中野寛成

なかのかんせい



当選回数回

中野寛成の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月24日第114回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○中野委員 先ほど来の同僚委員の質問と重複を避けるために、場合によって若干通告と違う質問をするかもわかりません。お許しをいただきたいと思います。  まず、大臣にお伺いをいたしますが、教育というのは文化継承の一つの手段だ思うのです。ゆえに文化が教育の上にあり、かつ、文化が教育を包...全文を見る
○中野委員 御答弁の後段の部分については大変テクニカルな御答弁であった。評価はいたしませんが、多分大臣も心の中ではなるほどと思っていただいたのではないか、また、文部大臣をやめてから大いに議論をしたいと思います。  次にお伺いをいたしますが、先ほどからも同僚委員が触れられておりま...全文を見る
○中野委員 そういう視点から第二国立劇場の利用の仕方というものも、先ほども施設ではなくて機能だというお話があった。まさにその機能をいかに発揮するかということによって第二国立劇場の値打ちが決まる。まさにこれも文化の戦略基地なんですな。  そういう意味で、第二国立劇場、今までのいろ...全文を見る
○中野委員 その充実を、やはりみんなが非常に気楽に利用しやすいようにということがとても大切だと思うのです。最近はいわゆるライブブームだと言ってもいいと思います。しかし、何かライブというと軽音楽だけかいなという印象さえ持たれるぐらいに軽音楽の分野ではかなりライブというのが、これはち...全文を見る
○中野委員 ぜひ国民のための劇場にするために今のようなことも大切に考えていただきたい、こう思います。  それからもう一つ、日本ではなかなか新しい芸術家が育たない、もしくは芸術団体が育ちにくい。交響楽団といえばこれは赤字の象徴みたいに言われるわけですね。大変これは民間のサポートす...全文を見る
○中野委員 今申し上げましたようなことを含めて今後の運営に当たって幅広く意見を聞く、これは大事なことです。そういう意見をばらばらに聞くことも大事ですが、同時にまた、ある意味では一つの機構としての、例えば運営協議会等々を設けられるのであろうと思いますが、これらについてはどうお考えで...全文を見る
○中野委員 大臣に最後にお聞きいたしますが、臨教審でも文化の問題というのは余り論じられなかったと思うのです。同時にまた、過去のいろいろな歴史をひもときましても、文化に関する審議会とか答申とかは皆無ではありません。しかしながら大変にコンパクトなものですね。もっと積極的に、せっかく国...全文を見る
○中野委員 大変前向きの建設的な御答弁であったような気もするし、言葉数からすると大変愛想のない御答弁であったような気もいたします。本気で大いに積極的に取り組もうという御決意をもう一度お聞きして終わりたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○中野委員 文化を抜きにした教育行政はあり得ないとおっしゃられました。そのとおりだと思いますが、今日までの国の施策でなかなかそう感じられません。ゆえに再度大臣に、その御決意を大いに膨らませてますます頑張っていただきたいとお願いを申し上げて質問を終わります。
05月24日第114回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○中野委員 私は、国立学校設置法の一部改正案が上程されておりますが、それに関連をする質問と同時に、あわせまして、最近、教育界を取り巻く若干の諸問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に出ております「国立大学共同利用機関」、これを「大学共同利用機関」に改めることにつ...全文を見る
○中野委員 それではお伺いいたしたいと思いますが、いわゆるポスト臨教審の位置づけについて、中教審とどう違うのか、さきに臨教審の答申が出されている、それを実現するための一つの推進機構といいますか、という役割だけなのか、随分と、実は臨教審で改革の基本的な考え方を示すだけにとどめて、む...全文を見る
○中野委員 ポスト臨教審と中教審、抽象的に私なりに今、表現をしたつもりですけれども、実を言うと、このポスト臨教審の役割を狭く解釈すると、もう中教審だけでいいということになってしまうのですね。二つとも設けなければいけない明確な理由というものが我々の中にイメージとしても余り浮かんでこ...全文を見る
○中野委員 私は、この際中教審とポスト臨教審の役割というか、そういうものをもう少し明確にした方が、何か屋上屋を重ねているような印象を招かないでいいな、こう思うのです。  そういう意味で、中教審というのはもともと四六答申も出して、いわゆる文部省の諮問機関としての位置づけというのは...全文を見る
