中野鉄造

なかのてつぞう



当選回数回

中野鉄造の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第123回国会 参議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○中野鉄造君 私は、前回の委員会で聴取いたしました法務大臣の所信に対して幾つかお尋ねいたします。    〔委員長退席、理事北村哲男君着席〕  既に冒頭から同僚委員の指摘もございましたが、先月十三日に法務省幹部が阿部文男衆議院議員の証人喚問に関して与野党議員に異例の陳情を行いま...全文を見る
○中野鉄造君 国民の素朴な感情から申しますならば、どんなに職務に忠実であるがゆえの御説明をいろいろいただいたとしてみても、やはりこれはもう弁解にしか聞こえない。また、これだけ政治に対する不信感が強まっている中では、むしろ法務省もぐるではないか、そういう声さえ聞こえてくるくらいのと...全文を見る
○中野鉄造君 先ほどから申しておりますように、あなた方の極めて職務に忠実なそういう思いの余りになされたということについてはよく私も理解できますけれども、何回も申し上げるようですが、こういうときだけに国民がどういうように感じるだろうかということをいまひとつ配慮に入れていただきたかっ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、外国人就労問題についてお尋ねしたいと思います。  出入国管理行政の充実強化について大臣もお触れになっておりますけれども、詳細は今後行われる外登法一部改正案のときに触れたいと思いますが、きょうは今まで何回も問題にされておる外国人労働者問題についてお尋ねいたした...全文を見る
○中野鉄造君 次に、登記事件への対応について所信でお触れになっておりますけれども、この登記事務のコンピューター化の推進状況について現況をお知らせいただきますと同時に、戸籍事務のコンピューター化への取り組みについて御説明をいただきたいと思います。
○中野鉄造君 所信に対する質問の終わりになりますが、今期国会提出の予定法案につきましては、当委員会では七件、別途衆議院で前国会からの継続法案二件と比較的多数の法律案が当委員会に付託されることになっておりますが、今期国会では本院先議法案も考慮されるなど政府側の柔軟な対応もうかがえる...全文を見る
○中野鉄造君 次に、私は、もう前々回から引き続いて当委員会でそのたびごとに取り上げております人事訴訟手続法の一部改正の問題について、きょうもまたお尋ねいたしたいと思います。  今まで何回も当委員会においてこれは言い続けてまいりました。昨日も通告で、きょうは大臣にお尋ねしますので...全文を見る
○中野鉄造君 私がなぜしつこくこの件を取り上げるかといえば、現在の人事訴訟手続法というのが全く不意打ち判決である。いわば寝耳に水的な判決であって、それに対して全く国民が保護を受けられないという現状にあるということを私は非常に重視しているわけでございます。  申し上げるまでもなく...全文を見る
○中野鉄造君 この法律は、御承知のように、明治三十一年制定のものでございまして、それから今日までずっとそのままになっておる。いろいろ聞くところによると、近く民事訴訟法が全部改正になるというところから、この民事訴訟法の全部改正と同時に並行して人事訴訟手続法もひとつ改正していこうとい...全文を見る
○中野鉄造君 私が欠陥法律だと申しましたけれども、どこが欠陥と言われるかその意味がちょっとわからないというようなことをおっしゃいました。私は、要するに国民はひとしく裁判を受ける権利を有しているということが憲法で保障されているんですけれども、その点がこの人事訴訟手続法では欠けている...全文を見る
○中野鉄造君 やはり六月十五日までのそういったようなところへのいろいろな検討方を依頼しているということ、それはわかりますけれども、それはそれとして法務省自身がもっともっと前向きな姿勢であったならばその結果も違うと思うんです。こういうことを言われておりますからどうぞ御検討ください的...全文を見る
○中野鉄造君 つまり、自分以外の者、すなわち他人の生命に保険を掛けて、そしてその人が死んだときに自分が保険金を受領する、これを内容とする生命保険契約手続には、これは商法六百七十四条の一項で「他人ノ死亡ニ因リテ保険金額ノ支払ヲ為スヘキコトヲ定ムル保険契約ニハ其者ノ同意アルコトヲ要ス...全文を見る
○中野鉄造君 多額の保険金を掛けようとする場合には、本人のいろいろな健康状態のチェック、診査というものを行いますけれども、少額のものであればいわゆる無診査という形で、そういう本人のいろいろな健康状態の診査だとかそういうものはいたしませんね。だから、そういう少額のものを数多くに分散...全文を見る
