中野鉄造

なかのてつぞう



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中野鉄造の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第102回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○中野鉄造君 私は、ただいまのタックスヘーブンに関連いたしまして、今日、商社、企業等が外国で収益を上げ、外国で課税されたものはそれだけの額を我が国の課税額から控除されることになっている外国税額控除制度の現況についてお尋ねいたします。  まず初めに、昭和四十七年、五十七年、五十八...全文を見る
○中野鉄造君 今の答弁でもわかりますように、十年の間に約十倍増大しているわけですが、ちなみに五十八年度における日本の代表的九つの大商社を例に引いてみますと、その中でわずか二社だけ法人税の申告納付がありまして、ほかの七社は法人税がゼロでございます。これは制度がそのようになっているか...全文を見る
○中野鉄造君 確かに、今のお答えのように、五十八年度税制改正によってそうした多少の手直しが行われたわけですけれども、これまた五年間の繰り越しを認めているというようなことで即効的な効果は余り望むべくもないと思いますが、それではこの現行制度の乱用、悪用で過年度において摘発された不正件...全文を見る
○中野鉄造君 私は、この現行の制度そのものを否定するものではありませんが、しかし一方では、月ごとにそれこそ記録を更新するような中小零細企業がばたばた倒産していっている。その一方では、世界に冠たる大企業また総合商社が、やれ開発だ、やれ投資だと、それこそ世界のひのき舞台で豪華に振る舞...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
03月19日第102回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○中野鉄造君 私は初めに、通告の質問に入ります前に、極めて今日的な問題ではございますが、イラン・イラク戦争の状況についてお尋ねいたします。  本日の報道によりますと、現地の生々しい状況が詳しく報道されております。その中で現地日本人にも負傷者が出ているというようなことも言われてお...全文を見る
○中野鉄造君 今後の外交折衝にまつということでございますが、救援の時期というようなことについては今のところ皆目わかりませんか。
○中野鉄造君 では、初めに財政の問題についてお尋ねいたしますが、昭和六十年度予算の編成方針の冒頭に、「我が国経済の着実な発展と国民生活の安定・向上を図るためには、引き続き財政の改革を強力に推進し、その対応力の回復を図ることが緊要である。」と、こういうふうに述べられております。とこ...全文を見る
○中野鉄造君 それでは、いま少し具体的に申しますけれども、政府が毎年提示しています財政の中期展望を見ましても、ただ単に現在の制度や施策をもとに六十五年度に特別公債からの脱却を図ろうとすれば、六十一年にはこれだけ、そして六十二年にはこれだけ、六十三年にはこれだけと、こういった各年度...全文を見る
○中野鉄造君 今の大蔵大臣の御答弁の中で、ちょっとかいま見るような思いがいたしましたけれども、財政当局の気持ちの奥底には、六十一年度以降においては電電株の売却によるそういう収入によって、多少なりともそうした繰り越しになる負担の軽減といったようなものがあるんじゃないでしょうか。
○中野鉄造君 では歳出削減に絞って伺いますが、臨調第一次答申が五十六年七月に提示されまして以来、今日まで四回の本予算が編成されましたが、そこで臨調答申に基づいてどの程度予算が削減されたか、いろいろな見方があると思いますが、五十六年度以来財政の中期展望との比較でお尋ねいたします。中...全文を見る
○中野鉄造君 かなり歳出予定額を下回る歳出水準に抑制されていると思いますけれども、これを投資部門と経常部門に分割した場合の削減状況はいかがでしょうか。
○中野鉄造君 今の御答弁のように、問題は二つあると思うのですが、一つは歳出削減の中に公共事業等の投資部門がかなりの金額を占めているということじゃないかと思います。この投資部門の要調整額を毎年はるかに上回る削減をしている。これは投資部門を削り過ぎていることになるのではないかと思いま...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、これをさらに具体的に申しますと、例えば五十七年度の中期展望に比べて予算の一般歳出が一兆九千八百二十一億円削り込まれておりますけれども、そのうち行革関連特例法その他等で四千四百七十一億円の繰り延べがあっておりますけれども、こういったようなものは先ほどから申し上げ...全文を見る
○中野鉄造君 またちょっと問題を変えてまいりますと、中期展望で歳出として見込まれながら削減されたものに、行革関連法等による年金の国庫負担や住宅公庫の補助金繰り延べがあります。今大臣おっしゃったわけなんですが、この二つで幾らになりますか。
○中野鉄造君 この行革関連法は、申し上げるまでもなく本来五十九年度までの措置であったわけですけれども、六十年度も継続する予定、こうなっておりますね。これはいつまで削減措置を講ずるわけですか。もう本当にこの六十年度限りでしょうか。
○中野鉄造君 厚生大臣、この件についてはどういう御見解ですか。
○中野鉄造君 大蔵大臣、また重ねてお尋ねいたしますが、今のところはそうだ、しかし今後の協議のいかんによっては必ずしもそうはならない場合もあり得る、こういう含みの御答弁でしょうか。
○中野鉄造君 仮に六十一年度以降、今私がお話し申しておりますようにもとに戻るといたしますと、年金関係の財政歳出がふえるのは当然ですし、しかもこれまでの金利負担、そういったようなものも含めて支払うことになりますので、当該予算の歳出に対し国は逆に従来の繰り延べ措置で将来に大きな負担を...全文を見る
○中野鉄造君 論点を変えてさらに伺いますが、六十年度予算編成の段階ででも論議を呼びました高率補助金の一割カットの問題ですが、結果的に六十年度は地方への高率負担金の一割カットでどの程度削減したことになりますか。これは政令事項と法律事項に分けてお願いします。
○中野鉄造君 今の御答弁のように、生活保護等が含まれておる法律事項が圧倒的に圧縮が多いように見受けますけれども、これは先ほどからも論議しておりますように、六十年度単年度限りの措置である、こういうことをもう一つ確認したいと思います。
○中野鉄造君 自治大臣は、このことはどのようにとらえておりますか。
○中野鉄造君 先ほどから大蔵大臣いろいろと御答弁をいただきましたけれども、とにかくこれらが六十年度限りで翌年度はそのままもとに戻る、こういうことになりますと、正確な数字、金額は別といたしまして、六十一年度この高率補助金に関する限り五千五百億円程度の歳出増になる、そのように私理解い...全文を見る
○中野鉄造君 今まで指摘してまいりましたこの行革関連法の年金国庫負担と住宅公団の補給金、それに高率補助金の一括削減分を合計しますと九千八百三十七億円でございます。前に述べました財政の中期展望と比較して、削減された一兆六千九百四十六億円のうち、この約六割に相当するものが単年度だけの...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵大臣御みずからおっしゃっていますように、なかなか苦しい答弁のように私もお見受けいたします。  次に、本予算審議の中で、これはもう大きな焦点の一つになりました大型間接税の導入問題が取り上げられてまいりました。私はこの問題が、総理が強調しておられる戦後政治の一環と...全文を見る
○中野鉄造君 話はぐんと変わりますけれども、私、昨年の二月二十三日の本委員会の総括審議におきまして、国債の累増がもたらす意図せざる財政構造の変化について指摘いたしまして、大蔵大臣もこれをお認めになりました。すなわち所得再分配の役割を果たすべき財政が今や中小零細企業者あるいはサラリ...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、経企庁の階層帰属意識調査によりますと、八一・九%が中流意識を持っているということが明らかにされておりまして、ところが最近になって、そうした中流意識を意識している人たちの中にも生活にゆとりのある人と、また片や非常にやりくりに苦労している人ということが徐々に意識...全文を見る
○中野鉄造君 今大蔵大臣おっしゃったように、この中流意識にそうした変化が起こってきているということを分析した本がいわゆるベストセラーになって流行語になったわけですけれども、こういう中流を自認してきた国民の圧倒的大多数の人人の中にこうした日常生活の上で近年二極分化が起こっているとい...全文を見る
○中野鉄造君 経企庁長官はさほど隔たりが多くはないということをおっしゃいましたけれども、私調査したところでは、この第一・四分位、いわゆる低所得者層と逆に第四・四分位、高所得者層と、この両者はさほどその所得の伸びが変わりませんけれども、その中間である第二、第三が非常に以前とは変化し...全文を見る
○中野鉄造君 次に、大蔵大臣にお伺いいたしますが、過日の本委員会の集中審議において大臣は、アメリカの税制改革の中での税率平準化の問題に対しまして、非常にドラスチックな提言としながらも、極めて深い興味を持っている旨の御発言がございました。一方、我が国では五十九年度に所得税の最高税率...全文を見る
○中野鉄造君 私の質問に明確にお答えいただい ていないのですが、いわゆるさらにこれを引き下げる考えがあるかないかどうか。それと、もう一つは現行のこの十五段階を今後維持されるのかどうかということをお尋ねしたいのです。
○中野鉄造君 私よく耳にすることですが、現行の最高税率七〇%が高過ぎるというようなことをときどき聞きますけれども、この七〇%の最高税率適用者、どのくらいいらっしゃいますか。
○中野鉄造君 では次に、五十九年度の経済見通しのうち消費支出の伸びが、当初四・一%であったのが、経企庁の改定で御承知のように三・六%に下方修正になりました。そして、実績見込みでは結局三・一と再度の下方修正を行ったわけですけれども、五十九年度は八千七百億円の所得減税を行ったにもかか...全文を見る
○中野鉄造君 私、我が国の財政のあるべき機能の回復がほとんど今や麻痺しているという現状をお話しするためにいろいろな角度から申し上げてきましたけれども、すなわちこうした所得の再分配の機能が逆進しつつあるということ、それともう一つは、資源の適正配分でも、公共事業等がもう五十五年度以来...全文を見る
○中野鉄造君 総理、お願いします。
○中野鉄造君 では次に、財政の弾力的運用が幾らかありますけれども、まず第一に私は政府保証債務の弾力限度についてお尋ねいたします。  一般会計予算総則に公庫、公団、事業団等の政府保証債弾力限度額が規定されておりますが、この昭和六十年度の場合、これが総額一兆七千五百二十四億円になっ...全文を見る
○中野鉄造君 五十六年度以降、政府保証の弾力限度総額と発動総額をお願いいたします。
○中野鉄造君 かなりの差があると見受けますけれども、総枠だけの比較では議論がありますので、個別の機関の限度額と発動額を比較してみたいと思いますが、五十六年度以降、限度額に近い政府保証の発動をした機関、それを年度別にお願いいたします。
○中野鉄造君 この本四連絡橋公団の場合は、これはもうほとんど例外じゃないかと思いますが、過去十年間に政府保証の弾力化措置というものがこれはほとんど発動していない。いわばこの十年間、惰性で毎年毎年このように出されてきているというふうに思いますが、いかがですか。
○中野鉄造君 一〇〇%発動している機関を強調されておりますけれども、総体的に見まして、何といってもこれは実績が物語っているわけでして、一年や二年であるならばとにかく、もう三年も五年も引き続き一回の発動もしないと、そういう機関が相当数あるわけなんです。この際、やはりこの十年間にわた...全文を見る
○中野鉄造君 この問題につきましてはこればかりではございませんで、同様のことがほかの弾力措置数点にもこれは言えるわけでございます。  きょうは時間がございませんので詳しくは申し述べませんけれども、例えば災害等を勘案して設置された使途未定国庫債務負担行為の発動状況、これなんかにつ...全文を見る
○中野鉄造君 今のお答えは特に一般会計に関しての強調をされたような気がいたしますが、特に先ほど私申し上げましたように、八つの特別会計に関する限り、再度申し上げますけれども十年間にたった一回きりですよ。こういうものを今後もこのままにしておくのかと、こういうことなんです。そういったよ...全文を見る
○中野鉄造君 時間がありますといま少しこれ詰めてみたいと思いますが、同様のことですが、資金運用部資金についても言えるのじゃないかと思いますが、運用対象機関に対する五〇%増額運用ということが言われております。しかも、昭和六十年度はこうして原資の郵貯等が窮屈になっているのにもかかわら...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵大臣、最後にお尋ねいたしますが、六十一年度はこれは見直しますか。
