中西績介

なかにしせきすけ



当選回数回

中西績介の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第112回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○中西(績)委員 私は、福岡県の苅田町住民税業務上横領事件についてただしておきたいと思います。  と申しますのは、ここ五年間のトータルを見ますと市町村長検挙が増加傾向にある。この事件は、自治省の調査によっても前代未聞だし、全く前例がないという極めて悪質な問題でありますだけに、こ...全文を見る
○中西(績)委員 この問題は、今言われましたように、福岡地検で云々と言われておりますけれども、告発は東京地検になされたわけです。それが、六月二十九日と言われておりますけれども、福岡地検に移送されたと言われています。  ところが、この移送されたということになりますと、当時の状況を...全文を見る
○中西(績)委員 ところが、今いろいろ言われておる地域の、あるいは先般九州での新聞報道等を見ておりますと、このまま政治的に灰色決着されるのではないかという、こういういろいろなうわさと同時に一部の報道関係が流されておるわけです。その理由としては、これにかかわった当時の中心人物であり...全文を見る
02月27日第112回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○中西(績)委員 私は、今問題になっております留学生の問題について、大蔵大臣あるいは文部大臣さらに外務大臣など、重要な点のみについて質問を申し上げたいと思います。  まず第一に、日本の対外援助、特にODAについて見ますと、六十三年度予算では一般会計で六・五%の伸びで七千十億円、...全文を見る
○中西(績)委員 優等生的な答弁でありましたけれども、ということであれば、日本のこうした援助は、規模が相当拡大されてきたにもかかわらず余り好評を博しておらないという結果が残念ながら出ておるのではないか。特に腐敗政治に対する政権維持のために、例えばフィリピンのマルコス政権当時におけ...全文を見る
○中西(績)委員 ところが、留学生、私は留学生という言葉を余り使いたくないのですけれども、この論議はまた別のところでいたすとしまして、留学生の受け入れがどうなっておるかということが大きな問題になるのではないか、こう思います。特に、一九八三年五月、中曽根総理のASEAN訪問のときに...全文を見る
○中西(績)委員 今大臣お答えいただきましたように、人づくりを中心に据えてやるわけです。ところが、この「提言」あるいは「展開」に示されておりますように、留学生政策というものは文教あるいは対外政策の中心に据えるべき重要国策の一つだ、こういうように言われています。そしてさらに、これを...全文を見る
○中西(績)委員 私は、今言われるようにひとり歩きさせないための手だてというのが、それではどうなるかということになるでしょう。  そこで、もう一つこの問題について確認をしておきたいと思うのですけれども、このように留学生問題というのは、先ほどから申しておりますように、数なりあるい...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、私はもう一つだけ例を挙げますと、今、十万人計画が発表されましてから特に東南アジア等で問題になっている点あたりがございますので、不信をいろいろ生んでおるのではないかということを私一番恐れるものです。特に経済大国的な手法によって、経済大国だからやらなくては...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、この「展開」の中でいろいろ出ておりますけれども、特に私が問題になる点等につきまして、二、三質問を申し上げたいと思います。     〔佐藤(信)委員長代理退席、委員長着席〕  この中で「留学生受入れの拡充に対応する基本的方策」というのがございまして、「...全文を見る
○中西(績)委員 私は、今具体的なこの「世界に開かれた教育機関」だけでお聞きをしようと思ったのですけれども、個々については余り深い説明はなかったですね。例えば入学のときの選考方法だとか、それから単位の互換だとか学位の授与だとか、こうした問題等について、個々には指摘がされておるのだ...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、先ほど外務大臣の答弁の中にございましたけれども、文科系統ではこういう博士課程をとることが大変困難だということでもって、それなら奨学金なども整っておるアメリカに行こうかということになる、こういう現象等が今までたくさん見受けられたわけですね。ですから、そう...全文を見る
○中西(績)委員 したがって、徐々に進みつつあるわけですが、大学によってその点の格差があるという、残念ながらそうした問題等が依然として残っているわけですね。したがって、この開かれた大学ということを志向する場合には、こうした問題等についても十分考慮すべきではないか、またあるいは文部...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、そのように職員の配置はしておるけれども、諸外国のように専門職としてこれをやはり配置をしておく必要がこれからあるんではないか、こう思うわけです。この点について、少なくとも今までの対応というのは、やはり職員が配置がえだとかいろいろなことによって短期間だけそ...全文を見る
○中西(績)委員 私は、そうした情報の提供等について、今まである程度努力はしたということがあったとしても、不十分であるということのそうした反省を十分生かし得る体制づくりがこれから極めて重要ではないだろうか、こう思います。さらにその次であります日本語教育についても、時間がございませ...全文を見る
○中西(績)委員 それであれば、大型のものがいいかどうかということから含めて、さらにまたそれを十分まだ措置されておりませんから、これはODAの関係になるわけでありますけれども、防衛費の中に思いやり予算が相当量入っておるわけですね。ところが、こういう問題等については余り措置されてお...全文を見る
○中西(績)委員 私は、こうした問題は、特にやはり声高に世論が大きくそうした問題等について指摘をし、そうして動くことによって皆さんも政策として実施するに当たってはやりやすいのではないかと考えるわけです。特に、大蔵省はそうした財源を握っておるわけですから、今もずっと論議をしてまいり...全文を見る
○中西(績)委員 増加させるのでなくて、自然に増加するという体制をどうとるかということが今大臣が答弁なさったことと私は合致すると考えておりますので、ぜひこの点について強力に推し進めていただければと思います。  最後に私は、大変これは重要なことでありますけれども、十万人という問題...全文を見る
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○中西(績)分科員 私は、昨年地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律、短縮いたしますと地対財特法と私たちは呼んでいますけれども、この施行によって、高校生あるいは大学生の奨学金問題とあわせましていろいろ問題が出ておりますだけに、質問をしたいと思います。  その...全文を見る
○中西(績)分科員 一応、憲法に沿いましてこうした原則については国際的にこれを認めざるを得ないという立場に立つだろうと思います。  その上に立って、その問題の一つとして、我が国の問題としてございます同和問題を考えてみなくてはならぬのではないか。世界的にこうした原則がちゃんと確立...全文を見る
○中西(績)分科員 そこで、ちょっと遅くなったのですけれども、私はきのう文部大臣に今まで出てきた資料を全部お渡ししました。ところが、残念なことに行政側でこうした詳しい資料ができておらないから、もうこの五年間私は言い続けてまいりました。ですから、私たちもこういう民間でつくられたもの...全文を見る
○中西(績)分科員 今言うように、総合的にということであればあるほど、こうした教育関係がその中心に、子供たちを育てるということから考えましても座らなくてはならぬということを私は言いたいのです。ですから、大学についても進学率は停滞したままですね、一%ずつずっと上昇したものがそれから...全文を見る
○中西(績)分科員 勉強をしていただくことはいいのですけれども、あるいは検討することはいいのですけれども、今申し上げるような内容をもう少しその中に入っていただいてやっていただければと思うのです。  特に私は大臣に、最後になりますけれども、桐生市の例を挙げたいと思うのです。  ...全文を見る
○中西(績)分科員 ですから、今言うように未指定地区、これを解消するということにならぬと、一番当初に申し上げました地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律、これによってこういう給付が貸与に変えられ、こういう惨めな状態に置かれている状況がまだあるにもかかわらず、指...全文を見る
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○中西(績)分科員 私は、先般の予算委員会総括質問の中でごくわずか触れさせていただいた問題で、私の選挙区内にあります福岡県苅田町の住民税横領事件について、もう少し内容的に深まった論議をしてみたいと思います。  そこで、自治省の政府委員おいでですか。――まず、この問題は町長の交代...全文を見る
○中西(績)分科員 私が聞いておりますのは、この告発状はお読みになりましたか。どうですか。
○中西(績)分科員 ということになりますと、今までこうした地方自治体における事件としてあったかなかったか、この点はっきりしてください。
○中西(績)分科員 住民の皆さんが納めた税金をこのようにして横領するという、かつてない大変な事件だということをまず第一にここで確認をしておきたいと思います。  そこで、このことは行政機関の否定につながる極めて極悪な事件と私は思います。この事件の性格と問題について自治省はどのよう...全文を見る
○中西(績)分科員 今説明がございましたように、何段階かのこのようなチェック機関を設け十分注意をしておるということ、そしてさらに収納と支払い、この関係を完全に分離をするというようなことも含めてやっておられるのに、こういう事件が発生をし、ごまかすことができたということはどこに問題が...全文を見る
