中林美恵子

なかばやしみえこ



当選回数回

中林美恵子の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○中林参考人 本日はこのような場にお招きいただきまして、大変光栄に存じます。ありがとうございます。  ここにいらっしゃる皆様、先生方は、日本国家にとって非常に大事な、そしてまた将来世代にとっても重要な決断をなさる先生方でいらっしゃいます。その上で、恐らく、さまざまな立場から違っ...全文を見る
○中林参考人 ありがとうございます。  もし、現在の財政収支、ましてこの日本の大きな借金、これがこんなになかったならば、一リッター二十五円といったものを国民のポケットにすぐにお返しするということも可能なのかもしれません。しかし、どう考えましても、主要先進諸国の中で断トツに借金を...全文を見る
○中林参考人 環境に関しましては、本当に今世界で最も注目される政策の一つになっておりまして、日本の場合は、OECDの統計の中におきましても比較的、こういった揮発油税などが環境に配慮した税金ということで実は既にカウントされております。ですから、例えばこの税金を具体的に、急に四月から...全文を見る
○中林参考人 大変重要な御質問をありがとうございます。  私もこれには日々頭を痛めております。実はこれは日本だけの問題ではありませんで、実務の面でアメリカで十年ずっと財政の話をしておりますときにも、なかなか国民もわかってくださらない。ましてや政治家の先生方も、私のアメリカでの上...全文を見る
○中林参考人 大変ありがとうございます。  日本の場合、七十年どころか三十年、こういった長期の推計というのがなかなか出てこないのが、やはり議論を行う上でも非常に大きな足かせといいますか難しさにつながっているということは、大口先生の御指摘のとおりではないかというふうに私自身思って...全文を見る
○中林参考人 アメリカにおける議論ということなんですけれども、実は特定財源が必ずしも悪いということでは全くないと思います。  ただ、問題は、その特定財源を決めたときは、非常に理屈に合っていて、そしてとても必要で、どうしても必要なものであるという場合がほとんどです。アメリカでも議...全文を見る
○中林参考人 大変難しい御質問だと思います。  私が見てまいりましたアメリカですけれども、日本の政治の制度と比べましてやはり相当違います。どちらかというと、日本は、議院内閣制の、同じ制度をとっているイギリスと比べた方が近いのではないかという声もよく聞かれます。ただし、イギリスと...全文を見る
○中林参考人 私も、中里先生と同じように、何がだれに一番負担があって、必要であるか必要でないかということに関しましては、やはり、その立場立場でさまざまな主張があってしかるべきだと思います。  それが酒なのかたばこなのかガソリンなのかということになりますけれども、そういった議論を...全文を見る
○中林参考人 私も、実は道路に関しては、この時代に、もう新しい世代の人たちが交代していく中で、ましてや人口も減っていきますし、それこそ、特に田舎に道路が必要という声をよく聞きますけれども、運転できる人が少なくなる。それならば、もっと例えば公共の乗り物に費やすとかということの方が、...全文を見る
○中林参考人 暫定という言葉が本当にひっかかってしまうのは、私も一般人間として本当に感じます。どうして、暫定なのにずっと続くのだろうと。  ただ、そのときに暫定ということで導入された方はそう思われたのだろうと思うんですね。もし、現段階で、今の世の中で、そしてこの暫定税率の額その...全文を見る
○中林参考人 私はアメリカに長くいたので、高速道路などを走っておりますと、確かにおっしゃるとおり、どうして毎回毎回こんなに取られるんだろうというのは思いますけれども、ただ、何を高いと感じるか安いと感じるかというのはある意味相対的なものがありまして、余りアメリカに長くい過ぎますと何...全文を見る
○中林参考人 これは残っております。議論は非常にありまして、特にアメリカの議会では、与党と野党の交代が激しいものですから、そのたびに、これをなくそうとか、いろいろな法案が出てまいります。しかしながら、やはり道路といったものはアメリカの議員さんたちにも非常に大事な有権者サービスにな...全文を見る
○中林参考人 大変難しい御質問ですけれども、やはり今の時代は、本当にいろいろな人が車に乗りますし、自家用車を持っていなくてもタクシーに乗ったりしますので、車のユーザーという意味では広い範囲を考えられると思いますが、ただし、ヘビーユーザーという分け方もあるかもしれません。それにはや...全文を見る
○中林参考人 一般財源化ということで理想を掲げたけれども、実際にそれを突然行うということになると、やはり大変な混乱と負担が生じる、国民の方にもいろいろなふぐあいが生じるということが現実上露呈してしまったからではないかと私は想像いたします。  もちろん、政権の方々の議論とかという...全文を見る
