有田芳生

ありたよしふ

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回

有田芳生の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第190回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  二〇二〇年に東京オリンピック・パラリンピックを迎えるこの日本において、この数年間、ヘイトスピーチ、いわゆる差別の扇動問題が社会問題になっております。それだけではなくて、例えば外国人観光客が今増えている状況の下で、東京の銀座あるい...全文を見る
○有田芳生君 今お話ありましたように、六百六十三冊を回収されたというお話でしたけれども、実は一九七五年にこの問題が発覚して以降、一九八九年までの段階で何と十種類のこういう部落地名総鑑というものが発売をされていて、明らかになっているだけでも二百社以上の会社がこれを購入していたという...全文を見る
○有田芳生君 今、平成十三年というお話でしたけれども、ちょっと日常的に西暦で考えることがあるんですが、平成十三年というと一一年ですよね。実は……(発言する者あり)二〇〇一年。だから、二〇〇一年にそういうことが把握されていたということなんですが、実はネット上で、例えば今でも、同和問...全文を見る
○有田芳生君 そこでの話合いの内容、かいつまんで紹介いただけますでしょうか。
○有田芳生君 差し控えたいということならばこちらから御説明をしますけれども、二〇一四年四月三十日、部落解放同盟東京都連と東京法務局の交渉の中で、結論的に言えば、ネット上で現れているそういう差別的なリストについて、東京法務局は本省と協議して削除要請を検討すると。本省と相談している。...全文を見る
○有田芳生君 擁護局長が中身については説明できないということでしたから、私がそのときの話合いについて、本省と協議をした内容について今お伝えをしました。それは事実なんですか、どうですかとお聞きをしています。
○有田芳生君 ならば、二〇一四年の段階で、ネット上にそういった差別的な地名リストが流れていることに対して本省と相談をして削除要請をした。削除できたんでしょうか。
○有田芳生君 そうすると、こういった差別を誘発する、扇動する地名リストが流れていることに対して、それを削除要請をしたんだと東京法務局は明言している、本省と相談した上で。では、それを本省は確認できないんでしょうか。
○有田芳生君 そのお答えを差し控える理由というのは何でしょうか。こういう重大な差別問題について本省が答えられないというのはどういう理由なんですか。
○有田芳生君 様々な差別リストがある中で、私は今、個別のリストについて摘示をして質問したんではないんです。東京法務局と部落解放同盟東京都連が二度にわたって協議をして、そこでは法務省本省と相談をした上で削除要請を行った。本省だって当然確認されているわけですよね、お答えできないだけで...全文を見る
○有田芳生君 結論を言いましょう。削除されていないんですよ。  二〇一四年にそういう話合いがあって、問題であると。で、本省とも相談をして削除要請をした。だけど、のうのうと、同和問題のタブーをおちょくるといったふざけた書き込みを含めて、二年近くたつのに削除されていない。それが、就...全文を見る
○有田芳生君 この問題の最後には大臣にも御感想をお聞きしたいというふうに思っておりますが、そうやって削除要請をしても削除しないプロバイダーもいれば、そういうのを作成しているグループがあるわけですよね、実際に。そこで差別が温存されたままどころか、結婚差別も含めてずっと続いている。こ...全文を見る
○有田芳生君 具体的にはどういう動きだったんでしょうか。
○有田芳生君 今お話がありましたように、一九七五年に明らかになった部落地名総鑑、それの基になったと言っていいんですけれども、戦前の全国部落調査。そこには、ふざけたことに、戦前の住所が現在はどういう地名になっているかということも書かれたものがネットで今でも広がっていると同時に、復刻...全文を見る
○有田芳生君 アマゾンで予約されたんですよ。アマゾンで、繰り返しますけれども、差別に直接結び付く全国部落調査を復刻出版するということでアマゾンが予約を取っていたんですよ。五十数冊予約があったんです。ところが、ゆゆしきことだということで、東京法務局でもなく法務省人権擁護局でもなく、...全文を見る
○有田芳生君 これが、二十一世紀の日本、東京オリンピック・パラリンピックを控えての日本の差別の現状の一端なんですよね。  大臣に最後にこの問題についてお聞きしたいんですけれども、一つは、地名総鑑のようなものが作成、販売されるというようなことがあれば、それは各府県で条例を作ってい...全文を見る
○有田芳生君 現代版の部落地名総鑑というのは、これは表現の自由では全くなく、当事者にとってはもうナイフそのものなんですよね。だから、そういう問題としてこれから真摯に、これは与野党超えて解決していかなければいけないというふうに思います。  後半の問題について、また人権擁護局長にお...全文を見る
○有田芳生君 銀座というのは、御承知のように、今でも歩けば中国人、韓国人の観光客を含めてヨーロッパなどからの旅行者というのが非常に多い土地なんですが、いわゆる右派系市民グループ、在特会、在日特権を許さない市民の会、在日特権なんというのはないんですけれども、そういうものを掲げて集会...全文を見る
○有田芳生君 そのとおりでして、御承知のように、東京の新大久保、いわゆる在日コリアンの方々が多く商売などをなさっているところではデモができなくなっているという状況の下で、どんどん場所を変えて、外国人がいるところを狙ってそういうデモをやっている。中身についてはヘイトスピーチ、差別の...全文を見る
○有田芳生君 そこで、三月六日の在特会の前会長も含めたデモ、その人数は、私数えましたら、五十人ちょっとぐらいでしたでしょうかね。それに対して、抗議をする人たちが恐らく五百人近く、数寄屋橋の交差点で黙ってプラカードを掲げて、差別は許さないと。そこには、写真、資料でお配りしておきまし...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチ問題を質問するときにいつも悩んでいるんですけれども、その中身をやはり知ってもらわなければなかなか実感として伝わってこないというじくじたる思いがありますが、同時に、そういうことを言葉にしてお伝えすることでまた大変なつらい苦しい思いをされる方がいるんですけ...全文を見る
○有田芳生君 ですから、そういった確信犯的な人物たち、確かに全国各地、法務省の御努力もあり、さらには現場での様々な抗議行動があり、あるいは公明党の地方議員の方々、民主党も共産党もそうですけれども、地方議員の方々の努力もあり、全国各地でのヘイトスピーチのデモの人数はどんどん減ってい...全文を見る
○有田芳生君 複数要請されて、全部消えましたか。
○有田芳生君 先ほどの地名総鑑問題と一緒なんですよね。だから、ネット上の問題というのは新たな私たちの課題だというふうに思います。特に電子化された情報というのは、それを消すというのはなかなか厳しい現実ですから、今そういうネット上での差別問題というのも非常に決定的な問題が起きていると...全文を見る
○有田芳生君 実は、直近でいえば三月十三日、今度の日曜日ですけれども、大阪市で、ヘイトスピーチをもう体にまといついたようにやっている人物たちが講演会、討論会を行います。交流センターひらの、そこでは午前中、そして午後には東住吉会館でそういう集会が行われますが、皆さんにお配りした資料...全文を見る
○有田芳生君 人種差別撤廃条約に日本は加入しておりますけれども、その例えば第二条の第一項(d)、各締約国、つまり、これは国だけではなく地方公共団体も含めてであるということは人種差別撤廃条約の第四条(c)に明らかなことですけれども、国も地方自治体も要するに、いかなる個人、集団又は団...全文を見る
○有田芳生君 終わります。ありがとうございました。
03月18日第190回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  今日は、日朝関係の現状と課題、そして、拉致問題の原点、さらには横田滋さん、早紀江さんと横田めぐみさん、拉致された横田めぐみさんの娘さんであるキム・ウンギョンさんとのモンゴルでの出会いについてまずお聞きしたいと思います。  総理...全文を見る
○有田芳生君 パネルでも、二年前の写真、この満面の笑みを見ていただきました。早紀江さんがおっしゃっていたことは、めぐみさんが拉致をされて三十七年間、本当に、滋さんも含めて、とてもつらい苦しい暗いトンネルをずっと毎日毎日歩いてきた、だけど、めぐみさんがいなくなって三十七年で一番うれ...全文を見る
○有田芳生君 是非とも、横田滋さん、早紀江さんの現状での思いというものを責任を持って聞いて、今後の対応に結び付けていただきたいと思います。  そういう難しい日朝問題ですけれども、外務大臣にお聞きをしますけれども、日朝問題の現状というのは今どうなっていますでしょうか。
○有田芳生君 日本の制裁の復活と強化、それを受けて、二月の十二日に朝鮮中央通信が特別調査委員会の談話というものを報道しました。  そこでは、全ての日本人についての調査を中止をして特別調査委員会を解体するということが述べられておりますけれども、同時に、そこの中には、日本側がストッ...全文を見る
○有田芳生君 外務大臣にお聞きをしますけれども、公式協議は二〇一四年の十月、平壌で行ったのが最後になっておりますけれども、それ以降も非公式の水面下の協議というものがずっと行われてきたと私は認識をしております。  例えば、昨年でいっても、十一月の中旬から十二月の中旬にかけて、上海...全文を見る
○有田芳生君 この非公式の協議がいかに重要かということはこれからお話をさせていただきたいと思いますが、外務大臣、もう一点お聞きをしたいのは、ストックホルム合意で合意をされた中に、いわゆる日本人妻、そして残留日本人、その問題の解決もやるんだということが指摘をされておりますが、じゃ、...全文を見る
○有田芳生君 私は、昨年の十月に平壌に行きまして、日朝交渉関係者から聞き取りをやってまいりました。その中で、これは大事だと思ったことが幾つかありました。  いわゆる一九五九年から八四年にかけての帰国事業で、九万三千三百四十人の方が北朝鮮に戻った中で、いわゆる日本人妻というのは千...全文を見る
○有田芳生君 その中のお一人、丸山節子さんという方がいらっしゃいました。戦争が終わったときにお父さんと旅行に行っていたために日本に戻ってこれなくなって、北朝鮮の清津というところで去年まで暮らしていらっしゃいました。北朝鮮では、キムという名前で、九人のお子さんを得ましたけれども、そ...全文を見る
○有田芳生君 是非とも、人道問題としてそのことを独自にやはり進めていっていただきたいと強くお願いをしたいというふうに思います。  もう一点、岸田外務大臣にお聞きをしますけれども、ストックホルム合意に至る日朝の交渉の中で、いわゆる特定失踪者、北朝鮮によって拉致された可能性を排除で...全文を見る
○有田芳生君 ストックホルム合意に至る交渉の中では、新たにその三十数名のリストは提出していないわけですよね。そこは、全ての拉致被害者を取り戻さなきゃいけないということで、そのいわゆる特定失踪者についても、政府認定拉致被害者とともに、やはり解決のために進んでいっていただきたいという...全文を見る
○有田芳生君 写真見てください、小さな方の。旅館、もう廃業をしておりますけれども、ここに久米裕さんと、手引きをした、結果的に実行犯になるRという人物が午後二時ぐらいにやってきました。その前日には芦原温泉にいるんですが、午後二時ぐらいにこの旅館に到着をして、二人ほとんどしゃべらない...全文を見る
○有田芳生君 石川県警は、宇出津事件総括という二百ページもの総括文書を出しているんですよね。  これ、総理に感想をお聞きしたいんですけれども、やはり、こういった実行犯が逮捕されていた事案、そして、さらにはほかの、例えば原敕晁さんの拉致事件もそうですけれども、日本国内で拉致を手伝...全文を見る
○有田芳生君 確認ですけれども、宇出津事件の実行犯は逮捕をされて、そして取調べの中では久米さんをだまして北朝鮮に連れていったんだということを明確に語っている、拉致ということを認めていたんですよ。だけど、検察庁が、本人の意思で行ったかも分からないからということで、結果的には立件でき...全文を見る
○有田芳生君 法務大臣にお聞きをします。  先ほど、朝鮮大学前で三回にわたって行われた在特会、当時の会長による罵詈雑言、差別の扇動、ヘイトスピーチ、これに対して法務省は昨年十二月二十二日に当人に勧告を出されていますけれども、どういう内容でしょうか。
○有田芳生君 今大臣からお話あったように、在特会前会長に対する勧告では、人間としての尊厳を傷つける行為に対して、今お話しになったように、今後決して同様の行為を行うことのないように、そういう勧告をされた。だけど、この前会長はインターネット上で、その法務省から来た勧告、封筒を破いて、...全文を見る
○有田芳生君 有田芳生です。  午前中は、日朝問題、そして拉致問題、そして横田夫妻とお孫さんのキム・ウンギョンさんとの出会いについてお聞きをし、その後、ヘイトスピーチ問題について質問をいたしました。  そのヘイトスピーチ問題の最初に、多くの皆さんに、この実態いかなるものか、ひ...全文を見る
