中野鉄造

なかのてつぞう



当選回数回

中野鉄造の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月18日第96回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○中野鉄造君 ただいま会計検査院長並びに官房長官より御答弁がございましたけれども、これはもう全く重大なことだと思います。これを受ける行政府においては、単に報告のための報告としか受け取っていないのではないかと思われるような節が多々あるわけでございます。しかし、この検査報告を十分に生...全文を見る
○中野鉄造君 次に、態様に多様性があるものとしては国鉄、ここでは各種契約、計画、積算など事前準備が不適切である、また農水省では、各種補助事業の実施計画が不適切があると、まあこういうことになっておりますが、この点も間違いございませんか。
○中野鉄造君 そこで、各大臣はこれらの事実に対してどのように受けとめておられるのか伺いたいと思います。  ただいま指摘いたしました各省は、なぜ先ほども御答弁にありましたようなこういう同じ態様の不当事項が続くのか、その傾向性が依然として絶えないのか、その点をお答えいただきたいと思...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
03月29日第96回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○中野鉄造君 まず、私は大蔵大臣に、五十七年度予算の防衛費をめぐる後年度負担についてお尋ねいたします。  この防衛費、これはいまわが国の防衛、あるいは安保をいかに考えるべきかということがありますので、それが高いとか安いとかという論議はまた別途いたしますとして、ただ財政面から言え...全文を見る
○中野鉄造君 私が聞いているのはそういうことじゃなくて、いわゆる後年度負担が非常に懸念される。それに片方では財政再建ということが言われている。また、国債費のこともありますし、そういうような財政再建との絡みがどうかということを聞いているんです。
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、財政再建というものの足を引っ張る可能性は非常にこれは強いのじゃないかと思いますが、そうした中で、この間から今回のこの防衛費は突出ではないといったようなことがよく聞かれますけれども、これはたとえば経済協力費だとかあるいはエネルギー対策費だとか、...全文を見る
○中野鉄造君 どう言われても、私は防衛費は突出しているとしか考えられませんが、それはそれとして、今日まで防衛論議というものが繰り返されてまいりました。  しかし、この防衛論議というものがとかくシビリアンコントロールが憲法だとか、あるいは自衛隊法だとか、そういった法律論に終始して...全文を見る
○中野鉄造君 しかし、今日までのこの委員会の審議の中でも、いろいろな防衛庁の答弁の中でも、そのことについては答弁を差し控えさせていただきます、こういったようなことも再々ありました。財政当局として、では今日の自衛隊の継戦能力だとかあるいは抗たん性だとか、そういったようなものをつぶさ...全文を見る
○中野鉄造君 私が聞いているのはそこなんです。限られた範囲内でできるだけのことをひとつよく防衛庁からお話を聞いた上で、あるいは国防会議での審議を尽くした上でと言われますけれども、それはある限られたまでのことであって、しょせんは、それから先はいわば極端な言い方をいたしますと、防衛庁...全文を見る
○中野鉄造君 私は余り釈然としませんけれども、時間の都合もありますので次へまいります。  政府は、五十七年度の税収見込みを前年度に比べて一三・四%の伸びと見込んでいるようですが、これは五十六年度の当初予算に比べてでありますし、補正後に比べるとこれは一五%を超える数字になるのじゃ...全文を見る
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、この五十七年度へのベースだとか、あるいは発射台と言えるのがこの五十六年度でありますし、五十六年度の税収が落ち込めば当然次の階段はさらに高くなるということは、これは目に見えております。少なくとも今回の税収の落ち込みというのは、昭和五十年の第一次...全文を見る
○中野鉄造君 わが国の財政法では財政の赤字決算ということは許されないということになっておりますが、このような膨大な税収不足が起きて、そして出納整理期間に入って、もし赤字になったような場合に、決算調整資金と言われるようなお金は約三千億足らずじゃないかと思いますが、その程度の穴埋めの...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど大蔵大臣も非常にこの件については心配をしている、こういうことなんですけれども、先ほどお尋ねいたしましたように、その処理の方法、心配をしておられるようなことが現実の問題となってきた場合のその処理の方法、いかがでしょうか。
○中野鉄造君 財源もありますか。
○中野鉄造君 その緊急避難的財源というのはどういう性格のもので、どのくらいありますか。
○中野鉄造君 その緊急避難的財源というのは、国債費の積み立てということですか。
○中野鉄造君 だから、いま言うように国債費の積立資金の中からですか、そうでないですかと聞いているのです。
○中野鉄造君 いまの大臣の御答弁にも関連しますので先につないでいきます。  経企庁長官にお尋ねいたしますが、長官はいままでいろいろな会合の席で、いまや景気は底離れをしたということをよく言われてまいりました。しかし、底は離れたかもしれませんけれども、一向にこれは浮上してこない。ま...全文を見る
○中野鉄造君 きわめて素朴なお尋ねをいたしますけれども、経済というものは買う人がおって初めてこれは成り立つわけですけれども、もういま何せ個人がなかなか物を買おうとしない。買うような気を起こさせる、あるいは住宅投資への意欲を起こさせるというようなことは、これはやはり減税が一番手っ取...全文を見る
○中野鉄造君 きょう午前中の質疑の中でも、大蔵大臣は同じ金額であれば公共事業費の方が効果的だと、そういうようなことを言われました。公共事業費の前倒しということは、これはある程度効果はあると思います。    〔理事土屋義彦君退席、理事井上吉夫君着席〕 しかし、それも建設部門の関...全文を見る
○中野鉄造君 すぐ財源のことになってくるのですけれども、この減税のための財源というのは、今日まで同僚の委員からも、あるいは各党からすでにいろいろな案が出されてもおりましょうし、あるいはこれまでの臨調答申の中でも、この部分からはもう少し取れるはずだと言われているにもかかわらずそのま...全文を見る
○中野鉄造君 いまもおっしゃったように、とかく貯金にお金が回ってしまうということでございますけれども、よしんば貯金されたとしてもそのお金は凍結されるわけではないのですから、いずれは流通に乗って流れるお金でもありますし、とにかく減税ということは、先ほどちょっと申し上げましたけれども...全文を見る
○中野鉄造君 この点についてひとつお尋ねいたします。  それと、産業間の跛行性が大きいということ、つまり加工組み立て型産業と素材産業、あるいは地域間の格差が目立つわけですけれども、この辺の対策をいかにお考えになっていますか。
○中野鉄造君 終わります。
03月31日第96回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○中野鉄造君 私は、まず社会保障、社会福祉予算に関する政府の基本的態度からお尋ねしたいと思うんですが、この五十七年度社会保障関係予算の伸びは、もう申し上げるまでもなく二・八%で、厚生省の予算二・九%の伸びというのは、あの昭和二十八年度の厚生省予算の伸びが〇・六%にとどまって以来の...全文を見る
○中野鉄造君 大臣はやっぱり立場上後退していないと言わざるを得ないと思いますけれども、この五十七年度の予算編成は、最終段階では、国民健康保険助成金についても、いまおっしゃったように会計年度区分を変えてみたり何かして非常に苦肉の策をとっておられる。それによって、いまおっしゃったよう...全文を見る
○中野鉄造君 福祉水準は維持されておると言われますけれども、ではその水準と目標というものは明確なものがありますか。
○中野鉄造君 私はいま大臣いろいろ述べられましたけれども、そういう目指すべき目標、計画、あるいはまた目指すべき水準というようなものがないところに、こういうような後退というようなことになっても、政府としては非常に都合のいいような、いま大臣がおっしゃったように後退したものではない、胸...全文を見る
○中野鉄造君 いまおっしゃったように、次年度に対するためにも、ひとついま申しましたようなそういう目標、そういうものを掲げるということをお約束していただけますね。
○中野鉄造君 次に、年金問題にちょっと触れたいと思うんですが、年金財政が今後もう急速に厳しくなってくるということは、これはもう明白な事実でございますが、今後、たとえば厚生年金あたりについても言えることですが、保険料負担についてこれはかなり被保険者にそれがのしかかってくるということ...全文を見る
○中野鉄造君 こういうようにだんだん年金の財政というものが厳しくなってくるにつれて、時折いろいろ課題になってくるのが支給年齢の引き上げということでございますが、そこで労働大臣にちょっとお伺いしますが、定年が一部民間企業あたりでも五十五歳から五十八歳、六十歳と延長してきている傾向も...全文を見る
○中野鉄造君 それは一つの観測でしょうけれども、仮に六十歳からということになっても、それが本当に軌道に乗り出すためにはまたさらに何年かの年数も要するわけですけれども、そうこうしているうちにどんどん受給資格者というものはふえていく。そういうときに、厚生大臣にこれはもうずばりお聞きし...全文を見る
○中野鉄造君 少なくともこの十年くらいは引き上げませんね。
○中野鉄造君 労働大臣は六十年度をめどにしてと、こう言われましたけれども、仮に六十年度にそういうふうになったとしても、その年齢で必ずしも就労している人ばかりとは限りませんので、どうかひとつこの支給年齢については今後慎重に検討をしていただきたいと思います。  次に、中風残留孤児の...全文を見る
