中野寛成

なかのかんせい



当選回数回

中野寛成の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第96回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中野(寛)委員 児童憲章には、私ども大人が、子供の教育環境、また生活環境について、よりよいものをつくらなければいけないことを明記してあります。しかし、いまの子供たちの生活環境は  一体どうなのか、そのことからお尋ねをし、論議を深めていきたいと思います。  まず、いまいろいろ...全文を見る
○中野(寛)委員 取り締まりの対象になる。いわゆる日本の法規範の中で行き過ぎている、こういう基準で見られるビニ本であります。  このビニ本を中学生や高校生たちが買うことができると思いましょうか、文部大臣にお聞きしたいと思います。
○中野(寛)委員 大臣がおっしゃるのがいまの実態であります。この本も特別のところで買ってきたものではありません。上野駅前の一般書店で買ってきたものであります。そして、その隣には子供たちが買い求める学校の参考書も並んでいるわけであります。それがいまの子供たちを取り巻く生活環境です。...全文を見る
○中野(寛)委員 そのような深刻な事態に陥っている。  それからもう一つ、先般も話しておりましたら、警察関係の皆さんの方から、この表に出てくる数字以外に、実際に取り締まろうとしても、または補導をしようとしても、たとえば強姦という犯罪要件を構成しない、結局もうこのような状態の中で...全文を見る
○中野(寛)委員 総務長官の後半のお答えの中で具体的なことをむしろお聞きしたがった。前半のお答えの分については、それはいろんな方がいろんな体験を持っていると思うのです。しかし、それが総合的な力として発揮されないで、部分的には問題解決することに役立っているかもしれませんけれども、し...全文を見る
○中野(寛)委員 そのことの効果が上がることを期待いたしますが、まだ全国民的な運動、意識を喚起するというところまでいかない、静かな運動で経緯している。私は、そのことをもっとクローズアップさせて運動を進めていく必要があると思います。たとえば、よくこのたぐいのものを規制する、法規制を...全文を見る
○中野(寛)委員 法規制についても含めてお考えになるということですか。御検討されるということですか。たとえばポルノを取り締まるということを私が言っておるのではないわけです。結局、発達途上にある子供たちを、このような生活環境を是正し、守っていくために、もっと、たとえば広告だとか店舗...全文を見る
○中野(寛)委員 政府の答弁に慎重にと出てきたらやらないという意味だと思えと先輩議員に言われたことがありますが、その後で積極的にというお言葉が出てまいりまして、私たちはどっちを受けとめたらいいのかわかりません。しかし、積極的にの方が大臣のお言葉の語調が強かったようでございますから...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、文部省へ学校の問題についてお聞きをしていきたいと思います。  青少年非行、そして校内暴力の原因につきましては、家庭の条件や社会条件があることは先ほど来指摘もいたしました。学校のことになりますと、このような指摘がなされております。学校の先生のやる気のな...全文を見る
○中野(寛)委員 これらの出来事はこの二つの事例に限らないと思います。私は、全国的にその実態を調査をし、そして、そのような非行対策に対して常に即刻対応ができるその制度、その体制、そしてまた、その教員の資質の向上、このようなものに努めていくということが文部省にとっては緊急の課題であ...全文を見る
○中野(寛)委員 指導を重ねているということはどういうことですか。私は、このお金を出すのですか、出さないのですかと聞いているわけであります。  それから、さっき寝屋川市のケースの場合、文部大臣が、このようなものは法律違反であって破棄されるべきだとおっしゃったが、破棄させるのです...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、一億円を出す意思はない、こういうことです。そのような文部省の明確な姿勢というものを聞いて、私は幾らか安心はいたしました。今日まで、このような問題が起こったときに、文部省の態度というのはきわめて優柔不断な姿勢があった。もちろん、そのことがタカ派だとかなん...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたから、以上で私の質問は終わりたいと思いますが、私は、文部省のしっかりした指導の決意、そのことが日本の教育を立て直し、そしてまた青少年の非行を防止していくことにつながるその起点にあるのだということを御認識いただき、今後ともの御努力をお願いしたいと思...全文を見る
02月26日第96回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○中野(寛)分科員 私は、大阪国際空港問題についてお伺いしたいと思いますが、その前に、先般来の予算委員会でわが党同僚議員が質問をいたしました国鉄に関する質問のうち、確認をしておきたい事項がございますので、その部分についてお尋ねをしたいと思います。なお、時間の関係もございますので、...全文を見る
○中野(寛)分科員 七十名の方を動員して調査をしている、三月中旬までかかりそうだ、こういうことでありますが、この期間について厳格にお守りをいただけるかどうか。そしてこれがうやむやになったのではだめなわけであります。このことについて運輸省としても明確に指導をしていただきたいと思いま...全文を見る
○中野(寛)分科員 運輸大臣に確認をしたいと思いますが、いまの質疑応答の内容について、運輸省としても明確に指導し、それを厳守させるという方向で臨んでいただけますかどうか、確認をしたいと思います。
○中野(寛)分科員 深い関心を持っているということは、それを厳守させるべく指導をし、そして対処していく、こういうふうに受けとめさせていただいてよろしゅうございますか。
