有田芳生
ありたよしふ
比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
04月04日 | 第183回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 今日は、民主主義の基礎である選挙実務の効果的運用について、国会議員の選挙等の執行経費の基準を見直す法律について、この改正がなされたならば、選挙そのものがより国民のものとなり、投票率も高まっていくと、そのような機会に是非ともしてい...全文を見る |
○有田芳生君 大臣が三月五日の閣議後の記者会見の中で、今議論になっている執行経費の問題について記者の二つの質問に答えられていらっしゃいます。 記者が問うている第一点は、今度の法律改正案が、平成二十二年の第百七十四回国会で議論になった、そのときは民主党政権ですけれども、その内容...全文を見る | ||
○有田芳生君 もう一点、大臣の会見の中で、今回の法改正について次のように述べられております。現地のいろいろな詳細な事情調査を行っておりますと。その判断に基づいて今度の改正があるということですが、その現地の詳細な調査というのはどういうものなのか、選挙部長にお答え願います。 | ||
○有田芳生君 もう一点お聞きしたいんですけれども、今回の改正の現地調査という場合、どのぐらいのモデルを調査をされたのか、それとも全国の市町村の調査をされたのか、そこを明らかにしていただけますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 細かい点は後ほどお聞きをしたいんですが、大臣の記者会見の中で、今回の改正によって選挙事務に支障が出ると、このようには考えておりませんと。今回の法改正で支障は出ないというお考えは変わりありませんね。 | ||
○有田芳生君 地方公共団体への委託金について、平成二十二年九月、会計検査院、こういう文書、報告書を出されております。「国会議員の選挙等の執行経費の交付額の算定について、投票所経費、開票所経費等の算定を選挙事務の実態に即したものとすることなどにより執行経費の適正化を図るよう総務大臣...全文を見る | ||
○有田芳生君 選挙の執行に関してですが、先ほどのお話にもありましたけれども、今度の法改正の中身、具体的に言えば、平成二十二年の実績額に比べて平成二十五年の予定額が大体四・六億円削減されるわけですよね。その四・六億円削減の中身について、特徴的なことは何なのかについて選挙部長にお尋ね...全文を見る | ||
○有田芳生君 先ほどから正規職員に加えて賃金職員という表現がなされましたけれども、これはアルバイトあるいは非正規職員という理解でよろしいんだと思いますけれども、その賃金職員の方々には専門性というものはどの程度問われるものなんでしょうか。選挙部長、お答えください。 | ||
○有田芳生君 次に、大臣にお聞きをしたいんですけれども、そういう投票所の実務について、例えば静岡県、東京の近くでいいますと埼玉県なんかもそうですけれども、投票所に高校生を臨時職員として雇って、それは人件費の削減にもなると同時に、そういう若い世代が選挙に関心を持つきっかけになると。...全文を見る | ||
○有田芳生君 静岡などでは、高校生が臨時の職員として雇われて、投票所に有権者が行くと、正規の職員と二人一組になってそして名簿の照合を行って、それが非常に丁寧だということで住民の中で高く評価をされているということですから、これからの日本を背負っていくその世代に向けての視点というもの...全文を見る | ||
○有田芳生君 五時間から四時間に開票事務を減らすと。しかし、その前後三十分、準備と撤去一時間、したがって、開票時間に充てるそれは三時間という理解でよろしいですね。 | ||
○有田芳生君 選挙部長、しつこいようで申し訳ないんですけれども、説明の文書に開票三時間と明示されておりますけれども、この開票三時間というのは、夜八時に投票が終わる、そして開票が始まる。ですから、午後八時に蓋を閉めて三時間以内に一〇〇%まで持っていくのが理想であるという、そういう想...全文を見る | ||
○有田芳生君 後で大臣にも御感想をいただきたいんですけれども、私は、二〇〇九年の総選挙で東京第十一区、板橋から、風が吹けば吹っ飛ぶようなミニ政党から民主党の推薦をいただきまして立候補して、まあ下村博文さんに三千票の差で負けました。板橋でそれからずっと活動もしておりまして、いつも選...全文を見る | ||
○有田芳生君 現実には大変な開票作業の場所があるということを知っていただきたかったということで。 今からお聞きしたいことは、やはりそれをどのように、本当に三時間なら三時間に短縮してうまく進めていくかというところで、私、板橋、東京十一区の選挙管理委員会の話を聞いて、ああ、こうい...全文を見る | ||
○有田芳生君 自動読み取り機の精度というのはもうすばらしいものがあって、それをどのように有効に活用するか。 つまり、自動読み取り機でもうきっちりと立候補者の名前に分けられて、その後に立会人が全部一枚一枚めくっていくと物すごく時間が掛かって、第一回発表というのが遅くなるんですが...全文を見る | ||
○有田芳生君 そうやって選挙の現場での改善というのは行われる一方で、投票所の数が、これは市町村合併などもあったという原因もあるんでしょうけれども、減ってきている。 投票所の数が減ってきたその理由の一つに、立会人になる人を確保するのが大変だという現実があると聞いておりますが、そ...全文を見る | ||
○有田芳生君 今後の方向性として、少子高齢化時代において、そういう立会人になる人がなかなかいなくなる可能性がある。例えば、東京都内でもお年寄りの方々が立会人として座っているときに、もう一日座っているのもつらくてなあとか、あるいはもっと若い人がやってくれないかと、そういう声もある状...全文を見る | ||
○有田芳生君 ちょっと時間が少なくなってきたので、大事な問題に絞らせていただきます。 外部立会人の問題です。不在者投票にかかわりますけれども、病院であるとか特別養護老人ホームなどでも投票ができるようになっているわけですけれども、その場合、例えば認知症の患者さんなどの場合も含め...全文を見る | ||
