中野鉄造

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開催日 会議名 発言
03月06日第114回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○中野鉄造君 今回のリクルート疑惑事件に関連いたしまして、私は、政治倫理について二、三お尋ねいたしたいと思いますが、まずその前に法務大臣にお尋ねいたします。  過般のロッキード裁判では、総理の犯罪と総理の職務権限というものが大きな争点として取り上げられたわけでございますが、その...全文を見る
○中野鉄造君 その辺の解明をするためにも、また先ほどからもいろいろ論議がされておりますが、このスーパーコンピューター購入の前後の事情というものをいま少し明確にする必要がある、そういう意味からも、私は中曽根前総理の国会に対する証人喚問を委員長に要求いたしたいと思います。
○中野鉄造君 昨年夏以来今日までの間に、自民党首脳の方がこのリクルート疑惑に関連いたしまして、地方のいろいろな講演会の席上等で、これは単なる経済行為にすぎないじゃないかとか、あるいはまた持たざる者のひがみではないのかとか、あるいはまた国民生活に直接影響を及ぼすようなことではないと...全文を見る
○中野鉄造君 私がお尋ねしているのは、こういういわば開き直ったような、国民の感情を逆なでするような発言がしばしば行われている。これに対して総理は、今おっしゃった確かに経済行為であるかもしれないといったような、そういう発言もまあ少なくとも不適当ではないというように、そのようにお考え...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、こういう発言は余り不適当ではないと思われますか、思われませんか。今、私申しましたように、この経済行為だけじゃなくて、持たざる者のひがみだとか随分と騒いでいるけれども、国民生活に直接影響はないことじゃないかとか、こういったような発言に対してです。いかがです...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく、この疑惑事件に関連いたしまして、竹下内閣の閣僚の三人の方が辞任されております。ところが、辞任した閣僚の方々がそれぞれ辞任の記者会見の際におっしゃっているいろいろな辞任の弁を聞いておりまして、国民の側から見れば、悪いことはおれはしてないんだとは言わないまでも...全文を見る
○中野鉄造君 辞任された閣僚の方々のその辞任の経緯についての状況というのは、これは先ほどからお話が出ておりましたけれども、竹下総理自身にもそのまま当てはまるようなものではないのか、こう思うわけですけれども、にもかかわらず、総理はこれらに対して具体的には政治的にも道義的にもその責任...全文を見る
○中野鉄造君 本会議でも今と同じようなことを再三言われておりますけれども、それを言われると、私も言いたくはないけれども、また言わざるを得なくなってくるわけです。それは確かに総理の立場として現在のお気持ち、いわば私情あるいは総理御自身の心情かもしれません。しかし、それは私もよくわか...全文を見る
○中野鉄造君 私は、今日の国民の政治不信を回復するためには、今もおっしゃったその政治資金法の改正だとかあるいはパーティー券の規制だとか、そういったようなしょせんは技術論の域を出ないような小手先の政治改革で国民の政治の信頼を取り返すというような、そういう段階ではもはやないと思うんで...全文を見る
○中野鉄造君 次に、四月一日から施行予定になっております消費税についてお尋ねいたしますが、租税原則として定着しているアダム・スミス、ワーグナーの学説は現在でも生かされているとお考えになっていますか。
○中野鉄造君 このスミスまたワーグナーは公平の原則のほかに明確の原則というものを掲げておりますけれども、この明確の原則について、現代の租税理論の立場から、政府はこれをどのように受けとめていらっしゃいますか。
○中野鉄造君 確かに今から百年、二百年前の人のことではありましょうけれども、その原理原則というものはちゃんと生かされている、生かされていなければならないはずなんです。税が明確でなければならない、あるいは各個人が支払わなければならない租税は、その金額はだれにでも明瞭でなけりゃならな...全文を見る
○中野鉄造君 しかし、そうおっしゃいますけれども、今回の消費税はそういう単純明快なものじゃないんですね。  ちょっと方向を変えて聞きますけれども、この平成元年度の消費税の収入見込み額は四兆五千二百二十五億、こういうように計上されておりますけれども、じゃ、消費者が事業者に支払う段...全文を見る
○中野鉄造君 そうじゃないんです。私が聞いているのは、税収は四兆五千二百億ですけれども、消費者が消費税と称して業者に納める金額はどのくらいと見ているんですかと聞いているんです。
○中野鉄造君 だから、先ほどから私が言っているように、消費者は消費税とそう思い込んで納めるわけなんです。だけれども、その一部分しか国庫に入らない。だから、消費者が消費税と思って納めた額と国庫に入る消費税というものはそこに差が出てくる。その差が幾らですかと聞いているんです。
○中野鉄造君 じゃ、私が一つの事例を示しますから、これはもう単純なものですから計算をしてください。  仮に売上高が一億二千万の業者がおったとします、一億二千万、売上高が。そして、この業者の仕入れ高が八千四百万円、マージンが三千六百万円であったとします。この業者が本来の課税方式で...全文を見る
○中野鉄造君 確かにそうですね。ですからこの事業者は、簡易課税方式を選択したことによって、消費者から三百六十万円の消費税を預かっている。そして、仕入れの際に支払った税額二百五十二万円を差し引いて百八万円の納税をしなければならない。ところが、簡易課税方式でやりますと七十二万円でいい...全文を見る
○中野鉄造君 消費者は踏んだりけったりなんですね。  それじゃ、この簡易課税一つをとってみてもそうなんですが、仮にこの業者が今申しました三千六百万円のマージンを確保したままその業態を委託販売方式に変えたとしますね。そうしたら一体どういうことになるか。もう時間がありませんので私の...全文を見る
○中野鉄造君 しかし、委託販売方式に経営の業態を変えるというようなことはそう数は多くないとは思いますけれども、その前に私が計算で示しましたようなこういうことはもうあちらでもこちらでもあると思うんですね。結局、消費者はとにかく三%の消費税を納めなければならないけれども、業者には簡易...全文を見る
○中野鉄造君 今、大蔵大臣から御説明がありましたけれども、どちらかといえば一から十まで消費者のことよりかいわゆる業者のこと、業者の利便だとかそういったようなことを中心にお考えになっているんじゃないかなと、そういう気がしてならないんです。大体消費者というものに対するレクチャーという...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく四月一日からこれを実施するということですけれども、今までいろいろと御説明がありました。しかし、それらの今までのお考えは、これは本当に私に言わしむれば永田町的な感覚でありまして、一家の主婦の人たちが今どういうような生活をしているのか。朝、新聞が配達されると、政...全文を見る
