有田芳生

ありたよしふ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回

有田芳生の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第177回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  今日は、命を守る政治について、特に、威信が落ちている検察、さらには警察の捜査についてお聞きをしたいと思います。  その前にまずお願いをしたいのは、予算委員会などの質疑を聞いておりますと、ややもすると専門的な...全文を見る
○有田芳生君 反復性があるということが今分かりましたけれども、具体的な問題に入ります。  栃木県の足利市の駅を降りると、周りを見渡しますと、織姫山という小さな山があります。標高で百十八メートル、そこの山に上がって見渡しますと、渡良瀬川がずっと流れております。そこからじっと目を凝...全文を見る
○有田芳生君 その後、菅家さんの冤罪が明らかとなってから、警察庁が足利事件についての総括文書を出されました。どのような総括がなされたでしょうか。
○有田芳生君 総括文書の中で、菅家さんが、事件当時、足利市で起きた三件の連続幼女殺害事件の犯人だという取調べが行われたわけですけれども、それは総括文書の中ではどのように評価がされてますでしょうか。
○有田芳生君 ここに「足利事件における警察捜査の問題点等について」という、平成二十二年四月の警察庁の総括文書があります。その中では、警察庁の総括として、足利で起きた三つの事件、いずれも同一犯人による犯行の可能性が高いと、そのような評価がされておりますけれども、これで間違いありませ...全文を見る
○有田芳生君 今、国家公安委員長は重大な発言をなされました。  私は、足利事件の三つについて、菅家さんが疑われたように、連続事件の可能性があるのではないか、総括の中でもそのように書かれているという指摘をしましたが、今国家公安委員長は、私が先ほど説明をした群馬も含めた五件について...全文を見る
○有田芳生君 そうしますと、もう一度確認をいたしますが、一九八七年に起きた幼女誘拐殺害事件、そして一九九六年に群馬県太田市で起きた横山ゆかりちゃん、パチンコ店から消えた、いまだ行方が分からない、その事件までもが同一の犯人の可能性があると国家公安委員長は認識されたということですね。
○有田芳生君 同じく、足利事件については最高検も総括資料を出しておりますけれども、同じ問題、連続事件の可能性があったのかも含めて、法務大臣にお尋ねいたします。
○有田芳生君 最高検の総括資料では、足利の三件の事件について同一犯人による可能性もある事案であると、そういう記述がありますけれども、国家公安委員長は先ほど、それに加えて、群馬県で起きた二件も連続の可能性があると答弁なさいました。  法務大臣はいかがですか。
○有田芳生君 栃木県警の幹部は、菅家さんが冤罪であるということが明らかになったときに、真犯人が逮捕できずに無念だと、そのように語っていらっしゃいました。私は、一連の関係者に話を聞いて回りました。今日の質問をするためにも、冤罪が晴れましたけれども、菅家利和さんにも時間を掛けてお話を...全文を見る
○有田芳生君 ここで総理にお伺いしたいのですが、重要事件、しかも冤罪の事件、真犯人も捕まっていない、しかも連続事件の可能性もある。それを時効と言って言い逃れすることは住民の不安を解消することにはなりません。今、国家公安委員長が語ったように、もし真犯人が海外に逃亡していれば時効は停...全文を見る
○有田芳生君 実は、足利事件の真犯人の目撃者はいたんです。それは警察庁の総括にも最高検の総括にも出てきますが、国家公安委員長、法務大臣、いかがですか。
○有田芳生君 裁判で何が明らかになったんでしょうか。
○有田芳生君 その見付からない真犯人がどのような人物の可能性があるのか警察庁の総括の中で書かれていますが、国家公安委員長、どのように書かれておりますか。
○有田芳生君 最高検の総括ではいかがでしょうか。法務大臣、お願いします。
○有田芳生君 この目撃をした主婦に私は話を聞きました。その日、子供さんと夕方、渡良瀬川の運動公園で遊んでいるときに、太陽が落ちかけたときに、六十メートルから百メートルぐらいのところを男性と女の子が歩いていった。そのことがとても印象的だったのは、その主婦の娘さんがピンクのスカートを...全文を見る
○有田芳生君 そもそも菅家さんが逮捕をされたのはDNA鑑定でした。犯人の体液と一致したということで、初期の、MCT一一八型法によって菅家さんは逮捕されましたが、当時の初期のMCT一一八型法というのは、粗い画像を目視、目で見て一致するかどうかを判定するんです。  当時、足利市で菅...全文を見る
○有田芳生君 あらゆる可能性と言いますが、遺族がシャツを返してくれと、真実ちゃんのシャツを返してくれと言っているんですが、どのような可能性があるから遺族に返さないんですか。
○有田芳生君 そうすると、国家公安委員長、今のような状況の下で、足利事件も含めた再捜査、あるいはDNA型の再々鑑定を行う意思はおありですね。
○有田芳生君 そうすると、足利事件の再捜査は行うわけですね。
○有田芳生君 真実まであと一歩のところまで来ている。そのときに警察あるいは検察が動かないならば、この国の安心、安全、国民に対する示しが付かないじゃないですか。いかがでしょうか。
○有田芳生君 国民の安心、安全、そして治安を守る重大な課題、民主党政権だからこそ、菅政権だからこそできることがあると思いますので、是非とも総理の英断を求めます。  それで、質問を終わります。
