中林よし子

なかばやしよしこ



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中林よし子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○中林委員 昨年七月二十八日、私の質問に対して当時の大臣、中川大臣が、構造改善事業の問題で「調査をした結果、甘い汁を吸っているとか、あるいは農家を食い物にしている、そういう事実はなかったことだけははっきり申し上げたいと思います。」「この後出るということが全くないということを私は信...全文を見る
○中林委員 私は、それはおかしいというふうに思うのですね。それは、現に農水省に投書などのたぐいがあっての調査だったはずです。  これは読売新聞の去年の十月二十一日付の報道ですけれども、農水省には一昨年三月以降、構造改善局職員と業者との癒着を告発する文書が何通も寄せられていた、問...全文を見る
○中林委員 私は、こういったものを本当にすべて国民の前に明らかにしていくこと、これが一番の出発点であるというふうに思います。  今、メモがある、このようにおっしゃっておりますので、当然当委員会に資料として提出していただきたい、このように思いますが、いかがでしょうか、委員長。
○中林委員 内部で聞き取り調査をしたメモだから出せないというようなことをおっしゃるのだけれども、私は、本当に今回の調査というものが、そういう投書だとか風評だとかに基づいて徹底的な調査をやっていく、厳正な対応をしていくという姿勢があるならば、あの中間報告のような甘い甘い報告にはなら...全文を見る
○中林委員 私は、こういう事実を全部本当に表に出さないと、この中間報告での結論づけで、これらの中傷の中で、事業の採択やコンサルのあっせん等に伴い便宜供与が行われ、その一部は、公務員としてあるまじき行為に該当するのではないかという指摘があったが、関係者から聞き取り調査した範囲内では...全文を見る
○中林委員 大臣のそういう認識では、私は本当に解明はできないというふうに思います。  というのは、小西構造改善局総務課長が、去年の七月五日の記者会見で、農水省に寄せられた告発の投書について、大きいものは三回だ、平成九年三月、同十二月、それから平成十年三月ごろ、局長あてで、一部は...全文を見る
○中林委員 全然聞いていることと違う答弁なんですよ。
○中林委員 承知しているかどうかというのじゃなくて、見たのかどうなのかと聞いているのですよ。
○中林委員 それで、再調査を言われ、もう一回やられて、今回のような事態になっているわけでしょう。最高責任者の大臣がこういう重大な問題、少なくともマスコミで取り上げられているような重大な問題を、存在は知っているけれども見ないなんという手はないと思いますよ。これでは厳正な処分だとか厳...全文を見る
○中林委員 私は、ここまで大きな問題になっているし、国民が注視している中で、これ以上構造改善局あるいは農水省全体で隠そう、隠そうとされるのはよくないというふうに思いますから、もう徹底的に皆国民の皆さんに見ていただきたいという形で問題に対処していただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○中林委員 既に内部調査が始まっていたということのようですけれども、私どもは、本来これだけ重要な問題ならば、あの十カ月間の空白時間というのはやはりどうしても納得がいかない。ある報道によると、時効を考えていたのではないかというような話まで出てきているわけですので、その点は、局長が内...全文を見る
○中林委員 それならば、例えば、便宜供与に関して収賄罪に値するような問題は農水省では扱わない、こういうことですか、大臣。
○中林委員 それでは、農水省の予算にかかわり、そして事業にかかわる者の中に、いろいろな癒着の問題、不正問題があったということを倫理規程だけで済ます。私は、もっと農水省自身がそこのところをえぐって、本来ならば、刑事問題にもなりかねないような問題もあるという認識に立っていくならば、こ...全文を見る
○中林委員 問題は、ただ農水省の倫理規程に違反した、公務員倫理規程に違反した、そこをもう逸脱しているじゃないか、いわば、職務権限が及ぶようなところの便宜が図られているという事実がいろいろ指摘されているんですから、もっとそういうところまでしっかりした調査が必要ではないか。私はその決...全文を見る
○中林委員 では、この構造改善事業の中身に入りますが、平成九年九月に、総務庁行政監察局の方から行政監察結果報告書というのが出ております。この報告書を見ると、かなりの問題が指摘をされております。  もう時間がありませんので逐一言えませんけれども、例えば、長野のある地区では、農村景...全文を見る