○中野鉄造君 今、財政法に基づいてと、こうおっしゃいましたけれども、私は、今回のこの補正はそれこそ財政法を無視した暴走的予算である、こういうように思います。すなわち、本予算と補正予算の本質的相違はどこにあるのか、その点をまずお尋ねしたいと思うんです。
○中野鉄造君 今回のこの補正は、私は決して今おっしゃったようなそういうものじゃなくて、財政法上補正予算に計上がなじまない、そういうようなものがかなりあるんじゃないかと思うんです。つまり、今回の補正予算では少なく判断しても一兆六千億円がこれは義務的経費外の政策的経費である、私はこう...全文を見る
○中野鉄造君 この補正予算の執行期間というのは、きょうは三月の六日でございますから、あと二十数日しかございません。この九百億円を一刻を争って繰り入れなければならないほど貿易保険特会というのは危機に瀕しているのか。もしそうだとするならば、貿易保険特会に融資している資金運用部にとって...全文を見る
○中野鉄造君 この貿易保険特会は、この制度そのものにも私はいろいろ問題があると思うんですが、それは一応おくとしまして、こういうような、今お答えになったこういう事態は今唐突に起こった問題じゃないと思うんです。六十三年度当初予算の時点でもこれはわかっていたはずなんです。それが急に今こ...全文を見る
○中野鉄造君 そうじゃないでしょう。五十七年以降というものは保険金支払い額が保険料収入と回収金の合計額を上回る借金体質になっていたんです。にもかかわらず、今おっしゃったような、どうしても急にそういうことになったと言われるけれども、そうじゃないんです。そういう借金体質が唐突に起こっ...全文を見る
○中野鉄造君 だから、私が申し上げているように、そうであるならば、六十三年度の当初に既にわかっていたはずなんだから、六十三年度の当初に組むか、ないしは平成元年度の予算に組めばいいものを、平成元年においてはこれはもうわずか三十二億しか組んでないんです。そして、あと補正の執行期間は二...全文を見る
○中野鉄造君 この貿易特会と同様に、本来当初予算に計上すべき性質のものとして厚生保険特会への繰り入れがあります。これも借金を返すということだからいいことには違いありませんけれども、今まで財政難を理由に拒み続けてきておったのに急に厚生保険特会への借金を返すという気になった、これは一...全文を見る
○中野鉄造君 今いみじくも言われましたように、この機会にと、これが本音じゃないかと思うんですね。極めて便宜的なんです。  大蔵大臣にそこでお尋ねしますが、この約二十五兆円にも及ぶ国の負担の繰り延べ額、いわゆる別名隠れ国債とも言われていますけれども、これを返済すること、これを今後...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく、厚生保険特会はこの六十三年度の補正で一兆五千七十八億円返済をしておいて、再び平成元年度には三千二百四十億を今度は借金する、こういうようなことで、どうも本当に、先ほども申しておりますように極めてこれは便宜的な取り扱いじゃないのかなと、こういう気がしてなりませ...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく、当初予算の編成時にはシーリングによって本来計上すべき政策的経費を先送りにしておいて、そうして自然増収が出たからというので緊急性等も度外視して先ほどから二、三例を挙げましたようなこういう補正に計上すると、こういうやり方はもうシーリングそのものを無意味にすると...全文を見る
○中野鉄造君 赤字公債を一兆三千八百億円減額している一方で、建設公債を今度は五千六十億円追加発行する、これがまた理由がわからないんです。どうしてもそうしなければいけないんでしょうか。
○中野鉄造君 しかし、わざわざ建設国債を発行しようとしている一方では、歳出の補正で七千四百九十九億円の既定経費の節減だとかあるいは予備費の節減を行っております。これを仮に災害復旧等事業費に充てれば、建設公債の発行はこれはせずに済んだはずじゃないですか、どうですか。
○中野鉄造君 先ほどから言われておりますように、財政運営上の当面の目標が赤字公債依存体質脱却ということであるならば、私が今申しましたのとは今度は逆に、例えば災害復旧等事業費の追加分は建設国債で賄う。そうして厚生保険特会への繰り入れや宇宙開発事業団出資金等政策的経費は、本来計上すべ...全文を見る
○中野鉄造君 とにかく、赤字公債脱却を一年でも早く実現する、そしてその上で今までの負担の繰り延べをどう一日も早く返済するか、それを本予算で検討する、これが筋じゃないかと思うんです。そうはしないで、故意にこの脱却をおくらせているのは、あなた方がいろいろつじつまを合わせたような答弁を...全文を見る
○中野鉄造君 今、大蔵大臣が言われたこの補正に盛り込むべきいわゆる政策的経費、この一兆六千億に及ぶ額というものは、全部が全部、緊要であるとは必ずしも私は思いません。中には今おっしゃった科学技術庁みたいな緊急を要するものもあるかもしれませんけれども、全部じゃないと思う。そういうよう...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間もありませんので、最後に私は年金問題について少しお尋ねしたいと思いますが、今回の年金支給開始年齢引き上げについてこれからいろいろ審議されることになろうかと思うんですけれども、この間ある新聞に六十歳定年でさえまだ六割なのにと、こういう見出しで大きく掲載されてい...全文を見る
○中野鉄造君 今の厚生大臣の発言には二、三の重大な問題点がございますが、この席ではちょっともう時間がございませんので、これからの委員会の席でじっくり今の発言に基づいて私は議論をしていきたいと思います。  最後に、労働大臣と総理に一言ずつ、今回の年金支給開始年齢の引き上げ、そして...全文を見る
○中野鉄造君 五十五歳定年から現在の六十歳定年と言われていますけれども、六十歳定年をとっている率というのは今どのくらいになっておりますか。
○中野鉄造君 最後に一つ。  今おっしゃったこの率に到達するまで何年を要したんですか。
○中野鉄造君 終わります。
04月05日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○中野鉄造君 それでは私は、具体的な補助金の質疑に入ります前に、午前中の同僚議員の質疑の中で大蔵大臣の御答弁にいささか異論を持つわけでございますが、その件について初めにお尋ねいたします。  国債残高が百六十兆円ある、あるいは隠れ借金が二十六兆。だから非常に日本は財政危機だ、こう...全文を見る
○中野鉄造君 財政が依然として今おっしゃったように百六十兆円の国債残高を抱え、かつ十一兆円の、私はあえて二十六兆とは申しません、十一兆円と申します。十一兆円の隠れ借金の返済がこれは必要である。したがって、財政体質の改善を進めていくことはよく理解できるわけですけれども、しかし、財政...全文を見る
○中野鉄造君 したがって、午前中の大臣の御答弁にもありましたような五十年度後半の財政危機に緊急避難的に講じられた補助金カット、これを現在のように財政体質改善だとかあるいは赤字公債発行ゼロにかわる新たな財政目標を立てているときに、従来と同様な補助金カットを継続していくということに対...全文を見る
