校の場合です。高等学校の場合も同じように実態としてはあるわけであります。これは特に文部省の方には十分お聞き願いたいと思うのですけれども、学区が拡大をさ...全文を見る
○中西(績)委員 奨学生を指標とする指標を探しておるということであるようでありますが、その対象として奨学生ということを一つの例として挙げられましたけれども、奨学生だけでは問題が残るのではないかと思いますね。なぜかと申しますと、これは本人の希望によってのみ出てくる数であるだけに、む...全文を見る
○中西(績)委員 確かに教育集会所は、国の助成と、さらに県あるいは市町村のそういう措置によって相当数できています。しかし問題は、この内容をどう充実、整備していくかということが問題であろうと思うのです。ところが、いかに施設面なり何なりでできたといたしましても、その地域における指導を...全文を見る
○中西(績)委員 これはボランティア活動で措置をするというのが非常に多いと言われますけれども、特に、先般もありましたように、第一、現在の閣僚の一員が、この差別を━━━━と言うぐらいですから、いかに不十分さがあるかということはそのこと一つをもってしても、しかもそれは担当の大臣ですよ...全文を見る
○中西(績)委員 抽象的なことでなしに、たとえば先ほど学校教員の加配等について第一次から始まり第四次まで本年で終了し、そして来年度から第五次の改善措置を遂げていく、こういうことがあるわけですね。ですから、少なくともこの指導員についてはいち早くこのことを何としてもなくすということが...全文を見る
○中西(績)委員 どうもはっきりしないので、この点については課長では明確な答弁がいただけないものだというふうに理解をするのですが、ぜひ指導員の配置、これを遂げていただくための、幸いというか同和対策事業にかかわる措置法の延長が来年から遂げられなくてはならぬという状況にあるだけに、ひ...全文を見る
○中西(績)委員 いままでの場合には、誘致されたものはほとんど男子雇用型のものが少なくて、女子を中心とする雇用になっておるのが一つ。それから、誘致されたものが繊維関係それから衣服関係、そしてさらに履物、ゴム、こういうようなものが中心になっておるために、いま不況産業と言われるものに...全文を見る
○中西(績)委員 ずいぶんこれで時間をとってしまって、本題に入るのが大変遅くなりましたけれども、時間のある限りお聞きしたいと思います。  一つは鉱害問題でありますけれども、残存鉱害が現在どれだけの量になっておるのか、そしてその調査をされた年は何年であったのか、そこいらも含めて明...全文を見る
○中西(績)委員 五十一年度末で二千七百億円ということになりますと、財政的に見てまいりますと、その後四百三十一億、五十二年度は予算としては組まれたわけですね。そうしますと、本年の場合が四百九十四億ですか、そういうことになりますので、計画的には一応この五年間、期間としては残る期間で...全文を見る
○中西(績)委員 家屋については、いまありましたように、残る年限、五十六年度までいまのペースでいけば達成可能だということは確認できますが、農地の場合には、三五%の達成率からいたしますと、ちょっとおくれる可能性がこの中から出ると思うのですね。したがって、残存鉱害が一応五十六年度まで...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、先ほど出ました農地の残るであろうものと、それからいま言う二次鉱害的なものですね、こういうものがさらにプラスをされるわけでありますだけに、現在のペースで参りますと、鉱害復旧というものは五十六年度までには達成できない、こういうことにならざるを得ないわ...全文を見る
○中西(績)委員 それとあわせまして、これはこの前どなたか質問なさっておったと思うのですけれども、金銭賠償によって打ち切られた部分があるわけですね。これには内容はいろいろあるわけなんです。当時のそれを担当した人の考え方なり対応の仕方によって、きわめて少額で打ち切られた場合があるし...全文を見る
○中西(績)委員 ケース・バイ・ケースでその地域とのかかわりだとかあるいは関連としてそれをやるとか、いろいろ具体的にはあるようでありますけれども、基本的にやはりこの点について法的な措置はできないという前提があるだけに、今後の問題として、一定の方向性なりを持たないと、これは完全に鉱...全文を見る
○中西(績)委員 いま言われましたように一般の公共事業と違うということは、これはもう十分わかります。しかし、何と申しましても、いま一般の公共事業もさることながら、先ほどお答えにありましたように、居住地から遠くなって用地の取得が困難になったとか、あるいは用地代が高くなったとか、資材...全文を見る
○中西(績)委員 後で県別は明らかになると思いますけれども、その数がいま言われる保安法にかかわる三百、そして工事の必要なものが百四十九。その中で危険というと、その危険の規定がいろいろあるようでありますけれども、いずれにしても、福岡県はやはり相当数残っておると思います。福岡県がなぜ...全文を見る
