中西績介

なかにしせきすけ



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中西績介の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○中西(績)分科員 私は、例年、同和対策事業にかかわる同和教育などを含めまして質問を継続をいたしておるわけでありますけれども、その上に立って、大臣新しく就任いたされましたので、大変造詣の深い方であるということをお聞きをしておりますので、ひとつ十分お答えいただきたいと思います。 ...全文を見る
○中西(績)分科員 確かに今言われるように、社会科の中あるいはそうした徳目ですね、そうした中で行われておるだろうと予測をされると思いますけれども、私は、いつだったか部落解放同盟の皆さんが文部省の皆さんと話を持たれたときに、実際にやられておるかどうかということを聞かれたところが、今...全文を見る
○中西(績)分科員 この問題はただ単に同和教育という側面だけでなしに、この同じ九ページを見ていただくと、新藤兼人さんが「なぜ、なぜ、なぜ」ということで書かれています。そこに   白い壁に、スプレーで書かれた文字、誰が書いたのか、書かしたのか。電柱に書かれた文字は、部落民は生きて...全文を見る
○中西(績)分科員 そうしますと、教員養成のための大学で、このように設置しておるところはありますが、いまだに設置していないところがあるんですね。そのことを私たちは重く見なければいかぬと思うんですね。  と同時に、この附属小中学校あるいは高校で同和教育が行われておるのか、あるいは...全文を見る
○中西(績)分科員 大臣もそうなのですが、局長が言われました同和教育、基本的人権にかかわるこうした内容を徹底して教育さるべきである、そのように考えておるというその言葉にもあらわれているように、それは、そのように期待はし考えておるけれどもということで、本当にしておるかどうかはわから...全文を見る
○中西(績)分科員 大臣、私は部落差別といじめの構造というのは全く同じだと思いますね。要するに差別なんです。ですから、教育の基本にかかわる、本質にかかわる問題なんです。非行あるいは暴力問題が出ました。今度はいじめです。ところが、残念なことにこの非行、暴力が発生すると、直ちに文部省...全文を見る
○中西(績)分科員 大変失礼な言い方だけれども、校長会などに出てくるような人たちというのは、先ほど私が指摘をしましたように、上を向いていますからね、だから対症療法的なことしか発想がつかないのですよ。その場を言い逃れればいい、問題が出るとそれを何とか隠ぺいしよう、オブラートに包み込...全文を見る
○中西(績)分科員 今の奨学金の問題について、これは継続しますね。
○中西(績)分科員 その場合に、私がもうずっとここで討論し続けてきたのは、結局給付から貸与に変わっていますね。それで、問題が出たときには大臣が給付に切りかえるということを約束してあるのですよ。検討し直すということを今までも何回も約束してある。だから、その認識をどういうふうにするか...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、これはちょっと注文しておきますけれども、大臣、進学率はもう伸びません。給付から貸与に変わってから進学率は伸びないのですよ。高等学校も急激に伸びてきましたよね。そして今度貸与に変わってから大体足踏みです、停滞です。今度は大学の場合は一%下がってきたのです...全文を見る
○中西(績)分科員 もう時間が参りましたので、それで、私は一番最後に、さっきのいじめの構造とそれから部落差別の構造、ここいらを含めて、同和教育についてもう一度、大臣には何らかの形で意思表明をされるという決意をひとつお聞かせ願いたいということと、それから今言われましたように、研究を...全文を見る
○中西(績)分科員 終わります。
04月08日第104回国会 衆議院 大蔵委員会文教委員会農林水産委員会建設委員会連合審査会 第1号
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○中西(績)委員 補助金問題で、昨年義務教育国庫負担法を改正いたしまして、文教関係で言いますと教材費あるいは旅費、この分が一般財源化いたしまして交付税で措置されました。その結果どうなったかについて確認をしておきたいと思います。  と申しますのは、昨年この場での論議の過程の中にお...全文を見る
○中西(績)委員 今局長が答弁されましたその中身というのは、旅費においてはわずかの伸びを示しておるという、さらにまた、教材費については三%程度増額をしておるという言い方でありますが、まず、私は教材費から問題指摘を申し上げたいと思います。  今も説明ございましたように、調査した時...全文を見る
○中西(績)委員 少なくとも文部省調べでは十一月でしょう。ですから、九月補正はもう終わっておるのですね。それから、連合小学校長会の分につきましても、補正予算を細む予定の学校が七十五校ありました、調査した中で。それまでわかっておるのですよ。そしてその中で、補正を組むという学校が四十...全文を見る
○中西(績)委員 私は、教育水準という問題からいたしましても、教材費の問題は最も大きな影を落とす結果になると思うわけであります。  日本教育新聞を見ていただいてもわかりますように、教材費がこうなった結果、校長としてどう対応するかということに対してのいろいろな回答がなされています...全文を見る
○中西(績)委員 これで文部省の態度が大体皆さんにおわかりいただけたと思うのです。  大臣は三%増と言われましたが、もうちょっと分析しますと、例えば神奈川県は倍額になっているのです。十七億二千万だったのが三十五億八百万になっているのです。これが果たした役割というのはうんと大きい...全文を見る
○中西(績)委員 今度削減をした地域というのを全国的に見ますと、県名を挙げるといろいろ支障があるでしょうから言いませんけれども、小学校長会が全国四百七十校かを調べた中で、五〇%以上減額したのが十三例ありますね。最も多いところでは二百九十六万円から百三十七万円に引き下げています。あ...全文を見る
○中西(績)委員 今答弁されました中身を聞いておりますと、自治省は、考え方は文部省よりまだ悪いですね。私は文部省はもう最低だと思ったのだけれども、それよりまだ下回って、教育などという問題について、それじゃ今までが十分であったのかどうか。そうお考えですか。ちょっと答えてください。 ...全文を見る
○中西(績)委員 去年の数字というのは、さっき申し上げたように、五十七年から一〇、一〇、一五減額し、三五%減額したのに対してどうなるかということを調べたのですよ。その結果がこのようにマイナスになっておる県が三十三県あるというのです。十四県だってもう横並びだから、実質的にはどうなの...全文を見る
○中西(績)委員 むちゃくちゃですね。本当にむちゃくちゃですね。小学校の校長会が言っているでしょう、「やむを得ない場合にはPTA、後援団体、保護者等に頼ることもありうる」と。これをしないということが定着をしたのでこのような措置をしたのです、一般財源化をしたのですというのが去年の中...全文を見る
○中西(績)委員 今の言葉そのとおり受けとめていいんですか。大臣、今のことでよろしいですか。理想的なものであって高過ぎたということを言っているのですけれども、大臣もそうお思いですか。