05月12日第177回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○有田芳生君 有田芳生です。おはようございます。  法律というのは、言うまでもないことですけれども、私たちの、国民の日常生活に深い関係があるものですけれども、しかし、なかなか直接自分が何かにかかわってみないと分からないようなことがあるというのもまた残念ながら法律を取り巻く様相だ...全文を見る
○有田芳生君 統一教会、正式名称は世界基督教統一神霊協会。この特徴というのは、日本の世間からすれば、霊感商法を信者たちがやっているというイメージと、あるいは一九九二年ですが、歌手で俳優を務めていらした桜田淳子さんが合同結婚式に参加をするという、そういうことで広く知られるようになり...全文を見る
○有田芳生君 ですから、例えばGPSを他人の車にくっつける、それが例えば自宅の駐車場に入り込んで付けたということが分かれば建造物侵入ということで検挙をされることになるんだけれども、例えばコンビニエンスストアなんかに車を駐車していたときに何者かがGPSを付けたならば、それはもう今の...全文を見る
○有田芳生君 そういう現状の下で、いろんなところでそういう使用がされていたり、あるいは最近分かった事例では、携帯電話を壊して、その中のGPS機能だけを取り出して小さなたばこの箱のようなものに入れて、それをある特定人物の車にこっそりと付けているというような件も発覚しているんですよ。...全文を見る
○有田芳生君 そうすると、迷惑防止条例については各都道府県がどのようにつかんでいるかということが警察庁には来てないということなんでしょうけれども、軽犯罪法違反として、GPSを設置する、あるいはそのことによって他人の、第三者のプライバシーを侵害するということで検挙されたケースという...全文を見る
○有田芳生君 つまり、新しい課題だというふうに思うんですよね。  去年の秋でしたか、菅総理と江田大臣が食事をされて、多忙な中で本当にほっとされて、それで、その後に銀座のビルの地下にある小さな安いバーに行かれた。それは、私も年に一、二回行くからよく分かっているんですけれども、そう...全文を見る
○有田芳生君 恋愛感情に基づくストーカー行為だけではなくて、付きまとい、尾行、嫌がらせというようなケースが、この社会に残念ながら存在するということになってくると、やはり様々な事件が起こる可能性がある。例えば、一九九九年、埼玉県の上尾市で当時二十一歳の女子大生がストーカー行為の果て...全文を見る
○有田芳生君 私の周りでも知人がそういうGPS機能付きのものを付けられて、探してみたらごろごろ出てくるというようなことになってくると、私の身の回りでもそういうことだというと、日本全国だと様々な問題がこれから発生する可能性があると思いますので、せっかく実現した政権交代ですから、新し...全文を見る
05月26日第177回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○有田芳生君 おはようございます。有田芳生です。  芥川賞作家の柳美里さんは、御自身の両親による虐待体験、あるいは未婚の母として今小学生の男の子を育てている中で、自らが虐待をしてしまっているということ、そして、そのことを本当に悩んで、苦労して、苦闘して、カウンセリングを受けなが...全文を見る
○有田芳生君 今お話がありましたように、平成二年からの統計、それがもう四万件を超えている、減る傾向にはない。これは、児童虐待防止法、平成十二年施行前に比べて三・八倍増えているというお話がありましたけれども、統計が取られ始めてからは何と四十・一六倍に増えているという、こういう異常な...全文を見る
○有田芳生君 その傾向の中で、統計が取られ始めてから、身体的虐待が減る一方で心理的虐待が増えているという統計数字が出ていると思うんですが、どういう数字が出ていますでしょうか。
○有田芳生君 つまり、見える虐待から見えない虐待がずっと増えてきているというこの現実だと思いますが、その理由はどのように分析されていますでしょうか。
○有田芳生君 さて、柳美里さんですが、「ファミリー・シークレット」という単行本を出されて自らの体験を克明に記されておりますが、実は二〇〇八年、今から三年前の二月二日から四日、柳さん、それから息子さん、それから同居人の男性が東京ディズニーランドにこれは取材に行かれたんですよね。 ...全文を見る
○有田芳生君 そのチェックリストですけれども、何と三十二項目あるわけですよね。そこに問題がある御家庭だと思って児童相談所が行く。だけれども、そこでそんなことありませんよと言われてドア閉められてしまったら、それで終わってしまう。ちゃんとこのチェックリストに基づいてお子様の状況を見て...全文を見る
○有田芳生君 一般論としてはまさしくそのとおりなんですが、現実はなかなかうまくいかない。  それは、大臣の地元の岡山でも、この間もお話がありましたけれども、事件がつい最近、これは発覚して逮捕されたのは二十三日ですけれども、今月の。岡山で十六歳の女子高校生、十六歳、虐待によって命...全文を見る
○有田芳生君 死亡事例の検証をしていく、それを地方自治体に伝える、とても大事なことだと思います。  しかし、一般的に苦労を日々しているのはお母さんたちであったり子供たちである。だから、事件が起きたとき、これは児童虐待のケースだけではないんですけど、大臣にお尋ねしたいんですけれど...全文を見る
○有田芳生君 柳美里さんは、自分の問題を克服したいと思うために、毎日毎日、新聞を見ては、児童虐待の事件があればそれを切り抜いて赤線を引いている。恐らく、柳美里さんだけではなくて、多くのお母さん方で虐待を働いている方は、自分がやっていることはいいとは思っていない方が、ほかでもどんな...全文を見る