○中野(寛)分科員 注目をしている、重大な関心を持っているということは、その経緯を含めて十分対応していくという御意思のあらわれだと思います。そのように受けとめさせていただきたいと思います。  国鉄関係の質問は以上で終わりますので、どうぞ結構でございます。  それでは、大阪空港...全文を見る
○中野(寛)分科員 第五次の終了時期である昭和六十年度までにということで計画を組まれているようでありますが、やはり被害住民の期待といいますか、それはあくまでも昭和五十八年であるということであります。そういう意味で、一方的に運輸省で六十年と言っているよということで、大変大きな怒りが...全文を見る
○中野(寛)分科員 次に移りますが、先般の最高裁判決によって、夜九時以後の離着陸についての歯どめが外れたという受けとめ方をされているわけでありますけれども、その際の運輸大臣のコメントでは、当面九時までという線は守っていくというお答えでございました。しかし、この当面という言葉につい...全文を見る
○中野(寛)分科員 この当面という言葉についても大変厳しく解釈をする、これは運輸省御自身もそうお考えのようでありますから、そのことを守られるのだということをわれわれも期待をしたいと思います。同時にまた、万一のことがあっても住民の意思を聞き、それを尊重するという言葉をわれわれとして...全文を見る
○中野(寛)分科員 このことについては、原因が不明であるということくらい住民にとっては、いつ自分の家がやられるかわからないという不信感も含めて、やはり不安感が強いわけであります。二月中には無理な状態だということでありますけれども、一日も早く、三月に入ってもせいぜい一週間とかからな...全文を見る
○中野(寛)分科員 最後に大臣にお伺いしたいと思います。  いままでは技術的な問題にわたることが多うございましたので、局長にお尋ねをしてまいりましたけれども、この問題についてはその被害住民が大変多数に及んでいるということ、そういう意味でやはり重要な問題であるというふうに思うわけ...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わりますが、いまの大臣のお気持ちについても私は私なりに理解をしたいと思います。ただ、運輸省からの協力要請等々に対して、いま大臣おっしゃられたような自治体や住民の対応がある。しかし、そのことについては、今日まで長年運輸省の対応そのものが延び延びにされるというふ...全文を見る
03月01日第96回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第3号
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○中野(寛)分科員 私は、在日韓国人の権益に関するお尋ねをさせていただきたいと思います。  日韓関係は、よく言われますように、一衣帯水の中にあって両国が理解をし合い、仲よくしていかなければならない、これは必ず使われる言葉でもあります。最近、経済協力六十億円の話がクローズアップさ...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣の基本的な御認識についてお聞かせをいただきました。私も全く同感でございます。  そうなりますと、具体的にどうしていくかという課題がやはり残されてくるわけであります。そこで、結局在日韓国人の皆さんのいろいろな御意見や御希望を聞きますと、少なくとも自分たちは...全文を見る
○中野(寛)分科員 役所の立場からの御見解はそのようになるであろうことは、私も予測がつきます。ただ、先ほど来るる申し上げておりますように、日本人であると同時に、また一方、日本人でない方、そういう区分けをするのだとおっしゃったわけですけれども、しかし、その歴史的背景、そして一時は日...全文を見る
○中野(寛)分科員 この問題を私のような表現で日本の国会で取り上げるというのはこれが初めてのことでもありましょうし、大臣にいま明確な御答弁を求めること自身、それは無理なことでもあろうということはよく理解をいたします。ただ、いま大臣が最後にお触れになられましたように、日本だけ単一国...全文を見る
○中野(寛)分科員 ただ、運用の面でそのような配慮をしていただく、それはそれで評価をするのですが、しかしながら、制度上、やはり強制送還されるのではないかとかいろいろなことを考え合わせますと、その心理的な不安感、圧迫というのはどれほど強いか、その当事者になってみなければわからないか...全文を見る
○中野(寛)分科員 何かきょうは私の質問で終わりになるようでございますので、もう一点だけ聞かせていただきたいと思います。  厚生省の方へお伺いいたしますが、昨年、国民年金につきまして、法的地位協定では除外をされておりましたけれども、難民条約との関係から在日韓国人に対する適用が行...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が来ましたから終わりますが、いまの問題につきましても、在日韓国人の皆さんは内国人待遇、日本人と同じように考えてほしいのだ、この一点なんです。ですから、在日韓国人だけ特別扱いしてくれという要求でもないわけです。そういう意味で、この問題についてはなおわれわれと...全文を見る
03月08日第96回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○中野(寛)分科員 私は、ベビーホテルの問題について、昨年に続いてお伺いをしたいと思います。  昨年、児童福祉法が改正をされまして、これらの対策についてはその対策の端緒についたところでございます。まだ必ずしもその対策が十分行き渡っている状態ではないわけでありますが、その対策を講...全文を見る
○中野(寛)分科員 大臣のお答えになられた基本的な姿勢については、私も全く同感であります。それだけに私は、たとえば保育行政、そしてまたベビーホテルのような民間の施設を活用する場合にも、そこには、言うならば子供を預かり育てるというだけではなくて、そこに預けに来るお母さんなりお父さん...全文を見る
