中野寛成

なかのかんせい



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中野寛成の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第102回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○中野(寛)委員 私は、教育問題を中心にしてお尋ねをいたしたいと思います。  最近の総理の演説等々を聞かせていただきますと、何かそこに人間性の復活といいましょうか、私流に評価をする意味での言葉で言いますと、中曽根流ルネッサンス論がよくちりばめられているような感じもいたします。ま...全文を見る
○中野(寛)委員 大変活発に論議をされておられますし、私もそれはそれとして評価をいたしたいと思います。  ただ、そのことに関連をいたしまして、もう一つお尋ねをいたしますが、教育基本法との関係がよく論議をされます。総理は臨教審の審議及び答申は教育基本法の精神にのっとりというふうに...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合に、例えば手法等の中で、または考え方の中で、教育基本法の精神、理念に反しはしないけれども、手法においては逐条的に、部分的に修正が必要だというふうなことがあったとすればどうなさいますか。
○中野(寛)委員 次に、教育の自由化論議が活発に行われております。自由化という言葉のみがひとり歩きしているような感じがいたしております。もちろんその中身につきましては、例えば小中学校の設立認可を緩やかにするとか、通学区域も限定しないで、親や子供の側で選べるようにするとか、いろいろ...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、文部大臣にこのことについてお聞きをいたしたいと思いますが、現在この教育の自由化論議について文部大臣はどうお考えでございましょうか。また文部省はよく教育の多様化、弾力化を主張されるわけでありますけれども、ある意味においてはそれもまた自由化の一つの方法であ...全文を見る
○中野(寛)委員 総理にもう一度お伺いいたしますが、今文部大臣は、最後に二つ三つの事例を挙げて、教育基本法の精神から考えてそれは行うことができない、いわゆる自由化論者が提唱している内容等について文部省の見解をお示しになりました。どちらかといえば文部省が自由化論に反対をして、そして...全文を見る
○中野(寛)委員 私もそう思います。何か余りにも自由化論が先走って、そしてマスコミ等に取り上げられてわっとなる。その中で、先ほど文部大臣は臨教審と文部省との感情的対立はないとおっしゃいましたが、しかし私の耳には具体的なそういう声は入ってきておる。文部省はけしからぬ、だれそれはけし...全文を見る
○中野(寛)委員 長官のお答えはその国際青年年の意義についてお話しになられました。ただ、いつもこういう催し物、記念の年というのは、何かいろいろな催し物をやりまして、既に一月十五日におやりになりましたが、そして各地でそういう記念の行事をやれ、こういうことになりますが、何か行事倒れで...全文を見る
○中野(寛)委員 私は最近よく学生の皆さんと話をしておって、そしてまた一緒に話をした我々の同じ世代の人といわゆる青年論を話をするときに、どうも男の子の目が死んでいる、寂しそうだ、女の子は何か変な方向に発展しちゃって、何か男の子が取り残されているのではないかというふうな話をよくいた...全文を見る
○中野(寛)委員 政府の方針はわかりました。しかし、具体的にどうするのですか。それだけでは――このユネスコの現状をそれなりに私どももいろいろ読んだり聞いたりしてみますと、随分その体質たるやひどい状態になっておるということも聞きます。こういう状態の中で、単に日本方式と言ってはいけな...全文を見る
○中野(寛)委員 どうしてもここで論議をいたしますと今のようなお答えが返ってくるわけであります。しかし、それはしようがないかもしれません。それはそれで本当に真剣に取り組んでいただきたいと思います。ユネスコが果たしている役割がいかに大きいかということと、もう一つは、その中で日本の国...全文を見る
○中野(寛)委員 期待をしておきたいと思います。  次にいきます。  最近日本経済が飛躍的に発展をいたしました。海外で教育を受ける子供たちの数もまたどんどん増加をして、昭和五十八年現在、義務教育年齢層で約三万六千人に達している、こう言われておりますし、帰国子女の数も、小学校、...全文を見る
○中野(寛)委員 主権の問題であるのは当然ですけれども、日本の主権のまさにその最高機関である国会において論議をしているわけでありまして、この外国人学校の扱い等まず日本自身が改善をしなければ、諸外国に向かって日本人学校をちゃんとしろ、認めると主張できませんわね。やはりそういうみずか...全文を見る
○中野(寛)委員 文部大臣、前にお会いしたときに、この問題はむしろ御自身から大変なんですよねという話を大臣室で僕にされたことを御記憶かもしれません。だから私は、大臣はもっともっと積極的に理解を持ってこの問題に取り組む姿勢が出されるのだろうと期待をいたしておりましたが、今の状態では...全文を見る
○中野(寛)委員 総理のその御答弁に期待をしたいと思います。また臨教審にも期待をし、中間答申等ぜひとも早く出されて、早く実行に移されることを期待するものであります。  あと、留学生の問題をお聞きしたいと思いましたが、ちょっと時間の関係もありますから、次の機会にいたします。  ...全文を見る