○中野鉄造君 五十七年度には中国に調査団を派遣するということが、この間、先月だったですか、最近にしては非常に希望的な話題を呼んだわけですけれども、果たして何人派遣されるんですか。
○中野鉄造君 三名でいろいろな、聞くところによると、ビデオ撮りだとか、そういうことをなさるそうですけれども、果たしてそれでできますか、そのくらいの規模で。
○中野鉄造君 そういうことと相まって、これから向こうの孤児の方もまたこっちの肉親の方も、どんどんお互いに年をとっていきまして、その記憶もますます薄れていくというようなことから、うかうかしているとますますその肉親の判明というものも困難になってくるんじゃないかと思いますし、ひとつそう...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、次に孤児並びにこの引揚者の受け入れ体制についてお伺いしますが、法務省としては、身元不明の孤児に対しては、簡易帰化による国籍の取得を進めておるようですけれども、それには大前提として、彼らが日本で生活できる、自活できる、その受け入れ体制の充実がこれは不可欠じゃない...全文を見る
○中野鉄造君 いま公費で帰国した人というお話も出ましたけれども、私が調査したなにから言いますと、中国から引き揚げてきた方々の中には、公費で帰ってこられた人あるいは自費で帰ってこられた人がいらっしゃいますね。その区別わかりますか。
○中野鉄造君 自費で帰国した人、そういう人には先ほどからいろいろあったような援護措置が講じられていないようなふうに私、見受けますが、いかがですか。
○中野鉄造君 長崎県の例を見ますと、公費で帰ってきた人が三十二世帯、自費で帰ってきた人が十五世帯あります。これを見ると、全国的にもこれはかなりの方々がいらっしゃるんじゃないかと思いますけれども、この自費帰国者にはいま言われているような帰還手当も、県からの見舞い会も、これは何にも出...全文を見る
○中野鉄造君 いまも申しますように、明らかにあの人は中国から引き揚げてきたんだ、しかもその人に対して県が、国が払ったか払ってないかは、県や国がちゃんとわかっているわけですからね、その人に払っているか払ってないかは県としてわかるわけでしょう。国としてもその人に払った覚えがあるかない...全文を見る
○中野鉄造君 だって私らうちの党で、たとえばこれは長崎県の場合ですけども、あの人は中国から四十八年、あの日中国交回復以後に引き揚げてきた人なんだ、そこのいまの生活の実態を追跡調査してみようということなら、この人は公費で帰ってきた、この人は自費で帰ってきたとぼくらでわかったんですか...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、次に参りますが、この受け入れ体制づくりの中で一番参考にしなければならないのは、現在、中国から引き揚げてきた千百五十五世帯、三千四百八十七名ですか、この人たちの声ですけれども、まず生活の中でたとえば日本語のこの言葉が一番の障壁になっているとい...全文を見る
○中野鉄造君 いまおっしゃったように、一番問題はこの言葉であろうと思いますけれども、地方自治体に一部そういったようなものは委嘱している、いろいろな生活指導だとかですね、そういうようなことですけれども、調べてみると、その委嘱の人数がわずか五人であるとか、そんなものですけれども、それ...全文を見る
○中野鉄造君 私、今度長崎で調べたんですけれども、生活の非常な困窮が浮き彫りにされてくるわけなんですが、一家七人の人があばら家同然の六畳一間で寝起きしている、そういう例もありまして、おふろもなければ何もない。おふろも近所の人の好意で入れさしてもらっているとか、言葉が思うようにでき...全文を見る
○中野鉄造君 いまもちょっと触れましたけれども、そういう方々の年金について伺いますが、こうした引揚者の方々の中には年齢の関係で厚生年金あるいは国民年金に入れない人がおりますね。国民皆年金の精神からいくと、これはひとつ何とか特別措置による救済の施策が必要じゃないかと思うんですが、い...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどから私は長崎県の例を引いて申し上げておりますけれども、これは大臣にお尋ねいたしますが、長崎県を例に挙げますと、五十六年度は中国引揚者の関係で約二百五十万一千円を使っているわけです。さらに五十七年度は、それに加えて、県単独事業として四百五十五万四千円を計上してお...全文を見る
○中野鉄造君 それはもうお願いいたしますが、最後に一つだけ聞きたいんですが、現在のところは、こういう帰国後の生活援護、自立への対策は、地方自治体のきめ細かなそうした対策がどうしても現場で必要じゃないかと思いますが、現在自治体のこういう援護事業に対する国の予算上の措置はどういうふう...全文を見る
○中野鉄造君 それだけですか。
○中野鉄造君 終わります。
04月03日第96回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○中野鉄造君 五十七年度予算もいよいよ大詰めにまいりまして、きょうは四月三日です。財政法十一条の規定はどういうふうに書いてありますでしょうか。
○中野鉄造君 五十七年度、きょうはもう三日でございますが、この数日間、いわゆる予算なし、予算の空白ということになっておりますけれども、この間、国は一切の支払いをストップされましたが、これどうなんですか。
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、こうした空白で出発するこの五十七年度でございますが、低迷した景気の動向といいし、またいろいろな外圧といいし、この空白予算といいし、何となくこの五十七年度の先行きに不安な気持ちでいっぱいでございますが、初めに、もうすでに言い尽くされたことではご...全文を見る
○中野鉄造君 この間もちょっと私、長官にお尋ねいたしましたけれども、非常に長官の御答弁を聞いておりますと、いまにも景気が上向いてきそうな感じがするわけですけれども、一向に景気はよくなってこない。緩やかな上昇を続けていると言われますけれども、余りにも緩やか過ぎちゃって全然日に見えた...全文を見る
○中野鉄造君 きわめて素朴な疑問でございますけれども、民間各機関のいろいろな調査による調査結果と政府の見通しとの間にはかなりの乖離がございますですね。これはどういうところからそういう結果になっているのか、お聞きしたいんですが。
○中野鉄造君 いろいろな政府のこうした達成目標の打ち出しというものを見ておりまして、私はややもすればこの新七カ年計画が手かせ足かせになっているのじゃないのか、むしろ七カ年計画というものをいま少し見直さなくちゃいけない時期に来ているんじゃないかと思いますが、いかがですか。
○中野鉄造君 そうすると、いまの御答弁のそうしたものの発表とあわせて巷間いろいろ伝えられているように、四月じゆうかあるいは五月の初めごろに総合景気対策というようなものを発表される予定ございますか。
○中野鉄造君 景気対策として、政府はもう御承知のように、公共事業費の七五%の前倒しを閣議決定しておりますけれども、したがって、こういうことになりますと当然下期にはまたぞろ二五%でいくしかございませんし、そういうことになってくるとまた息切れをする、そしてまた前年度の繰り返しで、次年...全文を見る
○中野鉄造君 公共事業費がもう五十五年、五十六年、五十七年と横ばいになっておりますけれども、ところで建設国債発行額、この三カ年それぞれ幾らになっておりますか。
○中野鉄造君 そうしますと、先ほどから申しておりますように、公共事業費の七五%が上期に前倒しということになると、下期において先ほどから言っておりますように、これは息切れする。またこれは建設国債発行ということになりますが、そうならざるを得ないでしょう、いかがでしょうか。
○中野鉄造君 まあ、いまのところはそれはなかなかこういう予算の審議の時期でもありますし、言えないと思いますけれども、いまお答えがありましたように、建設国債のこの当初予算額に対して、実績が五十五年度において千七百五十億円、五十六年度で二千五百五十億円、当初予算以上に、これは超過額で...全文を見る
○中野鉄造君 民間の設備投資と言われますけども、その長官の言われる民間というのは大企業ということじゃないでしょうか。中小零細企業を指しての民間じゃないと思うのですが、いかがですか。
○中野鉄造君 そこで総理にお尋ねしますが、総理は赤字国債発行に対して五十九年度までにはこれは絶対にゼロにするということに政治生命をかけると、こう断言されておりますが、その御決意はいまも変わりございませんですね。
○中野鉄造君 私いま総理に御決意を聞きましたのは、実はそういう赤字国債もさることながら、建設国債の発行額もかなりのいま額に達しているわけでございますが、現在の累計で幾らになっておりますでしょうか。
○中野鉄造君 そうしますと、建設国債もまた六十年から返済が始まるわけですけれども、この建設国債、赤字国債と合わせて、これはもう、いよいよそのころからかなりの額を支払っていかなくちゃいけない。六十年から六十九年までの十年間に返済期限の来る建設国債が約百五兆円、この中の六分の五がこれ...全文を見る
○中野鉄造君 おっしゃるように、非常に大ざっぱ過ぎてちょっとぴんときませんけれども、いま一番初めにお答えになったように、五十九年度ぐらいまでの試算しかできないと。ところが、現実はその五十九年から先が最もこれは大変な時期に入るわけですけれども、いまも言っておられましたように、法で定...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、反核、軍縮の問題に入っていきますが、核兵器は人類を滅亡に導くものである、核兵器を使用することはもう天地人道にこれは反するばかりでなく、人類に対するところの最高の犯罪行為であると私は確信いたしますが、総理、いかがですか。
○中野鉄造君 ところで、総理にお尋ねいたしますが、去る三月十九日付で、自民党では幹事長名で衆参両院議員に対して、「核兵器及び軍縮問題に関するわが党の態度」という文書が送付されておりますけれども、その中に、わが党としては野党各党や諸団体の運動と一線を画し、自民党独自の立場で運動を推...全文を見る
