中野寛成

なかのかんせい



当選回数回

中野寛成の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○中野(寛)委員 端的に小林先生にお伺いしたいと思います。  省エネルギーまたは代替エネルギーの問題は急務ですが、代替エネルギーの方向へ国民生活を転換していく場合に、どうしても脱エネルギーを早く考えざるを得ない。これはコストと時間の問題としても言えると思います。その場合に、どの...全文を見る
02月13日第91回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中野(寛)委員 どうも公述人の皆さんきょうはありがとうございます。  先ほど来幾つかの御提案なり御意見を開き、また質疑応答が交わされたわけでありますが、若干、部分的にその中の具体的な問題に入る部分があるかもしれません。それだけにお答えしにくい部分等があるかもしれませんが、でき...全文を見る
○中野(寛)委員 あわせまして、私は労働外交大変すばらしいことだと思いますし、そのことが、経営参加という言葉も最近よく言われますけれども、いろいろな意味合いからいって、言うならば参加意識を高める上からも大変大事ですし、また果たしている役割りもきわめて大きいと思うわけでありますが、...全文を見る
○中野(寛)委員 続きまして、政府の説明やその他の統計によりますと、景気が徐々に回復して雇用情勢も安定しつつあるかのように言われているわけでありますが、特に民間産業労働者をむしろ多く擁する同盟の立場からどのように感じておられますかということと、この際あわせまして、たまたま高橋さん...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。  次に、宝田さんと高橋さん、お二人にお聞きしたいわけでありますが、ことしのベア要求は八%を基礎にして要求して運動を展開されるということを聞いているわけであります。しかし、今後の経済の見通し等によりますと、ことし後半に至ってはスタグフレ...全文を見る
○中野(寛)委員 最後に、年金の問題につきましてお伺いをいたします。  先ほど村上さんのお話をお聞きしながら、理論的な体系づけとして大変興味深く、かつなるほどという気持ちを反面持ちながら聞かせていただきました。しかし、現実的な国民の要求というものは、残念ながらその理論体系とかな...全文を見る
○中野(寛)委員 時間も来ておりますから簡単にお聞きしますが、特に高橋さん、民間企業が多いわけでありますが、いまの私が御質問を申し上げました最後の年金の問題ですが、日本の風土の中で果たしてできるとお考えになりますでしょうか。組合の立場からお聞かせいただけばと思います。
○中野(寛)委員 六十歳から六十五歳までの年齢ギャップを埋める場合に、失業保険、企業負担等で果たして生活保障等ができるか、または退職金の見直し等についても村上さんから御指摘があったわけですが、果たして日本の企業の体質の中で可能性があるか。
○中野(寛)委員 ありがとうございました。
02月14日第91回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○中野(寛)委員 まず、上村先生にお聞きをいたします。  福祉政策のあり方として、いま大変多くのジレンマを持ちながら苦しんでいることは事実でありますが、いま特にわが国で福祉政策を考えるときに、やはり財源対策というものが一番大きなネックになっていることは言うまでもありません。 ...全文を見る
○中野(寛)委員 私の持ち時間がなくなっていますが、最後に矢野さんにお聞きしたいと思います。  中小企業の中で利益を上げているのは五一・二%だ、こういう状態ではどうするかということでありますが、中小企業庁がことしは中小企業の活力を生かすためにいろいろ工夫をされている、金額は別に...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。  時間の都合で、あと松永先生にお聞きができませんが、それこそ短時間の間にお話がございましたので、少々先生御自身が粗っぽくお話しになられたのだと思いますが、一つ一つかなりうなずいて聞いておられましたから改めての御質問をいたしませんが、き...全文を見る
○中野(寛)委員 きょうはありがとうございます。各先生に一点ずつお尋ねをいたしたいと思います。  まず水野先生でありますが、一般消費税、これが実現しなかったことは財政再建の上からも大変残念だというお話でございました。一般消費税について別にここで論議をするつもりはありませんけれど...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。
02月15日第91回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○中野(寛)委員 私は、予定いたしておりました質問の前に、若干日米関係のことについてお尋ねをさせていただきたいと思います。  一つはアフガンをめぐる問題、オリンピックをめぐる問題、そして自動車をめぐる問題、大変注目をされている日米関係であると思います。また、三月十九日に外務大臣...全文を見る
○中野(寛)委員 いずれにせよ、日程がまだ決まらないけれども、行くということについてはその御意思でいらっしゃることのようであります。  そこで、まず第一点お尋ねをしたいわけでありますけれども、ソビエトのアフガニスタン侵攻に関連をいたしまして、たとえばアメリカからはヨーロッパ諸国...全文を見る
○中野(寛)委員 しかし、日本は何か具体的な共同行動を求める、そういう要求をなさいましたか。またそれに対してアメリカがどういう対応措置をとられましたか。私ども、日本の外交、もちろん平和を根底に置かなければなりませんけれども、なすべきことをなし言うべきことを言う、そこに国益を守る基...全文を見る
○中野(寛)委員 先般来の本委員会の論議において、潜在的な脅威という言葉で表現をされ、またその言葉がいろいろと取りざたをされました。しかしながら、少なくともわが国の主権を直接に侵されているというこの主張は私どもの共通した認識でありますし、同時にそのことはアメリカ自身も認めているそ...全文を見る
○中野(寛)委員 アメリカに対して、アフガン問題等でわが国はいろんな協力要請をされる。その協力要請にこたえるためには、わが国自身も多くの犠牲を払わなければならない。そういう関係の中でわれわれは日米関係を保っているわけです。私たちはこの時点において、むしろわが国も要求すべきことは要...全文を見る
○中野(寛)委員 時間も限られておりますから、この問題についてはこれでおきますが、対アフガンの問題、北方領土の問題、私どもは世界の平和を守るという観点からわが国の果すべき役割り、同時にわが国の主権を守る観点からより一層強い姿勢で臨まれんことを要請しておきたいと思います。また改めて...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの通産大臣の御答弁は、私がそういうことだけではだめだと言ったそういうことについてお述べになりました。それではだめだと申し上げたわけであります。広範な体制を整えて、そしてこの対外貿易の問題を考えなければ、これから日本は、今日まですでに幾つかの事案が起こりました...全文を見る
○中野(寛)委員 ここに、フレーザー会長がことし一月のUAWの年次総会であいさつしたそのあいさつ文を持ってきております。彼がその中で言っている言葉、それは「日本はわれわれとの交渉でわれわれの知恵を上回り、口先でわれわれをごまかし、われわれとの取引でうまく立ち回ったのです。公正貿易...全文を見る
○中野(寛)委員 この問題は余り深入りいたしましても、具体的な問題や戦略的な問題が含まれておりますから、以上にとどめたいと思いますが、しかし、どうかいま申し上げた姿勢を持って、日本の将来にとって、特に貿易立国としての日本の将来にとって過ちのない筋道をお立ていただくことを特に御要請...全文を見る
○中野(寛)委員 なおもう一つ、環境上の問題なんですが、でき上がってからの環境の問題はそう大して変わらないかもしれません。しかし、むしろ建設途上における環境変化というのは大変な違いがあると思うわけであります。土取りの問題は先ほど申し上げました。それから、たとえば土砂の海中投棄によ...全文を見る
○中野(寛)委員 その工法の結論を出す時期、それが聞くところによりますと三月だというふうなことを聞いたりもいたします。果たしてそのような状態で結論が即座に出せるものでしょうか。結論を出すまでに環境庁等との調整も図るのでしょうか。また、四十九年の八人委員会の答申、これは埋め立てが適...全文を見る
○中野(寛)委員 これまた時間がありませんから終わりますが、地元住民にとって、建設途上及び建設後の環境問題、いずれにせよきわめて重大な問題であります。環境の問題等あわせて慎重な検討がなされることを特に強く要請をしておきたいと思います。  それでは、本論といいますか、教育の問題を...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、決して青少年が新しくつくる文化を軽視しようとも思いませんし、それが新しい文化を構築する大きな要因になるという意味で、むしろ私は注目したい気持ちでありますが、しかし、電車の中で、街角で、ディスコサウンド、あの激しい音の音楽をヘッドホンをはめて聞いている、その...全文を見る
○中野(寛)委員 総理のお答えはどうしても総論的な、基本論的なお答えになるわけでありましして、むしろこれからそういう基本姿勢を持って、しかし本当は早急に具体的に対応しなければ、子供たちの犠牲というのは大変多いわけでありますから間に合わない、私はそのことを痛感をしながら、幾つかの具...全文を見る
○中野(寛)委員 それから、これは労働省だと思いますが、育児休業奨励金、ことしも若干ふえているようでございますけれども、しかしその執行率はきわめて低いと言われております。子供たちの権利を守る、親の立場から言えば育児権を保障する、そういう観点から言えば、保育所でもう乳児から預ってし...全文を見る
○中野(寛)委員 どうしても時間の都合で詰めていくことができませんけれども、本当に真剣な取り組みを強く要請しておきたいと思います。  それからもう一つは、子供にとって、家庭、学校とともに忘れてならないのが社会体制の問題であると思います。ちなみに、地域環境の確立という立場からアメ...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一つ、ボランティア制度についても大変前向きの姿勢をお持ちのようでありますが、たとえば孤立化していく子供たち、しかしそこから何とか社会性を培ってもらいたい、友情を深めて本当に社会性を持った子供たちに育ってもらうためには、その友情の輪を広げるいろいろな制度が必要...全文を見る
○中野(寛)委員 五十二年から、ことしはたしか五十五年、その該当する子供たちはどんどん小学校へ入っていく、そういう感じになってしまうのであります。むしろいまのお言葉を聞いておりますと、何となく厚生大臣のお言葉の方が消極的に聞かれるのでありますが、これは実は地方自治体の観点にいきま...全文を見る
○中野(寛)委員 終わりますが、最後の一言、時間をかけてというのは、むしろ時間をかけないで早急にやっていただきたい、強く御要請を申し上げて終わります。(拍手)
02月22日第91回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中野国務大臣 審議会の整理は前回三十六やりまして、これが終わったのが一昨年でございましたので、さような意味で今回の第一次の行革には実は取り入れておらなかった次第でございますが、過般来当予算委員会におきましても、与党からも野党からもいろいろとこれに対する御意見が出されました。政府...全文を見る
02月26日第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○中野(寛)委員 建元参考人にお聞きしたいと思いますが、やはり代替エネルギーの開発が定着するまではまだ当分石油が燃料の基礎になるわけでございますが、OPECの動向というのはそういう意味で大変重要だと思うわけであります。OPECの現在の価格政策というのは原油の実質購買力をいかに維持...全文を見る
○中野(寛)委員 原発に関連をしてお尋ねをしたいのですが、利用率の問題ですけれども、定期点検が三カ月、そうしますとフル作動したとしても日数で言えば七五%、先ほど来のパーセンテージはその七五%の中の何%という数字で出てきているだろうと思うのですが、そのことと、 それから、これまでは...全文を見る
02月28日第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
