中野寛成

なかのかんせい



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中野寛成の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月13日第118回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○中野委員 米ソの緊張緩和が進みつつありますことは、世界平和にとっても、また我が国にとっても極めて喜ばしいことであります。  そこで伺いますが、二月七日から九日まで行われました米ソ外相会談、そこで戦略兵器削減条約、それから欧州通常戦力の相互削減条約、これを年内に調印することが確...全文を見る
○中野委員 そこで総理にお尋ねをいたしますが、予定されておりますその米ソ首脳会談でありますけれども、今申し上げた問題の詰めが恐らくそこで行われるであろうと思います。万が一にも欧州での軍縮がアジアの軍拡とならないように日本政府としてアメリカ政府に正式に求めるべきではないか、こう思う...全文を見る
○中野委員 総理のお気持ちはわかりましたが、米国大統領へそのことを協力を要請をする、そのようなお考えはございませんか。
○中野委員 あわせまして、これは防衛庁になるか外務省になりますか、ソ連の欧州での軍縮がアジアへの兵器に振り向けられることにならないようという心配を今申し上げましたが、その中で日本もモニター制導入を求めていると聞いております。この見通しはいかがでございましょうか。  また、そのモ...全文を見る
○中野委員 その検証は結構なんですが、合意したときに存在する兵器等について破壊される、これはわかります。合意を前にして事前に移動をしておく、もしくは合意後、その合意のときの兵器は別にいたしまして、合意後新たに開発された兵器、それをこちらへ振り向けるというふうなこと等は、今の検証の...全文を見る
○中野委員 トータルとしての軍縮が実現をいたしますようにそのことに十分注意をし、協力を要請をしていただきたい。また、日本政府としての努力を改めて要請をしておきたいと思います。  次に、米ソ首脳は昨年のマルタ会談で冷戦終結を宣言したわけでありますけれども、アジアにはまだ残念ながら...全文を見る
○中野委員 そこで、北方領土問題についてはなお一層の努力が必要でありますし、またゴルバチョフ大統領の訪日が一つの大きな前進のきっかけとなることを願っておりますが、きょうは朝鮮半島の緊張緩和について続いてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、先ほども話題となりましたけれども、二...全文を見る
○中野委員 韓国とソ連との国交正常化の動きをどう評価するかという質問についての御答弁がまだないです。
○中野委員 単純に歓迎する。これは文字どおり外交辞令として、大臣の御答弁はそのとおりであろうと思いますけれども、しかし、その国交正常化への動きの中で、言うならばソビエトとのおつき合いの長さや、また我々日本が持っている情報等々も含めて、やはり韓国と十分そのソビエトとの国交正常化のあ...全文を見る
○中野委員 この問題はそれ以上申し上げませんが、アジアの緊張緩和を促進することに日本が傍観者的な姿勢をとっているのではないかという批判があります。私もややもするとそういう感じを持ちます。日本としても積極的な行動が必要ではないのか。特に朝鮮半島の緊張緩和のために日本が率先して汗を流...全文を見る
○中野委員 六カ国会議を盧泰愚大統領が提案をされた、北が断った、私は、それだけで終わらせるのではなくて、せっかくの提案でありますし、南が提案したからということではなくて、韓国が提案したからということではなくて、むしろ日本の主体的な意思によって関係各国への働きかけを行う、また、もち...全文を見る
○中野委員 最後の質問に入りますが、その盧泰愚大統領の訪日の際の目的の一つとして、一番大きな目的とさえ時に言われます在日韓国人、いわゆる三世問題でございます。  私は、もう十年以上になりますか、まだ盧泰愚大統領が国軍保安司令官であられたころ、全斗煥大統領が就任をされたころに、こ...全文を見る
○中野委員 時間がありませんから最後の質問になりますが、これは日本政府及び日本国民の決意と意識の問題にかかっている、こう言わなければなりません。関係する省庁も法務省、警察庁、文部省、労働省、自治省、外務省、絡んでおりますけれども、とりわけこの問題についての政府としての決意、そして...全文を見る
○中野委員 終わります。
04月17日第118回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○中野委員 きょうの朝刊を読んでおりますと、非常に大きな記事で、日韓議員連盟竹下登会長が訪韓をされ韓国の盧泰愚大統領と会談をされた中で、在日韓国人の三世問題についてまさに日韓間に存在する最大の政治課題として取り上げられ、そして盧泰愚大統領訪日を契機としてこの歴史的な問題をぜひとも...全文を見る
○中野委員 それぞれの項目については時間の都合もございますから一つ一つ事細かくお尋ねしようとは思いませんが、まず、急速外務省にお願いして恐縮でございますが、外務省の方で今、日韓間で交渉をしておって、どれがおおよそ話かつくめどが立っているか、どれが問題でそれはなぜなのかということに...全文を見る
○中野委員 自治省及び文部省にお尋ねをいたしますが、例えば一般公務員、地方公務員等も、まあ自治省の場合はそうなんですが、この場合に交渉の過程の中でこういうことがあるのではないかと思うのですね。公の権限に関することはこれはやはりちょっと除外をしたい、当然の法理だ、こう言われるのです...全文を見る
○中野委員 公権力の行使、そして公の意思形成、これらの問題につきましては、残念ながらただいまの答弁では、自治省、文部省の答弁によりますと、今日までの政府の見解からまだ一歩も出ないわけでございます。お立場上無理もないかなと思ったりもいたしますが、しかし、これは政府全体として、特に盧...全文を見る
○中野委員 時間が参りましたので終わりますが、大臣が最後におっしゃいましたが、せっかくの機会でございますから、ぜひ積極的に、先ほど来私が申し上げました基本的な姿勢を御理解いただいてお取り組みをいただきますように重ねて御要請を申し上げまして、質問を終わります。どうもありがとうござい...全文を見る
04月27日第118回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○中野分科員 私は救急ヘリコプター、初めてではありません、一昨年一度取り上げたことがございますので、その後の経緯等も含めてお伺いをさせていただきたいと思います。  もちろん西ドイツのアウトバーンのケースはよく引用されるところでございますけれども、それ以外にも、現在の先進国の中で...全文を見る
○中野分科員 きょうは運輸省、警察庁、厚生省からもお越しをいただいておりますので、まず先に警察庁からお聞きしたいと思いますが、この救急体制、交通事故等のことも含めまして警察庁としてこの救急ヘリコプターについてどうお考えか、お聞きしたい。  もう一つは、私の大学の恩師がこの問題を...全文を見る