○中野鉄造君 総理は、過日来日いたしましたワインバーガー国防長官との会見の中でも、当面の国際政治に臨むわが国の基本見解四項目の中で、やっぱり西側が軍事力の面で優位に立つことは軍事的抑止力となり、軍縮交渉にも役立つ、そういったような面の理解を示されたように思いますが、そういうような...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、くどいようですけれども、総理は二月に核兵器は議論の余地のない絶対悪であると答弁された、いまもそれは変わりないわけですね。
○中野鉄造君 核兵器はもう絶対悪であるというりであれば、アメリカであれ、ソ連であれ、英国であれ、中国、フランスであれ、そういったような核保有をしている国は、これは基本的には全部人道的にはけしからぬと、こう思いますが、いかがですか。
○中野鉄造君 先ほどもちょっと同僚議員からお話に出ました各市町村の反核宣言というものも、また欧州諸国の反核運動というものも、そしてまた私たちも何も反米のための反核を唱えているわけではないわけですが、いわゆる核兵器という絶対悪に対して反核を唱えているのであって、人類を滅亡させるよう...全文を見る
○中野鉄造君 総理のおっしゃることを聞いておれば、持つ分には構わないというように聞こえてくるわけですね、使いさえしなければ持つ分には構わないと。そういうことになれば、軍縮の意味もないような、核廃絶というような、そういうあれも非常にぼやけてくるんじゃないかと思うのですが、しかし、そ...全文を見る
○中野鉄造君 過日、総理は、同僚議員の質問に対して、月本は非核三原則を国是としている国だから、それ以上に各自治体で非核決議をするのはほとんど意味がないと、そういったような趣旨の御答弁がありましたが、つまりわが国は非核宣言を外に向かってこうやってやっているので、もうそれより以上にす...全文を見る
○中野鉄造君 であるならば、この論議についてはこれで終わりますけれども、最後にひとつ、総理、ここで明確にいま一度総理の口から、日本は非核宣言国家であるということを明確におっしゃっていただけませんか。
○中野鉄造君 そのとおりじゃちょっと私不足なんですが、非核宣言国家であるということでしょうか。
○中野鉄造君 では、次に、対米軍事技術提供についてお尋ねいたしますが、五十七年度予算成立後の早い時期に対米軍事技術提供問題について政府は閣議了承に持ち込むような様子を聞きますけれども、決定後ではこれは間に合わないので、日本としてあるべき立場なり、総理御自身の持っている理念、真情を...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど総理は、非核三原則に対する国会決議ということ、これが最高のものであって、これを絶対破るなんていうことはゆめゆめこういうことはあり得ないという御答弁がありましたけれども、いま対米軍事技術提供ということに絡んで、武器輸出三原則に対する基本理念がどうもあやふやになっ...全文を見る
○中野鉄造君 米国への武器技術供与及び共同兵器開発問題について、政府はこれをいろいろな解釈のもとに行おうとしておられるようですが、そのための法的根拠というものをお尋ねしたいのですがいかがですか。
○中野鉄造君 安保条約を言われるのは安保条約の第三条を指しておられると思いますけれども、この第三条、この中にも私は条約上の義務規定というものはないと、このように確信いたします。それを、義務規定というものはないけれども一般的義務があるというような、そういう非常に詭弁ともとれるような...全文を見る
○中野鉄造君 私は、安保条約三条にしてもこれは権利義務規定ではないではないか。つまり、アメリカヘの軍事技術提供を行うか行わないかは、これは日本政府の政治判断であると、このように私は理解するわけですが、先ほどから申しております仮に一般的義務というようなことになれば、これはどういうこ...全文を見る
○中野鉄造君 では、逆にその安保条約というものがあるから、いろいろなそういう要請があった場合に、はいそうですかということで一々全部聞かなくちゃいけないということでもないわけですね。つまり、それは日本政府の政治的な判断によって主体性というものはあるわけなんでしょう。
○中野鉄造君 そういう、絶対何が何でもやらなくちゃいけないという義務はない、かと言って、またそういうものを全部それに従うというようなことでもないと、やっぱりそれはこっちの判断でということだと、そのように私も理解いたします。  昨年の二月に衆議院の予算委員会で、当時の田中通産大臣...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、仮に今後政府が、米国のみにこの枠外として武器輸出、まあ技術提供というようなものを含めた武器輸出を認めることになれば、これはもう一大方針転換と言わざるを得ないのですが、そうなると、これまでの国是だとか、あるいは国会決議を無視するというようなことにこれはな...全文を見る
○中野鉄造君 六月サミットも目前に迫ってまいりますけれども、いま検討中と、それはいつごろ結論が出ますか。
○中野鉄造君 六月サミット前ですか、後ですか。それさえもわからないですか。
○中野鉄造君 検討中ということですけれども、先ほどから申し上げておりますように、事は重大な問題でございますので、結論が出たならばどのようになさいますか。
○中野鉄造君 次の問題に入ります前に外務大臣にちょっとお尋ねいたしますが、一昨日の新聞にもちょっと出ておりますが、日朝民間漁業協定の改定交渉のために朝鮮民主主義人民共和国の代表が入国ビザをとるに当たって非常に困難が生じているというようなことが出ておりますけれども、これどういうふう...全文を見る
○中野鉄造君 朝鮮民主主義人民共和国にいるいわゆる日本人妻の問題についてちょっとお聞かせいただきたいのですが、現在この日本人妻が、私の調査によりますと千八百二十八人いらっしゃるわけですが、これらの方々の在日家族の方々は非常にお互いに安否を気遣っておるわけですが、何せ国交がないばか...全文を見る
○中野鉄造君 総理、いかがですか。
○中野鉄造君 一昨年、つまり五十五年九月に自民党のAA研の方々が北朝鮮を訪問しまして金日成主席にこの問題を訴えたときに、金日成主席は日本人妻の訪日、つまり里帰りですね、里帰りと、日本にいるその家族の訪朝を歓迎する、事務的な問題は朝鮮労働党、対外文化連絡協会と連絡をとって話を進めて...全文を見る
○中野鉄造君 ひとつ人道的な立場に立って、本当に前向きた肉親の方々の身になって鋭意努力をしていただきたいことをお願いいたしまして、次の質問に移ります。  エネルギー関係、特に石油備蓄についてお尋ねいたしますが、エネルギー安全保障の観点から、石油代替のエネルギーの開発や、あるいは...全文を見る
○中野鉄造君 六十三年末まで、いまおっしゃったこの六カ所の備蓄基地が完成できますか。
○中野鉄造君 六十三年度までにこの備蓄が完成すると。しかし、それまでには相当莫大な資金がこれはつぎ込まれることになると思いますが、ところで私、ここで非常に問題であると思うのは、この石油備蓄基地が国定公園という大切な自然環境を破壊してまでここに、国定公園内に石油備蓄基地をつくろうと...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、原長官は現地においでになったことございますか。
○中野鉄造君 担当官は十分に行ったとしても、やっぱり国定公園の中に、言うなれば日本庭園の中に変な洋式の何かを建てようとするようなことなんですから、国定公園の中にタンク数が四十八基なんですよ。あの大きな備蓄のタンクが四十八基のものがにょきにょきと林立するわけなんです。どこからどう見...全文を見る
○中野鉄造君 もう一つ重大な疑問がありますのは、何がゆえにわざわざそういう国定公園にここにそういうことが、景観を損なうとかなんとかということもありましょうけれども、なぜ国定公園と名前がついているところにわざわざそういうものをつくろうとなさるのか、この点どうですか。
○中野鉄造君 じゃ、長官、聞きますけどね、通産省あたりから、あるいは石油公団または鹿児島県、そういったようなところからいろいろ話が煮詰まってきて、ここに石油備蓄基地をつくるということにいよいよなったときに、環境庁長官としてそれを許可されますか。
○中野鉄造君 まあ手続としては結局こういうことになると思うのです。鹿児島県が運輸省に埋め立て申請を行って、運輸大臣が環境庁長官と協議をする、こういうことになろうかと思うのですね。その段階で原長官はアセスメント資料を検討の上環境保全についてチェックする、こういうように言っておられま...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間がありませんから、もう一つお尋ねしますのは、この国定公園内の志布志プロジェクトについては、これは自然環境保全審議会の自然公園部会へこれは諮問をすべきだと思いますが、いかがですか。
○中野鉄造君 環境庁は、昭和五十三年志布志湾港湾改定計画策定のときに、こう言っているんです。これは新大隅開発計画とは別のもので、今後埋め立てについては一切認めない、こういうことでこれは許可をしたはずなんですね。それを今回破るというだけの何か正当な理由がありますか。
○中野鉄造君 そこで、じゃ最後に長官に確認の意味からお尋ねいたしますが、このたびの措置について、原長官はいまもおっしゃいました。はっきりと日南海岸国定公園の安楽川以南には景観を保つため、これ以上の手は加えさせないと、こういうように鹿児島県知事に伝えたということでありますけれども、...全文を見る
○中野鉄造君 もう県の管理下にあるとかなんとかということをおっしゃいますけれども、しょせん国定公園を守っていくのは環境庁長官あなたなんです。そのあなたがみずから国定公園を破壊しようというような、それに賛同されるなんということはもうもってのほかだと思うのですけれども、環境庁長官、ひ...全文を見る
○中野鉄造君 最後に総理、いまるる申し上げておりましたこの問題についていかがお考えですか。
○中野鉄造君 きょうは石油公団の総裁、お忙しいところをわざわざおいでいただきましてありがとうございました。公団総裁、いまいろいろと環境庁長官との間で論議してまいりましたけれども、いかがお考えでしょうか。
