中野鉄造

なかのてつぞう



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中野鉄造の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第98回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○中野鉄造君 私は、初めに国有林野事業について質問いたします。  まず、近年の国有林野業の損益の推移と累積赤字はどういうふうになっているか、お尋ねいたします。
○中野鉄造君 そこで、昭和五十三年に国有林野事業改善特別措置法というのが施行されましたけれども、果たしてこの改善期間後の昭和六十三年以降は、財政的なこうした特別措置法がなくなっても自立できるのかどうか。それといま一つは、七十二年度にはこの措置法の目的の一つであります収支の均衡を回...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、私はこの政府の対応いかんによっては、この既定方針どおり予定期間内にその目的を達成できるという確信を持っておりますけれども、そういう見地から、以下具体的に私の改革意見を提示いたしまして、要約して質問をしてみたいと思います。  それは、まずこの木材の流通、販売...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども御答弁がありましたけれども、第二臨調の最終答申によりますと、しょせんは立木販売を原則とすると、こういうことが答申されておりますが、しかし、先ほど私が意見を申しましたような、こういうことでも明らかなように、天然林材であろうと人工林材であろうと、青森ヒバや秋田の...全文を見る
○中野鉄造君 先がありますから林業関係についてはこれで終わりますが、最後に一点だけお尋ねいたします。  いまおっしゃったような国有林材の販売に当たっては、これが官業でありますところから、それなりのやはり制約は伴うと思います。しかし、他の国有財産の処理販売といったようなものと異な...全文を見る
○中野鉄造君 では、次に長崎県の南部総合開発事業について大臣にお尋ねをいたします。  私は、国営事業でありますこの長崎南部総合開発、これにつきまして、この事業が是であるとか非であったとか、そういうことは論じません。その是非よりも、突如として昨年の暮れに打ち切られたことによって起...全文を見る
○中野鉄造君 私は必ずしもそうじゃないと思います。まだまだいろいろなごたごたが地元で起こっておる、そのように理解しますが、私は再度大臣にお尋ねしますが、この南総事業が、これは高度成長期の遺物であった、あるいは投資効果の期待できない無定見な計画であったと、このように大臣申されており...全文を見る
○中野鉄造君 そこでお尋ねしますが、これはことしの一月十九日に、大臣は長崎県庁において四十分間にわたって記者会見をなさった。その記者会見のときにこういうことをおっしゃったということが新聞記事に載っております。一節読みますが、「記者会見は四十分間、農相の独演であったといってもよい。...全文を見る
○中野鉄造君 それで、やや似ているということですからそうだと思いますけれども、いまおっしゃるように、この事業は隣県、三県にこれは影響を及ぼす地域的な大事業なんですね。過去二十年間、その是非はおくとして、それこそ明けても暮れてもこの仕事に心血を注いできたたくさんの職員の方々もいらっ...全文を見る
○中野鉄造君 確かに大臣は長崎県のために悪いことはしていないと、こう胸を張られる。そうかもしれません。しかし、ただ大臣としてのその言葉に非常に私は不適当なところがあったんじゃないかと、新聞記事を読む限りにおいてはそう思います。と出しますのは、私は長崎県出身の大臣だと、政治家だと、...全文を見る
○中野鉄造君 まあ、言ったとか言わないとか、そういうことをいつまでやっていてもしようがないですから先にいきますが、じゃ、この要するに南総を打ち切った、そして新しく新事業を打ち上げられたわけですが、今度の新しい事業というのは継続事業ですか、それとも完全に南総とは切り離した新規の事業...全文を見る
○中野鉄造君 どうもよくわからないんですが、そうすると、内容的には継続だと、継続と同じみたいな性格を持っていると、そして実際は新規というような、何か離婚をして、今度は名前を変えて、装いを変えてまた一緒になったと、こういうような気がするんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 予算上では継続した事業と、こうなっておりますが、そうしますと、湾内漁業者が県と約束したあの三百二十二億八千万円の補償金というのは、これはどういうことになるんですか。
○中野鉄造君 そうすると、重ねてお聞きしますが、いままでの事業が縮小されたものであると、このように理解していいんですか。
○中野鉄造君 そうすると、どうも私、いまの御説明じゃすっきりしませんけれども、内容は一緒だと、そしてただ名前が今度は変わったと、しかし、その事業の面積というものがいささか縮小されたと、ただそれだけのことですね。
○中野鉄造君 そうすると、明確に新規事業ではないと、こういうことですか。
○中野鉄造君 だから、そこがおかしいんだな。そうしますと、農水大臣にお尋ねいたしますが、昨年の暮れ、この三百二十二億の補償問題でごたごたといろいろな話があったときに、大臣は、いままでのいろいろな経緯もある、そういうところで迷惑料として百億の金を出すと、こういうことをおっしゃいまし...全文を見る
○中野鉄造君 百億の迷惑料を支払うということを大臣はおっしゃったと聞いていますが、百億の迷惑料を払うということは一切言ってないと、このようにおっしゃいますか。
○中野鉄造君 その名称が迷惑料ということではなかったにしても、いずれにしてもその三分の一は百億だと、だから、百億はその名目はどういう名目でかわかりませんけれども、出すというようなことをおっしゃったんですね。
○中野鉄造君 そこで、漁民の人は大臣のその発言を非常に期待というか、やっぱりあれはまさか無責任放言ではないはずだと、何らかのさたがあるものとしていまでも待ってるんじゃないかと思いますが、どうなんですか、そこは。
○中野鉄造君 この三百二十二億の補償金を出すと、こういうことを県と漁業者がちゃんと契約を取り交わした。そしてまたその三百二十二億の金が支払われるまでのつなぎ融資として県は八億のお金を漁民に融資をしている。漁民はそのお金を借りたわけです。そしてその補償金が出た暁にはそれでもって返す...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、ここでもうはっきりお尋ねしますけれども、そうすると、今後海は残っているんだから、そして新しい事業をやるということになったと、前の事業は打ち切りを宣言したと、したがって、百億であろうが、三百億であろうが、一切そういったようなたぐいの金は出さないと、こういう...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、次に行きますが、この新しい事業の締め切り堤防の位置を三分の一ぐらいのところが適切ではないかと、こういうことを言われておりますが、それについて時間がありませんからかいつまんで四点まとめてお尋ねいたします。  この三分の一ぐらいの線では、単に現在の干潟の部分を干...全文を見る
