中林よし子

なかばやしよしこ



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中林よし子の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  会計検査院の役割というのは今非常に注目されていると思うのですね。内閣から独立し、厳正、中立な検査というものが求められているときに、私、検査院の方から、この十年間、一九八八年から九七年までの、検査対象になっている公益法人だとか特...全文を見る
○中林委員 手心を加えないようにといっても、再就職していれば、国民の側から見た場合、そういう不信感を抱かざるを得ないということがありますので、法律がないからということではなくして、みずからがそういうところへの再就職は慎むようにしていただきたいというふうに思います。  続いて、実...全文を見る
○中林委員 検査対象に聖域があってはならない。内部告発などありますから検査はするけれども、報告ができないということで一度も警察関連の報告が出ないということは、やはり聖域があるのではないかと思わざるを得ませんので、その点は、本当に不正を許さないという立場、それから税金の正確な執行と...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので、少し意見はあるのですけれども、終わります。
02月04日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  まず端的にお伺いしますけれども、行政監察の目的は何でしょうか。
○中林委員 今の目的に先般の大蔵の不祥事などが――実は昨年四月から五月にかけて、金融検査や監督の厳正な実施などを目的にして金融に関する行政監察を実施しております。ところが、昨年十二月の調査報告書に、今回の事件で明らかになった粉飾決算検査やそれから接待、癒着の問題、これらは一切触れ...全文を見る
○中林委員 昨日の参議院の行政監視委員会では、長官が、そういうことに気がつかなかったのはやはり手落ちだったというふうにおっしゃっているので、今はただ検査はしたんだけれども見つからなかった事実だけお述べになりましたけれども、やはり本来の効率性や公正性を求める監察の目的からすれば、ノ...全文を見る
○中林委員 事実は否定されたわけですけれども、しかし、どう考えてみても農水省からの圧力があったのではないかと思われ、勧告の中身そのものを素直に読めば、当然、事業の中身にまで踏み込んで、税金のむだ遣いをこれ以上するなということが言われて当然だというふうに私どもは思うのです。  そ...全文を見る
○中林委員 同じ国の税金を使った農地開発事業、一つは干拓事業、一つは農地開発事業ということです。しかも、中海干拓地で、もう既に干陸されているところでまだ売れていない農地が相当分残っているということもあわせてこの中で報告されております。だから、この勧告の出し方が、適切に対処するとか...全文を見る
○中林委員 終わります。
03月11日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  先ほどからの今後の農政のあり方などお聞きしましたし、今の日本の農業の現状を考えるときに、やはり食糧自給率の問題をどうするかということが非常に大切な問題、課題になっているというふうに思います。  ちなみに、一九六〇年から一九九...全文を見る
○中林委員 食糧自給率の原因を幾つかお挙げになりました。米の消費が減ったなどということも言われたわけですけれども、それも卵と鶏がどちらが先かという話に起因すると思うのですが、昭和三十年代、小麦戦略と言われて、日本にキッチンカーを走らせ、そして学校給食にパン食をやり、そういうアメリ...全文を見る
○中林委員 もちろん、消費拡大の運動も必要だというふうには思うんですけれども、基本的には、先ほど一九六〇年代からの数字を私が引用したのは、やはり農産物の輸入自由化攻勢がどんどん強まってくる中でだあっと下がっていったというために、そこから数字をとりました。  OECDで大臣も食糧...全文を見る
○中林委員 バランスを図っていくとおっしゃいますけれども、農産物の自由化がここまで来ているというのは、もうバランスを欠いているわけですよ。だから、そこで、バランスをとるというよりも、本当に真剣に自給率を高めていくということにならなければいけないのではないか、むしろ、今、農水省がお...全文を見る
○中林委員 国民的な合意が必要だというお話があるわけですけれども、九六年九月の総理府の調査で、将来の我が国の食糧事情について不安を持つ人が七一%、それから、外国産より高くても生産コストを引き下げながら国内でつくる方がよいとおっしゃっている方が八三%と回答しているわけです。だから、...全文を見る
○中林委員 実はこの質問の作業中にこの予算の配分についての資料要求をしたんですけれども、質問してくれればその場でということで事前に私のもとに来なかったので、ちょっと余分な時間がかかったということを苦言を呈しておきたいというふうに思います。  さてそこで、実は、この本庄工区水産調...全文を見る
○中林委員 当然そういう懸念があるからこそ徳岡教授は自分の意見表明として出さなければ全体の意思が伝わらないということで、この点は全体の意思だということも加えて述べているわけですから、そこは十分本当に、専門家の方々の指摘ですので、よく今後の調査に生かしていただきたいし、必要ならば期...全文を見る
○中林委員 国民の税金を使って十七年間にわたるいわば蓄積がある、それが基本的な資料として提出されないということは、私は、何かそこに農水省にとって不都合な問題があるのではないかと疑わざるを得ないわけです。同じ農業土木学会でも、生態系に関する中間報告というのは、五十八年に、もう膨大な...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりたいと思いますけれども、今言っただけでも相当解決をしなければならない問題を含んでおります。しかも、調査は、先ほど言った堤防管理委員会の方、十七年間やった蓄積があるのに、この二年間さらに調査をしてなどと言わないで、もうあるものを公開されて、研究...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  まず第一に、採択基準の引き上げは、主に被災農民に財政的な負担を強いるものであるからです。  今回の改正で、一件当たりの工...全文を見る
