有田芳生
ありたよしふ
比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月22日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 大臣所信、特に人権問題についてお話を伺う前に、森友問題について幾つかお聞きをしたいというふうに思います。 森友問題というのは、御承知のように、昨年の二月九日に朝日新聞が報道を始めてから、各メディアがそれを追い、さらには国会でも議論...全文を見る |
○有田芳生君 裁判所がそういう決定をしたということを報道で聞いたというだけの認識なんですか。 | ||
○有田芳生君 まあ堂々巡りをしてもしようがないんだけれども、逃走のおそれがある、証拠隠滅のおそれがある、だから接見は家族も許さないということでずっと拘束をしてきたのに、野党六党が申し入れたらなぜ認められたのか。それは、明らかに、削除された文書の中に籠池さんの発言として、安倍昭恵夫...全文を見る | ||
○有田芳生君 様々な問題が起きて、記者たちに問われたときに、大臣がそれぞれの歴史認識などで発言することあるじゃないですか。それをしないというのが今度の問題の一つの特徴だと思います。いずれにしても、近畿財務局で、去年の二月末以降、安倍案件と言われてきた以上、更に真相は解明されていく...全文を見る | ||
○有田芳生君 時間がありませんので急ぎます。 ヘイトスピーチ解消法が施行されてから、六月で二年になります。午前中の審議の中で、大臣は解消法について、大きな前進だという表現、評価をされました。 私もあの法律ができたとき、与野党で頑張って、この法務委員会でも多くの皆さんと協力...全文を見る | ||
○有田芳生君 その主張の特徴はどんなものを認識されていますか。 | ||
○有田芳生君 だから困るんですよ。ヘイトスピーチ解消法ができたじゃないですか。そして、法務省は三つの典型例作っているじゃないですか、具体例まで、指針を出していますよ。法務省がそういうものを出していて何で警察庁分からないんですか。これ言っても意味ないから、だから困るんですよ。 ...全文を見る | ||
○有田芳生君 人権擁護局のプロジェクトチームの皆さんを含めて、この数年間、本当に努力されているということを私は知っております。そして、ネット上の書き込みについても削除要請をされるという大変な努力をされている。アメリカに連絡を取ったり、何とかしようという努力は分かるんだけど、現実が...全文を見る | ||
○有田芳生君 ドイツでは、二〇一七年、昨年の六月に法律ができて、今年の一月に施行されましたけれども、オンライン上のヘイトスピーチを法律で明確に禁止する、これは初めてのことなんです。具体的に言えば、ひどい書き込みがあれば二十四時間以内に削除、そのことについて組織的に繰り返す場合、運...全文を見る | ||
○有田芳生君 ヘイトスピーチって、匿名で何でも書き込むことができるネット上のそういう人権侵犯事案というのは、本当にナイフで心を突き刺すようなことで、それは、当事者の方々から話を聞けば聞くほど、私たちはもう理解が届かないな、だけど、少しでもそれに接近して、日本の政治として、政治家と...全文を見る | ||
○有田芳生君 終わります。 | ||
03月23日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 私は、昨日のこの委員会で、ヘイトスピーチ、差別の扇動、特にインターネット上で吹き荒れているマイノリティー、特定個人に対する攻撃に対してどのように対処、解決していくのかということについてお聞きをいたしました。この委員会の様子をインターネ...全文を見る |
○有田芳生君 ヘイトスピーチ解消法がこの参議院の法務委員会を中心にしながら広がって、共通に確認しておきたいのは、やはり与野党一致してこういう差別の扇動、ヘイトスピーチはいけないんだということが一致したということだと思うんです。 〔委員長退席、理事若松謙維君着席〕 これ...全文を見る | ||
○有田芳生君 伝達されているんですよ。されていて、解消法ができた直後に警察庁は全国に通達出してくれたんですよ。これからどのようにそういう右派系市民団体のデモに対処していこうかと。 だけど、昨日も言いましたけれども、現場に行けばすぐ分かるように、警察官の方々へのそういう教育とい...全文を見る | ||
○有田芳生君 予算、そして今後の方向ということでいえば、今日、資料をお示ししたんですけれども、よくできているんですよね。平成二十八年度予算案の、何というんですか、ユニバーサル社会の実現に向けた新たな人権擁護施策の推進ということで、二〇一六年度から二〇二〇年度、つまり、オリンピック...全文を見る | ||
○有田芳生君 常に常に人権大国日本の構築というようなスローガンというのか目標というのか、そういうものをあらゆるところで強調していってくださることが必要じゃないかななどと個人的には思っております。 ここにも書かれておりますけれども、平成二十八年度新規ということで、外国人の人権状...全文を見る | ||
○有田芳生君 そのネット上の人権侵害については、もうとにかく個人では何とも削除するに至るには大変なんですよね、それはもう御承知のように。 ですから、今後の方向として人権擁護局に検討していただきたいのは、例えば法務局又は第三者機関に委託をして、ネットモニタリングを行って、そして...全文を見る | ||
○有田芳生君 難しい課題に取り組んでくださるのが名執人権擁護局長たちだと思っておりますので、非常に被害者の方々から期待がありますので、是非頑張っていただきたいというふうに思います。 あと、もろもろ、すばらしいパンフレットを作ってくださったりしているんだけれども、この中にも課題...全文を見る | ||
03月28日 | 第196回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○有田芳生君 有田芳生です。 日朝首脳会談の可能性及び拉致問題について質問いたします。 まず、総理にお聞きします。 三月十七日、朝鮮中央通信は、日本が今のままの態度だと平壌行きのチケットは買えませんよというような、いつものような挑発的な論評を行いましたけれども、総理、...全文を見る |
○有田芳生君 総理に伺います。 二〇〇二年九月十七日、総理も平壌に行かれましたけれども、小泉訪朝の経過、その教訓というものはどういうものでしょうか。なぜ実現したんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 それは評価でして、実現に至る経過、それはどういう交渉があったんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 小泉訪朝が実現するまでに、その前の一年間、田中均アジア大洋州局長、当時、が一年間にわたって三十五回、北朝鮮側と交渉をした結果、小泉訪朝が実現したわけですけれども、総理もいらしたそのときの日朝平壌宣言、そしてさらには二〇一四年のストックホルム合意、それは今も総理は守る...全文を見る | ||
○有田芳生君 三月十六日に総理は韓国の文在寅大統領と電話会談を行いましたけれども、そこで日朝平壌宣言について発言されていますね。 | ||
○有田芳生君 なのに、総理は、第一次安倍政権から今まで十四回にわたる施政方針演説、所信表明演説の中で一回も日朝平壌宣言について触れていない。それはなぜですか。 | ||
○有田芳生君 日朝平壌宣言についてずうっと触れられていないことのメッセージの重さを感じていただきたい。 昨年の十一月二十九日の参議院予算委員会で、総理は、拉致被害者で日本に戻ってきた方々の報告書を全文、何度も読んだとおっしゃっていますけれども、どういう報告書ですか。 | ||
○有田芳生君 公開されていますか。 | ||
○有田芳生君 何度も報告書を読まれた総理、どういう特徴がその内容はありました。 | ||
○有田芳生君 何度も何度も読んだというのに、あるわけでしょう。ここにありますよ。 総理に聞きたい。そこの中に出てくる久我良子さんというのはどなたですか。 | ||
○有田芳生君 拉致担当大臣、報告書を読まれましたか。 | ||
○有田芳生君 報告書には、曽我ミヨシさんと思われるような可能性のある久我良子さんが出てくるんです。 国家公安委員長、この捜査はやりましたか。この報告書は二〇〇四年ですよ、もう十四年前ですよ。 | ||
○有田芳生君 政府認定拉致被害者田中実さん、これは、拉致担当大臣、どのように拉致されたと理解されていますか。 | ||
○有田芳生君 外務大臣、北朝鮮側は田中実さんについてどのように通達してきましたか。 | ||
○有田芳生君 未入境と北朝鮮が何度も言ってきているじゃないですか。もう時間がないから次行きますけれども。 総理、北朝鮮は二〇一四年に、田中さんは生存していると、そういう報告をしてきたと報道されていますが、事実ですか。 | ||
○有田芳生君 田中さんは九七年の段階でもう生存していて、そして北朝鮮で日本人と結婚しているということも明らかになっている、捜査ではっきりしているでしょう。そして、しかも政府関係者が最近そういう発言したんだから、当然本人のところに行って聞き取りをすべきでしょう。もう四年たっているん...全文を見る | ||
○有田芳生君 立憲民主党を代表し、政府提出の平成三十年度予算案について、反対の立場から討論します。 国内外の政治経済状況が不安定な中、本来であれば本委員会で予算の問題点について十分な議論を行うべきところ、安倍総理は森友学園の一連の問題をごまかそうとする姿勢に終始、決裁文書改ざ...全文を見る | ||
04月05日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 もう今から二十三年前になりますけれども、一九九五年三月三十日、地下鉄サリン事件が起きて十日目に、国松孝次当時の警察庁長官銃撃事件が発生しました。当時から公安部の幹部の方々は一二〇%オウム真理教の犯罪であると、九五年だけではなく、その後...全文を見る |
○有田芳生君 つまり、今お話しになった条項に基づいて、規制をするときには、まずその目的が正当であること、そしてまた、その目的を達成するために規制手段が必要な範囲のものでなければいけない、さらに、憲法十三条の比例の原則に基づくんですけれども、規制によって得られる利益とこれによって侵...全文を見る | ||
○有田芳生君 ところが、現場に行けば誰でもが分かるように、その規制が必要最小限度を超えているというふうに思うんですよね。 具体的にお聞きをします。 丸ノ内線の国会議事堂前を降りて出口を出ますと、右の方に行けば議員会館の方に進んでいきますけれども、左の方に行くと三番、四番出...全文を見る | ||
○有田芳生君 言葉ではそうなんだけど、現実は全然違うんですよ。 例えば三月十六日の場合、三番が上がれないから四番から上がった人たちが官邸方向に歩いていくと、警察官が歩道上に鉄柵によるバリケードをつくっている。写真も添えてありますけれども、見ていただければ、一般市民、抗議に向か...全文を見る | ||