○中西(績)委員 現在残っておるのは、百四十九の工事を必要とするものがあるわけでありますけれども、本年度十億五千万の予算が組まれているわけでありますが、これで大体幾つの件数を考えておるのか、この点明らかにしてください。
○中西(績)委員 そうしますと、現在、この二十一件組む場合に、地元との了解なり話し合いの中でそれが決まって固定的なものになっておるのか、将来的に二十一件は決まっていくのか、その点はどうでしょう。そうした場合に、この二十一件の中に福岡の場合何件考えられておるのか。
○中西(績)委員 そうしますと、先ほどの答弁の中にありましたように、いままであったうち佐賀、長崎、ここでは大体三分の二が完了かあるいは着手している、福岡の場合には、先ほど言われましたように、一件当たり量が多いとか、あるいは捨て場がないとか、権利関係が非常に複雑だとか、いろいろな条...全文を見る
○中西(績)委員 この事件が起こって非常にあわてていろいろ解決をその事後措置としてやっていくわけでありますけれども、そのためには相当の犠牲が払われておるわけですね。ですから、やはり何と申しましてもこのボタ山の危険な状態にあるものにつきましては、早急に財政的措置を、地方自治体がその...全文を見る
○中西(績)委員 時間もちょうど来たようでありますから、まだいろいろ失対事業等については多くの問題提起をして論議をしてみたいと思いましたけれども、十分果たし得ませんでしたが、以上で本日の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。     —————————————
04月28日第84回国会 衆議院 文教委員会 第18号
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○中西(績)委員 先般の国立学校設置法の一部改正をめぐって教員の研修問題が大きく取り上げられてきました。特に現職教員の研修を拡大充実するという意見が大変多く出されてきたわけでありますけれども、そういう中で文部省の側から、大臣あるいは局長の答弁の中に出てまいりました二、三の点を集約...全文を見る
○中西(績)委員 初中局長の答弁の中で出てまいりました点を簡単にまとめてみますと、研修は意欲的でなければ成果がない、現状としては受け身のものが非常に多い、ということは積極的な対応が非常に少ないということを指摘されたのではないかと思います。それに対応してさらに、また自己学習の中から...全文を見る
○中西(績)委員 いま、お二方の前回の当委員会における答弁の中における考え方なり基調がわかりましたので、それに沿って私は研修問題について質問をしてみたいと思うわけであります。  そこで、いま文部省が施行しておる研修というのは、大体、予算書を見ますと、「教員の現職教育の充実等」と...全文を見る
○中西(績)委員 これを見ますと、いま言われました新規採用の教員研修事業費補助、これは一般研修ですが、しかしこれだって、あるいは授業研修、それから教職経験者に対する研修、いろいろあるわけです。それから都道府県の研修センターの設置の方だとか、いろいろありますね。あとは公立学校の教員...全文を見る
○中西(績)委員 その問題については後でまた論議をしたいと思いますけれども、しかし、いずれにしても、自主的なサークルなり、あるいは県教委、行政と無関係な民間におけるそういう研究団体などとのかかわりはないわけですね、ここに掲げているものについては。
○中西(績)委員 私の方から要請をして文部省から提示された助成団体というのにはそういうのは入っていませんね。入っておるのは、大体五つくらい挙げておったようであります。たとえば高等学校教育研究会だとか、中学校あるいは小学校の障害児あるいは僻地教育、こういうものは挙がっておりましたけ...全文を見る
○中西(績)委員 私は、局長、また委員長にもちょっと要請をしたいと思うのですけれども、やはり予算とのかかわりがあるからこういう問題を的確に論議をしたいので資料を求めたにもかかわらず、なかなか持ってこないですね。そして来るときには何だかんだ言って、中身を一々聞かなければ持ってこない...全文を見る
○中西(績)委員 いま局長が持っておるその資料ですね、そういうものはもともと私たちには示すことはできないんですか、どうなんですか。
○中西(績)委員 私たちは、少なくとも予算とのかかわりなり何なりやるとすれば、どういうところにどのように、そして全国的にどのようにばらつきがあり、どういう内容のものを助成しているかということを見ないと、これに対して賛成とかあるいは意見をいろいろ言うことはなかなか困難なんですね。で...全文を見る
○中西(績)委員 ちょっとわからないところがあるのですがね。いま言われました、本年からちょっと変わっているみたいな言い方ですけれども、その点、もう一度はっきりしてください。
