中野鉄造

なかのてつぞう



当選回数回

中野鉄造の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第104回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○中野鉄造君 きょうは参考人の先生には大変御苦労さまでございます。  これから私が行います質問に対してのお答えは、先ほどの御提言でほとんど言い尽くされたかと思いますけれども、同時にまた私たちも、ただいまの御提言を実行さえすれば、今日の日本は諸外国とのいろいろな摩擦というものも円...全文を見る
02月26日第104回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○中野鉄造君 私は、廣瀬参考人の「新しい成長への課題—日本経済のあすをみつめて—」という論文も読ませていただきましたけれども、その論文の中で、日本はこれまで世界の自由貿易体制を最大限に利用し今日の地位を築いてきた。しかし、今日ではその自由貿易体制そのものが欧米の対日非難の大合唱や...全文を見る
03月11日第104回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○中野鉄造君 私は、冒頭、間近に迫ってまいりました東京サミットの準備状況について若干お尋ねいたします。  いわゆるサミットにおける討議議題の設定状況についてお伺いしたいと思いますけれども、すなわち政治議題とかあるいは軍縮問題、テロ対策、新科学技術開発国際機構といった個別のテーマ...全文を見る
○中野鉄造君 ただいま総理からのお話がありましたように、このサミットの趣旨であります経済問題を中心としたそういう論議であれば、これはもうまことに結構ですけれども、過去のいろいろな経緯からいたしましても、例えばレーガン大統領のタカ派的色彩がサミットにもかなり影響しまして、昨年のボン...全文を見る
○中野鉄造君 それからまた、先ほどの総理のお話の中にもありましたように、今回日本はアジアの一員として、むしろアジア諸国の代表としてこのサミット討議の中に諸国の意思を反映さしていく、そういう責務があるわけですけれども、政府はこの間から大来元外相のほか大使経験者の方々をアジア諸国に派...全文を見る
○中野鉄造君 次に、SDIとMADについてお尋ねいたしますが、これまで政府は戦争は均衡と抑止によって抑止されてきた、こういうように説明されております。さらに、従来核抑止戦略は相互確証破壊戦略、いわゆるMADであり、相互に相手国の国民及び産業施設、軍事施設などをいわば人質とし合うこ...全文を見る
○中野鉄造君 総理は、サミットもこれあり、SDIに関する対米協力に一日も早くゴーサインを出したいようでありますが、しかし一方外務省は、イギリスはとにかくとして西ドイツ、フランスあるいはカナダ等の反応をにらみながら慎重に対処していこう、こういう姿勢のように受けとめておりますけれども...全文を見る
○中野鉄造君 私はこれにこだわるようですけれども、安保条約にいわば限定されるべき極めて地域性の高いものが、今や地球的規模のしかも宇宙にまで拡大することが果たして適当か否か。これは相手がいることですから、必要であるといえばそういう議論もあるかと思いますけれども、今申しましたような私...全文を見る
○中野鉄造君 次に、秘密保護と研究の自由拘束についてお尋ねいたしますが、秘密保護を前提にSDI研究に参加することは研究の自由、学問の自由という面でもいささか問題があるのじゃないかと思います。参加した場合、当然米国からの情報のみならず官にも民間にもアメリカ政府から研究開発資金が流れ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、武器共同開発の問題についてお尋ねいたしますが、衆議院の予算委員会で外務省の小和田条約局長は、武器の共同開発についてまず一つ目として、技術さえ供与しなければどこの国とでも許される。二番目には、アメリカとは技術供与ができるけれども共回生産はやるつもりはない、こうい...全文を見る
○中野鉄造君 僕はそこのところが非常にわかりにくいんですが、技術供与をしない共同開発というものをもう少しわかりやすく御説明いただきたいと思うんです。
○中野鉄造君 そうしますと、私の理解では、共同開発というのはお互いの国がそれぞれの技術を提供し合って、いわゆるどこかでセッティングしなければ共同開発とは言えない。それがなければそれは独自開発じゃないかと思うんです。そういうようなことではなくて共同開発と言えるとするならば、技術供与...全文を見る
○中野鉄造君 では、具体的にそうした形で共同開発をした事例がありますか、あるいはその計画がありますか。
○中野鉄造君 じゃ、百歩譲って武器共同開発ができるといたしましても、その共同開発の結果でき上がったものは、これはもうまさしく武器でございまして、そうすると我が国の国産武器というものは先ほどもお話があったような三原則によって輸出はできない、こうなっておるし、輸出はしないが共同開発は...全文を見る
○中野鉄造君 アメリカとは武器の共同生産を行うつもりはない、こういう見解でありますが、アメリカとの関係で可能なのは技術供与と試作品の段階までである、したがって共同生産を行うつもりはありません、これは昭和五十八年の通産大臣でありました山中大臣の答弁でありますが、ここに将来ともにそれ...全文を見る
○中野鉄造君 また話を蒸し返すようですけれども、共同開発については過去にそういう具体的な事例もなければ今後の計画もないということであれば、共同開発というものは死文化している、こういうように理解してもいいんですか。
○中野鉄造君 大臣お願いします。
○中野鉄造君 先ほどの五十八年の山中通産大臣の答弁に関連しますけれども、今後アメリカが日本における共同研究開発を考える、そういうようなことも言われておりますけれども。その場合の対応はどのようにお考えになっていますか。
○中野鉄造君 次に、OTHレーダー購入についてお尋ねしますが、OTHレーダーは中期防衛力整備計画の最重要事業の一つとして、アメリカの技術提供を受け導入する計画を進められていると聞いておりますが、計画そのものが集団的自衛権に抵触しはしないかと、こういう私は考えてあります。それに対し...全文を見る
○中野鉄造君 今長官がお答えになりましたように、これまでのいろいろなそういったような情報は誤報であると、そういうことをおっしゃいましたけれども、しかしながらアメリカ側が指摘しているように、OTHレーダー情報は総合的に評価してこそ意味があって、日本側が単独で運用しても成果は小さい、...全文を見る
○中野鉄造君 五百億円もの多額な支出をしてまで購入すべきであるのかどうか。そこいらもあるからこそいろいろ検討はされていると思いますけれども、先ほどから言われているようにいろいろな情報が飛び交っております。また私が知ったところでは、米軍が求めている方式では日本が設置するOTHレーダ...全文を見る
○中野鉄造君 そこのところが非常に微妙でして、そういうことになれば、これを購入してスタートした場合、早い話が我が国は実質的に、取りようによっては米軍の戦略、戦術、情報システムの一翼を担った米軍指揮下の部隊みたいになってくるのじゃないかというような見方もするんですけれども、それがま...全文を見る
○中野鉄造君 次は、経済、財政問題についてお尋ねいたしますが、昭和六十一年度の政府経済見通しては名目成長率五・一%、実質四%ということを言われていますけれども、一方、民間調査機関ではせいぜいこれは実質成長率二%から三%台であるということはこの間からずっと言われております。予算編成...全文を見る
○中野鉄造君 最近の原油値下がりはこれは好ましい経済環境の一つですが、問題は、経常収支の黒字が非常に大きいということは依然として変わりませんし、今でも批判されているところですが、経済の外需依存の結果というものはこのようにますます大きくなるんじゃないか、そういう懸念がいたします。一...全文を見る
○中野鉄造君 内需主導だとか内需拡大ということを口ではもう何回も言われますけれども、果たして内需拡大というものがそう簡単にできるだろうかということを私は懸念するわけですが、かつての高度成長期のように、電気洗濯機だとか冷蔵庫だとか一家の家庭の国民生活を革命するようなああいうようなも...全文を見る
○中野鉄造君 くどいようですけれども、内需拡大だとかそういったようなことは言うことは易しい、また計画を打ち立てることも易しいわけですけれども、本当にそれが効果が出るということはこれは容易なことじゃない。今特命大臣おっしゃ ったように、そういう政府としてのいろいろな対応は立てられ...全文を見る