○有田芳生君 そんなの全然現実見ていない話なんですよ。現場行かれましたか。三から上がれない、四から上がって三の方に向かっていく。でも、そこに警察官が全部立ち塞がっていて歩いていけないんだから。その警察官の先には空間ができているんですよ。空間に入れりゃいいじゃないですか。なぜそうい...全文を見る | ||
○有田芳生君 違うんですよ。三番は上がれない、だから四番から皆さんが上がって三番の方向に歩いていったら、警察官が立ち塞がっているから、そこで止まらざるを得ないじゃないですか。その先は空間があるんですよ。そこを開放すれば問題なくその人たちは移動することができる。滞留せざるを得ないの...全文を見る | ||
○有田芳生君 もう一回繰り返します。 警察官が歩道上に鉄柵によるバリケードを設置して警察官が隊列組んでいるから、前に行こうとする人たちが行けないわけなんです。その先は空間があるんだから、開放すればもっとそんな危ない状況はないじゃないですか。もう繰り返しになりますから、次に行き...全文を見る | ||
○有田芳生君 終わります。 | ||
04月09日 | 第196回国会 参議院 決算委員会 第1号 議事録を見る | ○委員以外の議員(有田芳生君) 立憲民主党の有田芳生です。 今日は、限られた時間ですけれども、北朝鮮情勢の中での拉致問題について御質問します。 まず、河野大臣に伺います。 国連で今、北朝鮮を承認している国あるいは承認していない国、それぞれ何か国でしょうか。さらに、その...全文を見る |
○委員以外の議員(有田芳生君) もう一度聞きます。 北朝鮮との外交関係、経済関係を断つよう強く要求したという講演のこの河野外相の方針は、日本政府の方針ですか。 | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) 総理、北朝鮮と国交回復を結ぶどころか断交をせよと世界中に言うのが、これ日本政府の方針にいつなったんですか。 | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) 断交せよというのは日本政府の方針ですか。河野さんはそうおっしゃっているんだから。 | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) 国際的な場で河野大臣は二回も公然と国交を断交せよという要求された。それは総理の発言ではありませんから、やはりその矛盾を何とかしていただきたい。 さらには、三月三十一日、河野大臣、高知市での講演の中で、南北の動きがある、米朝の動きがある中で日本は...全文を見る | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) それでは伺います。 三月十六日、文在寅大統領との電話会談の中で、総理は、今後、核、拉致、ミサイルを解決する中で将来的には国交回復を目指すんだと、この間の予算委員会の総括質疑でもそう答弁されました。 そこで伺いますけれども、私は、韓国に、ある...全文を見る | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) 北朝鮮は、この場に及んで、先月の段階で拉致問題は解決済みだと言ってきている。だから、危惧するのは、南北の会談、米朝の会談で、総理が今度トランプ大統領に会って拉致問題を取り上げてもらおう。一知半解と言っては失礼ですけれども、トランプ大統領が拉致問題を...全文を見る | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) 韓国にお願いする、アメリカにお願いするのはいいんだけれども、拉致問題というのは日本独自の課題ですから、やはりしかるべきアプローチをしなければいけないというふうに思います。 そこで、もう一度、河野大臣に伺います。 三月三十一日、高知での講演の...全文を見る | ||
○委員以外の議員(有田芳生君) 北朝鮮の非核化と朝鮮半島の非核化というのは全く違うんですよ。それを分かっていないんじゃないですか。 今の三十八ノースが何と言っているかというと、三月二十三日に掘削作業や人、車両の動きなど大幅に減少している、河野大臣の発言とは全く違うことを言って...全文を見る | ||
04月10日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 平成二十七年度のこの改正のときにもやはり上川大臣だったんですが、当時の民主党は反対をしたことがあるんですけれども、そのときの御説明から、最高裁、どれだけ大きく変化、進歩があったのかというような観点から伺いたいというふうに思います。 ...全文を見る |
○有田芳生君 一九八六年段階よりも増えているという現実ですけど、同時に、籠池夫妻の問題がこの委員会でも何度も質問になりましたけれども、起訴から判決までに被告が保釈された割合についてお聞きをします。 これまた、一九七二年には五八・四%、起訴から判決までに被告が保釈されているんで...全文を見る | ||
○有田芳生君 これも約三分の一。いわゆる人質司法という言われ方がしますけれども、その傾向はまだ続いているということが言えるというふうに思うんです。 最高裁に伺いたいんですが、ツイッターの話、フェイスブックの話、私が知っている外務省の幹部などもフェイスブックをやっているというの...全文を見る | ||
○有田芳生君 当然、人事考課に当たっては、面接なども行っていらっしゃるわけですよね。 | ||
○有田芳生君 その面接の場において、例えば今報道されたような問題ある書き込みをした裁判官などは、やはり面接の場で何らかの注意とかという、あるいはSNSの扱い方とか、そういうものも述べられるということは一般論としてあるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 先ほどの答弁の中で、ツイッターあるいはフェイスブック、SNS上の書き込みについて問題があった場合には適切に対応をしていくという御答弁なされておりましたけれども、裁判官がツイッターとかフェイスブックをやっている、その現状というのは把握されているんでしょうか、何人ぐらい...全文を見る | ||
○有田芳生君 問題が起きたら適切に対応するという現状だということですよね、分かりました。 それで、次に最高裁にお聞きをしたいんですけれども、技能労務職員等を七十二人減員とありますけれども、具体的な職種、どういう仕事をされている方が減員の対象になっているのでしょうか。具体的にお...全文を見る | ||
○有田芳生君 清掃の仕事、警備の仕事をやっている方々が減員の対象になっているんですけれども、掃除とか警備というのはこれからも必要ですよね。なぜ減員するんですか。 | ||
○有田芳生君 先ほど仁比議員の質問でもありましたけれども、何が何でも政府の定員合理化計画に従う必要はないわけで、やはり必要な清掃、警備の仕事なんというのは続けたっていいわけですよね。だから、そういう問題点があるということを指摘をしておきたいと思います。 次に、最高裁にお聞きを...全文を見る | ||
○有田芳生君 要するに、夫婦の間、親族の間の争い、あるいは少年事件、非行の問題などに携わる方で、試験は相当難しいというふうに聞いているんですけれども、たしか定員は今千五百九十六人、欠員二十九人と理解しておりますけれども、十年近くこの家裁調査官の増員がないというのはなぜなんでしょう...全文を見る | ||
○有田芳生君 子供の心の専門医が、少年事件が減っているとはいえ、非常に複雑困難化している状況の下でいまだかつて少ないままというような問題に合致するような、人間の心を扱うことですから、やはりここは手厚くやっていかなければいけないというふうに思っております。 それで、今、お話の中...全文を見る | ||
○有田芳生君 司法試験制度の抜本的な改革を考えていかなければいけないということを述べまして、質問を終わります。 ───────────── | ||
04月12日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 今、日本の政治の中で森友問題、加計問題、そして日報問題など、安倍政権に対する強い抗議の声が全国で吹き荒れておりますけれども、私は、先週の五日のこの委員会で、そういう安倍政権に対する抗議をする市民の皆さんの集会などに対して警察の過剰警備...全文を見る |
○有田芳生君 だけど、そう見えてしまうんですよね。確かに、よく見れば、デモ隊を見ている警察官と反対、カウンター勢力を見ている警察官なんだけど、歩いている方向は一緒ですから、例えば岡山県警のような配慮、交互にフォーメーションを取るという、そういうこともできると思うんですよね。 ...全文を見る | ||
○有田芳生君 例えば、新宿でヘイトスピーチのデモがあった場合、それに反対する人たちが抗議の声を上げていたときに、現場の警察官の中には、おまえらがいるから邪魔なんだというような発言をする警察官も中にはいる。 だから、ここでお聞きをしたいのは、人権擁護局長にかつてお聞きをしました...全文を見る | ||
○有田芳生君 法務省は、やはりできる限りそういう重要な資料を、全部公開せよとは言いませんけど、国民に向けてこういうことがヘイトスピーチで許されないんだということを周知徹底すべきだと。また、警察においても、現場の警察官の方々に、やはりこういう問題があるんだということを、教育をこれか...全文を見る | ||
○有田芳生君 その現状、増え続ける人権侵犯事案、これ言葉だけで言うとそれで終わってしまうんだけれども、ネット上で匿名において抗議、攻撃をされる、若者たちも含めてですけれども、被害者というのはもうとてつもない精神的打撃を今も受け続けている。だから、削除要請したってそれがなくならない...全文を見る | ||
○有田芳生君 兵庫県では、ネットの差別投稿をモニタリング、監視をして、そして問題があれば削除要請をするという体制を六月から開始をする。兵庫県だけではなく、そういうことを、対応を各地方自治体でやろうとしているわけですけれども、大臣に最後、もう時間ですので伺いますけれども、フランスで...全文を見る | ||
○有田芳生君 終わります。 | ||
04月17日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 森鴎外の「舞姫」の時代だと、国際結婚あるいはそこでのトラブルなどというのは非常に珍しいケースだったと思うんですが、今回の法改正に当たって法務省民事局が概要について資料を作ってくださいましたものを見ると、先ほどもお話出ましたけれども、平...全文を見る |
○有田芳生君 分かりました。 じゃ、却下された場合、その日本人女性が、相手は韓国に住んでいる男性、却下された場合は、この女性が離婚の訴訟をしたいという意思がある場合には韓国で裁判を起こすしかないということなんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、逆の場合ですね。例えば、日本人の奥さんが帰ってきてしまった、御主人は今も韓国にいらっしゃる、その御主人がもう離婚したいと、もう奥さん帰っちゃったから。奥さんは日本国籍で日本に居住をしている。その場合、韓国にいる夫は日本の裁判所に今度の法改正で訴えを提起できると...全文を見る | ||
