中西績介

なかにしせきすけ



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開催日 会議名 発言
03月27日第118回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○中西(績)委員 私は、この芸術文化振興基金を設置をいたしまして振興会なるものをつくり、そして国立劇場法改正をいたしましてこのような法律を策定するに当たって内容を検討さしていただきましたけれども、特に問題になる点についてのみ時間の関係から討論をしたいと思っています。  それでま...全文を見る
○中西(績)委員 私が異質と申し上げましたのは、国立劇場の管理運営、そして今舞台芸術の問題をと言っておりましたけれども、今度の場合には、民間資金まで含んで芸術文化振興基金の助成ということを中心にしてやるものと、そこにはおのずから無理な組み合わせをしておるのではないかという気が私は...全文を見る
○中西(績)委員 この点、まだ納得できませんけれども、そうした問題につきまして、問題提起をしていただく意味で、中長期的なものを含めて早急に出していただくことをお約束いただきたいと私は思います。そうしないと、どうも急にこうした問題が出てきたということもございまして、内容的に煮詰めな...全文を見る
○中西(績)委員 大体、振興会の基金運用益助成によってやることの意味を申されましたけれども、私はこれを確認する上でさらに基本的な問題をひとつ提起をいたしますので、この点で文部省の方、了解できるかどうかお聞きしたいと思います。  それはまず第一に、市場経済社会のもとで芸術創作活動...全文を見る
○中西(績)委員 時間があれば今の問題ももう少し踏み込んで聞きたいと思ったんですけれども、何せもう時間がたち過ぎていますからやめにしますけれども、いずれにしましても後でまたそうした問題、細かく出てくるところもございますので、そのときにまたあわせて申し上げたいと思います。  そこ...全文を見る
○中西(績)委員 今お答えがありましたけれども、五百億になったそのことについては、私まだ余り――三千億あるいは四千億というその基礎になるものは、やはり百五十億なり二百億という資金が必要なんだ、芸術に対する援助と申しますか助成というか、こうしたものが必要なんだ、それはなぜ必要なのか...全文を見る
○中西(績)委員 私が言っているのは、両々相まってとかなんとか言う前に、今基金の問題で討議をしているわけですから、その場合にわずか五百億という金額で基金としたということ、ここにやはりあれほど大きく皆さんが打ち上げ、要求をし、動きがあり、そして、海部総理に言わせるなら目玉みたいなこ...全文を見る
○中西(績)委員 それともう一つ、大臣が今言われましたように、これから後の対応としては、これを増額していく。だから、余り途中で腰を折りますと、今度は立ち上がるときになかなかこれは、例えば九〇年度の予算、平成二年度予算でこれはなしにして、もう一年もないで、二年間もこれがいったら、後...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、これから後の問題は、ぜひ大臣も別枠ということを志向して、その達成のために、全部がとれなければどこかの項目だけでも一つでもそういうものを達成して、一つずつ打ち抜いていく、やはりこういう姿勢が欲しいのですよ。しかし、今までそれがなかなか実現できておりません...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、五百億にプラスをする民間の資金百億、これは現状どうなっていますか。
○中西(績)委員 金額は。
○中西(績)委員 そうすると、今の答弁をお聞きしておりますと、推進委員会の方の御努力がどのようになされておるか私わかりませんけれども、どうも百億は困難みたいな感じがしてなりません。  政治資金についてはどんどん出させるけれども、本当に大事にしなければならない文化芸術、こうした諸...全文を見る
○中西(績)委員 ぜひその点については、この五百億そのものも当初の目標からいたしますと額は大変小さいし、しかも、大きくでなしに小さく見積もった百億も何とかして達成するという。まず一番最初が大事ですから、この点だけはひとつ落ちのないように粘り強くやっていただきたいと思います。  ...全文を見る
○中西(績)委員 ちょっと違うのです。  助成申請を公募するということであって、この点全部を一つずつ今お答えいただくともう時間いっぱいになりますから、大体そういう内容を含んでの委員会、運営委員会なりあるいは審議会なり、こういうものの御決定はいただけないのか、こういう点でお答えい...全文を見る
