有田芳生

ありたよしふ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回

有田芳生の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第186回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○有田芳生君 有田芳生です。  一九九三年に朝日新聞の社内で野村秋介さん、右翼団体の幹部ですが、拳銃で自殺をしました。そういう事件、記憶におありの方もいらっしゃると思いますけれども、今朝の毎日新聞に、「新聞社拳銃自殺事件」、「NHK経営委員が礼賛 対メディア圧力黙認」と、新聞社...全文を見る
○有田芳生君 この拳銃自殺事件についてNHK経営委員が礼賛した、このことについて総理それから会長、どのように認識されておりますか。
○有田芳生君 会長が経営委員の発言について責任がない、発言する責任がないというのはどういう意味でしょうか。
○有田芳生君 編集権を持った会長というのは、言わば、これまで三井のお仕事とか日本ユニシスのお仕事とは違って、今やもはや編集権を持っているというのはジャーナリズム精神でやはり発言しなきゃいけないんですよ。感想、どうですか。感想だったら言えるでしょう。
○有田芳生君 ジャーナリズム精神を持ったお仕事をする人が感想も述べられないと。恥ずかしいことだと思われませんか。
○有田芳生君 長谷川三千子経営委員だけではありません。新聞報道も一部ありますけれども、百田尚樹経営委員も、選挙の応援に来られて、南京大虐殺はなかったとか慰安婦問題は大うそだと。それはまあいろんな議論はあるでしょう。  しかし、見過ごすことができない発言を、有楽町、こう語っており...全文を見る
○有田芳生君 会長、いかがですか。経営委員の発言ですよ。人間のくずと言っている。
○有田芳生君 ヨシオじゃなくてヨシフですが。  総理、放送法三十一条には、経営委員会委員は、公共の福祉に関し公正な判断をすることができる者のうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命されている、そういうことを言っている。だけど、元総理や元厚生労働大臣や元日弁連会長を人間の...全文を見る
○有田芳生君 総理、人間のくずと公の立派な仕事をされた人に対して罵倒することが公共の福祉に関して公正な判断ができる人なんですか。
○有田芳生君 感想ぐらい述べていただいても一国の首相としていいとは思うんですが、いかがですか。(発言する者あり)
○有田芳生君 人間のくずだという発言を、選挙のときだとおっしゃいますけれども、れっきとしたNHKの経営委員が語っている。事実確認できないと言うけれども、これは有楽町と秋葉原、二か所で確実に言っていることなんですよ。そのことについて総理に、何も責めているわけではなくて、こういう事実...全文を見る
○有田芳生君 会長、これは御存じですか。
○有田芳生君 会長、これは経営委員として適切な発言ですか。れっきとした人に対して人間のくずだと言うことは、会長としてどうなんですか。
○有田芳生君 難しい名前ですから申し訳ありませんが。  会長の責任というのは非常に重いものがあるんですが、やはり経営委員がこういうとんでもない発言しているんですから、感想もないというのはそれはあり得ないでしょう。いかがですか。
○有田芳生君 総理も事実確認ができていないとおっしゃいますけれども、私は事実確認しておりますので、是非確認をしていただいて、更にこれから追及をしていきたいというふうに思います。  会長、伺いたいんですけれども、会長発言が様々な社会問題、海外でも報道されておりますけれども、NHK...全文を見る
○有田芳生君 昨日通告したとおりなんですよ。何件意見が来て、その内訳、賛成、反対、どのぐらいの割合ですか、特徴的な意見は何ですか、それをお答えください。
○有田芳生君 先ほど会長は反省をしていると冒頭に述べられましたけれども、具体的に何を反省されているんですか。
○有田芳生君 この記者会見、全文読ませていただきましたけれども、これを全部否定されるんですか。
○有田芳生君 これ全文読みますと、記者からの質問で、今のところですけれどもと、これ慰安婦問題ですけれども、そこのところは全部取り消しますと。あとの秘密保護法であるとか靖国であるとか、ほかの問題は取り消してないんじゃないですか。
○有田芳生君 どこが個人的見解ですか。具体的にお話しください。
○有田芳生君 全文読みますと、マスコミにも言葉の一部を使ってそれが拡大されて誤解されているところも確かにあると思うんです。そういうマスコミの問題もありますけれども、しかし、やはり見過ごすことができないのは、例えば特定秘密保護法について、一応通っちゃったんですねと、もう言ってもしよ...全文を見る
○有田芳生君 放送法第四条一項四号、意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。  だから、この会長の一連の発言から見ると、今後、特定秘密保護法についても取り上げることはあると理解していいんですね。
○有田芳生君 あと、総務大臣による要請放送については、これはどのように理解されていますか。
○有田芳生君 衆議院の予算委員会で原口一博委員に対して会長は、要請放送につきましては、我々は、いろいろ吟味した上でお受けする義務といいましょうか、必要があると思っております、こう発言されておりますが、間違いないですね。
○有田芳生君 そうすると、衆議院のこの発言は間違いだったということですね。
○有田芳生君 違うじゃないですか。義務だと言っているじゃないですか。
○有田芳生君 政府が右と言ったことを左と言えないという発言があるわけですから、そうすると、NHKの立場として、公平中立な番組作りというものをおやりになる気持ちはありますか。
○有田芳生君 NHKの中を取材しますと、今、会長の発言をめぐって様々な不安が起きているんですよ。具体的に幾つか言いますけれども、もうこれは報道もされましたけれども、「ラジオあさいちばん」で脱原発を語ろうとした教授が、それはしゃべらないでくれということが報じられましたけれども、これ...全文を見る
○有田芳生君 現場というのはいろいろ起きていまして、例えば、ピーター・バラカンさんが一月二十日のあるラジオ番組で語っております、二つの放送局から都知事選挙が終わるまで原発に触れるなということを言われたと。バラカンさんは具体的な番組名は言っていませんけれども、ピーター・バラカンさん...全文を見る
○有田芳生君 演劇とか音楽の評論家は、選挙期間中、ある特定の支持者を推薦したりしているとNHK出られないんですよ。音楽の話もできないんですよ。演劇の話もできないんですよ。原発の話するわけじゃないんですよ。ところが、経営委員の百田さんとかはとんでもない発言しているわけでしょう。これ...全文を見る
○有田芳生君 つまり、二〇〇五年以前の海老沢勝二体制が復活するのではないかという、そういう危惧をNHKの人たちはいっぱい持っているんですよ。いわゆるおもんばかり体質、こういうことをやると会長からいろいろ言われるんじゃないかな、それが上から下までずっと浸透したのが海老沢勝二体制の二...全文を見る
○有田芳生君 要するに、会長の発言をきっかけにして国際的にも様々な問題、BBCなんかも非常に遺憾の意を発しておりますけれども、そういうことが順々にNHKの中にも浸透していって、空気として自主規制、萎縮効果が現れているんですよ。だからこそ、放送法に違反し、しかも、会長の立場でいえば...全文を見る
○有田芳生君 まだまだお聞きしたいことはあるんですが、国民にとって非常に大事な東京オリンピックの問題についてもお聞きをしなければいけませんので、今からそっちの方向について話を伺います。  まず総理に伺いたいんですけれども、二〇二〇年の東京オリンピックについて東京都は、コンパクト...全文を見る
○有田芳生君 文科省にお聞きします。  一三年度補正予算において、東京オリンピック・パラリンピック関連の予算、内容はどのようになっていますか、具体的にお示しください。
○有田芳生君 今パネルで見ていただきますけれども、(資料提示)新国立競技場、こういうデザインが出ておりますけれども、これに基づいて、下村大臣、いらっしゃいますか、具体的に規模とか予算とか、そういうものをお示しいただけますか。
○有田芳生君 収容人員八万人とおっしゃいました。このスタジアム造るのは、日産スタジアムあるいはロンドンのスタジアムを参考にしたと聞いておりますけれども、いかがでしょうか。
○有田芳生君 日産スタジアムの予算は幾らでした、造るのに幾ら掛かりましたか。
○有田芳生君 日産スタジアムと同時に、ロンドンのスタジアムも参考にしていますけれども、ロンドンは幾らでした。
○有田芳生君 ロンドンは約八百億円です。日産スタジアムは六百億強ですけれども、それに比べて、日産スタジアム、七万一千人ですよ。今度の東京オリンピックの会場は八万人にするというんだけれども、先ほど大臣が説明されたように、千三百八十八億円掛かる。何でそんなお金が掛かるんですか。
○有田芳生君 新国立競技場八万人は常設の座席ですか。
○有田芳生君 ロンドンはいかがですか。
