中野寛成

なかのかんせい



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中野寛成の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第87回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○中野(寛)委員 しばらく本委員会に失礼をいたしておりまして、大臣に改めてお目にかかる感じがするわけでございますが、よろしくお願い申し上げたいと思います。  大臣の所信を拝読いたしまして、今日まで教育一筋に四十数年お取り組みになられました、その経歴を生かして、経験を生かされて、...全文を見る
○中野(寛)委員 たとえば舞踊団の問題だとか、国際交流の一形態としてのそういう問題も私はわかりますけれども、そういう二、三の問題——実は、文部省予算の中を見ましても、いま大臣がおっしゃったような部分しか出てこないんですね。本当は国際児童年というのはもちろんそういう事新しいことだけ...全文を見る
○中野(寛)委員 国際児童年の意義について、三つの柱について御説明をいただきましたが、その中で、児童の福祉についての啓発活動については、特に国内の問題として大変重大だと私は思うのです。  総理府も確かに、青少年の育成やそしてまた非行防止その他について心を配っておられますが、ちな...全文を見る
○中野(寛)委員 本当に長年教育界にあって経験を積まれた大臣が、その問題について案は持っていないとおっしゃられるが、それはそれでいいのではないかと私は思うのであります。むしろ、私はこういう案を持っています、文部大臣になった機会にこういうものを発表したいと言われたら、これはまた大変...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣に、欲しいなという希望を持っているとだけお答えいただかれますと、本当に私どもはどうしていいかと思うのです。確かにいろいろな機会に同じような意見が国会の各委員会で、また各党から、そしてまた社会の中の各界から出てくることが望ましいでしょうけれども、しかし、そうい...全文を見る
○中野(寛)委員 いわゆる産業と学問を決して混同して考えてはなりませんが、少なくとも今日の資源のない国としての日本が国際社会の中で生き延びていくためにも、国際分業の問題とか、産業構造の転換に伴う教育の構造転換とか、いろいろなものがこれから出てくると思います。国民の各界各層の意見が...全文を見る
○中野(寛)委員 効果がありますか。
○中野(寛)委員 その意気込みがぜひ効果につながることを期待したいと思いますが、それが単にこういう人を集めてこういう論議をしました、こういう結論を出しました、そして文部省はこうしてください、警察はこうしてください、各家庭ではこうしましょうといっても、それが実施されなければ何の効果...全文を見る
○中野(寛)委員 たとえば、先ほどの総理府の「青少年の自殺問題に関する懇話会」でもそうですし、それから大臣初め皆様の御答弁でもそうでありますが、私は、実は、こういう問題について問題認識を持っているという御指摘だけでは本当に心もとない気がする。これは私は決して不信感を強く持っている...全文を見る
○中野(寛)委員 都心部は特に公園も少ない。また、必ずしも体育施設というものも充実をしているとは言えない。また、そういうものをつくろうとすれば大変お金がかかります。必然的に学校に期待する度合いがますます大きくなります。  学校の体育館を使い、プールを使い、運動場を使って、子供た...全文を見る
○中野(寛)委員 円満に話し合いでとおっしゃられるのですが、利害が絡んでまいりますとそう簡単に話し合いがつくものではありません。現実に、今日までの段階では、百余年間にわたる学校の歴史もあり、そして周囲の皆さん方が自分が出た学校に対する愛着も持ちますから、できるだけその学校に悪影響...全文を見る
○中野(寛)委員 事態は進んでいるのですね。仮処分申請がされておりますから裁判の結果も出るでしょうけれども、その結果を待ちますということも、それも確かに一つの立場でしょう。しかし、私は、教育環境を守るという、その最前線に立たなければいけない文部省としては、やはりそれだけでは納得し...全文を見る
○中野(寛)委員 二度と再びこういう事例が起こらないように、かつ悪環境に追い込まれてしまった学校については積極的に打開策が講じられるように、全国的な問題として、文部省が制度面も含めて本当に積極的に真剣にこの問題にお取り組みいただくことを私は心から期待をしたいと思います。  同時...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございます。  さて、これに関連をいたしますが、いま申し上げた学校の環境のような場合には社会教育的な意味が大変大きゅうございます。社会教育の立場から学校開放が期待をされるのは大変多うございます。昭和五十一年でございましたかにも、各都道府県教育委員会に...全文を見る