○中野(寛)分科員 当面の経過措置ということはわかります。そして、昨年からことし、また、新年度にかけて予算措置が講じられていることも事実です。しかし、先日新聞にはこう報じられておりました。私も実態としてこの新聞に書かれているとおりだと思っています。すなわち「厚生省は、認可保育所の...全文を見る
○中野(寛)分科員 ちょっと待ってください。私の尋ねたことといまの御答弁、全然違います。  私も、保育ママ制度は先ほど神戸の事例を挙げて否定したはずです。一人のお母さんが二人、三人の子供たちを預かる、これは大変弊害が出てきています。これは危ないです、実際言って。そのお母さんがも...全文を見る
○中野(寛)分科員 時間が来ましたから終わらざるを得ません。しかし、個人といえどもそれを業としてやる人たち、そして登録をし、お役所の指導を受けながらやっていく、その中で、永続性についてそんなに神経質に心配しなければならないのでしょうか。むしろ、そういう方がやめるときには、その保育...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。
03月25日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○中野(寛)委員 不景気な話ばかりがどうしても続くわけでありますが、最初に、少し楽しい話から私は入りたいと思います。それは、河本総理待望論をまず少し展開してみたいなと思うわけであります。  先ほど来、政府は、七年ぶりのマイナス成長転落ということで、大変この問題がクローズアップさ...全文を見る
○中野(寛)委員 少しこれに関連をするのですが、話題を変えまして、建設省にお聞きをしたいと思います。  これは三月二十三日、一昨日ですか、建設省の方でお出しになったのだと思うのですが、「建設投資が与える諸影響」ということでおまとめになっておられます。政府の建設投資が一兆円増加し...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、この時期にこれが出されたということは、まだ五十七年度予算審議中ですから、補正予算のこと等々について付言することはどうかという考え方があることはよくわかるのです。しかしながら、現在の経済情勢というのは猶予ならぬ状態にあるということも事実だと私は思います。そし...全文を見る
○中野(寛)委員 長官にもう一度お聞きしたいと思いますが、この前倒しをやってみて、それで効果はあると思うけれども万一ということもあるから、その後まだいろいろなことを考えなければならぬとおっしゃいました。いまお尋ねをさせていただきましたような、たとえば補正予算等で公共事業の追加とい...全文を見る
○中野(寛)委員 くどいようですけれども、私、先ほど申し上げましたように、たとえば前倒し発注にいたしましても、下半期以後の展望を明確にしておいてそれを執行し、または受注する、それがその企業のまたは産業界の計画や展望をつくり上げていくということにつながるわけでありますから、そういう...全文を見る
○中野(寛)委員 この問題についてはこれで終わりたいと思いますので、建設省の皆さん、どうもありがとうございました。  次に、国際経済の問題ですが、とりわけ円安対策についてお伺いをしたいと思います。  きょうの新聞によりますと、「政府は米政府に対して、経済運営の基本方向を変える...全文を見る
○中野(寛)委員 おっしゃるとおりだと思いますし、そういうようなことはわかるわけです。日本の経済の基礎を固める、これも先ほど来私も御指摘申し上げましたし、先ほど来の話題はすべてそこに尽きていると言っても過言ではないと思います。  そこで、私がいまあなたにお聞きしておりますのは、...全文を見る
○中野(寛)委員 御答弁を聞きながら、別に皮肉を言おうというわけじゃないのですが、アメリカの大決断、それじゃ日本は大決断できないのか、河本さんならやるのかしらという印象を持って聞いたりしておりましたけれども、根本的にその決断をやれる条件が違うのですか。それとも、決断をやる必要が日...全文を見る
○中野(寛)委員 決して、よその国のことだから安易に見ておればいいということで、決断を単に評価するだけではなくて、そこに何か、河本長官と一脈相通ずるものがあるのではなかろうかと思って聞かせていただきましたが、さて、ここで、基本的な問題をもう時間もございませんので少し聞いておきます...全文を見る
○中野(寛)委員 最後に、長官にお尋ねをしたいと思います。  先ほどの話のぶり返しになってしまいますが、サミット等へ向けまして、このアメリカの高金利政策等々についての注文をつけていくということになるのでしょうけれども、またこれは、経企庁の直接御担当される分野ではないとは思います...全文を見る
○中野(寛)委員 終わりにします。
04月08日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○中野(寛)委員 前回、河本総理待望論をやりましたら幾らか反応がありましたが、余りやり過ぎても長官に御迷惑をおかけしてはいけませんから、きょうはそれは抜きにして本論に入りたいと思いますが、ただ、前回お尋ねをいたしまして後、予算が正式に成立を見ましたし、年度が変わりました。また、国...全文を見る
○中野(寛)委員 この政府が目標としておられます五・二%の経済成長、いま政府の公約だとおっしゃられたわけですが、別にその公約であるのかないのかという言葉にいまこだわろうとは思いませんが、ただ、先般鈴木総理が二日の朝におっしゃった言葉として報道されているわけですが、五・二%を下方修...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、これまた新聞報道で恐縮ですけれども、一昨日、河本長官と自民党田中政調会長との会談でいろいろお話しになられたときに、「下期の景気浮揚策を検討する」というふうに何か意見が一致したという報道もございますけれども、具体的な中身については、いまの御答弁のように...全文を見る