○中野鉄造君 厚生大臣にお尋ねいたしますが、中国残留孤児の血液鑑定に関する厚生大臣の発言についてお尋ねいたします。  大臣は、中国残留孤児の日本人肉親の血液鑑定に関しては自己負担をするのが筋である、こういったお答えをなさっておりますが、その真意をお尋ねいたします。
○中野鉄造君 中国孤児の方々について、決して肉親が中国に自分の子供を好きこのんで置き去りにしてきたといったようなことはあり得ないと私は思いますし、そうであるならば、肉親の血液鑑定の費用については日本国政府として責任を持ってこれを負担するというのは当然ではなかろうかと思いますが、厚...全文を見る
○中野鉄造君 総理、中国残留孤児は戦争の犠牲者である、こういう親子離れ離れの最悪の状況をつくり出したことを強く感じて、これから血液鑑定もさることながら、いろいろな面で日本国としての対応を考えていかなくちゃいけないと思うのですが、いかがでしょうか。
○中野鉄造君 中国残留孤児と肉親の対面のために日本に来られる方々の旅費、宿泊にかかわる費用は、これはこれからも全面負担する、こういうことについてはいかがでしょうか。
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、最後の質問になりますが、経済安全保障の立場から、レアメタル資源対策にかかわる問題を一、二質問いたします。  このレアメタルの生産、我が国の海外依存状況、そういったようなことについて質問いたしますが、いかがになっていますか。
○中野鉄造君 これはもう五年ほど前になりますが、西ドイツのシュミット首相が、ボン報告という報告を出させまして、その結果の中にありますけれども、クロム、マンガン等わずか五種類の鉱物資源が突然ストップしただけで西ドイツでほぼ二千万人の雇用が奪われる、あるいはクロムの年間輸入量が三〇%...全文を見る
○中野鉄造君 現在七品目について絞られている備蓄品目に今後追加する御予定はありますか。
○中野鉄造君 ともあれ、七〇年代というのは世界経済が中東の石油に振り回されてまいりましたけれども、八〇年代後半から二十一世紀にかけて、これにレアメタルが加わるということは極めて強いと思います。しかしながら、このレアメタル対策はまだ緒についたばかりで、今御答弁にもありましたような状...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。(拍手)
03月26日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
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○中野鉄造君 本日は大臣の所信に対する質疑でございますが、その中で、私は大臣の血液事業をめぐる諸問題についてお尋ねいたしたいと思いますが、それに先立って、極めて今日的な問題でこれに関することでございますが、現在我が国でのAIDS患者の第一号が発生したとこの間報道されたばかりでござ...全文を見る
○中野鉄造君 このAIDS患者第一号が発生したという新聞報道がありましたこの時点では、AIDS調査検討委員会、この委員会に対する例の安部論文というものについて、いろいろな詳細な報告が間に合わなかったということになっておりますが、この委員会にデータを提出してほしいという要求に対して...全文を見る
○中野鉄造君 特に、このAIDSの恐怖というものに一番さらされている人たちが例の血友病患者の方々だと思いますが、現在血友病患者は我が国に五千四百人ぐらいいらっしゃる。しかもこの方々は、もう年じゅう血液製剤を使用しなくちゃいけない、こういう方々なんですが、その血液製剤なるものの八〇...全文を見る
○中野鉄造君 これもこの間の新聞報道に出ておりましたけれども、血漿のほとんどをアメリカに依存している我が国の実情からして、AIDS患者が我が国にいつ発生しても決して不思議ではないと、こういうような記事が出されております。しかも、そのアメリカにおける採血の実態というものを私ほかの読...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この血漿分画製剤の供給量についてお尋ねしますけれども、これ、国内製造と製品輸入とを合わせた数値だと思いますが、それぞれこれを分けてひとつ教えていただきたいんですが。
○中野鉄造君 先ほどもお答えがありましたいわゆる二十八回総会、つまり世界保健機構の二十八回総会において、血液及び血液製剤に関する勧告というものが出されたわけなんですが、先ほどの御答弁ではちょっと余りぴんときませんけれども、その詳しい内容はどんなですか、説明していただきたい。
○中野鉄造君 先ほどからいろいろお話ししておりますように、我が国としては、アメリカからそういう非常な危険な血液を輸入しておる。しかもその点アメリカは、AIDSの点ではいわばAIDS先進国みたいな国ですが、そういうところから血液を大量に輸入しておって、しかも我が国には、その血液を年...全文を見る
○中野鉄造君 このAIDSをこれ以上日本に持ち込まないというような決め手になるような対策をひとつ早く立てていただきたいと思うんですが、今のお答えのようなことでは本当に何か不安で仕方がないわけなんです。  まあそれはそれといたしまして、ただいまお答えいただきました、献血は順調に躍...全文を見る
○中野鉄造君 極めてオーソドックスな、常態に対するような御答弁でありましたけれども、実態はなかなかそうじゃないんですよ。現場でのいろいろなそういうどろどろしたお話は幾らも私も知っております。  まあそれはそれとして、いずれにしても先ほど申しましたように、目標の三分の一にも満たな...全文を見る
○中野鉄造君 私がお聞きしたいのは、検討委員会だけに責任をおっかぶせるようなそういうようなことではなしに、ひとつここで、その献血の体制というものを制度的にいろいろ見直していくべきときに来ているんじゃないのかということを大臣にお尋ねしているわけなんです。  それとやはり、今も大臣...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりますが、私は時間の都合でこれでもう質問を終わりにいたしたいと思いますが、先ほど冒頭にお尋ねいたしましたように、その検討委員会での論文の内容についての詳細な報告がまだ来ていないということでしたが、その報告が来次第ひとつ私にも文書でお知らせいただきたいと思いま...全文を見る
○中野鉄造君 以上で終わります。
○中野鉄造君 私は、まず大蔵省にお尋ねいたしますが、財政当局の中期財政展望や今後の税制改正と絡んで、国民の租税負担率がいろいろ問題になっておるところでございますが、この国民経済的に見た国民の負担を考える際には、当然ながら社会保障負担をあわせて考えなければいけないと思いますが、その...全文を見る
○中野鉄造君 中長期に見て、今後この社会保障負担はどのように推移していくと予想されていますか。
○中野鉄造君 この国民の一人当たりの年間の所得と物価の上昇、それと先ほどから申しております社会保障あるいは税負担、そういったようなものをあわせ考えるときに、少なくともこれから十年先あるいは十五年先、どのような試算をされておりますか。大蔵省わかりますか。厚生省も。
○中野鉄造君 先ほど来、いろいろこの保険料の負担をめぐって、免除者の問題とかそういったようなことが論議されておりましたけれども、私も全く同感でございまして、もう本当に年金を掛けていきたくとも掛けられないというような人たち、滞納するなんという、そういう人たちがこれからたくさん出てく...全文を見る
○中野鉄造君 私が危惧するのは、そういうようにこれから先どんどんこれが実施された場合には、かなりの負担であるために滞納者というか、そういう人たちが出てくるんじゃないかと思うわけです。  それといま一つは、過日の地方公聴会で私お尋ねいたしたわけでございますが、この国民年金について...全文を見る
○中野鉄造君 非常に端的なお尋ねですが、少なくともこの国民年金について、どういうところがどういうように改正されて、今後どのようになっていくかということを、特にこれから先の、サラリーマンの妻だとか、そういったような方々も含めて、まあこういうことをお尋ねするのはどうかと思うんですが、...全文を見る
○中野鉄造君 厚生省のお役所の方々の奥様方に聞いていただけばいかがかと思うんですけれども、これはかなり疑わしいと思いますよ。どのくらい御存じなのか。
○中野鉄造君 そこで、ちょっと大蔵省にお尋ねいたしますが、近年の個人年金保険の年度別の新規契約状況をお知らせいただきたいと思うんです。過去五年間ぐらいで結構です。
○中野鉄造君 私調査したところによりますと、この過去五年間にかなり新規契約はふえつつあるわけなんですが、こういうところから考えてみますときに、ややもすると、ひところ巷間でよく耳にしましたように、国民年金は掛けたって将来パンクするんじゃないのか、もうもらえなくなってしまうかもしれな...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しましたように、そういう個人年金に加入しているといったような方々は、いろいろ私も階層別に調べてみますと、どちらかと言えば自営業者の方々が多いように思うわけです。その方々のそういう個人年金に入っておられる大きな理由の一つは、結局何といっても、これは国民年金の...全文を見る
○中野鉄造君 そうした計算の上から私はこれをちょっと試算してみたんですが、結局二十歳から五十九歳まで仮に平均九千円ずつずっと納めたとしますね。そうするとこれ四百六十八カ月です、約四十年ですから。そうすると、四百二十一万円の保険料を納めた、こういうことになるわけですが、仮に四百二十...全文を見る
○中野鉄造君 この年金加入者が仮に今申しましたように五十九歳で死亡したときの厚生年金、国民年金、また、そういうような違いをひとつ言っていただきたいんですが。
○中野鉄造君 ちょっと私の質問がおかしかったんですけれども、そういうように厚生年金と国民年金と、死亡した場合に非常に格差がある。そこの見直しというか、そういう場合の配慮というものはないんですか。
○中野鉄造君 そこで郵政省にお尋ねいたしますけれども、郵便年金が設立されたその趣旨、精神、それはどういうものですか。    〔委員長退席、理事佐々木満君着席〕
○中野鉄造君 そこで、過去五年ほどさかのぼりまして、郵便年金の毎年度の加入者数と保険金額の推移をひとつ教えていただきたい。
○中野鉄造君 今も御答弁がありましたように、郵便年金の方が毎年毎年着実にふえていっているということは、国民感情からして郵便年金の方に国民の気持ちというのが、感情というか魅力というかそういうものは近いんじゃないか、こういうように思うわけですけれども、また、郵政省としては今後も当然加...全文を見る
○中野鉄造君 まあ私、国民の声を代弁して申しますと、先ほども郵政省の方からも答えがあっておりました、いわゆる老後の生活を豊かにするための一環としてこの年金の設立というのを五十六年に私どもやりましたと、こういうようなお答えでした。また厚生省も、老後の豊かな生活をと。しかしあくまでも...全文を見る
○中野鉄造君 郵政省では、この加入者の促進についてのいろいろな施策は行われていると思いますけれども、もちろん今後ともこれはその増強に努めていこう、こういう姿勢でしょう。
○中野鉄造君 そこで厚生省としては、この点公的年金の性格というようなものもよく理解していただいて、ひとつ郵政省に御協力をお願いしたい、こういうような希望を持っておられるようですけれども、率直にこの点について郵政省と厚生省は協議を重ねられたことはありますか。
○中野鉄造君 大臣にお尋ねいたしますが、この郵便年金ももちろんですけれども、一般の民間のいろいろな生命保険会社あたりでもこうしたこの種の年金を営業を開始しておりますけれども、こういったようなものが今回のこの国民年金の方に影響があるとお考えですか、ないとお考えですか。
○中野鉄造君 これは末端に行けばもう本当に、例えばどちらがいいとか悪いとかいうことは申しませんけれども、末端に行けば、郵政省の郵便年金を勧誘する現場の人たち、そういう人たちは、あからさまには言いませんけれども、国民年金というものは先々どういうふうになるかわかりませんよ、こっちの方...全文を見る
○中野鉄造君 それで、大蔵省にお尋ねいたしますけれども、この公的年金の年金を受給する金額に対して控除額が五万円まで認められておりますけれども、郵便年金を初め個人年金というこの種類に対して今後どのような措置をとられますか。
○中野鉄造君 そこで、今度は郵政省にお尋ねいたしますが、先ほどのような大蔵省の答弁ですが、年金受給時になるとそれは税金をかけられますよということは、加入契約の時点では余り言っていないと思うんですけれども、この点いかがですか。
○中野鉄造君 大蔵省、郵政省結構です。  ところで、今回の厚生年金の改定に当たって第三種特例を廃止するということがありますけれども、特例というのはどういう内容を指すわけですか。
○中野鉄造君 それを廃止するということなんでしょう。
○中野鉄造君 そうすると、現行と比較すると、どのくらいダウンしますか。