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○中野(寛)委員 向坂先生、ちょっとお時間の御都合もあるようですから、先にお伺いさせていただきたいと思います。  ただいまも原発の問題につきまして質疑応答がございました。先生は、言うならば原発を積極的に取り上げるべきだというお考えでございますけれども、料金問題も含めまして、エネ...全文を見る
○中野(寛)委員 いま御説明の中にございましたけれども、原子力発電所の場合コストも安くなる。そのことは結局物価の問題にも寄与するわけでありますけれども、そしてまた、それが今回の通産省の査定の一つのキーポイントにもなるんではないかという気もするわけです。ただ、そこで一種のジレンマを...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほどのお話にちょっと戻るようですが、原発の問題でやりとりがありました。決してここは議論すべき場ではないと思いますからあれでいいと思いますけれども、ただしかし、先ほど来福田参考人が御指摘になられたように、常にあらゆる立場に立って不安なことがあればそれを指摘する、...全文を見る
○中野(寛)委員 それからもう一つ、配当率の問題が大変話題になっておりますが、たとえば通産省査定の場合に、いま申請は一〇%ですけれども、たとえば北海道さんのように八%という話がありました。     〔委員長退席、松浦委員長代理着席〕 これもいろいろ通産省あたりに聞きますと、結...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、これはあくまでもいろいろ申請の中で、計算の根拠として一〇%の申請が出されていますけれども、あくまでもそれは料金等を含めての一つの目安として出しておられるというふうに考えてもいいのですか。
02月29日第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第7号
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○中野(寛)委員 安田参考人にお伺いしたいのですが、私もおたくのガスで生活をしている方でございますけれども、そうしますと、特に大阪瓦斯さんの場合に、産業用のガスとして、通産省の御指導があったのかもしれませんけれども、別に、あれはLNGですか、供給をなさっておられるように聞いており...全文を見る
○中野(寛)委員 はい、ありがとうございました。  LNGの問題でいま安田社長のお答えもありましたが、やはり量が多くあるということは大変大切な要件だと思うのです。これはLNGについてのいろいろなメリットを、村上参考人からも先ほど聞いたところでありますけれども、たとえばそれが現在...全文を見る
03月04日第91回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○中野(寛)分科員 私は、国道百七十三号線のバイパスの問題についてお尋ねをしたいと思います。  この百七十三号線が通過いたします池田市内につきましては、木部交差点を中心にして、ラッシュ時だけではなくて、むしろ年がら年じゅう大変混雑をしておる、停滞をしておるという状態を招来をして...全文を見る
○中野(寛)分科員 阪神高速道路の大阪−池田線の延長というかっこうになるようでございますけれども、しかしながら、河川の問題とあわせまして、木部地区につきましては立ち退きの問題がございます。立ち退きの問題というのは、こういう再開発事業や道路事業や多くの公共事業の場合には一番頭を悩ま...全文を見る
○中野(寛)分科員 木部地区というのはなかなか歴史のあるところでもございます。古い町並みが立ち並んでいるところでもございます。また、長年かけてそこで居住し、かつ商業を営んできた人たちがいるわけでございます。この道路の形態がどのようになるのか存じませんけれども、聞きますところによる...全文を見る
○中野(寛)分科員 もう一つ、時期の問題であります。何か新しい事業を始めますときに、いつごろできるのだ、この質問はいつも出てくる質問で大変恐縮でございますけれども、ただ私はどうしてそれを聞くかと申しますと、その北部の、いわゆる猪名川北部地域につきましては、現在一庫ダムが工事中なの...全文を見る
○中野(寛)分科員 この内容から言って、ひとつその期間ができる限り短縮されますように、そのことを特に強く御要請を申し上げておきたいと思うわけであります。もちろん、原則論を申し上げれば、将来計画、その地域の開発計画、それに先駆けて道路網の整備等がなされるのが本来の都市をつくっていく...全文を見る
○中野(寛)分科員 それともう一つ、そのことに関連いたしましてお聞きしますと、いわゆる兵庫県サイドからの豊中インターチェンジを経ての大阪への流入、いわゆる名神高速道路を通っての流入、そのようなこと等も一つの大きな渋滞の原因になっているということをにらみ合わせながら大阪−西宮線につ...全文を見る
○中野(寛)分科員 最後にお聞きしておきたいと思います。  地図をごらんでございますからおわかりいただけると思いますが、その猪名川上流部の交通網、それから裏日本への通過、総合的に考えますときに、これは現在大阪府道ではありますけれども、きわめて大きな幹線道路となっております新御堂...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が来ましたから最後に締めくくりますが、まず当面は百七十三号線のバイパスの問題として阪神高速道路への乗り入れ、決してそれで十分という気持ちをどうしても持てないわけでありますけれども、まず何かから取りかからなければならない、このことだけは事実だと思います。時期...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。ありがとうございました。
03月04日第91回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○中野(寛)分科員 大臣が中座されております間、特に総理府を中心にまずお聞きしたいと思います。  最近のいろいろな報道や、その他私どもの周辺で起こっている子供たちに関連をする事件や事故、本当に悲しい出来事ばかりであることは、先般総括質問の際にも若干触れてお尋ねをしたわけでござい...全文を見る
○中野(寛)分科員 それでは、その出てきた提言を関係各省庁、地方自治体へお伝えをしただけでございますか、それとも総理府で具体的な何らかのそれを受けての予算措置や、または具体的な行動を計画なさっておられますか。
○中野(寛)分科員 それでは、いま御答弁がございましたけれども、その中で確かに教育の問題が重点的に述べられていると思うわけであります。家庭、そして学校、そして社会ということで分けて触れられているわけでありますけれども、学校の問題は後ほど文部省にお尋ねをするといたしまして、社会環境...全文を見る
○中野(寛)分科員 続きまして社会の責任に関する問題ですが、一つは、今度は前向きの問題として、たとえば先般も取り上げましたけれども、法務省の方でやっておりますBBS活動、ビッグ・ブラザー・アンド・シスター活動ですか、これは非行青少年を対象にした、いわゆる友達として指導していく役割...全文を見る
○中野(寛)分科員 いまちょうど御答弁の中で出てまいりましたね。そういう活動をしているときに事故が起こったりしたときというのは、本当は、いませっかく好意でやってくださっている人たちにとっては一番の頭痛の種といいますか心配の種なんですね。ですから、そういうものの裏づけを制度的にして...全文を見る
○中野(寛)分科員 どうもありがとうございました。結構でございます。  大臣がお戻りでございますから、文部省関係のことをお聞きしたいと思います。  最初に、少々とっぴなことおお聞きするようですが、これは事前にお尋ねすることを申し上げておりませんので、大臣の直感的なお答えで結構...全文を見る
○中野(寛)分科員 幼いときからの、たとえば親子愛とか隣人愛とか、そのことが広がって社会、国家、そして国際人としての自覚、このようなものを持つと思うわけです。そういう意味では、まず、教育の出発点というよりも教育の基盤は家庭にあるということは申し上げるまでもないと思いますし、その相...全文を見る
○中野(寛)分科員 予算は実現できなかったけれども、この趣旨を体して、文部省としてはあらゆる工夫をこらしてやっていきたいということでございますから、そこに期待をしたいと思いますが、しかし、財政再建の問題はよく承知をいたしております。私ども、行政改革等熱心に進めていきたいと念じてお...全文を見る
○中野(寛)分科員 話を次に進めますが、幼保の一元化について、先般のこれまた総括質問以来の話をちょっと進めたいと思います。  そのときに申し上げましたので前置きはできるだけ省略をしたいと思いますが、昭和五十七年度から四、五歳児の全入制度というものが発足をするわけですね。しかしな...全文を見る
○中野(寛)分科員 それも先般の総州竹岡で五十二年から検討されているということでしたね。いつまでかかるのですかね。いまおっしゃったようにいろいろ問題点はあると思います。しかし、私は弾力的な運用をするとか、たとえば三歳児についてのいまおっしゃった問題等については、経過措置または試行...全文を見る
○中野(寛)分科員 実はこの話を幾つかの自治体で話をしました。そうすると、それぞれの自治体の地方の教育委員会の方は、いやあ、ぜひ進めてほしいんだと口をそろえておっしゃられました。何人かのお母さん方に話をしました。やはり進めてほしいという声が大変強く出てきました。現在の社会情勢、そ...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣のただいまおっしゃったそのことは私も全く同感です。それが正しいと思うのです。それをどうするか、どうしてそれをやるかが問題なんです。たとえばゆとりある教育と言ってやりました。やったけれども結局それは——こういう言い方は学校の先生方全般の問題ではありませんから...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が来ましたから終わりますが、教育というのは、大臣の御答弁のように、どうしても抽象論的な、また精神論的なものが多くなりがちでございます。しかし、政治家です。具体的に政策として何かをやらなければなりません。指導要領の改定も大切です。しかし、そのことだけにとどま...全文を見る
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○中野(寛)分科員 私は、大阪国際空港周辺の公害対策についてお尋ねをするわけでありますが、しかし、実際の事業体、担当いたしますのは運輸省でございますので、長官にお立ち会いをいただいてお聞きいただいて、運輸省が実際に現在やっております事業等を御認識いただくと同時に、環境庁としてもな...全文を見る
○中野(寛)分科員 昨年補正係数の手直しが若干なされたことは私も承知をいたしております。ただ、やはり人口を基礎としてやるということになりますと、もうすでに御認識のように、周辺対策費というのは必ずしもそのことと比例して費用がかかるというものではないわけで、むしろ費用をかけることによ...全文を見る
○中野(寛)分科員 地方公共団体にとってある程度弾力的に使える費用というのは、この譲与税が一つのよりどころなのです。そういう意味では、これは単に譲与税だからこうだということではなくて、その使われている性格その他を考えて十分対応していただきたいと思います。  それでは、どうもあり...全文を見る
○中野(寛)分科員 すでに昭和五十四年度でもそれ相当の体制を組んだという御答弁でございますが、しかし、時期のおくれ等もあっておくれておる。しかし、果たしてそれでは昭和五十五年度大丈夫かといいますと、やはり私はどうしても心配が残るわけでございます。民防の場合には、たとえば家主と借家...全文を見る
○中野(寛)分科員 昨年の十月には、地元豊中市長からもこの体制強化についての要望も出されておるわけでございますし、大変希望の多い内容の事業でございます。どうぞなお一層の御努力を要請をしておきたいと存じます。  続きまして、民家移転に伴う諸問題について若干お尋ねをいたします。 ...全文を見る
○中野(寛)分科員 住民のサイドからすればこれは本当に毎日毎日の生活の問題であります。大変不便をしておるわけでありまして、いろいろな制度や、また分析調査等の問題等あろうと思いますけれども、これはやはり一日も早く解決されませんと大変な問題でございます。なお一層の御努力をお願いしたい...全文を見る