○中林委員 終わります。
02月24日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○中林委員 まず最初に、大臣所信そのものについてお伺いしたいというふうに思うんですが、私は、玉沢大臣の所信表明を聞きながら耳を疑いました。それは、昨年、そしてまた、ことしにかけてですけれども、農水省の構造改善事業にまつわるあれだけの大きな癒着の疑惑問題、不正問題、そして、農水省始...全文を見る
○中林委員 政策執行の面における一番の出発点、それは綱紀粛正であり、公正な行政だというふうに思うのですね。そうであるならば、やはりそういう処分をし、調査もしてやった一番最初の所信でございますから、当然、私は大臣として述べられるべきであったろうということを最初に申し上げておきたいと...全文を見る
○中林委員 この事実はお認めになりますね。
○中林委員 昨年の新しい農業基本法の審議の際に、自給率一%上げるのにも大変な努力が要るんだ、このようにおっしゃっておりました。この各国の自給率の推移を見ると、一%どころかかなりの比率で上がってまいりました。  では、大臣、今各国はいろいろ事情が違うんだ、このようにおっしゃいまし...全文を見る
○中林委員 もう一点答えられていないのですが、よその国はなぜ食料自給率が上がったとお考えでしょうか。
○中林委員 これまで繰り返し政府は、日本の食料自給率が下がったのは、国民が日本型食生活から肉などをたくさん食べるようになって、食味が変わったからだ、こういう説明をしてまいりました。  今、イギリスの例を挙げられましたけれども、イギリスは、一八〇〇年代の後半に穀物法の廃止で自由化...全文を見る
○中林委員 一〇〇%自給しなさいなんてことは言っていないんですよ。一九七〇年代あるいは一九六〇年代の大豆や麦の自給率、今よりも高かったわけですから、少なくともそれぐらいはできるというふうに思うんですけれども、大臣は問題をすりかえてもらっては困る。私ども日本共産党は、日本で一〇〇%...全文を見る
○中林委員 大臣は、首相の答弁に加えて、社会的な情勢の変化だ、農地を転用、公益的な、国民の全体の福利といいましょうか、それに資するために農地が提供されたんだというようなことをおっしゃいますけれども、私はやはり、担い手がそこにしっかりいて、農業をやる人がいれば農地は減らなかっただろ...全文を見る
○中林委員 大臣はとんでもないことをおっしゃっている。  そうしたら、地主がいて、小作農家がたくさんいる、そういうかつての時代の方が大臣はいいとお考えなのでしょうか。
○中林委員 私は、比較にならない比較をしているわけではありません。一戸当たりの農家の所得、これがこの間どのぐらい伸び、国際比較してみたら、アメリカは三倍以上伸びていますよ、日本の場合はわずか一・二倍にしかなっておりませんよと。これではやはり担い手が育たない。  やはり農業所得が...全文を見る
○中林委員 統計上、私たちは、極めて冷静に、本当に同じレベルで比較ができるもので判断したいということで出しております。  それから、これまで農政というのは、規模拡大すれば所得が上がってよくなるんだということで新農政というのをしかれて、随分規模拡大もやってまいりました。しかし、規...全文を見る
○中林委員 今示されたように、二〇一〇年では、カンショも大幅ダウン、野菜で四%ダウン、果物で五%ダウン、牛肉で六%、豚肉が三%、鶏肉が八%、それぞれ下がってまいります。それから魚介類も七%下がる。飼料作物は、作付面積が四万ヘクタールも減って、生産量が十万トン減るということで、これ...全文を見る
○中林委員 関係者たちと連携しながら上げるよう努力をしていくというふうにおっしゃったんですが、関係者の中でも一番大きいのは農協だろうというふうに私は思うんですね。  一月一日の日本農業新聞に、全国の農協組合長に対するアンケートが載っておりました。これを見ますと、今大臣は新農業基...全文を見る
○中林委員 イギリスは九〇%が平野というか平地で、日本とは国土の条件が違うんだとおっしゃった、これは中川前大臣も同じようなことをおっしゃったんですね。しかし、私は、率直に、一九七〇年代、日本より自給率が低かったイギリスにしてもスイスにしても、今ずっと上がってきている、そこはやはり...全文を見る
○中林委員 言われましたように、ほぼやっているのです。スイスでは、憲法に、パン用小麦の食料自給を連邦の政策として明記されております。その憲法二十三条の二では、一、パン用小麦の備蓄、二、その生産を可能にする水準での連邦による価格支持、三、パン用穀物の輸入関税収入の国内穀物供給費用へ...全文を見る