○中野鉄造君 効果はいつごろ出てきますか。
○中野鉄造君 そこで特に問題は、経済の鈍化によるところの六十一年度の税収でございます。今、下半期に期待をかけているということを言われましたけれども、それはうまくいけばの話でありまして、例えばこの六十年度補正後の予算でも税収の伸びはなかなかはかばかしくない。六十一年度の場合、円高と...全文を見る
○中野鉄造君 私は、今六十一年度予算について全体としての規模及びその税収面からの問題、幾つかの問題を指摘したわけですけれども、今度は個別に歳出面でもこれはいろいろ私は問題が浮き彫りにされていると思うんです。  まず、これも既に何回かごの審議の中で問題になったと思いますけれども、...全文を見る
○中野鉄造君 次に、税制についてお尋ねいたしますが、総理は昨年夏以来、大規模な所得税減税について何回も発言を繰り返されております。ところが、その財源というものがまだ明らかにされていない。したがって、いろいろなうわさでは単なる選挙対策のアドバルーンじゃないかと、こういうような声も聞...全文を見る
○中野鉄造君 私は日ごろから非常に遺憾に思うのは、とかくいろいろなこういう審議の段階で、それはどこどこの審議会の中で今鋭意検討されているところですからその答申を待ちましてというようなことが再々返ってくるわけなんですね。何といったってここは国権の最高議決機関である国会なんですから、...全文を見る
○中野鉄造君 次に土地政策についてお尋ねいたしますが、最近国民生活の上で大きな問題は地価の高騰でありまして、特に東京の都心を中心としました高騰はこれはもう異常なものがありまして、御承知のように、昨年末の取引では、銀座六丁目あたりでは三・三平米一億二千万円で、世界一の高値であります...全文を見る
○中野鉄造君 そういう傾向に対して、抑制策はどういう手を打たれていますか。
○中野鉄造君 地価抑制策として、国土利用計画法によります都市計画区域の市街化区域の二千平方メートル以上の土地売買について届け出義務をさらに小さくするとか、あるいはまた知事が勧告だとか公表できる対象を拡大すべきじゃないか、こういうような施策もあるのではないかと思いますが、その辺のと...全文を見る
○中野鉄造君 今、地価の高騰ということで、一つの大きな問題なのは固定資産税の問題ですけれども、地価がどんどん上がってくる。それに比例して固定資産税が上がってくる。そうすると土地の切り売りが始まる。また個人の住宅用の固定資産税に耐え切れないでやむなく泣きの涙で自分の土地を売り払わな...全文を見る
○中野鉄造君 この点については本当に切実な問題でもありますし、高齢化社会というものはどんどん進展してまいりますし、そういうところに政治の光を当てていくということこそ血の通った行政ではないかと思いますので、総理の方からも一言お願いしたいと思います。
○中野鉄造君 次に、NTTの株の問題についてお尋ねいたします。  六十一年度の国債整理基金特別会計の歳入の中で、政府が最も期待していたのがこのNTTの政府保有株の売却による歳入であったろうと思うんですが、つまり政府の計算では百九十五万株、一株二十一万三千二百円として四千百五十七...全文を見る
○中野鉄造君 六十一年度中の処分株式数は百九十五万株でありますけれども、大体何回ぐらいに分けられますか。
○中野鉄造君 そうしますと、先ほども申しますように、これは国民の共有財産でございますので、公明正大に、いわゆるガラス張りで国民の皆さん方一人一人が納得のいく処分の方法をとらなくちゃいけない。そうなりますと、一番公平なのは早い話がこれはもう抽せんだとかそういう方法じゃないかなと思い...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵大臣が今頭の中で考えられる ことは、じゃ、どういうような方法がいいのかなと。例えば入札方式にするとかいろいろあると思いますが、大臣個人のお考えとしてはこういう考え方もベターじゃないかなというような、もしそういうのがありましたならば……。
○中野鉄造君 しかし、今もおっしゃるように、いずれこれはそういうときが来ますね。おっしゃるように向こうさんにもそういう専門家はいらっしゃらない。となると、何かそこにやっぱりそういうものがなければ、さあどうするか、もうそんないつまでもいつまでもああでもないこうでもない、わあわあがや...全文を見る
○中野鉄造君 今も何回も申しますように、国民の共有財産であれば、国民がこれはひとしく株式売却に当たっての恩恵を受ける権利があるわけですからね。ですから、もし入札方式なんかとられるということになれば、それはそれなりの人たちでないと入札の手続さえもわからない。一国民がどうしてそういう...全文を見る
○中野鉄造君 午後の質問に入ります前に、先ほどお昼のニュースでも報道されておりました皇太子殿下の訪韓の件について安倍外務大臣の発表があったというような報道がなされておりました。  また、それに加えて、皇太子殿下が将来中国の方も訪問されるというようなお話も聞いておりますけれども、...全文を見る
○中野鉄造君 円高問題についてお尋ねいたしますが、この円高差益及び今般の大幅な原油値下げによって起こるところの差益還元等物価対策及び中小企業対策についてお尋ねいたします。  昨年のG5以降、産業界を初め国民生活に非常に大きな影響が出ていることは御承知のとおりでございますが、結果...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、公取委員長にお尋ねいたしますが、今回の一連の円高、原油値下がりに伴って予想される諸問題、そしてそれに対する対応はどうなっておりますでしょうか。
○中野鉄造君 今回の円高は、いわば全く政府主導の政策誘導によるものであると言っても過言ではないと思いますが、そのために生じたメリットにせよデメリットにせよ、問題解決について政府は十分な適正な対応をしていただかなくてはいけないと思うわけです。  昭和五十三年の円高問題のとき、政府...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどもお話がありました電力料金について、さきに述べた円高によって輸出関連中小企業というものはもう非常に今苦しい状況にあるわけですが、この間もありましたように、米国からこれに対するいろいろな施策、いわゆる助成策についてはかなり厳しいクレームがついているという状況にあ...全文を見る
○中野鉄造君 それで、この電力料金の値下げがいつ行われるかということ等については、特に中小企業間では今非常に重要な関心の的になっているのですけれども、特にそういうようなことがなぜ起こるかといいますと、つまり現在輸出関連、例えば自動車などのメーカーとかあるいはその下請企業の間で、ち...全文を見る
○中野鉄造君 今もお話がありました原油の値下げ、現在、国家備蓄問題についてはいろいろありましょうけれども、さしあたって六十一年度の石特会計の中で、石油公団が本年度三百万キロリットルを調達するのに、バレル当たりの予算を二十八ドル、こういうようになっております。石油安定供給対策費が四...全文を見る
○中野鉄造君 次に、中小企業対策についてお尋ねいたしますが、経企庁が全国二十六の主要輸出型産地について実施した円高の影響調査を見ますと、利益大幅減が六〇%に及んでいます。そこで、緊急融資制度三千億円の利用状況についてお尋ねいたしたいと思いますが、それといま一つ、今日のような状況の...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどの緊急融資制度三千億円ですが、たとえ緊急融資であってみても借りたものは当然いつかは返さなければいかぬわけですから、そういう本当に倒産直前の会社が借りたとしても果たして返せるか。またこういうときにそういうものを借りるだけの状況にあるのかどうかということも非常に懸...全文を見る
○中野鉄造君 それで、その救済措置の一環として、いろいろな代金の値引きだとかあるいは支払いの遅延などという下請いじめが起こらないように下請代金支払遅延等防止法、それに基づいてのいろいろな調査というものがなされていると思いますが、その中間的な形で御報告できますか。
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、今回のこの円高、原油の値下がりによる波紋は予想以上に大きいわけですが、そこでこの六十一年度予算五十四兆円の中身についても、個々に見直しをすればいろいろな影響があると思います。特別会計、財投についても全くそのとおりでして、整合性という観点から歳...全文を見る