○中野鉄造君 よく先立つものは金だとか、あるいはないそでは振れぬということわざございますけれども、とかく初めに財政ありきというこの行政の施策が打ち出されてくるわけでございまして、その結果として常に最も切実な影響を受けるのは社会的弱者であるということには変わりないわけでございまして...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、重ねて聞きますけれども、決して固定化ということではない、こういうことでしょうか。
○中野鉄造君 財政がどのように好転してもそういうことなんでしょうか。
○中野鉄造君 どうも釈然としないわけですけれども、いずれにしても補助率の削減によって最も大きな影響を受けるのは何といっても生活保護ではないかと思うのですが、先ほどからいろいろと論議されておりますように、生活保護は全額公費による制度でありまして、またこれが国の負担であっても地方の負...全文を見る
○中野鉄造君 一つの例を挙げますと、生活保護の適用状況を見て非常に気になることは、被保護世帯が五十九年度の七十九万世帯をピークに六十三年の九月では六十八万世帯弱に、実人員では百四十六万九千人から百十七万人にまで低下しているわけですね。補助金の削減が始まったのは、これはもう言うまで...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、元年度の予算を見ますと、生活保護費は一兆一千四百十六億円でありまして、昨年度より五百十八億円増加しておりますけれども、扶助基準の引き上げのほかに、実は国庫負担率が〇・五%回復する分だけでも七百三十億円が含まれているためでありまして、実質的な適用人員、適用世帯...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この適正な運用が行われていくためにもお尋ねするわけですが、六十年の十二月に補助金問題検討会の報告書でも、国の事務として処理される機関委任事務とするということうたがわれておりますけれども、この制度については今後とも国の責任において適正な制度運用がなされていくと...全文を見る
○中野鉄造君 先ほど同僚議員から生活保護世帯に及ぼす、生活保護とは言われませんでしたけれども、一般の低所得者に対する消費税の影響ということについて質疑がありましたけれども、この元年度の引き上げ幅が四・二%予定されているようでありますが、この中に消費税の影響分は含まれているのか、ま...全文を見る
○中野鉄造君 次は、厚生年金の国庫負担の繰り延べ分の返済についてお尋ねいたしますが、ここで先ほどもちょっと質問ありましたように、きょうの報道によれば、平成二年度中には完済するというような一応の目標を立てておられるようですけれども、やはり私もお尋ねしたいのは、いま少し具体的にその計...全文を見る
○中野鉄造君 行革特例法以後、大蔵大臣の所管しておられる共済年金については繰り延べをせずに、民間の制度である厚生年金だけが繰り延べられて、その分を残しているのでありますから、これは一刻も早い全額返済を改めて要望したいと思います。  そこで、改めて伺いますけれども、補正予算で一部...全文を見る
○中野鉄造君 非常に苦しいやりくりというか、今おっしゃったようなことは理解できます。しかし、こういうやり方は決して好ましいものではないと私は思うのですね。この点は大臣もお認めのことと思いますけれども、こうした措置は来年度からは廃止すべきじゃないのかと思うのです。  ここで即答し...全文を見る
○中野鉄造君 この際大蔵大臣に、関連いたしまして厚生年金等の年金積立金の自主運用枠の拡大についてちょっとお尋ねしたいと思うのですが、六十二年度以降認められている年金積立金、六十三年度末で六十五兆五千億円ですが、この一部の自主運用については元年度では一兆五千三百億円が認められておる...全文を見る
○中野鉄造君 厚生大臣いかがですか。
○中野鉄造君 そこで、この問題について最後に大蔵大臣にお尋ねいたしますが、財政金融運営の一体化というのは、これは大蔵省が原則とされるところでしょうけれども、また今厚生省からもお答えがありましたように、厚生省ばかりじゃない、いろいろな郵政省あたり等との横並びの関係があること、また財...全文を見る
○中野鉄造君 次に、在宅老人福祉対策の充実についてお書ねいたします。  この間からいろいろ在宅関係の補助率が三分の一から二分の一に引き上げられた。これは、同齢化社会に対する国の意気込みを示されているところであるとして率市に私は評価したいと思いますが、老人の介護については最近しき...全文を見る
○中野鉄造君 それで、三年間でいわゆる在宅三本柱の思い切った拡充ということについていろいろこの間から言われておりますけれども、果たして具体的にどのレベルまで整備を考えていらっしゃるのか、お答えいただけますか。
○中野鉄造君 我が国の在宅福祉というのは、改めて申し上げるまでもございませんが、諸外国と比較した場合にもう大変な立ちおくれが目立つわけでございまして、例えば人口当たりのヘルパーの数でも、ノルウェーは日本の五十二倍とか、あるいはスウェーデンは四十四倍、デンマークは二十四倍、こういっ...全文を見る
○中野鉄造君 六十三年度補正予算では、高齢で常時看護の必要な在宅の人たちに臨時の介護福祉金を支給する賞用が計上されまして、実施に移されたわけです。日夜介護に携わっておられる家族の方々がおられるわけですけれども、国民生活基礎調査によりますと、同居している主な介護者のうち女性か八二%...全文を見る
○中野鉄造君 今言ったようなあれと同様に、家族の介護者は老人の世話だけとか育児やあるいは子供の世話、その他生活上の問題を抱えている方々が多いわけですが、その国民生活基礎調査によりますと、寝たきりの老人の介護者のうち、家庭奉仕員というのはわずかに〇・六%にすぎないわけでありますね。...全文を見る
○中野鉄造君 そういった国の風習だとかそういうものが違いますから、確かにそういう点はあろうかと思うのです。  ですから、例えばイギリスにおいては、重度障害で常時看病あるいは付き添いを要する人には障害者付添手当あるいは付添手当受給者の介護をする人に障害者介護手当が無拠出で支給され...全文を見る
○中野鉄造君 最後に厚生大臣にお尋ねしますが、確かに今お答えがあったようなそういう問題が介在することであろうと思いますし、それとやはりそういった老人の介度をするホームヘルパーだとか、そういったような職種を魅力あるものにするためにもどういうふうにやった方がいいかとか、いろいろな問題...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
05月18日第114回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中野鉄造君 私は、まず最初に石倉公述人にお尋ねしたいと思いますが、先ほど来大河原委員から、また今は及川委員からもお尋ねがありましたいわゆる農村部の青年が日本農政に対する非常な不信感を抱いておる、あるいはそういう傾向が広がりつつあるということに関連いたしまして、これは私の見聞する...全文を見る
06月13日第114回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○中野鉄造君 関連。