○中林委員 非常に長い歴史を持っているのですが、これを研究し、日本の農政にもぜひ生かしていただきたいというふうに思います。  そこで、私は、自民党が基本政策小委員会というところで自給率問題を論議されているというふうに思うのですが、ここにその小委員会の速報版というのを持っているの...全文を見る
○中林委員 記事じゃなくて、政策なんです。これは赤旗で発表しましたけれども、パンフレットになったり、政策集としても出しております。日本共産党の農業政策をしっかり見ていただかないで、自民党の中の小委員会ではありますけれども、それについて、根拠があるとは承っていないなどと無責任なこと...全文を見る
○中林委員 支持されるのならば、アメリカを中心とした輸出国体制を世界のルールにしようとしているWTO体制そのものを改定すべきだと日本共産党が一貫して主張してまいりましたけれども、その方向に向かって、四十一カ国といわず、ぜひ多くの国々と共同して進んでいかれることを私は強く要望してお...全文を見る
○中林委員 千三百五十三億円というのはもう膨大なお金だというふうに思います。  問題は、なぜこのような繰越額が生じたのか、適切に畜産、酪農に対して支援がなされているか、こういう問題に係る重要問題だというふうに思います。畜産、酪農の現状、このように千三百億円を超える予算が余るとい...全文を見る
○中林委員 法律に基づいてということは、それはそうなんですよ。ただ、法律に基づいてだけれども、事業団に交付したお金、それから事業が計画されていくわけですけれども、その指定事業の中身の予算については国会では触れることができない、そういうことになっているわけですよ。  だから、今の...全文を見る
○中林委員 非常に強い要望でございますので、千三百億円を超える未使用金があるわけですので、これは当然農民に還元されるべきお金だというふうに私は思います。  私、時間が来ているんですが、会計検査院の方に来ていただいておりますので、最後に質問させてください。済みません。  会計検...全文を見る
○中林委員 以上で終わります。
03月08日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、大豆なたね交付金暫定措置法及び農産物価格安定法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の理由は、第一に、生産費を基準にした基準価格と販売価格の差額を補てんする現行の不足払い方式を定額助成方式に改めることは、国の価格支持制...全文を見る
03月16日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 今日本の畜産、酪農は、この間政府が進めてまいりました多額の設備投資を伴う規模拡大や牛肉自由化による畜産物の大量輸入、それから畜産物価格の連続的な価格引き下げの結果、大変な危機に陥っています。  それを示すのが農家一戸当たりの負債額だと思うのですが、自由化してからこの...全文を見る
○中林委員 現状認識は同じだというふうに思います。  そこでお伺いするわけですけれども、現行の加工原料乳生産者補給金等暫定措置法、この第十一条で保証価格の金額についてこのように書いてあるわけです。「加工原料乳の生産者の販売価格について、生乳の生産条件及び需給事情その他の経済事情...全文を見る
○中林委員 再生産が保障される価格、今回の諮問、手取りが下がらないようにという、極めて、一円の単位じゃなくて銭の単位がこの世界では通用する、そういうことを諮問したのだとおっしゃるけれども、しかし、そのぐらいでは再生産を実際には確保できないのじゃないかと私は思います。今の低い乳価で...全文を見る
○中林委員 経営の合理化によって労働時間を短縮することを目指したいとおっしゃったのですが、このところ製造業の労働時間はずっと減っております。ところが、酪農の方は労働時間そのものがむしろふえ続けています。  だから、今大臣がおっしゃったこと、それを解決する道を私はぜひ提案したいと...全文を見る
○中林委員 私は、いろいろな要素の中に実は、長時間働いて何とかそこでやりくりしていこう、規模拡大もしてコストも下げて、そういう酪農家の皆さんの今までの苦労が、結果的に乳価を下げる要素に反映されてしまっていると。だからこそ引き下げられたんだから、もうこれは今ぎりぎりのところまで来て...全文を見る
○中林委員 私は、今、酪農家の方々のいろいろな悪循環の中で決定的なのは、やはり乳価が本当に上がれば、ふん尿処理の問題もヘルパーの問題も、あるいは労働時間ももっと改善されていくだろうというふうに思いますので、るる申し上げましたけれども、そこを十分取り入れていただいて、価格の引き上げ...全文を見る