○中野鉄造君 つまり、この円高の問題に入ります冒頭に私が申し上げましたように、五十三年のときの円高と今日の円高とでは異なる面が非常に多いんじゃないですかと言ったことはそのことでございまして、つまり五十三年のときは三百円が百九十円になるのに二年間かかっています。今回は二百四十円が百...全文を見る
○中野鉄造君 今、本院の予算審議は二日目に入ってまさにこれからでございますが、国政の円滑な運営を考えるときに本院の審議権確保はこれは絶対な条件であります。一方、予算の空白は本来一日もあってはならないし、万一本院の審議権確保に支障を来し、あるいは予算の空白を生じるような事態になれば...全文を見る
○中野鉄造君 次に、国鉄の改革の問題についてお尋ねいたしますが、政府は分割・民営の方向で進められております。  まず第一番目に、国鉄の現在の危機を救うのは民営化する以外に方法はないのか、あるいは分割することにより経営効率は低下しないのか、こういうところが国民の皆様方もひとしく大...全文を見る
○中野鉄造君 この問題について私は少し具体的に入ってみたいと思いますが、例えば九州における国鉄の分割・民営化の問題ですが、まず第一に政府の改革案では、九州の国鉄は独立採算で自立経営を図ると、こういうことになっております。当然赤字の発生はこれはもう不可避ですから、三千六百億円、経営...全文を見る
○中野鉄造君 五十九年度の九州地区の国鉄は営業係数が二九四、つまり百円もうけるのに二百九十四円の経費が要る。一番ひどいのはこれは北海道で、百円もうけるのに四百十五円と、こういうふうになっておりますけれども、例えば九州の場合ですが、今言ったように採算性は決していいとは言えない。 ...全文を見る
○中野鉄造君 九州と本州とは関門海底トンネルを通じて鉄道旅客が動いておるわけですが、福岡県では、例えば山口県との旅客流動が佐賀、大分両県よりも多い。本州とのサービス格差が関門間で拡大することは、九州と本州との一体化をこれは阻害することになるんじゃないか、こういう懸念もまたあるわけ...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど運輸大臣からもお話がありましたこの特定地方交通線についてですが、それぞれの地域において特定の地方交通線の存続の強い要請が今行われております。  特定地方交通線を抱えておられる大臣も数人いらっしゃるようですが、例えて言えば総理の郷里であります群馬県には足尾線、...全文を見る
○中野鉄造君 次に、余剰人員対策についてお尋ねいたしますが、新聞報道では予定枠の四分の一に当たる再就職受け入れ先を確保できた、こういうように言われております。最近の受け入れ規模状況の報告をまずお尋ねいたしますが、私申し上げたいのは、もう時間がありませんので結論を急ぎますけれども、...全文を見る
○中野鉄造君 今もお話がありましたように、国鉄の関連事業や地方公共団体、民間企業に再就職を依頼するのは、それはそれで非常に結構なことだと思いますけれども、やはり国の機関が率先して大量の職員を吸収するようにやるべきじゃないのかなと私は思うんですが、今のやり方を見ておりますと、公的部...全文を見る
○中野鉄造君 次に、男女雇用機会均等法についてお尋ねいたしますが、この法律はいよいよ四月一日から施行されることになっておりますが、その準備状況は現在どういうようになっているのか。まず労働大臣、そして新しく施行される男女雇用機会均等法に対する総理の心構えをお尋ねいたします。
○中野鉄造君 この法律が十分に機能するためには、今大臣お答えになったように、婦人少年室が中心になってその運用をされていくと思いますけれども、この婦人少年室の拡充強化というのがいまひとつこれは不足しているのじゃないか、私はこういうように思うわけですが、私の調査したところではわずか今...全文を見る
○中野鉄造君 極めて不十分だと思いますね。同時に、この法律を本当に機能あらしめるためにはやっぱり並行して雇用機会均等調停委員会の設置がこれは不可欠でありますが、いつごろこれが委員会のメンバーといったようなものの任命等を含めてなるのか、この時期をひとつ明かしていただきたいと思います...全文を見る
○中野鉄造君 男女雇用機会均等法と抱き合わせにして労働基準法が改正されました。つまり、女子労働者の時間外労働の規制と深夜業の禁止が緩和された結果、いわゆるフルタイムでは働けなくなりまして、パートタイマーにならざるを得ない女性の方々がふえるのではないかと心配するわけですが、このパー...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく行政というのはしばらく様子を見てからやおら腰を上げようと、そういうようなことが非常に目立つわけなんです。そうではなくて、そういう後追い行政にならないためにも、こういうことになっていくということは目に見えているわけですから、やはりこれは法制化すべきだと思います...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。(拍手)
03月20日第104回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中野鉄造君 私は江見先生にお尋ねしたいと思いますが、先生の論文の「医療費問題を新しく見る眼」というレポートの中にお述べになっている、GNPの動きとMすなわち国民医療費の動きは連動性が全くないことはないが、しかしこのMの伸び率をGNPの伸び率の範囲内におさめようとする場合、それを...全文を見る
○中野鉄造君 ありがとうございました。
03月25日第104回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○中野鉄造君 私は、年金財政の将来を考える立場から、財政投融資計画の見直しが最近叫ばれておりますが、その一つの例として、事業団を取り上げてみたいと思うんです。  御承知のように、年金福祉事業団は、簡単に申しまして、被保険者への貸付事業だとか、あるいは施設事業が中心になっています...全文を見る
○中野鉄造君 じゃ、大蔵省がちょっとおくれるようですから、大臣にお尋ねいたしますけれども、先ほどからちょっと私お話ししておりました、年金をいわゆる事業団の方に使っているということですね。これは還元融資という形で使われるわけでしょうけれども、年金というものは、これは言うなれば預かり...全文を見る
○中野鉄造君 今、答弁にもありましたように、それは私も十分に承知しております。  つまり、現在六・八%で財投から事業団が借りてきて、そして事業団が六・三%で住宅に貸し付けておると、そういうことになっているわけですけれども、一方、出資というのは、出資という名前ですけれども、これは...全文を見る
○中野鉄造君 今もお話があるように、出資の大部分が住宅金利引き下げのための措置として使われている、こういうように私は理解しますけれども、この金利引き下げのため、いわば無償の資金を入れることで金利引き下げの元本としている。したがって、補給金と違ってこれは完全に消えるものとはまた違う...全文を見る
○中野鉄造君 年金福祉事業団への出資というのは一般会計、つまり税金から出すというものではなくて、厚生年金以下の三会計、すなわち将来の年金給付のもととなる国民の保険料なんですね、これは。それがその三つの会計に利益を生まない形で出し続ける、こういう方法は本来資金運用部へ預ければ金利収...全文を見る
○中野鉄造君 その事業の中の一つの住宅政策なんですけれども、私は、住宅政策が重要であるということは十分理解しているのですけれども、住宅に貸すということ、これは必ずしも反対ではありません、保険料を集め、また一部住宅に貸し付ける運用というのは、これはほかでもやっているわけですから。し...全文を見る
○中野鉄造君 そうでしょう。私が言うのはそれなんです。ほかのところは自分の自己努力でそういうようにやっているのです。それを、年金福祉事業団への出資というのは、将来の年金保険給付に必要な資金を出資の名のもとに本来得るべき利益をこれは失わせている、そういうようにさっきから私は言ってい...全文を見る
○中野鉄造君 私は、還元融資全体を否定しているわけじゃないんですけれども、特にかつての財投が企業に偏重していた時代、そういうのがありまして、年金部分を保険者に還元させようとする意図はこれはよく理解できます。しかし、問題はそのやり方だと思うのですね。将来、年とった国民の皆様方に年金...全文を見る
○中野鉄造君 ですから、今も申しましたように、高度成長時代とは違って、御承知のように非常に財政が厳しいときなんですから、従来のように安易に財投対象機関の事業を進めて、コストを償わぬ分は一般会計や特別会計に簡単に依存するという、そういう方法はこれはもう過去の遺物だ、そういう考えを私...全文を見る