○中西(績)分科員 そうなってまいりますと、やはりこれはある程度、組織的にという言葉を使わせていただきますけれども、組織的に対応しないとこうした事件は発生することは不可避だと私は考えるわけです。  さらに、例えば一部職員、地方の役場でいいますと、係長だとか一課長程度でこのことが...全文を見る
○中西(績)分科員 ということになりますと、一、二度でなしに、十年を超える年限の中でやられたということが調査の結果出ていますけれども、実際に、具体的に告発をするという場合に五年というものを区切ってやっていますから、それより以前の問題もあるわけですから、よほどそこに組織的に対応でき...全文を見る
○中西(績)分科員 告発状を見ていただきますと、相当長い期間にわたってやられておったということが明らかになっています。ですから、それ以上にまだ深いものがあるということをここでは私の方から申し上げるだけにとどめます。  そこで、このことが地方行政の不信につながりまして地方自治が崩...全文を見る
○中西(績)分科員 指導はしておりますか。
○中西(績)分科員 さらにその点を追及していただくことを強く要望をいたしておきます。  そこで、私は告発状についてお聞きをしておきたいと思います。  これは昭和六十二年三月三十日付で、告発人は苅田町、代表者は町長の沖勝治、そして被告発人は苅田町の収入役であります花房正蔵、もう...全文を見る
○中西(績)分科員 そうすると、これは特定していなくて、捜査の過程の中で出てくるということを意味しているのですか。
○中西(績)分科員 それじゃ、さらに続けて聞きたいと思いますが、告発をされた中身について、大体五十二年に別口座を設けまして、収入役の花房という人がその中に繰り入れをさせておるわけですが、大体五十六年から六十年まで合計一億二千九百万円と言われています。告発された中身は八千六百二十五...全文を見る
○中西(績)分科員 いや、私は税金で言っているのです。税金の横領事件で。
○中西(績)分科員 そうしますと、調査をしていないということですか。
○中西(績)分科員 それでは、それは後で資料なり何なりを提出していただきましょう。そのことを約束してください。
○中西(績)分科員 それでは次に移ります。  この告発状を、三月二十日に提出をしましたから四月以降になると思いますが、東京地検が受理をいたしておりますね。受理をするということは、捜査まで含めて責任を持ってやるということを意味しておるのですか。
○中西(績)分科員 したがって、私が申し上げておるように、こうした受理をするということは、調査をし、そして結果を出すということを前提にしてやるということになるわけですね。
○中西(績)分科員 そこで、この場合に、今までいろんな新聞だとか、あるいはこの前もちょっと示したのですけれども、文芸春秋のこうした内容からいたしますと、当時の町長に手渡したものが、しかも月まではっきりしている。五十九年八月、一千五百万円、六十年四月に一千五百万、六十年十月に二千万...全文を見る
○中西(績)分科員 しかし、どうもそういう言い方を上級幹部がしておるということが記述されています。そういうことになりますと、これをつぶすということを前提にして情報を流しさえすれば、事件はつぶれるということになりかねないわけですね。  もう一つあるのですよ。それは、逆に今度は情報...全文を見る
○中西(績)分科員 しかし、先ほど私が申し上げるように起訴猶予、不起訴になるものをどんどん情報を流して、毎日、新聞に流していくのですよ。そしてその人をとうとう公職から追放する。それで目的は達するわけです。しかもそれは政治的に達するわけです。こういう状況があるわけですから、私はその...全文を見る
○中西(績)分科員 それでは一言聞きますけれども、そのように頭越しにやられて、そうした問題を快くやりますか。奮い立ってやりますか。
○中西(績)分科員 思っておるだけで、決して、こうした中身を見ますと、これにあるような中身を見ますと、それぞれそこには渦巻いた中でそうした問題が論議され、そしてそれに対して不信を持って本人がやめるというところまで行っているわけですからね。やめてなければまだ言いようはあるでしょう。...全文を見る
○中西(績)分科員 時間がありませんから、私は法務委員会なりでまたさらに論議をしていきたいと思いますけれども、いずれにしてもそのような不信というものが起こり、そしてしかも、先ほども自治省の方に私が申し上げておりますように、税金不払いまで起ころうとしておる現象というものを見たときに...全文を見る
○中西(績)分科員 終わります。  最後に一つだけ。先ほど私が申し上げましたように、平和相銀、三菱重工あるいは盗聴事件等、盗聴事件なんかでも、あれを読んでみんなびっくりしたでしょう。こういうようなことにならぬようにぜひ大臣が陣頭指揮をしていただいてでも、自治省は自治大臣が警察関...全文を見る
04月01日第112回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○中西(績)委員 私は、まず最初に、今問題になっておりますアスベストの問題について、各省庁に来ていただいておりますので、これを先に論議いたしまして片づけたいと思います。  このアスベスト問題で調査結果が出ておりますが、大学を初めとして小中学校、いろいろありますけれども、今東大の...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、吹きつけ部分についてはそうしてやったけれども、板になっている部分がいろいろありますね。こうした問題等についてはこの中には集約されておらないと考えてよろしいですね。——わかりました。そうしますと、六十二年五月、各都道府県教育委員会に対して調査を依頼し...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、この数字というのは概略の調査であって、内容的にはまだまだ多くの問題が散在するわけでありますから、一応の調査であったというように理解してよろしいですね。それでいいですね。
○中西(績)委員 ところが、一番危険なのは廊下なんですね。たくさんの人が通るわけでしょう。それから、給食調理室などということになりますとなおさらのことですね。給食調理室などになってまいりますと、温度の上下の差があったりわんわん湿度が高くなってみたり、こういうようなことがありますか...全文を見る
○中西(績)委員 アスベストの関係で国庫補助を出されたものについて、私は二十校と九校というふうに理解をしておったのですけれども、今見ると、二十四校と十二校ということですね。その金額は六億五千万、これよりまだ少額だという答弁があったわけですけれども、そうすると、大規模改修事業費の二...全文を見る
○中西(績)委員 今度は、大型の中のアスベストにかかわる対象を幼稚園から小、中、高、盲、聾、養まで含めて拡大をし、工事費としては今まで二千万だったのを四百万に引き下げ、最高は一億まで、年限も十五年というのを改めて経過年数を問わないということになったわけですね。そういたしますと、今...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、調査によると、大規模改造に当たるような部分が千三百八校になっているわけですね。なのに、今申請のあった数というのはごくわずかということになっています。したがって、金額が千三百八校実施したとしても六十億程度ということになっています。  そこで、私は提...全文を見る
○中西(績)委員 だから、今まで通産の方はJISマークでこれを許可してきたのですから、責任は重大ですよ、二十年近く全部これを多用しているわけですから。  それから、次に労働省の方にお願いしたいのです。
○中西(績)委員 それで労働省の方にちょっとお聞きしますけれども、東大はそういう点でちゃんと措置をしてやったのですか。
○中西(績)委員 次に、建設省にお願いしたい。
○中西(績)委員 既に被害が出て大変な状況にまでなっているわけですから、特に都会におけるいろいろな地域の建てかえがどんどん進んでいっているという現状から考えますと、今からやるのではなくて、いち早くそういうのを出してもらって対応していかなければならぬと思うのですね。  それから、...全文を見る
○中西(績)委員 だから、厚生省あたりは特に今問題になっておるだけに積極的に各省庁に呼びかけてでもこうした対応についてやらなければならぬわけですが、この点は抜けておると私は思うのですね。  肝心かなめの環境庁はどうですか。
○中西(績)委員 リスクが小さいだとかなんとか、これは今言うときじゃないんですよ。当面問題になっている緊急課題として何をするかというものをきちっとやらなくてはならぬときに、やったところがリスクが小さいから何だかんだって、そんなとぼけた論議をしていたのでは困るのですよ。ですから、労...全文を見る
○中西(績)委員 知恵を絞っていただきますけれども、これを壊すだけじゃだめなので、その予防策から全部を全体的にやるための、皆さんのすべての知恵を出し合った中で一つのそうした総合的な施策というものを打ち出していただき、しかも財政的には、そうした山村の学校だとか財政規模の小さいところ...全文を見る
○中西(績)委員 では各省庁の方、結構です。ありがとうございました。  そこで、私は、通告をいたしました留学生問題の財政問題からいろいろ同和対策問題等たくさんございましたけれども、きょうは一応それをおきまして、緊急な問題として、過日、三月二十九日に文部省教育助成局長名で通知が出...全文を見る
○中西(績)委員 これを見たら、前回のものと今度のものを比較をしてもらうと、内容的には全然違いがあります。政治的というなら、前回のは、「日本教職員組合は、総評の売上税抗議ストライキの一環として、」云々ということになっているのです。ですから、これにはそういうものは書かれていませんよ...全文を見る
○中西(績)委員 そうなると行政は何でもできるということですか。そして、それに対して反対することは全くできないということでしょう。今あなたが言われるのはこういうことですか。とにかく文部省なりあるいは県教委なり地方教育委員会が行政的にこうやりたいということで方針を出して決めたら、そ...全文を見る