○中林委員 大豆の方もそういう方向に法律的になってしまったわけですけれども、私は、やはり価格支持制度というのは守っていかなければならない大切なものだと思います。  ところが、WTO協定、これを障壁だということで全部価格支持制度をなくしてしまおうとするこの間の動きがあるわけですけ...全文を見る
○中林委員 政府も、こういうハイファットチーズが圧迫要件だと思われるから、国際機関に対して関税の高い方への分類へということでの申請をされて、協議されているところだ、その努力は認めます。  同時に私は、これまで本当に政府がやらないセーフガードですね、特別セーフガードは自動発動です...全文を見る
○中林委員 バター対策というのは当然やる必要があるというふうに思いますけれども、全体の乳脂肪分の消費というのは減ってはいないし、政府はそういう関税の分類をチーズの分類じゃない方向へということで今交渉中というのは、そういうものが圧迫要件になっていると考えるからこそやっておられるわけ...全文を見る
○中林委員 要するに、私たちがこれまでもう再三、関税収入の未使用分を財源にして、当然、畜産農家、酪農農家に還元すべきという主張をしましたし、先般も大臣にお約束いただいたわけですけれども、農畜産事業団が繰り越しているお金、千三百五十三億円を財源にして、特にぬれ子対策、ヘルパー制度の...全文を見る
○中林委員 私は、法的根拠も示して、当然使えるべきお金だということで、今酪農家の皆さん方がぬれ子対策、ヘルパー対策の充実改善を求めているわけですから、ぜひそこへ思い切った施策をとっていただきたいということを重ねて要求し、今、この委員会でも再三出ているふん尿対策の問題、特にリース事...全文を見る
○中林委員 思い切った前向きを要求しておきます。  終わります。
03月23日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、青年等の就農促進のための資金の貸付け等に関する特別措置法に対する修正案の提案理由を説明します。  九九年現在の農業就業人口は三百八十四万人と一九六〇年の四分の一にまで減少し、このうち六十五歳以上の者が半数を占めるなど、農業労働力の激減とと...全文を見る
04月03日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○中林委員 本筋の質問に入る前に、有珠山噴火の災害に対しまして、関係の皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。今、内閣挙げて、道や関係市町村とその対策そして日々の対応をしていただいていることに心から敬意を表したいというふうに思います。  農水大臣、質問通告をしていないのですけ...全文を見る
○中林委員 大蔵大臣もいらしていて、答弁は求めませんけれども、財政的な支援もぜひ、検討していただいていると思いますけれども、よろしくお願いしたいというふうに思います。  さて、きょうの私の本題は、中海本庄工区干陸事業の問題です。  この問題は、この干陸事業の行方を検討する、論...全文を見る
○中林委員 報告書そのものの中身で、なぜこういう三論併記にならざるを得なかったのかという大臣自身の見解を聞きたかったのですね。  今回、私は非常に重要だと思いましたのは、事業がスタートして四十年近くかかった、島根県でも検討して三論併記が出た、また調査をし、それを土台にしてこの一...全文を見る
○中林委員 問題は、本来ならば、これだけ専門家が集まって、二年間の調査の結果に基づいてやっているのですから、どちらかに、漁業振興なのか農業利用なのか、ここに集約されるはずだったのです。それが三論併記に、しかも軽重がつけられていないということでは、干拓するという結論には達しなかった...全文を見る
○中林委員 今三論をそれぞれ言われて、だからこそ私は、なるべく短い答弁で済むように、きょう資料としても三案の比較表をくっつけて出しましたので、よく見ていただければというふうに思っております。  そこで私は、干陸、少なくとも農水省が当初の計画であった、これは干拓していくんだという...全文を見る
○中林委員 三メートルの厚さならば大丈夫だ、こういうふうにおっしゃいましたけれども、これが公表されていると言われている中海層の写真というのか分布図といいますか、これを見ると、中海側の方に沿って白い部分というのはたくさんあるのですよ。地質学者はあの中を調べておりまして、玄武岩が頭を...全文を見る
○中林委員 そのときの費用は計算していますか。
○中林委員 構造改善局長、間違いないですね。  毛布みたいなものをそこへかけるというわけでしょう、押さえ層というのは。ブランケットとかなんとかいうようなことでやるのだろうというふうに思うのですけれども、そうすると、農地として成り立たないだろうというふうに私は思います。ましてや、...全文を見る
