中野鉄造

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開催日 会議名 発言
07月29日第92回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○中野鉄造君 私は、生産者米価に関するお尋ねをする前に、大臣に食管制度に関して一言御質問いたします。  昨日も、前広米審で大臣の食管制度改正についての発言があっておったようですが、これは重要な問題でございますので、ここで再度御披瀝をいただきたいと思いますが、さきの渡辺、武藤両農...全文を見る
○中野鉄造君 では米価に入りますが、いよいよ明後日、昭和五十五年度産米についての政府買い入れ価格、いわゆる生産者米価についての諮問案が米審にかけられるわけでありますが、諮問案の内容について政府の基本的考え方をまずお尋ねいたします。
○中野鉄造君 大臣は、昨日の朝日新聞のインタビューに対して、「米価は農林水産大臣が決めるものですから、政治加算はすべきではない、と考えます」と答えておられます。これが事実とすれば、この場合の政治加算とは一体どういう意味なのか。このことは、米審に対する諮問案どおりに米価を決定しよう...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどもお尋ねいたしましたように、もう明後日に迫っているこのタイムリミットから申しまして、きょうの時点でなおかつ明確な大臣のお考えをお教えいただくことができないということは非常に残念なことなんです。先ほどもお話がございましたように、この明後日を前にしてのこれは最後の...全文を見る
○中野鉄造君 農協や農業委員会系統の一俵一万九千七百六十九円という統一要求米価は、かつての八〇%バルクライン方式を平均生産費に変えるなど、以前からすればいろいろとその算定要素を譲歩させて積算した、いわばもうぎりぎりの要求米価になっているのではないかと私たちは見ております。わが党と...全文を見る
○中野鉄造君 政府はこれまで、米過剰の中での米価値上げは冷房と暖房を一緒にするようなもので政策的に矛盾するとか、または財政難をことさら強調するなどを通じて米価抑制の地ならしを行ってこられたようでありますが、これはおかしいのじゃないかと思うわけです。まずこの過剰について言えば、これ...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどから過剰を非常に強調されているようでございますけれども、過剰を強調しての米価抑制というように私たちは聞き取れるわけですが、仮に米価を抑制しても、余り稲作収入に期待をかけていない多くの二兼農家のような場合は、余り生産を抑制させる効果はないと思うわけでございますし...全文を見る
○中野鉄造君 財政難との関係について言えば、確かに現在の国の財政にはこれはきわめて厳しいものがあることは承知しております。この論理からすれば、食管会計への財政負担は少ないほどこれは結構であることは言うまでもございませんが、しかし、食管会計は財政負担の軽減にもこのところ大変協力して...全文を見る
○中野鉄造君 この米価抑制の論拠の一つに、日本の米価は国際価格よりも高いということがよく言われます。しかし、わが国の農家が生産コストの引き下げを怠けているわけでは決してないわけでございまして、精いっぱいがんばっている。にもかかわらずこのような非難がなされるということは、農家にとっ...全文を見る
○中野鉄造君 農協等による要求米価と政府価格との相違は、先ほどから申しておりました算定要素の採用の仕方が異なるということのほかに、私考えますのは、調査対象農家の規模が違うことである、こういうことを思うわけでございます。と申しますのは、団体による調査の場合はどうしてもいうところの篤...全文を見る
○中野鉄造君 現在稲作農家は、減反による収入減に加えて、もうすでに二年連続の米価据え置きで大変な窮地に立たされていることは言うまでもございませんけれども、さきに農水省が発表いたしました五十四年産米の生産費調査においても、初めて現行米価を上回るという結果となっております。この生産費...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
10月16日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○中野鉄造君 午前中、本委員会の冒頭に、ことしの冷害の現況について種々報告がなされておりましたが、ことしはその冷害とあわせて、近年まれに見る長雨による水害が続発いたしまして、甚大な農地の被害が発生いたしておるわけでございます。そこで、過日、たまたま佐賀県出身で農民作家として有名な...全文を見る