○中西(績)委員 特に今までの文部省の民間芸術等振興費補助などにつきましては、今まであるものについては、例えば芸術創作活動促進事業だとかあるいは青少年芸術普及事業だとか、こう挙げていきますと、事業、事業、事業になっていますね。それに限定されてきていますでしょう。ですから、今回の場...全文を見る
○中西(績)委員 私が言っておるのは、運営組織が、今までだったら固定化された部分を対象にしていきますので、事業ということに向けてやっておりましたから今までのもので可能であったといたしましても、今度はそれを柔軟に、広く、しかもここに書いてありますように芸術家個人、団体というように広...全文を見る
○中西(績)委員 そうすると、専門家の皆さんとかいろいろなそういう方々を登用して審議会なら審議会を幾つもジャンルに沿ってつくり出していくというようなことはしないということですか。
○中西(績)委員 では、できるだけそうした声が、しかも皆さんに公開できるような内容でもってやるように、今度は新しい発想でぜひこれはつくり出していただきたいと思います。そうしないと、従来からあった分捕り合いだとかなんとかいう格好になってまいりますと、もうこれを設けた趣旨そのものがだ...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この問題はよほど皆さんの御納得をいただけるような論議をしていかないとまたいろいろ問題を醸し出してくるのではないかと思うのです。  ですから、やはり何といっても今度の場合には三十億なら三十億という限定された予算の中でこうしたことを始めるわけでありますか...全文を見る
○中西(績)委員 だから一口で言うなら、皆さんが職業的に自立できる、プロはプロとして活動できるこの底をどう支えるかということになってくるんじゃないかと私は思うのですね。ですから、その条件には、またいろいろな広い分野があろうと思いますから、そのことについては私は触れませんけれども、...全文を見る
○中西(績)委員 したがって、二国問題も先ほどの予算との関連が出てくるわけでありますけれども、単年度――単年度というか短い年度の間に五百億という大変な財政力を必要とする内容でありますから、この分につきましても先ほどから申し上げるように別枠なりなんなりのそういうようなものの発想があ...全文を見る
○中西(績)委員 終わります。
○中西(績)委員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいまの法律案に対する附帯決議案について御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     国立劇場法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、芸術・文化振興の重要性にかんがみ、次の事項について特...全文を見る
04月20日第118回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○中西(績)委員 私は、先般本委員会で大臣所信表明八項目、文部省所管予算概要説明九項目について伺いましたが、短時間でありますけれども、予算委員会でもちょうど討論されておりますので、予算を中心にして質問を申し上げたいと思っております。  一口にしてこの予算を評価いたしますと、大臣...全文を見る
○中西(績)委員 一般会計予算、そのことを言うと、では防衛費はなぜ伸びるのかということを私は言わなくちゃならぬようになってくるのですね。文教行政費というのは、百年の大計だとか皆さんの中では絶えず言われる。そしてさらに近ごろは、国際的だとかいうことがもう言葉だけは飛び交うわけですね...全文を見る
○中西(績)委員 ベア分は今度どれぐらいになるのですか。
○中西(績)委員 ですから、このようにしてベア分が当分続くといたしますと、この分だけを考えても大変なことだということはおわかりいただけると思うのですね。ですから、物件費の方になりますと、本年度、平成二年予算というのは二三%を切って二二%台、人件費が八〇%になる時期はもう近いとしか...全文を見る
○中西(績)委員 いや、私はこれが胸を張って、八〇%近くも人件費になってわずか二〇%程度しか物件費がないというような予算が正常な予算だと言えるかどうか、この点、どうですか。
○中西(績)委員 ですから、人件費が政策予算であるということを今主張しておるようでありますけれども、私は、それを言うなら文化庁の予算なりなんなりをどうするか、まだ多くの問題がそこにあるわけですね。文化庁の予算がどだい四百億わずかぐらいのところはどこを探してもないでしょう。このこと...全文を見る