○中野(寛)委員 総務庁長官。
○中野(寛)委員 総理に御感想をお聞きしたいと思います。
○中野(寛)委員 引き続いて与野党、もちろん国会としても努力すべきだと思いますし、私も引き続いて努力をしたい、こう思います。  次に、労働問題といいますか、単身赴任のことについてまずひとつお聞きしたいと思います。  五十九年一月十二日、去年の新聞に、「単身赴任留守宅で心中 三...全文を見る
○中野(寛)委員 これらの問題は、結局単身赴任という極めて非人間的な日本独特の制度、質問の冒頭に申し上げましたが、人間性の復活、回復、そういうことから考えましても、言うならば日本人が本当に反省して一から考え直さなければいけない、こういう深刻な問題だというふうに思いますから、なお一...全文を見る
○中野(寛)委員 どうぞ配ってください。実効が上がるようにせっかくの御努力をお願いをしたいと思います。時間がありませんから、先に進みますが、これは人間性回復のまさに努力そのものだというふうに思います。  さて、多分これが最後の質問になるかもしれませんが、在日外国人の教員採用の問...全文を見る
○中野(寛)委員 教員採用の問題については、私は当然の法理、まあ聞きますとイギリスなんかは採用されているようですからね。積極的に今、日本は、こういう国際社会の中での日本ということを考えれば、まして日本の位置づけを考えれば、もっと前向きに取り組んでいい問題だというふうに思います。む...全文を見る
○中野(寛)委員 時間がなくなりましたので、終わります。
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○中野(寛)分科員 まず最初に外国人の教員任用についてお伺いいたしますが、長野県の韓国人教師梁弘子さんのことについて、その後の経緯をお聞かせいただきたいと思います。
○中野(寛)分科員 余りくどくどとしたことは申し上げませんけれども、少なくとも彼女につきましては、既に昭和五十四年から臨時教員として具体的に子供たちの教育に当たってきた実績を持っているわけであります。しかし、臨時教員という極めて不安定な身分のままに今日に推移してきているわけです。...全文を見る
○中野(寛)分科員 局長からで結構ですが、具体的にどういう立場で、そしてまたいつまでにタイムリミットを置いて今御協議中ですか。
○中野(寛)分科員 現在の文部省からのお答えとしては今の御答弁が限界かなという感じもいたします。しかし、目指しております方向については私どもとしても期待をしたいと思いますので、ぜひとも前向きの御検討と結果を期待をいたします。  なお、この新しい時代を迎えて、とりわけ国際化が大き...全文を見る
○中野(寛)分科員 他の問題も含めて、国際社会に開かれた日本の国の立場をどう形成していくかということから、我々としてもこれからまた論議を重ねていきたいと思います。  ただ、教育的見地から考えますと、大臣お答えのような見解があることも承知をいたしておりますけれども、やはり広く国際...全文を見る
○中野(寛)分科員 大学の関係者のお話でも、何とか早急にまとめてことし夏の概算要求には間に合わせたい、そして何とか六十一年度予算にはのせたいという希望を持って一生懸命作業を進めておられるようでありますけれども、その場合、文部省もそのことは既に御存じだと思いますが、そういう作業がそ...全文を見る
○中野(寛)分科員 いずれにいたしましても、局長はそういうふうにお答えせざるを得ないのでしょう、今六十年度予算の審議でございますから。しかし、最初の御答弁も踏まえて私なりに受けとめさせていただきたいと思いますが、現在の余りにも老朽化している状態等を見聞いたしますと少々情けない。関...全文を見る
○中野(寛)分科員 この問題は、文部省としてもいろいろな検討のための会議等を設けて論議もされてこられたようにお聞きをしているわけでありますけれども、日本にとってこういう学術研究、技術開発というのは大変大切な問題だと思います。まさにこれが日本の命運を、経済的なことも含めて支えている...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○中野(寛)分科員 私は、大阪国際空港問題についてお伺いをいたします。  最近、関西新国際空港についてのめどがつきまして、私どももそれを評価し、喜んでいるところでありますが、同時にまた、忘れてはならないことは、現在飛行機が飛んでいる大阪国際空港のことであります。  このたび、...全文を見る
○中野(寛)分科員 それで、その周辺整備機構が中心になって取り組みます新しい仕事。大阪国際空港周辺であれば緑地整備の問題があります。  昭和五十四年にその計画が一たんつくられて、周辺住民から反対をされて一たん引っ込めざるを得なかった。その後、いろいろと検討がなされて、このほど運...全文を見る
○中野(寛)分科員 代替地の問題について、例えば大阪府や豊中市の公有地について協力を求めるということですが、大蔵省との話はどうなっていますか。現在既に買収が終わっている西区域等の土地等について、これは歯抜けになっているわけですね。そういうところの有効活用が行われませんとどうしよう...全文を見る
○中野(寛)分科員 この問題は、いつもいわゆる国の一般財産か行政財産か、いろいろなことで運輸省としても地元の住民や地元の自治体、議会等に説明するときに一つの言いわけみたいに使われてきたように私は思うわけであります。しかし、これはこの問題を解決しないと、国は何もしないじゃないか、結...全文を見る