○中野鉄造君 くれぐれも、今申しますように、年金というのは国民の皆さん方が営々として努力してそこに積み立ててきた預かり金なんですから、それを何の有利な運用もしないで簡単に他に使うということは、これはいかがなものかと私は思いますから、その点はひとつ今後より慎重に取り扱っていただきた...全文を見る
○中野鉄造君 今回のこの事務の見直しは、これは二十数目に及んでいるわけですけれども、簡単に申しまして、機関委任事務というのは、その性質上国としても厳格に全国的統一性、公平性の確保が必要とされると。一方、団体委任事務は、その性質上必ずしも厳格に全国的統一性を要しないと、こういうよう...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりますが、この改正によって、老人ホームの入所者等の福祉に従来までと比較していろいろ欠陥が出るんじゃないか、そういうおそれがあるんですが、その点一つ。  もう一つは、今回の改正によりまして、老人ホームの入所者等の処遇に関する地方公共団体への指導が不十分になる...全文を見る
04月08日第104回国会 参議院 社会労働委員会 第6号
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○中野鉄造君 私は、初めに廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案に関連してお尋ねいたします。  けさのテレビの報道でも言っておりましたが、千葉県では廃棄物処理についていろいろな規制の条例が出たということを言われておりました。こういう事例は今後ほかの自治体でも出てくる...全文を見る
○中野鉄造君 ひところ問題になりました使用済み乾電池の処理状況は、今どういうふうになっていますか。
○中野鉄造君 次に、年金福祉事業団法の一部を改正する法律案、本法律案について私は基本的には賛成でありますが、この際、この事業団に関する問題でお尋ねいたします。  本法案の事業団の高利自主運用資金三千億円、これは厚生積立金一部自主運用要求とは別建てとなっております。これが今後どの...全文を見る
○中野鉄造君 「六十一年度予算参考書類」を見ますと、その九十ページに載せられておりますが、投資収益受入金、これが十二億二千四百四十二万八千円、こうなっておりますね。これは、今の御答弁のあれからいきますと、これをかなり上回りますか、それとも下回ってきますか。
○中野鉄造君 下がりますね。
○中野鉄造君 かねてから、年金財政の安定と、保険料をできるだけ抑制しながら収入をふやす方法として模索されていたのがこの公的年金積立金の高利回り運用でありますけれども、基礎年金法案審議の際にも強くこれは主張してきたところであります。これに対し大蔵省は、財投資金の効率的運用ができなく...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しましたように、今回のこの法案は、一つの方向として私は非常に賛成できるわけですけれども、希望として言わしてもらうならば、本当は丸が一つ少ないのじゃないか、こういう気持ちもあるわけなんですね。今も申しますように、基本的には賛成ではございます。しかし現実を見ま...全文を見る
○中野鉄造君 今もお答えがありましたように、被保険者への貸付事業及び施設事業、こういったようなものが中心であろうと思うのですが、これに対する資金計画は昭和六十一年度の場合、資金運用部資金、出資金、交付金、こういったようなもので構成されているわけですけれども、この資金計画で特徴的な...全文を見る
○中野鉄造君 これは同じことは出資金についても言えるわけですけれども、五十年度出資金は三億円だったのが、六十一年度では実に一千三百四十四億円、ここまで急増いたしました。特にふえ方が著しいのが昭和五十五年度以降なんです。いろいろ調べてみてわかるのですが、昭和五十四年ころまでは、この...全文を見る
○中野鉄造君 しかし、この出資というのが、今もお話がありましたように、ほとんどが借入金の返還四十三億円と、金利引き下げの原資千三百億円に使われているわけなんです。出資金を借入金の返済に充てる、こういうことはちょっとおかしいんじゃないかと思うんですが、これは厚生省と大蔵主計局、いか...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろお答えはありますけれども、端的に言って、いわばこういう借金返しのために国がそれを出資という形で、そういうような形でみなすことができるのかどうか、ここのところが私どうしても釈然としないんです。  また、先ほど厚生省の方からお答えがありましたけれども、それはい...全文を見る
○中野鉄造君 仕組みとしてはそうなっているかもしれませんけれども、現実にそういうことができるのかどうか。  ちょっと今度は方向を変えますけれども、それじゃ、出資の大部分が今おっしゃったように住宅金利引き下げのための措置なんですね。金利引き下げのための、いわば無償の資金を入れるこ...全文を見る
○中野鉄造君 この事業団の現在の欠損金が約百億ですね。そういうことから考えると、年金事業団が、これ遠い将来はわかりませんけれども、現実に積立金を取り崩して何にもなかったときに、親元に対する助けの云々というようなお答えがありましたけれども、今のところそういったようなことにはならない...全文を見る
○中野鉄造君 私はもちろん、この還元事業を一切やめてしまって、すべて有利運用に回せなんて、そんなことを言っているんじゃないんです。当然還元事業はこれは必要だと思いますよ。  そのやり方ということについて今論議しているんでありますけれども、通常、出資というのは一般会計から行われる...全文を見る
○中野鉄造君 くどいようですけれども、出資した場合、将来そこから利益が出た場合、利益としてこれは配分されるということを前提としているわけです。例えば輸銀だとか開銀の例を言いますと、これは産投会計から出資を受けておったわけですけれども、今ではもう利益を生じて逆に国庫納付しております...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵省。
○中野鉄造君 それは私もよくわかっております。また先ほどから申しておりますように、私は、住宅政策が重要なのはもちろん十分理解しておりますけれども、保険料を集め、あるいは一部住宅に貸し付けていくという、こういう運用の仕方は当然ほかでもやっていますね。それも承知しております。そういっ...全文を見る
○中野鉄造君 私はそうは思いませんね。ほかはそういう運用は、今のお答えの一番冒頭に言われたように、こういうことをやっているのはほかにないんですよ。その後で共済制度の例を引かれましたけれども、すべてそういったようなことはその保険団体の自己努力の範囲内でやっているんです、これは。年金...全文を見る
○中野鉄造君 お答えのように、確かに年金保険の原資について、今、有利運用が緊急なときなんですね。将来、年金の掛金がだんだんふえていくということは目に見えているわけですから、したがって、そういう時期に、名前は出資という形であっても、それがいわば出しっ放しで年金保険に返ってこないかも...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵省。
○中野鉄造君 僕は、先ほどからいろいろお話を聞いておりまして、やっぱり感ずることは、どうも年金と税金と同じような感覚で取り扱われているんじゃないかなと、そういう気がしてならないんですね。これはもうこの間も申しましたように、年金の原資というものは、これはいわば年金加入者からの預かり...全文を見る
○中野鉄造君 だから、本当に少しでも多く有利運用をすべきだと、そうして、年金加入者に将来返ってくる見通しの薄いようなそういう金の使い方はしてもらっちゃ困るということを先ほどから言っているわけなんですけれども、年金福祉事業団の交付金、出資金の問題は、単に年金福祉事業団だけの問題じゃ...全文を見る
○中野鉄造君 その点、今までの実態を見ても、どうしても親方日の丸的な傾向になりやすいわけです。だから、今後運用に必要な資金の原資自体を市場から調達させる方式、例えば政保債の発行枠の拡大をさせる一方、資金運用部資金等の政府資金を減らしていく、こういうことも考えられるんじゃないかと思...全文を見る
○中野鉄造君 この際、関連した事項で、年金保養基地についてお尋ねいたしますけれども、ことしはこの建設事業が三十二億円だったですかね、去年が四十四億円、こういうようになっていますけれども、現在ある基地の土地、建物の所有はどうなっていますか。