○中西(績)委員 こういうふうに理解していいのですか。従来は国、県、そして県の教育委員会から個々の団体へ助成金を流していた。ところが今度の場合は、全国統一的な団体がありますね、その団体が中央にありますので、その団体に一括して流して、それを全国的に配賦していく、こういう方法ですね。...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、こういう県教委並びに文部省が掌握のできる研究団体に対しまして助成金は補助金として出されておる、その金額が二億五千百万円というように理解してよろしいですね。  そうなりますと、県教委なり文部省が推奨する団体でなくちゃならぬということをまず私た...全文を見る
○中西(績)委員 いま条件としては、構成する方々が公立学校の教員あるいは教育委員会の職員、そういうものでもって構成するというわけですね。きわめて抽象的なんですけれども、適正でなくてはならないとか、あるいは組織、運営がそのようになされてなくちゃならぬという、こういうことを言っておら...全文を見る
○中西(績)委員 わかりました。恣意的ではない。そうなりますと、私はもう一度お伺いをしたいと思うのですけれども、先般のこの「教員研修の充実について」という、これは有島委員の質問に対して局長の方から答弁がありました。その中に、第一項目目に「教員研修一般については、教員の自主的な意欲...全文を見る
○中西(績)委員 何だかんだ言ったけれどもちょっとわかりにくいわけです。いずれにしましても、ここに掲げられておるものにつきましては依然として研修的なものが中心になっておる。その研修も、教育委員会なりあるいは文部省が統括をするという一つの形態がそこには存在をするし、そしてその内容的...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、率直に申し上げて、前段の形式をやはりとって、その地域あるいはその県全体のそういうものを十分認識した上で、特定の人の研究会ということでなくて、そのことが各教員全体に広がり、そして徹底されるという体制をやはりとるべきではないか。そういう全体の討議で盛り...全文を見る
○中西(績)委員 それでもう一つ例を挙げますと、同じようにこの生徒指導連絡協議会と並んで学校で重んぜられるものの中に、中学校とか高等学校に進路指導研究協議会というのがございます。これも同じように主事会議にかえられたという県があります。いままで、この進路指導研究協議会の場合には、そ...全文を見る
○中西(績)委員 先ほどから大臣あるいは局長にお答えいただきましたように、少なくともこういう研修会あるいは研究会というのは、研修会ということよりもむしろ現職の教師がそれぞれ集まって研究を遂げていく、その中でお互いに研さんし合う、こういうのが望ましい姿ではないだろうか、私はこう考え...全文を見る
○中西(績)委員 そこでもう一つ、教科の問題につきまして出してみたいと思うのです。  教科ごとの研究会が、先ほど局長から答弁いただきましたようにやはりそれぞれあるわけです。その際に、たとえばこれは私の地域であったことで、私自身がやってきたことですからなにですけれども、たとえば歴...全文を見る
○中西(績)委員 ですから私が言いたいのは、そのように学校で全体的な討議の中で、その教師は一名いないわけですからね、だからたとえば生徒指導ができないとかなんとかと言う人が出てくるでしょう。これを設置する場合には、最初のうちは大変そういう問題が出たわけです。しかし、やってみれば、い...全文を見る
○中西(績)委員 この研修とのかかわりでそのほかここに項目としてずっと挙げられております問題を見ますと、たとえば新規採用の研修等につきましても、時期的なものだとかあるいはこの研修の内容等につきましても、先ほど申し上げるように、私はやはり新規採用のものについてもそれぞれ学校の中でそ...全文を見る
○中西(績)委員 そこでお願いと確認になるわけでありますけれども、少なくともそのように十分効果の上がるような体制をとってやるということになりますと、この研修そのものは、本来、先ほどから何回となく申していますけれども、意欲、そういうものとあわせて自立性、自発性がなくては成功しない、...全文を見る
○中西(績)委員 先ほどから答弁いただいたことといまの答弁では、また何かひっくり返ったみたいな感じがするんですけれどもね。少なくとも、最初からずっと確認をしてまいりました事柄については否定をするつもりはないでしょう。否定はなさらないですね。その点、どうでしょう。
○中西(績)委員 そして加えて、先ほどから申し上げるように、当局のあるいは行政の主催する研修と自主研修の取り扱いで差別をせずに、当局のそういうものを受けたからといって給与だとか人事だとか身分に一切それを関係させないということはどうなんですか。その点はどうですか。
○中西(績)委員 もう一つ突っ込んで聞きますが、いわゆる助成団体に入っているから、あるいは入らないからということによって差別をするということはないですね。
○中西(績)委員 私がなぜそのことをわざわざ詰めるかと申しますと、ある県におきましては、たとえば高等学校あるいは小学校、中学校で、教育研究会に所属しておることでいろいろそういう問題が出てきておるからであります。この点はきょうは時間がありませんから十分御認識いただけるような論議には...全文を見る