○中野(寛)分科員 私どもも大いに期待をしたいと思います。  なお、次に空港周辺整備につきましてお尋ねをいたします。  昭和五十二年十一月に周辺整備計画調査委員会が策定をした「周辺整備のまちづくりについて」という地区計画図が地元に提示をされたわけでありますが、もう一つその評価...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が参りましたから終わりますが、最後に長官に御要望とお尋ねを申し上げておきたいと思います。  現在、新しい関西新空港の計画もございます。これは、現在あるこの大阪国際空港のこういう騒音問題等を考えて、公害のない空港を新しくということから発想された空港でもござ...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○中野(寛)分科員 私は在日外国人、特にその中でも、永住権を持ち、とりわけ熱心に要望活動をしておられます在日韓国人の皆さんの人権問題、そして国民年金及び児童手当の適用に関する要望につきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。  ただ、人権問題ということになりますと、当然法務...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣の慎重な御答弁、それなりにその背景はわからないでもありませんけれども、しかし、国際人権規約の精神はよく理解をしておる、これから慎重に検討していくということは、その適用実現へ向かっての前向きの姿勢で検討されるのか否か、このことは大変重大だと思うのであります。...全文を見る
○中野(寛)分科員 ぜひそうお願いをしたいと思います。  そこで、いつもこの論議をいたしますときに必ず出てくる問題は、一般在日外国人と在日韓国人との位置づけをどう考えるかという問題であります。いま大臣の御答弁の中にも、韓国人だけを特別扱いするわけにはいかないというお答えが出てま...全文を見る
○中野(寛)分科員 二国間協定ということになりますと、その裏づけとして、前提条件として、結局、似たようなまたは同程度の年金制度というものが韓国にも生まれなければ、それは成り立たないということを意味するのでしょう。
○中野(寛)分科員 私は、その二国間の関係としてこの問題を技術的に実は論じたくない。冒頭から申し上げておりますように、これは二国間の政府の交渉によってなすべき課題ではなくて、在日韓国人の皆さんの位置づけ、今日の現状、そのことは、日本政府の独自の歴史的施策の中で生まれた現象だから、...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣の御答弁がかなり前向きになってきたことを私は心から評価したいと思います。政府の問題として、政府全体の問題として取り組むべきこととおっしゃられました。そのこともまさにそのとおりだと思います。ただ、そのときに、所轄される厚生省が前向きの姿勢を示されない限り、こ...全文を見る
○中野(寛)分科員 いみじくも財政の問題が出てまいりました。まさしく財政がこの問題を大変ちゅうちょさせる一つの大きな要因であることが出てまいりました。たまたま韓国人の皆さんの主張の中に、こういう言葉が出てまいります。「安定した生活」という法的地位協定の中で出てくるこの言葉、それを...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。
03月08日第91回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○中野(寛)委員 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となっております政府提出の昭和五十五年度一般会計予算外二件並びにこれに対して共産党・革新共同から提出されております組み替え動議の双方に対し、一括して反対の討論を行います。  国民が新予算に最も期待したことは、八〇年代...全文を見る
03月27日第91回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○中野(寛)委員 私は、五十二年度決算を審議するに当たりまして、最近といいますよりも今日国家財政の大きな問題点の一つとして、全国民の関心の的であります国鉄の再建、この問題に絡めながら幾つかの問題点についてお尋ねをしたいと思います。  今年度いわゆる五十四年度予算を見ましても、な...全文を見る
○中野(寛)委員 いま総裁御自身がお認めになりましたように、国鉄の労使関係が必ずしも改善されているとは思えないわけであります。特に私どもが見る限り、職場規律の乱れというものは、ひとしく国民の目から見ても一向に改まっているようには見えない、これが指摘されていると思います。  そこ...全文を見る
○中野(寛)委員 そういたしますと、処分を凍結するからといって、その違法行為の内容等についての調査、または処分がもしなされるとすればこういう処分に該当するというふうなことについての最終の詰め、こういうものをおろそかにはしていないということですか。それはきちんと確定をしておいて、た...全文を見る
○中野(寛)委員 それではお聞きしますが、処分凍結を発表いたしましたときに、当時の森山運輸大臣は記者会見で、処分を凍結するとはどういう意味かと聞かれたことに対して、今後このような違法ストをやれば処分する、そういう趣旨だ、こう答えているわけであります。それは、前回の凍結しているもの...全文を見る
○中野(寛)委員 あわせて、国鉄当局は吉井常務理事が記者会見で、凍結するというのはたな上げという意味じゃない、今度ストがあれば凍結は解除することになろうと述べておられるわけでありますが、これも変わりはございませんか。
○中野(寛)委員 それでは続いて聞きますが、昨年処分凍結以降、違法なストライキは行われていませんか。
○中野(寛)委員 処分の凍結の問題と地域的にそういう事案が起こっていることとの関連はいかがですか。
○中野(寛)委員 たとえば、地域的に一見単発的に見れるような闘争行為というものが、それぞれ地域的に行われていく。しかし、それが総括されれば大変大きな争議行為であるということはあり得るわけであります。そしてまた、そのようなやり方であれば中央からの指令なり命令によって行われていったの...全文を見る
○中野(寛)委員 われわれが心配しているのは、結局統一行動でなければ、いわゆる地方での闘争はどれだけやってもいいんだという解釈が成り立ったり、またそういうことが行われたりということがあってはならぬということを心配をしているわけであります。たとえば、国労の場合に、三月の下旬に十二の...全文を見る
○中野(寛)委員 現場長がその内容についてははっきりと虚偽であるということを認識して抗議をされたということを確認されておられる、そういうことでございますから、あえてこれ以上申し上げませんが、少なくともそういう誤解を招くようなこと、または相手にそういう言質を与えたように思わせるあい...全文を見る
○中野(寛)委員 報告をお聞きになっているということですからお聞きいたしますが、これに対する処分はいかが相なりましたか。
○中野(寛)委員 昨年の十二月一日から二十二日にかけて起こった事案であります。目下調査中ということですが、こういう内容のものの調査というのはそんなにかかるものですか。
○中野(寛)委員 質問を次に移しますが、ただいまの問題も、最初からお聞きしている一つ一つの事案に対して、当局が国鉄の規律のあり方について毅然たる態度を持つということが基本でありますから、その立場を決してあいまいにすることなく、明確な態度をおとりいただきたいし、そしてそのことを私ど...全文を見る
○中野(寛)委員 その実態の十分な確認も行われていない、把握していない、私はそのことがこれらの問題に対する当局の認識をあらわしているように思えてなりません。せっかく昨年十月三十日に最高裁で判決が出ました。判決が出ても、それを執行しようとする、またその判決の趣旨をその後あらゆる場に...全文を見る
○中野(寛)委員 その総裁の御答弁の趣旨そのものが、あの処分の凍結にもつながった同じ趣旨でしょう。精神だと思います。しかし、そのことが戦術を変えて、現実に今日もいろいろな闘争行為が行われている。それによって国民の足が奪われている。そして国鉄に対する信頼が失われている。そして実害が...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣にお答えいただく前にもう一回申し上げたいと思います。  国民はもう待てません。むしろ待ち過ぎるぐらい待ったと申し上げたい。いろいろな事案の起こるたびに国民は大きな迷惑を受けています。最近の国民の声を聞けばあきれ果ててむしろあきらめかかっている。しかしそれは...全文を見る
○中野(寛)委員 国鉄当局の努力とそして運輸省のより一層厳格な指導を期待をしておきたいと思います。  時間の都合で次に進みます。  次に二つほど、すでに会計検査院から指摘をされたこともある部分もございますけれども、お聞きをしたいと思います。  国鉄当局はいろいろな機材を購入...全文を見る
○中野(寛)委員 それはいつから全数稼働し始めたんですか。経緯を簡単に説明してください。
○中野(寛)委員 おくれた理由は何ですか。
○中野(寛)委員 同じような目的を持っている機械に操重車ソ六〇型というのがあります。これを操縦する、また使うためには、いま御答弁がありましたけれども、事前に幾つかの前提条件の作業をしなければなりません。そのために労働組合との労働協約、そういうものも昭和四十七年に締結をされておられ...全文を見る
○中野(寛)委員 現在七編成のうち二編成のみがやっと稼働し始めた。膨大な金を使ってこれを購入して、そして先ほど申し上げたように労働協約は昭和四十七年に締結をして、それでいま昭和五十五年、今日そのような状態であるということは何を意味するのか。使われていないことにいろいろ問題がある、...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたので締めくくりたいと思いますが、まず、このソ六〇及びマルタイについても現在はすべてが稼働しているという御答弁でありましたけれども、このことについても私どもの調査では必ずしも納得ができません。ソ六〇の問題についてはなおさらであります。会計検査院に要...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
04月08日第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第10号
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○中野(寛)委員 昨日は長官にわざわざ大阪までお出ましをいただきまして、いろいろ御視察をいただきましたり、そしてまた現地の声を具体的にお聞きをいただいたようでございまして、御苦労さまでございました。  質問に入ります前に、御感想を、いかがであったか、お聞かせをいただければと思い...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。  それでは質問に入りたいと思いますが、事前に質問の内容について通告といいますか申し上げていない部分で恐縮ですが先にお尋ねをしたいわけであります。  それは、昨日来報道されております内容の最も大きな私どもの心配の種は円安の問題でござい...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの長官の御答弁と相通ずると思いますけれども、やはり最近の円相場の動きに対して日銀の考え方も、わが国の経常収支の赤字幅がわずかながらも減少しつつあるということ、物価上昇率も消費者物価等を基準にとれば国際的な見方の中で低いのではないかという主張、それから日本の輸...全文を見る
○中野(寛)委員 そこで、いまの最後の長官の御答弁の部分にも関連すると思いますが、オイルマネーの導入ですか、流入をできるだけ促すということに関連してですけれども、たとえば資本取引を見ましても米国のTB、例の財務省証券ですか、これの取得の動きがここ数日特に目立っているわけですね。毎...全文を見る
○中野(寛)委員 はしなくも長官が一番最後に何か本音をおっしゃられたような気がするわけであります。先ほど来いろいろと経済論議、財政論議をやりましても、これといって妙案が出てくるというわけにはなかなかいかない。これは恐らくいまの日本の経済が抱えた本当のジレンマだろうと思います。しか...全文を見る
○中野(寛)委員 経済規模その他国力を含めまして、それはアメリカが世界一の国であることは事実ですが、しかし同時に、そういうことを持ちながらも、そしてたとえば石油の使用状況等を見ても、私どもの目から見れば明らかにアメリカの方がはるかにむだ遣いをしている。そういうことも、いまの長官が...全文を見る
