中西績介
なかにしせきすけ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月22日 | 第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号 議事録を見る | ○中西委員 私は、平成十三年六月に文部大臣の大学の構造改革の方針、その1の中に「大学の再編・統合を大胆に進める。」ということになっています。私は、この大胆に進めるということは、メリット、デメリットがあって判断をしたと思うんですけれども、事前のそうした論議が尽くされておると思うんで...全文を見る |
○中西委員 その点で、今、世界の国際的な流れというのは、国際的には、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスを初めとし、中国はもちろんでありますけれども、公教育強化の方向に動いておるということを見落としておるのではないかということを特に私は強調したいと思うんです。 特に、人材ある...全文を見る | ||
○中西委員 その点だけで、ちょっと論議させてください。 今言われましたけれども、私は、衆議院調査局文部科学調査室の二月に出しました資料によって言っておるのですよ。 これを見ますと、例えば四十九ページに、大学(国立大学)の構造改革の方針、平成十三年六月、文部科学省となってい...全文を見る | ||
○中西委員 国際的な比較を出してください。 | ||
○中西委員 よくわからないのですね。 ですから、例えば、その大学の学生数、学部、いろいろあるでしょうから、そこにおける定数がどのようになっているかというのは、これは比較できると思うんですよね、やろうと思えば。やらないだけじゃないのですか。そしてさらに、研究費なり、そのために今...全文を見る | ||
○中西委員 だから、私たちは素人ですから、素人がわかるそうした資料なりなんなりをそろえて、こうしたときには、例えば少なくとも調査室がこうした資料を私たちに示していただけるなら、そうした問題、数字的なものから全部出していただくといいのですよ。 今、日本の例えば地方大学、それから...全文を見る | ||
○中西委員 私は、山梨のその問題につきましても、大学同士で話をして決めたということは聞いておりません。文部省の指導の中でこれが変更され、総合大学がなくなって山梨大学になった、こういうふうに聞いたものですから私は指摘をしたということが一つ。 それから、二つ目の問題ですが、辺野古...全文を見る | ||
05月22日 | 第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号 議事録を見る | ○中西委員 私は、研修問題に入る前に、学力問題と教員研修ということは極めて深いかかわりがあると思いますので、学力問題について一、二、整理をしながらお聞きをしたいと思います。ただ、時間が大変迫られておりますから、これで長時間やるということはできませんので、簡単にお答えをいただきたい...全文を見る |
○中西委員 私は現場におった経験もありますので、しかも、学力からすると県下で最低の子供たちの多い学校であったわけですね。そういう経験を持っておるだけに、今あなたがおっしゃった、子供たちに主体性を確保させる、みずからの創造性だとかみずからの力というものを感じ取ったときに、その子がど...全文を見る | ||
○中西委員 ただ、まだ反論したいこともございますけれども、時間がございませんから、一応置きますが、いずれにしても、先ほどから出ておるような管理あるいは統制、そういう体制の中では教育体制というのはできないということだけは、ここで付言をしておきたいと思うんです。 そうしないと、こ...全文を見る | ||
○中西委員 ですから、この前からずっと論議されてきた、そうしたことを堅持して将来もやっていただくということをここで確認しておきたいと思います。 特に今、市場原理あるいは競争主義を教育現場の中に持ち込むことによって、むしろ私は混乱が起こっておると指摘をしたいと思うわけであります...全文を見る | ||
○中西委員 今、私は、大学卒業、後でまた初任者研修等に触れていきますけれども、こうした問題を、実際に、卒業してもその職を得ることができないというのが八割以上おるわけでしょう。ですから、そうなると今度は、教員養成の大学なりこのあり方、そして、そこで存在する学生諸君の意欲、そういうの...全文を見る | ||
○中西委員 先ほど来ずっと、討論の過程の中でもいろいろありましたけれども、初任者研修あり、そして今度は十年研修。全国地方自治体の方では、既に幾つかの区切りを持ちながらやっておるという実態があるわけでしょう。ですから、私は、その中身がどうなんだということをやはりちゃんと体系づけてい...全文を見る | ||
○中西委員 特に今、少子社会になってまいりまして、生徒の数が減少している。そして、一つの政令都市で一教科に一人だとか、実際にその数が物すごい少ないでしょう。だから、財政的なものからいたしましても、そんなに大きな財政的な負担じゃないんですよ。これは計算をしてください。 ですから...全文を見る | ||