○中野鉄造君 とにかく先ほどからもう何回も申しておりますように、こういう国定公園の敷地内にそうしたものをつくる、あるいはつくったということになると、やはり国民の皆さん方も何かあるんだろう、何でそういうところにわざわざつくったのか、ほかに場所はなかったのか、何かその背後にあるんじゃ...全文を見る
○中野鉄造君 この件については、私も慎重にひとつ今後の成り行きを見守っていきたいと、このように申し上げて次の質問に移ります。  大規模林道建設についてお尋ねいたしますが――参考人の石油公団の総裁結構でございます。ありがとうございました。  森林開発公団が施行事業体となっており...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく、きわめて遅々として進んでいないというのが現況のようです。私の調べた範囲で申しましても、全体の工事計画が千六百六十五キロに対してわずかに工事施行になったのが二十九キロです。昨年一年かかって二十九キロです。いままでの累計で、その千六百六十五キロに対して百八十一...全文を見る
○中野鉄造君 見直す段階に入っているといま言われましたけれども、この事業費を見直すといたしますと、総事業費というものはどのくらいになりますか。
○中野鉄造君 この事業計画に対してかなりおくれているということは、これはお認めになっておりますけれども、大蔵大臣、これは大変なことであると思うのですが、簡単にこの事業を継続することに対して、これは法的に支障はないでしょうか。
○中野鉄造君 私の調べた数字によりますと、二キロメーター当たり三億一千八百七十六万円の経費がかかるわけなんですね。これがこういうようにまだこれから先長年にわたって続けていくということは、これはいかがかと思うのですけれども、一面、臨調あるいは政策労組等からも森林開発公団に対し廃止を...全文を見る
○中野鉄造君 これは四月の一日ですか、臨時行政調査会第四部会で検討されたその内容が新聞にありますけれども、いわゆるその中で、「特殊法人等の統廃合・合理化の方針」というものの中に、「公共事業(水資源開発公団、森林開発公団など十四法人)」というのがここに載っているわけなんです。ですか...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。  きょう、どうも時間の都合でせっかく通告しておりました省庁の皆さん方に質問できなかったことをおわびいたします。(拍手)
04月07日第96回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号
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○中野鉄造君 私は、去る三日の予算総括質疑の中で原長官に、先ほどから論議されておりますこの志布志湾の石油備蓄問題についてお尋ねいたしましたが、時間の都合であの際お尋ねできなかった諸点について、ここで再びお聞かせをいただきたいと思うわけです。  あの節も原長官からいろいろと御答弁...全文を見る
○中野鉄造君 私がお聞きしたいのは、要するに三月九日の閣議後の記者会見で長官は、代案によって県が環境アセスメントを実施することに対して検討に値すると言ったまでで、建設そのものを認めたわけではなく、そうした権限も環境庁にはないと、このようにおっしゃっていますね。それで、私がお聞きし...全文を見る
○中野鉄造君 それで、これからの手続としては、鹿児島県が今後運輸省にこの埋め立て申請を行うということになりますね。それから今度は運輸大臣が環境庁長官と協議する、これが進んでいくということになればこういう経過をたどっていくということになるのじゃないかと思いますが、その段階でまた長官...全文を見る
○中野鉄造君 それが先ほどから私言っているように、いままでの事例からすれば非常に環境庁としてはこういうようなことは少なかったので、そのアセスメントに着手してよろしいということは、長官はそうじゃないとおっしゃいますけれども、ゴーサインを出したというふうに受け取られる危険性があるとい...全文を見る
○中野鉄造君 これは、長官そうおっしゃいますけれども、県としてはつくりたくてしょうがないわけですから、そういうようなことでこういう地元の意向意向ということをよく前面に押し立ててこられている、それを長官はいまそのようにおっしゃいますけれども、必ずしもそうではないいろいろなそういう動...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、この自然環境保全審議会に十分な今後もまた諮問をされるわけですか。
○中野鉄造君 その諮問の対象になってはおらない、こうおっしゃいますけれども、この自然公園法第十二条に基づくおそれのある場合ということをこれは適用できると思うのですけれども、そのおそれのある場合というものが、長官のいまの御答弁では、おそれはないということなんでしょうか。
○中野鉄造君 去る三月四日に環境庁で開かれた自然環境保全審議会自然公園部会で委員の都留一橋大学名誉教授が席をけって退席された、このことについては、これはもう環境庁関係の審議会では本当に前代未聞のことであろうと思いますけれども、学者の良心としてそういう本当になし崩しにされていくその...全文を見る
○中野鉄造君 環境庁は、石油公団が昨年九月にこのFS調査結果を発表したときに、いろいろ当時の鯨岡長官のコメントを出しておりますが、その一つに、備蓄基地の立地について判断を示す必要が生じた場合には自然環境保全審議会の意見を徴するなど慎重な態度で臨むというようなコメントを発表している...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、沖合い三百メートルに出すようになっただとか、長方形のものを正方形みたいに形を変えただとか、そういうような修正案が出たということでそういうように非常に急変したということでしょうか。
○中野鉄造君 通産省見えていますか。——先ほどからいろいろお尋ねしておりますけれども、こういういやしくも国定公園内に何もつくらなくちゃいけないということじゃない。とにかくこういう石油備蓄というものは国家的にこれは必要であることは当然ですけれども、いままでの経過として、ほかにそうい...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、先ほどからお尋ねいたしておりますが、出島方式のそういう基地をつくるとした場合、再度お尋ねいたしますが、いろいろな潮流の関係だとかあるいは海底の地形の変化だとか、そういったようなことについてのまだ絶対大丈夫だというそういう確たる証拠は出てないのでしょう。
○中野鉄造君 それを私は先ほどから言っているのです。鹿児島県としてはつくりたくてしょうがないですから、それに不利になると言ったらおかしいでしょうけれども、いろいろな将来影響が出るというようなそういう結論を出すはずがないじゃないですか。だから、やはり第三者機関的な審議会に慎重にこれ...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
04月08日第96回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○中野鉄造君 私は、この労働行政の中で高齢者雇用対策と定年制の問題について、種々論議が尽くされたとは思いますけれども、私は私なりの角度からまたお尋ねいたしたいと思います。  御承知のように、景気の長期低迷とその回復への兆しが非常に見通しが暗い、こういう状況下において、雇用失業情...全文を見る
○中野鉄造君 御承知のように、かつてないような不況による倒産件数も毎月記録を更新するような状況にありますけれども、そうした倒産件数とこの失業者数というものは、これは比例していくと思いますけれども、こういう倒産による失業、こういう方々が、都市部と農村部に分けて、また再就職の率だとか...全文を見る
○中野鉄造君 農村部あたりではどうしても二兼農家という方々が非常に多いわけですけれども、労働省から発表されている失業者の数と、いわゆる二兼農家であるがゆえに失業はしたけれどもなかなか実態として表面に浮かび上がってこないというような、そこに幾らかの差があるんじゃないかと思いますが、...全文を見る
○中野鉄造君 特に今年度は、今年度に限ったことじゃございませんですけれども、この五十七年度公共事業の前倒しというようなことで、それがどういうような形になってくるかわかりませんが、特に農村部からのいわゆる出稼ぎ労働者、そういうような方々の今後の動向というような見通しはどうですか。
○中野鉄造君 労働省は五十七年度の重点施策として、冒頭申し上げましたように、六十歳定年の早期実現、六十歳代前半者の雇用保障、また高年齢者雇用率の達成と、こういったようなものを中心に今後個別指導を強化していくと、そうされておりますが、大体どういうような具体的な措置を講じられるおつも...全文を見る
○中野鉄造君 この件については、もうすでに四十八年に閣議決定が出されて、この第三次雇用対策基本計画の期間中、つまり五十二年までに六十歳定年を一般化する、そういう方針を打ち出されておりますけれども、今日までそれが実現しないで、なお五十数%の達成というような現況でございますが、こうし...全文を見る
○中野鉄造君 今後のそれを促進し、あるいは定着さしていくための一つの手段としていろいろな指導をなされるわけでしょうけれども、私一遍いろいろなお方とお話をしたときに、こういうような方法というか、なにもあるということも聞いたんですが、いまおっしゃったように、一つの隘路というのがその人...全文を見る
○中野鉄造君 前労働大臣は、もう何が何でも六十年までには達成さしてみせる、こういうふうに明言されておりますけれども、現況のいまおっしゃっているようなこの実態から見ると、六十年まで果たしてどうだろうか。ずいぶんと指導強化していかれるとは思いますけれども、大臣どうでしょうか、その辺の...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、初村労働大臣も前大臣同様に、決してただ六十年までの達成というものは努力目標じゃなくて、実現さしていくという、そういう御決意に変わりはない、こういうことですね。