○中野(寛)委員 時間がありませんのでちょっと走りたいと思います。  このようにいろいろな施策を文部省で提案をされて、各市町村に通達して流すのですが、結局その裏づけというものが常に問題になるわけであります。そしてそれは例の超過負担という言葉になってはね返ってくるわけであります。...全文を見る
○中野(寛)委員 実は、いろいろなテクニックがあるものだと本当に思うのであります。起債で認めるという話かある。交付税に算入するというテクニックがある。しかし、実質上は、いろいろな負担をトータルいたしますと、大半は地方がまだ負担しなければならないという数字は消えないと思うのでありま...全文を見る
○中野(寛)委員 時間がありませんのであと一点だけ、ちょっと変わった感じの質問をさせていただきます。  大臣の所信の中で、実は、留学生の受け入れの問題、国際交流の問題が触れておられますが、大変いいことだと私は思うのです。  昨年私も東南アジア、ASEAN諸国を回ってまいりまし...全文を見る
○中野(寛)委員 日本に来た方に日本語を教えるというか、そのことはできるし、また、そういう意欲を持ってこられるわけですが、ただ、現地にあって、たとえば日本からの観光客を初めとしていろいろな方がおるのですが、日本のことを知りたい、できるだけ簡単に日本語を勉強したいという方々の需要に...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○中野(寛)委員 私、先般の小坂長官の冒頭のごあいさつ、そしてまたきょうちょうだいいたしました「物価対策の総合的推進について」という文書等を中心にいたしまして若干のお尋ねをしたいと思います。第一回の質問でございますので若干総花的になろうかと思いますが、今後の審議そして対応等を考え...全文を見る
○中野(寛)委員 長官が先ほど来繰り返しおっしゃられます、常に早目にできるだけ手を打っていきたいという先般来の御発表でも触れておられますし、その御見識を多としたいと思いまして、その効果が上がることをぜひとも私どもも期待する以上に念願をしたいと思うわけであります。ただ、いまおっしゃ...全文を見る
○中野(寛)委員 国際経済的に見れば、その安定の第一の要素としてドル価格の安定ということが挙げられると思うのですが、国民生活の立場からすれば、やはり物価の安定、特にインフレを抑止することが何よりも大事であることは、先ほどの御答弁のとおりでございます。そういう意味で、私は幾つか国際...全文を見る
○中野(寛)委員 何よりも警戒をするということがいま最も大切なことであろうと思いますが、ちょうどその便乗値上げのこと等につきまして、幾つかの品目を大臣はお挙げになられました。御指摘をなさったわけでありますが、おっしゃるように輸入品価格動向調査によりますと、インスタントコーヒーだと...全文を見る
○中野(寛)委員 おっしゃるように、もちろん単に一カ月、二カ月で見てすべてをきめつけてしまうということはできないことでありますし、またなすべきことではありません。たとえば輸入価格が低くなっている、継続して低くなっていくときになおかつ小売価格がそれに伴わないということは大変よく言わ...全文を見る
○中野(寛)委員 大体、見通しはいつごろまでかかるのでございましょうか。
○中野(寛)委員 もちろん、直接の御担当ではございませんから、おっしゃるとおりであると思いますが、十分御指導のほどをお願いをしたいと思います。  次に、いま景気が上昇過程にある、こう言われますと、すぐ心配されますのが産業界の物価上昇を期待するムードというのが、これは大変うがった...全文を見る
○中野(寛)委員 そこで、少しちょっとまとめてみたいのでありますが、卸売物価はこの二カ月連続して〇・六%、年率に直しますと七・四%上昇しているわけであります。このところ、そういうところから急速にインフレ警戒感というものが強まっていると思うわけでありますが、この〇・六%の上昇率に対...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。  続きまして、やはり国際的な要因の一つについてお尋ねしたいと思いますが、輸入木材、銅、鉛、亜鉛、コバルト、いわゆる一次産品が軒並み急騰いたしまして、原油価格上昇と相まって世界経済のインフレ化への懸念をますます強めているわけであります。...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの長官の御答弁、大変大切なことだと思うのであります。まだ私見だがとお断りになったわけでありますが、むしろそれが私見の範囲にとどまらず、早急にそれが正式に検討をされ、そしてその対応策が立てられることがぜひとも望ましいことでありますし、また同時に現在進みつつある...全文を見る
○中野(寛)委員 日本の場合にはいわゆる軍事大国ではありませんし、まして経済大国と言われても果たしてその足腰の強さはどうだろうかということが常に指摘をされるところであります。いわゆる弱い動物は弱い動物なりに、草原で生息をしておっても、弱い動物ほどその敵を見分けるまたはその敵の近づ...全文を見る