○有田芳生君 更に伺います。 その夫が日本の裁判所に訴えずに韓国の裁判所に離婚を訴えた場合、この日本にいる女性は、裁判が始まったら韓国に行かなきゃいけないわけですか。 | ||
○有田芳生君 今回の人事訴訟法等の一部改正案の源流といいますのか出発点になったであろうと思われるのが、明治三十一年、一八九八年の人事訴訟手続法であろうと理解するんですけれども、当時、先ほども申しましたけれども、今ほどの国際的な係争というのは恐らく少なかったというふうに思うんですが...全文を見る | ||
○有田芳生君 つまり、事件類型が限定的だったものが、どんどんどんどん社会が複雑化、国際化する中で複雑になっていった、それに応じた法改正だというふうに思うんですけれども。じゃ、平成二十三年、二〇一一年ですけれども、財産権上の訴えに明文規定が設けられるわけですけれども、それまでには問...全文を見る | ||
○有田芳生君 それから七年たって、人事訴訟法及び家事事件手続法に明文規定が設けられるわけですけれども、その七年のずれというのは、これは素人考えですけど、一緒に処理することはできなかったんですかね。 | ||
○有田芳生君 最後に一点だけお伺いします。 今度の法改正によって、裁判所あるいは当事者にとってどういうメリットというのか、有利な法改正になるのかというのを分かりやすく一言でお答えください。 | ||
○有田芳生君 ありがとうございます。終わります。 ───────────── | ||
05月15日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 今日は、入国管理行政についてお聞きをします。 茨城県牛久に東日本入国管理センターがありますが、昨日、四十代のブラジル人が自殺を図りました。この事実経過についてまずお聞きします。 |
○有田芳生君 そういう事実を、周りの収容者たちは、もう限界だ、助けてほしいと、そういう肉声が届いております。 皆さん方は、そういう自殺未遂の事案について、なぜそういうことが起きたのかという分析されているんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 昨日のブラジル人はどのぐらい収容されていたんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 そんなこと、何で明らかにしないんですか。何でそういうことを秘密にするんですか。 | ||
○有田芳生君 八か月じゃないですか。何でそんなことが、基本的な事実を明らかにしないんですか。 昨日、自殺未遂があった。その一月前、三十二歳のインド人が自殺しましたね。 | ||
○有田芳生君 収容期間はどのぐらいでしたか。 | ||
○有田芳生君 亡くなったら収容期間を明らかにして、自殺未遂だったら明らかにしない、おかしいじゃないですか。 平成十九年以降、自殺者は何人いますか。 | ||
○有田芳生君 どういう理由で自殺したと分析されていますか。 | ||
○有田芳生君 困難であったって検討、分析するのがお仕事じゃないんですか。 自殺が出ました、自殺が出ました、五人です。数の問題じゃないじゃないですか。一人一人の人生が懸かっているんだから、その分析するのは当たり前でしょう。 長期収容と自殺の因果関係というのは分析されたことが...全文を見る | ||
○有田芳生君 収容されるときに、その期間については当然説明できないわけですよね。実際、どれだけ収容されるか分からない。一か月、二か月、三か月、四か月、多い人は二年、三年収容されていると聞いていますけれども、長い人はどのぐらい収容されているんですか。 | ||
○有田芳生君 収容者の立場に立てば、どれだけ収容されるか分からない、全く分からない、それが精神的に最も追い込まれる理由だと収容されている方々多くおっしゃっている。そういう声は聞いていらっしゃいますか。 | ||
○有田芳生君 聞いている内容を聞いているんです。 | ||
○有田芳生君 昨日自殺を図った方は八か月、先月自殺された方は九か月。その人たちの思いというのは日常的に聞いていらしたんですか。 | ||
○有田芳生君 先月自殺された方の事案をきっかけにハンガーストライキが起きましたよね。その方々は何でハンガーストライキをやったのか、その声は聞かれましたか。 | ||
○有田芳生君 昨日は自殺未遂、シャワー室。そして、先月自殺、シャワー室。防止対策を取っていなかったんですか。 | ||
○有田芳生君 長期収容が大きな問題だと思いますけれども、仮放免制度の柔軟な運用というのはこれから検討されることはありませんか。例えば、ある収容者は、奥様が手術をしたい、で、子供さんがいらっしゃる、だから、その間だけでも出してもらえないかということだったんだけれども駄目だった、した...全文を見る | ||
○有田芳生君 その言葉を実際に実施していただきたいんですよね。特に入管行政というのは、前例を踏襲するというよりも、皆さん方、一生懸命お仕事されているんだけれども、前例を踏襲どころか墨守している傾向があるというふうにどうしても見えてしまう。 そういう観点から、次に医療問題につい...全文を見る | ||
○有田芳生君 平成二十五年。この五年間。 | ||
○有田芳生君 五名ですね、病気で亡くなった方。まあいいです、五名だと私は認識しております。病気で亡くなった方、五名ですよね。 それで、具体的に、昨年の三月二十五日に四十七歳のベトナム人がくも膜下出血で亡くなっておりますけれども、八日前から苦痛を訴えていた。それに対してどのよう...全文を見る | ||
○有田芳生君 要するに、八日前から苦痛を訴えているんだけれども、ちゃんとした治療をできていないんですよ。 もう一つ、具体的に伺います。 平成二十六年三月三十日、四十三歳のカメルーンの男性が東日本入国管理センターで亡くなっております。法務省は病死と言っていますけれども、どう...全文を見る | ||
○有田芳生君 四十代、今、糖尿病をおっしゃいましたけれども、厚労省に伺いますけれども、四十代で糖尿病で亡くなる人というのは日本全体で今どのぐらいあるんですか。 | ||
○有田芳生君 だから、極めてまれな状況。だから大臣に伺いたいんですけれども、入国管理局の各施設でやっぱり医療体制が余りにも貧弱過ぎると思うんですよね。 局長、伺いたいんですけれども、入国管理体制の中で、今、医療というのはどういう実態があるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 要するに、医療体制が貧困なんですよ。だから、訴えがあったら外に、外の病院に行かなければいけない。だけれども、申し入れたってすぐに連れていってくれないという苦情が収容者たちには多いんですよね。あるいは、外の病院に行くときに手錠をして腰縄を付ける。これはちょっとやり過ぎ...全文を見る | ||
○有田芳生君 妊婦さんとか女性の場合は手錠、腰縄はしないわけですよね。だから、男性についても、やはりその人を見て具体的に人権的な配慮をしていただきたいというふうに思うんですよ。やはり、入管行政というのは国際人権基準に基づいてこれまでも批判をされてきたんだけれども、そういうことのな...全文を見る | ||
○有田芳生君 北朝鮮の漂着船が日本海側に昨年秋、特にいっぱいやってきましたけれども、北海道の松前に上陸した事案について警察に、結論だけ、どういうことだったのか教えてください。 | ||
○有田芳生君 そのときの一人が結核であるということが明らかになって、入国警備官が、延べ百人を超えたんでしょうか、その病院の病室の前で逃亡することがないように二十四時間きちんと見ていたと。そういう地道なお仕事も入国警備官やっていらっしゃるということをもっともっと知られていいんだと。...全文を見る | ||
05月24日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第12号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 今日は五月二十四日、二年前の今日、ヘイトスピーチ解消法が成立いたしました。それに先立って、この参議院法務委員会では、解消法については全会一致で可決をするという、そういう経過がありました。それから二年たって、どこまで前に進んだの...全文を見る |
○有田芳生君 もう一つ、加計問題。 愛媛県文書が出てまいりました。二〇一五年の二月二十五日に総理が加計学園の加計孝太郎理事長と十五分間話をしたと、そういう記述があります。それ以降、当時の柳瀬秘書官の動きが急激に始まる。その起点としての二〇一五年のその十五分の話合いというのが、...全文を見る | ||
○有田芳生君 じゃ、ヘイトスピーチの問題に移ります。 まず、総論的になんですけども、人権擁護局長にお聞きをしたいんですけれども、二年たった、大きな成果もいっぱいあるというふうに思います。例えば、全国各地で条例が作られ始めた。川崎、京都、そして名古屋でも努力をしている。東京都で...全文を見る | ||
○有田芳生君 今、そういうヘイトスピーチをめぐる状況についてお答えいただきました。 そこで、具体的に、まず内閣府にお聞きをいたします。 内閣府が国民の意見を募るために行っている国政モニターのサイトにヘイトスピーチや誹謗中傷が野放しだったということが報道されましたけれども、...全文を見る | ||
○有田芳生君 何を言っているんですか。誹謗中傷と受け取られかねない。何を言っているんですか。具体的な中身を御存じでしょう。在日、帰化人の強制退去は必要なのではないか、ある元首相の名前ですけれども、処刑すべきではないか。こんなのがいっぱいあるじゃないですか。それが問題になったんじゃ...全文を見る | ||
○有田芳生君 ずっと載っていたわけでしょう。担当者はそれは御覧になったわけでしょう。だけど、モニター募集の際の注意事項とはこれ反しているわけですよね。どんな仕事をなさっていたんですか。総括されたんですか。どういう反省されているんですか。 | ||
○有田芳生君 では、検証されていて、それは文書か何かでまとめられるんですか。 | ||
○有田芳生君 だって、こんなひどいことがあったんだから。指摘されるまでずっと掲載されていたわけでしょう。これ、いつ見えなくなったんですか。 | ||
○有田芳生君 初旬っていつですか。 | ||
○有田芳生君 五月一日に毎日新聞が、「内閣府サイト ヘイトスピーチや誹謗中傷野放し」と、そういう報道があったから慌てて消したんでしょう。 | ||
○有田芳生君 そんなの通用しないですよ。 とにかく問題があったんだから、ちゃんと検証をして文書で明らかにできるように是非お願いしたいというふうに思います。 人権擁護局長に伺いたいんですけれども、ヘイトスピーチ解消法ができて、たしかその年の十二月、ヘイトスピーチについての詳...全文を見る | ||