○中野(寛)委員 最後に、日本経済新聞に書かれておりましたが、その雇用の問題なんですね。果たしてこれから物価と雇用、その対策を考えますと、これは相反するもので大変むずかしいわけであります。  しかし、たとえば、その新聞の報道から見ますと、「昨年八月から、企業倒産は増勢に転じてお...全文を見る
○中野(寛)委員 これで終わりますが、私はいまの雇用の問題も決して楽観を許さない。たとえそれが小さなものであっても件数がふえていく。そしてまた、現在の国際経済の状態からいけばそれがだんだん拡大をされていく。そういう中で雇用の心配が出てくる。また物価対策も急激に進めなければなりませ...全文を見る
04月09日第91回国会 衆議院 決算委員会 第13号
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○中野(寛)委員 少々じみな質問を二つほど申し上げたいと思います。  物価関係閣僚会議の当面の物価対策について発表されましたあの文章を見ましても、特に個別物資対策等々の部分を読みますと、「きめ細かく調査、監視し、」とか「価格動向を注視し、」とか、調査、監視という言葉等々が大変多...全文を見る
○中野(寛)委員 このモニター制度につきまして、今後経企庁としてはどのようにしていったらいいか、たとえば数をふやす、または質の向上を図る、いろいろの課題があろうと思いますけれども、今後このモニター制度の活用についてどのようにお考えでございますか。
○中野(寛)委員 現在、大体どういう人がモニターに任命をされておられますか。
○中野(寛)委員 このモニターの場合に、単に、たとえば物価モニターだからといって、店頭の物の値段を幾らだと調査すればいいというものでもないと思います。やはり物価に対する、または流通に対するいろいろな識見をお持ちである方が、御本人のその知識や能力をフルに発揮して、そしてその原因追及...全文を見る
○中野(寛)委員 立入検査等になりますと、なかなか問題が多うございまして、抵抗も厳しい場合があろうと思います。特に、この物価について問題点が発生をするということになりますと、その問題を持っている企業なり、またその流通機構なりというのは、なお一層この調査に対する抵抗が厳しいのはあた...全文を見る
○中野(寛)委員 その信頼関係というのは、私も確かによくわかるのです。大切だと思うのです。むしろ商店の皆さんと協力して一緒になって物価対策を講じていこうという、そのぐらいの雰囲気をつくらなければいけませんし、たとえばこの前も大臣は大阪へいらっしゃいましたが、そのときの新聞報道のト...全文を見る
○中野(寛)委員 それから、これはある意味では役所の機構の方ですが、国民生活センターのことにつきまして若干お尋ねをいたします。  この国民生活センターの設立の目的は、「国民生活の安定及び向上に寄与するため、総合的見地から、国民生活に関する情報の提供及び調査研究を行う」、こういう...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
04月15日第91回国会 衆議院 決算委員会 第14号
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○中野(寛)委員 私もきょうはイラン問題と、それからもう一つ、日米安保条約の問題についてお尋ねをしたいわけでありますが、その前に、その前提条件となる日本の外交についての基礎認識について、まずお伺いをしておきたいと思います。  私がまず最初に申し上げたいことは、日本の外交原則を鮮...全文を見る
○中野(寛)委員 基本認識はおよそ同じである、そのことはわかりました。問題は、その基本認識の上に立って日本のなすべきことをきちんと果たすかということがいま世界から問われている。そしてまた、日本国民も同じように、そのことを日本政府が必ずしも積極的に果たそうとしないということに対して...全文を見る
○中野(寛)委員 問題の認識と対策について共通の土俵でお話を申し上げたいと思いますので、幾らかお尋ねをする前の前提としての質問をさせていただきたいと思います。  大臣は、この米国とイランの関係でありますが、この問題を考えるときに、やはり米国の政治情勢とそしてイランの政治情勢、こ...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣がおっしゃったとおりにされて誤解を生んだのなら、われわれはそれなりに納得します。しかし、先般来のいきさつは、むしろ日本の消極的な姿勢、または現在の迷っていること、検討していること、そういうふうなことを、立場はわかりますが、非常にあいまいにおっしゃられたことが...全文を見る
○中野(寛)委員 しかし、少なくとも米国国民には、たとえ一時的とはいえ日本の歯切れの悪さが、われわれにとって何もしてくれないということ、そして日本に対する強硬措置をとるべきだという不穏な空気が出てきたことも事実であります。私たちは決して歯切れのいいことばかりがいいとは申し上げませ...全文を見る
○中野(寛)委員 何人も予測がつかぬであろうというお答えですから、またそれ以上に大臣にお答えを要求するのは無理かもしれません。しかし、いかなる情勢がこれから醸し出されてくるかわからぬということは、最悪の情勢になることをも踏まえてわれわれは常にその対応策を講じておかなければならぬ、...全文を見る
○中野(寛)委員 お尋ねした内容についてきちんと分析した上でのお答えというのはなかなか聞けません。ただ、外交問題ですから必ずしもはっきりおっしゃることが得策だとは考えませんので、大変むずかしい情勢である。そして、それぞれの立場や考え方の違いがイラン国内において存在することを認識さ...全文を見る
○中野(寛)委員 石油輸入の問題については、従来からおおよその水準は保たれている、またこれから先の季節的な問題もあって、それなりにできるであろうと思いますし、また三番目の信用供与等の問題については、すでにこのとおりやっておるということであります。  大使の召還も、大臣はそのよう...全文を見る
○中野(寛)委員 すべて明確なお答えは返ってまいりません。ということは、大変開き直ったような言い方をしますが、これらの一つ一つの対策を明確に講じることはきわめてむずかしいということを意味していると思います。また、そのことによって、アメリカの国内事情も日本に対して大変厳しい情勢が予...全文を見る
○中野(寛)委員 いまわれわれは希望的観測で政治を語るわけにはいかぬと思います。あらゆる国難に対応できるように、国民とともにその対策を講じ、そして用意をしておくことが大変大事だと思います。それと同時に、ある日突然というのはきわめて危険です。国民の間のパニック状態を生むおそれが十二...全文を見る
○中野(寛)委員 次に移ります。  EC諸国との共同歩調のことですが、新聞報道によりますと、カーター大統領が十三日明らかにされた欧州の各テレビ放送特派員との記者会見の中で欧州共同体諸国に対し、来週まで対イラン経済制裁措置実施を同意するとともに、人質問題がこのまま解決されなければ...全文を見る
○中野(寛)委員 この新聞の見出し、これはそれぞれ各新聞社の整理部でおつけになるのでしょうからあれですが、来週までに同調してくれ、大変アメリカの方からは強く要請をされておるようでありますけれども、そういうのは日本に対してないわけですね。
○中野(寛)委員 はっきりした期限を切っていないということは、抽象的な期限はあるのですか。
○中野(寛)委員 時間がありませんからあと進みますが、たとえば、いまよく言われます第三の道であります。いままでずっとお聞きいたしてまいりましたけれども、実はこの具体的な第三の道について、たとえ具体的と言えないまでも、本当に心の底からこの第三の道を追求をするという心構えについて私は...全文を見る
○中野(寛)委員 最後の御答弁もついに何のお答えもいただけませんでした。心から強く要望します。日本の役割りを正しく認識し、そして本当に世界の平和に役に立つ外交を展開するための前向きの御検討と行動をお願いしたいと思います。  終わります。
04月18日第91回国会 衆議院 決算委員会 第16号
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○中野(寛)委員 私はきょうは、何とか勉強をしたいという意欲がある人たちが本当に安心して勉強ができる、そのためにいかにあるべきか、幾つかの具体的な、かつ、じみではありますが大変大切だと思う問題をお伺いしたいと思います。  その前に冒頭、先ほど来同僚委員からの質問の中で出ておりま...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは本題に入ります。  まず、義務教育就学援助制度についてであります。今日の物価高、インフレの進行するわが国の現状でありますから、就学援助を必要とする要保護、準要保護の対象児童生徒の認定率というものは非常に増加をしているわけであります。とりわけ倒産、失業に...全文を見る
○中野(寛)委員 その認定基準も本当にむずかしいことはよく私もわかります。ですから、その認定基準につきましても、昭和三十八年に文部省通知が出されているわけですが、そういう理由もあって結局非常に漠然としているわけですね。ですから自治体自身も困っている。いろいろな要求、要望もあります...全文を見る
○中野(寛)委員 大変強く問題意識を持っていただいているようでありますから、これ以上申し上げません。この制度の運用というものが、本当に実態に合い、かつ自治体も自信を持って、かつ、やりがいを覚えながらやれるような体制ができるように、なお一層御尽力をいただきたいと思います。そして、そ...全文を見る
○中野(寛)委員 私はぜひ前向きにお考え願いたいと思います。  国の財政事情、そしてその年々の児童や生徒の数、いろんなことを勘案しながら、いわゆる今度の四十人学級の問題でもそうでありますが、結局取りかかりやすい時期に取りかかりやすい方法でやっていく、大変その辺は工夫といいますか...全文を見る
○中野(寛)委員 再び検討という御答弁が返ってまいりましたけれども、決して御検討いただくことが悪いことではないと思いますが、私この機会に申し上げておきたいと思いますが、日本育英会法そのものを一回洗い直してみたらいかがかという気がするのです。この法律はかたかなで書いてありまして、私...全文を見る
○中野(寛)委員 検討したいというお言葉でありますが、いつまでも検討されておったのでは、これはかなわないわけでありまして、本当にその問題意識をお持ちになれば、やはり早急に検討をして結論を出そうという意欲も当然出てくると思うわけであります。国会用語というのは、慎重に検討するとか、検...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは次に進みます。  私立大学等の経常費の補助の問題であります。  かなり進んできたことは私も評価するにやぶさかではありません。ちなみに、私立大学の一人当たり学生納付金の額が、昭和四十六年度を一〇〇として換算をいたしますと昭和五十三年度は二七四・五と、こ...全文を見る
○中野(寛)委員 最近、やはり私立大学はかなり新しい学校もできているわけです。大臣も関西の方ですからおわかりだと思いますが、本当にじみちに努力している歴史のある大学があるかと思えば、そしてまたそういう大学はその大学の歴史と今日までの実績、伝統というふうなものでその大学を目指す学生...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣のおっしゃるお気持ちはわかります。気魂は確かに必要だと思います。しかし、金もうけの気魂では困るのでありまして、教育的な気魄を持ってもらわないとどうにもならぬわけであります。どうも最近その辺を履き違えているケースが続々出てくるものですから、私はどうしても憤りを...全文を見る
○中野(寛)委員 遅くなりまして申しわけありませんでした。今日まで、特に教育の問題につきましては、大平総理自身も大変熱意を込めて折に触れて語られるようでありますし、谷垣文部大臣に期待するところも、私どもも大きいわけでありますが、先ほど来のお話の中で、一見しますと大変前向きに御検討...全文を見る
04月22日第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第12号
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○中野(寛)委員 一昨日から国鉄運賃の引き上げが実施をされました。この機会に、たとえ法定制の緩和が実施されておるとは言え、その実施の前に本委員会において少なくとも国民の意思が聴取されるという機会が与えられなかったこと、そしてそういう時間的なゆとりを持っての申請手続等が図られなかっ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは質問に入ります。  先般決算委員会において、操重車ソ六〇またマルチプルタイタンパー等のことについてお尋ねいたしました。会計検査院の今日までの指摘の中でも、機械装置等についてその稼働率がきわめて低いこと等の特記事項が報告されているわけであります。そして、...全文を見る