○中野鉄造君 いまの点については、どうかひとつこれから先、そうした農民の方々に失意させないような積極的な施策をお願いしたいと思います。  次に、共済金のことについてお尋ねいたしますが、先ほど来、共済金の年内早期支払いということについては大臣もお約束されておりますけれども、これに...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ次に、先ほども質問に出ておりました天災融資資金についてなんです。この利子補給ということについて当初予算が組まれておると思うんですが、今回の冷害による不足額というものはこの当初予算をかなり上回るんじゃないかと思いますが、その差額はどのくらい見込んでおられるのか。そ...全文を見る
○中野鉄造君 もうすでに御承知のように、またいまも御答弁がありましたように、約一千億が不足している。こうなりますと、ちなみに五十一年では一般会計の予備費から四百三億円だったのですか、これが繰り入れられているわけですけれども、今回はどこからその不足額というものを調達されようとするの...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵省、見えておりますか。——いまも御答弁がありましたように、農水省としては何としてもこれは実行するという御答弁でありますけれども、大蔵省といたしまして、この共済金の不足分だとか、あるいはそれ以外のまあ種もみ確保というものを見ましても五十一年では七億円、その三分の一...全文を見る
○中野鉄造君 この点につきましては、どうか、財政の苦しいことは十分承知しておるわけですけれども、農水省は大蔵省と相談した結果、なかなか財政上の事情によってというような、そういったようなことがないように、ひとつ十分努力をしていただきたいし、また大蔵省としても、どうかひとつこうした農...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、それを、きょうは十六日でございますが、できればひとつ今月中にでもそれをお払いいただけるかどうか、その点をお尋ねいたします。
○中野鉄造君 では次に、救農土木事業についてお尋ねいたしますが、この救農土木事業について、五十一年は二百二十億の公共土木事業の枠を設定されまして、国有林ではたしか五億ないし六億円の事業を実施されたわけなんですが、今回はそれに対して二百四十億の公共土木事業と国有林関係では十億円の枠...全文を見る
○中野鉄造君 この救農土木事業ということが言われておりますが、やはりどうしても土木事業だけでは、機械化が進んでおります今日、余りいま申されたような農家の方々に労賃として入るという金が少ない。したがって歓迎されないという向きもありますもので、もっと雇用比率の高い、いま申されたような...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、二期対策との関連でお伺いいたしますが、過日農水大臣は、きょうもおっしゃったわけですけれども、これについては慎重に対処していくと、各方面からの意見を聴取しながら慎重に対処するといったような意味の表明をなさっておるわけです。私お尋ねいたしますが、この慎重に対処...全文を見る
○中野鉄造君 私はいま直ちに確答をしていただきたいというようなことを言っているわけではございませんで、いましばらくはこの冷害対策というものに全力を傾注をしていくと、それはよくわかります。その上で、それとあわせてというか、いずれにしてもこの二期対策というものについては、これはまたど...全文を見る
○中野鉄造君 有力な意見として聞き置くということでは私はどうもこれは納得がいかないわけでして、凍結ということも含めて検討するという意味であるのかどうか、ただ聞き置くということじゃなくて。くどいようですけれども、もう一回そこのところをお尋ねいたします。
○中野鉄造君 農政に精通しているとかしていないとかということはこれは別といたしまして、ことしの問題ですから私はいま聞いているわけですけれども、少なくとも農家並びに各自治体からも、これについては見直せとかあるいは凍結せよとか、そういう強い要請がなされているわけですし、私自身もまた全...全文を見る
○中野鉄造君 この件については、どうかひとつくれぐれも、ただ単に聞き置くというようなことではなくて、本当にこういうことも含めてそれこそ慎重に検討をお願いいたしたいと思います。  次に、ことしのこの冷害というものについて、政府もきわめてこれは深刻に受けとめておられることと思います...全文を見る