○中野(寛)委員 御答弁のように、現段階において私どもも最も心配するのは便乗値上げのことであります。同時に、スポット対策について石油の値上がりぐあいを早計に判断するのはどうかということとあわせまして、大臣の慎重な立場でございますけれども、常に日本の経済体質から言って、またエネルギ...全文を見る
○中野(寛)委員 大変肝心なところだと思うのであります。常に経済界の持っている本質というものもありますし、それはプラスの面もありましょう、マイナスの面もありましょう。しかし、本来的に持っている宿命的な方向づけというものは、やはり消費者も経済界もあるわけでありまして、その中で消費者...全文を見る
○中野(寛)委員 トラックの過積みの問題は……。
○中野(寛)委員 以上で項目的なお尋ねを終わりたいと思いますが、先ほど来のそれぞれの御答弁の中にもございましたように、最近の国際情勢を反映して、戦略物資を中心に、大変その後も値動きは激しゅうございますし、また各国々の経済情勢から、いわゆる経済戦争という言葉をまだ取り消すには至らな...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○中野(寛)分科員 ただいま辺地の問題が取り上げられていたわけでありますが、私は逆に今度は人口急増都市の立場から、保育所の問題についてお尋ねをしたいと思います。  すなわち、保育所に関連をいたします超過負担の問題ですが、教育財政とあわせましてこの超過負担の問題は訴訟も提起されて...全文を見る
○中野(寛)分科員 時あたかも国際児童年でありますが、同時に、私自身も地方議員の経験がありますが、たとえば幼稚園と保育所のどっちを建てるかという選択をもし財政上迫られたとしたら、自治体はいやも応もなく保育所を選ぶと思います。私たちもそのような立場でやってまいりました。すなわち、保...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣のお答えも、この問題意識をお持ちになって、そして前向きにお取り組みになっていることは私も了解をするものであります。ただ問題は、自治体が保育行政にかけている費用と、そして国庫が負担をしている費用との差が余りにも大きいということであります。もちろん国の算定基準...全文を見る
○中野(寛)分科員 そこまでお認めいただきますと後が言いにくくなってしまいますけれども、それでは結局どうするのだということにしかならないのでありますけれども、これは一つだけ加えてお聞きしますが、算定基準に比べてそのような市町村の保育所というのはぜいたくなんでしょうか、国の算定基準...全文を見る
○中野(寛)分科員 最終的に十分でないというふうにお認めになられましたので、厚生省はその認識があるのだということがわかりましたけれども、結局、もしその設置基準だとかというものにきちんと合った保育所でなくて、それよりもよりりっぱな充実した保育所が建てられたりした場合、それはその市町...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣の御答弁の中に、やはり地域差等もあって一律にはいかないというお答え、私はその御答弁を大事にしたい。むしろこういうところは地域差があって大変費用がかさみますから、逆に言えば、地域差があるからこそ何とかお願いしたいと言わざるを得なくなってしまいます。私はそのこ...全文を見る
○中野(寛)分科員 それから今度は、人的な配置基準の問題でありますが、時間がありませんから、この問題とあわせて、いま大臣の御答弁の中にございました障害児保育の問題であります。  ことしの予算書を拝見いたしますと、大変前向きにお取り組みいただいていることがよくわかります。障害児保...全文を見る
○中野(寛)分科員 ちょっと答弁の途中ですが、ちなみにその豊中市で障害児保育としてやっているのが八十四名いるのですが、この数字と全国的ないまおっしゃった数字と比べてみますと、実数が大変違うわけです。だから、障害そのものの内容についても御判断が違うのではないのですか。  それとも...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間ですから、終わります。ありがとうございました。
02月28日第87回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○中野(寛)分科員 私は、この二月十六日に運輸省航空局が発表されました「航空機騒音に係る環境基準の五年改善目標の達成状況について」これは環境庁の御指導のもとで行われているわけであります。しかし、その改善内容につきましては、地域住民とともに私どもきわめて不満を感じてならないわけであ...全文を見る
○中野(寛)分科員 基礎データの公表はどうされますか。
○中野(寛)分科員 では発表されるわけでございますか、基礎データも。
○中野(寛)分科員 いつ発表されますか。