○中野鉄造君 今申されましたようなことは、何もここのところにわかにやられ始めたということではなくて、以前からそういう指導はやられておると思うんですけれども、しかし現にそういうようなものが最近とみに多発している。こういうところから、今までみたいなそういっただ強力に指導するといったよ...全文を見る
○中野鉄造君 商法では、確かにそういうふうな条文が法文化されている。しかしながら、それがなかなか、今や空文化したような実情にあるということもこれまた現実なんです。  それで、法務省にもう一つお尋ねしますけれども、例えば不動産取引の場合のいわゆる不動産登記法四十四条ノ二の条文が新...全文を見る
○中野鉄造君 今大蔵省もお聞き及びのように、やはりそういうようなものが新設されたがゆえに未然に多少なりとも防ぐことができたというような事例もあるようでございますし、どうか大蔵省、また法務省もですけれども、こういう保険金をめぐるいろいろな事件が頻発しないように、私が先ほどから提案し...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
○理事(中野鉄造君) 本日の調査はこの程度にとどめます。     ―――――――――――――
○理事(中野鉄造君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。田原法務大臣。
○理事(中野鉄造君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後四時二十六分散会      ―――――・―――――
03月26日第123回国会 参議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○中野鉄造君 今回の法案改正について数点にわたって質問いたしますが、時間の都合上まとめてお願いいたします。  今回の改正案を提出する前提として、従来から指摘されておりました家我の充実強化、この点についてどういうように検討されたのか。昨年度の総務局長の答弁で、百二十国会だったです...全文を見る
○中野鉄造君 次に、先ほど同僚議員からも質問があっておりましたけれども、被告人ではなしに被疑者に対する国選弁護人の選任権、この問題についてでございます。  最近よく報道等でも見受けますけれども、いわゆるその捜査段階における任意性のない自白が冤罪を生むというようなことが大きな原因...全文を見る
○中野鉄造君 今、国民感情がどうのこうのということをおっしゃいましたけれども、これは憲法で保障されている人権の問題でありますから、これは国民感情の有無というのはまた別な問題ではないかと思います。  もう時間も余りございませんが、次に、この前の委員会で私は保険金殺人疑惑に関連して...全文を見る
○中野鉄造君 今御答弁ございましたけれども、この間も大蔵省は、こういうような商法のちゃんとした法律がある、それだけに自分たちも指導している。していると言われるけれども、現実にこういう事件が発生して、やにわに指導されたというわけではない、もう以前からこういう指導はしておられると私は...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 法務委員会 第4号
議事録を見る
○中野鉄造君 本案については私いろいろ質問を用意しておりましたけれども、ほとんどただいま同僚議員からも同じ質問が出ましたのでこれを省略して、二、三点お尋ねいたします。  いわゆる週休二日制になった場合、監獄法施行規則の五十八条一項に基づく大臣訓令を改正し、結果としてその作業時間...全文を見る
○中野鉄造君 警察庁にお尋ねいたします。  こういうように週休二日制になりますと、当然そこにはいろいろな公務員の方々も、また一般の方々もそういう傾向になりまして、やっぱりどうかすると、人間暇ができると羽を伸ばしてみたり、いろいろよからぬことをしてかすような機会が多くなりがちなん...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
04月07日第123回国会 参議院 法務委員会 第5号
議事録を見る
○中野鉄造君 本院における総予算の委嘱審査は、第九十六国会における参議院規則の一部改正によって、昭和五十七年度総予算の審査以降、今日まで十余年を数えるわけですけれども、私は昨年のこの委嘱審査のときも数点質問をいたしましたが、その質問の内容、また要望しておりましたことの、それが結果...全文を見る
○中野鉄造君 次に、入管局出張所の統廃合の問題についてお尋ねいたしますが、それに先立ちまして、午前中の同僚議員の質問の中で、法務省の外郭団体であります財団法人入管協会、これのいろいろな問題が週刊誌にまで取りざたされるというようになっておりまして、少なくとも週刊誌の内容を読む限り極...全文を見る