○中野委員 次に進みたいと思います。  先般、その中教審に四年制高等学校の構想を諮問されたわけです。また、生涯学習センターの設置をされようというふうにお考えのようでございます。先ほども質問に出ておりましたが、入試制度の問題、学制の問題、それから、先ほど池田克也議員の質問のことが...全文を見る
○中野委員 それでは生涯学習センターのことについてもお伺いをいたしたいと思います。生涯学習センターが必要なことはわかるのです。そのいろいろな、例えば短期大学との兼ね合わせ、それから大学審議会に対して入試制度のあり方についての審議を要請されております。大学入試、短期大学、生涯学習セ...全文を見る
○中野委員 余り手法のみばかり申しておりますと中身に入れませんから少し内容に入りたいのですが、今の大学入試制度のことなんですが、これも先ほど同僚委員が質問されました。大臣は御答弁で、猫の目のようにくるくる変わるということで受験生の皆さんにも随分御迷惑をおかけしましたということをお...全文を見る
○中野委員 今までの反省の上に立って、ぜひそうあっていただきたいと思います。具体的な論議はまた後日、次の機会に改めていたします。  さて、この国立学校設置法の中で今日までいわゆる医科大学の増設をやってきて、今は内容が短期大学に移っているわけです。その中でとりわけ医療関係がむしろ...全文を見る
○中野委員 厚生省にお伺いすることも大体まとめてお答えいただいた部分があるので、ダブらないために、関連して若干別のニュアンスのことを厚生省にお尋ねをいたします。  医師の数を学生も含めて減らしていこう、看護婦はふやしていこう。ところが一方では、辺地、離島などですね、無医村をどう...全文を見る
○中野委員 時間がございませんので、これ以上厚生省にお伺いできません。丸山さん、三井さんには恐縮ですが、お許しをいただきたいと思います。ただ、質問の意のあるところをお酌み取りいただき、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。  大臣に一つだけお聞きします。  ヘリコプ...全文を見る
○中野委員 文部省の役割と、それから文部省の役割を越えるものとあると思います。これは総合的に、むしろ内閣全体としてお考えいただかなければいけない問題でもあろうと思いますので、せっかくの御努力をお願い申し上げたいと思います。  最後に一問だけ申し上げますが、リクルートの問題にかか...全文を見る
○中野委員 終わります。
06月12日第114回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中野委員 民社党・民主連合を代表して、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。  まず、質問の順位を若干変えさせていただきまして、総理の政治姿勢と国際感覚につきましてお尋ねをいたします。  その第一は、人道問題としての中国問題にどう対応するかということであります。人民の...全文を見る
○中野委員 これら問題は、まさに時間との闘いと言っても過言ではないと思います。今後これらの問題等につきましては、まさにそのことを認識して、敏速な対応をされる体制が日本には必要だと思います。そのことを強く要請をいたしますと同時に、後の中国国民の皆さんから、あのときに日本はやはり及び...全文を見る
○中野委員 やはり納得できません。私個人のと総理はおっしゃられるけれども、確かにそうでしょうが、しかし、今は総理、日本国総理になった宇野宗佑氏の行状として報道されているわけであります。私はそういう意味で、総理が的確な国際的感覚を持った希有の政治家であると言われているわけであります...全文を見る
○中野委員 委員長、委員長、委員長、質問していること以外に委員長から御発言いただいてもそれはおかしゅうございます。
○中野委員 委員長、私は内閣総理大臣にお尋ねをしているのです。そのことに対して総理からのお答えをいただきたいのです。
○中野委員 委員長、それはおかしいです。それは違います。違います。私は総理がどうこうしたということを言っているのではありません。報道されていることに対して総理の御見解を求めているのです。
○中野委員 委員長、それはおかしいです。私は、国際社会における日本人のイメージの問題を申し上げているのです。違うなら違うとお答えいただきたいと申し上げているのです。総理が何かおやりになったと決めつけているのではありません、私は。
○中野委員 総理が的確な対応をされることを御期待を申し上げて、次の質問に移ります。  本日、本委員会の冒頭で、リクルート事件捜査の報告を受けました。その中身は、先ほど来指摘されておりますように、極めて事務的、形式的で、事件のごく一部に触れたにすぎず、全容解明という国民の要求とは...全文を見る
