中野鉄造
なかのてつぞう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月25日 | 第120回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は石炭利用技術開発の現状、課題、その見通し、そういうことを中心に、限られた時間でございますので御質問申し上げたいと思いますが、現在の石炭の燃焼・供給・転換技術等のうち、特に転換技術としてのガス化、液化、水素製造に関する現状、また助成措置、今後の見通し、こういうこと...全文を見る |
○中野鉄造君 そうすると、実用化はもう目前に迫っているということなんでしょうけれども、一方ガス化、こっちの方の実用化についてはどんなですか、現状は。 | ||
○中野鉄造君 そうすると、従来の微粉炭火力と比較して熱効率だとか環境適合性、こういうものについては、先ほど私がちょっとお尋ねをしました液化のやつとガス化のやつと比較してどんなものでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 液化の方はどうなんですか。 | ||
○中野鉄造君 石炭利用技術開発の全体計画の中には、補助金、委託費というようにいろいろ分類されておりますけれども、全体として今補助金、委託費、それぞれどのくらいですか。 | ||
○中野鉄造君 額はわからないですか。 | ||
○中野鉄造君 そうすると、CO2の発生を防ぐためには、やはりこれからの排煙脱炭装置の技術開発ということもこれは必要になってくると思いますが、こちらの方はどうなっておりますか。 | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
03月07日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、前回の委員会で法務大臣の所信をお聞きいたしましたけれども、しかしその中には私が最も重要で緊急を要すると思っていたことが全く含まれておりません。 そこで、お尋ねしたいことはいろいろございますけれども、本日は時間の関係もございますし、憲法が保障する裁判を受ける...全文を見る |
○中野鉄造君 問題は、先ほどからるる申しておりますように、国民の基本的人権の問題でありますから、憲法の定める裁判を受ける権利がこれは否定されたわけなんですね。これについて、今法務大臣もお答えになりましたけれども、現行の人事訴訟手続法をこのまま放置しておくわけにはいかない、こういう...全文を見る | ||
○中野鉄造君 法制審議会の結論が出ないと腰を上げない、こういうことでしょうか。大臣。 | ||
○中野鉄造君 そうしますと、我々が国会で立法する、立案をする、それよりも法制審議会が優先するわけですか。大臣。 | ||
○中野鉄造君 今局長がはしなくも言ったのですけれども、あなた方の考え方の根底には常に、特に法律問題なんというのはそういうど素人が何だかんだと言う問題じゃない、我々専門家に任せなさい、そういったようなものが根底に見え隠れするんですよ。 じゃ、国会はどういうところですか。立法府で...全文を見る | ||
○中野鉄造君 それで、今お答えになったように、救済規定がこの人事訴訟法手続法にはないわけなんです。それは言いかえれば、裁判の拒否とこれは同じでありまして、だからこそ刑事訴訟特別法では、昭和三十七年の十一月に、これは憲法違反である、憲法に違反しているというような理由からこの特別法と...全文を見る | ||
○中野鉄造君 大臣もまた法制審議会、法制審議会と言われるのですけれども、これはもう本当に憲法上の問題なんです。私たちは立法府の議員であるわけなんですから、これはもう緊急を要する問題でございますし、何としてもひとつ早く着手をしていただきたいと思うわけです。 これはここで改めてお...全文を見る | ||
○中野鉄造君 最後にお尋ねいたしますけれども、この法務委員会で、いわゆる議員立法として成立した法律が何件ありますか。それと、大臣、これは必ずやると冒頭におっしゃいましたけれども、本当にやられますか。この二つ。 | ||
○中野鉄造君 もう一つ、議員立法として……。 | ||
○中野鉄造君 今あなたがおっしゃったように、議員立法として成立したというような法律はまずないんじゃないかと私もそう聞いております。 そのように、事ほどさように全く議員が法律をいじくり回すなどということはちょっとおこがましいよといったような、そういうあれが見え隠れすると先ほども...全文を見る | ||
○理事(中野鉄造君) 本日の調査はこの程度とし、これにて散会いたします。 午後零時四十四分散会 | ||
03月26日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○中野鉄造君 裁判所職員定員法の改正法案については、先ほど来同僚議員から種々御質問があっておりますので重複を避けてお尋ねいたしますが、先ほどから言われておりますように、今回の改正案では判事補の増員だけで、しかもそれがわずか五名である、こうなっております。 今日、刑事事件はとも...全文を見る |
○中野鉄造君 次に、司法行政上の人員配置と予算関係についてお尋ねします。 前回のこの委員会でも取り上げました人事訴訟事件、これでは人事訴訟手続法によって職権探知主義の訴訟構造となっておりまして、裁判所が実体的真実を解明、確定の上で判決をすることになっております。いわば裁判所が...全文を見る | ||
○中野鉄造君 次に、人事訴訟手続法について私の理解が間違っているかどうか、その点お尋ねします。いわば確認の意味でお尋ねするわけですので、それに対して間違っているのかいないのか、そこのところだけをひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思うんです。 人事訴訟手続法が、先ほどから申して...全文を見る | ||
○中野鉄造君 それでいま一つ、人事訴訟手続法は実体的真実の確定を前提としている。だからこ そ、それを前提として身分関係の安定を図る必要がある。判決の効力を訴訟当事者以外の第三者にも及ぼしておる。また第三者に及ぼす必要がある。だからこそ、十八条一項の判決の効力が訴訟当事者以外の第...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そういうことであれば、その判決よりも前に訴訟に参加させる規定を設ける。前委員会でも申しましたように、今はそれがないわけですけれども、そういう参加させる規定を設けるということは実体的真実発見のためにもまたその第三者の保護のためにもこれは非常に重要なことではないかと思う...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今お答えになったのは、いわゆるこれは依命通達で補助参加ということがあるということをおっしゃっているんですけれども、しかしそれは単なる通達であって法律ではもちろんありませんので何の拘束力もない。したがって、別の面から言えば、これは刑事、行政訴訟に見られるような第三者の...全文を見る | ||