○中野分科員 実態的にそういう方向へ進んでいるということであれば大変私どももうれしいと思いますし、生命を大事にする、そしてできるだけ早期に対応をする、事前に対応する、そういう方向での御努力をなお一層お願いを申し上げておきたいと思います。  また医師の問題につきましては、医師を確...全文を見る
○中野分科員 次に、運輸省からお越しいただいておりますが、この救急ヘリを大幅に導入するとなる場合に、運航上の問題とか何かネックになることがありますか。また、運輸省としてこれら問題について協力できること、前向きのお考えはありますか。まずお伺いいたしたいと思います。
○中野分科員 わかりました。そうすると、あとは結局熱意の問題と財政の裏づけと、それからどれだけ必要か、むだな投資をする必要はありませんから。  その具体的な実態の調査等は、日本の国内事情及び国際的に諸外国がどういう方法をとっているかということの研究等々に合わせてプログラムは進め...全文を見る
○中野分科員 僻地、離島等につきましては自衛隊のヘリコプターもかなり使われているということをお聞きしますが、よく例に出されますのがあの日航機の事故で、御巣鷹山にもっと早く医師が乗ったヘリコプターが到着し、捜索に当たっておればということがよく言われます。あれは夕方六時過ぎの事故でご...全文を見る
○中野分科員 本当に各知事が、まあ知事御自身が印鑑を押してからというのではないのだろうとは思いますが、しかしまだまだ、これはいろいろな事故のときに必ず指摘をされることでございます。これもまた各省庁間の調整も必要でしょうし、自治省の的確な指導というものが望まれる。自治省から自治体に...全文を見る
○中野分科員 最後にもう一回だけ大臣に御見解をお尋ねいたしたいと思いますが、本当にこの問題になりますと、大臣がもう率先しておやりになっておられますけれども、これは例えば通産省の問題でもある、そして消防、警察、運輸、自衛隊、随分と関係する省庁が多いと思うのですね。そして、これが全国...全文を見る
○中野分科員 どうもありがとうございました。終わります。
04月27日第118回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○中野分科員 きょう私は、色覚異常問題についてお尋ねをしたいと思います。  いわゆる色盲、色弱者でありますが、その因子を持っている方々は全国で三百万人とも四百万人とも言われるわけでありますし、いわゆる表に出ている色覚異常者がそのぐらい、また、色覚異常のいわゆる遺伝子をお持ちの、...全文を見る
○中野分科員 事の必要性、重大性、そして人道的な問題が非常に絡み合っている大切な問題でありまして、ひとつ大臣の方からも大いに事務当局、また学界へも督励をしていただいて、また関連する関係諸官庁に対しても協力を要請していただいて、この問題について本当に前向きのよりよい結果ができるだけ...全文を見る
○中野分科員 交通信号の問題も、警察の方の御理解や御協力をいただいて、色覚異常を理由にして乗用車の運転免許が取れないとかというケースはほとんど皆無と言ってもいい状況に現在あると思います。しかしながら、より安全性を高めていこうと思いますと、実は私でもとっさの場合に青か赤かというのを...全文を見る
○中野分科員 制限が撤廃をされた、これまた大変朗報でございまして、大学の医学部等もそういう制限がだんだんなくなってきたということも聞いておりますし、どんどんこれからそういう工夫もしていただきたいと思うわけであります。  労働省からもお越しいただきましたが、障害者雇用対策課長さん...全文を見る
○中野分科員 実は、私の親戚の中にもあるのです。大手企業の事務系で、どう考えてもその必要性がないと思われるところでも、筆記試験等は合格しているのですが、健康診断書、その中に色覚異常であることが記載されていることが理由ではねられたケースが実はあるのです。結局、書類上に色覚異常はだめ...全文を見る
○中野分科員 時間がありませんから、最後に結びたいと思いますが、大臣に再度御要請を申し上げたいと思います。  ひとつ内閣の中におきましても、これは関係省庁幾つか、かなり広くまたがることでもございます。そういう意味で、私は、このための何か連携機関をつくって、そして総合的に御研究を...全文を見る
○中野分科員 終わります。ありがとうございました。
05月09日第118回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中野委員 先ほど加藤委員からも御質問がございましたが、まず私は、国の基本政策であります外交、防衛、エネルギー、三つの問題に絡まりますプルトニウムの海上輸送問題についてお伺いいたしたいと思います。  日本のエネルギー確保の上で総電力の約三〇%を占めます原子力発電は、重要な欠かす...全文を見る
○中野委員 武装護衛船、海上保安庁の巡視船で護衛することについて日米間で合意に達している、こういうふうに答弁をされたというふうに思うのでありますが、実は先ほど指摘がありました報道のほかに、政府部内で既に、米国側からの懸念の意思表示があったという前提で、代替案として巡視船以外に自衛...全文を見る
○中野委員 ただいまの答弁が後になって覆されるというふうなことがあっては大変であります。また、あわせまして、しかしそういう危惧の念があることが報道されるということにつきましては、国際慣例的に見てやはり懸念する向きがそれだけある。また、今日までの護衛の実態、例えば米国やフランスがや...全文を見る
○中野委員 これまた総理が明確にお答えになられたわけでありますから、その今日までの経緯についての事実につきましては総理の御答弁を信じ、なおしかし、将来にわたって国際社会に日本が果たすべき役割をきちっと果たし得る体制を整えることにつきましての要望も申し上げておきたいと思う次第であり...全文を見る
○中野委員 後ろの方からも随分騒がれましたが、総理の今御答弁の中で、社会党が出して我々が同調しているような御答弁は、これは明らかに間違いでございまして、これは四党共同提案でございまして、私もその発議者の一人でありますから、御訂正をいただきたい。
○中野委員 いずれにいたしましても、政府の立場として総理が、現在政府が出している見直し法案を最善のものと思っている、それはお立場上そうおっしゃることはわかります。しかし、現在の国会の勢力分野から申し上げ、また衆参両院のねじれ現象等、そしてそれに加えて各党のスタンスから考えて、実際...全文を見る
○中野委員 これ以上申し上げましても水かけ論になるかもしれませんから、時間もありませんからこれ以上申し上げません。  ただ最後に、財政上の問題として関連をいたしますが、国民負担率の問題について一言お尋ねをいたします。  今後の我が国の緊急課題は、急スピードで進展する高齢化社会...全文を見る
○中野委員 最後に、一点だけお尋ねをいたします。  「自衛官の命九百万円也」というタイトルで先般新聞に、二月十七日未明に宮古島で起きました交通事故の被害者を沖縄本島へ搬送するために出動した一〇一飛行隊の連絡機、これで行方不明になりました自衛隊員三人、そして同乗の医師一人が殉職し...全文を見る