○有田芳生君 最後に、視覚障害者に対する対応についてお尋ねをしたいんですけれども、現在日本には三十万人を超える視覚障害者の方がいらっしゃいますけれども、点字が読める方というのは大体一割から二割。ならば、選挙のときに、そういう点字公報を読んでいただくのも当然これまでもやってきたこと...全文を見る | ||
○有田芳生君 繰り返しになりますけれども、点字の読める視覚障害者の方というのは、三十万人を超える方々の中で一割から二割という現実がありますので、是非ともそういう近代的な機器を利用して投票率が上がるような、そういう方向に持っていきたい、いただきたいというふうに思います。 四十五...全文を見る | ||
05月09日 | 第183回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 今日は、法務行政の充実を果たすことで日本社会により豊かな質をもたらすために、まだまだ日本では遅れているヘイトスピーチ、いわゆる憎悪表現についてお聞きをしたいと思います。 最初に、谷垣大臣、就任されてもう時...全文を見る |
○有田芳生君 大臣もテレビで見ていただいたということですけれども、東京のど真ん中と言ってもいいだろうと思いますけれども、新大久保で、毎週とは言いませんけれども、月に一回は必ずデモが行われております。その中身については後ほどお聞きをしたいことが幾つかありますけれども、この間の参議院...全文を見る | ||
○有田芳生君 まさしくそのとおりで、きっちりと固まった定義はないにしても、世界中にやはり一般的な了解があるということを今の大臣答弁で確認できたというふうに思います。 先ほど、イタリアの例で、コンゴの猿みたいなような表現を取ったことに対してイタリア社会が非常に社会問題にしたとい...全文を見る | ||
○有田芳生君 そのここから先については順々とお聞きをしていきたいと思います。 憲法二十一条の表現の自由の規定と、先ほど具体的に御紹介をしましたヘイトスピーチとの関係、これ人権擁護局長のお立場だと、ヘイトスピーチと表現の自由とのかかわりはどのように理解されていらっしゃいますでし...全文を見る | ||
○有田芳生君 ここで表現の自由についての議論をしてもなかなか難しいところがあると思いますけれども、表現の自由というのはもう絶対的なものではなくて、人格権とかプライバシーとか、そういう対立利益とのかかわりでやはり制限されなければいけないようなときもあり得るんではないかと私などは考え...全文を見る | ||
○有田芳生君 イタリアあるいはドイツ、イギリス、カナダなどでは人種差別に対して規制をする法律がありますが、確かに、今大臣がおっしゃいましたように、アメリカなどではそういう法律があるんだけれども、やはり表現の自由というのは守らなければいけないというところが強いんだけれども、しかし一...全文を見る | ||
○有田芳生君 もう少し具体的に伺いたいんですけれども、法と証拠に基づくのは前提ですけれども、例えばネットに一回殺すぞと書いた人でも逮捕されている事例はありますよね。 | ||
○有田芳生君 それは認識が物すごく遅れているんですよ。報道をしてこなかったマスコミの責任も大きいです。新大久保へ行ってみてください、鶴橋へ行ってみてください。何が行われているか。在特会の彼らは、お散歩と称して、先ほど言ったようなデモが終わってから、あるいは最近ではデモの前に商店街...全文を見る | ||
○有田芳生君 ちゃんとしていないんですよ。現場へ行って見てくださいよ。お散歩と称して、全国から韓流ブームに乗ってお買物に来た女性たちいっぱいいらっしゃいますよ。そして、いろんな化粧品とか買物して袋を持っていると、彼らはそれを取り上げて私物検査といってぶちまけるんですよ。警察官は見...全文を見る | ||
○有田芳生君 私は、弁護士も含めて、新大久保のデモが余りにもエスカレートしてひどいものであるということを、これは何とかしなければいけないということで東京都公安委員会に出向きました。その目的は、本当に平日、休みの日、多くの人々が買物をしているとき、全国からいらっしゃっている、そのコ...全文を見る | ||
○有田芳生君 じゃ、先ほどのような行為は表現の自由も含めて仕方がないと。公安委員会、それぞれの都道府県の公安委員会が認めたことだからやむを得ないんだというように警察庁は理解されているんですか。殺せ、殺せがいいんですか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、もう一回お聞きをします。 殺せというような殺人教唆に匹敵するようなデモでも、それは認められたものだから仕方がないという御理解されているんですか。 | ||
○有田芳生君 それでは、これまで先ほど紹介したようなことがずっと続いているにもかかわらず、法的にはまだ許されるものだという理解をされているということですよね。 | ||
○有田芳生君 現場に行けば、いかに危険な状況が続いているか。本当に公共の平穏と個人の尊厳を傷つける事態がずっと続いておりますけれども、時間の関係もありますので、次に行きますけれども。 ここで、問題が重要なのは、これが在日韓国・朝鮮人だけにとどまらないんですよ。幾つかの例をこの...全文を見る | ||
○有田芳生君 その京都の事例は四人が逮捕されて、民事ではまだ裁判が続いております。 さらに、二〇一〇年徳島県教組の威力業務妨害事件、これはどういうものだったでしょうか。 | ||
○有田芳生君 今御紹介いただいた事件では七人が逮捕されております。 それだけではありません。前川議員の地元である奈良でも、水平社博物館に彼らがマイクで差別用語をがなりつけて、これも裁判になっております。 あるいはカルデロン一家事件というのがありまして、不法滞在したカルデロ...全文を見る | ||
○有田芳生君 今日のテーマとのかかわりで言いますと、自由権規約の第二十条の第二項、こう書かれております。「差別、敵意又は暴力の扇動となる国民的、人種的又は宗教的憎悪の唱道は、法律で禁止する。」と。これ、自由権規約ですよね。さらに、人種差別撤廃条約、一九六五年で、日本の加入は一九九...全文を見る | ||
