中野寛成

なかのかんせい



当選回数回

中野寛成の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第123回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○中野委員 御苦労さまでございます。  まず、先ほど来の同僚議員の質問の中で、松山の土地を今日社が買い取る場合に、御本人が一億二千万ですか、そして奥様の名義、そして御長男が三千万、こういうことで証言がございましたが、ここに第二次海部内閣のときの資産公開のペーパーがあります。塩崎...全文を見る
○中野委員 実は共和の森口元副社長は昭和六十二年に青森県三沢市長の収賄事件で逮捕をされているわけであります。そして平成三年四月に青森地裁で有罪判決を受けております。懲役二年、執行猶予五年であります。平成三年四月といいますとこの土地取引がございました一カ月前でございます。というふう...全文を見る
○中野委員 佐世保重工の関係でとは申しておりませんで、この土地の流れの経緯でSSKの名前を出したのでございますが、もう一つ、二千万円の件についてお尋ねをいたします。  二千万円、お受け取りになられたのが平成元年七月十日ごろ、阿部代議士に返してくれとお渡しになられたのが平成三年十...全文を見る
○中野委員 終わります。
○中野委員 ぎょうはどうもありがとうございます。また、おかけになったままでどうぞお願いします。  若干お尋ねをさせていただきますが、今問題になっております共和の関係者、またその中で、特に森口副社長とお会いになられたきっかけと、どういうふうな御紹介のされ方をされたのでございましょ...全文を見る
○中野委員 それで、この森口副社長とお会いになられたのは最初はどこでございましょうか。
○中野委員 阿部代議士がその後は共和と先生との間を取り持った形になっておるわけでありますが、この阿部代議士と一緒にお会いになられたのはいつごろになるんでしょうか。
○中野委員 それから後に、例えば御令息が御出席をされました釜石工場の落成式のこと、そしてまた麹町倶楽部のこと、福岡工場の落成式のこと等々と、こうおつき合いがつながっていったと思うのでございますが、その中でこの森口元副社長、共和の創業者の息子ということでございますけれども、正体とい...全文を見る
○中野委員 知っておられたとしたら、その後のおつき合いはありましたでしょうか。
○中野委員 この一連の動きを見ますと、鈴木先生に対しましてこの阿部文男代議士のやり方というのが、最初の一千万円のことにつきましては、これは共和の金であるということは御存じなかったということでございますから別にいたしまして、例えば宴席のセット、それから釜石のこと、福岡のこと、とりわ...全文を見る
○中野委員 例えばその麹町倶楽部のことについてのしつこい依頼活動、それからまあ福岡工場にいらっしゃいましたのは、お孫さんにお会いになるお楽しみも御引退後でございますからおありだったというお気持ちもあったかもしれませんけれども、この共和と阿部代議士との関連からして、かなりしつこい先...全文を見る
○中野委員 先生のきょうの御答弁等をお聞きいたしますと、言うならばその自分の後輩の、しかも同じ派閥に所属した代議士に実際上は随分と利用をされ裏切られたということになるわけであります。また、先ほどの一億円の問題も、新聞報道によりますと、エレベーターに乗るところまでは森口副社長一緒だ...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。
02月26日第123回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○中野委員 私はまず、最近の証券・金融不祥事、そしてまた今話題の共和事件などを見ますときに、何かどこか日本のシステムに一本欠けているところがあるのではないかな、こういう感じがしてしょうがないのであります。企業倫理の問題もありましょうし、それをチェックする機能というものも必要であり...全文を見る
○中野委員 ひとつせっかくの御検討をお願いを申し上げたいと思います。  次に行きます。  最高裁にお尋ねをいたしますが、最近、個人による自己破産の申し立て件数が急激に増加しているということがよく言われますし、マスコミにも特集記事など報道がよくなされているわけであります。最高裁...全文を見る
○中野委員 この最近の傾向等を聞きますと、意外に無責任な感覚というのがはびこってしまっておって、このカード破産というのを意外に安易に考える。もちろん、それまでに深刻に悩む若い人たちも多いとは思いますけれども、何かその自己破産の申し立てをすればいいんだというような感じで、それがいか...全文を見る
○中野委員 そこで一番大事なことは、今御答弁がありましたが、例えば弁護士になれないとか会社の取締役になれないとか公証人になれないとか、いろいろございますけれども、若い人たちにとって、そういうことは全く自分にとっては無縁。もちろん弁護士になろうと思って勉強している人にとっては大変で...全文を見る
○中野委員 最後に大臣に一言お尋ねいたしますが、これはやはりマスコミの協力だとかそれから各省庁の連携、また通産省等から各業界へできるだけ気をつけていただくように要請をするとか、売らんかな売らんかなというので少々危なそうなのにでも売ってしまう、商売をしている人に危なそうなのには売る...全文を見る
○中野委員 終わります。ありがとうございました。
02月26日第123回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中野委員 きょうはどうもありがとうございました。  まず、今の最後の質問に対するお答え、丸尾先生じていただいたことから関連をいたしましてお尋ねをいたしたいと思いますが、この多極分散とそれから一方では自然破壊の防止、これで思いますのは、一極集中はだめだ、多極分散だ、一方では自然...全文を見る
○中野委員 次に、貝塚先生にお尋ねをいたしますが、先ほど、例えば公共投資の分野別配分比が全く変わらない、これは毎年私どもも政府に対しては指摘しているところでございますが、ことしもまた変わっていない。そしてまた、先ほどは地方財政との関係で行うことも一つの方法だということで先生からの...全文を見る
○中野委員 貝塚先生にもう一点だけ。  防衛費の決め方、私どもはずっとGNP比一%云々ということは、これはまさに架空の論議、非現実的な論議だといって、これはどちらかというと我々、我が民社党乗らなかったわけですね。そして、結局国際情勢やそのときの財政力、国民の意識、経済力等々考え...全文を見る
○中野委員 時間があと三分しかないんですが、板谷先生にお尋ねをいたします。  大変興味のあるお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。タイの日本研究センターの件は、去年七月に向こうへ参りましたときにも聞きまして、思い出しながら御意見を拝聴さしていただきました。そのとき...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。