○中野(寛)分科員 それはいつごろになるのですか。一カ月も二カ月も一年も先になるのですか。
○中野(寛)分科員 先般五年間中間目標達成状況というものを発表されました。その裏づけをきちんと納得させるためには、結局これと同時に基礎データも発表されなければいけないのではないですか。私はそう思いますが、時間の関係で先に進みます。  もう一つ、八四・三という数字にこだわり過ぎる...全文を見る
○中野(寛)分科員 先に進みますが、いま申し上げた、たとえば豊南小学校の件でも遮音効果の問題もありますが、同時にこれもデータとの食い違いの問題なんです。ですから私は、先ほど基礎データの問題でいつ公表するかと申し上げましたけれども、本当はここで出してくださいと言いたいのです。そのこ...全文を見る
○中野(寛)分科員 毎日住民は被害を受けているのです。そして、毎年自治体は膨大な持ち出し費用を抱えて頭を抱えているのです。検討するというその期間は、われわれの立場からすれば本当はないとしか言いようがないくらいです。しかし、その検討するというお答えを私は前向きにかつ緊急の課題として...全文を見る
○中野(寛)分科員 いただけますか。
○中野(寛)分科員 基礎データだけ——どうですか。それがすんなりと出されないようではますます住民の不信感はつのりますが……。
○中野(寛)分科員 終わります。
03月16日第87回国会 衆議院 本会議 第15号
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○中野寛成君 私は、ただいま上程されました元号法案に対しまして、民社党を代表し、若干の所信を述べつつ、御質問を申し上げたいと思うのであります。(拍手)  「私は日本人です」、この短い言葉の中に私たちはいろいろな感慨を覚えるものであります。もちろん、その人の年齢や生い立ち、環境等...全文を見る
04月25日第87回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○中野(寛)委員 十年間の非常に慎重かつ真剣な御検討の中からやっと放送大学学園法案が提案をされまして、大変期待をし、そして私どもみんなが納得する形の中でこれが堂々と発足をすることを心から期待をするものであります。  同時に、また、この機会にいろいろな夢が広がってまいります。放送...全文を見る
○中野(寛)委員 いま御答弁の中にもございましたが、既設の大学に対するきわめて大きなインパクトを与える、そこからより一層柔軟な、そしてまた開かれた大学へと大学そのものが改革されていくということを文部省としても期待をされておるようでありますし、私どももまたそのことを期待するわけであ...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁の中で、教官の交流だとか単位の互換等を通じて既設の大学に対する放送大学の果たす役割りというものもきわめて大きいし、期待も大きいというお話があったのですが、実は、先ほど来の御指摘にもありましたけれども、教官の交流というものが果たして本当にどのくらいある...全文を見る
○中野(寛)委員 将来単位の互換等へ進んでいくとするならば、どういう経緯とどういう手続が必要になってまいりますでしょうか。
○中野(寛)委員 それを発展させまして、たとえばこういう一つの可能性というものも提示をされているようでありますが、いわゆる他の大学の教養課程を放送大学が実質的に引き受けてしまう。それをだれも強制できるものでもありませんけれども、将来そういうふうな方向にまで発展させ得る可能性もある...全文を見る
○中野(寛)委員 それから、先般の新聞の投書欄にもこういうことが出ていました。「夜間制・通信制のもつ可能性を十分開花させずに放任したまま、放送大学に大きな予算をつぎこむ発想は、理解に苦しむ。」というのですが、これは一つの個人的な見解ですけれども、こういう気持ちで放送大学を見ている...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合には放送だけでなく、いわゆる地域の学習センターの共同利用的な意味が大変大きくなるわけでありますけれども、どのぐらいの規模のものが考えられているわけでしょうか。
○中野(寛)委員 その教室の数、それから所長を初めとする人員というふうなものはどういうことになるんでありましょうか。  そういういろいろな需要にこたえられる陣容というものをどのように整えられるのでしょうか。
○中野(寛)委員 所長と四名の教員ということですが、そうなると非常勤の先生方が非常に大きなウエートを占めてくるのではないかという気がいたします。もちろん教員だけではありませんから、その他の職員の皆さんもいらっしゃるということになるのだろうと思いますが、そのいろいろな需要にこたえる...全文を見る
○中野(寛)委員 それと、学生は平均して学習センターへ行く時間というものはどの程度を想定しておられるのでしょうか。
○中野(寛)委員 一学習センターの担当する学生数はどのくらいになるのでしょうか。