○有田芳生君 一九六五年に採択されたにもかかわらず、日本の加盟が一九九五年。三十年も掛かったというその理由はどこにあったんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 つまり、人種差別撤廃条約の第四条(a)項、(b)項は、日本はアメリカとともにいまだ留保しているわけですよね。その理由は何なんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 これはさっきの話とも重なるんですけれども、日本の実態というものが全く把握されていないんですよね。 ちょっと細かく御報告しますけれども、今から十二年前の二〇〇一年に国連人種差別撤廃委員会が日本に対してこういう勧告をしています。委員会は、特に条約第四条と第五条の規定...全文を見る | ||
○有田芳生君 外務省です。 | ||
○有田芳生君 今御紹介いただいたとおりです。 しかし、今日ずっとお聞きをしている新大久保、鶴橋などの事態、人種差別の扇動、行われていませんか。どう考えられます。今読み上げられたようなことが日本の現実ですか。外務省、いかがでしょうか。 | ||
○有田芳生君 変わっているじゃないですか。さっきずっと言ってきたことを認識されないんですか。 殺せ、殺せ、殺せ、ホロコーストだ、そういうことがずっとこの日本の東京の真ん中でも大阪鶴橋でも公然と語られ、インターネットでも動画でずっと流れていますよ。そういうことに影響されている若...全文を見る | ||
○有田芳生君 では、きちんとした対処をすべきであるということを示します。 第四条、本文のところ何て書かれているか。全部は紹介しませんけれども、いかなる形態であれ、人種的憎悪、差別を正当化したり助長しようとするあらゆる宣伝や団体を非難し、また、このような差別のあらゆる扇動、行為...全文を見る | ||
○有田芳生君 先ほど御紹介いただきました人種差別撤廃条約の第二条第一項の(d)には、先ほどの四条の本文の、「非難し、」「積極的な措置をとる」だけではなく、「終了させる。」とまで書かれているんですよね。だから、積極的な措置をやはりこれから考えていかなければいけないというふうに思うん...全文を見る | ||
○有田芳生君 先ほど人種差別撤廃条約は世界百七十五か国が締結しているという報告をしていただいたと思いますけれども、世界広しといえど人種差別に対して規制をしない国というのは日本を含めて極めて少数なんですよ。そういう現実の下で、やはりこれから日本の現実を認識をしながら、きっちりと対応...全文を見る | ||
○有田芳生君 先ほども述べていただきましたけれども、人種差別撤廃条約の第四条(a)項、(b)項をアメリカとともに日本が留保をしている。だけど、アメリカにはきっちりした法律が別にあるんですよ、日本はないわけだけれども。 その理由について、もう一度繰り返します。正当な言論までも不...全文を見る | ||
○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 ダブルヘッダーの第二試合に入りました。裁判所職員定員法、司法の充実を目指していくことと同時に、検察改革などについても併せてお聞きをしていきたいというふうに思います。 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の趣旨説明の中で、ま...全文を見る | ||
○有田芳生君 判事補から判事になる方、今回三十二人ということですけれども、その三十二人の候補者というのは何人ぐらいいらっしゃるものなんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 素朴な質問なんですけれども、言ってみれば、プールされているところから判事になっていくわけですよね、順次それぞれの条件に従って。そのときに、その方が適当だという資質、能力などを判断するような機関というものはあるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 諮問委員会というのは何人ぐらいでなさっているんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 増やしていくことには私は大賛成なんですけれども、先ほどお話があったときに、民事の訴訟件数は減っていると。例えば、このお配りいただいた裁判所職員定員法の一部を改正する法律案関係資料によりますと、平成十三年から平成二十三年にわたっての民事訴訟の件数が書かれておりますけれ...全文を見る | ||
○有田芳生君 私は、一九九五年から九七年にかけてオウム事件の裁判を集中的に傍聴する機会がありまして、そのときも裁判官の方々から取材をした経験があります。そのとき、やはりお一人お一人大変な生活ぶりで、夜中の二時、三時まで毎日お仕事をなさっていて、土曜、日曜もないと。そういう状況の下...全文を見る | ||
○有田芳生君 法務省にお聞きをしたいんですけれども、今裁判官の数が出ましたけれども、弁護士の数はどんどんどんどん増えていっていますよね。それに比べて裁判官と検察官は微増であると、弁護士と比べればですけれどもね。その理由というのは、一体どこにあるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 先ほども大変な暮らしぶりであるという、経験者もいらっしゃるわけですけれども、じゃ、裁判官が今抱えている事件数というのはどのぐらいあるものなんでしょうか。裁判所にお聞きします。 | ||
○有田芳生君 今減ったねというお話があるんですが、大体、単独事件で二百件、合議事件で約八十件ぐらい抱えているという数字もあるんですが、まあ少しは減ったということですが、それにしても大変な状況は続いているというふうに思います。 もう一つお聞きしたいんですが、地裁と家裁の数という...全文を見る | ||
○有田芳生君 五十か所全国にあって、支部が二百三、その中で裁判官が常駐していない支部というのは幾つありますか。 | ||
○有田芳生君 そういうことを含めて、やはり司法というものが国民にもっともっと近くなるためには、支部含めて裁判官というものがもっと増えていかなければいけないと私は考えております。 そうした今回の法律改正も含めて、裁判官の増員をしていくこと、さらには、今日の議論の中でもずっと出て...全文を見る | ||