○中野委員 終わりますが、私は現実の問題として、この報道されたような事実、危惧があるということだと思うのであります。自衛隊内部でもいろいろ検討もなされているようでありますけれども、実態として我々は、御遺族のためのみならず、自衛官の士気にかかわる問題でもありますし、そしてまた、その...全文を見る
○中野委員 私は、民社党を代表し、政府提出の平成二年度予算三案に対して反対の討論を行います。  反対の主な理由を申し述べます。  我々は、夢ある二十一世紀を切り開き、生活者がゆとりと潤いを実感できる社会を創造するため、消費税廃止、税制改革やり直し、インフレの防止と内需主導の実...全文を見る
05月29日第118回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○中野委員 今回の商法改正は、それぞれ利害関係がふくそうし、また一企業、一株式会社の立場からいたしましてもジレンマの多い内容であろうと思うのです。例えば、ある企業、これは債権者であると同時に債務者であるということも多いと思うのです。債権者保護という立場が今回の法改正の一番大きな眼...全文を見る
○中野委員 先ほど同僚委員の質問に対する御答弁をお聞きいたしておりますと、なぜ株式会社にしたかという理由の第一に、社会的信用を確立したいということが株式会社の場合は第一位であったという御答弁がございました。例えば株式会社の構成要件を低くし過ぎますと、逆に社会的信用はそれだけそんな...全文を見る
○中野委員 今回見送られた部分については、あきらめたということではなくて時期尚早だとか、ほかの理由をもって今回は見送って次の機会を待つ、こういうことのようでございますが、そのためには関係者の理解を深めるだけで足りるのでしょうか。それとも、それを実現させるための何か助成措置を講じた...全文を見る
○中野委員 それでは、今ちょっと御答弁の中でありましたけれども、大蔵省からもお見えいただいていると思いますから、税制上の問題を二点お聞きいたします。  商法等の改正に合わせて増資をせざるを得ない会社の方が多いわけでありますが、増資をするとなると登録免許税を払わなくてはなりません...全文を見る
○中野委員 理論的な面はよくわかります。ただ、みずからの意思で増資をするというのではなくて、商法改正、制度改正に伴う増資をいやが応でもしなければならなくなるわけであります。これにつきましては、言うならば一回だけの話でございますね。そういう目的に合わせた措置というのは、この法律が成...全文を見る
05月30日第118回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○中野委員 東京家裁、東京簡裁、裁判所の合同庁舎の計画、加えて区検察庁等の行政庁舎がドッキングする計画、このことについてお尋ねしたいと思います。これはひとり東京の問題として問題視しようとしているのではないのでございまして、むしろ東京だからこそ、全国のこういう仕組みのモデルケースと...全文を見る
○中野委員 全国でたくさん例があるというお話は私も承知をいたしておりますが、むしろ逆に、今日までの東京家裁は別になっていることによって全国のモデルと言われてきたわけです。ですから、むしろ別に建てる、そして機能をより家裁は家裁としての役割、理念に沿った建て方と運用をされるように、逆...全文を見る
○中野委員 都市計画的な考え方が優先して結局行政機関と裁判所というのが、単に建物がくっついていて全く壁で仕切られているのだと言われましても、国民の目から見ればこれは外観として同じビル、同じ中に検察と裁判所があるのか、しかも簡裁と随分と役割が違う家庭裁判所も一緒にあるということは、...全文を見る
○中野委員 時間が参りましたので、終わります。
06月01日第118回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○中野委員 民社党の中野寛成でございます。  きょうは、参考人の先生方には貴重な御意見をありがとうございました。  まず、鴻参考人に基本的なことを一点だけお伺いさせていただきます。  この商法改正というのはたくさんのジレンマを抱えていると思うのです。国際化の時代に合わせたい...全文を見る
○中野委員 飯塚参考人にちょっと、たくさんあるものですからまとめてお聞きしたいなと思うことがあります。なお、会計処理の視点から国際化の問題に絞ってお述べをいただきました。大変大胆な、しかし大切な問題を提起されたというふうに思うのでありますが、それだけに私も、部分的には失礼があるか...全文を見る
○中野委員 どうもありがとうございました。  大分時間が、はるかにオーバーしてしまいまして、宮内参考人、錦織参考人にまではお聞きできなくて申しわけありませんでした。ただ、経団連、そして中央会からはたびたび折に触れてお聞かせをいただいておりますので、今後とも参考にさせていただきた...全文を見る
06月08日第118回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○中野委員 今回は見送られているわけでありますが、最初法制審議会の改正要綱にありましたものの中で、計算書類の登記所における公開制度というのがあったわけであります。これが今回見送られたものですから、中小零細企業の皆さんは一応ほっとしているというところがあるわけでありますが、会社の社...全文を見る
○中野委員 例えば下請代金支払遅延等防止法などというものをつくりまして、下請業界をいかにして守るかという配慮をしてきているわけですね。それと同じような発想での対策というものも、あわせて将来これをやりますときに必要なのではないかという感じも私ども持つわけでありますね。それらのことに...全文を見る
○中野委員 次に、その計算書類の内容の適正を担保する有力な手段として、外部監査が考えられているわけであります。昭和六十一年五月に法務省民事局参事官室名で出された「商法・有限会社法改正試案」、これにおきましては、大規模会社に対する公認会計士による監査に加えて、中規模会社に対する調査...全文を見る
○中野委員 監査と調査は違うわけでありますし、まして税理士をその監査の担い手とするということになりますと、その職域は広がりましても今度は逆に責任といいますか、これはまた一方で重くのしかかってくるわけであります。これらにつきましては、よほど関係者の皆さんの検討、協力、理解というふう...全文を見る
○中野委員 例えば現物出資の場合の証明のことなんかもございましたが、弁護士を中心にして、そのフォローする機関としての不動産鑑定士もありましたね。そうすると、不動産鑑定士だけではなくて、実際は司法書士の方が詳しいのだという御意見が一方でありますね。この商法改正を取り巻く関係者という...全文を見る
○中野委員 最後に、法務大臣にお伺いいたしたいと思います。  ただいまいろいろと申し上げてまいりましたけれども、やはり国際化の流れの中で、しかも会社の社会的責任が大きい、その責任がしっかりと果たせるように、あわせて日本の経済構造の明朗化と活性化をいかに図っていくか。そして、その...全文を見る
○中野委員 終わります。