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、主要農作物種子法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  本改正案は、昨年七月八日の地方分権推進委員会第二次勧告を受けて、圃場審査等に要する都道府県の経費に対する国の補助を廃止するものですが、これは主食の安定的供給のために...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○中林分科員 日本共産党の中林よし子でございます。私は、遺跡保存の問題で質問をさせていただきたいと思います。  今、京阪電鉄がゴルフ場を計画している鳥取県西伯郡大山町、淀江町の妻木晩田遺跡群は、調査、発掘が進むに従ってその重要性が明らかになって、全面保存を求める声が広がっており...全文を見る
○中林分科員 国史跡の指定の可能性についてはいかがでしょうか。
○中林分科員 ぜひ国史跡の、そういう感想を現実のものにしていただきたいというふうに思うのです。  実は、この一帯は、先ほど冒頭に触れましたけれども、京阪電鉄が計画している大山スイス村ゴルフ場予定地になっているわけです。京阪電鉄はこれまでに用地取得費三十三億円、それから発掘調査費...全文を見る
○中林分科員 実は、文化庁が鳥取県の教育委員会に連絡される前までは、県や町の考えは、この十八基の四隅突出型の墳丘墓はそのまま固めてほかに移築するということの計画でありましたし、それから多数の住居跡などは記録だけ残して破壊していくという方針だと言われていたわけですよ。だから、これだ...全文を見る
○中林分科員 続いて、広島の原爆遺跡の問題について質問していきたいと思います。  大臣、一九九六年の十二月に原爆ドームが世界遺産に登録されたわけですけれども、なぜ原爆ドームが世界遺産に登録されたのか。もちろん、日本の方が世界遺産に登録を要請して登録されたわけですけれども、それは...全文を見る
○中林分科員 私も、今大臣がおっしゃった同じ意味合いが、この原爆ドームには世界遺産としての値打ちが秘められているというふうに思います。過去の物語ではなくして、未来に向かって、絶対に核兵器を使用させてはならない、再現させてはならない、その指針としての世界遺産であるというふうに思うの...全文を見る
○中林分科員 再度検討はしている、私もそこまでの新聞報道は知っているのですけれども、ぜひ文化庁として、先ほどおっしゃったように、これを建てかえることのないように、やはりしっかり残してこそ遺跡の値打ちがあるしバッファーゾーンの値打ちもあるというふうに思いますので、それは重ねて要求を...全文を見る
○中林分科員 一般的な被爆建物はたくさんあるわけですけれども、わけても学校が被爆した、しかもたくさんの児童が未来を失われたということで、しかも現存しているということです。先ほども紹介しましたけれども、本川小学校というのは、一部資料館として残っておりますけれども、壊されております。...全文を見る
○中林分科員 大臣、これは自治体が主体となって残すべきだ、こういうお話で、国の方が上からというのはなかなかやりにくいというような今の次長のお話だったというふうに思うのですけれども、しかし、私が先ほど原爆ドームの世界遺産の意味合いについて冒頭大臣に御答弁をお伺いしたわけです。やはり...全文を見る
○中林分科員 唯一被爆国の日本の政府として、やはり必要なものはしっかり残す。もちろん地元の意思というのは非常に重要ではあるというふうには思いますけれども、広島市に対して、地元の声がこれだけ強いわけですから、上から一方的に決めるのではなくて、住民の意向もよく聞いて、やはり世界遺産に...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○中林分科員 日本共産党の中林よし子でございます。私は、まず米軍機の低空飛行訓練の問題で質問させていただきます。  先月三日に、イタリアのスキー場で低空飛行訓練中の米軍機がロープウェーのケーブルを切断して二十人が死亡した事件というのは、日本でも大変な怒りと、そして不安を呼び起こ...全文を見る
○中林分科員 ルートの存在は知っているけれども、それぞれのところのルートについては米軍の運用の問題なのでということをおっしゃったわけですけれども、しかし私は、本当にこのルートを国民に公表しないままでは安全は担保されないだろうというふうに思うわけです。  一九九四年に高知県の早明...全文を見る
○中林分科員 事実は知っているけれども、それぞれがどこの部分を指しているかということについては、まあわかっているのかもしれませんけれども、国民には明らかにされておりません。こういうことでは本当に安全が保たれるのでしょうか。  私は、この間のイタリアの事故で、イタリアでは六百メー...全文を見る
○中林分科員 大臣、我が党の志位書記局長が、予算委員会でこのルートの問題を、公表して、本当に最低限それは国民に明らかにしなければ、安全の確保をどういうふうにやっていくかということをさまざまなレベルの協議でアメリカ側とやっていくんだ、実際やっているんだとおっしゃってみても、国民に対...全文を見る
○中林分科員 動くルートだからというようなこともおっしゃるわけですけれども、動いていようとも、その動くたびに公表するということはもう当然過ぎる。安全確保の上で、どういうルートかということを私たち国民が知らないでその安全を確保されているということは到底信じがたいということを強く言い...全文を見る
○中林分科員 自衛隊の訓練空域として、今大臣に地図をお渡ししたわけですけれども、島根県の西部から山口、広島県にまたがるエリアQというところ、黄緑のところで、横にしているところですけれども、エリアQ。それから、エリア7といって、この下の方があります。この一帯は、図のようにここに石見...全文を見る