○有田芳生君 ロンドンは五万五千の座席で、三分の二が仮設なんですよ。圧倒的に少ないんですよ。そうじゃないですか。
○有田芳生君 この見ていただいているデザインというのは本当に流線形で、ザハ・ハディッドさんという、イラク出身でイギリス人なんですけれども、デザイナーが造ったもので、昨日の夜のニュースなんかでもこの映像の、上からずうっと報じられているんだけれども、これはいつも上から見た映像なんです...全文を見る
○有田芳生君 パネルを御覧ください。今ある国立競技場と新国立競技場ができた場合の規模と敷地の比較です。敷地はほぼ一緒なんですけれども、そこにできる建物がずうっと巨大なものになっている。この下で様々な周辺に問題が出ているんですけれども、まずこの神宮外苑の地域の歴史的経過について御説...全文を見る
○有田芳生君 文科省。
○有田芳生君 明治神宮内外苑というのはもう百年の歴史があり、緑が育ってきて、今でも休みになれば、若い人からお年寄りから、そしてタクシーの運転手さんが昼寝をする場所とか、本当に都民の憩いの場所になっているんですよね。それが、こういうでっかい建物ができることによって様々な問題が出てく...全文を見る
○有田芳生君 大正に風致地区の第一号になっているんですが。  じゃ、高さ制限、容積率の変化はどのようなものですか。つまり、具体的に分かりやすく言っていただくために、今ある国立競技場の高さはどのぐらいですか、それが新しくなればどのぐらいの高さになりますか。あるいは、左右の幅、何メ...全文を見る
○有田芳生君 つまり、分かりやすく言えば、今三十メートルぐらいなのが、新しいのができると七十五メートルの高さが、さっき見ていただいたようにずっとできてくる。しかも、今の国立競技場は、左右という言い方をすれば約二百二十メートルなのが今度四百メートル、二倍になるんですよ。だから、物す...全文を見る
○有田芳生君 時間があればお聞きしますけれども、このコンペにも様々な問題があって、結局、さっき示したような本当に巨大な建物ができる。そのデザイン案ができてから都市計画変わっていませんか。先にデザインありき、七十五メートルありきで、その後に、デザインの後に七十五メートルにしたんじゃ...全文を見る
○有田芳生君 普通は、都市計画を考えて、その後にコンペをやるのが順番じゃないですか。逆じゃないですか。
○有田芳生君 だけの話ではないんじゃないですか。先にばかでかいものを造るということが決まって、それで予算が千三百億から一時三千億になって、それでこれじゃ規模が、掛かり過ぎるなといってまた縮小してきたんだけれども、初めから三千億掛かるようなデザインを選んだじゃないですか。違いますか...全文を見る
○有田芳生君 デザインコンクールでザハ・ハディッドさんから模型の提出はありましたか。
○有田芳生君 これは異常なんですね。やはりそういうものがあるのが普通だというのが、これは国際的な建築家の槇文彦さんたち、昨日、日本外国特派員協会でも記者会見をやっておりますけれども、そういう当たり前の道筋を通らずに、先に七十メートルから七十五メートルを造るということを決めて、その...全文を見る
○有田芳生君 おかしな選考経過なんですが、ザハ・ハディッドさんへの謝礼は幾らですか。
○有田芳生君 これから監修料などを含めて十三億お払いになるんじゃないですか。
○有田芳生君 さっき示したような上からだけのデザインコンクールをやって、そこに賞金二千万円、さらに今後監修料として十三億払うと。これは、自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトにそう返答されているんですよ。  大臣、いかがですか。ちょっと普通の金額じゃないんではないかと思いますけれども...全文を見る
○有田芳生君 東京都が専門家もいない都市計画審議会の中で議論もなく決めてしまって、現地である渋谷や新宿区の例えば都市計画審議会などでは、これは問題だと、何とかしてほしいという意見が出ているんですよ。それはやはり、自然を守らなければいけないというだけではなくて、人間を守らなければい...全文を見る
○有田芳生君 オリンピックは成功させなければいけませんけれども、しかし、人間をじゅうりんするような形ではまずいと思うんですよね。  私は、現地の住民たちにもお話を伺いました。例えば、今ある国立競技場でコンサートが行われると物すごい音響が響いてくる。年に一、二回だから我慢をされて...全文を見る
○有田芳生君 文科省、今お話にあった年間維持費と収益、その予測をお示しください。
○有田芳生君 捕らぬタヌキとは言いたくないんですけれども、これから少子高齢化時代において、コンサートで本当に、五万でも八万でも、それだけの人が集まるか。  例えば、日産スタジアムだったら七万一千人の観客だけれども、そこがいっぱいになるのはサザンオールスターズのコンサートだけなん...全文を見る
○有田芳生君 時間も来ますので急ぎますけれども、先ほど大臣から屋根の話が出ました。屋根を造ることによってかなり予算が拡大したということはありませんか。
○有田芳生君 文科省、開閉の費用は一回動かすのに幾ら掛かりますか。
○有田芳生君 一万円で動くんですか。
○有田芳生君 開閉式の屋根を造る予算、幾らですか。
○有田芳生君 百四十八億と言っていたのが減ってきたわけですから、それはいいことですけれども、しかし、例えばモントリオールのオリンピックで初めて屋根が付くんですけれども、実際にはオリンピックに間に合わずに何年もたってから完成するんだけれども、結果的に八十八回開いただけでもうひびが入...全文を見る
○有田芳生君 強風、あるいは雪が降ったときは屋根はどうされますか。
○有田芳生君 これまでは強風だったり雪が降ったらもう開けてイベントは中止するんだという説明がありましたけれども、違うんですか。
○有田芳生君 二〇二〇年オリンピックの開会式、八万人入るわけですけれども、そのときの冷房費用なんかはもう検討されていますか。
○有田芳生君 要するに、何が言いたいかというと、やはり余りにも大き過ぎる、それをやはりもっともっとお金も規模も少なくしていく必要がある。  あるいは、じゃ、お笑いですけれども、大臣に聞きますけれども、国際オリンピック委員会のオリンピックムーブメンツアジェンダ21、施設については...全文を見る
○有田芳生君 防災のことなどについてもお聞きをしたいんですけれども、時間の関係もありますので、最後にパネルで北京の鳥の巣とそれから今度新しくできる新国立競技場を比較してもらったら分かるんですけれども、新しいスタジアムと北京の鳥の巣は大体同じ大きさなんですよ。ただ、敷地が、見ていた...全文を見る
○有田芳生君 次に、葛西臨海公園のカヌー会場についてお聞きをしたいと思います。  まず、国交省にお聞きします。臨海公園の歴史的成り立ちを御説明ください。
○有田芳生君 今図で示したところにカヌースラロームの競技場が造られる予定なんですけれども、しかし、ここには絶滅危惧種も含めて非常に多くの野鳥あるいは植物、昆虫などが、物すごい子供たちが喜ぶような場所になっている、これまた市民の憩いの場所なんですよね。  環境省にお聞きをしますけ...全文を見る
○有田芳生君 今、見ていただきたいんですけれども、例えばスズガモがこのぐらいいつも飛んでいる、六万五千羽ぐらい集まってくるときがある、こういうことがしばしば見受けられる場所で、日本野鳥の会東京の調べでは野鳥だけでも六十種類以上この場所にいる。そこに新しい競技施設ができることによっ...全文を見る
○有田芳生君 水量については、日本野鳥の会の東京などに対して説明があって、一秒間に十三トンの水を流さなきゃいけないんですよ。十三トンですよ。小学校のプール十個ぐらい一秒間に流す、そういう施設を造るというんですが、その先に、見ていただいたら、ちょっと分かりにくいかも分かりませんけれ...全文を見る
○有田芳生君 結論のところで大事なんだけれども、残り短いですけれども、午後に回させていただきます。
○有田芳生君 有田芳生です。  午前中は、東京オリンピック・パラリンピックを成功させるために、しかし、なるべく無駄のない競技施設を造るために新国立競技場はどうあるべきか、あるいは自然環境を破壊しないために、葛西臨海公園に造られる予定のカヌーの競技場、そこはどうあるべきかというこ...全文を見る
○有田芳生君 午前中にもパネルでお示しをしましたけれども、このように、その競技会場の近くではスズガモが多いときには二万、三万、六万を超えて飛んでいるところ、六十四種類以上の野鳥がいるということを日本野鳥の会の東京は調べております。そのほかにも、午前中でお聞きしましたけれども、絶滅...全文を見る
○有田芳生君 最後に、この競技会場建設整備予定地、見てください。赤く囲まれたところですけれども、ここにカヌースラローム会場ができると、高さ七十メートルの観客席一万二千が入りますと、その横にある公園からは富士山が見えなくなるということを含めて、憩いの場が大きく変貌してしまいます。 ...全文を見る
○有田芳生君 そこを見ていただきたいんですが、その赤く囲った下に実は第二駐車場という敷地があるんですよ。現地に行ってみれば分かりますけれども、十分このカヌー会場を造ることができるんです。これは、実は自民党の方々も、これいいじゃないかとおっしゃっている方がいるんですよ。しかも、ここ...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