○中野鉄造君 この第三種のこれに適用される人たちはどのくらいの人数でございますか。
○中野鉄造君 では次に、各種公的年金に国庫補助金がついておりますけれども、五十九年度と六十年度予算ベースでこれは計上されておりますけれども、国民年金、福祉年金、厚生年金、船員保険、国家公務員、地方公務員、私学教職員、農林漁業団体、これの受給者一人に対してどのくらいの国庫補助金とい...全文を見る
○中野鉄造君 私、これは過日のある新聞で見たんですけれども、今おっしゃった数字、これはかなりの違いがありますが、これは恩給が入っているのかな。——地方公務員、国家公務員、これは幾らになっていますかね。もう一遍言ってください。
○中野鉄造君 では、残余の質問は保留します。
04月02日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第10号
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○中野鉄造君 私は、まず最初に医療保険制度の統合一元化についてお尋ねいたします。  昨年の健保法改正後の医療保険に関する問題として、いろいろたくさんございますけれども、その中でも一番大きなものとしては医療保険制度の統合一元化、あるいは一元化の問題であると、このように理解いたしま...全文を見る
○中野鉄造君 この覚書で言うところの統合一元化と厚生省が言われておるこの一元化と、これをどのように立て分けて理解していけばいいでしょうか。
○中野鉄造君 そうしますと、この覚書に言われておりますように、五年後にはこの一元化が実現する、このように理解してもよろしゅうございますか。
○中野鉄造君 次に、医療費適正化対策におけるレセプト電算処理についてお尋ねいたします。  先日、二月の二十一日の本委員会での所信表明で、厚生大臣は、医療保険制度については今後とも医療費の適正化、効率化を進めていく、このように表明されたわけですが、予算で見ますと、今年度は約六百億...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この適正化の項目に、「レセプト審査の充実強化」として「保険のレセプト点検におけるコンピューター利用の検討」が挙げられておりますが、この現状はいかがですか。
○中野鉄造君 これにつきましては、昨年十一月に明らかにされましたように、五十八年度の指導監査の結果、監査を受けた保険医療機関、保険医とも史上最高であったし、返還された額が二十五億円に上っております。こうした数字からも医療費の不正請求防止のためにもレセプト電算処理計画をこれは早く実...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しました、この二十五億円という史上最高の返還額、これは不正請求ですか。それとも、何でございますか。
○中野鉄造君 この問題については、ひとつ早く医師会との協議をしていただいて、この実現を図っていただきたいと思います。  次に、昨年の健保法改正による受診率の低下の件についてお尋ねいたします。  昨年の健保法改正のときに、十割給付でも七割給付でも受診率にそう大きな差が見られない...全文を見る
○中野鉄造君 ところが、これに加えて、この三月一日から診療報酬が三・三%引き上げられる。健保法改正による一割負担実施に追い打ちをかける患者の負担増ということになるわけですが、こういうような負担増というのは今も申し上げましたその数字以上にサラリーマンあたりの健康維持には非常に悪い影...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、六十年度予算編成に当たっての国庫補助金の一率一割カットの問題についてお尋ねいたします。  このことについては、予算委員会の総括でも私大臣にお尋ねしたところでございますけれども、重ねて厚生大臣にこれは念を押しますけれども、六十一年度からは従来どおりの姿に戻...全文を見る
○中野鉄造君 厚生省として、この国庫補助率引き下げによる影響額はどのくらいですか。
○中野鉄造君 厚生省の影響額二千七百五十二億円、この項目の中身を見ますと、その中で生活保護費が千五百十億円、児童保護費等補助金が六百六十七億円、老人保護費補助金が三百二十二億円、その他とこうありますけれども、生活の暮らしに直接かかわるものが多いわけでして、こういうことから結果的に...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、今お答えになったその点はわかりますけれども、では、不交付団体分については地方債の発行を認めるということにはなっておりますけれども、その償還に対する措置は何もなされていない、このように思うんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 それ、理解を求められますか。
○中野鉄造君 次に、投資的経費系統の三千二百億円についてもお尋ねいたしますけれども、これは全額建設地方債が充当されるということになっていますね。これは純然たるカット分相当額の二千億円の元利償還分の二分の一を交付税特別会計に後年度繰り入れるということになっておりますけれども、ところ...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど冒頭で、経常的経費系統の財源不足額二千六百億円のこの措置についてもいろいろ答弁がありましたけれども、これは結論的に言えば、経常経費の財源にするための地方債の発行を戒めている地方財政法第五条の精神にも反するというようなことじゃないかと思うのですが、いかがですか。
○中野鉄造君 これを適法化するためには、この地方交付税上の操作を予定しているわけですけれども、すなわちその地方交付税制度というのは経営経費は本来一般財源で賄うべきものとするその建前をとっておりまして、この基準財政需要額の計算に地方債を予定していないわけです。そのために国庫補助金等...全文を見る
○中野鉄造君 どうも、何といいましょうか、俗にいう大将に過ちなしというか、あなた方が言うとなると脱法行為ではない、いろいろと折衝をした、こういうようなことで、決してこれは脱法ではないと、こう結論づけられるのですが、どう考えたってこれはそういう法に抵触するんじゃないかと思うんですけ...全文を見る
○中野鉄造君 この財政の問題については、これからまた突っ込んでいけばいつまでも切りがありませんから、もうこの程度でこれは後日に回します。  次にお尋ねいたしたいのは、臨時行政改革推進審議会からことしの二月十二日に「民間活力の発揮推進のための行政改革の在り方」というものが出されま...全文を見る
○中野鉄造君 次に、児童扶養手当の今後の方向についてお尋ねいたします。  この件につきましては、さきのこの委員会でも同僚の議員からいろいろと質問が出されました。厚生省の答弁、ここに議事録もございますけれども、その際に、具体的に申しますと、離婚した場合前の夫の扶養の義務の履行につ...全文を見る
○中野鉄造君 前回、この扶養の義務とあわせて未婚の母ということについてもいろいろと論議が交わされましたけれども、この未婚の母というのが、いろいろな場合の未婚の母というものがあると思いますが、これはもう全部一律に未婚の母としてみなされるわけですか。
○中野鉄造君 この中で未婚の母の取り扱いについて、未婚の母は対象外となっている。しかし、現在既に未婚の母として支給をされている人は引き続き支給をされる、こういうようになっておりますが、この理由は何ですか。
○中野鉄造君 それは非常に、現在までの人はいい、これからは認めませんよと、これはちょっとどうも説明がつかないんじゃないですか。既得権のある人はもうしようがないというような、そういうようなことだけではちょっと説明つかないんじゃないでしょうか。
○中野鉄造君 まあこれについてもなかなか釈然としませんね、はっきり言って。  それで、この間の委員会のときも問題になったんですが、中西委員からも提起されました、つまり、児童福祉問題懇談会、この中にもあるいは制度審の中にも女性はいらっしゃらない。そういうようなことで、やはり女性の...全文を見る
○中野鉄造君 これはもうやはり、今こういう時代になりまして、しかもこうしたことは女性に最もかかわりのある問題でございますし、そうした意味からもやっぱり女性の声というものは大いに意見を傾聴していかなくちゃいけないと、こういうように私理解いたしますし、今後ひとつその方向で努力していた...全文を見る
○中野鉄造君 いただいているいろいろな資料を見てみますと、今のお話にもありましたように、特別養護老人ホームでは二十七の都道府県、七政令指定都市で定員に不足しておりますけれども、養護老人ホームに至っては四十七都道府県のうち四十五都道府県が定員までいっておりません。政令指定都市におい...全文を見る
○中野鉄造君 去る二月二十一日に、厚生省は、現行の老人医療福祉制度の抜本的な改革を目指した老人に関する新医療・福祉施策体系構想というものを固めまして、四月に設置される中間施設検討委員会で検討してもらうと、こういうように新聞でも報道されておりますが、その構想の概要というものはどうい...全文を見る
○中野鉄造君 発表された中身を見ますと、六十年度中にその方向を明らかにしていくというようなことが書かれておりますけれども、今の御答弁にもありますように、全くまだ漠然たるものしかない。しかし、六十一年度からはそれが実施されるものと、こういうように理解しておってもいいんですか。
○中野鉄造君 それと、この建議では、介護費用について、医療における看護に準ずるものとして医療保険の財源を導入すると、こういうことが提言されております。  介護費用は、現在国や地方公共団体の公費負担で賄われておりますけれども、こうした福祉サービスの面に社会保険を適用する考え方とい...全文を見る
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、これは例えば医師会の意見、あるいは社会保険の支払い側の考え方、あるいはその自治体の考え方、社会福祉法人という方々の考え方、利用者の考え方、これはもう多種多様な立場立場からのいろいろな思惑がそこに絡み合ってくると思いますが、これをどういうように...全文を見る
○中野鉄造君 本当にこの問題は、言うはやすくなかなか複雑な難しい問題ではないか。いわゆる費用負担の面で結局計画倒れみたいなことになりはしないかと危惧するわけですけれども、ひとつせっかくそういう努力をしていただきたいと思います。  次に、老人向け集合住宅の検討についてお尋ねいたし...全文を見る
○中野鉄造君 次にヘルパーの増員についてお尋ねいたしますが、本当にこれからの急速な高齢化に対処するためには、どうしてもヘルパーの増員が必要になってきますけれども、現在厚生省は当面の目標として三万五千人としておるわけですけれども、状況としてはいかがですか。
○中野鉄造君 次に、在宅福祉の介護費用はどのくらいかかるものか。そのうち公費負担はどの程度なものになっておりますか。
○中野鉄造君 では、一方、特別養護老人ホームあるいは老人ホーム施設にかかわるものは、六十年度予算案でどのくらい計上されておりますか。そのうち入所者費用徴収率はどういうふうになっておりますか。
○中野鉄造君 そこで、今度は、一方在宅で六カ月以上寝たきりの六十五歳以上の老人が約二十七万人いらっしゃいますけれども、この方々の在宅福祉に対する六十年度予算はどういうふうになっておりますか。    〔理事佐々木満君退席、委員長着席〕
○中野鉄造君 要は、入所者と在宅の寝たきりのお年寄りに対するいろいろな費用の面では格段の差がある、こういうふうに思うわけですけれども、在宅の場合は在宅の場合で、家族のいろいろな肉体的、精神的な苦労というものはこれはまたもう本当に大変なものだろうと思うんですけれども、そういったよう...全文を見る
○中野鉄造君 次に、痴呆性老人問題についてお尋ねいたしますが、先般中野区では、高齢者を取り巻くさまざまな問題について、専門的な角度からいろいろな検討を進めて、最近、在宅痴呆性老人に対するデイ・ケア制度の確立について緊急提言を行ったようですけれども、この中野区の実例をどのように厚生...全文を見る
○中野鉄造君 もう老年の痴呆ということについては、がんとともに人類医学の上で最も大きな課題になってくるんじゃないか、こういう気がするわけですけれども、特に今もお話しがありましたその原因の解明について、なぜぼけるのかという、そういう原因の解明については、臨床的に現在どういうような状...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりますが、今そういったような痴呆性の老人を抱える家庭の方々の日常のいろいろな苦労は我々はかり知れないところがあると思うんですけれども、国として、介護家族の負担を少しでも軽減してあげようと、そういうところに力を注いでいくべきではないかと思いますが、そうした家族...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