○有田芳生君 内閣府のそういった国民の声なども受け止める方々にも、やはりそういう内容をこれからは徹底していただきたいというふうに強くお願い申し上げます。 内閣府だけではなくて、問題なのは、例えば長野県のサイト、三重県のサイトにもそのようなヘイトスピーチの記述が放置されていたん...全文を見る | ||
○有田芳生君 繰り返しますけど、本当に優れた内容だというふうに私は思っておりますので、そういうものを活用していただきたい。だから、これから徹底して、各都道府県だけではなく関連省庁にも渡していただいて、内閣府も含めてそういう問題に関わる方にはやはり教育、啓蒙というものも、啓発という...全文を見る | ||
○有田芳生君 その冊子も不十分だということを指摘させていただいて、また改めます。 終わります。 | ||
05月30日 | 第196回国会 参議院 本会議 第23号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 成年年齢を十八歳に引き下げる民法改正案について質問する前に、まず加計学園問題についてお聞きします。 加計孝太郎理事長と総理が二〇一五年二月二十五日に面会して獣医学部創設について十五分間話し合ったとする愛媛県文書について、真...全文を見る |
05月31日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第13号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 今お話を聞いておりまして、小川委員のバトンを継いで質問をしたいというふうに思います。 昨日の本会議で私はこういう文言を使いました。干物のような言葉ではなくて生ものの現実が大切なんだと、そう言って、どうして二十歳を十八歳に下げなけれ...全文を見る |
○有田芳生君 十八歳、十九歳で探偵業をやりたいから二十歳を十八歳に下げてくれという声、聞いたことありますか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、探偵業以外に、先ほど幾つかの業種を語られましたけれども、それ以外に二十歳から十八歳に下がることによって新たにその業界に参加できるという、さっき以外の業種でもいっぱいあるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 この法律が仮に成立した場合に、新たに十八歳、十九歳になる、その当時、その将来の時間のときには大体二百四十万人ですよね。例えば、その中で、探偵業とかいろいろあるでしょう、だけど、それはごくごく一部じゃないですか。積極的に社会に参加するしっかりした自己決定権というのは、...全文を見る | ||
○有田芳生君 だから、繰り返しますけれども、干物としての理念を聞いているんではなくて、豊かな現実、そこを聞いているんですよ。 民事局長にお聞きをしたいんですけれども、物事を獲得すれば失うものもあります。今度の二十歳から十八歳に下げられることによるメリットとデメリット、どういう...全文を見る | ||
○有田芳生君 副大臣、警察庁御出身ですよね、ですから副大臣にお聞きしますけれども、デメリットは、やはり今答弁いただいたことは、非常に危ないところだと私は考えているんですよ。だから、積極的に社会的に参加をして、自己決定権でサラ金、闇金、そういうものに手を付ける若者が増えてくる、そう...全文を見る | ||
○有田芳生君 あってはならないんだけれども、現実に存在をして更に手口が巧妙になって大変な事態が広がっているというところが現実問題として克服しなけりゃいけないと思うんですよ。 その問題に行く前に民事局長にお聞きをしたいんですけれども、いわゆる成年式というのは、ただ年が変わるから...全文を見る | ||
○有田芳生君 この問題は、確かに民法でいえば二十歳から十八歳に変えるということなんでしょうけれども、視点を変えてみれば時代認識、昨日も本会議でそういう言葉を使いましたけれども、言ってみれば層としての若者論に関わっているというふうに思うんですよね。 ですから、大臣にも率直にお聞...全文を見る | ||
○有田芳生君 一般論としてはそのとおりだというふうに思います。例えばカルト教育にしたって、フランスなどヨーロッパでは子供の頃からやっていますから、そういうものに引っかかる人は少ない。だけど、日本なんかは、オウム真理教事件経験したって、そんなカルト教育なんというのは全く行われていま...全文を見る | ||
○有田芳生君 百万人の死は統計であるけれども百人の死は犯罪であるというアイヒマンの言葉がありますけれども、今そういう数を挙げていただいたって、その背景には一人一人の被害実態があるわけですよね。あるからそういう統計が出てきているわけじゃないですか。 特に若い人たちの被害、どうい...全文を見る | ||
○有田芳生君 ほら、被害の実態、若者把握していないのに二十歳から十八歳に下げる。だけど、もう待っていますよ、加害者たちは。二百四十万人ぐらいになるんですか、この法律がもし仮に成立をしたとして、二十歳だけじゃなくて、十八歳、十九歳まで自己決定権でそういうものにも手を出すことができる...全文を見る | ||
○有田芳生君 全然質問に答えていらっしゃらないじゃないですか。悪徳商法に引っかかる若者たちが増えていく可能性があることを、どのように具体的に防止するんですかという質問なんですよ。 もう時間来ますからやめざるを得ませんけれども、今でもテレビであなたのお宅訪問させてくださいという...全文を見る | ||
06月04日 | 第196回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 日本と朝鮮半島の歴史といえば、一九〇五年の保護条約、一九一〇年の日韓併合、そして一九四五年、日本が戦争に負けて、冷戦状態の下で南北分断、そして朝鮮戦争、そして今に至るという大きな流れがありますけれども、その歴史の中で、戦争が終わったと...全文を見る |
○有田芳生君 会談を中止するという発言をした事前に通告はありましたか。 | ||
○有田芳生君 最初はあったけど、何で今は答えられないんですか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、後のことは公にできないということですか、中止にするとトランプ大統領が言ったことは。通告があったかどうかも言えない。 | ||
○有田芳生君 まあ、何とも不思議な答弁ですけれども。 六月一日に、トランプ大統領と北朝鮮の金英哲労働党副委員長との会談がありました。その後で、トランプ大統領が記者に問われて、最大限の圧力ということは今後は言いたくないんだという発言をしましたけれども、日本政府もそういう対応です...全文を見る | ||
○有田芳生君 河野大臣、今、日本政府の方針というのは、対話と圧力の対話局面だという理解されていますか。 | ||
○有田芳生君 そういう質問ではありません。圧力は引き続き掛けながら、対話の局面なんですかと聞いているんです。 | ||
○有田芳生君 そうしたら、圧力をこれからも掛けていくという方針。もちろん維持するというのは常識的なんですけれども、国際的に今見て、対話の局面じゃないですか。それを否定されるんですか。 | ||
○有田芳生君 全く違いますね。南北の首脳会談が二回行われ、そして六月十二日に米朝首脳会談が歴史上初めて行われるという、そういう局面は対話局面とは言わないんですか。 | ||
○有田芳生君 対話と圧力の方針は変わったんですか。 | ||
○有田芳生君 アメリカは、河野大臣もう十分御承知でしょうけれども、対北朝鮮に関してはずっと圧力と関与なんですよ。その関与の局面が今続いているんじゃないですか。 じゃ、具体的に聞きましょう。 先ほども伺いましたけれども、六月一日にトランプ大統領と金英哲労働党副委員長との会談...全文を見る | ||
○有田芳生君 じゃ、拉致問題どうなるんですか。 そのときの質問の中で、その記者は更に引き続いて、じゃ、米朝首脳会談のときには人権問題語り合うんですかという問いをしました。そうしたら、トランプ大統領は、多分ですよ、多分。今においてそういう状況、これで本当に日米のコミュニケーショ...全文を見る | ||
○有田芳生君 取れていたら多分なんて発言しないんじゃないですか。 | ||
○有田芳生君 いや、一番大事なところでしょう。 じゃ、更に聞きましょう。 皆さんが努力をされて、米朝の首脳会談の中で拉致問題取り上げてもらいたい、加藤大臣もアメリカまで行かれて、委員長も行かれて、努力をされています。そして、私はずっと危惧しているのは、米朝首脳会談で拉致問...全文を見る | ||
○有田芳生君 外務省は心配しているでしょう、外務省の現場は。御存じでしょう。 もっと言いましょう。じゃ、拉致問題取り上げた、トランプ大統領が北朝鮮側から報告書を受け取るとする、英語に訳されたような。トランプ大統領に金正恩委員長が、いや、北朝鮮ではもう拉致問題含めた報告書できて...全文を見る | ||
○有田芳生君 じゃ、仮定の問題にはお答えできませんという答弁になるかも分からないけれども、拉致問題解決済み、あるいは何らかのものを出してくる可能性に対して、外務省、心配でいろんな対応を取っていらっしゃらないんですか。 | ||
○有田芳生君 仮定に備えるのが外交じゃないんですか。 | ||
○有田芳生君 本当、そこのところを十分気を付けていただきたいというふうに思っています。 その流れの中で河野大臣に伺いたいんですが、河野外交の基本はどういうものを御自身で設定されていらっしゃいますか。 | ||
○有田芳生君 そういう一般論を聞きたいんではないんです。 河野大臣、具体的に伺います。外交はギブ・アンド・テークですか。 | ||
○有田芳生君 外交の基本的なスタンスとして、自分たちの要求、向こうの要求当然出てくるわけだから、一般論として、外交というのはギブ・アンド・テークじゃないんですか。 | ||
○有田芳生君 拉致問題は、ギブ・アンド・テークはあるんですか。 | ||
○有田芳生君 拉致問題でギブ・アンド・テークはないんですよ。あってはいけないんですよ。だから、大きな絵を描いて、その中で拉致問題をどう位置付けるかというのが具体的な外交じゃないですか。外務省の皆さんがこの何年間かずっと努力されていたのがそういうお仕事だったじゃないですか。 じ...全文を見る | ||
○有田芳生君 日朝平壌宣言そしてストックホルム合意を日本政府も守っていくという、私はその立場は賛成なんですが、ならば、北朝鮮側がストックホルム合意に基づいて、拉致問題を始めとした報告書を出してきたならば、政府は受け取りますか。 | ||
○有田芳生君 仮定の質問じゃなくて、外務省知っている話じゃないですか、報告書できているんだから。なぜ受け取らないんですか。 | ||
○有田芳生君 いや、まあいいでしょう。 具体的に更に伺います。時間が迫ってきますので、具体的な拉致被害者について、今度、大臣にも伺います、加藤大臣にも。 政府認定拉致被害者十七人、そのうち五人が御帰国されましたから残るのは十二人ですよね。ちょっと大臣にお聞きをしたいんです...全文を見る | ||