○中野鉄造君 私が調べましたところ、三木、大沼、指宿、津南、この四基地は年金保養協会が事業を運営している、こういうように聞いておりますし、現在の基地で田老、安浦、この二つについてはそれぞれの自治体が事業運営を任せられている、こういうふうに聞いておりますが、そのとおりですか。
○中野鉄造君 これは、なぜ片方は自治体が運営している、片方は保養協会が運営している、どうしてこうなったんですか。
○中野鉄造君 そうすると、この事業運営は年金福祉事業団として任せておる。そこで収益が上がった場合、あるいは欠損が出た場合、事業団にはどういうようなことになってくるんですか、全然無関係ですか。
○中野鉄造君 そうすると、委託料といったような、そういうようなものも払っているわけですか。
○中野鉄造君 そうすると、建物を建ててやって、そしてもし利益が上がった場合は、自治体ならその自治体の収益になる、事業団には何の別にメリットもない、こういうことですね。
○中野鉄造君 そうすると、そこで働いていらっしゃる従業員の方々の身分は、どこに所属するんですか。
○中野鉄造君 現在あるこの基地で収益が上がっているところ、欠損が出ているところ、教えてください。
○中野鉄造君 そうすると。先ほどもおっしゃったように、赤字が出ようが黒字が出ようが、事業団には直接何ら関係はない、こういうように理解していいんですね。
○中野鉄造君 そうしますと、要するに事業団として土地、建物をそこに建ててやった、そして損が出ようが利益が出ようが別に関係はない、ただ目的は年金加入者のための還元のためだと、こういうことなんですけれども、果たしてどうも私は、それが全加入者にとまではいかなくても、それこそ全国津々浦々...全文を見る
○中野鉄造君 要するに、先ほどからいろいろと申し上げましたけれども、私は、あくまでも還元融資といったようなこういう事業そのものを否定しているわけじゃないんです。特に、かつての財投が企業に非常に偏重していた時代、年金部分を保険者に還元させようとする、そういう意図はよく理解できるわけ...全文を見る
○中野鉄造君 最後に一つ。  今もお答えがありましたけれども、両省間で協議をしていく、このことについて先ほどもお尋ねしましたように、いつになったらこの協議の結論というか、そういったようなものが見出せるのか、非常に私はこれ関心を持っているんですけれども、いかがですか、その点。
○中野鉄造君 終わります。
04月15日第104回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
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○中野鉄造君 私は、ただいま可決されました環境衛生金融公庫法及び沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の格派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたし...全文を見る
04月22日第104回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第4号
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○中野鉄造君 まず初めに、大蔵大臣にお尋ねいたしますが、この一両日の急激な円高について質問いたします。  この件については昨日も同僚委員から質問がなされておりますけれども、御承知のように、きょうはついに百七十円を割りまして、最高値の百六十八円六十銭を記録いたしました。昨年九月の...全文を見る
○中野鉄造君 まあ大臣の御答弁は過ぐる予算委員会当時の御答弁とほぼ一緒のように思いますけれども、今もおっしゃるように、介入ということについてでありますが、現在の急激な円高、これについては百八十円台を切るころからG5の政策介入は日本にとっては不利なレートを押しつけられたんじゃないか...全文を見る
○中野鉄造君 既にもう去る二月の初めに、アメリカのヤイター通商代表あたりは百七十五円を目標とするといったようなことも言っておりますし、また一部のアメリカの学者の中にはこれと同じような発言をしている方もいらっしゃられます。つまり元国務次官であったリチャード・クーパー・ハーバード大学...全文を見る
○中野鉄造君 大臣、参考までにお尋ねしますけれども、アメリカの今後の景気というものについてどういうように推移していくとお考えなのか。ということは、つまり再度金利の引き下げといったようなことがアメリカで起こるということを予想されているのかどうか、その点いかがでしょうか。
○中野鉄造君 やはり私心配するのは、為替相場の変動というものの効果が出るのが八カ月から一年かかるというようなことが言われておりますし、先ほども大臣おっしゃったように、円高というこうした操作だけで貿易黒字が是正されるというわけにはまいらない、こう思います。  そこで、先ほどもちょ...全文を見る
○中野鉄造君 この問題について最後に一言お尋ねいたしますけれども、こうしたきのうきょうのこういう円高、これを契機に今後さらにドル暴落の可能性があるんじゃないか、この点についてはいかがお考えですか。
○中野鉄造君 では次に、行政改革推進審議会の報告について内閣としては今後最大限の尊重をしていくと、こういうことを過去総理もたびたび明言されておりますけれども、近く最終答申がまとまると聞き及んでおります。ところで、現在の各小委員会の審議の状況、また今後のスケジュールについてお尋ねい...全文を見る
○中野鉄造君 一方、去る四月八日に厚生省の高齢者対策企画推進本部というのが報告書を発表しておりますけれども、この報告書は行革審の社会保障の部分とはどういう点が違うというふうに見ておられますか。
○中野鉄造君 これは四月十六日の新聞にも中間的に報告されていますよ。先ほど総務庁長官がおっしゃったように最終的なものじゃないにしても、中間的なものは四月十六日に報道されているのです。そこに盛られている中身の問題と、先ほど申しました高齢者対策企画推進本部が四月八日に出したものと比べ...全文を見る
○中野鉄造君 私これを読み比べてみて若干じゃない、かなり明確に違うのですね。そうしますと、これが食い違った場合に、それは最終答申ではないとは言ったものの、果たしてどちらを優先されるのか。総理は、もう行革審の答申については最大限に尊重していくということを前々からよく言われております...全文を見る
○中野鉄造君 厚生大臣は今お答えがありましたそのことについてはまさにそのとおりで、昨年八月にも厚生省から出されているそうした考えは今後も変わらない、こういう確信を持って言えますか。
○中野鉄造君 つまり、先ほどからお話があっていますように、近々最終答申という形での報告書が提出されると言われておりますけれども、先ほどもちょっと触れられましたけれども、それは一部の委員の中からそういう提言というか発言があった、それがさもそういうような傾向に進んでいるというような報...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、まだ七十三年というのは確定したものではない、こういうことですね。
○中野鉄造君 さらにその報告書の中で、給付の水準についても現役世代の可処分所得とバランスのとれるよう給付水準の見直しを行うと、こういったようなことも言われておりますけれども、これまた昨年の年金改革によって大幅に給付水準の引き下げが行われましたし、働く世代と年金受給者の世代とのバラ...全文を見る
○中野鉄造君 今もお答えがありましたように、何かしら初めに財政ありきというところから始まったのでは急速な高齢化、自然増というものに本当に相矛盾していくんじゃないかという気がしてならないんですけれども、年金の給付水準は財政のいかんを問わずと言ったらこれは非常に言い過ぎかもしれません...全文を見る
○中野鉄造君 厚生大臣。
○中野鉄造君 そこで、一つ気になるのが民間活力の導入とその活用でありますけれども、例えば既に医療保険において民間保険がその補完としていろいろな商品が導入されておりますけれども、民間保険に加入できる人たちだけが保険による危険分散ができるように今後だんだん拡大していっているんじゃない...全文を見る
○中野鉄造君 そうおっしゃいますけれども、例えば国民年金を例にとって申しますならば、いよいよ国民皆年金四月一日から発足しましたけれども、一方では民間の保険会社あたりでは現に、あんなもの入ったってもうばからしい限りですよと言わぬばかりのいろいろな勧誘でそういうようなものを持っていく...全文を見る
○中野鉄造君 厚生大臣にお尋ねしますけれども、国民年金等についての場合ですけれども、国民年金、これは掛けなかったからといって別にペナルティーがあるわけでない、ただ本人がもらえないだけ、こういうことですけれども、一方、政府としては国民皆年金をと、こう言っております。現在七千百円の掛...全文を見る