○中野(寛)分科員 これ以上お尋ねしませんが、この作業が進んでいきますと、必ず住民との関係で一番大きな問題といいますか、課題になってくると思います。ですから、運輸省としてはこのことについては、そのときになってというのではなくて、基本的に既にもう言うならば図までできているわけですか...全文を見る
○中野(寛)分科員 室内では確かに民家防音工事等が積極的に進められて、およそそれができ上がろうという段階にまで来ているわけであります。しかしながら、室外の問題は決しておろそかにされていいという問題ではありません。そこで実際に生活をしている人がいるわけであります。環境庁も含めまして...全文を見る
○中野(寛)分科員 いっときも早く調査が進み、結論が出、対策が講ぜられることを強く要望をしておきたいと思います。  時間がありませんから急ぎますが、最後に現空港の存廃問題であります、  私ども自身は、民社党の立場では、大阪府連の大会で昨年、これを条件つきで存置することに賛成の...全文を見る
○中野(寛)分科員 十分慎重に御検討いただきたいと思います。問題の認識の方向づけについては了解いたしました。  さて、これから関西新空港をつくるという方針が決まったって、また作業に入ったって、一朝一夕にできるものではない。これは最低十年かかるわけですね。大変な問題ですし、その間...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○中野(寛)分科員 私も引き続いて指紋押捺の問題についてお尋ねするわけでありますが、私はここでこの関係の質問をいたしますのはもう九回目でございます。当選以来九年目、毎年この問題を取り上げてまいりました。また最近は、こういう公式の委員会の席上だけではなくて、その他いろいろな場所にお...全文を見る
○中野(寛)分科員 もちろん新韓民主党には金大中氏もいらっしゃいますし、金泳三氏もいらっしゃいます。人権問題については韓国のみならず日本の人権問題についてももともと大変な興味、関心を持っておられる方々であることは既に周知の事実であります。これからの韓国の政治情勢等を見ますときに、...全文を見る
○中野(寛)分科員 今の自治省の御答弁、言うならばその立場にないということですが、実際は結局自治省ではお手上げなんです。自治省でお手上げというよりも現場ではお手上げなんです。そういう状態の中で法務省はなおこれにこだわっていくのかどうか。私は大変そこに疑問と同時に大きな怒りを感じま...全文を見る
○中野(寛)分科員 相互主義の問題はこの話の経緯の中でついでに申し上げましたから、あえて反論はいたしません。しかしながら、この在日韓国人の協定永住の問題は、他の外国人とこれを差別するわけにはいかないということですけれども、考えてください。この在日韓国人の皆さん、特に協定永住者の皆...全文を見る
○中野(寛)分科員 私は、その条文があることもよく承知をいたしております。この指紋押捺の問題をあえて取り上げてその条文があるにもかかわらず申し上げているのは、この協定永住資格のある意味では延長線上にこの問題は取り上げられていいものだと判断するからであります。その条文に規定されてい...全文を見る
○中野(寛)分科員 制度上の問題については、先般来の同僚議員の質問にも、できるだけ速やかに結論を出したいという大臣の御答弁でした。運用上の問題については――私は本当は制度上の問題だけ聞きたいのです。制度上の改正がなされる、しかもそれはどういうふうな改正の方向が目指されるということ...全文を見る
○中野(寛)分科員 もう一度お聞きしますが、今国会で改正することは無理である、しかし速やかにという法務大臣の御答弁が先ほどございました。しかしこの国会で改正をしなければ大変大きな混乱が生じる。既に百数十人の拒否者が出ているのです。確かに警察では、それを自治体が告発しなくても捜査を...全文を見る
○中野(寛)分科員 終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○中野(寛)分科員 私は、自動車産業を中心にした対外輸出問題等についてお伺いしたいと思います。  この三月一日に発表されましたレーガン大統領の声明等によりますと、米国側は、日本の対米自動車輸出規制の延長を日本に対してもはや要求しないということのようでありますが、その真意はどこに...全文を見る
○中野(寛)分科員 きょうの閣議のことも含めまして大臣から御答弁をいただいたわけでありますけれども、四分野とのリンクは直接的にはレーガン大統領の声明には含まれていないということでありますけれども、しかしそこから派生してくる米国側からの要求は、当然そこに的が絞られてくることはだれし...全文を見る
○中野(寛)分科員 基本的な姿勢について御答弁をいただいたわけでありますが、これはいざやるとなりますと各論が大変難しい。通産省としても、また大臣におかれましても、ひとつぜひ積極的にその対策にお取り組みをいただきたいと思います。  さて、もう一つ、先ほどの最初の御答弁の中で触れら...全文を見る
○中野(寛)分科員 これからの対策ですから、大臣の今の御答弁の枠は具体的に突っ込んでいってもなかなか出ないのだろうと思いますけれども、情勢の把握を綿密にしていただいて、日本側がいわゆる自粛し過ぎてもどうしようもないわけで、これは業界の方に自粛し過ぎるくらいにしろと言ったってできる...全文を見る
○中野(寛)分科員 十分にそのことに留意をされていただきたいと思いますし、また、あらゆる手法を通じて日本の経済が世界の経済に貢献をする、同時にまた、その中で日本の自動車産業を初めとして各産業が大いにこれからも充実、発展をしていく。しかしそういう中で、もし自主規制とかその他の規制を...全文を見る