03月02日第123回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○中野委員 まず、政治倫理の問題についてお尋ねをいたします。  共和事件は、先日、塩崎議員の証人喚問、鈴木元総理の参考人招致が行われました。ただ、本来こういう内容のことを行いますときには、金を出した人、運んだ人、受け取った人、それぞれの立場の人をお呼びしてその真相を聞いていく、...全文を見る
○中野委員 例示として二つの省庁からお答えをいただきました。例えば佐川の社員の重言として、駐車違反なんて怖くない、会社で面倒見るから道の真ん中でも何でも一番近いところに車をとめる、こう言われておったと、会社から。こういう証言もあるわけでありますし、同時に同業他社の運転手の証言を聞...全文を見る
○中野委員 次に、景気問題についてお尋ねをいたします。  民間信用調査機関が十一月十三日にまとめました十月の全国倒産状況によりますと、負債総額一千万円以上の企業倒産は、前年同月比六五・八%増の千七十一件、八七年十月一千六十四件以来、四年ぶりに一カ月千件を超えたと報道されておりま...全文を見る
○中野委員 悲観材料を並べることに私も決して賛成ではありません。逆にしかし現実を踏まえまして、悲観材料を並べるのではなくて、期待感を持たせるような対策をむしろ大いにクローズアップさせるということは大切であります。  そこで、これは各省庁にまたがりますから総理にまとめてお尋ねをし...全文を見る
○中野委員 ここで本当はこのテーマについて総理からお聞きしたかったのですが、私の持ち時間がたったあと三分しかないのです。まことに残念でありますが、もう一つお尋ねいたしますので、トータルとして総理にお答えいただきたいと思います。この予算のあり方であります。  防衛費の問題について...全文を見る
○中野委員 終わります。
03月07日第123回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○中野委員 副総理には、最後に引っ張り出しまして、恐縮でございます。日本の外交のあり方、ひとつざっくばらんにきょうは基本的な姿勢をお尋ねをしたいと思います。服を脱いだつもりでお答えをいただければと思います。副総理が副を取れば総理でございますので、もう総理の席にお座りでございますが...全文を見る
○中野委員 軍事大国にならずして平和を守っていく、また、自由経済、市場経済を守りながら経済発展を遂げていく、このことについては私どもまさに同感であります。同時にまた、その軍事大国にならずして平和を守る一つのバックボーンとして日米安保条約がある。また、市場経済を、言いかえれば自由経...全文を見る
○中野委員 私は、アメリカというのは、ある意味では自分で資源的にも自立てきる国でありますし、まあそういう意味では好戦的にならなければいけない理由はない、存在しない、こうも思うのであります。また、自由経済を標榜する限り、軍事力を用いてその高線を拡大をするという必要もないし、また、そ...全文を見る
○中野委員 私は、違いがあっていいと思うのですね。そして、その違いを、今副総理言われたように、歴史観の違いがあるでしょうし宗教観の違いがあるでしょうし、いろいろある。そのなぜ違うかということをお互いに理解し合うことによって、すなわち誤解しないことによって、つまらない争いを防ぐこと...全文を見る
○中野委員 大変慎重なお答えでございますが、そのシンガポールのリー・クアンユー前総理、現在上級大臣になっておられますが、日米安保条約についてこうおっしゃっていますね。日本が多少軍事力を強化しても、日米安保条約があれば大丈夫だと言っておられるわけです。そういう考え方は、中国、韓国、...全文を見る
○中野委員 さてそこで、私は日米安保条約を基軸にしながら日本の国際社会に対して果たす役割というのを、やはり日米安保条約に国連のことも、きちっと国連中心主義のことも書いてありますからね。私はそういう意味では、これから日米安保条約と国連中心主義、これはある意味では二つの柱になるだろう...全文を見る
○中野委員 そのためには、それではそれを払拭するためにはどうしたらよろしいですか。
○中野委員 最近は大変副総理の言葉の結びのところの表情がお上手になられたような感じがいたしまして、これ以上しかしそのことについて追及しません。というのは、大臣に失言させようというのが私の目的ではありませんから。  次に、その上に立ってお尋ねをいたします。というのは、最近やはり日...全文を見る
○中野委員 私は、政府同士または政府機関の、言うならばスタッフ同士がいろいろな真剣な協議をされていることには敬意を表します。しかしながら、今外務大臣お答えがありませんでしたが、日本の国民はマスコミが大々的に取り上げることによってほとんど知っている。しかしアメリカの国民はほとんど知...全文を見る
○中野委員 時間が参りましたので、ただ申しわけないのですが、一点だけ大蔵大臣にお尋ねさしてください。  私ども三月二日にここで総括質問で、景気回復策について私から御質問を申し上げました。また予算案修正大綱なるものを党として発表もさせていただきました。ところがそれと内容は、項目を...全文を見る
○中野委員 終わりますが、田んぼに羽が生えて売れたバブルの時代がはじけて、田んぼに羽が生えた大蔵大臣が誕生したのでございますから、ひとつ、せっかく大いなる御努力をいただくように御期待を申し上げて、終わりたいと思います。
03月13日第123回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中野委員 アメリカの政財界のリーダーが日本に対する感情として持っている気持ちの中に二つのキョウイがある、こう述べる人がいます。すなわち、一つは驚異的な経済力を持つように至ったという表現の驚異、もう一つは日本がこれから最大の脅威となるという意味での脅威、この二つの感情を払拭しなけ...全文を見る
○中野委員 そこで、防衛費の例えば削減なら削減、見直しなら見直し、これに実は注意しなければならない要点が二つあると思います。  一つは、国際情勢が大きく急激に転換しているわけであります。そのスピードに日本が合わないということは、国際社会からの信頼を失うことになります。しかしなが...全文を見る
○中野委員 そういう意味では、きのうの野党の申し入れに対する自民党の回答、これはかなり、文言になっておりますから抽象的になっておりますが、私は、今も私が申し上げたような視点に立って積極的に、そして早急におやりになるという御決意があるというふうに考えていいわけでしょうか、再度確認を...全文を見る
○中野委員 次に、きょうの報道でございますが、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が農業問題、ウルグアイ・ラウンドの問題について新たな報道をいたしているようであります。それは、アメリカの新しい提案に対してEC諸国がかなり期待をしている、またはそのことについてアメリカとEC...全文を見る
○中野委員 いついかなる事態になろうとも、それに負けないだけのものを用意しておくことも、またこれは総合安全保障でございます。  そういう意味では、ウルグアイ・ラウンドで妥協するから、可能性があるから対策を講じるというのではもちろんあってはなりません。むしろ本来なすべきことがなさ...全文を見る
○中野委員 最後にパート問題でありますが、これはまた昨日の自民党さんからの回答によりますと、政府は政府で検討する機関をつくる、協議の場をつくる、また、党は党として政調を中心に各党間協議の場をつくりたいというお答えでございました。その他の施策についてもそういうことが行われるであろう...全文を見る