03月13日第186回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピック、どうしても成功させなければならないと思います。特に若い人たち、それから子供たちに希望を与える、そういう方向に向かって日本社会が進んでいく、そのためにも、今、山下委...全文を見る
○有田芳生君 これはまさしく、日本は民主主義的国家であって、暴力や暴動というのはほとんど起こらないと。しかし、まあいろんな訳ができるわけですけれども、ナショナリストが外国に対して敵対するデモが行われていると。今お示しになりませんでしたけれども、その文章の最後には、このことに常に注...全文を見る
○有田芳生君 今年の二月二十七日、アメリカの国務省が二〇一三年版の人権報告書を発表しました。その中に、日本における差別についてこのように触れられております。極右団体が、東京の在日韓国・朝鮮人が多い地域、これは新大久保が中心ですけれども、多い地域でデモ活動を行った、団体のメンバーは...全文を見る
○有田芳生君 谷垣大臣にもこの委員会で何度かお聞きをしたテーマではあるんですけれども、昨年、谷垣大臣も何度かこの問題について答弁いただきました。あるいは、昨年の五月の七日の参議院の予算委員会では安倍総理が、やはり、オリンピック招致を前にして、そういった事態についてはゆゆしきもので...全文を見る
○有田芳生君 ビデオを見ていただいてありがとうございます。  昨年、谷垣大臣がやはりそういう事態に対して憂慮する発言をされたら、すぐに谷垣法務大臣はけしからぬというデモが地元の京都の福知山で行われたんです、まあ僅か数人ですが。そういうことがあるものだから、先ほど山下委員が取り上...全文を見る
○有田芳生君 この問題、なかなかそこまで報じられておりませんけれども、日本の新聞は今朝も報じていますけれども、実は、例えば、外国でいえばカナダ、オーストラリア、あるいは報道機関でいうとアル・ジャジーラ、それから韓国の報道メディアですね、世界的にもう報道されている。これまた日本は一...全文を見る
○有田芳生君 差別ですよね。そういうことが歴史的にもホワイトオンリーという掲示で行われてきたのが、日本でジャパニーズオンリーということが今日もマスコミの問題になっている。  しかし、確かに、FIFAそれから日本サッカー協会、Jリーグなどがそういう厳しい対応を取ってくださるという...全文を見る
○有田芳生君 申し訳ありません。把握されていないというのを分かって、ちょっと意地悪があったかも分かりませんが、お聞きをしました。  つまり、まだまだ出発点に我々はあるということだと思うんですが、イギリスは公共秩序法というものが元々あって、それに基づいてサッカーのフーリガンの対策...全文を見る
○有田芳生君 その訳がなかなかこなれていなくて、申し訳ないんですけれども、もう少し分かりやすく言うと、日本人に限るとした商業上の表示、つまりジャパニーズオンリーというような表示をしていること自体が問題ではないかと。それに対して情報を提供してくださいという質問なんですけれども、外務...全文を見る
○有田芳生君 ジャパニーズオンリーを含めた外国人差別に対して、人権擁護局はどのように把握されていらっしゃいますか。
○有田芳生君 ジャパニーズオンリーという、日本人のみという差別掲示が行われていることは、これは民事、刑事において合法なんでしょうか。お答えください。法務省に。
○有田芳生君 つまり、簡単に言ってしまうと、ジャパニーズオンリーという掲示があっても、それは法に問われない現実があるわけですよね。  例えば、二年前ですか、東京都内の焼き鳥屋さんに外国人が入って、座って、注文しようとしても注文取りに来ない。だから、それで、注文お願いしますと外国...全文を見る
○有田芳生君 人種差別撤廃条約に加入した欧米含めて、諸外国ではそういうことが違法になるんですが、それは、今日の議論はもうそこでやめておきますけれども、時間との関係で、いろいろ聞きたいことあるんですが、要するに、法務省にお聞きをしたいんですけれども、やはり、訴えがあってそこで問題に...全文を見る
○有田芳生君 説示そして勧告、で、強制力はないと、それが日本の今現実なんですが。  もう一点法務省にお聞きをしますけれども、人権侵犯事件について、例えばこの五年間の推移、お聞かせ願えますか、何件あったのか。そしてさらには、その中で外国人差別の件数と具体的な内容、典型的なものをち...全文を見る
○有田芳生君 お風呂に入るのを拒否というケースはなかったんですか。今、理容店ですよね、散髪ですよね。
○有田芳生君 九十九件、八十件、六十九件、九十六件、六十九件と、それだけあるんだけれども、入浴拒否は確認されていないということですか。
○有田芳生君 次に、もう一度法務省にお聞きをしたいんですが、一九九九年に北海道の小樽で問題になった小樽入浴拒否訴訟というものがありましたけれども、どういう事案で判決はどうだったのか、お示しください。
○有田芳生君 損害賠償は幾らですか。
○有田芳生君 たしか百万円だったというふうに私は理解しておりますけれども。  そういったことが今でも、風呂場を拒否するというようなことが、当時も、例えば本当に見た目で外国人で分かるという人が拒否されて差別だということで裁判にもなって問題になったんだけれども、おかしなことに、例え...全文を見る
○有田芳生君 そのとき三階に上がっていった男が対応した教師に対して、おまえ朝鮮人だろうということを発しているんですが、それは確認されておりますか。
○有田芳生君 さらに、二月二日、川崎駅ホームで模造刀によってある人が、襲撃っていうのか攻撃を受けた。この件について、どういうことだったのかお答えください。
○有田芳生君 その暴力を振るうときに掛けた言葉、発した言葉は何でしょうか。
○有田芳生君 おまえ日本人かと叫んで模造刀で攻撃を仕掛けたんです、普通のビラ読んでいた人に、ごみ箱に捨てようとしたときに。そういうことがもう起きているんですよね。  今日は触れませんけれども、その彼らのデモ、写真などを見れば分かりますけれども、デモの最中、最初から最後まで模造刀...全文を見る
○有田芳生君 統計的にどのぐらいの件数があるかとか、そういう把握はされているんでしょうか。
○有田芳生君 今度の日曜日、十六日にも東京の池袋、豊島公会堂、そして四時半からはその前の公園で差別集会とデモが行われて、もちろん私も抗議に行きますけれども、そういった動きがやまないんですよね。そういうのがやまないどころか、アメリカの国務省に評価されたんだというようなとんちんかんな...全文を見る
○有田芳生君 人種差別撤廃条約に基づいて国際的な人権基準というものに日本が一刻も早く到達をしなければならないと私は考えております。ヘイトスピーチ、差別扇動発言についても、表現の自由を守るためにもヘイトスピーチを規制しなければいけないと、私はそのような考えでこれからも大臣に幾つかの...全文を見る
04月24日第186回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  日本が二〇二〇年に東京オリンピック・パラリンピックを迎える、しかし日本社会の質が問われているんじゃないか、そういう問題関心から、先月の三月十三日に、ヘイトスピーチ、すなわち差別扇動、そしてヘイトクライム、差別に基づく犯罪について...全文を見る
○有田芳生君 今浦和レッズの差別撲滅五か年計画についての御説明をいただきましたけれども、その根拠となるのは、FIFA、国際サッカー連盟の懲罰規程だと思いますけれども、非常に厳しい規程がありますが、その内容についてお示しいただけますでしょうか。
○有田芳生君 今御説明がありましたけれども、FIFAの懲罰規程というのはこう書いてあります。人種、肌の色、性別、言語、宗教、又は出自等に関する差別的あるいは侮蔑的な発言又は行為により、個人あるいは団体の尊厳を害した場合、以下のとおり罰則を科するということで、選手が違反した場合には...全文を見る
○有田芳生君 右派系市民団体の行動について具体的にお示しください。そういう一般論ではありません、聞いているのは。
○有田芳生君 具体的なことは語るのが難しいんだろうとは思いますけれども、この委員会でも何度も御紹介をしてきましたけれども、例えば東京の新大久保、コリアンタウンになっておりますけれども、そこで、在特会、在日特権を許さない市民の会などの集会、デモなどにおいて、例えばシュプレヒコールの...全文を見る
○有田芳生君 次に、法務省の人権擁護局にお聞きをしたいんですけれども、こういう差別事象というのが減ることなくずっと続いていて、さらには、私の印象では特にこの数年間非常に異常なものが現れてきている。そういうことについて、法務省の人権擁護局は、例えば、先月質問して以降の日本社会の差別...全文を見る
○有田芳生君 さらに、警察庁にお尋ねしたいんですが、これはマスコミ等でも報道されましたから御存じの委員の方々も多いと思いますけれども、四国の遍路休憩所に差別落書き、具体的に言えば韓国人差別という書き込みがあったということは何度も報じられましたけれども、その実態についてどのように把...全文を見る
○有田芳生君 罪状はどういうことになるんでしょうか。