04月05日第102回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度予算三葉に対し反対、日本社会党提出の予算修正案に賛成の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、内需主導の経済成長を実現する政策が何らとられていないことであります。  先日発表された昨...全文を見る
04月12日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
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○中野鉄造君 きょうは参考人の皆様方、大変御苦労さまでございます。私、今から六名の参考人の皆様方にお尋ねいたしますけれども、お答えはもう簡単に、簡潔でよろしゅうございますのでひとつお願いいたします。  今までもういろいろと質問もされましたので、私は、極めて国民の皆さん方が感じて...全文を見る
04月16日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
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○中野鉄造君 まず最初に、厚生大臣にお尋ねいたしますが、ただいままでのいろいろな質問のやりとりの中でもわかりますように、この国民年金加入者の実態というものは、これは将来決して安易なものではないという気がしてなりません。御承知のように、現在保険料が六千二十円、こういうときでさえも払...全文を見る
○中野鉄造君 かつての老健法あたりと違って今回のこの年金改正、本当に未知のものであるだけに、果たしてこれから先どういうように推移していくだろうかということは本当に専門家の皆さん方にでもこれはその推計が難しいと、こういうように思います。  しかし、そこで果たしてうまくいくかという...全文を見る
○中野鉄造君 これは、仮定の問題を聞くのもいかがかと思いますけれども、私は、これはもう将来の問題として非常に厳しいものではないかと思うんですけれども、今もお尋ねいたしましたように、これがうまくいけばよし、いかなければこれはまた再改正というようなことにならざるを得ないと思うんですけ...全文を見る
○中野鉄造君 いわば背水の陣でこの改正案に臨まれるわけです。  そこで私、提案でございますけれども、ひとつぜひこれは実現してもらえればと思うことは、つまり、四十年間加入して五万円の基礎年金をいただけるという、特にこの一号被保険者、こういう人たちのために現在厚生年金は二十歳前でも...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど年金局長からも御答弁がございましたように、これはやはり仮に十五歳から加入したとしても四十年、五十五歳で、コンスタントにずっと納めていけばそれで終わるわけですけれども、やはり中には病気になってみたり、いろいろな事情で毎月掛けられなかった、怠ったというようなことも...全文を見る
○中野鉄造君 私が聞きたいのは、そういうように早く納付をされるように努力をしていくということですけれども、御本人としても納めたい気持ちはあってもなかなか思うに任せない、かといって、そういう申請免除の制度等があるということもわからないままに歳月が過ぎていってしまって、しかも過去を振...全文を見る
○中野鉄造君 次に、大蔵省お見えになっていますか。――これは前回もちょっとお尋ねした問題ですが、大蔵省は三月の二十八日に保険審議会で、高齢化社会に対応した私的年金制度充実の一環として生命保険業界に夫婦年金の創設を認める方針を打ち出した、こういうようなことが新聞に出ておりましたけれ...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、この夫婦年金の場合ですが、俗に言う掛け捨て、そういうようなことにはならないわけなんですね。
○中野鉄造君 今お答えになりましたように、今後そういった商品が逐次国民のニーズに合わせたいいものが出回ってくるのではないかと思いますけれども、そういうことが先ほどから論議しております国民年金、特にこの一号被保険者あたりの加入、あるいは持続して保険料を掛けていくというような期待感だ...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどから何回もくどく申しておりますように、国民年金の場合は相互扶助という、そういう立場にある保険でございますから、その理念というか、それはよくわかりますよね。しかし、国民の一人一人の感情から考えた場合に、片方はややもすれば掛け捨てになるかもしれない、なる可能性もあ...全文を見る
○中野鉄造君 国が行う年金制度、今度の改正、私この前もちょっと申し上げましたように、確かにマクロな面から見れば、健全な年金財政の将来を保っていくためには、今回の改正、これは結構だと思うんですけれども、ミクロな面から見た場合に、特に先ほどから申しております一号被保険者あたり、特に国...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵省としては、先ほどから出し上げておりますように、今後いろいろな国民のニーズに応じていろんな商品が出てくると思うんですけれども、今後どんどん認可していくというか、今年金局長お話しになっておりました、決して競争していくつもりはないとおっしゃっておりますけれども、先ほ...全文を見る
○中野鉄造君 厚生大臣、今大蔵省はそういうお答えがありましたけれども、こうなってきますと、単純に考えて、本当に国民の老後の、お年寄りの生活というのが非常に貧富の格差というものがひどくなってくる。それはいろいろ節約をして老後のためにそういう備えをした人なんだから当然だといえばそれで...全文を見る
○中野鉄造君 この問題について論議すれば切りがありませんので次に移ります。  この老齢福祉年金の現行額に対して、五年年金、十年年金の年金受給額が、これは非常に低いように思いますけれども、特にこの五年年金、十年年金の受給者は自分の老後の生活確保の上からも一生懸命この保険料を拠出さ...全文を見る
○中野鉄造君 今の年金局長のお話、それは現在の結果でございます。ですから、これの発足時にはそういう多少の差があったけれども、今や差がない、だから、それをこのままでいかれるおつもりですか。
○中野鉄造君 次に、厚生年金及び国民年金の受給平均期間について、五十八年度時点を見た場合、どういうふうになっておりますか。
○中野鉄造君 今お答えがありましたように、約六年ですね、国民年金の場合。厚生年金で男が約十年、九・五年、女性が七・八年、こうなっておりますが、個人年金と違いますので、年金の掛金に比して元を取ったとか元を取らないとか、こういう論議もおかしいとは思いますが、四十年掛けた割にはその受給...全文を見る
○中野鉄造君 では次の質問に移りますが、現在障害者の方が、障害年金を受給をされておる方で国民年金に加入しておられる方、どのくらいいらっしゃいますか。障害年金を受けながら国民年金にも加入しておられる人、どのくらいいらっしゃいますか。
○中野鉄造君 今数はわからないということですけれども、かなりの方がいらっしゃると思います。そこで私はこの点についてお尋ねいたしますけれども、これまで並列的であった年金制度が、今回の改正で国民年金を土台とする制度に統合するために、通算の老齢年金は廃止されて六十一年の四月以降新しい制...全文を見る
○中野鉄造君 それは申しわけないは当然ですけれども、これは申しわけないで済む問題じゃないと思うんですね。何らかの措置をしていただかなかったならば、この人たちはまさに踏んだりけったりだと思うんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 重ねてお尋ねいたしますが、趣旨を踏まえて検討するということですが、前向きに検討するとお約束していただけますか。
○中野鉄造君 次に、厚生年金の件でございますけれども、国民年金の抜本的改正に伴って基礎年金部分を取り入れ、今までサラリーマンの妻は国民年金に任意で加入しておったものが、厚生年金加入者の六十一年度よりの保険料一二・四%に含まれて基礎年金部分を賄ってもらうという、そういう形をとるわけ...全文を見る
○中野鉄造君 では、この問題は後回しにして次に参ります。  年金給付額が各種年金ごとにいろいろなばらつきが大きくなっておりまして、御承知のように、例えば月額二万五千円程度の老齢福祉年金、三十万円を超す共済グループ、年額で一千万円に達する年金の受給者、こういうようないろいろなばら...全文を見る
○中野鉄造君 やはりおっしゃったような意味において、年金の一律スライド主義は不公平きわまりないと思うんですけれども、そうお考えですか。
○中野鉄造君 次にお尋ねいたしますが、同じサラリーマンでありながらサービス業だとか、あるいは小さな零細の商店など五人未満の事業所の従業員の方々は、現在、自営業の方々と一緒に年金制度は国民年金に加入しているのが現状でございますが、法人組織になっておりながら条件の悪い国民年金に加入さ...全文を見る
○中野鉄造君 今のお答えは、法人組織に限って言われたと思いますけれども、法人になっているといないとにかかわらずいわゆる五人未満の事業所、そういったようなものはいかがでしょう。
○中野鉄造君 事業所の数は。
○中野鉄造君 それを、今回の改正によって全体的な実施時期を三年間の幅を設けられているようですけれども、これは相当前向きに取り組んでいかなければ具体的な法の施行というのは難しいんじゃないかと思いますが、実際問題としてどういうような取り組みをしていかれるおつもりですか。
○中野鉄造君 ところが、例えば事業主のいろいろな無理解で、なかなかこれが簡単にはいかないのではないかということが想像できるんですけれども、そういうような、何回言ってもなかなか事業主がそれに応じようとしないというような場合には、何かペナルティーがあるんですか。
○中野鉄造君 まあ直接関係はないかもしれませんけれども、大蔵省としては、この法人組織となっているそういう事業所、事業主に対しては、厚生年金加入に努力を怠るような場合が生じたら、大蔵省としても何か行政指導をしていくというような対応はないのですか。また、先ほどから申しておりますような...全文を見る
○中野鉄造君 次に、厚生年金と国民年金の保険料積立金の累積見通しについてお尋ねします。  六十年度五十一兆九千九百六十八億円、こういうように試算されておりますが、この年金積立金の運用について、全額を資金運用部に預託するのではなくて、一部国債購入等の自主運用に回して運用益を年金加...全文を見る
○中野鉄造君 社会保険審議会の厚生年金部会からの意見書でも、やはり自主運用を基本とする方式を採用すべきだということが言われておりますけれども、大蔵省はいかがですか。
04月23日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第17号
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○中野鉄造君 先般、私はたまたま障害年金受給権者の国民年金加入者の数をお聞きいたしましたが、あの時点ではその数については不明と、こういうことでございましたが、きょうはおわかりでしょうか、いかがでしょうか。
○中野鉄造君 あの際、大臣は、これら障害者の方々の国民年金加入者に対して、本法が施行されるということになりますとそれまで納付した保険料については前向きに検討するという、こういうお答えでございました。  その際の前向きに検討されるというそのお答えが具現化した場合ですけれども、今ま...全文を見る
○中野鉄造君 今、どういう形でそれが善処されるかわかりませんけれども、その場合、障害者の中で内臓疾患等を持った人で、将来もしそれが治癒したと、こういうときには、その方は当然障害年金受給椎を失うわけですけれども、そうすると、それまでにもう何らかの形で支給なりあるいは返戻なり、そうい...全文を見る
○中野鉄造君 今回の年金改革案は、全体として非常に、何と申しましょうか、皮肉な言葉で言えば、もうまさに名人芸的な、職人的なつなぎの技術というか、ある制度の加入者が気がつかないうちに、自然にいつの間にか既得権や期待権が切り崩されておったと、こういうような感じがしないわけでもないんで...全文を見る
○中野鉄造君 次に、年金の水準という問題についてお尋ねいたします。  そもそも年金の水準を考える場合に、特に勤労者の年金を考える場合ですけれども、年をとって収入がなくなった場合、その失った収入を補い償うという意味と、働いていたときの生活水準を維持させるという意味のこの二つの組み...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、今回のこの改正案が実施されるとして、特に基礎年金のみしか受給できない国民年金加入者の人たちは、今お答えになったようなそういうところから考えますと、随分と下回る結果になるんじゃないかと思いますが、いかがですか。
○中野鉄造君 私はこの間から特にこの国民年金加入者の人たちについてのお尋ねをしているわけですが、今おっしゃった自営業者、自営業者といってもピンからキリまであるわけでございまして、今局長が言われる自営業者というのは、どちらかといえばまあ中以上の自営業者ということになるのじゃないかと...全文を見る