○中野委員 終わります。
○中野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっている平成四年度予算三案に対し、反対討論を行います。  なお、日本共産党提出の動議につきましては、見解を異にいたしますので、まず反対の意を表しておきます。  我が党は、生活・文化先進国づくり、緊急景気対策の実施、安易な増税...全文を見る
03月27日第123回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○中野委員 十五年来外国人登録法の改正による指紋押捺の廃止を訴え続けてまいりましたが、きょうからいよいよ審議が始まりまして一つの感慨を覚えております。その間に随分と法務省のかたくなな姿勢に対して腹が立ったことやいろいろな感情もありましたけれども、ここ数年来外務省、法務省ともに前向...全文を見る
○中野委員 少なくとも指紋押捺という制度は、人間の人権の一部を抑圧するもしくは規制するシステムである。しかし、それはより大きな法益を守るためのやむを得ない措置として講じられているものだ、言葉をかえて言えば必要悪だ、悪とまで言うべきかどうかは人によって解釈が違うでしょうけれども、そ...全文を見る
○中野委員 外務省からもお越しいただいておると思いますので、ちょっとお聞きいたします。  日韓関係で、これも一つの戦後処理だとは思いますが、慰安婦問題等がございますけれども、これはちょっと横に置いておきます、きょうの議論の対象とはいたしません。この在日韓国人等の問題について、ほ...全文を見る
○中野委員 隣国との友好関係、それから歴史的経過を踏まえた上での在日韓国人・朝鮮人の皆さん等への積極的な配慮、こういうふうなことを考えますときに、問題は、法務省が押し切られたという形ではなくてむしろ法務省がより一層積極的に人権を守る、そしてまた今日までの日本が犯した罪に対する一つ...全文を見る
○中野委員 基本的には前向きの御答弁をいただきましたが、これから恐らく各論に入りますとなかなか難しい問題が出てくるのであろうと思います。しかし、今お答えになられた基本的な姿勢をお持ちいただいて、それぞれの各論についていかにすれば前向きに解決できるかということをぜひともお考えいただ...全文を見る
03月30日第123回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○中野委員 こういう報道がありました。宮澤総理が二十六日、総理の諮問機関である経済審議会の生活大国部会に出席をして、その委員と懇談をしたと。総理が施政方針演説の柱として打ち出しておられます生活大国のイメージについて、美しく簡素ということが重要である、社会資本の充実だけではなくて、...全文を見る
○中野委員 幸いにして経済審議会の方でお気づきになっておられる。政府としてはとっくにお気づきだったのだろうと思いますが、これについて別にこれ以上皮肉を申し上げようとは思いません。  それと、いろいろ比較をいたしますときの指数の出し方なのです。例えば消費者物価上昇率は、九〇年度実...全文を見る
○中野委員 実は私は、この質問のぺーパーをそのままコピーして先週末お渡しをいたしております。それで、今経企庁長官は、何しろ為替など流動的な要素が多いのでという御答弁をされました。ここに、実は種を明かしますと、そういうふうにお答えになるだろう。しかしながら、経企庁が経済見通しにおい...全文を見る
○中野委員 今後、問題意識につきましては、今総理から幾つかの例を挙げて御説明になりました。それらのことについての異論は我々もあるわけではございません。それを、しかし、より一層際立たせて、国民みんなが認識をして、そして具体的なプログラムに沿って実現をしていくということが必要だと思う...全文を見る
04月07日第123回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは、三先生にはわざわざ御足労いただきましてありがとうございました。また、段先生にはテダニカムサミタと申し上げたいと思います。  今回の法改正の根底に流れる精神というのが、大別して二つあると思っております。一つは、日本における人権に...全文を見る
○中野委員 次の質問をいたしますが、先ほど来登録証の常時携帯の問題が極めて大きくクローズアップしているわけであります。私も具体的な事例に幾たびか出会ってまいりました。そのたびに何とかならないかという気持ちは持ってまいりましたが、どういう法改正をすればいいのだろうか。例えば、日ごろ...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。
○中野委員 定足数は大幅に足りないようでございますが、質問を続けたいと思います。  きょうは、両先生には御足労いただきましてありがとうございました。  両先生の先ほど来の御意見の表明に対しましては、基本的に私も全く同感でございます。そこで、疑問点を問うというよりも、私たちがそ...全文を見る
○中野委員 金先生にお尋ねをいたしますが、ただその前に、先ほど同僚委員の質問に対するお答えの中で、一年以下の懲役、禁錮、これは強制退去につながるシステムとおっしゃられたように思うのですけれども、去年の入管法の改正でそれはつながらないように変えたつもりなんですが、過去の例としておっ...全文を見る
○中野委員 結構でございます。  そこで、それとは別にお尋ねをさせていただきたいと思いますが、先ほど来両先生とも、永住者と一般外国人と区別するべきではない、これはよくわかるのです。私もそう思うのです。  ただ、そこで一つ、歴史的経緯を考えますと、旧植民地出身者、在日韓国人等で...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。
04月10日第123回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○中野委員 韓国のある国会議員があるシンポジウムの席上でこう言ったことを思い出しています。というのは、在日韓国人、チェイルハングサラミまたは在日朝鮮人、チェイルチョソンサラミ、いつまでエトランゼでなければならないのでしょうかという問いかけをされたことがありました。  私は、とり...全文を見る
○中野委員 それは前もって私どももどういうものに変わるかは大体承知いたしておりますが、それは携帯に幾らか便利になるかもしれませんが、少なくとも、常時携帯の心理的な作用については決して何らの効果を及ぼすものでもないわけであります。  例えばこういうことを考えられませんか。一つの過...全文を見る
○中野委員 外国人登録証なしに国や地方公共団体が発行する証明書的なものは別にないだろう。言うならば、ほとんどみんな外国人登録証の提示を求められた上でのことであろうと思います。  私も、この部分についてはとっさの質問でございましたのでこれ以上申し上げませんが、ぜひともそういう前向...全文を見る
○中野委員 それからもう一つ、拒否者の場合に改めて出かけられて署名をするということになれば五年間の登録証を得られるようにしますということでありますが、拒否者の場合には処罰規定があるわけですね。しかし、こうして法改正がなされるということになりますと、その処罰の理由は将来にわたっては...全文を見る