○有田芳生君 いや、北朝鮮側が、この四人の方は入境していない、否定でしょう、それと確認できていないというのは違うでしょう、事実として。 | ||
○有田芳生君 これは、このパンフレットでは、四人の方全部、北朝鮮は入境を否定なんですよ。確認できていないとは書いていないじゃないですか。だから、ここのところちょっと、言葉の問題ですけれども大事なところなんで、拉致対の石川さんもいらっしゃいますけれども、ちょっと今後のパンフレットを...全文を見る | ||
○有田芳生君 いや、ちょっと違うんじゃないですか。政府認定拉致被害者の田中実さんですよ。生きていた、平壌にいるという報道、これ確認しないんですか。河野外務大臣も含めてですけれども。とっても大切なことじゃないですか。違うんだったら、誤報だって言われたらいかがですか。 | ||
○有田芳生君 違うでしょう。皆さんが、私たちがずうっと努力してきた拉致問題について、政府認定拉致被害者の一人が生きていたという報道があったら、それが事実だったら、政府、発表すべきじゃないんですか。あるいは、河野大臣、平壌に行って、本人に会って、どういうことなのかって聞かなきゃいけ...全文を見る | ||
○有田芳生君 河野大臣、ストックホルム合意を日本政府はこれからも守っていくと言われました。ストックホルム合意は、言うまでもなく、拉致問題だけではなく、残留日本人、いわゆる日本人妻、遺骨問題、そういうテーマがありますよね。 私は、この委員会で岸田大臣のときから何回も具体的に聞い...全文を見る | ||
○有田芳生君 そこに生きている人がいればそれを調べますかと、じゃ、そうお聞きします。 | ||
○有田芳生君 拉致被害者の一刻も早い奪還も当然必要だけれども、今具体的に生きているということが分かった人、田中実さんも含めてですよ、やはりそこに手を差し伸べなければ、人道問題、人権問題となったらどうするんだということをお伝えをして、質問を終わります。 | ||
06月05日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第14号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 まず、鎌田参考人にお伺いをしたいんですが、これまでの法制審での御発言というものを拝見いたしました。その中で、例えば二十歳が十八歳に引き下がることについて、自己決定権であるとか活力であるとか自立であるとか、そういうものの自覚を促すという...全文を見る |
○有田芳生君 今、お話の中で、二十歳以下の人たちが消費者被害にそんなに遭っていないだろうというお話がありましたけれども、平澤参考人及び窪田参考人にお聞きをしたいんですけれども、現実として、十八歳、十九歳の被害というものは、それは二十歳以上、三十歳、四十歳、例えば闇金だったら一番四...全文を見る | ||
○有田芳生君 今、被害者の方の立場からのお話も御紹介いただきましたけれども、例えば、被害者ではなく加害者の立場に立った場合、まあ霊感商法だけではなく、キャッチセールスなどなど、その加害者の立場に立ったときに、例えば渋谷の駅前で若い人を狙う。その彼らの話を聞くと、大体狙いを定めて、...全文を見る | ||
○有田芳生君 更に平澤参考人にお聞きをしますけれども、サラ金あるいは闇金、闇金というのはもうとんでもない犯罪行為で、しかし、彼らはそのターゲットを絞ればそこを集団的に検討して、この人を次にどう持っていこうかというようなことを含めて様々な、巧妙な、言ってみれば手口のアップデートとい...全文を見る | ||
○有田芳生君 河上参考人にお聞きをしますけれども、消費者契約法が改正されたことによって、例えばマルチ商法あるいはキャッチセールス、もっと言えば、知識がないために高額なものを買ってしまった人たちがそれを免れる方法というのは今あるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 鎌田参考人、それから河上参考人、大学でお仕事をなさっているのでお二人に最後お聞きをしたいんですけれども、例えばカルト教育、言ってしまえばオウム真理教のような熱狂集団などなどですけれども、もう一九六〇年代から早稲田、青山学院大学などではそういった活動が続いているわけで...全文を見る | ||
○有田芳生君 ありがとうございました。 | ||
06月07日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第15号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 氷海参考人以下四人の方にそれぞれお聞きをします。 作家の三田誠広さんに「僕って何」という作品がありましたけれども、二十歳から十八歳に成年を引き下げるというのは、今日もお話しになっているとおり、自立とは何か、大人とは何か、成...全文を見る |
○有田芳生君 氷海参考人にお聞きをしたいんですけれども、消費者教育はこれからももっともっと強調していかなければいけないんですが、同時に、文科省が将来的に考えている自立教育、幼稚園の段階から、学習指導要領などをこれから変えていくという方向で動いているんだけれども、実際、例えば明治、...全文を見る | ||
○有田芳生君 とても関心のある御指摘なんですが、ちょっと具体的に、そのお金教育というのはどういうことをやっていらっしゃるのかを教えていただけますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 今のお話につながって、坂東参考人以下お三人にお聞きをしたいんですけれども、私ずっとすごいなと思っていることで、東京、それから今では甲子園でもあるんでしょうか、キッザニア、子供たちが職業体験をできるということで、そこで、遊びみたいなものだけれども、そこで働けば給料が出...全文を見る | ||
○有田芳生君 ありがとうございました。 | ||
06月12日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第16号 議事録を見る | ○有田芳生君 私は、ただいま可決されました民法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・こころ、公明党、国民民主党・新緑風会、立憲民主党・民友会、日本共産党、日本維新の会及び沖縄の風の各派並びに各派に属しない議員山口和之君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗...全文を見る |
06月14日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第17号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 今日は、出入国管理法制、その思想と実態について、改めるところが多いのではないかという視点から質問をしたいというふうに思います。 法的には外国人ということで日本に暮らしている人、その人たちの運命に関わる出入国管理問題ですけれ...全文を見る |
○有田芳生君 今の御説明ですと、全件収容主義が誤りである、誤りであると指摘されるような部分もあるという理解でよろしいですか。 | ||
○有田芳生君 一九七三年に入管法改正案、これは廃案になりましたけれども、そこでは全件収容主義を改めるような内容があったと思うんですが、どういうことだったでしょうか。 | ||
○有田芳生君 一九七三年の入管法の改正案、廃案になりましたけれども、そこでは収容令書の発付要件として、その者が逃亡し、又は逃亡すると疑うに足りる相当の理由があるときというものが入っていた。これはやはり必要なことではないかということはこれから質問していきたいというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○有田芳生君 十年前に比べると人数は変わっていますか。 | ||
○有田芳生君 この一年で新たに仮放免された方というのは何人いらっしゃいますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 そこで、具体的な問題をお聞きをしていきますけれども、今年の四月十三日、東日本入国管理センターでインド人が自ら命を絶ちました。どういう事案だったんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 その件について詳しいことはこれ以上お聞きをしませんけれども、それから二か月たちました。この二か月の間に東日本入国管理センター及び東京入国管理局でそういった自傷事件、事故というものはどのぐらいあったでしょうか。 | ||
○有田芳生君 四月十三日にインド人の方が自ら命を絶って、それから二か月の間にそれだけ問題が更に発生していると、これ異常だと思うんですけれども、どういう認識でいらっしゃいますか。 | ||
○有田芳生君 これだけ異様なことが続いていることに対して、再発防止の対策というのはどのように取られてきたんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 四月十三日に自ら命を絶ったインド人の男性ですけれども、収容期間というのはどのぐらいだったんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 それが四月十三日に亡くなった方。 そして、今年の五月十四日、東日本入国管理センターで自ら命を絶とうとされたブラジル人四十代の男性については、どういう事案だったんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 五月十四日にナイロンタオルを首に巻いて発見された、そしてさらに、五月十七日、三日後にもそのようなことが起きた。その後、十八日、この男性はどうなりましたか。 | ||
○有田芳生君 今、どうなっていますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 この方の収容期間はどのぐらいだったんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 二年九か月ですけれども、この方はなぜ自ら命を絶とうとされたんでしょうか。その理由はどう把握されていますか。 | ||
○有田芳生君 更に加えて、仮放免申請が自分だけ通らない理由が分からないということから、自ら命を絶とうとしたというのが事実だというふうに思います。 更にお聞きをします。今、インド人の方が自ら命を絶った今年の四月十三日以降のこの二か月間のことを伺いましたけれども、例えば、大阪入管...全文を見る | ||
○有田芳生君 職員に腕を折られたというのは事実ですか。 | ||
○有田芳生君 合理的に対応したけれども腕が折られたという。 更に聞きましょう。今年の三月、東京入管において、クルド人男性が自殺未遂を起こしていますが、把握されていますか。 | ||