○有田芳生君 つまり、結論から言えば、私がるる紹介したようなヘイトスピーチの言動というものは、現行法上では対処できないんですよ。だからこそ、今日お話をしましたけれども、朝鮮大学での乱暴なヘイトスピーチについても、現行法上では対処できないから民事訴訟で、京都朝鮮学校の襲撃事件につい...全文を見る
○有田芳生君 残念ながら、啓発、教育、そして現行法上では対処できないのがヘイトスピーチなんですよ。だからこそ、全国約三百の地方自治体がヘイトスピーチに対処するために国が法整備をしてほしいという声が法務大臣にも届いていると思いますけれども、やはり新しい措置というものを考えなければい...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
03月22日第190回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○有田芳生君 有田芳生です。  参考人の皆さん、今日はありがとうございます。  私、常々思っていることですけれども、人間の認識というのは限界がありまして、日々自分でもこの限界を超えるには何が必要かなということを顧みることがあります。常に意識して敏感なアンテナを張らなければいけ...全文を見る
○有田芳生君 浅野参考人にもう一点お聞きをしますけれども、先ほどの御発言の中で、人種差別撤廃施策推進法だととんでもない方向に行くおそれがあるという御発言がありましたけれども、具体的にとんでもない方向というのはどういう方向なんでしょうか。
○有田芳生君 私たちの法律案には、そういう問題については審議会をつくってガイドラインを作っていくんだということも明記されているということを発言をしておき、さらに、ギブンズ参考人にお聞きをしますけれども、合衆国の修正憲法第一条と表現の自由との関わりでの御説明は非常に貴重なもので、あ...全文を見る
○有田芳生君 ギブンズ参考人は、先ほどの御発言の中で、私たちが提案をしている人種差別撤廃施策推進法に関わって、理念法ならばいいんだという御発言がありましたけれども、まさしく理念法として罰則がないものを私たちは提出をしているということを御理解いただきたいと思います。  さらに、金...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
03月23日第190回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。  今日、資料の二枚目にお示しをいたしましたけれども、平成二十八年度予算案で法務省が目指す方向として、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックに向けてユニバーサル社会の実現に向けた新たな人権擁護施策の推進、結論として人権大国日本の...全文を見る
○有田芳生君 この件については、写真もお示しをしましたけれども、二十二日、TBSが映像を含めて報道しました。反ヘイトスピーチの男性殴られた事件、警察が捜査。これは、一昨日だったと思いますが、韓国のSBSでもモザイクなしで報道をされておりますけれども、どういう状況だったと認識されて...全文を見る
○有田芳生君 警察はどういう警備態勢をしかれていましたか。
○有田芳生君 写真を見ていただければ分かりますし、TBSのニュース報道あるいは韓国SBSの報道についてもネット上には今も出ておりますけれども、この写真を見ても、殴り付けている男性の後ろに、はっきりとは写っていませんが、白いものが写っておりますけれども、これは警察官のヘルメットです...全文を見る
○有田芳生君 街宣活動をやっている、道路を隔てたところで反対の抗議をしている人、あるいはヘイトスピーチやめましょうという署名活動をやっている人たちもおりましたけれども、そこに警察官何人いましたか。
○有田芳生君 何言っているんですか。街宣活動をやっている、ヘイトスピーチを当たり前のように吐き散らしている人たちに、警察官、その周りにいましたよ。しかし、常に、川崎だけではなくて全国各地でヘイトスピーチをやめさせようという人たちに、そっちの方を警備しているじゃないですか。しかも、...全文を見る
○有田芳生君 何言っているんですか。目の前で殴り付けているのを、警察官何人もそこで見ているじゃないですか。何で現行犯逮捕しないんですか。それが警察のあるべき姿ですか。
○有田芳生君 何言っているんですか。川崎署はこの人物知っていますよ。知っていますよ、この人たちが何者であるかを。何で現行犯逮捕しないんですか。目の前で殴り付けられている、その横に警察官いるじゃないですか。映像でも残っているんですよ。おかしいでしょう。どんな弁解できるんですか、それ...全文を見る
○有田芳生君 今日の十三時四十一分で丸三日。何しているんですか。捜査やっているんですか。これが誰かというのは、地元の警察は十分知っていますよ。目の前で殴り付けられて、目がかすんで、今もむち打ち状況で大変な思いしている、病院にも搬送された。これ、被害者の事情聴取しているじゃないです...全文を見る
○有田芳生君 ヘルメットかぶって、ヘイトスピーチに反対する人たちの方の過剰な警備をいつもやっていて、そこに暴行を働く人物たちが道路を渡って十数人やってきて、ヘルメットかぶって警備をしている警察官の横で、この写真示しましたけれども、別の写真を示したらもっと明らかですよ。この横にいる...全文を見る
○有田芳生君 混乱していたのは事実ですけれども、混乱を止めただけではなく、警察官の横で、十人近い警察官の横で二人の人が殴られ蹴られ、そういう場合でも一般論として警察官は暴行を働いた人物を逮捕しないんですか。
○有田芳生君 地元の警察が十分に知っている人物を三日間放置して、捜査しているんですか。
○有田芳生君 映像分析じゃないでしょう。公安の方だって撮っていましたよ。それ以前に、目の前で暴力を振るわれている、誰だか分かっている。何で三日間放置しているんですか。怠慢でしょう、これは。誰が見たって怠慢ですよ。違いますか。怠慢じゃないんですか。徹底した捜査、それでやっているんで...全文を見る
○有田芳生君 日本の優秀な警察が、三日間、誰だか分かっている暴行犯放置している。おかしいでしょう。  もう同じ繰り返しになりますからやめますけれども、川崎だけではなくて全国各地で行われているヘイトスピーチのデモの現場において、反対する者が一歩歩道から道路に足を出しただけで、現場...全文を見る
○有田芳生君 この二〇一四年二月二日に川崎で起きたことは、やはり同じくヘイトスピーチのデモが行われて、それに反対する人たちがおりました。チラシまいておりました。そのチラシを受け取った一般の方が川崎駅の構内でそのチラシを読んでいたら、デモに参加していた人物が模造刀を持っていて、それ...全文を見る
○有田芳生君 昨年の七月二日に、公明党のヘイトスピーチプロジェクトチームの遠山座長などが菅官房長官に宛ててヘイトスピーチ問題などで申入れをなされておりますけれども、菅官房長官はそれを積極的に受けて、ヘイトスピーチについての実態調査も行うんだと、非常に素早い対応を取ってくださいまし...全文を見る
○有田芳生君 公明党の提言を素早く引き受けてそういうヘイトスピーチについての実態調査をやれという菅官房長官のお話の中では、記者会見で明らかになったことですけれども、今年度中という発言が昨年ありましたが、今年度中はもう終わるんですけれども、発表というのは間近なんでしょうか。
○有田芳生君 まずヘイトスピーチの実態調査、これ、実際に大阪の鶴橋あるいは川崎の方々からも聞き取り調査をやったというのは私は承知しておりますけれども、さらに来年度から外国人調査、ここにもありますけれども、外国人の人権状況に関する調査も行われるわけですね。
○有田芳生君 そこで伺いたいのは、人権大国日本の構築、人権大国、そうすると、例えば世界を見渡せば人権小国という国も見られますよね。端的に言って、北朝鮮などは人権状況はもう国際的にも問題があるということが広く知られておりますけれども、そういった人権あえて小国に比べて人権大国と言った...全文を見る
○有田芳生君 やはり人権大国をうたうからには、日本が加入している人種差別撤廃条約など国際的な基準にできるだけ近づいていくということが必要だと思います。例えば個人通報制度なども日本で導入していくことが、これからの日本の人権大国になっていく上での重要な課題だというふうに思います。 ...全文を見る
○有田芳生君 終わります。
04月05日第190回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○有田芳生君 民進党と初めて名のりました、有田芳生です。  今日は、人種差別撤廃条約を日本に具体化して、そしてあらゆる差別をなくしていくために質問をいたします。  最初に、河野国家公安委員長が先ほど京都朝鮮学校襲撃事件について触れておられましたけれども、あの事件のときも現場に...全文を見る
○有田芳生君 その後どうなりましたか。ネット上で販売されたんじゃないですか。
○有田芳生君 その後もあるでしょう。
○有田芳生君 それは出版についての仮処分申請が行われて認められたということなんですが、ネット上では今お話しになったようにヤフーオークションで落札されて、さらに新たに販売されようとしていませんか。
○有田芳生君 同和問題をおちょくると言って、就職差別、結婚差別をこの二十一世紀になってもまき散らそうとする人物がいる。三月十日の法務委員会でも質問しましたけれども、ネット上では数年前からそういう差別広げるための行為が行われている。だけれども、人権擁護局もかつてそれを防止するために...全文を見る
○有田芳生君 要するに、同和問題をおちょくるなどと言ってそういう行為をずっとやっている人物たち、現状では止めることができないんですよ。だからこそもっと的確な対応を取らなければいけないんですが、法務大臣、そういう全国部落調査という、戦前からそして戦後、一九七〇年代も含めて、そういっ...全文を見る
○有田芳生君 そうはおっしゃっても、今この時間にもネット上ではそういう差別、流布目的として、おちょくるというようなふざけた差別が行われている。こういう新しい課題にも、与党の法案の中でもネット上の問題なんかもやはり取り上げていかなければいけないというふうに考えております。  そこ...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチについては、二〇〇九年から二〇一〇年、京都朝鮮第一初級学校襲撃事件、その京都地裁判決、大阪高裁判決、そして最高裁でも確定をしましたけれども、あそこで差別の扇動をやった人物たちが語っていた言葉、典型的には出ていけというようなことについて、最高裁の判決の中...全文を見る
○有田芳生君 国家公安委員長にお聞きしますけれども、そのデモにおいては、京都朝鮮学校襲撃事件のときに口から出たヘイトスピーチが行われていたんですが、この三月二十七日の新宿で行われたデモは差別のデモでしょうか。どう判断されますか。
○有田芳生君 あのデモは差別デモですか。
○有田芳生君 そこで、もう少し踏み込んで、川崎での事件に続いて三月二十七日に東京大久保職安通りを通過したデモについて、河野国家公安委員長は西田議員の答弁の中で、川崎のケースを例に、抗議する人たちの安全の確保を図らなければいけなかったというふうにおっしゃいました。  警察庁、この...全文を見る
○有田芳生君 道路に寝そべった、いわゆるシット・インというのは、これはアメリカの公民権運動でもインドの独立運動でも認められていた非暴力、無抵抗の行為です。差別をやめさせるための行為を取った。  ところが、これはもう今回、三月二十七日だけではなく、大阪でも川崎でも、そして京都でも...全文を見る
○有田芳生君 何を言っているんですか。皆さん、資料を見てください。私は現場におりました。首を絞めているじゃないですか。明確に首絞めていますよ。  被害者の話、聞きました。身長百四十八センチの小柄な女性。安全確保するために首を絞めたのが事実じゃないですか。たまたま手が行ったんです...全文を見る
○有田芳生君 一人二人じゃないんですよ。資料がもっと出せるんですよ。警察官が大声を上げて女性の腕をつかんで、さらには別の警察官は排除をしようとしてコンクリートに投げ捨てた。けがしているんですよ。  例えば、ある女性、話を伺いました。病院に行きました。頸椎捻挫、後頭部打撲、そうい...全文を見る
○有田芳生君 そのとき、警備課長は、あなたが言っていることが事実かどうか確認できない、その暴行を加えたのがお巡りさんかどうか分からない、私どももビデオを撮っておりますから確認します。確認されましたか。
○有田芳生君 被害の実態があるじゃないですか。(資料提示)これ、見ましたか。見て、そういうことが言えるんですか。冗談じゃないですよ。明確に首絞めているじゃないですか。  その下に、その首を絞めた警察官の写真、目を隠して示しておきましたけれども、この人から、この警察官から事情を聴...全文を見る
○有田芳生君 制止しようとして手を出したら、首のところに行けばここで止まるじゃないですか。何でこんなのけぞるような、首締めているじゃないですか。ふざけたことを言っちゃ駄目ですよ。  河野国家委員長、そんな事態ほったらかしていいんですか。これが現実ですよ。