○有田芳生君 その検察改革にかかわって、先ほど森議員からも質問がありましたけれども、いわゆる陸山会事件、東京地検による捜査で田代政弘元検事が虚偽捜査報告書を作成した、これ、東京第一検察審査会に市民団体から申立てが行われたわけですけれども、最高裁、この経過について少し詳しく御説明い...全文を見る | ||
○有田芳生君 今さらっと御説明いただきましたけれども、ここに重大な問題がはらまれているんですよ。議決書の中身、今読み上げていただきませんでしたが、ちょっと特徴的なところだけ御紹介します。要するに、田代元検事の偽造報告書については、例えば、読み手に誤解をさせるおそれを払拭できない、...全文を見る | ||
○有田芳生君 審査会法第二十八条には何て書いてありますか。 | ||
○有田芳生君 会議録はある。中身には何が書かれているんですか。詳細を語ってくれということではありません。項目は何が書かれるのですか。 | ||
○有田芳生君 そうすると、その会議で行われた議論の要旨というのは書かれているわけですね。 | ||
○有田芳生君 記載されていると理解しているけれども、そこに何が書かれているかは分からないということですか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、審査補助員というのはどういう人物でしょうか。 | ||
○有田芳生君 そうすると、審査補助員はどのように選出されるんですか。 | ||
○有田芳生君 そうすると、具体的に東京第一検察審査会、田代元検事の偽造捜査報告書問題を扱ったところですけれども、それを、審査補助員を選んだのは東京弁護士会でよろしいですか。 | ||
○有田芳生君 推薦といった場合、何人か候補者がいて、この人がいいですよということと理解してよろしいんですか。あるいは立候補することはできますか。 | ||
○有田芳生君 そうすると、検察審査会の審査補助員を選ぶのは、各弁護士会がそれぞれルールを作って選出するという、そういうことですか。 | ||
○有田芳生君 それでは、具体的にお聞きをしますが、田代元検事のケース、これは東京弁護士会が審査補助員を選んでいるんですけれども、どういう弁護士が選ばれましたか。できればお名前もお願いします。 | ||
○有田芳生君 これが問題なんですね。不祥事を起こして処分を受けていた人、元検察官ですが。例えば、具体的に簡単に追っていきましょう。一九八九年、横浜地検総務部長、一九九一年、東京高検検事、一九九一年、水戸地検次席検事、九三年、東京高検公安部長、九三年、福岡地検次席検事、そして問題の...全文を見る | ||
○有田芳生君 一九九八年の六月十八日の読売新聞、あるいは中日新聞にも記事が出ておりますけれども、この弁護士は、身内の申告漏れ、二億を超しますけれども、その問題を税務署との間でやり取りをするときに、新潟地検の検事正に異動していたときに、地検の封筒で新潟地検検事正名で抗議文を出して、...全文を見る | ||
○有田芳生君 それでは、一般論として、審査補助員になる弁護士が不適格ではないかということを、言ってみれば忌避する条件、要件というのは何か決まりはあるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 もう一つ驚くべき事実を御紹介しますけれども、田代元検事、偽造捜査報告書を作った石川知裕議員のかかわりですけれども、当然、陸山会、小沢一郎議員にかかわることです。 この審査補助員となった澤弁護士、何と昭和三十六年三月、小石川高校の第十三回卒業者なんですよ。小石川高...全文を見る | ||
○有田芳生君 だから、このように小沢ケースも含めて、検察審査会というのはブラックボックスで、何が何だか分からないまま進んでいってしまうんですよ。中には強制起訴をされて、実際には言ってみれば政治的冤罪被った人までいるわけですから、やはり検察審査会をもっと透明化しなければいけないと思...全文を見る | ||
○有田芳生君 有権者の中から任意に百人選んで、パソコンソフトで、そしてくじを引いて十一人の人が決まっていく。しかも、全然違う人が十一人、十一人。二回決まったんだけれども、何とその平均年齢が三十四・五五歳、下二桁までぴったり一緒、こんな驚くべきことが起きているんですよね、この東京第...全文を見る | ||
○有田芳生君 ありがとうございました。終わります。 ───────────── | ||
05月30日 | 第183回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 このテーマについては、今から二年前の十一月二十四日にも私はこの法務委員会で質問させていただいておりますので、パートツーということで、そのときに、今度の問題については人間性回復のための刑法一部改正だという設定を...全文を見る |
○有田芳生君 薬物の問題については後で少し詳しくお聞きをしたいと思いますが、今お話ありましたように、職業のない方がやはり約五倍再犯率が高いと、これをどう私たちの社会で克服していくのかということが大きな課題だというふうに思います。 私は、前回の質問でも作家の吉村昭さんの「仮釈放...全文を見る | ||
○有田芳生君 保護司の方、簡単に言ってしまえば一年間に二人を担当するという理解でいいのかと思いますが、その保護司の方々が本当に人生の中の努力で、そういう犯罪を犯した人たちを社会復帰をしてもらうために努力をしているということは非常に大事なんですが、同時に、もう一つ物質的な支えという...全文を見る | ||
○有田芳生君 二年前の十一月に同じことをお聞きしたときには大体六万七千円であると。少し上がっているんですが、社会に復帰するとき、大体七万円弱のお金を持って社会復帰をしようとしても、身寄りがあったり、あるいは本当に財産のある保護司の方が丁寧に協力してくださる場合は別ですけれども、敷...全文を見る | ||
○有田芳生君 ちょっと常識的な感覚として、もう一度お聞きしたいんですが、七万ぐらいのお金を持って社会復帰をして、それで円滑な社会生活に戻ることはできるとお考えでしょうか。 | ||
○有田芳生君 人間かすみを食って生きているわけではないんで、やはり物質的な基盤がある程度ないと社会復帰というのも難しいことだろうというふうに思いますので、そういう点も今後改善をしていただきたいと願うと同時に、これ大臣にお聞きをしたいんですけれども、先ほどお話ありましたように、犯罪...全文を見る | ||