○中野委員 アムネスティーの運動で死刑廃止運動が行われている。左藤恵前法務大臣が、私は人道的な見地に立って死刑執行命令書に判を押さなかったということをメッセージで述べられて、それが先般来大きく報道をされております。この処罰に関する対応につきましては、法務省として、また法務大臣とし...全文を見る
○中野委員 大臣の胸に刻むというお言葉の解釈は、先ほど同僚議員の質問に対するお答えの中でいかに前向きの意味を込めているかを大臣みずからがおっしゃられましたので、そういう意味に受けとめておきたいと思う次第でございます。  さて、先ほどもお尋ねしたところでございますが、でき得る限り...全文を見る
○中野委員 それではせめてものこととしてお尋ねをいたしますが、変更登録、特に居住地、職業、勤務所または事務所の名称及び所在地に関する変更登録、これは十四日以内、こうなっているわけですね。十四日もあれば十分あるじゃないかと思う人もいるかもしれませんけれども、しかし多くの人々にとって...全文を見る
○中野委員 先ほど血も涙もない答弁になるかもわかりませんがとおっしゃったときには最後の結びの言葉はかなり血と涙があったのですが、今回の方はもう一つ血と涙がないような感じがいたしますが、これはまた運用上の御配慮があるのかなと思ったりもいたしますが、ぜひともこのことにつきましては前向...全文を見る
○中野委員 ちょっと一言だけ。  今日まで日本人が外国人に持っている意識の中に二つの差別感がある。一つは行政差別、もう一つは意識差別。例えば、国籍条項などを入れることによって行政上の差別もしくは区別をしている。また、国民意識の中に、気持ちの中にやはり外国人に対する差別感もしくは...全文を見る
○中野委員 法務省は、法を守り、そして国の体制を守ることが大事な仕事であります。しかし同時に、人権を守る最先端を行くべき役所でもあるということを最後に申し上げて、質問を終わります。
04月17日第123回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○中野委員 私の質問で質疑は終わりでございますので、締めくくり質問みたいな気持ちでちょっと基本論をお尋ねさせていただきたいと思います。二点に絞ってお尋ねいたします。  第一点は、いわゆる永住者については指紋押捺が原則廃止されるわけでありますが、一般外国人についての指紋押捺制度の...全文を見る
○中野委員 最後のお言葉は当然の御答弁だろうと思います。ちょっと意地悪な質問になって申しわけありませんでした。  ただ、開かんとするところは、指紋押捺制度というものの必要性といいますか、必要か不必要かというのは、その国の歴史、地理的条件、経済力、そしてそのときの国際的な治安の問...全文を見る
○中野委員 それじゃ、一つお尋ねいたしますが、指紋押捺制度というのはよいことでしょうか、それとも必要悪とお考えなのか、いや、必要悪ではない、必要善とまでは言いませんけれども、それは当然のことなんだというお考えなんでしょうか。先ほど来いろいろと大臣の御答弁もありましたけれども、ない...全文を見る
○中野委員 それでは、ないにこしたことはないがやむを得ず採用しているのですか、積極的に採用しているのですか。
○中野委員 ほかの手段がとれるならばやめた方がいいという御判断があるということをお聞きいたしまして、幾らかほっといたしました。これは、人の尊厳を傷つけるものもしくはその危険性が大きいものという前提に立って考えるべきであろう。その視点に立つならば必要悪。その必要悪の必要の部分は、も...全文を見る
○中野委員 今の御答弁の内容からいたしますと、将来それにかわるものを開発しながら、できるだけ指紋押捺は早期に廃止をしていく、かえていくという意識、意思は少なくとも法務省はお持ちであるということは確認できたと思います。あとはその熱意と、時間との闘いだと思います。定着性のある人という...全文を見る
○中野委員 いわゆる人間の生活様式、それからいろいろな国で在留をしたり生活をしたりするその様式は、大変国際的に入り組んできていると思います。同時にまた、それぞれの国の歴史や地理的条件もあります。そこで、結局、その国民と一般外国人との中間的な存在、または場合によっては比較的長期に滞...全文を見る
○中野委員 今申し上げた提言というのは即座にということの考えで申し上げているのではないのですが、しかしながら、旧植民地出身の方々について、とりわけ多い人数の方々が日本にいらっしゃる。しかも、その方々は日本に永住をする、定住をしている、言うならば日本に骨を埋めるということで生活をし...全文を見る
○中野委員 帰化につきましても、随分日数もかかりますね。そして、大変難しい条件があって、その書類を整えるだけでも本当に多くの負担がかかっているという実態もあります。いろいろな苦労をしておられる方々の声もよく聞くわけでございますが、私は、単に帰化ということで旧植民地出身の方々につい...全文を見る
○中野委員 今日のように事務的な連絡ということではなくて、私は、これはかなり大きな問題、本当は内閣総理大臣のもとに審議会を設けるとかというくらいの問題ではないかとさえも思うのですね。日本の真の国際化の一つの重要な要件としてこの問題がクローズアップされてきている、こう思うのでありま...全文を見る
○中野委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  本案の趣旨につきましては、既に当委員会の質疑の過程で明らかになっておりますので、この際、案文の朗読をもってその説明にかえさせていただきます。  それでは、案文を朗読いた...全文を見る
05月22日第123回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○中野委員 刑事補償でありますが、私は単純素朴にお尋ねしたいと思います。  刑事補償が行われるようなケースというのは、私は、関係者にとって随分アンハッピーなケースなんだろう、こう思うのであります。すなわち、検察、警察においても不名誉なことであろうと思いますし、そしてまた被疑者に...全文を見る
○中野委員 そこで、幾つかのことをお尋ねいたしますが、まず第一点として、私きょう、先ほど来質疑を聞きながらふと思ったのでありますが、この補償額の根拠について一つだけ伺いたいと思います。  これは、物価の上昇率だったり、または労働者の給与の上昇率等がいろいろ今日までその計算の根拠...全文を見る
○中野委員 法案審議に入ります前に刑事局長からいろいろと内容の御説明をいただきましたときに実はそのことについて若干のお話を申し上げましたものですから、思い起こしましてお尋ねをさせていただきました。今回の改正で一から見直せとは申し上げませんけれども、ひとつこういう機会に、次にやると...全文を見る
○中野委員 その御答弁で納得をいたします。  このことを考えますときにたまたま思い出しましたのが、カナダ政府が第二次世界大戦中に在カナダ日系人に対して行いました行為に対する償いとして最近補償したのですね。そして、その中で、いわゆるわび状といいますかおわびの趣旨を書いたペーパーと...全文を見る