○中林参考人 どうしてもどちらかを明確に選ぶということであれば、当然、社会保障の方が緊急性、重要性というものは高くなりつつあるという時代に私たちは生きているというふうに思います。  ただ、道路関係がそれでは全くゼロで、必要ないかというと、そうではなくて、つい先日もアメリカで大き...全文を見る
03月25日第169回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○公述人(中林美恵子君) 大変ありがとうございます。このような貴重な場にお招きいただきましたこと、心より感謝申し上げます。  私も、専ら個人の意見ということで、何ら私の所属します組織を代表するものではないということをあらかじめお断りしておきたいと思います。  まず、私の場合は...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) 資産とおっしゃいますと、国民のいわゆる貯蓄高ですとか、そういったものを指していらっしゃるんでしょうか。──はい、そちらですね。  日本では今、非常にそれはため込んでいて、例えば富国ファンドみたいなものをつくったらどうかという声もあるほどため込んでいる状...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) 大変ありがとうございます。日本にとってたくさんの中の一つの大変重要な課題であるというふうに思っております。    〔理事伊達忠一君退席、委員長着席〕  医師不足の問題が今随分言われていますけれども、これに関しては、例えば臨床の研修必修化ということで、...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) ありがとうございます。  医療に関して、それから社会保障関係費についてのことでございますけれども、まず、全体の歳入と歳出のバランスを考えるということは非常に大事だと、そして、長期的にこれを見た上でどの産業が大事かということについては議員のおっしゃるとお...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) それはもう御指摘のとおりだと思います。これから時代が変わって、そして要らなくなった事業というものも当然出てくるでしょうし、それから将来的にますます需要が拡大しなければならない産業もあると思います。  ただ、どうしてもやはり日本に欠けているのは定量的な議...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) 市場と国家ということですけれども、これはまさしく八代公述人がおっしゃったように、どちらもなければならない重要なものだというふうには思います。  ただ、ちょうど私がアメリカで予算をやっておりましたころに、やはり共和党と民主党の対立軸というのは、大きい政府...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) お悩みの深いところを心から理解申し上げます。  特に、選挙結果を受けて、本当に日本国民が何を望んでいるのかというところをやはり考えると、本当にいろいろな日本の矛盾というものを感じる機会があるのかなというふうに思いますけれども。やはり、政治学というふうに...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) 再分配の問題なんですけれども、済みません、ちょっと風邪を引いておりますので声が荒れておりますが、先ほどの経済的なインパクトについては八代公述人のおっしゃったとおりだと思います。これからどんな経済的な状況が訪れるか分かりません。そのときに大変高い金利に日本...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) ありがとうございます。  日本に戻ってまいりましてやはり感じましたのは、日本の雇用の流動性というものが著しくやはりまだ欠けていたと。今でこそだんだんそれが流動化しつつありますけれども、まだその途中であるがゆえに非常にいびつな形で、例えば派遣ですとか、そ...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) アメリカでの経験からということなんですけれども、日本においてのやはり事業仕分なり、そして政府の無駄遣いをどういうふうに見極めていくかということについて、やはりいろいろなところで分断されていてこの連携が取れていないということを私も感じております。  日本...全文を見る
○公述人(中林美恵子君) 一言でということなんですけれども、やはりアメリカも日本の失われた十年あるいは十五年から学ぶところが非常に多くて、やはり初動といいますか最初の対処が非常に重要だ、財政出動もあるいは必要かもしれないというところをもっと学んで動きを速くする必要があると、この問...全文を見る