○中西(績)委員 いや、今のは答弁になっていません。  ですから、大蔵省というのは答弁ができないということなんです。さっきの保田主計局次長の答弁のごときは、彼はそういうあれを担当して予算を組んでいると私は思うのです。  これは私、文部大臣に聞きますけれども、今の答弁、認めます...全文を見る
○中西(績)委員 こんなのむちゃくちゃだ。必要ないんだ。大臣がやるべきだよ。そんなばかなことがあるか。
○中西(績)委員 答弁になっていません。主計局次長が答えたあの中身を認めるかどうかと言っているんだ、私は。理想的過ぎると言っているわけですから、この点を認めるかと言っているのです。
○中西(績)委員 そうすると、さっき答弁した主計局次長は、この十年計画、第二次計画案は理想的過ぎると言うのですよ。高過ぎると言うのだ。ところが、文部省はそれを実施させるといって去年だって一生懸命やりますと言っているんですよ。だのに主計局はそれは高過ぎると言っておるから、これに対す...全文を見る
○中西(績)委員 とにかく、言えば言うほどまずくなるわけだよ。だから、この点は私は、文部省もそうだけれども、大蔵省、もう一遍そこはちょっと整理をしてもらって、ちゃんと政府計画に対してどういう考え方を持っているかということをぴしっとしてくれよ。(発言する者あり)
○中西(績)委員 理想的計画だとかなんとかいう言葉までつける必要はないと私は思うのですね。普通すべて、理想的計画などということを言いますか。行政的にはそういう言葉は入らないですね、中身はあったとしても。むしろ、今までの計画があって、それが不足しておるのでさらに十年間延長して第二次...全文を見る
○中西(績)委員 認識が一致できるなら、国庫負担法に持ち込んだということ、このことの意味をもう一度とらえ返してもらわなくてはならぬと私は思うのです。これを三十三年にやっていますからね。  こうしたことを考えてまいりますと、まさに大変重要な内容だということがあったために、父母に負...全文を見る
○中西(績)委員 いい答弁をいただきましたが、財政再建をしていくということとあわせて、今言う内容について御理解いただきましたから、これ以上してもなかなか答弁しにくいと思いますので、もうこれでやめます。  そこで、私は文部省にお聞きします。  文部省の場合には、こうなってまいり...全文を見る
○中西(績)委員 二%上下があってもよろしいというような言い方のようでありますけれども、小学校一校当たり十八学級、標準学級ですね、これでいけば七十六万二千円。学級に四十九万三千円、学校に二十六万九千円、こういう割り振りの基準まで決まっているわけですから、それが明確になっているだけ...全文を見る
○中西(績)委員 具体的に通知なりあるいは通達なりを示される場合には、ぜひ私たちにもその内容についてお知らせをいただきたいと思います。このことは要望しておきます。  そこで、旅費でありますけれども、旅費を見ますと、先ほどの答弁では、一定の伸びを示しているところもあるということを...全文を見る
○中西(績)委員 財政問題を言いますと、教材費、旅費の問題もそうですが、文部省の場合、人件費が予算の大部分補助金になるわけであります。補助金の減額ということになれば、人件費の問題は一応枠外になるわけでございますから、そうしたこととあわせて教育の実態というものから考えていく場合、効...全文を見る
○中西(績)委員 もう時間がなくなってしまいましたので、一言だけ大蔵大臣にもお聞きしたいと思うのですが、今のような考え方、教育に対する財政措置の問題は、少なくとも防衛費なり海外開発援助費なりと同等の考え方を持って措置される、そのことが今一番問われておるのではないかと思うのですけれ...全文を見る
○中西(績)委員 この点についてはぜひ勘案していただきたいし、文部省が特に大蔵省との折衝の中で頑張っていただきたいと思います。  そこで、もう一つ、そうしたこととのかかわりがあるわけでありますけれども、文部省の予算というもの、大部分が人件費補助になっています。これは予算の何%ぐ...全文を見る
○中西(績)委員 今お答えいただきましたように、七五%近くの率を占めておるということになるわけであります。そうしますと、六十年度の場合、賃金のベア分については一%予算化しておる。ところが、五・七四アップしておるわけでありますから必要経費は——一%は予算化されておったのですけれども...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、千三百億を今度の予算編成の中には組み入れておるということですか。
○中西(績)委員 全然答えがわからないのですよ。何を言っているのか、私わからぬ。さっきから私が聞いているのは、六十年度一%予算化しておって、五・七四%アップしたから一%分はあったけれどもあとの分はなかった、それに必要な経費は幾らですか、こう言ったんですよ。これは幾らになる、その一...全文を見る
○中西(績)委員 では、もう一遍確認しますが、この賃金の分については確保してあるというお答えですね。
○中西(績)委員 ところが問題は、昨年、六十年度分のときにそういう措置、一%しか組んでおらないので、あと四・七四%については今の財源の中で何とか措置をしなさい、こう言われたわけですよ。だから、今あなたが言うように、この千六百億は財源的に措置をされてあるので、ほかの分にしわ寄せが行...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、もし六十一年度べースアップがあると、これは今度とうなるのですか。
○中西(績)委員 ですから、その補正予算を組むにしましても、また来年度予算編成のときにそのしわ寄せというのはどこかに持っていかなければならぬということになるでしょう。
○中西(績)委員 そうなってまいりますと、恩給だとか年金だとか施設だとかこういうものにずっとしわ寄せしていきましたね。それと全く同じように、今度もまた義務教育費国庫負担、この分にしわ寄せをしていくということになるのですか。
○中西(績)委員 そうなりますと、三年間ですからそのことはわかりますけれども、ところがまだほかに余地を残しておるところがありはせぬですか。
○中西(績)委員 そこで、大臣にお聞きしますが、今白紙であるということを言いましたけれども、去年も随分論議しました。  それは事務職あるいは栄養職員の問題、この分が絶えず問題視されておるということを聞いておりますだけに、一応六十一年度分についてはこれは除外するなどということには...全文を見る
○中西(績)委員 今文部大臣は、そのように変更しないということを言われましたけれども、大蔵大臣にちょっとお聞きしますけれども、今文部大臣が答弁いたしましたように、もともと義務教育国庫負担制度そのものがなぜできたかということは先ほどからるる申し上げてきたところです。そうした中におけ...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、先ほどから私は、教育問題は枠外としてでも予算は措置すべきではないかと主張してきたわけでありますけれども、さらに詰めようと思いましたけれども、時間がございませんので、この点はぜひひとつお考えいただくということで確認をしてよろしいですか。
○中西(績)委員 以上で終わりますが、まだたくさん質問する事項はありましたけれども、後の同僚に任せることにします。  今、私がるる申し上げてまいりました教育問題は、特にこの補助金臨時特例措置が及ぼす影響は大変大きなものがあるということをぜひ御理解いただきまして、この点についての...全文を見る