○中野鉄造君 私は現地をいろいろ視察して回りまして感じたことですけれども、いわゆる地力が非常に旺盛で管理が行き届いているところとそうでないところでは、その差が歴然としておるというような個所を何カ所か見受けました。そういったような意味から、いまこそ地力の向上対策を図るべきではないか...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
10月23日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○中野鉄造君 私はまず最初に佐賀県有明地区湛水排除事業の現状と対策についてお伺いいたしますが、御承知のとおりに、この地区はもう水害常襲地域でありまして、この有明干拓には全国各地から農業を志す人々がいま三百十九世帯入植いたしております。この方々は、住みなれた故郷を捨てて生涯をひとつ...全文を見る
○中野鉄造君 この件についてはひとつ鋭意御努力をお願いいたしします。  次に、ことしは例年にないこうした冷水害に伴いまして、全国各地方の自治団体から天災融資法適用資金の枠の拡大だとか、あるいはまた自作農維持資金の枠の拡大、こういう要請が国の方に来ていると思いますが、この点につい...全文を見る
○中野鉄造君 どうかいま申しましたようなことで、農家の人たち、ひとつ一日も早くこの救済措置をお願いしたと思います。  一例を挙げますと、佐賀県の場合の自作農維持資金融資枠というものが十億円、それと天災融資資金の枠が二十億円、合わせて三十億円が出てておるはずでございますが、特にこ...全文を見る
○中野鉄造君 こうした現状にかんがみまして、この点もひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、水産関係についてお尋ねいたします。  政府はこの十七日の閣議で、以西底びき網業界の減船補償問題について正式態度を決めたわけでございますが、この減船規模を六十隻として一隻当たり五...全文を見る
○中野鉄造君 一応いまの御答弁の趣旨はよくわかるんですけれども、やはり漁民の感情としては、片方はそういうようなことでいろいろ国から直接補償をしてもらえる、片方はそうした基金的なものから間接的な形での補償しかしてもらえないというところに、やはりどうしても不満というか、そういうものが...全文を見る
○中野鉄造君 これとちょっとよく似た問題でございますけれども、もう一つはカツオの漁船、カツオ漁業が南太平洋方面に漁獲に行きまして、いわゆるパプア・ニューギニア、南太平洋のフォーラム諸国等に対してはいわゆる高い入漁料をこれは納めております。しかし、北洋のサケ・マス漁業に対しては、政...全文を見る
○中野鉄造君 おっしゃることはわかりますけれども、やはり漁民の感情としては、何か片手落ちになっているような気持ちが非常に強いわけなんです。直接入漁料を漁民の方々に支払うということはこれはやっぱりできないかもしれませんけれども、何らかの形でそういったようないろいろな助成措置をひとつ...全文を見る
○中野鉄造君 今度は逆に、これも鹿児島の現地に行っていろいろお話を伺ったんですが、現在、カツオが非常に過剰ぎみである、こういったようなところから、漁民の方々も非常に苦慮されておるわけなんですが、このカツオの消費拡大に対して、現在各方面に対策、御指導がなされていると思いますが、どう...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ次に、全国の現在の漁業者の中でも、小型発動機船による沿岸漁業者、俗に言う零細な漁業でございますが、こういう方々が非常にいま多いわけでございます。しかし、御承知のように、石油価格の高騰で燃費が高く、しかも、以前の木造船から最近はプラスチック船に建造ということで、そ...全文を見る
○中野鉄造君 いまおっしゃったようなそうしたいろいろな法律の保護のもとに、漁民が本当に安全に、しかも心配なく操業ができればいいわけですけれども、それが最近非常に脅かされているというような現実があるわけでございます。年々こうした燃費の高騰あるいは漁獲の減少といったような中でささやか...全文を見る
○中野鉄造君 潜水器漁業の密漁実態の具体例をひとつ挙げていただきたい。
○中野鉄造君 もう時間がありませんので先を急ぎますが、私の調査したところによりますと、この五十四年の、いま申されましたような潜水器漁業による違反を見ますと、全管区で六十二件あるわけでございまして、その中でも九州の長崎、佐賀、福岡、これらを中心とした第七管区の地域でその約半数の件数...全文を見る
○中野鉄造君 私の手元に、先ほど申しました警備船の船長をしている方からのお手紙も来ておりますけれども、本当に現場の漁民の方々としては生活がかかっているわけなんでして、それだけに、どうかひとつこの点の取り締まりを強化していただきたいと思います。  重ねて聞きますけれども、地元の漁...全文を見る