○中野鉄造君 補助参加というのはいわば注意喚起である、こういうようにさっきおっしゃいましたね。それで、それはそれとして、いずれにしても、とにかく先に参りますけれども、人事訴訟法にあってはこの第三者の参加は法律的には今認められていないわけなんです。行政あるいは刑事、こういう点では認...全文を見る | ||
○中野鉄造君 先ほどから私申しておりますように、補助参加というのはあくまでもこれは法律ではないわけなんです。どこまでいっても法律じゃない。いわゆるこれは通達にすぎない。だから、そういうことではなくて、これは行政あるいは刑事訴訟と同じように、やはり第三者の保護という立場から明確に第...全文を見る | ||
○中野鉄造君 すなわち判決の効力が、先ほどから何回も言っておりますように、第三者にも及ぶ、こうなればいわばどこから考えても人事訴訟の入り口である訴えの提起段階では確かに当事者は法定されております。訴訟の出口である今度は判決の段階では当事者のみならず法定されていない第三者にも影響が...全文を見る | ||
○中野鉄造君 私は、この人事訴訟手続法というのを必ずしも民事にはないからと、それはちょっといささかおかしいんじゃないかと思うんですが、それはさておいて、原告、被告という訴訟当事者以外の第三者にまでこの判決の効力が及ぶからには、その判決の効力を受ける第三者はやはり再審訴訟の資格があ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 ちょっと最後に、大体いつごろになるか、それはわかりませんか。 | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
04月02日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、本案質疑に入る前に一言法務省当局の委員会対策といいますか、国会対策と申しましょうか、それについてお伺いいたします。 委員会において委員が質疑なりあるいは修正を含む各種動議を提出する場合に、あらかじめどのような内容の質疑であるか、そういったようなことを尋ねて...全文を見る |
○中野鉄造君 今刑事局長はそういう御答弁をなさいましたけれども、実際そうじゃないんですよ、法務省は。 具体的に私の方から申し上げますと、先月二十五日、本法案に対する説明のためにおたくの方から参事官が私の部屋を訪ねてきました。その際に、私が本法案にかかわる刑法第七十条の二項につ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 私も委員長を抱えている理事です。私のところが留守だったからとか何とか、そんな言いわけは通りませんよ。 また、刑事局長、あなたは私がこの七十条の二項でごたごた言っているということは当然御存じだったはずなんです。にもかかわらず、政府委員でもない参事官は参りました、審...全文を見る | ||
○中野鉄造君 どうも釈然としませんね、あなたのお話聞いていると。それがいけないということ であればどうのこうの――いけないということでなかったらそれが当然なんですか。そう言いたくなりますよ、言葉じりをとるつもりはないけれども。 当初、先月の二十五日に法務省の担当参事官が本法...全文を見る | ||
○中野鉄造君 委員がそういうように受け取られたかもしれないなんてね。何かそういう意味のことを言ったからそういうように私が受け取って、そしてそれで、ここで物を言っているんじゃないんですよ。私がここで先ほど申しましたように、明確にそのものずばり言ったんだから。あなたは尊属殺のことを言...全文を見る | ||
○中野鉄造君 こういうことは、何かの手違いでありましただとかなんとかというような問題じゃないんです。この間から私が言っているように、各省庁の中で法務省というところはたぐいなき権威主義、官僚主義、教条的で人を小ばかにしたような、そういう証左ではないかと思うんです、今度のことは。せっ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今おっしゃいましたけれども、それは計算上ではありますよ、銭というのは。だけど銭というお金は今は通用しないんです。六法全書に書かれている銭というのが――六法全書というのは法曹界の人たちだけのためにあるものじゃないはずなんです。国民が見るんですよ。銭というようなものが六...全文を見る | ||
○中野鉄造君 先ほどからちょっと一銭とかなんとかという、しきりに刑事局長はほかにもこういうのがあるとかおっしゃっていますけれども、今も申しましたように、計算方法としてあるんですが一銭としての通貨はないんでしょう。ないでしょう。であるならば、仮に法務省がおっしゃっているように二年後...全文を見る | ||
○中野鉄造君 私は、再度この通貨というものはまりませんねということを聞いた。局長もそれはないと、こうおっしゃった。 だから改めてお尋ねしますが、法務省は日本国の法律を尊重、遵守する気持ちがあるのかなと私は疑いたくなります。あるとするならば、なぜに通貨に関する基本法とも言うべき...全文を見る | ||
○中野鉄造君 あなたが七十条の二項は今回の刑法改正から若干外れるなと、こういうことを言われるのであれば、じゃこれから先に質問しようと思っていました二十八条だとか五十八条だとか八十九条だとか、こういうようなものは振り仮名を振るだとか、あるいは漢字を平仮名に直すだとか、およそ刑法その...全文を見る | ||
○中野鉄造君 あなた方法務省は、今回の改正目的は法定刑に関するものの改正であって処断刑に関するものの改正ではないから七十条二項は今のまま置いておいてもいい、こういう考えのように私にはうかがわれますけれども、国民から見れば法定刑であろうと処断刑であろうとお金を強制的に召し上げられる...全文を見る | ||
○中野鉄造君 では、あなた方はこの件について衆議院では説明をされたんですか。 | ||