04月11日第104回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○中西(績)委員 私は、去る二月二十一日の文部大臣所信表明の中で高等教育の充実について触れております、その内容を見ますと、今年から始まります十八歳人口急増に対する施策などについてそれぞれ触れておりますけれども、この点に関しまして一、二質問を申し上げたいと思います。  その一つは...全文を見る
○中西(績)委員 今お答えありましたように、八万六千名の中約五万名、五九%と言っておりますけれども、ところがそれに対する具体的な措置ということになりますと、財政的なものも考えなくてはならぬと思うのですが、例えば私立大学助成につきましては昨年と同額の二千四百三十八億五千万、研究装置...全文を見る
○中西(績)委員 今お答えいただきましたように、私学についてはほとんど財政措置はしておらない。さらにまた国立大学におきましても、既存の施設、そこでもってこれを消化するという考え方が基本になっておる。あるいは教員定数等につきましては、わずかの措置はしてあるようでありますけれども、お...全文を見る
○中西(績)委員 今説明のありましたように、弾力化をすることによって各大学の努力なりそれぞれの創意によって学部・学科の創設、こういう考え方を明らかにしたようでありますけれども、特に、このようにして新しいものが設置をされるという数については知れておるわけでありますが、例えば国立学校...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、例えば国立学校の場合の、今言われた教育研究特別経費ということになれば、「研究教育に必要な経費」の中に入るのですか、あるいは大学附属病院などにおけるものからしますと、「研究教育に必要な経費」というところに入ってくるのではないかと思っておるのですけれども、...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、私が先ほど言いましたように、国立学校あるいは大学附属病院さらに研究所などをずっと見てみましても、とりたてて拡大したという面は、例えば国立学校の場合にはどこに集中したか知りませんけれども、この「説明」によると、「教官の研究及び学生の教育等」あるいは「...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、私たちは、高等教育のあり方というものを考えるときに、長期総合的視点に立った研究基盤の整備充実が必要だということを所信表明の中では言われておるわけです。特に学術研究の振興とかかわり合って今それが問われているのだということを言っておるわけです。ですから、こ...全文を見る
○中西(績)委員 必ず言われることは、財政が厳しい、だからこれだけやっておれば随分の努力だというみずからの評価をしておるようでありますけれども、この点は、今高等教育面における予算がどうなっておるかということを考えてみた場合に、私は決して前進をしておるなどということは言えないのでは...全文を見る
○中西(績)委員 だから問題じゃないですかね。これを見てみますと、私は指摘をしなくちゃならぬと思いますのは、この国立大学の授業料を見ていただきますとわかりますように、五十年を一〇〇としますと六十二年にはこれは八三三ぐらいになる。現在が七〇〇くらいですか、そういう率になっておるとい...全文を見る
○中西(績)委員 放漫にして自己努力をやる必要ないなどということは私は言っていません。ただ、問題は、特別会計に持ち込んだということの意味が薄らぐようなことをしてもらっては困るよ、こう言っているわけです。  そして、今高等教育そのものを見てまいりましてもわかるように、これもまた文...全文を見る
○中西(績)委員 私はなぜこのことを強く指摘し問題視するかといいますと、これはただ単に高等教育面だけでなくて、高等教育の場合はこのようにして自助努力をしてもらっているんだよ、だからこれをどんどん減すんだというような格好にならざるを得ない。あるいは言いかえると、負担を拡大することに...全文を見る
○中西(績)委員 それを私は特に申し上げましたのは、四月八日、十日の大蔵との連合審査の中で私たちが指摘をしましたように、人件費が既に文部省予算の中に占める割合が七四・六%、こういうところまできておる。そのことがベアとさらにマイナスシーリング、その二つの要素によってだんだん縮小され...全文を見る
○中西(績)委員 私が言っているのは、例えばマル優制度の問題を一つ出しましたけれども、人員を配してやればできるということはもうはっきりしているわけです。なぜなら、入ってみて一〇%やってみたところがこれだけありますということははっきりしているわけだから、そのできる措置をどうするかと...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この点は、先ほどからるる申し上げておりますように、大学を中心とする基礎研究、このことがやはり一番問われるわけでありますから、今日本のこれからの発展する方向といたしましてもこうした面がなければ、軍事費だとかなんとかいうことよりも将来にわたっては一番大事な...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、先ほど提案がございました中で出ております九州工業大学情報工学部並びに岡山大学医療技術短期大学部の創設の問題について一、二質問申し上げたいと存じます。  九州工業大学の場合には、十月に設置して六十二年度入学を目指すということになっておりますけれども、この...全文を見る
○中西(績)委員 岡山の方は、前にございました専門学校を廃止して短期大学の併設になるわけでありますけれども、この分もちょっと説明していただけますか。
○中西(績)委員 先ほどからの論議の過程の中でも出てまいりましたけれども、それぞれ特色あるものを、そして基礎的なものを拡充をするという視点からされるわけでありますから、ぜひ体制の確立をしていただくと同時に、さらに全体的に拡大をされて、国民の皆さんの負託にこたえる高等教育をどう確立...全文を見る
○中西(績)委員 私は、臨時教育審議会で審議をすることも必要だとは思いますけれども、経済大国としての位置づけをされておる我が国が、諸外国に比べると目に見えて大変な格差があるわけです。こうしたことをすることによって日本の平和政策なり文化政策が浸透するわけですから、つまらないナショナ...全文を見る
04月16日第104回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○中西(績)委員 文部大臣の所信表明の中に、具体的に初中教育の改善充実について申し述べておる内容の中に、「心豊かなたくましい児童生徒の育成を目指して、一人一人に行き届いた教育を行うことが大切であります。」その後に、「児童生徒のいじめの問題は、」云々ということに入りまして、「この問...全文を見る
○中西(績)委員 今言われましたように、指定校になっておられるところの職員の代表だとかあるいは学校の代表あるいは都道府県の関係職員がここには参加をしておるようでありますけれども、ここでの討議の仕方、そしてそれは何かをまとめて出されておるのですか。
○中西(績)委員 そういたしますと、特別講義なり討論をされるその主催は文部省ですか。
○中西(績)委員 そうなりますと、文部省自体が同和教育について相当の見識があり、そうした指導性を発揮できる体制にあるかどうかということが問題ではないだろうかと私は思うのですけれども、その点についての自信はありますか。