○中野鉄造君 こうした取り締まりによって検挙されたそれらの人たちに対する処分の結果はどうなっていますか。
○中野鉄造君 非常にこの数年、アワビだとかサザエの市場での価格がいいことに目をつけて、暴力団が資金かせぎにしているということは、これはここに手元に週刊誌を持っていますけれども、わずか一時間で三百万円のアワビを密漁して高速艇で逃げていったと、こういうような事実。これは三陸沖での事件...全文を見る
○中野鉄造君 ぜひひとつ、いろいろな全体的な罰則とにらみ合わせてやはりこれは検討すべき問題であるとは思いますけれども、本当に悪いことをしたものがもうけるというようなとりもうけというようなことにならないように、この点ひとつ鋭意御検討をお願いしたいと思います。それと、先ほど申しました...全文を見る
○中野鉄造君 どうかひとつ、そういったような漁民の人たちがよけいな負担をしていくというようなことがないように、より一層の取り締まり強化、そういったような点でもお願いしたいと思います。  こういったような事実に関連いたしまして、これから先、二百海里時代あるいは燃油の高騰、魚離れの...全文を見る
○中野鉄造君 以上であります。終わります。
11月06日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○中野鉄造君 まず最初に、農林漁業団体職員共済組合の組合員の数と年金受給者数の関係は現在どういうふうになっているのか、また、今後の動向をどのように分析され、これに対しての具体的対応策はどういうふうになっておりますか。その点を大臣に御質問いたします。
○中野鉄造君 いまの御答弁の内容についてはこれからまたずっと後で触れていきますが、今回のこの改正案の内容についてお尋ねいたすわけですが、まず厚生年金がその基本となっておることはわかりますが、その月額千六百五十円が二千五十円になっております、この根拠をお尋ねしたいと思うんです。つま...全文を見る
○中野鉄造君 それは一応わかりましたけれども、そうしますと、この農林漁業団体共済としては必ずこれを受けなければならないのか、その辺について、厚生年金がこうだからということのようですけれども、いま申しますように、必ずこの厚生年金を基本にしたものでいかなければいけないのか、それとも農...全文を見る
○中野鉄造君 この農林年金の制度ができてからもう早くも二十一年、この共済組合加入者が、組合員の方々がいま非常に心配されているのは、この現状、つまり年金受給者とそれを支える掛金支払い者のそのバランスが、厚生年金と比較してかなり今後鋭いカーブで上昇していくのではないかと、こういうよう...全文を見る
○中野鉄造君 この現況を見まして、今後の対策を立てるためにいまこの年金財政再計算がされているわけですけれども、厚生年金の国庫負担率が二〇%、それに対して農林漁業団体の年金への国庫負担が一八%となっておりますが、その根拠についてまず農水省からお願いいたします。
○中野鉄造君 厚生省、お願いします。
○中野鉄造君 このほかの公的年金においても、将来の展望は財源的にも非常に受給者が上昇することが、これは必至でございますし、そうした全体的な立場で国が誤まりのないように取り計らっていかなければならないわけですが、その中で、この農林漁業団体共済も最も厳しい公的年金であろうと、こう思う...全文を見る
○中野鉄造君 いま大臣のおっしゃった年金制度基本構想懇談会というのは、昨年の四月の十八日に行われたわけですが、その際に提出された報告の中に、「現行の個別制度の分立を前提として、このような財政、費用負担面の制度間のアンバランスを是正するためには、」「制度間で財政調整を図っていくこと...全文を見る
○中野鉄造君 この厚生年金の掛金率、改正前は千分の九十一、改正後は千分の百六とこうなっておりますが、農林漁業団体の場合千分の九十八でありまして、厚生年金法の改正前と比較しまして約七高く掛金を支払っておるということになりますが、当然、年金のバランスを維持していく観点から、掛金の引き...全文を見る
○中野鉄造君 国の財政事情は、これはもう非常に苦しいことはわかっておりますが、厚生年金の国庫負担率よりも農林漁業年金の国庫負担率が二%ほど低く見られているというのは、非常に理解しがたい面があるわけです。なぜならば、農林漁業団体の共済組合の組合員も厚生年金組合員にしても、何らかの形...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵省お願いします。
