中野寛成

なかのかんせい



当選回数回

中野寛成の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第94回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○中野(寛)委員 私は、きょうは子供の問題、そして教育の問題にしぼって、むしろそれこそこの問題は党利党略を超えて、そしてお互いの立場を超えて一緒に考えなければならない、かつ緊急な課題であると思います。そういう問題を率直にお尋ねをし、そして率直な御答弁をいただく中で、国民みんなの問...全文を見る
○中野(寛)委員 どうして需要がそこまで高まってきたかということについて、おおよその認識を大臣が持っておられることはよくわかりました。  もう一つ、それはあくまでもベビーホテルだけでなくて、公立保育所の需要の原因でもあるはずです。先ほど申し上げたように、もう一つの原因は、公立の...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣がいまいみじくもおっしゃいましたけれども、危険を負担するのはむしろ公共の機関が負担をする、そしてその危険がない問題こそ安心して民間に任せられるという、その認識をぜひとも貫いていただきたいと思います。  先般このベビーホテルの実態について調査結果の概要が発表...全文を見る
○中野(寛)委員 再度調査をするということでありますから、ぜひ早急に、もっと念の入った調査をはっきりとやっていただきたいと思います。  この調査結果によると、京都でゼロカ所、私が住んでいる大阪でわずか十九カ所。われわれが知っている範囲だけでもこれだけ以上ありますよ。京都でゼロカ...全文を見る
○中野(寛)委員 いまのお言葉では、調査をし、実態を調べ、必要であれば改善命令を出すということでございました。これから規制を加えて、それに合わないものはやめさせていく、もしそういうことだけを行われたとしたら、いまの子供たちは果たしてどこにいくのでしょうか。親のもとに、戻るのでしょ...全文を見る
○中野(寛)委員 きのう法規制等については前向きに検討するというお約束をなさったようです、  私は、その検討の中身、いま申し上げたように規制をするだけではない、基準を設ける、その基準に合うならば、むしろ何らかの助成措置さえもとっていく、そりトータル的な方法も含めての御検討がなさ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、法規制は前向きに検討する、基準を設ける、そして現在の公立保育所についてももっと有機的に運用できるように検討を進めていく。そして現在こうして行われているベビーホテルについても、実態調査の上で行政指導が行えるような組織化を含めての対応を進めていく、そういう...全文を見る
○中野(寛)委員 ぜひとも、大臣のいまの前向きの御答弁の中で答えられたことが一日も早く実現されることを願っておきたいと思います。  それからもう一つは、あのベビーホテルの組織化と、そして届け出制度をすることによって行政指導が行われるようにするということですが、その場合には補助や...全文を見る
○中野(寛)委員 では、質問を次に。移します。  青少年の非行と教育のあり方の問題であります。引き続いてお尋ねをしたいと思いますが、この問題につきましても、先般来幾つかの調査が行われたり、そしてまた文部省からの通達が出たりいたしました。文部省の通達を拝見しておって、私は大変興味...全文を見る
○中野(寛)委員 それぞれにお聞きをいたしますと、それぞれのお役所の性格が大変あらわれて大変興味深うございました。しかしその中で、私はこれらの問題を論ずるときに、教育のプロとして、たとえば教育の場所としては家庭あり学校あり社会があります。しかし、家庭といっても、父親母親になるとい...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、通達だけではなくて、調査ももちろん行われていますが、具体的に文部省が中核となって、そして地方の教育委員長会議や、また教育長、また現場の先生方のお話を聞く。教職員組合とそのために話を進めていく。たとえばこういう問題を解決するということは教職員にとっても職...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは次に進みます。  いまお答えの中で、たとえば総務長官から核家族化の問題が指摘をされました。そして文部大臣からも親の問題が指摘をされました。私は、この言葉を聞くたびに、正直言って、私自身のことを指摘されているという気持ちで受けとめるのです。いまのこの事件...全文を見る
○中野(寛)委員 普遍化させる方法についてお聞きしたのです。その内容については知っているのです、先ほど申し上げたように。
○中野(寛)委員 そのような親が悩んだとき、またはその意欲をすでに持っているわけですが、それにこたえる方途を講じていく。またはその意欲が、残念ながら親になる資格に欠けると思われるような人も中にはいるかもしれません。そして、そういう人たちの子供が、ややもすると問題を起こすようになっ...全文を見る
○中野(寛)委員 いま私が申し上げたことについては、大臣としてはその方向でやっていただける、こういうことですね。  それでは、次に移りたいと思います。もう一つ、幼稚園と保育所の問題です。幼保一元化の問題です。いつまでも進みませんですね。お母さん方はこう言っていますよ。厚生省と文...全文を見る
○中野(寛)委員 文部省、いかがですか。
○中野(寛)委員 いみじくも厚生大臣が十三年前からとおっしゃいました。大臣ほどの実力者が十三年前からおっしゃっておられる。そしてまた、私は、いろいろな予算委員会やその他の委員会等でこの問題をお聞きするのは、これでもう数回目です。そして、そのたびに検討中ということです。文部省で検討...全文を見る
○中野(寛)委員 ことしじゅうに結論は出るのですか。子供の教育のことを行政改革の面から考えたくはないのですが、実はこれも行政改革の一つだと思うのです。そして、より能率的に、かつより効果的に子供たちの保育、教育ができるということも事実だと思うのです。これは御担当よりもむしろ御決意を...全文を見る
○中野(寛)委員 ぜひ夏までに結論を出し、そして来年度からはむしろ措置ができる、そこまで話を進めていただきたいと思います。もちろん現場の幼稚園や保育所の皆さんの問題もあるでしょう。御意見もあるでしょう。いろいろの問題があるでしょうが、その方々も、決してこの施策を前向きに進めること...全文を見る
○中野(寛)委員 こういう施策を講じてきた次第ですとおっしゃったけれども、一つも直っていないのです。いま何を検討し、何を行おうとしているか、そしてわれわれが幾つかの提案をいま申し上げたようにしてきましたけれども、それらについて前向きにお取り組みになるお気持ちはないのですか。そして...全文を見る
○中野(寛)委員 具体的に的確な措置を早急に講ぜられることをお願いしたいと思います。  親は教師の責任だと言い、教師は親の責任だと言い、そしてまた双方があわせて社会の責任だと責任をなすりつけ合っているうちは絶対に問題は解決しない。まず、自分がなすべきことをなしていくことから始め...全文を見る
○中野(寛)委員 この問題については、実態を明確に調査の上で指導をされているとは思いますけれども、なお一層いま申し上げた経理の不明朗さ、このことも含めて再調査をお願いしたい。と同時に、大学全般の問題として、理事会と教授会の権限の明確化、そして理事会が入試の決定に影響を与えるような...全文を見る
○中野(寛)委員 結構です。  もう一つの再調査の件、そのことについて大阪の大学の再調査の件について、大学局長の方からお答えいただきたい。  そして大臣から、いまの経理の公開等、不正を根絶させるための基本的な文部省の決意について端的にお聞かせをいただきたい。いまのように文部省...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
02月27日第94回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
議事録を見る
○中野(寛)分科員 大阪国際空港の問題を中心にお聞きしたいと思います。  その前に、私も大阪国際空港については地元豊中の市議会で公害対策委員長等を仰せつかっておった時期がありまして、もう十五年も前になりますが、そのころから、地元自治体としてそしてまた議会の意思として、新空港をで...全文を見る
○中野(寛)分科員 ただ、お聞きいたしますと、大蔵省サイドは必ずしもそういうふうに受けとめておられないかのような印象で聞いているわけであります。言うならば純然たる調査費で、泉州沖が果たしてそれでいいのかどうかまだ調査を進めるのだということで、結局、それによって泉州沖に決まることが...全文を見る
○中野(寛)分科員 いまの大蔵省の御答弁ですが、たとえば私どもが今日まで聞いてきた範囲としては、いわゆる三点セットが少なくとも昨年じゅうには地元に提示をされて地元協議が始まるというふうに最初聞きました。それが、五十五年中にはが五十五年度中に変わって、そういう大蔵省サイドの意思、判...全文を見る
○中野(寛)分科員 神戸沖のことはさておいて話を進めていきたいと思いますが、そうなりますと、先ほどの大蔵省の御答弁等からいきますと、これまたいわゆる純然たる調査費ということになりますと、泉州沖というふうに設定をして、そして正式な地元協議というのはこれはまたそれこそいつになるかわか...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣のせっかくの御努力ですが、残念ながら具体的な日程までには至らない。そういう意味では、たとえば三点セットの地元提示、昨年末だとかいうふうに日程がある程度明示をされておったときに比べますと、何か一歩も二歩もこの問題が後退したような印象を持ちます、実質的な問題は...全文を見る
○中野(寛)分科員 半歩でも一歩でもという答えをいままで何代にわたる航空局長に何回お聞きしたか実はわからないぐらいなんです。そのたびに正直言ってうんざりするのですが、これは本当に大臣の政治的決断といいますか、そういうものさえ望まれていると思うのですよ。検討すべきことは大概検討して...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が来ましたから終わらなければなりませんけれども、しかしいずれにせよ、今年度中に制度改革、法制化の問題は結論を出して提示することになっているわけですよ、日にちはあとわずかですけれども。局長は一生懸命努力をしてやろうとしているという御答弁ですけれども、その御答...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣、よろしいでしょうか。
○中野(寛)分科員 終わります。
03月02日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
議事録を見る
○中野(寛)分科員 私は、在日外国人、とりわけそのほとんどの割合を占めます在日韓国人の権益の問題についてお伺いしたいと思います。厚生大臣が席を外しておられますので、厚生省以外のことを先にお尋ねをしたいと思います。  きょうの新聞紙上に、ほとんど一面のトップ記事として、法務省の方...全文を見る
○中野(寛)分科員 このことにつきましては運用上の御配慮がなされているということでありますけれども、あわせまして、最近の人権に関する国際的な感覚の進歩、そしてまた日本の置かれております位置づけ、こういうふうなものを考えますと、より一層この法令の内容につきましても改めて御検討をして...全文を見る