○有田芳生君 この方の奥さんは、その上半身を切り刻んで右腕七針縫ったということに加えて、何人もの入管職員に体の上に乗られ窒息しかけた、夫の顔に大きなあざがあって痛々しかったと。合理的に制圧する状況であったとしても、そういうことがあること自体がやはり改善されなければいけないというふ...全文を見る | ||
○有田芳生君 それに加えて、二回目の仮放免が却下されたことだというふうに本人は言っております。 そこで、時間の関係ありますのでお聞きをしたいんですけれども、先ほど今の収容者の数を教えていただきましたけれども、収容期間というのはどのぐらいの長さなんでしょうか。五年あるいは七年、...全文を見る | ||
○有田芳生君 その五年八か月収容されている人にその理由というのは説明されていますか。 | ||
○有田芳生君 自傷事件あるいは自ら命を絶たれたケース、多くの場合が長期収容、そして仮放免を求めてもそれが却下される、そのことで、彼らの表現によれば虐待的ストレス、なぜその虐待的ストレスという表現をするかというと、仮放免の却下される理由が説明されないからだというんですよね。これ、何...全文を見る | ||
○有田芳生君 もう時間が来たので医療問題に触れることができませんけれども、やはり長期収容、そして仮放免が却下されたときに、何ら説明がないということが虐待的ストレスとして自傷事件が起きているという現実に向き合わなければいけないと思うんです。 大臣、最後に医療体制、あるいは今言っ...全文を見る | ||
○有田芳生君 終わります。 | ||
07月03日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第20号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 まず、ダイバーシティー、多様性の問題から三人の参考人の方々に伺っていきたいというふうに思っております。 今年の四月は大阪で、あるいは五月の初めには東京の代々木公園で、東京では東京レインボープライド、そしてパレードが行われま...全文を見る |
○有田芳生君 大村参考人から横山参考人、二宮参考人。 | ||
○有田芳生君 横山参考人にお聞きをしますけれども、最初の御発言の中で、同性婚を認めている国が二十五か国だとおっしゃったと記憶しているんですけれども、それは、例えばG7、先進国の中ではどういう事実関係、傾向があるんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 そこで、今回の法律案についてお聞きをしたいと思いますけれども、現行法制では捉え切れていない相続人以外の方々が献身的に介護あるいは看病などの貢献したときに、それをちゃんと評価をして実質的な公平を図る制度をつくろうという提案には賛成なんですけれども、私たち立憲民主党が衆...全文を見る | ||
○有田芳生君 今のお話の続きで大村参考人にお聞きをしたいんですけど、法制審の議論の中で、やはり賛成、反対、いろんな御意見が当然出てきたんだけれども、事実婚であるとかそうした人々に対する対応について、賛成意見、反対意見、たしか反対意見の方が多かったんでしょうか。どういう議論の実態、...全文を見る | ||
○有田芳生君 時間が迫っていますので、横山参考人にお聞きをしたいんですが、今日配付をしてくださった資料、「四十年同居の同性パートナー 遺産は誰に 相手男性の妹を提訴」と、こうした裁判というのは最近増えつつあるという理解でよろしいんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 LGBTにしても、概念、そして今回の法律改正も含めて、いろんな現実というものがこれまでになく表に出てくるだろうというふうに思うんです。そうしたときに、やはりマイノリティー含めた方々の権利をいかに保護するかというのはこれからの大事な課題だというふうに思いますので、これ...全文を見る | ||
07月05日 | 第196回国会 参議院 法務委員会 第21号 議事録を見る | ○有田芳生君 私は、ただいま可決されました民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案及び法務局における遺言書の保管等に関する法律案に対し、自由民主党・こころ、公明党、国民民主党・新緑風会、立憲民主党・民友会、日本共産党、日本維新の会及び沖縄の風の各派並びに各派に属しない議員山口...全文を見る |
07月19日 | 第196回国会 参議院 本会議 第36号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 会派を代表して、ダテチュウこと伊達忠一議長の不信任決議案に賛成する討論を行います。 ちなみに、ダテチュウとは、大流行していたポケットモンスターのピカチュウにあやかって、伊達陣営が選挙のときに宣伝に使っていた呼び方です。事は...全文を見る |
10月24日 | 第197回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○有田芳生君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。 |
11月07日 | 第197回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 まず、沖縄問題について総理に伺います。 昨日、玉城デニー沖縄県知事と菅官房長官が会談を行いました。その結果、一か月間集中的な協議を行うということが決まり、このことについては沖縄県も歓迎をしておりますが、同時に、官房長官の方...全文を見る |
○有田芳生君 話合いをすることは県も肯定的なんですけれども、その期間、一か月間、なぜ工事を中断することができないんですか。それが寄り添うということになるんでしょうか。真っ向から反対じゃないですか。 | ||
○有田芳生君 普天間飛行場の原点は危険性の除去だと官房長官はおっしゃいましたけれども、沖縄県民からすれば、普天間飛行場の原点というのは、米軍が一方的に住民を追い出してそこに基地を造った、だからそれを沖縄県民は返してくれと、そこが原点なんですよ。そこは評価の違いでしょうから、構いま...全文を見る | ||
○有田芳生君 埋立てはできません。本部港は台風で破壊されて、そこから土砂を辺野古、持っていくことができません。 更に言えば、新辺野古基地建設予定現場の大浦湾側は、これは防衛局、沖縄防衛局も知っているとおり、軟弱地盤です。例えて言うならば、マヨネーズ状のところに基地なんかできる...全文を見る | ||
○有田芳生君 やり取りについて明らかにしてくれと言っているのではないんですよ。首脳会談ができる客観的条件というのは何ですかと、それを聞いているんです。 | ||
○有田芳生君 何言っているんですか。十一月五日の予算委員会で総理は、タイミングも含め、まだ決まっていることは残念ながら何もない、何もないんじゃないですか。何もないときに向こうが話合いに応じてくるような条件考えるのは当たり前じゃないですか。北朝鮮側が特別調査委員会を解体したと言うん...全文を見る | ||
○有田芳生君 拉致被害者家族はずっと我慢しているわけですよ。何にも説明してくれないじゃないですか。そういう気持ちが多いわけですよ。 じゃ、首相、総理、伺います。例えば、一部報道されましたけれども、平壌に連絡事務所をつくりたいという、そういう提案なされましたか、水面下でも。 | ||
○有田芳生君 先ほど伺ったのは、総理に、北朝鮮に対して、平壌に連絡事務所を設置したいというそういう交渉を水面下であってもなされましたか。 | ||
○有田芳生君 六年間、何にも成果がないじゃないですか。だから言っているんですよ。 総理に伺います。総理は、日本政府は、全員即時一括帰国が方針ですか。 | ||
○有田芳生君 被害者家族は期待をしているからこそ具体的なできる限りの説明が欲しいんですよ、一般的な説明ではなくて。 更に伺います。拉致被害者あるいは特定失踪者が一人でも二人でも見付かったならば、その帰国の努力をされるんですか。 | ||
○有田芳生君 原点ですが、総理、政府認定拉致被害者というのはどういう人たちですか。 | ||
○有田芳生君 政府認定被害者は何人ですか。 | ||
○有田芳生君 総理、田中実さんという方はどういう方ですか、政府認定拉致被害者の一人。 | ||
○有田芳生君 四年前に田中実さんの生存情報を得ていませんか、日本政府は。 | ||
○有田芳生君 四年前に田中実さんの生存情報をもらったんじゃないですか。もらったならば、それを確認するのが政府の当然の務めじゃないんでしょうかということを言いたいんですよ。いかがですか。 | ||
○有田芳生君 総理、ストックホルム合意は今でも有効なんでしょうか。 | ||
○有田芳生君 ストックホルム合意の中身はどういうものですか。全ての日本人問題というのはどういう内容なんですか。 | ||
○有田芳生君 つまり、拉致被害者、そして行方不明者だけではなくて、遺骨問題あるいは残留日本人、そしていわゆる日本人妻、そういう問題ですよね。それでよろしいですか。 | ||
○有田芳生君 そうすると、例えば残留日本人、つまり戦争が終わっても日本にいろんな事情で戻ってこれなかった人たちがいっぱいいたわけですよ。で、その人たちがどんどんどんどん亡くなっていった。 三年前には丸山節子さん、日本に帰りたい帰りたいと、これ外務省だって知っていますよ。だけど...全文を見る | ||
○有田芳生君 じゃ、総理、お願いします。総理に質問通告出していますから。 | ||
○有田芳生君 全ての日本人問題がストックホルム合意の課題なわけでしょう。その中の一人が三年前に亡くなった、日本に帰りたい帰りたいと言っていた丸山節子さん、NHKだって毎日新聞だって何度も報道していますよ。何で帰りたいという人、残留日本人、ストックホルム合意の課題を履行しなかったん...全文を見る | ||
○有田芳生君 荒井琉璃子さんも今もう八十超えて、日本に帰りたいと言っている残留日本人いるんですよ。これ何とかしてください、外務大臣も。これは、ストックホルム合意、合意守るんだったらやらなきゃいけないことです。 終わります。 | ||
11月29日 | 第197回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○有田芳生君 おはようございます。立憲民主党・民友会の有田芳生です。 二〇一六年の五月にヘイトスピーチ解消法が成立をして、その年の六月に施行されました。理念法で様々な制約があるんですけれども、しかし、この法律ができることによって、例えば大阪、川崎あるいは京都とか、各地方自治体...全文を見る |
○有田芳生君 今大臣がおっしゃったように、インターネット上の人権侵害事案というのは、誰でもが、しかも匿名で容易に書き込むことができる、そして書き込まれたら消すことはなかなか困難である、さらには匿名で誰が書き込んだかというのを特定することも難しい、しかも、今お話があったように、日本...全文を見る | ||