○中野委員 私は、今国民の皆さんの中で指摘をされていること、そのことについて一つの国民感情を一言で言えばということでまとめられた意見を先般お聞きいたしました。それはこういうことです。  今回の事件は従来と違い灰色の疑獄で、政治家のほとんどがまさに灰色の中に逃げ込んでしまっている...全文を見る
○中野委員 法務大臣のその御答弁も先ほど来お聞きをいたしました。ならば私は、先般来、我が党のみならず他の野党からもリクルート事件に関与したいわゆる灰色高官の公表基準に関する見解または要望等を出しているわけであります。今後、これらのことにつきまして、引き続いて当委員会、理事会等で我...全文を見る
○中野委員 この公表の基準また方法等について私ども野党から要望をいたしましても、よく言えば、大変与党の皆さんの慎重な姿勢、我々の気持ちからすれば、与党の皆さんの抵抗によってその内容が、その作業が進んでいかないという印象を強く持っているわけであります。総理におかれては、自民党総裁と...全文を見る
○中野委員 私は、与党の皆さんはぜひ積極的にお取り組みいただきたい。法律の許す範囲でと総理はおっしゃられた、私はそのことは法務大臣からお聞きをしている。しかし、より一層積極的な、もちろん法律の枠を超えろとは申し上げませんが、しかし、前向きのけじめをつける姿勢が必要でありますから、...全文を見る
○中野委員 選挙制度審議会が改めてスタートすることは私どもも歓迎であります。私も先般まで議運の理事会におりまして、議会制度協議会で二年前からそのことを主張し続けてまいりました。そのことは、当時から議運の理事をされていた郵政大臣、よく御存じのはずでございます。ゆえに、私からすれば、...全文を見る
○中野委員 第二は、利益誘導政治の打破であります。よく知事候補、市長候補の保守系の方が、私は中央との太いパイプを持っておりますと公約でおっしゃられる。これはまさに利益誘導政治の導入部であります。予算編成期の陳情合戦、また、高級官僚の立候補及び出身官庁の利用による選挙運動と利益誘導...全文を見る
○中野委員 利益誘導の一つの原因となっている補助金制度を、私が申し上げたような意識を持って勇断を奮って見直すという考え方が大切だと重ねて申し上げさせていただきたいのであります。  ちなみに、一たん中央へ集めたお金を地方に改めて交付するという形の、いわゆる各国の地方財政調整制度で...全文を見る
○中野委員 改革前進内閣にはそのくらいの前向きの姿勢が必要であろうと私は考えますので、再度、自治大臣、その言わんとする意味はおわかりだということでありますから、強く御要望を申し上げておきたいと思います。  まさに私は、こういう二つの政治改革を通じて国民に信頼される政治を確立をし...全文を見る
○中野委員 税制調査会に単にお任せするのではなくて、どれだけの決意を持って国民感情をしっかりと身に受けとめて改革に取り組むかという決意をお尋ねしたのです。総理からお答えいただきたいと思います。
○中野委員 この消費税の問題を含めまして、ある意味では弱い人、同時にまた、とりわけ女性の方が多いかと思いますけれども、例えばパート労働の皆さんの場合、共働き世帯に結果として大変、この税制全般の仕組みの中ですが、冷たい問題が起こっていると思うのであります。むしろ、例えばパートタイマ...全文を見る
○中野委員 配偶者特別控除につきましては、むしろその適用がなされても、範囲が十分効果を上げていない、一千万円ぐらいまでは合算して、その適用を受けられるようにという拡大等を含めて検討されるべきだということを申し上げたいわけでありまして、時間がございませんから、そのことについては終わ...全文を見る
○中野委員 時間が参りましたので、終わりますが、どうか国民の悲痛な願い、とりわけ今の青少年の問題は、お母さんの切なる願いにこたえて最大の努力を政府挙げて取り組んでいただけることを要請をして、質問を終わります。
06月21日第114回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○中野委員 まず最初に、著作権法のあり方について基本的な姿勢を、言わずもがなかもしれませんが、お伺いしておきたいと思います。  今回の改正案等の精神からいいますと、音楽等の文化を伸ばすか枯渇させるか、ある意味ではその生命線に触れたものであろうと考えております。創作意欲を伸ばし、...全文を見る
○中野委員 放送二次使用料のことにつきましても先ほど来質疑応答がございましたが、洋盤と邦盤の利用率が大体五〇対五〇、しかしながら、これも、条約に加盟をいたしますと邦盤の利用率が上がってくるのではないかという期待感もあることは事実であります。ある意味では、それを一言で言えば洋楽を保...全文を見る
○中野委員 アメリカも含む国際環境の整備に今後ともより一層御努力をいただきたいと思います。  次に行きます。  レコードの貸与に関する権利は実演家等保護条約に規定されておりますか、規定されていなければその理由は何でしょうか。