○中野(寛)分科員 でき得る限り早く前向きの処理をしていただけるように、改めて御要望申し上げておきたいと思います。  もう一つ、昨年もお約束をいただいたところでありますが、外国人登録法の改正であります。  日本に住みながら、いろいろな、この外国人登録に関連をして、たとえば指紋...全文を見る
○中野(寛)分科員 外国人登録法につきまして、きちっと御記憶をいただいておって、昨年これについては二、三年お待ちいただきたいという御答弁で、きちっとあれから一年たったからということで引き算をしていただいて御答弁していただいたわけであります。どうか、昨年の御答弁、二、三年ということ...全文を見る
○中野(寛)分科員 そういたしますと、今度検討対象となっておりますのは国民年金ほかどういうものになるでしょうか。
○中野(寛)分科員 三十五歳以上の問題なんですが、これは国民年金だけの問題だと思いますが、国民年金の場合には強制加入ということになっているわけです。先般も検討しておりました段階で、この三十五歳以上につきましては二つのやり方といいますか、方法があると思うのです。  一つは、三十五...全文を見る
○中野(寛)分科員 それでは、いわゆる日本人自身も含めて年金制度の体系の中でこれからも御検討されるということでありますから、それこそ日本人のためにもその御検討が早急に進められんことを心から御要望申し上げておきたいと思います。  同時に、実は昨年の十月に目の不自由な女性が日本に帰...全文を見る
○中野(寛)分科員 いわゆる法治国家として法律に基づいて適用がなされるわけでありますから厳しい内容が残されていることは私も承知をいたしますが、そういう事例が起こってきたこと、その原因が何であったかというようなこと等も考えますと、国籍条項等がこういう社会保障制度の中に存在することに...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が限られておりますので先に進みたいと思いますが、ぜひその結論がいい方向に向かって出されますように、文部省としてもなお一層御努力をお願いしたいと思います。  最後に、これは厚生大臣の御所管ではないのでありますけれども、昨年の四月には住宅金融制度というものが...全文を見る
○中野(寛)分科員 大変前向きに御答弁をいただきましたことを感謝したいと思います。どうか年金制度の充実等を初めといたしまして、なお一層の御努力をお願いを申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
03月02日第94回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
議事録を見る
○中野(寛)分科員 私は、今日まで通産省として大変力を入れてきておられます電気自動車の開発について関連をしてお伺いをしたいわけであります。  その前に、まず現在のエネルギーを取り巻く事情、とりわけガソリンとか軽油等々、今日とそしてまたこれからの将来とを考えますと、今日段階である...全文を見る
○中野(寛)分科員 現状につきましては比較的安定した供給がなされていることは、大臣の御答弁のとおりに私どもも思っております。同時にまた、中長期について安心できない状態であることも御同感であります。それだけに、たとえば電力につきましても石油から原子力へ、または石炭の利用へ、その他そ...全文を見る
○中野(寛)分科員 いま大臣の御答弁のようにいろいろと計画等つくって進めておられることは私も承知をいたしておりますが、昭和五十二年の四月に普及のために電気自動車普及基本計画というのをおつくりになったわけですね。これによりますと昭和六十一年までに二十万台というふうに計画がなされてい...全文を見る
○中野(寛)分科員 なかなか普及に手間取っていること、そのことの理由はわかりました。わかりましたが、いまどういうふうに対応しようとしておられるのか、何をどういうふうにしようとしておられるのか。しなければならぬということは御説明でもわかりました。私どももわかっておりますけれども、通...全文を見る
○中野(寛)分科員 もう少し具体的にお聞きできればと思うのでありますが、質問を進めたいと思います。  普及に関連をいたしましてあわせてお尋ねをしたいと思いますけれども、今日まで普及につきましては運輸省や環境庁、そういうところも大変前向きに御検討いただいていることをお聞きをいたし...全文を見る
○中野(寛)分科員 その検討のおおよその内容とその結果がどういう時期に発表されてどういう役割りを果たせそうかということについて、もしお差し支えなければお聞きをいたしたいと思います。
○中野(寛)分科員 検討しておられる省庁が環境庁を含めまして運輸省や通産省ということで大変広がってきておるわけでありますけれども、そのほか各省庁はむしろいまおっしゃった普及ということから考えますと、積極的に電気自動車を使っていただくということがとりわけ大きな効果を発揮するのではな...全文を見る
○中野(寛)分科員 いわゆる一般乗用車がないということであります。乗用車として使うにはいろいろバッテリーの問題とかなんとかあるのでしょうけれども、この辺につきましても、むしろ積極的にそういうものが開発できる方向へやはり進んでいかなければいけないのではないかというふうに思うわけであ...全文を見る
○中野(寛)分科員 あらゆる機会を利用して電気自動車が活用され、そのことがPRにも普及にもつながり、かつ利用されることによってコストの引き下げにも役に立つわけでありますが、先ほどの乗用車の開発等も含めまして、通産省として各省庁へ、またいまの科学技術博の問題もございますけれども、そ...全文を見る
○中野(寛)分科員 最後に税制の問題についてお聞きをしたいと思います。  低公害車だということでいま開発途上でもあるということから、物品税とか自動車取得税、自動車税等については軽減措置がとられているわけであります。ところが、この電気自動車は現在の段階においては宿命的にバッテリー...全文を見る
○中野(寛)分科員 たてまえ論はよくわかるのです。むしろ政策論をお聞きをいたしたいと思いますが、大臣、いかがでございましょうか。
○中野(寛)分科員 大臣の前向きの御答弁もございます。大蔵省として、御担当の方がここで前向きにすんなりお答えできる立場でないことはもちろん私どももよくわかりますので、むしろお答えは別にいたしまして、積極的に通産省はお取り組みいただき、かつ大蔵省の御協力、御検討もいただきたい、こう...全文を見る
03月17日第94回国会 衆議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○中野(寛)委員 私は、防衛の問題について、防衛庁以上に高度な政治判断をむしろ示していただきたい、そういう気持ちで、若干の部分防衛庁、国防会議等へお伺いをすることもございますが、この際官房長官に、内閣を代表するお立場でお答えをいただきたいと思います。  まず第一点。先般竹田前統...全文を見る
○中野(寛)委員 政治優位の原則を含めましての御答弁でございました、まさにそのとおりだと思うのです。ところが、最近、文民統制ではなくて文官統制ではないか、もしくは官僚統制に過ぎはしないかという批判が出てきております。また一方、博識な宮澤長官でございますから当然御存じだと思いますが...全文を見る
○中野(寛)委員 むしろ羹にこりてなますを吹くという言葉があります。決してシビリアンコントロールをないがしろにしろとは申し上げません、これは大変大切なことです。きちっとけじめをつけて守っていかなければならないわれわれの鉄則であると思います。しかしながら、たとえば有事の際に即刻その...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁で、私どもも基本認識として長官がおっしゃるとおりだと思います。問題は、それがやはり守られているかどうか。そしてそれがきちんと長官のおっしゃるような基本認識に基づく体制にいまもしなっていないとするならば、それをどう是正していくかということが緊急に取り上...全文を見る
○中野(寛)委員 官房長官、今日まで自衛隊の高い地位にある方が国会に出たことは恐らくなかったであろうとおっしゃられたのですが、実はこれだけあるのです、説明員として出られたこともあります。国会の回数で言えば十九国会、二十二国会、二十四国会、二十九国会、三十三国会というふうに、参考人...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合、昭和二十七年十月七日、当時の保安庁長官事務取扱、内閣総理大臣吉田茂とあります、保安庁訓令第九号、保安庁の長官官房及び各局と幕僚監部との事務調整に関する訓令というのがございます。これはまだ生きていますね、
○中野(寛)委員 その第十四条に「幕僚監部に勤務する職員は、長官の承認を得た事務的又は技術的な事項に関する場合を除いては、国会等との連絡交渉は行わないものとする。」となっております。これだけですと説明員としては出席できるけれどもという内容なんです。実はこの訓令一本でこれから国会で...全文を見る
○中野(寛)委員 国会の要請があればという、受け身だけでぼくは問題が解決されることではないと思うのです。国会の意思は国会の意思でわれわれとしてわれわれはこれからつくり上げなければなりません。しかしながら、いまこのような訓令が生きているのと同じように、むしろ政府としてシビリアンコン...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、これは防衛庁長官だけの問題ではなくて、内閣全体、むしろ最高責任者としての総理の御決断に最後はまたなければいけない問題でもあろうと思います。より一層の積極的な御検討をお願いしたいと思います。  とりあえず、いままで前例がございますが、参考人として決算委員会...全文を見る
○中野(寛)委員 防衛庁と大蔵省との予算折衝につきましても、お聞きしますと、今日では、自衛官が説明に立ち会っている、むしろ自衛官のみで大蔵省へ説明に行かれることもおありかと聞いております。それほどに軍事専門家としての自衛官の重要性は高まっている、こう申し上げていいと思います。予算...全文を見る
○中野(寛)委員 官房長官にお聞きしますが、総理は統幕議長とこれまで七回会っているとおっしゃっておられます。これは参議院における予算委員会の御答弁です。こういう場合、官房長官はお立ち会いになるのでしょうか。同時に、防衛問題についてその場合に突っ込んだ意見交換が総理とあるのでしょう...全文を見る
○中野(寛)委員 竹田統幕議長当時はどうだったのでしょうか。——失礼しました。ほとんどそうですね。むしろ竹田統幕議長当時であったはずです、にもかかわらずあのような発言が出てくることがむしろ私は不思議でならないのです。むしろ儀礼的な、または全くの懇談的なものであって、本当に突っ込ん...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合に統幕議長の話というか発言というのはどういう形で皆さんに受けとめられているのでしょうか。国防会議へ毎回出席をされて、そしてそこで発言を求められて、そして今日のような自衛官、いわゆる制服組と言われる人たちの不平不満というものが折に触れて漏れてまいりますが、...全文を見る
○中野(寛)委員 そのようにお答えになる以外にないのだろうと思います、しかし、防衛庁長官との意思の疎通、総理との会見、そして国防会議の出席、いまの御答弁一つ一つがそのとおりだとすれば、今日までのようなあの栗栖発言や竹田発言が生まれてくることに私は異常さを感じます。しかし、私は、あ...全文を見る