○中野鉄造君 もう既にこういうような実際のいろんな内容的なもの、何か調査されておりますか。
○中野鉄造君 そして、それはどうだったですか。
○中野鉄造君 この存在そのものが必要だからということでこういうものは設立されたと思うんですけれども、国民の側から見れば、素朴な感じとして、果たしてこういうものが要るだろうか、しょせんはお役人の天下りの受け皿づくりではないのか、こういう感じがどうしてもぬぐえないんですけれども、率直...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、今から私がお尋ねすることと非常に相矛盾するようなことがあるんですが、つまり入管局の統廃合です。この点については昨年の当委員会において私はいろいろお尋ねをいたしました。  そこで、その経過というものをここでお尋ねしたいわけですが、先日の当委員会において裁判所...全文を見る
○中野鉄造君 次に、少年事件の刑事補償の問題についてお尋ねいたします。  これも昨年のこの審査において私、質問したわけですけれども、この国会に少年の保護事件に係る補償に関する法律案及び刑事補償法の一部を改正する法律案が提出されておりますが、前者は私の質疑の趣旨を踏まえたものとな...全文を見る
○中野鉄造君 これまた、確かに憲法でそうなっているからと言われればもうちょっと何とも言いようがないんですけれども、非常におかしいなと思いますね。不幸にして殺された人の肉親、遺族の人たちは何ともやり切れない気持ちじゃないか、こう思うわけなんです。  それはそれとして、次に、刑事補...全文を見る
○中野鉄造君 少年の保護事件に係る補償に関する法律案、これもそうなんですが、とにかく補償金という意味では共通の点がございますけれども、制度創設のその趣旨、由来からいえば少年の保護事件に係る補償に関する法律案と刑事補償法の一部を改正する法律案とは違っております。したがって、一括議題...全文を見る
○中野鉄造君 もう時間もございませんので、ちょっと先に参りますが、国選弁護人の報酬についてお尋ねいたします。  要するに国選弁護人の報酬が非常に安い。かいつまんで申しますと、だから国選弁護人になるというのは、もうはっきり言ってベテランの弁護士さんというよりも、若い弁護士さんだと...全文を見る
○中野鉄造君 次に、登記特会についてお尋ねしますが、このバブル経済破綻がその登記特別会計にも直接影響していることと思いますけれども、平成三年度の予算額とその予算額に予定されたとおりの収入があったのかどうなのか、最も近い時点におけるその収支を簡単に御説明いただきたいんです。つまり、...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、老朽刑務所の整備計画についてお尋ねしたいんですが、府中、横浜、大阪、京都、神戸、ここらの刑務所が特に老朽化がひどいということをかねがね聞いております。これは放置しておけば行政上、治安上大変な問題になるわけですけれども、具体的な整備計画がございましたらばお尋ね...全文を見る
○中野鉄造君 現在地で。
○中野鉄造君 終わります。
04月16日第123回国会 参議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○理事(中野鉄造君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。    午前十一時三十六分休憩      —————・—————    午後一時開会
○中野鉄造君 この法案について二、三質問をいたしますが、もともと私どもは本法案に対しては賛成でございますので、質問の中身が極めて学習的なものになるかもしれませんけれども、その点よろしく御了承をお願いいたします。  先ほどから質問があっておりますように、この条約及び両改正議定書、...全文を見る
○中野鉄造君 この条約は国内においてもこれは法的効力を持ちますから、条約によっては特に国内法を整備していないものもありますが、この条約に関しては国内法も整備され、また今回も改正しようとしているわけでございますが、その理由を御説明いただきたいというのが一点。  それと、この条約と...全文を見る
○中野鉄造君 それでは、法案の主な改正点の内容についてお尋ねいたします。  まず初めに、適用範囲で、内航船には本法を適用しない理由が那辺にあるのか、また、内航船には本法が適用されないために責任が外航船よりも重くなるという結果が生じておりますけれども、この両者の責任のバランスをど...全文を見る