○有田芳生君 現実があって法律があるのであって、法律があって現実があるのではないと私は理解しておりますけれども、ですから本当に現実を変えていかなければいけない。  そのときに、親も悩んでいるけれども子供も悩んでいる。まず、暴力を働いている親御さんたちのカウンセリングをどのように...全文を見る
○有田芳生君 親のカウンセリングをこれからも本当に真剣に進めていくと同時に、傷ついた子供たちのカウンセリングというのもとても大事であって、例えば私は個人的な経験として、一九九七年に神戸で起きた連続児童殺傷事件の、当時十四歳で逮捕された少年、その精神鑑定についてもお医者さんなどから...全文を見る
○有田芳生君 九七年に起きた神戸の連続児童殺傷事件についても、精神鑑定主文には、あの事件が起きた根拠の一つとして、度重なる体罰の悪循環という評価、分析がされているんですが、やはり親が子供に虐待をする、そしてまた体罰を含めた悪循環によって残念ながら神戸の事件が起きてしまったという、...全文を見る
06月14日第177回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○有田芳生君 民主党の有田芳生です。よろしくお願いします。  地獄への道は善意で敷き詰められているというイギリスの古いことわざがあります。例えば、私はずっと反対をしてまいりましたが、東京都青少年健全育成条例。これ文言だけ引くと、青少年を健全に育成するという、もっともらしい、当た...全文を見る
○有田芳生君 私はこれまでストーカー事件等々いろんな事件について取材、調査をやってきましたけれども、やはりきっちりしたすばらしいように見える法律であっても、現場レベルでなかなかその趣旨を徹底することができなくて、恣意的な運用がなされたり、あるいは放置をされたりということはありまし...全文を見る
○有田芳生君 ウイルス作成罪といったときに、一般的にそれが使われたときにそれが社会問題になって事件になっていくという理解をするわけですけれども、今回、批判的な見解を述べられる人たちは、いや、ウイルスを作成しただけで罰せられるんだと、つまり日常的にサイバーパトロールをやって、それで...全文を見る
○有田芳生君 前田参考人。
○有田芳生君 一言だけ。  人間というのは性善説、性悪説ありますけれども、私は性弱説という立場に立っておりまして、弱いものであると。だから、捜査機関などもやはり現場では無理をすることがあるという前提に立ってこの法案の判断をしていきたいというふうに思っております。  終わります...全文を見る
06月16日第177回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○有田芳生君 サイバーテロというものはリアルなテロと同じものであるという時代認識に基づいて、去年の五月ですけれども、アメリカのオバマ大統領は軍にサイバー司令部をつくるという方針を発表いたしました。さらには、昨年の十月には本格的な始動をさせるに至りました。それは、アメリカ政府あるい...全文を見る
○有田芳生君 つまり、今の御指摘にも明らかなように、ネット犯罪というのは、大きな企業あるいは国家に対する犯罪行為だけではなくて、ネット社会においては私たちの暮らしにとても深く知らないうちに影響を与えるものであるというふうに考えますと、オバマ大統領のサイバー司令部という大きな課題が...全文を見る
○有田芳生君 いわゆるサイバー刑法について、これは大臣にお聞きをしたいんですが、これは大震災のどさくさ紛れに通過をさせようとしている悪法であるというような御指摘をなさる方もいらっしゃいますが、私の認識では、これはたしか三月十一日の午前の閣議で決まったものであって、もっと遡れば、サ...全文を見る
○有田芳生君 意図して他人のコンピューターに入り込んでそれを動かす、そしてそれが外部に流出をして問題が発覚して、そこを遡って摘発をするということは、それはあり得る、仕方がない当然のことであるという理解ができるんだけれども、ウイルスを作成しただけで罰せられるのかどうか、そういう不安...全文を見る
○有田芳生君 もう一度確認をしておきますけれども、不正なウイルスを作っているのではないかという推測に基づいて他人のコンピューターに入り込むことはないという理解でよろしいんですね。
○有田芳生君 そうしたら、作成をしているかどうかというのを確認するのは、その作った者が供用をしたときに発覚をして、そこで摘発をされるという、そういう理解でよろしいんですね。
○有田芳生君 その見るためだけにという、だけ以外のことで何か捜すことはあるんですか。ひょっとして、情報が入った、この人が不正なウイルスを作っている可能性があるという情報が入った、そのときに、その特定個人のところに入り込んでいくことはなさるんですか。
○有田芳生君 先ほど、震災が起きてから四十一件、都府県警から、公序良俗に反する遺体写真であるとか様々な不適切な情報について、プロバイダーにメールを通じて何とかならないかという、そういう口頭注意が警察庁から都道府県警に行ってプロバイダーに行っているんですけれども。  やはり、この...全文を見る
○有田芳生君 あと一点大臣にお伺いしたい点は、一枚の令状で、端末もサーバー情報、リモートアクセスなどの押収し放題ではないかと。これは憲法三十五条、捜索、押収の制限の規定、令状主義に対して、このままでは崩壊してしまうんではないかという指摘がありますけれども、それについてはいかがでし...全文を見る