○中野(寛)委員 それではもう一つ、しつこいお尋ねをして恐縮ですが、前回、たとえば建設国債を改めて発行してはどうか、また補正予算にそれを盛り込むということで検討してみてはどうかということを踏まえてお尋ねをいたしました。もちろんあの段階では五十七年度予算審議の真っ最中でございました...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、少し対外政策に移ってお尋ねをしたいと思います。  私は、現在の経済の立て直しで、対外政策の大きな課題としては、為替の対策と世界経済の再活性化への貢献、これはよく言われていることでございます。この二つが大きな課題であろうと思うのでありますが、さて、この...全文を見る
○中野(寛)委員 これらの問題について、また間もなく開かれますサミット等もございますけれども、外務省としてはどのような姿勢と準備で臨もうとしておられるのか、いらしておられると思いますので、お聞きいたしたいと思います。
○中野(寛)委員 いま日本国民はどういう印象を持っているかと言えば、いろいろなことについて、内政干渉がましいことをアメリカからずいぶん言われているという印象の方が強いと私は思うわけであります。むしろ何か、日本の場合まだまだ、経済的にはずいぶん押しているけれども、政治的には本当に弱...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、いま長官がお述べになりましたことについては全く同感なわけです。それだけに私は、世界じゅうの声として、そのことをアメリカに要求をしていくことが大切ではないかというふうに思いますし、今後ともの御努力をぜひ強く要請をしたいと思います。とりわけ、いわゆるアラブ産油...全文を見る
○中野(寛)委員 ただいまのお話、それこそ夢のある話でありますし、大変すばらしい構想でもあると思うわけであります。われわれとしても、それが一つの計画となってもし実現をしていく方向が生まれるというのであれば、大いに応援をしたいと思いますし、また、ともに何らかの役に立っていきたいなと...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、これも新聞の書き過ぎだということになるのでしょう。「事前に鈴木首相をはじめ政府、自民党や稲山経団連会長ら財界人の支持をとりつけており、いつでも具体化に向け踏み出せる態勢にある。」こう書かれております。しかし、このようなことについてまだお聞きになってい...全文を見る
○中野(寛)委員 わかりました。これ以上お聞きすることはしないことにしたいと思います。  さて、あと各論のことについて若干お聞きをしたいと思いますが、一つ新経済社会七カ年計画、これが言うならば政府が現在提示している中期経済計画であります。しかし、これが策定されましてからフォロー...全文を見る
○中野(寛)委員 大変激動期、しかしこれが古いままであって、そしてそれを基本にしていろいろな財政論議、経済論議がなされるということであったのでは、ますます混乱してくるばかりでありますし、これをまた無視してやるということであれば、暗やみの中を手探りで歩く状態になるわけであります。そ...全文を見る
○中野(寛)委員 景気動向指数とGNPとは全然性格が違うということ、それはよくわかるわけです。これは性格が同じだったら二つ要らないわけです。しかしGNPはマイナス成長だというときに景気が伸びているのだ、そんなことを言われたってだれも信用できないわけですね。やはり別物ではあっても、...全文を見る
○中野(寛)委員 いまお尋ねした一つ一つのことが、実は消費者の立場からすれば物価にそのまま反映してくるという重要な問題であると思います。そういう意味で、今後とも経企庁の御努力を要請して終わりたいと思います。
04月19日第96回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○中野(寛)委員 私は昨年三月に文教委員会で医学部教官の過剰なアルバイト、そして患者や薬品メーカー、病院などからの謝礼、リベート、そういうようなものをもらっている問題を取り上げて改善を求めました。ところが、今回国税当局の調査によって大阪大学、神戸大学の教授等が所得を隠していたこと...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、その教授たちはどんなところから、どのような形で金をもらっておったのか、そしてその金をどういうふうに使っておったのか、またどういうふうに蓄えておったのか、その実態についてお尋ねをいたします。
○中野(寛)委員 それでは、会計検査院にお伺いいたしますが、これらのお金が、いま御答弁にありましたように、受託研究費等々いわゆる研究費の名目でも出されている、こういうことなのであります。この受託研究費だとか奨学寄附金というふうな性格のものは国庫の歳入に入れて歳出予算で支出するとい...全文を見る
○中野(寛)委員 今日までこれだけの件数この受託研究費等を受け取っているケースがあるという御報告がありましたけれども、先ほどの国税庁からの御答弁のように、実際上は実力のある教授等が研究費名目等で受け取っている、またそういう実態が明らかになっている。私どもの聞くところでは、会計検査...全文を見る
○中野(寛)委員 先ほどの大蔵省からの御答弁でも、たとえば実力のある先生が受け取るというふうに、もう内容的にはその事例があることが明らかにされていると私は思うのであります。また私どももこれまで指摘をしてきたところであります。法務省として実際に立証しにくい問題等、現実の捜査の問題が...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、これらの問題はまさに現在の医療の体質そのものをあらわしている、こう思います。一朝一夕に改善されるとは思いませんけれども、しかし、国民の命を預かるきわめて重大な問題であります。そのことを肝に銘じてそれぞれの御担当の当局において最善の努力をなされることを強く要...全文を見る