○有田芳生君 現場を見ていない人がなぜそんなことを言えるんですか。警察庁の方だって現場にいないでしょう。首絞めているんですよ。一人だけじゃないんですよ。四人の女性がけがをしたんですよ。何でそのことを認めないんですか。  被害届、何で受理しないんですか。その理由を教えてくださいよ...全文を見る
○有田芳生君 福島みずほ議員が警察庁を呼んでこういう事態を問いただしたから、その数時間後に受理してもいいですよなんて電話をしたわけじゃないですか。おかしなことを言いますね。  特別公務員暴行凌辱罪、刑法第百九十五条、警察の職務を行う者は、被疑者その他の者に対して暴行又は凌辱若し...全文を見る
○有田芳生君 残念ですが、終わります。
04月18日第190回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  熊本と大分で起きて今も進行している大きな地震、言わば九州中部地震と言っていいと思いますけれども、そこでお亡くなりになった方々に深い哀悼の意を表するとともに、今でも苦しんでいらっしゃる方々の一刻も早い復旧をお祈りいたしたいというふ...全文を見る
○有田芳生君 朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ、あるいは韓国人窃盗団が今熊本に向かっているというようなことが、九時二十六分以降その翌朝にかけてだけではなく、今に至るもネット上では吹き荒れている。それに対して抗議する人たちが、一つ一つのアカウントを発見してその人たちに抗議をして、あるい...全文を見る
○有田芳生君 この問題は切りがないんですが、一言だけ言っておけば、例えば、部落地名総鑑の原本などがいまだインターネット上で流布されている、差別の扇動、それに対して、数年前から、例えば部落解放同盟が東京法務局に申入れを行って、これを何とかしてほしいと、そういう強い要請を二度にわたっ...全文を見る
○有田芳生君 特定の人たちが攻撃された場合には、例えば名誉毀損であるとか裁判を起こすとか、人権救済の措置というのはあり得るんだけれども、しかし一般的に、国籍、民族などを相手にした攻撃、差別、扇動、いわゆるヘイトスピーチというのは救いようが現行法ではないから、だから問題になっていて...全文を見る
○有田芳生君 平成二十六年の十一月から法務省が率先をして、法務省のサイトにもありますけれども、ヘイトスピーチの啓発活動の強化を行ってくださっております。その根拠としては、やはり二〇一四年の自由権規約委員会の勧告あるいは人種差別撤廃委員会の勧告、それが大きなきっかけになったというふ...全文を見る
○有田芳生君 法務省が作ってくださった「ヘイトスピーチ、許さない。」と力強い黄色いポスターは各地に貼ってありますけれども、一万六千枚ということで、現場で様々な努力をしている抗議活動をやっている人たちが法務省管轄のところに行ってポスターを下さいと言っても、ないんですよね。一万六千枚...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチに反対する差別反対東京アクションという小さなグループがありますけれども、二年前に新宿で活動をやったとき私も参加をしましたけれども、下さいと言っても下さらないというか、ないと言われたので、二千枚自分たちで印刷をしたということもあります。実は、昨日も岡山で...全文を見る
○有田芳生君 昨年の七月二日に公明党のヘイトスピーチプロジェクトチームが菅官房長官に申入れを行って問題への取組を申し入れた中で、菅官房長官はそれを受けて、今年度中にヘイトスピーチについての実態調査を行うということを記者会見で発言をされて、その結果が三月末に法務省の方から実態調査と...全文を見る
○有田芳生君 法務省だけではないんですけれども、現場主義で、現場から物を考えるということをやはりもっともっと強めていただきたいとお願いをしたいというふうに思います。  ところが、様々な努力があるにもかかわらず、世界の人権基準から見れば、非常に日本の状況、水準というのは危惧されて...全文を見る
○有田芳生君 はい。
○有田芳生君 傷害を受けてどうしたんですか。
○有田芳生君 そのときは政治団体が道路の向こうで街宣をやっていた、そこの周りにいた人たちが十数人道路を渡って、こちら側でヘイトスピーチに抗議をしていた人物を殴り付けた、そこにヘルメットをかぶった警察官、私が数えただけでも十人近くいらしたけれども、目の前で殴られて傷害を受けているの...全文を見る
○有田芳生君 違うんですよ。混乱してないんですよ。混乱してないところに道路の向こう側から政治団体の関係者が十数人道路を渡ってきて、こちらで抗議をしている人、混乱なんかしてない、混乱してないところにいきなり殴り付けて、そこの横に警察官いたんですよ。だから問題なんですよ。だから、混乱...全文を見る
○有田芳生君 警察、大丈夫ですか。政治団体が街宣をするために、その暴力団の構成員とおっしゃいましたよね、(発言する者あり)右翼団体の構成員と言いましたよね、場所取りをさせてたんですよ、場所取りを。そういう関係なんですよ。だから、そういうところもしっかりと捜査をやっていただきたいん...全文を見る
○有田芳生君 そのとき警察官が傷害事件を起こしてないですか。
○有田芳生君 そんな言葉だけじゃ何が起きたか分からないじゃないですか。  皆さん、資料を御覧ください。これが三月二十七日、私もその場におりました。告訴したのは三人ですけど、四人の女性が、特に女性が狙い撃ちされるかのようにけがを負った。写真、見てくださいよ。この警察官、身長百四十...全文を見る
○有田芳生君 違うんですよ。シット・インしたのは事実だけれども、それは差別のデモを止めるために表現の一形態として取った。警察がそれを何とかしなければいけないというのは分かりますよ。だけど、この写真にある喉輪の状況は、ヘイトスピーチのデモに対して反対しようと女性たちが道路に出てしま...全文を見る
○有田芳生君 診断書も出ております。新宿署に刑事告訴を行った翌日には精神科医にも診察をしてもらっております。私は、本人からも精神科医からも話を聞きました。二人の女性は急性ストレス障害、PTSDの予備軍なんですよね。もう一人の方は心因反応という現状がある。  だから、こういうとん...全文を見る
○有田芳生君 この写真をもう一回よく、特に左下の方、女性がどれほど、息ができなかったと本人は証言をしております。路上にも倒れました。ほかの女性は後頭部打って非常につらい思いをした。  それをやった一人が右下の、目隠しはしましたけれども、警察官です。この目隠しをしてお示しをした警...全文を見る
○有田芳生君 人種差別撤廃委員会の日本審査でヘイトスピーチのデモの現実を映像で見た多くの海外の方々が、警察が差別主義者を守っているとしか見えないとおっしゃいました。  私は、参議院の予算委員会でこの問題を質問するときに、事前に安倍首相そして菅官房長官にもヘイトスピーチの現場がい...全文を見る
○有田芳生君 来ていただいた方には申し訳ない。人種差別撤廃委員会の日本審査、来年の一月十四日に日本がまた報告書を出さなければなりません。そのことについて外務省にもお尋ねしたかったんですが、時間がもう来てしまいますので、最後に入管当局にお聞きをしたいと思います。  四月十三日付け...全文を見る
○有田芳生君 ミサイル技術の関係者あるいは朝鮮総連の関係者などはもう分かっている話なんですよ。  在日朝鮮人、これ、朝鮮籍というのは北朝鮮籍じゃないわけじゃないですか。その人たちが空港に行っていきなり、誓約書を書きなさい。何て書いてあるか。私は北朝鮮には渡航しません、仮に北朝鮮...全文を見る
○有田芳生君 問題だと気が付いたから変えたんじゃないですか。例えば、再入国許可の取消しなど処分を行うことがありますとありますが、その法的根拠は何ですか。端的にお答えください。
○有田芳生君 その法的根拠を聞いているんですよ。もう先に言います、もう時間がありませんから。入管法二十六条第七項でしょう。そうですよね。お認めになった。だけど、この入管法二十六条七項は何て書いてありますか。「その者が本邦にある間において、当該許可を取り消すことができる。」。日本に...全文を見る
○有田芳生君 日本はいまだ人権後進国であるということが様々な分野で起きているということを指摘をして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月19日第190回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  まず、お二人に端的にお聞きをします。  四月八日にこの法案が提出されて以降、当事者である民団あるいは長くこの問題に携わってきた外国人人権法連絡会あるいはヒューマンライツ・ナウなど、少なくとも十の団体が与党案についてのコメントを...全文を見る
○有田芳生君 事務所に送られていると思いますので、是非お読みをください。  さらに一方で、これまでずっとヘイトスピーチを続けてきた、例えばアドルフ・ヒトラー生誕百二十五周年を祝うそういう日本版ネオナチなどは与党案に対して大歓迎であると、お墨付きをもらったというふうにコメントを出...全文を見る
○有田芳生君 御自身が積極的に出された法案ですから、様々な関係団体及び一方のヘイトスピーチを繰り返し今でもやっている人たちのコメントを是非お読みになっていただきたいというふうにお願いしたいというふうに思います。  おととい、岡山市内でも、在特会の前会長が来て、ヘイトスピーチのデ...全文を見る
○有田芳生君 今、西田委員は、在日韓国・朝鮮人の方々に対する差別扇動、ヘイトスピーチをなくすための法案だとおっしゃいましたけれども、この二〇〇八年以降、例えば在特会が日本で行ってきたヘイトスピーチの実態というのは、在日コリアンの方々だけではなくて、一番目立った最初の時点は二〇〇八...全文を見る
○有田芳生君 第二条、定義のところにある適法に居住するというところなんですけれども、もう一度具体的にお聞きをしますけれども、在日コリアンに対する差別的表現の本質というのは、国籍ではなくて民族的出身に基づく排除であるというのは京都朝鮮第一初級学校襲撃事件の最高裁判決でも明らかなこと...全文を見る
○有田芳生君 先ほどの仁比委員への答弁だったと思いますけれども、難民認定申請中の方はそれは当たらないというお話でしたけれども、それは法務省は知っているけれどもヘイトスピーチをやる連中は知らないわけですから、これまでどおり排除のデモをやるということを、それを止めることはできないとい...全文を見る
○有田芳生君 そういう認識に立ってもらわなければ困ります。  もう一点最後に、時間が来ましたので、アイヌ民族に対するヘイトスピーチです。  二〇一四年からずっと続いております。二〇一四年八月十一日、アイヌ民族、今はもういない、二〇一四年八月二十二日、アイヌ利権がある、二〇一四...全文を見る
○有田芳生君 時間が来たので終わりますけれども、小川委員からも多くの質問、残したままになっております。今、西田委員からも、この法案を審議する過程でとおっしゃいましたので、是非とも今日で終わりにすることなく、与党案をより良いものに変えていき、日本からヘイトスピーチをなくしていく、そ...全文を見る
04月26日第190回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  昨日、高松高裁で画期的な判決が下されました。二〇〇六年に在特会などが徳島県教組を襲撃をしてヘイトスピーチのあらん限りを尽くし、さらには、そのときには拉致問題までもが利用されました。それに対して、昨日の判決では、損害賠償額が一審よ...全文を見る
○有田芳生君 人種差別撤廃条約で日本政府が留保しているのは四条の(a)項、(b)項であって、今お示ししたのは第二条の一その(d)、各締約国は、全ての適法な方法、状況により必要とされるときは立法を含む、により、いかなる個人、集団又は団体による人種差別も禁止し、終了させると。  で...全文を見る
○有田芳生君 違法な状況が起きていないときに警察官によって喉輪が行われ、首を絞められた。明確な写真もあります、動画もあります。韓国のテレビでも放送されました。それについてどうお考えですか。
○有田芳生君 喉輪で首を絞めるというのがいいというわけはないというのが前提ですけれども、写真を示したので、上の方の二枚を御覧ください。左側は、今年の三月二十七日、東京都新宿区、職安通りですね、喉輪が行われた現場、右側は、四月十七日、岡山市で行われたやはり在特会の前会長桜井誠氏など...全文を見る
○有田芳生君 先ほど、小川委員からもこれで、与党案でヘイトスピーチのデモを止めることができるんだろうかと率直なお考え述べられたというふうに思います。  そのことについて幾つか細かくお聞きをしていきたいんですが、まず現実の問題として、東京の新大久保、コリアン、在日コリアンの方々が...全文を見る
○有田芳生君 それは現実とは違いますね。新大久保でヘイトスピーチのデモができなくなったのは、警察の方から明らかなデモコースの指導があったからだと理解していますが、まあ細かいことは御存じないでしょうから、そういうことができるんだということを指摘をしておいて。  もう一つ、先ほど小...全文を見る