○中野鉄造君 次に、今局長と言われましたが、本法の改正案の中にこれまた非常に、片仮名でこそありませんけれども相変わらず非常に我々素人から見ると難しい文言というか条文があるわけです。  例えば、本法の中で不法行為責任の規定の仕方については、第一条やあるいは第二十条の二の規定の仕方...全文を見る
○中野鉄造君 この法律というのは、今おっしゃるように、非常にパズル的に、わかりづらいようにするところに重みがあるのかなとさえ思うんですけれども、やっぱりもう少し、案文をつくった者だけが何とかわかっていればいいというんじゃなくて、国民のためのものなんですから、だれが読んでも、ちょっ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、先ほどから申しております二十条の二の改正の主な柱の一つが不法行為責任の規定の新設でございますが、まず初めに、この条約において運送人等の不法行為責任についても契約責任のそれと同じ形で統一されておりますけれども、その理由は何かということ、あわせてこれを新設した理由...全文を見る
○中野鉄造君 大体わかったような気がするんですが、要するに我々の素朴な考え方からいきますと、仮に一千万円の損害をこうむった、それは言うところの不法であったにせよ過失であったにせよ故意であったにせよ、いずれにしても一千万円の損害をこうむった。それはいわゆる契約不履行の範疇で処理され...全文を見る
○中野鉄造君 そうすると、ちょっと参考までに聞きますけれども、これからこういうものを新設されようとしているわけですが、過去、今まではそういう場合はどういうことになっていたんですか。
○中野鉄造君 終わります。
04月23日第123回国会 参議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○中野鉄造君 ただいまは中西先生から極めて高い次元の示唆に富んだお話が出ておりましたけれども、私は、極めて現実的な質問をいたしたいと思います。  今回の法改正については、午前中からいろいろと質疑が行われております。重複するところもあるかと思いますが、改めて御答弁をお願いいたした...全文を見る
○中野鉄造君 この改正の動機として衆参両院の附帯決議並びに日韓覚書を挙げておられるんですが、外国人登録法の基本問題についてはどういうような事項をどのように検討されてきたのか。今回の改正は日韓覚書という国際公約の履行という面に重点が置かれる余り基本的人権尊重の観点からの改正とはなっ...全文を見る
○中野鉄造君 今、憲法のお話が出てきましたが、この個人の尊厳を規定した憲法十三条その他の規定でもこれは保障されていると理解しておりますけれども、外国人登録におけるその指紋押捺と憲法の関係についてはどのようにお考えでしょうか。
○中野鉄造君 午前中も質疑があっておりましたけれども、一年以上の在留者で永住者等でない者には指紋押捺義務というのが残されておりますが、その理由については、午前中も御答弁があっておりました。  ところで、今回のこういう一部そうした残された人たちがいる、残されたままになった改正であ...全文を見る
○中野鉄造君 ただいまの私の質問に対して、大臣はいかがお考えでしょうか。
○中野鉄造君 今回、指紋にかわるものとして、先ほどからお話があっておりますように、鮮明な写真、署名、一定の家族事項の登録が求められておりますけれども、このうち新たに登録事項とされた家族事項がどのような理由で採用されたのか。また、国内に在留する父母及び配偶者の氏名等を登録事項とした...全文を見る
○中野鉄造君 今おっしゃったようないろいろな確認事務というようなことは、しょせんは市町村の窓口で行われるということになると思いますが、写真だとか署名にやや疑わしい点があるというようなときにこれが必要になってくるんだというお答えですけれども、そういうときに、いろいろなことを照会する...全文を見る
○中野鉄造君 これはもう既に衆議院でもいろいろ聞かれたことと思いますけれども、署名できない人にはどういうふうにするんですか。
○中野鉄造君 先ほどから申しておりますように、従来指紋押捺を求めるということは、同一人性の確認手段としての機能のほかに、不法入国者等による正規在留外国人へのいわゆる成りかわりを防ぐ効果があると説明されてきましたけれども、今回は永住者等についてはその心配は全くなくなったのか、もしそ...全文を見る
○中野鉄造君 今回の改正に当たっていろいろ巷間耳にすることは、指紋押捺全廃というような事柄についてはやはり警察庁の方でもうかなりのいろいろな抵抗というか反対があったというようなことも聞き及んでおりますけれども、もしそうだとすれば警察庁の方ではどういう点を一番問題視されたのか、その...全文を見る
○中野鉄造君 今の済みません、ちょっと最後の部分をもう一度。