○中野鉄造君 最後に大臣にひとつお尋ねいたしますが、早期着工ということについていま局長からもいろいろな説明がありましたけれども、いろいろな漁業、今度の新しい事業についても大なり小なりかなり漁業にやっぱり影響はあると思います。そういったようなこと等もこれあり、やっぱり早期着工といっ...全文を見る
○中野鉄造君 だから、これもしうまくいかなかったらまた打ち切りになりますか。
○中野鉄造君 これは、有明海全体のことについて最後にお尋ねいたしますが、もう有明海には御承知のように七十八本の河川が流れ込んでいるわけですが、この流域の人口が三百二十万、年間の生活排水が四億三千万トン、流される合成洗剤が年間一万九千トン、水田の農薬が二十万トン、こういうようなこと...全文を見る
○中野鉄造君 それは水質の面からだけ考えればそういうことも言えるかもしれませんけれど、私が申し上げているのは、いまのような野放しと申しましょうか、各県がばらばらのそういう開発計画がなされて、このままいけば有明海というものが、水質はとにかくとしていろいろの資源の、あるいは野鳥のそう...全文を見る
○中野鉄造君 では、次に住宅・都市整備公団に質問いたします。  まず最初に、公共事業の前倒しが言われておりますが、八〇%前後の前倒しとなれば当然また補正予算が考えられるわけですが、その中に財投の資金が必要になってきます。しかし、財投の資金となる郵貯あるいは厚生年金、この伸び率が...全文を見る
○中野鉄造君 次に、住宅・都市整備公団の事業の現況についてお尋ねいたしますが、今日現在の未入居住宅、それが幾らあるか、長期空き家がどのくらいあるか、保守管理住宅がどのくらいあるのか、また、長期保有土地は全国何個所にどのくらいの面積があるのか。
○中野鉄造君 そこで、いま関連の質疑が原田委員からありましたけれども、事ほどさように非常に公団の経営というものがずさんではないかという気がいたします。そこへもってきて、昨日、住宅・都市整備公団では家賃の値上げを建設大臣に申請をなされているわけですが、建設大臣はこれをどういうように...全文を見る
○中野鉄造君 だから、私が先ほどから申しておりますように、もっと、もう少し経営の合理化というか、そういうようなことを図って努力していけばこういうことはしなくてもいいと思うんですが、結局、家賃を払うのはいま住んでいる人たちなんですから、その住んでいる人たちが、何というか、泥をかぶる...全文を見る
○中野鉄造君 仮に民間であれば、アパート経営をする、マンション経営をする、こういうところにアパートを建てたらば、マンションを建てたならばどのぐらいの入居者があるかというようなことを慎重に計画する。また、事と次第によってはもう建設する前に入居者の予約をとるというくらいな手を打つわけ...全文を見る
○中野鉄造君 十二日の当予算委員会で中曽根総理は、規制や統制をできるだけ排除するとか、また、たとえば市街化調整区域を見直すとか、あるいは建築基準法を改正すると、こういうことを言われておりますけれども、これに対して建設省はどう具体的に取り組んでいきますか。
○中野鉄造君 では次に、わが国でシロアリ防除剤の主役であるクロルデンについてお尋ねいたします。  有機塩素系の殺虫剤でありますDDTやディルドリン等が使用禁止になってはや十年になりますけれども、その中で人畜に対して比較的低毒性で残効性が強いクロルデンが現在シロアリ防除の主役とし...全文を見る
○中野鉄造君 クロルデンは有機塩素系の化学物質でもありまして、シロアリ防除の処理方法にはこれは細心の注意を払っていくべきと思いますが、現在クロルデンを使う場合の行政指導はどういうふうになっていますか。労働省。
○中野鉄造君 このクロルデンは一つの問題がありまして、これ、早く言えば野放し状態なんですね。法律体系でいわば死角に入っている。ところが、三月一日の新聞にも大々的に発表されましたように、このクロルデンの環境汚染が広域に及んで、愛媛大学の立川教授の調査によれば、南極のアザラシにまで及...全文を見る
○中野鉄造君 私はここに、愛媛大学で調査されたシロアリ防除従事者の血液中のクロルデンの蓄積量とその関連化合物の含有量、あるいはシロアリ駆除をした家に住んでいる人の血液内の濃度あるいは一般の人たちの濃度、それを比較対照した分析資料をここに持っていますけれども、このように非常に汚染は...全文を見る
○中野鉄造君 クロルデンが薬事法で使用禁止になった。ところが、毒劇物や化審法の中にも入っていないとなると、薬事法で禁止した毒性、危険性の根拠がこれは非常に薄弱になってくるんじゃないかと思いますね。それで今後、仮にクロルデンの使用の適正化を図るということがなされるとしても、やはりそ...全文を見る
○中野鉄造君 このシロアリの被害状況は近年、九州、四国の南西地域から関東、東北に及んできておりますが、それにかんがみまして、一方では建築基準法や住宅金融公庫による木造建築物の融資の条件として、その住宅建築基準ではシロアリ駆除の処理というものが義務づけられておりますが、これは今後も...全文を見る
○中野鉄造君 シロアリ駆除業というのは、全くどこの規制も認可も必要としない、だれでもいまから始めようと思えば始められるというような、低資本でできる、そういう業態であるだけに、こうしたいろいろな事故も起こりやすいんじゃないかと思います。しかも、その質の多寡はあれ、いずれにしても、多...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、宮崎の延岡で起こった事故についてお聞かせいただきたいと思います。
○中野鉄造君 終わります。(拍手)
03月22日第98回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中野鉄造君 私は、庭田公述人にお尋ねいたします。  現在わが国の人口の約九%、一千七十万人が六十五歳以上のお年寄りである。いわゆる高齢化社会に世界平均の四倍の速さで進んでいるわけですけれども、高齢社会つまり人口の一四%を占めるようになるには、政府が言っているようなそういう遅い...全文を見る
○中野鉄造君 いまの先生のお話のように、私も全くそういう前途に不安な気持ちを持つ一人でございますが、それを裏づけるかのように最近民間生保、いわゆる生命保険ですね。その加入者の推移の資料をこの間いただきましたけれども、それこそ毎年倍々というような実態でふえ続けていっておるわけです。...全文を見る