○中西(績)委員 もうちょっと突っ込んで聞きますけれども、その際、講師になられる方というのは、現場の教師なり本当にそうした面を実践をされておる人ですか、それとも一般的に言う学者と言われる人ですか。
○中西(績)委員 そういたしますと、その基本テーマに対する講師としては大学教授か何かを充てておって、あと各部会に分けられた場合の発表者は現場の教師なりそうした実践者が当たっておるということ、こう考えてよろしいですね。
○中西(績)委員 そこで、ここに参加される方々は、今先ほど指定校だとかそういうところの教師の皆さんが参加をされると言われましたけれども、この協議会にはその他の一般教師などについては参加はできないのですか。
○中西(績)委員 それはどこが、出張なりあるいは指名をするのですか。
○中西(績)委員 そういたしますと、そのことと、今度は、各県でいろいろ研修会などありますけれども、そうした場合のかかわりは関係あるのですか。
○中西(績)委員 わかりました。  そこで、大臣が言われる、この前答弁いただきました全国に徹底するための努力をするということで、もう一つは校長会というのが挙げられておりました。今答弁のございました同和教育研究協議会、とれとさらにこの校長会ということでありますけれども、そのほかに...全文を見る
○中西(績)委員 私、先般いろいろずっと討論いたしまして、大臣はそうした問題について全国的に徹底するための努力をする、したがって、校長会だとかあるいは全国同和研究協議会などへ行きまして、そうした点について訴えていきたいということを言っておったわけであります。  そこで、私は、そ...全文を見る
○中西(績)委員 前段の討議をしないと、大臣が踏ん切って何らかそうしたアクションを起こしていくということにはやはりなかなかなりにくい。そうすると、またこの前の繰り返しをやらなくてはならぬということになりますから私は省いておるわけでありますけれども、先般も指摘をいたしましたように、...全文を見る
○中西(績)委員 それではもう指摘はいたしません。ですから、そうした点で、今のような文部省流によるやり方ではこの問題についてなかなか十分な成果が上がるとは考えられないからこそ指摘をしておるわけであります。この点、もう一度お考えいただけませんか。
○中西(績)委員 例えば、この前指摘をしました小学校の校長の問題にいたしましても、これは府県名を申し上げませんけれども、指導主事でおった人ですよ。それが現場に帰ってそうした差別事象を起こしているわけですね。しかも、それは北海道だとかあるいは青森だとか東北地方ということではないんで...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、一つの政治的手法じゃないかと思うのですが、そうした面で大臣の決意なりを何らかの形てあらわすことによって、皆さんに注意と申しますか、そうした点についての喚起をしていただくということ。同時に、大変失礼な話で申しわけございませんけれども、大臣自身も決意をする...全文を見る
○中西(績)委員 六十年度の場合には方法を変えたわけですね。ですから急激にそうした結果になっておりますけれども、今までの一般的な傾向からいたしますと、伸びが停滞をしたことは事実なんですね。特に、今までの伸び率そのものが給付制になってから急激にずっと伸び、毎年一%ずつは必ず伸びてい...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、今お答えいただいたように、そうしたあれがやはり総合的にされておらないというところに一つ問題があるわけなんですね。そこで、この前もちょっと指摘をしたのですけれども、基礎学力の低さ、そのことは何を原因にしておるかということをもう一度深く追求してみる必要がある...全文を見る
○中西(績)委員 私はもう何年間か指摘をしてきて、しかも積み重なってきているわけですから、そうした点をひとつ取り入れていただいて、もう一回基本的にこの奨学金問題については手を触れていただいて、本格的な論議にしていただきたいと思うのです。  ですから、この点をぜひ大臣、特に前々か...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この点で、私は絶対あきらめませんから、奨学金制度についてはどのような検討がされていくのか、これを見守って、再度討論をしていきたいと思いますから、その点で十分検討をいただきたいと思います。  そこで、先ほど私指摘をいたしましたように、基礎になるべき環境...全文を見る
○中西(績)委員 そこでもう一つ、「地域改善対策特別措置法期限後の同和対策について」というのをお読みいただいておりますか。全日本国和対策協議会、これは同和行政実施都道府県あるいは政令都市の担当者でつくられておる協議会だそうでありますけれども、一番の問題は、何と申しましても、この四...全文を見る
○中西(績)委員 そうであれば、先ほどから私が指摘をしておりますように、二十年間近く、十七年今だっているわけですから、だのに、小学校の校長だとか教頭だとか言われるような人たちが、みずからがそうした差別をするという状況等が依然として残っておるわけです。そういうことを考えてまいります...全文を見る
○中西(績)委員 私は、皆さんこういうものを御理解をいただいた、そしてさらに、この中にも教育を初めとするそうしたソフトの面が欠けておるということについての御認識をいただいたという前提に立って今質問をしたわけです。  今言われておることを聞きますと、心理的な差別などについてはなか...全文を見る
○中西(績)委員 例えば奨学金一つを考えるについても、先ほど指摘をいたしましたように、そうしたすべての環境そのものがある程度変わってこないと、今の大学進学、後でまた午後から触れるつもりでありますけれども、特に私立大学などに進学をする場合の生活状況、家族の収入状況などをずっとつぶさ...全文を見る
○中西(績)委員 私は、それでこの協議会の内容についてわざわざ読み上げて申し上げたわけであります。特に、この要請の中には、総合的な施策を確立する根拠となる五点、法的措置の実現を図られるようということを要請をしてある。ですから、私はこれから論議をするわけでありますけれども、少なくと...全文を見る
○中西(績)委員 私は、少なくともこの種問題については教育の根源にかかわる問題としてとらえておるだけに、今文部省自体がそうした問題について、何も政府全体としてということで逃れるのでなくて、文部省自体はこうした問題についての見解を持つのが普通じゃないですか。何か施策をするときに、文...全文を見る
○中西(績)委員 同じ行政の立場に立つこういう人たちがこうした内容のものを出しておるわけでありますけれども、このソフトの面について認めるということはもう明らかなんですね。ですから、それを実現するということになってまいりますと、先ほど申し上げるように短期間ではできない、十七年たって...全文を見る
○中西(績)委員 いや、その中身について、なぜ出されたかというその内容については理解していただいているのですか。出ていることはわかっている。
○中西(績)委員 時間がありませんから、最後に、大臣にお聞きしますけれども、今一応論議してまいりまして、特に、行政の皆さんが出された中身についても、そうした環境づくりが大事だということを踏まえて、それを今度は行政的にどうするかということになってくるわけですね。  そうした場合に...全文を見る
○中西(績)委員 抽象的に言えばそういうことで終わるだろうと思うけれども、そのためには、この前は例えば奨学金については財政的措置をするとか言っておるわけです。ところが、きょう論議をしましたように、今までのような財政的措置では依然として問題が残っているわけです。だから、その裏づけに...全文を見る