○中野委員 次にお尋ねをいたしますが、この法律は捜査段階で不起訴となった者に対する取り扱いはどうなっているのでありましょうか。実務上は法務大臣の訓令で処理されていると聞いているわけであります。このグレーゾーンの取っ扱いをされた者と全くの無実であった者との区別がつかないときの理由と...全文を見る
○中野委員 これにつきましては、大変グレーゾーンというのは判断がしにくい、また被疑者の方もなかなか要求がしにくかったりするわけであります。また、そういう要求をすることによって、自後、検察または警察から一つの感情的な気持ちで扱われないかという圧迫感みたいなものをやはり人間である限り...全文を見る
○中野委員 取り調べの段階で被疑者にとって不当に厳しい環境というものがあってはならないと思うのですが、よく代用監獄の問題が指摘をされるのですね。もちろん、刑事施設法案と留置施設法案いわゆる拘禁二法、国会に提出をされておってまだ審議には入っておりません。これらにつきましても、我々な...全文を見る
○中野委員 私は、解釈の仕方によってこれらのことは総務庁行政監察局の対象にし得るというふうに考えておりまして、御検討いただき、また御努力もお願いをしたいと思います。  それから、まことに恐縮でありますが、最高裁から島田刑事局長にお越しいただいたのですが、ちょっと実際の数字を、先...全文を見る
○中野委員 今回、少年保護事件の補償法につきましては、言うならば改めて新設されたということになるわけであります。保護事件として非行の事実なしとして不処分の決定を受けた、当然のことではないかと思いますが、同時にしかし、こうして新しい制度が生まれるということは、今まで欠けていたという...全文を見る
○中野委員 最後に、冒頭申し上げました御要望を繰り返しておきたいと思いますが、この刑事補償、少年も含めまして、そのようなことが適用される事件というのは、訴える方にとっても訴えられた方にとって沌大変アンバッピーなことであります。こういうことが必要ないように、その適用、運用、あらゆる...全文を見る
06月01日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○中野委員 民社党の中野でございます。きょうはありがとうございました。時間が十五分ですから、大ざっぱな御質問だけを申し上げます。  まず館先生にお尋ねをいたしますが、今回、大改革であるから今日に至るまでの過程で随分と時間がかかった、やむを得なかったと思うというお話でございました...全文を見る
○中野委員 もう少し具体的にどういうことをとお聞きしたかったのですが、何か具体例で一、二ございませんか。
○中野委員 というと、きょう午前中にお越しいただいた方々は、どちらかといえば攻勢派、午後いらっしゃるところが守勢派ということになるのかな、余り率直に言い過ぎてもいけないかもしれませんが。  そこで、まず先に船後理事長と治山会長にお尋ねをしたいと思います。同じような視点でお尋ねを...全文を見る
○中野委員 それでは、最後に若井会長にお尋ねをいたします。  各業界比較いたしまして、どちらかというと銀行さんが一番得するのかな、こう世間では見られるわけでございます。そこで、しかしながらその銀行さんといえどもいろいろやはりまだ言いたいことはいっぱいあるぞというところがあるだろ...全文を見る
○中野委員 終わります。ありがとうございました。
○中野委員 民社党の中野でございます。きょうはどうもありがとうございました。私がしんがりでございますので、包括的にお尋ねをいたしますが、よろしくお願いしたいと思います。  まず、五代先生にお伺いいたします。  先ほどのお話の中で、利用者としての視点から考えるべきである、そして...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。  次に、早崎会長にお尋ねをいたします。  先ほど正森委員からも指摘がされたのでございますが、本法案には賛成であるという前提の上に立って、随分たくさん御注文をおつけになられたと思うのですね。信託銀行子会社の業務範囲については、信託業務の特性...全文を見る
○中野委員 せっかくの機会ですから、先ほどの意見陳述で早崎会長がおっしゃられた中で外銀信託のことに触れられたわけでありますが、今回の制度改革によって外銀信託がこうむる影響について簡単に御指摘をいただければありがたいと思います。
○中野委員 ありがとうございました。  次に、渡辺会長にお尋ねをさせていただきます。  日本の株式投資の現状、株価、大変厳しい状況にある、これはよくわかっておりますが、ある人に言わせますと、投機ではなくて投資という視点に立って考えれば今でもまだ株価は高い、平均株価は今でも高い...全文を見る
○中野委員 いずれにいたしましても、冷え過ぎても困るし過熱し過ぎても困るということに帰結すると思いますが、あと一点、渡辺会長にお尋ねをいたします。  これは先ほど早崎会長にもお尋ねしたことと共通するのでございますが、先ほど来同僚委員も指摘いたしましたように、本法に決して反対する...全文を見る
○中野委員 わかりました。  時間が参りましたが、もう一点だけ済みませんが、角道理事長にお尋ねさせていただきたいと思います。  いわゆる農協が合併をし、いろいろと強化策を講じられていることはよく承知をいたしておりますが、あわせまして、例えば農地法の改正等も必要になってこようか...全文を見る
○中野委員 ありがとうございました。
06月02日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○中野委員 証券各社は五月十五日、一九九二年三月期決算を発表いたしました。大手四社では山一が六四年以来の経常赤字になったのを初めといたしまして、準大手十六社のうち十二社が経常赤字となっております。また、同二十八日、都市銀行十一行も決算を発表いたしまして、経常利益は全体で前年度比一...全文を見る
○中野委員 そこで、今回は業態別子会社方式を採用したわけであります。この金融制度の見直しに当たりまして五つの方式が示されて、その中で今回のような選択がされたわけであります。制限つきとはいえ、相互参入で銀行、証券に新しい人材や発想を取り入れることができるようになったという意味では前...全文を見る
○中野委員 もちろん、EC・ヨーロッパ方式とアメリカ・カナダ方式と、こう大別できるかもしれませんし、そしてまた日本の方式。将来の展望としてこの金融・証券業界の動き、傾向、そして日本の行政のあるべき方向というものについて、今回のこれはプロセスなのか最終的な決断なのか。将来の展望と今...全文を見る
○中野委員 聞くだけやぼだったかもしれません。今これがベストだと大蔵大臣としてお答えにならざるを得ない。だが、本当はもっと長期的な展望に立って、私は今回のこれが決してベストだというふうに思わない。現段階において選ばれた一つの選択であろうという気がするわけでありまして、抜本的な検討...全文を見る
○中野委員 それでは、施行までのプロセスについてお聞かせをいただきたいと思いますが、今日まで常に審議会でも長年の御議論をいただいております。同時にしかし、ここで法案ができた、そしてまた国会で法案が成立するということになりました場合に、政省令の作成に向かって既に作業は進んでおるので...全文を見る
○中野委員 大改革でありますだけに、十分にそして慎重に、しかもオープンに今後の論議を重ねていただきたいというふうに御要望申し上げておきたいと思います。  さて、若干本論と離れますが、ノンバンクの分離行政についてお尋ねをいたします。  例えば学校、予備校は文部省、塾は通産省と所...全文を見る