○中野鉄造君 同じお金の問題で、質問をされなかったからこれに非常にかかわりのあるものがあるけれどもこのことは黙って何もそれには触れなかった、これは極めて不親切じゃないですか。 それはさておいて、先ほど私申しましたように二十八条、五十八条、八十九条の改正、こういうものは罰金等の...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうであるとするならば、法律と法律の整合性を保つためにも一銭の改正をこれはすべきじゃないですか。立法技術上の整合性はできている。しかし法律と法律との整合性ができない理由はないと私は思うんですが、いかがですか。 | ||
○中野鉄造君 それなら矢原委員長、今までの質疑のやりとりはお聞きになったとおりでして、ほかの委員の先生方もお聞きになったとおりでございまして、この七十条の第二項を将来何らかの立法措置を講ずるとしても、そのときのために今は残しておかなければならないという明確な理由は全くないわけなん...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今回の改正では、従来のように罰金等臨時措置法を改正するという方法によらずに刑法等の各罰条を直接改正する方式を採用しておりますが、なぜ従来と違った方式をとっているんですか。 | ||
○中野鉄造君 そこで、罰金の法定刑が自然人に対する場合と法人に対する場合と同一なのかどうか、これは合理的なのか、ここのところをお尋ねします。 | ||
○中野鉄造君 そこで、少年に対する罰金刑なんですが、少年に対して罰金刑を科す場合の意義についてお尋ねしたいと思うんです。 刑事処分であるから保護処分よりも重い処分と考えられますけれども、果たしてそうなのか。また、その少年が罰金刑を科されることになると、経済的苦痛は成人一般の場...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
04月09日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○中野鉄造君 初めに、入国管理局出張所の統廃合について五点ほど私懸念と不安がございますのでお尋ねいたしますが、私の地元の福岡入管の唐津出張所あるいは伊万里出張所の統廃合は、これはもう既に決定事項である、こう聞いておりますけれども、本来出入国する船舶の乗員、乗客については、入国審査...全文を見る |
○中野鉄造君 次に、少年事件の刑事補償について先ほど同僚議員からいろいろと質問がありましたので、私はこれはもう大きく省略いたしますが、ただ一つだけお尋ねいたします。 先ほどの答弁では、被疑者補償規程の適用もできかねるし、また類推適用もできない、こういうような答弁があっておりま...全文を見る | ||
○中野鉄造君 それでは、この件につきましては、今後少年法のいろいろな改正の時点で御検討をいただきたいと切に要望するわけです。 次に、刑法上の有責性を欠く理由で無罪判決を受けた者と刑事補償法についてお尋ねしますけれども、最近過去十年くらいの実績で、刑事補償のその実例と金額をお示...全文を見る | ||
○中野鉄造君 私の調査したところによりますと、例えば心神喪失で無罪の者に対する刑事補償決定事例として、六十一年から平成二年までが一千百六十二万二千円、こうなっておりますが、間違いございませんね。 | ||
○中野鉄造君 そこで、このことについては先ほどの少年法とはまた全く違った逆のことになりますけれども、例えば過般新宿でバスにガソリンぶっかけて、そして火をつけて大勢の人にけがをさせたりあるいは死亡者を出したというような事件がありました。また他方、あれは四国だったですか、隣家に忍び込...全文を見る | ||
○中野鉄造君 しかし、それは憲法の解釈ということになりましょうけれども、法律レベルの理論であって、憲法レベルでの理論ではないのではないか、私はこう思うわけです。もしも今おっしゃった三つの事項が憲法レベルの犯罪要件であるならば、刑事訴訟法二十八条が有責性を欠いても犯罪成立を前提とし...全文を見る | ||
○中野鉄造君 結論から言えば、あながち違憲ではないと。そうしますと、刑事訴訟法、先ほど申しました塩だとかたばこの専売法の中にも予定しているように、有責性を欠いても犯罪が成立するものとして刑罰を科することは、これは当然可能であるわけですけれども、今ここで端的に申し上げたいのは、憲法...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうしますと、現行の刑事補償法三条では、無罪判決があってもなおかつ刑事補償をしないことができる旨をこれは規定しておりますね。この規定はじゃ合憲なのか違憲なのか、こういうことになってくるのですが、いかがでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 ですから、私はこの三条の、無罪判決があってもなおかつ刑事補償をしないことができる旨の規定のところに、刑法三十九条から四十一条までに規定する理由で無罪になった場合と、こういう一項目の内容を追加することだってこれは可能じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 いわゆる刑罰を科するかどうか、それと刑事補償をすることが適切かどうか、この二つは別個の観点から判断することが可能でありますし、またそうしなくちゃいけないと私は思います。つまり、心神喪失者に対しては、刑罰を科しても自己の行為の善悪がわからない人たちですから、更生の意識...全文を見る | ||
○中野鉄造君 最後に一言。 大臣、この刑事補償法の改正については非常に困難であるというお答えでございましたけれども、確かに困難であることは間違いないでしょう。現行では憲法には違反していない。しかし、今も大臣がおっしゃったように、国民側から見れば非常にこれは解せない点が多々あり...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
04月16日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、本法案については基本的には賛意を持ちながらも、現行の試験制度等について幾多の疑問を抱いておりますので、その中から幾つかをお尋ねしたいと思います。 まず、中坊参考人にお尋ねいたしますが、例えば一般職の公務員や一般企業の試験というのは、これは完全な就職試験であ...全文を見る |
○中野鉄造君 だから、司法試験はいわゆる就職試験ではないと考えながらも、現実には完全な就職試験になっていると言われておりますが、そこでその辺の意識のギャップをどのように考えていったらいいのか、その辺のところをもう少しお尋ねしたいと思います。 | ||