○有田芳生君 そうしたら、ヘイトスピーチのデモはなくなっていかないんですよ。公安条例を変えるとか、あるいは公園を使用したいというときに公園の使用条件を変えるとか、あるいは約束をして条件を付けて、それを破った場合には次はデモもさせない、あるいは公園使用もさせない、そういう運用できる...全文を見る
○有田芳生君 京都朝鮮第一初級学校襲撃事件の最高裁の決定でも、ヘイトスピーチは何かということが、人種差別撤廃条約に基づいて具体的にこれはヘイトスピーチだという確定はしているんですよ。だから、そういうことと、今度与党案が通ったときの各地の公安条例あるいは公園使用条件というものが変わ...全文を見る
○有田芳生君 繰り返しになりますけれども、もう一度西田委員に、ヘイトスピーチのデモをなくしていく、減らしていくイメージとしてお聞きをしたいんですが、例えばこの与党案が成立をしたとする、そうすると、先ほども言いましたけれども、ヘイトスピーチをする集団というのは、まず公園の使用許可を...全文を見る
○有田芳生君 河野国家公安委員長に一般的なイメージとしてお聞きをしたいんですけれども、今、多くの当事者を何年にもわたって苦しめてきているヘイトスピーチの街宣やデモなんですけれども、それをなくしていく、少なくしていくためにはどんなことができ得るとお考えでしょうか。
○有田芳生君 そこで、提案者にお聞きをしますけれども、違法行為があればそれは現行法で対処できるわけですけれども、ヘイトスピーチというのは、特定の個人になされる場合もありますけれども、不特定多数の集団に対して行われるわけですよね、民族あるいは国籍も含めてですけれども。そのときに一番...全文を見る
○有田芳生君 時間の関係で早口になってしまうものですから、もう一度お尋ねしますと、ヘイトスピーチというのは不特定多数の人に向けられているものですよね。だけれども、その不特定多数の人たちが適法に居住しているかどうかというのは誰が分かるんですか。
○有田芳生君 皆さんにお配りしたDVDの中で、昨年十二月六日のこれは鶯谷で行われたときのシュプレヒコール、一つだけ御紹介しますと、不法入国外国人の在日を日本からたたき出せ、これは与党案では許されるんでしょうか、許されないんでしょうか。
○有田芳生君 ですから、与党案、素直に読むとやはりそういう疑問が出てきてしまうんですよね。だから、そこのところをやはり穴埋めをしていって実効性のあるものにしていかなければならないというふうに私は考えております。  私たちは六項目にわたる修正要求をお出しをしております。日本共産党...全文を見る
○有田芳生君 だから、不法入国者、つまり皆さんの法律案では適法に居住する人を対象にしているわけですよね、これ、法案は。適法に居住するその出身者又はその子孫に対して排除することを扇動する不当な差別的言動はあってはならないということですよね。だから、適法に居住する人でなければ、ヘイト...全文を見る
○有田芳生君 この間の質疑でもお尋ねしましたけれども、与党案が出て直ちに反応があった大きな特徴の一つは、ヘイトスピーチをもう職業的にやっている連中がお墨付きをもらったと、そう言っているわけなんですよ。だから、そこのところをしっかりと対応しなければ、ヘイトスピーチをやっているレイシ...全文を見る
○有田芳生君 だから、適法に居住するということをお書きになったからそういう疑問が生まれ、さらにはヘイトスピーチの職業的な人たちがお墨付きをもらって、これから幾らでもこれまでどおりできるんだと、結果的にヘイトスピーチを行う人たちに対して本当にお墨付きを与えてしまっているというふうに...全文を見る
○有田芳生君 適法居住要件を入れているから、ややこしくなるんですよ。  じゃ、違った視点からお尋ねをします。  適法に居住するかどうかというのは個々人が、例えば難民にしても脱北者でもそうですけれども、入ってくるときは不法な形かも分からないけれども、個人個人が日本の法律に基づい...全文を見る
○有田芳生君 もう時間が来てしまって、岩城法務大臣あるいは人権擁護局長などにもお尋ねをしたかったんですけれども、もう一つ与党案に課題があると思いますのは、インターネット対策なんです。  私たち野党の法案には、インターネット上のヘイトスピーチ、あるいは差別の扇動というものをどう対...全文を見る
○有田芳生君 仁比委員も語っていましたけれども、この法案審議、そして私たち野党案も含めて、人種差別撤廃条約をこの日本でようやく具体化していく半歩、それが始まったというふうに思いますので、これからさらに、いろんな委員会を含めて、日本から人種差別、ヘイトスピーチをなくすためにお互いに...全文を見る
05月12日第190回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  二〇一三年をピークにしまして日本中で差別の扇動であるヘイトスピーチが吹き荒れてまいりました。それから三年近くがたちましたけれども、例えば今年の四月二十九日、大阪梅田のヨドバシカメラ前で、やはりヘイトスピーチを目的とした、平和の日...全文を見る
○有田芳生君 次に、提案者にお聞きをしますけれども、国際人権法においては定義はされていないんだけれども、ヘイトスピーチを規制するということは三つの条約で明らかになっております。具体的に言えば、人種差別撤廃条約、ジェノサイド禁止条約、そして自由権規約です。  ヘイトスピーチの本質...全文を見る
○有田芳生君 差別者団体、在特会などが例えば一番注目を最初に受けたのは、二〇〇九年、カルデロンちゃん一家排撃事件でした。これは、在留資格がない御両親の下で娘さんが生まれまして、御両親はフィリピンに帰らざるを得なかったんですけれども、カルデロンちゃんは中学に通っていたところに、差別...全文を見る
○有田芳生君 提案者にお聞きします。  今、人権擁護局長が実態調査の中から語ってくれたアイヌ民族へのヘイトスピーチ、あるいは難民、あるいはオーバーステイの人たち、そういう人たちへの差別の扇動攻撃というのは、与党法案から判断をしてもこれは許されないという理解でよろしいですね。
○有田芳生君 更に提案者にお聞きをします。  一部の国会議員は、例えばツイッターで、この法案、与党法案では米国軍人に対する排除的発言が対象になります、あるいは、許されないということを宣言することがこの与党法案の骨子なんだと。米軍基地に反対する人たちが今日も、今の時間も、辺野古の...全文を見る
○有田芳生君 この法務委員会に参考人として、在日のコリアンとして来てくださったお二人が、四月二十九日に私宛てにメールを下さいました。与党法案がどうなるんだろうかということで様々な議論がある中で、一人は、京都朝鮮第一初級学校襲撃事件されたときの保護者であり、そして参考人にも来てくだ...全文を見る
○有田芳生君 私は、ただいま可決されました本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案に対し、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党、日本共産党及び生活の党と山本太郎となかまたちの各派の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたしま...全文を見る
05月19日第190回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○有田芳生君 私は、ただいま可決されました刑事訴訟法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党及び生活の党と山本太郎となかまたちの各派の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     刑事訴訟法等の一部を改正する法律案に...全文を見る
05月20日第190回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  今日は日朝協議の終わらない課題についてお聞きをいたします。  まず、朝鮮労働党の第七回大会についてです。機構と人事については、例えば書記局が政務局に改編されたこと、あるいは政治局において軍の比重が下がったことなど特徴があるとい...全文を見る
○有田芳生君 アジア大洋州局長にお聞きをします。  党大会が終わったときに、日本から駆け付けた多くのマスコミを相手に宋日昊対日大使が懇談を持ちましたが、それは承知されていますでしょうか。
○有田芳生君 承知しているかどうかも言えないというのは、確かに、マスコミから恐らく外務省あるいは官邸などにその宋日昊メモが届いていると思いますが、それを見ていないということではなく、公表はできないというふうに理解をします。  ですから、私が、その宋日昊大使が何を言ったかという特...全文を見る
○有田芳生君 そこで、本来ならば外務大臣に日朝交渉の現状と課題についてお聞きをしようと思ったんですが、先ほどの白議員への答弁で尽くされていると思いますので、引き続いて、どう打開をしていけばいいのか、すべきではないのかという視点から人道問題についてお聞きをしたいと思います。  こ...全文を見る
○有田芳生君 私は何度も質問をしました。昨年の十月に平壌まで行って関係者に話を聞いてきました。残留日本人十数人が日本に帰りたいと切望をしている。何回もこの委員会でも予算委員会でも質問をいたしました。その十数人のうち、昨年、四人の方が日本に帰りたいという思いを抱きながらお亡くなりに...全文を見る
○有田芳生君 政務官にお聞きをします。  今外務大臣の答弁がありましたけれども、私は、具体的に十数人の方が生存していて日本に帰りたいと言っている、丸山節子さんを始めとしてそういう人たちが分かっていて、何度も言いますけれども、日朝交渉が進まない中で四人の方がお亡くなりになっている...全文を見る
○有田芳生君 厳しい対応をするのは当たり前ですけれども、人道問題は目に見えている課題があるならば、それを解決するのが当たり前でしょう。それをやっていないんですよ。  厚労省にお聞きをします。戦後、日本に戻れなかった残留日本人の数、把握されているはずですけれども、何人いらっしゃい...全文を見る
○有田芳生君 その三十五人の方々の生存しているのか亡くなっているのかということを赤十字を通じて北朝鮮側に問合せをしましたか。
○有田芳生君 つまり、外務大臣、私が感じているのは、拉致問題解決していくためにやはりいろんな方法があると思うんですよ。  そこで、お聞きをしたいんですけれども、日朝平壌宣言の中で、日本側がやらなければいけない課題として、過去の清算という表現がありますが、この過去の清算というのは...全文を見る
○有田芳生君 これだけ日朝間が止まってしまっている状況の下で、やはりどこから風穴を空けるかというのは真剣に考えなきゃいけないという思いで今日質問しているんです。残留日本人の問題もあります。  それから、先ほど広島の話が出ましたけれども、広島、長崎で被爆した朝鮮人というのは、五万...全文を見る
○有田芳生君 人道的課題で風穴を空けるべきではないですかというのが今日の質問なんです。  もう一度言います。去年の一月に亡くなった丸山節子さんは日本に帰りたいと言って泣いて弟さんに訴えたんです。それは、特別調査委員会も聞き取りをやったんです。だけど、お亡くなりになったんですよ。...全文を見る
05月26日第190回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○有田芳生君 私は、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党、日本共産党及び生活の党と山本太郎となかまたちの各派の共同提案によるヘイトスピーチの解消に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     ヘイトスピーチの解消に関する決議(案)   「ヘイトスピーチ、...全文を見る
08月01日第191回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号
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○委員長(有田芳生君) この際、御挨拶を申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されました有田芳生でございます。  委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろし...全文を見る
○委員長(有田芳生君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は七名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に大野泰正君、末松信介君、山下雄平君、足立信也君、牧山ひろえ君及び西田実仁君を指名いたします。  なお、あと一名の理事につきましては、後日これを指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十...全文を見る
08月03日第191回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○委員長(有田芳生君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十二分散会