○中野(寛)委員 そのような方法について、官房長官としては、その実現方に、それもできるだけ早い日の実現方に御努力をいただいておる、またいただくということですか。
○中野(寛)委員 ぜひ実現をしていただきたいと思います。最高責任者である総理、また直接の責任者である防衛庁長官、または国防会議の議員のメンバーの方々に率直でそしてストレートな意見が伝えられる、そしてそれを知ることができる、このことがまさにシビリアンコントロールの第一の要件ではない...全文を見る
○中野(寛)委員 防衛庁設置法第十九条に、自衛官の内部部局への勤務というものが長官の判断によってできることになっております。そういうこともあわせ考えながら、秘書官の数には定数があるでしょうけれども、しかし、今日の目まぐるしく移り変わる軍事情報について、できるだけいろいろな機会に意...全文を見る
○中野(寛)委員 御答弁は、まさにおっしゃるとおりです。そのとおりです。しかし、より一層緊密な連携と、そしてまた、総理を初めその最高責任者にある方々に常にその日その日のトピックスや具体的なことが情報としてもたらされる、そのルートが常に存在をしている、いわゆるそういう仕組みがあると...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたから最後の質問にしたいと思いますが、その前に一つだけ聞かしていただきますと、防衛庁長官がいらっしゃいます。そして事務次官がいらっしゃいます。各局長がいらっしゃいます。統幕議長、そして三幕僚長は、その下なんでしょうか。内局と並んで、長官に直属するも...全文を見る
○中野(寛)委員 形式的な認識として、おっしゃられるその制度の形態は、法律に基づいてそうなっておりますから、それはそれで私はわかっております。むしろ実態として、金と人事権を握って、そして防衛庁設置法第二十条によって、ほとんどの作業について、言うならば自衛隊サイド、これを結局内局が...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
03月20日第94回国会 衆議院 文教委員会 第5号
議事録を見る
○中野(寛)委員 私も、文教委員の席にしばらくおりました関係で、国立学校設置法につきましては、幾たびか審議をしてきたわけであります。そして最近のその多くの内容は、国立大学に医学部を設置するとかいうふうに、いわゆる無医大県の解消が中心になって努力をしてこられたいきさつがあるわけであ...全文を見る
○中野(寛)委員 最初からこういうことを申し上げるのは大変残念ですが、そういう実態がありとするならばという仮定で、局長のお立場でそう答えざるを得ないのかもしれませんが、そういうお答えになったことを残念に思います。こういう実態は、おおよそだれしもがむしろいまやもう常識として知ってい...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣は、調査もし、厳重に監督をしていきたいということでございますが、早急に通達をお出しになる、または同時に、そういう実態についてきめの細かい、本気で腰を入れた、単に問い合わせという調査だけではなくて、実際に本当の調査をする、こういう気構えでおやりいただくと受けと...全文を見る
○中野(寛)委員 相談をするという大臣のお言葉ですが、むしろその方向でやるという姿勢において御相談をいただくということですね。——それでは、そのことを期待したいと思います。  次に、これについては、その多くが所得の申告もされていないという実態が、大阪国税局の調査でかなり明らかに...全文を見る
○中野(寛)委員 派遣ではありません。いまお聞きしているのは、大学病院、そこでみずから執刀する、手術する場合です。自分の大学病院でその教授が手術する場合です。
○中野(寛)委員 厚生省には後ほどお伺いをしたいと思います。  明らかに課税対象として国税庁として今後ともの努力を強く要請しておきたいと思います。  もう一度、文部省にお伺いしますが、こういう国税庁の調査の実態にさえ出てきている。その具体的な事例が出ている。ですから、もしそう...全文を見る
○中野(寛)委員 日々人の命が預けられて、そして、その中には、新聞の投書にもありましたように、謝礼金を用意できなかったがために、自分のお父さんの手術を断念した事例さえたくさんあるのです。こういうことが許されていいはずがありません。私は、大変長い時間をかけてここまできた、大変ひどい...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、具体的な対応策ができますれば、早急にまたわれわれにもお示しをいただきたいと思います。  次に、先ほど来お触れになられましたアルバイトの問題について、いわゆる兼業の問題について、お尋ねをしていきたいと思います。  ちょうど朝日新聞が三月一日付の朝刊か...全文を見る
○中野(寛)委員 その調査の責任者は大学当局に任せておられますが、たとえばうわさによれば、大学の学長自身がそういうことをやっているというケースがとかくうわさに出てまいります。そういうことがあった場合に、本当にその大学で実態の調査が期待できるでしょうか。それから私の友人がたまたま大...全文を見る
○中野(寛)委員 いまお答えになりましたが、いずれにせよ、大学へ任されているのでしょう。もちろん私が、文部大臣、あなたが直接大学を回ってやりなさいと言ったら、とてもその時間はありませんと答えるかもしれません。しかし、先ほどの問題と同じように、これもやはり同じ大学の医局の体質の問題...全文を見る
○中野(寛)委員 いまいみじくも八時間という数字が出てきました。しかしながら、実態は決して八時間でとどまらないんですね。一日八時間、一週間に五日間やっているなんというようなケースが聞かれる今日です。どっちが本職かわからない。そしてそれは、いまおっしゃったようなお医者さんとしての社...全文を見る
○中野(寛)委員 それは別に結構です。  許可手続の方法について課長さんからお答えいただきまして、よくわかりました。どういうふうに申請を出すか、どういう条件があるか、そして出されたらどういうふうに許可をくだされるか、その手続論はわかりました。そして、それに基づいてやっている方々...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは具体的に聞きますが、地域医療に貢献する等の公の役割りを果たし得るという明確なものがなければ、単に自分の収入を得るだけの目的のようなアルバイトは、当然、正規の勤務時間中に許されるということはありませんね。イエスかノーかでお答えください。
○中野(寛)委員 自分の収入を得るだけの目的で正規の勤務時間中にアルバイトをするということは許されませんね。あたりまえでしょう。
○中野(寛)委員 それでは正規の勤務時間中におやりになることは当然許されませんね。
○中野(寛)委員 ウイークデーのしかも昼、または朝から晩まで地域の病院とか、そういうところへ行っているのは、いわゆる兼業許可申請の対象ではない。いま課長さんは、時間外しか兼業申請の許可をしないとおっしゃったが、いま申し上げたような事例は、それとは別ですね。
○中野(寛)委員 大学は土曜日の午前中は休みですか。正規の時間ではありませんか。
○中野(寛)委員 いまの該当するような先生方は……。
○中野(寛)委員 それでは話を進めます。  この問題について、調査で判明した実態の中で特に問題が大きいと思いますのは、アルバイトの医師に頼っている病院側が多額の報酬を払い、源泉徴収漏れの追徴課税も病院側が肩がわりし、そして教授や医局に対しては、多額のつけ届けをしないと、なかなか...全文を見る
○中野(寛)委員 今日までどういう指導をしてこられましたか。
○中野(寛)委員 今後はどういう指導が考えられ、そして取り組もうとしておられますか。
○中野(寛)委員 早急に関係者をお集めになって、そういうことを協議し、単に通達ではなくて、皆さんもそういう関係者も一緒になってこの問題を改善しようよいうふうに持っていかせる、そういうことを言うのならば、文部省と各大学関係者とが一体となってこういう問題の二度と起こらないようにこれを...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一つ明確に断言をしていただけないのですが、むしろそれは局長のお立場としては断言にも等しいお言葉だろう、お気持ちだろうと受けとめさせていただきたいと思います。  次に、兼業許可申請のことについてお伺いしたいと思いますが、ここ数年の大学もしくは医学部別の申請件...全文を見る
○中野(寛)委員 トータルではなくて大学ごと、また医学部ごとの申請件数と許可時間の実態についてお届けいただけますか。——それでは、お待ちしておきたいと思います。  申請書の審査はどういうふうに行われていると思いますか。出されて、それを本当にチェックしていると思いますか。
○中野(寛)委員 適正なものと判断をしておられるということですけれども、しかし、いままで幾つかの事例を御紹介しましたが、そういう空気の中で本当に守られていると思いますか。
○中野(寛)委員 わかりました。御認識をいただいているようでありますが、実際に出された書面でも、いま調査をしておられるのでしょう、それに対して数時間とさらさらと書いて実態のとおりに書かない、そういう実態があることを私は御認識いただきたいと思います。  その実態を調査して、そうい...全文を見る
○中野(寛)委員 兼業を許可なしでやっておられるという実態があるということをお認めになりました。これは京都大学、大阪大学、神戸大学の事例としていまは話をしておりますけれども、決してこの地方だけの問題ではない。これだけだったら、よほど関西だけ悪いなということになってしまう。私も、関...全文を見る
○中野(寛)委員 後日、具体的な資料をちょうだいできるわけですから、それに基づいて私どもも判断をしたいと思いますが、全国的に申請なしで兼業が行われている実態があるということをお認めになりました。そこで、その御認識に基づいて十分な調査をされることを強く要望しておきたいと思います。 ...全文を見る
○中野(寛)委員 会計検査院の定期的な検査というのは、大体四月から始まって九月ごろまでかかってやるようですけれども、こういう今日の社会問題化している実態、そして、ここまで問題点が浮き彫りにされている、また国税局の調査等でも実例が出てきている、こういう実態の中で、早急に、たとえばも...全文を見る
○中野(寛)委員 時間の都合ではしょりますが、民間病院だけでなくて、薬品メーカーとか医療機器メーカーからも、委託研究費とか、それから奨学寄付金ですか奨励寄付金ですか、そういう名目の寄付が多い実態が出ているわけです。大学当局では、文部省からの研究費だけではやっていけない、または医局...全文を見る
○中野(寛)委員 いずれにせよ、数字をちょうだいし、改めて、その問題については論議を深めていきたいと思います。  この委託研究費や寄付金の仕組みを詳しくお尋ねする時間がありませんので、またの機会に詳しく行いたいと思いますが、こういう話があります。  朝日新聞の報道でもそうです...全文を見る
○中野(寛)委員 大学へ問い合わせたら、そういう事実はないという答えが返ってきた。これは問い合わせれば、まずそういう答えが返ってくるのはわかり切っていると思います。そして、それを聞いて、だれしもむしろそれこそ笑ってしまうと思います。そういうものを文部省が電話で問い合わせをしただけ...全文を見る
○中野(寛)委員 厚生省からもお越しいただきましたけれども、厚生省としても、これはきわめて重大な問題であろうと思います。あわせて一緒に御努力いただけますか、一言だけお聞きします。
○中野(寛)委員 私の質問は終わります。
