有田芳生

ありたよしふ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回

有田芳生の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月20日第176回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○有田芳生君 有田芳生です。私は、民主党政権に入ってからの拉致問題、そして脱北者問題などについてお尋ねしたいというふうに思います。  昨年の三月に拉致被害者家族連絡会の代表である飯塚繁雄さんが韓国を訪れました。そのとき、大韓航空機事件の実行犯である金賢姫元工作員と会いました。そ...全文を見る
○有田芳生君 金元工作員が七月に日本にやってきたときに政府関係者にそのような証言をしたということは確認されていますでしょうか。
○有田芳生君 その木村かほるさんについて、七月に金元工作員がそういう証言を政府関係者に行って、一月ほどたった今年の八月の下旬に、青森県の八戸にこの木村かほるさんのお姉さんが今でも住んでいらっしゃいます、お姉さんのところに失踪した現地である秋田県警の捜査員が赴いて、木村さんのDNA...全文を見る
○有田芳生君 DNA鑑定のサンプルを秋田県警の捜査員が取りに行ったということも承知をされているわけですね。
○有田芳生君 そこでお聞きをしたいのが、その拉致被害者、政府認定以外の、いわゆる特定失踪者といって北朝鮮によって拉致をされた可能性が高い人たちというものを民間団体が調査をしているんですが、政府それから警察当局などが政府認定の拉致被害者とするその基準、判断基準ですね、そこはどういう...全文を見る
○有田芳生君 小泉さんが訪朝してからもう八年たつんですよね。その八年の間に、警察当局も含めて、拉致被害者がもっといるんじゃないかということを精力的に調査を、捜査をされてきました。それにもかかわらず、この八年間で拉致被害者の新たな認定というのは田中実さんと松本京子さん。いろんな方々...全文を見る
○有田芳生君 私が調査をした、間違っている可能性も十分あるという前提でお話をすれば、中国の瀋陽の領事館には少なくとも五人。北京の大使館にもいらっしゃる。合計十数人の方が領事館、大使館に脱北者のまま今も留め置かれている。その中には高齢者もいらっしゃいます。さらには、恐らく二年近くそ...全文を見る
○有田芳生君 今、前原大臣が北朝鮮人権法について触れられましたが、皆様方のお手元に北朝鮮人権法、三年前に施行された文書をお配りをしております。  その六番目、第六条のところに、今大臣がおっしゃったことと同じなんですが、やはり脱北者問題というのは国際的な連携の強化に努める、そして...全文を見る
○有田芳生君 今、百人を超える方という説明がありましたけれども、しかし一方で、民間団体の調査によりますと、日本にやってきている脱北者というのはもう二百人を超えている。だから、政府が百人を超える人数を確認している以上に、民間団体は具体的に一人一人に当たってその人たちの暮らしを支え、...全文を見る
○有田芳生君 その情報収集にかかわって、皆様方にここでちょっとある音声を聞いていただきたいというふうに思います。
○有田芳生君 今皆様方にお聞きいただいたのは、特定失踪者問題調査会という民間団体が今から十年前、二〇〇五年の十月から短波放送で北朝鮮も含めてアジアに向けて発信しているラジオ放送からの訴えなんです。  実は、これは当たり前のことですけれども、「ショーシャンクの空に」という映画があ...全文を見る
○有田芳生君 ありがとうございます。  あと、政府の体制が強化されていく中で、中井大臣の体制になってから拉致関連の情報が相当集まるようになったというふうに聞いております。しかしそれを、情報を精査して本当かどうかというものを確認をして、それを行動に結び付けていくことが大事だという...全文を見る
○有田芳生君 是非ともそれを実現するようにお願いをいたしたいと思います。  先ほど広野先生の方からもお話がありましたけれども、拉致問題というのは本当に国家主権に対する侵害であると同時に、人間の人生を奪われたもの、それをいかに回復していくかという大きな課題だというふうに思っており...全文を見る
10月26日第176回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○有田芳生君 民主党の有田芳生です。  昨年の五月に裁判員制度が始まりまして、そして、今朝も大きく報道されておりますけれども、初めての死刑求刑が行われたということで、国民の司法への参加が、様々な議論も含めて関心事として広がっております。同時に、昨年五月の強化された検察審査会につ...全文を見る
○有田芳生君 なかなか難しいことを易しくというのは難しいようですね。井上ひさしさん流にはなかなかいかないようですが。  要するに、憲法にある国民主権の理念というものを司法の現場に生かすために検察審査会が生まれたと私は理解しております。一九四八年にこの制度ができて、四九年の一月に...全文を見る
○有田芳生君 もう少し分かりやすく説明していただきたいんですが、どうして不起訴事案だけということになるんでしょうか。
○有田芳生君 昨日、参議院の予算委員会で自由民主党の森まさこ委員から質問があった中で、尖閣列島の問題で資料を出されまして、そのとき、検察の不起訴処分に対する不服申立ての手段について、事件が起きたとき、不起訴になったとき、検察審査会への申立てができるんだと、しかし一方で処分保留につ...全文を見る
○有田芳生君 そうすると、有権者のところに郵便物で、あなたは検察審査会の委員に選ばれましたというものが届くわけですよね。その段階で断ることはできるわけですよね。いかがでしょうか。
○有田芳生君 それは七十歳以上の方とか病気だとかあるいは学校に通っておられる方、それぞれだというふうに思いますけれども、そのときの辞退の可否、いいですよ、駄目ですよということは事務局の判断になるわけですか。