○中野鉄造君 次に、これももう今までの質疑の中で言い尽くされたことでしょうけれども、将来は、軍人恩給だとかあるいは老齢福祉年金というものがだんだん減っていくということは十分予想されるわけです。したがって政府の負担が減っていく。そういうところから、基礎年金に対する国庫負担というよう...全文を見る
○中野鉄造君 国民年金は、このままでいきますと付加年金もないという形になりますから、この問題につきましては、これは近い将来に付加年金部分は、所得補足というものが困難ですから、選択制にして、選択的段階的な、数段階設けてその段階を選ばせる。それをポイント制によって年金給付に計算してい...全文を見る
○中野鉄造君 次に、将来、所得税だとかあるいは保険料が自然に高くなっていくのではないかということはもう十分予想されるわけですが、そういう場合の現役の賃金とのバランスを、可処分所得で六九%にするとか、あるいはそうでないのか、こういう点は、これはもう明確にしておく必要があるのじゃない...全文を見る
○中野鉄造君 私が申しますのは、要するに、標準報酬と総賃金との比率もこれは現存の比率がこのままずっと続く、そういう理由は何もないわけでして、そういう点から、やはりこれは一応の基準、そういったようなものも決めておく必要があるのではないかという意味でお尋ねしているわけです。
○中野鉄造君 次に、厚生年金の在職年金と共済の在職年金との非整合の問題ですが、この一種の格差の問題、そういう点もこの機会に合理的な観点からこれは調整していく必要があるのではないかと思いますが、この点についてはまだ明快なお答えは出ておりませんが、いかがですか。
○中野鉄造君 これはこれからの問題はなりますが、共済年金はできるだけ早く基礎年金に合流しなければならない。というのは、つまり共済年金加入者の妻がこれは適用除外になっているからでございますが、ここいらのところに対する考えはどんなお考えですか。
○中野鉄造君 これも今まで言い尽くされたことですけれども、官民格差の是正の問題、これを今後どういう形で統合されるのか、この基本的なお考えがあったらお聞かせいただきたいと思うんです。
○中野鉄造君 次に、この公的年金以外の各種年金の再検討というものもこの際ひとつぜひお願いしたいというふうに思います。  これは、例えば農業者年金基金、厚生年金基金あるいはその他各種互助年金、こういった種類の年金も、この年金法の改正に伴って国庫負担のつけ方がいろいろこれは変わって...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、局長の考えでいいです。
○中野鉄造君 過般の公聴会におけるお話にも出たわけなんですが、そこでこういうお話が出ておりました。  そもそも年金というのは一体性格はどういうものなんだということについて厚生省では、それは老後保障の一環であると。それじゃ、その老後保障の一環であるものに税金をかけるというのはおか...全文を見る
○中野鉄造君 大臣お願いします。
○中野鉄造君 今大臣お答えになりました受給者の立場になって対処していくということは、少なくともこういう年金については課税の対象にならないようにしていくと、こういうお考えであると、このように理解してもいいんですか。
○中野鉄造君 先ほども同僚議員が最後に申しておりましたように、政治のスポットというものは、生活の上、中、下に分けた場合に、やはりその一番下の方にスポットを当ててこそ本当の血の通った政治ということが言えるのではないか、私はこのように思います。  今厚生大臣お答えになりましたけれど...全文を見る
○中野鉄造君 会期末も迫りまして、当院社労委員会に付託されたこの年金法案の審議も二十数時間に及んでおりますが、私は総理に対して、ごく基本的事柄について総理のお考えとその将来像を踏まえた施策についてお尋ねいたします。  まず、今回のこの年金改革案の中で主要な問題となっております基...全文を見る
○中野鉄造君 私は、この基礎年金というのは、総理が今ごく簡潔におっしゃいましたけれども、第一に、この基礎年金というものは共通普遍的に条件に達した人すべてに支給されるものである。第二番目には、年金自体で国民の最低生活を保障する。第三に、長期的に国民の生活権として支給するという、こう...全文を見る
○中野鉄造君 次に、社会保障全体についてお尋ねいたします。  私は、社会保障というものが体系的に総合化されなければならない、こういうように思います。例えば年金とそれに対する課税、あるいは定年制と年金、あるいはまた年金と雇用というように、これはもう密接不可分のものがありまして、単...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、今申しましたように、例えばこの年金と雇用の関係につきまして申しますならば、六十歳を過ぎた人が失業した場合、ある一定期間は雇用保険で給付する、それ以上は、今度は雇用保険の財政がもたなくなりますので、年金の早期受給を認める、こういうように雇用保険と年金を連動さし...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、年金だけではなくて、総じて社会保障による金銭の給付についてお尋ねいたしますけれども、社会保障の給付というのは生活水準を保障するものであると私は理解いたしますが、この生活水準ということにつきまして、先ほども私は厚生省の方にお尋ねいたしました。年金局長にもお聞き...全文を見る
○中野鉄造君 総理、いかがですか。
○中野鉄造君 これも先ほど私は大蔵省の主税局にお尋ねしたわけですが、今お答えになったようなそういうことであるならば、この年金というものに対する課税、これもこの際いささか考え方を変えていかなくちゃいけないのではないかと思うんですけれども、厚生省の年金に対する考えと大蔵省あたりで考え...全文を見る
○中野鉄造君 総理、この両者のお考えに対して、これからはどのように対策を立てていかれますか。
○中野鉄造君 今まで年金改正というのはどちらかといえば受給者の立場に立って年金額をふやすということに比重がかかっておったのではないかという嫌いもありますけれども、しかし、もうこれから先、急速な高齢化ということから見ますと、将来の負担する側に立って十分に考えていかなくちゃいけない、...全文を見る
○中野鉄造君 次に、少し論点を変えますけれども、私は、元来政治というものは、社会の中の弱者にこそ政治のスポットを当てるべきだというのが持論でございます。そういう持論を持ってはおりますけれども、また一面、私感ずるところもありますのでお尋ねいたしますが、つまり、この年金制度そのものに...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、そういう人たちがおられるというのもまた今申しますように確かに事実でありますので、このいろいろな各種年金基金の活用にも、こうした人たちの働く場所を生み出す方向への使い方だとか、あるいはそのための研究が検討されてもいいのじゃないか、こう思うわけですが、今も申しま...全文を見る
○中野鉄造君 年金制度というのは、社会保障制度の重要な柱であるというふうに思います。すなわち、国民一人一人が職域や事業所の規模、あるいはその他によって左右されるというようなことではなくて、公平、公正に適用されるべきだと思います。  そういう意味から、これからの問題でございますが...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
04月24日第102回国会 参議院 本会議 第14号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論を行うものであります。  今回の改正案の中核をなす基礎年金構想自体は、かつて我が党が福祉社会トータルプランにおいて主張した国民基本年...全文を見る
05月14日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第8号
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○中野鉄造君 今回のこの法案審議は、そのもとをたどれば、しょせん国の財政逼迫ということに起因するわけでございますけれども、本法案は、結果としてやはり国民に、それも特に弱い立場の方々に対する影響が多い上に、さらにこれがひいては国と地方自治体との信頼関係にも悪影響を及ぼす要素を多分に...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この法案に盛られたような措置に至らざるを得なかった今日までの財政の運用あるいは財源対策について順次お尋ねをいたしていきたいと思いますが、まず補助金の整理合理化の方法は財政的抑制効果のみをねらった削減ないしは地方一般財源化によって行われるべきではない、このよう...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、例えば補助事業の箇所づけ、これを例にとりますと、これらは当面都道府県に任せ、補助金は策定された事業計画など客観的な公開された基準によって決定し、機械的にこれは配分すべきではないか、こういう一つの案を私は持つものでございますが、それはなぜかといいますと、そうす...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、地方自治体の財政負担を伴う制度の改正が仮に行われる際には、地方自治体の意向を十分に反映させるための事前協議制度、こういうものを確立させる必要があるんじゃないかと思いますが、地方負担を伴う制度の改正について、国の一方的イニシアチブによって決定されるというような...全文を見る
○中野鉄造君 自治大臣にお尋ねいたしますけれども、今私がお尋ねしたことは、すなわち地方財政法第二条の二項においても、「国は、地方財政の自主的な且つ健全な運営を助長することに努め、いやしくもその自律性をそこない、又は地方公共団体に負担を転嫁するような施策を打ってはならない。」、こう...全文を見る
○中野鉄造君 今の自治大臣の今回の単年度の暫定措置に関しての問題についてはこれからまたお尋ねしてまいりたいと思いますが、そこで、その前に六十一年度の社会保障予算における問題といたしまして、人口の高齢化やあるいは物価の上昇などで少なくとも六千億から七千億の当然増が今後見込まれるわけ...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵大臣いかがですか、今の問題について。
○中野鉄造君 そうしますと、予算委員会でもこのことについては触れたわけですが、これはもう本当に単年度限りであるということを明言できますか。
○中野鉄造君 そこでまた厚生大臣にお尋ねいたしますが、今お話にもありましたように、どうしても明年度はさらに当然増経費が見込まれるということになれば、もうすぐ概算要求の時期になってまいりますけれども、少なくともこの高率補助金の一割削減という措置を明年度はこれはもうとらないという方向...全文を見る
○中野鉄造君 それで、その問題についてはこれから少しまた論議してまいりますが、まず違った角度から大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、財政再建と行政改革に名をかりたこれまでの政府の財政政策は、常にその年度年度の予算編成において、単に一般会計の収支じりを合わせるために国民や地方公共団...全文を見る
○中野鉄造君 私の質問の順序が非常に不自然な形になりますけれども、ただいま河本国務大臣がのっぴきならない国際的所用のためにお急ぎのようでありますので、河本大臣にお尋ねしたいと思いますが、さきのボンサミットの経済宣言では、米国経済が減速傾向を示している中で各国がそれぞれ世界経済拡大...全文を見る
○中野鉄造君 大筋においては私も河本大臣の考えと同じでございますが、いわゆる日本の場合は経済成長に対して輸出弾力性が非常に高い、経済成長を仮に一といたしますと輸出の弾力性が一・六というぐらいなものじゃないかと思いますが、それに比してアメリカの場合は輸入弾力性が高い。そういう貿易構...全文を見る
○中野鉄造君 大臣、結構でございます。ありがとうございました。  では、先ほどの補助金の問題の質問に戻りますけれども、そうした特別会計から一般会計への繰り入れといったそうしたようなこと、同じようなことがいろいろ行われておりまして、この件につきましては過日の予算委員会でも払お尋ね...全文を見る
○中野鉄造君 あれから既にもう三カ月が経過しようとしておりますけれども、もう既に今五月も中旬になりました。先ごろの新聞等でも来年度の概算要求基準は七月下旬には閣議決定される予定と、このように報ぜられておりますけれども、これは厚生大臣にもお尋ねいたしますけれども、その三者でいろいろ...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵大臣、お願いします。