○中野鉄造君 ちょっと変なお尋ねをするわけですが、参考までに聞かせていただきたいんですが、自動車の免許を取った人たちは運転する場合は常時免許証を携行しなくちゃいけないということが規定されておりますね。それと今回の外国人登録証はこれまた常時携行しなくてはいけない、こういうことになっ...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
05月12日第123回国会 参議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○中野鉄造君 まず初めに、小此木先生にお伺いいたしますが、本法案は御承知のように衆議院を附帯決議を付されて通過して今本院で審議中でございます。先ほどからのいろいろなお話を伺っておりますけれども、率直に申しまして先生は今のこの法案については、衆議院から送付されているこの状態で大体満...全文を見る
○中野鉄造君 次に、床井先生にお伺いいたしますが、先ほどから先生のいろいろな陳述をお伺いしておりますけれども、将来的には例えば韓国においても、先ほど小此木先生からお話があっておりましたような常時携帯だとか、あるいは現在行われている指紋押捺だとか、そういったようなこともこれは廃止す...全文を見る
○中野鉄造君 ところで、外登法の第十三条は外国人に登録証明書の常時携帯を義務づけていることは御承知のとおりですが、この点について政府側としては、一層の常識的、弾力的な運用を徹底するということを申しております。しかしながら、その運用の実際は現場の警察官の判断にゆだねるということにな...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
○中野鉄造君 私がいろいろお尋ねしようかと思っている事項はほぼ今まで質問され尽くしたような感じがありますので、一点、二点お尋ねいたします。  今回のこの法案が可決されるということになりますと、来年の一月からかあるいはどのころになるかわかりませんけれども、多少の期間を置いて施行さ...全文を見る
○中野鉄造君 この指紋押捺は特別永住者については廃止されることになりましたけれども、問題は、今まで押捺された指紋の登録原票及びその指紋原紙の処置について、政府は、廃棄する方向で検討したいというような答弁が、この間の当委員会の中でもあっておりますけれども、この点については、姜先生と...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、三人の参考人の方々にお尋ねいたします。  現在、日本の国民の中には素朴な疑問として、日本人が外国に居住する、あるいは短期旅行をする。その際、相手国では指紋押捺をさせられたり、あるいは外国人としての登録証の常時携帯を義務づけられておる。それなのに、日本に対し...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
05月14日第123回国会 参議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○中野鉄造君 私は、前回に引き続きお尋ねいたしますが、過日の参考人の質疑の折に、現在法務省に保管されている指紋原紙の件についてどういうようにした方が皆さん方としては一番納得されるでしょうかというような意味の質問をいたしました。そのときに、これは本人に返すべきだというような参考人の...全文を見る
○中野鉄造君 返してもいいんですね。返しちゃまずいという理由が何かあるんですか。
○中野鉄造君 そこで、今回のこの法案が可決されて、そして新しい法律が施行されるまでの経過措置として、施行されるまでの期間の問はどういうような処置をとられますか。今までどおりでしょうか。それともそれに準じたような何か方策を考えておられますか。
○中野鉄造君 とりあえず、今回の措置は永住者等の指紋押捺廃止というのを第一のステップとして、近い将来には第二のステップとして在留資格による区分を撤廃する道につなげるべきだというふうに思うんですが、その点はいかがでしょうか。
○中野鉄造君 大臣からもお願いいたします。
○中野鉄造君 私が聞いているのは、在留資格による区分を撤廃することをお考えになっているかと、将来的に、その点をお尋ねしたい。
○中野鉄造君 指紋にかわるべきとこう簡単に申しましても、そういうのはまずないんじゃないでしょうかね。あり得ないと思うんです、この間も参考人のいろいろな開陳の中でも再三申されておりましたけれども。  ところで、署名についても、署名ができない外国人についてはどういうように対処される...全文を見る
○中野鉄造君 ちょっと語尾が余りはっきりしませんで、もう少し堂々と答えていただきたいと思うんですけれども。  どうも現場では、本当にこの人は書けない人なのか、まあ、わざとする人も少ないかもしれませんけれども、書けるにもかかわらず署名したくないということのゆえに、おれは書けないん...全文を見る