○中野委員 私は、民社党を代表して、商法外一法案につきまして、賛成の立場から討論を申し上げます。  現在、日本の国際社会における地位は大変高いものがありますし、同時に、日本の経済構造、その一角を占める会社の構成要件等につきましては大変注目を集めているところであります。国際化の中...全文を見る
06月11日第118回国会 衆議院 本会議 第25号
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○中野寛成君 佐藤敬治議員の御質問にお答えを申し上げます。  さすがに見識のある御質問に敬意を表したいと思います。  さて、税制再改革の具体的内容については、税制再改革基本法案にある国民税制改革協議会に逃げており無責任であるとの指摘にどう答えるかとの御質問でありますが、確かに...全文を見る
○中野寛成君 山田英介議員の質問にお答えをいたします。  政府の消費税見直し案についてのお尋ねであります。  山田議員は、第一に、政府見直し案は食料品の非課税化という言葉のイメージだけが先行しているのではないかという御指摘であります。私も全く同感であります。こういうのを指して...全文を見る
○中野寛成君 木島日出夫議員にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、本年二月の総選挙直後のNHK世論調査では、七四%もの人が、今回の選挙で自民党が過半数を大きく上回ったからといって消費税が認められたとは思わないと回答していることは、私も存じております。  さきの総選挙で...全文を見る
○中野寛成君 伊藤英成議員にお答えをいたします。  さすがに伊藤議員からは、野党といえども決して軽視してはならない重要な問題について指摘をされました。私ども、またそれらの問題について真剣に論議をし、そして次のような見解のもとに法案を提出することと相なりまして、一部の皆様の懸念を...全文を見る
06月12日第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第3号
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○中野議員 お答えいたします。  政府・与党の場合に、ある意味では国民に受け入れがたい問題について、一つの信念を持って、将来を展望をして、ある意味では泥をかぶってその施策を推進をするということがあるであろうと思いますし、そしてまた、野党も同じ気持ちで、責任野党としての心構えを持...全文を見る
○中野議員 しょうちゅう、二級酒を引き上げることについての庶民感覚との乖離については、私どもとしてはやはり十分国民の皆様の納得が得られる時間と手法が必要であろう。しかしながら、現在の国際情勢の中においてあの措置を検討をされたことにつきましても、私どもとしては一つの理解を持たなけれ...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  この「国民の合意」という文言につきましては、参議院審議の際に随分と激しい御議論を集中していただきました。一つは、「国民の合意」という精神は、租税民主主義の立場に立って大変必要なことだと気持ちの中で私ども思いまして、そのことを主張をいたしてまい...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  大変に酷な御質問でございます。残念ながら私どもは惨敗をしたと反省をいたしております。しかしそのことが、消費税廃止を唱えたから負けたというふうには受けとめておりません。ほかの要因があったでしょう。私どもの努力不足がまず第一に挙げられるだろうと思...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  先ほど伊吹先生は、消費税導入を前提として私どもが修正の話をしたというふうにおっしゃられましたけれども、私どもは消費税導入にはあくまでも反対をいたしました。しかし、私も議運の理事をいたしておりましたけれども、あの段階において自民党単独で強行採決...全文を見る
○中野議員 お答えいたします。  少し経過を申し上げないとおわかりいただけないかと思います。できるだけ簡単に申し上げますが、昨年参議院での法案の可決、通過を受けまして、衆議院では十二月十二日、本会議において趣旨説明、質疑が行われました。そして、衆議院税特委では法案の趣旨説明は行...全文を見る
○中野議員 お答えいたしますが、その前に、先ほどの私の答弁に対しまして、野党も欠陥があることを認めているのか、問題点について指摘されるのを恐れたのかと言われましたけれども、そうではございませんで、テレビの放映時間というのは一定の限界があるわけであります。その中で、自民党さんの方で...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  私どもは、個別物品税の導入を恒久財源として考えることにつきましては、今日までの物品税の矛盾等を考えますときに、決していい方法ではないであろうというふうに考えております。ただ、国民税制改革協議会をつくりまして論議をしております期間、ノーハウがあ...全文を見る
○中野議員 単純な個別物品税について導入することについて、私どもは現在賛成する考えはございません。
○中野議員 伊藤提案者を御指名でございましたが、割り当てがございますので私の方からお答えを申し上げます。  端的に申し上げまして、今御指摘の部分につきまして私どもは不公平税制とは考えておりません。――少しだけ説明させてください。老人マル優については必要な措置であると考えており、...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  本来、私どもがお答えする内容は、それぞれの不公平税制や租税特別措置について一つ一つその税制改革協議会において洗い直しましょう、しかしこのことは、皆さん誤解をされているかもしれませんけれども、それによって、洗い直すことによって、または廃止するこ...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  その必要性は私どもも認めておりまして、単に不公平と論ずるわけにはまいらないと思います。