○有田芳生君 もう時間ですのでやめざるを得ませんけれども、先ほども指摘をしましたけれども、法執行機関に対する国民の間の広い不信というものが残念ながら広がっている状況の下で、やはりこの法律に対する危惧というものを表明される方がいらっしゃるというふうに思います。  二〇〇六年四月二...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
06月21日第177回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○有田芳生君 民主党の有田芳生です。今日は質問の機会を与えてくださいまして、ありがとうございました。  世間一般にガイドといいますと、観光ガイドという印象で受け止められております。しかし、この分野は様々な問題がありまして、例えば無資格ガイドと業者との癒着、あるいは官僚との癒着等...全文を見る
○有田芳生君 今御説明いただきましたように、非常に難しい国家試験を通過をして通訳案内士になられる方が、登録した人で今全国で約一万二千。今御説明いただきましたように、昨年は一二・九%しか合格しておりません。この数年間を見ても、平成十九年には九千二百四十五人試験を受けたけれども、二〇...全文を見る
○有田芳生君 通訳案内士という国家試験で大変な難関を通って約一万二千名の方が今登録をなされていて、さらに地域限定の通訳案内士ができた。そしてさらに、今度の総合特区法案の中で新たに総合特区通訳案内士というものがつくられようとしておりますけれども、これはどういう仕組みになっていますで...全文を見る
○有田芳生君 昨年の八月から募集がなされていると伺っておりますけれども、具体的にどういう都道府県で、あるいは特徴的にどういう特区が想定されていますでしょうか。さらに、その特区で研修を行う場合、そのカリキュラム、内容について骨子は明らかになっておりますでしょうか。
○有田芳生君 通訳案内士が大変な試験を通ってこられた方に対して、今度の総合特区法の第二十条の第二項では、通訳案内士法第二条に規定する通訳案内を今度の総合特区通訳案内士の規定とされております。つまり、業務内容は一緒である。しかし、次の第三項を見ますと、通訳案内士法の規定を適用しない...全文を見る
○有田芳生君 難しい国家試験を通ってきた通訳案内士さんたちに比べて、総合特区においては研修だけで済んでしまう。これで果たしていいのだろうかというふうに思ったときに、もちろん研修をなさって、その上で到達度を評価するというような、そういう方向を考えていただくことはできないでしょうか。
○有田芳生君 もう一点、通訳案内士法の第三十六条「通訳案内士でない者は、報酬を得て、通訳案内を業として行つてはならない。」とありますよね。その次の通訳案内士法の第三十七条では、「通訳案内士でない者は、通訳案内士又はこれに類似する名称を用いてはならない。」とある。そうすると、今度の...全文を見る
○有田芳生君 観光立国を目指して、新経済成長戦略の下で、例えば医療ツーリズムなども今後発展させていかなければいけないというふうに考えております。  しかし、残念ながら、東日本の大震災の大きな影響で観光客がとても減っていて、三月十二日から五月三十一日までには前年比六〇・七%観光客...全文を見る
○有田芳生君 時間ですので終わりますが、とにかく通訳案内士の権利を基本にしながら観光立国を更に進めていっていただきたいと思いますし、私たちもそのために努力をしたいと思っております。  ありがとうございました。
10月27日第179回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党の有田芳生です。  今日はコールドケース、つまり未解決重要事件と時効の問題について、中心にお聞きをしたいというふうに思います。  言うまでもないことですけれども、政治というものは国民の生命、安全、そして財産などを守っていく、それを国民の...全文を見る
○有田芳生君 確認しておきたいことですけれども、今要約してくださった五つの事件については一つでも解決した事件はありますでしょうか。
○有田芳生君 残念ながら、五人の幼女が誘拐をされて、そのうちの四人が殺害をされているということが分かった。  これは現地に行ってみれば分かりますけれども、足利市の駅前に織姫山という百十八メートルぐらいの小さな山がありまして、そこの上に登って見渡しますと、渡良瀬川が流れていて、渡...全文を見る
○有田芳生君 その三月八日の予算委員会では、前総理の菅直人さんも、やはりこういう冤罪にかかわる事件、しかも同種の事件が近郊で起きているということについては、時効の問題などが、これから質問をしますけれども、あるけれども、類似事件が起きている以上、必要な対応をしなければいけないと、そ...全文を見る
○有田芳生君 菅前総理、そして中野寛成前国家公安委員長の積極的な答弁をきっかけにしまして、実は五つの事件の家族の方々というのは、これまでずっと、自分の娘さんが誘拐され、殺害され、あるいは一九九六年に横山ゆかりちゃんはパチンコ店から行方不明になっていまだ行方が知れない、来年成人式を...全文を見る
○有田芳生君 その後、警察当局として、栃木県警さらには群馬県警に対して具体的にどのような指示が行われ、そしてさらには、栃木県警、群馬県警では現在に至るまでどのような捜査が進んでいるでしょうか。差し支えないところまでお聞きできればというふうに思います。
○有田芳生君 この家族会の結成、そして今御説明をいただいた警察庁の指揮の下で、栃木県警、群馬県警の連係プレーというものが徐々に進みつつあるというその成果を期待したいというふうに思いますが、更に言えば、栃木県警、群馬県警の担当者の方々が家族会それぞれ自宅を訪問してくださって、今こう...全文を見る