○中西(績)委員 だから、私が言うことに答えなさいと言うのだ。そういうことは私は大体わかっているのです。各行政機関なり公の機関が決定した「政策の実施」とあるから、その「政策」とは何かと聞いているのです。例えば市町村教育委員会が決定をしたことについて政策といいますか、私はこう言って...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、そうなるともう全部、何でも政策になるわけですから、この政策なるものは大変な中身になってくるということです。行政機関というのはまさに万能だということになるわけですよ。私はそのことを確認すればいいのです。あなたがそういうふうに、たとえ小さなものであろうと公...全文を見る
○中西(績)委員 それじゃ、今度も試行のための予算をつけましたね、その際には款項目がちゃんとあってやりましたか。
○中西(績)委員 昨年に続いて、初任者研修をことしも実施をするわけですけれども、この際の予算というのは、この人員を、四十人学級それから定数改善のための予算、その中にわざわざ組み入れたのは款項目がなかったからではないですか。
○中西(績)委員 そうしますと、法律はなくとも予算措置をしたということですね。
○中西(績)委員 だから結局、法律があれば法律に基づく款項目があってその中で措置をするわけですが、ところが、これはないからああいうところでごまかしをやっているわけですよ。  さらにもう一つは、聞きますが、「政策の実施、例えば初任者研修の実施を妨害する」とありますね。「妨害」とは...全文を見る
○中西(績)委員 今の答弁を聞いておりますと、主体者、行政の主観によってそれが決められるわけです。そうでしょう、今言ったように威力妨害という問題になってまいりますと。ですから、「妨害」とはどういうことを指すのですか、具体的に言ってください。あなたはそういうことをわかっていてここに...全文を見る
○中西(績)委員 そうですね。だから私は聞いたのです。あくまでも行政担当の人たちがそのことの判断を主観的にやれば、それが威力になるわけですよ。だから、今言ったとおりなんです。  そうなると、これは大変なことだということです。戦後これが決まったのが昭和二十四年ですから、こうした今...全文を見る
○中西(績)委員 今の大臣の答弁、いろいろ言っておるけれども、実際に政策を聞き、政策とは何かということを聞き、妨害とは何かということを聞いたときに、あなたが言われる憲法二十一条にかかわる問題が今のあれからすると完全に無視されておるから、私たちはだからわざわざそのことを聞いたわけで...全文を見る
04月15日第112回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○中西(績)委員 義務教育諸学校施設費国庫負担法、これは昭和四十八年から児童生徒の急増地施設の整備に当たって二分の一の補助を三分の二に引き上げるということになったわけでありますけれども、途中で国の負担割合の変更などがあったわけであります。その面積は十五年間で二千五百四十五万二千平...全文を見る
○中西(績)委員 ということになりますと、この十五年間、国が一兆五千億を超える負担をするという状況が出てきたわけでありますけれども、残念ながら六十年度三分の二の補助率を十分の六に切り下げ、さらに六十一年度十分の六を十分の五・五に、そしてこれは二年間やっておるわけであります。さらに...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、総額約二百四十億程度になるわけでありますけれども、この点、今私たちがここでもう一度論議をしてみなくてはなりませんのは、六十年の十二月二十一日に、大蔵、自治両大臣が覚書を手交いたしまして、これは三年間を経過いたしますともとに返すということになって...全文を見る
○中西(績)委員 公債で措置をされると今言われましたけれども、そうすると公債比率がもう上限に達していて、その借り入れなり何なりが困難になっておる分についてはどうしておるのですか。それはまた何か特別措置か何かをやっているのですか。
○中西(績)委員 では、これは特別措置をしておるので何も問題ないということに今の答弁はなっていますが、よろしいですね。  そこで、先ほどちょっと出たのだけれども、この十分の五・五、財政事情は相当好転をしつつあるときに三カ年ということになっておるのですけれども、そうすると、来年か...全文を見る
○中西(績)委員 大臣、今のような答弁でやっておると、これはまたやられますね。そういうことでは私は大変不満です。  と申しますのは、財政状況は物すごく好転しているのじゃないか。ここ十日くらいの間の新聞の論調なりあるいは大蔵省のとらえておる指数等についても、相当好転しているという...全文を見る
○中西(績)委員 大臣、いろいろ言われましたけれども、これだけはやはり、従来のように一年といえばそのときは過ごしたとしてもまたその次に二年というようなぐあいに次々に引き延ばされる可能性というのは、昭和五十年代の後半もう嫌というほど我々は経験をしておるわけです。ですから、少なくとも...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、これらの問題と同じように、予算の面でたくさんそうしたのが出てくるわけです。既に六十三年度の予算が成立しましたので、八月に向けて、五、六、七の三カ月で、文部省がそのときになってあわてたってだめなので、少なくともこれからどういう基本的な態度を持つかということ...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、先ほどもちょっと触れましたけれども、ここ数年大体三百億程度あれしなくてはならぬということになってくるわけですから、そうなってまいりますと、この五年間、文部省予算を見ますと、シーリングが続いたために〇・八から〇・九%の伸び率、わずかであります。という...全文を見る
○中西(績)委員 そうしないと、今ODA予算をどんどん増額をするということで、無償あるいは有償いろいろの形態がございますけれども、従来までのODA問題については、その基本的なとらえ方あるいは査察等について十分なあれがされておりませんから、これがどのように消費されていったかという点...全文を見る
○中西(績)委員 予算のことだけできょうは終わりますけれども、そのほか国費と私費の関係だとかいろいろな点については、この次また質疑の時間をもらいまして十分論議をしていきたいと思っております。  次に移ります。  そこで、もう一つ問題が出てまいります。それは、第五次の教職員定数...全文を見る
○中西(績)委員 そうなってまいりますと、年度別にずっと改善措置を遂げていかなくちゃならぬわけですから、この分もまたこれから後文部省の三年間内における負担増として出てくる、こう考えなくちゃなりません。ですから、確認をしたいと思いますが、あくまでもこの点については、今まで数年間私た...全文を見る
○中西(績)委員 特に私がなぜこれを毎年毎年繰り返し申し上げるかといいますと、今まで計画はされたけれども、財政的にという言葉を使いさえすれば簡単にと言っていいぐらいにそれを引き延ばしたり、先ほど一番最初の問題じゃありませんけれども、必ずそれが出てくる可能性があるからです。それは、...全文を見る
○中西(績)委員 それで、今お答えをいただいて、私の言っていることは間違いでないということになり、こうした財源が当然として必要だということになってくるわけですね。  そうなってまいりますと、今言われましたベースアップの問題ですけれども、これは私も指摘をしようと思っておったのです...全文を見る
○中西(績)委員 そうなってまいりますと、ことしは一%というわけにいきません。これはもうはっきりしているのです。最低額が国庫負担の場合だけをとってみても二百二十億、全体のものを入れると三百三十億ぐらいになるでしょう。これは場合によっては五百億近くの金額になる可能性だってあるわけで...全文を見る
○中西(績)委員 わかったようなわからぬような感じだけれども、二千億という大変な額ですからぬ。私が一つずつ確認しましたのは、例えばこの留学生問題についてはODAという関係がございますから、これから予算が膨大になっていくわけですから、その中のどの部分を関連のものとして利用できるかと...全文を見る
○中西(績)委員 この問題については、ことしは適用除外になりましたけれども、来年になってまいりますと、先ほど言う二千億という膨大なものが考えられる。少しでもそれを軽減するということになってくると、文部省の側で知恵を絞ってこいという言い方をされるのではないか。そのときに、先ほどから...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、枠外にするためには、例えばODAならODAみたいに、幾つかの分野においてみんなにどうそれを打ち込んで確認をさせ、総体的な枠外ができれば一番いいわけですね。だから、それができない場合の次善の策としては、何かを目標にしてこれをやり上げていくという気概、皆さ...全文を見る
○中西(績)委員 今進めておると言いますけれども、この程度であっては、この前も指摘をいたしましたように、再度通知を出すなり何なりしまして、これを早急に撤去するなりあるいは改装するなりをやれというものを出さないと、なかなか取り組まぬと私は思うのですよ。ですから、六十二年度の場合には...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、従来のペースでもって各市町村なり県段階における状況判断によってやっていく、かいつまんで言うとこういうことを言われたのではないかと思いますね。私はそれじゃいけないと言うのですよ。予算面におけるそうした問題等についても本格的に論議をして、今指摘されるような...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この問題についても、この前各省庁もみんなこれは緊急な課題だということをそれぞれ認め合っておるわけですから、ぜひ文部省、他の建築にもあるわけですけれども特に学校関係、大変な中身を持っているわけですから、この点でプロジェクトなり何なりを組んで早急に、どうす...全文を見る
○中西(績)委員 くどいようですけれども、今までのような各省連絡会議みたいなものでは期間が物すごくかかるんですよ、我々の経験からしましてもね。だから、それを短期間にどう繰り上げていくかということになれば、そういう特別なプロジェクトかなんかをつくってでもやるという決意をし、そして期...全文を見る
○中西(績)委員 私立学校の場合には調査か何かしましたか。それが一つと、もう一つは、低利と言いますけれども、何%の利子ですか。