○有田芳生君 法務省の積極的な対応で、しかしまだお一人ということで、しかも雇用期間が半年ということですから、更に充実をさせる方向を考えていただきたいと思います。 さらに、もう一つ問題点は、厄介なのは薬物だと思うんですよね。私も、かつて仕事を一緒にした人物が、もう三回も薬物の問...全文を見る | ||
○有田芳生君 薬物問題というのは日本の治安にも深くかかわる問題ですから、更に充実していかなければいけないと思いますが、端的に、薬物事犯の施設内処遇の現状、さらには、これから始まるでしょうけれども、社会内処遇の在り方というのはいかがなものなんでしょうか。それぞれに分けて教えてくださ...全文を見る | ||
○有田芳生君 専門家の間でも、今回の法改正を通して、アメリカには千か所以上あると言われておりますが、いわゆるドラッグコート、日本でも、処罰も必要ですけれども同時に治療を比重を高めていくというようなことが、やはり本人の社会復帰のみならず社会の治安を安定させる方向になると思いますので...全文を見る | ||
○有田芳生君 ありがとうございます。 谷垣大臣のみならず、その二日前に、五月七日、参議院の予算委員会では安倍首相がやはり同様の発言をしてくださり、さらには菅官房長官も憂慮しているということを記者会見で語ってくださいました。 しかし、残念ながら、首相、法務大臣、官房長官が憂...全文を見る | ||
○有田芳生君 人種差別撤廃条約に九五年に加入をして、人種差別撤廃委員会はもう十年以上前から日本は法律的な対応を取るべきだという勧告を繰り返しております。最近では、二〇一三年の一月に人種差別撤廃委員会に対して日本政府の報告書はこのように述べております。「現在の日本が人種差別思想の流...全文を見る | ||
○有田芳生君 ということは、人種差別の扇動には当たらないとお考えなんですか。もう一度お答えください。 | ||
○有田芳生君 じゃ、更に聞きましょう。人種差別撤廃条約第二条一項(b)及び(d)、先ほど述べたような今の日本で現実に目の前でずっと続いている事態について、個人又は団体による人種差別に当たらないとお考えですか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、もう一度繰り返します。新大久保、鶴橋、大阪の、鶯谷等々、全国各地で、例えば名古屋だと平和展示会があるとそこに脅迫的言辞で駆け付けたりしている団体なんですけれども、そういったものが人種差別思想の流布や人種差別の扇動が行われている状況にあるとは考えていないという、...全文を見る | ||
○有田芳生君 谷垣大臣などの御努力も含めて、マスコミ状況も徐々にですが変わってきているといふうに私は考えております。 皆さんにお配りしておりますけれども、岐阜新聞の五月二十七日付けの社説、ヘイトスピーチ、言論の暴力、法的な規制もと。これは共同通信の記者が書いた社説なんですけれ...全文を見る | ||
○有田芳生君 だから、現実と実態が懸け離れたときに、やはり理論と現実が食い違ったときにはその理論を変える勇気が必要だというふうに思います。もう有罪判決が出たり、民事で訴訟で負けたりしているにもかかわらず、二〇一三年一月の政府報告にはそういうことは一切書かれていなくて、差別はないと...全文を見る | ||
○有田芳生君 恐らく日本だけです。 ですから、谷垣大臣、こういう現実を真っ正面から見据えて私たちも努力をしなければいけないですが、まず実態がどうなのかと、そういう調査委員会などを設置するという方向も積極的に考えていただけないかというふうに思います。罰則のない差別禁止法を作るこ...全文を見る | ||
○有田芳生君 時間ですので、終わります。ありがとうございました。 | ||
06月11日 | 第183回国会 参議院 法務委員会 第11号 議事録を見る | ○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約、いわゆるハーグ条約についてお尋ねをいたします。 作家の丸谷才一さんが、同じような文章を書くなということがアドバイスの一つだったんですけれども、つまり、自分がこれ...全文を見る |
○有田芳生君 国際結婚がこれまで非常に少なかったということについては後ほどまたお聞きをしたいというふうに思いますけれども、要するに、法曹関係者の間でもなかなか関心がそこに行かなかったということが指摘もされております。 ただ、私たち日本として注意しなければいけないと思いますのは...全文を見る | ||
○有田芳生君 つまり傾向的には、一九八〇年代、九〇年代、そして今に至るまで、結婚件数よりも離婚件数が増えてきているということだろうというふうに思いますけれども、ここでは法務省にお聞きをしたいんですけれども、日本籍と外国籍との離婚について、その理由というのはどういう傾向があるんでし...全文を見る | ||
○有田芳生君 もう少し具体的に、もしお示しいただければですけど、性格の違いというのは日本人同士もあるわけですけれども、暴力というのはどのぐらいの割合で存在するものなんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 さらに法務省にお聞きをしたいんですが、このハーグ条約に直接かかわっての話ですけれども、諸外国の中央当局が把握をしている連れ去りの事件数ですけれども、まず、国内への連れ去り事案について、どういう数字が諸外国では出ておりますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 さらにお聞きをしたいのは、国外への連れ去り事案について、まあアウトゴーイング事案というんでしょうか、その数字について教えてください。 | ||