○有田芳生君 具体的に言いますと、四国の遍路に差別落書きがあったのは、徳島県が現在確認されているだけで十一か所、十七枚、四市三町なんですよね。さらに、愛媛県では十三か所、八市町、遍路ノートの書き込みには十ページにわたって差別落書きがありました。さらには、香川県では四市で十か所。も...全文を見る
○有田芳生君 繰り返しますけれども、浦和レッズ、そしてJR東日本など、そういうところでの差別をなくしていく努力というものが続いているわけですけれども。  それでは、次にお聞きをしたいのは、政府として、あるいは地方自治体として何が必要なのかということについて、法務省、副大臣などに...全文を見る
○有田芳生君 そこに加えてもう一度お尋ねしたいんですけれども、例えばある団体が日常的に差別行為あるいは差別発言というものを集団で行っている、そういうことが認知されているときに、そういう地方自治法二百四十四条あるいは各該当の公共施設の関わる条例ですよね、公の秩序であるとか様々な規定...全文を見る
○有田芳生君 法務副大臣にその点でお聞きをしたいんですけれども、憲法二十一条、表現の自由、それと、日常的に差別行為をしている団体、その団体が公共施設を借りたいといった場合、憲法二十一条、表現の自由に基づいてそれはやはり認めざるを得ないんでしょうか。どのようにお考えですか。
○有田芳生君 その集会の自由、表現の自由に基づいて公共施設で差別的な発言、扇動というものが行われる。そうした場合、やはりどう考えていけばいいのか、具体例をお聞きをしたいと思います。  五月十一日に大阪府門真市民文化会館で講演会が準備をされております。先に門真市民文化会館の条例を...全文を見る
○有田芳生君 これはもう醜悪な差別そのものだと私は考えますけれども、地方自治体の現場で差別に対して非常に敏感に機敏に対応すれば貸出しを拒否することはできるし、そういうところがあるんですよ。  昨年、山形県で在特会の会長などが講演会をやるということで会場を借りました。そのときに、...全文を見る
○有田芳生君 では、もう一度お聞きをします。視点を変えてお聞きします。  法務副大臣、人種差別撤廃条約の第二条、人種差別の禁止についてどのように書かれていますか。
○有田芳生君 はい。
○有田芳生君 ちょっと違うんですね。つまり、いや、それでいいんですけれども、人種差別撤廃条約の第二条、人種差別の禁止は、締約国は、だから裁判所も地方行政機関も含めてですけれども、全ての適当な方法により遅滞なく遂行する義務、つまり差別をなくさなきゃいけないと規定して、これは日本の法...全文を見る
○有田芳生君 そこが私はずっと疑問で、何度も何度も法務委員会などでも質問をさせていただいているんですけれども、要するに、政府の認識ではこの日本社会には人種差別思想の流布も扇動もないんだと。こういう判断は、どこが調査をされてこういう判断されたんでしょうか。
○有田芳生君 その政府全体としてという、その個々の部署というのはどういうところなんでしょうか。どこの部署が調査をされて誰が判断したのか。日本に今、人種差別思想の流布も扇動もないという根拠となる資料はどういうものがあるんでしょうか。
○有田芳生君 もうここで繰り返しませんけれども、特に昨年以降、もっと振り返れば、今日も少し触れましたけれども、二〇〇九年京都朝鮮初級学校襲撃事件、徳島県教組襲撃事件、水平社差別街宣事件、あるいはもっと遡れば、一九九七年にブラジル人の少年が日本人の集団によって何の罪もないのに殺害さ...全文を見る
○有田芳生君 時間ですので終わりますけれども、やはりヘイトスピーチの問題というのは、諸外国を見ても、表現の自由か法規制かという、どっちかというような堂々巡りになってしまっているというところがあるので、そこのところは、やはり現実、具体的なところから日本をもっとより良い社会の質に変え...全文を見る
05月26日第186回国会 参議院 憲法審査会 第4号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  参考人の皆さん、今日はありがとうございます。非常に限られた時間ですので、小林参考人に絞って何点かお聞きしたいと思います。  一つ目。先ほどの話にもありましたように、小林参考人は一貫した改憲論者だと思います。その中身については、...全文を見る
○有田芳生君 二点目。皆さん御承知のように、憲法の第九十九条にはこうあります。「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」。これは、この条項を含んだ明文改憲がなされない限りという理解で果たしていいんでしょうか。もしそうならば...全文を見る
○有田芳生君 三点目です。防衛大学の名誉教授に佐瀬昌盛先生がいらっしゃいます。今から十三年前に「集団的自衛権」という新書を出されまして、安倍首相が成蹊高校から内部で上に、大学に上がるときの面接をなさった方で、それで安保法制懇のメンバーの一人でいらっしゃいます。この佐瀬さんがある週...全文を見る
○有田芳生君 はい。  最後の質問になります。五月二十八日、つまりあさって、二人の元内閣法制局長官を含めての憲法学、国際法、それから安保、外交の専門家の方々が国民安保法制懇、これはまだ仮称だそうですけれども、設立されると聞いております。先生もそのメンバーに入っていらっしゃいます...全文を見る
○有田芳生君 ありがとうございました。終わります。
06月03日第186回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  少年院法あるいは少年鑑別所法など、今回の問題点、課題というのは非常に重要な意味を持っているというふうに思います。私の理解では、言葉を換えて言えば、少年の育て直し、そのシステムをどのように強化していくか、ハード...全文を見る
○有田芳生君 もう今から五十年以上前に非常にはやった曲で、一言で言えば放送禁止歌、ラジオでもテレビでも放送しちゃいけないよということで、例えば、これは日本民間放送連盟によって要注意歌謡曲取扱内規がありまして、退廃的、虚無的、厭世的言動を肯定的又は魅力的に表現したものは放送しちゃい...全文を見る
○有田芳生君 今お示しいただきましたように、やはり少年たちの中で母子家庭の比率というのは非常に増えている。そこから見えてくるものは、背景に恐らく家庭問題が大きく横たわっているのではないかというふうに思います。  私は、後でもお話しする機会があれば御紹介したいんですけれども、例え...全文を見る
○有田芳生君 子供たちが学校に行って、そこでいじめがあったりする。これは親の世代にしても、働いていても嫌なことが職場であったりする、あるいは国会であったりするというようなことになったときに、やはりそれを支えてくれる友人であったり同僚であったり、しかし最後にはやはり家庭というものが...全文を見る
○有田芳生君 確かに、三つのピークがあった中で、少子化も関わって減少をしていく流れはあるんだというふうに思いますが、同時に、現場で子供たちに関わっている人たちが一様に言いますのは、事件の複雑化、もっと言葉を換えて言えば、どうしてこんなことをやってしまったんだろうというような、よく...全文を見る
○有田芳生君 ちょっと、この今日の課題の問題をえぐり出すために一つの具体的な事件について、後ほどの医療の問題なども含めて重要な関係がありますので、これは刑事局になるんでしょうか、一九九七年に神戸で少年事件が起きました。いわゆる酒鬼薔薇事件とマスコミなどは言っています。あるいは少年...全文を見る
○有田芳生君 当時、新聞、テレビ含めて物すごく大々的な報道がなされる中で、六月末でしたか、少年が逮捕されたときに、十四歳ということで世間を、社会を震撼させた事件が明らかになりました。  このとき、今審判の結果についてお示しいただきましたけれども、たしか精神鑑定の内容についても社...全文を見る
○有田芳生君 私はいつも疑問に思ってきたことがありまして、例えば、今日はテーマでありませんから詳しくは述べませんけれども、一九九五年の三月二十日に地下鉄サリン事件が起きた。そのことをきっかけにして、坂本弁護士一家殺害事件や松本サリン事件などなど、オウムの犯行が明らかになってくる中...全文を見る
○有田芳生君 この神戸の少年事件の精神鑑定の中で、これは公表された文章にもあるんですけれども、例えば家庭の問題として度重なる体罰の悪循環という表現があるんですよね。あるいは未分化の性衝動と攻撃性の結合。だけど、未分化の性衝動と攻撃性の結合、その攻撃性といったって、ある日突然生まれ...全文を見る
○有田芳生君 それでは続いて、じゃ、大学の体制というのはどうなんでしょうか。当時調べたときも全国多くの大学、医学部がありましたけれども、例えば児童精神科という講座があるところ、非常に少なかったと記憶しておりますが、今、全国の大学の中で児童精神科、言葉を換えて言えば子供の心の専門家...全文を見る
○有田芳生君 子供の心の専門医として子供たちの治療を本気でやりたいというふうに思ったとしても、今の医療体制の中で子供の心に関わろうとすれば、その子と物すごく密接に関わらなければいけないだけではなくて、やはり両親との関係も深めていかなければならない。そうすると、言ってみれば、生活が...全文を見る