○有田芳生君 少し踏み込んでお聞きをしたいんですけれども、群馬県警が横山ゆかりちゃん事件で特別な体制を取られて捜査を進めていらっしゃるということは調査の結果理解をしておりますけれども、栃木県警の動きというものはどういうことなんでしょうか。  つまり、栃木県警から群馬県警に、つま...全文を見る
○有田芳生君 五つの事件で、先ほど御説明いただきましたように一九九六年に起きた横山ゆかりちゃんの事件は、これは時効ではないわけですよね。しかし、残念ながらほかの四つの事件については時効とされている。そうすると、足利で起きた三つの事件について栃木県警は捜査は具体的になされているんで...全文を見る
○有田芳生君 この家族会の結成の動き、そして中野寛成前国家公安委員長との懇談、それがマスコミに報じられる経過の中で、様々な積極的、前向きな報道がなされてきましたけれども、産経新聞の八月二十五日の群馬版、これは群馬で産経新聞を取っている人だけしか読めないかというとそうではなくて、実...全文を見る
○有田芳生君 そうしますと、今もお話がありましたように、菅家さんは冤罪の被害者だと明らかとなりましたけれども、今でも足利事件についての不審な人物ということを、それが単数なのか複数なのか分かりませんけれども、当局としては承知をしていると、不審人物として認識をしているという理解でよろ...全文を見る
○有田芳生君 そうした報道に困惑しつつも家族会は、先ほどもお話をしましたように、熱心に、やはり世論とともに、あるいは警察当局とともに、あるいは私たち国会議員の家族会を支援する会とともに、何とか事件の真相解明に迫っていきたいと、そういう思いを皆さん持たれております。本当に年金生活で...全文を見る
○有田芳生君 実は、先ほども申しましたけれども、この五つの事件の被害者御家族、一番最初は一九七九年に発生をし、横山ゆかりちゃん事件は、繰り返しますけれども、一九九六年七月七日に発生。この五つの御家族、御夫婦と言っていいかと思いますけれども、処罰感情、非常に強いものがあります。何と...全文を見る
○有田芳生君 足利事件の時効はいつ迎えましたでしょうか。
○有田芳生君 先ほど時効についての学説についてもちょっと触れていただきましたけれども、刑事訴訟法二百五十四条の第一項の解釈について、これは学界レベルでいうと積極論、消極論、実務のレベルでは消極論と言ってしまっていいんでしょうか。しかし、学説上、やはりこういう問題を前向きに解決して...全文を見る
○有田芳生君 実は、足利事件の真相解明に向けて、時効について私は今年の初めに警察庁に問合せをいたしました。足利事件の時効についてどう考えればいいのかということに対して、二月に警察庁から文書で回答をいただきました。  そこには、時効完成を否定する要素が得られれば真犯人の検挙に向け...全文を見る
○有田芳生君 足利事件の真犯人が海外に逃亡していたかどうかということは、これは捜査をしなければ分からないことですよね。そのことについては後ほどお聞きをしますけれども、この海外逃亡の場合時効が停止するというのは、捜査権が及ばないからだという理解でよろしいでしょうか。刑事局長、お願い...全文を見る
○有田芳生君 これは、法務大臣が大臣所信でおっしゃってくれた国民の皆様の常識、私たち市民生活の常識から考えますと、仮に真犯人が海外に逃亡していた、だけど足利事件の場合、菅家さんが誤認逮捕をされて起訴をされてずっと長い年月苦しい思いをされてきた。だけどこれは、真犯人でない菅家さんを...全文を見る
○有田芳生君 そこで、中野前国家公安委員長が家族会との懇談の中でもお話をくださったわけですけれども、群馬の横山ゆかりちゃんの事件、まだ時効を迎えておりませんから、群馬の事件を突破口にして足利事件も含めたほかの四事件についても解決に向かいたいと、そのように語ってくださいました。 ...全文を見る
○有田芳生君 この五つの事件の解明については、今までお話をして質問をさせていただいた時効の壁と同時に県境の壁があるのではないかと、どうしても外から見ていると思わざるを得ないのです。  元最高検検事の土本武司さんは、警察庁が栃木県警、群馬県警に事件解決のために横断的な指示を出すこ...全文を見る
○有田芳生君 菅家さんが傍聴してくださっておりますけれども、私は菅家さんから詳しくお話を伺いました。  そのとき、取調べのときに暴言を吐かれ、あるいは椅子をけられ、非常に恐怖の下で自白をせざるを得なかった、だから、大臣所信の中でも触れられておりますけれども、取調べの全面可視化が...全文を見る
○有田芳生君 私はこの問題に取り組んできて、オウム事件を思い出します。私も取材者の一人としてオウム事件にずっと長くかかわってまいりました。そして、一時は破防法を適用するかどうかで国論は二分しました。学界でもいろんな意見が出て、ジャーナリズムでも賛成、反対起こりました。私は、そうい...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
10月28日第179回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○有田芳生君 有田芳生です。  今日は、北朝鮮情勢の評価と拉致問題の解決の条件についてお伺いをしたいと思います。  皆さん御承知のように、北朝鮮による拉致被害者のお一人である蓮池薫さんは、日本に帰国をしてから様々な努力をなされて、今では韓国の小説の翻訳やあるいは御自身でエッセ...全文を見る