○中野鉄造君 このいまおっしゃった労働大臣の要請書簡についてでございますが、その大臣の書簡に対して、行き過ぎだとか、あるいは不当な行政介入である、こういったような批判が出ているようですけれども、経営者側の代表の方々とのそうした話し合いの内容だとか、その後の経緯だとか、そういうこと...全文を見る
○中野鉄造君 その大臣の書簡に対する報告というのが五月十五日までということになっておりますけれども、どうでしょうか、こうした経営者側のいまの空気から察して、五月十五日までに果たしてどのくらいの報告が寄せられるかということは疑問に思うんですけれども、報告が来るあるいは来ない、いろい...全文を見る
○中野鉄造君 それで、その大臣書簡に対して反発をしている中堅企業あたりでは、いわゆる高齢者の雇用には定年制延長ばかりでなくて、あるいは定年後新しい労働条件で契約する再雇用制度だとか、あるいはまた嘱託制度、あるいは勤務延長制度だとか、そういう企業の実態に応じたさまざまな方策をわれわ...全文を見る
○中野鉄造君 しかしながら、そうは言っても、企業側としては、いまおっしゃるようなそういう要請というか、そういうようなものがなかなか受けとめがたいというのが実態じゃないかと思います。  かてて加えて、ますます今後の不況の長期化だとか、あるいは産業構造の変化など、その企業を取り巻く...全文を見る
○中野鉄造君 非常にくどいようですけれども、先ほども申しましたように、四十八年に閣議決定をされて、前労働大臣も本当に、それこそ何が何でもこれは達成さしてみせるというような、そういう意気込みで来られた。その間にはいろいろな適切な指導またその強化というようなことで臨まれたと思いますけ...全文を見る
○中野鉄造君 いまも申しますように、いままでだってずいぶんやってこられた。さらにそれをまた粘り強くやっていくという大臣の御決意ですから、それ以上のことは申しませんけれども、その大臣の御努力に私どもも大いに協力してまたその達成を祈りたいと思います。  それで同時に、この高齢者雇用...全文を見る
○中野鉄造君 そのためにはやっぱり保護雇用制度の導入、特に第三セクター方式による受け皿づくりが必要じゃないかと思いますが、岡山県に高原都市の問題等がありますけれども、そういう事例について具体的な施策があったらひとつお聞かせいただきたいと思います。
○中野鉄造君 では、今度はまたそこまでいくまでのいわゆる身障者各個人の適職だとか、あるいは適応能力だとか、そういったようなものを観察しながら、職業紹介体制のそうした飛躍的強化もこれは必要でありましょうし、医療から就業までに至るまでの一貫した総合的リハビリテーション施設の増設だとか...全文を見る
○中野鉄造君 労働省が事業主に対して身障者雇用率達成計画の作成を要請しておられますが、どういう方針によってこれは作成されておりますか、それが一点と、雇用率達成計画の規模別産業別のそういう提出状況がどうなっているか、わかればお聞かせいただきたいと思います。
○中野鉄造君 過日の社会労働委員会における予算の委嘱審査において、五十七年六月の身障者雇用状況調査結果によって著しく雇用率の達成がおくれている場合には、企業名や国、地方公共団体等の機関名を公表することもあり得るということが表明されましたけれども、もう一度これは確認の意味でお尋ねい...全文を見る
○中野鉄造君 受理された段階でいろいろ指導なさっていると思うんですが、そうじゃなくて、いろいろな勧告の例はありますか。
○中野鉄造君 いささか手ぬるいと申しましょうか、そういう感じがしないわけじゃないんですが、この雇用率の達成指導のためには、いま少し個別指導の強化が必要じゃないかと思いますが、定年延長と同じようにこれも大臣名の書簡を送付していくと、そういったようなお考えはございませんか。
○中野鉄造君 確かに大臣名の書簡というもの、それだけが最高のものであるとは思いませんけれども、やはり先ほどの高齢者の問題、そしてまたこの身障者の問題、この二つを比較するのはいかがかとは思いますけれども、身障者の場合の就業というものは、これはもう高齢者の場合よりもより深刻な問題では...全文を見る
○中野鉄造君 時間がありませんので、大臣にお尋ねいたしますが、いまおっしゃったようなことで労働省としては、もう今後は監視役として復帰するという意思はないのか。仮に復帰するとした場合に、その復帰に当たっての具体的な条件と申しましょうか、そういうようなものがあれば大臣御答弁をいただき...全文を見る
04月09日第96回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号
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○中野鉄造君 きょうは参考人の皆様、大変御苦労さまでございます。私もただいまの小平委員に引き続きまして数点、日本航空側にお尋ねしたいと思います。  先ほどの質問に関連いたしますけれども、副操縦士から機長に昇格する場合の業務上の必須課程と申しますか、そういうものは何かありますか。
○中野鉄造君 そうすると、その昇格認定の一つとして、たとえばそれまでずっと同乗しておった正規の機長の推薦と申しますか、そういうようなものも必要になってきますか。
○中野鉄造君 日本航空の場合、機長は管理職であって副操縦士はそうでないということをお聞きしたのですが、そうでしょうか。
○中野鉄造君 他社はどうですか。
○中野鉄造君 そういうようになっている大きな理由はどういうところにあるのですか。
○中野鉄造君 いまの社長のおっしゃること、一応わかるような気もいたしますけれども、一般の企業においては、いわば課長以上を管理職と言っておる。しかし、その課長の上には部長がおる、あるいは局長がおる、いずれも管理職という職務には違いないけれども、そこに管理職の中でもランクをつけておら...全文を見る
○中野鉄造君 そういたしますと、先ほど小平委員からも指摘があったようですが、そうした管理職の機長である、片方はそうでない副操縦士というような関係で、いまの御答弁によりますと今後もいかれると思いますけれども、今回の事故の遠因として、こうしたいわゆる業務管理システムの中での日常の人間...全文を見る
○中野鉄造君 もうそのことは本当にこれは軽視できない大事な問題じゃないかと思うんです。私どもが自分で車を運転しておっても、非常に精神的に不愉快なときはどうしても運転というものが粗雑になってみたり、あるいはミスを起こしてみたり、そういうようなことがありがちなわけなんですが、ましてや...全文を見る
○中野鉄造君 確かにそれは前の背もたれのところにありますね、カードは。だけれども、現実に余りなかなか読みはしないのじゃないかと思います。ですから私が言っているのは、どっちみちあの説明をされるわけですから、そういうときに、いま少しそういうものを注意を喚起する意味においてお読みくださ...全文を見る
○中野鉄造君 それと運輸省の方にお尋ねいたしますが、これは今回の事故に直接関係した事柄ではないわけですが、わが国のいわゆる航空三社と言われる会社間で、いい意味でのサービス合戦といいますか、悪く言えば過剰な競争意識があるようですが、これは企業である以上ある程度の競合というのはこれは...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、自動車事故関係についてお尋ねいたしますが、佐賀県におきまして、ことしの一月、払暁に警ら中の警察官が、折から暴走してきた二輸車を赤色灯を回転させて停止させようとして十数メートルはね飛ばされて、意識不明のまま約一カ月後に殉職したという痛ましい事故がありました。...全文を見る
○中野鉄造君 次に交通事故における救護システムについてお尋ねいたしますが、現行の救護システムの大略をお伺いしたい。
○中野鉄造君 これはちょっと古くなりますが、昨年の十月六日付の読売新聞の夕刊に「〃救急車治療〃認めればもっと命救える」と、救護システムの改善強化を求める報道が記載されておりましたけれども、いわゆるピンセットも使うことができない消防救急隊に初期救命処置を認めるよう、急患搬送態勢の転...全文を見る
○中野鉄造君 道路交通法七十二条には、交通事故があった場合、当該車両等の運転者その他乗務員は負傷者を救護しなければならないと、こうありますけれども、この救護という意味は具体的にどういうことをすることですか。
○中野鉄造君 WHO、つまり世界保健機構が昭和四十一年に発表した自動車事故の疫学的報告によりますと、自動車事故死の二〇%がもし速やかに応急手当てを受けていれば命が助かったと、こういうことが報告されておりますけれども、わが国の今日の交通事故による死亡者は、これはふえる一方でございま...全文を見る
○中野鉄造君 自動車メーカーであります本田自動車では、ファースト・エイドという独自の救急法の教育システムを五十四年から始めまして、医学博士の岡村先生のもとでこの講習をやっているようですが、現在約三万二千名の人たちがこの岡村先生の講習を受けてそれを習得した。そして、その三年間で百十...全文を見る
○中野鉄造君 そのほかにも、ある運送会社では救急法を研修したところ、ドライバーとしての自覚が深まって、それ以来事故が起こらないという二次的効果も出ているようですし、西ドイツやスイスでは運転免許取得の条件としてこれが入っているというようなこともありますし、ひとついまおっしゃったよう...全文を見る
○中野鉄造君 いまおっしゃったように余り不用意に素人が動かしちゃいけないということが徹底しているのか、そういうことをしたために自分に責任が転嫁されるというようなことになったら大変だから、さわらぬ神にたたりなしみたいなことで、救急車が来るまでじっと見守っておるというような、そういう...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間も迫ってまいりましたので、最後に車検制度についてお尋ねいたします。  車検制度の見直しに際しての定期点検のあり方が、現在非常に問題になっておりますけれども、この定期点検の罰則ということについては、臨調からもこれは反対の意が表明されておりますし、またユーザー...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりましたが、そうしますと、定期点検を実施しているか否かということは、たまたま何かのときにその車両の所有者あるいは運転者に聞く以外にその方法はないわけですね。