○中林分科員 今説明をお聞きしまして、一九七一年の雫石事故でそれぞれの飛行機の安全を確保するというために、こういう自衛隊の訓練空域が決められたということでした。  それで、主として防衛庁にお伺いするわけですけれども、このエリアQとエリア7、ここではそれぞれどんな訓練をされている...全文を見る
○中林分科員 例えばドッグファイトみたいな訓練はやっておりますか。
○中林分科員 この質問をするに当たって、防衛庁の方からかなりこの訓練空域での訓練の話をお伺いしましたけれども、なかなか陸上部でそういう戦闘訓練というのは、わざわざここでしなくても、この海上沖にN空域というのがあって、そちらの方で、海上の方で存分にやれるというお話がございました。 ...全文を見る
○中林分科員 実は、余りにも頻繁な低空飛行訓練その他の訓練があって住民がおびえているという状況がありますので、広島県が岩国米軍基地に対して、大体ここでどういうような訓練を、どのように、いつやっているかということを問い合わせた回答がここにあるのです。英語なので、私も余り得意ではあり...全文を見る
○中林分科員 私は、本当に住民の安全を守るということで、米軍機の訓練についてまで知る立場にないというようなことで逃れることは、許されないことだというふうに思います。  実際、このエリア7、エリアQでどんな米軍の訓練が行われているかということの目撃が、頻繁にテレビでも報道される、...全文を見る
○中林分科員 終了時間になったのですけれども、これは非常に重要なことですので。外務省は、これが除外になったことは伝えてあるのでしょうか。あるいは防衛庁は、伝えてあるのでしょうか。それぞれ、いかがでしょうか。
○中林分科員 大臣、非常に重要な問題、ここは民間飛行場なんですよ。それが、除外されているにもかかわらず、これだけの目撃証言があるということですから、私は少なくとも、外務省としても、こういう米軍機の違法な訓練といいましょうか、住民に不安を与えるような訓練の苦情の窓口をぜひ設けていた...全文を見る
○中林分科員 終わります。
03月24日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、漁業協同組合合併助成法の一部改正案に反対する意見表明を行います。  私どもも、漁協の経営困難や漁村における重要な存在を十分認識しています。だからこそ、合併に当たっては、組合員の自主的な意思、合併による経営への影響や変化を明確に示すこと、民...全文を見る
03月31日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○中林委員 私は、まず、水産加工臨時措置法について質問をさせていただきます。  実は、かつて、一九九五年だと思いますけれども、EUが、日本の水産加工品の衛生管理が不十分だ、つまり、HACCP対応していないということを理由に、輸入を拒否したことがあったというふうに思います。輸出を...全文を見る
○中林委員 今回の改正は、アメリカ、EUへの水産加工品の輸出に際してのHACCP導入の施設改善のための資金支援ということになっているわけですけれども、実際の加工業者の方々の話を聞けば、もう既に、国内向けの加工品へのHACCP導入をどうするかというところに移ってきているというふうに...全文を見る
○中林委員 続いて、真珠養殖事業法廃止法案についてお伺いします。  今、真珠養殖業者の一番の問題は、大量へい死が起きて二回目の夏を終えて、三回目の夏を迎えようとしていて、この夏も同じようなことが起きれば、半分は廃業に追い込まれることになると三重県の英虞湾の業者の方々がおっしゃっ...全文を見る
○中林委員 感染症の原因究明については、これからまだまだやらなければならないということなので、それは早急に、アメリカのカキの同じように原虫による感染症の研究なども発表になっておりますので、そういうのも参考にされながら対策を講じていただきたいということを強く要望します。言われました...全文を見る
○中林委員 私、三重県に行って関係者の方々とこれまた懇談してきたわけですけれども、また業界新聞を見ても、これまでの経緯は、水産庁は漁業法で対応する、何らかの法律的な縛りをかけるというふうにずっと関係者に言ってきた経緯があるというふうに思うわけですね。三重県の関係者の方は、組合員だ...全文を見る
○中林委員 高品質の真珠ということをおっしゃったわけですけれども、そうなると、輸出向けの国の検査を今回民間に移すということになると、その高品質の真珠そのものから後退しかねない懸念を私どもは持つわけです。これは、業界の方々もこういうことをおっしゃっているんですね。民間の検査では、検...全文を見る
○中林委員 終わります。
04月09日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法案に対する修正案の提案理由を説明いたします。  食品の安全を確保するため、衛生管理の充実を図る中小零細の食品製造業者に対し、政府が支援することは当然です。その点で、本法は、国により認定を受けた...全文を見る
04月16日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農地法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  本法案に反対する理由の第一は、農地転用の許可権限を都道府県知事に移譲する範囲をこれまでの二ヘクタール以下から四ヘクタール以下に拡大することによって、農地転用をさらに促進するこ...全文を見る
04月23日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○中林委員 まず、大臣にお伺いしますけれども、農業協同組合法によりますと、「農民の協同組織の発達を促進し、以て農業生産力の増進と農民の経済的社会的地位の向上を図り、併せて国民経済の発展を期することを目的とする。」これが第一条の「目的」にあります。現在もこれは生きているのではないか...全文を見る
○中林委員 今、昭和二十二年からというお話があったわけですけれども、実際、ではこの第一条に書いてあるような目的に沿った達成感があるかというと、むしろ逆になっているのではないかというふうに思うのですね。それは、農業生産力の増進ということがあるのですけれども、これはむしろ低下してきて...全文を見る