○中野鉄造君 それで解決できるならばそれにこしたことはないんですけれども、もう少し何か手の打ちようはないのかと思う。おまえはどうだと言われると、私もちょっと何とも言いようがないんですけれども、もう少し前向きの姿勢でやっていかないと、今始まったばかりですけれども、先行き非常に私は不...全文を見る
○中野鉄造君 次に、補助金問題検討会の報告と老人福祉施設等への入所事務に関する見直しとの関係についてお尋ねいたします。
○中野鉄造君 ですから、補助金問題検討会の報告の今おっしゃった補助金に関する関連部分、そういうようなことが、つまり基本的要件に限っては国が定め、具体的要件については地方公共団体にゆだねるという、今おっしゃったような地方のニーズにこたえて云々といったような、そういうことが下敷きにな...全文を見る
○中野鉄造君 大臣。
○中野鉄造君 そうすると、補助率決定の要素の一つに国、地方の財政状況が挙げられるということは、これはもうよく理解できますが、事務の見直しと補助率引き下げとはこれは一体の措置であると私は思うんですが、この点を確認したいと思います。
○中野鉄造君 事務の見直しと補助率引き下げとがこれは一体の措置であると、一体とはおっしゃいませんでした、非常に密接な関係がある、こう言われたわけですけれども、いずれにしましても、そうであるならば、事務の見直しが少なくともこれは恒常的な措置である以上、社会福祉施設関係の補助率という...全文を見る
○中野鉄造君 大蔵大臣、いかがですか。
○中野鉄造君 じゃ、終わります。
05月13日第104回国会 参議院 社会労働委員会 第13号
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○中野鉄造君 私は、中国残留孤児の問題についてお尋ねいたしますが、先ほどからいろいろと質問もあっておりますけれども、重複を避けてお尋ねいたします。  今日まで約十回に及ぶ訪日調査が行われたわけですけれども、今までの調査でいろいろ学び取ったといいますか、そういったような上から反省...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろ今御答弁がありましたけれども、私が考えますのには、従来までの孤児の肉親捜しというのが、どちらかといえばこれは厚生省の仕事だと、そういったようなことで、特に地方自治体あたりでの協力体制というものがいま一つ足りないんじゃないか、こういうような気がしてならないんで...全文を見る
○中野鉄造君 厚生省ね、私、官民一体となってもう少しそうした協力体制というものができないかということについてのお考えも今また聞かしていただきたいんですが、同時にまた、自治省の方ともよく協力をいただいて、各都道府県には、旧満州開拓あるいは満州建設ということについて市町村ごとにその送...全文を見る
○中野鉄造君 その点についてはひとつよくよく御検討いただいて、よろしくお願いしたいと思います。また自治省の方でも、地方自治体にそのような指導方、協力方をよろしくお願いしたいと思います。  次に、今後厚生省が身元未刊則者についても中国政府との協議によりまして中国籍のまま計画的に帰...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、今お話があった国籍の問題ですがね。日本の国籍取得手続についてでありますが、現行法制のもとでは、国籍の回復、戸籍の確認については、これは肉親が判回し、その肉親において血縁関係のあることを立証するか、さもなければこれらをすべて残留孤児らの人たち、この未帰還者自身...全文を見る
○中野鉄造君 今、最後におっしゃった所沢のセンターにはいれた人たちにはそういった救いもあるでしょうけれども、いわゆるその前の、何ら手がかりがない、しかし自分は日本人孤児として日本の国籍を取得したいといったようなそういう人たち、しかも現実には孤児の人たちは、非常に失礼な話ですけれど...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃった、その準備をしてくる人としてこない人の比率といいますか、どのくらいになっていますか。
○中野鉄造君 先ほどお答えにもありましたように、訪日孤児の多くは、やはり中国政府の方でこの人は日本人孤児であるということを認めておればこそ来ているわけなんですね。そういったようなことでありますので、中国政府が日本人孤児であると認めているということ、それを一番基本のベースにしてひと...全文を見る
○中野鉄造君 いろいろなケースがあると思いますが、日本の国籍を回復するためには、現在のあれでいけば、法務省に申請をし、日本での国籍を失っていないことを実証しなければならないわけですけれども、先ほどからもいろいろお話があっておりますように、証明の不可能な人については、これはいわば帰...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、今そういったような法務省でも極力いろいろな手続の簡素化といったようなことについても便宜を図っているようですけれども、そういうことについては、センターに入所している人たちは当然でしょうけれども、それ以外の訪日のその時点で孤児の人たちに周知徹底をしていただ...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどちょっと出てきました費用についてですが、この費用は、いろいろな立証をするための経費ということについては個々によってさまざま違いがあると思いますけれども、事務手続上の費用というものはどのくらいかかりますか。
○中野鉄造君 次に、先ほどからのお話のように援護対策、これは年々改善されておりますけれども、その援護の対象が公費による帰国者中心でありまして、つまり自費帰国者や本人が帰国後呼び寄せる二世家族は対象となっていないわけなんです。残留孤児の年齢も、既に若くても三十九歳から四十歳、五十歳...全文を見る
○中野鉄造君 所沢センターが今一カ所なんですね。先ほど六十二年度の予算のお話もありましたけれども、先ほどおっしゃったように順番待ちの人たちもいらっしゃると。そういうことから考えても、関西方面、関西以西の人たちを中心として大阪あたりに、例えて言えばそこいらに一カ所といったような、も...全文を見る
○中野鉄造君 この間テレビでも見ましたけれども、最近外国の企業が日本に進出してくる、そのためのこともありましょうけれども、東京都内だけでも二十五カ所ぐらいの日本語学校というのができてきたと、そういうことを伺っておりますから、今、大臣がお考えになっていると言われている民活を利用して...全文を見る
○中野鉄造君 次に、就職の問題ですが、残留孤児の帰還者の就職、今もお話があったように、一日も早く日本の生活習慣、日本語にならさせるためにも固めない方がいいと。これはその趣旨はよくわかりますが、さて、この職業というか仕事を身につけさせるための職業訓練というか、そういうことについてや...全文を見る
○中野鉄造君 それで、各地方の公共職業安定所などに帰国者の就職に係る相談窓口というものを設置するお考えはありますか。
○中野鉄造君 時間がありませんので最後になりますが、この問題は、今までの質問でも明らかなように、もう外務、法務、文部、建設、労働あるいは自治省という各省にこれはまたがるものでありまして、各省庁の横の連携が十分に行われていないと、結局孤児の人たちに対する十分な援護の手が機能しないと...全文を見る
○中野鉄造君 私は、ただいま可決されました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対し、自臣民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします...全文を見る
10月30日第107回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
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○中野鉄造君 午前中の質問と多少重複する面もあろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  去る九月十九日の経済対策閣僚会議におきまして、総合的な経済対策を実施することが発表されましたけれども、あれから一カ月余り経過しております。労働省としてはどういう取り組みをなされ...全文を見る