○中野鉄造君 最後に一つ。そうすると、そういう街頭検査だとかそういうようなときに遭遇しなかったならば、定期点検を二期、三期すっぽかしておっても別に何ともない、こういうことですね。
○中野鉄造君 終わります。
05月13日第96回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
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○中野鉄造君 午前中からの質疑で私の用意していた質問の大半が言い尽くされた感じがございますけれども、そういうわけで多少重複する点もあろうかと思いますが、御答弁をいただきたいと思います。  まず結論的なことからお尋ねいたしますが、今回のこの財形制度の一つの柱である持家取得を促進す...全文を見る
○中野鉄造君 今回のこの改正、数点ございますけれども、たとえば融資限度額の引き上げ。あるいは見方によっては、過度の持家取得促進策というようなことが、勤労者の返済能力あたりから見て、これはかえって生活水準の低下をもたらすような結果にもなるんじゃないかという感もしないわけではないので...全文を見る
○中野鉄造君 この勤労者の定義ということについてお尋ねいたしますが、いかがですか。
○中野鉄造君 そうすると、雇用関係のない勤労者は勤労者とは言わないと、こういう意味ですか。
○中野鉄造君 こういうようなことになりますと、たとえば雇用関係のない勤労者という方々、それは勤労者の定義という面から言えば、いまの御答弁から見ますと、それは勤労者には入らないということになるんじゃないかと思いますけれども、一般的に雇用関係がない勤労者といいますか、そういう方々にも...全文を見る
○中野鉄造君 ですから、いまおっしゃった家内工業に従事している人たちといえども、これは雇用関係にある、雇用関係が適用されるんじゃないかと思うんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 ですから、私がお尋ねしているのは、もちろんそういう事業主は入らないし、その事業主の家族の人たちがその事業に従事している場合は、それはもちろん入りませんけれども、そういう形ではなくて、世間にはそれこそ零細な企業、そういうところで、別に組合の組織があるでもなく何でもなく...全文を見る
○中野鉄造君 だから、私がお聞きしているのは、なるほどいまの現行法ではそれはどうしようもない。だから今後の問題として、そうしたいわゆる超零細というか、そういうところに働いている人たちのために道を開いてあげるというような構想はございませんかということをお聞きしているんです。
○中野鉄造君 そういう超零細の事業主のところに働いている人たち、必ずしも貯蓄ができないというものではありません。中には、一人か二人の従業員しかいない、しかしそれこそ家族同然に優遇されてかなりの貯蓄をやっている人だっているわけですから、あながちそうは言えないと思います。  私がお...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどもちょっと触れましたけれども、この持ち家の目的が達成されたけれども、それがどうかするとかえって生活水準の低下をもたらしたというような結果もあるのではないか。そういう点から二、三お尋ねいたします。  先ほどからいろいろ質問もあっておりましたように、現在、約五兆...全文を見る
○中野鉄造君 あるのはあるんですか。
○中野鉄造君 では、次にお尋ねしますが、大蔵省として、この貯蓄は勤労者が財形のために給与から天引きされて貯蓄している金額でありまして、勤労者が納得のいくような融資をする努力も必要ではないかと思いますが、この貯蓄に対して各金融機関にどのような行政指導をなされているのか、その点をお尋...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵省からのいまの御答弁でございますが、労働省としては、この金融方法をいま少し検討改善される余地があるんじゃないかと思いますが、いかがですか。
○中野鉄造君 今回、財形持家個人融資についての利子補給の導入等改善されたわけですけれども、今回のこの改善で勤労者の住宅建設が本当に促進するといいますか、そういうことになるとお考えですか。
○中野鉄造君 そうすると、大体七百万円程度の自己資金、こうなるということですけれども、仮に大部分を財形貯蓄で貯蓄をしたとして、二十歳から三十歳ぐらいでわりと楽に五百万円を仮に貯金するとすれば、どのくらいの期間がかかり、一年間にどれくらいずつ貯金すればいいということになりますか。
○中野鉄造君 そうしますと、現在加入者の平均貯蓄高はいまどのくらいですか。
○中野鉄造君 そうしますと、正直言って、平均五十万円として、その方々が持ち家を取得するというところまで、現在の加入者の何割ぐらいがその目的を達成されるとお考えになっておりますか。
○中野鉄造君 何割。
○中野鉄造君 先ほどからいろいろな頭金の問題もちょっと出ておりますが、現在五百万円とか七百万円、こういうようなことを言われておりますけれども、これはもう間もなく一説には、一千万円以上の頭金が必要になってくる時代が到来するということを言われておりますけれども、こういうことになるとい...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど御答弁もありましたように、融資を受けてから大体毎月十万円くらいの返済というお話がありましたけれども、これは一つのモデルであろうと思いますが、いずれにしても、現時点でも大変努力をしていかなければ、まず取得ということがむずかしい。ましてこれから住宅取得をしようとす...全文を見る
○中野鉄造君 労働省としては、今回のこの制度を改善、またいまも申しましたように、現在の土地価格の高騰にかんがみて、建設省に土地の地価抑制についての何か要望をされておりますか。
○中野鉄造君 この件につきましては、いまおっしゃるように一番大きなウエートを占めるわけですから、ひとつ前向きに御努力をいただきたいと思います。  ところで、従来の財形持家融資の活用状況ですけれども、多くが大手企業に利用されているのではないかと、こういう感じがいたします。この利用...全文を見る
○中野鉄造君 いまもおっしゃったように、中小企業の勤労者に対する転貸融資を中小企業で利用が進むようにするには、分譲融資の場合のように事業主団体の利用をもっと積極化したらどうかと、こう思うんです。たとえばそのための団体等の設立を進めるというようなこと、これはいろいろな問題が介在して...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、先ほど午前中の御答弁にもありましたけれども、今年度三万一千戸という目標を立てておられますが、従来のこの実積から見て、これは非常にむずかしい問題じゃないか。結果として、ただ単に努力目標として終わるんじゃないかというような危惧を持つわけですけれども、何を根拠に...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、今年度のこの利子補給が五千六百万円と聞いておりますけれども、これだけで先ほど申しました三万一千戸という中の財形に該当するこれに充当できますか。
○中野鉄造君 そうしますと、今年度はそうですけれども、来年度、参考までにお尋ねするわけですけれども、大体どの程度になるのか、それが一点。大蔵省はこの案に対してはどういう認識をお持ちであったか、その二点をお尋ねいたします。
○中野鉄造君 五十七年度三万一千戸の建設、その実現、これも私は非常にむずかしい面があると思いますが、それが今後さらに来年度はその約二倍になる。果たしてそういうことは可能でしょうか。
○中野鉄造君 もう時間がなくなりましたので、最後にお尋ねいたしますが、教育資金としての進学融資ですね、この財形貯蓄の中の進学融資というものが、いままでいろいろお尋ねいたしました持家取得ということを断念いたしまして、途中から目的変更ということで進学融資の方に切りかえる、そういうよう...全文を見る
05月14日第96回国会 参議院 本会議 第18号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和五十五年度決算について、鈴木総理並びに関係大臣に質問いたします。  まず、昭和五十五年度当初予算では、政府は、特例公債を含む大量の公債に依存した状況から脱却するため、歳出を厳しく見直し、公債発行...全文を見る
07月06日第96回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
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○中野鉄造君 私は、特に老人対策の中で痴呆性老人、そしてまた寝たきり老人の方々に対する対策をまず最初にお尋ねしたいと思います。  老人福祉法が制定されてもうすでに二十年の歳月が過ぎましたけれども、この二十年の間に社会環境というのは目まぐるしい移り変わりをしてまいりました。特に高...全文を見る
○中野鉄造君 この痴呆性老人の介護というのは、これは寝たきり老人とは違って、手足がわりかし自由に動く、また行動性があるというようなところから、本当に寝たきり老人とはまた違った深刻な悩みもあるようでございまして、たとえば夜中大きな声を張り上げるとか、夜どこともなしに出かけていくとか...全文を見る
○中野鉄造君 もちろん予防対策ということ、これはもう当然必要でございますけれども、それと相まって、先ほどから申しておりますように、相当な急速な出現の増加をもたらしている現況でありますので、こうした方々に対する対策がいかがですかということをお聞きしたいんです。
○中野鉄造君 この痴呆症の医学的定義というのはありますか。
○中野鉄造君 そうすると、これはもう治らないわけなんですね。