○中野(寛)委員 私ども当初今月中旬と聞いておりましたが、確かに手間取っているようでございます。早ければいいというものではありませんけれども、しかし、緊急を要する内容であることは事実でありますから、国鉄当局としても、その中身の充実と、そしてそれが一日も早く出され、まとめられること...全文を見る
○中野(寛)委員 さて、それでは国鉄にお伺いいたしますが、この総点検をされているわけでありますけれども、私どもが今日までこれらの国鉄の職場の実態についてお尋ねをいたしますときに一貫してお答えになられたのは、労使関係も職場の規律もよくなりつつあるという御答弁でございました。そして、...全文を見る
○中野(寛)委員 今日までのいろいろな調査で明らかになっていることの中で、ここで私が申し上げておかなければいけないことは、中間管理職、特に助役さんたちのことであります。これらの立場にある方々が何人か自殺をされたケースも、この二月の予算委員会ですでに指摘をされております。ポカ休の埋...全文を見る
○中野(寛)委員 今後の国鉄の改善に対する当局の姿勢、決意を示すシンボル的な存在として、あの二百二億円損害賠償裁判があります。六月一日、次回の口頭弁論で国鉄当局はどのように対処しようとされているのかをお聞きしたいわけであります。  早期結審を求める立場から、運行可能論についての...全文を見る
○中野(寛)委員 具体的なことについては専門家にと言いましたが、これは弁護士等の法務の担当者ということになるのでしょうけれども、総裁が今日段階でまだそのような姿勢では大変心もとない。この問題に対して国鉄当局がどう対応していくかということを国民は注目をし、その姿勢のいかんによって今...全文を見る
○中野(寛)委員 時間のこともございますから先に進みます。  運輸大臣にお聞きをしたいと思いますが、国鉄が現在進めております経営改善計画、そのうち輸送量、特に貨物が大きく落ち込んでおります。収入面で見ましても、予算に比較をして約千六百億円の収入減となっております。このような事情...全文を見る
○中野(寛)委員 国鉄改善計画、いまそういう状態だということなんですけれども、聞くところによりますと、第二臨調の第四部会で、行革の一環として国鉄再建問題が検討されているわけです。聞きますと、予想されます臨調の答申内容というのは、現在の改善計画の内容よりもはるかに厳しいものになると...全文を見る
○中野(寛)委員 国民の重大な関心の中で、しかし同時に、まさに国民の血税をもって今日の国鉄の埋め合わせをしてきた状態を考えるときに、私は、その重大な関心を持っているとか尊重するとかという言葉ではなくて、最後に多分私の思うことをおっしゃられたんだと思いますけれども、臨調の答申の内容...全文を見る
○中野(寛)委員 通告を申し上げました質問に入ります前に、空港問題で先ほど同僚委員に対するお答えがありましたので、一点、お尋ねをさせていただきたいと思います。  関西新空港の検討に当たって、航空審議会のこの答申の文章の中に、現空港の廃止を前提にしてという言葉が確かにあるのですけ...全文を見る
○中野(寛)委員 質問の本論に移ります。  財政問題でありますが、私は大蔵大臣と経企庁長官の御意見が違おうがどうしようが、そのことについてお聞きしようとは思いませんが、いずれにせよ、総理の基本的なお考えをお聞きしておきたいと思うわけであります。  先般来総理は、赤字国債五十九...全文を見る
○中野(寛)委員 総理がいみじくもおっしゃられましたが、大変厳しい情勢のもとにあることを総理自身が最も認識をされていると思います。同時に大蔵大臣も、このままでいけばこれまた大変取り返しのつかないぐらいの大きな歳入欠陥になることをも指摘をされております。そして先ほど来の審議の過程で...全文を見る
○中野(寛)委員 予想どおりの御答弁ではあったのですが、私が聞きたかったのは、たとえば公共事業を前倒しをいたします。昨年度もやりました。しかし、昨年度あれだけの歳入欠陥を生じたり、また十分な景気対策になり得なかったことの理由の一つに、むしろこの前倒しの効果が十分発揮されなかったの...全文を見る
○中野(寛)委員 具体的なお答えをお聞かせいただけませんが、時間の都合もあって次に進みます。しかし、関連してお尋ねをいたします。  貿易が必ずしもうまくいかなかった、国際経済が大変落ち込んでいる、外的な要因に日本の経済の現状の原因をすりかえて論議がされるケースが多いわけでありま...全文を見る
○中野(寛)委員 具体的なことをお聞きしたいのでありますが、残念ながら時間がありません。最後に、一点だけお聞きします。  行革に関連して、国鉄のことです。先ほど運輸大臣にもお尋ねいたしましたが、いま経営改善計画に基づいて国鉄は作業を進めています。しかし、臨調第四部会では、国鉄の...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
○中野(寛)委員 私は、民社党・国民連合を代表して、昭和五十三年度決算につき委員長より御提案の議決案のとおり議決するに反対の意を表するものであります。  ただし、議決案のうち、第一点として特に留意して適切な措置をとるよう政府に求めている点、第二点の会計検査院が指摘した不当事項に...全文を見る
04月22日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
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○中野(寛)委員 春闘がある程度見通しがついてまいりました。あとは中小零細関係のところが残っているわけですが、おおよそ今日段階の見通しとしては、平均して七%にいかない、大体六・八%か九%というところになっていくのではないだろうかという感じを持つわけでありますが、そういう結果を踏ま...全文を見る
○中野(寛)委員 中小企業政策のことは後ほどお聞きしたいと思いますが、昨年は、政府の一人当たり雇用者所得の最初の予測が六・二%、これがいわゆる春闘の結果として、基準が違うかもしれませんが、七・七%、大きな差があったということですが、しかし、それにしても、春闘の結果は七・七%、いわ...全文を見る