○中林委員 可能だという結論に無理矢理にしたら後で本当に大変な問題を含んでくるというふうに思いますので、これはきょうだけで解決できないと思いますので、重ねて、科学的な問題の解明については今後の議論に置きたいというふうに思っております。  百歩譲って、では農地ができたといたします...全文を見る
○中林委員 私は、既にできている四つの干拓地の中で一番うまくいっているであろうと言われている揖屋干拓地の農家の人たちの声も既に直接聞きましたし、島根大学の鹿取先生が、七十七軒の入植あるいは増反の農家の方々に聞き取り調査を行っておられます。これを見ると、七十七軒中、拡大したい、この...全文を見る
○中林委員 私も、一般的な農地造成に反対しているわけではありません。非常に問題があるところだからこそこれはやめるべきではないかという提案をしているわけで、そして、本来農水省がやるべきは、既にもう投資をして農地を切り開いているところが今大変困難に直面して、返済金もままならない、こう...全文を見る
○中林委員 では、水産利用について非常に深い関係がある環境問題、とりわけ水質問題についてお伺いしたいと思います。  水質問題では、宍道湖、中海全域について、農業利用と水産利用の場合の水質予測データ、これが提出されております。このシミュレーションのデータを見ると、今お配りしている...全文を見る
○中林委員 それがおかしいんだということで、私はわざわざこの資料を提出したのです。研究者は、この違いというのはかなりの大きな違いがあるというふうに見ております。  農水省が責任を持った本庄工区の中だけの水産利用の予測、この水質の水理工学的な観点からの予測ケースがあるわけですけれ...全文を見る
○中林委員 この事業、四十年近くたって、もう二十一世紀を迎えようとしているときに、日本の中での宝と言われている汽水域を本当に自然環境として残しながら、水産利用としても、観光地としても大いに生かしてこそ本当の意味で投資が生きていく道で、これ以上の農地利用という開発の方向は破壊以外の...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 本会議 第25号
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○中林よし子君 私は、日本共産党を代表して、社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律案について質問いたします。  本法案の最も大きな問題は、社会福祉事業法の基本理念から事業の実施主体である国及び地方公共団体を削除し、公的責務を著しく後退させている問題です。  憲法二十五条は、...全文を見る
04月19日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○中林委員 私も、まず最初に、有珠山噴火災害対策の問題から。  先ほどから農水大臣の決意も聞かせてはいただいております。しかし、現地の農家の方あるいは水産業の方々は、問題が、大変要求が具体的になっているというふうに思います。  北海道、それから北海道議会が十五日に総理にあてて...全文を見る
○中林委員 被害が長期化してまいりますので、私たちが予測する以上の大変な問題が出てくると思いますので、引き続き政府として国の責任を果たしていただきたいというふうに思います。  そこで、私は、食料・農業・農村基本計画について質問をいたします。基本計画を拝見いたしました。大変いろい...全文を見る
○中林委員 逃げ口上ではないというふうにおっしゃるんですけれども、しかし、目標数値の中に消費者の食生活の改善が二・二ポイント含まれている。押しつけではないんだけれどもとおっしゃっているんだったならば、これは外して、本筋で目標数値を決めるべきではないのか、こういうふうに思うんですけ...全文を見る
○中林委員 かつての社会主義国のと、こういう話をお出しになりました。私どもは、今チェコの例をお出しになりましたけれども、これらの国がよかったという評価は与えておりません、国有化万能論もとっておりません。  ただし、計画経済というのは、今この数値目標そのものが計画経済なんです。だ...全文を見る
○中林委員 これは前の農業基本法第八条に基づいて、これまでも需要及び生産の長期見通しをつくってきたわけです。この見通しが狂った場合の政府の責任について見れば、農林法規解説全集においても明確に、見通しが狂った場合、政府として政治責任は逃れられないものと考えると明記されております。だ...全文を見る
○中林委員 大臣、基本的には同じでございますと言われて、私は、価格保障をやっていただける、農産物の輸入制限をしていただけるものだというふうに思ったんですが、具体的施策になるとちょっと違ってきたということで、ただ基盤整備だとかそういうことだけでは、何割減、何割減という農家の努力目標...全文を見る