03月24日第98回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○中野鉄造君 まず、大蔵省にお尋ねいたしますが、わが国の雇用情勢が今日横ばい状態とか、あるいはじわじわと悪化していると、そういう諸説があるわけですけれども、一方、今日欧米の先進諸国では、いまや賃金か雇用か二者択一の問題が現実の日程に上りつつあるわけですけれども、わが国においても、...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、五十八年度の実質経済成長率の予測を前年度に対して三・四%と言われておりますが、税収も三年連続で落ち込んでいる、こういうことが確実視されております中で、景気の浮揚、向上というものはこれはもう依然として望み薄という状況にあるわけでして、倒産件数も民間の調査機関...全文を見る
○中野鉄造君 それで、今後の見通しについていかがですか。
○中野鉄造君 お昼のニュースでは、大蔵大臣がまた今度公定歩合の引き下げというものを前向きに検討すると、そういうような報道がなされておりましたけれども、こういうことがまた今後の労働界、あるいは直接景気に影響してくるのは、もうきわめて近い将来ですか、まだまだ先のことですか。
○中野鉄造君 いずれにしても、早急に明るい見通しが立つというようなことは望めないと私も思います。そういう中で、当分の間こうした失業問題というようなこともよくて横ばいというようなことに落ちつくのじゃないかと思います。  この間総理府統計局で発表されました例の労働力調査でいろいろと...全文を見る
○中野鉄造君 重ねてお尋ねしますが、企画庁、いまの職を求めているということなんですが、その中には、たとえば現在ある一定の職についてはいる、だけれども、何といいましょうか、もっとよりよいところに勤めたいというようなところで、職を探すために職安あたりに行っている、そういったような者も...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、大蔵省お願いします……。
○中野鉄造君 大蔵省、いかがですか。
○中野鉄造君 労働省、お願いします。
○中野鉄造君 そこで、いろいろなこういう統計的な基礎の算出の方法で問題になってくるのが、やはり女性の労働者というようなことになろうかと思いますが、この場合、一家の主婦の方々がパートあたりに一回出られる、そしていろいろな家事の都合等でそれをおやめになる、それは失業になりますか。
○中野鉄造君 企画庁。
○中野鉄造君 その再就職の意思をお持ちであるかどうかということはどこで判定しますか。
○中野鉄造君 先ほど労働省から、今回の労働力調査についてはこれは総理府でやってこうだから云々という御答弁がありましたけれども、そこでお尋ねいたしますが、大臣、あの当時いろいろと先ほども申しましたように物議を醸したようでしたが、いまはすっきりとあの総理府の労働力調査に納得をされてい...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどお尋ねいたしましたように、パートの人たちのそういういろいろな状況があると思いますが、そういうことといい、また、失業者というものに対する明確な各省の一致した統一的な定義といったようなものも含めて、ひとつ今後協議を進めていただきたいと思うんです。  これ、ちょっ...全文を見る
○中野鉄造君 これは、短絡的な見方だろうと思いますが、新聞報道等によれば、大蔵省では、いまの状況が景気拡大期とよく似ている、そういったようなことで、言葉をかえると高失業率というのはいわば好況の兆しだといったようなふうにも聞こえるような報道がなされたわけですけれども、企画庁はそれに...全文を見る
○中野鉄造君 私が申し上げるまでもなく、労働省としてもこういった状況に対する総合対策というものは お考えになっているとは思いますが、ひとつ鋭意御検討をお願いしたいと思います。  次に、ME導入についてお伺いいたしますけれども、わが国では、世界全体の七割強という六万七千五百台近く...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間がなくなってしまいましたので、タクシー乗務員の件についてお尋ねしたかったんですが、ちょっとこれはもう時間がありませんので次の質問に行きます。  去る十九日の予算委員会の一般質疑で、私はシロアリ駆除剤として使われている有機塩素系のクロルデンの取り扱いについて...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しましたように、とにかくこれは九州あたりでは暴力団の資金源にもこれがなっているわけです。低資本でだれでもできるというところから、これをいろいろな人がやるわけなんです。そうして、まじめに働いているシロアリ駆除業者がいろいろな面で圧迫を受けるというようなことに...全文を見る
03月25日第98回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号
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○中野鉄造君 私は過ぐる十九日の予算委員会の一般質疑で環境庁長官に有明海の保全の問題についてお尋ねいたしましたが、あの節は時間の都合等もございまして私の質問を継続することがむずかしかったわけでして、その際長官からの御答弁は私必ずしも満足すべきものではなかったわけなんです。  経...全文を見る
○中野鉄造君 私もこの沿岸四県の知事さんあたりとよく接触しますけれども、知事さんお一人お一人はいままさに私が申し上げたようなそういうお気持ちを持っていらっしゃるわけなんです。だけれども、自分のところだけがいかにそのようにやってみたって、やっぱりそれぞれに相手があることですし、そう...全文を見る
○中野鉄造君 次に、これまた予算の一般質疑のときにちょっと触れましたけれども、これは昨日も社労でやりましてね、例のシロアリ駆除の薬剤であるクロルデンの件ですが、建設省お見えになっていますか。  先般もちょっと触れておりますように、建設省としては住宅金融公庫から融資を受ける場合の...全文を見る
○中野鉄造君 そういういろいろな行政指導ということがなされていくということは結構なことですけれども、現在、現実の問題としてこのシロアリ駆除業者が全国にどのくらいいるか、これは恐らく把握されていないと思うんです。これはもう私、とても把握できておりません。それはこの間も申しましたよう...全文を見る
○中野鉄造君 その業者自体もさることながら、それが三百六十五日毎日仕事があるということはございませんので、結局その作業をやる作業員というのは、ほとんどがどこからか雇ってきた臨時雇いの人であるとか学生のアルバイトであるだとか、そういったような人たちがやるわけなんですね。したがって、...全文を見る
○中野鉄造君 次の質問に入る前にちょっと建設省にもう一点だけお尋ねしますけれども、青森ヒバというのはシロアリに強いというお話を聞いたんですが、本当ですか。
○中野鉄造君 じゃ、次に移らしていただきます。  先ほどから同僚議員の小平委員からもいろいろ騒音問題についての質問があっておりましたけれども、従来の規制対象となっている特定工場だとか特定建設作業から発生する騒音、それ以外に規制対象外の苦情が最近きわめて多くなっているというふうに...全文を見る