○中野(寛)委員 私もそれなりに調査をいたしましたが、結局七編成のうち五編成が全く使われていないこと、及び仙台、高崎に配置をされておりますものも、稼働しているという御答弁でありますが、実際上は本来の目的を達していない、このような事態を私どもなりに聞いているわけであります。しかし、...全文を見る
○中野(寛)委員 すなわち、稼働していない五編成でそれを計算いたしますと二億六千万円、これが全くむだになっているわけであります。そして、仙台、高崎のものも本来の用を当時期待したとおり果たしていないとするならば、その金額は上積みされるわけであります。  先般御指摘を申し上げました...全文を見る
○中野(寛)委員 さっぱりわからないのです。いろいろの要素があった、いろいろの困難があった、すべて抽象論です。事前の準備作業が結局徹底していなかった、そのことに尽きると私は思います。今後は、ごれがあるから、何とかして使わなければいけないから、少々改良をしてほかの目的に使う、本来こ...全文を見る
○中野(寛)委員 常務、いかがでございますか。
○中野(寛)委員 同時に、今日そういう事態を招いたことに労使関係の問題があったことも事実ですか。会計検査院はそう指摘しています。
○中野(寛)委員 労使関係の問題は、結局組合の本部段階との協定は結べたけれども、地方で組合の出先機関との協定がうまくいかなかった、そのことが稼働しない一つの要因になっている。そのことを私ども自身は調査をして、それなりに認識を持っているわけであります。これはお認めになりますね。
○中野(寛)委員 結局そのことは、国鉄当局及び組合、ともに、中央の地方に対する指導または連携、そういうことが不十分であったことをそのままあらわしていると思います。  時間の都合でこの問題ばかり申し上げておるわけにいきませんから、次にストライキの問題に移りたいと思います。  今...全文を見る
○中野(寛)委員 私の調査では、五十年九回、四百九十六億、五十一年六回、百八十五億、金額は一緒です。回数は五十二年八回、五十三年十一回、五十四年五回、回数は違いますが、金額は五十年を除けばおよそ同じ金額が私の調査でも出ております。およそ一千億。私の計算では一千六十九億。  それ...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁の中に、国民の感覚と国鉄の感覚の明らかな違いがあらわれるお言葉遣いがありました。今回のストライキは小規模でございました——国民の感覚から見れば決して小規模だとは思いません。あれだけの多くの国民の足を奪い、全国的に影響を与えたその違法なストライキがどう...全文を見る
○中野(寛)委員 結局、スト対策費等として特別に勘定を組んでない。組んでないのは私は当然であって、いいと思います。国鉄にストがあるということは法律上想定されないのですから、それはそれで結構ですが、しかしながら、そうしてストが行われたときに特別の支出がある、ストがあったがために支出...全文を見る
○中野(寛)委員 節約で賄うといったって、膨大な金額ですよ。それだけ節約できる余地があるのですか。そのこと一つ見たって、国鉄の中で賄おうとしたって、節約をするといったって、それではそれだけ余剰財産なり余剰なお金があるということになってしまうではありませんか。結局国民が負担するとい...全文を見る
○中野(寛)委員 時間がありませんから、端的に一点だけお伺いしますが、私は少なくとも先ほどの答弁も含めまして、当局が、違法なストライキを国労、動労が行おうとしても、二度と再びないことを期待いたしますけれども、もしそういうことがあったとしても、あくまでも列車を最大限動かそうという努...全文を見る
○中野(寛)委員 凍結分はいつやりますか。
○中野(寛)委員 終わります。
04月23日第91回国会 衆議院 決算委員会 第17号
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○中野(寛)委員 自治省に関する決算審査でございますから、窓口はきわめて大きく、地方財政から行政改革、そしてまたその他事務の再配分等々論議をしていけば切りがないわけでございますが、ただいままでの論議の中でそれらの問題についても触れられておりますので、あえて論議を繰り返すことは避け...全文を見る
○中野(寛)委員 確かにこの消防力の基準第一条を見ましても、「この基準は、市町村が火災の予防、警戒及び鎮圧並びに救急業務等を行なうために必要な最少限度の施設及び人員について定めるものとする。」こう書いてあります。「最少限度」ということでありますから、少なくともこれは基準が一〇〇%...全文を見る
○中野(寛)委員 実は、地方自治体、地方財政に関する論議をいたしますと、必ず起債枠を認めているという答えが一つ、もう一つは、地方交付税の算定基準の中に入れておりますという答えが返ってくるのです。しかし、これは実際に言って、起債枠といえば地方自治体の借金です。返さなければいけないの...全文を見る
○中野(寛)委員 これ以上しつこくは申し上げませんけれども、消防庁の方からいただいた「消防施設整備状況」そしてこの数字、充足率、これらもすべてそちらから出ている資料であります。これを見て私は先ほど来論じているわけですが、自治体の方へ行きまして、そして自治体のつくった基準とを比べれ...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁の中で、孤立化させるということ、それから根を断っていく、資金を断つ、武器を断つ、三つの柱を立てて努力をされているわけでありますけれども、そういう中で一つは予備軍としての暴走族の問題があると私は思うのです。一昨年道路交通法を改正いたしました。それもやは...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が来ましたから、武器対策等も含めまして、むしろ政治的な判断や総合的な判断等々もあると思いますから、最後に総合的にまとめて長官から、警察については専門家でいらっしゃいますから、お聞きして、終わりたいと思います。
○中野(寛)委員 終わります。
04月25日第91回国会 衆議院 決算委員会 第18号
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○中野(寛)委員 まず石油の問題からお尋ねいたします。  いま日本とイラン、ある意味ではがまん比べをしているわけでありますけれども、まず第一点、果たしてこの石油交渉どのくらいの期間が解決までにかかるものか。そしてまた、どのくらいならしんぼうできるか、余り言ってしまうと手の内を敵...全文を見る
○中野(寛)委員 日本も石油が供給がストップしますと、これは大変痛いわけですが、向こうも売らなければ生きていけないといいますか大変なわけであります。そういうことから、双方ともに一生懸命逃げ道をつくろうとしているわけで、日本の方は他の国から何とか助けてくれ、こういった工作をして、最...全文を見る
○中野(寛)委員 本来OPEC機構のように、力を合わせてといいますか、連帯をして供給調整やコストを引き上げたりする、そういうふうなこと等をお互いにするであろう国同士で、イランの供給がとまったからそれではこっちが助けてあげましょうという甘い状態ではないことは私どもも当然わかるわけで...全文を見る
○中野(寛)委員 もちろん、こういう経済的な問題でもありますから、継続性があることは当然だと思いますが、しかし今回の問題とできるだけ違う他の要素、もしくは以前からの継続的なものとしての御説明を長官はされるわけであります。その方が、これはうがった見方かもしれませんけれども、対イラン...全文を見る
○中野(寛)委員 そういたしますと、例の緊急時に発動いたします石油需給適正化法ですとか、国民生活安定緊急措置法なんというものを発動するというような事態は当面ないであろう、また将来についてもまずそういう事態については目下のところ考えられない、こういうふうに考えてよろしいでしょうか。
○中野(寛)委員 先日報道されたのを読んだわけですが、IEAで「「石油消費を抑制するため、一九九〇年代初めまでに石油火力発電所を全廃する」ことを提案してきた。」こういう報道がなされたわけでありますが、これはすでにお聞きになっているのでしょうか。また、このことに対してわが国としては...全文を見る
○中野(寛)委員 私はこの問題はIEAが提案したからとかサミットでどうかというより以上に、やはりわが国の置かれた現状を考えれば、率先してこの脱石油への努力というものはなお一層進めていかなければいけない、こう思いますし、とりわけ私どもはそういう意味からも、たとえば原発の促進等々もあ...全文を見る
○中野(寛)委員 今度は通産省の方にお聞きいたしますが、たとえばアメリカの方では一九七六年に電気自動車研究開発普及法というふうなものを制定して、そしてまた五カ年計画で約一億六千万ドル、大変大きな費用をかけてその研究開発、そして普及、こういうことをやろうとしているわけであります。日...全文を見る
○中野(寛)委員 その普及のあり方、やり方なんですけれども、いろいろなことが要素として考えられると思うわけです。一つはその普及可能分野への利用促進ということで、たとえば環境庁から大いに活用していこう、庁内のものはひとつ大いに電気自動車を使っていこうという考え方、また、たびたび指摘...全文を見る
○中野(寛)委員 大蔵省から御答弁いただく前に、先ほど栗原局長から御答弁あったのですが、税制の面、確かに今年度いっぱいと一応なっているわけですね。しかしこれを今日の情勢から考えれば、やはりどうしても延長していただかないとどうにもならぬと思いますし、その延長の際に、ただ機械的に現状...全文を見る
○中野(寛)委員 大蔵省いかがですか。
○中野(寛)委員 重量税はいかがですか。
○中野(寛)委員 大変大蔵省らしいお答えをいただきました。ありがとうございました。  しかしながら、結局これは大蔵省の理解と同時にやはり通産当局の熱意にもかかってくるか、このように思うわけでありまして、ひとつ大いに期待をし、せっかくの御努力をお願いしたいと思います。  なお、...全文を見る
○中野(寛)委員 あわせて電気自動車のことも大臣御存じのことでございますから、ひとつ大臣からも御努力をお願いしたいと思いますし、また環境庁を含めましてこれらの促進策等々を、また成案ができましたらひとつ折に触れまして御提供いただければありがたいと思いますので、よろしくお願いをいたし...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたので終わりますが、大変恐縮ですが、最後に一問だけお尋ねさせていただきたいと思います。  中小企業も大変国際化が激しくなっているわけであります。そこで現在大蔵省の方で金融制度調査会の方に諮って、信用金庫法の改正について検討されているのではないかと...全文を見る
○中野(寛)委員 大変厳しい経済状態であります。石油、そしてとりわけストレートに影響を受ける中小企業問題、これからもなお一層関係の皆さん方の御努力を要望いたしまして終わりたいと思います。  ありがとうございました。
05月07日第91回国会 衆議院 決算委員会 第19号
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○中野(寛)委員 私は、きょうは輸出保険と難民問題についてお尋ねをしたいと思います。  輸出保険は先ほど同僚議員からのお尋ねもございましたので、二、三点にしぼってお尋ねをいたします。  輸出保険、最近の国際情勢がこれだけ厳しい状態になりますと、大変大きな効果を発揮しますし、意...全文を見る
○中野(寛)委員 そういうことを聞いたのじゃないのです。  時間の関係で、次の問題とあわせて指摘しますが、私は、たとえば予備費を使用するということについて、それほどそれが不適確だとは思わない。文字どおり予備費もそして保険も予見しがたい事態が起こったときに使われるのでありますから...全文を見る
○中野(寛)委員 最近の貿易に対する零細企業に至るまで中小企業の取り組みというのは大変積極的でもあるわけですし、またそのことが日本の経済の生き延びる道でもあるわけです。ときには危険を冒さなければいけないことも出てくるだろうと思います。そういう意味では私は、通産省としてもこれからよ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、いわゆる北朝鮮との関係も時折報道されたりするわけでありますが、こういう国交のない国の問題については、この保険金が支払われたケースはありませんか。そして、そういう場合、事後処理はどうするのですか。