○中西(績)委員 平成二年度予算が明らかにされ、それが審議されておるときだけに、あえて私はこれを強調したいと思うのですね。実際にこれから一年間の予算というのはこのようになっています。今まで努力してきたけれども、この結果でしかなかったということになってまいりますと、今度はそれを乗り...全文を見る
○中西(績)委員 概算要求はいつごろから具体化していくのですか、会計なり中では。
○中西(績)委員 そのころになってまいりますと、国会は休会になってしまうわけですからね。ですから、本当にやる意思があるなら、今までほとんどの大臣にそういうふうに確認をしてきているのですよ。ですから、もし保利大臣がそのことが言えないということであるならば、保利大臣の姿勢というのは余...全文を見る
○中西(績)委員 それでは、この時期に向けて概算要求する体制をこれからとっていくわけでありますけれども、予算終わったら、もう直ちに入らなくちゃならぬと私は思うのですが、そうした時期にも全くそういう考え方はない、シーリングがあるためにできないということですか。
○中西(績)委員 いや、まあいろいろ言うけれども、別枠を目指してやるということは言えぬということですね。そのように確認していいですか。
○中西(績)委員 ですから、やはり政策の裏づけは、この大臣所信の裏づけは予算だと私は思うんですよね。ところが、ここにはいろいろたくさん書いてあります。書いてあるけれども、今までどおりを踏襲してその域から出ない、こういうことになるのか、いや、それを乗り越えてでもこの部分についてはや...全文を見る
○中西(績)委員 これはまた今後の問題として、課題としてお預けをしておきます。  次に、特に先ほどから指摘をしております物件費の中に入るわけでありますけれども、公立学校施設整備費を一つの例として見ていきたいと思いますが、これを見ますと八〇年、五十五年が最高で五千七百十三億ありま...全文を見る
○中西(績)委員 そういたしますと、それぞれの町教員から上がってくる要求に対しまして町の平均請負費率による減率というのがありますね、百分の九十六。例えば一千万なら一千万国庫補助事業分があるといたしますと、それに百分の九十六を掛けて九百六十万円としておるでしょう。そして、それに国の...全文を見る
○中西(績)委員 今局長、例えば給食場を建てるとか教室を建てるとかいろいろなときに、では町なりが示した額で一回で入札が済んでいると思いますか。近ごろ、なかなかそれができにくくなってきておるという状況ですよ。なぜかというと、労賃が高くなった、労働者がいないというようなことも含めて、...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、例えば過疎法を決めるに当たって、財政力指数のとみに低いところについてはこうすべきだということを我々は主張しました。この点についてはこのように対応しようということを自治省なり国土庁の方にも認めさせて、やることにはいたしましたけれども、しかしもとになる補助...全文を見る
○中西(績)委員 確保していくというけれども、もう習いとして二百億、三百億、四百億というのが次々に減額されてきていますからね。これをとめるということになりますか。
○中西(績)委員 私はこのように増加する傾向があると思うのだけれども、今まで私が一番心配しておるのは、例えば皆さん方がレクチャーするときに県教委なりなんなりにちょっとそういうものを聞かせさえすれば抑えることができるわけですよ。そして出てくる数字を操作することは可能なんです。  ...全文を見る
○中西(績)委員 離島対策の一環としてやるということですか。今お聞きするとどうも離島ということが聞こえたのですけれども、そうでなくて、〇・二以下が六百もある。そうすると、離島だとかそういうものが多いだろうと思います。あるいは過疎の地域が多いだろうと思う。しかし〇・二というのは——...全文を見る
○中西(績)委員 これは〇・六ぐらいになっているのですよ。ですから、過疎地域における平均以下のところというのは財政的には今非常に厳しいところです。私はもう極端な例で〇・二ということを言ったわけでありますけれども、こうした点についてもう少しきめ細かい配慮なりをしておかないと、あなた...全文を見る
○中西(績)委員 この点については、これから後のまさに公共事業的なものですし、日本の経済の中における大変大きな位置づけとしても、こうした問題等についてはまたもとに返すなどということになりますと停滞してしまうことになるわけですから、五千五百なら五千五百ということをもう通常化してしま...全文を見る
○中西(績)委員 この一万三千三百人、これすらも達成されなかったということは、文部省としては最大限の努力をするということを言い続けてきておりますけれども、私はこれはこの平成二年度、九〇年度予算の中の最も重要な環をなしておったと思うのです。その点が削減をされるということになりますと...全文を見る