○有田芳生君 拉致被害者が日本に戻ってくることができたもう一つの背景、条件として、アメリカの存在があります。  小泉訪朝を準備した田中均元外務省の当時アジア大洋州局長が、小泉訪朝が実現をして拉致被害者を帰国させることができた背景の一つに、強硬なアメリカ、その存在によって北朝鮮が...全文を見る
○有田芳生君 もう一点、北朝鮮の権力基盤の評価についてですが、これも日朝交渉にかかわった田中均元外務省の、審議官もなさっておりましたけれども、あの日朝交渉をやったときに、金正日体制が万全に見えたと、したがってその権威を利用することが拉致問題の解決の早道ではないかと、そのように評価...全文を見る
○有田芳生君 北朝鮮の専門家たちから話を伺いますと、やはりそういう権力基盤が徐々に変わりつつある状況の下でも、今年の春ぐらいから、いや、もう少し前ぐらいから北朝鮮の特に外交筋で小さな春の動きが、割と自由にいろんな交渉をやっている気配があるという、そういう評価を聞いているんですよね...全文を見る
○有田芳生君 そうした北朝鮮をめぐる国際情勢の下で、日本は果たして何をなすべきなのか。  そこで、拉致対策本部にお聞きをしたいんですが、自民党政権以降、政権交代が行われて、拉致対策本部の陣容が予算の面でも人員の面でも大きく変化をしたというふうに昨年のこの委員会でも質問をしたんで...全文を見る
○有田芳生君 そうした陣容の下で情報分析が必要だということはまさしくそのとおりであって、そこで具体的な問題についてお聞きをしたいと思います。  先般、韓国で脱北者が、二〇〇四年から五年の段階で横田めぐみさんの生存情報が発せられました。私が個人的に調べてみたら、その横田めぐみさん...全文を見る
○有田芳生君 もう一つ、週刊朝鮮四十三号が発売になりました。その翻訳を見ますと、平壌で十七歳以上の人口が二百十万人であるという、そういう国家安全保衛部の資料が流出をして、今紹介した週刊朝鮮の四十三号に掲載をされました。これはごく一部なんですけれども、その中で注目すべきは、平壌に八...全文を見る
○有田芳生君 そうした具体的な様々な課題があるわけですけれども、果たして今後日本政府が北朝鮮に対してどのように対処していくべきなのか、その基本的な姿勢についてお伺いをしたいと思います。  私は、今日の質問をするために横田滋さん、横田早紀江さん御夫婦に話を伺ってきました。日本政府...全文を見る
○有田芳生君 そこで、日本政府として今どの地点に立ち戻るべきなのかということで、自民党政権の時代、福田政権時代の二〇〇八年の日朝協議についてお聞きをしたいというふうに思います。  当時、〇八年には六月に二回日朝実務者協議が行われて、さらに八月に実務者協議が行われて、今外務省のホ...全文を見る
○有田芳生君 確認をしておきたいんですけれども、北朝鮮側に再調査を求める、そのとき日本側として人的往来などの規制解除も同時に行うという理解でよろしいんですか。
○有田芳生君 横田早紀江さんは、日本政府に対して、上手な外交を是非やっていただきたいという表現をなさっておりました。そう考えたときに、小泉訪朝の教訓というのはやはり今、民主党政権になっても振り返ってみなければいけないだろうというふうに思います。  二〇〇二年の九月十七日に小泉訪...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
11月14日第179回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○有田芳生君 民主党の有田芳生です。  一九七七年、昭和五十二年、日本では福田赳夫内閣でした。日本の世相でいえば、巨人軍の王貞治選手がホームランの世界記録を打ち立てて、そしてちまたではピンクレディーが物すごく人気を誇っておりました。  その一九七七年の十一月十四日、横田滋さん...全文を見る
○有田芳生君 私は、今のことを前提にしまして、今日の質疑では、北朝鮮の金正日国防委員長の日米外交認識の変化と、そして横田めぐみさん生存情報について、その二つに絞ってこれからお聞きをしたいというふうに思います。  先回のこの特別委員会で私は、北朝鮮の外交に小さな春のようなものが芽...全文を見る
○有田芳生君 ちょっと簡単に。
○有田芳生君 日本との関係で。
○有田芳生君 今、玄葉大臣から御説明があったように、このイタル・タス通信への金正日国防委員長の書面インタビューというのは今年の八月にロシアを訪問したことに対する感謝のインタビューなんですが、その中に、アメリカに対して、そして日本の外交についても言及をしている。これは実は今回初めて...全文を見る
○有田芳生君 二〇〇一年の七月の段階で金正日国防委員長がロシア紙に答えている中でも日朝関係について触れられている。そのことを受けて、金正日国防委員長の発言というのは、皆さん御承知のように、北朝鮮においては法律よりも重いものという認識がされてしまいますから、外交においても変化が出て...全文を見る
○有田芳生君 もし北朝鮮の外交に小さな春というものが生まれているとするならば、これから日朝交渉をするときの原則とは一体何なのかということについて、外務大臣、どのように理解されていますでしょうか。日朝交渉をこれから進めていくならば、何が原則なのかということを、ちょっと一般的にでもよ...全文を見る
○有田芳生君 二〇〇二年九・一七小泉訪朝が実現して以降、田中均さんに私もお話を伺いましたけれども、やはり総理大臣あるいは外務大臣が政府の権限がある者に指示をして、そして情報が漏れることなく北朝鮮側ときっちりと原則に基づいて交渉していくことが大事なんだと、そのように教えられました。...全文を見る