○中野(寛)委員 その数字を見ただけでも、かなりの教員なり担当してくださる方々が必要になってくると私は思うのですが、一般職員等も含めましたらどのくらいの方々が学習センターに常駐することになるのでしょうか。
○中野(寛)委員 そうなりますと、本部と学習センターとの連携というものは大変大切だということは先ほど来からの論議の中でもうはっきりしてきているわけですが、その非常勤の先生方がほとんどを占めるという形ということになりますと、本部と学習センターとの連携というものは本当にとられるのだろ...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほど来評議会だとか教授会とかいろいろな関連性の話が持たれておりました。非常勤講師の身分とか、そしてまたそういう場で占める位置づけというものは大変あいまいになると思うのですが、いま局長がおっしゃられた協議をする場というものはどういう位置づけを持つことになるのでし...全文を見る
○中野(寛)委員 横の連携と、それから縦の連携の問題があると思うのです。  その番組ができて、そしてその学生がのみ込むまでの過程というものは、たとえば一つの科目にしますと、私の誤解があるかもしれませんが、主任教授が置かれてそしていろいろなテキストをつくる場合、または番組をつくる...全文を見る
○中野(寛)委員 そのおおよその筋道はわかったような気がするのですが、しかし、それをやっていくときに個人間のいろいろな見解の違いも出てくるでしょうし、そしてまた必ずしもそれは学問上の問題だけではない問題も出てくるでしょうし、大変むずかしい問題がその経緯の中に内在しているのではない...全文を見る
○中野(寛)委員 さて、それからもう一つは、優秀な教官を得られるということは、申すまでもなく放送大学の質そのものに影響を及ぼすわけでありますが、いま考えられている五年間の任期制度の問題等を考えますと、ちょっと私も危惧の念を持つわけです。  まして、教育中心で研究がややもするとお...全文を見る
○中野(寛)委員 大学が決めることで、文部省サイドからこうしろということを言える内容ではないという御答弁でありますが、大学側でこういう制度を大いに積極的に取り入れようともし決めたら、文部省としてはそれに対する財政補てんをする決意があるという意味で受けとめてよろしいでしょうか。
○中野(寛)委員 それから、ちょっと話がもとに戻って恐縮ですが、学習センターでの指導というものはいつ行われるのかということなんですが、広島大学での実験といいますか、試行期間の教訓では、多くの人が仕事の関係で時間がとれなくてスクーリングに参加できなかった経緯が多いように言われている...全文を見る
○中野(寛)委員 まあ、実際上はそのくらいから取りかかる以外にないだろうと思いますから、その問題はこの辺にしておきたいと思います。  それと、もう一つ、今日放送大学は生涯教育の一環だと私たちは考えるわけでありますが、一般社会人の再教育もその重要な使命だというふうに私ども受けとめ...全文を見る
○中野(寛)委員 あわせて、大学院の問題はいかがでございましょうか。
○中野(寛)委員 あわせまして、既存の大学の学生の二重在籍というものは認められますか。
○中野(寛)委員 それにちょっと似通ったものですが、すでに学士号を修得している人が入学した場合の放送大学における単位取得の免除、または今度は逆に放送大学において学士号を修得した人の他大学における単位取得の免除等の関連については何か御検討がなされていますか。それとも将来の展望はあり...全文を見る
○中野(寛)委員 さて、先ほどの話に若干戻りますが、番組をつくる場合に、実は私は口が悪いですからそのまま言いますが、学者もがんこならば、放送人というか、プロデューサーだとかディレクターという人たちも大体口分の個性を強烈に持っていて、またそれを主張するというか、そういう人たちが少な...全文を見る
○中野(寛)委員 学園の運営審議会のメンバーはどういう方々か、まだ考えておらないとおっしゃられると思うのだけれども、構成としてはどういう方々が考えられるでしょうか。
○中野(寛)委員 それから、先ほどお尋ねした中で、学習センターで指導に当たる教官代表を評議会に参加させるという件については、むしろそれを原則としておくということについてはいかがでしょうか。
○中野(寛)委員 くどいようですが、もう一点だけ繰り返してお尋ねさせていただきたいと思います。   コースチームの話が出ているわけですが、コースチームはどのようにしてだれがそのメンバーを選びますか。  形式の問題ではなくて、実態としてどうなるだろうかということをお聞きしたいと...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合に、いまの手続論はよくわかりますが、結果的に、特定の主任教授の主張というものは、教員会議であろうと評議会であろうと実際はなかなか覆せないのではないのかという気が私はするわけでありますが、いかがでございましょうか。