○中西(績)委員 私立学校の場合には特にまたその点が、財政的な問題等を含めまして非常に困難な面がありますから、この点はどの程度これから出てくるかわかりませんけれども、いち早くなくすということを前提にして、いろいろな手だてを、どのようにしていけばそういうものが把握でき、いち早くやら...全文を見る
○中西(績)委員 私はこのことをなぜ申し上げるかといいますと、この前も問題になりました、あなたたち文部省の直轄の東大だってこうした問題が起こっているということなんです。しかも、詳細な検討なり調査なりあるいはそうした問題点を集約できるような東大においてすら、そうした問題が依然として...全文を見る
○中西(績)委員 だから、先ほどから私が申し上げておるように、吹きつけだから問題で、これを使用した板、これを使用した場合には余り問題でないという認識がまだ依然として専門家の中にもあったわけです。ところが、これを今度取り外すということになりますと、今も局長が言いましたように問題が出...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、最後に通知を出しなさいと私は言っているのです、あるいは通達をぜひ出すべきだ。このときにこそ出さなければいかぬ。だから局長、ぜひ課長名ではなくて局長名で今度は通知を出すべきではないか。そのことを十分知った上で——大臣もそのことについて御理解をいただけます...全文を見る
○中西(績)委員 終わります。
04月20日第112回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○中西(績)委員 私学共済短期経理について、まず質問を申し上げたいと思います。  短期経理を見ますと、医療給付の割合が年々減少して、六十一年六六%、六十二年は六三%になっており、四十五年に九二%あったものと比べますと三分の二程度に落ち込んでおります。しかし、六十一年老人保健拠出...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、この六十三年から四年にかけましても、同様にこれが引き続いて単年度赤字になる原因となることは必至だろうと思うのですね。したがって、老人保健拠出金は、将来、六十五年度からは一〇〇%になりますからこれはさらに増大するわけですが、六十三年、六十四年、この二年間は...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、六十一年と六十二年が累計差が六十五億八千三百六十七万円ということになっておるわけですから、これがさらに拡大をされていくということは必至ですね。それが八十億という金額を推計するということになるのですか。
○中西(績)委員 そうなりますと、これとほとんど同様に収支悪化の大きな原因になっておるものとして退職者給付拠出金、これがあるのではないかと思うわけであります。六十一年度が三十九億三千三百五十八万円、六十二年度が大体五十四億五千三百五十六万円という程度になるわけであろうと思うのです...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、これはもう増額の一途をたどるということは必至ですね。こうなってまいりますと、単年度赤字の最大の原因というものが何であったかということは、結局両拠出金によってその大部分が占められておるということになっておるわけです。  したがって、この赤字総...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、私たちが一番懸念をいたしますのが、累計額が急激に減少していきますので、赤字になれば当然のように出てくるのが掛金率の引き上げにつながるのではないかということを大変心配するわけです。私はこれは何としても、按分率の見直しなり何なりをすることによって、組合員の負...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、六十二年で今言われましたように百九十二億六千六百四十万円というのが累積の黒字になっていますね。そうすると、先ほどから論議されておりますように、六十三年度が八十一億の赤字になるのではないかということですが、この伸び率、一応何も変化ないと見て六十三年度...全文を見る
○中西(績)委員 私がこのことにこだわるのは、六十五年から一〇〇%になるんだ。そうすると一挙にまたその矛盾というのは激しく金額になって出てくるわけですね。ですから、それが来年までは何とか累積黒字の中で持ちこたえるとしても、その次の年には今度は一〇〇%という額になる。こうなってきた...全文を見る
○中西(績)委員 大臣に、今討論したわけですけれども、特にこの点は将来的に大きな問題となって噴出をすることは必至ですね。それはないということは考えられないわけですから、その点を今までのように受益者負担一点張りでこうやられますと、絶えず一割を二割負担にするとか、先ほど申し上げたよう...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、宿題がだんだん多くなってくるわけですけれども、やはりこちら側が積極的に提案なり何なりしていかないと、どうしても厚生省ペースで押し切られていくという結果が出てくるわけです。この点についての政策なり何なりを提言できるような体制をいち早くつくっておく必要が私...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この問題はこの前も細かくは同僚の嶋崎委員の方からある程度やりましたので深くは突っ込みませんけれども、そのように、まだ一千百億を超える収支黒字があるからこれを積み立てているので云々ということで私は安心しておれないのではないかと思っています。したがって、こ...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしても大臣、その問題とあわせて、こちら側に案を持たないと、これは一挙に押し込まれてしまうわけですから、そうした案をぜひ打ち出していくというのが一番大事ではないか、こう思います。そうした点でぜひ早急に論議を起こしておいてもらいたいと思うのですが、よろしいで...全文を見る
○中西(績)委員 ぜひやっておいてください。  同じ私学問題で、助成金の問題が一つ大きな問題として残っていますね。こうしたものに対して、共済問題等についての助成金の問題とあわせまして、予算という問題を私学の問題ではもうちょっと深く考えておかないとうまくいかないのじゃないかと私は...全文を見る
○中西(績)委員 取り組んでいくといいますけれども、先ほども部長言われましたように、五億あるいは十億円程度上積みをするだけですから横ばいだと考えていいわけです。そうしますと、経常費の方はこの額で、経常費の中に占める割合からいたしますとますます率は下がっていくわけですね。そうなると...全文を見る
○中西(績)委員 それで、そのように少なくなってきている、あるいは経常費の中に占める割合が少なくなってきているのに、六十三年度予算の特徴、私学問題を見ますと六十二年度はプラスわずか十億であったわけでありますけれども、一般補助金を二十億削って特別補助金を三十億増額した。したがって、...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、特別補助というのは、このように全般的には抑制されておる中でここだけは拡大されていっているということになるわけです、このことが私学全般である程度了解をされておるというのならいいのだけれども。  そこでもう一つ、この中で特に一番終わりの方にあるのですけれど...全文を見る
○中西(績)委員 私学のこうした予算面の問題ですけれども、大臣も、こういう実際の具体的に努力をなさっているようなところをぜひ資料なりを取り寄せていただいて、私学の本当にあるべき方向性というものを、これからますます重要視されていかなくちゃならぬわけですから、ぜひこの点について十分な...全文を見る
○中西(績)委員 そういう大変予算が絞られた中でいろいろ起こった問題で、今まで補助金をカットされた私学等もあるわけですね。そのように、私学といえども、まじめにやっているところあるいは大きな問題を起こしておるところ、いろいろなものがあるという御認識は大臣、いただいていますか。
○中西(績)委員 ところが、これは五年前にさかのぼるのですけれども、五十八年に国士舘大学と九州産業大学事件がございました。片一方は人殺し、片一方は暴力、そして大変な経営状況になり、しかも補助金をごまかすとかいろいろなことがございまして、したがって文部省からは次官通達などが出ました...全文を見る
○中西(績)委員 そこなんですね。この問題に私がこだわるのは、私自身がやってはならないと思うようなことまでしてこれに対応し、そして全私学の問題として、正常な形にして多くの皆さんのコンセンサスの中で補助金が交付される体制をつくるべきだというのが私たちの願いです。そのことはまた、ああ...全文を見る
○中西(績)委員 私は何もその人たちを免職にするとかなんとかでなくて、やはり枢要な地位にある人たちをそこから変更するということはどこだって当然ですよ。例えばあなただって懲戒免職にならぬ場合にはどこかの課の端の方にでも置かれるということだってあるわけですから、それはあるのです。だか...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、こういうように補助金をもらってないような学校というのは、本当は自粛自戒をすべきなんですよ。この学校は役員の報酬が高いといって随分問題になっておったところですし、そうしたことから今のことを考えると、なぜかというと、そこで働いておる教員などは依然としてその...全文を見る
○中西(績)委員 九州のやつをずっと見ますと、まず第一に経理公開というのは常識なんですよ。こういうことをやったところでは当然でしょう。それがなければ解く必要はないのです。公機関だってちゃんとやっておるでしょう。あるいはあなたたちが今カットをしておる福原学園だって、これを見ると全部...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、その年度ごとのものをやってないことは事実でしょう。これからやろうかというのだ。やって、中身がどうだということを調べた上で、これについては適正だという判断をしてやったというのならいいけれども、問題はそこなんです。しかも、今度は国の金である助成金...全文を見る