○中野(寛)分科員 大変立派な御答弁をちょうだいいたしまして、そのとおりに実行されることを期待もし、要望もいたします。ただし、自動車に限らずいろいろな分野において、やはり通産省の枠が厳しくってというのはよく私どもの耳にする言葉であります。十分にそういうことについての御配慮、措置と...全文を見る
○中野(寛)分科員 今すぐに税制の問題について積極的、具体的な答弁を求めましても難しいと思います。ただ、国際情勢そしてまた国内の各産業また業界等々の実態を見ながら積極的な御検討を期待したいと思いますし、今後の税制改正の段階でも我々また論議を深めていきたいというふうに思う次第であり...全文を見る
03月29日第102回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○中野(寛)委員 新しい大臣の所信表明を聞きながら、大変意欲的に日本の教育行政の推進、そしてまた教育改革に取り組もうとする意欲をお示しになられまして、私どもそのことについてでき得る限り国会の立場から御協力もしなければならないと思いますし、同時に、世論を喚起して国民の納得する教育改...全文を見る
○中野(寛)委員 我々のこういう文教委員会等で論議したことは逐一それを臨教審にお伝えいただくということでありますから、それは子としたいと思います。でき得ることならば、臨教審会長初め部会長等々からそういうことについての御配慮がいただけるということの御返事が何らかの形でいただけるなら...全文を見る
○中野(寛)委員 できますれば、こうした公の席上といいますか、この委員会に来ていただいて、今の私の質問についてお答えをいただくということは要求をいたしませんけれども、できれば委員長でもそういうことでお話し合いをしていただければありがたい、こういうふうに思いますので、御要望申し上げ...全文を見る
○中野(寛)委員 国民が知る、また私どもが知る場合には、どうしても活字を通じて知る、またはその他の報道を通じて知るわけでありまして、でき得る限り、その刺激的なまたは誤解を招くような言葉というのはお互いに慎まなければいけませんが、今後とも臨教審の委員の方々の良識を期待したい、こう思...全文を見る
○中野(寛)委員 この質問そのものが酷だったろうとは思いますけれども、大臣の御解釈は決してそれが間違っているとは思いません。おっしゃるとおりだと思います。しかし、今おっしゃられたことで教育現場が、家庭の人たちが、子供がわかるでしょうか。納得するのでしょうか。そこに問題があると思い...全文を見る
○中野(寛)委員 その場合に、教科書の作成、検定、教科書をめぐる問題は今日までも随分多くの論議がなされました。私も幾たびか取り上げました。しかし、その検定も、実は明確な法律に基づいて行われているわけではありません。文部省が検定をすることの合法性はもちろん認めます。しかし、教科書の...全文を見る
○中野(寛)委員 これ以上追及しますまい。私は本当に真剣に検討していただきたいと思います。  私は新人議員のときにお尋ねしたことがあるのです。大臣の御答弁の中には、勉強いたします、検討いたします真剣に検討いたします。前向きに検討いたします、あの当時に私が一時間ほどの間に数えまし...全文を見る
○中野(寛)委員 教育勅語は今の時代になぜ合わないのでしょうか。
○中野(寛)委員 教育基本法が昭和二十二年四月一日発効、二十二年まで教育勅語は生きておったかと思います。ゆえに教育基本法は教育勅語にかわって生まれたものではないわけであります。しかし、いずれにせよ教育勅語はその後廃止されました。なぜでしょうか。
○中野(寛)委員 文章上読めばそういうことであります。そのことは何を意味するか。私は、国に対する解釈、そして国と国民との関係が終戦前と終戦後では変わったということだと思います。すなわち、戦前は国民を統治する組織を国家の実体と考えて、その最大の統治者が天皇と位置づけられて、そしてそ...全文を見る
○中野(寛)委員 例えば、今月「しつけの定着をはかる 中学校における基本的生活習慣の指導」というのをお出しになりました。そしてまた「現代の家庭教育」、こういうものをお出しになられました。いろいろこうして工夫をされております。  しかし、結局どうしてもこれは手法です。基本的に人間...全文を見る
○中野(寛)委員 教育基本法だけではなかなか理解されないからいろんな混乱が生じているでしょうと、まあ随分いろいろなことを先ほど来申し上げて、そして最後にすとんと、教育基本法に書いてありますと、また答弁がもとに戻っちゃうわけで、大臣の表情を見ておれば、決してそんな今のお言葉だけの、...全文を見る
○中野(寛)委員 随分文部大臣らしいお言葉で、何か人間は随分良識的な存在ばかりということで御答弁をなさいまして、感心もいたしましたが、しかし本当にそうですか。政治の現場というのはそういう状態の中で本当に運用されているんでしょうか。国民の皆さんの教育現場及び教育行政に対する不信感が...全文を見る
○中野(寛)委員 命令、処罰を法律の中に明記しなさいなんて一言も言っておりません。それが教育になじまないことは百も承知。私が申し上げておりますのは、例えば先ほどの教科書の検定でもそうなんです。行政法上の話をしているのです、法律主義というのは。これは法律をつくれということが目的では...全文を見る
○中野(寛)委員 きょうは余り各論について触れる気持ちはありませんでしたから申し上げませんけれども、こういう今申し上げたような政治のまた行政の教育に対するかかわり方を、もうちょっと大臣、個々の論議だけではなくて、整理しませんと、今後とも教育現場の混乱が相変わらず引き続いて起こるで...全文を見る