○中野鉄造君 そうすると、同じ痴呆症にも重度のと軽度のといろいろあると思いますけれども、先ほどからお答えになったように、全国的に見て推定約五十万、その中には重度、軽度いらっしゃると。しかし、たとえそれが半分にしても、三分の一にしても、相当なこれは数になるわけでございますが、先ほど...全文を見る
○中野鉄造君 だから、五十二年から行われておりますから、現在の時点ではどういうふうになっていますか。
○中野鉄造君 わずかに七百床なんですね。そうすると、あとの方々はその家族の方々が大変な御苦労をなさっているわけですけれども、ですからいま申し上げておりますように、そうしたたくさんの本当に言い知れない心身ともに御苦労なさっている方々に対して、何らかのひとつ手を差し伸べてやっていただ...全文を見る
○中野鉄造君 事のついでのようですけれども、先ほども申し上げましたように、かって精神病院に入院しておった人だとか、放置しておけばそうした犯罪行為もなしかねないというような人たちに対して、どういうようなお考えをお持ちですかと、それをお聞きしているんです。
○中野鉄造君 これはそういういわゆる精神異常者のみならず、先ほどから申しておりますように、こういう痴呆性老人の方々がどうかすると人格が喪失していると言ってもいいような方々でありますがゆえに、事の善悪というものがなかなか理解しがたい、あるいは妙な幻覚だとか、あるいは被害妄想みたいな...全文を見る
○中野鉄造君 半分に近い人たちは、どちらかと言えば、そういう脳疾患によるところの原因でそういうことになる、あとの方々は、どちらかと言えば、老化現象によるという、そういう抽象的なこともありましょうけれども、生きがいをなぐしたがゆえに、そういう面からそういうようなことになってくるとい...全文を見る
○中野鉄造君 きめ細かなサービスをやっているといま御答弁がありましたけれども、それだけのことを聞く限りにおいては、きめ細かなということも言えなくもないかと思いますけれども、いまおっしゃったように、それだけの寝たきり老人の数に対してわずか一万六千六百人の人たちがいろいろ御苦労をして...全文を見る
○中野鉄造君 この寝たきり老人と言われる人たちが、先ほど御答弁がありましたように、今日の数字はわかりましたけれども、今後の高齢化が進むに従ってかなり増加すると思われます。将来の増加人数をどういうように予想されておりますか。
○中野鉄造君 先ほどから申しておりますような痴呆性老人あるいは寝たきり老人、こういう方々を抱えている御家庭では、本当にお気の毒なことなんですけれども、そういう手のかかるお年寄りを抱えているということがゆえに、よけいな家庭不和だとかいろんな家庭問題が派生しているわけですけれども、そ...全文を見る
○中野鉄造君 こうした在宅寝たきり老人の場合、いまおっしゃったような家族の大変な苦労があるわけですけれども、国際的に見てまいりますと、最近は特にそういう方々に対しては公的機関でカバーしていっているという傾向が強いと思います。たとえて申しまして、家庭奉仕員の欧米諸外国の数というよう...全文を見る
○中野鉄造君 わが国は。
○中野鉄造君 それで、いろいろなサービスの内容というものもあるかと思いますが、たとえばこの間ある新聞で見ましたところでは、ある地方では、特にこの寝たきり老人も含めて独居老人の方方、こういうような方々に、ホームヘルパーというか、いろいろな訪問指導というか、そういうものの一環として給...全文を見る
○中野鉄造君 ヘルパーの人たちがその対象者のところに毎日行けますか。
○中野鉄造君 私も以前地方の議員をしておりました当時、そのヘルパーの人たちの御苦労というものをつぶさに見ておりまして、その実態というものを承知しているつもりですけれども、なかなかその計画のとおりにはいかないようでございまして、その点もひとつ十分これから考慮、検討して当たっていただ...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、厚生省が作成されております保健事業の概要及び実施計画案では、対象者を「四十歳以上の在宅のねたきり者及び健康診査等の結果、訪問指導が必要と認められる者」と、こうなっておりますけれども、その健康診査等の結果訪問指導が必要であると、こういう人たちはどういう人た...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、この実施計画では、訪問指導に従事する保健婦さんには、退職保健婦の雇い上げ三千人、この人数で対処すると述べておりますけれども、この三千人の方々はどういう形で雇用されるわけですか、その雇用形態は。
○中野鉄造君 それで、そういういわばパートですね、パートといったような形になるわけですか。
○中野鉄造君 そういうパートというような非常に責任があるようなないような、その身分の所在というものも、もし何か事故があったときにはどこが責任を持つのか、そういったようなこと、またそういうパートというような勤務形態で十分な事業の推進ができるかどうか。その点いかがでしょうか。
○中野鉄造君 そうすると、その訪問指導をされる内容というものはどういうことですか。
○中野鉄造君 先ほどお答えがありましたように、そういう方々は主治医、お医者さんとの連携、そういうようなことを密にしていくということですけれども、それといま一つは、先ほど私ちょっと触れましたように、地方の市町村ではこれまたホームヘルパーという人たちがいらっしゃるわけなんですが、そう...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろ調査結果によりますと、寝たきり者というよりも、特に寝たきり老人の場合ですが、寝たきり老人を介護する家族の人たちから見た場合に、その家族の方々の要望事項の順位をつけて言えば、いわゆるお医者さんの往診をまず第一番に希望する。それから二番目に医療費に関する問題です...全文を見る
○中野鉄造君 全国保健所長会の保健事業実施体制の調査報告によりますと、実施不可能とする市町村が二百十七市町、全体の八・五%、無記入を含むとこれは一五%、保健所では実施不可能とするところ一四・六%、無記入を含むと二四%と、四分の一にもこれは達しているわけですけれども、こういった報告...全文を見る
○中野鉄造君 この医療保険と福祉というものは、これはもう車の両輪みたいなもので、切っても切り離せない関係にあるわけですけれども、したがって、行政の面でもその接点のところが果たしてスムーズに連携をとり得るようにしていかなくちゃいけない。そういう組織づくりをする必要があると思いますけ...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ最後に大臣にお尋ねいたしますが、先ほどからずっとお聞きしてまいりましたけれども、ややもすれば総花的で、あれもやります、これもやりますと、しかし余り内容は伴わない、そうして急速な高齢化社会についていけないようなきわめて緩慢な対策のように思われて仕方ないんですけれど...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
07月08日第96回国会 参議院 運輸委員会、公害及び交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
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○中野鉄造君 午前中からいろいろと質疑が重ねられておりますが、私、重複を避けて少し具体的な面から御質問をいたしたいと思います。  まず初めに、昭和三十八年の車両法改正の審議の折に、定期点検についての罰則については、当該運輸省の見解ということでその答弁がなされておりますが、その際...全文を見る
○中野鉄造君 局長がどんなにそういうように説明されても、私はこの点はどうしてもこれは納得いきかねますが、それでは、第二臨調が今回のこの法案が出されたときに運輸省に対し遺憾の意を表明しております。それと時を同じくして呼応するような形で、各新聞の論調にも見られますように国民からの反発...全文を見る
○中野鉄造君 午前中からの答弁から一歩も出ないわけです。  それでは大臣にお尋ねいたしますが、この改正法案の目的というものは、交通事故防止と公害防止というこの二つの面を考えた場合に、どちらにウエートを置かれますか。
○中野鉄造君 定期点検の実施率を高めるということが一つの大きな眼目である。そして、さらにその使用者に対して公害防止に努めさせるという面からもこの定期点検の実施を励行さしていくということのようですけれども、しかし、仮にこの法案が通ったときに、先ほどからのいろいろな質疑の中でも感じま...全文を見る
○中野鉄造君 では少し具体的に、街頭検査の場合のことについてお尋ねいたしますが、定期点検記録簿というものを備えつけておかなくちゃいけない、これは義務づけられます。そうすると、この街頭検査の際に、定期点検を実施しているかどうかを調べるために検査官が記録簿の提示を求めたときに、ドライ...全文を見る
○中野鉄造君 それと、今度は検査官がその車をいろいろ調べるわけでしょうけれども、その定期点検簿を見せてもらえるもらえなかったにしても、その車の整備の可否を調べるわけでしょうけれども、果たして外観だけでわかりますか、しかも街頭で。
○中野鉄造君 過般の黒柳議員の質問に対する御答弁にもありました、あくまでもユーザーを信用する以外にないというような御答弁だったですけれども、いまもそのようなお話で、一番問題になる交通事故につながるような、人身事故にもつながるようなブレーキの遊びがあるとかないとか、あるいは特に最近...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、定期点検記録簿というものの備えつけが義務づけられておりますが、この記録簿は全車両に備える、こういうふうなことですが、この記録簿の内容、そしてその様式ですね、またその記録簿の大きさ、こういったようなものは全国統一なんですか。
○中野鉄造君 そうしますと、その記録簿というものはどこがつくるわけですか。そういう様式、記録簿というものですね。それと、この法案にもありますけれども、いろいろな定期点検整備の手引きというものも配布するとなっておりますが、その手引きだとか記録簿の様式、これはどこがつくるんですか。