○中野議員 お答えをいたします。  ことしの総選挙直後に、私ども政審会長がNHKのテレビに出演をいたしておりました際に、電話において視聴者に対して、その選挙結果と消費税の関係についてのアンケートがとられました。その際、約七四%だったと記憶をいたしておりますけれども、それだけの方...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  公平な税制のあり方の場合に、所得間格差もありましょう、また同じ所得のレベルでも、所得の推移、その所得の内容でありますとか形によって不公平が生ずることがあります。これらをやはりきちっと把握して、そしてまさに公平な税制を確立しようとすれば、どうし...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  税制のあり方について不公平をなくす、公平であるということは最大の要諦であろうというふうに思います。また、御指摘のように、現在不公平税制と指摘をされているものの中に、しかし本当は不公平ではなくて、しかもその存在が社会的価値を持つものであって意味...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  まず先に直間比率ありきというのはおかしいというのは、まさに先生御指摘のとおりだと思います。今回の税制再改革基本法案は、税の公平の確保を最大の理念の一つに掲げ、その実現のため総合課税を大原則としております。この総合課税が可能なのは直接税だけであ...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  税は決して自治会やクラブ活動のサークルの会費と同じものではない、日本人である限り強制的に、それが国や公共団体の一般経費として、またその中には当然公共サービスも含まれておるとはいえ、強制的にその対価なしに取られるものが税であるという御指摘は、ま...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  租税特別措置といいますと、どうしても今日までは不公平税制の典型のように言われてまいりました。特別措置というよりも、本来はその政策目的にかなうように租税特別措置のいろいろなテーマを俎上に上げて検討をし直した上で、今日なお政策課題としてそれが必要...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  私どもは、先ほどの提出者が答弁をいたしましたように、現在廃止法案を提出をし、御論議をいただいているところでございます。ただ、非公式の場やマスコミの世界の中でインタビューをお受けをいたしましたときに、将来の展望について一政治家としてどういう状況...全文を見る
○中野議員 税の公平性を確保するためには総合課税が必要であろう、その総合課税のためにはどうしても納税者番号が名寄せのために必要である。ただ、銀行等々における名寄せでも済むではないかというお話もございますが、そうなりますと、利子や配当所得中心になってしまいまして、トータルとしての所...全文を見る
○中野議員 お答えいたします。  行政改革については、いろいろな手法があると思います。例えばNTTの民営化、また国鉄のJRへの民営化、そのことによって多くの財政再建といいましょうか、これらもなし遂げられてまいりました。NTTの株の売却は、これまた国債発行、国の債務を解消するため...全文を見る
○中野議員 短期的な面と長期的な面と問われました。まさに高齢化ピーク二〇二〇年は国民負担率五〇%に近づいていくのではないか。何とか五〇%に抑えなければという行革審の答申もございました。これから私どももそういう時代を迎えるに当たって、税制改革は必要であろうということを考えて、改めて...全文を見る
○中野議員 消費税廃止のための共闘は、我々野党にとりましても大変貴重な体験でもあると思います。  そのほか、税制のみならず、例えば土地の問題等野党のみならず、場合によっては与野党が謙虚に胸襟を開いて協議をし、国民のために役に立つということを判断基準にしながら、これからの新しい政...全文を見る
06月14日第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号
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○中野議員 累進カーブの問題につきましては、ある意味では自民党の皆さんの中の御主張と我々の態度とが一致する部分があろうと思います。消費税を導入するという前提で、その逆進性を累進性だけで解消するということになれば、先生おっしゃるとおりであろうと思います。  しかしながら、言うなら...全文を見る
○中野議員 御指摘のような御懸念が国民の皆さんの中にたくさんあることは、私どももよく承知をいたしております。しかしながら、やはり税の公平化という視点に立って総合課税方式を考えますと、どうしても納税者番号が必要になってくる。ひとつ国民の皆さんに公平な税制を確立するために御理解をいた...全文を見る
○中野議員 所得の把握、それを公平にしようと思いますと、総合課税のためにはどうしても納税者番号が必要不可欠になってくる。おおよそのつかみ方ということとできるだけ完全につかみたいという視点を考えますと、やはり納税者番号があった方がそれだけ正確であるというふうに判断をしているわけであ...全文を見る
○中野議員 私どもとしては、総合課税、これは原則として考えられていることではございますけれども、絶対要件ではないにいたしましても、しかし納税者番号の方がより正確に全体を把握することができるというふうに考えているわけであります。
○中野議員 昨年廃止法案を提出し、残念ながらそれが廃案となった、それを再びなぜ出したか、こういうことでございますけれども、先日来申し上げておりますように、総選挙の結果、自民党は過半数を獲得をして勝った、そして消費税は国民が認めたというふうに解釈したがっておられるようでございますけ...全文を見る
○中野議員 お答えいたします。  私どもは、あくまでも廃止を提言をいたしておるわけであります。現在、政府の方からは見直し案なるものが提案をされているわけでありますが、先ほど来先生の御指摘で、物価との関係につきましてるる御指摘がございました。見直し案によりまして幾らかでも影響を受...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  逆進性が強い消費税、それだけに納税者は、納めた税金、苦労して納める税金、腹が立つけれども仕方なく納める税金が行き先が不明朗であるということになりますと、なおさらこれは腹立たしい気持ちになるのは当然でございます。まさに御指摘のとおりであろうと思...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  四党、およそ同じ考えだと思いますけれども、公的年金、企業年金、私的年金、この絶妙なバランスをとることがこれからの年金制度の充実にとって大変必要なことであろう。ゆえに、先生御指摘の企業年金や私的年金を否定するものではございません。しかし、公的年...全文を見る
○中野議員 最高税率の問題につきましては、それぞれ国の税制の歴史が違いますし、国民の感情といいますか社会的な仕組み、それから国民感情の違い等もございます。ゆえに、それを一列に並べて単純に比較することは難しいと思います。  先ほど来言われておりますように、垂直的公平、水平的公平等...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  クロヨンの解釈については、各党同じでございます。ただ、そのクロヨンに対する対策につきましては、若干のニュアンスの違いはあるかと思います。