03月24日第94回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○中野(寛)委員 私は各論に入りますまでに、問題意識といいますか認識を一つにしておきたいと思います。いろいろ審議会その他に諮ったり協議をしたり、そしてそれによる結論で具体的な作業を進めていくということもあろうと思いますが、しかし、あらゆる企業、会社においても経営者は経営者独自の哲...全文を見る
○中野(寛)委員 問題点については列挙していただいたわけでありますが、これらに対してどのように対応し、そしていつごろまでにどのような効果が上がるとお考えでございますか。
○中野(寛)委員 大要をお聞きしたわけでありますが、先ほどからの同僚議員の質疑応答をお聞きいたしまして、総裁も大変御努力をいただいているのだと思います。しかしながら、具体的な御提案を申し上げましても、またお尋ねを申しましても、何かのれんに腕押しという感じで、本当にこれは救いようが...全文を見る
○中野(寛)委員 次に、先ほど申し上げた三十五万人体制の問題なんですが、これは昭和六十年度で三十五万人ということでございます。民営ならば十五万人でりっぱにやってみせる、こういうふうに民鉄関係者の皆さんもおっしゃっておるわけでありますけれども、三十五万人体制を一たん六十年を目指して...全文を見る
○中野(寛)委員 これは長期の計画を立てながら、必要最小限度の人員で経営をしていくという努力がなされなければ、また継続的になされなければ本物の立て直しというのはむずかしいと思うのです。三十五万人体制に持っていくのも大変困難であることはよく承知をいたしますが、しかしながら、今後の合...全文を見る
○中野(寛)委員 私は以前質問しましたときにも申し上げましたが、たとえばマルタイにいたしましても、国産で一台七千万円、いま五百十一台たしかあると思いますが、外国製のスイス製に至っては一台一億四千万円から一億五千万円するという機械。それからもう一つのソ六〇型式の操重車、これは一台五...全文を見る
○中野(寛)委員 このような事態がそのまま放置されていること自体に当局の姿勢が疑われていることになると思うのであります。そういうことがきちんと整理されてこそ国民もまた国民の国鉄として納得をしていくということになると思いますし、まずさせないということ、そしてもしやったら早急に当局の...全文を見る
04月07日第94回国会 衆議院 決算委員会 第6号
議事録を見る
○中野(寛)委員 私は、御通告を申し上げております質問に入ります前に、やはり日本の防衛について防衛庁長官として基本的な姿勢、これはそれぞれ立場が違いますと受け取り方ももちろん違いますけれども、まず私どもなりにお聞きをしておきたいと思うわけであります。  もちろん国の安全を守ると...全文を見る
○中野(寛)委員 シビリアンコントロールの定義に至るまでお答えをいただきましたから、ダブってお尋ねをすることはいたしませんが、私は、そのシビリアンコントロールにも関連をいたしまして、きょうのこの委員会に統幕議長の参考人としての出席を求めたのであります。しかしながら、それは今日段階...全文を見る
○中野(寛)委員 そのことについては、後ほどまた幾つかの事例の中でお尋ねをしていきたいと思います。  本年度からいわゆる有事の際の中央指揮所の整備に本格的に着手する、こういうふうに聞いているわけでありますが、有事の際その中で自衛隊を直接指揮する最高責任者はだれになるのであります...全文を見る
○中野(寛)委員 ある自衛官出身の方がこういうふうに書いております。   防衛庁設置法第六条に「自衛隊に関する指揮監督については自衛隊法に定めるところによる」とある。それを受け自衛隊法第八条には「各幕僚長の監督を受ける部隊等に対する長官の指揮監督は、それぞれ当該幕僚長を通じて行...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、作戦、指揮命令は自衛官の統幕議長や幕僚長の補佐に基づいて長官が直接命令をされるのですか。事務次官や防衛局長を通すのですか。
○中野(寛)委員 もうひとつわからないのです。統幕議長や各幕僚長等はそれでは防衛局長の下にあるのですか。それとも長官に——統幕議長や幕僚長が直接長官の指揮を受けて、またはそれを補佐してやるという行動の範囲はどの範囲があるのでしょうか。
○中野(寛)委員 上下の関係でそれでは言わないでおきましょう。それでは長官との関係で言いましょう。事務次官や防衛局長または官房長を通さないで統幕議長や幕僚長が長官と具体的に相談をして何らかの行動を起こす範囲というものはあるのですか。
○中野(寛)委員 制度的にはあり得るということなんですが、たとえばシビリアンコントロール、それをいわゆる文官優位であるとか、内局が自衛官に対する、または制服に対する優位を示すとかいうふうに誤解されている向きもあります。そして、むしろ日本ではそういうふうになっている。そのことのため...全文を見る
○中野(寛)委員 少なくとも今日の段階で、むしろ日本の防衛について、または自衛についてある程度の知識を持っている人たち、この人たちの論評するもの、または発言するもの、そのほとんどが、統幕議長や幕僚長といえども内局の顔色をうかがわない限り物が言えないというのが今日までのほとんどの論...全文を見る
○中野(寛)委員 これらの問題は、冒頭に申し上げた日本の防衛体制のいわば一つのすきのうちに入るわけです。そのすきをなくすために、でき得る限り急いでその体制の整備をしなければならないはずです。内容については、もちろんわれわれ御提案をいただいてそのよしあしを論議したいと思います。しか...全文を見る
○中野(寛)委員 長官に再度お尋ねいたしますが、これはいま局長がお答えにならなかった。しかし政治的判断、もっと高度な判断の中から、これはいつまでにむしろすべきだ、もちろん防衛というのは限度がないようなものですからその判断はむずかしいですけれども、しかし少なくとも長官のお考えとして...全文を見る
○中野(寛)委員 世論の動向を見きわめながらということです。そのことは大切なことだと思います。しかしながら、内容が提示されなければ世論は何とも判断のしようがないわけであります。中間報告にも期待をしたいと思いますが、しかし、その作業日程は、むしろ法案の提出が国会でいつになるかは別に...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、とりあえず中間報告をお出しになられますのを待って、また論議を進めていきたいと思います。  この機会に、防衛研究については、先ほど朝の御答弁でも五つの項目について局長から挙げられました。たまたま、この月刊誌「現代」四月号に「間違っていた局長答弁」という...全文を見る
○中野(寛)委員 この防衛研究というのは文書になっているわけですね。そして、いろいろな意見の違いは当然、論議をする場合、研究する場合、あるでしょう。それを最終的にまとめて文章化するのだろうと思います。そして、その文章ではどうなっているのかということです。結局「防衛研究では、統合部...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは次に進みますが、その防衛研究と日米防衛協力のガイドラインの研究との関係はどうなっておりましょうか。たとえば、いまの統合部隊の編成については三自衛隊間でやる場合もあるでしょうし、またやらない場合、日米間で編成することもあるのではないだろうかと思うわけですが...全文を見る
○中野(寛)委員 日米間で統合部隊をつくるということのお答えにもしなったとしたら、これは大変なことです。しかし臨機応変の、いわゆるルーズにやれということではなくて、あらゆる場合に迅速に対応できる体制をつくる必要はあるであろうと思いますが、このこともこれ以上触れません。次に進みたい...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、これを常時把握する体制を持っていないということ、そうして各省庁もこれに対応して情報提供をする体制にないということ、これでどうして防衛海域というものを設定し、かつそれを防衛することができるのでしょうか。  時間の関係でもう一つ先の質問もあわせていたしま...全文を見る
○中野(寛)委員 しかし、この「防衛計画の大綱」に沿って整備をしてみても、いまおっしゃった目標に達しないのでしょう。それによってできるのですか。ゆえに「防衛計画の大綱」の見直しというのがむしろ強く求められているというのがいまの実態なのではないでしょうか。今日までは、何しろまずその...全文を見る
○中野(寛)委員 歴代統幕議長等の発言の形が正常な形で行われていない、だからこそいろいろな処分を受けたり、そしてまた退職をさせられたり、表向きの形はいろいろとれるでしょうけれども、実質上そういう形になっている。それは決して正常な形ではない。長官は決して異常だと思わないとおっしゃっ...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が来ましたから終わらなければなりませんけれども、少なくとも適任者だということで、今日も適任者だったと長官お考えのようですが、歴代統幕議長、しかしいまおっしゃった節度を心得てとおっしゃる、その節度を踏み外さざるを得なかったところに——長官がいまでも統幕議長とし...全文を見る
○中野(寛)委員 終わりますが、委員長、最後に、いま国会の意思を待つという長官の御発言でもございましたので、本委員会において、自衛官のこれまですでに前例がある参考人としての出席要請について御検討をしていただきますことをお願いしておきたいと思います。
04月09日第94回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○中野(寛)委員 きょうは、野菜の流通改善を中心にしてお聞きをしたいと思います。  御通告を申し上げております質問の前に、物価の見通しについてちょっとお聞きしておきたいと思います。  これは新聞紙上等にも分析をされているのでありますけれども、五十五年度の見通しの問題ですが、い...全文を見る
○中野(寛)委員 昨年の物価の見通しが誤ったことの理由として電気、ガス料金の大幅引き上げやその余波、そしてまた異常気象による野菜の高値、こういうものが指摘され、またいま長官が御答弁になりましたもろもろの要因があったわけでありますけれども、その中でストレートに家計に響いてくる、また...全文を見る
○中野(寛)委員 政府機関等が出しました物価等に対します資料、そういうものを読んでおりますと、「五十三年度の野菜生産量は、天候不順の影響等により夏秋ものを中心に平均単位当たり収量が前年度を下回りましたが、」という説明が出てくるのです。すぐ下に「また、五十四年度は秋冬野菜が異例とも...全文を見る
○中野(寛)委員 一つは、そのときの天候等によって生産高の度合いというものがある。ところがそれだけで影響がとどまればあれほどの乱高下はしないのではないか。むしろ、それに伴って流通機構の実態、市場システム、そういうものがそれに輪をかけて、いわゆる掛け合わされて、そして消費者のところ...全文を見る
○中野(寛)委員 この調査、提唱に対して、農水省はどのようにお受けとめになっておるでしょうか。
○中野(寛)委員 行管の指摘は、この地場野菜の育成それから地方卸売市場の育成といいますか、そういうものが一つのポイントになっているわけです。確かに今日までのこれらの問題に対する行政というのは、非常に進歩していることだけは事実だと思うのです。たとえば野菜指定産地制度等の政策によって...全文を見る
○中野(寛)委員 それじゃ農水省としては、地方卸売市場の価格調査なり実態調査等を実施されておられますか。