○有田芳生君 もう一度先ほどに振り返ってもし説明していただければうれしいんですけれども、少年Aの場合でなくてもいいんですけれども、例えば少年たちが少年院あるいは鑑別所にやってくる。この少年について、どこに問題があって、なぜこんなことを起こしてしまったんだろうか、そういう分析、検討...全文を見る
○有田芳生君 大臣にも育て直しの重要性をお聞きしましたけれども、そこで、やはり心の中の問題を解決していくというのは、もうこれは人間が人間に対してどこまでできるのかというのは非常に難しい課題だと思うんですが、そこを突破していかなければならない。そのときに、精神科医、社会福祉士、精神...全文を見る
○有田芳生君 今おっしゃったことは、矯正医療を取り巻く環境というのはもうSOSが出ているんだということだと思うんですが、ちょっと事務方の方に具体的に、例えば矯正医官の定員と現員というのはどういう数字なんでしょう、どのぐらい足らないという認識でいらっしゃるんでしょうか。
○有田芳生君 医官が少ないことに加えて、職員数にも、少ないんじゃないかという現場の声が届くんですけれども、やはり職員、法務教官などが少なければ、どうしても管理ということが前面に出てしまって、教育、更生というところに力を注ぐという、どうしても比重が下がってしまうのではないかというふ...全文を見る
○有田芳生君 非常に重要な課題、人間が人間を変えていく、矯正させるという非常に大切なお仕事であるにもかかわらず、そういう現状がある。しかも、今お話があったように、精神的な問題を抱える少年たちが増えてきた、あるいは谷垣大臣の言葉で言えば、新しいテーマも出てきているということだろうと...全文を見る
○有田芳生君 簡単なことから言うと、同い年であります。  もう少し具体的に、大事な問題なので、新しい問題をこの日本社会は抱えている、矯正においても新しい視点で取り組んでいかなければいけないということで、少し具体的にお示しをしたいんですけれども、一九九七年、先ほどの神戸の少年事件...全文を見る
○有田芳生君 谷垣大臣が先ほどから新しい課題にも取り組む必要があるということで、矯正局長に少し御意見を伺いたいんですけれども、端的に言って、映像の影響が物すごく大きいというふうに思うんですよね、先ほどの問題も含めてですけれども。  谷垣大臣などはもう十分御承知のことですけれども...全文を見る
○有田芳生君 広島少年院事件について聞きたいと思っていたんですが時間がないので、最後に、少年院の仮退院者の再犯防止の課題についてお聞きをしたいと思います。  二〇一一年の犯罪白書によりますと、少年院を出た人たちが二十五歳までに四割が再犯という数字を見ましたけれども、これをもう少...全文を見る
○有田芳生君 少年院から出て、職業がない、無職である、あるいは受け止める友達たちの環境が悪い、あるいは家族の、親子の関係が改善をしていない、まあいろんな課題があるというふうに思うんですけれども、そういうことを含めて、職業あっせんシステム、今でいうと職親プロジェクトという、前川議員...全文を見る
06月05日第186回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  四月の終わりの法務委員会で私は、ヘイトスピーチ、差別扇動及びヘイトクライム、差別犯罪についてお尋ねをいたしました。それで、取り上げた事件についてその後どう結論が出たのかということと、それからいまだインターネット上で続いている部落...全文を見る
○有田芳生君 もう少し詳しくお伝えをいたしますと、差別デモに反対する人たちがチラシをまいていた。それを受け取った人がホームで読み、そしてごみ箱に捨てようとしたときに、当該人物が、模造刀、全長九十五センチ、刃渡り五十・五センチで殴りかかったと。そのとき、おまえ、それでも日本人かとい...全文を見る
○有田芳生君 その裁判では、被告人のお母様も証言に立って、もう今後そういうことはさせないと、それは父親の意思でもあり、本人の意思でもあるということで、四国の実家に連れ帰って両親の監督の下で更生を誓いますと。本人も、そういう活動には今後参加しないという表明をしております。  実は...全文を見る
○有田芳生君 結果的に中止となった、その対応を取られたということは非常に評価されなければいけないことだというふうに思いますけれども、実は、今お話がありましたように、四月十四日に在特会のメンバーが館の利用申請に来たときに、どういう中身で講演会をやるんですかと、で、その利用目的が、多...全文を見る
○有田芳生君 それも刑事、民事で裁判になりましたけれども、まず法務省にお尋ねしたいんですが、刑事裁判の結果、どのようなものが出ておりますでしょうか。
○有田芳生君 次に、民事の判決結果、昨年の十月四日でしたでしょうか、お示しください。
○有田芳生君 この判決の特徴について、何かお考えになることはありますでしょうか。判決の特徴。
○有田芳生君 差し支えるとおっしゃるならば、こちらからお示しをしたいと思うんですけれども、私は昨年の五月三十一日、この法務委員会でもこの人種差別デモについて質問をしました。そのとき、新大久保で続いていた在特会を中心とする人たちのデモについて、その中身が、これ映像などでも見ていただ...全文を見る
○有田芳生君 時間が短くなってきて、副大臣と政務官にもお尋ねしなければいけないので、ちょっと早口でやります。大臣、先ほどの「ルポ京都朝鮮学校襲撃事件」、私、二冊持っておりますので、後でお届けいたします。  インターネット上でいまだ部落差別が続いているということについて、まず政務...全文を見る
○有田芳生君 例えば水平社は、その創立以来、身元調査の禁止というのはずっと一貫して主張してきて、部落解放運動でもそれはもう基本になっているわけですけれども、しかし今のような事件が起きている。  〇七年に戸籍法が改正され、八年に施行されましたけれども、本人通知制度、あるいは申請書...全文を見る
○有田芳生君 時間ですので、もう事実の提示だけにしなければいけませんが、例えば今、インターネット上でも真宗大谷派被差別部落寺院というものが公開されておりまして、寺院の所在地、門徒の地所が記載されている。これに対して大谷派の同和関係寺院協議会が何とかしなければいけないと動き出したん...全文を見る
06月13日第186回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  今日は、北東アジアに大きな平和を実現するために日朝交渉にどういう課題があるかという点について幾つかお尋ねしたいと思います。  後にも触れますが、今表現しました大きな平和というのは、二〇〇二年に小泉当時の首相が訪朝したときに官房...全文を見る
○有田芳生君 五月二十九日に発表された日朝の合意文書でも明らかになっており、先ほども少し言及がありましたけれども、当然拉致問題を全面的に解決をしなければいけないんですが、同時に日本人問題を全て解決していくという、その日朝の合意がなされた。その一つの問題として、いわゆる日本人遺骨の...全文を見る
○有田芳生君 あの混乱の中、お父さんもお母さんもおじいさんもおばあさんも赤ちゃんたちも、ずっと逃げてきた。さっき取り上げました藤原ていさんは当時、五歳、三歳、そして生まれて一か月の女の子を抱えて、お母さん一人で逃げてこられました。そういう悲惨な経験、体験を日本人はする中で、今お話...全文を見る
○有田芳生君 平壌・龍山会、先ほどのこういう詳細なものを作られた方々の御家族、遺族の方々が、二〇一二年の十月一日に十六人で墓参を果たしました。それ以降も、去年の九月三十日から十人程度の人たちが墓参をしたいという要求を表明しておりましたけれども、国内的な事情で、ここではそれ以上言い...全文を見る
○有田芳生君 時間の都合でちょっと早めさせていただきたいと思います。  先ほど申しましたように、二〇〇二年に小泉元首相が訪朝を果たしました。そのとき、国際情勢として、やはりブッシュ政権の厳しい対応、そして韓国においては金大中政権の太陽政策、そういう国際的枠組みの中で日朝が進んで...全文を見る
○有田芳生君 古屋大臣も先ほど引用されました五月二十二日の、小泉さんの日朝首脳会談、二回目の、十周年に対する談話の中でも、やはりそこのところが非常にきっちりと位置付けられていると思います。これまでにないと言っては失礼ですけれども、本当に思いのこもった、いい談話だなというふうに思い...全文を見る
○有田芳生君 もう時間がありませんからやめますけれども、やはり皆さん方はそういうことをずっとおっしゃっていたのは分かっているんですよ。安倍首相の全ての発言を繰り返して確認をしても、やはり施政方針とか所信表明とか、やはり対外的にもアピールするようなところでそこは少し弱いのかなという...全文を見る
10月16日第187回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  今日は、質問のタイトルとしては松島みどり大臣の諸問題についてとさせていただきました。全て大臣にお答えいただきたいと思っております。  松島大臣は、昭和五十五年、一九八〇年に朝日新聞社に入社をされて、宮崎支局...全文を見る