○中野鉄造君 まあ財政が厳しいことは十分にわかっているんですが、いま申しました不公平であるということのほかに、もう一つ非常にアンバランスな点は、この共済五法の中での国庫負担のあり方について根本的などうも不公平というものがあるように思います。というのは、いわゆる国家公務員あるいは地...全文を見る
○中野鉄造君 その点はよくわかりましたけれども、先ほどの大蔵省の御答弁といい、いまの御答弁といい、やはりどうしても多少そこには不公平というものがあるというような感を禁じ得ないわけですから、その点ひとつ今後の課題として御検討をいただきたいと思います。この公的年金制度の国庫負担のあり...全文を見る
○中野鉄造君 大臣お願いします。
○中野鉄造君 いま大臣のおっしゃるとおりまことにそれは理想でございますけれども、現実は非常に厳しいものがあります。こういったような意味からも、今後共済年金の組合員数の動向について考えてみましても急速にこれがふえるという要素はありませんし、それに反比例して年金受給者はだんだん増加し...全文を見る
○中野鉄造君 時間がありませんので、最後に、年金制度基本構想懇談会の報告の中に、各制度の年金財政計画のチェックということで、「長期的な年金財政に与える影響に十分な考慮を払わないまま、それぞれの制度が給付の改善を行ってきたことが、年金制度全体の長期的な財政の安定を阻害してきた面が少...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
11月12日第93回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号
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○中野鉄造君 私は、まず暴走族についていろいろお尋ねしたいのですが、昭和五十三年の十二月にこの種の事犯に対する規制が強化されたわけですが、改正道路交通法の施行等によりその活動というものは非常に鎮静したように思われていたんですけれども、昨年の九月ごろから再び活動が活発になったような...全文を見る
○中野鉄造君 その対策はどういうふうになっていますか。
○中野鉄造君 それで、この暴走族による被害というのも非常にいろいろ上がってきているわけですけれども、その中でも特にかわいそうなのは暴走族によって大変な危害を加えられた、あるいは命にも及ぶような事故が発生した、そういうときにもだれがやったのかわからないままに、それこそひかれ損といっ...全文を見る
○中野鉄造君 私がお聞きしたいのはそれもですけれども、いわゆる先ほどおっしゃったような暴走族等によるいろいろな事故、その中で器物を破損された、あるいは傷害、あるいは死に及ぶような、そういったようなことがあったにもかかわらずその加害者というものが全然わからない、そういったような件数...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども御答弁の中に、現在全国に八百三十五グループ、三万五千人にも及ぶ暴走族がいる、そしてその八〇%が大体未成年者であるということですけれども、今日自動車の免許証は二輪者は十六歳以上、普通自動車については十八歳以上で取れるようになっておりますが、この点について当局は...全文を見る
○中野鉄造君 要するに、私がお聞きしたいのは、こうした未成年の方々が現実に事故を起こした場合に、その賠償能力も何もない。たまたま親御さんがそういう能力がある方であればいいけれども、そうでない場合には本当にそれこそ先ほども申しましたようなひかれ損といったような場合が非常に多いわけな...全文を見る
○中野鉄造君 いまも御答弁にありますように、五八%にも及ぶ人たちが無保険の車に乗っておる。そういう車にはねられたら最後ですね。本当にまあ補償能力がある人であればいいけれども、なかったらばそれは本当に大変なことになるわけですけれども、そういう無保険、無車検といったような、これに対し...全文を見る
○中野鉄造君 社会には身元引受人というのがありますけれども、そうした未成年の人たちが免許を取得する場合に、先ほどいろいろ申しましたような事故が派生することも十分想像されるところから、万一の場合を何して、肉親の方々のそうした身元引き受けというか、保証というか、そういうことは考えられ...全文を見る
○中野鉄造君 これに関連いたしまして、全国に現在自動車教習所というのが、指定、非指定と、二通りに分かれてございますが、私いろいろ調査したところによりますと、千四百一ヵ所に指定教習所、そして三百四十何ヵ所かに非指定の教習所があるわけですけれども、御承知のように、指定の教習所の教習員...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、私、海難事故に関連いたしまして、一つ二つお尋ねしたいと思うのですが、昨年一年間の事故件数は大体どのくらいになっておりますか。これが第一点。  第二点といたしまして、事故とは関係なく総トン数七百トンをわずかに切れた六百九十トン台、その船舶がどのくらいいるの...全文を見る