○中西(績)委員 この場所で、大変落ち込んでおる学校の場合に、小学校の算数あるいは読み書きから始めて、二十人学級をつくってやっているという例についても私は申し上げました。問題は、だからこういう学力別クラス編制がよろしいと言っているわけではないのですね、私たちの言っている趣旨は。そ...全文を見る
○中西(績)委員 中間発表する際にはぜひ文教委員ぐらいにはお配りいただいて、何かの形式で論議なりができる場があれば私たちは論議をしてみたいと思いますので、そのように措置をしていただきたいと思います。よろしいですか。
○中西(績)委員 それともう一つ、これは昨日私が他の委員会で質問をした際に出てきた問題で、ぜひ確認をしておきたいと思いましたので一点だけ、もう時間がありませんから確認をしたいと思いますが、一昨日、四月二十六日に、この予算に出ております全国小・中学校、そして高等学校に向けての定数等...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、その場合に、先般から私が指摘をしておりました同和加配の問題につきまして、いままでの同和加配の基準そのものは十分わかっておりますけれども、総理府の調査統計が五十年の分しかないわけなんですね。しかし、五十一年、五十二年、五十三年にわたるそれから以降の...全文を見る
○中西(績)委員 高等学校の場合に調査の対象にはしておらないようでありまして、この分について先般から大臣にも、そして局長にもいろいろ質問をし、申し上げてきたところでありますけれども、この点、どうでしょう、これから後の取り扱いと見通しは。
○中西(績)委員 時間が参りましたので終わりますけれども、いまの点につきましてはぜひ具体的に検討していただいて、そして内容的にもいろいろあればまた意見を出させていただく機会なりを設けさせていただいてやりたいと思います。その点、大臣、最後に。
○中西(績)委員 以上です。
05月10日第84回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○中西(績)委員 著作権法について質問をする前に、緊急に一点だけ質問をさせていただきたいと思うのです。  大臣にお伺いをしたいと思いますが、戦後の教育は基本的理念を、戦前の教育勅語とは異なって、憲法あるいは教育基本法に置いて進められたと思いますけれども、この点についてはいかがで...全文を見る
○中西(績)委員 そこで文部大臣は、この教育をつかさどるに当たっての国家公務員としての最高責任者として、憲法あるいは教育基本法を遵守して、その推進役を果たさなくてはならないということを私は思うわけでありますけれども、この点はいかがでしょう。
○中西(績)委員 五月三日に金沢市で自主憲法制定国民会議主催による第九回自主憲法制定国民大会が開かれましたけれども、ちょうど憲法記念日に当たる日でありましたが、この大会の目的なり趣旨、そして自主憲法制定国民会議なるものの設定された目的、趣旨というものはおわかりですか。
○中西(績)委員 ということになりますと、この第九回自主憲法制定国民大会における前総理大臣岸氏などの発言等を見ますと、憲法を遵守するという立場でなしに、改憲を目指す会議であるということはおわかりですね。この点はどうでしょう。
○中西(績)委員 そこで、私が聞いた証言によりますと、この集会に文部大臣は祝電を寄せられたというが、本当でしょうか。
○中西(績)委員 この点については、この証言が正しいかどうか、自後、私の方で再度調査をいたしまして、次回に明らかにしたいと思います。いずれにいたしましても、このような大会なりあるいは会議に向けて、大臣としてのあるべき姿というのは、先ほどから大臣の答弁の中で示された方向でもってやら...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、昭和四十五年に著作権法の改正をした際に、第六十三回国会で、文教委員会における衆参両院の附帯決議なるものがあります。衆議院のものを挙げますけれども、「政府は、著作権法の重要性にかんがみ、次の点について、特に留意すべきである。」ということを前文とし、一に「著...全文を見る
○中西(績)委員 いま説明がありましたように、三講習会と研究協議会等を開いてやっておられるということでありますけれども、私は一つの例を挙げながらお伺いをしたいと思います。  たとえば著作権法三十条の問題一つを取り上げてみましても、個人あるいは家庭内での使用を目的とする場合には複...全文を見る
○中西(績)委員 私は、先ほど主張いたしましたように、むしろ積極的に教育の場の中でこのことについても取り入れてやるべきではないかと考えるわけなんです。この点はどうでしょう。
○中西(績)委員 この人権尊重あるいは著作権思想なるものが、このように、本格的になったのは四十五年の法改正からだといたしますと、まだまだ行政の中におきましてもこの点が定着あるいは固定をしていない。特に芸術文化に携わる人々を保護しないということは、教育文化政策がまだ不十分だというこ...全文を見る