○中野委員 ただ、ノンバンクの健全経営といいますか、そのことについてはよほど注意をしていきませんと、ますます問題が肥大化をしていくというふうに考えるわけでございまして、私が申し上げました単なる分離行政の弊害ということだけではなくて、基本的に大蔵省のなお一層の努力を要請をしておきた...全文を見る
○中野委員 ぜひ積極的な御審議の進捗を期待をいたしたいと思います。  さて、時間がほとんどありませんが、あと二つだけお尋ねをいたします。  法案提出の土壇場で、銀行による証券会社の救済合併で株式ブローカー業務が認められることと相なりました。銀行の証券子会社に株式ブローカーを禁...全文を見る
○中野委員 これで質問を終わります。どうもありがとうございました。
○中野委員 私に割り当てられた時間はわずか七分です。大日本帝国憲法から説き起こせませんので、端的にお尋ねをいたします。  金融・証券に関する法案の審議でありますが、その基礎をなすのは経済財政問題でありますので、三点まとめてお尋ねをいたします。  まず、補正予算編成についてであ...全文を見る
○中野委員 かのゲーテの言葉に、どの内閣でも新聞紙上に発表する意見は一向におもしろくない、政治の力は実行することであって演説することではないからであると、大変な名文句がございまして、総理も先ほど来三点についてお答えをいただいたことは、単に消極論をおっしゃった、例えば増税は意に染ま...全文を見る
06月15日第123回国会 衆議院 本会議 第33号
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○中野寛成君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました両法案に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  二十一世紀を目前にして、世界は急激に、しかも劇的に変化しております。ソビエト連邦が解体し、共産主義による独裁政治に幕がおろされましたが、これは、半世紀近くにわたり世...全文を見る
11月26日第125回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○中野委員 まずお尋ねをいたします。  ことし七月ないし八月ごろ、自民党事件に絡んで検察筋とお会いになったことはございませんか。検察筋とお会いになったことはございませんか、ことしの七月ないし八月ごろ。
○中野委員 この自民党の褒め殺し事件というのは、膨大な資金、これは同僚委員等からも指摘がありましたが、私どもの試算でもやはり一億は下るまいと思うのであります。  これらのことを考えますときに、だれかが頼んだか、または竹下さん御本人の長い間のおつき合いの中で、この自民党関係者との...全文を見る
○中野委員 そういたしますと、これは単に正義感に駆られてやったというふうには、あの自民党の規模、そういうものから考えても考えられない。そうすると、だれかに依頼をされたというふうに見るのが普通ではないだろうか、こう思うわけでありますが、そこで先ほど来の質疑も聞きながら時系列的にこう...全文を見る
○中野委員 この四者会談で長谷川信氏を探すことになったのでしょうか。全く長谷川信氏は無関係に連絡があったのでしょうか。
○中野委員 結局、渡邉氏から長谷川信氏に連絡があった。当然四者会談に同席をされた金丸氏や小沢氏も御存じあったであろうと思うわけであります。すなわち、この四者会談とは自民党対策についての打ち合わせの会であった、こういうふうに見る以外にないわけであります。ゆえに、そこで竹下さんもまた...全文を見る
○中野委員 政治資金の提供もない、そういう方に青木秘書からの連絡があったということでありますが、一時間も、日程をしかもずらしてまでおつき合いになったということについては随分と突っ込んだ話がなされた。しかも長谷川信氏を夜っぴて探すというところまでその会議は練られているわけです。作戦...全文を見る
○中野委員 人の心の中をのぞくことはできませんけれども、しかし、こうしてこの重要な四人の人がこれだけの長時間をかけて、しかも忙しい時間を差し繰って会議を持たれている。そのときに渡邉氏が田中邸へ行かれてはいかがですかとお勧めになり、また、その関係の中で長谷川信氏から連絡がある。これ...全文を見る
○中野委員 終わります。
11月27日第125回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○中野委員 金丸、竹下両氏は知っている、会ったこともあるというところまではお認めになりました。また、石井氏そして皇民党総裁であった稲本氏も知っている、会ったこともあるとお認めになりました。  もう一人、小沢一郎氏にはお会いになったことはありますか。
○中野委員 政治家との深い関係について証言をすることは裁判に差し支えると先ほど来たびたびおっしゃられますが、私はせめてこのくらいはということでお尋ねをいたします。  金丸氏には何回ぐらいお会いになりましたか。
○中野委員 一番直近にお会いになったのはいつごろですか。
○中野委員 竹下氏には何回ぐらいお会いになっておられますか。
○中野委員 最初お会いになったきっかけについては、先ほど中尾先生の紹介とおっしゃられました。竹下氏と三、四回ということですが、最初はパーティーでお会いになったのではないかというお答えですね。会食はどのくらいされましたか。
○中野委員 次に、それは先ほど、前の木島委員の質問に対して、竹下氏とお会いになったのは十月二十日、中曽根総理が竹下氏を後継総裁に指名したそのときから考えて三、四カ月前には会ったことがあると思うとおっしゃいました。十月二十日までの間にその後お会いになっていませんか。
○中野委員 十月二十日より三、四カ月前に会ったというところはお答えになられました。その後、いわゆる竹下総理が誕生するまでの間にお会いになってないかということではいかがですか。
○中野委員 わかりました。  それでは、お答えになったことの中からお尋ねをいたします。  竹下氏とは三、四回お会いになられた。このうち二回ぐらいは会食をされた。総理・総裁になられてから以後、会食されたことありますか。
○中野委員 私は竹下氏がお世話になりましたと言ってお礼を言われたというその「吉兆」での出来事を聞こうとしているのではなくて、総理・総裁になられた後、そのときとは関係なく、そのときも含むかどうかは別ですよ、でなく、総理・総裁に竹下さんがなられた後も会食したことがありますかとお聞きし...全文を見る
○中野委員 それでは、六十二年、総裁選挙で竹下氏が総裁に指名をされた。ああ、あの竹下さんがなったのかと、まあびっくりしたとおっしゃったんですが、それは意外な感じでのびっくりというよりも、まあどちらかといえばあのおっしゃられた意味は感慨深かったという意味かと思いましたが、そういうこ...全文を見る
○中野委員 当時は、宮澤氏と安倍氏と、そして竹下氏と三人で争ったわけですね。途中二階堂氏が出馬表明をされましたが、途中で引っ込められました。ですから、最終に残られたその三人ですね、その三人のうちでだれが一番いいと思っておられましたか。