○中野鉄造君 そうした時代の多様化によってどんどんその状況が変わってくるわけなんですけれども、こういうようになってくると、現在の規制対象の見直し、そういったようなものも必要になってくるんじゃないかと思うんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 じゃ、質問に入ります。  低周波公害についてでございますけれども、昭和四十五年前後からこのことは非常に問題になっておりまして、御承知のように現在奈良県の香芝町ですか、あそこで住民の方と道路公団の間で低周波公害で訴訟問題にまで発展しているわけですけれども、これがいま...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、そういう本当に決定的な物理的な要因というものがまだまだはっきりつかめないというようなことで、基準設定がなかなかおくれているということですけれども、そうすると当面の対策というものもまだ完全なものはされる見込みはちょっとないわけですね。
○中野鉄造君 また自動車騒音に戻りますが、昨年の十一月の「自動車交通騒音実態調査報告」を見ますと、この環境基準の達成率は一七%で、相も変わらず余り改善が進んでいるとは思えませんけれども、こういうことから見て単体規制の効果が余りあらわれているとは思いません。そこへもってきて自動車の...全文を見る
○中野鉄造君 一方、高速道路の沿線の住民の人たちに対しては、住宅の防音装置の補助、防音壁の設置、そういったようなものが完全とは言えないまでもそれなりのいろいろな補償制度がはっきりしておりますけれども、幹線道路の住民、その被害を受けている人は約六百万人というようなことが言われていま...全文を見る
○中野鉄造君 具体的に申しまして、沿道整備法による対策というものが国道四十三号線において初めて行われようとしておりますけれども、この制度で四十三号線の場合、どの程度のカバーができるとお考えになっておりますか。
○中野鉄造君 聞きようも悪かったかと思いますけれども、私どもも期待しているから果たしてどの程度かということをお尋ねしたんですけれども、相当のものが期待できますか。
○中野鉄造君 昨年十二月二十四日に、交通公害物流専門委員会と土地利用専門委員会が二年半の歳月をかけて報告をまとめられたわけですけれども、今月末までにこの答申が出されると聞いておりますが、この報告を受けて環境庁は現実に具体化させなければこれはもう画餅に帰するんじゃないかと思いますが...全文を見る
○中野鉄造君 この物流の対策として低公害走行ルートの整備というものが挙げられていますけれども、新設の道路をつくるということになるのか。また、輸送ルートはつくったが、それが逆に公害の吹きだまり化となってしまう、そして、新たな公害をつくるというようなことになりはしないか、こういうこと...全文を見る
○中野鉄造君 輸送ルートの動脈というのは高速道路になるわけですけれども、現在高速道路は環境基準と要請基準を超えているのが全体の八三・二%、都市高速に至っては九四・二%、こういうようになっていまや公害道路と化しているわけですけれども、これでは低公害ルートとは言いがたいんじゃないかと...全文を見る
○中野鉄造君 それが果たしてできるとお思いですか。
○中野鉄造君 行政が実態に追いつかない、結果的にはいろいろなそういう答申が出ても、それは後手後手に終わっているというような気がしてならないわけですけれども、これはもうますます今後深刻化していく問題でございますので、ひとつ積極的に取り組んでいただきたいと思います。  もう時間もご...全文を見る
○中野鉄造君 いまもお話がありましたように、健康に及ぼす影響ということについて北里大学の山科教授のラットを使っての実験では、これがじん肺症になるおそれがあるということも発表されておりますし、札幌では年平均十五・八トン、仙台では十三・九トンとかなりひどいわけでして、月別で見ますと最...全文を見る
○中野鉄造君 諸外国では、積雪寒冷地域でありながらスパイクタイヤの全面禁止だとか、あるいは使用期間の規制を行っておるというようなところがございますが、そういうところから見て、日本各地の気象条件を比較して日本での規制の可能性というものを北海道の土木試験所で検討した結果がございますけ...全文を見る
04月04日第98回国会 参議院 本会議 第10号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十八年度予算三案に対し反対の討論を行うものであります。  昨年の十一月二十六日に総理大臣に就任した中曽根首相の今日までの一連の言動と反平和政策は、残念ながら国民の不安をかき立てるものばかりであります。...全文を見る
04月12日第98回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○中野鉄造君 わが国の高齢化は諸外国の四倍の速さで進んでいると、こういうように言われておりますけれども、このまま進んでいきますと、高齢化から高齢社会に到達するのには、もう十二、三年後にはそういう時期が来てしまうんじゃないかと、こう思うわけですけれども、この高齢化に拍車をかけている...全文を見る
○中野鉄造君 私は、どんどん産むべきだと言うわけじゃないんですけれども、このままいけば本当にだんだん人口は減少していく。こういうことはやっぱり世界の歴史の上から見てもこれは好ましいことではない。こういう現況から見て将来展望を、これは一過的なものであると、こういうように思われるのか...全文を見る
○中野鉄造君 そういうことからというわけでもないでしょうけれどもわが国では依然としてピルの使用については規制がなされている。これについて、先ほどの食品添加物の規制の緩和ということもあっておりますけれども、それとこれとは別でしょうけれども、将来の方向としてはどういうようにお考えです...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、老健法についてお尋ねいたします。  老人保健法ができてからまだ日が浅いわけですけれども、先ほど午前中の質問でも出されておりました、去る三月にある新聞が社説で取り上げておりましたように方々の病院で老人が追い出されている。表向きは、単に家庭の事情による入院と...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この老健法の各種保健事業の中の健康診査についてお尋ねいたしますけれども、各市町村ではその体制は、これが施行されるまで五カ月というような短い期間でもありますし、そういったような準備期間等が短かったというようなこともありますし、ほとんどできていないのが現状じゃな...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、この健康診査に対する日本医師会の方針がこの前発表になっておりましたけれども、いわゆる市町村との契約は地区医師会との一括契約方式として、精密検査を医療機関で実施する場合、基準で認めている項目以外の検査が必要であるとする場合は、医療保険もしくは老健法による医療...全文を見る