○中野(寛)委員 少なくとも大企業を中心にした平均よりも、これから先の中小企業関係が上回るということは、私はまず考えられない。そう考えますと、私は、可処分所得というものは、物価の動向にもよりますが、決して楽観を許さない状態だろうと思うわけであります。そういう意味で、結局、いま長官...全文を見る
○中野(寛)委員 減税の問題はいかがでしょうか。
○中野(寛)委員 減税問題については、大いにまたこれからその担当委員会等で論じたいと思います。ただ、いま国民的視野に立って結論が出るように期待する旨の長官の御発言がありました。含蓄のあるお言葉だと受けとめさせていただきますし、また、物価の問題についても、数字の上でのいわゆる下方修...全文を見る
○中野(寛)委員 ここに新聞のコピーがあります。「行革か景気か」、経団連の皆さんがいろいろな考え方をお持ちだということで、財界首脳はしんぼうを説く、しかし、一線経営者、とりわけ中小企業の皆さんはそうそうしんぼうしていられない、もうしんぼうの限界を超しているというふうに主張している...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの長官の御答弁、そのとおりぜひ大いに意見交換もし、実際に具体的な政策として、また長官に積極的にお取り組みをいただくことを私は期待したいと思います。少なくとも国民は、今日の経済に対して大変不安感を強めているわけであります。財政再建と経済というもの、また行革とい...全文を見る
○中野(寛)委員 結局、効果があるかないか、それを見てからといったって、実際はこれは間に合わないわけですね。効果があるかどうかなんというのは、ことしの年末にならないとわからないかもしれません、また、年度末にならないとわからないかもしれません。ですから、結局、判断基準をどこに置くの...全文を見る
○中野(寛)委員 結論は出ていない、また、協議はそこまで進んでいないということですが、長官御自身の御判断はいかがでしょうか。
○中野(寛)委員 そこで、ちょっと関連してお聞きしたいのですが、ここ二、三日、ドルが安くなって、円その他が高くなっている現象が出ておりますが、これは一時的な現象でしょうか。何かの始まりなんでしょうか。どうお考えでしょうか。
○中野(寛)委員 さて、この五月八日から十三日にかけて、OECDの会議に長官は御出席になられるわけですが、最近の報道を見ますと、OECD筋等から、日本のポリシーミックスが本来のあるべき姿とは逆になっているのじゃないか、もっと金利を上げて円高誘導をすべきだ、景気浮揚へは財政拡大もや...全文を見る
○中野(寛)委員 今日まで幾人かの方々にお話しになられた、まだ話してない人にはその会議で話をされるということですが、大体皆さん御納得をされる方向ですか、それとも、これはなお継続して、そういう要望というものが日本に突きつけられ続けるものでしょうか、どう御判断をお持ちでしょうか。
○中野(寛)委員 たとえば積極財政のあり方だとか、そのようなことについては、ある意味では日本の経済がわからないで言うということもありますが、逆に日本国内でも、高金利の方を望む人はいないでしょうけれども、少なくともこういうものの考え方をなるほどと思って聞く人もいるのではないか、単に...全文を見る
○中野(寛)委員 これは中小企業に限らないのですが、この経団連が注文をしている中に、不況業種に対する個別対策というものが要求されているわけですね。これは検討を始めたという報道ですから、それが果たして要求されるかどうかは別にいたしまして、しかし、一つの考え方がすでに報道されているわ...全文を見る
○中野(寛)委員 これらの内容を見ますと、いまの財政事情だとか、貿易摩擦だとか、いろいろなことから考えると、ちょっと考えさせられるというものもあるわけでありますけれども、これらの兼ね合わせについてはどのように分析をしておられますか。
○中野(寛)委員 今度は長官にお聞きしますが、先般、日経新聞の「経済教室」に掲載されたボーカス米国上院議員の所見に対する反論というのか、意見として、自民党田中政調会長が日本まる裸論というのを展開されているわけですね。  その中で、先般お尋ねしてお答えをいただいた「河本経済企画庁...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたので、最後の質問にいたします。  大変厳しい話ばかりが横行しているわけですし、現実にも厳しいわけですが、せめてわれわれ将来に対して一つの夢を持ちながら、その方向に向かってみんなで努力していきたいというふうに思うものでございます。  先般、経済...全文を見る
○中野(寛)委員 ひとつそのできばえのほどを期待をしたいと思います。少なくともこの厳しい情勢の中で、うそを書くわけにはいかないと思いますけれども、ひとつ国民に希望を持たせるような中身であってほしいということを期待しておきたいと思います。  時間が参りましたので、終わります。あり...全文を見る
07月08日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
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○中野(寛)委員 長官のお時間の都合もあるようですから、先に通産省にお伺いをしたいと思います。  いま素材産業が大変厳しいところに追い込まれております。ますますドルが高くなり、石油の原価が高くなっていく、エネルギーコストが高くつくようになる、電気の缶詰と言われるアルミ等々、きわ...全文を見る
○中野(寛)委員 これにつきましてはいろいろな考え方があると思います。極端な例で言えば、日本でそういう産業はむしろあきらめてしまって輸入に頼るという方法もあるし、安全保障上の立場から考えれば最低限残すべき量を確保するという考え方もあります。しかし、いずれにいたしましても、国内で生...全文を見る
○中野(寛)委員 いまの御答弁の中でもありましたが、独禁法との関係、それから貿易摩擦との関係、いろんなことに配慮をしなければならないだろうと思いますけれども、このようなことについてはすでに公取とはある程度の折衝はなさっているわけですか。