○中野鉄造君 今も大臣からお示しいただいたように、当面する雇用悪化というものは輸出依存の製造業、とりわけそういったような面が深刻でございます。その中でも造船大手では構造的な不況も加わっておりまして、既に一万六千人を超す余剰人員が発生しておりまして、配転、出向、その他、六十一年に入...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど大臣からも御答弁がありました、これからのそうした失業率の増大に対する対策というものをお聞きしておりましても、ややもすれば労働省のとってきた施策というものが雇用調整助成金の対象業種の拡大だとか、あるいは指定基準の緩和だとか、そういったようなことに非常に力点が置か...全文を見る
○中野鉄造君 次に、先ほどからだんだん失業率が今後高まっていくということを申しておりますけれども、だんだん高まる失業率これ自体が非常に問題ではございますけれども、午前中にもちょっと話がありました。既に二・九%、百六十九万人、こういうような数字が示されておりますけれども、これらの数...全文を見る
○中野鉄造君 これについて少し具体的に申しますと、最近の失業率の統計を大きく左右しているものの一つにパート、アルバイト、派遣といった、いわゆる常用雇用でない労働者の求職活動があるわけですけれども、すなわちこういう階層の方々は求人が余りないときには求職活動をしない。家庭の主婦といっ...全文を見る
○中野鉄造君 そうするとこの調査方法、多少考慮して見直しをしてみる、こういうお考えはないわけですね。
○中野鉄造君 なるほどおっしゃるように労働省直接の問題ではないとは思いますけれども、今度は労働省としてこれをいろいろ今後調査されるときに、こういったようなことも一応考慮の中に入れてひとつ再考をお願いしたいと、こう思います。  少し長期的な雇用への影響という面からいろいろ今後のこ...全文を見る
○中野鉄造君 この雇用の減少というものは、産業構造の変化の中でこれは避けられないことだと思います。特に本年二月の産業構造審議会において「21世紀産業社会の基本構想」の中間の取りまとめが発表されておりますけれども、今後海外直接投資が一二%の率で伸びていった場合、二〇〇〇年における雇...全文を見る
○中野鉄造君 ちょっと私の質問に対していま少し具体的にわかりやすくお聞かせいただきたいと思いますが、私が一番お尋ねしたいことは、そういうようないろいろな二〇〇〇年前後における失業者の試算がはじき出されているわけですけれども、それらを第三次産業でもって吸収し得る、このように楽観視さ...全文を見る
○中野鉄造君 なかなか抽象的でちょっとわかりにくかったんですが、第三次産業をどういうように編成し、どういうところを伸ばし、どういうところを抑制していくかという政策がやはり一番重要な意味を持ってくるわけですが、しかし新しい業種ができてくると同時に、新しい労働形態が多様に広がっている...全文を見る
○中野鉄造君 いずれにいたしましても、産業面あるいは労働面、流通の面、もうすべての面でこの数年の間に今状況はかつてとさま変わりしようとしているわけですけれども、こうした今後我が国の産業構造の変化に対応して雇用のミスマッチという問題が産業別かつ地域別にこれは起こってくると思います。...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃったように、この産業の構造転換が今後ますます急激になっていくと思いますが、そういったような意味から通産、労働両省がおくればせながら去る七月に初会合を行ったということを聞いておりますけれども、当面する雇用不安に両省がどのように連携して対応をしていこうとされて...全文を見る
○中野鉄造君 今後新しく雇用をつくっていくというのは、これはこれから先非常に難しいわけですけれども、当面労働時間の短縮あるいは内需拡大のためにも余暇の増大が必要であることが非常に叫ばれております。ところが、我が国の賃金構造というものが基本給が低くて残業手当が大きい、こういう仕組み...全文を見る
○中野鉄造君 もちろん時短の推進に当たってはそうした法制度上の枠組みだけではこれは不十分でありまして、最近の産業就業構造の変化の結果、現在では多様な労働時間制度が出てきております。業種や職種ごとにこうした労働時間の基準を打ち立てていく必要があるのではないかと私は思うわけですけれど...全文を見る
○中野鉄造君 次に、職安の問題についてちょっとお尋ねしますが、最近いろいろな職業紹介のメディアが野方図に出てきておりまして、安定所のシェアがややもすれば労働市場において小さくなってしまっている、こういう現象が起こっております。したがって、安定所が把握している雇用情報というものがご...全文を見る
○中野鉄造君 次に、勤労者財産形成促進制度についてお尋ねいたしますが、これは勤労者の資産形成に重要な役割を負っているものでありまして、今後さらにその制度の充実を図っていくべきものであると考えますけれども、この財形制度の現状と今後の方針をお尋ねいたします。
○中野鉄造君 次に、今税制改正が検討たけなわでございますけれども、財形貯蓄の利子非課税措置というものは、これは勤労者の財産形成促進制度の根幹をなすものでありますし、今後ともこれを維持していくのはこれは絶対必要だと、こういうように思いますけれども、労働省としてはこの点はどのようにお...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
11月25日第107回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○中野鉄造君 まず冒頭に、今回の三原山の爆発に伴う避難者の方々の問題についてお尋ねいたします。  この件につきましては、都の方では目下全力を挙げて取り組んでおられるわけでございますけれども、しかしここ当分は帰島の見通しも立たない。これら避難者の方々の健康の問題、なかんずく医療の...全文を見る
○中野鉄造君 テレビ等で見る限り、極めて不自由な生活を強いられているような現況でございますので、ああいうことが長く続くと、これはもう肉体的にも精神的にもいろいろ問題が生じるということが懸念されますので、この件についてはひとつ鋭意対処方をお願いしたいと思います。  次に、厚生大臣...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、我が党といたしましても、この十一日に高齢化社会における老後生活を保障するための総合的な施策を具体化しまして、厚生大臣の積極的な対応を申し入れたところでございますけれども、このような観点から老人福祉対策について数点お尋ねをしたいと思います。  まず、去る六月...全文を見る
○中野鉄造君 もちろん大臣がおっしゃるまさにそのとおりでございますけれども、現実は、実際とは逆行した形で当然増も削られ削減されるといったような、こういう事態について大臣の御認識を伺いたいのです。
○中野鉄造君 先ほども申しましたように、理想と現実が余りにもかけ離れてきて、結果的には言っていることとやることとがかなりちぐはぐになってしまうんじゃないかというところを懸念するわけです。  少し具体的に取り上げてみたいと思いますが、六十二年度における在宅福祉対策として中央高齢者...全文を見る
○中野鉄造君 これは従来からの施策でありますけれども、デイサービスセンターの実施箇所数がこれまでの倍を上回る四百二十八カ所の要求となっておりますが、本年度福祉関係補助金が軒並み補助率を引き下げられる、そういう中でこのデイサービスの運営費が二分の一に引き上げられるとともに人口二万人...全文を見る
○中野鉄造君 このデイサービスを行うについても、あるいは在宅対策を行うにしても、いずれにしてもその拠点は老人福祉施策、特別養護老人ホームということになると思いますが、そういったようなところから我が党としても、先ほど申しましたような厚生省に対する要請の中で特別養護老人ホームを六十二...全文を見る
○中野鉄造君 この件につきましてはまた後日詳しくいろいろとお尋ねしたいと思いますが、次に痴呆性老人対策についてお尋ねいたします。  特養痴呆性老人に対する加算及び国立療養所でのモデル事業の実施が新しい施策とされていますけれども、これについて具体的にどのようなことを行おうとしてお...全文を見る
○中野鉄造君 去る八月の二十七日に、痴呆性老人対策推進本部が設置されましたけれども、ここでどういうことを検討され、専門委員会はどのようなことを検討し、そしてまた、その意見の取りまとめというものは大体いつごろになるでしょうか。
○中野鉄造君 いつごろになりますか、意見の取りまとめは。