○中林委員 信用事業に偏りがちな今のやり方をもっと営農計画などに振り向けるべきではないかということに対して、総合的に勘案して将来を見通してというような非常に抽象的なお答えしか聞けなかったわけですけれども、それならば具体的にお伺いをしていきたいというふうに思います。  今、政府あ...全文を見る
○中林委員 私は、合併そのものを否定するものではありません。ただ、余りにも広域的な合併が行政主導、それから、政府も今回は力を入れていくという法改正までありました。だから、そういう意味では、この広域合併が、本来、組合員だとか農家の人、地域の人たちにとっていい結果を生まなければならな...全文を見る
○中林委員 一昨年のここの委員会で、我が党の春名議員が同じような質問をして、組合員との希薄化は防いでいくというふうに経済局長は御答弁されているわけですね。それは一向に改善されなくて、むしろこの希薄化というのは広がってきているのではないかというふうに思うのです。だから、この点は、私...全文を見る
○中林委員 局長、余りにも現状を御存じないというふうに思うのですね。  それは、各支所に営農指導の職員を置けばいいではないか、こういうお話がありましたが、現実は、支店長が一人、大体男の人がいて、あとは事務員さんが一人とか二人、これが主な支店の状況ですよ。支店長会議というのはしょ...全文を見る
○中林委員 例えば、こういう農協の事例があるわけです。  北海道のある農協なんですけれども、正組合員約五百戸、そのうち六十戸以上が不良債権農家扱い、一三%に当たります。この中身を見ますと、負債額のりち純然たる赤字、営農貸し越し、プロパー資金ですが、これは負債総額からの割合でいう...全文を見る
○中林委員 ただ、自己資本比率を高めるということで、北海道なども各農協に対して、国の基準は四%ですけれども、三・五%という数字を示しながらやっているわけですよ。だから、そこだけが自己目的になっていくと、たくさんの負債を抱えている農家を何とかしなければいけないということで、ゆがむ方...全文を見る
○中林委員 昨年の米の下落の最大の要因は自主流通米の下落にある。上がった分もあるなどというようなことで、長官、ごまかしてはいけないと思いますよ。それで、今、農家の経営というのは本当に大変な状況になっていて、それにさらに冷や水を浴びせるような、この値幅制限を取っ払うなどというような...全文を見る
○中林委員 ただし、大きな何百億という損失を与える原因は、大体、不動産などへの資金運用が、バブルがはじけて回収不能になって失敗するという例が後を絶たないわけです。だから、これは当然改めるべきだというふうに思います。  自己資本比率、体力を高めるために、そういうゆがみの一方で、さ...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので、終わります。
04月28日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。きょうは参考人の皆さん、ありがとうございます。  それでは、まず町田参考人にお伺いしたいと思うのですが、先ほどの意見陳述の中で、現在、責任準備金が千五百四十五億円あって健全であるというお話があったわけですね。ただ、今後の不測の事態...全文を見る
○中林委員 続いて、松旭参考人にお伺いしたいと思うのです。  実は、去年の月刊JAの三月号で参考人が「「JA改革」の断行を」という文章を寄せていらっしゃるのですが、その最後の結論の方に、「JA経営の現状は、貯金の減少基調、経済事業の三年連続の減収、経営収支の低迷等いっそう厳しさ...全文を見る
○中林委員 私も今おっしゃった認識と、特に農業生産の実態の反映というところでは本当に一致しているというふうに思うのですね。  本来、農協法で、「農民の協同組織の発達を促進し、以て農業生産力の増進と農民の経済的社会的地位の向上を図り、併せて国民経済の発展を期することを目的とする。...全文を見る
○中林委員 松旭参考人にばかり聞いて申しわけないのですけれども、組合員のニーズにこたえてということになると、今広域合併を何が何でも平成十二年までに完了するのだ、こういうお話がございました。本当にそれが組合員のニーズにこたえているものかどうかというのは、広域合併に対する意識調査もお...全文を見る
○中林委員 では、最後にもう一度松旭参考人にお伺いしたいというふうに思うのです。  銀行などの民間中小企業に対しての貸し渋りなどで自殺者が出るというようなことが起きております。現に、農民の方にも実は昨年、北海道の方で自殺者が出た。これは農協との対応の中で起きたものだというふうに...全文を見る
○中林委員 どうもありがとうございます。  終わります。
05月07日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○中林委員 今回の法改正は、植物品種育成者の権利を強化して育種振興の基盤強化を図るもので、必要かつ妥当なものだと考えております。  農水省の資料によれば、品種登録した育成者の内訳は、個人が三一・六%、企業五〇・〇%、農協二・四%、都道府県一〇・八%、国五・二%となっています。企...全文を見る
○中林委員 本法案では新たに従属品種という概念を導入されているわけですが、一部を変化させて育成された登録品種の育成者権の、そこにも効力が及ぶものになるわけですが、この一部の範囲をどうとるかというのが大変問題です。  この点で、従属品種の関係では、国際的にも議論になって、ガイドラ...全文を見る
○中林委員 さらに従属品種の問題でお聞きするわけですけれども、親と子といいましょうか、二者の育成者の権利、許諾料について、許諾料の分 配、これはどのようにして決めていくのか。親から生まれた新しい品種と、双方に許諾料を払うことによって価格がはね上がらないか、こういう心配があるわけ...全文を見る
○中林委員 次に、仮保護制度の導入についてお伺いするわけですけれども、これは育成者からは大変喜ばれる制度だというふうに、直接お話も聞いているのですが、これに伴った具体的な悩みも出てきております。  一つは、出願内容の公表、周知徹底、これはどのようにされるのかという問題。  そ...全文を見る