○中林委員 言葉の決意はよろしいのですけれども、具体的にどうするかという問題が問われているというふうに思います。  十七日に、今回の事件が、農産園芸局だとか畜産局にも広がっているということで、調査の拡大ということで、前に出していた大臣訓令を廃止して、新たな訓令が出ましたね。私は...全文を見る
○中林委員 私が指摘したように、厳重な、農水省として、司法当局は司法当局でおやりになる部分があると思うんですけれども、省として自浄能力というものを発揮しなければ、もう国民の信頼は得られないというふうに思います。  そこで、具体的な問題に移りたいと思います。溝上容疑者が出向してい...全文を見る
○中林委員 だからこれは事前に、私はこれで質問します、よく読んでいていただきたい、感想を求めたいというふうに思って、これは延び延びになっていた質問ですから、もうかなり大臣にもお読みいただける、そういうものですが、では、あえて感想は求めません。  今、あってはならないことだとおっ...全文を見る
○中林委員 もう余りにも、私は事実を突きつけているんですよ。これで公正だなどとあなた方はおっしゃっているけれども、とんでもないというふうに思います。だからこそ、この北海道の報告書から農水省は学ばなければならないというふうに思います。  関東農政局の問題は赤旗だけが報道したのじゃ...全文を見る
○中林委員 北海道のこの調査は、公正取引委員会の指摘がやはりあってこそ、ここまで調査ができた、よくぞ調査をやられたというふうに私は思います。  そこで、この報告書では、公共工事に関しては外部からの働きかけがあったことは否定できない、外部からの働きかけにはさまざまな形態があり、一...全文を見る
○中林委員 農業農村整備事業をめぐる疑惑というのは、農政全体の信頼を揺るがすような問題だというふうに私は思います。  これまで農水省の独自の調査が何回も行われました。その都度、私どもは裏切られてまいりました。今回、改めて訓令が出て、対象も広げるというのは、その自浄努力の第一歩だ...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○中林主査代理 これにて竹本直一さんの質疑は終了いたしました。  次に、栗原博久さん。
○中林主査代理 これにて栗原博久さんの質疑は終了いたしました。  次に、青山二三さん。     〔中林主査代理退席、主査着席〕
○中林主査代理 これにて石毛えい子さんの質疑は終了いたしました。  次に、藤木洋子さん。     〔中林主査代理退席、主査着席〕
○中林主査代理 これにて藤田幸久さんの質疑は終了いたしました。  次に、栗本慎一郎さん。     〔中林主査代理退席、主査着席〕
04月20日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農産物検査法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の第一の理由は、農産物検査を国から民間に移行することは、公正中立な検査の水準を保ち、さらに消費者の期待にこたえる検査の拡充を困難にさせるからであります。  登録検査機...全文を見る
04月21日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○中林主査代理 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院関本第二局長。
○中林主査代理 ただいまの会計検査院の指摘に基づき講じた措置について説明を聴取いたします。瓦防衛庁長官。
○中林主査代理 この際、お諮りいたします。  お手元に配付いたしております決算概要説明等のうち、ただいま説明を聴取した部分を除き、詳細な説明は、これを省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中林主査代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○中林主査代理 以上をもちまして総理府所管中防衛庁・防衛施設庁の説明は終わりました。     —————————————
○中林主査代理 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。奥山茂彦君。
○中林主査代理 これにて奥山茂彦さんの質疑は終了いたしました。  次に、島聡さん。
○中林主査代理 これにて島聡さんの質疑は終了いたしました。  次に、中路雅弘さん。