○中野鉄造君 先ほどから申し上げております「長寿社会対策大綱」においても、科学技術の果たすべき役割というものが非常に重要でありまして、健康確保及び生活と活動を支えるための研究開発を推進するため、研究体制の整備を図る、こういうようにされておりますけれども、この老化問題解明のための科...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、こうした一連の長寿科学研究のための厚生省に設置された長寿社会構成委員会というものですね。この委員会の運営、検討課題、そしてその基本構想をまとめるめどというものはこれは立っておりますか。
○中野鉄造君 今まで数点にわたっていろいろお尋ねいたしましたが、どれ一つをとってみても相当な財政的な裏づけがなければ、先ほども申しましたように絵にかいたもちで終わってしまうわけでございますので、どうかひとつ大臣、これから先この予算獲得のために一肌も二肌も脱いでいただきたい、こうい...全文を見る
○中野鉄造君 ある学者の研究によりますと、このペースで進んでいきますと、日本で十年後には年間九百五十人のエイズ患者が新たに発生するというようなことが予測されております。これは大変深刻な数字でありますけれども、実際には私はこの程度では済まないんじゃないかと思うわけですね。    ...全文を見る
○中野鉄造君 今お答えがありましたように、抗体検査の結果というものは正確には発表されていないわけですね。
○中野鉄造君 その公表をしないという理由がプライバシーの保護ということなんですが、しかしそうはいっても、その結果はとにかくとして、本人の名前は出てしまった。名前が出てしまってからプライバシーの保護だなんというのもちょっとおかしいんじゃないでしょうか。
○中野鉄造君 この二、三日ですか、発売されたある週刊誌あたりにも実はフィリピン女性は一人ではなく二人であったと、その二人の人の顔写真だとか名前まで週刊誌に出ております。こういったようなことから考えてみても、厚生省として今回のことは非常に思いがけない事件であったと思いますけれども、...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども申しましたように、結果を発表しないとおっしゃいますから、疑わしいと言われる人が一人発生した、またあるマスコミの報道によりますと実はもう一人いたとか、そういうようなことが取りざたされているわけですが、そういうことから考えますと、最近いわゆる言うところのジャパゆ...全文を見る
○中野鉄造君 先ほども御答弁の中にありましたいろいろな相談窓口だとか検査窓口だとか、そういったようなものが七百五十八カ所という数字を示されましたけれども、こういうところの中には検査機器だとかあるいは試薬だとか、そういうものを備えていないところもあるやに聞いております。厚生省として...全文を見る
○中野鉄造君 それと同時に、風俗営業関係の人々だとかあるいは風俗営業関係の施設やあるいはまた性病クリニック等、特定施設を利用する人々に対して抗体検査を行う、こういうようなお考えはいかがですか。
○中野鉄造君 これはもう先ほどから申し上げておりますように、本人に自覚症状がない場合に、別の性交渉によってまた感染が急速に広まっていくという、こういうおそれも非常に大きいわけでして、私はこの際、エイズについてもぜひ医師の届け出義務やあるいは必要に応じて抗体検査を義務づける、こうい...全文を見る
○中野鉄造君 法定伝染病は。
○中野鉄造君 エイズ問題の最後でございますが、全献血者の抗体検査というものもこの十一月から実施されておりまして、また、今国会の冒頭においても我が党の竹入委員長の代表質問に対して総理からも、予防、治療薬の研究開発強化が約束されたわけでございますが、今後こうした予防、治療薬の研究開発...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間もありませんが、最後に私は未成年者の飲酒についてお尋ねしたいと思うんですが、去る十月二十一日ですか、非常にショッキングな新聞記事が載っておりました。「中・高校生に広まる飲酒」、こういう見出しで大きく取り上げられておりますけれども、いろんな調査によりますと、中...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
11月26日第107回国会 参議院 本会議 第10号
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○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました老人保健法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  初めに、今回の三原山爆発により避難されている大島住民の皆様方に衷心よりお見舞いを申し上げます。  政府としては、...全文を見る
12月18日第107回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○中野鉄造君 本法案に対する質疑ももうほとんど言い尽くされたような感じがいたしますが、そこで私も、事新たな質問ではないと思いますけれども、少なくとも私は初めてお尋ねするわけですから、ひとつ親切にお答えをいただきたい、こう思います。  そこでまず初めに、本法案の重要な柱の一つであ...全文を見る
○中野鉄造君 今回の中間施設に入ってくるお年寄りという方々はほとんどの方が病院から転送されてくる、こういうように考えてよろしいんですか。
○中野鉄造君 そうしますと、今まで病院に入っていた人が、数カ月そこに入院していて、ここが居心地がよいというか、もうそんなまた新しいところに行きたくない、自分はここでいいよと、こういうようになった場合にはどうなんですか。
○中野鉄造君 くどいようですけれども、なるほど今お答えになったようなそういうケースばかりあればいいんですけれども、現実にはなかなかそうはいきませんで、いろいろな家庭の事情等もありまして、御本人ももう家には帰りたくない、またどうかすると家族の方も今退院させてこられてもかえって困る、...全文を見る
○中野鉄造君 次に、午前中にもいろいろ保健事業についての質疑がなされておりましたけれども、私もこの点についてお尋ねいたしたいと思います。  国民皆保険のもとでの保健事業の重要性、これはもう老人保健法によるものだけの問題ではありませんで、人間はもとより生きとし生けるもの必ずやがて...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、老人保健事業における一般健康診査というものも三〇%を超えておりますけれども、これはやはり今後年次計画を立てて将来目標をせめて五〇%に近づけると、こういったような努力をすべきじゃないかと思いますが、その辺はいかがですか。
○中野鉄造君 午前中の質疑の中にもありましたように、過般発表された健康マップを見ましても、受診率の低いところほど成人病の罹病率が高いという、そういう相関関係があるわけですが、そうした受診率がなかなか上がらない、これは政府が予算を十分にとれないというところから、抑制ぎみに働いている...全文を見る
○中野鉄造君 現在、一般成人病予防検診の一部負担というのは三千五百円ということになっておりますけれども、この一部負担というのはどういうような考え方で決められるんですか。
○中野鉄造君 次に、健保法二十三条の改正を受けて、政管健保で従来行われていなかったことが最近はだんだん実施されるようになったということは評価いたしますけれども、健保組合にはどういうような指導が行われておりますか。
○中野鉄造君 その組合のメリットとして、従来は付加給付が考えられてきましたけれども、私は、その財源を保健施設事業の充実に向ける方が中長期的に考えたときに加入者のためにもなるんじゃないか。また、健康保険組合の円滑な運営にもこれが役立つんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○中野鉄造君 それでは次に、国民健康保険における保健施設事業としては先ほども御答弁がありました。第八十二条の改正以後、いろいろとヘルスパイオニアタウン事業だとかあるいは健康管理データバンク事業というものが進められていると思いますけれども、私の調べたところでは、六十一年度において全...全文を見る
○中野鉄造君 私は、先ほど申し述べました五十九年のこの健保の規定の改正が、官民挙げての健康づくり推進に役立つならば、医療保険の将来にこれほど喜ばしいことはないと思うわけでございます。  そこで、最後に大臣にお尋ねいたしますが、健保事業に取り組む今後の姿勢、そしてその決意をお伺い...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。