○中西委員 それじゃ、こういうことこそ中央教育審議会か何かに、あるいは教養審ですか、そういうところに提起をして論議してもらって、そして、強い発言をできぬなら教育国民会議か何かに頼んで言わせて、そうしたらできるんです。だから、それくらいの知恵を働かせなきゃだめだと僕は言っているんで...全文を見る | ||
○中西委員 今は、もうこれに反論しません。わかりました。 そこで、資質向上を図るための必要事項に関する研修を実施しなければならないとあります。 研修の事項、では、どういうことをやるつもりなのか。私は、現場におるとするなら、その人の専門性だとかいろいろなものがありますし、本...全文を見る | ||
○中西委員 それで、研修の事項でございますけれども、そういうものを皆さんが示す、示したものを本人がどう選ぶかということですか。 | ||
○中西委員 そこで、先ほどからの論議になるわけですね。随分やられておりましたので、私は、これをまた今繰り返すということ、もう時間の関係もありますから、細かくはやりませんけれども、本人がやりたいというものがやはり中心になるべきだと私は思いますよ。 そして、それを能力、適性等につ...全文を見る | ||
○中西委員 少なくとも、私はここでこれは余り言いたくなかったんですけれども、環境整備までということは。というのは、国が管理をしてやることに対して、私はもう根本的に反対なんです。ですから、私は、環境整備をやるならばということを前提にして聞いたんです。そうしないと、本当に現場は困りま...全文を見る | ||
○中西委員 ですから、その点で、大臣、先ほど私が申し上げましたように、管理者である者がこういうあれを全部評価をし、作成をし、そしてその中でやらせるという、この拘束された中でやるということを私はやめさせるべきだというんです。 ですから、少なくとも、研修を実施する、だから国がやる...全文を見る | ||
○中西委員 そのことについては反論します。 そこで、こうした問題について、この研修というもののあり方、選び方、どこでだれがどうするというようなことについて、私は、国が余りにもマニュアルを示してこれでやりなさい、こうしなさい、こうしなさいというようなことについてはやるべきでない...全文を見る | ||
○中西委員 終わりますが、最後に、先ほどから申し上げますように、研修そのものを国が管理するということについては、私はやはり、何回も申し上げたいと思います、反対です。そして、本当に本人が意欲的に、自主的に、自立的に、これをどうみんなが支えそして促進をさせるか、激励するかというのが、...全文を見る | ||
○中西委員 私は、社民党・市民連合を代表して、反対討論をいたします。 今回の教育公務員特例法の一部改正、この内容をつぶさに検討いたしました結果、まず第一に、国が研修を規制し、そして各自治体あるいは各教育委員会等の主体性を拘束しかねないような内容になっておるということを指摘しな...全文を見る | ||
05月29日 | 第154回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○中西委員 私は、本来ならば、きょう当委員会所属の委員が質問をすべきでありましたけれども、ちょうど個人情報保護法関係と全く同じ時刻に質問が重なるということもございまして、急にこうして代理を務めさせていただきます。 今までの論議をお聞きしておりますと、大体内容的にはほとんどと言...全文を見る |
○中西委員 時間がありませんので、私、細かくまた触れて、やる持ち合わせはありません。 ただ一つ、今お答えいただいた中で二つのことを最後に言われました。多数派を占めるための政治集団、そのための軍事資金というようなことまで言われましたけれども、そのことが交付金制度で、これを設置す...全文を見る | ||
○中西委員 時間がもう参りましたので、私は、本来であるならば、具体的な例といたしましても、先ほども論議されておりましたけれども、第百五十国会で審議されました野党案の私設秘書を含む主張に対しまして、与党側は反対をしてきましたね。こういう点について今度追加をする、こういうところまでい...全文を見る | ||
07月03日 | 第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号 議事録を見る | ○中西委員 私は、極めて短時間でございますので、基本的な問題について、私学問題、二、三聞きたいと思っています。 私立大学で、一九八〇年代、多くの問題が発生しました。顕在化してきたために、それから以来、過去二十年間、経常費補助金の不交付あるいは減額措置された大学が現在まで二十校...全文を見る |
○中西委員 私、この二十校分を詳細に調べてみましても、それで、その当時私が手がけた大学だけで三つあるわけですね。我々は立ち入ってはならない私立大学に対して、国が法律までつくってこれを規制しなくちゃならぬというところまで森文部大臣のときに論議をしまして、二校をそういう状況に追い込み...全文を見る | ||