○中野議員 マスコミ用語ですとか学者の皆さんがお使いになる言葉ですとか、また、私どもがときどき比喩的に使います用語の解釈は、先ほど申し上げましたとおりでございます。  ただ、四割脱税しているとか六割脱税しているとかというその解釈につきましては、必ずしも私どももそれが脱税であると...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  私も地方議員の経験がありますが、中央において法律としてもしくは政令で決定をいたしましたことに対してそれと違う決定をするということは、大変に勇気が要ることでありますし、まして反乱と言われなくても、または自治省から強権的な押しつけがないとしても、...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  この特別措置三十一項目、その中に今おっしゃられたエネ環がございますが、私ども現段階においてその政策目的が終わったとは思っておりませんし、今日必要な制度であろうと考えております。
○中野議員 お答えをいたしますが、この制度の導入に当たっても我々特に反対をしたという覚えもございませんし、今日の時点において、その時期的な、時代的な要請の中で機能を果たしていると考えております。
06月19日第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第8号
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○中野議員 消費税を廃止いたしますと三千万も一千万も一億円も関係ないわけでございまして、私どもとしては廃止を前提としての御提案を申し上げているわけであります。
○中野議員 お答えをいたします。  私どもも、とりわけ名前を出して恐縮ですが、中曽根内閣当時によく審議会方式を採用され、そしてそこには行政や立法機関の主体性が損なわれるのではないかという批判をしたことがございます。これは言うならば一つの結論を先にみずから持っておって、それを諮問...全文を見る
○中野議員 私どもが提案をいたしております税制再改革基本法をごらんをいただきますとおわかりいただけますように、これは国会同意人事ということにいたしております。衆参両院、国会においてその協議会のメンバーが同意される、そういう前提で内閣が御推薦をいただくわけでございまして、そういう意...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  例えば小売業の皆さんの中で、とりわけお客様と直接接する、その接点が多い御商売をやっておられる方々につきましては、やはり転嫁をまだしていないというところがアンケート調査でもかなり出てまいります。 また、先般の当委員会における質疑の中でも指摘され...全文を見る
○中野議員 先般の総選挙の結果、自民党が勝ったからといって消費税が認められたとは言えないという方々が、例えばNHKの調査ですと七四%いらっしゃる、これも一つの数字でございます。それから、幾つかの商店街の中で転嫁をしているお店、していないお店、これらにつきましては報道機関等々で具体...全文を見る
○中野議員 個別物品税につきまして土井提言がありましたことは承知をいたしておりますが、四党間でそのことについて論議をしたという経緯ではありませんので、私どもといたしましては考えていない、民社党としては個別物品税について考えているわけではない。  ただ、代替財源として暫定期間の間...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  税というのは、まさに対価なしに国民から直接、言うならば強制的に国家権力によってまたは公共団体の権限によって取り上げるわけでありますから、それを決めるときにはやはりよほど民主的手法、手順というものが必要であろう。まさに租税民主主義は、ある意味で...全文を見る
○中野議員 税収の配分割合と実際上の国と地方の歳出段階での割合、四対六が六対四になる、逆転現象がある、せめてこれを半々にという先生の御指摘は、私どもも全く同感でございます。  また、その御質問の御趣旨は、どちらかといえば、例えば国税が直接税、地方税が間接税、そういう性格も大体中...全文を見る
○中野議員 アダム・スミスの四原則を取り上げて消費税の構造的欠陥について御指摘でございましたが、全く私どもも同感でございます。  今御指摘の公平の原則というのは、とりわけ最重要課題であります。他の原則がある程度満たされておりましたとしても、公平の原則が崩されているようでは、これ...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  今御指摘のように、国民の皆さんの税に対する不満の最大の部分が御指摘の不公平税制にあることは、総理府の税金に関する世論調査、そして各種報道機関の世論調査などからも明らかでございます。この不公平税制を是正することが税制改革の言うならば大前提でなけ...全文を見る
○中野議員 お答えいたします。  先般も町村委員の方から、企業に対する法人税、特別償却だとか準備金だとか税額控除及び所得控除とかいろいろあるけれども、どれがよくてどれが悪いんだ、具体的に述べろというような御質問がございました。  私どもは、一つ一つのその政策目的から考えますと...全文を見る
○中野議員 何というのでしょうか、無原則にふやそうなどという気はありませんけれども、しかし時代の変化において必要になってくるものも、これからどういうものが出てくるかわかりません。しかし、それぞれそれらの問題につきましては原則があるわけでありまして、課税ベースを狭くして税収を少なく...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  まさに消費税が最大の争点であったと思います。しかし、そのことを恐れて自民党の皆さんは、ある意味では争点を外すといいますか、そらすといいますか、そこでいわゆる自由主義か共産主義か、自由主義か社会主義かという体制論などを持ち出したりもしたわけでご...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  御指摘の第一条第二項の追加というのは、おっしゃるように、消費税の使途の明確化というふうに言われているわけでありますが、その目的は、どうもやはり先生が御指摘のような目的の方が当たっているであろうというふうに思うわけでございます。  そもそも消...全文を見る
○中野議員 御指摘のとおり、政府は見直しの環として、消費税の表示について、「事業者間では外税方式を堅持し、商品の最終的な支払い額を何らかの形で明示(総額表示)するよう指導を行い、普及に努める。」と指導しております。一方、食料品につきましては小売段階非課税となる見直しが提案されてい...全文を見る
○中野議員 消費税という間接税が導入をされ、それが国民の皆さんから大変忌避されている、そういう状況の中で、私どもは間接税の導入のあり方について今批判をし、そして本来のあるべき税制の姿を追求しようとしているわけであります。  そういう中で、先生はもう既に税の専門家でいらっしゃいま...全文を見る
○中野議員 私どもの税制改革の基本方針の中に、法人税体系の見直しを提唱しているところでございます。いわゆる法人成りをして途端に赤字になった、こういう仕組みはやはり法人税制度の欠陥でございまして、こういう法人税体系はやはり変えなければいけないということは、私ども野党サイドからもたび...全文を見る
06月21日第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第9号