○中林委員 条約で二重保護禁止規定が削除されて、各国の裁量に任せられることになって、育成者が特許取得できる可能性が非常に大きくなったわけです。今までは、特許の方は余りなかったというふうにお聞きしているわけですけれども、今後、バイオ技術の進展あるいは遺伝子組み換えで開発されたものに...全文を見る
○中林委員 次に、今後バイオテクノロジーや遺伝子組み換えなどでさまざまな品種が生まれてくることが予想される件について、ちょっとお聞きしたいと思うのですが、特に遺伝子組み換えの安全面の懸念がいろいろな形で出されております。  そこで、種苗について、この点はどういうふうに表示をされ...全文を見る
○中林委員 大臣の御答弁で、もう一年かかっているわけですね。これだけ煮詰まってもきておりますので、あえて、きょうはその話ではありませんので御要望しておきますけれども、早急に表示をしていただくように要求をしておきます。  最後の質問になりますけれども、品種登録出願件数が年々増加し...全文を見る
○中林委員 以上で終わります。
05月13日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号
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○中林委員 私は、大蔵省接待汚職事件の問題で、大蔵省が四月二十七日に内部調査に基づいて百十二人の処分を発表されたことについて質問をさせていただきます。  この処分で戒告以上の処分を受けた職員三十二名について、接待の回数などを記載した資料を衆議院大蔵委員会に提出されました。中身は...全文を見る
○中林委員 私がたくさん聞きましたので非常に長い答弁になったわけですけれども、行き過ぎたということの処分の判断基準の問題なのですけれども、公表されたものを私も自分なりにいろいろとまとめてみたのですね。職務上の関係があったのか、それから、要するに規程が出された、通達が出された、三段...全文を見る
○中林委員 公表は三十二人に限定するし、相手の金融機関の名前も、刑事事件になればそうなるのだけれども、それ以外はできない、こういうことが結局腐敗を防止できない原因になっていくのではないかと私は思えてならないわけです。  五月七日に参議院の予算委員会でこの問題での集中審議があった...全文を見る
○中林委員 減ったから効果があったというのは、効果があったのでしょう。ただ、私は、やはり根絶すべきだ、一件もないのが当たり前だというふうに思うのですよ。これまで、通達が二回、そして規程が出された。にもかかわらず、これだけの接待漬けになっているということ自体、それから、通達を出した...全文を見る
○中林委員 日銀の方に来ていただいていると思うので、一点だけ質問させていただきます。  去る四月二十二日の当委員会で、我が党の佐々木憲昭議員が、日銀の内部調査の問題で、「節度を越えていたと認められる者が少なからず存在した。」という、この節度を超えたという節度についての質問を重ね...全文を見る
○中林委員 時間が来ましたので終わりますが、考査の問題は理事会協議預かりにもなっておりますので、引き続きお願いし、それから、大蔵の問題は、やはり全容解明を私は求めたいということを最後に申し上げまして、終わります。
05月27日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第10号
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○中林委員 この間、大蔵接待汚職など、当委員会で審議を進めてきた一連の公務員倫理に反する事件がございます。子供たちの教育にとってもゆゆしき悪影響を及ぼす、そういう意味からも、これらの全容の徹底解明というものは必要だし、また、これらが起こらないようなことを、根絶させていくことも私た...全文を見る
○中林委員 当委員会への平成目安箱への苦情の中から幾つか紹介したいと思うのですけれども、五月十二日付、五月十五日付で、実はサッカーくじの問題についての苦情が出てまいっております。  委員長への「お願い」ということで、「「サッカーくじ」は青少年の夢を破壊します。」「国民を賭博漬け...全文を見る
○中林委員 司法当局にゆだねるということになると、文部省の具体策というのは何もないに等しいと言わざるを得ません。それは、法の三十七条から四十条に違反すればそれなりの司法当局の罰則規定があるわけですから当然でしょうけれども、文部省としての、厳正を期すための具体策ということでお聞きし...全文を見る
○中林委員 具体的な中身は何一つないので、不安感はちっともぬぐえません。  さらに附帯決議の八で、「文部大臣が、法第三十一条第二項に規定する停止命令を判断する上で、児童・生徒等に係る十分な調査、状況把握をするための態勢を早急に整備すること。」こういう決議がされているわけですけれ...全文を見る
○中林委員 附帯決議の三で、「スポーツ振興投票券の発売に当たっては、十九歳未満の者に対する購入等の禁止が徹底されるよう販売場所、販売方法等について青少年が入手し難い方策を講じるなど適切な配慮をすること。」こういう決議がされているわけですけれども、この具体策はどのようにお考えでしょ...全文を見る
○中林委員 この法律案の審議の過程で一番心配されている部分が、今聞いたところなんです。実は、参考人の質疑でも、青少年に対する悪影響の問題が非常に真剣に論議されて、その中で、高校生による競馬の馬券購入が常態化しているということが論じられました。だから、サッカーくじではもっと悪影響が...全文を見る
○中林委員 当然、これは、馬券を購入しなくて、その辺にたむろしていた人たちも含めてなんですけれども、この中央競馬会の馬券売り場は、全国十カ所の競馬場と、それから、場外馬券売り場二十六カ所に限定されている数字です。先ほど申し上げましたような警備の体制をもってもこのぐらいの数があるわ...全文を見る
○中林委員 では、具体的に聞きますけれども、先ほど競馬の未成年者による未然防止の数を出しましたけれども、こういう事態、文部省は、もしサッカーくじで未成年の数がこんなにもふえてきたということになると、文部大臣の停止命令を出せる状況だと判断されますか。
○中林委員 時間が来ましたので終わりますけれども、私どもは、これはやはり解決しなければならない問題が余りにも多いから廃止すべきだという我が党の見解を述べて、終わります。