○中野(寛)委員 やっと腰を上げていただいて、大変評価をしたいと思いますし、その作業ができるだけスピーディーに、しかも正確に進められることを私は期待したいと思います。  同時にまた、この実態について、これは青少年の将来に対する希望の問題にもつながるのですね。そうすると、労働省等...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣、心から御期待申し上げたいと思います。  続いて、海外子女教育についてお尋ねをいたします。  これは、さきの予算委員会で私もしつこく大臣にお尋ねをいたしましたが、残念ながら、その段階では私の質問について大臣から的を射た御答弁をいただけませんでした。そこで...全文を見る
○中野(寛)委員 外国人学校を、これは学校教育法の改正かな、それで一たんやられた、そのときはだめだった。それからもう一つ、最初の方で質問をいたしましたときにも、「期待される人間像」か、ああいうのもうまくいかなかったということで、これはなかなか難しい問題。「期待される人間像」ですね...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が来ましたので端的に申し上げますが、その保護者が問題の場合が少年非行の場合非行少年が多いのです。その運用については十分に考えていただきたい。実態をいろいろ同僚議員と調査をいたしますと、やはりそこでまず現実には問題が起こってしまうということが多いのであります。...全文を見る
05月17日第102回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○中野(寛)委員 著作権法の改正につきまして、今回の改正部分に入ります前に、ひとつ著作権法に関連をいたしましてお尋ねをいたしたいと思います。  前回の改正の際につけられました附帯決議がございましたけれども、そのことの中から若干お尋ねをいたしたいと思います。  先般、日本音楽著...全文を見る
○中野(寛)委員 ホームテーピングについてもう少し理解をしてもらえるように、業界の方へ働きかけをしているということでありますが、ホームテーピングによって受けるいろいろな影響はかなり深刻です。これら業界については、例えば倒産も、こればかりが原因とは言いませんけれども、いろいろな要因...全文を見る
○中野(寛)委員 これはやはり法改正にまで行くわけですね。その法改正のめど、例えば次の国会なのかどうなのか。今国会というのは無理でしょう。その辺のめどはどの辺に立てておられますか。緊急を要するという御認識はお持ちのようでございますが、いかがでしょうか。
○中野(寛)委員 努力を必死に積み重ねるということでございますから、そのお言葉を信じたいと思いますし、ぜひとも御努力をお願い申し上げたい、御要望申し上げておきたいと思います。  もう一つの、ローマ条約への加盟問題でありますが、団体協議会からいただいた資料では、我が国のNHK及び...全文を見る
○中野(寛)委員 このローマ条約に未加入であるがゆえに支払い義務を免れる、ゆえに洋盤の方をやりますと安くつくのですね。邦楽というか邦盤の方はそれなりのものを支払わなければいけませんから、結局率としては洋盤の方が多いわけです。国際化しなければならないとやたらと叫ばなければいけないく...全文を見る
○中野(寛)委員 急に大臣にお尋ねしましたので、大臣もちょっと内容的に一私は音楽等についての録音・録画のことについてお聞きし、またローマ条約のことについてお聞きしたわけでありますが、問題点の御認識は持っておられるだろうと思いますから、これ以上お伺いいたしません。しかし、その持って...全文を見る
○中野(寛)委員 基本的な認識についてお伺いいたしましたが、例えば、今日までは第二条一項一号で、著作物は「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」こう書いてある。プログラムはこのどれに入るか、一般の人が考えると、我々みたいに...全文を見る
○中野(寛)委員 私は、この著作物についての日本人の意識というのは特別のものがあると思いますし、同時にまた、この著作物のボリュームについては日本はすごいものを持っていますし、これからますます日本の国際社会に占める比重は高くなるだろう、大きくなるだろうというふうにも思うわけです。そ...全文を見る
○中野(寛)委員 越智さんの御答弁、先般来聞いておりまして、きのう通産省から三月十八日付の「コンピュータ・プログラムの法的保護について」という紙をいただいたのですが、その中にも「当面の対応としてはこということが出てくるし、あなたの御答弁にも当面という言葉がたびたび出てくるのですね...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、今回出された著作権法の改正案で、通産省としての主張また心配している点等々は一通り織り込まれているというふうに、基本姿勢も各論も含めてそういうふうに通産省としては考えておられるというふうにこっちは受けとめてよろしいわけですね。
○中野(寛)委員 関連業界はいかがでございますか。通産省が把握しておられる関連業界の現在の意向はどういうことでございますか。
○中野(寛)委員 次に、今出ました保護期間五十年、これはたびたび出てくることなんですが、これだけ進歩の激しいものですから、確かに短期間で陳腐化してくるというものが多いかもしれません。そうすると、五十年というのはやたらと長いなというような感じもしますし、といって、どんどん進歩してい...全文を見る