○中西(績)委員 このように、一国の教育あるいは芸術文化政策の成熟度というのは、この著作権法の内容を検討すれば大体これによってバロメーターとしてはかれる、こう言えるのではないかと私は思うわけであります。そういう意味で、今回の大臣の答弁については、一応私たちとこの点に関する意思ある...全文を見る
○中西(績)委員 いま強調された点を含めて私も同調できるわけであります。  そこで今回の、先ほど提案のありました、許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の保護に関する条約、これに伴って著作権法の一部改正が提案されたわけでありますが、この点について一、二お聞きしたいと思い...全文を見る
○中西(績)委員 外務省小林参事官の後もあるのですけれども、もうこの際にあわせましてお聞かせ願いたいと思います。  いまお答えになりました、条約は順を追ってやられておるという、こういう答弁でありましたけれども、その必要性なり、あるいはこれがきわめて重要な案件であるという重要度だ...全文を見る
○中西(績)委員 ということになりますと、基本条約なりそういうものが大変遅くなったので、このレコード保護条約が本年に入ってきた、こう理解をしてよろしいですか。
○中西(績)委員 そのように批准手続が大変おくれておるという中からこれがおくれてきたということを理解いたしました。それぞれの外務委員会におきましてもこの点についての批准を早急に終わるべく指示があったということでありますけれども、これとあわせましてもう一つだけお聞きしたいと思います...全文を見る
○中西(績)委員 いま説明がありましたように、隣接権については慣行なりあるいは熟し方が未熟である。しかし、この隣接権なるものは国内法の中には取り入れられておるということであります。国内法に取り入れられ、そしてしかも具体的には国内ではこのことは実施されておるわけであります。そしてあ...全文を見る
○中西(績)委員 外国版のレコード、これをもって今回の法の一部改正をするという大きな意味があるわけでありますけれども、そこで、それとのかかわりの中で、いま問題になっております海賊版といわれる、外国でつくられどんどん入ってきておるのが相当数ありますが、そういうものについての実態がど...全文を見る
○中西(績)委員 アジア太平洋地域を中心とする九千五百万セット、そして金額にすれば三百三十六億円という、全体の四分の一を超える数値になっていますね。特にその中で、資料を見ますと、台湾あるいはインドネシアあるいは韓国、マレーシア、シンガポール、こういうところを中心としてされておると...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、今度のこの保護条約締結、そして国内法の改正によってそれが大きく規制でき、あるいはそれを取り締まることができるのかどうか、そういう問題を含めて、この点、どうですか。
○中西(績)委員 この内容については、まず第一に、文化庁における、先ほど申し上げましたように行政側の著作権法そのものに対する認識の拡大と、そして先ほど答弁の中にありましたように、数的にどのようになっておるかということが具体的に把握できない弱さ、そういうものがまだあるわけです。とい...全文を見る
○中西(績)委員 このレコード条約、先ほどから外務省小林参事官の答弁の中にもありましたように、いままで、基本法を含めて著作権全体のそういう普及なり、あるいは法の制定なり、あるいは条約の締結なりがおくれてきておるという条件の中であっただけに、今回のこれは一応の前進として受けとめるべ...全文を見る
○中西(績)委員 そういう中で、四月十八日、参議院の文教委員会において四点にわたって附帯決議がなされております。この附帯決議を見ますと、おおよそいままで問題になっておる大部分のものはここに集約されておるのではないかと思うわけであります。言いかえますと、この法の一部を改正するという...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、まず第一に出ております隣接権条約の問題でありますけれども、先ほども外務省にお伺いしたところでは、内容的にまだ未熟の部分あるいは慣行等の違い、あるいは少数であるという言い方をしましたけれども、私は、このレコード保護条約二十八カ国に比べまして二十カ国というこ...全文を見る
○中西(績)委員 いまのお答えによりますと、大体本質的には同じであって、だからここにありますように「すみやかに加盟する」という、このことが決議となって出てきた。ところが、いまお聞きすると、レコードだけが先取りされまして、このレコード条約なるものが本年このようにして締結をされるとい...全文を見る
○中西(績)委員 お答えを聞いておりましてなかなか理解しにくい面がたくさんあります。少なくとも、先ほど申し上げましたように、レコード条約が先行するということになりますと、同じ隣接権を持つ実演家あるいは放送事業者というものが切り離されるということがどうしても私には理解できないわけで...全文を見る