○中野(寛)委員 中央卸売市場と地方卸売市場のそれぞれの役割り分担ですとか、またはいまこうして話題にいたしております地方卸売市場の充実、そういうふうなことを考えますと、やはり都道府県と協力をしてその調査等も集中的に行って総合的な対策というものを講じていく必要があるのではないか、そ...全文を見る
○中野(寛)委員 行管の調査で、たまたま出荷経費等のことについてゼロというされ方をしているということですが、これは行管の方としては、ゼロではなくて、きわめて少ないので省いた、こういうふうにこの調査では書かれているわけですが、この地方卸売市場について、その実態と今後の充実のさせ方で...全文を見る
○中野(寛)委員 農水省はいかがですか。
○中野(寛)委員 それぞれ時期的な把握の仕方、それから表現の内容、受けとめ方によって、行管の調査と農水省の受けとめ方というのは違いがあるだろうと思います。それはそれとして理解はしたいと思いますが、いずれにいたしましても、それぞれに何らかの形で関与する役所が力を合わせて、知恵を出し...全文を見る
○中野(寛)委員 私もここへたまたま行管の方と農水省の方と、両方をお呼びして御質問しているのですが、別に行司役をやるわけでもないし、立場として大変微妙でございますけれども、こういう調査というのは、こういう時期に、こういう前提条件のもとでやって、その結果こういうものが見かけられた、...全文を見る
○中野(寛)委員 実は先ほど農水省の方で、地方卸売市場については都道府県の方が所管しているのでということのお話がありました。それで地方の自治体の方に、これを充実させるためにはどうしたらいいですかと聞いてみたわけですよ。これはきのうも申し上げておきましたが、この国に対する要望事項と...全文を見る
○中野(寛)委員 その御努力の方向に沿って、なお一層それが充実されることを強く要望をしておきたいと思います。  あわせまして、少なくとも地方卸売市場の充実についてなお一層御努力をされるということでありますが、もう一つ、地場野菜の振興の問題ですが、先ほど御答弁の中で都市近郊の産地...全文を見る
○中野(寛)委員 これにつきましても地方自治体の要望というのがございまして、もう時間の都合で読み上げますが、一番目に、野菜価格安定事業の採択条件の緩和、二番目に野菜価格安定事業の対象地域、指定消費地域の拡大、三番目に野菜価格安定事業の対象品目、対象数量の拡大、四番目に野菜価格安定...全文を見る
○中野(寛)委員 意地悪く深追いしようとは思わないのですが、この地場野菜のことについて都道府県と相談しながらということでございますけれども、この問題は具体的に新鮮でかつ安いものを系統立って大量に、そしていつもというわけにはいかないけれども、しかし時期が来れば地場野菜で思い切り野菜...全文を見る
○中野(寛)委員 もうそろそろ時間が迫ってまいりましたが、もう一つ、次に、転送の問題の実態については、また機会があればぜひ近いうちに具体的に詰めてお尋ねをさせていただきたいと思いますが、行管の御指摘の中で、たとえばさっきの出荷経費の問題なんですが、たとえば中央卸売市場への出荷経費...全文を見る
○中野(寛)委員 もう時間が参りましたから終わりますが、きょうは行管と農水省を中心にお尋ねをしたわけでありますけれども、経企庁としてもこれらの実態についてより一層具体的なメスを入れながら、先般出されました物価対策、その中身を実効あるものにしていただき、そしてより物価の安定を進めて...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。
04月20日第94回国会 衆議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○中野(寛)委員 まず、先ほど来問題になっております敦賀原発のことについてお伺いをしたいと思います。  各新聞報道、また調査の内容等を見ますと、この廃棄物処理施設に構造上の欠陥があったのではないか、こういうことが指摘されているわけであります。しかし、きのう、きょうの報道等も拝見...全文を見る
○中野(寛)委員 現在まだ調査中ということですから対応策を講じられていないわけですけれども、単ににじみ出たということであれば、いまでもなおにじみ出続けているということだってあるわけです。今日の調査段階ではそうはっきりとお答えはしていただけないのかもしれませんけれども、しかし少なく...全文を見る
○中野(寛)委員 この問題については最後に大臣にお聞きしますが、たとえば大臣、こういううがったとも見られるような考え方も実は出ているわけであります。私はこれを原発反対派の作為だと申し上げようとしているのではありません。あくまでも慎重でなければなりませんし、あくまでも安全性を第一に...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一点、大臣にお伺いします。  先ほどこの事故に関連をして総点検を行う、こういう御発言でございました。そしてそれはすべての原電について行うということでございました。これは稼働中のものも含めてすべて検査するという意味なのか、そしてこれは定時点検でやるのか臨時に...全文を見る
○中野(寛)委員 わかりました。その点検が確実に行われて、そしてそれが少なくとも国民の皆さんに対する不安を解消することになり、そしてまた原子力発電所に対する認識が正しい形で認識していただけるもとになるように心から念願をして、また要望しておきたいと思います。なお、通産大臣には、申し...全文を見る
○中野(寛)委員 御答弁では、シーリングの時期が六月末ごろ、第二臨調の中間答申は七月中ごろ。いま大臣は、そのシーリングによる作業をトレーニングとおっしゃいました。これがトレーニングであれば、それはそれまでまた受けとめ方があると思います。しかし、単にトレーニングで、もちろんトレーニ...全文を見る
○中野(寛)委員 大変興味深く聞かせていただきました。  新聞報道等による、またわれわれの間でいろいろととかく話をいたしますときには、大蔵省と行管庁とのさや当てではないかということが言われますし、大臣のいまの御答弁を聞いておりますと、さや当てどころかこれは協力体制であるというふ...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、国会へわざわざお出しいただきましたが「財政の中期展望」、しかもこれは五十七年度の伸び率まで明記されているわけですね、こういうものは、やはり中期展望とはいえども、中身についてはこれまた改めてつくり直しですか。
○中野(寛)委員 それでは、次に進みます。  ちょっと話があれしますが、去年七月に「歳出百科」をお出しになりました。大変参考になっているし、みんな勉強になっているわけです。特に、ことし出るもの、それから来年出るもの、続いて出たとすれば、これはかなり興味深いものになっていくのでは...全文を見る
○中野(寛)委員 時間の都合で、あと何問かをまとめてお尋ねをさせていただきたいと思います。  所得税減税なんですけれども、これは先般の議長裁定で、剰余金を減税に回すということになっているわけです。この場合の方法ですが、与野党の話し合いで決めることになっているのですけれども、私ど...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほど申し上げました予算委員会における大蔵大臣の御答弁のありました後、日を変えてですが、鈴木総理は、行革に政治生命をかけ、増税なき財政再建を目指す、こうおっしゃられたわけです。政治生命をかける限りは、必ずやこれは行われる、そういう前提で私どもは物事を考えて、簡単...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、あくまでも自由貿易主義を基調としながら、必ずしも数字を出さなければならぬ解決の方法ではなくて、自由貿易主義や日米関係をきちっと整理する意味でお互いに大人の交渉としてのみ込み合った解決策が総理訪米までには出せる、そして総理訪米ではあえてこの問題が政治問題...全文を見る
○中野(寛)委員 他の問題もございますので、通産大臣へのお尋ねは以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。  続きまして外務大臣、防衛庁長官にお尋ねすることになると思いますが、原潜問題なんですが、これも時間がないので一言だけお聞きします。  この前の鈴木総理とロン...全文を見る
○中野(寛)委員 それではその問題につきましては、あくまでも厳正な態度で臨んでいただきたいことを重ねて要望しておきたいと思います。  続きまして、日米首脳会談でありますけれども、従来のように米国側の要求にこたえるだけというふうな会談にだけは何としてもしてほしくない。もちろん政府...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたので、その問題につきましてはまた後日改めて論議したいと思います。防衛庁長官、どうもありがとうございました。  ただ一点だけちょっとお許しをいただいてお尋ねをさせていただきたいと思います。官房長官にわざわざお越しをいただきまして、いま予定をされて...全文を見る
○中野(寛)委員 厳正な姿勢で話し合いをし、かつ万一これが行われるようなことがあれば厳正な姿勢で処罰をしていただく等々の明確な態度を強く要請をしておきたいと思います。  時間が超過をいたしたのをおわびしながら、終わります。  ありがとうございました。
04月27日第94回国会 衆議院 決算委員会 第11号
議事録を見る
○中野(寛)委員 農業関係の予備費についてお伺いいたします。  今回の審査に該当します予備費の五十五年度(その1)使用総額が千三百九十九億、そのうちの水田利用再編に関する支出が七百六十五億、言うならば半分以上がそれに費やされているわけであります。そういうことを考えますと、これは...全文を見る
○中野(寛)委員 この結果について、目標達成率がそれだけ大変高くなったということについて私ども異論を唱えようと思っているわけではありません。それはそれとして、農業関係者の大変な理解と御努力の成果であったと思いますし、関係当局の皆さんも、意外にうまくいったなという感じてお受けとめな...全文を見る
○中野(寛)委員 たとえば七百六十五億のうち、推進特別対策の経費を除いても五百九十八億、決して小さな金額ではないわけです。これは農業であるから、またはこれはとりわけ大切な事業であるからということでそれがルーズであっていいとか甘えていていいとかいうことではない。基本的な農業政策の姿...全文を見る
○中野(寛)委員 この団地化加算の対象となる面積、そしてまた条件については、かなり広いまとまった面積が必要になるわけでありますが、これらの条件についてどのようにお考えであるのか、そして全国でどのくらいこれが対象となって可能なのか、そのことについてお伺いします。
○中野(寛)委員 農業関係者の話によりますと、これだけの広い面積を団地化していくどいうことはなかなか困難だ、農林水産省の見通しというのはむしろ甘いのではないか、農業者の立場から言えば厳しいということになるのですが、そういう御意見もあるわけであります。合算して計画実施面積の三分の二...全文を見る
○中野(寛)委員 そのように定着性の高い転作を誘導するという意味からは、おっしゃる内容はよくわかります。そのとおりでもあろうと思います。しかしながら、反比例してといいますか、逆に厳しければ厳しいほど今度はその計画実施そのものがなかなかできないという事態も招いてくるわけであります。...全文を見る
○中野(寛)委員 いまは農業投資の面からお聞きしましたけれども、これは生産指標の面からも言えると思うのです。特定作物など転作作物の五十六年度生産目標というのは特に決められないで農民の選択に任せているというふうに私ども聞いているわけであります。いま御答弁の中にございました六十五年の...全文を見る