○中野(寛)委員 わかりました。  次へ行きます。きょう一時からの衆議院本会議で、実は労働者派遣事業法案が可決されたわけです。で、参議院に送付されるわけですね。  さて、その派遣元のプログラム開発業者が労働者を派遣して、派遣先でプログラムソフトを開発した場合、著作権はどこに帰...全文を見る
○中野(寛)委員 いずれにせよ、この事業法案がいずれ通過するでしょうし、そういう派遣形態というものがこれによってまたふえていくでしょうね、現実に。ましてこういうプログラム開発業者というのはその派遣事業に一番多くかかわる事業の一つになるでしょう。そうすると、今、加戸さんがおっしゃっ...全文を見る
○中野(寛)委員 わかりました。  それで、次の質問をいたしますが、著作権に関しましてはもう一つお聞きしたいのです。  特許などの場合には、職務著作の特許権というのは労働者に属することになっているわけですけれども、著作権法に基づく今回のプログラムに関する規定ではどうなるのだろ...全文を見る
○中野(寛)委員 最後にお尋ねいたしますが、この著作権法を考えれば考えるほど、新しい時代を迎えている、しかも国際社会の中にあって協調性だとか、また国際社会の中における技術革新、進歩の動き、そういうものとも対応しながらやっていかなければいけない、大変な法律だというふうにも思うわけで...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
05月22日第102回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○中野(寛)委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは本当にありがとうございます。持ち時間が十分でございますので、端的にお伺いいたします。  今話題になっておりましたユーザー保護の問題、これは日本人的感覚だと、便利なものができたらみんなで使おうじゃないか、そして大いに産業界を...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。
○中野(寛)委員 著作権法について、先週金曜日に行いました質問の若干残りについてお尋ねしたいと思いますが、それに先立ちまして、今の池田委員からの質問、そして先般の小林先生からの御質問にもございましたが、このホームテーピングやローマ条約の件、これにつきましても先週金曜日におおよそ同...全文を見る
○中野(寛)委員 そこで、先般もお聞きしたのでありますけれども、こういう問題の整備について審議会等で相談をしていただいている、また関係業界等との調整をも含めて作業をしておられる、こういうことであります。質問を繰り返すようでありますけれども、次長にお聞きいたしますが、さっき小林先生...全文を見る
○中野(寛)委員 それでは、本来の法改正に関連する質問をいたします。  先般お尋ねをいたしましたものの残りについて質問いたしますから、ストレートに各論に入ります。  通産省との調整の結果、現行の登録制度のほかに創作年月日の登録制度を創設をされたわけでありますが、現在の登録制度...全文を見る
○中野(寛)委員 その創作年月日登録制度なのですが、これは果たして本当に有効に機能するだろうかどうだろうかという疑問をまだ払拭し得ません。一つは、登録をすることのメリット、もちろんメリットはあるには決まっていますが、登録しなくてもどうせ証明できればいいのだからというふうなことにな...全文を見る
○中野(寛)委員 質問に入ります前に、通産省の方は結構ですと申し上げたのですが、どなたもいらっしゃいませんね。——それでは結構です。別にいないから都合がいいという意味ではないのです。いらっしゃったらちょっと聞こうかと思ったのですが、それは私の方でお断り申し上げておりましたので結構...全文を見る
○中野(寛)委員 最後にお尋ねをしますが、一連の審議を通じて感じますことは、何といっても日本では著作権思想をいかにして正しく普及をしていくかということにかかっているのではないかという感じが強くいたします。ホームテーピングの問題も、先ほど大臣が御自身のことに例えておっしゃいましたが...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。終わります。
05月30日第102回国会 衆議院 外務委員会文教委員会連合審査会 第1号
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○中野(寛)委員 差別という問題はいつも大変難しいな、こう思いながら、しかし、これは何としてもなくさなければいけない課題だと思いますし、ならば差別とはどうしたらなくせるのか、いろいろなことを考えるわけであります。そもそも、差別という言葉自体が、昔は今使われている意味ではなかったわ...全文を見る
○中野(寛)委員 一定年齢キャリアを積みますと、教育現場では男女ともに同じ条件で、むしろ教頭への登用を推薦する風潮がある程度生まれてきているわけです。しかしながら、教育委員会のどこかでそれが取捨選択されてしまって、実際に任命されてくる女子の校長、教頭が少ないというふうなことが現実...全文を見る
○中野(寛)委員 大変抽象的なお答えなんですが、文部省としては、そういう意識の改革も含めて、もっと積極的に今申し上げた職場としての問題、それから生徒に対する修学、進学の問題についてもっともっと改善しなければならない、努力しなければならないという意識と、そしてそういう方向に向かって...全文を見る