○中野委員 これにつきましても、ある意味では、洋盤の貸与権を早く法律化することによって最初に申し上げましたように洋楽を保護し邦楽を育成するということに結果としてつながっていくのではないか、こういう感じもするわけでありまして、これはむしろ洋盤と邦盤を同様の環境下に置くという方向で努...全文を見る
○中野委員 これらは区別、差別することなく同じ条件下に置かれるということが大切であろう。なお一層の御努力をお願いいたします。  続いて、昨年の改正で我が国も保護期間が二十年から三十年に延長されたわけであります。しかしながら、アメリカは七十五年、英国、カナダ、フランス、オーストリ...全文を見る
○中野委員 大臣の御答弁、了といたしたいと思います。時間的ゆとりもございますから、今後の課題としてぜひ今大臣御答弁の方向でより一層の御努力をお願いいたします。  次に、そういうことも含めまして今回の一部改正というのは緊急避難的なものではないのかという批評もございます。著作権法の...全文を見る
○中野委員 前向きにまた検討してまいりたいと思います。  さて、私の弟も音楽実演家の一人なんですが、最近よくぼやいておりまして、外国からどんどん安いギャラで稼ぎに来る実演家が多くて日本の実演家が職場を侵食されて困っておるというふうなことをよくぼやいております。おまえの腕が悪いか...全文を見る
○中野委員 次にホームテーピングについてお尋ねをいたします。  現在、技術開発が進んでまいりまして、今では簡単に録音・録画が自宅でできる。これは芸術普及という意味では芸術家にとっても一つのメリットかもしれません。しかし、このことが結局芸術家の具体的な金銭的メリットにつながらない...全文を見る
○中野委員 一つの方法として、その報酬請求権制度の一環として考えられるのではないかと思うのでありますが、例えば西ドイツの場合、録音テープ六十分物一本に十円弱、録画テープ六十分物に十四円弱、また録音機器一台につき二百円、録画機器一台に千五百弱を上乗せして販売をしている。それらの価格...全文を見る
○中野委員 いずれにいたしましても、この著作権に関することを話しますときには、いわゆるユーザー、そしてまた機器メーカー等々そういう人々、ひいては全国民の理解がいかにあるべきかがすべてを決すると言っても過言ではないと思うわけであります。その著作権法がどういう中身を持っており、どれだ...全文を見る
○中野委員 大切なことですから、ぜひそれが成就いたしますように御期待を申し上げます。  もう一つ、やはり著作権に関する国民の意識を高めるその中で、専門家の育成というのも大切だと思います。なかなか遠山さんランクにまでは及ばないかもしれませんけれども。しかし、高等教育においても著作...全文を見る
○中野委員 現在どれだけいるかが問題ではなく、そういう専門家がいかにふえていくか、この思想がいかに普及されるかが問題でありますから、それ以上のことは問いません。  また、先ほど遠山次長が、金額の問題ではなくてこの制度がいかに正しく内外で運用されるか、そのことが日本の文化意識の問...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。終わります。
11月22日第116回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○中野委員 私学共済についての質疑でございますが、まず先に、私学全般、とりわけ私学助成の問題についてお伺いしておきたいと思います。とりわけ大臣の御見解といいますか、私学に対する御認識をまずお聞きしたいと思います。  私学は今日、幼稚園児の七五・八%、高校生の二八%、短大生の九〇...全文を見る
○中野委員 私学全般についての認識についてまだ固まった考え方を大臣としておまとめではない、こういうことでございますが、しかしこれは早急にやはり一つの文部省としての方針というものを出すべきではなかろうか、こう思いますね。もちろんその努力はされていると思うのです。いろいろな審議会等、...全文を見る
○中野委員 今のお答えの次に続く質問は後ほどいたします。  まず全般的なこととして、この私学助成につきまして経常的経費の二分の一を助成の目標としているのか、法制度上は二分の一までならば助成をしてもいいという考え方なのか、両面あると思うのですね。これは五〇%という数字は一つの限界...全文を見る
○中野委員 それはよく承知しておって、そのことをこちらからも申し上げてお尋ねをしたわけであります。しかし、最近の報道では、先ほども申し上げましたように大蔵当局はなお一層厳しい状況があります。これに対して文部省はどう対応しようとしているのか、私どもから見ますと、また、最近の国民の皆...全文を見る
○中野委員 最近、どちらかというと私学の中における不祥事であるとか、それから、大変言いにくいことですが、先般来のリクルート事件に関する高石さんについての私学からの寄附金であるとか、そういうふうなことをきっかけにいたしまして、結局私学に対する締めつけといいましょうか、そういう傾向が...全文を見る