○中野(寛)委員 それから、貿易摩擦との関係ではどういう問題が起こると予測されますか、もしくはほとんど起こらないであろうと予測されますか。
○中野(寛)委員 もう一点だけお聞きいたします。お答えしにくい質問かもしれませんけれども、少なくともわれわれとしては何とかこれが生き延びていく、しかもそこで働いている人たちが失業の憂き目に遭うようなことがないようにというふうなこと等がやはり一番心配になるわけであります。少なくとも...全文を見る
○中野(寛)委員 ひとつ、ぜひ御努力をいただいてその対策が功を奏することになりますように要請をしておきたいと思います。  この問題につきましては以上で終わらせていただきます。  次に、大店法に関連したお尋ねをいたします。  中小小売店と大型店との争い、また大型店の進出による...全文を見る
○中野(寛)委員 二十件に対してどういう対応をしておられますか。
○中野(寛)委員 この問題については、届け出制のままでいいとか許可制にしろとかということは私も申し上げようと思わないわけです。ただ、今日段階では、地域の商店街も結局どういう形で大型店が進出をしてくるかわからないという不安感というものは常につきまとっているわけであります。凍結宣言と...全文を見る
○中野(寛)委員 中長期的に大きなビジョンをおつくりになるのもいいんですが、少なくとも、現在いわゆる凍結をされているという状態の中で、小さな店舗も大型店もどちらも言うならば蛇の生殺しに遭っているような気持ちでいるわけです。そしてそのことがまた地方自治体や地方議会にいろいろな形で反...全文を見る
○中野(寛)委員 大変むずかしい問題ですが、大変大切な問題ですし、影響を受ける人たちも大変多くあります。そういう意味でひとつ手おくれにならないようにといいますか、私はもうすでにずいぶんもめるだけもめた後みたいな感じがいたしますけれども、しかしできるだけ早くこの方針を立てて、そして...全文を見る
○中野(寛)委員 公共事業のことについては後ほどお聞きしたいと思いますが、現在、河本長官が鈴木内閣でとっておられる経済政策は、たとえばもし河本内閣になった場合にとられるであろう政策と同じですか、どこか違いますか。河本長官御自身のお考えの中からお答えいただければありがたいと思います...全文を見る
○中野(寛)委員 そうすると、生臭い方の政治的な意味ではなくて、国民の立場から暮らしの問題、経済の問題を考えるときに、結局鈴木総理でも河本総理でも同じだということに乱暴な論議ですがなります。もちろん河本長官御自身、鈴木内閣の閣僚でいらっしゃいますから違ったことをそう簡単に言うこと...全文を見る
○中野(寛)委員 そうとしかお答えになれないだろうと思いますから、別に深追いはいたしません。ただ私が申し上げたいのは、同じ鈴木内閣の中にあっても、河本長官御自身がより一層御努力をいただいて、現在大変厳しい状態の中に国民が置かれている、それを脱却するために大いなる努力をしていただき...全文を見る
○中野(寛)委員 長官御自身が御出席になられたわけではありませんから、そのときの雰囲気をお聞きすることはできませんけれども、しかし、サミット等においてアメリカは日本及びヨーロッパ諸国のそういう追及に対して何らかの約束をしたのでしょうか。具体的に何らかの努力をいましているのでしょう...全文を見る
○中野(寛)委員 しつこいようですが、私もこの問題をこの場所で何回か長官にお尋ねをしてまいりました。その都度幾つかの御答弁をいただいたわけでありますが、ただその中で、レーガン政権が描いているこれからの経済政策は、結局大幅減税をやり、それが貯蓄増強につながり、そして金利低下にそれが...全文を見る
○中野(寛)委員 アメリカの国会ではありませんから、これ以上申し上げてもどうかと思いますが、それにしても、結局アメリカは高金利だ、ドルを買うためにまたはアメリカに投資するためにお金がアメリカに流れ込んでいく、流れ込んでいけばいくほど今度はアメリカの金利は安くなってもいいんじゃない...全文を見る
○中野(寛)委員 長官のお答えはごもっともだとは思うのですが、経済担当大臣として、また経済企画庁として今日の経済を考えるときに、その困難な問題のネックがどこにあるかということを考えれば、そしてまたその対策を考えるとするならば、これらの問題について経企庁としても前向きにお考えになっ...全文を見る
○中野(寛)委員 ここに、建設省がこの五月に「今後の公共投資と日本経済」ということで幾つかの試算をしておられます。ちなみに「五十八年度に公共事業費が五十七年度当初並みにとどまった場合の経済的影響」というふうなテーマで書かれておりますが、その試算は日経NEEDSモデルを用いて試算を...全文を見る
○中野(寛)委員 今日までのいろいろな体験に基づいて試算を出すわけですから、そういうことを十分勘案して、たとえば建設省は建設省なりの出し方をするにしても、経企庁としての試算のつくり方というものはやはりできるであろうと思うわけであります。そういう意味で、いっときも早く経企庁としての...全文を見る
○中野(寛)委員 どうもありがとうございました。
09月21日第96回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○中野(寛)委員 きょうの新聞にも、昨日外務大臣がパレスチナ難民虐殺に関する国連調査団の派遣について御提案をなさったということが載っておりました。この国連の平和維持機能の強化につきましては六月九日の軍縮国連における総理の演説でも触れられましたし、八月二十四日にデクエヤル国連事務総...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合にわが国としてどのようなことをなさる考えがあるのかということなんであります。いま大臣の御答弁中でもございましたが、その維持機能を強化しようと思えば、そしてわが国が何らかの役割りを果たそうということになれば、人的派遣や資材の供与等々、これは当然必要になって...全文を見る