○中野(寛)委員 文部大臣の御認識はまだ消極的だと思うのです。受け身だと思うのです。本人の意思による、こうおっしゃいますが、むしろ社会的な要求、社会的ニーズというか、そういう責任者的な立場にある方々への登用、就任というのは、むしろ社会的な立場からいって男女の比率がもっと接近するこ...全文を見る
○中野(寛)委員 大部分が解消されたとは、日本国民はだれも思ってませんよ。たくさん御婦人方が傍聴していらっしゃいますが、恐らくそうは思ってないと思いますよ。大臣、あなたの場合本当に受け身過ぎるのですよ。少なくなってきたかもしれません。それを認める人はいるだろうと思いますよ。しかし...全文を見る
○中野(寛)委員 文部省初め各省庁、もちろん我々も当然含めまして、努力をしていただきたいし、また努力をしていきたい、こう思います。  文部大臣へのお尋ねは以上で終わりまして、最後に外務大臣に一つお尋ねをいたします。  これは、この条約の精神を普及していくためにも必要だと思うの...全文を見る
○中野(寛)委員 時間が参りましたので、残りました質問はまた機会を改めてさせていただきます。終わります。
06月05日第102回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○中野(寛)委員 留学生のことについてお尋ねをいたします。  この問題については大臣も大変御関心をお持ちですし、大変御熱心でございますので、私どもと考え方は同じ方向にあるものだと思いますが、その大臣のお考えを幾つかお聞かせをいただきたいと思います。  私どもが一番心配いたしま...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣の基本的な考え方は私どもも了解をするわけでありますが、今御答弁の中で出ましたこの宿舎の問題、確かに御批判がまだ強いわけであります。数が少ない、また、民間で例えばホームステーをするにしても、その理解者がなかなか日本の場合には見つけにくい。これについては、やはり...全文を見る
○中野(寛)委員 努力をしておられることは認めますし、またその成果も着々と上がりつつはあると思うのでありますが、日本の今国際社会の中で期待されているその位置づけ、そして我々がしなければならないという気持ち、そういうものに比べますと、まだまだ何ともまだるっこしいというのが実感であり...全文を見る
○中野(寛)委員 大臣の今の後答弁は理解できます。ただし、国費留学生をふやしたい、しかし、国費留学生は今二千三百四十五人ですね。十万人計画と比較しますと何ともはや数字の格差が大き過ぎるわけです。国費留学生をふやす、その意気込みはもちろん一番大事なことだと思います。同時にまた、より...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
06月14日第102回国会 衆議院 文教委員会 第18号
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○中野(寛)委員 私は、大学医学部の体質の問題について、最近起こった事件をもとにしてお尋ねをいたしたいと思います。  この医学部の体質問題につきましては、ここ数年たびたび取り上げてまいりました。そしてまた、文部省もその体質改善のために随分と努力をしてこられたことを知っております...全文を見る
○中野(寛)委員 警察庁にお聞きいたしますが、現在の捜査の状況を細部にわたって御答弁いただくことはできないとは思いますけれども、しかし、大学教授等に給与名目で一人数十万円毎月振り込まれておったとか、そのほかの贈収賄絡みのことがかなり詳しく新聞報道等ではなされているわけであります。...全文を見る
○中野(寛)委員 こういう報道はややもすると先走ってしまう。どこで聞いたんだろう。日本の取材能力というのは大変なものでございますから、我々も時々その取材能力のすごさに驚かされたりすることはありますけれども、しかし、おおよそ基本的に、こうして先走って報道されたことが全く間違っていた...全文を見る
○中野(寛)委員 捜査が至っていないのですか、捜査は至っているけれども、しかし公表できる段階ではないということですか。
○中野(寛)委員 これ以上警察と押し問答いたしましても、立場もあることですから切りがありませんので、警察庁へのお尋ねは以上にいたします。  それで、国立大学をめぐる動き、事件というのは、例えば東京大学の精神病棟の問題も、今の事務次官が大学局長のころに随分この文教委員会で私からも...全文を見る
○中野(寛)委員 法例等で縛ることによって解決できる問題ではない、大学人の自覚の問題だ、まさにそのとおりだと思います。しかしながら、その自律神経が麻痺してしまっているのではないのでしょうか。私はそのことを痛切に感じるのです。麻痺しているというだけではなくて、むしろそれは当たり前の...全文を見る
○中野(寛)委員 項目的には今局長のおっしゃられたようなことだろうと思います。  これは全く報道から見るのでありますが、例えば、「捜査当局や北九州病院グループ幹部の証言によると、教授への銀行振り込みは、名越五郎前専務理事が同グループに就職したあとの五十七年ごろから。」「医師派遣...全文を見る
○中野(寛)委員 国税庁の方からお越しいただいていますが、この月々給与として振り込まれている、これは当然納税の、徴税の対象になるはずでございますが、こういうふうなことについて国税庁の立場からは調査をされているのでしょうか、されたことがあるのでしょうか、それとも今日まで納税されてき...全文を見る
○中野(寛)委員 それは一つの局ですね。