○中野鉄造君 そこで、先ほどからいろいろお話もあっておりますように、国民生活が複雑多様化して、またこのように国際化している中で、国民のための法曹としての必要人口はどの程度なのか、今後五年、十年の展望を含めて、その辺のところもお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○中野鉄造君 今回の法案は確かに一歩前進という点については評価できますけれども、しかし学識者の中には今後毎年これは千五百人ぐらいずつふえていったっていいはずだと、こういう意見も多いようです。そうであってこそこれは国民のニーズにもかなうんじゃないかと思うんですけれども、仮にそういう...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
○中野鉄造君 私は本改正案について、この改正によって司法試験を国民及び受験生の立場から見て十分な制度に改革し得るかどうかという観点から幾つかお尋ねしたいと思います。 午前中の参考人質疑を通してみても、法曹人口の絶対数が足りないということがわかります。また、二十一世紀を目指して...全文を見る | ||
○中野鉄造君 午前中からのいろいろな質疑の中で、今日のように何回受けても何回受けてもなかなか合格しない、もういいかげん嫌になって途中で挫折してほかの企業に回るとか、あるいはもうこの司法試験そのものにだんだん挑戦しなくなってくるというようなことにもなっていくんじゃないか、こう思うん...全文を見る | ||
○中野鉄造君 私、こういうことをお尋ねする基本的なものは、要するにこの司法試験なるものは、午前中もちょっとお尋ねしたんですが、これは資格試験なのか就職試験なのか、こういうことがあるわけなんですね。 それで、司法試験法第一条には「裁判官、検察官又は弁護士となろうとする者に必要な...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そこで、司法試験法第一条に言う、先ほどもお話がありました「学識」というのは、いわゆる今直ちに法曹としての業務ができるという学識ではなくて、さらに二年程度の研修を受ければその時点で初めて法曹実務につけるという、その程度の学識でもいいのではないか、こう思うんですけれども...全文を見る | ||
○中野鉄造君 それであるならば、今度はこういうような法曹三者になるための資格があるということを判定する試験と、限られた司法研修所のハードに結びついた司法研修という職業教育を行うということが一体にならなければならないという理由がいま一つわからないんですが。 | ||
○中野鉄造君 私は、先ほどから何回も言うように、大学が職業訓練教育をする場でないことはもうこれはだれしも承知していることでありますが、卒業後直ちに第一線の現場でできるという能力と大学を出るときの能力との間に差がある、一定の幅があることはこれは当然です。 そこで、かつての司法試...全文を見る | ||
○中野鉄造君 大体、資格試験であると言いながらも現状は今おっしゃったようなことになっておりまして、本来司法試験というのは大学を相当程度のレベルで卒業しているかどうかを評価する試験でもあると思うんですけれども、先ほどから申しております学識を問うと言いつつも、余りにも知識が偏重を来し...全文を見る | ||
○中野鉄造君 いずれにしても、現在我が国の中で行われている資格試験という中で考えてみると、この司法試験というのは異常中の異常である、そういうように認識せざるを得ないんです。 とにかく、そういう基本的な問題のほかに、長年受験技術の温床になってきている予備校の問題がありますが、今...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今お話がありましたように、司法修習生の九〇%の人たちが予備校通いをした。しかもその内容は、いわゆる答案を要領よくまとめる技術といいますか、そういうような部分もかなりある。結果的に出てくる答案が一言一句違っていない、どの人もどの人も隣の人も全部一言一句違わないというよ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 だから、それに一年通う、二年通うということになると莫大な費用がかかるわけですけれども、いずれにしてもこういう予備校通いも含め、受験生にとっては司法試験の勉強が大変な負担になっているということは、これは事実であります。 ところで、法務省は司法試験によって求める人間...全文を見る | ||
○中野鉄造君 御承知のように、私たち人の生命や身体を扱う医師の国家試験でさえ一定の点数をとれば必ず合格できる、純粋な意味での資格試験でありますのに、一方のこの司法試験が合格人数の上限を定めている、落とすことを目的としているというようにさえとれるようなことで合格率二%という難関にな...全文を見る | ||
○中野鉄造君 もう時間がございませんから、あと一問、二問お尋ねしたいんですが、一つここで聞いておきたいのは、二年間の修習ということで将来必ず弁護士の道を選ぶ人も含めて国費で実務教育をしなければならないという、そこいらの理由はどういうことでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 最後に、大臣にお尋ねしますが、今回の司法試験改革の流れを見てみますと、今も答弁がありましたけれども、必ずしもそうはなっていない。つまり、国民的立場からの裁判官、検察官、弁護士の必要数、それから法曹のあるべき適正数の確保という理念がないままに、研修所の収容能力あるいは...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
04月19日 | 第120回国会 参議院 本会議 第20号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました地価税法案に対し、総理並びに関係各大臣に質問を行うものであります。 近年の異常な地価暴騰は、サラリーマンの住宅取得の夢を打ち砕き、家賃の高騰を招くなど国民生活に重大な影響を及ぼしております。また、土地を持...全文を見る |
04月24日 | 第120回国会 参議院 大蔵委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、本法案の趣旨の施行効果についてはかなりの疑問と期待薄の感じを持ちながらも、言ってみればないよりましじゃないのかというような、あるいはこれを足がかりにして地価対策あるいは住宅対策が今後充実されていくのであればという期待を持って質問いたします。 〔委員長退...全文を見る |