○中野(寛)委員 まだまだこれからこれからという部分が多いようでございますが、その際にもう一つ、五十四年に全国農協中央会が決定をいたしました「一九八〇年代日本農業の課題と農協の対策」サブタイトルが「地域からの農業再編をめざして」、こういうものが出されておるわけですが、ここでは農協...全文を見る
○中野(寛)委員 この予備費の計画、この支出は天候の問題ではないでしょう。天候に左右されるという問題は確かに農業の場合はあるわけですが、それだけに農政そのものは計画性をより一層きちっと持っていかないことには、なおさらぐちゃぐちゃになってしまうのじゃないですか。そのことを申し上げた...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
○中野(寛)委員 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となりました昭和五十四年度及び昭和五十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書等の承諾を求めるの件について賛成の意を表します。  わが党は、各予備費の使用状況等についてそれぞれ検討いたしました結果、五十...全文を見る
05月14日第94回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第11号
議事録を見る
○中野(寛)委員 経済学は心理学だとも言われるぐらいでもありますから、長官が常に明るい希望と展望を国民に抱かせるような立場で前向きの御発言をなされるということ、同時にその裏で万全の態勢がとられているということが経済運営にとってはとりわけ必要だろうと思います。そういう意味で、先ほど...全文を見る
○中野(寛)委員 日本がいま置かれている立場、それはある意味では今日までの経済運営の妙を得て今日の発展がもたらされている。ある意味では、そのことから、いま日本に対するいろいろな要望が各国から出てくるということになっているわけでありますから、必ずしも悪い結果から生まれている今日の内...全文を見る
○中野(寛)委員 そういう観点から、今回の日米首脳会談についての評価をどういうふうに見ておられますか。
○中野(寛)委員 それは言うならば経済サイドから、または財政のサイド、もう一つ広域的な立場からの分析でありますけれども、これから要請をされていくのは、あくまでもこの経済の問題や総合的な問題を考えて防衛の問題を考えなければいけないということです。長官の立場からすればそういう主張にな...全文を見る
○中野(寛)委員 その増強されることの中身がどういう影響を及ぼすであろうかということを先ほど来繰り返しお聞きをいたしております。いかがでしょうか。
○中野(寛)委員 平和と防衛に関する河本長官の哲学をお伺いした感じがいたしますが、私のお聞きしたい具体的な内容については、むしろ先に防衛庁長官に聞いて、その答弁に基づいて経企庁長官にお聞きすべきことなのかもしれません。しかし、これ以上お聞きしましても、長官の防衛に関する哲学の方を...全文を見る
○中野(寛)委員 分析といいますかあり方といいますか、そういうことについてはただいまの御答弁のとおりだと思います。それだけに、われわれとしては、その自動車輸出の減を何らかの形で、ほかにそのショックといいますか影響を吸収できればなおいいわけですし、逆に悪い方向へ影響していく、広がっ...全文を見る
○中野(寛)委員 結局、最近の動きというのは、われわれが心配していることを助長する、そのきっかけもしくはそれに拍車をかける要素となりそうなことが、今度の日米の関係でもそうですし、たとえばミッテラン氏の登場も、たまたまこれはそういう政策を掲げておられるだけに、われわれとしては、日本...全文を見る
○中野(寛)委員 お聞きする仕方が抽象的でお答えしにくいのかもしれませんけれども、そのために政府がいろいろな政策をというふうな形で、私はそのいろいろな政策の中身を、むしろ中身のポイントをお聞きをしているわけであります。  ちなみに、これまた先般発表されたことですが、経企庁の方で...全文を見る
○中野(寛)委員 わかりました。なお具体的な、むしろ前向きのといいますか対応の内容についてのお尋ねを進めていきたかった、また御答弁もいただきたいのでありますが、先ほど来残念ながらそういう形での御答弁がいただけませんので、改めてまた後日、具体的なわれわれなりの御提案をも含めながらお...全文を見る
○中野(寛)委員 私は転送そのものを全くの必要悪だと、いわゆる悪だとか善だとかというふうな形で評価をしようとは思わない。それが必要ならばやはりやるべきです。しかし、もし少しでも安易にそれに依存をしてしまうということがあるならば、そこに問題が生じてくるということではなかろうか。だか...全文を見る
○中野(寛)委員 ぜひその努力を前向きにお願いをしたいわけであります。そういう意味で私どももいろいろ考える中で、地方卸売市場については生鮮食料品等の流通網それから流通量等を分析し、考慮して、安定的な集荷の確保及び価格形成力の確保を図り、かつ転送に対する依存度をそれによって低下をさ...全文を見る
○中野(寛)委員 若干質問の中身が違う部門に入るかもしれません。  たとえば今日のようなハウス栽培ですとかいうふうなことが行われていく。これは今日の流通だとか生産の過程においていろいろな工夫がなされた結果なんですが、消費者もある意味ではぜいたくになっているということが言えるでし...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が来ました。最後に経企庁の方にお尋ねしたいと思います。  農林水産省の方でいろいろとこのことについては、いまの質疑応答でもおわかりのように、大変御努力をなさっていることはおわかりでしょうし、私どももそれなりに評価するところであります。一方で昨年の予算の中で...全文を見る
○中野(寛)委員 まさに生鮮食料品は季節や気候に影響されることが多い、いわゆる不確実性の要素が多いわけであります。それだけに人為的な工夫というものがなお一層望まれるということにもなろうかと思うわけであります。そういう意味で、なお一層の御努力をお願いして終わりたいと思います。どうも...全文を見る
05月28日第94回国会 衆議院 決算委員会 第13号
議事録を見る
○中野(寛)委員 まず、近畿電電の不正事件についてお伺いいたしますが、いま大阪地検特捜部が強制捜査に入って捜査が行われているところであります。そのことを報道する新聞の解説記事の中にこういう部分があるのです。「特捜部が強制捜査に踏み切った背景には、公社側が捜査に対し必ずしも協力的で...全文を見る
○中野(寛)委員 そう信じたいと思います。  次に、会計検査院にお伺いをいたしますが、この事件、いわゆる近畿電電のケースが顕著な例として出されております。しかし、検査の方は近畿に限らずすべてにわたっておやりになられた結果であろうと思いますが、それに間違いございませんか。
○中野(寛)委員 そういたしますと、近畿だけに集中してこの事件が起こっているということになるわけであります。しかも、これが単発的なものであればたまたまということが考えられるわけでありますけれども、しかしながら、今日まで表に出てまいりました内容だけでも決して個人プレーだとか単発的な...全文を見る
○中野(寛)委員 ただ私は言えることは、東京と大阪の場合に比較をいたしますと、そういうことが言えるかもしれませんが、今度は東京、大阪以外の地方の機関の場合には、やはり大阪と同じようなことがないのだろうか。たとえば九州ではどうなのか、北海道ではどうなのか、東北ではどうなのか。いまの...全文を見る
○中野(寛)委員 私はそういう意味で、単なる土地柄だけではないものを感じ、かつ構造的な、そしてこれはそこまでもう麻痺しておったということは、いかに長い年月をかけてこういうものが慣習化していったかということをあらわすものでもあるだろうと思います。  そして、それに基づいて今後の対...全文を見る
○中野(寛)委員 電電公社発足当時に、前だれがけ精神でいこうというふうな合意が全職員に徹底していたというふうなことをよくお聞きするわけであります。かと思うと一方では、最近でもわれわれの耳にときどき、電電公社というのは電話はつけてやるんだと思っているのじゃないかというふうな怒りの声...全文を見る
○中野(寛)委員 ぜひ総裁の御努力に私どもも期待を申し上げたいと思いますし、また御努力をお願い申し上げたいと思います。このような事件が二度と起こらない厳しい姿勢ということを特にお願いするわけでありますが、厳しさと同時に、一方では、職員の皆さんが張り合いを持って、やりがいを感じて仕...全文を見る
○中野(寛)委員 昭和五十五年六月六日付で公共企業体等関係閣僚会議事務局が発行したものでありますが、「公共企業体等基本問題会議意見書に関する検討結果報告書」というのが出ているのです。実はこの中で、まず「意見書の要旨」が書かれておって、これを関係閣僚会議で検討した「検討結果」という...全文を見る
○中野(寛)委員 しかし、一歩突っ込んで考えれば、いろいろと制度的な問題や法制上の改善すべき問題もあると総裁自身も先ほど御答弁の中で触れておられるわけです。これらのことについて、いまこうするというお答えはいただけないかもしれませんけれども、前向きに郵政省としてお取り組みになってし...全文を見る
○中野(寛)委員 時間の都合で次の質問と一緒にあわせてお尋ねしたいと思いますが、たとえば今回の仲裁裁定の問題であります。  先ほど同僚委員からのお尋ねもありましたけれども、今回国会の議決案件として出されたことに対して、私は大変残念なことだと考えております。公労委において労使の意...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたから簡単に申し上げますが、大臣は三回閣僚会議を開いた、そしてそれは完全実施の姿勢で協議をなさった、こういうことです。もしそれが閣僚会議で一致をしているというのならば、政府の意思を添えて承認案件として出すのが本来のシステム、たてまえではないでしょう...全文を見る
○中野(寛)委員 終わりますが、予算が予備費を全部使っても足りないからとおっしゃるけれども、しかし、その予算運営についていかにするかというのは、政府の意思がまず示されるということが本来の筋でしょう。予算審議だっていつも国会に修正権さえ認めないというのがいままでの政府の考えではあり...全文を見る
06月03日第94回国会 衆議院 決算委員会 第14号
議事録を見る
○中野(寛)委員 きょうは、地方自治体や住民の当面している問題について、比較的多くの項目についてお伺いをしたいと思いますので、時間の都合もございます、端的にお答えをお願いしたいと思います。  まず最初に、都市形態の変化に伴いまして鉄道の高架化が各地で進められているわけであります...全文を見る
○中野(寛)委員 いきさつはわかりましたが、なぜそれが一〇%であるかということは、また改めて御説明いただきたいと思います。  もう一つ、連続立体交差化事業の事業費の負担割合、これが企業者が私鉄の場合には七%、国鉄の場合は一〇%、こういうふうになっているわけであります、しかしなが...全文を見る
○中野(寛)委員 運輸省いかがでしょうか。
○中野(寛)委員 建運協定が結ばれて後、この連続立体交差の事業というのはまだそれほど多く実現していないという声もあります、長くかかるといういまの御答弁もございました。しかし、長くかかることの理由というようなものも、これは十分考えなければならないと思います。現在の都市機能をより一層...全文を見る