○有田芳生君 今お話しになりました雑音発言、十月十日の記者会見、大臣はこのように最後の方で語っておられます。いろんな雑音で御迷惑を掛けたことは残念でございましたと、そういう表現、これ語られましたね。
○有田芳生君 そして、二日前に法務委員会、この場で大臣所信の前にいわゆる謝罪というものをなされました。しかし、私はそれをずっと丁寧にお聞きをしていて、これは謝罪じゃないんだという判断をせざるを得ませんでした。  実は、十月十日、記者会見で雑音という発言をされたことに対して、参議...全文を見る
○有田芳生君 それは違うんです。あたかもという副詞は適切な例えを用いる様子なんですよね。具体的に言えば、例えば花びらのように舞う雪とか、適切な評価としてあたかもなんです。あたかも雑音だったら、雑音というのが適当だったということじゃないですか。
○有田芳生君 大臣は昨日の衆議院の法務委員会でも、先ほども御説明なさっていましたけれども、御自身のこととして自分が雑音をまいてしまったという解釈をなさっているということですけれども、しかし、そもそも雑音というのは、これは幾つかの辞書を調べていただいても分かるんですけれども、他人の...全文を見る
○有田芳生君 松島大臣は昨日の内閣委員会でその雑音問題について謝罪をされましたよね。そのときには撤回するという表現でした。  ところが、二日前のこの委員会の場では、あたかもというようないろんな解釈が取れるようなことを語り、更にどうかと思ったのは、雑音であるかのように受け取られる...全文を見る
○有田芳生君 次の問題もありますから更に進みますけれども、もう一度最後にこの問題で確認しておきたいのは、そうすると、おとといこの場で大臣が語ったいわゆる謝罪について、私の判断だと、あたかも謝罪であるかのように受け取られる発言なんですけれども、二日前のこの場でのいわゆる陳謝、撤回さ...全文を見る
○有田芳生君 先ほど江田議員の方から、大臣と法務省の関係について質問がありました。次の問題として大臣にお尋ねするんですけれども、法務省設置法三条、これはどういう規定でしょうか。
○有田芳生君 次にお尋ねいたしますけれども、大臣は、公職選挙法がこの日本の民主主義社会についてどのような意味を持っていると判断されていらっしゃいますか。
○有田芳生君 法務省設置法三条にある法秩序の維持との関わりで、やはり公選法というのは非常に大事なものだと、そう理解されていますね。
○有田芳生君 大臣、これは何でしょうか。(資料提示)
○有田芳生君 ここに政治家が名前を記入をして、一般の有権者に配布をすれば、これは公選法に違反していますか、それとも合法ですか。
○有田芳生君 大臣、これは何でしょうか。
○有田芳生君 うちわという形にしたんですね。
○有田芳生君 じゃ、それは松島大臣が何度もおっしゃっているように、討議資料という形を借りたうちわじゃないんですか。
○有田芳生君 大臣、落語で豊竹屋というのは御存じですかね。上方落語で、落語好きの方は御承知でしょうけれども、ミカンのようでミカンでない、それは何かと尋ねたらキンカン、キンカンという。大臣のこの間の答弁を聞いていますと、うちわのようでうちわでない、それを何かと尋ねたら、討議資料、討...全文を見る
○有田芳生君 昨日、衆議院の法務委員会でも議論になりましたけれども、大臣はこの、何といっているのか、うちわのような討議資料というか、討議資料のようなうちわというのか、うちわですけれども、これについて発注伝票、あるいは請求伝票などはもうお示しになりましたか。
○有田芳生君 その発注書などにはうちわって書いてないですか。
○有田芳生君 理事会に提出していただけませんか、委員長。
○有田芳生君 大臣は、参議院の予算委員会の蓮舫議員の質問の中で、有価物である物品ではないと解釈して製作をいたしました。大臣になってからもこういう解釈をされてるんですか。
○有田芳生君 そうしたら、これからもこういうものはどんどん印刷をして配布をする、そういうおつもりですか。
○有田芳生君 やっぱりまずいと思うから、配布をしないんじゃないんですか。そこはどういう判断なんですか。
○有田芳生君 昨日、衆議院の法務委員会で柚木議員が質問をされました。そのとき、この経済産業副大臣のうちわを掲げて、ネットオークションでは五千二百五十円で落札されたという言及がありました。実は、これは経済産業副大臣のときのうちわだから五千二百五十円なんですが、何とこの法務大臣のうち...全文を見る
○有田芳生君 大臣、二〇〇〇年に宮城県選出のある衆議院議員が辞職をされました。どういう出来事だったでしょうか、お答えください。
○有田芳生君 ならば、こちらからお伝えしましょう。  ある衆議院議員が選挙区で線香セットを配布をしました。その中には御自分の名前も入っておりました。線香セット、五百五十一人に総額五十二万七千二百五十円、単価当たり約九百五十七円です。このうちわに比べれば高いでしょう。だけど、五百...全文を見る
○有田芳生君 これはもう日本の政治史の事実として、社会的事件として記録をされていることを、あえて個別名は語りませんでしたけれども、どうしてお話しできないんですか。
○有田芳生君 昨日も衆議院の法務委員会でそのような発言をされました。  じゃ、大臣にお聞きします。イベント会場で無料で配られているものと同様のものだと、これが。じゃ、このうちわ以外にイベント会場で無料で配られているものというのはどういうものがあるんですか。
○有田芳生君 イベント会場で配られる、今大臣がお示しになった例えばティッシュにしても、あるいはイベントによってはボールペンなんかも配られていることがありますけれども、そこに政治家の名前が入っていれば公選法違反じゃないですか。
○有田芳生君 もう一度お尋ねします。大臣が語っていらっしゃるわけです。イベント会場で無料で配られているものと同様のもの、その中に例えば今明示されたティッシュというものがあったとする。そこに政治家の名前が入っていたら公選法違反じゃないんですか。分かりませんと法務大臣が答えるんですか...全文を見る
○有田芳生君 そういう曖昧なことでいいんでしょうか。  もう一度お聞きをします。先ほどからうちわの話をしてまいりましたけれども、例えば、これは全国どこ探してもあるんですけれども、埼玉県の選挙管理委員会の寄附禁止QアンドA、政治家が自分の名前の入っているうちわやカレンダーを選挙区...全文を見る
○有田芳生君 じゃ、埼玉県でなくてもいいです。公選法に基づいて政治家が自分の名前の入っているうちわ、カレンダーなどを選挙区内の人に対して贈ることができますか。
○有田芳生君 大臣、今朝の毎日新聞の社説をお読みになりましたか。毎日新聞の社説、「松島法相の言動」、「政権にゆるみはないか」ということで今日社説が出ております。そこの中に、うちわは盆踊りなどで配られたもので柄があり、名前やイラスト、成立した法律が記されていた。有価物ではないかと追...全文を見る
○有田芳生君 繰り返しになって恐縮なんけれども、これを持って、どんな子供たちにこれ何と聞けば、うちわ以外何物も言わないんです。子供だけじゃありませんよ。多くの方々、いや、もう全部と言ってもいいぐらい、ああ、うちわですね、それが一般的な認識なんです。だから、それが公選法に違反をして...全文を見る
○有田芳生君 そういう動きが進んでいるようです。ですから、法務大臣がそうした疑惑を更に社会に対して広げていってしまうことに対して、そのことについて御自身はどのように思っていらっしゃいますか。
○有田芳生君 国会の論戦が政策本位でなければいけないというのはもうこれは当然のことなんですけれども、毎日新聞の社説も指摘をしておりますけれども、閣僚が自らの問題について説明責任を果たし、政策論争の環境を整えるのは政権側の責務であると。だから、そういう思いがあるから菅官房長官も松島...全文を見る
○有田芳生君 衆議院でも、あるいは私たち参議院でも今後いわゆるテロ資金凍結法などの審議に入らなければいけませんけれども、こうした説明責任が十分果たせないような大臣の下でこれからこの法務委員会というのは着実に進んでいくとお考えですか。
○有田芳生君 大臣に深い重い資質の問題があるということを最後に指摘させていただきまして、質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
10月22日第187回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○有田芳生君 発言するつもりはなかったんですが、丸山委員の御発言を聞いていて、一言感想を含めてお伝えしておけばいいかなというふうに思いました。  憲法九条のノーベル平和賞の問題です。  実は、私は今年の八月に人種差別撤廃委員会の日本審査、国連が開催をしたその会議に参加をしまし...全文を見る
10月28日第187回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  今年の八月二十日、二十一日にスイスのジュネーブで国連人種差別撤廃委員会の日本審査が行われました。そこの結論を日本のテレビ、新聞のメディアは大きく報じましたけれども、例えば、ある新聞は一面トップの記事で、ヘイト...全文を見る
○有田芳生君 その事件についてはテレビあるいは新聞でも大きく報じられました。しかし、全く報道に出ていないことがあります。つまり、在特会の関係者が二人の日本人男性を取り囲んで肋骨を折るというような暴行を働いた、そのとき彼らがどんな言葉を吐いて暴行に及んだか。その場には大体百人ぐらい...全文を見る