○中野(寛)委員 それから、これも先ほど来の論議の中で出ておりますが、放送法第四十四条と大学自治との関係が出ておりますけれども、いろいろな意見や学説が分かれて、それを公正に紹介していく等の原則というものはやはり守られなければいけないと私は思います。  放送法や大学の自治等との関...全文を見る
○中野(寛)委員 教育の内容については、少なくとも運営審議会等が口出しをするというようなことがあってはならないし、まして主務大臣としての文部大臣が口出しをするということには絶対にならないというふうに考えてよろしゅうございますか。
○中野(寛)委員 現在の一般の大学で言えば、教授会がその責任を負っているように思うわけでありますが、この場合の評議会と教授会との関係はどういうことになるのでしょうか。
○中野(寛)委員 大学の自治の問題等を含めまして、これだけ開かれた大学でありますし、あらゆる国民が常に見ることができるわけでありますが、ただ、先ほどのチェックの問題にいたしましても、国民サイドからの厳しいチェックというか、目にさらされた中で行われるということになりますと、これはお...全文を見る
○中野(寛)委員 少なくとも現在の国立大学に対する国の関与、直接的な言葉で言えば文部大臣という名のもとにおける国の関与というものが、国立大学に比べて放送大学は強いとは私も思わないのです。またそうであってはならない。こうして新しい大学制度をつくるとき、その比較をするときに、そのこと...全文を見る
○中野(寛)委員 しかしながら、でき得る限り早い時期に全国において受信できるような方向へ持っていくという、その基本方針が変わったわけではないわけですね。
○中野(寛)委員 いままで局長のみにお尋ねをしていた感じがするのですけれども、これについては局長のお立場というよりも、より一層政府としての決意というものが望まれると私は思います。それこそもとの文章で申し上げれば、あまねく全国において受信できるようになることがやはりどうしても望まし...全文を見る
○中野(寛)委員 全国の、特に地方の人たちは、いつごろになったらおれも放送大学に入学できるなという希望を持てるのでしょうか。
○中野(寛)委員 これ以上お尋ねしても、大臣も五年とか十年とかいうお答えを出すということはないだろうと思います。その「なるべく早く」が「緊急に」とか表現が変わることはあっても、それ以上望めないと思います。しかし、少なくとも国民みんなの願いというものはよく御理解をいただいているとこ...全文を見る
○中野(寛)委員 最後に申し上げますが、いままで幾つかのお尋ねをしたわけでありますが、この放送大学が、また学園が、単にそのことのみに終わることなく、国民の期待というものはきわめて大きなものがあるわけですから、それを地域的にも広げると同時に、その持っている役割り、そして利用方法とい...全文を見る
05月29日第87回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○中野(寛)委員 今後二十世紀末までの約二十年間、その間私どもを取り巻く、特に私ども日本の国にとって一番大切な問題は何かと問われれば、それはインフレと石油だと即座に答えますという方がかなりいらっしゃるわけであります。きょうはその重大な問題について集中的にお尋ねする機会が得られたこ...全文を見る
○中野(寛)委員 経済動向というのは特に最近はきわめて激動の時期でございますので、見通しを立てるということはむずかしいと思いますし、同時にまた、そういう中でこのような公定歩合の引き上げ等の施策が、ややもするとタイミングを間違いますと、ねらいとは逆に、たとえばインフレを助長したり経...全文を見る
○中野(寛)委員 あわせてちょっと物価への影響をお尋ねしたいと思います。  先ほど申し上げたやはり同じ民間の調査によりますと、卸売物価、消費者物価ともに五十四年度五・八%程度になるという見込みをし、金融引き締めによる抑制効果は望めないのではないか、五十五年度も同様の程度になるの...全文を見る
○中野(寛)委員 今回の公定歩合の引き上げについて、いまのような分析の中からお聞きいたしましてもまだ安心感が得られないという気が強くするわけでありますが、公定歩合引き上げによるインフレの予防効果というのは果たして期待できるのだろうかという疑問をなお強く持っておられるのがむしろ一般...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁、私は大臣の非常に内容的なポイントを突いた御答弁をお聞きしながらそれなりに理解をさせていただくわけでありますが、同時にやはり各企業末端に至るまで、各企業一つ一つはそれぞれ独立した企業活動をやっているわけでありますし、もちろん相互に関連性は強くあるわけ...全文を見る
○中野(寛)委員 危険ラインを何%と見るかということについてはお答えを回避されたのか、もしくはむしろ対応を開始しているというお言葉の中でにおわされたのか、改めてちょっとお聞きをしたいと思います。