○中野鉄造君 私がお聞きしたいのは、そういうようなことで、いまお答えになったように、決して、これが病人づくりの引き金になるようなことであってはいけない。そこで、この健康診査というものはやはり指導だとかあるいは相談が確実に機能する、フォローを前提としたものでなければいけない、こう思...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、フォローアップしていくというこの役割りの主役になるのがいわゆる保健婦さんですけれども、現在、この保健事業を進めていく上でどのくらいの保健婦さんを必要とし、いまどのくらい不足しておりますか。
○中野鉄造君 それと、これはもう小さな問題ですけれども、老人保健加入者必携という健康手帳、これがありますね。この手帳の内容について、いろいろ記入事項がありますけれども、この記入は、本人または家族が記入するということになっておりますが、記入するその内容がなかなか専門的なむずかしいこ...全文を見る
○中野鉄造君 現実には、保健婦さんの数も足りないし、かといってなかなかお医者さんも書きたがらないといったようなこと等々で、非常に計画というものはりっぱですけれども、当分はなかなかうまくはいかないんじゃないかというような懸念があるわけですけれども、ひとつこういう点については、せっか...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
04月19日第98回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
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○中野鉄造君 今年度は恩給等の支給額が据え置かれたことから、援護も、年金額の引き上げというものが行われない。給付金の関係の法律改正がそこでその柱となってまいりますが、この際、この問題に関連して若干お尋ねいたします。  現在、体系としては、戦没者等の妻に対するもの、それから戦没者...全文を見る
○中野鉄造君 現在の受給者は、それぞれ法律別にどのくらいの推計人数になっておりますか。  それと、その受給者の平均年齢はいかがですか。
○中野鉄造君 そうしますと、それぞれの制度の受給資格が法制定時よりおくれて発生し、継続された時点で受給資格が発生するようないわゆる後発の受給者についてどのような給付額で支給されておりますか。
○中野鉄造君 すなわち後発の受給者は、支給の時期はおくれているけれども、先発の受給者から支給を始める、こういうことなんですね。たとえば戦没者等の妻に対する給付金を例にとりますと、三十八年支給の二十万円を三十八年から四十八年の間に公務傷病等で死亡し、受給資格の発生した者に支給する、...全文を見る
○中野鉄造君 この受給者の先発者と後発者とこうあるわけですけれども、その後発受給者の平均年齢、そういったようなものを考え、またおくれて受給が始まる、そういうようなこと等から勘案しまして、この間の貨幣価値の低下、そういったようなことを考えますと、後発者にも先発者に支給されていると同...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、中国残留日本人孤児の問題に関連して若干お尋ねいたします。  まず、この問題に対する大臣の基本的認識、先ほどから数回お尋ねがあっておりましたけれども、過去三回の訪日調査を終えた現時点での大臣の所感、並びに今後の方策について、お聞かせいただきたいと思います。
○中野鉄造君 いま大臣の御答弁にありましたようなその意味からも、今回設立いたしました中国残留孤児援護基金の設立というものは非常に私ども喜ばしいものだと思っておりますが、この基金の概要についてお聞かせいただきたいと思います。
○中野鉄造君 やはりこの問題の焦点となるのは養父母等に対する扶養の問題であろうと思います。  そこで、いまおっしゃった半分は政府で持つ、あとの半分は基金でと、こういうことになりますが、具体的な扶養費の額については両国間の今後の協議によって決定されるということでありますが、現在ど...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、これはどういう形で支払われることになりますか。たとえば一時払いとかあるいは終身年金のような、そういう形になるものでしょうか。
○中野鉄造君 先ほどの援護基金では、十億円の寄附金を見込み、過去三回の訪日調査の際に国民の皆さん方から寄せられた義援金六千万円のほかに財界を初め国民各層に寄附を呼びかけると、こうしておりますけれども、所要の金額が集まる見通しといいましょうか、その時期はいつごろと見込んでおられます...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しましたように、この扶養費の半分は政府が援助する、こうなっておりますが、五十八年度ではこれを帰還手当等の流用によって賄うと、こうなっておるようですけれども、これで支障はないのか。  また、来年度以降は当然政府援助分として一般会計にこれは計上すべきではない...全文を見る
○中野鉄造君 予算に計上しますか。
○中野鉄造君 そこで、根本的に日本と中国との違いなんですが、中国では親の扶養というものが法律によって義務づけられている。そういうようなことから、核家族化が進んでいるわが国とは全く違った社会が構成されておるわけでして、したがって、その養父母は当然に老後の扶養を期待しておりますし、孫...全文を見る
○中野鉄造君 それに関連しましてちょっとお尋ねしますが、たとえば過去の肉親捜しで肉親であるということが確認されて、そして、その感激も新たに非常に劇的な対面をなさった。ところが、だんだん日ごとにその感激も薄れて、いよいよ現実の問題として肉親として自分の家族の戸籍にそれを迎え入れると...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、ちょっと確認の意味でお聞きしますけれども、肉親であるというようなことがついにわからなかった。けれども、当人が私はもともと日本人だと、だから今後日本の国籍に入りたい、こう言ったときにはそれは認めると、こういうことですか。
○中野鉄造君 終わります。
05月09日第98回国会 参議院 運輸委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号
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○中野鉄造君 きょうは、朝から目黒先生あるいは対馬先生、そしてただいまの梶原先生と、その道のベテランの大先生方からいろいろと格調高い質問が相次いでおりますが、私は今日国民の目から見た場合の国鉄、あるいは政府に対する素朴な疑問と申しましょうか、そういったような面から質問をしてみたい...全文を見る