○中西(績)委員 予算措置でそれができるわけじゃないのです。啓発活動とかこういうものはそれなら何で残ってきたのですか。一番の問題ですよ。できっこない。だから、私は指摘をしたいと思いますのは、こうした協議会などということをやりますけれども、文部省自体がそうしたことの意味を把握できて...全文を見る
○中西(績)委員 先ほどの時間にいろいろ討論いたしましたけれども、まだ十分な回答まではいただいておりませんが、その前にひとつ、私は新聞などを使うことは余り好みませんけれども、これしかありませんから……。  中学校長会の調査結果が出ています。これは昨年の十一月に実施したアンケート...全文を見る
○中西(績)委員 特に校内における正義の力が弱いとこれには見出しまでつけておりますけれども、ところが、私が今まで職場をずっと回ってみて多くの教師たちの声は、自由と自律と誠意、これが今一番欠けています、その点を我々も反省するし、ではなぜそのようになってきたかという原因究明がなければ...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、「不適合率」というのがこの中で出ておりまして、高学年になるほど小中学校とも高過ぎるものを使用しておるという結果が出ている。したがって、こうした点について文部省なりあるいは県教委なりは指導をしておるのですか。
○中西(績)委員 そうすると、これに出ております例えばプラス・マイナス七センチという不適合だというこの基準、これはこのままでいいのですか。
○中西(績)委員 私はこれしか持っておりませんでしたからなんですけれども、なぜ私がこれを指摘をするかといいますと、この中に出ておりますように、プラス・マイナス七センチを一つの不適合基準といたしますと、数からいいますと、百五十九センチメートル以下用の机は、対象生徒が千七百七十五人い...全文を見る
○中西(績)委員 以上でこの分については終わりますが、先般の質問の際にも、大学の一般会計からの繰り込み分が特別会計の中に占める割合というのがだんだん下がってきた、このことが財政を遍迦させるし、利潤追求でない大学病院などのあり方についても影を落とし始めておる、同時に文部省予算全体に...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、経常経費の中に占める割合というのは、五十五年度あたりが二九・五%、五十六年度が二八・九%と、ずっと下降ぎみになってまいりまして、結果的には、五十九年度は二〇・三%ですからこれはさらに削り込んでくるだろう、このことは予測できるわけですね。  ...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、もう一つお聞きしますけれども、では、学生を持つ一般家庭の平均収入額がどうなっておるのか、ここいらはおわかりですか。
○中西(績)委員 これは大臣もぜひ聞いておいていただきたいのですが、今お聞きいただきましたように、先ほど私が示しました被差別部落の収入実態などからすると、大学生のいる場合の平均が六百九十八万三千円で、私立大学生のいる場合の平均が七百三十二万二千円という大変高い金額になっているとい...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、先ほどから問題になっておりますように、経常経費の中に占める割合がどんどん減っていくとどうなるかといいますと、学生納付金は必ずどんどん上昇していく。これは部長もご存じのように、五十九年度あたりまでは授業料も入学金もようやく下降ぎみになってきておった...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、それとのかかわりで、いよいよ一般的にはなかなか進学ができない私学の医大あるいは歯科大、これは昨年私が指摘しましたのは、学納金に実験・実習費をプラスしますと大変な額になる。最高は金沢医大の一千四百五十万、昭和医大の歯学部が一千六百五十万。こういう実験・実...全文を見る
○中西(績)委員 そうであればあるほど、ぜひこれは抑えるということがなければ、本当にもう一般化できない。その上にまたさらに五倍も六倍にもなるわけですから、この点十分勘案していただきたいと思います。  それから、この配分の見直しの問題でありますけれども、傾斜配分等、もう細かく説明...全文を見る
○中西(績)委員 お答えいただきました六十年度学生総定員の中で、二・五倍から二・三五あるいは二・二、二・〇と漸減をしていくという態勢をとったわけでありますね。これらとあわせまして、いろいろまだ意見は私ございますけれども、時間が来たようですから打り切ります。いずれにいたしましても、...全文を見る
○中西(績)委員 終わります。
05月14日第104回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○中西(績)議員 お答え申し上げたいと存じます。  何と申しましても今日のこの情勢というのは、科学技術の進歩発展が想像以上に大変なスピードで進んでおるということ、さらにこうした科学技術の発展に寄与する立場から、高等学校における実験・実習教育がますます重要性を増してきた、こうした...全文を見る
○中西(績)議員 御指摘のとおり大変な矛盾を持っておるわけであります。したがって、実習助手の身分というのは職業高校であろうが普通高校であろうが同一でなくてはならないわけであります。そうであるにもかかわらず、職業系の実習助手でなければその措置ができない、取得の方途がないというのは大...全文を見る
○中西(績)議員 この免許法の問題として今一番問題になっておるのが高専卒の取り扱いでございます。この高専卒業生の場合には、今まででありますと、例えば工業高校を卒業した者であれば、直ちに職を得て六年し、十単位を取りさえすれば免許取得ができるわけですね。ところが、高専卒業生の場合には...全文を見る
○中西(績)議員 この問題につきましては、今御指摘がございましたように、全体的な高まり、そうしたものの結集の中で可能だと私も確信をいたします。したがって、この問題につきましては、過去四回、今回で五回目の討論になっておりますし、これに関しましては今まで反対の討論は全くありません。た...全文を見る
○中西(績)議員 お答えします。  実習助手の抜本的な身分確立を図る制度改革法案でございますが、今回審議していただいておるこの内容については、今時間もございませんので細かくは申し上げません。今指摘ございましたように、五年を経過しまして四度、そして本日を入れますと五回になるわけで...全文を見る
○中西(績)議員 排除とは。
○中西(績)議員 実習助手の場合には、実習に係る指導をしていくわけでありますから、一般的な、排除されておると今指摘がございました点については、学校の条件というのは実業高校等におきましても普通高校におきましても非常に授業等がやりにくくなっておる、あるいは荒廃しておるという状況がある...全文を見る
○中西(績)議員 二つあったと思いますが、実習助手の身分問題は、学校種別問わず同一であるということをまず基底に置きまして、その中で考えた場合、今指摘がありました障害児学校の問題等については現在措置されておりませんから、この点について省令改正などを行うことによって措置をしていく。こ...全文を見る