○中野鉄造君 私は、総理に国民の皆様方の赤裸々な気持ちを代弁いたしまして二、三お尋ねいたします。  総理は、今回のこのリクルート疑惑に対するけじめとして国民は今どういうことを求めていると認識しておられますか。
○中野鉄造君 国民の感情というのは極めて直情的でそして素朴であるわけなんですが、今回のこの疑獄事件、これだけ大騒ぎして立件された人はわずか二人、あとの人たちは限りなく灰色でありながらもそれは不問に付された、こういうところに非常な怒りがあるわけなんです。法律では疑わしきは罰せずとい...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃったような、これから先の政治改革、政治倫理の問題、これは当然です。そういうものは、今回のリクルート疑惑事件が起こっていようといまいと早晩これは厳しく私どもで審議をしていかなくちゃいけない、そしてその実現を図っていかなくちゃいけない。だけれども、先ほども申し...全文を見る
○中野鉄造君 総理は、我が国の近代政治史上まれに見る政治不信のさなかに幸か不幸か総理に就任されたわけなんですね。そして午前中の質疑の中でも、今私が第一に着手しなくちゃいけない、努力しなくちゃいけない課題は政治不信の打開であるということをここでおっしゃった。ですから、国民の皆様方は...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、私は総理に要望しておきますけれども、総理は本会議の席でもよくしゃべり、あれだけの大見えを切られた。したがって、先ほど私が提案申し上げたこのくらいの勇断ができなければ、それこそ改革前進内閣ではなくて言行不一致の改革停滞内閣のそしりを免れませんから、ひとつそのつ...全文を見る
06月16日第114回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○中野鉄造君 まず最初にお尋ねいたしますが、三月の中ごろ発表されましたいわゆる厚生白書の中に、長寿を喜べる社会、これからの厚生行政の目標というものをいろいろ掲げてあります。その一つの柱として、住みなれた地域、家庭で暮らせる町づくりというものを据えてありますけれども、今回の白書は、...全文を見る
○中野鉄造君 よく言われますように、厚生というのはいわゆる民の生活の質を厚くするという意味が込められているということのようですから、ひとつせっかく努力をしていただきたいと思うのです。  去る四月に東京都武蔵野市の主婦らのボランティア団体を公益法人として初めて認めたということがあ...全文を見る
○中野鉄造君 今も御答弁がありましたが、とにかく今は何といっても非常にケアの面でも人手が足りないというようなお話でありますけれども、そこで大臣にお尋ねしますが、これから先いろいろな民営化が進んできたという場合に、それを生業的にやるのか、あるいはボランティアでやっていくのかというど...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、今回のこの法案の中身に入っていきますけれども、有料老人ホーム等、老人の居住する場の確保に関して政府の行うべきこと、いわゆるどの程度やるべきかということ、それと民間との関係についてどういうようにお考えになっておりましょうか。
○中野鉄造君 一昨年の合同分科会の意見具申の中にもちょっとこの点触れられておりますけれども、民間によるサービスの提供が期待しがたいもの、あるいは国民の切実なニードに対応するサービスで民間サービスの供給が十分でないもの、こういうものに老人ホームというのは該当するのではないかというこ...全文を見る
○中野鉄造君 大臣はもう御承知のように、今どんどんこうした有料老人ホームというのが増加しつつありますけれども、ところが例えば一人入居の場合三千五百万円から七千二、三百万円、こういうような例を見ると庶民にはとても高ねの花、こういう感じがするわけですけれども、高級有料老人ホームという...全文を見る
○中野鉄造君 きょう冒頭に山本委員からもちょっと触れられたことに関連しますけれども、こうしたいろんな高級であってもそうでなくても老人ホームというものが地方にどんどんできつつある。ところが、それが例えばある市町村に一カ所そういうものができた、途端にその市町村の老人医療費というものは...全文を見る
○中野鉄造君 今も申し上げましたように、こういう有料老人ホームの入居費というものは非常に高額になってきつつありますが、その主な原因にやはり土地の取得というものが大きく起因しているのではないか、こう思うのですけれども、どちらにしても一般庶民と余り縁のないこういう非常に高級なタイプの...全文を見る
○中野鉄造君 それで、軽費老人ホームというものは健康な老人に対して生活の場を提供する施設というように理解しますが、その整備の状況の推移というものをお伺いしたいのです。  と申しますのは、今軽費老人ホームと有料老人ホームというものの数をお示しいただきたいのですが、有料老人ホームが...全文を見る
○中野鉄造君 私がこういうことを聞くのは、いわゆる民活民活で民活を謳歌している間に、こういう低所得者のための施設というものがだんだん先細りしてくるのじゃないか、こういう懸念があるからお尋ねするのですが、もう一遍そこのところをひとつ大臣いかがですか。
○中野鉄造君 それで次に、この法律案で特定民間施設の整備を目的とする、こういうことがありますが、特定民間施設は疾病予防運動センターあるいは高齢者総合福祉センター、在宅介護サービスセンター、有料老人ホーム、こういったような一部の施設から成っているとされておりますけれども、この一部の...全文を見る
○中野鉄造君 それでは、この特定民間施設に対しては税制上の優遇措置等、特例の対策を講ずるということになっておりますけれども、民間部門に属する事業であってもこういう優遇措置等を講ずる理由というのはどういうことになりますか。
○中野鉄造君 そうしますと、特定民間施設に含まれるその施設は、厚生省の考えている私的部門に属すると理解していいのか。また、在宅介護サービス部門というのは、これは公的部門なのか私的部門なのか、どうでしょう。
○中野鉄造君 それに関連して、ちょっと私参考のためにお尋ねしますけれども、有料老人ホームで生活する高齢者というのは、各個々人が専用の自宅を有しているから、受ける介護サービス、これは明らかに在宅ケアということになるのじゃないのかな、こう思うわけですけれども、したがって有料老人ホーム...全文を見る
○中野鉄造君 今回の厚生大臣による基本方針の策定、事業者の整備計画の大臣の認定など、公的関与がこの法律案においてなされることになりますが、こういったような関与の行われる中で、特定民間施設というものは普通の施設以上に福祉的色彩が強いものであるべきだと考えますけれども、具体的にはどう...全文を見る
○中野鉄造君 この基本方針の中で、いわゆる営利的色彩が非常に強いというものはこれは排除するとか、あるいは運営に関する事項の中において利用料金というものが余り高過ぎるものはこれは排除する、こういう考えはないのですか。