○有田芳生君 今数字をお示しいただきましたけれども、国内への連れ去り事案、さらには国外への連れ去り事案、いずれもアメリカ、イギリス、ドイツが他の諸国に比べて多いわけですけれども、その理由というのは何か分析されていますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 さらに、今お示しいただいた数字の中で、中央当局が司法判断に至った割合というのはどのぐらいあるものなんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 そうすると、これから日本がハーグ条約に加入をして国内的に具体的に様々な対策を取っていく上で、年間にどのぐらい司法判断に委ねられるという、そういう想定されているんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 日弁連が二〇一一年の二月にハーグ条約に関する意見書を公表されておりまして、そこでは条約締結に当たって、子供の意見を適切に聞く法制度の整備、さらには個人通報制度の導入、あるいは関係者に対する国際人権法の研修の措置が十分にとられるというような条件整備を求めているわけです...全文を見る | ||
○有田芳生君 これは、言うはやすく、現場では非常に大変な問題をこれから抱えていくことになるだろうというふうに思います。子供の心の問題というのは、もうこのハーグ条約にかかわることだけではなく、本当に日本全体でいじめ、それから虐待を含めて、子供の心をどのように安心したものに整えていく...全文を見る | ||
○有田芳生君 神戸の事件以降、様々な努力でそれだけ増えてきてはいるんですけれども、やはり子供が抱える問題の現実、あるいはこれからハーグ条約に基づいて子供のケアをしていくときには、やはりまだまだ、ハーグ条約のテーマだけではなくて、日本全体に子供の心の専門医というのは、たった四百人ぐ...全文を見る | ||
○有田芳生君 そこに示されているように、児童精神科医を専門的に養成する講座、これだけ全国七十九の医学部、医科大学があるにもかかわらず、たった五つなんですよね。そういうところも、これはハーグ条約の問題をきっかけになんですけれども、やはり関心を広げていただいて、子供たちの心を専門的に...全文を見る | ||
○有田芳生君 八十九か国のうちアジアでは五か国ということになりますけれども。 じゃ、厚労省にお聞きをしますけれども、国内で日本人夫と国際結婚した女性の国別の比較を少し詳しく、比率と件数について教えていただけますか。 | ||
○有田芳生君 引き続き、厚労省にもし分かれば教えていただきたいんですが、それだけ国際結婚の中でアジアの比率が高くなっている現実がありますけれども、国内でドメスティック・バイオレンス、DVで一時保護される割合というのはどのぐらいかは把握されておりますでしょうか。あるいは、もし分かれ...全文を見る | ||
○有田芳生君 その中で、具体的に調べてみれば分かるんですが、特に日本人夫と外国人女性との間で結婚した場合に様々なトラブルが起きる、先ほど、離婚の理由として性格の不一致であるとか、二番目に暴力であるとか、そういうことがお示しいただきましたけれども、日本人夫が外国人女性に対しての暴力...全文を見る | ||
○有田芳生君 傾向的にも何かそういったものがあるとかというのは理解はされていないんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 それでは、少し具体的な問題に入りたいと思うんですが、ハーグ条約の第二十八条二項、返還拒否事由にかかわってなんですけれども、暴力的な問題などについての議論は前回の法務委員会でもテーマになりましたけれども、宗教的な問題についてどうなのかということについて少し具体的にお聞...全文を見る | ||
○有田芳生君 確かに、今お聞きをしているのは特殊なことかも分かりませんけれども、日本人の国際結婚ということでは、やはり日本人女性が七千人以上韓国人に嫁いでいて特定の信仰を持っている。しかも、そのお子さんたちが一万人を超えている。さらには、日本にとっては、霊感商法というようなことも...全文を見る | ||
○有田芳生君 今のは国内の半年から十か月という数字をお示しいただいたんですが、海外ではどういう時間が掛かるものなのでしょうか、もし分かればですけれども。 | ||
○有田芳生君 もし仮に、半年あるいは十か月も掛かるとなれば、例えばアメリカあるいは韓国で裁判に例えばお母さんがかかわらなければいけない、そうしたとき大変な負担になりますよね。そのときに、前回も話題になりましたけれども、司法補助制度などは翻訳料が十万円ぐらい出るということでしたけれ...全文を見る | ||
○有田芳生君 子供の権利、福祉を守っていくためにこのハーグ条約を日本国内でも充実させていくことが、今お話しになった渡航費用の問題、さらには、今日お聞きをしました児童精神科医を、このハーグ条約にかかわってだけではなくて、日本で本当に今困っている、あるいはこれから様々な精神的な問題を...全文を見る | ||
○有田芳生君 終わります。 ───────────── | ||
○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 第三者保証を禁止する民法の改正、これが明らかになってきたときに、新聞だけではなくテレビなどでも大きく話題になりました。それだけではなく、町場でも酒場でも非常に大きな話題になったということは、この民法改正というのが非常に私たち市民...全文を見る | ||
○有田芳生君 私自身、かつて保証人になってくれということがありまして、それをきっかけにして人間関係にひびが入るというようなことも経験しましたけれども、それだけではなくてもっともっと深刻な事態がこの社会に、人間破壊というような実態も含めて生じている。そのことについては後ほどまたお聞...全文を見る | ||
○有田芳生君 この問題の議論というのは、例えば本人が保証人になってもいいと言うならば構わないじゃないかというようなことも含めて様々な議論がありますけれども、次にお聞きをしたいのは、第三者に限らず経営者本人の保証債務も制限すべきではないかと、そのような意見もありますけれども、その点...全文を見る | ||
○有田芳生君 私は最初に、この第三者保証を禁止する民法改正が町場でも非常に話題になっているということをお伝えをいたしました。それは取りも直さず、やはり私たちの社会生活の身の回りで様々な問題が生じている、その反映としてあちこちで話題になっているんだろうというふうに判断をいたします。...全文を見る | ||