○中西(績)委員 なぜ私がこのことを強調するかと申しますと、特に日本の場合にはこの隣接権条約なるものに加盟をしておらないということもありまして、外国版のレコードなんかを使う場合にこの使用料等については払わないという実態があるわけですね。そういう点から考えましても、やはり何としても...全文を見る
○中西(績)委員 これだけに時間を費やすわけにいきませんが、大臣の、積極的にしかも可及的速やかにこの点については批准なりあるいは加盟、これに努力をするということで、一応この質問については終わりたいと思います。  二つ目に、五十豊年四月十八日、参議院の決議案の二つ目にあります「商...全文を見る
○中西(績)委員 協議、そして適正基準、いまお話を聞きますと、四十九年から話し合いが起こりまして五十一年度末という二年間の経過を経て、さらにまた五十二年度いっぱいをかけての検討をされたようでありますけれども、その結果がまだ出てないということになりますと、この適正基準というものがど...全文を見る
○中西(績)委員 この使用料の場合に、恐らく文化庁としては世界各国のこのような使用料についての金額あるいは定率などなどを調べておると思います。いま私たちが調べた中で、たとえばNHKの場合には一分間に五・五円ですね、現実上。そして民放の場合が九・六円。それに基づく五十二年度の支払わ...全文を見る
○中西(績)委員 具体的にもう少し入りますなら、少なくともやはりこの問題については、先ほどから申し上げるように、放送事業者が大変な利益をこのことからは得ておるということに裏返せばなるわけですね。そして、むしろ生のこういう演奏家なりあるいは実演者なり、そういうものを圧迫しておる事態...全文を見る
○中西(績)委員 それで、もう極端な言い方をしますと、番組編成、これは自由ですからね。放送法三条によってこのことが位置づけられています。ところが問題は、電波の持つ特殊性、このことから考えまして、少なくともやはり文化発展にこれが寄与する、そういう側面をやはり持たせるべきではないか。...全文を見る
○中西(績)委員 最後、どういうことができるだろうかということの検討をさせていただきたいということで、ちょっとごまかしみたいな感じがするのですけれども、もうくどくは申し上げません。いずれにしても、使用料が大変諸外国に比べて安いということとあわせて、このような実演家の出演チャンスな...全文を見る
○中西(績)委員 昨日も第五委員会が行われたのではないかと思います。大体一年半でもって結論を得るというような言い方のようでありますけれども、これがどのような経過を経ておるのか。もう数回繰り返されておりますけれども、その経過がどうなっておるのか、この点を……。
○中西(績)委員 そこで、いまお答えいただきました西独方式について、委員は西独に調査に行き、その結果を明らかにした上でまたいろいろ論議をした。その中には、この西独のような、機器の値段に上積みをするとか、あるいは実演料だとかあるいは放送料、二次使用料、いろんな面で考えるという各種各...全文を見る
○中西(績)委員 いま直ちに改正はできない、そういうお答えでありましたけれども、ただ、機器に上積みをする場合には、それと無関係の人にそれがかかる可能性がある、これだけが問題だろうと私は思いますね。この部分だけです。ところが、いろいろの調査なりでほかの部分でのものがもし実態として把...全文を見る
○中西(績)委員 お答えは大変簡単で、これだけはっきりしたわけですが、この点は時間がありませんので論議を続けることができません。したがって、先ほど申し上げた第一点を早急にしていただき、その結論的なものとあわせて三十五条のただし書きとのかかわりというものを考えていただく、こういうこ...全文を見る
○中西(績)委員 では、以上で終わります。
10月18日第85回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○中西(績)委員 先般の文部大臣の八月二十八日、日本記者クラブでの講演、それから加えまして二十一日夜のNHKテレビで福田首相の教育について大いに諮るという、こういう二つの中でいろいろ問題があるような発言がありますので、この点についてお聞かせ願いたいと思うわけです。  まず第一は...全文を見る
○中西(績)委員 私の主張する点と全く変わらないということを前提にいたしますなら、少なくとも、この基本法の理念が現場でどのように生かされておるのか、そしてまた、いまあなたが一番最後に言われた文化、芸術、スポーツ、その中に生きておる、こういう具体的な内容がやはり中心にならなくてはな...全文を見る
○中西(績)委員 いま最後に言われた、そういう言い方ならばまだいいのですよ。しかし、問題は、むしろこの教育基本法に沿ったことからいたしますならば、私たちはあくまでもやはりそこには個人の能力、それを伸び伸びと言われる、そのことであるならば私は間違いないと思うのです。ただその場合に、...全文を見る