○中野鉄造君 先ほどもこれは質問がございましたけれども、この法律案が考えている新しい町づくりについて、厚生省は全国的な整備目標というものを持っておられるのか。仮に今持っていないとしても、近くこうした全国的な計画を策定する考えがあるのかないのか。その辺をお尋ねしたいと思うのですが、...全文を見る
○中野鉄造君 そこのところをもう少しお尋ねしたいのですが、この「健康長寿のまち構想」、この中で基本計画策定、つまりマスタープランに対する補助と民間事業に対する支援、この二つの施策があると思いますけれども、今回のこの特定民間施設の整備計画はまさにこの二つのうちの後者に当てはまるのじ...全文を見る
○中野鉄造君 私が言いたいのは、マスタープランはマスタープラン、民間事業者への支援はまた別だ、こういうのでは基本計画の意味がちょっと薄らいでくるのじゃないかと。そうすると、今回の特定民間施設の整備が公的施策との適切な役割分担のもとにと、こういうように言っても、そういうようなところ...全文を見る
○中野鉄造君 現在どの程度今年度中に整備計画が提出されるような見込みがありますか。
○中野鉄造君 これから先のことでしょうけれども、PRの問題等もあろうかと思いますけれども、この特定民間施設についてはどの程度民間企業を引きつけ得るのかと疑問がありますけれども、公的な施設と純粋に企業的な施設との中間でどっちつかずになるのじゃないかという懸念もまたあるのですが、その...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、政府の施策は臨調路線の継続で、民活の推進に、これはこんな言い方はちょっと語弊があるかと思いますけれども、いささか熱心過ぎるのではないのかなという、そういう懸念もします。内閣の広報室の世論調査によって も、老人福祉サービスについて、公的老人福祉サービスを中心...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
06月20日第114回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○中野鉄造君 私は、まず社会保障関係費についてお尋ねいたします。  政府は、平成元年度予算の社会保障関係費の対前年度伸び率が六十三年度より大きい、こういうように言っておりますけれども、社会保障制度における国庫負担の水準、これが国際的に見てどういうものであるかお尋ねいたします。
○中野鉄造君 ILOの調査によりますと、我が国よりもはるかに国庫負担の率が高い国が数多く見受けられるのですが、我が国は今おっしゃったようにいろいろな経緯というものもありましょうけれども低い。それがいろいろな過去の経緯また歴史が浅いということだけではちょっと納得がいきませんけれども...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃった例えばサービス方式と社会保障方式との違いなどだけではなかなか説明にならないのじゃないかという気がするのですが、問題は国がどれだけ責任を持つかということでありますが、国民負担率は国民所得の五〇%未満に抑えるという今までの考えは、これは変わらないのかどうか...全文を見る
○中野鉄造君 この国民負担水準の抑制というのはいわゆる臨調路線、緊縮路線でございまして、五十七年当時の考え方に固執するのは今日ではちょっといささか不適当じゃないかと思うのです。  あわせて私お尋ねしたいのは、これはちょっと古い資料ですが、衆議院の行革特別委員会、これは昭和五十八...全文を見る
○中野鉄造君 くどいようですけれども、社会保障の給付と負担の展望を明確にするということは、これは非常に大事なことだと思うのですが、今の段階では改める、これを見直すというお考えはあるのかどうか、いかがですか。
○中野鉄造君 厚生大臣と、大蔵省は見えていますね、両方にお尋ねします。  総理はこの間も言っておりましたけれども、消費税というものは福祉目的税ではなくて、消費税は福祉に使うという考えをおっしゃった。これをどういう意味に理解していらっしゃるのか。消費税による増収分は福祉に充てるし...全文を見る
○中野鉄造君 今大臣がお答えになったように、総理の表明というのは非常に微妙な受けとめ方ができると思うのですが、あえて申しますならば、今回の消費税は優先順位からいえばこういう社会保障の方に優先的に回す、こういうように受けとめてもいいのでしょうか。いかがですか。
○中野鉄造君 例えば、この厚生年金保険の改正案では支給開始年齢の引き上げや料率引き上げで国民に非常に不安を感じさせておるわけですけれども、今の国庫負担をそのままにして問題を解決しようとするからそういうことになるのでありまして、先ほどから言われているように、高齢化の進展に対応するた...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、福祉における公私の役割分担についてお尋ねしたいんですが、まず確認したいのは、社会保障制度の今後に対する大臣の基本的な認識についてお尋ねしたいと思います。  国民の最も期待する社会保障制度というのが、特に昭和五十七年度以降、いわゆる臨調行革路線下において一...全文を見る
○中野鉄造君 公的、民間、そこを線引きするのは確かになかなか難しい面もあろうかと思いますけれども、しかし公的施策が責任を持つべき分野は具体的にどのくらいの範囲、またレベルを言うのか。仮に寝たきりになった時点で、希望さえすればだれでもナショナルミニマムについては公的サービスを受ける...全文を見る
○中野鉄造君 先日の民間老後施設促進法案の審議の際にも、この公私の役割分担、官と民の関係、こういうものが論議されたわけでして、また附帯決議での確認もなされたわけですが、福祉というものが本来民間の市場原理になじみにくい、こういうように私は思うのですけれども、二十一世紀の本格的な高齢...全文を見る
○中野鉄造君 なかなかその計画というものが明確に現時点では打ち出せないというのは、どういうところにあるのですか。
○中野鉄造君 最近とみにテレビあたりでも三日を上げずして、どうかするとほとんど毎日いろんな高齢化社会に関連したいろいろな情報を流しております。そういうようなときだけに、行政が立ちおくれるというようなことがもうそろそろ言われてくるときじゃないかと思うのですけれども、ひとつそこらのと...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、最後に大臣にこれからの所信とお願いをしておきたいのですけれども、今言ったようなことで、この問題についてこれから先具体的な整備計画あるいは必要人員、そのための所要額、財源調達、そういったようなものをひとつ明確にして、これが本当の福祉ビジョンであるというものを確...全文を見る
○中野鉄造君 次に、中国残留孤児問題について一、二お尋ねしたいと思います。  非常に直近の残留孤児の身元判明率は少なくなっておりまして、こうした事態は年々情報あるいは手がかりが少なくなってくるのじゃないか。そういう面はやむを得ないということは理解できなくもないですけれども、これ...全文を見る
○中野鉄造君 時間もありませんからまとめてお伺いしますけれども、御承知のように中国は現在非常に混乱状態にあるわけですが、今年度以降の訪日調査の実施についてどういう影響を受けるということが予測されるのか、その見通し、それといま一つは帰国してきた孤児の自立支援策、これはいわば就職だと...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