○中野(寛)委員 明確な処置をとっていただくことを要望しておきたいと思います。  最後に、大臣にお尋ねをしたいのですが、通産省としては本来担当が違うとはいえ、通産省という役所そのものは、貿易の促進、これはやはり大きな仕事の一つだと思います。そしていま日本の場合には、国際収支の悪...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣のせっかくの御答弁ですが、貿易立国という言葉がどうであるにしろ、私と同じ認識を持っておられるというお答えですが、そのためには、こういう一つ一つの前提条件というもの、貿易を進めていけば危険負担というものが当然必要になってくる。そのために、やはり通産省としての一...全文を見る
○中野(寛)委員 その基本認識の中で、これからも大変むずかしい時代を迎える、それに対応し得る体制を常に留意して組んでいただくことを要望して、次の質問に移りたいと思います。  インドシナ難民の問題であります。  ちょうどいま審議をいたしております昭和五十四年度の予備費の中から難...全文を見る
○中野(寛)委員 国連難民高等弁務官の援助計画に対しての拠出金等については、これはこれで一つのわが国の役割りを果たしたものとして、私は別に異論がないわけであります。  ただ、こういう問題については、私は二つ問題があると思うのです。  対外的には、金だけ日本が出せばいいというこ...全文を見る
○中野(寛)委員 そういう事態の中で、この定住促進センターなんですが、大和定住促進センターの場合百四十七名、姫路が百六名、収容能力の限度を超えた許可数が実は出ているのではないかという一つの疑問があります。これをどうこなすのか。  それから、たとえば先ほど日本語指導の問題もありま...全文を見る
○中野(寛)委員 より一層きめ細かな御配慮をお願いしたいのと、やはり不用額が生ずる、それが結局難民が日本に対する不信感なり、また、よその国の方がいいというようなことから、思っていたより希望者が少なかったというようなことで不用額が生ずるというような恥ずかしいことがないように、やはり...全文を見る
○中野(寛)委員 これで終わりますが、ただいまの難民条約のネックになっております国民年金、児童手当等の問題、これは一つは在日韓国人との比較の問題等も絡んでいるように聞いております。同時にまた、在日韓国人もその適用を大変強く望んでいるわけであります。難民は難民独自の対処の仕方、これ...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となりました予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書等の承諾を求めるの件について賛成の意を表するものであります。  わが党は、各予備費の使用状況等についてそれぞれ検討いたしました結果、この範囲においては、いずれも必要...全文を見る
09月04日第92回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○中野(寛)委員 持ち時間が限られておりますから端的にお尋ねしたいと思いますが、まず、現在あります大阪国際空港に関連をしてお尋ねをいたします。  先ほど来同僚議員の質問の中でも、長年かかってこの周辺整備の問題について、また公害被害住民対策のためにいろいろと取り組んでこられたわけ...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣のいまのお言葉、むしろそういう地元住民の強い要請がある、それに基づいて検討してきた結果こういう問題があるということを認識し、そしてこういう法律について改正が必要だ、新たにこういう法律が必要だ、そのめどが本当は立っていなければうそなのですよ。というのは、われわ...全文を見る
○中野(寛)委員 先般、その中間地点における達成度というものを発表されたことがありましたが、そのときにはおおよそ八〇%であるとか八三%であるとかはっきりした数字を記憶しておりませんが、そういう形で面積等で示されました。われわれはまたその内容について御指摘をしたことがあります。しか...全文を見る
○中野(寛)委員 いままでの経緯から言って、いみじくも局長お答えのように、民防一つ取り上げても五十四年度末のあの予算執行率の低さ、そういう問題一つ考えても、財政上の問題だけではない、体制やいろいろな、むしろ問題を先取りしながら前もって解決していくという姿勢の乏しさというふうなもの...全文を見る
○中野(寛)委員 自治体と一体感ということを言われました。自治体は、むしろ早く提示されることを待っている。むしろ自治体は今日まで幾度となく問題点を列記して、そして要望を出してきた。むしろそれに対して、先ほど来の審議の中で触れられているように、運輸省すなわち国の主導権のもとに、国の...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、むしろ運輸省としては、とりわけ航空局としては、問題点、この地域の問題を解決するためには少なくともこれがどうしても必要だ、まず並べてしまえばいいのではありませんか。そしてそれについて各省庁間の調整も必要でしょうし、政治的な判断も必要でしょう。それを一ときも早...全文を見る
○中野(寛)委員 そういたしますと、たとえばそのことは、整備計画について、たとえば今日まで騒防法ですと、都道府県知事は当該周辺整備空港の設置者と協議してこれこれについて空港周辺整備計画を策定し、運輸大臣の承認を受けなければならぬ、とこうなっておりますけれども、これが特騒法等にいき...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、騒防法がこうだ、特騒法がこうだ、そしてどっちを適用しろとかということを申し上げているわけではないのです。むしろ、そういう事例を考えあわせながら大阪空港に適した法改正をすべきだということを申し上げているわけであります。新しいことをやればいいわけです。  そ...全文を見る
○中野(寛)委員 現在の検討課題の中にそういうことも含めて入っているということですからそれ以上申し上げませんが、お約束いただいているように、それでは五十五年度中にそういうものも含めて結論が出るわけですね。
○中野(寛)委員 それともう一つは、このような問題について常に自治体としての認識は、その財政的な問題、財政的な事情、内部事情もありますが、同時に、よって起こった原因は空港の存在そのものでありますから、結局その責任は空港サイドに持ってもらわなければいけない、このことがやはりきわめて...全文を見る
○中野(寛)委員 そのような問題に対する運輸省の姿勢を、恐らく周辺各自治体ともに見詰めている、そしてそれに基づいて自治体はどのような協力体制を組もうかということを考える、そのことをどうぞお忘れにならないようにしていただきたい。重ねて要望しておきたいと思います。  同時に、大臣、...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほど来、現在ある大阪空港の問題で幾つか事例を挙げながら申し上げておったのですが、やはり空港周辺にとっては、必ずしも具体的な目に見えるメリットというものが、特に近接の周辺にとってはないのですよ。むしろ新空港ができる、また現在空港があるというのは、近畿圏一円にとっ...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたから終わりますが、新空港建設については、私どもも決して、たとえば現在の空港に問題があるから新空港をつくればいいというだけの気持ちであるわけではない。工法を含め、地域住民の皆さんの心配のことも含めて、またこれから機会は多くあるわけでありますから、そ...全文を見る
10月20日第93回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○中野(寛)委員 決算委員会の審議を今日までやってまいりまして痛感すること、そしてその帰結というのは、やはり行財政の合理化、改革、これに尽きると思うわけであります。とりわけ最近の硬直化した財政を立て直して弾力を取り戻す。決して赤字がゼロになったからいいというものではないし、また、...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの総理の御決意に基づいて、幾つかのことについてお尋ねをしたいと思います。  先ほど来話題になっておりますけれども、昭和五十六年度予算編成における二兆円国債減額、これは今日までたびたび触れてこられたことであります。これは予算編成段階において最前提条件として不...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、単なる努力目標ではなくて、来年度予算編成におけるもう決定をされたと同じような意味合いを持つ大変厳しい内容のものだ、このように判断してよろしいですか。
○中野(寛)委員 それ以上のお答えはおっしゃれないと思いますが、われわれとしては、いまの総理のお言葉を一つの前提条件として踏まえながらお尋ねをしていきたいと思います。  総理が今回の総裁選挙で無事当選をされたわけでございますけれども、その所信表明の中に、私は、五十六年度予算では...全文を見る
○中野(寛)委員 この六十年までにというのは、一年伸びたということではなくて、六十年度からは全くゼロだという意味ですか。幾らか変化があるのですか。
○中野(寛)委員 それでは、今日までおっしゃってこられた政府の政策に変化はないわけですね。
○中野(寛)委員 それでは次に移りたいと思いますが、そういうことになりますと、私どもはまた改めて多くの危惧の念が生まれてくるのであります。  先般来の大蔵省等の試算によりますと、五十六年度財源の中で自然増収を四兆五千億と読んでおられる。二兆円の国債減額が最前提となる、そして国債...全文を見る
○中野(寛)委員 大蔵大臣から端的にすらっとおっしゃられました。しかし、鈴木総理は九月八日の政府・与党連絡会議において、来年度の予算編成に関して、増税に頼らない財政再建、二兆円の国債減額、そして年内編成という三原則を示した、こう言われております。しかし、今日までの渡辺大蔵大臣を初...全文を見る
○中野(寛)委員 いま総理のお言葉は、新税によらない、こういうお言葉であります。当初は増税に頼らないというお言葉であったのではありませんか。私どもはそう受けとめている。正直な国民もまた増税によらない財政再建という言葉を覚えておりまして、そう思っている。いつの間にか新税によらないと...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、予算編成期、もうすでに入っていると思いますが、最終決定までに来年度の経済運営もしくは経済の見通し等々、経企庁長官としての御判断とアドバイス等によって、たとえばいまわれわれが一番心配している増税路線というものが少なくとも大蔵省のもくろんでおられるそれより...全文を見る
○中野(寛)委員 長官というお立場からいまのような御答弁しか期待できないのかもしれません。ただ、私ども今日までいろいろ報道機関を通じて、また大臣の御発言を判断する中では、増税によらない、いわゆる景気対策による財政再建、このことがむしろ今日まで意図的に大々的に打ち上げられてきた、私...全文を見る
○中野(寛)委員 再建計画、それから再建法、これについて具体的に。
○中野(寛)委員 時間が来ましたから終わりますが、検討中ということは前向きに検討中ということですか、全くの勉強中ということですか。
○中野(寛)委員 よくわかりました。  終わります。
○中野(寛)委員 先ほどお尋ねしている中で御答弁がなかったのでありますが、まず大蔵大臣に、中期財政計画、その後の作業と、いつごろお出しになりますか、お聞きしたいと思います。
○中野(寛)委員 それこそゼロリストよりも何よりもまず中期財政計画、いわゆる大蔵省の単年度主義の抜本的な打破も含めまして、中長期的な財政計画が出されて、そしてそれに基づいて予算編成の作業が進められる、そして国民への理解も深めていく、この姿勢がまず何よりも大事かと思うのでありますが...全文を見る
○中野(寛)委員 むずかしいことを知っている上で聞いているわけです。いろいろな前提条件となる条件が急激に変化する時代であることもそのとおり。しかし、少なくとも国民生活の中で、場合によっては大変大きな圧迫を受けるような財政再建策というものが検討されている、そういう時期に、このような...全文を見る
○中野(寛)委員 再度聞きますが、五十六年度予算編成に間に合いますか。