○中野鉄造君 そういうことになると、今度は頼るべきところは写真だということになるでしょうけれども、その写真にしても、今度はいろいろ様式が変更されるように聞いておりますが、大きい写真を持ってこられて、これは小さ過ぎてだめだというようなことで、何回も足を運ばなくちゃいけないというよう...全文を見る
○中野鉄造君 次に、罰則についてお尋ねいたしますが、居住地等の変更登録義務違反に対する罰則について自由刑を廃止する修正が行われたということは、これはまあある程度評価できるわけです。  そこで、私、参考までにお尋ねいたしますが、諸外国といってもいろいろ差異があると思いますが、まず...全文を見る
○中野鉄造君 朝鮮はわかりませんか。
○中野鉄造君 この間の参考人の質疑のときも、私、この点についてお尋ねいたしました。参考人からのお答えは、韓国では悪法を平等に今行っておるというような個人的な見解をお述べになった参考人がいらっしゃったわけです。  確かに、率直に申しまして、今日本人の中にも、今お答えがあったような...全文を見る
○中野鉄造君 この間の参考人の方の中にも、経済大国と言われる今の日本がそういう寛容な姿勢を率先してまず履行していただくならば、韓国を初めほかの国々もまたそういうものに応じてくるんではないでしょうかといったような趣旨のお話もあっておりました。  それはそれとして、外国人に登録証明...全文を見る
○中野鉄造君 韓国では、この間の参考人の話の中にもありましたけれども、この外登証の証というのを例えて、これは犬の鑑札だというようなことさえ言われておるそうですが、この携帯制度について、今お話があったようなことで、違反者に対する罰則規定の運用についてはこれを慎重に誤らないようにする...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。
05月19日第123回国会 参議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○中野鉄造君 前回に引き続いてお尋ねいたしますが、きょうは総括的なお尋ねをいたしたいと思います。  そこで、まず冒頭に、この法案で在留資格によって指紋押捺義務を変えたのはその定着性によるものだと言われておりますけれども、ここでもう一遍その定着性というものがどう定義されるのか、そ...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、永住者については、通常では写真と署名によって同一人性の確認はこれは可能だとお考えでしょうか、それが一つです。  それと、永住者と一年以上の在留資格外国人についてその扱いを異にしたのは定着性が認められるかどうかによるものだと、こう説明されておりますけれ...全文を見る
○中野鉄造君 そうしますと、大臣にお尋ねいたしますが、今回指紋押捺義務の残る外国人については、政府側の意見としても、今後、家族事項登録に基づく確認と同じ程度の確認方法が開発されたとしたならば指紋押捺は全廃できると、こういうように見てもよろしいでしょうか。
○中野鉄造君 今、大臣がおっしゃったように、一〇〇とはいかなくても九九%といったような表現がありましたけれども、私のお尋ねしているのは同じ程度のということで、同じとは言っていないんですが、そういうところからしますと、これを逆説的に言えば、じゃ、これはいつまでたっても全廃ということ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、罰則の点についてお尋ねいたしますが、まず一つは、現在指紋押捺を拒否している方たちは何人ぐらいいらっしゃいますか。
○中野鉄造君 昭和六十二年の改正のときもその附則で、法律施行前にした行為について罰則の適用は従前どおりとすると、こうされておりました。本案においても同様の附則がついておりますけれども、このような附則がなぜ継続して残されているのかということと、現在指紋押捺拒否者についてこの附則によ...全文を見る
○中野鉄造君 次に、登録証明書の提示義務についてお尋ねいたします。  最近、不法残留あるいは不法就労外国人の増加はいろいろな大きな社会問題にもなりつつあるところですけれども、その摘発というときに外国人登録証明書の提示を求めていくというようなことがこれからもしばしば想定されます。...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、警察庁にお尋ねいたしますが、最近、この近年、もうおととし、去年、ことしと年々外国人同士のけんかだとか、あるいはそういうようなことによる殺人だとか、あるいは自殺者だとか、そういったようなものが頻発しておりますけれども、その数、大体どのくらいございますか。