○中野鉄造君 そこで、先ほども申しました「相応の負担」とは、持ち家の場合で世帯の平均年間収入の五倍、つまり四千万円程度、賃貸住宅で世帯の平均年間収入のこれは二〇%、月家賃で約十二ないし十三万円程度と想定されるわけですが、これはその世帯で勤労者が一人だった場合、年収の何倍あるいは何...全文を見る | ||
○中野鉄造君 海部総理は、かつて子供を持つ中堅勤労者向けのファミリータイプの住宅供給を東京圏で行う住宅百万戸構想を発表されました。これは今後十年間ということのようですが、政府が総合土地政策推進要綱の「土地政策の目標」で掲げております「中堅勤労者が相応の負担で一定水準の住宅を確保し...全文を見る | ||
○中野鉄造君 ちょっと御推察と言われても、そこをあなた方の考え方がどの程度を想定されているのか。こっちが推定するのは幾らでも推定しますけれども、あなた方の想定の数字をちょっと聞きたいんです。 | ||
○中野鉄造君 とにかくそれはさておいて、そのために今回の地価税の導入などいろいろな手段が講ぜられると思いますけれども、その効果が出るのに果たして何年ぐらいかかるのか、その期間と、そして、政府が先月八日に閣議決定された第六期住宅建設五カ年計画、これは平成十二年を目途に全国で半数の世...全文を見る | ||
○中野鉄造君 時間がございませんので先に参りますが、私は本会議でも今回の地価税による税収の使途について大蔵大臣にお尋ねいたしましたけれども、建設省にお尋ねいたします。 昨年九月に建設省は、一般的な家賃補助制度ではなくて、五十平米以下の狭い借家からそれより少し広い借家へ住みかえ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 欧米各国が家賃補助に力を入れているのはもう御承知のとおりでございますが、まずその力を入れている理由として、一般的には一つには公共住宅の建設が十分でない、そして公共住宅に入居できたとしても、なかなか入居できない人との間に不公平が生じている、あるいは入居対象が非常に限定...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今、一極集中排除に逆行するようなことになるんじゃないかとおっしゃいますけれども、大都市圏への人口集中を助長する、むしろ多極分散型の国土形成に逆行するんじゃないかというようなこともよく言われますけれども、もう既に大都市圏に生活をしておる、あるいは公営住宅やそれから公団...全文を見る | ||
○中野鉄造君 我が党は去る一月十一日に住宅基本法案というものを提出いたしております。御承知のように、土地基本法はもう一昨年にこれは成立しているわけですけれども、やはり先ほども申したように、豊かさを実感できるそういう国民の生活というものを実現するためには、居住水準に関する基準だとか...全文を見る | ||
○中野鉄造君 長官、どうですか。 | ||
○中野鉄造君 最後に一問。 先ほども大蔵大臣おっしゃいました、一極集中を排除するといったようなことの中に、これは例を挙げてなんですけれども、例えばこの間逓信で成立いたしました郵便局土地高度利用特例法案、その中でもこれからは住宅ではなくオフィスビルと郵便局との合築を進めようと、...全文を見る | ||
○中野鉄造君 ありがとうございました。 | ||
04月25日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、午前中そして先ほど来いろいろ同僚議員から質疑が行われておりましたが、基本的にはこの法案に賛成でございますので、私が用意しておったいろいろな質問と、同僚議員がなされた質問と重複する点もございますので、それらを省略して数点に限ってお尋ねいたしたいと思います。 ...全文を見る |
○中野鉄造君 それはわずか千人ぐらいではあってみても、そうしますと第四条によるところの永住許可、この人たちは自分の住む市区町村の役場 に行って簡単に申請をすることができる。しかし第五条の人たちは、今は数はわずかではございましょうけれども、その人たちはわざわざ地方の入管局にまで足...全文を見る | ||
○中野鉄造君 次に、この日韓覚書、ことしの一月十日は締結されたこの覚書の一番最後の方ですが、「教育問題については次の方向で対処する。」というのがございまして、その次の四番、五番に「公務員任用に関する国籍による合理的な差異を踏まえた日本国政府の法的見解を前提としつつ、」ということが...全文を見る | ||
○中野鉄造君 だから、この「合理的な異差」ということについて、指紋押捺等もこれに入るかということを聞いているんです。 | ||
○中野鉄造君 そうすると、地方公務員への任命あるいは教職員の採用ですね、これらについては今どのように対処をされようとしておりますか。 | ||
○中野鉄造君 それと、この覚書の一番最後に、「地方自治体選挙権については、韓国政府より要望が表明された。」こうありますけれども、これはどういった内容で、それに対する対応はどういうふうになされていますか。 | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
09月17日 | 第121回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、あらかじめ初めにお断りしておきますが、午前中来の同僚議員の質問と私の質問は重複するところが多々あると思いますけれども、私は初めて御質問するわけでございますので、どうかひとつその点詳細に御説明をお願いしたいと思います。 今回の改正は、現行の借地法、借家法、建...全文を見る |
○中野鉄造君 土地基本法とは基本的に目的は違うというものの、今大臣の御答弁にもありますように、結果として一致する点もあるというような答弁でございますが、今回のこの法案の中に、そういういわば結果としてでもいいですけれども、土地基本法の精神というものがどういう点に生かされているのか、...全文を見る | ||
○中野鉄造君 要するに、現行の借地法、借家法のままでは適正な土地利用が確保できないということについて、法務省が出しているパンフレットの中にも、借地・借家関係の利用の幅が現行のままでは十分に広げられないということを言われております。ところが、それにもかかわらず現在継続している借地が...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうしますと、この法案が成立したとすれば、今おっしゃるような適正な土地利用と正常な需給関係はどの程度確保されることになるのか。言いかえますならば、適正な土地利用のうち、この法案成立によってどのくらいのパーセントが占められるのか、お尋ねいたします。 | ||