○中西(績)委員 今八〇と申しましたが、七〇・五%じゃないですか。そうでしょう。ですから、まだ三〇%近くあるわけです。大体平成元年の予算がやはり自然減を充て切らなかったところから始まって、このような結果が出てますから。  それで、もう一度聞きますけれども、大蔵省あたりで法律を改...全文を見る
○中西(績)委員 私は、この前タイの文教委員の皆さんが見えたときに、こちらで作成をしたかと思いますけれども、私たちがいただいた資料の中に、教師一人当たりの生徒数というのが日本の場合にはタイよりも悪いのですよ。これは恐らく文部省かどこかがつくった資料だろうと思うのですけれども、タイ...全文を見る
○中西(績)委員 そうしますと、一人当たりの金額は何ぼになるのですか。
○中西(績)委員 そうしますと、三百六万九千円、私は十七カ月分でやりまして五百万近くぐらいになるのじゃないかというような想定をしておったのですけれども、五百万にいたしましても一万一千二百八十七人分あるのですね、この二百七十八億円というのは。それに該当するのですよ。そうしますと、三...全文を見る
○中西(績)委員 そうすると、六百十三万八千円に一人当たりなるわけですね。それで割っても約一万人近くになるのですね、この金額を割っていきましても。
○中西(績)委員 いろいろな事務費があるとか何とか言いますけれども、それはこれがあるかないかによって、この全額、計算できるわけですから、あるのかないのか、初任研修というものを実施をするかしないかということになると、これが全額になっているわけですから、その分で今言う一人当たりの数で...全文を見る
○中西(績)委員 ちょっとわかりませんけれども、質と量と重視をするということを言っておりますけれども、私が言っているのは、どちらを優先しますかと言っているのです。はっきりしてください。  この初任者研修、今度は法律にあるものを完成させることを最優先にするのか、こちらを最優先する...全文を見る
○中西(績)委員 前々からあってその実現を目指してやっているのに、これは割り込んできたのです。あなたのところが、自民党の政策として。そうでしょう。これについては我々は賛成していませんからね。定数については我々はむしろ賛成をしているわけですから、全体の合意からいたしますと、定数改善...全文を見る
○中西(績)委員 私は、先ほども申し上げましたように、第五次策をつくるときに随分主張したけれども、空白期間を一年つくりました。その前までの期間は五年間ごとにずっと連続してこれが策定されてまいりました。ところが、一年間の余裕期間をとってそしてつくり上げたのが十年でしょう。ですから今...全文を見る
○中西(績)委員 くどいようですけれども、ではいつから手がけますか。
○中西(績)委員 大臣、今の御答弁を聞いておりますと、私は、これはやらぬのじゃないかと思うのですね。そして、ことしの予算の中でも到底できっこないような状況というのが出てきた。それを期待をするかのような感じが私はしてならぬ。二万人を超えるこの数、もう実現できないからあきらめて——こ...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、私は、この二万三千人を超えるこれを実現することがまず当面の課題であるということは論をまたないわけでありますけれども、それを、来年の予算を目指していく過程の中で、ぜひその次の年にはこの策定をやっていくというぐらいの熱意がないと、もう底を見られていますよ。...全文を見る
○中西(績)委員 各県別ですね。では後でその資料を提出を願いたいと思いますが、委員長、よろしいでしょうか。
○中西(績)委員 そのような格差が義務教育段階で、これは国が特定をしてやった場合にはそのことである程度最低保障というのがなされますけれども、一般財源化されますと、それより今度減額されたということになってまいりますと、そこには格差がさらに拡大をしていくということになってまいります。...全文を見る
○中西(績)委員 その考え方が誤りであったということを認めなくてはならぬと思うのですね。ですから、少なくとも義務教育段階におきましては可能な限り格差がないように最低の保障をするということがなければならぬと私は思います。  旅費についても、これを見ますと四・三%増ですね。五年に四...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、先ほどの答弁の中にございましたように、来年二万三千名を超える数を実現するということで、この部分も来年は一挙に、事務では六〇%、栄養職員では四五%を達成をしていただくということになるわけですね。そうしないと、私はどうも、ここをおくらせておる理由というのが...全文を見る