○中野鉄造君 外国人が何者かに殺害された、そしてその殺害された外国人がどこのだれであるかというようなことを判定するのはどういうふうに今までなされてきたのでありますか。
○中野鉄造君 身元がなかなかわからない、外国人であるということは大体わかるけれども、そういう証明書も所持していない、そういうときには身元の確認のしょうがないというようなことも多々あると思うんですが、そういうときにはどういうふうに処理されますか。
○中野鉄造君 今後もやはりこうした事件は、ないにこしたことはないんですけれども、また発生するということは十分予想されるんですが、そういう際に警察当局として、これは指紋があったならば身元が早く明確になるがといったような、そういうことも予想されますか。
○中野鉄造君 次に、入管関係についてお尋ねいたします。  指紋押捺義務の廃止対象者として、法案資料では特別永住者として六十万人ということが説明されておりますが、実際どのくらいいらっしゃるのか。また、いまだ特別永住の許可を得ていなくともその特別永住の資格を有している定着性を持った...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、大臣にお尋ねいたしますが、まず一つは、そもそも指紋押捺制度が導入されたその社会的背景を御説明いただきたいと思うんです。  二番目に、今回の改正に対する認識について、私の質問でかつて大臣は、今後国際化の進展など社会情勢の変化と技術の進歩を見て指紋押捺制度を検...全文を見る
○中野鉄造君 はっきり申しまして、技術開発というようなことはもうできないんじゃないかと思うんですが、どうですか。
○中野鉄造君 終わります。
05月28日第123回国会 参議院 法務委員会 第11号
議事録を見る
○中野鉄造君 お昼休みに食い込んでおりますので、答弁はできるだけ簡単にお願いいたしたいと思います。  まず、冒頭、大臣にお尋ねいたしますが、この本法案の提案理由め説明のときに、訴訟の目的の価額が高額な事件が増加してきたので、また、国民が裁判を受けようとする場合に過度の負担となる...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、重ねてまた大臣にお尋ねいたしますが、この趣旨説明の中にも言われておりますように、これまでの一連の経緯から見て、今回の改正は、国民の裁判を受ける権利の保障のためとなっておりますけれども、それよりも、それ以外の要素が大きく働いたといった感を深くするわけです。 ...全文を見る
○中野鉄造君 そこで、この法案の中身に入っていきますけれども、今回のこの改正は手数料の引き下げを内容とするということがその主体になっておりますが、私はこの引き下げに反対する者ではございませんけれども、一つ気がかりになるのは、逆に昨今の経済事情の変動に基づく必要性はなかったのか、こ...全文を見る
○中野鉄造君 たまたま今国会で、次の委員会あたりでは刑事補償金の基準額引き上げを内容とする刑事補償法の改正案というのも審議される予定に、なっておりますけれども、こちらの方は同じく昭和五十五年に引き上げられてから今回で三回目の引き上げになっております。刑事補償法と民訴費用法は、これ...全文を見る
○中野鉄造君 余り煩雑にその手数料の改正をやりますと、やっぱりこれは非常に現場の職員の皆さん方は混乱すると思いますけれども、今お答えがあったように、経済情勢の変化に基づいて、私、考えたときに、現在の手数料額についてどのように評価されておるのか、高いと思われますか、低いと思われます...全文を見る
○中野鉄造君 大体適当ではないかという判断だろうと思いますけれども、国民の裁判を受ける権利の保障という観点に加えて、先ほども申しましたように、余り頻繁に手数料の改正が行われると非常に現場では混乱するという、そういうマイナス面もございます。  そこでお尋ねするわけですけれども、現...全文を見る
○中野鉄造君 次に、この手数料の納付の方法、つまり収入印紙の問題についてお尋ねいたします。  印紙をもってする歳入金納付に関する法律第一条に、「国に納付する手数料、罰金、科料、過料、刑事追徴金、訴訟費用、非訟事件の費用」等は、「印紙をもって、これを納付せしめることができる。」と...全文を見る
○中野鉄造君 現在のように、収入印紙による納付方法がとられている場合、いろいろ記憶に新しいところでございますが、偽造だとか変造だとか、そういったような事件が非常に頻繁に起こっております。  私も、この間ある印刷の専門業者の人たちにちょっとお尋ねしたところ、お札は透かしたとか何と...全文を見る