○有田芳生君 今示していただいたとおりなんですが、もう一度最終パラグラフ十一の核心部分をお伝えしますと、こう書かれています。  外国人やマイノリティー、とりわけ朝鮮人に対し人種差別的デモや集会を行う右翼運動や団体により差し迫った暴力の扇動を含むヘイトスピーチが広がっていることを...全文を見る
○有田芳生君 昨年の五月九日の法務委員会でそういう質問をさせていただきました。今お示しくださった中で明らかになっているのですが、日本政府は、今この日本の現状において差別思想の流布や扇動はないという判断をされている、私はそれを法務委員会で昨年、それはフィクションじゃないかということ...全文を見る
○有田芳生君 じゃ、具体的にお聞きをします。二〇〇九年十二月から二〇一〇年にかけて、三回にわたって京都朝鮮初級学校が在特会などによって襲撃をされました。京都地裁、大阪高裁でも判決が既に出ておりますが、下品で低劣なヘイトスピーチであると、損害賠償約千二百二十万円が求められている件で...全文を見る
○有田芳生君 今年の四月二十四日のこの法務委員会で、外務副大臣に日本政府の報告書というのはどのように作られているのかとお尋ねしたところ、政府報告は各省庁からの報告を基にまとめたものだという答弁がありました。  今、京都朝鮮初級学校襲撃事件については、法務省にはそういう報告があっ...全文を見る
○有田芳生君 もう一度お伺いします。法務省以外にも京都朝鮮初級学校襲撃事件についての何らかの報告というのはあったんですか、なかったんですか。
○有田芳生君 法務省が報告されていたということを明言されているのに、ほかからあったかなかったのか、例えばほかの省庁からこういうのがありましたよというのは、そのぐらい言えてもいいと思うんですけれども、時間がなくなってきたので、次に行きますけれども。  じゃ、もう一度外務省にお聞き...全文を見る
○有田芳生君 そこには現実が何にもないんですよ。これは京都朝鮮初級学校襲撃事件についての京都地裁、大阪高裁の判決でも明らかなように、やはり、一般個人ではなく不特定多数の在日コリアンや、中国人でもいいんだけれども、そういうマイノリティーに対する攻撃というのは今の法律では対処できない...全文を見る
○有田芳生君 報告は何かあったんですか。
○有田芳生君 そのように、もうあらゆる事件、出来事について、どんな報告が上がっていて、どんな検討がなされて、どういう対処をしてきたかというのが全く見えないんですよ、事、差別問題についても。だから、ここをやはり克服しなければいけないというふうに思っております。  お手元にお配りし...全文を見る
○有田芳生君 詳しくは時間も迫っておりますので控えますけれども、国連の人種差別撤廃委員会の委員の方々は、そういった日本政府の発言に対して、いつまでたてば同じ質問ばっかりをしなくて済むんですかということを語っていらっしゃいました。日本政府は全く応えていないというのが人種差別撤廃委員...全文を見る
○有田芳生君 総括所見のパラグラフ三十三では、特に日本政府がこれから強調しなければいけない、真剣に取り組まなければいけない四つの課題が取り上げられております。一つはヘイトスピーチ、もう一つは朝鮮学校問題、三つ目に琉球、沖縄、四つ目に難民問題です。  本来、今日、それぞれの課題に...全文を見る
○有田芳生君 さっき大臣もお話しなさっていましたように、私たちも今年の四月から超党派で人種差別撤廃基本法を求める議員連盟というものをつくって、この半年間、法案準備もして、ほぼ完成に至っております。自民党にも公明党にもヘイトスピーチ対策のプロジェクトチームがつくられているということ...全文を見る
11月11日第187回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  前回、ヘイトスピーチについて質問をさせていただきました。三十分という時間でしたのでちょっと配分を間違えたようなところもありまして、三分の一ほどお聞きすることができませんでした。さらに、この問題というのは、この...全文を見る
○有田芳生君 今、大臣の方から、ひどい発言、発言というふうに表現がありましたけれども、ヘイトスピーチというのは、これ憎悪のスピーチですから発言というふうにどうしても捉えられてしまうんですけれども、人種差別撤廃条約の元々の英文からいうと、これは憎悪表現というようなものではなくて、新...全文を見る
○有田芳生君 被害者の方からメールあるいは現場に来られて相談をしたとき、それに対応してくださっているというお話なんですが、こういう差別の扇動行為というのは日本全国で、東京の新大久保だけではなく、この間は銀座の方でも行われました。毎週のように行われている実態について、被害が届かない...全文を見る
○有田芳生君 そこをやはり前に進めなければ、日本の人権問題改善にとっても遅れている分野だというふうに思うんですよね。今、ネット上で全国各地の状況確認はなかなか難しいとおっしゃいましたけれども、そうではなくて、やはりかなりまとまって自らの差別行為を在特会を始めとする団体が今でも出し...全文を見る
○有田芳生君 もう一言お聞きしたいんですが、関心を持ってとは、どういう関心なんですか。
○有田芳生君 警察がそういう差別行為に対して反対する人たちに、私は近くで見ていても、これはちょっと取り締まる方向が違うんじゃないかと思うことは多々ありますので、それについてはまた改めて機会があればお聞きをしたいというふうに思います。  今日、私が特にこういうことを知っていただき...全文を見る
○有田芳生君 だけど、それでは、先ほどのような書き込みというのは、いまだ残っていることを含めて放置されている。それに対しては、個人がプロバイダーに依頼をするというプロセスのことは今お話しになりましたけれども、私はこの委員会が始まる前に、この十七歳の女子高生、元新聞記者の娘さんにつ...全文を見る
○有田芳生君 期待しても変わっていないんですよ。  インターネット、皆さん御存じだと思いますけれども、こういう匿名の書き込みというのは、どこの誰だかさっぱり分からない、しかも広範囲にわたっているわけですよね。だから、そういう状況の下で迅速かつ効果的な措置といっても、何にも迅速な...全文を見る
○有田芳生君 先ほどの北海道の十七歳女子高生の場合は、名誉毀損、侮辱あるいは脅迫に当たると私は判断しますけれども、警察庁としてはどのように理解されますか。個別のことにはお答えできませんということではなくて、お答えいただきたいんですが。
○有田芳生君 ですから、朝鮮学校襲撃事件、京都地裁、大阪高裁の判決が出ましたけれども、やはり新しい法規制というのを検討していかなければいけない段階に日本社会は入っているというふうに私は思います。これは、後で時間があったらまたお聞きをしたいというふうに思いますけれども。  もう一...全文を見る
○有田芳生君 確認をしたいんですけど、幾つかの団体で協議会をつくって、そこに総務省もオブザーバーとして参加をされているという理解でよろしいですか。
○有田芳生君 そこで、各団体との関係ですけれども、総務省がそこで指導的な役割を果たすことはできるんでしょうか。
○有田芳生君 私は、表現の自由を守るためにもヘイトスピーチを規制しなければいけないという立場ですけれども、やはり具体的に被害者が苦しい思いをしている、自ら命を絶とうかと思うようなところまで追い込められる、あるいは妊婦さんが一週間入院せざるを得ないような匿名の広範囲の攻撃が行われる...全文を見る
○有田芳生君 またまた時間がなくなってきてしまったので、先を急ぎます。  基本的なことで外務省に確認をさせていただきたいんですけれども、人種差別撤廃条約を今批准している国は何か国になりましたでしょうか。
○有田芳生君 去年の五月三十日の法務委員会で、私はこのヘイトスピーチの問題について質問をさせていただきました。そのとき外務省に、OECD三十四か国の中で人種差別禁止法などの法律を持っている国はどれだけありますかと質問をさせていただきました。そのときは調べてみないと分からないという...全文を見る
○有田芳生君 つまり、そこでも明らかなように、ヘイトスピーチ、ヘイトクライムに対する規制をどうするかというのは、国際的な人権基準をどうこの日本で作っていくのかという、そういう合わせ鏡のようなものとしてやはりこれから検討していかなければいけないというふうに思います。  最初に人種...全文を見る
○有田芳生君 それが差別なんですよ。在日朝鮮人、コリアンも含めてとあえて言いましょう。日本で生まれ、日本で働き、所得税も払い、住民税も払い、どうして朝鮮学校の生徒だけが差別されなければいけないんでしょうか。  私は、現場に行っていろいろ調査もしました。教科書も読みました。多くの...全文を見る
11月17日第187回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  今、白眞勲委員から日朝交渉の在り方について、あるいはその疑問点について質疑がありました。私は、そういった日朝交渉を更に効果的に進めていくために日本の世論、私たちの国民運動がどうあるべきかと、そういう視点から質問をさせていただきた...全文を見る