○中西(績)委員 局長の答弁がそれを強弁するということであれば、そのように私は理解をし、そして信頼をしたいと思う。  この分で最後に、国内総生産に対して公教育費支出比率が他の国よりも日本の場合は小さいわけでありますけれども、こうした中でもう少し公教育費支出比を高めていくというこ...全文を見る
○中西(績)委員 大臣のそうした決意に期待を申し上げたいと思います。そして、当面最も必要だというところから定数を配置をすると答弁なさっておりますので、事務にいたしましても栄養士にいたしましても養護にいたしましても、子供たちとの関係からいうと、今学校内で生徒とのかかわりからいいます...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、私はこの点、何としてもその額あるいは率を少しでも引き上げるという、ここに集中していただかないと、生活費からいたしますともう限界に達しておるとしか言いようがないわけであります。  先ほど授業料の引き上げ額、一〇・六%の改定率、アップ率で、月額にすると二...全文を見る
○中西(績)委員 この分で、もし国から交付されている交付税——交付税で全部措置するわけですから、それが例えば一人当たり幾らということになるでしょう。それで計算しているのですね。そうすると、それにプラス県段階でアルファをつけてやった場合に、制裁をしておる、交付金を削除されておるとこ...全文を見る
○中西(績)委員 それは自治省からの方もないわけですね。自治省側もやってない。そういうふうに確認してよろしいですか。
○中西(績)委員 これはまた後に問題を残しまして、もう少し私も検討して質問をしたいと思います。  時間がなくなりましたので、当面一番問題になっているところだけ、一つだけお聞きしますが、第二次ベビーブームの時期になっておりまして、八九年、昨年春の不合格者は四十万を突破し、入学者が...全文を見る
○中西(績)委員 時間が参りましたのでやめますけれども、私は、先ほどの審議会のあれからいたしましても、国立学校特別会計の問題なり、最初に問題になりました教育改革問題なり、さらにまたODAの関係あるいは文化庁予算の関係等、たくさんの問題がまだございますので、またの機会に質問をさせて...全文を見る
06月15日第118回国会 衆議院 文教委員会 第15号
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○中西(績)委員 私は、今まで同僚委員から相当の時間をかけてそれぞれの条項についてもあるいは問題点についても指摘があったわけでございますが、ただ先ほど沢藤委員からも指摘があっておりましたように、この法案についてはもう少し慎重にやるべきではないか、あるいはそれぞれの条件なりが整った...全文を見る
○中西(績)委員 今言われたような事柄についてここに文章化できなかった理由というのは、そうしたことも含めて、今私が指摘をいたしましたように、振興のための基盤を整備するということだけでなしに、全般的に生涯学習というものを体系的に明らかにしておく必要があったのではないか。  先ほど...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、これは個人的な私案であるということを言っているわけですね。しかし、いずれにいたしましても、文部省の中においてこうしたことが論議されておったということは否みようのない事実なんです。  それはやはり一定の方向性というものを見出さなければならぬということが...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、この前の論議を聞いておりましても、国民の間に生涯学習という概念はおおむね定着していると考えるからあえて明文化する必要がないという、強弁はしませんでしたけれども、それに近いようなことが言われておったのです。であればであるほど、生涯学習の振興についての基本...全文を見る
○中西(績)委員 そこで私は、先ほどちょっと言っておった問題として、今回のこの生涯学習振興法というのは、文部及び通産両大臣の共管によって行われるものとされており、厚生省だとか労働省だとかいうのは所掌にかかわるものについてはその対象外となったものであるという見解を私たちはいただいて...全文を見る
○中西(績)委員 法律の中にこうしてちゃんとうたってあるわけですね。「職業能力の開発及び向上、社会福祉等に関し生涯学習に資するための別に講じられる施策」ですから、別に講じられるわけです。文部省とは別に講じられる。そして、しかもそれは、さっき言ったように対象外になっている、こういう...全文を見る