09月26日第192回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号
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○委員長(有田芳生君) この際、御挨拶を申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されました有田芳生でございます。  委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円滑な運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろし...全文を見る
○委員長(有田芳生君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は七名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岡田直樹君、武見敬三君、二之湯智君、森屋宏君、足立信也君、芝博一君及び西田実仁君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十七分散会
10月20日第192回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  沖縄の那覇から車に乗って約三時間、沖縄本島北部の方に向かいますと、東村高江という土地があります。そこには、オスプレイの離発着場であるヘリパッドの建設を今進めておりますけれども、それに対して、自然を守れ、平和を守れという反対運動が...全文を見る
○有田芳生君 こういうことが頻発するようになり、それが続いている。  人権擁護局長にお聞きをしますけれども、土人という表現、もう亡くなりましたけれども、国語学者の大野晋さんが編さんをした角川必携国語辞典によると、土人というのは原始時代の生活をしている人である。  あるいは、そ...全文を見る
○有田芳生君 詳細を把握していないとおっしゃいますけど、昨日もNHKを始めとしたテレビ各局、今朝の新聞各紙、この問題取り上げています。人権擁護を担当されるんだったら、その詳細を把握すべきじゃないですか。
○有田芳生君 じゃ、これからちゃんと把握をしてください。  そして、もう一つ警察庁にお伺いしたいんですけれども、この法務委員会を中心として、今年にヘイトスピーチ解消法が成立をいたしました。即座に施行とともに警察庁も通達を出していただきましたけれども、全国各地の警察官に対する差別...全文を見る
○有田芳生君 これは、沖縄の高江に派遣された二十代のたまたま大阪からの機動隊員の土人、シナ人発言というよりも、先ほど申しましたように、やはり日本本土と沖縄との関係で連綿と続く差別の潜在的な意識というものがたまたまその機動隊員によって現れたんだろうというふうに私は捉えておりますけれ...全文を見る
○有田芳生君 今日はこの問題を急遽取り上げることになったので、また機会があれば改めて御質問をさせていただきたいというふうに思います。  次に、今度は沖縄から大分県の別府に移るんですが、別府の駅から車に乗って十分ほど走りますと、その途中に大分県警別府署があります。更に進んでいくと...全文を見る
○有田芳生君 皆さんのお手元に資料を配付しております。  カメラ一、カメラ二とありますけれども、六月十八日、繰り返しますけれども、参議院選挙公示の四日前、この夜の七時台、夜の七時台、まだ事務所には人がいるときに別府署員二人がこの会館の敷地に侵入をして斜面にカメラを設置しようとし...全文を見る
○有田芳生君 まだ人がいる時間帯にこの敷地内に侵入をしてカメラを設置しようとしたけれども、できなかった。その後、夜十時を過ぎてもう一度敷地内に侵入して一台のカメラを設置、さらには、今度は駐車場の外、チェーンがあるんですけれども、チェーンを乗り越えて警察官が侵入をして二台目のカメラ...全文を見る
○有田芳生君 皆さん、写真見ていただければ分かるんですけど、これ、すぐにカメラが見えるようになっておりますけど、この当時は草がかなり生い茂っていたんです。生い茂っていたものですから本当に分からない状況だった。たまたま草刈りをやる仕事があって、そして何か変なものがあるぞということで...全文を見る
○有田芳生君 選挙違反云々と言うけれども、この盗撮が必要性も相当性もなかったと後で県警が認めているじゃないですか。だから、違法な捜査をやっているんですよ。  その前にもう一点確認します。十八日に二台のカメラを設置した。十九日、翌日にカメラの設置場所をこの設置した二人が刑事官と刑...全文を見る
○有田芳生君 さらに、その六月十九日、十八日に二台のカメラを設置して、刑事官など上司に報告をして、その十九日、御丁寧にもというのか、夜二十二時台、夜十時を過ぎて、カメラ内蔵の記憶媒体のSDカードや映像確認のため駐車場側から二回また侵入している。これ、間違いありませんね。
○有田芳生君 さらに、六月二十日から二十一日にかけて、SDカードをまた交換するために駐車場側から二回にわたって侵入していましたね。
○有田芳生君 結局、発見されるまでに警察官は七回不法にこの場所に侵入しているんですよ。最初にビデオカメラが回ったのが六月十九日の朝の九時十分。最後、発見されますから六月二十四日の十三時三十七分に終わっているんですが。  警察庁にお伺いしますけれども、この二台のビデオカメラによる...全文を見る
○有田芳生君 写真の右側の上を御覧になっていただきたいんですが、これがSDカードの中に記録をされていた大分県警別府署の刑事官のAさんという人物のカメラ目線の映像から取ったものですが、ここでいろいろ打合せをやっている。どんな打合せがなされていたか、審議官、御存じですか。
○有田芳生君 ニュースで報道もされましたけれども、大分県警そして別府署は、このSDカードを四つ持っていたからそれを後に検察に出しているわけでしょう。そこを確認されているはずですよ。  私もこの内容を見ました。この刑事官たちが語っていること、なかなか聞き取りにくいので、音声を分か...全文を見る
○有田芳生君 報道じゃなくて、別府署も持っているし大分県警も持っているSDカードですよ。そんなばかなことはないということを指摘をして、もう時間の都合がありますので前に進みますけれども。  この二台の監視カメラ、トロフィーカムという、六万二千円するんですけれども、それを二台使って...全文を見る
○有田芳生君 それまでにこういった不法な盗撮行為というのは、この別府署は行っていませんか。
○有田芳生君 思っていますということと事実はまた違うんですが、実は、このSDカードで、ここに付けたらいいんじゃないか、よく見えるためには発泡スチロールをかませるんだというような会話の警察官だけのやり取りの中で、こういう発言があります。あるところですけれども、実際に何々で撮ったとき...全文を見る
○有田芳生君 今言いましたように、別の機会に立ち木にテープで縛り付けて撮っていると本人たちが語っているわけですから、じゃ、それはいつ、どこで、何の目的で、法的に問題はなかったのかというのは確認されたんですか。
○有田芳生君 不適切かどうか、私たちは何にも分からないじゃないですか、県民含めて。この別府地区労働福祉会館に二台のカメラが設置されたならば、当然ほかにも設置されているんじゃないかという危惧を持つ人は多いわけですよ。  じゃ、果たして別府だけかという問題なんですよ、これは。全国各...全文を見る
○有田芳生君 個人的に借りることができる関係なんですか。  普通、こういうものは、現場の警察官が例えばこのカメラを使いたいということになれば、伺いをして、例えば別府署の署長がオーケーを出して、そして見積りを出してもらい、その見積りが購入可能な金額ならばお願いをして借りて、そして...全文を見る
○有田芳生君 じゃ、この刑事官は、この六万二千円掛ける二、まあ三台ですから掛ける三ですね、これはA刑事官、今はもう異動して大分県警本部にいらっしゃいますけれども、もう支払したんですか、どうなんですか。
○有田芳生君 こんなことが一警察官の個人的な判断で行われるのかという疑問が非常に大きくあるんですよ。さっきだって、この二か所だけではなくほかにもやったということを警察官が自分たちの内輪の話で語っていて記録をされている。だけど、それが何だか分からないまま。  警察庁にお伺いしたい...全文を見る
○有田芳生君 だから、本当に現場だけでやったのかなという疑問は残りますけれども、全国各地でこのような捜査が行われていないと誰も言えないわけですよね。分からなけりゃいいのか。今回だって、SDカードにこの警察官たちの姿、会話がなければ、誰がこの盗撮やったか分からないままだった。  ...全文を見る
○有田芳生君 時間が来たのでやめますけれども、この警察庁通達、必要な範囲で相当な方法、非常に曖昧なんですよね。だから、日弁連はこの警察庁通達を撤回すべきだというように言っておりますけれども、私もそう思います。  法整備の問題、大臣にお聞きしたかったんですが、もう時間が来ましたの...全文を見る
10月25日第192回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○有田芳生君 おはようございます。民進党・新緑風会の有田芳生です。  今朝、地下鉄の駅から永田町に向かうときに、駅の構内に法務省が作成した「ヘイトスピーチ、許さない。」という啓発ポスターが貼ってありました。この数年間で初めて最寄り駅で見ることができたんですけれども、この啓発活動...全文を見る
○有田芳生君 今、人権擁護局長は、土人発言について不当な差別的言動であると、そのようにおっしゃいましたけれども、法務大臣もそのような認識でいらっしゃいますか。
○有田芳生君 もう一度確認します。  沖縄に派遣された大阪からの警察官、機動隊員の土人発言というのは差別だと、そういう認識でいらっしゃいますね。
○有田芳生君 差別発言なんですよ。土人という言葉は差別発言だとお認めになりませんか。もう一度お答えください。
○有田芳生君 機動隊員による土人発言について、人権擁護局長は不当な差別的言動であるとおっしゃった。大臣も今そのようにおっしゃった。そこはなぜ一般論になるんですか。質問は具体的な問題を問うております。それに対する答えですから、一般論になぜなるんでしょうか。
○有田芳生君 差別的意識によるものかどうかは、それは該当の警察官に聞かなければ分からないという意味だと思いますが、しかし、土人という言葉は差別用語だとお思いになりませんか。
○有田芳生君 要するに、不当な差別的言動であるということですね。
○有田芳生君 沖縄では、様々な御意見があることは承知の上なんですけれども、沖縄県警だけではなくて全国各地から警察官が派遣をされております。警察庁に伺いたいんですけれども、沖縄に派遣される機動隊員などの方々に何らかの、例えば、中正公立でいいんですけれども、例えば沖縄の歴史はこうなん...全文を見る
○有田芳生君 いわゆる土人発言についてですけれども、当委員会では谷垣法務大臣の時代からヘイトスピーチ問題というのは多くの委員とともに議論を続けてきたんですけれども、ヘイトスピーチ解消法ができる前の問題として、そもそも、日本が加入している人種差別撤廃条約の第四条(c)項、つまり「国...全文を見る
○有田芳生君 警察庁についてはまた具体的に後ほどお聞きをしますけれども、その前に、文科省も通達を出されておりますけれども、どういう内容なんでしょうか。
○有田芳生君 この日本でも、五十年前、百年前にはもう平然と日常生活の中で差別的な言動が行われてきた、言葉であっても、それが啓発あるいは教育などによってなくなっていったという歴史があるというふうに思いますので。  やはり、例えば日本でいえばオウム真理教などのようなカルト団体なんで...全文を見る
○有田芳生君 先ほども指摘しましたように、もう一度ぶり返しつつあるという傾向だというふうに思っております。それがなぜなのかについては、また後ほど質問をしたいというふうに思っております。  実は、おとといも秋葉原から上野にかけて右派系市民団体による集会とデモがありましたけれども、...全文を見る
○有田芳生君 日韓断交という政治的な主張を掲げているんだけれども、二日前のその集会、デモだけではなく、例えば四月十七日の岡山だったら拉致問題解決といううたい文句で、実際にそこに行ってみるともう平然と差別の扇動、ヘイトスピーチが行われている、そういう現状が続いているということなんで...全文を見る
○有田芳生君 基本的な認識なんですけれども、ヘイトスピーチ解消法ができて、その第三条、本邦外出身者などに対する不当な差別的言動をなくしていくことは国民の努めになったわけですよね。  ですから、現場で差別の扇動、ヘイトスピーチに抗議する人たちというのは、ヘイトスピーチ解消法の三条...全文を見る
○有田芳生君 確かにそうなっているんですけれども、圧倒的に数が違うんじゃないですか。だから、やはり誤解されないこと、あるいは公園から外国人観光客を警察官が追い出す、怖いというような声が起きるような警備というのはやはりこれからも改善していっていただきたいなと強くお願いしたいというふ...全文を見る
○有田芳生君 そのときに、福岡、大阪など、あるいは東京、神奈川、福岡県、もちろん福岡市、川崎市などもそうなんですけれども、要望書が出されていますよね。  その中に、例えばヘイトスピーチ解消法の第二条は定義なんですが、地方からは、何が差別的言動に含まれるのかというようなことについ...全文を見る