○中西(績)委員 今大臣は、この人は中枢にいる人と言いましたね。とにかく事務関係でいいますならば最高にいる人ですね、事務次官は。ところが、この人が衆議院、参議院を比較して参議院軽視の発言をしているのです。こういうことまで触れながら自分は推されておるということを言うことは、これはい...全文を見る
○中西(績)委員 もうやめますが、「ご本人は「衆院に文部省出身者はゼロ。俺が突破口を開くんだ」とヤル気満々—。」これは文芸春秋五月号に出ているのですよ。ですから、私はまさに高官である者が職を利用してそういうことを発言しておるとしか思えぬですよ。この責任は本人がとるべきだし、むしろ...全文を見る
○中西(績)委員 委員長、私は不満です。今のようなあれでは、本当に文教行政を、こうして強行しようとまでやっているわけですから、それなのに……(発言する者あり)今まであなたのところは大学審議会だって何だって強行したじゃないですか。そういう前例があるのだから、それを私たちは見逃すわけ...全文を見る
○中西(績)委員 最後に、私は、ぜひあなたが最後の責任を負うということを確認しておきたいと思います。しないときには、この次の委員会なり何なりでもう一遍この点についてはやります。  以上です。
04月22日第112回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
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○中西(績)委員 先ほど同僚の中沢委員の方から質問のあっておりました問題について、引き続いてお聞きをしたいと思います。  まず、離職者対策の問題ですけれども、第八次政策で高島を含みまして離職者の総数が七千六百九十七名、求職者数が六千七百九十四名、ところが、ことしの三月現在で千九...全文を見る
○中西(績)委員 特に企業側では、例えば東京なら東京に就職口を求めるならばあるのだがというような言葉が返ってまいりますけれども、もう既に皆さん御存じのとおり、東京に居住するためには大変な金額が必要になってくるわけでありますから、今の平均収入金額程度では、東京に新たに出てきて生活な...全文を見る
○中西(績)委員 きょうはこれで終わりますけれども、この次はもうちょっと具体的な問題で、さらにこの問題について幾つか類型分けいたしまして、この場合にはこのようにしたいと、こういう問題等についてもお答えいただけるように検討を加えておいてください、必ずやりますから。  それともう一...全文を見る
○中西(績)委員 地方の新聞によりますと、三井鉱山の今後の経営多角化路線というものが示されておりまして、六十六年度には約百億円に近い事業収入を上げていこう、こういう内容のものであるわけです。したがって、これを見てみましても、これから後の多角的な経営とあわせて、私は、石炭経営という...全文を見る
○中西(績)委員 今大臣の答弁をいただきましたけれども、ただ一つ、それがうまくいくことが今度は後始末をする方がうまくいくという格好になってしまうので、出てくれば後始末をうまくやろうということだけでなしに、まず事前のそうならないための措置を十分お考えいただければと思いますので、ぜひ...全文を見る
○中西(績)委員 ぜひ最後までの検討と対策をお願いしておきたいと思います。  そこで、去る一月二十二日に土地対策関係閣僚会議、その後閣議におきまして国の機関等の移転について明らかにされました。さらにまた、そこで基本方針が決定をされましたし、その中で、一次案として石炭鉱害事業団を...全文を見る
○中西(績)委員 もともとこうした話が持ち上がるに当たりましては、結局東京に一極集中ということをどう排除していくかということから起こったと言われておるわけでありますが、こうなってまいりますと、東京に一極集中を少しでも少なくする、あるいはこれを弱めるという立場から考えた場合に、今石...全文を見る
○中西(績)委員 私は今の答弁を聞いておりまして、大きな流れの中で小さいものだけが流されていく、こういう感じで聞いておりました。その前に基本的にやるべきことがたくさんあるわけですね。土地政策の問題にいたしましても依然として多くの問題を残しておりますし、そうしたことを考え合わせてい...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、こういう弱いものが大きな流れの中に巻き込まれてどこに行ったかわからぬというような格好になるのじゃなくて、あるべき姿というものをぴしっと整理をしてかかっておかないと、幸い五年後にはこの法律もなくなることだしなんというようなことになってくると大変なことです...全文を見る
○中西(績)委員 このことが鉱害行政に大きなマイナス面を来さないように、むしろそれがさらに深まることによって今後続くであろう多くの問題を解決する大きな手だてになった、こうならなければならぬと思うのです。この点、ひとつ御確認をいただきたいと思うのです。よろしいですね。  そこで、...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、事業量からいたしますと、約六百億の中で毎年百三十億から百四十億近くのものが繰り越しをしておる。したがって、多くの人の受ける印象というのはどうしてもおくれておる。ところが、現地の人のいろいろな声を聞いてみますと、認定をされても基本計画なりあるいは...全文を見る
○中西(績)委員 鉱害問題は、そうした意味で相互の信頼関係をどう確保するかということが大変重要ですから、この点をいつまでも堅持していただいて、回復を早めていただくようにぜひ今後の対策を固めていただきたいと思います。  時間がなくなりましたので、私は、産炭地振興対策で一つだけお聞...全文を見る
○中西(績)委員 大臣に一言だけお答えいただきたいと思うのです。  先ほど同僚の中沢委員の方からも質疑がありましたけれども、今度は、プロジェクトシーズの育成あるいはプロジェクト事業化の促進など、いろいろ新規のものを予算化することによって地域の国際リゾート的な大規模プロジェクトを...全文を見る
○中西(績)委員 終わります。
10月14日第113回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○中西(績)委員 私は、定時制の今回の扱いについて、二点、法の改正をいたしておるようでありますけれども、それぞれについて先に具体的にお聞きをして、後、高校教育をめぐる問題、これとの関連の中でこれをどう位置づけていくかということでお聞きをしたいと思います。  まずは四十五条の二の...全文を見る
○中西(績)委員 従来説明をされてまいりましたのは、今局長が言われましたこととあわせて、勤労青少年の高校における学習を効果的あるいは容易にするということが大きな目標になっておったと思います。そして今まで言われてきたことは、高校教育を受ける機会を拡大する、こういうようなことが盛んに...全文を見る
○中西(績)委員 文部省の一応の考え方は、なぜこのような技能連携をやったかということと、その上に立って文部大臣指定を県教委指定に変更するという、このことはわかりました。文部省の言いようはわかりました。  そこでお聞きするのです。まず、この技能連携制度の実態がどうなっておるのか。...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、大体どれくらいの単位が取られておるかということ等についてわからないですか。
○中西(績)委員 そうしますと、今お答えいただきましたのを見ますと、施設数の変遷を見ると大体わかりますけれども、職業訓練、特に企業内におけるものはだんだん少なくなってき、半分以下になっているということが言えるわけでありますから、全体的に今説明されたところを聞きましても、定時制で連...全文を見る
○中西(績)委員 時間がございませんから、細かく言いたいんだけれども、省かしていただきながら論議をしておるのですが、今まで出てきたところからいたしますと、二十五年たてば定着をしないなどということは言われぬですね。口が裂けても言えぬですよ。だから、定着をしたと言わなければならぬ。だ...全文を見る
○中西(績)委員 このような余り効果のない論議をしてもしようがないのですけれども、どうもそこいらが私は教育改革の名で、先ほど町村委員の方からも言っていましたけれども、教育改革、教育改革、すばらしい教育改革みたいな言い方をするが、そうであれば基本的にそうしたものを踏まえておるという...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、この学習の内容だとか、あるいは先ほどいろいろ説明のありました専修、各種学校あるいは職業訓練あるいは准看護その他ございますけれども、そういう内容的なものが果たしてよかったかどうか。そしてまた、企業が優先されまして、そこで改めて定時制に通学をするということ...全文を見る
○中西(績)委員 私も定時の現場を経験したことがございますので、実際にこういうものの改善だとかなんとかよりも、これは後で論議するつもりだったけれども、例えば就学保障をどうするかというようなことをむしろ大胆に文部省なりなんなりが指導することによって、県教委がそうした保障面で、例えば...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、私がさっきから指摘をしておるように、教育改革論議としてこれが値するかどうかということになってまいりますと、私は、ただ簡単だからこの面だけを変えるということだけであって、改革論議の中にはこれは入ってないと言わざるを得ないわけですね。だから、そうすると、さ...全文を見る
○中西(績)委員 いずれにしましても、三十分かかった論議というのを振り返ってみましても、どうも臨時教育審議会の中で出てきたその一部、そういう文章があるとすると、それを何とかここに具体化するという、そういうものでしかないような感じがしてなりませんし、今私たちが一番要求されておる、現...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、定時制というのは、全日制課程三年分を、一日の修学時間、修学期間が短いために、同程度、ある程度修得するということになれば最低四年だということを言い続けてきたわけですね。ですから、これは途中で、古い例でありますけれども、いろいろ各県から文部省に対して問い合...全文を見る