○中野鉄造君 実は船舶の総トン数の測度法から派生してくるいろいろな問題点を指摘して質問する予定でありましたけれども、きょうは時間の都合もありますので、これは一応保留いたします。  次にお尋ねしたいのは、海難事故の件ですが、聞くところによりますと国内船同士の衝突事故等は、たとえば...全文を見る
○中野鉄造君 きのう通告はしておったのですけれど、お見えになっていなければ仕方ありません。  次に、自転車の問題ですが、先ほどからもいろいろ御質疑があっておりました。私も一、二点お尋ねしたいのですが、現在自転車保護の立場から御承知のように歩道に自転車乗り入れが行われておりますが...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ最後に、自転車の利用はいよいよ生活必需品として今後も普及を続けていくと思いますが、そういうところから、こうした傾向を踏まえて、事故の未然防止のために自転車に関する道路交通法の改正というようなものを考えておられるのかどうか、この点お尋ねいたします。
11月21日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○中野鉄造君 私はまず初めに、午前中の諸問題いろいろ討議されましたけれども、それに関連した問題ではございますが、日本と韓国間で妥結いたしました北海道沖の韓国漁船の操業に関連いたしまして質問いたします。  この協定はこの十一月の一日に施行されたばかりでございますが、これから向こう...全文を見る
○中野鉄造君 特にこれがわが国漁船に対して設けられたオッタートロール禁止ライン、この付近は非常に日韓漁船の競合というものが予想されるんじゃないかと思いますが、いまもちょっと触れられましたけれども、そこいらの漁獲減ということについてどうお考えになっていますか。
○中野鉄造君 それでは次に、これは別の方面での韓国漁船の操業についてお尋ねいたしますが、去る十一月十四日の新聞、私ここに持っておりますが、これに、「荒らされる保護資源」という見出しで、長崎沖で「韓国底引き漁船が横行」と大々的に報道されております。この海域は長崎県生月島沖でありまし...全文を見る
○中野鉄造君 延べ隻数をいまおっしゃいましたけれども、こうした韓国漁船による推定被害総額というのはわかりますか。
○中野鉄造君 長崎県やあるいはこの沿岸漁民の方々も、こうした事態に対して、このままでは水産資源は荒らされほうだいで、資源保護を目的としてつくられた漁業規制の意味も全くなくなってしまう。そういう不安を日ごとに募らせているわけですけれども、大体昭和四十年に締結されたこの日韓漁業協定の...全文を見る
○中野鉄造君 水産庁は。
○中野鉄造君 非常にしつこいようですけれども、なかなか公海上であるというところから罰則規定というものはないようでして、こういう場合に幾ら言ってもなかなかこちらのなにを聞いてもらえないと、こういった場合にはどういうことになりますか。
○中野鉄造君 どうかこの問題には、常日ごろ言われておりますように弱腰外交というようなことでなしに、やはり言うべきところは毅然たる態度でひとつ臨んでもらいたいと私たち思っております。  次に、ことし九月ごろから起こったカツオ漁をめぐる漁業団体同士の紛争はようやく解決を見たように聞...全文を見る
○中野鉄造君 それによって今回の妥結を見たわけですけれども、要するに、日鰹漁協連合会ですか、これは五百トン型十隻、北部巻き網漁連、これまた五百トン型十隻と、こうなりまして、それにまた従来の十四隻も加わって合計三十四隻と、こういうことになりますと、従来の一本釣りのときよりも漁獲高と...全文を見る
○中野鉄造君 減少するという御答弁ですけれども、私たち常識的に考えて、果たしてそうであろうかという気がしてならないんですが。大体この日鰹漁連に対する一番当初の措置というものは一本釣り対策であったと、こういうように理解しておりますけれども、いま長官は、数量的にはさほどの影響はないと...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、次に、一昨日、日比谷で行われた「かつお・まぐろ輸入阻止全国漁民大会」、これに私も参列いたしまして、漁民の方々の窮状をつぶさにお聞きしたわけでございます。マグロの場合、現在年間の輸入量はいかほどになっていますか。
○中野鉄造君 そうしますと、現在のマグロの在庫高はどうなっていましょうか。