○有田芳生君 そういうガイドラインについて検討中で、速やかにというお話ですけれども、速やかにというのは、大抵、広辞苑なんか見ると速やかにとかはまあ数か月というような意味合いで使われることが多いんですが、どんなものなんでしょうか、年内にできますか。
○有田芳生君 そのときに、ヘイトスピーチ解消法の第四条、国及び地方公共団体の責務に関して、東京都などからの要望書の中にはヘイトスピーチ対策の全体フレームを示してほしいという要望もあるんですが、それも年内に明らかにすることはできますでしょうか。
○有田芳生君 現場からの強い要請だということは十分御承知だと思いますので、是非とも速やかにそういうものをつくっていただきたいというふうに思っております。  次に、ネット上でのヘイトスピーチというものが異常な状況が放置されたままでおりますけれども、人権擁護局長にまずお聞きをしたい...全文を見る
○有田芳生君 済みません、何人かというのは何人でしょうか。
○有田芳生君 ネット上でゆゆしき異常な事態がずっと続いているわけですけれども、皆様方に資料をお配りしました。十月二十二日付けの神奈川新聞です。「ネットの差別野放し 在日三世、人権侵害訴え」と、こういう記事ですけれども、要するに、例えば、記事にもありますけれども、この在日三世の女性...全文を見る
○有田芳生君 その事案について、差し支えない範囲で人権擁護局の取組を教えてください。
○有田芳生君 十月六日に削除要請出されたということで間違いありませんね。
○有田芳生君 十月六日に削除要請をされましたね。
○有田芳生君 ツイッター社に十月六日に削除要請を出して、今日で十九日たっておりますけれども、削除要請をしても削除されない。それはお認めになりますか。
○有田芳生君 ツイッター社は、利用ルールとしてこう掲げております。人種、民族、出身地、信仰している宗教、性的指向、性別、性同一性、年齢、障害、疾患を理由とした他者への暴力行為、直接的な攻撃、脅迫の助長を禁じます。また、以上のような属性を理由とした他者への攻撃を扇動することを主な目...全文を見る
○有田芳生君 積極的に動いてくださって、そういう削除要請したにもかかわらず、プロバイダーの方が対応しないという現実があります。  先ほど答弁間違えたとおっしゃいましたけれども、二〇〇九年の十一月に朝鮮大学の前で在特会の当時会長の桜井誠氏が、おい朝鮮人、出てこいよ、殺してやるから...全文を見る
○有田芳生君 それで、そういう動画は削除されたんですか。
○有田芳生君 人格権の侵害だということで、そういうひどい差別、扇動の動画は削除されたんだけれども、皆さん、部屋に戻って朝鮮大学襲撃なり桜井誠会長なりを検索していただければ、いまだ残っている。これはどういうことなんでしょうか。
○有田芳生君 削除要請に応じるところもあれば応じないところもある。じゃ、削除要請に応じないところの差別の扇動、とんでもない映像というものが残っていることに対して、もうそれから既に八か月もたっておりますけれども、これまで差別の扇動、ヘイトスピーチに積極的に取り組んできてくださった人...全文を見る
○有田芳生君 削除要請は一回なさっただけですか。応じなければ何度も出されたんでしょうか。
○有田芳生君 差別の扇動を野放しにしている関係者との信頼関係というのは、どうするんですか。  具体的に言いましょう。さっきの少年に対する差別の扇動はツイッター社、いまだ残っている動画についてはユーチューブ、それに間違いありませんね。
○有田芳生君 ネットを見ればユーチューブというのは誰でも分かるんですよ。  そうした事態にやはりもっと積極果敢に解決のために努力をしていただきたいんですよ、それはもう個人の力ではどうしようもないわけですから。このヘイトスピーチ解消法ができたときに、法務省のある幹部は、これからイ...全文を見る
○有田芳生君 そういうことをやはり詳細に把握していただいて、せっかく積極的に削除要請などをなさっているんだけれども、聞くことをしないところがあれば、やはりEUなりドイツのようにもっと違った方法で合意を目指すということが必要だと思うんですが、今後の方向としていかがですか。
○有田芳生君 時間が来たのでやめますが、選挙を通じてのヘイトスピーチなど新たな問題が出てきております。  簡潔に最後、大臣、そういうインターネット上の新たな問題解決のために一層頑張るとおっしゃった立場で、簡潔に一言だけ最後にお話しください。
○有田芳生君 終わります。
11月01日第192回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○有田芳生君 おはようございます。有田芳生です。  まず、法務省にお伺いいたします。  技能実習生の新規入国者数の推移について、この数年間の特徴をお教えください。
○有田芳生君 新規入国者数の推移を教えてくださいと、そう問いました。
○有田芳生君 その中の国別の特徴は何でしょうか。
○有田芳生君 今御説明いただいたように、中国人の技能実習生の新規入国者数は減っております。これは、例えば二〇〇〇年に比べて今中国の労働者の賃金が五倍ぐらいになったという数字もありますけれども、特に、最近は鈍化しているんだけれども、二〇一三年を取ってみても中国の賃金というのは一〇%...全文を見る
○有田芳生君 日本で働くベトナム人の技能実習生の人たちは圧倒的にその保証金を預けて日本に来ておりますけれども、そういう現実はこれまで把握されておりますか。
○有田芳生君 一部じゃないんですよね、それは。だから、その技能実習生たちが語れないということを含めて問題点があるんですけれども、今日は与えられた時間が少ないので次に行きます。  先ほど、中国の技能実習生よりも今ベトナム人が増えている。先ほどお示しになったように、今年の上半期でも...全文を見る
○有田芳生君 何人ぐらいの体制で準備されているんでしょうか。
○有田芳生君 ベトナム語で相談できる方は何人なんですか。
○有田芳生君 是非お願いしますとともに、もう一つ更に伺いたいんですが、厚生労働省の外国人労働者向けの相談ダイヤル、これは英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語の五言語しか対応しておりませんけれども、先ほどから明らかになっておるように、ベトナム人技術労働者が、実習生が増...全文を見る
○有田芳生君 全国二十三か所の地方労働局、それから十二か所の労働基準監督署でも、外国人の労働者相談コーナーでは、一部フランス語が加わっても基本的に五言語で対応していますので、これから新しい状況でベトナム人が増えてきているという現実を踏まえて、やはり前向きに更なる体制を強化していた...全文を見る
○有田芳生君 ベトナム人にしても中国人にしても、あるいはフィリピン人にしてもインドネシア人にしても、当たり前の話ですけれども同じ人間ですから、日本に来て奴隷労働を経験したということがないような体制をしっかりとつくり上げていただきたいということをお願いしまして、質問を終わります。
11月17日第192回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  外国人技能実習生についての議論をずっと聞いてまいりまして、やはり、陳腐な言葉ですけれども、この問題にも光と闇が大きくあるということを実感をいたしました。  各委員の質問の中で、例えば前回、丸山委員の方から、外国人技能実習生が日...全文を見る
○有田芳生君 言葉はよく分かるんです。ほかの方々の答弁もよく言葉は分かります。だけど、実態がなかなか見えてこない。後ほど詳しく御質問させていただきますけれども、やはり具体的に問題を解決するために、どういう体制、システムをつくって、どういう人員を配置して問題の解決に当たっていくのか...全文を見る
○有田芳生君 もう一度、入管局長そしてさらに法務省にもお伺いしますが、中国人外国人技能実習生を超えてベトナム人がこのように増え続けている、その分析はされていますでしょうか、理由について。
○有田芳生君 外務省にも。
○有田芳生君 「地球の歩き方 ベトナム」を初めて書いたときに、フロンティアシリーズだったんです。世界の辺境という位置付けだったんですよ。  しかし、一方で、ベトナムを歩いてみてよく分かったのが、日本の三菱商事の皆さん、三井物産など多くの会社員がベトナムで一生懸命働いて、ベトナム...全文を見る
○有田芳生君 ところが、現実は全然違う。ベトナムで外国人技能実習生の問題を取材した人たち誰に聞いたって、ベトナムの多くの送り出し機関、会社は手数料を六十万円から百万円、保証金三十万円から五十万円取っている。  これは、前回の参考人質疑の中で、斉藤善久参考人が、ベトナム政府は日本...全文を見る
○有田芳生君 ついでにお聞きをしますけれども、そういう機関が十一あるならば、それ以外のまともだと思われている機関は幾つあるんですか。
○有田芳生君 やはり参考人質疑の中で、糸数議員の質問に対して外務省は、ベトナム政府が海外への労働者送り出しに際しまして保証金の徴収を、これを許容していることを把握していますと、外務省の答弁。一方で、日本との関係においては、日本への技能実習生の送り出しに当たっては保証金の徴収は認め...全文を見る
○有田芳生君 その申入れをしたと言うんだけれども、申入れをしたって、それが解決しなければ意味がないわけですよね。お願いします、だけど、ベトナムでは保証金取ったり手数料取ったりするのがもう横行しているという現実がある。だから、その現実を解決していかなければいけないので、申し入れしま...全文を見る
○有田芳生君 ベトナムはドイモイで経済改革がずっと進んできましたけれども、同時に腐敗、非常に広がっている現状の下で、送り出し機関にも様々な問題点があって、癒着まで起きている。  皆さんにお配りをしましたけれども、先週の金曜日の朝日新聞夕刊、ベトナム、技能実習の闇、偽装申請や違法...全文を見る
○有田芳生君 それは是非やっていただきたいんですけれども。  申し入れて、そういう取決めを行って、しかしベトナム政府の側を信じますというだけでは済まない現実があるわけですよね。だから、そこのところに、やはりベトナム政府が調査をして問題ある送り出し機関などを排除していくにしても、...全文を見る
○有田芳生君 時間の関係もありますので、介護の問題に進ませていただきます。  まず、入管局長にもう一度確認をしておきたいんですけれども、技能実習生の条件、基本というのは、送り出し国でも同様の仕事に従事しているという理解でよろしいんでしょうか。
○有田芳生君 例えばのケースですけれども、先ほどお示しをしました朝日新聞の記事、岡田玄記者の取材によりますと、日本に来ている二十六歳のベトナム人技能実習生の女性が食品加工会社で働いている、住所も書いてあったので、その住所に、ベトナムのハノイに行ってみると、架空の食品加工会社で、訪...全文を見る
○有田芳生君 参考人質疑で、斉藤善久さんが介護の問題について、日本が技能実習生で介護職、今後行われるということで、斉藤参考人の現地の調査の結果のお話では、二〇一五年、つまり去年の夏辺りから、やはり日本で介護の仕事ができるんだという前提で、例えば看護師の方がお仕事を辞められて日本語...全文を見る
○有田芳生君 そこで再び入管局長にお聞きをしたいんですけれども、これは外務省でもいいのかも分かりませんけれども、今、国連の統計によりますと、日本人の平均年齢は四十六・五歳、だけどベトナムは三十・四歳、非常に若い国なんですよね、人口は九千三百四十万人ですけれども。非常に若い国で、こ...全文を見る
○有田芳生君 それが現実ですよね。ですから、技能実習生の基本的な理念である、日本で学んで国に帰って、そしてその技術をまた自分の国で発揮をするという、事介護については、日本とベトナムとの関係はやはりアンバランスな現実があるわけですよね。  ですから、今後、介護職を技能実習生として...全文を見る
○有田芳生君 そういうことを含めて、るるこの委員会などでも問題点が指摘されてきましたけれども、それを改善するために、外国人技能実習機構の包括的な体制についてやはり具体的な検討を今から進めるべきだと思うんですよね。  先ほど石橋委員からの質問で、実習計画の認定については六十人が当...全文を見る
○有田芳生君 法務省にお聞きをしますけれども、多くの問題点抱えた外国人技能実習生の課題ですけれども、今後、法務省は実習生が内部告発はできるような仕組みをつくるというふうに聞いておりますけれども、具体的にはどういう内容なんでしょうか。
○有田芳生君 あと、強制帰国の対策とか実習先の変更、あるいはシェルター、隠れ家をつくる課題などをお聞きをしたかったんですが、もう時間が来たのでやめざるを得ません。  とにかく、問題を解決する機能的なシステム、組織を是非ともつくっていただきたいということをお願いしまして、質問を終...全文を見る
11月18日第192回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○委員長(有田芳生君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、こやり隆史君、中西哲君、鴻池祥肇君及び長沢広明君が委員を辞任され、その補欠として井上義行君、柘植芳文君、高野光二郎君及び河...全文を見る