○有田芳生君 繰り返しますが、もし仮に北朝鮮外交に小さな春が生まれつつあるとするならば、やはりそのチャンスを利用して拉致問題の全面的解決に向けて、玄葉大臣を先頭にして、そして山岡大臣も頑張っていただいて、拉致問題の解決に是非とも進んでいただきたいということをお伝えをしまして、外交...全文を見る
○有田芳生君 耀徳の収容所と聞きますと、恐らく皆様方、収容所というと、政治犯がそこに捕らえられているんだけれども、何か刑務所みたいな印象でどうしても日本ではとらえられてしまうんですが、耀徳の収容所というのは、正確に言うと第十五号管理所、これは東西二十キロ、南北三十四キロ、そういう...全文を見る
○有田芳生君 このイ・ヨンスという仮名の四十を過ぎた脱北者は、横田めぐみさんについての情報については、先ほどお話をしましたように、労働党の作戦部だと思われる男性から生存情報を聞いているんですが、同時に大事なのは、めぐみさん情報は間接情報でありますけれども、直接自分の目で見た情報も...全文を見る
○有田芳生君 もう一つの横田めぐみさん生存情報、これは日本でも大きく報道されましたから皆さん御承知だと思いますが、週刊朝鮮という週刊誌、先日、風間議員と編集部を訪れました。平壌市民二百十万以上、十七歳以上ですけれども、十七歳以上の二百十万人を超える平壌市民の身上資料、身の上資料で...全文を見る
○有田芳生君 私は、この北朝鮮の中枢部であろうと思われるところから流出した二百十万人以上の平壌市民の身上資料、おおむね本物だろうというふうに理解をしております。  これはもうコンピューターに入っておりますけれども、二百十万人以上の人たちの住所から名前から血液型から婚姻関係からふ...全文を見る
○有田芳生君 今、山岡大臣が触れてくださいましたように、二百十万人を超える平壌の市民のこの資料の中には日本国籍を持つ人たち八十五人の名簿も入っている。風間議員とそれを入手いたしました。  そして、それを見ますと、八十五人のうち七十一人が女性、そして平均年齢六十三歳、大体工場で働...全文を見る
○有田芳生君 二〇〇四年から二〇〇五年の段階の資料にもう既に日本に帰国しているジェンキンスさんと曽我さんのお名前が入っているというのは果たして何なのか。しかも、結婚の日付も実際のものとは違う。更に言えば、蓮池さん、地村さん、どうなっているんだ。あのお二人、あの御家族はもう帰ってき...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
11月24日第179回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○有田芳生君 民主党の有田芳生です。おはようございます。  今日の法律改正案についての質問をするときに、私はいつもテーマを自分なりに設定をするんですけれども、今からお聞きしたいことは、一言で言えば、人間性を回復するための刑法等の一部を改正する法律案などについてお聞きをしたいとい...全文を見る
○有田芳生君 もう一点お聞きしたいんですけれども、この法改正の出発点、やはり刑務所への過剰収容、それがスタート点にあったのではないでしょうか。いかがでしょうか。
○有田芳生君 出発点が過剰収容をいかに克服するかということであったとしても、やはり今お話がありましたように、犯罪者の社会復帰をどのように効果的に進めていくか、再犯をいかに防いでいくのか、それが社会の治安を、防ぐことにもつながっていくという意味においては今回の法改正は非常に大事だと...全文を見る
○有田芳生君 例えば、窃盗犯に比べて薬物犯罪者の再犯率、その傾向というものは数字としてどのようになっていますでしょうか。
○有田芳生君 統計的には取られてはいないんでしょうか。
○有田芳生君 作家の吉村昭さんに「仮釈放」という作品があります。これは、殺人を本当に情状酌量されるような原因、理由で犯してしまったある高校の教師をやっていた人が無期懲役の判決を受けるんですが、十六年で仮釈放で出てきます。そして、その吉村さんの小説の主人公は社会に復帰していくんだけ...全文を見る
○有田芳生君 つまり、一部執行猶予の法改正ではあるけれども、その中で仮釈放はあるという理解でよろしいわけですよね。
○有田芳生君 そうしますと、これから様々な人員をもっと厚く増加しなければいけない課題も恐らく出てくるだろうと思うんですが、局長にお伺いしたいんですけれども、保護観察官と刑務所から出てきた人たちとの関係、そしてまた保護観察官の定義が今どうなっているかということをお聞きしたいと思いま...全文を見る
○有田芳生君 保護観察官の定員というのは何人でしょうか。
○有田芳生君 それは定員なんでしょうか。
○有田芳生君 定員は何人なんでしょうか。それを初めから聞いているんですが。
○有田芳生君 百四名ですか、もう一回確認したいんですが。
○有田芳生君 その次に、保護観察官の定員が今九百五十四名、地方が百四名というお話ですけれども、そうすると現場で一人当たりの負担件数というのは何人ぐらいになるんでしょうか。
○有田芳生君 一人当たり五十件の担当ということですね。  そうしますと、さらに、一番末端という表現はちょっと適切かどうか分かりませんけれども、日常的に出所者と交流をして精神的なケアあるいは就職あっせんなども努力をされている保護司の方々、四万九千人とお答えいただきましたけれども、...全文を見る
○有田芳生君 この間説明いただいたときは二件と伺っていたんですが、二日前には二件と伺ったんですが、一日たつと一件になるという、これはいかに。