○中野鉄造君 それで、国鉄が今日の赤字経営に転落したのが昭和三十九年だったと思いますが、そして再建計画が今日まで何回となく出されました。第一回目が、四十四年が最初だったと思いますが、過去五回ことごとく挫折、失敗をしてきた。今回がいわば六回目でございます。しかも、この六回目の経営改...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどの御答弁の中にも、貨物輸送の削減、こういったようなものを踏まえて将来は三十五万人体制に持っていくというようなお話があっておりましたけれども、率直に言って、三十五万人体制という、この三十五万という数字が出たその根拠というのは何でしょうか。
○中野鉄造君 労働大臣にお尋ねいたしますが、三十五万人体制に持っていくというこの目的に対して、労働省としてはこの問題に介入、指導をされるおつもりなのか。いかがですか。
○中野鉄造君 もう一度、また総裁にお尋ねいたしますが、三十五万人に持っていく人員の削減計画ということについては年次計画はあるようですけれども、それに伴う各年度ごとの損益勘定というものはいかがなっていますか。
○中野鉄造君 運輸大臣、いかがですか。私も、いまお聞きしまして、いま御答弁の中にもありましたように、全くそんな年度ごとの損益勘定が立たない、そういう長期計画あるだろうかと、どうしても納得ができないわけなんですけれども、大臣、いかがお考えですか。
○中野鉄造君 このことばかりいつまで言っても尽きませんので、次に参りますが、昨年九月二十四日閣議決定されました国鉄再建を図るための緊急対策十項目、これについてでありますが、本当は、こんなもの自体、民間の企業に言わしめれば、きわめてこれは常識的な事柄ばかりでありまして、これが閣議で...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、重点職場ということがありますが、重点職場とはどういう職場であって、どのくらいございますか。
○中野鉄造君 いまいろいろ申されましたように、その職場ごとにはいろいろな問題がある、そういうところがやはり数多いようですけれども、一方、新聞だとか週刊誌あたりによく目につくことなんですが、国鉄ではいわゆる管理職になる人が非常に少ない、管理職になりたがらない、こういったような傾向も...全文を見る
○中野鉄造君 いま御答弁の中にもありましたいわゆる現場協議制度、これについての抜本的改正への取り組みと現況、こういったようなものについてはいかがですか。
○中野鉄造君 ですから、そういう国労だとか全動労ですか、これについては十二月以降は無協約状態である、これはやっぱり変則だと思うのですけれども、このままいくんですか。
○中野鉄造君 そうすると、現協制度というのは、極端に言えばあってもなくてもいいと、そういうことにもなるんですか。
○中野鉄造君 次に、国鉄の打ち出されております十項目の中の合理化という問題についてお尋ねいたしますが、合理化ということは、民間の常識で言えば、仮に三人でやっていた仕事を二人でこなし、余った一人を他の職場で効率的に働いていただく、こういったようなことではないかと思いますが、国鉄では...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この十項目の中の設備投資、これもその中の一つですが、ひとつ具体的にお尋ねしたいと思いますが、たとえば例を挙げますと、五十六年十一月だったですかにオープンしました国鉄横浜駅というのは、これは全国でも最も合理化された駅である、こういうように私聞いておりますが、旧...全文を見る
○中野鉄造君 次に、これも一つの事例でございますが、東京の八重洲南口にSPという指定席券の自動販売機が三台あると私は聞きました。これが一台二億円の機械と聞いておりますが、実は私どういうものだろうと思って数日前に八重洲南口に見に行きました。ところが、どこにもこの機械は見当たらない。...全文を見る
○中野鉄造君 試行的にしてはかなり高い買い物じゃないかと思うんですが、いずれにしても結果的にはこういう無用の長物を購入されたのか、試行的だと言われてみればそれまでのことなんですけれども。巷間耳にするところでは、国鉄OBが天下った先の会社でこの機械を買ってくれ、こういう話があって買...全文を見る
○中野鉄造君 私が申し上げたいことは、事ほどさように経営者としての意識が非常に希薄ではないかということなんです。これが仮に民間の会社であるならば、いかに試行的だとはいっても、まず講入する前に徹底的にその費用対効果というものを試算するはずなんですけれども、そういったようなものはほと...全文を見る
○中野鉄造君 いまの御答弁については、過日の臨調の答申の日にも総裁談話という形で高木総裁は、経営形態の変更が再建の必須の条件とは考えていないので、これについては今後実績をもってこたえていきたい、こういう談話を発表されたように記憶しておりますけれども、しかし確かに経営形態の変更が再...全文を見る
○中野鉄造君 現在の体質というものと並行いたしまして、国鉄における労使の関係ということにはいろいろなこれまた見方がございますけれども、やはり最も問題といいますか、円滑な労使の障害となっているというのは、先ほどもちょっとこの問題に触れましたように、複数の組合があって、それぞれの主義...全文を見る
○中野鉄造君 その努力、決意というものはよく理解できますけれども、現実に、私は非常にこれはくどいようですけれども、七、八年一生懸命努力をされてきたにもかかわらず、今日のこういう状態が続いている、果たして今後できるのか。いかがですか。そこを聞きたいんです。
○中野鉄造君 もう時間もございませんので、次の問題に入りますが、まず年金の統合法案についてでございますが、今回大蔵省案として出されております年金統合法案はいわば将来の年金一元化への第一段階でありまして、たまたま国鉄の再建問題と絡んできているわけですが、過渡期とも言べきこの五カ年間...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、大蔵省にお尋ねいたしますが、この共済年金統合法案については、いま一つの懸案になっておりますいわゆる国鉄の民営分割のこの実現いかんでは大きくこの法案自体の意味も違ってくると思うんですけれども、大蔵省はこの臨調の提示した民営分割案というものをどういうようにお考え...全文を見る
○中野鉄造君 ですから、私が聞いておるのは、仮に民営分割になった場合にこの大蔵省案というものは非常に意味が違ってくるということになるのじゃないですかと、そこのところを聞いているんです。
○中野鉄造君 年金が現在のように分立しておりますと、国鉄と同じようにほかの共済年金の方もやがてその危機が到来するということはこれは明らかでありますけれども、そういう意味から見た場合に、今回のこの法案は公企体と国家公務員の官官格差をなくすという点では一元化への第一歩であるということ...全文を見る
○中野鉄造君 給付の面。
○中野鉄造君 そうしますと、今回のこの大蔵省案が実現すると、給付の面での官民格差はかなりこれは開いてくるということはお認めになるわけですね。
○中野鉄造君 共済年金の統合法案を策定された大蔵省として、この法律の実施が来年四月一日ということに予定されておりますが、他の関係省庁や組合との兼ね合いもあるわけですが、この実施時期に間に合う見通しがありますか。いかがですか。