○中野委員 六十二年のその総裁選挙、一般的関心のみでそれ以上のことはないとお答えになりました。私はそれ以上の関心を、あれだけの会社の経営をされ、経済界でも活躍をされたあなたが一般的関心のみで終わるだろうかという感じはいたしますが、それ以上のことはないという答えにこれは全く間違いは...全文を見る
○中野委員 東京佐川の誕生は、あなたが経営されていた渡辺運輸と佐川急便との合併によってなされた会社。では、そのいきさつを御説明ください。
○中野委員 最初に、他の委員の質問のときに佐川清氏との関係を上司と部下とお答えになりました。今のお答えですと上司と部下というのはちょっと当たらないように思いますが、形式論ではなくて、実態論としてお答えください。
○中野委員 大方の株式を譲渡された、その経緯はどういうことですか。
○中野委員 現在、あなたはその佐川清氏、実際名義上はあなたの後に東京佐川の社長になられた湊川氏名義で背任、横領の告訴をされている。実態は佐川清氏に訴えられていると言っても過言ではないと思うのですが、そういう意味では、今日までの今の経緯からいたしますと、佐川清氏との間にそういう関係...全文を見る
○中野委員 その株を譲渡したことはわかりました。しかし、その後の経緯について、あなたの佐川清氏への現在の心境でも結構です。どうお考えですか。
○中野委員 そういう関係ではなくて、あなたの佐川清氏に対する気持ち、感情を聞いているのであります。
○中野委員 時間が参りました。終わります。
11月30日第125回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○中野委員 ただいまも同僚委員から質疑が展開をされましたが、私も、やっぱり今国民が最大の検察不信を持つに至ったその原因は、たった今指摘されたこの上申書そして略式起訴、これで済ませた、このことであろうと思うのであります。  ちなみに、私もまた先般、金丸証人に尋問をさせていただきま...全文を見る
○中野委員 この五億円の受領と公職選挙法違反に係る調停工作との関連については、これが全く無関係であるという確認ができたのではなくて、関係があることが確認できなかった、こういうふうに答弁をされているわけであります。  言うならば、疑問を持った場合にはこれを徹底して捜査をする、そし...全文を見る
○中野委員 着服する意図であったのか、政治家対策であったのか。この特別背任という行為、単に金銭を自分の勝手に使ったということだけではなくて、その意図が正しい意図に使われておれば特別背任と必ずしも言われない、これは言うならば常識としてこれらのことが言えるであろうと思うのであります。...全文を見る
○中野委員 なぜこのことをしつこく聞くかといいますと、これらの裏金を政界工作に使うことによって、言うならば佐川急便の急成長というものが、例えばいろいろな違法行為をやった、脱法行為をやった、そのための工作として使われるということにもつながり得るわけでありまして、これは極めて政界の立...全文を見る
○中野委員 私は、総理が行政権を発揮して調査をしろと申し上げているのではなくて、自民党としての自浄作用を機能させるために党独自で調査をすることをお命じになるということは、決して捜査等に何らかの影響を与えるということにはつながらない、こう思うのであります。  例えば、我々野党側の...全文を見る
○中野委員 総理のまさに政治家としての使命感の上に立って、その捜査が急がれることを要望を強くして、次の質問に移りたいと思います。  さて、私はここで一つだけ検察の方にもう一度お伺いをいたします。  我々もそれなりの承知はしているのでありますが、検察から、裁判における冒頭に陳述...全文を見る
○中野委員 そのことは、最初に私は念を押して、黒白の結論は判決が下します、しかし、少なくとも裁判に入るに当たって冒頭陳述で述べられることは、検察段階においては明確に詳細に調査をして、これが真実だと検察が確信するからこそ出すものなのではないんですか。それが有罪であるか無罪であるか、...全文を見る
○中野委員 検察官が主張するということは、それは真実であると確信するがゆえに主張をする、このことを今の答弁で言われたものと確信をいたします。  ゆえに、私は、ましてやその裁判を受ける立場からすれば、これほど重要なものはありません。いいかげんな検察の主張によって、その人生を狂わさ...全文を見る
○中野委員 遵法精神に欠ける、言うなら前代未聞の企業。そういう企業から、例えば今日まで、世界平和戦略研の寄附を要請をしたり、そしてまたいろいろな政治献金を受けたり、またいろいろな親密なおつき合いをしたりする政治家がたくさんいるということがここに明らかになっているわけです。  例...全文を見る
○中野委員 中野でございます。きょうはありがとうございます。  三点ほどお伺いしたいと思いますが、先ほど来、東京佐川からまず十億円献金したいがというお申し入れがあり、先生がお断りになった、しかるに、後に五億円、生原秘書に渡されていた、こういうことでございますが、東京佐川がどうし...全文を見る
○中野委員 それまで先生の方で、東京佐川の依頼を受けたり何か頼まれ事があったりしてお世話をしたというふうなことはないのでしょうか。
○中野委員 何か、だれかが先生のところへそのぐらい献金しておいた方がいいよと、何かこうアドバイスしたような形跡はないのでしょうか。
○中野委員 それから、次にお伺いしたいんですが、別の話で、さっきからたびたび出てきますが、今の田原法務大臣の。パーティーの後、十六階に上られたということですが、そのときに、先ほど来のお話を聞いておりますと、東京佐川の渡邉さんや、それから青木秘書さん、それから中尾代議士などがいろい...全文を見る
○中野委員 そうすると、そのときにいろいろと、そういう渡邉さんや青木さんや中尾さんが相談をしておったのを、まあ聞くともなく聞かぬともなくという感じで飲んでおられたということですね。
○中野委員 そんなものですか。  そのときに、翌朝といいますか、その日の夜中に長谷川信さんが竹下さんのところへ電話をして、朝、田中さんのところで待っているよということで、その配慮がなされたということなんですが、先生が飲みながら聞いておられた中で、そういう長谷川さんを探したりとか...全文を見る
○中野委員 それでは、まあ渡邉さんも来ていることだから、金丸先生にもお立ち寄りいただいたらという感じだったのですか。
○中野委員 次に、もう一つだけお尋ねさせていただきますが、竹下さんの今日までのいろいろな経歴の中で、例えば大阪でイトマン事件というのがありました。このイトマンが買収した近畿放送という京都の放送会社がありました。そこの役員に内藤さんがなっておられる、常務でしたか。それから、平和相銀...全文を見る
○中野委員 批判というよりも、先生の方からアドバイスをされたとか、何か二人の御関係ですから、ありませんですか。
○中野委員 さわらぬ方がいいというお感じは持っておられた。ただアドバイスしたわけではない。
○中野委員 いやいや、さわらぬ方がいい。
○中野委員 それからもう一つ教えていただきたいのですが、今度のこの金丸先生の今日までの御経歴の中でいろいろと話が出てくる中に、いわゆる清濁あわせのむタイプの先生だと今日までお見受けしていたのですが、例えば皇民党とか、今回の佐川事件とか、それから浜田幸一、当時の予算委員長やめてもら...全文を見る
○中野委員 今日まで言われておりますのは、渡邉元社長を通じて石井会長にとか、そういうルートで頼んだのではないか、こう言われているのですが。