○中西委員 それで、四年制大学で、四百八十五校中、交付されておる学校が四百三十一校、したがって五十四校が交付されていない。それから、短期大学で、四百八十九校中、四百三十校が交付され、五十九校が交付されていないということになっていますけれども、この理由は何ですか。 | ||
○中西委員 ですから、私の知っているところでは、定数以上に過大に入学させたり、いろいろなことをやっている。そのために不必要だと言って、どうせ申請しましても、この交付金を拒否されるわけですから。こういうところが、やはり、先ほどから言う、民主的な運営が本当になされておるかどうかという...全文を見る | ||
○中西委員 言ってしまうと、やはり運営が本当に皆さんから信頼される体制の中でやられておる。私が知っておるある学校は、破産した学校、大学であったんですけれども、大変心配したんですが、ある人が、名前は言いませんけれども、そこの理事長、買い取って理事長になってから、一切この方は、私が心...全文を見る | ||
○中西委員 終わりますが、ぜひ、少子化社会に向けてこれから大学が大変な競争社会になっていきますだけに、私は、やはり今こそこうした問題について、もう一度十分な精査と、そして、直接的に権力的にこれに介入だとかあるいは指導だとか、こういうことはいけませんので、自主的にどうさせるかという...全文を見る | ||
10月22日 | 第155回国会 衆議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○中西績介君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、小泉内閣総理大臣の所信表明に関連して、総理大臣並びに関係大臣に質問をいたします。(拍手) まず、朝鮮問題についてであります。 日朝両国の正常化交渉の歴史を振り返ってみますと、政党が政府間交渉の下準備をして交渉にこぎつけ、政...全文を見る |
11月08日 | 第155回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号 議事録を見る | ○中西委員 私は、専門職大学院制度並びに評価等について質問をしたいと思いますが、その前に、委員長にお願いを申し上げたいと思いますのは、本委員会のあり方であります。 特に、先般の連合審査、ずっと聞いておりましても、本当の議論になり得ていない。わずか十五分だとか十分だとかいう時間...全文を見る |
○中西委員 この前の個々の論議でもそうなんですけれども、この前の連合審査なんか特にそうだったんですけれども、皆さん何か胸に一物残ったまますべてが終わっているという実態を、委員長御自身も見たんじゃないかと思うんですよね。論議を尽くしたということが果たしてあるだろうか。ぜひそうした点...全文を見る | ||
○中西委員 今お答えいただいたけれども、このような長い時期、法律改正をせずにずっと来ていたわけですよ。だのに、今こうして法律改正をするということ、この意味は相当大きなものがあっての話だろうと思うんですけれども、そのようにとられておるかどうか、大臣。 | ||
○中西委員 先ほども帝京大学問題で論議されておりましたけれども、この種問題について、やはり文科省が毅然とした態度なり、確かに私立学校の場合には手を突っ込んでひっかき回すわけにいきませんけれども、そのことはわかりますけれども、適切な処理を果たしてやったかどうかということが私は今問わ...全文を見る | ||
○中西委員 私、見ましたけれども、やはり、全体の基本的な構想という中における位置づけだとかそういうものが非常に不足しておったと私は感じるから、したがって、こうした問題については、先ほど要請をいたしましたが、これから時間をたっぷりかけて、国の基本をなす教育政策というのは大変な私は重...全文を見る | ||
○中西委員 だから、予算が少ないということは自覚しているわけですよ。だから、私はこの計画なりなんなり、例えば法科大学院などになりますと、教授の数は倍、でなければ、今予定されておる教員一人に二十人という、ところが諸外国はそれよりまだ低いですね。 ということになってくると、やはり...全文を見る | ||
○中西委員 全部すっ飛ばして聞きますけれども、この評価機関が文科大臣が認証した認証評価機関でなくてはならないと言われておりますけれども、認証が必要なのかどうか。 例えば、進んでおると言われるオランダあたりにおきましては、公的大学でありましたために、当初は中央集権的な大学統制の...全文を見る | ||
○中西委員 いろいろ評価したり、基準を設けて、ずっと文科省が指導というか規制というか、こういうものをしていくことによって、今まで大学等で問題になるのは何かといったら、その網の目をくぐる、そういう問題が起こるわけですね。そうでなしに、それを自律的に自己規制できる体制というのがなけれ...全文を見る | ||