○中野(寛)委員 せっかくお越しいただきましたが、運輸省の方、結構でございます。ありがとうございました。  続きまして、既設公営住宅の改善事業についてお尋ねいたします。  住宅についてはもう先ほど夫もお話がございましたけれども、平均いたしまして量的な充実がある程度図られてきて...全文を見る
○中野(寛)委員 一つは、いま申し上げましたけれども総枠の問題、と同時に、この内示といいますか決定が、当初のものとプラスアルファの部分と分けられて、そしておくれるわけです、そういたしますと事業としては大変やりにくい。だから、まあ欲張った言い方かもしれませんけれども、早く、たくさん...全文を見る
○中野(寛)委員 大阪を事例にとりましたのは、私自身も大阪に住んでいるということもありますが、この事業は大阪から始まったと言っても過言ではない事業であります。そういう意味で、大阪がどれだけ進むかということが、一つは全国的なバロメーターの意味も果たすと思うわけであります。しかしなが...全文を見る
○中野(寛)委員 より一層の御努力をお願いしたいと思います。  続いてもう一つ、住環境の改善については、先ほど来も御指摘ありましたけれども、この環境改善の対象団地の規模というのは、現在百五十戸以上とされているわけです。これにつきましては、現在の住宅事情の実態等を勘案しながら、そ...全文を見る
○中野(寛)委員 住宅問題につきましての最後の質問を大臣にさせていただきたいと思います。いままではお金のかかることについてお尋ねをいたしましたが、次の質問は、お金がかかるというのではなくて制度の改善の問題であります。  この公営住宅については一種と二種の区別があります。同時にそ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、ことしじゅうに見直されるということでございますから、十分実態を御勘案の上、納得のいく結論が出ますように要望をしておきたいと思います。  続きまして、道路に関するお尋ねをいたします。  一つは、先ほども同僚議員から触れられましたけれども、大阪北部の問...全文を見る
○中野(寛)委員 次の問題は。
○中野(寛)委員 せっかくの御努力をお願いいたします。  次に、下水道整備五カ年計画についてお尋ねをしようと思ったのですが、時間がございませんし、なお同僚議員からのお尋ねもございました。何とか総枠を確保することにひとつ大臣も大いに御努力をいただきたいと思います。  行革、財政...全文を見る
○中野(寛)委員 最後に、建築基準法に関する制度改革について御検討をお願いしたいと思うのであります。  かなり小さな問題でありますが、実はこれまた自治体が大変頭の痛い問題であります。建築基準法四十二条二項によります道路位置指定につきましては、地方自治体が行政指導として行っており...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が来ておりますので終わりますが、しかし、この施行令第百四十四条の四の一項五号、ここには、道路位置指定の道路については「道及びこれに接する敷地内の排水に必要な側溝、街渠その他の施設を設けたものであること。」というふうに側溝等の設置義務の規定が明確にあるわけであ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは改めて要望を申し上げることにして、終わりたいと思います。
07月21日第94回国会 衆議院 決算委員会 第15号
議事録を見る
○中野(寛)委員 最初に、国立大学医学部または医科系大学等々の運営のあり方等につきまして三月に文教委員会で御指摘を申し上げましたそのことの事後どのような対応がなされたか、そのことにつきましてお伺いをしたいと思います。  国立大学付属病院の運営上当面する諸問題についてということで...全文を見る
○中野(寛)委員 ここでひとつ自治省の方にもお伺いしたいわけであります。  自治体病院を管理される立場から考えて——実は私のこの文教委員会における質問が新聞紙上等に取り上げられましてから、私は自治体病院の事務長さん等々から、あの問題は実は自治体病院では本当に困っているのです、医...全文を見る
○中野(寛)委員 むしろ総合的にこの実態を——文部省としてもこれだけ実態を認められて対応を講じられたわけです。しかし自治体病院としてはずいぶん困難な状態、またこれで苦労しているという実態も私ども耳にしているわけです。むしろ自治省としてその報酬の内容等を、一律にということはできない...全文を見る
○中野(寛)委員 ぜひそうお願いしたいと思います。  自治省さんの方は結構でございます。ありがとうございました。  それで、大学局長にお尋ねしたいのですが、この懇談会の意見の中で、二番目の入院、手術等に対する患者家族からの謝礼についてというところがあるのです。そして、患者等か...全文を見る
○中野(寛)委員 そのことをなお一層私どもも御要請申し上げておきたいと思います。  もう一つは企業との関係の問題であります。  昨年の暮れでも、ある製薬メーカーの営業マンが特定の大学の教授クラスを招いて忘年会を行った。二十日間で実に三十回の忘年会をやった。薬を扱って、そしてお...全文を見る
○中野(寛)委員 この問題につきましては、以上で終わります。どうぞ今後ともせっかくの御努力をお願いしたいと思います。  さて、大臣は間もなく高校野球の始球式にお出になると思うのです。どうぞみごとストライクが決まりますようにお祈りしたいと思います。ところが最近は、その高校野球の出...全文を見る
○中野(寛)委員 ある教育者の方がこういう言い方をしておられました。たとえばいま学校の先生方で——これを文部省の皆さんと置きかえてもいいと思います。子供のころ、芋畑から芋を掘って食べたことはないか、隣の畑からトマト一個とって食べたことはないか、立ち小便をしたことはないか、場合によ...全文を見る
○中野(寛)委員 同時に、文部省としてはその実例等についてこうして御配付になりましたけれども、この傾向を、先ほど警察の方ではたとえば核家族の問題等を指摘しておっしゃられました。今日の傾向の原因をどのように文部省としてはお考えになっておられますか。そしてそれに対する対策を、文部省だ...全文を見る
○中野(寛)委員 文部省の立場からということでいま御答弁をいただきました。しかし、それだけでも文部省の範囲を対策としては超える部門もあることがわかるわけであります。そういう意味では、これは総理府にもお伺いしたいし、またむしろ大臣にもお伺いしたいのですが、ちょっと中座されております...全文を見る
○中野(寛)委員 文部省主導で価値観をまとめようとすると、またいろいろな反発が出てまいります。むしろ私は、学者、文化人、そして労働者の代表、財界の代表、いろいろな方々に御参加いただいて、それこそいま行革が全国民的な立場で行われようとしている、そういうふうな見地からこれらの問題に取...全文を見る
○中野(寛)委員 さっき財政的な面につきましても初中局長からお触れになりました。私は財政的な面についても、実は先般来触れているわけです。というのは、現在保育所と幼稚園がある。それを、保育所を幼稚園としても活用ができる、幼稚園を保育所としても活用ができるということになれば、むしろ財...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
09月08日第94回国会 衆議院 決算委員会 第17号
議事録を見る
○中野(寛)委員 幾つか質問を用意いたしておりましたけれども、素材産業のことについてお聞きをしたいと思っておりますが、石油業界の諸問題につきましては同僚議員からの質問もございましたので省略をしたいと思います。関係の方はお帰りいただきまして結構でございます。  それでは質問に入り...全文を見る
○中野(寛)委員 二階堂さんの方は迷惑だとおっしゃったということであれば、なおさら、政府としての公式の立場からすれば、それをあえてお願いをしたということはやはりおかしいのではないか。中国は中国のやり方があるでしょう。しかし、日本は日本のやり方があるはずであります。そして、われわれ...全文を見る
○中野(寛)委員 余りくどく聞きたくありませんが、内閣改造がうわさされているとき、そして灰色高官からの名誉回復という問題が先般出されていろいろとやられているとき、そういう時期にそういう人をというのは、これはやはりだれが考えてもおかしいと考えるのが通常です。これはまた、政治家ならそ...全文を見る
○中野(寛)委員 ややもすると、この種のことは、行った方の功績であるかのごとく一部でもてはやされたりということがあるわけでありますが、その御苦労は御苦労として、特定のそういうふうな認識でとらまえることがないことを、われわれとしては希望したいと思いますし、同時に、やはりわれわれとし...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御説明の背景とあわせてもう一つは、余りにも中国が安易に契約を破棄してきたのではないか。もちろん、中国は中国で慎重に検討されたであろうけれども、われわれサイドの受けとめ方はそういう印象でありました。その背景の一つに、中国の国際貿易に対する認識、ルールに対する...全文を見る
○中野(寛)委員 今後とも意思の疎通、それから背景の十分な認識、そういうものについて十分心がけていただき、そして二度と再びこういうあわてるようなことがないように、またこのような協力が本当に日中友好に役に立つように御配慮をいただきたいと思います。  次に、韓国の問題に進んでいきた...全文を見る
○中野(寛)委員 外務省にお尋ねをしたいのですけれども、安保絡みで六十億ドル、このようによく言われます。その背景を外務省としてはどのようにお考えになっておられるのだろうかということを聞きたいわけであります。というのは、私は、現在の新聞報道等で読む関係からいいますと、何かけんか腰で...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、言うならば、韓国の場合はある意味では民主主義も含めてまだ建国の過程と言っても過言ではない状態だ、こう思うのであります。しかしまた、歴史的に見て日本がきわめて不幸な歴史をつくった事実もあります。そして、それに対する反日感情というものもあるわけであります。決し...全文を見る
○中野(寛)委員 さて、六十億ドルの要請でありますが、その六十億ドルについて、いわゆる第五次社会経済発展五カ年計画の具体的な事業計画と資金見積もりについても外相会談に付随する実務者会談で説明がなされたと聞くわけであります。その中に安保絡みの内容があったのかどうか。たとえばこういう...全文を見る
○中野(寛)委員 その内容なんですが、今日まではいわゆる総額で要請をされておって、そしてその中身まではもう一つわからぬというような説明が公式にはなされている。そしてそれは国際慣例から言うときわめて非常識なように印象づけられている。しかし、果たしてそうだろうか。私は私なりに調査をし...全文を見る
○中野(寛)委員 文書はあったわけです。そして日本で言われているように、総額だけの、そしてきわめて簡単なものだけの要求ではない、きちっとした五十ページにわたる文書で要請がなされているわけです。これに対して日本国内で、向こうの事情とはいえ、何もなかったと言い切ってしまうことはむしろ...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一度聞きたいと思いますが、安保絡みの問題が要請の中にあるのですか、ないのですか。
○中野(寛)委員 しかし、それが何ページであるかわからぬけれども、あることはむしろ先ほどお認めになったはずです。  それはそれとして、私は時間がありませんから、先ほど来申し上げましたように、どうか、この定期閣僚会議で前向きの論議がなされる、しかしそれには、何のためにこの対韓協力...全文を見る