○中野(寛)委員 そういう状態では、結局のところ、先ほど私が申し上げましたように、今日までいろいろな戦略、戦術を駆使して、そして国民負担を最終的には増大させる、そういう方向へ行っているとしか思えない。われわれは増税すべてが悪いと言っているのではないのであります。たとえば財政計画で...全文を見る
○中野(寛)委員 少なくとも財政再建への二年目といいますか、大きな転換期にあるときにそれが間に合わない、またはそれがなおおくれていくということは大変重大なことだと私は思うのであります。なお一層の御努力を要請しておきたいと思います。  次に進みますが、先ほど来大蔵大臣は、足らなけ...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁でそれなりにわれわれとしても推測をいたしますが、中小企業等への法人税率を据え置く、こういうことは当然配慮されなければならぬ現状であると思いますけれども、大臣おっしゃるお言葉をそのままおかりいたしますと、その検討の中にこのことも十分配慮なされると考えて...全文を見る
○中野(寛)委員 いまのような御答弁を繰り返しながら、その実は具体的な作業が行われ、そしてある日突然にぼんと打ち出されるということが今日までわれわれが受けている印象です。われわれとしては、そういうことのないように、むしろ本当に、先ほどの財政計画の問題ではありませんけれども、国民と...全文を見る
○中野(寛)委員 らちが明きませんから次に進みますが、しかし、いずれにせよ、公開された本当に民主的な手段をもって国民とともに歩む姿がなければ、もちろん渡辺大蔵大臣一人で悪役を引き受けてくださるということであればまたそれはそれで考えようがあるかもしれませんけれども、しかしそれだけで...全文を見る
○中野(寛)委員 まさしく大蔵省の助っ人であろうと思いますが、私ども、また、あわせてその助っ人をむしろ買って出たいという気持ちもあるわけであります。  たとえば日本航空の問題も、持ち株だとか、または今日まで大変経営が苦しいときには政府の方から助成をするとか、いろいろなことがあり...全文を見る
○中野(寛)委員 本来大蔵省の仕事だということですけれども、電源開発五百十億、持ち株比率七二%。政府の持ち株は考えようによっては五一%でいいのではないか。こう考えますと百五十億。日本航空二百五十三億、もういまさら五〇%台を云々する内容ではない。もう比率は逆転をしている。こういうこ...全文を見る
○中野(寛)委員 検討されておるようでありますから、なお一層強力に財政再建と、そしてそれはそのまま行政改革につながっていくことでもありますが、相関関係を強く持っているこれらの問題について、大いに御努力をいただきたいということを強く要請をしておきたいと思います。これらのことに、むし...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
10月23日第93回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○中野(寛)委員 何かただいまの春田質問の続きをやるようで恐縮ですが、若干お尋ねしたいと思います。  いまの為替レートの問題でございますけれども、確かに日本経済の持つファンダメンタルズが大変安定している、大変よい状況にあるということで円高基調にあるわけでありますが、これが果たし...全文を見る
○中野(寛)委員 余り具体的に触れるということをむしろ意図的にお避けになったと思うのでありますが、大体どのくらいの為替レートがいまの日本の経済力その他のことを勘案して適当だとお考えでございましょうか。また、いま当面これからそのことのために経企庁として注意しておられます幾つかのこと...全文を見る
○中野(寛)委員 おおよその感覚としてはわかりました。そういう長官の御判断のもとでいわゆる為替レートの条件も、公定歩合の引き下げにある意味では一つの条件となっているということでございました。物価の安定、そしてまた円高基調にあるということ、そういうことを十分配慮しながら景気の回復を...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、将来はそういう客観情勢が整っていけば、むしろ公定歩合については今回予測される一%にとどまらず、これをより一層引き下げていく方向というものが望ましいとお考えでしょうか。
○中野(寛)委員 現在失業者数も約百十八万ですか、というようなことやいろいろなことを考えますときに、景気の回復、私どもも大変望まれるわけでありますが、やはりそのことのためにも、物価対策というものがとりわけ大事であるということを十分注意をしていきたいと思うわけであります。  そこ...全文を見る
○中野(寛)委員 なおそのような対策を講じながら、あと残る半年約四・六%に抑えなければ、たびたび言われる六・四%の政府の公約は実現できないことになるわけであります。これは大変な努力が必要、物によってはむしろ値下がりというふうなことさえもなければ、この四・六%というのは実現できない...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁に関連してひとつお聞きしたいのですが、季節野菜の問題は、お聞きしますと、むしろ農家の方で、その生産を伸ばしていくそのことのために逆に暴落しないかという心配をする向きがあって、むしろ物価対策の足を引っ張るといいますか、ちょっとこれは言い過ぎかもしれませ...全文を見る
○中野(寛)委員 よほど季節的な事情があって生産が予側した以上に落ち込むというふうなことがなければ、物価対策としては万全の体制がとれていると考えてよろしいでしょうか。
○中野(寛)委員 もう一つ、ちょっと話がそれるようですが、生活必需物資の問題等であります。最近よく言われますことに、消費者の意識が変わってきたのではないか。たとえば耐久消費財にいたしましても、いわゆる省エネルギーのPRがかなり浸透してきて、むしろ少々高くても長もちするものを買うと...全文を見る
○中野(寛)委員 国民の意識がそういう意味では高まってきたといいますか、賢い消費者としてなお一層進歩してきたということが言えるのではないかという気が私もしているわけでありますが、やはりそういう国民の協力が得られる状態である中で、そういう国民の意識が、消費者の意識が高まっている中で...全文を見る
○中野(寛)委員 この努力目標が達成されることを心から私どもも念じます。が、もしこの六・四%が実現できない、または労働者の実質賃金が低下をする、昨年に比べても低下をする、こういう状態になった場合、先ほど来長官のお答えの中にもございました、政府の六・四%というこの数字のお約束がある...全文を見る
○中野(寛)委員 先般、九月にヨーロッパを回りましたときに西ドイツにも寄りましたけれども、ちょうどそのとき選挙の真っ最中でございました。与野党を問わず、物価調整減税もしくは所得減税、これが一つの選挙公約になっておりました。大変厳しい財政事情の中で、ドイツといえども財政再建の途上に...全文を見る
○中野(寛)委員 景気回復のために個人消費の問題、それから公定歩合の引き下げ、そしてまた住宅投資が伸びてくること、幾つかの条件が考えられると思います。そしてそのことは、幾たびか私どもも政府サイドのお考え方としても今日まで聞いたり、または新聞報道等で読んできたりしたところでございま...全文を見る
○中野(寛)委員 その後、この四月から六月期は前期比〇・六%、年率二・五%、七月から九月期は三・二%と伸び悩んだ、十月から十二月期は六・一%、来年一月から三月へ向かっては五・三%、この見通しはその後変更ありませんか。
○中野(寛)委員 これも結局年度末を迎えてみないと最終的にはわからないわけでありますが、そうすると、これはここまで感触として数字をお示しになったということは、それほど自信のほどをお示しになったと受けとめてよろしいですか。
○中野(寛)委員 かなり前提条件がつきましたですな。それを一つ一つまた聞いていきますと時間がかかりますから省略いたしますが、そうすると、そういう前提のもとに引き続いて景気がよくなっていけば、来年は五・五%の達成も可能になる、こういうことですね。
○中野(寛)委員 先ほども申し上げましたように、河本長官とりわけ積極経済の持論をお持ちのように私どもは承っておるわけであります。むしろ、物価対策と同時に、十分配慮されながら、景気のてこ入れというものを進めていく、そのことによって成長率をべらぼうに伸ばし過ぎてもまたこれいろいろと国...全文を見る
○中野(寛)委員 最後に、先ほど来の話題の中で一つ触れました、景気の回復の問題にも絡むことでありますし、また物価にも関することでありますが、住宅投資の問題であります。  先ほど来、同僚議員の質問にも幾たびか出てまいりましたけれども、これは経企庁でお出しになった資料だろうと思いま...全文を見る
○中野(寛)委員 国土庁いかがでしょう。
○中野(寛)委員 私も大阪圏ですから住んでいてつくづく思いますが、私自身がまだ団地に住んでいますが、これはまじめに国会議員をやっていたら一生一軒家は持てないなと自分でもあきらめています。しかし本当に多くの国民の皆さんが、やはり最後に家族とともに夢を描くのは住宅の問題である。しかし...全文を見る
○中野(寛)委員 終わりますが、こういうものは大変心理的な影響によって経済も物価も大きく左右される。地価ももちろんそうでありますが、そういうことを考え合わせますと、かなり強い法規制というふうなものがこういう地価の問題についてはとりわけあってもいいのではないか。そのことを発動するか...全文を見る
11月04日第93回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○中野(寛)委員 院法改正問題についてさらにお伺いしたいと思います。  会計検査院としては、この院法改正の熱意を持ってその問題提示をされておられるということであります。そしてまた、この院法改正について私どももとりわけ強く要望し始めた一つのきっかけは、いわゆるロッキード事件など、...全文を見る
○中野(寛)委員 政策論議に踏み込んでしまうので、その部分については検査院としては意見を差し控えたい、こういうことであります。  ならば、その政策を中心にして論議をし、そして詰めていく、この問題をいまお預かりになっておられる官房長官のお立場で、その政策論議の問題点は何であり、そ...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほど院長の御答弁の中にも、でき得る限り肩越し検査を行って、そして権限の発動というふうな形はしない、そしてまたそのための法律上の歯どめも考えている、こういうことでありまして、単に運用上権限の発動というものを強く押し出していくことはしないということだけであると問題...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほど来、法律論と政策論の話が並行して出てきているわけです。国会も決してやぼな場ではないのでありまして、こういう問題が取り上げられてきたそのきっかけは何であったかということ、それはきわめて政策的な意味から生まれてきているはずなんです。法律論上の問題ももちろんある...全文を見る
○中野(寛)委員 私は官房長官の御答弁としてかなり前向きの御答弁をいただいたと思うのでありますが、たとえばオンブズマン制度のことがいろいろ提案され始めたのも、そして今日まで会計検査院法の改正が提案をされたのも、立法、司法、行政挙げて国民に信頼される政治を確立しようという熱意から生...全文を見る
○中野(寛)委員 折に触れてまたお尋ねをしたいと思いますし、これからの御努力を見守りたいと思いますが、あわせましてこの機会に一つ御提案といいますか、お尋ねをしたいと思います。  先般、五十二年度決算に対する議決を採決いたしまして、その中で、私どもの討論の中でちょっと触れさせてい...全文を見る
○中野(寛)委員 ある意味では実際にそれが適確に運用されておれば、それ以上申し上げることもありませんけれども、しかしながら、もう少し総括的に突っ込んで制度化してやっといくということは、私はこれは会計検査院の権限の強化にもつながっていくと思うのであります。そして、それは決して政策判...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、会計検査院の権限等の問題については以上で終わりまして、次に質問を移らせていただきたいと思います。  いま行財政の立て直し、とりわけ財政再建というのが、これは国民みんなの関心の的でありますし、そしてまた、われわれに課せられた当面の最大の課題である、こう...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは建設省にお伺いしますが、その後この事業はどのように相なりましたか。