○中野鉄造君 そうしますと、この一年以内には三者の閣議決定でやっていくという    〔理事伊江朝雄君退席、委員長着席〕 何だか非常にそういう当初のお約束がどうも危ぶまれるような気がしてならないんですが、その辺のところはいかがでしょうか。絶対にそういうようなことはない、近々結論...全文を見る
○中野鉄造君 実は、私がこういうことをくどく聞くのは、事ほどさようにその場その場を何とかくぐり抜けてやがてそれが置き去りにされる、やがては忘れ去られていくというような、そういう可能性が出てくるんじゃないかということを危惧するからでございますけれども、例えば国民年金の一般会計からの...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろお答えがありましたけれども、しょせんこういったようなことは先送り先送りしてほとぼりをさましながら、その時期が来れば下手するとまた先送りといったような、こういうような糊塗策は結局国民に何らかの形でしわ寄せになってくることは、どういうように言い繕われようともこれ...全文を見る
○中野鉄造君 ついでと言ってはなんですが、ちょっと参考までにお尋ねしておきたいのですが、同じ特別会計の中で国年の特会と自賠責の特会、片方はそういう利息がつく、片方は利息がつかない、これはどういうわけなんですか。
○中野鉄造君 少し論点を変えてお尋ねいたしますが、ところで大蔵大臣は、財政金融に関する政策運営の最高責任者として、国民の今日現行税制に対する不満だとかあるいは憤りといったようなものがあるわけですけれども、これをどのように認識しておられるのか。先ほど私、河本大臣にもお尋ねいたしまし...全文を見る
○中野鉄造君 それで、ちょっと今お尋ねいたしました、明確な御答弁がなかったんですけれども、五十九年度の減税が果たして物価調整がこれによって行われたことになるかどうかということなんですが、私はそういうふうには思いませんで、これについてのいろいろな事例を挙げてお尋ねすると時間が長くな...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、今も大臣おっしゃったように、最近、我が国の高貯蓄率活用による米国からの内需拡大要求もあって、自民党の首脳の中には内需拡大のための所得税減税の六十一年度実施、そしてそのための財源としての非課税貯蓄を撤廃して、利子配当所得に対する低率分離課税を行うべきであると...全文を見る
○中野鉄造君 こういう案が出てきたその背景には、先ほどちょっと大臣も触れられましたように、所得税減税の見返りとしての大型間接税導入が非常に困難になるような状況である。そこで少々の減税をしても、それが個人消費に図らずに貯蓄に回ってしまうため利子配当に低率分離課税を行う、こういう意図...全文を見る
○中野鉄造君 それで、仮に所得税減税との抱き合わせで利子配当の低率分離課税を行おうとしているとするならば、予算委員会で政府が意図していたようなああいう大型間接税の導入というものはこれはもう今では完全に断念した、こういうように考えてもいいのかどうか、その点いかがでしょう。
○中野鉄造君 この税制問題につきましては、先ほどからおっしゃっておりますように、もう戦後税制の抜本的見直しとして大上段に振りかぶっているわけですけれども、仮に所得税減税を六十一年度から実施するとともに、早日に何らかの形での税制改革というものを行うとされるならば、少なくともその改革...全文を見る
○中野鉄造君 こういう問題になりますとすぐ税調に逃げ込まれるわけでして、見方によっては何かしら調査会政治といったような感さえあるわけですけれども、大蔵大臣として、少なくともスケジュールというかあるいは大まかな構想というか、そこいらはやはりお示しいただきたいと思うのですが、いかがで...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間もございませんので最後になりますが、厚生大臣にお尋ねいたします。  例の国立病院の統廃合についてのその後の経緯はどのようになっておりますか。
○中野鉄造君 どういう点がこうであるから統合する、どういう点がこうであるから廃止するといったようなそういう基準というものもあろうかと思いますが、それをひとつ教えていただきたいのですが。
○中野鉄造君 それに伴いまして、その場合に現在の職員の方々の今後の身分というものについてはどういうようにお考えになっておりますか。
○中野鉄造君 次に、老健法見直しの中心課題になっております中間施設構想についてお尋ねいたしますが、御承知のように特例許可病院というものが発足してまだ日も浅いわけですけれども、この特例許可病院の内容充実というようなものがまだまだ十分にその緒にもついていないといったようにときに、また...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、ちょっと大蔵大臣のお考えをお尋ねしておきたいと思うのですが、これから高齢化に向かいまして老人の保健、医療というものが非常に重要になってくるわけでございますが、その中でのこれに関連した費用負担の公平化ということについて、いわゆる老人医療を保険の対象にするのか、...全文を見る
○中野鉄造君 では厚生大臣。
○中野鉄造君 終わります。
05月21日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第19号
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○中野鉄造君 児童扶養手当法の第一条の精神に沿って、すべての母子世帯に児童扶養手当を支給することにより、「児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」、こういうことがうたわれておりまして、これは大変に大事な問題であると思いますが、先ほどからいろいろ論議されております今回の改正案の中...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、できるだけ今までの質疑との重複を避けながらお尋ねしていきたいと思いますが、まず、五十九年の二月十七日に社会保障制度審議会からの答申が出されまして、その中に、「今回の改正が、財政対策にとらわれるあまり、真に援助を要する者が対象からはずされるおそれのないように十...全文を見る
○中野鉄造君 それで、所得制限についてですが、五十九年度、扶養親族一人の場合においては三百六十一万円、扶養親族三人の場合が四百三十三万五千円、扶養親族五人の場合が五百六万円と、五十九年度までは横ばいないしはやや増額をされて所得制限を設けてきておったんですが、六十年度が、この法改正...全文を見る
○中野鉄造君 所得制限が大幅に引き下げられても児童扶養手当を受けられないと見られる人が三%ということですけれども、一方、一年間の経過措置というものを設けておりまして、しかし、この三%という数字が実態であるならば、あえて法を改正して後退させるようなことはなかったのじゃないかという気...全文を見る
○中野鉄造君 そこで次に、今回の改正案では、今後は地方自治体が二割負担を強いられる、こういうことになっておりますけれども、各自治体では反対の意見書を厚生省に提出されていると思います。  御承知のように、意見書を提出するに当たっては全会一致ということが前提でございますけれども、そ...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、地方の二割負担、六十年八月施行と仮にしてみまして、三億八千万円という額だそうですけれども、六十年度の場合は十二月支給ということ、一回の計算であろうと思いますが、そうしますと、年々地方負担額が増加されていくわけですけれども、ざっと計算して、向こう十年間の...全文を見る
○中野鉄造君 地方自治体による二割負担に関して、衆議院の社労委員会における厚生省の答弁としては、地方自治体二割負担というのは不正受給の防止施策の適正化につながるというものでありましたが、二割負担することが不正受給の防止施策の適正化ということに果たしてなるのかという私は疑問を持つも...全文を見る
○中野鉄造君 それで、児童扶養手当を受ける場合に、今日でさえもその手続をするためのいろいろな申請というか、その書類を私も見たことがございますけれども、本当にそれこそプライバシーを侵害するようなそういう項目にいろいろ書き込まないと申請が受け付けてもらえない。つまり、別れた前の夫と月...全文を見る
○中野鉄造君 それは当然でしょうけれども、実際問題として、先ほども申しました、前の夫と訪問したりされたりというようなことが何回あったかとか、子供が何回会ったかだとか、そういったようなことは、なし、なし、なしと書かないと実際満額の手当というものがスムーズにもらえない。そこに正直にあ...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、今も申しますように、この件につきましてはそういう形式のものがあるけれども、そこに正直に書けばもらえなくなってしまう、だからそのためには、もう悪いとは知りながらも一切なし、なし、なしとうそを書かないといけない、こういうようなことになってくるんですね。結果的には...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろ調査いたしてみますと、離婚件数というのは昭和五十六年には十五万四千件、五十七年には十六万四千件、五十八年には十七万八千件と増加の一途をたどっているわけです。  それともう一つ最近の問題として、いわゆる未婚の母の問題がありますけれども、この未婚の母というもの...全文を見る
○中野鉄造君 受給者が三万六千件であるけれども、これは潜在的な件数はもっと多いはずなんですね、きっと。今後のこの未婚の母の増加というものについてどう見ていますか。ふえると見ていらっしゃるか、それとも横ばいと見ていらっしゃるか。
○中野鉄造君 こういうような不幸な女性が増加するところには、これは必ず相手の不心得な、不心得といいましょうか、無責任なといいましょうか、そういう男性がいるわけですけれども、今後ふえる傾向性もあるというか、こういう時代の風潮から、私も局長同様にこれは増加の傾向にあると、こう思うわけ...全文を見る
○中野鉄造君 やはり、今までのことについてはこれはいたし方ないにいたしましても、これは何らかの手だてというか歯どめと申しましょうか、そういうことをしていただいて、これ以上不幸な女性、そして不幸な子供の発生を未然に防ぐことに留意すべきじゃないかと思いますし、それがそのまま健全な青少...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、結局今はわからないということですけれども、それじゃ今までと、今回義務教育までというか七年間で打ち切られる、こうなりますと、その削減額というか、それはどのくらいになりますか。
○中野鉄造君 そこで、今回のこの法案と直接関係はございませんけれども、離婚の増加に伴って、それに比例してやはり父子家庭もふえているわけですけれども、この父子家庭の対応にはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○中野鉄造君 先ほどから申しております七年間の打ち切りというか、それにかわるものとして母子福祉貸付金というものがあるということになってきますけれども、この母子福祉貸付金の現在の申し込み数と貸付件数の実態についてお知らせいだきたいんですが、五十七年、五十八年についてはどうなっていま...全文を見る
○中野鉄造君 この貸付金を受けるに当たっては、これは当然保証人が必要になってくるんじゃないかと思いますが、なかなか保証人を探すのにも大変じゃないかと思うんですが、この辺は実態はどういうふうになっていますか。
○中野鉄造君 借りた、しかし返せないと、そういうことについてはどういうふうな処置をなされますか。また、今日現在、いうところのいわゆる焦げつきといいましょうか、そういう件数、額、わかりますか。
○中野鉄造君 そこで大臣にお尋ねいたしますが、先ほどからもいろいろお尋ねしてまいりました。この数年非常に離婚がふえつつあるわけですが、今後これはますます増加の傾向にある。そこで端的に申しまして、過去十五年前あるいは二十年前とは、若い人たちの結婚観ないしは人生とのかかわり合い、そし...全文を見る
○中野鉄造君 やはり政府自体としても、この時代の流れというものをもっと認識された上でいろいろな措置をなさるべきではないかと思います。  すなわち、元来我が国には、離婚ということに対して一種の悪と言ったら言い過ぎかもしれませんけれども、そこまでいかなくても、ややもすればべっ視する...全文を見る
○中野鉄造君 児童扶養手当法の「児童扶養手当の趣旨」、第二条に、「児童扶養手当は、児童の心身の健やかな成長に寄与することを趣旨として支給されるものであって、」云々ということがありますし、また「この法律の目的」、第一条には、「この法律は、国が、父と生計を同じくしていない児童について...全文を見る