○中野(寛)委員 一つの局でそれだけのものがある。しかし、全国で国税局幾つあったかな、全国にその率で広げたら、これはまた大変な数字になるだろうと思うのであります。こういうふうに医療機関を取り巻く問題というのは、税金の面から考えても実に大変な状態なんです。  例えば、今回こういう...全文を見る
○中野(寛)委員 前回ここでお尋ねしたときにも申し上げたのですが、一つの局——一つの局でと先ほどおっしゃったけれども、これは国会の答弁だからとにかくとおっしゃらないのでしょうけれども、私どももまたそれなりにお尋ねすればわかることで、しかし、どの局だからと今特定することは必要ありま...全文を見る
○中野(寛)委員 ありがとうございました。国税庁へのお尋ねは以上で終わりますから、岡本さん、加藤さん、結構でございます。  去年の暮れに文部省は奨学寄附金外部資金の受け入れについて通達をお出しになりました。これは私も、大学関係者の方々が大変めり張りのきいた実態に即した通達を出し...全文を見る
○中野(寛)委員 こういう問題は、なぜ慎重さを欠くかといえば、やはり派遣してやっているという気持ちが根底にあるからではないのか。今名前が出ました後藤教授御本人はどうか知りません。しかし、一般的にやはり一私は派遣することは大事だと思います。それは地域医療を充実させるために大事なこと...全文を見る
○中野(寛)委員 終わります。
11月13日第103回国会 衆議院 文教委員会 第1号
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○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは三先生には御臨席をいただきまして感謝を申し上げます。同時に、臨教審として精力的に日本の教育改革に向けて御論議をいただいておりますことにもこの機会に改めて敬意を表しておきたいと思います。  さて、私は、まず臨教審とは一体何であるの...全文を見る
○中野委員 私は、臨教審の公式の意思表示というのは総理への意見をもってなされるもの、そういうふうに解釈をいたしておりますし、今回のものもそういう意味ではその筋を通して、臨教審の公的な——先ほど御答弁で急いでということでございましたけれども、急いで総理大臣に意見を申し述べることはで...全文を見る
○中野委員 天谷先生、有田先生にお聞きしたいのですが、先ほど申し上げましたことについてであります。  各部会ごともしくは部会の中のいろいろな論議が、結局そのまま裸のままで、場合によっては憶測を含めて報道をされるわけであります。ところが、それがもういかにも既に決まったことであるか...全文を見る
○中野委員 決まってないことが外に出たっていいと思うのです。しかし、それはあくまでも個人的見解であるとか、そういうことがより一層明確にされる、誤解を生まないことが大事。どういう論議がされているかは、やはり国民は知りたいし、また知らしめる義務もあると思います。ですから、私は、どうい...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。終わります。
12月11日第103回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○中野委員 きょうは文化の問題につきましてお尋ねをしたいと思います。とりわけ、ひとつ文化庁に大いに頑張っていただきたいという応援の質問をさせていただこうと思います。文化庁長官にわざわざ御足労いただきました。お礼を申し上げたいと思います。  さて、大臣と文化庁長官にそれぞれお聞き...全文を見る
○中野委員 今お答えになられましたこと、大臣がそして長官がお答えになられたそのどちらも正しいと思いますし、また私どももそのことに異る唱える部分は全くないわけであります。まあ私流の単純な言い方をいたしますと、言うならば生活のパターンが文化だ、こう言ってもいいのであろう。しかしそれも...全文を見る
○中野委員 今大臣のお答えを聞きながら思ったのでありますが、一つの責務として、我々の義務として子孫によい文化を残していく、そういう義務があるとおっしゃられたわけでありますが、それだけではなしに、むしろ我々は将来を展望してよりよい文化をつくる、その文化をつくることのできる土壌をいか...全文を見る
○中野委員 文化の退廃についてのこれを克服するための手段が大変難しいことはよく承知をいたしておりますが、しかし、だからといって手をこまねいていていいということではないと思います。消極的な対応策と積極的な対応策があると思います。むしろ、よりよい文化を創造していけば、おのずからその退...全文を見る
○中野委員 後ほど文化と教育については触れたいと思いますが、しかし、私は、少なくとも文化についての積極的な行政のあり方というものはもっともっと、大臣、大変御答弁が慎重でありますが、しかし本当はもっと積極的であっていただきたいというふうに思うのであります。  そこで、文化に関して...全文を見る
○中野委員 三浦長官にお答えをいただく前に、もう一つ質問を加えさしていただきたいと思います、というのは時間の関係で。  私は、今何ともいろいろな御提言を申し上げました。大臣もちょっと私の質問の真意ではなくて、その言葉じりだけでお答えをいただいたような部分もあるのですが、しかし内...全文を見る
○中野委員 時間が参りましたから終わりますが、これからはこれをきっかけにして、よりよい文化をつくっていくための大論議を国会の場においてもまた繰り返して大いに行ってまいりたい、こう思いますし、ひとつ文部省においても文化庁におかれても大いにまた御努力をいただきたい。御要望を申し上げて...全文を見る