○委員長(有田芳生君) この際、高市総務大臣、原田総務副大臣及び冨樫総務大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。高市総務大臣。
○委員長(有田芳生君) 原田総務副大臣。
○委員長(有田芳生君) 冨樫総務大臣政務官。
○委員長(有田芳生君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     ─────────────
○委員長(有田芳生君) 政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査を議題といたします。  本年七月に行われました第二十四回参議院議員通常選挙の執行状況及び選挙違反取締り状況につきまして、順次政府から報告を聴取いたします。高市総務大臣。
○委員長(有田芳生君) 吉田警察庁刑事局長。
○委員長(有田芳生君) 以上で報告の聴取は終わりました。     ─────────────
○委員長(有田芳生君) 公職選挙法及び最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案及び公職選挙法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  まず、公職選挙法及び最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案について、政府から趣旨説明を聴取いたします。高市総...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 次に、公職選挙法の一部を改正する法律案について、提出者衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員長竹本直一君から趣旨説明を聴取いたします。竹本直一君。
○委員長(有田芳生君) 以上で両案の趣旨説明の聴取は終わりました。  両案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時五十分散会
11月22日第192回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  今から二日前の十一月の二十日に、大阪難波の近くにある公園でミナミダイバーシティフェスティバルというものが開かれました。  ダイバーシティーというのは、皆さん御承知のように、やはり民族とか人種とか性別とか、それぞれ異なる人たちを...全文を見る
○有田芳生君 特徴を申し上げることは困難ということは、分析されているけれども語ることができないということなんですか、それとも、そういう分析するに足る事実がないということなんでしょうか。
○有田芳生君 時間の関係もありますので次に行きますけれども、要するにヘイトスピーチ解消法ができた当初は、これまで大きな声で、あるいはネット上でひどいヘイトスピーチをやっていた人たちも、これはヘイトスピーチに当たるから言ってはいけないんではないかなというような戸惑いの時期があったん...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチ解消法ができて、施行と同時に率先して警察庁は通達を出していただきましたので、やはりこれからも、世界的な激動の状況の中でまた再び排外主義、ヘイトスピーチというのは高まる可能性がある時期ですから、やはりそこは慎重に、しかもきちんとした調査を引き続き行ってい...全文を見る
○有田芳生君 ネット上の人権問題といえば、ヘイトスピーチだけではなくてリベンジポルノであるとか、あるいは、いまだ部落地名総鑑が流れている問題など様々な課題を抱えておりますが、この人権問題ということで事ヘイトスピーチについて言えば、個人に対する攻撃というものはいまだ甚だしくひどい状...全文を見る
○有田芳生君 被害者が、これはもう耐えられない、苦痛である、許せないという思いでそういう相談するというのは本当に大きな負担なんですよね。だから、新しい体制というのはこれから考えていかなければいけないというのはこの後に質問をいたしますけれども、そういう申請を受ける法務省の側、法務局...全文を見る
○有田芳生君 法務局が、そういうチームが努力をされて、例えばツイッター社あるいはグーグルなどに削除要請を一般的にした場合、そのことによって削除がされたかどうかということを法務省としても相手会社に確認する必要があると思うんですが、これまで削除されたものがあるならば、そのことは法務省...全文を見る
○有田芳生君 前の質問でもお伝えをしたんですけれども、例えばEUなどでは、そういうプロバイダーなどとの話合いを行って、例えば差別表現、ヘイトスピーチでこれはもう明らかであるということがはっきりした場合には二十四時間以内に削除をするという、そういう取決めができたんですが、日本でもそ...全文を見る
○有田芳生君 最後に、金田大臣の所見をお伺いしたいことがあるんですけれども、そういう方向性というものをやはり法務省が強力にという、かつて大臣が表現されたような方向で進めていただきたいというふうに強く思っております。  一方で、やはりそういう法務省の方々の努力によって、あるいは被...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチを民団の前でのうのうと発言をしたことに対しては、被害申告が法務局に出されましたよね。出されているんですけれども、一方で、ヘイトスピーチ解消法の中で、不特定多数へのヘイトスピーチに対してどうするかという整備がまだされていないんですよね。  不特定多数の...全文を見る
○有田芳生君 だけど、ヘイトスピーチ解消法ができる経過の中で、ここでも何度も何度も議論したんだけれども、二条の定義、十分御承知だと思いますけれども、二条の定義にも不特定多数に向けられたものも入っているんじゃないですか。
○有田芳生君 ヘイトスピーチ解消法の前文にも、特定の集団に属する人たちに多大な苦痛を与えている、だから、不特定多数の人たちに対するヘイトスピーチも、ヘイトスピーチ解消法を作ったときの立法事実に含まれているんじゃないんでしょうか。含まれていないんですか。
○有田芳生君 したがって、これからはやはり不特定多数に対するヘイトスピーチについても、法務省、法務局などがやはり受け付けるような新たな体制をつくっていくということが法の趣旨にのっとったものだと考えておりますが、もう一度、いかがでしょうか。
○有田芳生君 法務省、法務局、人権擁護局、本当にこの数年間、前に前へと進んできてくださったので、やはり、それでも解決されない課題があるならば、新しい問題としてそれをどう解消していくのかという、そういう方向性もお互いに検討して前に進んでいかなければならないというふうに思っております...全文を見る
○有田芳生君 最後に、今日の議論の流れをお聞きになりまして、大臣の方から率直な言葉でお聞きをしたいと思います。
○有田芳生君 終わります。
11月25日第192回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○委員長(有田芳生君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、河野義博君、井上義行君、柘植芳文君、高野光二郎君、佐藤啓君、舞立昇治君、宮沢洋一君及び中川雅治君が委員を辞任され、その補欠...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  公職選挙法及び最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案及び公職選挙法の一部を改正する法律案の審査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     ─────────────
○委員長(有田芳生君) 公職選挙法及び最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案及び公職選挙法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  両案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(有田芳生君) 時間を過ぎておりますので、おまとめください。
○委員長(有田芳生君) 他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認めます。  これより両案について討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  まず、公職選挙法及び最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案につ...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  この際、足立信也君から発言を求められておりますので、これを許します。足立信也君。
○委員長(有田芳生君) ただいま足立君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(有田芳生君) 全会一致と認めます。よって、足立君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、高市総務大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。高市総務大臣。
○委員長(有田芳生君) 次に、公職選挙法の一部を改正する法律案について採決を行います。  本案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(有田芳生君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、両案の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時二十四分散会
11月28日第192回国会 参議院 本会議 第14号
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○有田芳生君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、公職選挙法及び最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案(閣法第七号)は、有権者が投票しやすい環境を整えるため、...全文を見る
12月01日第192回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  西田委員は京都を選挙区にされておりまして、京都の高校出身だと先ほどのお話にありましたが、私も京都生まれで、まあ全国転々としましたけれども、高校は京都で過ごしました。お話を伺っていて思い出したんですけれども、私の仲のいいグループが...全文を見る
○有田芳生君 次に、人権擁護局長にお聞きをしますけれども、同じく部落問題の解消とは何かという質問なんですけれども、もう少し説明しますと、大正十一年、一九二二年に全国水平社ができましたけれども、もうそれ以来の部落解放運動というのは部落の土地と部落民というものを、その存在を明らかにし...全文を見る
○有田芳生君 もう少し具体的に教えていただきたいんですけれども、例えば結婚差別、就職差別など様々な問題がずっと続いてきましたけれども、そういう事項的事実としてどういう差別をなくすんですか。
○有田芳生君 部落差別の今ということで次に行きたいんですが、先ほど西田委員の方から、今回の部落差別の解消の推進に関する法律案について立法事実はあるのかということについて、提案者の方からはお答えをいただきましたので、同じお答えになると思いますので、法務省の方にお聞きをしたいと思いま...全文を見る
○有田芳生君 それだけ毎年人権侵犯事件が続いているわけですけど、これは氷山の一角なんですよね。後でもお話をしますけど、結婚差別なんかは表面化しないケースが非常に多いんですよ。  そこで、皆様にお配りをした資料を御覧いただきたいんですけれども、各自治体が人権意識調査をやっておりま...全文を見る
○有田芳生君 質問通告をストレートにしたわけではないんですけれども、部落差別の今について立法事実はあるのかということについては提案者にもお聞きをしたいということはお伝えをしてあったので、もし可能ならば、今私が示したような事実、それをどう解決していけばいいのか、この法律を作ってです...全文を見る
○有田芳生君 私自身も、じゃ、こうすればいいんだという確たるものはないからこそ、じゃ、先ほどお伝えしたような事実がいまだ現在進行形も含めて続いている状況の下で、なぜ今部落解消の理念法なのかという、どうしてもそこがすとんと落ちないところがあるんですよね。ですから、この法律ができるこ...全文を見る
○有田芳生君 同和対策事業をやるときにはその地域を指定するわけですよね。だから、この地域は同和地域であるということを明らかにして、そこに立派な建物なんかができていく。だけど、それが例えば、先ほども西田委員のお話にもあったでしょうか、ああ、逢坂議員からのお答えでしたけれども、例えば...全文を見る