○中西(績)委員 いま、一致をしたということを大臣は言われました。目的に沿った施設、設備をつくること、これに努力をする。そしてしかも大臣は総理大臣に、こういう言葉を使ってはいけないということまで言って、そのことで一致をしたということであるなら、視聴率何%か知りませんけれども、相当...全文を見る
○中西(績)委員 それで、もしそれだけでやるわけにいかないというのなら、今度何かの機会に教育問題なり政策を論ずる場合に必ずそのことを訂正する、このことをひとつ大臣から申し入れしていただきたいと思うのです。
○中西(績)委員 いま大臣が言われるように言葉遣いというように理解をするとまた問題が出るので私も指摘しなければなりませんが、教育論を論ずる場合にはその本質的なものをちゃんととらえてからやらなくちゃならぬということですから、先走ったそういう論議を一国の総理大臣ともある者がやるという...全文を見る
○中西(績)委員 いま御答弁いただきました、この近代化委員会が設置された理由はわかりました。とともに、その結論的なものもわかりました。ただ、その場合に、この結論に対する理事者側のそんたくと申しますか、実行ですね、これが大変欠落をしておるのではないかということを感じるわけであります...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、公表してはならないということを理由にいたしまして、教授会あるいは教員会なるものはこれらの問題について、内容的にどのように四十九年以降変えられておったかということについても御存じではないわけですね。
○中西(績)委員 そういう多くの条件はまだたくさんあると思いますけれども、きょうは時間がございませんので、はしょって申し上げます。  そういう結果からいたしまして、この四月十四日の上申書は文部大臣あてに出されたわけでありますね。その点、お答えください。
○中西(績)委員 時間が差し迫っておりますけれども、その柴田梵天氏の独裁の事例、この中で一、二重要な点を御説明いただきたいと思いますし、さらに寄付行為等におきましてもいろいろ問題があるようでありますし、さらにまた学則については、先ほどある程度申されましたから、もし落ちがあれば一、...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、この上申書なるものはいま申されたような内容をすべて包含し、その他にも多くの問題点を提出してあるということで理解をしたいと思います。  そこで、問題がこのようにあるにもかかわらず、また上申書を出されたにもかかわらず、六月七日には文部省が改善八項...全文を見る
○中西(績)委員 上申書はすでに大臣に出されておるわけでありますし、いま言われた以外にも、たとえば学位代作問題以外にも多くの問題があるのではないかと思われます。特に、ただ単にこれだけでなしに、国税庁の問題だとか、あるいは検察庁に告発をするとか、いろいろ多くの問題があるようでありま...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、この参議院の方で取り上げていること、時間がありませんから一々すべてをここで開陳するわけにはいきませんけれども、このように問題があり、したがって、八月四日の日に学内諸問題対策委員会が設置をされたようであります。そしてその設置された対策委員会の中で、...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、この対策委員会は、設置をすることについては今回の場合理事者側は認めておるのですか。それとも、この点に関してどう対応しておるのですか。
○中西(績)委員 そうしますと、学校側の要請によってこれが設置をされ、つくられ、そしてこのように案がまとめられ、そして三回にわたって理事会に向けてこれに対する対応策なり回答を要請したけれども、全然返答がない、こういうことですね。しかも、いまのお言葉によりますと、文部省なりあるいは...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、大体以上でもって国士館大学の関係者の方に対する質問を終わります。あと文部省なりあるいは国税庁に対して行いますので、どうぞ……。ありがとうございました。  それじゃ、時間が大変迫ってまいりますのでお尋ねをしますが、国税庁の山本法人税課長おられますか。—...全文を見る
○中西(績)委員 調査、検討継続中であるということでありますけれども、その中で、この前から新聞にもちょっと出ておりますけれども、特に柴田梵天氏が書かれた領収書、国会対策費として百万円ずつ二枚、それからもう一つ問題としてありますのが学内問題対策費として百万円、他に相当数ありまして、...全文を見る
○中西(績)委員 その内容について明らかにできないということでありますけれども、あくまでもこれらの問題については大変な内容を持っておるだけに、しかも学校というところでこういう問題が出ているだけに大変大きな問題を残すと思います。ですからこの点については、参議院でもなかなか内容的なも...全文を見る