○中西(績)議員 現場の実習助手の職務の問題でございますけれども、先ほども申し上げましたように、今、法で規定をされている内容とはまた別に、多くの教育的な問題を抱えておるというのが実習助手の実態ではないかと思います。  具体的に申し上げますと、例えば農業高校等におきましてあるいは...全文を見る
○中西(績)議員 今討論を聞いておりますと、文部省の考え方はこの五年間全く進展をしておらない。しかも、賃金がある程度是正をされたということが言われておりますけれども、この分につきましても、当初から六十年度の改正時にはこの点に関しては検討したいと思うということはもう人事院が言い続け...全文を見る
○中西(績)議員 一番の問題は、何と申しましても、一口で申し上げますと、やるかやらないか、その態度決定をいつするかが差し迫った問題であろうと思っています。そこまで既に来ておるというのが実態ではないでしょうか。  私たちの今までの経験から申し上げますと、一番の問題は教諭としての財...全文を見る
○中西(績)議員 一番の問題は今指摘をされたとおりでありますけれども、先ほど文部省の高石局長の方から答弁がございましたね。例えば二百四十八人採用したとは言いますけれども、その場合、実習助手の皆さんは教諭任用になったけれども、例えば国語だとか数学だとか他の教科面で、実習助手の間に大...全文を見る
○中西(績)議員 長時間にわたって御審議いただきましたけれども、今文部大臣の発言を聞いておりますと、私、本当に文部大臣はもうちょっと勇気を持ってハードルを越えなくてはならぬということを痛切に感じました。ぜひ文部大臣に知っていただきたいというのは、文部大臣も、かつてこの免許法改正時...全文を見る
05月16日第104回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○中西(績)議員 今の藤木さんの質問にございましたように、生活環境、教育環境すべてが多様化し変化してきておる、その中におけるこうした学級定数を減ずるというこの内容でございますけれども、私たち、いろいろなところでお聞きしたり調査した結果、四十人学級を担当しておった教諭が二十人学級に...全文を見る
○中西(績)議員 統廃合を行う原因が何であるかということを、十分私たちは精査してかからないと問題があるのではないかと思います。今、幼児教育が重要視されているにもかかわらず、むしろ逆に、こうした時期であるために、臨時職員を増加したり正規職員を他の職場に配転をしたり、こういうようなこ...全文を見る
○中西(績)議員 この問題が提起されましてから既に相当の年月がたっておるということを今御指摘がございました。特にこの問題につきまして私たち経過を振り返ってまいりますと、昭和三十一年、幼稚園設置基準、数次の改正がございましたけれども、基本的には全く変わらずに、明治三十三年の小学校令...全文を見る
○中西(績)議員 今次官の方からもお答えがありましたように、基礎的な人間形成はほとんどこの時期にと言われておるわけであります。したがいまして、先ほどもお答え申し上げましたけれども、こうした時期であるからこそ、私たちはその環境をどう整備するかということがまた極めて重要な課題になって...全文を見る
○中西(績)議員 今質問者から言われましたように、約八十五年にわたっていまだに一学級定数が変更されてない。その変更されなかった理由としては、今局長が答弁されましたように、まず就園児をどう拡大していくかということに精力を注いだという言い方でありましたけれども、私は、やはり一番の問題...全文を見る
○中西(績)議員 今の答弁を聞いておりますと、既に三回の討論をしてまいりましたけれども、その当時から我々の主張を取り入れていただいて検討し始めておると、大体来年くらいからこれを徐徐に取り入れることが可能であったと私は思います。  なぜ私がこのことを強く申し上げるかといいますと、...全文を見る
11月26日第107回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○中西(績)委員 文部大臣の所信を先般の委員会でお聞きをしておりますと「教育改革の担当大臣として、」という文言があるわけでありますけれども、その中に「国民の期待に沿った教育改革の実現に全力を傾ける」という内容となっています。そのためには、大ざっぱに分けますと、一から六まで大体提起...全文を見る
○中西(績)委員 今お聞きいたしますと、一応の対策なりあるいは入学日設定をいたしまして措置をいたしておるようでありますけれども、この後につきましては、長期的な傾向ということもありますから、ぜひこれらの問題につきましては、大変困難であろうと思いますけれども、十分状況を把握をしていた...全文を見る
○中西(績)委員 戦後になりまして、このように大臣を罷免されるということになりましたのはごく少数であるということは御存じのとおりです。したがって、このように罷免をされるということは、そこにはちゃんとした理由があるわけであります。私たちから見ますと、たとえ個人であっても、歴史の事実...全文を見る
○中西(績)委員 ちょっとわかりませんので、否定するのか肯定するのか、その点について簡単にお答えください。
○中西(績)委員 私がなぜこのことを聞くかといいますと、藤尾前文部大臣が、歴史の事実を曲げることはできない、こういうことで拒否し続け、その結果が罷免されたということに、あらわれてきている現象ではなっているわけですね。そうなりますと、みずからの事実認識のゆがみ、誤り、こうしたことに...全文を見る
○中西(績)委員 藤尾さんの個人的な発言は発言としてあるでしょう。しかし、文部大臣をやめさせられたということは、文部大臣としての位置づけにあったからやめさせられた、こうなっているわけですね。ですから、後任の文部大臣はどうなんですか、こう聞いておるわけです。
○中西(績)委員 私は、少なくともここで、これからちょっと外れますけれども、今大変教育内容の中で誤りを犯すのは、そうした歴史問題についても、近代史等については、受験ということが最優先されていく課程の中で、時間がないということでほとんど切って捨てられる、しかもその中身の中にはそうし...全文を見る
○中西(績)委員 じゃ、検閲とはどういうことですか。
○中西(績)委員 大臣の所信を聞いて大臣と話をしているときに、私はあなたが出てくるのはどうかと思いますよ。
○中西(績)委員 そのとおりだと思います。ですから、ゲラ刷りの段階でそれを入手して、しかも行政サイドにおる者が、藤田外務省アジア局長が出向いていって、九月三日の日に二ヵ所の訂正、削除を申し入れた。それを削れということですからね。このことをもってして私は検閲とは言わないのかというこ...全文を見る
○中西(績)委員 問題をすりかえてはいけませんね。官邸サイドが入手をしたことは事実です。その入手した経路なり何なりはそれはいろいろあるだろうが、それが問題ではないわけですよ。それよりも入手をしたその後の対応について問題だと私はこう指摘をしておる。それが今あなたが言われる検閲と合致...全文を見る
○中西(績)委員 今の言葉を聞くと、塩川さんまでおかしくなってくるのですね。本当ですよ。あなたたちは、みずからは権力を持ってないなどというそういう錯覚をしているんじゃないでしょうか、自分個人はと。そこいらが、絶えず個人とそういう位置づけとを交互に使い分けるところに大変な危険がある...全文を見る
○中西(績)委員 ところが、教科書問題でもってあるでしょう。私は教科書問題まで入りたくなかった。この前いただいた新しい歴史教科書の問題等についても、いろいろやらざるを得ない状況が出てきているじゃありませんか。無理をして通すものですから、指摘をされると今度はそれを無理をしてまた訂正...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、検閲等類似行為についてもやらないですね。