○有田芳生君 これは、被害当事者にお話を伺えば、本当にいかに深刻な精神的打撃、そこからくる肉体的打撃を被るか。それを持続するような状態というのは、日本中いまだあふれているんですよね。だから、そのことを何としても克服しなければいけないというふうに思います。公明党の委員も自民党の委員...全文を見る | ||
○有田芳生君 EU、どういう対応を取っていらっしゃいますか。 | ||
○有田芳生君 これは、例えば四年に一回行われるスイスのジュネーブ人種差別撤廃委員会の日本審査などに行って各国の報告を伺ったり、あるいは日本政府の対応について国際的にどのように評価が下されているかということは、まあ専門家の皆様方はもう重々御承知でしょうけれども、日本は世界から見たら...全文を見る | ||
○有田芳生君 今のお話伺っていると、人権擁護局あるいは法務局において、そういうインターネット上の人権侵犯事案があれば、誰かからお願いをされても自ら率先して動かれるということですか。 | ||
○有田芳生君 だから、例えばサイバー、何というんですか、パトロールというのか、そういうことを人権擁護局が全国各地で行って、あっ、これはひどいなと、何とかしなければいけない、削除要請がなくてもこれは対応しなければいけないなという、そういう状況にはないということですね。 | ||
○有田芳生君 では、申立てがない場合は率先して行う現状にはないということですか。 | ||
○有田芳生君 局長もインターネットを御覧になれば、いかにひどい状況がもう何年も何年も、部落差別の地名の問題も含めて続いているかということは御承知だというふうに思うんですよ。 ヘイトスピーチ解消法ができてからの一つの成果だと思うんですけれども、地方自治体によっては、その地方自治...全文を見る | ||
○有田芳生君 ツイッター社にしてもグーグルにしても、あるいはフェイスブックにしてもそういう約款があるんだけれども、実態はほとんどといって機能していないのが現実なんですよ。 例えば、ある会社にこれはおかしいじゃないかということを様々意見が集中をしても、全くそれが残っているという...全文を見る | ||
○有田芳生君 不特定多数に対する人権侵犯についても法務省人権擁護局の中で今検討をなさっているという答弁いただきました。これまでにないことなので、それを是非形にしていただきたいというふうに思います。 例えば、何々人を皆殺しにせよと、何々人は人もどきだとか、そういうことを今でも、...全文を見る | ||
○有田芳生君 そこが問題なんですよ、ずっと。特定個人の場合は、その方が努力をされたり、あるいは周りの方が努力をされて解決に向かうケースはあるんだけれども、圧倒的に解決していないですよ。だけど、一方で、不特定多数に対する人権侵犯については、広いから不法行為とは言えないというケースが...全文を見る | ||
○有田芳生君 総務省にも来ていただいておりますので一言お聞きをしたいんですけれども、様々な人権侵犯事案のネット上の事例に対して、削除に対して、法務省と恐らく連携しながら努力をしてくださっているんだと思いますけれども、どういう現状に今ありますでしょうか。 | ||
○有田芳生君 法務省の中でもインターネット上の人権侵犯については内部で検討なさっていると聞いておりますので、それを是非とも前向きに進めていただきたいというふうに思います。 ツイッター社も九月二十四日から新しい規約を決定して、全世界で今意見を聞いて、来年の一月から、例えばこの日...全文を見る | ||
○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 今の小川委員と大臣とのやり取りを聞いておりまして、これは質問通告していないんですが、今の大臣の答弁があったものですから、非常に単純な基礎的な事実を確認したいんですが、大臣答弁の中で、法務省令という言葉が何度も何度も出てまいりました。 ...全文を見る | ||
○有田芳生君 いやいや、本当、やり取り聞いておりまして、法務省令、法務省令、法務省令という言葉が何度も何度も出てくるものですから、この法律案の中に、基本的な問題ですから、どのぐらい法務省令という言葉が出てくるのかなという素朴な、基本的なことをお聞きしました。三十か所以上あるんです...全文を見る | ||
○有田芳生君 外国人が日本で働こうと意欲を持ってやってくる、そのときに、今質問でもありましたけれども、居住の問題、それから労働の問題、そして福祉の問題などなど、それがこれから決まっていく、それは逆だと思うんですよね。 だから、私たち立憲民主党は、どうしてこんなに、ほかの野党も...全文を見る | ||
○有田芳生君 私、「地球の歩き方 ベトナム」という本を取材をして書いたもので、ベトナム取材というのはかなりなんですよ、実は。思い入れも非常に激しいものがあります。 ですから、技能実習生、留学生たちをベトナムのお父さん、お母さんたちが、例えばハノイの空港から送り出すときに、その...全文を見る | ||
○有田芳生君 これが日本の現実なんですよ。この五年間だけ取ってみても、入居差別四割、就職差別二・五割、そして侮蔑された三割、入店拒否。これは五年に限らない、もうずっとこの日本で続いていることなんですよね。それはこの委員会でも何度もお聞きをしたとおりです。 さらに、お聞きをしま...全文を見る | ||
○有田芳生君 ですから、大臣、こういう現状がずっと続いているんですよ。外国から日本に来て働く、暮らす方々が、この五年間の調査だけを見ても、居住差別は四割、就職差別は二割五分ある。そしてまた、町を歩いていれば外国人排斥のデモがある、ヘイトスピーチある。午前中にも伺いました、指摘もし...全文を見る | ||
○有田芳生君 局長、例えば、さっき法務省の調査の結果で居住差別などなどをおっしゃった中で、入店差別、指摘されていましたよね。そういう大変な思いをする外国人いらっしゃる。だけれども、そういうのをどうやって止めることができるんですか。法務省としてどういう対応を取られるんですか。 ...全文を見る | ||
○有田芳生君 入管は、その歴史の出発点からして、日本の治安維持の精神を持ってこれまで仕事をなさってきた、そういう場所だと私は理解しておりますけれども、これから多くの外国人が日本にやってくるときに、先ほど小川委員の質問にもありましたけれども、やっぱり省庁横断的に考えるならば、入管が...全文を見る | ||
○有田芳生君 非常に、これから日本で働きたいという外国人の方々がこれまでどおりの嫌な思いをされないような、そういう日本にしなきゃいけないというふうに思うんですよ。大臣も人権問題は物すごく関心があるということを司法修習の同期の方などにはお聞きをしておりますので、本当に実のある、実体...全文を見る | ||
○有田芳生君 だから、そういう危惧はあるけれども、どう対処していくかというのはこれからなわけでしょう。 具体的にどうされるんですか。例えばどういう発想、イメージをお持ちなんですか、都市部に集中しないために。今だってあるでしょう、もう十二月ですよ。 | ||
○有田芳生君 でも十二月に政府の方針出すわけでしょう。もう十二月ですよ。検討してなきゃおかしいでしょう。具体的に何かあるわけでしょう。なけりゃおかしいじゃないですか。 例えばこういうのがあるというのは教えていただけませんか。 | ||
○有田芳生君 いや、大臣、だから計画ないわけですよ。省令、省令、省令、計画作るよ、十二月に作る。もう十二月じゃないですか。それで四月がやってきますよ。来ますよ。どうするんですか。 | ||
○有田芳生君 準備した質問の三分の一で終わりましたんで、次の機会に続きをやらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
12月04日 | 第197回国会 参議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 前回に続いて、大臣を中心にお聞きをしたいというふうに思います。 先ほどから入管局長、衆議院からもそうですけれども、技能実習生の失踪、失踪、そういう言葉を使っていらっしゃいます。政府は失踪技能実習生という言葉を使っているけれ...全文を見る |
○有田芳生君 新たな法律の下でも逃げている人はいるわけですよ。 入管局長、どのぐらいこれをお読みになりましたか。そして、新しい法律が始まったといったって、今でも逃げている人いるんでしょう。どのぐらい失踪者がいるんですか。 | ||
○有田芳生君 失踪者の数、明らかにしてください。委員会に提出をしてください。 そのついでにお聞きをしますけれども、この調査票、これは二千八百七十人ですけれども、逃げた人たちはもっと多いわけですよね。だから、その人たちの思いはここだけでは分からない。更に入管局長に伺いたいんです...全文を見る | ||
○有田芳生君 そうでしょう。これだって二千八百七十人の苦悩がこの紙に込められているんだけれども、今年だって二千人を超える人たちの聴き取りを法務省はやっていらっしゃるわけですよ。 この調査というのは、この二十九年度以前にも行っていますよね。いつからこういう調査なさっていますか。 | ||
○有田芳生君 莫大な、日本にやってきた技能実習生たちの思いが、苦悩が、中には自殺未遂をする方もいらっしゃったんだけれども、あるいは妊娠させられた人もいた、多くのセクハラで困った人たちもいた。その人たちの平成二十六年以降のこの調査結果、この委員会に出していただけませんか。 | ||
○有田芳生君 理解できません。 技能実習生が新しい制度に全体では五割ぐらい移行するんでしょう。業種によっては一〇〇%技能実習生から一号に移るわけでしょう。だったら、これまでの技能実習生の実態、そのことの総括抜きに新しい制度なんてあり得ないじゃないですか。法律が違うなんていう言...全文を見る | ||
○有田芳生君 かつて、百人の死は事件だけれども百万人の死は統計だと言う政治家がおりました、日本ではありませんけれども。そうじゃないんです。一人一人の死が、あるいは一人一人の事件が重なって百人、百万人になるわけですよ。 ですから、今大臣おっしゃったけれども、四千二百七十九人、そ...全文を見る | ||
○有田芳生君 でも、二十二人と書いてあるじゃないですか、法務省の発表。実態と違うじゃないですか。そういう分析をせずにどうして新しい制度に行けるんですか。理由を教えてください。 | ||
○有田芳生君 何言ってるんですか。これからプロジェクトチーム、法務省の中でやって、私たちそれどうやってチェックできるんですか。問題は今起きてきたわけでしょう。これまで最低賃金二十二人と言っていたのが、実際は二千人近いじゃないですか。こんな議論の前提欠いた上で新しい法律なんて議論で...全文を見る | ||
○有田芳生君 違います。提示してくれた中には、低賃金、最低賃金以下が二十二人、〇・八%とあるじゃないですか。だけど、法務省が新しく計算した低賃金千九百二十九人、これ、私たちの調査では全部、全部最賃以下ですよ。違いますか。 | ||
○有田芳生君 何を言っているんですか。私たちは、時間のない中で野党が一致してこれだけ全部手書きをして、二時間やったって二十人ぐらいしか書き取れないんですよ。それを全部やって、衆議院で採決がされて参議院に来て、ようやく昨日の夕方、私たちの分析が明らかになった。だけど、法務省は最賃以...全文を見る | ||