○中西(績)委員 特にその点を強く指摘をして、この点については終わります。  そこで、今度大臣にお聞きしたいと思うのですが、六月八日の参議院文教委員会における答弁の中で、五月八日、五月十六日、上申書に基づく調査をした、こういうことの答弁があります。そしてさらに、六月七日には八項...全文を見る
○中西(績)委員 いや、私が申し上げておるのは、いままでずっと述べられました点と、それからあなたが六月八日の日に参議院で答えておることと違いがないということを確認をしたいわけです。
○中西(績)委員 そうしますと、そういう状況に立って、六月七日の改善要求を理事長である柴田氏に対して文部省としては要請をした、こういうことになるわけですね。この点はよろしいですか。
○中西(績)委員 そこで、いままでの経過なりあるいはこの改善要求を出されるまでに至る経過については一致するわけですから、今度はそれから以降の問題になるわけでありますけれども、六月以降の問題については大学当局からは何かお聞きですか、調査した結果はありますか。
○中西(績)委員 そうしますと、その事情を聞いておる事柄と先ほど二名の方が申されたこととの相違がございますか、それとも一致していますか。
○中西(績)委員 そうしますと、いま二名の方が言われたことと、常務理事ですか、文部省に来られて説明なさったことの中では、入学問題と補欠問題、それから政経学部の教授会の不正常な状態を正常化した、これくらいか解消されただけであって、他の問題はまだ依然として解消されておらないということ...全文を見る
○中西(績)委員 いま大学局長が言われました三つの点と中・高の教頭の問題などについては一定の前進はありますけれども、これはごく初歩的なものであって、一番原則的な学則問題等についてどういうふうに措置をされておるかということについてはほとんど手がけられていない。あるいは暴力問題等に対...全文を見る
○中西(績)委員 そこでもう一つだけお聞きいたしますが、この教授会の位置づけというのは理事者側はどのように考えているのですか。そこら辺、あなたたちがいままで長い間接触をしてきた中でどういう受けとめ方をされておるのですか、おわかりであれば……。
○中西(績)委員 そこで、私は福岡歯科大学問題についてちょっとお聞かせ願って、それとのかかわりで申し上げたいと思うのです。  福岡歯科大学の問題についてはもうここで説明する必要はないと思います。大変な問題であるし、全国的に大きく問題提起をしておると思います。現状はその後どうなっ...全文を見る
○中西(績)委員 いま大臣が言われましたように、理事者の想像もつかないような体制と構造、そして特に理事長あたりの発言等を聞いておりますと、もう大変な内容を持っているというのはおわかりだと思います。それともう一つは、いま言われました教学の不備、教授会というのが全然機能していません。...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、先ほどから私たちが指摘をしました戦後における憲法、教育基本法に沿ったこの教育体系、そしてそれがあくまでも現場で守られておるのか、学校で守られておるかという、ここいらが一つの問題点になってくるのではないでしょうか。たとえば、いま問題になっております公立高等...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、大学の自治あるいは学校の自治、これは理事者側なりあるいは教授、教員側の強い自覚のもとにやらなくてはならぬということは当然でありますし、また、いま言われるように、教授会を中心とする運営あるいは組織があってしかるべきだ。ところが、いままでの実態から言いますと...全文を見る
○中西(績)委員 ということになりますと、いま言う告発しておる内容等が明らかになり、もし問題があるといたしますならばそういう勧告をするという態度をいま言われたのですか。
○中西(績)委員 わかりました。時間が参りましたので最後に、そういう問題が出たときにはやはり厳正に対処をしていくという、この姿勢を持たぬといつまでもそれを温存するということになるわけですから、私はそのことを聞いたわけであります。そこで、そういう事態が出てきた場合、ただ単に勧告だけ...全文を見る
○中西(績)委員 そうであればこういうことは起こらないわけなんで、これがあるから私は聞いておるので、たとえば福岡歯科大学なんというものは、これはもう両者真っ二つに割れてやっているわけでしょう。そのことは御存じでしょう。そして告発をし、それから問題が派生をして大きくなってこのことが...全文を見る
○中西(績)委員 以上で終わりますが、何せこの問題は、ただ単に国士館大学を考えてみましても、そこにいる生徒、包む父母、そして多くの見ておる国民諸階層の皆さんに対して、この大学というもの、公的機関としてのあるべき姿というものをやはり正常化しない限りこういうような問題の解決はできませ...全文を見る