○中西(績)委員 それではあれですか、調査をして何十%以上かそれが類似行為だという認定か何かあれば、それはお認めになるのですか。
○中西(績)委員 ですから私は、主観が入ってのそうした措置になってくるだけに危険だ、こう言っておるわけですよ。このことはお認めになるでしょう。主観が入れば、類似行為というのは主観だから、例えば検閲ではないと自分は思った、このように言えば類似行為でないということになる。ですから、こ...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、国会における決議などというものはもう無視をしておるということですか。
○中西(績)委員 いや、私が言っているのは、不均衡を早期解消するという立場に立って、あくまでも計画期間短縮を図るということが大きな課題になったわけですね。そのために決議がされたわけです。ところが、行政側の判断によって重要施策でこういうものは入れますということで、そういうものについ...全文を見る
○中西(績)委員 よくわかりませんが、短縮をするということですよ。では、今のあれでいくと短縮するのですか。
○中西(績)委員 ですから、これは既に、おおむね三年後見直しをするといういろいろな行政的な措置だとか約束事だとか、今まで随分長い間の経過がありました。これについては、私は指摘しようとしても時間がありませんからしませんが、それは御存じだと思うのです。そういう中で計画を短縮するという...全文を見る
○中西(績)委員 少なくともこの問題については、努力をしておると言うけれども、どこが努力したか私らには見えぬわけです。このままでいったら六十六年までに短縮はできませんよ。今言うように例えば自然減だって余しているでしょう。五十人であっても余しているのですね。さらにまた、今言うような...全文を見る
○中西(績)委員 くどくど言う必要はないですよ。今までの経過を本当に勘案して、そのあらわれてくる現象というのは短縮をするかどうかなんですから、そうなるのですかと言っているのです。今の答弁ではやらぬということを言っているのでしょう。そう確認してよろしいですか。
○中西(績)委員 いよいよわからぬようになってきました。私は極めて単純ですから、私たちにわかるように説明してくださいよ。くどくど言っているけれども、最後は中身が何かわからぬようになってくるんですよ。私ではちょっと理解できない。短縮をするのかしないのか、この点について国会決議を尊重...全文を見る
○中西(績)委員 そうなれば達成できないということをあなたは言っているんですよ。今の答弁でははっきりしているんだな。  それで、当該年度の予算をいじくるというけれども、それじゃ聞きますが、六十二年度の予算は六十一年度に比べて増額されますか。
○中西(績)委員 それだって伸び率はわずかでしょう。一〇〇%実現されたとしてもわずかですね。今国家財政が破綻状態になっている、その中でこれがどうなるかという見通しなどについても、あなたはお持ちですか。今のような答弁でごまかすから、これは国会における決議などというのはいつまでたって...全文を見る
○中西(績)委員 それほど言い張るなら、分析したものを資料で全部出してください。いいですか。  委員長、私は今の資料をこの委員会に提出を求めます。答弁は要りません。委員長が処置してください。あのように言い張るわけですから、その資料を提出させてください。  それと問題は、六十一...全文を見る
○中西(績)委員 何といっても前段のこうしたことに対して反対であるということ、ここが貫徹をされないと、これから後次々に出てくることは必至だろうと思うのですね。ですから、この教材費に見受けられたように、増額されるとか徹底した指導をするとか言ってみたって、文部省と自治省管轄下における...全文を見る
○中西(績)委員 もう近いうちに予算編成しなくちゃならぬわけですから、そのときに財政当局と——財政当局というのは大蔵ですか。
○中西(績)委員 そうなりますと、いまだに人件費問題が内容的に文部省としてはここでは答弁できない状況にあるわけですね。そうなりますと、私は、先ほどから申し上げておりますように、国庫負担法による財政措置というのは、戦後ずっと年次を追いまして、戦後教育行政の中で最も重要な位置づけとし...全文を見る
○中西(績)委員 議論になり得るだろうなどというのんびりしたことでこの問題はいいのですか。少なくとも年次別にこうした国庫負担というものが拡大されてきたその理由ですね。そうすると、必ず定着したということを彼らは言うでしょう。では定着とは何なのか。ここいらの議論になりますと全く一方的...全文を見る
○中西(績)委員 これを何としても維持していかないと、大臣、問題は人件費が七四・六%を占める文部省予算ですね。そして、枠の拡大はほとんどない。この数年間を見ましても、五年間あれしましても、伸び率はわずか二・三、四%ぐらいしか伸びていない。この二、三年は合計しましても一%にも、伸び...全文を見る
○中西(績)委員 別枠予算でと要求されたということで、私はぜひそのお気持ちを継続していただいて、本当に教育予算の獲得を実現していただきたいと思います。そうすることによって、大臣がずっと言い続けられておる事務職員なり栄養職員の学校における基幹職員としての位置づけが継続できるかどうか...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、その前に、概算要求を見ると試行的に二年間ということで要求している中身があります。これを見ますと、文部省から出された資料の二ページ目に新任者研修の部がございますけれども、この中に海外派遣研修というのが出ています。ほかにたくさん出ていますけれども、これ...全文を見る
○中西(績)委員 内容はわかりました。そうすると、ちょうど少年の船だとか青年の船だとかいう形式で、洋上に隔離をしてやるということですね。  私は現場の教師であったがゆえに、教育センターでやるような事柄について本当に研修になるだろうかという疑問を持っています。私は、この予算につい...全文を見る
○中西(績)委員 それは公開をしますか。
○中西(績)委員 これもそれぞれ主観がありますからなんですが、例えば現場の皆さん、今までそういう過程を経た人、そういうものを含めてこういう問題についての論議をするつもりですか。
○中西(績)委員 ですから、今、文部省が従来のとおり考えておられるようなことに合致しなければならないというお考えではないですね。
○中西(績)委員 それはまた、ある程度中間でも報告をしていただきまして、その中身について検討したいと思います。いずれにしましても従来のような選考方法というのは余りよろしくないのではないか、私はそう思います。したがって、この問題については今後またいろいろ意見を出していきたいと思いま...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、やっぱり一番問題は、行革といえば何だか国策だというような考え方であれしますけれども、結局五%定員減という枠を毎年どんどん当てはめていったら、これはもう研究などということはできなくなってしまうんですね。そこに人的素材を確保できなくて、何ができるかというこ...全文を見る
○中西(績)委員 だからね、行革の中身ですよ。第一、行革からいろいろ出てきているものを見ていただくとわかるように、高等教育におけるいろいろなところでのあれを指摘しておるでしょう。そうすると何が出てくるかというと、画一的に人員を削減せい、こうなっていってしまうでしょう。だから、行革...全文を見る