○有田芳生君 人間の生き死ににかかわる原因を探るというのは非常に重要な課題だというふうに思いますけれども、今破産申立てに至った原因については統計を取っていないというお話でしたけれども、それはなぜ取らないんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 発議者の方から何か追加することはないでしょうか。 | ||
○有田芳生君 最高裁にもう一点確認をしたいんですけれども、今、前川委員のお話にありましたように、弁護士会が調査をしてそういう数字が出ているということが明らかになっているわけですけれども、最高裁がそういう弁護士会等と協力をし合って、そういった統計について精密な理由を明らかにしていく...全文を見る | ||
○有田芳生君 次に、内閣府にお尋ねいたします。 今、破産件数についてお聞きをしましたけれども、第三者保証にかかわる被害について、命にかかわる、自殺者、これはどのぐらいの方がそういう決断、行為を取られたというか、その数については把握されていますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 今すっきりとお答えいただいたんですけれども、弁護士会でもこういう問題は恐らく調査をされているんでしょうか。いかがでしょうか。 | ||
○有田芳生君 最後に金融庁にお尋ねをしたいと思いますけれども、第三者保証に関してこれまで政府はどのような対応をされてきましたでしょうか。少し詳しく教えていただければと思います。 | ||
○有田芳生君 第三者保証を禁止する民法改正というのが、一人一人の人生、生活に大きな影響を与えるというレベルだけではなくて命そのものを守ることに深くかかわっているということは、この民法を改正することが日本社会の質をより人間的なものに変えていくものだというふうに私は考えておりますので...全文を見る | ||
06月12日 | 第183回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 短い時間ですが、その中で拉致問題解決のための諸問題についてお伺いをしたいと思います。 最初に、白議員からるる質問がありましたけれども、質問通告はしておりませんけれども、まず、飯島訪朝について先ほどの流れの中から一問だけお聞きをしたいん...全文を見る |
○有田芳生君 実際に名前を挙げてもいいんですけれども、そのことを一々やっていても仕方がありませんので、もう少し前向きに、今までは前向きということではないということではないんですが、これからの拉致問題解決のために重要な部分でお聞きをしたいんです。 外務大臣それから古屋大臣が今日...全文を見る | ||
○有田芳生君 もう一度お尋ねいたします。 その日朝平壌宣言の精神的な核心部分というものはどこにあるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 御承知のように、二〇〇二年の九月十七日、小泉総理が訪朝をしました。そして、首脳会談で日朝平壌宣言が締結をされましたけれども、これまた釈迦に説法ですけれども、その小泉訪朝の約一年前から当時のアジア大洋州局長の田中均さんが大連を始めとして国外で、北朝鮮側のいわゆるミスタ...全文を見る | ||
○有田芳生君 ところが、今日、外務大臣、古屋大臣、発言してくださった中では、日朝平壌宣言、そして国交正常化についてはきっちりと位置付けられておりますが、実は今年の一月二十八日、この国会の安倍内閣総理大臣所信表明演説では、拉致問題の解決については外交・安全保障の分野のところで記述が...全文を見る | ||
○有田芳生君 小泉訪朝以来、民主党政権も含めてずっと所信表明演説の中で、日朝平壌宣言に基づき、核、拉致、ミサイルの一括解決を目指して、そして国交回復を目指すという表現が、これは第一次安倍内閣のときにも拉致問題解決なくして国交正常化なしとありましたけれども、なぜか、先ほど指摘しまし...全文を見る | ||
○有田芳生君 その全ての拉致被害者とは何かということも質問をしたいんですが、もう時間がありませんので次に行かせていただきたいんですが、拉致問題を解決するための国民運動を更に進めるためになおざりにしてはいけない重要な問題があるというふうに思います。拉致問題といわゆるヘイトスピーチ、...全文を見る | ||
○有田芳生君 拉致問題の対策大臣として古屋さんに今お聞きをしましたけれども、次に、もう一点だけ、今度は国家公安委員長としてお聞きをしたいというふうに思います。 今お話をしたような事態というのは、特に今年の二月から東京の新大久保あるいは大阪の鶴橋などを中心にして非常に異常な集会...全文を見る | ||
○有田芳生君 人種差別撤廃条約に基づいて国内法をやはり整備していくというのが、国際社会の中で、特に先進国の中で日本が一番遅れている問題としてやはり具体的にこれから考えていかなければいけないというふうに思います。 五月七日には参議院の予算委員会で安倍首相が、そして五月九日には参...全文を見る | ||
11月05日 | 第185回国会 参議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 今日与えられた時間の中で、いわゆるヘイトスピーチ、差別扇動の問題と、さらには、今大きな政治問題にもなりつつある特定秘密保護法案、この二つのテーマについてお聞きをしたいと思います。しかし、与えられた時間が三十分ですので、先ほど小川委員に話を...全文を見る |
○有田芳生君 昨日も京都は、秋が近づいてきているという、もう秋と言っていいんですけれども、観光客が物すごく多くなっておりまして、外国人観光客などもそのヘイトスピーチデモなんかを聞いていて、もう大音量でやりますから、もう耳をふさいだり、日本人観光客も一体これは何ですかということで、...全文を見る | ||
○有田芳生君 まさしくそういう大事な課題というものを更に強化をして頑張っていただきたいというふうに思います。 しかし、国際的な人権基準からいって、まだまだ日本は差別をなくしていく上で十分ではないということを、今から一例をお伝えしますので、人種差別撤廃条約の担当である外務省の方...全文を見る | ||