○中野(寛)委員 では、この産構審の結論はいつごろまでにお出しになる予定ですか。
○中野(寛)委員 急務を要する問題だと思いますので、せっかくの御努力をお願いしておきたいと思います。  終わります。
10月16日第95回国会 衆議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○中野(寛)委員 日韓経済協力の問題でお尋ねをしたいと思います。  閣僚会議で六十億ドルの開発援助、借款問題がメーンテーマとして扱われて、それが実質上決裂をした形で、ただ新聞発表というものが残されただけで今日に至っているわけであります。もちろん、相手方からの申し入れによってこの...全文を見る
○中野(寛)委員 この問題は、日韓関係にとって言うならばいま一番最大の関心事になっているわけであります。それだけに申し込む方も、また申し込みを受けて協力する方も、お互いに相手の立場というものを十分理解し合いながら話をしていくということでなければならないと思うのであります。ただ、今...全文を見る
○中野(寛)委員 いろいろ聞きたいことがございましたが、丁寧な御答弁もございまして、時間がないようでございますから、時期を改めてまた具体的なことをお聞きしたいと思います。  ありがとうございました。
10月22日第95回国会 衆議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○中野(寛)委員 大阪空港と関西新空港について、先ほど来の同僚議員の質問に続いて、かつできる限り重複を避けて質問をさせていただきたいと思いますが、まず先ほどの大阪空港への着陸コース下の航跡乱流のことについて若干加えて質問をしたいと思います。  先ほど来、その被害の状況等について...全文を見る
○中野(寛)委員 先日、地元市長からも切実な要請が運輸省へ寄せられていると思います。同時にまた、いまでき得る限り早くということでございましたけれども、それなりに私も実は結果が出るまでにとりあえず応急措置をして、そしてその結果、もし因果関係がはっきりすればそれをそのまま追認をする、...全文を見る
○中野(寛)委員 そこで話を進めたいと思いますが、昭和五十二年四月三日に、航空局長と地元自治体の市長、知事との間に交わされた十項目の覚書、それに基づいて周辺整備のいろいろな施策が検討をされ、そしてまた講じられてきたと思います。その中で、ことしの四月三十日に「大阪国際空港周辺の騒音...全文を見る
○中野(寛)委員 ところが、先ほども申し上げましたように、地区整備計画も、結局このような大綱がいまごろ出されるような状態では当てにならないという気持ちから、それをつくる熱意さえもう地域住民はなくしている、そういう状態があるわけであります。もちろん被害住民ですから、不満はますますう...全文を見る
○中野(寛)委員 制度上の問題についてやっと議論が開始をされたということであります。まさしく遅きに失すると思いますけれども、しかし、なされないよりはなされる方がいいわけでありますから、その議論が前向きに検討され、そして必ずや実現することをわれわれとしては強く要望をしておきたいと思...全文を見る
○中野(寛)委員 ことしの民防の予算と、そしてその執行状況、執行のめど、執行率、昨年とことしのそのめどがいまわかりましたら御答弁をお願いしたいと思います。
○中野(寛)委員 たとえば、これも数字を、今日までの五年間の実績でいきますと、四十九年から五十四年までの実績で、手元にある数字では三万八千七百十二戸、これが民防の目標世帯数であったはずです。それが一万六千二百三十一戸、半分以下というのが今日までの数字としてあらわれているわけであり...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣のせっかくの御答弁ですから、私はそのことをできるだけ早くやっていただきたいと思います。  私はこれまで十数年間、地域の実態、たとえば地方自治体がどういう苦労を重ねて、地域住民と運輸省との間に入って苦労をしているか、その実態をいつも目の当たりに見てきました。...全文を見る
○中野(寛)委員 ひとつ積極的に指揮をしていただきたい。私は心から熱望したいと思います。  次に進みます。先般、大臣、高石で地元の地方議員の皆さんを前に、またあわせて自民党大阪府連の大会等でも御発言があったようでございますけれども、現空港の存廃について地元の意思が明確にされなけ...全文を見る
○中野(寛)委員 そこで大臣、もう耳にたこができるくらいに今日まで聞かされたのだろうと思いますけれども、四十八年七月九日の内村書簡。「現大阪国際空港の将来のあり方については、新関西国際空港との関連において十分検討を要するものであるが、その開港時点にこれを撤去することをも含めて可及...全文を見る
○中野(寛)委員 率直に申し上げます。  地元の皆さんの受けとめ方もそうでありますが、結局、国と地元でお互いの腹の探り合いをしているというのがいまの実態ではないのか、これが一般的な見方といいますか印象として受けとめられているわけです。だから、結局地元が必要だと言うならば残してや...全文を見る
○中野(寛)委員 私は大臣の感覚と違うのです。今日までこの問題に私自身、地元の市会議員当時から携わってきた。当初、たとえば航空審議会等に新空港の問題で諮問された段階の論議の最初のきっかけは、あの公害が多い欠陥空港、結局これをほっておけない、これにかわるものをどこかでつくらなければ...全文を見る
○中野(寛)委員 新空港の設置の発想の原点の認識についての違いがある。これはいずれ改めて具体的に明らかにしたいと思いますが、しかし、そのことが本質的問題というよりも、むしろいま大臣がはっきりおっしゃられた、現空港を廃止する意思は運輸省サイドには毛頭なかったのだ、地元に反対運動があ...全文を見る
○中野(寛)委員 終わりますが、処分すべきものを軽くし、処分をしない、そして制度上からいえば払ってはならない賃金を払い、そしてそれはまさに国民の負担、税金から結局は支払われているということにもなるわけであります。私はまさにこの決算委員会のテーマでもあると思いますし、いまの行革の感...全文を見る
11月10日第95回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○中野(寛)委員 幾つかお尋ねするのですが、若干単発的な質問を先にさせていただいて、後、財政そして収支、税収等について最後にお尋ねをしたいと思います。  先般、総理府の方の調査で、十月三十日に消費者物価地域差指数というのをお出しになりました。今度出たのは五十五年の平均ですが、そ...全文を見る
○中野(寛)委員 総理府としてはこの出た結果を、この程度ならばというふうに考えておられるのか、単に機械的に統計としてお出しになった、後はどうぞ担当の方で御分析くださいということなのか、この出た結果に対してどのような御意見をお持ちなのか、お聞きしたいと思います。
○中野(寛)委員 わかりました。わざわざお越しいただきましたが、結構でございます。  続いて、この出た結果について、言うならば後は経企庁なりそれぞれの担当のところがげたを預けられたわけでありますが、この統計を一つの参考として、この程度ならばそれぞれの内容からいってやむを得ない、...全文を見る
○中野(寛)委員 問題があればというふうにおっしゃったのですが、この中からは問題意識はお持ちになっていない、こういうことですか。
○中野(寛)委員 この問題については以上にしたいと思います。  ただ、この機会にちょっとお聞きしたいと思いますが、ここ一週間ほど大変寒い日が続いているのですね。秋野菜その他にまた影響が出てくるのではないだろうかという心配をする向きもあるわけであります。これからまた年末を迎えるに...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、台風の被害というものがなかった、これは本当に幸いなことだと思うのですけれども、この寒波によって、いまのところ、現在今日段階で大した影響は出ていないということでありますが、むしろこれは、やはり何日間かずれてその影響が出てくるわけであります。そういう意味...全文を見る
○中野(寛)委員 十分御配慮をいただきたいと思います。  それで、総理府の方、結構でございます。どうもありがとうございました。  続いて運輸省にお尋ねをいたしますが、航空運賃の値上げの申請が出されているようでございます。近距離ほど割り高になっているという内容のもののようでござ...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、運輸省としてはもちろん審議会等で諮るわけでありますが、単に任せっぱなしではなくて、運輸省は運輸省としての見解が当然あり、そしてそれなりのリードをされる。これは運輸省の責任でもあろうと思います。そういう意味で現段階で運輸省としてはどういう態度でもって臨...全文を見る
○中野(寛)委員 経企庁としてはどのようにお考えですか。
○中野(寛)委員 現在審議をされている内容でございますから、きょうの御出席の方々ではそれ以上のお答えは無理かとも思いますけれども、いずれにいたしましても、航空機、これも言うならばいまや決してぜいたくな乗り物ではない、まさに国民の足である、そういうふうになったということは近来よく言...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは運輸省の方は結構でございます。どうもありがとうございました。  さて、これから若干経済の問題に入っていきたいと思いますが、けさも石油の価格等について質疑応答がなされました。私も、この原油のことについて一点だけお聞きしておきたいと思うのであります。  ...全文を見る
○中野(寛)委員 見通しではなくて対策といいますか、こういうことが肝要だという方のお答えにすりかえてしまったわけでありますけれども、いろいろな要素があることは、それはもう見通しを立てる上において十分配慮しなければなりません、当然のことだと思います。しかしながら、やはり将来の危険性...全文を見る
○中野(寛)委員 中長期的には逼迫状態にあるだろうということです。それは決して三十年とか五十年の先の話ではなくて、やはり五年、十年の幅で考えても、われわれとしては十分警戒をしなければいけない、こういうことでもあろうと思います。ただ、たとえばきょうの午前中の質疑でもございましたよう...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一点だけお聞きしますが、やはり価格の問題をわれわれとしては抜きにできません。大変大切な問題です。いまのプラントも、一つは価格に対する好影響を与えるであろうというふうに私期待をしたいと思いますが、流通部門を含めて石油業界の再編強化というようなことが一つ言われて...全文を見る
○中野(寛)委員 十分に前向きな積極的な対策を期待をしたいと思います。石油関係の質問は以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。  次に、経済見通し等についてお尋ねをしたいと思います。  昭和五十六年度経済見通し暫定試算というのを十月二日に経企庁がお出しになりました...全文を見る
○中野(寛)委員 大変慎重なお答えですが、たぶん内心の方はずいぶん心配しておられるはずであります。やはりこれにはこれなりの対応策というものが十分立てられる必要があると思いますが、これは十一月二日の新聞ですが、国民生活局長がこういう対談に応じておられますけれども、ここでも率直にお答...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。