○中西(績)委員 それで私は、この論議をする際に大事なことは、今言うように、三点セットについてこの法律は示されておるものだ、こう言っているわけですね。ところが大事なことは、生涯学習というのは、そういうことを五条から九条にある部分をちゃんと実現しさえすれば生涯学習というものがうんと...全文を見る
○中西(績)委員 だから、民間がかかわるから通産大臣が云々ということになっているようですが、先ほども出ておりましたように、参考人が配付されました資料を見ましても、それは大変ですよ。「学習人口の現状」というのがありますが、教育委員会、公民館、体育施設等が開設する学級、一千八百七万人...全文を見る
○中西(績)委員 今大臣は答弁の中で、審議会の委員には各省庁の関係の専門家、こういう皆さんが対象となって参加をされるというようなことを言っております。そのことはまた一つの手だてだろうと思いますよ。  ただ、通産というものが入ってきたのは、今あなたがおっしゃったように、体育館を初...全文を見る
○中西(績)委員 では、もう一回聞きますけれども、そうすると、臨時教育審議会のメンバーであった人たち、生涯学習に移行するということを討論をなさった方々、それから中教審の小委員会ですかの方々あたりは、この法律をもって百点満点つけているのですか。審議してきた過程の中からどうなんですか...全文を見る
○中西(績)委員 それで、私はやはりさっきから申し上げておるように、これはもう明らかにこの二条についてはそうした意味で労働省なり、あるいはこの文言からすると厚生省になりますか、こういうところあたりが別個のもの、あるいは政策としてはそれぞれが実施しているそのことを、あるいはしようと...全文を見る
○中西(績)委員 先ほどの青森市の所長さんが言われておりましたね。研修なりいろいろな大学との連携等については大変うまくいっています。それは受ける側から要請をすれば長期講座とかなんとかに支障がない限りそこに出席をしていただいて大変うまくいっているということを言っていました。ですから...全文を見る
○中西(績)委員 一応私たちが期待をするような方向に向けて、こうした点についての枠、制限、統制、そういうものは一切ないと私は確認をしておきます。  それから、今度は二項目目の「都道府県の教育委員会は、前項に規定する事業を行うに当たっては、社会教育関係団体その他の地域において生涯...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、今言う学校教育あるいは社会教育にかかわる部分、さらにまた各種の団体があるわけでありますから、そうしたものとの連携、こういうところを、自主性がそがれてまいりましていろいろやられるということになってまいりますと、それぞれの社会教育にしましても学校教育にしま...全文を見る
○中西(績)委員 局長、博物館法を例にとって基準があるからというこの言い方は大変私、聞きづらいですね。少なくともここにあるように推進体制整備に関する基準なんですね。体制の基準と博物館という一つの社会教育推進、あるいは皆さんのそうした教養的な面を高めるための歴史というものからいろい...全文を見る
○中西(績)委員 私がここにこだわるのは、先ほども大臣が答弁のときに申されましたように、教育は教え育てる、学習は学び習う、それに者をつけたらということを言われました。私はなるほどそうだと感じました。やはり何といっても都道府県が事業をやる場合に文部大臣がそういうものまで、全部基準ま...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、自主性を尊重するということになれば、地域から大体どういうことがあるかという際に情報がちゃんとまとめて流せればいいことであって、ガイドラインまで私は示す必要はないんじゃないか。そうしないと、どうしても日本の文教行政というのは上から示す、あるいは他の行政に...全文を見る
○中西(績)委員 ですから私は、先ほども指摘をいたしましたように、学習人口の現状がどうなっておるかということからいたしましても、例えばカルチャーセンターというのはこの構想からいきますと、大都市圏、例えば東京二十三区だとか大阪だとかいうのは除外をするということになるでしょう。そうな...全文を見る
○中西(績)委員 私、こうしたものをつくる場合、基本構想をつくって、それから今度承認基準をつくって枠をはめていくわけですね。ですから、ちょっと構想が自分らに浮かんでこないのですよ、そういうものが。だから、むしろその地域で住民の皆さんの意見を聞き、また入っていただいて、そしてそうい...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、今説明をされたようなことであればあるほど私はもう一度再考していただいて、この点についてのこの法案そのものをつくり変えていただく。そしてそれは目的から定義からすべてが包含されたもの、かくあるべき、しよう、そして先ほども出ておりましたように、世界の皆さんに...全文を見る