○有田芳生君 そこでまた、根源的な問題で提案者に御質問させていただきますけれども、部落差別をなくすというのは部落を、被差別部落をなくすことなんでしょうか。
○有田芳生君 障害者差別をなくす運動というのは、障害者の方々が健常者になろうという運動じゃないんですよね。障害者の方が、障害をお持ちだけれども、それでもこの日本で、世界で豊かに暮らしていくような、そういう差別をなくす。だから、それと同じように、やはりこの部落問題も、じゃ、本当に被...全文を見る
○有田芳生君 この人物は、部落問題をおちょくるというようなことで意識的に差別をまき散らそうという意図的な人物、それに対して、法務省、説示一枚でいいんですか。
○有田芳生君 説示一枚で確信犯は改めないわけですよ。本当に挑発的なことを今でも裁判の中で発言をしている。  しかも、お認めになっているように、いまだインターネット上にはそういう部落地名総鑑の中身が残っているんですよね。それは僕は、ヘイトスピーチの問題でも質問しましたけれども、や...全文を見る
○有田芳生君 法務省の努力でヘイトスピーチについての動画あるいは書き込みというものは一定部分ですけど削除できたという成果がありますので、この問題でも強力に進めていただきたいということをお願いしまして、質問を終わります。
12月06日第192回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  今回の法案のテーマというのは、現在の部落問題をどのように捉えるのか、そして、部落の解放というものをどう考えていくのかだろうというふうに考えております。その前提となるのは、やはり事実だというふうに思っております。  十二月一日の...全文を見る
○有田芳生君 結婚差別というのは、御承知のように、顕在化しないことが多いというのは前回の法務委員会でもお話ししたとおりで、それはなぜかといえば、二人に何とか結婚してもらいたいということだから表に出さない形で解決をしていくということが多くて、今、西島参考人が、プライム事件についての...全文を見る
○有田芳生君 続きは後ほど。
○有田芳生君 皆さんのお話を伺っていて、やはり一つの事実をそれぞれが共通に確認できた場合でも、見る立場によって相当その見方というのは変わってしまうものだなということを思いました。  結婚差別、潜在的なものも含めていまだ多くあると思います。就職差別もあります。さらには、現代的な大...全文を見る
○有田芳生君 もう一度、更に西島参考人にお聞きをしますけれども、組織にあってもいろんな議論があるということは非常に健全なことだというふうに思っております。  さらに、解放新聞広島県版の下の方ではこう指摘があるんです。解放に向けた実質的な取組の具体的施策、財政的裏付けがなければ部...全文を見る
○有田芳生君 次に、新井参考人にお聞きをします。  全国人権連の機関紙でしょうか、「地域と人権」十一月十五日号には、十月二十四日に名古屋市で行われた第三十五回人権問題県民講座、ここには新井参考人も御出席になっているんですが、そのタイトル、こうあります、差別を受けた人は非常に少な...全文を見る
○有田芳生君 もう一度お聞きをします。  印象で話すことが多く、実態を反映していない、差別を受けた人は非常に少ない、本当にそうなんでしょうか。新井参考人、もう一度お聞きします。さらに、西島参考人に、そういう評価でよろしいんでしょうか。
○有田芳生君 印象で話すことが多く、実態を反映していないと。差別がある、差別がある、差別があるというような印象で話す人が多くて、差別事象は、差別を受けた人は非常に少ないという集会のまとめのタイトルですよね。そういうことでいいんでしょうか。
○有田芳生君 西島参考人、いかがでしょうか。
○有田芳生君 新井参考人に更にお聞きをします。  「地域と人権」、全国人権連の機関紙十一月十五日号で、十月二十三日に人権連三重県連の会合が行われております。その集会の、定期大会の結論のタイトルは、部落が消える日を迎えというふうにあります。タイトルというのは象徴的な中身をタイトル...全文を見る
○有田芳生君 この逆流という中には、今回の法案は意味はしていないということですね。
○有田芳生君 更に新井参考人と西島参考人にお聞きをしますけれども、部落と言われてきた地域がなくなれば部落差別はなくなるんでしょうか。
○有田芳生君 西島参考人にもお聞きをしたいんですが、その前に、今の新井参考人のお答えに加えてもう一度お聞きをしますけれども、被差別部落と言われてきた地域が消えていけば部落差別というのはなくなるんでしょうか。端的にお答えください。
○有田芳生君 賤民廃止令からもう百五十年になる時代に部落差別が残っている現状で、今の時代にどう部落差別をなくすかというのは大きなこれはみんなの課題だというふうに思っております。  そして、もう時間が来るので、もう一度、新井参考人にお聞きをしたいんですけれども、角岡伸彦さんという...全文を見る
○有田芳生君 時間がもうないので、西島参考人、もう一つ追加で質問をさせていただきますと、今日も話に出た、例えば矢田事件、八鹿高校事件、今からもう四十二年前の話です。私は、当時、部落解放同盟のやり方はおかしいという立場で学生の様々な自治会活動をやっておりました。  今日も話題にな...全文を見る
○有田芳生君 矢田事件とか八鹿高校事件についての。
○有田芳生君 終わります。
12月08日第192回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○有田芳生君 民進党・新緑風会の有田芳生です。  今から百四十五年前、一八七一年に賤民廃止令が制定をされて、それまで同和地区と言われていた人たちが、それまで一種の労働税のような形で例えば牢屋の掃除をさせられるとか、あるいは道に倒れていた牛や馬の処理をさせられるとか、あるいは死刑...全文を見る
○有田芳生君 繰り返しですけれども、いまだ続いている結婚差別、西日本地方で、いまだ結婚したいお二人は親から逃げている現実があります。先ほども提案者からお話ありましたけれども、親は現代的な手段であるGPSを娘さんに送り付ける中で居場所を確認をして、またお二人が逃げているという、そう...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチ問題のときにも何度も何度もこの委員会で質問をさせていただきました。そのときに、もちろん人種差別撤廃条約に基づいて日本はヘイトスピーチを含む差別をなくさなければいけない、そういう主張をしてまいりました。その人種差別撤廃条約の第一条に基づいて、国連の人種差...全文を見る
○有田芳生君 人種差別撤廃委員会は日本に対して三回これまで勧告をやっておりまして、来年の一月にはまた日本政府が報告書を出さなければいけなくなっており、二〇一八年の恐らく夏には次の人種差別撤廃委員会の会議が行われる予定になっておりますけれども、その人種差別撤廃委員会は、ヘイトスピー...全文を見る
○有田芳生君 そのように、国際的な人権基準から見ればやはり日本にいまだ残っている部落差別というものを、法律的な対応を含めて解決に進まなければいけないというのが勧告のポイントなんですよね。ですから、そういう意味で本当に効果的な中身にしていかなければいけないというふうに思っております...全文を見る
○有田芳生君 前々回の法務委員会でしたか、私が質問した中で、例えば、同和対策事業で地域の変化が大きく現れてきたときに、東北地方なんかでは、なかなかこの被差別部落の問題というのが知られていない状況の下では、何でここだけこんなに立派なものが建てられるんだろうかとか様々な批判が起きたわ...全文を見る
○有田芳生君 つまり、まだまだ啓発が弱い、教育も弱いということだろうというふうに言わざるを得ないんですけれども、もう少し具体的に、先ほど講演会のお話をなさいましたけれども、どういうところでどんな講演がなされてきたんでしょうか。もし分かれば教えてください。
○有田芳生君 確かに、企業に対するそういう啓発活動というのは効果を発揮しつつあって、就職差別などがなかなかできない環境というのはつくられつつあるというふうに思うんですが、しかし、隠然と今でも続いている結婚差別に対しての対策というのは何か考えていらっしゃるんでしょうか。
○有田芳生君 なかなか具体的なイメージとして伝わってこないところもあるんですが、例えば目に見える形でいえば、これまで被差別部落の問題についてのポスターというのはどういうものを作られてきたんでしょうか。
○有田芳生君 これまでどういうことを、教育、啓発をやってきたかということは分かりました。  しかし、今度の法律案が成立したとすれば、今後何が変わるんでしょうか。
○有田芳生君 なぜそういうことをお聞きするかといえば、ヘイトスピーチの解消法が議論になっているとき、法律がどうなるか分からないという段階でも、二〇一四年から「ヘイトスピーチ、許さない。」というポスターを作成してくれました。あるいは、ヘイトスピーチ解消法が成立したその段階で、例えば...全文を見る
○有田芳生君 もう一つ、相談体制なんですけれども、人権問題について、自分のことあるいは身近な人のことを相談するというのはなかなか大変な、足を踏み出すまでに覚悟が要るという現実がこうした問題なんですが、その教育だけではなく、相談体制についてはこれまでどういう取組をなさってきたんでし...全文を見る
○有田芳生君 今お話しになった全国一万四千人の人権擁護委員の方々に対して、部落問題を含めた人権問題についての講習とか、そういったものはこれまで行われているんでしょうか。どういう仕組みになっているんでしょうか。その人たちが、例えばヘイトスピーチにしても、この被差別部落の問題にしても...全文を見る
○有田芳生君 ちょっと細かいことで申し訳ないんですが、定期的に行われているということですけれども、どのぐらいのサイクルなんでしょうか。そこでまた、例えば今度新しい法律が議論になったことを含め、あるいはヘイトスピーチ問題がこれまで議論になって新しい法律ができて、だけどいまだ問題を抱...全文を見る
○有田芳生君 ヘイトスピーチ問題で実感したんですけれども、やはり法務局に相談に行って、自分の問題を解決したい、してほしいと言うことはなかなか大変な覚悟がいる。で、訴えたところで、例えばツイッターとかユーチューブから差別の書き込みがあったら削除してほしいという、それを法務局が努力を...全文を見る
○有田芳生君 新しい課題というのは本当日々動いておりますので、もう少し頻繁に研修をやるということも必要なのかなというふうに、今お話を伺っていて感じました。  それで、最後に、部落の解消とは何かという遠大なる問題なんですが、私は個人的には、人権問題には終わりがないというふうに思っ...全文を見る
○有田芳生君 法的拘束力がない、説示しても差別を遊びのように続けている人たちはいるわけで、例えば、部落問題をおちょくるということで部落地名総鑑を本にしようとしたり、あるいはそれができなくなればインターネットでさらす、そしてまた、それが消えたとしてもまたモグラたたきのように出てくる...全文を見る
○有田芳生君 それはヘイトスピーチ解消法ができた段階の御発言とは到底思えない。例えば、京都朝鮮第一初級学校襲撃事件あるいは徳島県教組襲撃事件でヘイトスピーチに対する判決が出ている、最高裁決定まで出ている。何が人種差別撤廃条約に基づく差別なのかというのはもう明らかになってきている。...全文を見る
○有田芳生君 検討を進めているというのは、EU並みのそういう合意を目指しているという理解でよろしいんですか。
○有田芳生君 しつこいようで申し訳ないですが、方向性としてはそういうことも一つの選択であるという理解をしていいんでしょうか。
○有田芳生君 時間がもう来ましたので、最後に大臣に、この間の議論を聞かれて、部落差別をなくさなければいけないということについてどのようにお考えになったか、お気持ちを率直にお話しいただきたいんですが。
○有田芳生君 終わります。
12月14日第192回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○委員長(有田芳生君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、三浦信祐君、阿達雅志君、朝日健太郎君、足立敏之君、今井絵理子君、小川克巳君及び古賀之士君が委員を辞任され、その補欠として長...全文を見る
○委員長(有田芳生君) これより請願の審査を行います。  第一一一八号政党助成金の廃止を求めることに関する請願を議題といたします。  本請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることといたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。    ...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ─────────────
○委員長(有田芳生君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あ...全文を見る
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(有田芳生君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十一分散会