○中野(寛)委員 この問題はこのくらいにいたしまして本題の石油の問題に入らせていただきたいと思います。  原油価格の引き上げ、そして国内の石油製品の価格、これがいま最大の問題になっているわけでありますが、先日エネルギー経済研究所が発表いたしました試算が新聞に載っておりましたけれ...全文を見る
○中野(寛)委員 おっしゃるとおりだと思います。時々刻々動いていることは間違いないわけで、私どももこのエネルギー研の試算はおよそこういうものかなという感じがいたしますので御答弁のとおりであろうと思います。  さて、ここでしかしそういう事態というものは本当にわれわれにとってはきわ...全文を見る
○中野(寛)委員 当面のエネルギー問題が代替エネルギーの開発と、そして当面の節約という問題であることは私も全く異論はないわけでありますし、また、特に代替エネルギーの中で原子力エネルギーが占める重要性というものは、わが党もむしろ政府の意欲に負けないくらいの気持ちを持って今日まで主張...全文を見る
○中野(寛)委員 端的に、こういうことをやりますという答えはもちろん返ってこないだろうと思います。そういう意気込みを持ってお取り組みであるということをお聞きすることによって了解をしておきたいと思います。  さて、三月末の、OPECによる原油価格の引き上げの際に、経企庁の方で資料...全文を見る
○中野(寛)委員 わかりました。  次に進みたいと思います。  このところ、石油元売り各社が、石油製品の仕切り価格の値上げを次々に決定しているわけであります。具体的に一つ一つのことを申し上げる必要はないと思いますけれども、現在一キロリットル当たり約千七百五十円というふうにされ...全文を見る
○中野(寛)委員 そのほかガソリンの問題でございますとか灯油、軽油等、幾つかのものについて具体的にお聞きをしたかったわけでありますが、先ほど来の質問とダブる点もございますので、これらのことにつきましては省略をいたしたいと思います。  最後に、冒頭お尋ねをいたしましたけれども、日...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月30日第87回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○中野(寛)委員 先ほどの御質問に対する御答弁の関係でちょっと補足してお尋ねしたいのですが、NHKにもし影響が出てくるような場合があれば、それはそれなりの対応を考えなければいけないというふうな放送部長の御答弁があったわけですが、それはあくまでも仮定の話なんですけれども、それに対し...全文を見る
○中野(寛)委員 受信料の取り方をもっと効率よくまた確実にするための方法といっても、しかし、それも私ども何かを想定して考えたってちょっとわかりにくいなという感じがします。  何か一つの具体的な方法というか、ヒントというか、そういう方向というものはあるのですかね。それはいまだって...全文を見る
○中野(寛)委員 たとえばその場合でもやはり法改正等が必要になってくるわけですよね。たとえば今度の放送大学学園法について、先ほど来、これからの放送体系というのは二本立てから三本立てに変わるのだというようなお話もありましたけれども、こういう基本的な問題を、たとえば放送法なり電波法な...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは郵政省の方は文部省のそういう意向を受けて、放送法等の改正は、一部的な改正はありますが、あえて必要がないと判断されたのですか。
○中野(寛)委員 これ以上話を進めようとすると最初の木島質問に戻っていきますので、また後で
○中野(寛)委員 これは両面から考える必要があるのではないかという感じがしているわけです。  先ほどの最初の嶋崎先生の方からの、正規の大学である必要があるかどうかということが問いかけの始まりでしたが、やはり、正規の大学であることがこれを見よう聞こうという意欲をますます持たせるこ...全文を見る
06月01日第87回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○中野(寛)委員 私も先般この委員会で最初に御質問申し上げたときにこのサバティカルイヤーの問題も取り上げさせていただいたのですが、いま木島先生がおっしゃったことと全く同感なんです。  特に、この放送大学に御協力をいただく先生方の場合には、研究の時間や研究の場所、研究の機会等につ...全文を見る
12月03日第90回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○中野国務大臣 今回の行革は大体目標を四つにしぼりました。あれもやりたい、これもやりたいでは焦点がぼけてしまって、かえってできないおそれがございますから、四本の柱を立てた次第でございます。特殊法人、出先機関、許認可及び補助金、これが四本の柱でございますが、いずれもそれぞれ特色がご...全文を見る