○中野鉄造君 この法案についての運輸大臣と総裁のお考え方をお聞きしたいんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 いま総裁の御答弁にもありますように、この法案が通りますと、国鉄は現在よりも約二千億程度の上積みを余儀なくされる、こういうようなことになるわけでして、だからこそ監理委員会でもこの問題については鋭意論議が交わされて検討されると思いますが、しかし監理委員会における検討は検...全文を見る
○中野鉄造君 再度、大蔵省にお尋ねいたしますが、この法案が成立して統合化ができた場合に、他の共済組合からどのくらいの資金の拠出を見込んでおられますか。
○中野鉄造君 もう時間がございませんので、これが最後になりますが、先ほどからのこの年金問題への将来展望というものをお聞きしてみた上で感じますことは、年金改革の将来への具体的な構想と申しましょうか、それがいまひとつ不十分であるような気がしてなりません。やはりこの年金統合について最大...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
05月12日第98回国会 参議院 社会労働委員会 第11号
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○中野鉄造君 私の質問のために昼休みを返上しての時間でございますので、できるだけひとつはしょってお尋ねいたしますので、また、答弁も簡潔にお願いいたします。  労働大臣の所信に対する質問は先ほどから行われておりまして、重複する点もございますので、はしょってお尋ねいたしますが、労働...全文を見る
○中野鉄造君 かつての石油ショック時において、特定不況産業などでは大量の雇用調整が行われましたが、その後引き続き、本工はふやさないで臨時、社外工と、こういう人たちの増加の傾向にございまして、また、製造業から第三次産業へと労働需要が移行しておる、こういうのが現況ではないかと思います...全文を見る
○中野鉄造君 余り具体的な御答弁ではないような気がいたしますが、もう一つお尋ねいたしますけれども、「適切な経済運営により景気の着実な回復を図るとともに、」云々と、そして引き続き「雇用対策を積極的に推進し、雇用情勢の改善を図ってまいる所存であります。」というようなことを大臣は述べら...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、新経済計画だとか、あるいは第五次雇用対策基本計画ということについてはどういうふうになっていますか。  また、昨年十月に策定されました総合経済対策だとか景気対策、こういったようなものの実効と申しますか、そういう顕著なものがあればひとつ挙げていただきたい...全文を見る
○中野鉄造君 ただいま御答弁の中にMEの問題がちょっと出ましたけれども、このことについてひとつお尋ねいたします。  かつて、ことしの二月ごろだったですか、中立労連でもって、この加盟組合のうち二百七十七支部を対象に、このマイクロエレクトロニクス技術が雇用と労働に与える影響調査とい...全文を見る
○中野鉄造君 やはり、こうしたものの今後の普及というものは、これは時代の趨勢ですからもう当然だとは思いますけれども、それに対してやはり労働省としては、こうしたものの導入に対しては、やはり事業所で労使の事前協議というものが一番必要じゃないかと思いますが、その辺の指導についてはいかが...全文を見る
○中野鉄造君 この点については、事前協議というものを今後やはり強力に指導、推進されていくことを要望しておきます。  次に、今日、中小零細企業の中には、自転車操業的経営にきゅうきゅうとしておりますゆえに、不本意ながら、その気持ちはあっても退職金制度すら確立されていない、こういう事...全文を見る
○中野鉄造君 いまおっしゃるように、企業によってかなりの差があるようでして、退職金制度はあっても、二十年間勤めても退職金はわずか三百万そこそこといったような、そういう企業も多いようですね。  これは私、この一例をタクシー業に当ててみますと、タクシー業界の問題については過日NHK...全文を見る
○中野鉄造君 二十年勤めてこうですからね、まあないよりましと言えばそれは言えるかもしれませんけれども。  退職金もさることながら、物の見方の基準ですが、生活保護費と比較した場合に、一級地の場合ですけれども、そういったような生活保護家庭よりも低い、あるいはまた、たかだかそれと同等...全文を見る
○中野鉄造君 そういったような現状を認識した上で、今後こういう退職金——タクシー業界に限らずですけれども、せめて退職金の額の最低保障額、こういったようなものをやっぱり提示すべきじゃないかと思いますが、大臣、いかがですか。
○中野鉄造君 一つ例をタクシーにとったわけですけれども、タクシー以外でも、本当に一カ所に十年も二十年も勤めるという人たちほど実に律儀な、正直な人たちであろうと思われるわけですが、そういう人たちが報われるような退職金制度というものをひとつ確立していただきたいと思います。  次に、...全文を見る
○中野鉄造君 この問題についてはもう少し詳しく聞きたいんですけれども、もう時間もございませんので次に行きます。  この振動病などのこうした職業病と相まって、最近新しい職業性疾患というのが非常に目立ってきております。それがつまり化学物質によるものが少なくないわけですけれども、これ...全文を見る
○中野鉄造君 これについては、あのときも申しましたように、現在シロアリ駆除については何の認可も許可も要らない。いつでもだれでも始められるというような、そういう安易なことであるだけに、だれでも勝手にやるわけなんです。しかも、クロルデンというのはあれは本当はかなりの劇毒物なんですけれ...全文を見る
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、先ほどから申し上げておりますように、これはいろいろなそういう障害が出てきてからというのでは間に合いませんので、少なくとも常識的に言っていいはずはないわけですから、そこいらのいろいろな御指導をよろしくお願いしたいと思います。  最後に、はり、...全文を見る
○中野鉄造君 最後に要望しておきますけれども、いまおっしゃったように、きわめていかがかと思うような非常に悪い事例もあろうかと思いますが、実際そうじゃなくて、本当に困っている人たちもいらっしゃるわけですから、よく実情を把握していただいて、よろしく指導、御検討をお願いしたいと思います...全文を見る
05月13日第98回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第6号
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○中野鉄造君 車社会の多様化に伴いまして、先ほどから話題になっております運転代行会だとか、それから最近は交通反則金に関する保険業者の横行が新聞紙上をにぎわしております。私は個人的にはこの種の業態にはきわめて好ましくないことだと、こう思っておりますけれども、この業態の現況と、そして...全文を見る