06月21日第114回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○中野鉄造君 まず最初に、私は大臣にパートタイム労働者対策についてお尋ねいたします。  いろいろなアンケート調査によりますと、現在このパートタイマーの人たちは事業所によって取り扱いがばらばらなもとにありまして、そして一般的にはどうかすると安上がりな労働力、こういったような認識で...全文を見る
○中野鉄造君 現在、我が国に約八百万のパートの方々が推計されておりますが、この八百万の方々は、まあ非常に大ざっぱなお尋ねですけれども、大別して、本当にこうした現代の余剰時間を価値的に何とか消化しようという人もいらっしゃるかもしれないし、あるいはレジャーの資金づくりのためにというよ...全文を見る
○中野鉄造君 それで、先般からこのパート労働法の制定というものが望まれておったわけですけれども、残念ながら日の目をまだ見ていない。この理由というのはどういうところにあるんですか。
○中野鉄造君 では、今回の法案の中身について二、三お尋ねしてみたいと思いますが、私どもの党のいろいろな調査によりますと、このパートタイマーの人たちで、例えば賃金の面でいわゆる文書で明示されていない人たちが約八〇・二%、これは基準法第十五条の「労働条件の明示」については、賃金のみに...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃったように、いわゆる口頭契約による採用というのは、これはとかく後になっていろいろなトラブルを生じやすいわけですけれども、私どもの調査では、この雇入通知書、これの交付を奨励はされていますけれども、それが履行されているというのはほとんどなくて、約九割の人たちが...全文を見る
○中野鉄造君 次に、パートタイマーのための職業相談、職業紹介を専門的に扱う施設として労働省はパートバンクを設置しておりますけれども、その設置状況は、現在、平成元年度で五十二カ所というふうに聞いておりますが、これと並行して、これからどんどんやっぱりパートタイマーの人たちにまつわる諸...全文を見る
○中野鉄造君 それで、これは先ほど同僚委員の方からもお尋ねがあっていましたけれども、我が党の調査によりますと、六十歳を超えるところの高齢のパートタイム労働者は、約七割近くの事業所でもう既にそういう方々は雇用されていないという回答が寄せられておりますけれども、高齢者の生きがいと雇用...全文を見る
○中野鉄造君 それで、今回のこの法案が成立したその結果、どの程度のパートの人たちが適用拡大となると労働省では見込まれているのか。
○中野鉄造君 先ほどもお尋ねがあっていましたけれども、せっかく今回のこういう改正ができても、事業主に周知徹底しなければこれは実効が薄いと思われますけれども、先ほどの答弁ではそれをチラシだとかパンフでというようなことでしたけれども、果たして小さな零細な企業あたりにはそれで周知徹底で...全文を見る
○中野鉄造君 それで、冒頭申し上げましたように、現実にはパートの人たちというのは企業側からも、またどうかすると一般からも非常に軽視されている、言うなれば非常に弱い立場にある方々なんですけれども、こういう人たちを守るための、また少しでも向上さしていくための今回の法改正でもありますけ...全文を見る
○中野鉄造君 雇用保険の適用条件を、どうかするとこれを乱用していくというような事態が起こってくるんじゃないかと思いますが、例えば、企業によってはこのパートタイマーの年収を意図的に九十万円以内に抑えて、そして雇用保険を適用しなくても済むようにしている、こういうところが現実にあるわけ...全文を見る
○中野鉄造君 それで、先ほどの質問とちょっと重なってきますけれども、今回の法案で賃金支払いの基礎となった日数が十一日必要とした上に、さらに一年を要すること、こういうようなことになっていますけれども、十四日を一カ月として計算して被保険者期間が六カ月以上あれば受給資格を得られる一般被...全文を見る
○中野鉄造君 今申し上げた問題と並行して、私 どもが昨年調査した結果によりますと、パートタイマーの雇用保険の適用率が一八%、何と二割にも満たない。特にその調査では、三十人未満の事業所に勤める人が回答者の過半数以上を占めておりますので、パートタイム労働者の中でも一番底辺に位する人...全文を見る
○中野鉄造君 それで、労働省はパートタイム労働者について、この方々は一般被保険者と比較して、例えば失業保険の受給の際あたりでも一般被保険者と比較して再就職が容易であるというような考え方を持たれているようですけれども、このパートの人たちの再就職の中身というのは、あくまでも自分に合っ...全文を見る
○中野鉄造君 ぜひそういうような前向きの姿勢で取り組んでいただきたいと思います。  もう一つ、個別延長給付のうち特定個別延長給付については短時間労働被保険者に適用しない、こういうことになっておりますけれども、しかし、これはまず雇用調整の対象となって失業するのはパートタイム労働者...全文を見る
○中野鉄造君 昭和五十九年の雇用保険法改正において、六十五歳以上の者については雇用保険の適用を除外することとされたのでありますけれども、六十五歳以上の者でも職安長の認可を得た者は高年齢継続被保険者となることができる、こういうふうにされたわけですね。任意加入の認可を受けた高年齢継続...全文を見る
○中野鉄造君 それで、任意加入できる期間については政令で定める日までと、こうされておりますけれども、この期間はいつまでとなるんですか。
○中野鉄造君 期限は延長されなかったということなんですね。その理由は何でしょう。
○中野鉄造君 六十五歳に達した日以後に雇用をされる者の就業及びその生活の実態や、今回のパートタイム労働者への適用が拡大されたというようなことから勘案しますと、任意加入制度をこ れは継続すべきじゃないかと私は思うんですが、この点いかがですか。
○中野鉄造君 私は重ねて申し上げるわけですけれども、今後の高齢化社会の進展を考えたときに、労働省で言っている雇用対策の守備範囲を六十五歳まで、こういうようにしていいのかどうか。まだ今日では六十五歳といえば、それは個人差はありますけれども、ぴんぴん働いている、働ける人たちもいらっし...全文を見る
○中野鉄造君 今も申し上げますように、これからのさらなる高齢化社会に対応する、そのときそのときに順応した施策をひとつ前向きに検討していただきたいと思います。  最後に、私は大臣にお尋ねいたしますが、今後生涯一職業時代から生涯多職業時代へ移行していきまして、雇用システムがどんどん...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
08月09日第115回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  去る七日の本会議におきまして運輸委員長に選任されました中野鉄造でございます。  本委員会の運営に当たりましては、委員各位の御協力のもとに円滑公正に行ってまいりたいと思...全文を見る