○中西(績)委員 先ほどお答えあったように、四千数百人調査した結果が、六十何%三年間という。だから、私が言うように、単純にそれを考えればそういう答えが出てくるだろうと私は思う。しかし、先ほどから指摘をしておるような事柄からいたしますと、逆に、もしその中で、三年にしたときについてこ...全文を見る
○中西(績)委員 四十人学級にいたしましても、これは後で聞くつもりだったのですけれども、高校の学級定数の問題だとかあるいは教員配置の問題等を含めまして、まだまだ問題はたくさん残っておるわけです。ですから、そういう問題等が今全くうまく進んでおらないし、あと三年間、これをどうするだろ...全文を見る
○中西(績)委員 私は、千校近くある中で実際に八十単位以上取っておるところの数からいたしましても、それから変遷からいたしましても、必ずしも今局長が言うように機が熟したという、その機の熟したというのをどれで判断したかということが非常に不明確なんですよ。  さっきから私、指摘をして...全文を見る
○中西(績)委員 いや、あなたはならないと言うかもしれませんけれども、あえて言うならばこれが定時制高校の独立校であった場合、これは割合にそういうことが維持できるかもしれません。しかし、定時制ということを使わずに何々高校ということで普通高校なりなんなりであると、例えばある学校のよう...全文を見る
○中西(績)委員 合致しておるという言い方をするならば、むしろ問題が顕在化してきておる全日制についてこうした問題等について手がけるところがたくさんあったのではないか。なぜ定時、通信制のみに集約されていち早くこういう問題が出てきたのか。ここをお聞きしたいと思いますね。
○中西(績)委員 それで、私が言っておるように四十一条の高等学校の目的と四十二条の高校教育目標、これに合致をしておるということになれば、定時制の場合、私らが考えますとむしろ不足をしておるということであれば、これをさらに推進をしていくことが大事じゃないかな、私はこういう感じを持って...全文を見る
○中西(績)委員 このような小手先のことをやる前に将来を見越してやることがあるのではないか。それは、先ほどあなたがはしなくも就労時間が短縮すると言われたけれども、ところが、こういう小手先のいろいろなことをしていくということは、私たちが就学保障させるためにいろいろなことをやるけれど...全文を見る
○中西(績)委員 私、初中局長の答弁を聞いておりまして、初中局長は人事面で意図的にされておらないとかあるいは条件が悪いなどということは聞いてないと言うけれども、これは例えばナンバースクールみたいなところには新任者が少ないし、あるいは講師の数はもうほとんどいない。ところが、今言うよ...全文を見る
○中西(績)委員 時間がありませんから全部に反論することはできませんけれども、画一化を排除するということを言っていますね、個性を生かして自由に。それならやることはたくさんあるというのです、定時でも、どこだって。時間がないから私は言っていませんけれども。  だから、今まではむしろ...全文を見る
10月19日第113回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○中西(績)委員 私は時間が大変制限されておりますので、二、三の点について質問を申し上げたいと存じます。  一つは、リクルート問題です。このリクルートにかかわる江副氏と文教行政とのかかわり、いろいろあると思うのですが、この点について一つずつ確認をしていきたいと思っておりますので...全文を見る
○中西(績)委員 一般論でなしに、私はリクルートという特定をした話を今からしようとしておるわけですから、その点で明確に言ってもらわないと困るのです。  じゃ、聞きますが、特定のリクルートという企業の就職広告誌あるいは進学広告誌のみを学校を通じて配本することの是非、この点、どうお...全文を見る
○中西(績)委員 それで、またもとに返るわけですね。それではこうした問題について、各企業から行くやつはもう全部やれと言って指導しておるのか。やはりこの種問題については学校が主体になって、どうするかという問題を本格的に追求をしていかなければならぬわけですよね。情報が必要だというのは...全文を見る
○中西(績)委員 答弁がわからぬね。はっきりしてもらわぬとちょっとわかりにくいですね。  では聞きますけれども、高校の進路指導が何でリクルートでやらなきゃならぬか。各学校なりなんなりには、あるいは東京都なら東京都の教育委員会関係だとかそういうところに会議室などがないのですか、あ...全文を見る
○中西(績)委員 だから、そのことの是非を明確にしておかぬと、このような癒着状態というのが平気で見過ごされていったという過去の経緯があるわけですね。ですから、そのことに対する判断を明確にしておかなきゃならぬと思うのですよ。文部省、どういうとらえ方をしていますか。
○中西(績)委員 はっきりしてもらいたいと思うのですね。こういう特定の企業と関係を深くすることが、結局、自分たちが都合よく――例えばこれをやろうとすると、結局、弁当の手配だとか受付だとか雑用というものから一切をリクルートが引き受けてやっておるわけですよ。だから、自然にそういうとこ...全文を見る
○中西(績)委員 それじゃ今までは指導はしておらなかった……。
○中西(績)委員 だから放置してあったし、各学校にそういう特定の企業がどんどん食い入っていっても放置しておった、こういうふうに理解してよろしいですか。
○中西(績)委員 学校でそのようなことがずっと行われてきたということでありますが、それじゃ、もうちょっとお聞きしましょう。  先ほどから私が何回も言っておるように、特定企業の発行する広告誌のみが学校を通じて配布されているのではないかという声が今までも非常にたくさんあったわけです...全文を見る
○中西(績)委員 私は、どういうものを買えとか何だかんだということを聞いているわけじゃないのです。特定の企業がそういう現場まで入っていって全く現場の人と癒着をしてみたり、あるいは県教委なり何なりが見過ごすように癒着をしてみたりするような形が出てくるから私はこれを聞いているわけです...全文を見る
○中西(績)委員 そのスーパーコンピューター研究所は日米の大学と企業の研究所をネットする共同利用研究機関と言っておるそうでありますけれども、そこでお聞きしますが、江副氏は大学審議会でこのコンピューター研究所などについて、あるいはこの日米の大学と企業の研究所をネットする共同利用研究...全文を見る
○中西(績)委員 それじゃ、こういう共同利用研究機関構想等については江副氏からは発言はあっておらなかった。それは、そのときの議事録か何かいただけますか。
○中西(績)委員 そういたしますと、そこで私が指摘をいたしましたように、リクルート社というのは土地転がしだけでなしに文教分野における相当いろいろな業務があったわけですね。例えば「リクルートブック」、これは一般大学生あるいは有名大学生、高校生、高専生向けにあるいは各種学校生向けに、...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、江副氏というのは文部省なりあるいは文部大臣がそうしたことを認めてなされたわけですね。今あなたがおっしゃったようなことを認められてやられたということになるのですか。
○中西(績)委員 では、いずれにしましてもそういう選考の目からすると、江副氏ぐらいしかいなかったということになるのですか。この名簿を見ますと十八名になっておるわけでありますけれども、あれを見ますと、今あなたがおっしゃるように、半々だということを言われていますね。そうすると、財界人...全文を見る
○中西(績)委員 これを見ますと、大学審議会のメンバーを見ますと、教育関係法にかかわる専門家もいませんし、あるいは国で認めておる日本学術会議のメンバー一人がいるわけじゃなし、ですから、選んでいったその経緯がよくわからないものですから、財界人ということになりますと、秩父セメントの諸...全文を見る
○中西(績)委員 適任者であるという判断をするに当たって、私はちょっとあなたたちにお聞きしておきたいと思いますのは、森元文部大臣がリクルートにはかかわり合っておるということがはっきりしましたね。これは御存じだと思いますが、五十九年十二月に三万株を取得をして六十一年十月売却をいたし...全文を見る
○中西(績)委員 辞任をしたことが遺憾であるのですか。ちょっと確認しますが。
○中西(績)委員 それじゃ、何でこの人は辞任したんでしょうかね。
○中西(績)委員 遺憾に思うということであるならば、何か慰留かなんかしたのですか。
○中西(績)委員 遺憾であるけれども慰留はしていない。だから、本人がこうしてやめるということになったのは、結局非公開株をこのようにたくさんの人に配って、しかもやめる大きな一番の原因は何かといったら、日経新聞の社長がおやめになるということでもって大変なショックを受けたと本人も言って...全文を見る
○中西(績)委員 私は、辞表を提出したものを大臣が預かっておったのじゃないですかとお聞きしたのです。それにはお答えないけれども、少なくともあれが間違いだなんということはあり得ぬですよ、ちゃんとしゃべっているわけですから。そうしたことをしでかしておる人を大臣がもしとめるということに...全文を見る
○中西(績)委員 私が聞いているのは、こういう県教委の皆さんがこのようにだれが要請したか知らないけれども、しなきゃならぬようにだれが追い込んだかというのが問題なんです。そしてこれを実際にやったんだから。取り消せばいいという問題じゃないでしょう。そうお思いになりませんか。あなたの今...全文を見る
○中西(績)委員 それからもう一つ、今度は私のところに手紙が来まして、これは久留米の教育大学附属久留米小学校じゃないかと思うのですけれども、学校通信九月一日号にこう書いてある。「プールの全面改築」という欄がございまして、各家庭に配ったものだと思いますけれども、「完成は、来年の二月...全文を見る
○中西(績)委員 これを取り消したからいいのだとかなんとかという問題じゃないのですよ。これは一県だけの問題でなくて、ほかにも、他県にもそういうことはあったと書いてある。だから、全国にこれをばらまいているというそのことがこの裏からうかがい知ることができるわけですよ。だから、最初の軽...全文を見る
○中西(績)委員 福岡県の昨年四月十二日投票の知事選の候補者であったことを御存じですか。