○中野鉄造君 そうすると、くどいようですけれども新車のメーカー、そういうところがつくるということですね、新車の場合は。そうすると、中古車だとかそういったようなものの場合、それはどういうことになるんですか。
○中野鉄造君 この法案を施行するといたしまして、先ほど言ったようなそういう細かな費用もさることながら、いろいろな検査官の新規採用だとかあるいは補充だとか、そういったような点もあろうかと思うんですが、大体どのくらいの予算を見ておられますか。
○中野鉄造君 大臣は、先ほど私の質問に対して、交通安全、交通事故防止ということもさることながら、やはり公害に重きを置くといったような御答弁のように私は理解したわけですが、ではもう少し突っ込んで質問いたしますが、この定期点検は、車の所有者自身がやってもよろしいということはもう先ほど...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この改正案の五十七条には点検整備の内容にかかわる手引きを作成し、公表すると、こういうことがありますけれども、いま大臣も御答弁になりましたように、排気ガスが非常に、半年そして一年と年を経るごとに多くなるということは、それは一応常識的にはそういうこともあろうと思...全文を見る
○中野鉄造君 どちらかといえば御婦人は非常にメカに弱いわけなんですが、そういう女性ドライバーあたりにもわかりやすいようなそういう手引きというものが果たしてできるだろうか。しかもそれができたとして、果たしてそれが実施されるだろうかというところに私はきわめて疑問を抱くわけなんです。 ...全文を見る
○中野鉄造君 最後に一つ。  これはもうどういうふうに言われても、この中身について私はざる法としか言いようがない。それはそれとして大臣に最後に一つお尋ねいたしますが、こうした中にあって、どうしてもこの十万円の過料というこの制度は、これはもうもう一遍考え直すというお考えはないのか...全文を見る
08月05日第96回国会 参議院 社会労働委員会 第18号
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○中野鉄造君 今回の臨調の答申は、その基調に社会の安定ということを強調したものと言われておりますけれども、その一方では最近再び失業者の増加率が目立ってきております。今後この答申を踏まえていかに対処されるおつもりか、大臣の御見解をまずお尋ねいたします。
○中野鉄造君 これから順次手を打つということでございますが、先ほどからも質問があっておりました。私もそれに関連してちょっとまた大臣に再びその見解をお尋ねいたします。  今日の世界の経済の前途が非常に不安定な上、不穏な国際情勢も絡み、日本の経済の将来展望は、これはきわめて不透明な...全文を見る
○中野鉄造君 五十六年度の経済成長率が実質二・七%、政府の見通しを大幅に下回っております。失業者の問題も、景気後退、浮揚の兆しも見えない現状が今日まで続いておりまして、五十六年度の失業者の増加というものについても、先ほど大臣からのお話があっておりましたけれども、こういう実態に対し...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど大臣もお答えになりましたように、本当ならば三兆円くらいの大幅な公共事業が必要だということを言われました。果たしてそれがなるかならないかは今後の問題でしょうけれども、労働省の皆さん方が一生懸命失業者の減少に力を入れられる、それによって——これまた今後のことではあ...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、ちょっと今度は方向を変えますが、雇用問題を取り巻く環境というものは、最近いよいよ非常に厳しくなってきておりますが、特にこの厳しい現在の雇用状況の中で、来年卒業される学生の就職状況について、例年とは違って厳しい措置をとっておる企業の姿勢を見受けるわけですけれど...全文を見る
○中野鉄造君 去る三日、四日の二日間にわたって福岡で、全国高校定時制通信制教育振興大会というのが開催されておりまして、その席で、健全な定通教育、定時制、通信制ですね、定通教育を続けていくには、就職の確保が前提であるという、そういう認識に立って、勤労青少年福祉法で、何とか法的にこれ...全文を見る
○中野鉄造君 どうかひとつその点よろしくお願いいたします。  文部省の方ですが、この職業教育ということについて、先ほど昔のあれとはちょっと違って、生涯教育的な要素を帯びてきたというお話がございましたけれども、そういう傾向性はあるとしても、今後の方針といいましょうか、どういうふう...全文を見る
○中野鉄造君 文部省、結構です。  次に、再び失業問題に戻りますが、先ほどから大臣の非常に力強い御答弁をいただきまして、ひとつ初村大臣頼りにしていますよという、そういう気持ちを私も強くしたわけでございます。  ところで、この失業者の中に、主婦の方だとかパートの方あるいは保険の...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、それは前向きに今後検討していくと、こういうことですか。
○中野鉄造君 時間の都合がありますので、次は退職金のことについてお尋ねいたします。  こうした最近の長期化する不況の中で、企業倒産も徐々にふえつつあるし、また今後増加するんじゃないかということが懸念されますが、賃金不払事件だとかあるいは退職手当の不払い、こういったようなものがか...全文を見る
○中野鉄造君 いまおっしゃった立てかえ払いなんですが、これが退職金の場合、五十八万円の八〇%が限度、こういうように思いますけれども、今日のいろいろな物価高の時代で、退職者の方々にとっては、これだけの金額、ないよりましに決まっておりますけれども、これはもうとてもとても十分なんという...全文を見る
○中野鉄造君 それで、この立てかえ払いをして、これはまた支払ってもらう義務があるわけですけれども、それが支払えないというところでの焦げつき、そういうのは今日どのくらいありますか。
○中野鉄造君 五十六年四月から九月までの賃金不払い事件を業種別に見ますと、件数では、建設業が二千二百八十一件、全体の三一%、次いで製造業が千三百七十三件、一八・八%、こういうふうになっております。問題の大きな要因は、景気の低迷と先行き見通しの暗さというようなものが考えられますが、...全文を見る
○中野鉄造君 先般、労働大臣の私的調査機関であります賃金研究会から高齢化社会における退職金制度のあり方ということについての研究報告がなされておりますが、その中で私、特に関心を持っておりますのは、退職金制度の充実に関連する諸問題でありますが、特に次の諸点について労働省の御見解をお聞...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども触れましたけれども、この賃金の支払の確保等に関する法律によって、原資の保全措置が確実に講ぜられるように、これは保証保険制度の創設ということについてはどうお考えですか。
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、最後に一つだけお尋ねいたします。  これは年金制度ですから厚生省所管になるかとは思いますけれども、この研究報告の中でも最後に触れられておりますが、企業年金というものは、最近こうした不況の中で短期に職場をかえていく人たちが非常に続出しており...全文を見る
○中野鉄造君 これは大臣に報告が来ていると思いますがいかがですか。
○中野鉄造君 終わります。
08月11日第96回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○中野鉄造君 私は、去る七月二十三日の長崎市を中心としたあの大水害と、その後の付随的、後遺症的現況についてその対策をお尋ねいたします。  大体において、こうした風水害のたびごとに起こってくる諸問題は、その大小の相違こそあれ、毎回同じ被害形態の繰り返しでありまして、今回の災害につ...全文を見る
○中野鉄造君 面積。
○中野鉄造君 建設省所管国有財産取扱規則第三条の事務委任その他の条項にもこれはありますが、これは原則として、財産管理はいま御答弁がありましたように県が行う、機能面の管理については市町村がこれを行うということになっておりますが、具体的に申しますと、今日の長崎の場合を見ましても、もと...全文を見る
○中野鉄造君 そういういろいろな規制といいましょうか、規格というものがありましょうけれども、それに適用されなかった場合、それすれすれのような状態のところは結局適用されないということで、そういう不快な、不愉快な不衛生な思いをずっと続けていく以外にないわけなんですね。これは参考までに...全文を見る
○中野鉄造君 これはいまも申しますように、この排水溝というのは市民の生活にとってどうしてもなくちゃいけない存在でもあります。先ほども申しましたように、例を佐賀市にとりますと、数年前から三十五年計画でこの下水溝を合流式の下水溝に着手しておりますけれども、いまから三十五年間、こういう...全文を見る
○中野鉄造君 次に、災害時における早期対策、情報の早期収集という面で、はなはだ今回の長崎の場合、不手際があったのではないかと私思います。  それは、御承知のように二十三日夕刻から夜半にかけてのあの集中豪雨による大惨事となったわけでございますが、そのために二十三日の深夜からすでに...全文を見る
○中野鉄造君 まあ、そういう有視界飛行が非常に不可能な状態であったというわけなんですが、災害対策本部ないしは警察庁としては有視界飛行ではなくて、たとえば自衛隊あたりにこれの要請をすればそれはできたんじゃないかと思うんですが、その点いかがですか。
○中野鉄造君 長崎県警にあるヘリは小型ヘリですけれども、いまおっしゃったような、そういう無線機あたりを搭載したようなヘリがもしあったとすれば、そういうことはできたということですか。
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、最後に、この集中豪雨のとき最も活躍するのが気象庁のアメダスとレーダーファックスのデータでありますけれども、長崎の集中豪雨のとき、これらが十分働かなかったといろいろな新聞報道でも聞いておりますが、どうしてそういうことになったのか、その原因が何...全文を見る