○中野鉄造君 そこで最後にお尋ねいたしました、そういったようなものを割り引いて買い取る商売があるわけなんですけれども、そういうところがなければ今おっしゃったような事件も発生しないと思うんです。そういうようなものを幾らでも買い取るところがあるからこそそういう事件が絶えないわけなんで...全文を見る
○中野鉄造君 ちょっと参考までに聞きますけれども、こういうものを所管されているところは大蔵省の印刷局あたりになるんですか、いかがでしょう。
○中野鉄造君 なかなかこの問題は放置しておくというわけにもいかないと思うんです。こういうことはやっぱりそれなりの取り締まりをしていくべきじゃないかと思いますが、今後いろいろ私どもも含めてこれは検討しなくちゃいけない問題だな、こう思います。  ところで、収入印紙の形式というのは大...全文を見る
○中野鉄造君 予算編成に当たっての財源のウエートとしてやっぱり一番高いのは租税及びこの印紙収入であろうと思いますけれども、財源としての印紙収入の見込みについてどのように推計されているのか。抽象的には最近の運用実績等を勘案してということになるのでしょうが、見込み額についての基本的な...全文を見る
○中野鉄造君 「平成四年度予算及び財政投融資計画の説明」によりますと、印紙収入、いわゆる収入印紙は一兆三千八百六十億円、こうされておりますけれども、改正法による収入見込み額も同額とされております。  そこで二、三お尋ねしますけれども、本案による改正は印紙収入見込みに影響がないと...全文を見る
○中野鉄造君 最後になりますが、今、大蔵省からもいろいろ答弁がありましたけれども、本案改正について大蔵当局と法務省、いろいろ協議をなさった経緯があるのかどうか。もしなかったならなかったで結構ですけれども、その点いかがでしょう。
○中野鉄造君 終わります。
06月02日第123回国会 参議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○中野鉄造君 私は、まず最初に刑事補償法の一部改正についてお尋ねいたします。    〔委員長退席、理事北村哲男君着席〕  先ほど来、同僚議員から補償金の日額の上限と下限についてのいろいろ質疑が行われておりますが、この算定の基準をどこに置くかということについてまず、お尋ねいたし...全文を見る
○中野鉄造君 計数的な説明が改正のたびに変わるというようなことでは、まず幾らにするかという金額の結論があって、そしてその説明は後からついてくる、こういったような印象がぬぐえないんですけれども、例えば従来の計数的説明では、比較の基準を法制定時に置くかあるいは前回の改正時に置くかにつ...全文を見る
○中野鉄造君 では次に、この刑事補償法の一番最低限が日額千円ということ、先ほどの同僚議員の質問でもございましたけれども、私は先般当委員会において、心神喪失を理由に無罪になった者に対する補償に関していろいろ問題を提起してきました。  御承知のように、憲法第四十条には、「何人も、抑...全文を見る
○中野鉄造君 今申し上げましたように、そういう犯行時において心神喪失しておった、したがって裁判では無罪になった。ところが、刑事補償法の三条には、裁判所の健全な裁量によってその補償をしなくてもよろしいというような規定もありますね。そうしますと、先ほど同僚議員の説明にも答弁なされてお...全文を見る
○中野鉄造君 だから、この三条の中の「裁判所の健全な裁量により」ということを適用できないかということを私は申し上げているわけでして、確かに憲法というものがその大前提にあるわけではございますけれども、国民感情あるいはその被害者の遺族、そういったようなことを考えれば、そういうこともま...全文を見る
○中野鉄造君 どうも非常に硬直したような議論に私は思えてなりませんけれども、今言うように、最近非常にそういったような事件が多くなっておりますね。そういう場合に、やっぱり殺されたり被害を受けた人の遺族の身になって考えれば、たとえ千円であってみてもそれが国民の税金の中からその者に支払...全文を見る
○中野鉄造君 次に、この補償の内容についてお尋ねしますが、成人の場合と比べて、少年という理由から成人における額よりも減額されるというようなことはあるでしょうか、ないでしょうか。
○中野鉄造君 次に、本法の適用についてお尋ねしますが、平成三年三月二十九日の最高裁決定があった事件のように、極めて長期間争われた事件があること等を思いあわせますと、本法についてある程度の遡及適用ができるのかどうか。また、刑事補償決が新たに制定された際には、新憲法施行時まで遡及させ...全文を見る
○中野鉄造君 最後に、少年法の改正の動向についてお尋ねいたします。  昭和四十年から少年法改正が議論されて、五十二年には中間報告も出されました。しかし、日弁連を初め関係者の方々の強い反対もこれあり、改正作業というものはストップしたままになっておるように聞いております。また、法務...全文を見る
○中野鉄造君 終わります。