○中野委員 文部行政については大変熱心で、しかも時にはタカ派かと見まごうばかりの強引さで努力をなさる大臣のことでありますから、私が申し上げました方向で、大いにひとつ私学振興についてせっかくの御努力をなお一層お願いを申し上げたいと思います。  さて、本論の私学共済関連でありますが...全文を見る
○中野委員 長期的見通しにつきましてはお答えいただき、また、比較的安定をしているという御説明がありましたが、短期経理の問題点として、老人保健制度の影響などによって財政事情の悪化が大きな問題とされているわけでありますが、その原因、財政状況の実態、今後の対策、今回の改正が短期経理に与...全文を見る
○中野委員 あわせまして、財政調整特別措置法案、これは社会労働委員会に付託されている方でありますが、私学共済は三十億円の拠出が必要という法案になるわけですね。長期経理に与える影響はどの程度のものになるのかなというふうに考えたり、それから、短期経理の厳しさから付加給付の改善が見送ら...全文を見る
○中野委員 施設については多いのではないかという御指摘を申し上げたのではなくて、必要でしょうかというふうにお聞きしただけのことでございまして、多いということを批判的に申し上げたわけでは全くございません。御答弁ありがとうございました。  いずれにいたしましても、施設も資金も制度も...全文を見る
11月24日第116回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○中野委員 教育職員免許法改正案について質問をいたしますが、法案自体だけではなくて、その関連する周辺の諸問題についても若干お尋ねをいたしたいと思います。幾つか質問通告はしているのでありますが、若干順番を変えさせていただいて、本来の教員免許法関係のそのもととなります教育課程の関係に...全文を見る
○中野委員 戦後、社会科に一本化した、それはそれで非常に大きな役割を果たしてきた、とりわけ民主主義教育の中でその必要性が叫ばれて一本化された、その役割はもはや果たした、終わったとお考えなのか。まだだけれども、それ以上に重要な時代の要請が生まれてきたという考え方なのか。もう一つ、そ...全文を見る
○中野委員 小学校及び中学校では社会科が残っている。うがった見方で質問いたしますが、それでは現代の子供たちは、理解力が早くなって小学校、中学校でそれらのことは十分理解できる、そして、今は国際性も進んできて、高校ではより一層難度の高いといいますか専門的なことをこなすことができるよう...全文を見る
○中野委員 この問題については若干先送りをさせていただいて、少し質問を進めます。  今日まで中央教育審議会の教育内容等小委員会における報告や臨時教育審議会の第二次答申、第三次答申等々ございますが、検討しなければならないという問題の指摘はあるのですが、こうしなければならないという...全文を見る
○中野委員 教育課程審議会が果たして中教審または臨教審等の答申の方向で結論を出したのかということについても、やはり釈然としないものがまだ残るという感じがするわけであります。  それでは、その具体的な教育のあり方としてお尋ねをいたします。  国際社会の中で生きる日本人として必要...全文を見る
○中野委員 その場合に、近現代史をやりますとその帰結は現代社会、現代政治、現代の経済ということになります。もちろん、文化はもとよりのことであります。結局そこまで深めていく言うならば教師としての素養が当然必要になってくる。そう考えると、トータルとしての社会科の先生の方がいいという気...全文を見る
○中野委員 結局、歴史を教える先生も現代の政治や経済を知らなければその歴史の流れを最終結論まできちっと教えることはできないということなのです。ですから、あとは先生の素質の問題にもなってまいりますけれども、十分御注意をいただいて深めていただきたいと思います。  次に、教科書関係に...全文を見る
○中野委員 そこで、今日まで大臣はいい意味での文教族として努力をしてこられましたが、その辺の経験の中でお感じになったことをお聞かせいただきたいと思うのです。  よく教科書の記載内容が政治問題になったり国際問題になったりする。とりわけ中国、それから朝鮮半島、韓国や北朝鮮との関係に...全文を見る
○中野委員 関連諸外国との関係において何かお考えがありませんか。とりわけ韓国、中国等とは、近隣の国ですから、それこそいやが応でもと言ったらおかしいけれども、おつき合いが深いわけです。おつき合いが深いがゆえにいいこともありますが、摩擦もそれだけ多いわけです。言うならば、近い関係の国...全文を見る
○中野委員 これ以上突っ込んで質問いたしましても、何か大臣いじめになってはいけませんので申し上げませんが、最後におっしゃられた歴史学者等によって、専門家によって大いに御論議をしていただく、お互いの理解を深め合う。一つの事実でもAという国から見る、Bという国から見れば、それぞれその...全文を見る