○中野鉄造君 そういたしますと、ほとんど希望的観測だけで、建設省あたりとこの辺のことについては大体どのくらいを試算しているというような、そういうものはないわけなんですか。 | ||
○中野鉄造君 今の御答弁で、この法案の成立によってそういう円滑な需給関係、また利用の範囲が広げられるというような直接的な効果ではなくて、極めて間接的な、しかも希望的観測をしておられるということがよくわかりました。 そこで、次にPRパンフレットに掲げてあります「借家についての基...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今お答えになったことは法務省が出しているこういうパンフレットにもそのことは書いてあります。すなわち、借地についての改正は、既にされている契約には適用されないとか、あるいは現在契約をされている借家についても変わりはないということが書かれておりますけれども、それにもかか...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今回の改正でいわゆる借地・借家関係については、今お話がありましたように、今日現在継続している借地・借家については現行法いわば旧法が適用される、そしてこの法案成立、施行後の借地・借家についてはいわゆる新法が適用される、こういういわば二本立てなんですね。同一の法律関係で...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今申しますように、いろいろなそういう危惧が予想されるわけですけれども、今後いろいろな訴訟問題あたりでそういうようなことが起こった場合に、これは旧法を適用されている人だから新法の人だからといったような、そういうようなことでやはりどうしても面倒なことが起こる、したがって...全文を見る | ||
○中野鉄造君 現在、現行の借地法または借家法の適用を受けている当事者が、その契約の更新時期が来たときに当事者双方が納得ずくの合意で、今後の法律適用は新法でお願いします、ああいいよと、こういうように合意をした場合、それにもかかわらずなお従前の法律すなわち旧法をもって適用されるのか。...全文を見る | ||
○中野鉄造君 次に、今回の法案の大きな特色であります第四節の定期借地権等の新設は、土地有効利用の促進という土地基本法の精神にもかなう妥当な制度だと私は思います。 この定期借地権についてお尋ねするのですが、法定更新とか正当事由の主張とかいうものは条文上これはありませんし、また制...全文を見る | ||
○中野鉄造君 同じく定期借地権ですが、二十二条の定期借地権、二十四条の事業用借地権については、これは公正証書で契約を締結することが必要とされておりますね。 ところが、二十三条の建物譲渡特約付借地権、この契約については公正証書の契約が要求されておりません。これは一体どうしてなの...全文を見る | ||
○中野鉄造君 時間が来たので、終わります。 | ||
09月19日 | 第121回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、一昨日質問した際に、時間の都合で答弁漏れがございましたけれども、そのことについてはちょっとお聞きしておりませんので、本日改めてお尋ねしたいと思います。 その一つは、一昨日お尋ねいたしました中に、今回の借地借家法案が成立いたしますと、同じ借家人あるいは借地人...全文を見る |
○中野鉄造君 そういうような御答弁ではございますけれども、私はこれは現実の問題、先般も申し上げましたように、例えば同じアパートにいる人でも、こっちの人は新法の契約者である、こっちの借家人は旧法適用の借家人である、そして家主さんあるいは地主さんは同一の人である。やはりこれは混乱が起...全文を見る | ||
○中野鉄造君 借地の場合も借家の場合も同じことですが、今局長は借地のことを主にお答えになったようですけれども、借家の場合でも、例えば今まで同じ家をずっと借りておった、だけれども、いろいろ転勤だとかそういったような家庭の事情で今度は定期借家に切りかえたいと。いわゆる新法、今まで旧法...全文を見る | ||
○中野鉄造君 借り主の方からいえばそうでしょうけれども、貸し主の方の都合で、このままの従前の法律からいけばずっとそういうようなことになって、さあ家を出てもらいたいと、そういうときにあるいはいろんなトラブルが起こる懸念も予想される。したがって、これからはせがれが大きくなってこの家に...全文を見る | ||
○中野鉄造君 無効であるというその根拠は、この条文のどこにあるんでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 三十条はいわゆる強行規定として「この節の規定に反する特約で建物の貸借人に不利なものは、無効とする。」こうなっておりますね。これは貸借人に不利でしょうか。 | ||
○中野鉄造君 もう早速こういうように、さあこの場合は旧法だこの場合は新法だ、こういうように混乱しできますね。これは混乱の懸念は少ないなんておっしゃいますけれども、一つ一つの事例の解釈をとってみてもこういうような事態がこれから再々起こってくるんじゃないかと私は思いますよ。その点いか...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうすると、くどいようですけれども、今期限つきのものに、いわゆる新法で言うところの期限つきのものにお互いが合意の上で契約をやり直す、こういうことはできるんですかできないんですか。 | ||
○中野鉄造君 どうも僕は頭が悪いのでわかりづらいんですけれども、今までここに住んでおった借家人の人がそろそろ一番当初、何年か前に契約しておったその期限が近づいてきた、そこでその家主さんにひとつこれから新法を適用しての新しい契約をしていただけませんかと、家主さんもいいでしょうと、こ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 この新法というものが、当事者の一方に、特に借り主に対して非常に劣悪な契約内容であるとは思わないわけなんですけれども、しかも合意の上ですから。そして、今も申しますように、新法というものが決して民法九十条で言う公序良俗に反するような、言いかえれば反社会性のある、つまり悪...全文を見る | ||