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○中野議員 何が金持ち優遇かということについては、いろいろな解釈があるだろうと思います。  我が党は比較的、金持ち優遇という言葉は使わなかった方でございますけれども、しかしながら、例えば所得税、相続税ともに最高税率を引き下げる、また税率をフラット化するということについてのいろい...全文を見る
○中野議員 一番意外に思われる人が立って恐縮でございますが、最高税率の問題は、これは垂直的な公平、水平的な公平とよく言われますが、それに、言うならば社会保障制度などの歳出部分も含めまして、国民生活、所得や支出を含めまして、これが均てん化といいますか、比較的貧富の差がない状況になり...全文を見る
○中野議員 マル優の復活に限って申し上げれば、私どもはそのことについて今回のこの税制再改革のあり方について論議をしたことはございません。ただ、先ほど来御質問の中で触れられましたけれども、その反対したではないかという御指摘に対しましては、私どもとしては一つの理由があったわけでありま...全文を見る
○中野議員 厳密に税の公平を図ろうといたしますと、今御指摘のありましたような努力はされなければならないものと考えております。
○中野議員 小泉先生が例えられた、年金の額を知られたくない、そのお年寄りの気持ちはよくわかります。しかし、そのことと税務署に自分の所得が把握されることを嫌うということとは、これは全く次元の別の問題であろうと思います。  いわゆる納税者番号についても、プライバシーを大切にしなけれ...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  今おっしゃられたように、消費税の見直し案に国民が過大な期待を持ってしまったということは、現実に私どもも幾人かの国民の方々からお聞きをいたしておりますし、食料品が三%安くなるそうですね、もう小売段階で非課税になるんですから三%消費税の分は安くな...全文を見る
○中野議員 お答えいたします。  まず、間接税の導入の前に所得税を中心にした不公平の是正をなすべきだという御主張がございました。これはまさに垂直的公平を図りやすいという意味では、所得税の持つ意味は大きいと思うわけでありまして、まずそこから取り組むべきであろう。そしてまた、その中...全文を見る
○中野議員 先生おわかりのように、発議者という立場になりますと、この委員会においてきょうの採決ということになりますと、ぜひ私どもの提出法案が可決されることを願っておりますし、もしきょう否決されても、あしたの本会議では可決されるようにという気持ちを、望みを最後まで捨てないで頑張って...全文を見る
○中野議員 お答えをいたします。  私どもも、密室協議を考えておるわけではございません。
○中野議員 大変参考になる投書をお聞かせをいただきました。正直な、そしてまた良心的なお気持ちを持っての御投書であろうというふうに受けとめさせていただきました。消費税がいかに矛盾に満ちているかという証拠でもあると思います。  ちなみに、竹下元総理もみずから九つの懸念の中で、簡易課...全文を見る
10月31日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第7号
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○中野委員 ただいまの質問の中でも政府、とりわけ総理の毅然たる姿勢が望まれておりました。若干方向は、地点は違いますけれども、まさにその原点に返って私は総理初め関係大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  憲法の精神が今大きく問われているわけであります。なすべきこととなしてはならな...全文を見る
○中野委員 この法案の第一条にその精神を明確にうたうことを提言しましたが、いかがでしょうか。
○中野委員 私は、この日本国憲法の規定にのっとりということをもちろん明確にお書きになった方が、国民の皆さんもわかりやすい、諸外国の皆さんもわかりやすい。またあわせまして、憲法九条には一つの、例えば自衛隊等が行動する場合の歯どめがあるわけであります。「国際紛争を解決する手段としては...全文を見る
○中野委員 時間もありませんからこれ以上申し上げませんが、日本国憲法にのっとりこれこれという文言を、むしろもうはっきりと明確にお入れになったらいかがですかと申し上げてきたわけであります。  重ねて申し上げることもいかがかと思いますから、次の質問に移らせていただきます。  国連...全文を見る
○中野委員 もともと国連そのものが留保条件をつける国があるなどとは想定をしていないわけでありまして、我が国が留保条件をつけたかつけなかったかの議論は本来意味のない議論であろうと思います。ゆえに、我々は当然のことながら、国連中心主義という限りは国連の決定に従って我が国の最大限のこと...全文を見る
○中野委員 そこで、国連における我が国の役割はもう既に大きいわけでありますが、日本は将来国連安保理の常任理事国になることの努力をする、その意思をお持ちでありますか。また、そのときにつけられる条件は何でありますか。
○中野委員 その際に、当然、常任理事国をふやすとか入れかえるとかというときには、国連憲章がもちろん改正されなければなりません。その際に、例えば四十三条の改正等、場合によっては求めなければならないかもしれません。日本が常任理事国となる場合に国際社会から、国連加盟国から求められる日本...全文を見る
○中野委員 国際の平和と安全に貢献をしなければならない。しかし、平和と安全に貢献するためには、ある意味では、日本国憲法の持つ歯どめが諸外国の期待とは残念ながら裏腹の関係になるということがあり得ると思います。そのことを解消するためにはよほどの努力が必要であろうと思います。これはまさ...全文を見る
○中野委員 憲法でどういうことが決められているという形式論をお尋ねしたのではありません。どういうことを、例えば、国際の平和と安全のために日本が貢献する。普通ですと、この四十三条なども余計な条件つけないでそのまま日本はやってくれよという要求が、常任理事国ということになれば出てくるで...全文を見る
○中野委員 これ以上ちょっと深くお尋ねするのは避けて、次の質問に行きます。また別の質問で関連したことをお尋ねをいたします。  ある意味では、現在提案をされておりますこの国連平和協力法もその一つの布石であるというとらまえ方があるだろうと思うのであります。しかし、それらも含めまして...全文を見る
○中野委員 私は、今当然日本政府としてもいろいろな努力をされていることは評価をいたしますが、しかしその結果として、例えばアメリカ政府は、ホワイトハウスは評価をしてもアメリカ議会はなかなか理解してもらえないなど、やはり全世界の国民的レベルにおいての努力というものが必要であろうと思う...全文を見る
○中野委員 ひとつ具体的な行動を外務大臣なお一層、やはり日本が果たしている役割が正しく評価される、また逆に言えば、何か起こったときにはしかるべき主要国の人たちが集まって、我が国はこれをしましょう、それでそれを果たせば評価をされるというけじめというものが必要だろうと思うのです。 ...全文を見る