○有田芳生君 吉村昭さんの「仮釈放」という作品の中に出てくる主人公の場合は、十六年間で仮釈放、社会復帰を果たしていくわけですけれども、そのとき、刑務所の中での作業を行いまして、その当時は作業賞与金、今は作業報奨金に監獄法が変わって名前が変わっておりますけれども、その吉村作品の中の...全文を見る
○有田芳生君 一般的に平均六万七千円、それで出てきたって敷金にもならない、権利金にもならない、あしたからの暮らしをどうしていくのか、そこから苦しみが始まるわけですよね。今回の場合、もっと短い刑期ですから、もっと少ない報奨金を手にして出ていく。  だから、そこら辺のこともやはり今...全文を見る
○有田芳生君 一人当たり平均六万七千円で社会に復帰できるとお考えでしょうか。
○有田芳生君 勤労意欲を持続をして、社会に出ていっても頑張って働こうと、もう一回自分の人生をやり直そうと、そう思った人であったとしても、やはり社会に出てくれば毎日御飯も食べなければいけないし、その前提として衣服それから住むところも必要なんですが、この平均六万七千円じゃ厳しいですよ...全文を見る
○有田芳生君 出所者がどのように社会復帰をしていくかというのは、これは人間性の回復の問題であると同時に、社会の治安をこれからどのように安定させていくかという大きな課題でもあると思いますから、せっかくの政権交代ですから、そういった部門にもこれから目を届かせていただきたいというふうに...全文を見る
○有田芳生君 質問通告でこの件もお願いをしていたんですが、ちゃんと、赤字で厚生労働省との連携はどのようになるのかと。
○有田芳生君 今回の法改正においては、更に社会貢献活動について強化をしていくと、そのような内容になっていると理解しておりますが、この社会貢献活動の内容について、その期間であるとかあるいはその内容、それを個人が選択することができるのかということも含めて、大枠で、目的も含めてお話しい...全文を見る
○有田芳生君 さらに、今回の法改正において非常に重要な内容を持ってくる、つまり、日本の社会の治安をどれだけ維持していくかということと同時に日本の未来である若者たちを守っていくためにも、やはり薬物犯罪の問題というのはもっと強化されなければいけないというふうに思います。  今朝も新...全文を見る
○有田芳生君 薬物の使用というのは三段階あって、まず乱用してしまう、その次に依存症に陥る、更に中毒になっていく。中毒になれば精神科医なんかにかからなければいけないんですけれども、これは御承知のように、薬によって、ヘロインだともう生理食塩水を点滴をやって薬物を出していくしかないとか...全文を見る
○有田芳生君 お話の中にありましたように、民間団体のダルク、全国に組織があるわけですけれども、そこと協力し合って、薬物犯罪が起きないように、そしてまた再犯が起きないように努力を社会として行わなければいけないと思いますが、これはゴールのないマラソンのようなもので、やめることが大事な...全文を見る
○有田芳生君 薬物の治療を何とかしたいといってそういうところに相談するのもなかなか、ああ、あの人は薬物やっていたんだというようなことが広がるというので難しいのが当事者たちの問題点、課題だというふうに何人からも聞いておりますけれども、そう考えたときに、例えば今回の法改正とのかかわり...全文を見る
○有田芳生君 是非今回の法改正を、そういう日本版ドラッグコートのような内実を今後備えていかなければならないと思いますし、法務大臣を先頭にしてそういう体制を是非社会治安の面からも、若者たちを守るという側面からも進めていっていただきたいというふうに思いますが。  ここで、最後に、最...全文を見る
○有田芳生君 この間の委員会で趣旨説明が行われ、そのプリントの最後のところに、一番最後のページの後ろから五行目、「薬物等に対する依存がある者に対する」、次ですが、「保護観察の特則を定める」、それからその次の行に、「このほか、所要の規定の整備を行う」。この特則、そして整備について、...全文を見る
○有田芳生君 政権交代の果実をこういう分野でも是非とも進めて形にしなければいけないと思いますが、最後に法務大臣の今後の課題について一言お聞きをして、質問を終わりたいと思います。
○有田芳生君 終わります。
11月29日第179回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○有田芳生君 民主党の有田芳生です。よろしくお願いします。  法制審議会の刑事法関連部門で珍しく全会一致で今度の法律改正案、そういう方向で今進んで議論があるわけですけれども、やはり社会的な処遇を行うことによって結果的に再犯を減らしていくと、そういう積極的な評価がなされたからだろ...全文を見る
○有田芳生君 次に、山下参考人と、もう一度藤本参考人にお聞きをしたいんですが、今度の法律改正案の方向性が日本版ドラッグコート、つまり薬物専門の法廷を、初めてと言っていいんでしょうけれども、実現していく方向ではないかと。  御承知のように、アメリカの歴史を見ると薬物大国ですよね。...全文を見る
○有田芳生君 今のお話の中で、アメリカでは薬物依存者を病人であるという規定をしているというお話でしたけれども、その依存者と常に協力し合いながら克服の道をたどっていらっしゃる近藤参考人にお話を伺いたいんですが、先ほどのお話の中でも終わりのないマラソンであるという表現なさっております...全文を見る
○有田芳生君 最後に、藤本参考人に経済問題をお聞きしたいんですけれども、刑務所再入所者の七割が再犯時に無職であるという現実がある。一方で、協力雇用主というのは全国で約九千三百事業者があるわけですけれども、仕事を与えようとする努力をしつつ、だけど刑務所に入るときには無職であるという...全文を見る
○有田芳生君 ありがとうございました。