○中西(績)委員 今のような答弁だから、第一、この法律は、本当にそういう意思があるかどうかということが大変危惧されます。  最後に、同僚議員が先ほど保留みたいになっていますから、それについての答弁を願うわけですけれども、正式にまだたくさんございましたけれども、以上でもって終わり...全文を見る
06月22日第118回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○中西(績)委員 極めて制限された中の質問でございますので、簡潔にお答えをいただければと思っています。  一つは、文部省に当初体育研究施設というものがなかったということもございまして、私たち論議をいたしました国立競技場と日本学校健康会の統合に伴いまして法案が可決をされました。そ...全文を見る
○中西(績)委員 この附帯決議が出てくる過程の中では、先ほど申し上げた国立競技場と日本学校健康会の統合に伴ういろいろな論議がされたときにこの問題が一つの課題として取り組みがなされたということを附帯決議——今附帯決議だけしか読まなかったけれども、その過程の中における話し合いが私は重...全文を見る
○中西(績)委員 このスポーツ科学センターですか、これをずっと内容を見て、前のものにも取り入れておったというけれども、一番基礎になるものが変わったというところに私は問題があるという指摘をしているのです。  内容的に見ましても、取り入れた部分、一部はありましょう。それはある。認め...全文を見る
○中西(績)委員 もう時間がありませんが言いますけれども、そうすると、この西が丘の土地が安い、西原の土地が高額であるがゆえに予算面で云々というようなことを言っておるようでありますけれども、では、ここの西が丘の競技場は、どこの所有なんですか。
○中西(績)委員 時間が来たようですけれども、そうしますと、ここに持ってくるということになりますと、私が一番心配するのは、今の国立競技場なり、例えばラグビー場だとかいろいろありますよね。そこの所管は、今言われたように日本体育・学校健康センターがやっておりますけれども、実際の運営面...全文を見る
○中西(績)委員 不満だけれども、終わります。
12月18日第120回国会 衆議院 文教委員会 第1号
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○中西(績)委員 本法案の提出について一、二文部省の姿勢についてただしておきたいと思っています。  まず第一点は、前回芸術文化振興基金を本院で審議した際にいろいろ取りざたされてまいりましたが、政策は本来ならば補正予算に計上すべきでない。しかも、余りにも国会終了間際になって提案し...全文を見る
○中西(績)委員 長々と答弁いただきましたけれども、この短期間の間にという、この提案の仕方というものに対する答弁は、私は今の答弁では納得いきかねます。特にこの極めて短期間の間にやるという、ここに私は問題があると思うのです。私は、院を軽視する、あるいは無視をしたということが問題なん...全文を見る
○中西(績)委員 こういう状況になっておるというのは最初からわかり切っているのでしょう。  それじゃ聞きますけれども、わからなかったのですか。
○中西(績)委員 それじゃこういうやり方に対しては改めないということを言うわけですか。大臣、どうですか。
○中西(績)委員 前回の討論というのを忘れたのですか。覚えていますか。しかも、少なくともこれは国の金でしょう。個人の金じゃないのですよ。財政が厳しい厳しいと言ってシーリング枠をかけ、四十人学級が果たしてできるだろうかとか、あるいは定数改善ができるだろうかといういろいろな問題等を含...全文を見る
○中西(績)委員 緊急だと言えば言うことを聞かなきゃならぬというような格好に多くの皆さんの物の発想はあるようでありますけれども、果たして緊急にやったことが好結果を生むだろうかどうかということの反省をしたことはありますか。私は決してそういう結果は生まれてこないんじゃないか。  そ...全文を見る
○中西(績)委員 だから言ったとおり、強化対策のための費用なりに充てればという、そこに集約されているのです。  私はそういうことを考えると、まず聞きますけれども、今までの政策が本当にそういう根本に触れるようなものになっておるかどうかということ。例えば体協の体質ですね。汚職体質あ...全文を見る
○中西(績)委員 スポーツというものは、先ほども同僚委員が世界共通の文化としてこれは大事にしなければならぬということを言っておられました。それと同時に、人間の体ですから、健康体を保つことによって特に生育時における、それから今度は我々が生涯にかけての本当に豊かな生活を営むための根源...全文を見る