06月10日第142回国会 衆議院 本会議 第45号
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○中林よし子君 私は、日本共産党を代表して、会期延長に対して、反対の討論を行います。(拍手)  昨日、自民党が、議長に会期延長の申し入れを行いました。その理由として、「議案の審議状況に鑑み、」としていますが、その内実は補正予算の審議であることは明白です。  政府が提出した補正...全文を見る
09月07日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第4号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  私は、国有林野法案の関連についてのみきょうは質問させていただきたいと思います。  今回出された法案、これは日本の山を二十一世紀に向けて守っていくのか、それとも荒廃の一途をさらにたどっていくのか、まさにそのことが、国が国有林を...全文を見る
○中林委員 北海道営林局長の答弁については、それは間違いだとお認めになったと思うのですが、それにしても、今大臣がお話しになった判断基準、これも実は整合性がないと私は思います。  しかも、今回、突如と言っていいほど七月十三日を選んでの発表について、先般、当委員会で、鉢呂議員に対す...全文を見る
○中林委員 地元の意見だとか、そういうものを本当に聞かないでやって、しかも今事例を発表いたしましたけれども、まさにその集落、村の存続にかかわる重要な問題ですよ。それを聞かない。  だから、今この廃止対象になっている市町村から、町ぐるみ、村ぐるみ挙げて反対の決起集会が起きたり、九...全文を見る
○中林委員 今、農水大臣、大蔵大臣、それぞれ理由を挙げられました。自由化の問題あるいは木材そのものが不足している問題、それから借入金の問題など、そういうものを原因として挙げられたのですけれども、これはいわば全部政府がとってきた政策なんですよ、自由化の問題であれ財投資金の投入であれ...全文を見る
○中林委員 大蔵大臣、もう一問して一緒に答えていただきたいというふうに思います。  実は今大臣が、二十年前にやっておけばねということで、それは結果論だと。私どもは指摘をしたわけですよ。やればこうなりますよということをもう一貫して指摘をしたのを、耳をかさなかった。まさに政府の責任...全文を見る
○中林委員 努力という面でいえば、四次にわたる改善計画が出されました。実は、この四次の改善計画で何が改善されましたか、大臣。
○中林委員 結局、改善された部門というのは、国民の側からは何一つないと言わざるを得ません。それは、組織を縮小した、それから人員が、改善の始まるときは六万五千人の体制でした。それを五万人減らしました。今一万五千人。結局山から人を撤退させてきたわけでしょう。独立採算制であるがゆえに、...全文を見る
○中林委員 質問の時間が参りましたので終わりますけれども、私どもは、今回の法案は今大臣がおっしゃったその方向に逆行しているのだということで、法案の撤回を求めて、終わります。
09月22日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第6号
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○中林委員 前回、国有林野法の問題で質問をさせていただきました。国有林が現在のように三兆八千億円の累積債務を生み出したその原因が、独立採算制に固執しながら高い金利の財投に依存せざるを得なかった、このことは政府自身もお認めになったと思います。そこで、この三兆八千億円をどう処理してい...全文を見る
○中林委員 確かに、民間委託もしながらそういう人たちも連れてという話は当然あるわけですけれども、現実、今でさえもそれが十分できないというのが現場の声になっております。夕張営林署がなくなれば管轄範囲が広がるのは当然のことで、しかも森林官そのものは減っていくわけですから、当然一人の担...全文を見る
○中林委員 それを見ますと、国有財産です。そこの中で、非常に重要だと思われる境界の問題、境界の検測、境界測量、境界標の設置ですね、標識の設置の問題、一体国はどれをやり、民間はどれをやるか、検討中ということでありますので、今はどういうふうに仕分けをされているのか、そこを明らかにして...全文を見る
○中林委員 いや、ここを今わざわざお見せしたのは、境界検測の場合、検測の実行はこれまでは国がやっていたのだけれども、今度は委託というふうになっているでしょう、これは委託されるのですか、それとも国がやるのですか。
○中林委員 それでは、標識を打ったり、それから境界の何か印があるのをちゃんと確認したりする実際の業務も全部国が責任を持ちますね。
○中林委員 それでは、それは私、この委員会で確認しましたので、国有財産の一番基礎の問題ですので、ぜひ守っていただきたいというふうに思います。  さらに、今回、あと五十年かけて、木が育てばそれを売って収入にするのだということで、立木販売の問題、これも非常に重要な問題だと考えます。...全文を見る
○中林委員 実際切る木の極印は渡すのでしょう、公益法人に。その点はいかがですか。
○中林委員 そうであるならば、わざわざ公益法人などつくる必要はないのですよ。国がちゃんとおやりになればよろしいじゃないですか。公務員に準じなければならないという重要な問題ですよ。だから、私どもは、公益法人をわざわざつくる必要はない、こういう国民共有の財産、しかも収入を得るという非...全文を見る
○中林委員 今の答弁でも、実は具体的には挙げられないと思うのですね。とらぬタヌキの皮算用とさっきも委員席の方で話がありましたけれども、まさに、だろうということでスタートしていると言わざるを得ないというふうに思うのです。  残りの五千億円の問題は、林産物の収入で五十年間かけて返す...全文を見る
○中林委員 今蓄積量の問題、森林調査簿に基づいてちゃんと計算すればそうなるんだというふうにおっしゃいましたけれども、その森林調査簿そのものが実は正確なのかどうかということを、現場の人たちは、とても正確ではない、自分たちは全体を見て回れるわけじゃないんだから、それは非常にアバウトな...全文を見る