○中野委員 そうですか。  東京佐川、いわゆる佐川事件というのは、もともと佐川清さんはどっちかというと立身出世型のタイプですよね。いろいろ苦労をして会社を大きくされた。そしてまた、東京佐川との関係もそういう確執の中でいろいろなことがあった。先生が東京佐川の渡邉さんの立場で京都佐...全文を見る
12月08日第125回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○中野委員 素人ですから、率直に、初歩的な質問を先にさせていただきます。  先般予算委員会でお聞かせをいただきました中間報告の中で、先ほど来同僚委員も質問いたしましたが、政界関係の部分ですね。「その一は金子前知事らに係る政治資金規正法違反事件であります。」ということで「金子前知...全文を見る
○中野委員 「事実」という言葉の次に来ますよね。ですから、一言で言いますと、「把握」と使おうが「判明」と使おうが「確認」と使おうが、その事実というのは事実である、または事実でなかったというふうに限定して解釈してもよろしいか。
○中野委員 ある程度わかってまいりました。というのは、実は法律用語というのは我々素人には大変難しゅうございまして、例えば先般来検事調書という言葉がよく出てくる。冒頭陳述という言葉がよく出てくる。その前に起訴状というのがあるのでありますね。起訴状の事実を説明するために冒頭陳述があり...全文を見る
○中野委員 うまいですね、可能性は十分あり得る。この辺でついつい私どもはそのままそういうものかいなと思ってしまうのですが……。  そこで聞きたいのですが、金子前知事陣営等に行った三億円、これは「事実を把握し、」という把握の段階の三億円でございますか。この三億円というのは、この十...全文を見る
○中野委員 そうすると、この二億については、三億のうちの二億については政治資金規正法違反等の嫌疑ありとして訴追するに足る事実は確認できなかったが、三億円選挙運動資金として提供していた事実というのは、これは「把握」ということですが、これはまず間違いがないと検察は認識しているわけです...全文を見る
○中野委員 そうすると、単純に合計をいたしますと、この十七億五千万円が政治家に行った、すべて政治家に行ったということは証明はありませんけれども、この渡邉元社長が政治家等、政治家へ渡したものもあるでしょうし、自分の遊興飲食に使ったものもあるかもしれませんけれども、いずれにせよ単純に...全文を見る
○中野委員 ということは、もちろんこの中では、十七億五千万円が金丸氏に行った五億円以外に政治家に行ってないとも行ったとも先ほど来おっしゃっておられませんから、もし仮定の話が、行ったとすれば、この三億円を加えますと、渡邉元社長らは二十億以上のお金をこの種の目的に使ったということにな...全文を見る
○中野委員 それでは、十七億五千万円のうち五億はわかった、そのほかも行き先についてはわかったものもあるが、またわからないものもあるかもしれませんが、わかったものもあるが政治資金規正法違反ではなかった、また厳密に言えば嫌疑ありとして訴追するに足りる事実は確認できなかった、こういうこ...全文を見る
○中野委員 国民の皆さんが一番疑問を持ちますのは、これは実際はどうか知りませんよ、検察陣もしくは検事からのマスコミへのリークだとして、例えば二十数億円が政治家に渡った、そしてその中にはいろいろな、歴代総理大臣初め我が党の元委員長の名前も含まれていましたが、結局そういうのが出る。そ...全文を見る
○中野委員 これは週刊誌のコピーで恐縮ですが、先ほど来も引用されました、金丸氏の担当弁護士であります安部氏が、この前金丸氏の証人喚問に参りましたときにも補佐人としてついておられましたので、信頼が今なお続いてあると思います。また、検察の御出身ですし、これは週刊文春ですが、私も何回か...全文を見る
○中野委員 終わります。
12月11日第125回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○中野委員 民社党の中野寛成です。  きょうこうしてお越しをいただくようになる、すなわち証人喚問の決定をいたしましてから、あなたはどなたか政治家に電話連絡もしくはお会いになったことがありますか。
○中野委員 それはだれですか。
○中野委員 これはあなたと経世会との関係など、今日までの関係を知る上において重要な資料です。
○中野委員 平素、あなたの場合には、金丸事務所の金庫番であると同時に経世会の金庫番的な役割も持っている。また、経世会の資金対策にそれだけの苦労といいますか働きをしているというふうにも言われますが、例えば金丸氏に入ったお金といいますか、あてのものを経世会に入れるということもあるので...全文を見る
○中野委員 それから、五億円の配付先については答えられない、こういうことでありますが、その五億円以外についてそれではお尋ねをいたしますが、平素はその資金を他の政治団体、他の議員の政治団体、また他の政治家に配付されたりするようなときに、通常これは金丸氏と相談もしくは金丸氏の命令によ...全文を見る
○中野委員 最近はということでありますから、五億円についてもおおよそ想像がつくと思います。  さて、もう一つお尋ねをいたしますが、その五億円の行き先については、いずれ検察も、現在捜査をされているわけでありますし、そして、あなたはあなたの判断においてその五億円についてもされたであ...全文を見る
○中野委員 私は一例えば日商岩井の上におけるレストラン、これは金丸・渡邉会談ですね。渡邉氏が払ったか金丸事務所が払ったか、どっちかしかないですな。また、吉兆においては、これはお礼の会ですから、金丸事務所か竹下事務所しかありませんね。記憶がないと言われますが、私は、そういうケースで...全文を見る
○中野委員 前のことと言われますが、これだけ大騒ぎになっているわけです。その会が、どこがセットをし、どこの負担で持ったか、すなわちだれの責任で行われたのか。そのことは、その会合の意味を定義づける上で極めて重要なことです。答えてください。
○中野委員 ということは、まず考えられますことは、そのほかの席については竹下事務所で持ったということに判断せざるを得なくなります。  次に、五億円に関連をいたしましてお尋ねをいたしますが、これらにつきましては、平成元年の参議院選挙の前であれば、新潟知事選挙との関係で、公選法違反...全文を見る
○中野委員 この授受の時期の設定について、平成元年であるか翌年の二年の一月であるかによって、その持つ意味合いが違ってまいります。あなたは単に、平成二年の一月であるということの事実の記憶、それだけで判断をされたのですか。私は、あるいはその前年、平成元年の五月ころのことの意識もお持ち...全文を見る
○中野委員 大変、一回であるということを先ほど来強調されるのですが、十億円の申し入れがあり、半分の五億円を持参しましたと渡邉氏はおっしゃったという。半分という言葉も先ほど使われました。二回あったのではないかというふうにも言われているわけであります。間違いなく一回でしょうか。そして...全文を見る
○中野委員 最後に、金丸氏はこの時期の設定について、あなたが悲壮な状況といいますか、そういう様子で一月だということを言った、竹下氏の秘書であります青木氏の二の舞はさせたくないと思ったのでというふうに、実は青木氏の自殺されたことも念頭に置いて、そのくらいにあなたの表情が悲壮であった...全文を見る
○中野委員 終わります。