○有田芳生君 それはもう京都地裁の具体的な判決に基づいても、これは明らかに差別なんですよ。お立場があるからそれ以上のことは言えないというのは分かりますけれども、やはり日本が、国際的な人権基準に基づいて、しかも、一九九五年に日本が加入をしている人種差別撤廃条約に基づいてやはりしかる...全文を見る | ||
○有田芳生君 啓発は本当に大事で、これからも強化をしなければいけませんけれども、今御紹介をした札幌の例を始めとして、いまだ続いているヘイトスピーチについては、何らかの新しい対応を取らなければやはり克服はできていかないというのが、やはりこれまでもヨーロッパ、アメリカも含めた現実だと...全文を見る | ||
○有田芳生君 あのね、現場に行ってくださいよ。被害者の声を聞いてくださいよ。どれだけ苦しんでいますか、子供たちも母親も父親も。涙を流しながら今でも悩んでいるんですよ。事件からもう何年もたっても、子供たちはもう学校へ行くの怖い、廃品回収の声が聞こえてきたら震えるという子供たちもいる...全文を見る | ||
○有田芳生君 時間との関係でもう、そのパブリックコメントについての期間は十五日間だったという理解でよろしいですよね。このパブリックコメントを求める期間について、例えば二〇一一年に幸福度指数に関する意見募集は二か月間募集されていて、あるいは二〇一三年の六月二十日から女性差別撤廃条約...全文を見る | ||
○有田芳生君 これほど知る権利、それから取材の自由を含めて、様々な議論になっている法律について、やはり短過ぎるのではないかという印象を私は持つんですけれども、その特定秘密保護法案について、じゃ、世論調査はどうなっているかといいますと、共同通信が十月二十六日から二十七日に実施をした...全文を見る | ||
○有田芳生君 大臣のこの間の所信の御挨拶の中で、三項目めにテロ対策等の推進と。それで、北朝鮮あるいはその他のテロ事件、その最後のところにオウム真理教についても引き続き団体規制法に基づいて云々とあり、公共の安全の確保に努めてまいりますと。だから、大臣にとってもやっぱりテロ問題という...全文を見る | ||
○有田芳生君 それでは、具体的に、今特定秘密法案が成立をしていない段階で、過去に遡ってお聞きをしたいんですが、皆さん御承知のように、一九九五年の三月二十日に地下鉄サリン事件が起こりました。その前年の一九九四年の六月二十七日、松本サリン事件が起こりました。その後、山梨県警、そして長...全文を見る | ||
○有田芳生君 そういう、なる可能性は高いと思うんですよね。そうした場合、特定秘密として指定された場合、それをジャーナリストが、新聞記者が察知をして報道したら、それはどうなるんでしょうか。つまり、察知をして例えば記事にした場合、その情報を持っていた、それはもう当時の山梨県警か長野県...全文を見る | ||
○有田芳生君 秘密法案の第七章二十二条、漏らしたとき十年以下の懲役、それでよろしいんですね。 | ||
○有田芳生君 二十三条、取得した者、やはり十年以下の懲役ですね。 | ||
○有田芳生君 取得する者が暴力を振るっているかあるいはだましたのか、いろんな条件が書かれているんですけれども、それは本人の身柄を拘束しなければ分からないことじゃないんですか。いかがですか。 | ||
○有田芳生君 先ほどもお話をしましたけれども、一九九四年の六月の末に松本サリン事件があり、さらに七月の上旬にオウム真理教の施設があった山梨県の上九一色村でサリンを作った形跡が山梨県警そして長野県警の合同捜査によって明らかになった。これはオウムが何かやるに違いないと、危ないというふ...全文を見る | ||
○有田芳生君 そういう例を挙げればいろいろありまして、例えばオウム関連でいっても、麻原彰晃が一九九五年の五月十六日に逮捕されますけれども、この麻原の奪還計画というのがロシア信者によって計画されまして、二〇〇〇年の六月二十二日に、これ事前に警視庁などは通報があったにもかかわらず、六...全文を見る | ||
○有田芳生君 谷垣さんがかつてお若いころこういう論文を書いていらっしゃるので、非常にこの問題についても御関心が深いだろうという判断をして、こういう法務委員会という場であえて質問させていただいたわけで、やはりいろんな疑問があるのを本当に払拭できるような慎重審議を望みたいということを...全文を見る | ||
11月14日 | 第185回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 交通事件を含めてあらゆる事件から生じる課題については、私は徹底して被害者の立場に立つべきだというふうに考えております。そういう意味では、小谷参考人たちが要望書の中で表明されておりますように、危険運転致死傷罪に無免許運転の追加若しくは無免許...全文を見る |
○有田芳生君 さらに、もう一点、塩見参考人にお伺いをしたいんですけれども、厳罰化と交通事故の減少の因果関係というものはどのように分析されているんでしょうか。 やはり「法学教室」の中で、平成十六年を交通事故はピークとして、その年に発生件数が約九十五万、そして死傷者数が約百十九万...全文を見る | ||
○有田芳生君 次に、久保田参考人、それから三野参考人にお伺いをしたいんですけれども、最近はかなり注意されているとは思うんですが、やはりマスコミ報道の中で、事件、事故が起きたときに、何か決まった言い方として通院歴があるとか、そういうことを通じて偏見というものが広がっていった歴史があ...全文を見る | ||
○有田芳生君 あと一分ぐらいで恐縮なんですけれども、もう一度、三野参考人にお伺いしたいんですが、一つは、私は交通刑務所を取材したことがあるんですけれども、やはりアルコール依存症の方々が事故を起こしたケースも多々見られたんですが、再犯率が非常に高いということが分かりましたけれども、...全文を見る | ||
○有田芳生君 終わります。 ありがとうございました。 | ||
11月22日 | 第185回国会 参議院 本会議 第9号 議事録を見る | ○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 会派を代表して質問いたします。 安倍晋三内閣が成長戦略の柱にしている国家戦略特別区域法案に関してお尋ねする前に、超党派の国家戦略として一刻も早く解決しなければならない拉致問題について、特定秘密保護法案とのかかわりで担当大臣に...全文を見る |