○中野委員 法案の審議は結構なんですが、もう少し外交舞台において、国際舞台においての具体的な努力の方法についてお聞きをしたわけであります。しかし、これもなお一層の御努力を要請をして、次の質問に移りたいと思います。  さて、いよいよこの法案についてお尋ねをするのですが、この国連平...全文を見る
○中野委員 実に多くのいわゆる危惧される問題があるわけであります。もちろんその中で、よく言われますように、日本にとって一番その貢献が期待されるであろうことがカンボジアの問題であると思います。これらについて深く論ずるということはできませんけれども、一応その仲介の場を日本が提供したこ...全文を見る
○中野委員 一連の御答弁をお聞きしながら、この種法案の必要性というのは、これは例えば我々もそうですが、各野党もそれぞれニュアンスの差はありますが、提案をいたしておるところでありまして、これはだれしもが認めるところであろうというふうに思うのであります。  ただ国民の皆さんから見て...全文を見る
○中野委員 この派遣につきましては、募集でも大変努力をしなければなりませんが、派遣に至るまでの過程でも随分といろいろな努力が必要だと思うのです。募集をし、選考をし、採用をし、集合をし、訓練をし、派遣する。側分と手間暇がかかると思いますし、また、それをしなければ御本人たちの、例えば...全文を見る
○中野委員 今研究をしておるわけであります。もし法案が通りましても、その手順をいろいろと踏んでまいりますと、とてもことしじゅうに派遣できるなどという状況にはならぬであろうというふうに思うのでありまして、私はむしろこの法案につきましては、我が党で決定したわけではありませんが、それら...全文を見る
○中野委員 考えたわけでございますと、ずらずらと十九条から二十二条までお並べになったのですが、局長、申しわけないが、それは先に私、質問の中で全部申し上げたことでございまして、そういうむだな時間は省略をしていただきたいと思います。  いずれにいたしましても、私は、待機部隊的性格を...全文を見る
○中野委員 法案ができてから検討すると言われましたが、どういう姿になるのか、それを国民の皆さんに示さないで法案審議というところにこの法案の、言うならにわか仕立てという批判がある原因だと思うのです。やはりそれらのことは、もうこの審議が始まってから答弁だけで忙しいのかもしれませんけれ...全文を見る
○中野委員 研究をしておられるということであります。これは国民の皆さんの理解を得るためにも、そして決して安易に自衛隊を引っ張り出せばいいという意味ではないのであれば、それを証明するためにも私はお出しいただいた方がいいと思います。委員長の方で、この委員会に御提出いただけるようお諮り...全文を見る
○中野委員 時間がありませんので、最後に自衛隊のことにつきましてお尋ねをいたします。自衛隊の存在意義と国際的役割につきましてお尋ねをいたします。  私は、自衛隊の存在意義というのは、国内において、そして日本の国土を防衛するという存在としてはおよそ国民の皆さんの理解とコンセンサス...全文を見る
○中野委員 いつか来た道という非難が当たらない努力を、当然歯どめをしなければなりませんし、あわせまして、しかし大変重要な任務についておられます自衛隊員の皆さんのまさにプライドを大事にするということもあわせて考えなければなりません。その任務を政府は担っていると思うのであります。この...全文を見る
12月12日第120回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○中野委員 先ほど来たびたび触れられておりますように、国連安保理の六百七十八号決議、これ を前提といたしまして、現在、米国、イラクの直接交渉がセットされつつあります。全世界の人々がもちろん平和的解決を切望しているわけでありますから、この六百七十八号決議も国連がイラクに突きつけた...全文を見る
○中野委員 イラクに対する総理からの要請は、今回の国連決議を受け、かつ米国とイラクの直接交渉がセットされつつあることに対する要請でしょうか。
○中野委員 次に、緊急事態に対応いたします政治システムといいましょうか、ルールづくりについてお尋ねをいたします。  国連平和協力法案が廃案となり、目公民三党による国際平和協力に関する合意覚書なるものができました。この種の合意は本来全政党が参加して行われるべきものであると思います...全文を見る
○中野委員 与野党が、国難といいましょうか、こういう重大事に当たっては即座に協議をするという慣例をやはりつくる必要がある。これは野党も応じなければいけませんし、そしてまた、とりわけ政府・与党がそのために責任を果たすということが極めて大事だと思うのであります。  その一例として、...全文を見る
○中野委員 やはり仕組みの問題として大蔵大臣はお答えになりました。私は、今回の場合は中東危機が起こって、そしてそれに対してどういう貢献をするかということで、言うならば日常の予算とは別にオンして中東貢献策として四十億ドル、借款も含めてですが、そういうことになったわけです。言うならば...全文を見る
○中野委員 先ほど申し上げましたように、とりわけ国際情勢のように独自のルートを野党というのはそう持っているわけではないわけでありますから、的確な情報を野党にもお伝えをいただき、御説明をいただき、それに対応するための施策もこういう目的でということを具体的に御説明いただく。国会開会中...全文を見る
○中野委員 時間が参りましたので終わりますけれども、いずれにいたしましても、これら極めて重要な時期に日本が海外に在留する日本人を守り、そしてまた国際社会で評価される状況をつくる、そのためには国民のコンセンサス、国論もまた極めて大事であります。防衛は国論の統一によってなされると言っ...全文を見る
○中野委員 終わります。
12月13日第120回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております平成二年度補正予算三案に対して賛成の討論を行うものであります。  昨年末の東欧の自由化、ソ連の民主化など激動する国際情勢は、第二次世界大戦後継続してきた米ソの冷戦時代にピリオドを打ちました。そして本年は、まさに新た...全文を見る
12月18日第120回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○中野委員 在日韓国人の権益問題について、いよいよ大詰めを迎えたなという感じがいたしまして、感慨深いものがあります。振り返りますと、この在日韓国人に関する法的地位協定が締結をされましたのが昭和四十年十二月十八日でございますから、本日をもって二十五周年、こういうことになるわけであり...全文を見る
○中野委員 今私がるる申し上げましたことについて、外務省としてどういう留意を払っておられますか。
○中野委員 私の持ち時間、あと二分でございますから、不規則発言を慎んでいただきたいと思いますが、最後の質問をいたします。  常に韓国側から、また在日韓国人の皆さんから言われますことは、私たちは言うならば自分たちの意思ではなしに日本人にされたり韓国人にされたりしたのです、言うなら...全文を見る
○中野委員 終わります。