○中西(績)委員 一番大事なことは、言わないから私申し述べますけれども、例えば選手を指導する場合に、すぐれた競技者であってもすぐれた指導者であるかどうかはわからぬですね。なぜかというと、今日本の選手で一番欠けておるのは何かというと、私たちが見ていて感じるのは、なぜ本番に弱いのか。...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、今まではなかったものを分離をして、そうしてやるということの意味は、ここをやはり重視をするということにつながるわけでしょう。それはいいですね。  そうしますと、地域でのスポーツ振興を図っていくときに、指導者の不足が大変な状況になっておる、これは認めます...全文を見る
○中西(績)委員 私はそんな中身を聞いておるのじゃなくて、指導者は不足しておるのではないですかと言っているのですから、不足しておるか不足してないかを答えていただけば結構なんです。どちらですか。
○中西(績)委員 結局不足しておるでしょう。どうして言えないんですかね。  そうなりますと、問題は、こういうものを研究、研修をするということをかつて二法人統合の際に、健康会と国立競技場の統合の際に、体育研究研修センターの基本的構想に着手をいたしまして、設立のための調査費増額など...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、全党で一致して附帯決議もつけたし調査費の増額までしていったのですが、その後、審議会の態度が変わりまして、これをスポーツ科学センター構想に切りかえるという事態が出てまいりました。  しかし、もう一度理事長にお聞きしたいのですけれども、本来ならば、こうし...全文を見る
○中西(績)委員 ですから、生涯学習ということが文部省の中で筆頭局になり、その中におけるスポーツ問題が大変重要だということはもう明らかであります。ところが、今も言われるようなことで、今こそ私は必要だという感じがするのですけれども、北区にある西が丘競技場をつぶそうとしておる。それは...全文を見る
○中西(績)委員 東京都内でなければできぬという言い方だし、私はその考え方に賛成できません。  じゃ聞きますけれども、鹿屋体育大学は指導者なりなんなりそういうものが不足して、あそこはもうだめになったのですか。最果てにあるんですよ。
○中西(績)委員 コーチの問題にいたしましても、そういう医学的ないろいろな学者あるいは職員、いろいろなものを整備しなきゃならぬということでしょう。そうなりますと、いつまでたっても少数の者でしかないし、そして合宿所は、今度はまたほかの種目については別のところにしなきゃならぬし、そし...全文を見る
○中西(績)委員 それで、上に壁をつくっていくあるいは塗りたくっていくという、こういうやり方ではなくて、私はやはり根本的にやり直すというつもりになって、そして新しい発想でこれをつくり変えていくということがなければ必ず失敗するだろう、こう言わざるを得ません。短期間でできるなどという...全文を見る
○中西(績)委員 私たち、これを統合する際に問題になりました事務所等についても、いまだに手がついてないみたいな感じがするのです。したがって、きょう理事長がお見えになっておりますけれども、この点どう進行しておるか、簡単に。
○中西(績)委員 そこで、今度また第一条「目的」の中に「スポーツに関する競技水準の向上等のために必要な援助」を行う、こういうことになっていますが、事業はさらに拡大しますね。大変な重責を担わなくちゃならぬと思うのですが、今の組織、機構でこの重責にたえ得るか、それが一つ。それからオリ...全文を見る
○中西(績)委員 ぜひ主体性を明確にして、そういういろいろな介入があってもちゃんと自立をできるようにしてほしいと思うし、文部省はそのためにそれをどうバックアップするかというのがこれからまた大変な課題ですから、この点はぜひ忘れないようにしていただきたい。要望だけしておきます。  ...全文を見る
○中西(績)委員 民間からの資金等についても、本来なら、外国の場合には、そこで働く人、それから企業との関係というのは極めて割り切っておるわけですけれども、だから要求するものは要求していくのですが、日本の場合には一家主義的なことをやってうんともうけておるでしょう。だから外国にどんど...全文を見る
○中西(績)委員 終わります。  一番の問題になりました障害者に対するこの問題は、学校でも絶えず裁判ざたになって現場も困っているし、理事者側も困っているわけでしょう。ですから、こうした点とあわせ、将来本格的にもう一度論議を起こしていくという、これが大事じゃないかと思っています。...全文を見る