○中野(寛)委員 せっかくの有意義な事業ですから、ぜひ正しい内容で、正しい内容というのは、本来の趣旨に基づいた内容で完成させていただきたいと思いますが、なぜこのような実態が起こったのでしょうか。これは、地方自治体の負担が補助金だけでは足りない、もっと財政的な問題やいろいろな問題が...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁ですと、何かいかにも同和事業であったがためにこういう不正事件が起こったような感じを受けかねません、御答弁の趣旨は決してそうではなかったでしょうけれども。同和対策事業というのは、その趣旨にのっとった充実した事業ができるだけ早く早期に完成させられなければ...全文を見る
○中野(寛)委員 私も地方議員をしておりましたから、それなりのことはわかるのです。これは、同和事業であると否とを問わず、地方自治体の厳しい財政事情というものがこういう判断をさせたのではないのか。私はそのことにむしろ問題意識を感ずるのです。もちろん、よく超過負担という言葉も使われま...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたから終わらざるを得ませんが、このような事例が出てまいりますために大学に対する信頼感が薄れていく、また今度、大学間同士で疑心暗鬼が生まれてくる、それに基づいてのいろいろないわゆる悪い認識が生まれてきているということを幾つかの事例でお聞きをしているわ...全文を見る
11月13日第93回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○中野(寛)委員 私は、将来にわたってわが国の食糧を間違いなく確保していくという立場から、幾つかの質問をいたしたいと思います。  まず、食糧の安全保障についてであります。何といっても、安全保障ということになれば当然これは供給源の多角化ということになると思います。もちろん、自給力...全文を見る
○中野(寛)委員 まさにそのとおりだと思うのです。それだけに食糧を輸入に頼っている、特に穀類の六〇%以上を輸入に依存しているわが国にとっては、決して無関心でおれない重要な課題だというふうに申し上げなければならぬと思います。そういうことで、これからの世界の食糧情勢を的確に把握する情...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほどお尋ねいたしました多国間の食糧会議の主催等についてはいかがでございましょうか。
○中野(寛)委員 それでは、先ほどの御答弁に関連して話を進めていきたいと思います。  先進国についての食糧の確保というのはおおよその見通しがついているわけでありますが、開発途上国の穀物不足が大変深刻だということ、これは先ほど御答弁がございました。しかし、この開発途上国の慢性的な...全文を見る
○中野(寛)委員 私もASEAN諸国を回ってきたことがありますが、その中で、海外青年協力隊の農業技術指導に当たっている方々の話を聞いたこともありますけれども、実はまだまだその開発の余地というものが大変たくさんあるわけですね。そして同時にまた、現地の住民の皆さんの農業に対する意識と...全文を見る
○中野(寛)委員 しかし現実には挫折して引き揚げかかっている、このことについてどう考え、そしてそれをやり直す気があるのか、そしてその気があるならばどうしようと思っているのか。
○中野(寛)委員 大変詳しい御説明をいただいてありがとうございました。むしろ最後の部分だけを期待をしておったのでありますが、結論としては、それでは、これは挫折としてとらまえるのではなくて、大変困難があるけれども今後なお一層この事業を推進していくために農林水産省としては全力を挙げて...全文を見る
○中野(寛)委員 この重要性についてはよく御認識のようでありますから、その重要性にかんがみて、ぜひとも全力を尽くしてこれらの事業の内容の充実または改善すべきことは改善して、その促進方に取り組んでいただきたいと思います。  次に、東南アジアから一転してブラジルでありますが、一九七...全文を見る
○中野(寛)委員 ぜひ今後この問題については、より一層積極的にお取り組みをいただきたいと思います。  同時に、やはり輸送の問題と、それからそれを備蓄しておく問題とがあります。そこでブラジルの政財界では、アジアポート構想というのがあるようでございます。ブラジルの飼料、大豆また鉄鉱...全文を見る
○中野(寛)委員 全くの勉強ですか、それとも、これはいいやということで、まあ取り上げられるのですから確かにいいと思って取り上げられているのでしょうけれども、その実現性、可能性、決して公的な意味でのかたい御答弁ではなくて、いまの日本の国力や国情、そしてその他の情勢を考えて、可能性の...全文を見る
○中野(寛)委員 沖繩開発庁はきょうはお願いしておりませんけれども、沖繩開発庁等とも絡んだ構想として考えられるのではないだろうかと思いますけれども、外務省なり運輸省なりから、そういう観点からの考え方もできるかどうか、そして一緒に御相談なさる御用意があるかどうかお聞きしておきます。
○中野(寛)委員 これ以上この問題についてはお尋ねしませんが、ブラジルサイドから言われるような内容というよりも、私は地理的条件や日本の将来のことを考えれば、むしろわが国サイドからこういう問題は諸外国にPRしてもいいような内容なのではないかというふうにさえ思うのであります。せっかく...全文を見る
○中野(寛)委員 よろしくお願いいたします。  続きまして、有事に際しての食糧自給プログラム、こういうことでお尋ねをしたいと思います。  「八〇年代の農政の基本方向」におかれましても、食糧安保というのが前面に打ち出されているわけであります。最近の国際情勢等々を見ますときに、海...全文を見る
○中野(寛)委員 大変問題の大きい質問をしましたから、それ以上具体的なお答えは出てこないだろうと思います。これも御努力をお願いしておきたいと思います。  そういうことで、今度は若干各論めいたお尋ねを一、二点さしていただきたいと思います。  いま出ました基本方向の一つのテーマと...全文を見る
○中野(寛)委員 バナナの問題もありますが、要望にして、かえておきます。  時間が大分超過をいたしましたし御迷惑をおかけしてもどうかと思いますので終わりますが、いずれにいたしましてもこれからの大変厳しい私どもの食糧情勢でございます。農産物の需給見通し、生産見通し、いろいろな問題...全文を見る
11月20日第93回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○中野(寛)委員 財政再建を中心にしてお伺いしたいと思います。  赤字国債を中心にして国債減額二兆円、このことについては、先般の当委員会のいわゆる五十二年度決算総括においてもお尋ねをしたわけでございますけれども、先ほど来大臣の御答弁を聞いておりましても、二兆円程度という言葉で返...全文を見る
○中野(寛)委員 それではお尋ねをいたしますが、この二兆円という数字が出てくる根拠、表面上は、昭和六十四年度から返さなければいかぬとか、また五十九年度までにその発行をゼロにしなければいかぬとか、いろいろなことが言われていますけれども、これをどうしても二兆円にしなければならないとい...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、この赤字国債を五十九年度までにはゼロにという目標が立てられています。これも報道によると、総理は六十年度には特例公債の依存から脱却するために云々という発言をしておられます。これは報道だけではなくて、先般の当委員会においての私の質問に対しましても総理の御答...全文を見る
○中野(寛)委員 だから、五十九年度はゼロにするということですね。
○中野(寛)委員 そうすれば五十九年度から脱却するということになるのではありませんか、総理は六十年度からとおっしゃっておられますが。
○中野(寛)委員 私は、先般の自民党総裁選挙の際の総理の政見発表の中に六十年となっておりましたから、これは六十年ですか六十年度ですか、どちらですかと当委員会であえて聞いたのです。そのことを注意を喚起しつつ聞いた。ここに速記録がありますけれども、この速記録では総理は明らかに六十年度...全文を見る
○中野(寛)委員 私がいろいろお聞きしている感覚では、むしろ一年間ゆとりを持たせている、総理の意識の中にはそういう意識が明確にあるのではないか、こういう感触があるのです。これは一年の違いで大した違いでないように思われるかもしれませんけれども、そうではなくて、一年間違うということは...全文を見る
○中野(寛)委員 つじつまは決して合ってないのですよ。もう一回読みますと鈴木総理の答弁は「五十九年度予算編成でそれを実現する、達成する。六十年度からこの特例公債依存という体質を脱却しよう、こういう考えでございます。」そこで私の質問は、その次に「この六十年までにというのは、」最初総...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一点、しつこいようですが、私がなぜこれをお尋ねするかといいますと、五十年度発行赤字国債には借りかえの禁止の規定がないのです。ゆえに、六十年度に借りかえを行うことは法律上可能だ、また一年おくれれば別ですよ。そういうこと等も踏まえて一年ゆとりを持たせているのでは...全文を見る
○中野(寛)委員 その大臣が目指される御趣旨はわれわれもよくわかっているのです。しかし、そのことによって国民負担が、いまこれだけ国民生活だって楽ではないときに国民負担にそれが転換されることをおそれるがゆえに、そして、それをできるだけセーブしながら、財政再建を弾力的に段階的にやって...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣が苦しんでくださることには大変敬意を表しますが、しかし、そのことはやはり国民の負担をいかに抑えるかという苦しみでも当然あるだろうと思います。そして、私どもはそのことに主眼を置くためにいま申し上げたようなことを申し上げている。  同時にまた、後ほどお尋ねしよ...全文を見る
○中野(寛)委員 それじゃ視点を変えますが、二兆円減額をする、そして五十九年度には赤字国債から脱却をする、その場合の原資はどうなさるのですか。増税の話が当然出てこざるを得ないでしょうけれども、その増税は何をいまお考えなんですか。政府税調に任しておるということではなくて、当然そこに...全文を見る
○中野(寛)委員 それではもう一つ、大臣の御答弁に合わせて質問しましょう。  補助金の節減、そして行政改革による経費の節減、こういうものが当然まず先になされなければならぬ、これはわれわれも今日まで常に主張をし続けてきたことです。そして、今年度五十五年度、行革による経費節減二千二...全文を見る
○中野(寛)委員 いえ、五十五年度の政府の目標でしょう。
○中野(寛)委員 いま予算編成の最中、そしてきわめて微妙なところに来ているからこそ、われわれはわれわれの立場、すなわち国民の立場に立って、決して大臣も国民の立場に立ってないとは言いませんけれども、国民の立場に立って、御要望はいまのうちに申し上げておきたいと思うから、いまの御質問を...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、五十五年度の経費節減目標二千二百七十億、これに類するような数字はまだできていない、こういうことですね。
○中野(寛)委員 それでは、今年度以上にそれをやるという努力をされているのか、最初からそれはむずかしいとあきらめているのか、その程度はお答えできるでしょう。
○中野(寛)委員 余り、これ以上やりましても水かけ論争になりますから、これ以上申し上げませんが、もう一つ予算の算定をいたしますときに、先般税調の中期答申で、自然増収を三兆ないし四兆円、こう見込んでいるという文書が出てまいりました。国税収入の伸び率、これは平均大体一二%という形で計...全文を見る
○中野(寛)委員 答申の数字を云々してみても始まりません。むしろこの自然増収については、これは大蔵省の仕事ではないかもしれませんけれども、できる限りの努力をしていかなければなりません。これについては、しかしでき得る限り的確な見通しを立てながら、その中で国民負担を最小限度に食いとめ...全文を見る
○中野(寛)委員 これが大蔵省のある意味ではいろいろな形の予算折衝の防波堤的な、または弾力性を持たせることが大蔵省の引き下がれない一つの防波堤なのかもしれません。しかし少なくとも国民に誤解を生む、そのようなもとになることだけは避ける努力をしていただきたい、このように思います。 ...全文を見る
○中野(寛)委員 これで終わりますが、いまの問題も、先ほど申し上げましたように、毎年同じ指摘をされるようなケースがあるということ。それは会計検査院の機能を強化したからなくなるというものでもないかもしれないけれども、しかしやはり一つの努力の上限としてそういうものがあるべきではないか...全文を見る