○中林委員 それは大変明言だと思いますね。ちゃんと記録に残ると思いますが、いらっしゃれば責任をとっていただきたいというふうに思いますが、それさえもわからないでしょう、どんな事態になるかわからないのですから。今、非常に無責任な御答弁だというふうに私は思います。結局中途半端なんですよ...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、私どもは、大臣も言われましたように、今回は五十年ぶりの大改悪だ、こういうふうに思うのですね。それだけに、二十一世紀の日本の山をどうするか、国有林がどうなるか、これは全国民が注目していると思います。そういう意味では、本当に、十二兆...全文を見る
10月05日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第7号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、旧国鉄の長期債務法案、国有林野事業の改革特別措置法案等に対する反対討論を行います。  政府は、国鉄の分割・民営化に際して、長期債務問題の解決を図ることを最大の課題としてきました。しかし、二十五兆五千億円であった長期債務は、国鉄清算事業団が...全文を見る
11月06日第143回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○中林委員 私は、ミニマムアクセス米の問題について質問をさせていただきます。  昨年出されました新たな米政策の展開方向で、ミニマムアクセス米のうち、九米穀年度の販売未達成分二十九万トンについては、国産米の需給に影響を与えないよう、飼料用備蓄等として取り扱うものとするというふうに...全文を見る
○中林委員 いや、二十九万トン以外のものはもう既に加工用とか主食に回っているわけですからね。だから、二十九万トンを、ちゃんとここに政府の、農水省の文章として、国産米の需給に影響を与えないように飼料用備蓄等として取り扱う、与えないように取り扱うというふうに書いた趣旨、これは、それを...全文を見る
○中林委員 与えないようにするというのはミニマムアクセス米を決めたときの当然の前提だったわけですけれども、しかし、今回新たに二十九万トンは別にする、この新たな扱いの中でちゃんとそのことが書いてある。これは初めてですよ。国産米の需給に影響を与えないように二十九万トンは飼料用備蓄等に...全文を見る
○中林委員 答弁していないのですよ。その他のものは加工用、主食用に出ているのは当たり前の話ですよ。  それで、この二十九万トンをこういうふうにやったということは、九米穀年度について初めてこれは出てきたわけですよ。だから、これがむしろ今までどおりミニマムアクセス米の加工用だ、主食...全文を見る
○中林委員 あくまでも、もしそれが飼料用備蓄等にならなければ影響が出るとはおっしゃらない。しかし、それをやらざるを得なかったということは、影響が出るからでしょう。だからそういう言い方にしたということは、もうここの文章を見れば明らかですよ。  そこで、現実にミニマムアクセス米は、...全文を見る
○中林委員 どんなにごまかし答弁をされようとも、これまでずっとミニマムアクセス米が入ってきて、それが加工用に使われたり主食にも一部回るという状況の中で、国産米が影響を受けないわけがないですよ。しかも、四年前の閣議了解では、ミニマムアクセス米導入に伴う転作の拡大はしないとか、それか...全文を見る
○中林委員 時間が来たので終わります。
○中林委員 まず、中川大臣にお伺いしたいと思います。  食糧法施行後三年しかまだたっていないわけですけれども、この間日本の米生産というのは混乱に混乱を重ねてきたというふうに思います。米生産農家は、今後本当にこのまま続けていけるだろうか、こういうところまで追い詰められてきていると...全文を見る
○中林委員 自主的に減反の幅を広げていったんだというようなお話でした。それは自主的という名前で強制されているのですよ。そうしないと、例えば共補償による補償がもらえないとか、あるいは安定対策の八割の補てんができないとか、いろいろな政策誘導をしながら、みんな強制的に減反に参加をさせて...全文を見る
○中林委員 原因については、私は冒頭申しましたので繰り返しません。  そこで、では政府がおっしゃる備蓄運営ルールに基づいて政府の買い入れ量を三十万トンにしたというのですけれども、その前提として二〇〇〇年十月末の政府国産米在庫を二百万トンにする、こういう方針をお持ちなんですね。と...全文を見る
○中林委員 こだわらなくてもいいということになれば、当然、二百万トンで十一万トン差があるんですから、買えるわけですよ。だから、その二百万トンというのも、多少、政府の政治判断でどうにでもなる数字じゃないんですか。  私は本当に、二百万トンという一応目標だって、政府が立てた目標に十...全文を見る
12月09日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○中林委員 私は、昨年十二月三日、当決算行政監視委員会で石油公団問題についてただしました。そのとき、開発資金の七割を投資や融資の対象にしながら、失敗したら民間は返済しなくてもよい、こういう気前のよさが甘さを生んだという当時のマスコミの指摘も紹介しながら質疑をさせていただきました。...全文を見る
○中林委員 堀内前通産大臣の文芸春秋の論文では、新日本海石油に対して四十億円の未収金利放棄、これは平成六年度ですけれども、これについて五点にわたって問題点を論じておられます。  その第一点は、新日本海石油会社は「完全な出光石油主導の会社です。このような民間会社一社に、石油公団が...全文を見る
○中林委員 どういう清算処理をしたかというのはわかっているのですよ。それを聞いているのではなくて、国民の税金を使ってやったものは清算していく過程の中で当然ちゃんと処理すべきで、国民の税金だから公団として回収すべきものは回収するべきであった、そういう観点が抜けていると。裁判所がそう...全文を見る