○中野鉄造君 そこでお尋ねいたしますが、長官も一昨日の漁民の方々の要望の趣旨というものは当然お聞きになっていると思いますが、こうした漁民の方々の要望を反映して、何らかの措置をしようとお考えになっておりますか。
○中野鉄造君 昨年、五十四年度のマグロの輸入総数は十一万四千三百七十四トン、この中でも、特に、韓国から、先ほど御答弁もありましたように約七万トン。この意味で韓国にしぼって質問いたしますが、日本に陸揚げに来る韓国のマグロ船は何隻ぐらいですか。
○中野鉄造君 これらの韓国のマグロ船は、韓国の港を出港して、そして南方の漁場に行ってそこで操業をする。そうして今度は、マグロを積んで一たん韓国の港に入港して、そして日本にマグロを陸揚げ、つまり輸出するための韓国政府発行のEL、つまりエクスポートライセンスを取って日本の清水港なら清...全文を見る
○中野鉄造君 その例外はどういうふうになっていますか。
○中野鉄造君 私は韓国漁船のことについて聞いておるわけですが、いま申しますように、韓国漁船は全部漁場から一たん韓国の港に帰った上で、ELを取って、それから日本の港に来ておりますかと聞いておるわけです。
○中野鉄造君 だから、私、再度お尋ねしているのは、その七万トンのうち一万数千トン、それ以外のはどういうふうな形でやってきておるかということを聞いておるわけです。
○中野鉄造君 その場合のELはどういうことになりますか。
○中野鉄造君 その原則をいまお答えになったわけですが、そうなっておりますかということを私は聞いているわけです。
○中野鉄造君 その点については私もちょっと勉強不足で、よくのみ込めないんですが、要するに韓国政府発行のを洋上でリレーしてというか、そういう形で来るわけですか。
○中野鉄造君 この件につきましてはひとつくれぐれも間違いのないようにやっていただきたいと思います。  そこで、次の質問に移りますが、外国人漁業の規制に関する法律の第四条の二の括弧の中に、わが国漁業の正常な秩序の維持に支障が生ずるおそれがある云々とありますが、この正常な秩序の維持...全文を見る
○中野鉄造君 私はマグロということは一言も言っていないのに、マグロと長官おっしゃいましたけれども、大体、もともといま申しました外国人漁業の規制に関する法律というのは、頻繁に出入りする外国船がいつしか日本の港を基地化することを防止する法律と、このように私理解しておりますが、この法律...全文を見る
○中野鉄造君 いまの長官の御答弁はわかりますが、それはいわゆるその中にマグロを指定しないという否定的なお答えのように私とりますけれども、絶対指定をしないというんじゃなくて、この条文の中にもありますような、そういう支障を生ずるおそれがあるということで多少は検討の余地もあると、そうい...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、昭和五十年三月だったと思いますが、日本と韓国のそれぞれの水産庁の話し合いで、今後可能な限り韓国から日本へ陸揚げされるマグロについては運搬船に転載して輸出するよう業者に対し指導勧告をするという意味の約定がなされたと思います。まずこの話し合いの意図するところは...全文を見る
○中野鉄造君 いま私申しました五十年の話し合いというのは、私、お聞きしたところによりますと、いわゆる漁船でそのまま日本の港にマグロを持ってくるのではなしに、一度運搬船に転載をしてそして持ってくる、そういうことによってマグロの品質は当然ながら下がるわけです。また経費的にも高くなる。...全文を見る
○中野鉄造君 いま申しました五十年三月のこの話し合い、こうした趣旨のものを今後もやっぱり推進していくべきだと、少なくともそうした間接的にも韓国マグロの日本への輸入というものをセーブしていくべきだと思いますが、これについて長官のお考えをお尋ねいたします。
○中野鉄造君 では次に、遊漁船及び遊漁者に関しまして今後のお考えをお尋ねいたしますが、年年全国的に遊漁人口というのは増加しつつありまして、これがしばしば港湾内であるいは漁場で、ささいなことではあってもトラブルがあるようでございまして、いまも申しますように、こうした傾向はふえること...全文を見る
○中野鉄造君 この件につきましてはひとつ、ぜひ善処をお願いしたいと思います。  次に、特に今日の二百海里時代、さらに燃油の高騰、魚離れの消費傾向、地域開発との調整等、こうした諸問題を背景に展開されていきます今後の水産振興施策について、やはり地方の時代にマッチした地域の特性を基調...全文を見る
○中野鉄造君 こうした栽培漁業が今後ますます推進され、発展してくるということになりますと、先ほどもいろいろ申し述べましたような関係法制というものが十分に整備されなければいけないと思うのですが、この点についてはいかがでしょうか。