○中野鉄造君 次に、交通事故による負傷者の救護についてお伺いいたしますが、以前当委員会でも若干この件について私お伺いしたことがございますが、交通事故を起こした場合、救急車が現場に到着する十分前後の間、現場にい合わせた人たちの適切な応急手当ての重要性が昨今非常に強調 されておりま...全文を見る
○中野鉄造君 ただいま御答弁がありましたように、現実には確かにそうだと思います。事故を起こした当事者としては動転してなすすべを知らないというのが現実じゃないかと思いますが、一方道交法の第七十二条には、事故を起こした当事者は負傷者の救護をするよう義務づけてあるわけですけれども、実際...全文を見る
○中野鉄造君 実際問題としていまおっしゃった程度のことをやるのが精いっぱいじゃないかと、こう思います。しかし一面、西ドイツあたりでは、このドライバーに対する救急の場合の救護法といったようなものを習得させるというようなことも非常に盛んになっているようですし、この点についてのひとつ前...全文を見る
○中野鉄造君 現在、救急隊員の行う応急処置というのは、昭和五十三年に基準が制定されて今日に至っておりますが、これは現場の対応として果たして十分なものであるかというふうに考えますが、たとえばその対応もさることながら、先ほどから申しておりますように、一刻も早く現場に救急隊の隊員なりそ...全文を見る
○中野鉄造君 私も清水谷の宿舎におりますけれども、それこそ夜あたり、救急車がマイクで、先の走っている車もう少しよけてください、そういったようなことを言いながら道をあけてもらうようにして急いでいるのを見ると、本当にあれが現場に到着するのはずいぶんかかるだろうな、大変だろうな、そうい...全文を見る
○中野鉄造君 交通安全対策基本法第三十四条には「国は、交通事故による負傷者に対する応急手当及び医療の充実を図るため、救急業務に関する体制の整備、救急医療施設の充実等必要な措置を講ずるものとする。」、こうあるわけですから、これがひとつ死文化しないように、先ほど言った二輪救急車のそう...全文を見る
○中野鉄造君 それと、救急告示医療機関についてお尋ねいたしますが、全体で人口十万に対して四・五と、こういうようになっておりますけれども、各県別に見ますとこれが非常にばらつきがある、こう思います。たとえば沖縄県で〇・六、山形、福島県で一・七と非常に少ないわけでございまして、反対に石...全文を見る
○中野鉄造君 次に、交通事故防止の重要な柱として交通教育が先ほどから当委員会でもいろいろ論議されておりますけれども、幼稚園から高校における交通教育の実施の現況というものについてお尋ねいたします。
○中野鉄造君 先ほども本岡委員の質問に対してきわめて抽象的な答弁があっておりましたけれども、どうもそういうことではなしに、もっともっとより具体的な、何か本当に幼稚園の園児であれば幼い子供が、あるいは中学生、高校生の人であれば間もなく暴走族に入るような適齢期にあるわけですから、その...全文を見る
○中野鉄造君 青少年の交通事故による死者の増加と相まって、特に最近老人の死者の増加が問題となっておりますが、急速に高齢化社会へ移行しつつあるわが国といたしましては、今後ますます老人と交通事故の問題ということが深刻になっていくのが予想されます。  そこで、この対策が急務になってま...全文を見る
○中野鉄造君 次に、老人が第一当事者の事故並びにそれによる死者というのもふえつつありますが、これも高齢化社会の一現象であるわけですけれども、これは交通弱者としての老人が反対にいまの交通システムでは加害者にもなりやすいことを示しているわけでして、こういう傾向に対して何か対策というも...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
08月04日第99回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 閉会後第1号
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○中野鉄造君 まず私、冒頭に大臣にお尋ねいたしますが、今回のこの問題は、通産行政、なかんずく石炭行政にいろいろな今後に対する反省と教訓を残した、こう思いますが、この教訓及びその反省について、大臣はどのようにお考えになりますか。
○中野鉄造君 まあ過ぎたことを言ってもいたし方ないことですが、今回の一連の動きを見ますときに、苦い決定をいたずらに避けてきたことがむしろ問題を大きくしたということが言えるんじゃないかと思うんです。振り返ってみますと、再開発が無理であるということは、ことしの春の石炭協会の報告ですで...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、今回のこの閉山によって、国内炭の出炭量が百五十万トン、これはもうできなくなった。こういうようなことで、従来から言われておる二千万トン体制に与える影響というものも出てくると思います。また一方、現在の鉄鋼業界のいろいろな冷え込み、石炭の需要の低下、こういう...全文を見る
○中野鉄造君 石炭の現状と将来とのバランスをいろいろ考えてみますと、とりようによってはこれ以上なお国民の血税をこれにつぎ込むということがいかがなものかというような考え方も出てくると思いますが、この点についてどうお考えですか。
○中野鉄造君 海外炭に比べて国内炭はその競争力においてとても問題ではない、こういうようなことを踏まえても将来にやはり期待を持つ、したがって二千万トン体制は堅持していく、こういうことですか。
○中野鉄造君 じゃ、次いきます。  もうすでにいろいろ前の方々からお話が出ましたけれども、現在残っていらっしゃる千人近くの方々の離職者の再雇用の問題がいまの重要課題でございますけれども、大半の方々が四十五歳以上の高齢の方々である。ただでさえもなかなかこういう方々の再就職というも...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどもお話がありました、現地に職業訓練所を開設してほしいというような要望もあるようですけれども、これは全般的な問題ですけれども、職業訓練所というのがいまでも全国にたくさんございますけれども、その実態を見まと、職業訓練所の教科内容というものがいまの時代に即応しない、...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、最後に一点だけお尋ねいたしますが、先ほど労務債のことについて質問があっておりました。私ちょっと聞き漏らしましたのですが、これの期限が九月末ということになっておりますけれども、この取り扱いについて具体的にひとつお答えいただきたいと思います。
10月07日第100回国会 参議院 本会議 第7号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま趣旨説明のありました国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑を行うものでございます。  まず、総理にお尋ねいたします。  第一...全文を見る