○有田芳生君 そうすると、政府あるいは地方自治体レベルあるいは関係団体だけではなく、国民運動レベル、つまり国民についてもオールジャパンという理解でよろしいんですか。
○有田芳生君 山谷大臣、拉致議連のメンバーとしてもずっとこの問題に熱心に取り組んでこられたことは十分承知しております。  その上でお伺いしたいんですが、拉致問題についての集会というのは、めぐみさんが拉致をされた十一月十五日、新潟でも大きな集会が開かれたことは今おっしゃったとおり...全文を見る
○有田芳生君 この日の国民大行進は、救う会、家族会、そして拉致議連が主催を行いました。芝公園を出発して、デモで新橋、銀座、東京駅、そして集結地点が常盤橋公園でした。  この集会の中に今社会問題になっている在特会のメンバーたちが数多く参加していた、これは承知されておりますか。
○有田芳生君 個人として参加ではありません。在特会が組織として参加をしております。  その日、四つのデモの隊列がありましたけれども、その三番目を担当してくれと言われたのが在特会とその周辺の人物です。昨日辞めた在特会の桜井誠前会長もそこに参加しておりますけれども、広報局長なども参...全文を見る
○有田芳生君 ところが、今でもこういう実態が続いているということを御存じですか。山谷大臣。
○有田芳生君 いや、御存じですかと聞いているんです。(発言する者あり)
○有田芳生君 先ほど大臣がおっしゃったように、十一月十五日、めぐみさんが拉致をされた日ですけれども、新潟でも大きな集会がありましたけれども、東京でも、これは全国協議会から除名になっておりますけれども、救う会いばらき、救う会宮城、あるいは在特会の昨日新しく会長になった人物などが拉致...全文を見る
○有田芳生君 山谷大臣、あえて伺っているわけではないんです。これは、これまで国民集会があったときに拉致対策本部の事務局長なども確認しているから伺っているんです。国民集会にも在特会は参加していますね。
○有田芳生君 国民集会に在特会などの、あるいはその周辺の人物たちが今でも参加をしているということは、これは石川事務局長の前の事務局長も確認をされておりますから、だからこそ山谷大臣に伺っているんです。拉致担当大臣として、国民集会にいまだ在特会あるいはその周辺の人物が参加していること...全文を見る
○有田芳生君 主催者側は承知していたんですよ。これ、横田早紀江さんにも聞いてみてください。去年の国民集会の会場周辺に在特会のメンバーがめぐみさんの写真を掲げておりました。それを見た早紀江さん、何とかこれはなりませんかと、ああいう人たちにめぐみの写真を使ってほしくないんだと。それを...全文を見る
○有田芳生君 デモにもそれから国民集会にも参加している状況の下で、それは人物特定しろとかそういう話ではないかも分かりませんけれども、やはり日頃ヘイトスピーチ、差別の扇動をやっている人たちが国民集会に出てきて同じようなことを叫んだりしていると、やはり大きな誤解を生む国民運動になって...全文を見る
○有田芳生君 オールジャパンの中には差別の扇動を主な目的とする在特会も入っているんですか。
○有田芳生君 これからの国民集会でそういう人たち、グループについてはどう対処されますか。
○有田芳生君 そのあってはならないことを、どのように具体的に対処されていくんですか。大臣、お答えください。
○有田芳生君 違法行為がなくて、ヘイトスピーチはいいんですか。国民集会の中でヘイトスピーチが行われても認めるんですか。
○有田芳生君 繰り返し聞きますのは、横田御夫妻がどうしていいか分からないと、どこかで問題にしてほしいと、そう言われたから私はこういう質問をしているんです。  もう時間がありませんので、警察庁の方、公安調査庁の方にもあと少しの時間でお答えいただきたいんですけれども、例えば全国の救...全文を見る
○有田芳生君 桜井誠会長に替わって昨日新しく在特会の会長になった人物は、救う会いばらき、これは全国組織から除名されておりますけれども、そこのいまだ幹部をやって、救う会の名前で拉致問題を取り上げて、デモなどもやっております。先ほど言ったように、在日コリアン、ごみはごみ箱へというよう...全文を見る
11月18日第187回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。  十一月十五日に横田めぐみさんが拉致をされて、三十七年の月日がたちました。拉致現場である新潟県では毎年県民集会が開かれておりまして、今年も千人を超える方々が集まって、拉致問題、何としてでも解決しなければいけない...全文を見る
○有田芳生君 資料を御覧ください。  明るい写真二枚の下に、平成十九年、これは外務省のホームページより抜粋いたしましたけれども、人種差別撤廃条約の第一回、第二回定期報告、日本政府が出したものですけれども、その真ん中ぐらいにこう書いてあります。政府としては、国民、社会の人権意識は...全文を見る
○有田芳生君 先ほども御紹介しましたけれども、人種差別撤廃委員会の日本審査において、カウンタースピーチ、つまり差別の扇動に反対することは重要な役割を担っているんだという指摘がありました。これは、人種差別撤廃委員会だけではなくて、一つの国際基準として、人権基準として定められているも...全文を見る
○有田芳生君 北海道の札幌から九州まで、日本全国でヘイトスピーチが今でもデモを通じてまき散らされておりますけれども、私も、機会があるたびにそういう現場に行って、警察官の方々が事故が起きないように努力をされているというのは本当に十分承知をしております。特に、昨年などはコリアンタウン...全文を見る
○有田芳生君 現場の警察官にそれはやり過ぎじゃないかということを聞きますと、必ず警察法の第二条、今おっしゃったことを言われます。  だけど、現場に行かれた方は誰でもが分かるように、本当に叫びもせずにただ紙を持って、差別反対という、そういう立っている方々をもかなり強制的に排除をし...全文を見る
○有田芳生君 十六日の神戸のことはこれからお聞きしようと思っていたんですが、先に語ってくださいました。  神戸の元町で、在特会、その周辺の人たちが約十二人、それに反対する人たちが約五十人、公安警察官が約二十人、制服警察官が約二十人、非常に警察のきっちりとした対応を取ってくださっ...全文を見る
○有田芳生君 ところが、名誉毀損だという被害届の後に、その当事者、在特会側の人物は、名誉毀損から威力業務妨害の被害届に変えているんですよ。それは御存じでしょうか。
○有田芳生君 威力業務妨害で被害届を出しなさいと兵庫県警が指導をしたというのは御存じですか。
○有田芳生君 これは本人が語っていることです。つまり、本人というのは、京都朝鮮学校襲撃などをやった人物が兵庫県警からの指導でそういうことをやったと。これ、確認のしようがないんですけれども、本人はそう言っているという。  だから、そこは、去年の段階の兵庫県警生田署の対応というのは...全文を見る
○有田芳生君 任意同行しなければ逮捕するというのは、よくあることなんですか。
○有田芳生君 去年の九月二十九日のその神戸の事態について、私は生田署の高田警備課長に電話をしました。どういうことですかと聞いたところ、非常にぞんざいな対応を取られました。何が悪いんだというようなことですよ。ふんというような音を電話でも語りました。  そういうことは私以外にも多く...全文を見る
○有田芳生君 繰り返しますけれども、人種差別撤廃委員会の日本審査の中でビデオを多くの委員に見ていただいて、先ほど外務省の方からお示しいただいたように、ヘイトスピーチの現場においては差別する人たちを警察が守っているように見える、そう見えてしまう残念なところがあるんですよね。だから、...全文を見る
○有田芳生君 そういう繰り返しはもう結構ですから。
○有田芳生君 質問は、誤解されないようにという指示を出したか出さないか、二つに一つ。お答えください。
○有田芳生君 ビデオは撮る角度によって違うというのはまさしくそのとおりなんですが、事この問題について言えば、現場に行けば明らかなんですよ。警察官の努力、本当に大変なものがあると思うんだけれども、私も実感として分かりますよ、現場にいれば。だけど、そういう誤解されてしまうこと自体が残...全文を見る
○有田芳生君 せっかく前向きな一歩踏み込んだ対応をこれから取ってくださろうとしているのに、今日の朝七時に私はホームページ見ました、この委員会が始まる前も見ましたけれども、残念ながら出ておりませんでした。そういうことを、やはり迅速に意味あることを広報するというのは大事だと思うので、...全文を見る
○有田芳生君 予算措置なんかは今後どうなっていくんでしょうか。さらには、中身については、新聞広告、ポスター、リーフレット、交通広告、インターネット広告などなどというふうにありますけれども、その予算の配分の状況とか予想とか、そういうところまで考えてくださっていますでしょうか。
○有田芳生君 拉致問題について言えば、皆さん御承知のように、津川雅彦さんがお金をもらわずにポスターに登場されたり、あるいは、今度、横田めぐみさんの新しいポスターができるということがあります。ただ、拉致問題が長い間解決しないことによって、いろんな努力で啓発活動が今でも様々な形で行わ...全文を見る
○有田芳生君 終わります。