○中野鉄造君 しかし実態は、今そういう母子家庭のお母さん方が職を探すのが本当に大変だということもこれは事実でございまして、今局長おっしゃるようなそれがそのままなかなかスムーズにはいってない、こういうことであるわけですから、ひとつお母さん方が本当に自立して、そして立派な子供を育てる...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
06月04日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第24号
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○中野鉄造君 私は初めに、未帰還者の実態についてお尋ねいたします。  今日現在の未帰還者の実態を各国別に教えていただきたいと思うんですが、いかがですか。
○中野鉄造君 未帰還者の御家族に対する措置については、どういうような施策をなされておりますか。  それと、年に何回ぐらいこの実態というか、未帰還者に対するいろいろな対応をなされているのか。  そしてまた、相手国との交渉について一番支障を来しているというような点はどういうことな...全文を見る
○中野鉄造君 相手国との何か支障がありますか、交渉の。
○中野鉄造君 未帰還者というからには、生存しておるということは確認されておるわけなんですね。
○中野鉄造君 関連する問題でございますが、戦没者遺骨収集について、いわゆる相手国で戦死されていまだに遺骨送還がなされていないという、そういうところもかなりあると思いますが、これについてはどういうような対応をされておりますか。
○中野鉄造君 それから、問題は少し変わりますけれども、台湾人の元日本兵の問題については、先般、関係省庁連絡会議において検討中であると、こういうように聞いておりますけれども、今検討の中で一番問題点になっている点と、今後の見通しというようなものはいかがなものでしょうか。
○中野鉄造君 それから次に、この戦傷病者戦没者遺族等援護法改正案について、この法案の中で、衆議院においての附帯決議の中にも触れられておりますけれども、中国残留日本人孤児の問題でございますが、ことしは残留孤児の肉親捜しの最終年度でもあるわけですが、当初の年次目標よりも多少多くなって...全文を見る
○中野鉄造君 大体大まかな一人当たりの額だとか、そういったようなものも今のところまだ未定というわけですね。
○中野鉄造君 それから、現在日本に永住されておられる孤児が二百二十六人と、こう聞いておりますけれども、この人たちの帰国後の実態調査を見ましても、やはり四十年近く体制が違う国で生活をしてきたわけでございまして、風土、習慣あるいは言語というものが最も大きな障害となって、就職を初め日本...全文を見る
○中野鉄造君 この残留孤児の帰国者の人たちの日本政府に対する要望というか、そういうものを集約いたしますと、自分たちが老齢年金を受けられるような特別の配慮を望むとか、あるいは中国で身につけた技術を日本での生活の手段として生かせるような制度にしてほしいだとか、いろいろそういう要望があ...全文を見る
○中野鉄造君 確かに今の御答弁のようなこともあろうかと思いますけれども、そこのところは、例えば漢方の医薬技術というか医学技術というか、そういったような面につき、また、はり、きゅうというような点につきましても、何か今後特段の御配慮をいただきたいと、こう思うわけです。  それと、今...全文を見る
○中野鉄造君 身元引受人の資格といいますか、条件といいますか、そういうものはどういうものが必須条件になっていますか。
○中野鉄造君 終わります。
○中野鉄造君 私は、ただいま可決されました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。  案文を...全文を見る
06月14日第102回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第10号
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○中野鉄造君 先ほどからいろいろお話ありましたけれども、小野先生に伺います。  小野先生の「実用化の見通し」というこのプリントの中で「石炭液化・ガス化というものが、一番有望になる。」、こういうようなことが書かれておりますけれども、これはコスト的にはいかがなものかということが一点...全文を見る
○中野鉄造君 褐炭の方はどうですか。
06月18日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第26号
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○中野鉄造君 私は、まず最初に、大筋の点からお尋ねいたしますが、五十九年の十二月六日に、児童家庭局長は、「基本的な方向としては、第一子から考えるべきであろう。」と、こういうような答弁がなされておりますが、この考えは今でもお変わりございませんか。
○中野鉄造君 いずれにしましても、この児童手当制度の改革というものが、今日の財政の実情を踏まえての結果である、こういうようにしか考えられないわけですけれども、本当に福祉国家、健全なる福祉社会の実現のためということであるならば、何もこれは改正しなくても今のままでもよかったんじゃない...全文を見る
○中野鉄造君 要約すれば、将来的には今後の福祉の発展に寄与するためのものであるということであるけれども、現行制度と今度の改正案と、その二つだけを比較した場合は、やはり後退しているということになりますか。
○中野鉄造君 かなり支給年数が短縮している。対象は二子からということでわずかばかりふえるということにもなりましょうけれども、支給年限が非常に短縮した。そして、今もおっしゃったように、そういうようにせざるを得ないということには、その背景に大きな財政的事情がある、こういうことから考え...全文を見る
○中野鉄造君 そうでしょうか。なかなか納得いかないところでございますが、じゃ、この児童手当制度がほかの社会保障制度とは異なっていろいろ制度の無用論だとか廃止論というものがつきまとうというのは、何といってもこの支給要件だとか支給額、あるいは所得制限が厳しいからである。そして現状とし...全文を見る
○中野鉄造君 今回の改正案が、児童手当法に照らして、これはいささか法律に違反しているんじゃないかというような私は懸念もするわけでございます。  と申しますのは、我が国の社会保障の最後の一部門として制定されたもので、しかも小さく産んで大きく育てるとされたこの児童手当制度が、現在必...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しておるように、格差がだんだん開いて、逆転どころか格差が開きっ放しであるということ、それと今申しますように、この第六条第二項に規定されてあるこの文言はまさに形骸化しつつある。そして、そういうものは置いてきぼりにしてだんだん問題を先送りにしておる、こういうこ...全文を見る
○中野鉄造君 ですから、結局今までのそういう努力の足りなさというものは反省しつつも、しかしいかんせん財政事情の上からどうしようもないと、こういうことなんですね。
○中野鉄造君 今も申される、この児童手当の所得制限が非常に強化された。支給率は制度創設時から五十二年まではずっと上昇したわけですが、五十二年の九二・五%をピークに以後はずっと落ち込みっ放しなんですね。そして現在は七九・〇と、こういうようになっておりまして、これを老齢福祉年金や特別...全文を見る
○中野鉄造君 くどいようですが、大臣にまた確認の意味でお尋ねいたしますが、この児童手当の所得制限については、五十五年九月の中央児童福祉審議会の意見においても、「「社会の子」としてとらえていることからして、原則としてこれを行うべきではない。」という反対の意見が出されておりますが、こ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、高齢化社会への対応としての児童手当の充実、この点についてお尋ねいたします。  人口の高齢化の社会的経済的影響として、これはやはりもう申し上げるまでもございませんけれども、生産年齢人口に対する年少人口、それと老年人口の割合がどうなっていくかという問題が横たわっ...全文を見る
○中野鉄造君 ならばこそ、先ほどもちょっと触れましたように、一方ではこの児童手当法の廃止論というものもあるわけですけれども、また一方では、今こそこの児童手当法を本当に充実して、そして人口政策として推し進めるべきだ、こういう意見も非常に強いわけなんです。  そこで、先ほどから申し...全文を見る
○中野鉄造君 次に、少し具体的な細かな問題に入っていきますが、支給対象が第二子に広がった、そしてその額は二千五百円である。率直に申しまして、この二千五百円の根拠というのは何でしょうか。
○中野鉄造君 俗に、児童とは何歳ぐらいまでを言うんですか。
○中野鉄造君 先ほどおっしゃったように、ミルク代だとか何だとかというお話も出ましたけれども、まるでこれは幼児手当じゃないですか。
○中野鉄造君 どう考えても今は児童手当じゃなくてこれは幼児手当であると、こういうように認識せざるを得ないんですが、これ、将来はまた児童手当に戻りますか。
○中野鉄造君 将来の理想としてではなくて、本当にこれは真剣に努力していただきたいと思うんです。  今、諸外国のお話がちょっと出ましたけれども、例えばILO百二号条約は、傷病給付、失業給付、老齢給付、業務災害給付などの部門で国内制度がILOの最低基準を満たしているとして既に我が国...全文を見る
○中野鉄造君 財政事情のためにやむなくこうなったと、こういうことですね。
○中野鉄造君 またこの支給期間に戻りますけれども、厚生省が就学前までとしたその根拠はどういうところにありますか。
○中野鉄造君 先ほど局長おっしゃいましたように、財政事情と、国民のこの法律に対する世論、あるいは意識というものの変革がやっぱり連動してくるというお話がありましたけれども、そうすると、この支給期間ですね、この問題については、将来はこれは考え直すという、そういう用意はあるわけですね。...全文を見る
○中野鉄造君 この改正案では、六十一年から六十三年度まで段階実施されますけれども、低所得者に対する加算二千円を六十一年度からいきなり廃止すると、こういうようになっておりまして、低所得者に支給されている現在の七千円を五千円に引き下げるというのは、これはもう時代の流れに逆行するんじゃ...全文を見る
○中野鉄造君 第二子に支給される二千五百円は、私どもは、これはこのくらいのお金で何ができるだろうかという気持ちもしないわけじゃないんですけれども、しかし、そういう意味から考えれば、低所得者に対して打ち切られる二千円というものは、これもまたやっぱりそれなりの影響が大きい金額ではない...全文を見る
○中野鉄造君 この制度の検討時期についてですが、今回附則第四条で、「児童手当制度については、費用の負担のあり方を含め、その全般に関して更に検討が加えられ、その結果に基づき、必要な措置が講ぜられるべきものとする。」と、こういうようにありますけれども、その検討のタイムリミットといいま...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりますが、これは大臣にお尋ねいたしますが、この手当に対する財源の問題でございます。  この財源確保については、今までいろいろな案はもう出尽くしているわけですけれども、やはり考えられるところは、一つには国庫負担。二番目に企業の家族給との整理。三番目に税制の扶...全文を見る
○中野鉄造君 どうもみんなそれは大事でありますけれども、今言ったような中から特にどういうようなものにその重点を置いていこうとするのか。そして、今申しますように国民の前にこれの将来展望と将来像というものをより明らかにしていく、それがなければだめじゃないかと思うんですよ。いかがですか...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
07月10日第102回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○中野鉄造君 大臣にお尋ねいたします。  御承知のように、現在我が国農業、とりわけ稲作農業を取り巻く情勢には極めて厳しいものがあるわけでございますが、ちなみに昭和五十八年度の生産農業所得を見てみましても、冷害の影響があったとはいえ四兆四千七十九億円にとどまっております。これは昭...全文を見る
○中野鉄造君 この問題についてはまだ午後お尋ねいたしますが、大臣に対する質問に絞ってお聞きしますが、次に、生産性向上のメリットということについてお尋ねいたします。  御承知のように、昭和四十二年、四十三年、四十四年と三年間について、政府は生産性向上によるメリットについてはこれを...全文を見る
○中野鉄造君 それで配慮したと言われるわけですか。私が今聞いておりますように、生産性向上のメリットのせめて半分だけでも生産者へ還元していくという措置をとってはいかがかと、それをお尋ねしているんですが。
○中野鉄造君 では次に行きますが、先ほども良質米奨励金の件についてお尋ねがあっておりましたけれども、本年の米価決定に当たっては、基本米価の動向と合わせて良質米奨励金の現行が確保できるのかどうかということが大きな焦点になっておりますけれども、政府は良質米奨励金を削減する場合の一つの...全文を見る