○中西(績)委員 そうなりますと、知事選ということになると、その立場をはっきりして、政治的に中立だとかなんとかということでなくて、明確にしていたと思うのですよ。私が今非常に印象づいておるのは、この方が、福岡県の今の奥田知事が最初出るときに、九州大学の学長であった時分にあいさつに行...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、これにかわるような人がいなかったということですか。もうこの人が最高の人であったということですか。政治的にそのように明確にしてあって、ひとつチェックをしなければならぬ点があるのに、わざわざ何でこの人にしなければならなかったのか。これにかわるべき人はいなか...全文を見る
○中西(績)委員 いや、それでは答弁になりません。知事選が終わって半年もしないうちですよ。全く無傷と言えますか。お答えください。
○中西(績)委員 絶えず政治的には中立だとか、そういう無色の人ができるだけ望ましいと言うなら――あなた方はこうした選任をするときに、これは国会議員であってもよろしいでしょうから、そう言えばだれだっていいということになるのですよ。しかし普通、常識として、あなたが今識見が高いと言うけ...全文を見る
○中西(績)委員 例えばこの田中健蔵氏の場合だって、福岡に流れてきているいろいろなあれはありますよ。国会議員のだれだれが中にあって、前の総理がどうだとかいろいろなあれがあるのですよ。だから、全部政治絡みになっておるというところに問題があるのですね。だから、先ほど言った衆議院に立候...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、これは政府全体でということになりますが、こうした問題というのは、文部省としてはどのような見解を持ち、今後どのような対応をしていこうとしているのですか。
○中西(績)委員 文部省の考え方はどうなのですか。文部省の考え方を申し上げながら対応すると言っているから、じゃ文部省はどういう考え方をお持ちですか、こういうことです。
○中西(績)委員 いろいろ言っておりますけれども、文部省の考え方は言っていないのです。みんなと迎合してやりましょう、こういう話です。文部省はどうしたいのかと、こう言っているわけです。これはもう後でまとめて答弁してください。  じゃ、次に留学生問題で、大臣、ODA予算で枠外にすべ...全文を見る
○中西(績)委員 私が言っているのは、この前大臣が答弁しているのですよ、枠外にどう持っていくか戦術的にいろいろ検討しなきゃならぬと言っている。だから、どうしたのですか、これはまた従来と全く同じじゃないかと言っているのだ。だから大臣に聞けばあなたが出てきて、答弁にならぬようなことを...全文を見る
○中西(績)委員 だから私は、大臣がこれを編成するに当たって、概算要求をつくり上げるに当たってどういうようにされたんだろうかというのがどうしてもわからないのです、これ一つをとってみても。  そこで、六十四年度義務教育諸学校教職員定数の改善、これは文部省の方からいろいろいただきま...全文を見る
○中西(績)委員 だから、減員分だけを割り当てしてあるわけですが、今言うように実際予算面では金が余っているのですよ。去年よりも少なくなっているわけですね。理由は今申し述べられましたけれども、そうであれば来年以降における順調な伸ばし方を、この前指摘をしましたように三年間で三千人ずつ...全文を見る
○中西(績)委員 概算要求、まだ細かく指摘するところがありますけれども、時間がありませんでしたので、これで終わります。  同僚議員にかわります。
11月02日第113回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○中西(績)委員 先般から多くの皆さんからいろいろな質疑がなされまして、内容的には相当明らかになっておりますけれども、それを整理するつもりもございまして、できるだけ避けたいつもりですが重複もあるかと思いますが、お許しをいただいて質問を申し上げたいと存じます。  まず、戦後教育改...全文を見る
○中西(績)委員 今局長が言われました点でありますけれども、教育職員免許法が教育立法の法律主義の原則に沿ってつくられ、三つということを言われましたが、私たちは、専門職制の確立、免許状主義、大学における教員養成、さらに免許の開放制と合理性、現職教育の尊重、細かく分けますとこういう五...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、免許法の基本的な性格というのは、今も申し上げたとおりでありますけれども、資質の向上を目的といたしまして免許基準を法律で定めたところに非常に特徴があるわけですね。  免許法以前の教員免許に関する規定というのは遠くさかのぼって明治三十三年の勅令第百三十四号...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、教育職員の資格と免許に関する基本的事項を定めておる現行の教育職員免許法、五章二十二条と附則からできておるものでありますけれども、この免許法は、先ほど私たち申し上げた五つの原則、この点、先ほどから確認をしていただきましたけれども、そこで、今回の法改正という...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、私は具体的にそれぞれの内容について細かくお聞きをしていきたいと思っています。  今回の場合、この内容を見ますと、普通免許状を学歴によって三段階に分けたり、大学で修得すべき単位数の引き上げをしたり、教員の教職の専門性を強調する考え方が非常に目立っておりま...全文を見る
○中西(績)委員 今お答えありました幅広い人材をということで、教職経験なり、あるいはそうした資格を持たない人を登用するというこのことが極めて限定をされておるということを言われたわけでありますけれども、このことについてはまた後ほど細かくお聞きをさせていただくことにいたしまして、次に...全文を見る
○中西(績)委員 今言われるところでは、三種類に分化したということは、幅広い人材、そして二種から一種へ、あるいは一種から専修へというふうに、言葉を使わさせていただくならば、上進ということがあることによって向上への努力、そういうものを考えてこのような専修などという今までなかったもの...全文を見る
○中西(績)委員 私は、先ほども申し上げましたように、現行の制度の中で特別こういうものを設けなくてはならないという理由がどうしても今の答弁では納得できない。今ある制度を十分内容的に把握をして、言われるように、例えば、専修ですからこれはもう修士課程を卒業した人ということになるわけで...全文を見る
○中西(績)委員 今のお言葉を聞いておりますと、どうしても、学歴主義的なものがその根っこにあって、それを合理化するために今まで答弁のあったような内容で開放制あるいはその他の五つの原則を堅持をしておるのだというような言い方で聞こえてくるわけであります。ですから、例えば一種免許状の場...全文を見る
○中西(績)委員 そのようなことは考えてないと言われますけれども、ただ局長あるいは大臣、私はぜひ理解をしていただきたいと思いますのは、今局長が校長のリーダーシップによって組織づくりをしてもらいたいということを言われましたね。これは信頼関係がなければできません。あるいはリーダーシッ...全文を見る
○中西(績)委員 そこで、私は教育職員養成審議会委員の名簿を見させていただきました。大変失礼な言い方ですけれども、本当に現場を御存じの方がこの中で何人いらっしゃるだろうかということを、私はこれを見て感じます。ですから、今一年七カ月、そして現場のそういうものを十分取り入れたというよ...全文を見る
○中西(績)委員 教職員団体というのはどこですか。
○中西(績)委員 そこで、今言われました公立大学、私立大学、市町村教育委員会あるいは小中高特の関係者、こういうところには現場の皆さんはほとんどいらっしゃらないと思うのです。ただ、四団体の場合にはある程度出てきたかもわかりません。しかし、そういうところの人がむしろそういう三段階とい...全文を見る
○中西(績)委員 その上に立って、序列化ではないとさっきから盛んに答弁されていますし、この職務内容は異ならないということを言っておるわけですから、そうなりますと、免許状の種類によって教員の身分だとか給与だとか人事だとかに差異がもたらされないということを確認してよろしいですか。
○中西(績)委員 そうしますと、給与は教育職俸給表の例えば(二)でいいますと、教育職俸給表(二)級別標準職務表というのがございまして、職務の級は一、二、三、四級とあります。標準的な職務というのはここにあるわけでありますけれども、これが変わらないということを言っておるのですか。
○中西(績)委員 こだわるようでありますけれども、現在のところというのを強調しておる、大きい声で聞こえるものですからね。これは、将来は変えるということを前提にしておるのですか。
○中西(績)委員 現在考えていないということですが、考えていないならそのとおりだけで終わるだろうと思ったのですけれども、現在というのを強調するものですから、どうしてもそれにこだわるわけなんです。だから、あくまでもこの給与についてはこの表によりますということだけで私は理解したいので...全文を見る
○中西(績)委員 現在考えていないということを変えないということですか。
○中西(績)委員 これはこの前から論議されておるのですけれども、今それをあなたが固執するので、私はまたもとに返るのです。この一、二、三くらいで今まで質問をしてきたところにどうもこだわっておるから、私は裏に何かあるのではないか、こう言ったのですが、こう言っておかないと将来またいろい...全文を見る
○中西(績)委員 白紙であるというふうに理解をしていいですね。
○中西(績)委員 このことで時間をとったのではかなわぬわけですけれども、これにこだわるところを見ると、どうも前段から私が指摘をしておることとずっとつなげていくような感じがするわけですね。現在のところ白紙であるなら白紙、また問題が出てきたときにはそのことを提案するということになるわ...全文を見る
○中西(績)委員 だから、そこまで考えるということで一級との関係を位置づけしておるとするなら、今までだって修士卒の皆さんが来られておるわけですから、私の学校にも、驚くように今までとは違ってそういう人たちが何人かおるわけですよ。だから、既にそういう傾向というのは、自分が教師になりた...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この点は特にこれを設けるということの意味がどうもそこいらにあるような感じがしてならないわけですけれども、その点だけがわかりました。この点はまた改めて同僚なりに明らかにしていただきましょう。  それでは、各都道府県あるいは市町村の教育委員会で免許状の種...全文を見る