○有田芳生君 聞いていることが違います。 法務省は今でも最賃以下は二十二人という数字でいいわけですね、そこを聞いているのですよ。端的に答えてください。 | ||
○有田芳生君 しかし、実態は違うわけでしょう。何でそういう分析されないんですか。一人一人の技能実習生の思いを今後に生かす、そのつもりはないんですか。そんな官僚的な仕事だけじゃいけないでしょう。一人一人の人間なんですよ。その思いを分かってくださいよ。大臣、いかがですか。 | ||
○有田芳生君 じゃ、今の大臣の御発言に基づいて御質問します。 じゃ、二千八百七十人の思いが込められているこの調査票に基づいて、法務省はまず問題があることについて何件労基署に通報されましたか。 | ||
○有田芳生君 それは分からないということですか。法務省としては集中して現状を確認していないということですか。 | ||
○有田芳生君 議論の前提が崩れているじゃないですか。セクハラ、妊娠、暴力、強制帰国、けがに対応せず、病気、労災、指導厳しい、いじめ、いっぱい苦悩の現実があるわけだけれども、書いてある。法務省が聴き取ったわけでしょう。 じゃ、この二千八百七十人の中で何件、法務省は人権侵害で通達...全文を見る | ||
○有田芳生君 ならば、この二千八百七十人の人たちの思い、そこで様々な問題が起きていたんだけれども、改善させた件数も当然確認されていませんね。 | ||
○有田芳生君 駄目でしょう。これからプロジェクトチームで検討するんじゃなくて、この現実があるんだから。ここに基づいて分析して、新しい制度考えなきゃいけないでしょう。 大臣、さっき新しい制度では日本人と同等程度の賃金だとおっしゃいました。だけど、彼らもそのように聞いて日本に来て...全文を見る | ||
○有田芳生君 今、局長は分析結果については重く受け止めるとおっしゃいましたけれども、過労死ラインを超えている人たちが一割いたということは法務省は分析されていたんですか。 | ||
○有田芳生君 ここが問題で、衆議院からずっと議論してきたわけでしょう。根本問題じゃないですか、最賃以下の問題、そして過労死ライン超えているという問題、議論の前提ですよ、一つの大きな。これ、やり直さなきゃ駄目でしょう。このことをちゃんと分析してから出発すべきじゃないですか。大臣もそ...全文を見る | ||
○有田芳生君 だけど、何度も言いますけれども、この人たちが新しい制度に五割は移行するわけでしょう。一〇〇%移行する人だっているわけでしょう。だから、この総括、分析なしに新しい制度なんというのはあり得ないですよ。 ある新聞は社説でこう書きました。問題を指摘されると曖昧な答弁で逃...全文を見る | ||
○有田芳生君 十二月に公表されるとおっしゃっていませんでしたか。 | ||
○有田芳生君 政府は十二月に明らかにするって言っていたじゃないですか。もう十二月ですよ。もう半ばになってきますよ。 | ||
○有田芳生君 こうやってどんどんどんどん議論は続くんですから、もう一度一からやり直すべきだということを強調しまして、時間が来ましたので、質問を終わります。 | ||
12月05日 | 第197回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。今日はありがとうございます。 私は、政府がようやく人手不足ということを認めて、それに対処するために新たに外国人の労働者を拡大して受け入れるという方向性は大きくは賛成なんですけれども、しかし一方で、本来やるべきは少子化対策であろう...全文を見る |
○有田芳生君 先ほど斉藤参考人が、一日牛と一緒にいるだけで日本語を話す機会がないとか、私も長野県の川上村のレタス農家のベトナム人の実態なんかを見ていると、やはりずっとレタスを収穫しているだけで日本語を会話するような状況にはない。その下で、やはり日本語というのはうまくなるはずがない...全文を見る | ||
○有田芳生君 今度は多賀谷参考人からまたお聞きをしたいんですけれども、もう一つ、政府によると、今度の新しい制度ができた場合、技能実習生から大体五割が一号に移っていくだろうと、業種によっては、素形材なんかは一〇〇%というような話もありますけれども、そうした場合、家族帯同なしで技能実...全文を見る | ||
○有田芳生君 時間ですので。ありがとうございました。 | ||
12月06日 | 第197回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 例えば、ベトナムのハノイの空港から、お父さん、お母さんに送られて、若い二十六歳の男性あるいは女性たちが技能実習生として働くために日本にやってきた。ホーチミンでも、あるいは中国からも、モンゴルからも、タイからも、多くの若者たちが...全文を見る |
○有田芳生君 承知をした上で、入管当局もそうでしょうけれども、どういう対応をこれまで取ってこられたんですか。 じゃ、具体的に聞きます。溺死ってどういう状況だって調査されましたか。 | ||
○有田芳生君 無責任でしょう。冗談じゃないよ。日本に希望を持ってベトナム、中国から来た若い青年たちが、何で溺死、凍死、自殺しなけりゃいけないんですか。その分析をなさっていないんですか。おかしいでしょう。それで新しい制度に行くなんというのは全く許されないですよ。何で溺死したんですか...全文を見る | ||
○有田芳生君 違うでしょう。今から調査じゃないでしょう。 今読み上げた一人一人の人生については、平成二十七年ですよ、何で凍死したんですか、何で溺死したんですか、明らかにしてください。一人一人のベトナム、中国の若者たちの人生、そんな数だけで、言葉だけでないがしろにするんですか。...全文を見る | ||
○有田芳生君 おかしいでしょう。平成二十九年の、今読み上げられたことは書いてありますよ。だけど、それ以前に、平成二十七年から、もう何年も前から溺死、凍死というのはいっぱいあるじゃないですか。 そういう報告が来ていたら、何でこんなことが技能実習生の中で起きているのか調べるのがあ...全文を見る | ||
○有田芳生君 大臣、法務省がこれ作っているんだけれども、初めて明らかになりますよ、これは。どうして公表しないんですか。 | ||
○有田芳生君 違います。遺族が公表を明らかにしていないですか。一人でも聞きましたか。うそでしょう、そんなことは。聞きましたか。はっきりしてください。大臣が言ったんだから大臣答えてくださいよ。 | ||
○有田芳生君 やめてくださいよ。何で凍死したんですか。何で溺死したんですか。調べてくださいよ。 | ||
○有田芳生君 冗談じゃない。何言っているんですか。大臣、法律が変わって今違うと言うけど、あなたは実態知らないですよ。 先月、長野県からベトナムに帰った若者たち、今でも技能実習生として、職場ではどなられ、殴られ、我慢して十一月に成田から帰っていきましたよ。今だってそういう目に遭...全文を見る | ||
○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。 総理に率直にお話を伺います。 先ほどの答弁の中で、外国人が安心できる環境をつくりたいという趣旨のことをおっしゃいました。しかし、この法務委員会でも何度も何度も議論をしてまいりましたが、今、技能実習生を始めとして、外国人の方々が安心...全文を見る | ||
○有田芳生君 総理にややこしい質問をお聞きします。 今お話しになりましたけれども、総理が御自身で先ほど外国人が安心できる環境をつくりたいというふうにおっしゃった。確かに先ほど私が示した今朝の質問については総理は御存じないでしょう。 私が言いたかったのは、そういう外国人の技...全文を見る | ||
○有田芳生君 問題はそんな抽象論じゃなくて具体論なんですよ。 山下大臣、局長が今朝言った答弁と全然違うじゃないですか。局長は知らないと言ったのに、あなたは知っていると言ったじゃない。おかしいですよ。全然、午前と午後、違うじゃないですか。 そして、その答えていただいて、もう...全文を見る | ||
12月07日 | 第197回国会 参議院 本会議 第9号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 私は、立憲民主党・民友会、国民民主党・新緑風会、共産党、希望の会、沖縄の風の各会派を代表して、ただいま議題となりました横山信一法務委員長解任決議案について、怒りを持ってその趣旨の提案をさせていただきます。 横山委員長は就任...全文を見る |
○有田芳生君(続) 更に新しい悲惨な現実が明らかになりました。(発言する者あり)あなたも深刻な現実を聞くべきだ。 三年分の技能実習生たちの死亡事案一覧です。夢を持ち、日本にやってきた彼らは…… | ||
○有田芳生君(続) 判明しているだけで六十九人、日本国内で亡くなっています。一覧には、自殺、凍死、溺死、急性心筋梗塞、くも膜下出血など、異常な死亡原因の数々が並びます。 | ||
○有田芳生君(続) 法務省が発表した文書です。 聞いてください。一人一人の外国人労働者が、この日本にやってきて、どのように大変な思いをして、苦しい思いをしてこの日本で亡くなっていかざるを得なかったのか、あなたたちはその現実を知らないだろう。 | ||
○有田芳生君(続) ベトナム、二十二歳、男、就寝中にて死亡、不詳の内因死。中国、三十六歳、男、溺死。(発言する者あり)あなたはしっかりこういう現実を知りなさい。モンゴル、二十七歳、男、自宅で首をつって死亡。ベトナム、二十二歳、男、溺死。(発言する者あり)あなたが知らない事実を知り...全文を見る | ||
○有田芳生君(続) 法務省も与党も自民党も明らかにしてこなかった。あなた方に人間の苦しみや悲しみが分かるのか。 日本の、しかし、これらの詳しい死亡の背景や責任の所在は全く明らかになっておりません。これは、ただの六十九件の死亡事案ではありません。ここには六十九人一人一人のあなた...全文を見る | ||
○有田芳生君(続) 今の臨時国会での成立にこだわらず議論する、七三%、廃案にする、一四%、今の臨時国会で成立させるは僅か九%しかありませんでした。 残念ながら、横山信一委員長は、この精神を守っているとは言えません。 以上、良識の府である参議院の…… | ||
○有田芳生君(続) 与野党議員の皆様に、横山信一委員長解任決議案の趣旨をるる、三分の一ですが、申し上げてまいりました。 ここに賛同をお願いし、私の趣旨弁明とさせていただきます。 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手) ───────────── | ||
12月08日 | 第197回国会 参議院 本会議 第10号 議事録を見る | ○有田芳生君 立憲民主党・民友会の有田芳生です。 私は、会派を代表して、ただいま議題となりました出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案について反対の立場から、強い怒りと技能実習生たちの深い悲しみを抱いて討論をいたします。 この問題は議論したら切りが...全文を見る |