○中野鉄造君 法律というものは、先ほどからお話があっておりますように、広く国民のためにあるものだと私は理解しますので、もっともっとそこは実情に応じた、温かい血の通った法律というものがあってしかるべきじゃないか、こう思うわけですが、こればかり言っていてもいけませんので、先に参ります...全文を見る | ||
○中野鉄造君 今回のこの法案は正当事由の内容をある程度具体的に列挙しておりますけれども、これはやはり、今までの正当事由に関する判例の内容を条文化したものである、このように理解いたしますが、その点いかがでしょうか。それとも、判例の内容以外に新しく追加した、そういうようなものがござい...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そこで、正当事由を規定しておりますこの六条と二十八条についていささかお尋ねいたしますけれども、つまり、「財産上の給付をする旨の申出をした場合におけるその申出を考慮してこと書かれております。今までの判例によりますと、財産上の給付というのはあくまでも正当事由の補完として...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうであるならば、今私が申しましたように、この補完というの、が新法の施行によってややもすれば、新しい法律になりました、これは義務的でございますだとか、あるいは必要的なものであるというような誤解をされてみたり宣伝をされてみたり、そういうことがないように、これは明確にP...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうしますと、八条の二項の、契約更新後に建物の滅失があった、そしてその借地権者が地主に無断で残存期間を超えて存続するような建物を築造したときは、この地主は賃貸借契約の解約の申し入れをすることができる、こうなっておりますけれども、この場合にも正当事由の存在は必要なのか...全文を見る | ||
○中野鉄造君 一昨日の質問でも同僚議員から質問があっていたようですが、現行の借地法は建物が朽廃した場合の規定と滅失した場合の規定がありますが、朽廃の場合には借地権が消滅することになっておりますね。ところが、今回の法案にはこの朽廃の規定はないわけですけれども、これはどういう理由で朽...全文を見る | ||
○中野鉄造君 さあそこで、十条二項についてお尋ねしたいんですが、現行法では、地主から土地を借りてそこに建物を建てた、ところがそれが火災なりあるいは今言われたような朽廃でも何でもいいんですけれども、要するに滅失してしまった、その場合は賃借権はなくならないけれども第三者に対する対抗力...全文を見る | ||
○中野鉄造君 借地権だとか借家権というのは物ではないから、いわば債権のたぐいとして、今おっしゃるように、合意があれば登記できるけれども、強制化するようなことはできないということであります。この件につきましては、一昨日もここで質問があっておりましたように、借地権を担保に入れるとか、...全文を見る | ||
○中野鉄造君 ぜひその点お願いしておきます。 それから次に、十五条は共有の場合に限り自己借地権を認めておりますけれども、なぜ単独の場合でも自己借地権を認めないのか、何か法的な不都合があるのかどうか。つまり十五条の立法理由は何か、どういう場合を予定してのことであるのか、この点を...全文を見る | ||
○中野鉄造君 もう時間がありませんので、最後にお尋ねいたしますが、附則四条についてです。 附則四条には「この附則に特別の定めがある場合を除き、この法律の施行前に生じた事項にも適用する。」、こういうように規定されております。つまり、新法がさかのぼって適用されるんだ、新法が遡及す...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 〔委員長退席、理事中野鉄造君着席〕 | ||
09月24日 | 第121回国会 参議院 法務委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○中野鉄造君 極めて限られた時間でございますので、端的に具体的な問題をお尋ねいたします。 まず、飯塚先生にお尋ねいたします。 本法の十二条の二項にいわゆる明認方法を採用しておりますけれども、これはこの間の審議のときも私ちょっとお尋ねしたわけですが、これは非常に不安定かつ不...全文を見る |
○中野鉄造君 宮尾公述人にお尋ねいたしますが、先ほどもちょっと出ておりましたいわゆる債権の物権化という件については、先生はどのようにお考えでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 最後に、飯塚公述人にお尋ねいたします。 本法案の四十四条の鑑定委員についてお尋ねいたしますけれども、この三項に、鑑定委員に対して旅費、日当、宿泊料を支給するということになっております。ところが、土地鑑定の費用というのはもう御承知のようにかなり高額なものになるわけ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
○中野鉄造君 まず、星野先生に伺いたいんですが、先ほど星野先生からお話がありましたように、先生は六十年以来法制審の財産法小委員会のメンバーとしてあるいは小委員長という立場で本法案の作成に大変御尽力くださったということを聞いておりまして、心から敬意を表します。 そこで私は、まず...全文を見る | ||
○中野鉄造君 時間がございませんので結論だけお尋ねいたしますが、今回のこの借地借家法というのは貸し主と借り主の権利関係を規律する法律であるというように理解しておりますけれども、しかしこの法律の結果、今度は我が国の土地住宅政策にも大きな影響も及ぼしてくる、こういうことはこれは否定で...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
09月26日 | 第121回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○中野鉄造君 きょうは、私は極めて具体的な実務的な問題についてお尋ねしたいと思います。 現行法のもとで、借地及び借家が期間満了だとか、あるいは債務不履行によって解約をというようなことも含めて、いわゆる明け渡しを認めた判決というのが過去五年間ぐらいにどのくらいの件数があったのか...全文を見る |