○中林委員 さっきの堀内前大臣の指摘されている問題それぞれが、要するに国民の税金をこうも簡単に、いろいろな理由があるからということで、本来の責任を追及しないで棒引きにするような安易なやり方、これについて指摘をしているわけですよ。  それで、その背景は一体どこにあるのかということ...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、委員長にぜひお願いしたいのですが、やはり堀内前通産大臣にこの委員会に御出席いただいて、御意見を聞かせていただく機会をぜひとっていただくよう御検討をいただきたいということを申し添えておきますけれども、いかがでしょうか。
12月11日第144回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○中林委員 まず、日韓漁業協定問題について質問をいたします。  日本海の秩序ある漁業操業というのは山陰漁民の悲願でございます。それだけに、今回の協定に対する期待も非常に大きいものがございます。同時に、その合意事項を見ながら、さまざまな意見あるいは不安も私どもに述べられております...全文を見る
○中林委員 外務省の方にも来ていただいているわけですが、外務省の方には、それでは海洋法条約に基づいての質問をさせていただきたいと思います。  今回の新日韓漁業協定というのは、海洋法条約に基づいて新たな漁業秩序を築くために交渉してきたものだと思うわけです。国連海洋法条約の六十二条...全文を見る
○中林委員 今具体的な事前協議の中にそういう問題も個別には話しているというふうに聞いたのですが、実は、大臣、御存じだと思うのですけれども、これは島根県沖の地図なんです。日本海の地図です。経済水域と暫定水域、どういう漁業がその近辺で行われているかということの色分けのパネルでございま...全文を見る
○中林委員 相手国もあることですからこちらの主張ばかりというわけにはいかないのだと思いますけれども、基本は日本の主権でできる範囲内ということを踏まえて、ぜひお願いしたいというふうに思います。  さらに暫定水域のルールを初め、これから交渉すべき問題というのは、今までも言われました...全文を見る
○中林委員 さらに、海上保安庁にお伺いしたいので、これは確認になると思うのですけれども、排他的経済水域内で違法操業をしている船が暫定水域内に逃げ込んでいく懸念というのは物すごく感じているわけですね。そういう意味では、排他的経済水域で違法操業をしていることを現認した場合、それが暫定...全文を見る
○中林委員 次に、資源管理上問題になっている韓国漁船の韓国国内でも違法な操業船の問題、いわゆる無許可の取り締まりの問題など、協議の対象にはなっていると思うのですけれども、特に小手繰り船と言われるものだとか、それから操業区域違反の、日本海のギャングと言われているトロール船操業の問題...全文を見る
○中林委員 ただ、やはり日本側の業者が韓国側に買い付けに行かなければ、当然韓国の無法な操業、指定外の港で水揚げされていくという状況というのはなくなっていくだろう。それはお考えになるでしょう。そこはお認めになるでしょう、そこがもし取り締まれることになるならば。
○中林委員 今後の検討課題としてぜひ考えていただきたいと思います。そして、この新しい日韓漁業協定が、水産資源を枯渇させずに持続的に利用できて、日本海を日本の漁民が生活の糧として、本当に国民の食糧安定に貢献できていく、そういう海にするべく努力をしていただきたいと思います。  日韓...全文を見る
○中林委員 質問時間が終わりますので終わりますけれども、国会決議が三度あります。それから、九日の参議院予算委員会でも小渕総理大臣が、さらにいろいろな方法があるか勉強したい、つまりWTO協定の新しい貿易ルールをつくるということも含めて検討する課題だ、こういうふうに言っているわけです...全文を見る
12月18日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。よろしくお願いいたします。  ことしの四月四日の産経新聞によりますと、市場関係者は、国債を買っているのはほとんど日本人で彼らは格付には左右されない、こう語って、実際の影響はないという見方を示しています。ただ、この格付変更がきっかけ...全文を見る
○中林委員 マスコミ論評で、今回格付が下がったということに対して、こういう指摘があります。「格付け機関の判断が投機家の格好の材料になったわけだが、政府や自民党トップが景気対策に言及しても冷ややかな市場の“過剰反応”は、日本の政策決定機関への信頼が完全に失われていることを図らずも証...全文を見る
○中林委員 終わります。ありがとうございました。
○中林委員 まず、格付問題での大蔵省の見解をお聞きするわけですけれども、格付が下がったということが投機家の格好の材料になるということはわかるわけですけれども、先ほどの参考人の御意見も聞きながら、これはやはり、実体経済そのものが、市場経済はそこがやはり基本だということではないかとい...全文を見る
○中林委員 実体経済をよくするということで、一つは金融破綻に対する政府の施策、これも実は、信頼をどう高めるかということでは非常に大きな問題だというふうに思います。  そこで、日債銀の一時国有化について聞くわけですけれども、これまで投入された千四百億円の公的資金、この問題です。 ...全文を見る
○中林委員 日銀の理事が毀損する可能性が大きいと。いわば、新聞論調を見ると、公的資金はもう返らないというのが大方の予測になっているわけですね。  長官は、その点、どのように予測をされていますか。もちろん、再生委員会でやられるということは私も百も承知ですけれども、見通しとしてお伺...全文を見る
○中林委員 私は、これまで二度にわたる延命策を日債銀に対しては政府はとってきたというふうに思います。  それで、これからの問題だとか、それから、記者会見で政府筋の発言を聞くと、例えば、日野長官は十三日の記者会見で、当時としてはやむを得なかったんだ、こういうふうにおっしゃっていま...全文を見る
○中林委員 もう時間が来ましたので終わりますけれども、長銀にしろ今回の日債銀にしろ、いわば政府が介在して、審査をして、債務超過ではないと言い切って公金を投入していた、しかも、今度国有化するということになれば、幾ら私たちの税金使われるかわからない。こういうことではとても納得できませ...全文を見る