○委員長(中野鉄造君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に谷川寛三君、野沢太三君、田渕勲二君及び片上公人君を指名いたします。     —————————————
○委員長(中野鉄造君) 次に、国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、従来どおり運輸事情等に関する調査を行うこととし、今期国会閉会中も継続して調査を行うため、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。  ...全文を見る
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましてはこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(中野鉄造君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時二分散会
10月31日第116回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号
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○中野鉄造君 きょうは御両名の参考人の方々本当に御苦労さまでございます。  私、二点だけお尋ねしたいと思いますが、先ほどからいろいろお話を聞いておりましてもわかるんですけれども、要するに日米の国民性は、これはもう当然違いますし、また商慣行というものも違う、文化も違う。そういった...全文を見る
11月09日第116回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願い...全文を見る
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に二木秀夫君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) この際、江藤運輸大臣及び森田運輸政務次官より発言を求められておりますので、順次これを許します。江藤運輸大臣。
○委員長(中野鉄造君) 森田政務次官。
○委員長(中野鉄造君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、従来どおり運輸事情等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) 運輸事情等に関する調査を議題とし、派遣委員の報告を聴取いたします。  まず、第一班の御報告を願います。鹿熊安正君。
○委員長(中野鉄造君) 次に、第二班の御報告を願います。田渕勲二君。
○委員長(中野鉄造君) これをもって派遣委員の報告は終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時五十八分散会
11月30日第116回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関する調査のため、本日の委員会に日本道路公団理事廣瀬好宏君、同じく中道文基君及び首都高速道路公団理事星忠行君を参考人として出席を求めたいと存...全文を見る
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) 次に、運輸事情等に関する調査を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) ただいまの安恒君の佐川清氏の参考人としての喚問は後刻理事会でお諮りいたします。
○委員長(中野鉄造君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時二十八分休憩      ─────・─────    午後一時三十七分開会
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を再会いたします。  休憩前に引き続き、運輸事情等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) では、三時四十分に再開することとして、暫時休憩いたします。    午後二時五十九分休憩      ─────・─────    午後三時四十二分開会
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、運輸事情等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) 本日の調査はこの程度といたします。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) 次に、貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題といたします。  まず、貨物運送取扱事業法案について政府から趣旨説明を聴取いたします。江藤運輸大臣。
○委員長(中野鉄造君) この際、本案の衆議院における修正部分について、衆議院運輸委員長島村宜伸君から説明を聴取いたします。島村君。
○委員長(中野鉄造君) 次に、貨物自動車運送事業法案について政府から趣旨説明を聴取いたします。江藤運輸大臣。
○委員長(中野鉄造君) 以上で趣旨説明並びに衆議院における修正部分の説明の聴取は終わりました。  なお、両案に対する質疑は後日行うことといたします。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の審査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認めます。  なお、その日時及び人選等については、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時五十六分散会
12月05日第116回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨四日、穐山篤君が委員を辞任され、その補欠として八百板正君が選任されました。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) 次に、貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題といたします。  両案の趣旨説明は前回既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。    午後零時十九分休憩      ─────・─────    午後一時三十分開会
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を再開いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本日、八百板正君が委員を辞任され、その補欠として穐山篤君が選任されました。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) 休憩前に引き続き、貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) 本日の質疑はこの程度とし、これにて散会いたします。    午後五時十一分散会