○中野鉄造君 さらには、この栽培漁業の中には、魚ばかりじゃなくて、貝類特にアワビ等の稚貝、こういうものを放流後、これは魚と違いましてかなり長期間の管理育成を要するわけでございますが、こういう栽培漁業については、長期間であればあるほど資金の融資と、あるいは施設内の育成期間中の漁業共...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ次に、漁船の燃油、燃費についてお尋ねいたしますが、石油危機以前には漁業支出の六ないし八%を占めるにすぎなかった燃油費が、五十二年においても、規模の比較的小さい漁船であってみてもこれが一五%前後、規模の大きい漁船では二〇%を超す燃油費になっておると、こういう現状で...全文を見る
○中野鉄造君 五十三年の燃油の販売量というのは、四十年の実に二・八倍と、こうなっておりまして、エンジン馬力数の伸びは大幅に上回ってきております。この点から考えてみましても、石油資源確保を安定させていく上からも、やはりいま御答弁の中にもありますように、水産業ばかりではない、これはこ...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりましたけれども、この漁業用燃油対策特別資金というのが五十一年からこれは始まっておるわけですけれども、今日の融資残高がどのくらいあって、その返済期間も短期三年となっておるわけですけれども、その返済状況はどういうことになっているか、その点をお尋ねしたいわけなん...全文を見る
11月27日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○中野鉄造君 私はまず最初に、今回の農政審の答申を見て感じたことをお尋ねいたしますが、わが国の今日の農業は、農業基本法設定後一貫して今日まで政府主導による日本農業の近代化政策がとられてまいりました。その結果として、功罪それぞれあるわけでございますが、特にこの近代化政策によってもた...全文を見る
○中野鉄造君 大臣、今回の答申の中にはそうした過去の反省は反省として十分盛り込まれていると、こういうような御答弁であったように私受けとめますが、今回の答申——もうすでにこれは済んでしまったことを言っても仕方ございませんけれども、もう一つ私が感ずることは、前回すなわち五十年の農政審...全文を見る
○中野鉄造君 次に、今回の答申の中に、これも非常に私印象的でございますが、唐突に日本型食生活というものが持ち込んでございまして、その中に、二千五百カロリー水準が今後も続くであろうとして、さらにPFC熱量比は理想型に近い独特の日本型食生活を形成、今後の定着の努力を求めると、こういう...全文を見る
○中野鉄造君 私がお聞きしたいのは、この日本型食生活、これも結構でしょうけれども、果たしてそれだけで済まされるかということでございまして、すなわち、もう大臣も御承知のことと思いますが、この十数年、とみに多発しやすくなった子供の骨折あるいは子供の糖尿病、あるいはまた昔とは全く違って...全文を見る
○中野鉄造君 いま私が指摘した点については、十分それは今後検討していくと、こういうようにおっしゃっておりますから、ひとつくれぐれもこの点はお願いいたしておきます。  次に、輸入食糧について、答申の中には、いままでと余り格段の差はない数量のまま徐々に推移していくというような見通し...全文を見る
○中野鉄造君 同じく輸入品に関する件でございますけれども、今後ますます加工食品のシェアというものは拡大することが予想されるわけですが、それに伴ってまた加工食品の輸入量というものも増大していく可能性が多分にあるわけなんです。この件についてはこの長期見通しの中には全く触れられておりま...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間がありませんが、わが国の農業、食糧政策の確立のためにも、その背景には力強いやはり世論というものが常に支えとなっていかなくてはいけないわけですけれども、昨日の夕刊にも出ておりましたように、農業者ではない一般消費者から見れば、まるで感情を逆なでするような記事が出...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりましたが、えさ米の件についてお尋ねいたしますが、この件については先ほどからいろいろ論議も出ておりますし、それに対する御答弁もありましたので、私は余りくどくは聞きませんが、ただ一つ今後の検討課題として、ちょっと先ほどのお話の中にも多収穫品種というお話が出まし...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。