○中西(績)委員 本来なら都道府県なりあるいは市町村委員会でこういう問題については問題が起こらないように、今文部省が示されておる、法律として出されておる基本姿勢というものをぴしっと認識をするなら、そこで出てきたそれぞれの免許状を取得しておる人が来た場合については、いろいろな見方を...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、この法律を見ますと、各学校の段階に大学院修士課程修了程度を基礎資格とする専修免許状を新設するということになっておりますけれども、修得単位数の引き上げに伴って大学院の整備、これにちゃんと対応しておるかどうかということになりますと、私はまだされておらないし...全文を見る
○中西(績)委員 その点は、例えば希望する人なりこれから後出てくるであろう数、そういうものと大学におけるそういうものを、今あなたが答弁されたということは、細かく計算してみてその結果ですか。
○中西(績)委員 これは詳しく計算はされておらなくて、今あるものをずっと拾い出しての話だろうと思いますね。ですから、単位が増加され、特に教職なりが増加された際にそれだけの講座なりなんなりがずっと設置できるかどうかというのは私は大変危惧をしています。ですから、これが今のような一般的...全文を見る
○中西(績)委員 これは参考人の皆さんも随分指摘をしておったところですから、一応何年というなら何年という見きわめとそれから計画とをどのように合致させるかということで、ぜひ早急に案を練っていただいて提出をしていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
○中西(績)委員 早急に検討して、そうした案を我々のこういう場に出していただきたいと思います。この点、委員長の方からもひとつ確認をしておいていただきたいと思います。  時間がだんだんなくなりまして大変恐縮ですが、そこで、二種免許から一種免許へという義務的なものを改正案では設けて...全文を見る
○中西(績)委員 最初に私は今度の法改正についても五つのことを原則にしてやるということを申し上げたわけでありますけれども、そういう中で特に教員免許というのは教育現場でのそうしたお互いの研修、そのことが物すごく大きなウエートがあると私は思うのです。大学のあるいは認定講習など私は否定...全文を見る
○中西(績)委員 私が言っているのは、実践もあるでしょうけれども、物すごく大事なことは、職場における自主的な、自発的な研修ですよ。これが物すごく大事だということを私は言っているわけですね。私たちの経験の中では、実際に現場でやっているときなんかは、自分たちで金を出し合って、わざわざ...全文を見る
○中西(績)委員 だから、その今の局長の答弁というのは、受講者、受けたいという希望がある人の意見は十分聴取をしてその上で対応をしていく、そのためには幾通りかのそういうものが出てくるでしょう、こういうように理解をしてよろしいですか。
○中西(績)委員 ですから、やはりそのことがまず前提にあってされるということになるわけですね。ですから、今私が申し上げたように、これは文部省などが決めるわけにはいきませんけれども、例えば大学あたりでは、ある教授なら教授に依頼をするということになりますと、カリキュラムをつくって、現...全文を見る
○中西(績)委員 受講者の本人の意見を聞く、このことを私は重視したいと思うのですね。ぜひ生かしていただければと思います。  そのときに、いろいろな形態はあると思うのですけれども、もし休職をして行かなければならぬという場合、あるいは休暇をとって、あるいは勤務の中でそのことが任命権...全文を見る
○中西(績)委員 ちょっと最後のところをもう一遍聞かしてください。
○中西(績)委員 私が今申し上げたのは、三年間の期間から除くというのは、産休だとかいろいろなものを付しての話ですから、私の質問の趣旨とはちょっと違うのです。  講習会等を受講するときに本人はどういう形態になるのか、ここいらはお考えになっておられるのか。先ほど県教委なりなんなりで...全文を見る
○中西(績)委員 この点、もう少し時間があれば掘り下げておきたいと思ったのですけれども、一応今のお答えでとどめておきます。  そこで問題は、教養審の答申の中に「十五年以内に標準免許状を取得させるものとする措置を講じる必要がある。」ということを言っておりますだけに、私はさっきの十...全文を見る
○中西(績)委員 これは、特別のものを設けておらないだけに、あくまでも本人が自主的に研修をするということが基礎になると思います。ですから、それをどう手助けをするかということになると思いますので、その際に、先ほど最後の方に言われました従来のやり方になりますと、その当該学校の管理者な...全文を見る
○中西(績)委員 そうすると、状況によってはその人のそのような受講だとかなんとかを制限するということを言っているのですか。
○中西(績)委員 地域の実情だとか学校の状況によるということを言っていますけれども、これはどういうことを指しますか。
○中西(績)委員 そうすると、選別があるということを言うわけですか。
○中西(績)委員 派遣をするに当たって、わざわざ専修という制度を設けているわけですからね、だから、それに向けて本人が希望をするということになれば、さっきの二種から一種の場合にはちゃんと本人の希望を聞いてまでするというあれがあるわけですね。そして、なおかつ今度はさらに一種から専修へ...全文を見る
○中西(績)委員 学校運営上ということで縛られますと、これは何でもつけられるのですよ。理由づけになるのです。一番危ないことを今言われたのですよ。例えば私が学校管理者になりますと、幾らでも理由をつけられますよ、学校運営上と言ったら。だから、私はさっきからそれにこだわるわけですね。だ...全文を見る
○中西(績)委員 今の一番後段のところだけ積極姿勢を認めるわけです。局長はそういう答弁の中に学校運営ということを言われたから、私が聞くと学校運営と言わざるを得ぬ、こう言うわけです。ところが、その学校運営というと、それは今度拡大されてどんなことだって適用できるということになるわけで...全文を見る
○中西(績)委員 こうして正式なやりとりになると、それが今度は後に残るもので、私は非常にそれを恐れているわけですよ。これでやられるとどんなことだって制限できますよ、理由づけすれば。だから、これだけは学校運営上なんというような大きなあれで一くくりにやられたのではかなわぬですね。これ...全文を見る
○中西(績)委員 私も言おうと思ったのだけれども、大臣、今の論議の中でそういうように網をかけると、これは現場では全部にかかるのです。このことをまず知ってもらわなくちゃなりませんので、この点は大臣、ちょっとお考えいただいて、後で打ち合わせしていただいて、そこらについては本当に積極面...全文を見る
○中西(績)委員 その場合に、特別免許状を交付する場合の教育職員検定試験というのがございますが、この検定の基準というのはどういうものですか。
○中西(績)委員 極端なことを言って失礼ですけれども、県教委なりが特定の人を採用したいということでもって、例えば登録試験あたりに合格してない人がおりますね、そういう人をぜひ何とか採用してやりたいというようなことでこの試験を受けさせ、そしてそこで検定基準に合致をしたということを認定...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、この特別免許状教員というのは常勤教諭になるわけですね。そして特別非常勤講師の場合にはあくまでも非常勤講師ですが、この特別免許状教員というのは定数の中に入りますか。  もう一つ、特別非常勤講師の場合には定数外になって、今現場では非常に困るのは、非常...全文を見る
○中西(績)委員 特別非常勤もそうですか。
○中西(績)委員 そうすると、定数計算でなしに枠外でこれを任用できるということで理解をしてよろしいですか。
○中西(績)委員 そうしますと、この数というのは極めて限られておるということで理解をしてよろしいですか、この両者については。
○中西(績)委員 だから、その数は極端に多くしないということになると思いますが、その場合、当該学校がぜひこういうものはということでもって教師みんなが認めてこういう方向でいこうということを決めるわけですから、系統的な指導計画というのが学校にはあるわけですから、その中で合致するもの—...全文を見る
○中西(績)委員 そうなりますと、学校の指導計画なりそういうものは完全に無視ですか。だれかが勝手に決めて、ことしは何名だ、そしてそういう者はどんどん派遣をしたい、こういう形でやっていくのですか。
○中西(績)委員 だから私は、やはり当該学校というものが中心に座ってその上で十分な調整がなされないと、これは大変なことになると思いますよ。  この点だけは、今のような答弁でなくてもう少し実態とこれから後どう効果を上げていくか、今一番何が望まれているかという、これなしにやるという...全文を見る
○中西(績)委員 いや、だからそこには学校のそれに沿わないというときには、やはり何かチェックできるようにしなければだめですよ。時間がなくなりましたから、問題としてこれも残しておきたいと思います。  それからあと教育実習の問題ですけれども、教員養成における教育実習を見ますと、これ...全文を見る
○中西(績)委員 私は、やはり実践、そして現場での研修、そういうものとあわせてこのことが非常に重要視されておったのですけれども、余りこれについては改善しておらないようでありますね。また、実際にはなかなかできにくいということもあるだろうと思いますけれども、いずれにしましてもこの問題...全文を見る
○中西(績)委員 だから、さっき私が指摘したように、これは困るのですね。こういう制度を設けてこれを全部その定数の中に入れていったら学校運営なんというのはなかなかできにくくなっていくのですよ、数が多くなってきて。だから、それを聞いたのですよ。これは今改めてあれしませんけれども、大変...全文を見る
○中西(績)委員 以上で終わりますけれども、先ほどの関係で大臣に最後に答弁ということでお願いしてありましたので、お答えください。
○中西(績)委員 肝心なところを答弁していないけれども、時間が来ましたので、終わります。