12月07日第116回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題といたします。  本日は、両案審査のため、お手元に配付いたしております名簿の方々に参考人として御出席をいただいております。  参考人の方...全文を見る
○委員長(中野鉄造君) ありがとうございました。  次に、山下参考人にお願いいたします。
○委員長(中野鉄造君) ありがとうございました。  次に、秋田参考人にお願いいたします。
○委員長(中野鉄造君) ありがとうございました。  次に、亀崎参考人にお願いいたします。
○委員長(中野鉄造君) ありがとうございました。  次に、桜井参考人にお願いいたします。
○委員長(中野鉄造君) ありがとうございました。  以上で参考人からの御意見の開陳は終わりました。  それでは、これより参考人に対する質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) 以上をもちまして参考人に対する質疑は終了いたしました。  参考人の皆様に一言御礼のごあいさつを申し上げます。  本日は、お忙しい中を本委員会の審査のために貴重な時間をお割きいただきましてまことにありがとうございました。ただいまお述べいただきました御意見...全文を見る
12月12日第116回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を便宜一括して議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時二十分まで休憩いたします。    午後零時十五分休憩      ─────・─────    午後一時二十一分開会
○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、貨物運送取扱事業法案及び貨物自動車運送事業法案の両案を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(中野鉄造君) 他に御発言もなければ、両案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより両案のうち、まず貨物運送取扱事業法案について討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
○委員長(中野鉄造君) 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。  これより採決に入ります。  貨物運送取扱事業法案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(中野鉄造君) 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  谷川君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。谷川君。
○委員長(中野鉄造君) ただいま谷川君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(中野鉄造君) 全会一致と認めます。よって、谷川君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  次に、貨物自動車運送事業法案の修正について田渕君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。田渕君。
○委員長(中野鉄造君) これより原案並びに修正案について討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
○委員長(中野鉄造君) 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。  これより貨物自動車運送事業法案について採決に入ります。  まず、田渕君提出の修正案の採決を行います。  本修正案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(中野鉄造君) 全会一致と認めます。よって、田渕君提出の修正案は可決されました。  次に、ただいま可決されました修正部分を除いた原案全部の採決を行います。  修正部分を除いた原案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(中野鉄造君) 多数と認めます。よって、修正部分を除いた原案は可決されました。  以上の結果、本案は多数をもって修正議決すべきものと決定いたしました。  片上君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。片上君。
○委員長(中野鉄造君) ただいま片上君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(中野鉄造君) 全会一致と認めます。よって、片上君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの両決議に対し、江藤運輸大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。江藤運輸大臣。
○委員長(中野鉄造君) なお、両案の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時二十分散会
12月13日第116回国会 参議院 本会議 第12号
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○中野鉄造君 ただいま議題となりました二法案について、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。  貨物運送取扱事業法案は、物流の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応し、各運送機関ごとの事業法において規定されている貨物運送取扱事業の規制制度の内容を見直...全文を見る
12月14日第116回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○委員長(中野鉄造君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第三三四号牛深海上保安署への大型高速船の配備並びに監視体制等の強化に関する請願外六十六件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一...全文を見る
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ─────────────
○委員長(中野鉄造君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野鉄造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十分散会