○中野鉄造君 こうしたことをなぜ聞くかと申しますと、今回の法案の大きな柱として、土地・建物の有効利用促進のための定期借地権だとかあるいは定期借家権、期限つき借家権というのが認められたわけですけれども、しかしせっかくつくったこうした定期の借地権あるいは借家権というものが、期限終了後...全文を見る | ||
○中野鉄造君 次に、第八条の第四項なんですが、非常にこの法文の意味がわからない点があるんです。その最後に、「権利を制限する場合に限り、制限することができる。」、非常にわかりづらいんですけれども、これはどういうことなんですか。 | ||
○中野鉄造君 何だかわざとわかりにくいように書いているような気がしてならないんですね。今おっしゃったようなふうなことであれば、もう少しわかりやすく書けたはずじゃないかと思うんです。 それと同じようなことで、今度は三十五条の第一項、ここにも非常に誤解を招くような文言があるんです...全文を見る | ||
○中野鉄造君 それは、当然建物が宙に浮いているわけじゃないですからわかりますけれども、やはりこの点も国民の側がちょっと見たときにわかるように、今申しましたように、「土地の貸借人が土地を明け渡すべきことに伴い」と、こういうように書けばよかったんじゃないかと思うんです。 まあもう...全文を見る | ||
○中野鉄造君 このことは、そのずっと先に出てきます三十二条の二項の家賃の場合も一緒ですね。 | ||
○中野鉄造君 この件については今お話がありましたように、供託しても意味がなくなるというか、非常にそういったような利子がついてみたりなんかして、判決が出るまではそういったようなことでリスクが大きい。だから、地代だとか家賃、こういうことがこれからその調停前置主義が導入されたとしても、...全文を見る | ||
○中野鉄造君 次に、十七条の二項についてお尋ねいたしますが、「造改築を制限する旨の借地条件がある場合において、土地の通常の利用上相当とすべき増改築につき当事者間に協議が調わないときはこ云々というここのところなんですが、この場合、借り主がこの裁判申し立てをする前に増改築を無断で強行...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そうしますと、その次の十八条の一項、これも同じようなことになるんでしょうか。 | ||
○中野鉄造君 次に、四十条についてお尋ねしますが、四十条には一時使用の場合の適用除外規定が示されておりますけれども、この一時使用と、この法案の一つの柱であります期限つき建物賃貸借、これとはどういうように違うのか。将来どちらに該当するかで紛争を生ずるようなことが出てくるのじゃないか...全文を見る | ||
○中野鉄造君 最後に、先日の公聴会のときにも鑑定委員に対する鑑定料の件についてお尋ねいたしましたけれども、鑑定委員、それから今回の調停前置主義採用下における民事調停委員、これは当然ふやさなくちゃいけないのかと思いますけれども、こうした鑑定委員及び調停委員の増員及び手当についてどの...全文を見る | ||
○中野鉄造君 終わります。 | ||
11月13日 | 第122回国会 参議院 本会議 第4号 議事録を見る | ○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、総理の所信表明に対し質問いたします。まず初めに、総理の政治姿勢について伺います。 世界は今、歴史的な転換期を迎えており、新たな時代のうねりの中で、日本もまた国際社会の一員としてどうあるべきかを問われております。一方、国内的には、...全文を見る |
11月21日 | 第122回国会 参議院 法務委員会 第1号 議事録を見る | ○中野鉄造君 委員派遣につきまして御報告申し上げます。 去る十月七日、八日の二日間、鶴岡委員長、下稲葉理事、野村理事、北村理事と私、中野の五人は、検察及び裁判に関する調査の一環として、最近における司法行政及び法務行政に関する調査のため、沖縄に行ってまいりました。 出発当初...全文を見る |
12月17日 | 第122回国会 参議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○中野鉄造君 先ほどからいろいろ質疑が行われております中に私が聞こうと思っていたことと重複する面もありますので、できるだけ重複を避けてお尋ねいたします。 今回の法案の裁判官、検察官の報酬・俸給表というものを見てまいりますと、実質的——実質というのは、一般行政職とは別個の表には...全文を見る |
○中野鉄造君 それで、今回初任給調整手当の改正を見送った理由についてお尋ねしたいわけですが、今お話があったように、同じ公務員であってみても、例えば国立病院のお医者さんの場合、いわゆる初めて赴任する場合にはその初任給調整手当というようなことで、やはり人材確保の対応策とでも申しましょ...全文を見る | ||
○中野鉄造君 そこで、法務大臣にお尋ねいたしますが、先ほどから申し上げておりますように、検事もかなりの定員不足となっておりますし、そういうようなところから、この間からああいうように合格者を増員するといったような施策もとられておると思います。これはなかなか息の長い対策でございまして...全文を見る | ||
○中野鉄造君 ひとつ大臣、今おっしゃったようにいろいろ知恵を絞っていただいて、しょせんは他に比べて待遇がよくない、魅力がないというようなことではなかろうかと思います。 次に、育児休業についてお尋ねしますが、安心して育児休業を取得できるようにするためには、官民とも将来的には休業...全文を見る | ||
○中野鉄造君 大臣のおっしゃられたように、言うなれば今の大臣のお気持ちとしてはむしろ先憂後楽というようなお気持ちでおっしゃったのじゃないかと理解しますけれども、しかしやはり現在のような状況であれば、結果的には、先ほどから申しておりますように、処遇の格差が出てくるということになれば...全文を見る | ||
○中野鉄造君 これは、この間から清水局長は私の質問に対する御答弁の中でいろいろ学説的なことをおっしゃいましたけれども、それで解決できる問題ではございませんし、今お話がありましたように、十二日にそういうように——それこそ初めての審議がどうか知りませんけれども、審議会にかけたと。しか...全文を見る | ||
○中野鉄造君 最後に一つだけ。 今、学説的なことを申されましたけれども、そういうようなことをやってみても、最高裁で既に行証法のような条文が人訴法にあれば救済できるけれども、これがないから救済できないといって棄却されているわけなんですね。そういう判例があるわけなんですから、私が...全文を見る |