12月06日第90回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○中野(寛)委員 先ほど来の質疑応答をお聞きしながら、私はまずこう感じました。御答弁の中で、たとえば灯油の問題、石油製品の問題、その原油の輸入価格がこれだけになったにもかかわらず小売りの値段はこれだけであるから、そういう比較の仕方で答弁をされるわけであります。少々乱暴な言い方かも...全文を見る
○中野(寛)委員 ピックアップ調査はどうですか。
○中野(寛)委員 私は、ピックアップによる抜き打ち検査、これは決して大人数でなくてもできる、しかし心理的な影響をきわめて大きく与えることのできる一つの方法だと思うのです。いろいろな方法が、工夫することによって生まれてくると思います。私は、全国の皆さんから、現在の実情というもののい...全文を見る
○中野(寛)委員 それからもう一つ。先ほど来の話で私も歯がゆく思っているのは、石油部長のお答えの中で、なかなか価格の計算の実例というものが、またやり方というものが示されない。消費者の立場から考えますと、話をする、またはこの論議をする、その共通の土俵がないくらい情けないことはないし...全文を見る
○中野(寛)委員 一生懸命やっているという言葉だけでは、私ども個人が担当の方にお会いして、なるほど一生懸命やっている、それで納得することはできるかもしれませんが、しかしながら、すべての国民の皆さんを納得させることはできません。不可能です。むしろそれは、具体的な数字なり、または方式...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは実態に合わないでしょう。それで買えなくなったら、またその都度継ぎ足すのですか。
○中野(寛)委員 本論から離れておりますので、これ以上深く申し上げませんけれども、実際上はこれは中央官庁だけではありません。自治体も大変困っている。これもまた、私自身も自治体の出身ですから痛感をするのでありますけれども、あらゆる方面にそういう影響を与えるということの御認識はもうお...全文を見る
○中野(寛)委員 なかなからちが明かない。出さないのですが、先般の大平総理の予算委員会における御発言とも相まって、前向きに検討をする御用意もしくはすでにその準備がなされているのですか。御用意がありませんですか。いかがですか。
○中野(寛)委員 自民党に要求しているわけではありません。念のために申し上げておきます。  政府としてむしろ国民の皆さんとともに、そしてでき得る限りの情報を公開して、ともに納得し合い、信頼し合いながらこの問題を解決していかなければならないわけでしょう。幾ら言葉で省エネルギーを唱...全文を見る
○中野(寛)委員 質問を続けます。  なお公取委の皆さんに、先ほど来の御指摘がございましたが、せっかくの今後ともの御努力をお願い申し上げて、きょうは結構でございます。御苦労さまでございました。  それで、いまその判断の材料の話に集中をしてしまいましたけれども、私は、先般予算委...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは流通関係の話をひとまずおきまして、いま御答弁の中でございましたこれからの輸入見通しのことについて若干お尋ねしたいと思います。  下期の石油輸入の計画を一億四千八百五十万キロリッターに置いておられる。七千万はめどがついた、しかしこれは十二月までだ、こうい...全文を見る
○中野(寛)委員 それではそのための努力、こう聞きましてもまた石油部長がお答えになるかもしれませんが、決して下期が終わればそれですべてができたということではありません。来年も再来年もこれからわれわれが生き続ける限り、または石油が存在する限り政府の責任において最大の努力を尽くしてい...全文を見る
○中野(寛)委員 その中で、もちろん石油にかわる代替エネルギーの開発等ことに積極的に進めなければなりませんし、そのことによって石油への依存率を下げること、そのことが、言うならば石油に関して言えば省エネルギーにもつながり、また価格の問題にも関係してくると思います。  特にそのこと...全文を見る
○中野(寛)委員 肝心の石油部長に期待しておりますというお答えをいただいたのでは、これはいよいよお先真っ暗という気持ちを持ちますよ。これまで政府間の話し合いで、原油供給の確保というものも確かになされてきました。閣僚とか政府使節団が行って話もしました。そして、これだけ量を確保してき...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたから締めくくりたいと思いますが、経企庁長官には最後までおつき合いをいただきましてありがとうございました。先日、森永日銀総裁が、OPEC総会の原油値上げ幅次第では第四次の公定歩合の引き上げもと、そこまではっきり言いませんけれども、そういう意味でOP...全文を見る
○中野(寛)委員 これで終わりますが、先ほど来それぞれ御指摘があり、また私自身も指摘をさせていただきました。国民の生活の立場から物事を見、それぞれの対応、判断をされる。そして目標を立てて、その目標に向かって政府が努力をするという基本的な姿勢で、石油の問題、また物価の問題にもお取り...全文を見る