○中野(寛)委員 まだ具体的な問題が提起されなければその対応については生まれてこないということですが、しかしどのくらいまではやれるという枠はやはりきちっとつくっておかないと、緊急を要する場合にはそれから検討を始めたのでは間に合わないということがたくさんあると思います。  ちなみ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは先ほどお答えになられたナミビアのことですが、選挙監視団、これは派遣する方向で前向きに検討されているようですが、ここにはどういう方を派遣することになるのですか。
○中野(寛)委員 話は若干変わりますが、たとえば東南アジア、カンボジア難民等々の難民キャンプに医療班等々を派遣してまいりました。むしろ民間のボランティア的な活動が中心になって始められたケースも多かったわけであります。  もうずいぶん前の話になりますが、その地域が騒がしくなったと...全文を見る
○中野(寛)委員 国連憲章に、平和維持活動への協力が国連加盟国の義務として二条及び四十三条に記載をされております。この義務に対して日本はこれから積極的に役割りを果たしていこうという心構えだけは、総理初め外務大臣も御発言をなさっているわけでありますが、先ほど来の御答弁ではまだもう一...全文を見る
○中野(寛)委員 もう一つ大臣にお尋ねしますが、六月三十日の参議院予算委員会で秦野議員の休戦監視団などに自衛官を出す方向に踏み込まなければ国連外交は実らないという質問に対して、大臣は、平和的なもの、休戦監視団などは考えねばならないと述べたとお聞きしておるわけであります。これは事実...全文を見る
○中野(寛)委員 少なくとも外国でわが国の自衛官が軍事的行動に巻き込まれたりまたはそれに参加をしたり、これは絶対にあってはならないことですし、明確に憲法に違反することだと思います。私のお尋ねしているのは、明らかに平和維持のための行動、それも軍事的な行動ではない平和的な行動に関して...全文を見る
○中野(寛)委員 ある場合は参加できないのは当然、そのことは最初からわかっているわけです。その派遣するための前提条件となるものを検討をされているのか、またはされるのかどうですかということをお聞きしているわけであります。
○中野(寛)委員 結局、こういうケースの場合は日本はこういうふうに対応するという国内の検討というのはあるのかどうかということを聞いているわけです。国連全体として検討するということは先ほど来の御答弁で承知をいたしました。しかし参加できない場合もその結果出てくるであろう、当然のことな...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合に、それでは日本の限界、これは憲法上の限界も、またそのときによっては財政上の限界もいろいろあるかもわかりません。もう一度だけお尋ねいたしますが、その限界の一つに自衛官の派遣の場合の限界があります。そして、あくまでも私のお尋ねしているのは、これは平和的な内...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、先ほど申し上げましたが、大臣としては平和的なものについては検討もやぶさかではないという御答弁をなさった。それは長期的な考え方であって、というか基本的にはそういうことも将来必要になってくるだろうという大臣のお考えを持ちながら、しかし、総理のそういう表明に...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、この問題については今後長い、それこそ長期な話でありますから、折を見て改めてまた言及をしていきたいと思います。  次に、教科書の問題に若干触れたいと思いますが、私はあのような教科書の問題が政治問題化したことが大変残念ですし、そしてそのことについては中国...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣に何か重ねてお聞きするようで恐縮ですが、日中戦争は日本の侵略であったのかどうか、この問題が起こったときに文部省は直すことにずいぶん抵抗なさった。外務省の方は外交的見地、政治的見地からこれを是正すべきだというふうに御主張なさった、これはだれしもが知っていること...全文を見る
○中野(寛)委員 侵略と認めたか否か、その一言だけをお答えいただければよかったのですが、これは常にいま大臣御答弁になられたような形で一言でお答えにならないお立場を厳守されておるようでございます。聞くだけまた同じ質問の繰り返し、押し問答になるかもしれませんからやめますが、しかし、こ...全文を見る
○中野(寛)委員 言葉のすり合わせというふうな問題から、結局、侵略にするのか、侵攻にするのか、侵入にするのか、いろんな論議が交わされました。しかし、この際、こういう貴重な体験を経た今日、われわれはやはりこれらの言葉遣いについてはよほど慎重でなければならない。本当は慎重にしたがため...全文を見る
○中野(寛)委員 任命の方法に問題があるないにかかわらず、それは国民が解釈することだと思います。  ゆえに私は、たとえば国会で指名をされる、現在日本の政治制度の中で国民を代表する国会が任命する、これが一番公正である、こう認めざるを得ない。結局、これは国民の誤解を生んではならない...全文を見る
○中野(寛)委員 先に進みます。  北朝鮮へ渡った日本人妻のことですが、すでに今日まで二十七回にわたって閣議または国会、各委員会等で取り上げられている問題であります。そのたびに政府答弁は、善処しますという答弁が繰り返されております。しかし、いまだにこの問題は解決を見ておりません...全文を見る
○中野(寛)委員 いま御答弁の中にありましたように、国交がなくてもまさに人道的立場から帰還船に関する便宜を図り、そして今日まで、もうほとんど北朝鮮へ帰るという人たちも少なくなってきていると思いますが、しかし今日までずいぶん多くの人たちが帰っていかれた。そのときに日本人妻が一緒に行...全文を見る
○中野(寛)委員 他に用意をいたした質問がございますが、時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。