○中野鉄造君 私は、もう大臣に対する質問はこれで終わりにしますけれども、ここで先ほどからのいろいろな大臣の答弁を聞いておりましてもわかることは、日本農業の将来、あるいは日本の稲作農家の将来への展望は、これは大幅に楽観視したとしてみてもせいぜい横ばい、もう大体おおむね衰微の一途をた...全文を見る
○中野鉄造君 しかし、先ほどからお尋ねしているように、いろいろな生産コストを下げれば下げるほどそれが逆効果で今裏目に出てきているというのが実情ではないかと思います。そういうことを踏まえても、こうすればさらにそれに対してはほかの対応でもって農家の頭を抑えていくというようなことばかり...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
○中野鉄造君 午前に引き続き米価の問題についてお尋ねいたしますが、私はまず最初に、この算定の方法についてお尋ねしたいと思います。  昨年と同じ算定方式と算定要素に従えば、本年の米価は昨年の米価に比べて四%程度の減少ということになりますけれども、これはあくまでも昨年の米価に比較し...全文を見る
○中野鉄造君 私は、労賃のことを聞いているんですよ。  それで今、次長おっしゃったように、そういうような算定の方式をとっているから非常に結果的に低い労賃になっている。ちなみに、現在は都市労賃どころでなく地方労賃とも言うべきもので、例えば製造業五人から三十人未満規模の全国平均賃金...全文を見る
○中野鉄造君 だから、私は先ほどから申しておりますように、現在のこういう現況はもう本当に製造業五人以上三十人未満規模の全国平均をも下回っている、そういう現況から考えましてもこれは見直すべきじゃないかと言っているんです。  それで、なぜかならば、そういうようなやっぱり地域によって...全文を見る
○中野鉄造君 これは考えていただきたいですね。そうしないと、ますますこれは農家は抑えられっぱなしということが続くのじゃないかと思うんです。  続いて米価と構造政策との関連性についてお尋ねいたしますけれども、近年、高米価は構造改革の阻害要因となりかねない、こういった論調が非常に高...全文を見る
○中野鉄造君 それでは、現在のこの米価水準は構造政策を推進するという見地に立った場合に低い水準にあるのか、それとも高い水準にあるのか、または適正な水準にあるとお考えですか。
○中野鉄造君 明確な根拠はないわけですね。
○中野鉄造君 そういうようなことが明確でないままに、こういう米価が毎年毎年いいかげんにと言ったら言い過ぎかもしれませんけれども、決定されていく。これでは農水省は、世論や財政当局からの攻勢に対していつまでたっても守勢に立ち続けなければいけない、こういうようなことになるんじゃないか。...全文を見る
○中野鉄造君 方法としてはそれがあなた方の立場では適切とお考えになるかもしれないけれども、米価そのもの自体が適切であるか否かそれはわからない、その根拠も不明確である、こういうことですね。
○中野鉄造君 だから、じゃ適正な水準と思われるのは、また、その根拠は何ですかと聞きたくなるんですよ。
○中野鉄造君 それでは絶対にこれはやっぱり農家の人たちは納得しませんよね、こういうことの毎年の繰り返しなんですから。だけれども、こればかりやっていても時間がたちますから、次へ行きます。  それじゃ次に、農地改良事業を進めることはこれはもう経営体質を強める上で重要なことはわかって...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、生産費調査においては、ちゃんとそうした農家負担という分は捕捉されているということですか、随分詳しく説明をされましたけれども。
○中野鉄造君 この土地改良事業の中でも代表的な県営の圃場整備に例をとって実情を調べてみますと、昭和四十五年度における十アール当たりの事業単価は十五万六千円程度だったと思うんですが、そのうち二七・五%を農家が負担するとなりますと四万三千円、これを六・五%、二十五年償還の公庫資金を据...全文を見る
○中野鉄造君 今あと七年間あるから何としてもそれを達成したいというお話ですけれども、これを達成しようとすると、考えられることは三つしかないと思うんです。つまり今後国の補助を高めるのか、それとも生産性向上や汎用化によって農家の負担能力を高めるのか、あるいは米価等を上げて農家の負担能...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃったように、将来国の補助率を高めるということは今のそれこそ財政事情からなかなか望むべくもないのではないかという気がいたしますけれども、かといって、また汎用化といっても果たして米以外にどういう作物をつくればいいのか、農水省にもこれは明確な展望はないのではない...全文を見る
○中野鉄造君 圃場整備の目的の一つに、やはり米の単収を高めるということがあると思うんですけれども、しかし、果たして事業単価の増高をカバーできるほど高めることができるのかどうか。米価を引き上げることを抜きにして、結局、水田の圃場整備を促進できる見込みがあるのかどうか。もしないとする...全文を見る
○中野鉄造君 要するに、基本米価の抑制や良質米奨励金の削減、こういった米穀政策に対して合理化を進めようとする政府には、その背景には結局国の財政事情があるということがこれはもう明確でありますけれども、しかし政府は、一方では防衛費等については別枠として依然として優先的に確保している。...全文を見る
11月26日第103回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
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○中野鉄造君 まず初めに、私は、最近多発しているパラコート入りの農薬による無差別殺人、この問題について御質問いたしますが、現在までの事故の件数、自殺者だとかあるいは誤飲、そういうものも含めて、いわゆるこの事故の件数の発生状況はどうでしょうか。
○中野鉄造君 それで、このような非常に危険な猛毒であるパラコートが、我が国では現在のところ、自分の名前、住所、職業、そういうものを記載しさえすれば農協でも薬局でもだれでも購入できる、しかも家庭園芸用のパラコート剤の場合には、園芸店によっては全くノーチェックでこれが販売されていると...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろパラコートの入ったそういう園芸用の除草剤にしろ農耕用のものにしろ、こういったようなものを販売する場合の末端販売者への通達というようなことはなされて。いますか。今私が申しましたようなチェックするというようなものと厳重な取り締まりの方法はなされていますか。
○中野鉄造君 義務づけているわけじゃないんですね。
○中野鉄造君 この問題について農水省の方ではどのようにお考えですか。
○中野鉄造君 今お答えがありましたこれらの農薬は、催吐剤を入れるとかあるいは着色、においをつける、こういったようなものは現在登録されている除草剤にほとんど限られている、こう思うんですけれども、問題は登録されていないパラコート入りの農薬でありまして、つまり、韓国あるいは主に台湾から...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃったように、台湾あたりから来る登録されていないパラコートについては、当然催吐剤だとかあるいは着色、においをつける、そういう処置はなされていないということなんですね。
○中野鉄造君 そこで、いろいろ今申しましたような登録をされているパラコートというのは、現在三種類であるというふうに聞いておりますけれども、これがどういうように使用されているか。特に末端の方になるとこれはわからない。園芸用に使われているのか、農耕用に使われているのかなかなかそれは把...全文を見る
○中野鉄造君 要するに、こうした今までの農薬による自殺者が多発している、あるいはこれが無差別殺人に使われる、しかも容易に手に入る、こういうような危険度からいえば、現在の状況ではあの青酸カリよりかむしろ入手しやすく、だれにでも使える、しかもその毒性においてはこれは変わるところがない...全文を見る
○中野鉄造君 それで、先ほど申しました台湾あたりからのそうした登録外のパラコートについても何らかの規制の方法を考えておられるのか。当然それはやるべきだと思うんです。片っ方はやって片っ方はやらないというのはもうしり抜けでございますから、だからそれは当然ひとつやっていただく。  そ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、僻地医療の現状と対策についてお尋ねいたしますが、現在の無医地区の状況、それと医療施設、医療従事者の充足状況等について簡単にお答え願います。
○中野鉄造君 それで、僻地という概念も以前とは、最近、モータリゼーションの発達だとか道路の整備だとか、これによってだんだん変わってきたとは思いますけれども、そうした中で、今おっしゃった、年々歳々無医村といったようなものがかなり減りつつあるということはこれは喜ばしいことではございま...全文を見る
○中野鉄造君 現在、医師の供給過剰だということが言われる一方では、なお数多くの無医村が存在しているとこういうときに、例の自治医科大学というものが昭和四十六年ですか、設立されておりますが、この自治医科大学の役割といいましょうか、これはもう僻地医療のための特別の医師の養成機関というこ...全文を見る
○中野鉄造君 現在、自治医科大学の卒業生が八百人程度と聞き及んでおりますけれども、この人たちが卒業と同時に地方公務員になるということも、医療の現場での混乱の一つになっているようでして、すなわち、他の医大出身の研修医とは立場が違うため、研修病院では一貫した対応ができないというのも事...全文を見る
○中野鉄造君 次に、大臣にお尋ねいたしますが、ひところちょっと新聞紙上をにぎわしておりました例の「国立病院・療養所の再編成・合理化の基本指針」、ここの進捗状況、それとまた、その対象施設のリストアップというようなものはいつごろこれは発表になる見通しなのか、その辺のところをお尋ねした...全文を見る
○中野鉄造君 次に、社会保障費についてお尋ねいたしますが、六十一年度の社会保障費、いわゆる年金、医療費、社会福祉、厚生年金国庫負担繰り延べ、政管健保特例高率補助金一律カットなど、こうした分が六十年度から自然的に経費増としてこれはふえることは明らかでありますけれども、六十一年度の社...全文を見る
○中野鉄造君 厚生省の方から三千九百二十八億の要求があったということなんですが、そうじゃなくて、むしろ最近の予算の配分の仕方を見てもわかりますように、何せ初めに財政ありきと、そこから始まっていくわけなんですね。それで、おたくの方はこれこれの金額でやってもらいたいというような、要求...全文を見る
○中野鉄造君 ただいままで挙げられた数字でいくと、これは明らかに福祉の後退と言わざるを得ないわけですが、大臣、この三千九百億、これはもう今後どうしようもないものであって、これ以上は望めないんですか。
○中野鉄造君 これは大蔵大臣に聞くべきことでしょうけれども、こういう現状を踏まえて大蔵省はどういうふうにこれは考えておられますか。どんどん高齢化していく、それに対してどんどん費用はかさんでいく。だけれども、今申しますように初めに財政ありき、そこから出発するんですから、だからどうし...全文を見る
○中野鉄造君 最も合理的な仕組みにと言われるのが、結果的には、何のことはない、非常に弱い立場のお年寄りの人たちへのしわ寄せになっている、これも事実なんですね。  ですから、一つの例を挙げますと、この老人保健法もそうですけれども、例えば厚生省は、老人保健制度の老人保健拠出金の算定...全文を見る
○中野鉄造君 なかなか理解できないところなんですね。つまり、今お答えがあったような加入者案分率を八〇%とすれば、組合健保の負担は国保をさらに今度は大きく上回っていく。さらに加入者案分率が一〇〇%となりますと、組合健保の負担率は国保の二倍以上になるわけなんですね。すると、これはもう...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、この問題についてはまだ他日いろいろ論議したいと思いますけれども、どうしても今おっしゃったような合理的な解決方法という、合理的という名の老人いじめというようにしか私どもとして受け取れないわけなんです。  私どもの試算としては、この問題につい...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
12月04日第103回国会 参議院 本会議 第6号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案並びに地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に対して質問をいたします。  まず、具体的な質問に入る前に、昭和六十一年度の予算編...全文を見る