○有田芳生君 そのとき、辞退したいという返事が来たときに、事務局の方でその方を説得することはありますか。
○有田芳生君 そうしますと、ちょっと裁判員裁判の方に移りますけれども、裁判員裁判の辞退率というのは何%なんでしょうか。
○有田芳生君 それでは、全国に百六十五ある検察審査会で辞退率は何%でしょうか。
○有田芳生君 東京には七つの検察審査会がありますが、東京第五検察審査会の辞退率、把握されていますでしょうか。
○有田芳生君 その東京第五検察審査会、御存じのように、小沢一郎議員にかかわる陸山会土地購入事件に関する審理を行いましたけれども、この東京第五検察審査会の事務局の人数、それから辞退者を担当する人数、それからコンピューターくじを担当する人数、把握されていますでしょうか。
○有田芳生君 検察審査会の人選というのは有権者から、そして七十歳以上の方は断ることもできるということですよね。  実は、日本社会で今、有権者の平均年齢、二十歳以上の有権者の平均年齢は五十二・〇二歳なんですよね。  皆様方のところに資料をお配りしておきましたけれども、改正された...全文を見る
○有田芳生君 それでは、最終的に正確な平均年齢、一回目は何歳だったでしょうか。一回目だけで結構です。
○有田芳生君 無作為に選んで十一人が決まって、それが一度目が三十四・五五歳。そのことについて、この間の十月十五日、参議院予算委員会で、植村さんのお答えでしたよね、こう語っていらっしゃいます。やはり確率的に言うと珍しいことが起きたような気はいたします、それは間違いありませんか。
○有田芳生君 一回目の平均年齢が三十四・五五歳。それでは、二回目の平均年齢、何歳だったでしょうか。
○有田芳生君 東京第五検審の陸山会をめぐる議決二回で、二回とも三十四・五五歳、二回ともですよ。無作為に有権者からくじで選んで、二回とも三十四・五五歳。こんなことあり得ますか。大臣、どうですか。
○有田芳生君 桜美林大学の教授で数学者の芳沢光雄先生にお話を伺いました。統計についてはとてもお詳しい方ですが。  例えば、先ほど、間違った年齢について検察審査会が発表したとき、三十・九歳ですよね。それが果たして起きる確率は、東京都で七十歳以上を省いて住民基本台帳から二十歳から六...全文を見る
○有田芳生君 こうした世間ではほぼあり得ない奇跡的なことが起きているということについて、やはり国民の多くは密室で恣意的な選定が行われたんではないかというような指摘もありますし、あるいは三十四・五五歳、二回とも続いているということならば、メンバー変わってないんじゃないかという疑問も...全文を見る
○有田芳生君 先ほど、確率的に言うと珍しいことが起きたとおっしゃいましたよね。そのことが二回続けて起きた、しかも下二けたの年齢まで一緒の事態が起きている。これはたまたまといって済ませることができるんでしょうか。
○有田芳生君 だから、恣意的でないということを証明する必要があるわけですが、議事録はあるんですか。
○有田芳生君 審査会法の第二十八条、「会議録は、検察審査会事務官が、これを作る。」、議事録はあるわけですよね。しかし、独立しているからその中身については分からないという、そういうことでしょうか。
○有田芳生君 しかし、こういう極めてまれなあるいは奇跡的と言われるような事態が起きているのに、その議論がどのようになされているのか分からない、それじゃ納得できないんですよね。一体、何回開かれ、会議が、何時間議論されたんですか。それも分からないんですか。
○有田芳生君 先ほど、JR福知山線脱線事故あるいは明石歩道橋事故についても指摘をしましたけれども、神戸の検察審査会は明石で七回、JRで九回、審査会会議を開いたと発表しておりますが、どうして東京第五検察審査会はそういう発表をできないんでしょうか。
○有田芳生君 あるいは、裁判員裁判では六人の裁判員を選びますよね。ところが、その六人の裁判員に対して検察と弁護側は、理由を示さずに特定の候補者を拒否することができるわけですよね。ところが、この検察審査会の委員を決めるときには、審査される側の弁護士もあるいは申立人の代理人もそういう...全文を見る
○有田芳生君 さらに、審査補助員、弁護士さんですけれども、この方が審議は議決まで一か月以上掛けたと、複数回だったということをマスコミに公表されておりますが、これさえ確認できないわけですよね。そういうことでよろしいでしょうか。
○有田芳生君 取材をしますと、この東京第五検察審査会の出入りをしていた若者たち、三十四・五五歳の人たちは、これが全く悪いということではないんですが、ミニスカート姿の女性であるとかジーンズ姿の若者たちがよく出入りをしていたということが目撃をされております。そして、この人たちは九月に...全文を見る
○有田芳生君 この審査補助員がいつ選ばれたのか、それも分からないわけですよね。
○有田芳生君 それでは、議決は九月十四日に行われて、そして新聞報道などによると九月の八日段階あるいは七日段階でマスコミが知ることになりましたが、この弁護士さんによりますと、一か月以上審議の時間を掛けて複数回話合いを行ったと、説明を行ったと。だけど、その議論の中身も回数も、そして時...全文を見る
○有田芳生君 要するに、独立した機関だから、会議がどれぐらい行われたかもメンバーもはっきりしない。裁判員裁判だって、初めは難しかったけれども、積極的に記者会見をやって自分たちの感想を語ることがあるわけですよね。ところが、この検察審査会については、年齢がまあ不可思議な三十四・五五歳...全文を見る
○有田芳生君 しかし、そうはいっても、今日指摘をしたような深い疑問が広がっているときに、やはり検察審査会が透明性を確保して公平性が保障されなければ、国民の深い疑問というのは解消できないというふうに思います。中には、市民の名による検審ファッショだという意見さえ出ておりますから、この...全文を見る