○中野委員 今局長の御答弁で、法治主義や適正な手続に反していない、それはそれとして御判断として私も認めますが、今問われているのは教科書及び教科書の検定制度に対する国民の信頼感ではないかと思います。法治主義に違反していないという消極的な意味での正しさを証明するのではなくて、積極的に...全文を見る
○中野委員 大臣がひとりでお考えになっておられたことの方が正しいということが多分にあるのではないかと私は思うわけでありまして、決して大臣になった途端に文部官僚に丸め込まれたなどとは思いもしませんし、申し上げもいたしませんが、ひとつぜひ積極的な御検討を引き続いてしていただけるように...全文を見る
○中野委員 少し詰めてお聞きします。  教員の資質を向上させることにつきまして、大学での教員養成、それから初任者研修、現職教員の研修、こういうことのすべてがとても大切だと思うのですね。  またもう一つ、国際化が進むと言われている。その中で世界史に重点を置こうとおっしゃっている...全文を見る
○中野委員 もう一つ、これはちょっと通告にございませんので、大臣の政治判断でお答えいただければと思います。  労働組合の連合が発足をいたしまして、新連合。日教組、教職員の組合が連合に入る、入らないというふうなことで、地方において分裂をしたりいろいろな組織再編が行われております。...全文を見る
○中野委員 微妙な問題ですから、これ以上お聞きいたしません。  最後に、教員免許法本論についてお聞きするわけであります。  先ほど来申し上げましたように、教育課程、教科書、教員の資質に問題がなければ、教員免許法の今回上程されている問題は、実はそう重要な問題ではないと私は逆に考...全文を見る
○中野委員 これ以上深く各論についてお聞きしようとは思いませんが、先ほど来申し上げましたうに、まさに教育は人でございますから、教員養成についてぜひとも格段の御努力をいただきたい、また世界史等を教えるときにとりわけ近隣諸国に対する重点的な配慮といいますか、そういうことについて御努力...全文を見る
11月29日第116回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは、参考人の先生方には御足労いただきましてどうもありがとうございました。  まず、高橋先生にお伺いいたしたいと思いますが、この教員免許法の改正案を審議するということになりますと、随分電話やお手紙をたくさんいただきました。その中で一...全文を見る
○中野委員 もう一度、高橋先生にお伺いいたしますが、私は、例えば今の東欧の新しい自由化、民主化への動きとソビエトの動きとを関連させて学ぶときに、今の政治経済だけで論じることはできないですね。これはソビエトと東欧諸国とでは、おのずからよって立つ民主主義の歴史が違いますね。そのことを...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。
12月06日第116回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○中野委員 きょうは、音楽教育について参考人をお迎えして御質問を若干させていただきたいと思います。何しろ専門分野にわたるものですから、参考人にお聞きしませんとわからないものがたくさんございますので、参考人にかなり時間をとって御説明をいただき、それに沿った形での質問をさせていただき...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。もう時間もそうあるわけではありませんので、私は繰り返して申し上げることは避けます。  ただ、項目だけ申し上げますと、教科書の検定方法、指導書の位置づけと指導書に対する文部省のかかわり方、教科書及び指導書の間違いや不適切な部分をどう是正するか、...全文を見る
○中野委員 発達段階、発育段階。
○中野委員 教科書に対する検定はやっておられる。しかも専門委員が数人にわたって検定をされているということでありますが、その教科書につきましては、選曲について、なぜこの人のオリジナルをここにこれだけ入れなければならないのかという不自然さが先ほど指摘をされました。一方、内容につきまし...全文を見る
○中野委員 事は芸術でございますから、その幅の広さというのはわかるわけでありますが、しかしながら、先ほど参考人言われましたように、例えば業界用語では定番という言葉もあるほどに、ある意味では常識というのがあるわけですね。その常識を外しているようなものがあれば、これはやはり子供の教育...全文を見る
○中野委員 基本的に大臣の方から今後大いに努力をしたいという御答弁でございますから、これ以上は申し上げませんけれども、しかし、指導書の問題等も思想的なことに及ぶことはこれは大変なことでございます。しかし、こういう音楽の問題等につきまして、携わる人たちの個性も大切にしなければなりま...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。