○中西(績)委員 この問題については、国の場合には設置法だとかいろいろな問題があるようでありまして、もし武器と認定をされるようになれば、設置法との関係だとかなんとかが問題になって、参加するかどうかという問題等を含めて、いろいろ政府としてどう対応するかということにならざるを得ないと...全文を見る
○中西(績)委員 恐らくこの内容は決定的なものになってくるだろうと私は思いますので、大臣に要望だけいたしておきますけれども、こうした事態は、私学が今まで果たしてきた役割と、そして今度は大学の大変な増員になるわけですね、学生増、この時期に果たす役割は大変なものになってくるわけです。...全文を見る
○中西(績)委員 終わります。
12月10日第107回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
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○中西(績)委員 先ほどからの岡田同僚委員からの質問の中でも出ておりましたけれども、労働者の賃金が非常に安い、就労時間は非常に長い、そういう条件の中でも現在なおトン当たり九百円を超える赤字になっておるという状況。それに対応して今回の場合、原料炭千円、一般炭五百円というマイナスの状...全文を見る
○中西(績)委員 経営者側がそういう考え方に立って可能だといたしますと、答申の中では合理化なりあるいはそれに現在の枠の中で対応せよということになるわけですから、そうなってまいりますとどこかにしわ寄せをしないと、今言うようにある程度物価とかいろんな面での原料の価格低下等があったとい...全文を見る
○中西(績)委員 それでは具体的に聞きますが、高島ではどうなんですか。
○中西(績)委員 企業はどれだけのものを今予測しているのですか。
○中西(績)委員 企業側がこの前デモンストレーションか何か知りませんけれども、三十数社代表が高島に参って、そうした結果がこの八百人を超える数になっておると、この点はそのようにとっていいわけですか。
○中西(績)委員 そうなりますと、これはさらに拡大するかどうか知りませんけれども、これから後の問題として、企業責任の中でさらにどれだけのものが果たし得るかということをやはりある程度追求しておかないと、今後これが一つのテストケースになるわけですね。しかもこれからの状況というのは、-...全文を見る
○中西(績)委員 今言われましたように特別立法なりなんなりこうした内容のものを十五省庁ですか集まって検討されておるということですが、そういう中でやはり総合的な対策というものを考えていかなければならないのではないかと思っています。  これは後で私申し上げようと思っておったのだけれ...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、炭鉱離職者臨時措置法は単純な延長になるのですか、内容的にある程度補充して出されるのですか。
○中西(績)委員 単純な延長の中で政令なりなんなりでやるということでありますけれども、これについてはさらに密度の高いものを可能な限り出してほしいと思います。  そこで、時間が何ですが、文部省見えてますか。高等学校あるいは小中幼稚園それぞれあるわけでありますけれども、そこに在学す...全文を見る
○中西(績)委員 それで、特にこれから高校受験生が問題になるわけですね。ですから、これらの問題につきましても、五十九年に発したそういういろいろな問題もあろうが、特にこれから出てくるであろうこうした問題について配慮をするということで、各県教委なりの指導を今後どのようにするかの検討を...全文を見る
○中西(績)委員 この地域対策の⑤のところあたりにも出ておりますように、いろいろなことで支援をする、こういう内容になっておりますね。関連施策の活用あるいは地域振興計画の策定あるいは調査、こうしたものによって計画を立て、そして地域経済構造の多様化を図る、そのための所要の支援というこ...全文を見る
○中西(績)委員 最後になりましたけれども、そういう実情ですから、これから後、全体的にそうした面の問題が所々方々でも出てくるし、先ほどから申し上げておるように、それの一つのモデル的なものになってくるわけですね。ですから、やはり通産なりあるいは労働なり、そういうところが中心になって...全文を見る
12月12日第107回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○中西(績)委員 私は、先般教材費などについてやったわけでありますけれども、さきの質問の際の二、三の残っておる点についてお聞きをしておきたいと思います。  一つは、「児童数の減等のため、学校数又は学級数が減少したため」教材費の額が減額されたんだということを理由にしています。二つ...全文を見る
○中西(績)委員 このことは将来的に、これから迫ってくる十二月末までの期間にいろいろ問題になるところですから、先ほど私が申し上げたように両省とも、いわば自治省なり大蔵省の認識というのはそういう状況になっておる。したがって、今度はいよいよ本丸である人件費にまでこれが及ぶということに...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、確かに今あるものにある程度補助金がいくわけですから、それにある程度上乗せすれば、人的あるいは環境整備等含めまして維持向上ができる、こういう言い方だろうと思うのですね。ところが実質的には、伸び率を大学で見ましても、既に六十年度は高いときには三二%ま...全文を見る
○中西(績)委員 ですからそうした点、横ばいでも経常経費の中に占める割合からいたしますとどんどん低下するわけでありますから、この点はぜひ押さえておいていただきたいと思います。  それに加えてもう一つ、過疎地域の私立高校の場合、特別助成制度をとることによって、経営困難校に対する特...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、二十年間のそうしたものをとっての話のようでありますけれども、そうしますと、今申し上げるように、例えば県を指定すればその県の全域にわたるわけですから、そこでは今言うように、地域的には落ち込んだところもあるでしょうが、ところが今度は逆に、地域的に...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、六十年度分についての一覧表を見てみますと、四年制で九校、短大で十校、合計十九校、これは申請のないものと問題のある学園等に対して停止していますね。私は、申請のない大学が小規模であってもなぜ経営できるのか、きょうは答弁は要りませんけれども、そうした点について...全文を見る
○中西(績)委員 なぜ私がこのことを取り上げたかといいますと、今までは地域では小中高の教師、それから神官だとか僧侶の皆さん、こういう人たちがボランティア的にも随分やっておったのですね。そしてまた後継者の指導なりということをやっておったのですけれども、それが近ごろは、管理面が強化さ...全文を見る
○中西(績)委員 私がこのことを申し上げたのは、かつての同僚などちょうど退職していく時期になっていますので、集まって話をしたり、伝統文化の問題等について指導者なり活動者と話したり、ある人の祝賀会などに行きますとちょうど同年齢の連中がみんな来ていまして、その連中が異口同音に、ぜひ国...全文を見る