11月14日 | 第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○中西委員 私は、独立行政法人、特に文部科学省所管の問題について中心にお答えをいただきたいと思います。 時間がわずか二十五分ですから前語りは抜きにいたしまして、「特殊法人等の改革のために講ずべき措置」として、独立行政法人につきましては、「廃止又は民営化できない事業であって、国...全文を見る |
○中西委員 特殊法人については、いろいろ指摘されるところを今私、ここでは改めて申し上げませんけれども、特に、今言われたように、三年ないし五年で見直しをすると言っております。その内容的なものはそれぞれ具体的な中身によってこれが検証されていくと思っておりますけれども、こうした内容が出...全文を見る | ||
○中西委員 自己責任ということは、今まさに日本の社会問題として大きく浮上してきておる問題であります。すべてがだれかに責任をなすりつけてやっていけばその場しのぎができるものですから、そうした企業を初めとするモラルが荒廃しておるということは、もう私がここで申し上げるまでもありません。...全文を見る | ||
○中西委員 ということになりますと、先ほど論議いたしました独立行政法人、これをするメリットについて先ほど言われましたけれども、そうした点で、挙げられた、共済組合型のものだとかあるいは現状維持型だとか国直轄型だとか言いますけれども、その場合に、そこの区分けというのが非常に疑問視する...全文を見る | ||
○中西委員 では、民間法人化するのが二つあるわけでありますけれども、一つの放送大学学園につきましては、今までは、出資金一億円、これは増資もいたしたようでありますけれども、政府出資でなされております。特別な学校法人として今まで認められてまいりましたけれども、今回の場合には、この設置...全文を見る | ||
○中西委員 ちょっとお聞きするところでは、出入りをする人がおる場合には、この点については国家公務員並みの扱いをする、そして、今度はそれが帰った場合には継続をするという身分上の問題と、それから共済関係だとかいろいろなところ、あるいは退職金の問題も含めまして、勤務年限とのかかわりでそ...全文を見る | ||
○中西委員 もう一点お聞きしますけれども、学校法人として規定づけられていくわけでありますけれども、その場合、この放送大学学園がこれから以降、私立大学並みに財政措置からすべてを処していくということになるかどうか。この点、どうでしょう。 | ||
○中西委員 次に、学校振興・共済事業団について一点だけお伺いします。 特殊法人から民間法人化されて、共済組合類型の法人になるということを言われておりますけれども、少し私、イメージできませんので、この点どうなっていくのか。さらに、先ほど申し上げた新しい放送大学そしてこの振興・共...全文を見る | ||
○中西委員 これに象徴されますように、中身の全く異なる事業二つを、今自信があるということをおっしゃっておりましたけれども、やはり本来的には、独法化するに当たってこれほど論議をしてきた経過があるだけに、先ほどこれもある程度指摘をされた部分もありますけれども、本当に効果的に、そして皆...全文を見る | ||
○中西委員 今もお答えいただきましたが、近ごろのあり方、幾つか私はずっとこの特殊法人の統合あるいは閉鎖等をいろいろ担当してまいりましたけれども、その中で、やはり一番職員の皆さんが絶えず気にいたします、自分の身分というものをどのようにしていくかということが明確になされておらない限り...全文を見る | ||
12月06日 | 第155回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号 議事録を見る | ○中西委員 私は、割り当てられた時間が極めてわずかでございますので、教育行政の基本にかかわる問題について、二、三お聞きをしたいと存じます。 まずは、二〇〇三年度予算確定時期が迫っていますから、文科省の予算にかかわる基本的な姿勢についてお聞きをしたいと存じます。 その例を定...全文を見る |
○中西委員 そのようにお答えするだろうということを私は思っていました。 そこで、文科省は今なお、四十人学級維持のため、私に言わせると、今の言葉というのは詭弁に等しいと私は思っています。今まで認めなかった少数クラス学級編制等についても自由になったとか、地方分権ですから、地方がそ...全文を見る | ||
○中西委員 もう一つ申し上げますと、先進国中における教育予算のGDP比率は、日本の場合には、先進諸国に比べると二分の一にしかなっておりません。最低です。私は少なくとも、日本が先進国として、しかも、世界にこれから科学技術立国だとか、そして、たまたまノーベル賞学者が出ると、それを皆さ...全文を見る | ||
○中西委員 少なくとも、もう時間がございませんから今私はすべてを示すことはできませんでしたけれども、これが一定の、義務教育国庫負担法として認められ、それがもう次々に打ち切られて、いよいよ最後の、わずかの項目だけが残っておる。その中でまた五千億という、こうした状況が出ておるからこそ...全文を見る | ||
○中西委員 十分私は時間をとってやることをお願いしたいと思います。ぜひ理事会で賢明なる皆さんの御判断をいただきたいと思います。 以上です。 |