04月26日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○中林委員 我が党は、農協系統金融の内部でセーフティーネットを構築して、救済と支援の措置をとること自体には反対するものではありません。しかし、金融ビッグバンに対応するために、ほかの金融業態との横並びで、協同組合の原点に反するような措置を導入することには賛成できません。なぜならば、...全文を見る
○中林委員 要するに、他の金融業態と横並びのものだということだと思うんですね。  現在の農水産業協同組合貯金保険機構の財務内容は健全だと思うんですけれども、これはどうなのか、責任準備金残高は、制度発足以来着実にふえて、現在の残高は約千七百億円となって、現状では十分な額だというふ...全文を見る
○中林委員 本法案では、金融危機への対応として、予算で定める金額の範囲内において、政府が、貯金保険機構に、危機対応業務に要する費用の一部を補助することができるという規定を設けることとしています。前回の法改正で、貯金保険機構の農林中金または日銀からの借り入れについて政府が保証できる...全文を見る
○中林委員 これ以上論議はしませんけれども、先ほどからこの委員会で言われている自己資本比率四%以下のところも農協としては非常に減ってきているという御報告があって、かなり改善はされてきていると思うんですね。今大臣が、破綻するおそれがあるから、その準備は着々と進めておかなきゃならない...全文を見る
○中林委員 それならば今までどおりでいいんじゃないかという感じがしないでもないんですね。今までだって合併はかなり促進されてきているし、だから、新たに外部から資金の導入を優先出資という形でやる必要もないし、また、内部で破綻農協の処理はやってきていたわけですから、そこに行政庁が入って...全文を見る
○中林委員 今までも農水省の指導のもと、各単協は自己資本比率を高めなければならないという絶対命令があって、四%以上にしなければいけないということがあって、北海道などでは離農勧告を農協みずからが農家にしなければならないというような大変深刻な事態というのはあったんですよ。それをやって...全文を見る
○中林委員 大臣からそれが重要だという基本的認識を披瀝していただきましたので、私は、それを踏まえた上で、以下いろいろ質問したいというふうに思うのです。農協系統金融の構造的問題として、金融機関として見た場合、資金調達機能に比べて資金運用機能の極端な弱さが挙げられております。系統金融...全文を見る
○中林委員 ちょっと歴史的に振り返る必要があるのではないかというふうに私は思います。  これは、「農業と経済」の九八年七月号に東京農大の日暮さんという方が指摘をしているのですが、農協は、営農指導に取り組み、銘柄産地を形成し、生産された農産物を有利に販売する、その代金が農協に振り...全文を見る
○中林委員 私は、この指摘をされていることを大臣もお認めになっていると思うのです。  そこで、今お配りしている資料を見ていただきたいというふうに思うのです。  農協の貯貸率と貸出金の用途別残高、それから貯金財源の源泉別内訳の推移をグラフにしたものです。及び農林公庫、その他制度...全文を見る
○中林委員 もちろん、そうですよ。農外収入の方が今農家の収入の面で多くなっているというのが、農業生産そのもののゆがみをあらわしているものだというふうに思います。  さらに、「農林金融」のことしの二月号に、大変興味深い調査結果が出ております。これがそうですけれども、アンケート調査...全文を見る
○中林委員 新食糧法をつくられたときに、売る自由があるんだ、魚沼コシヒカリみたいなものをつくれば高く売れて収入が上がるんだと、認定農家を誘導するときにも、北海道では一万六千円ぐらいですけれども、本土では、私の地元などでは、六十キロ当たり二万円の計算で所得の計算をして、認定農家にな...全文を見る
○中林委員 基本法に基づいて輸入を義務化し、価格保証を市場原理に投げ出してしまうということでは決して農家の経営はよくならない、それによって農協の金融系統の改善が図られるとは到底思えない。だからこそ、私は組合法の目的、第一条を確認させていただいたんですけれども、この目的に沿ったこと...全文を見る
05月09日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○中林委員 まず、酪農家の置かれている現状から大臣にお尋ねしたいと思います。  今、日本の酪農は大変な危機に陥っています。前回、価格決定時に、私の質問に対して、大臣も、負債がふえて離農する農家がふえている現状をお認めになりました。  日本の酪農農家は、八九年から昨年までの十年...全文を見る
○中林委員 ゆとりがなくて、そして、労働時間も非常に多い、離農もふえているというのは前回お認めになったんですけれども、今回はなかなか素直にはそのことを述べられませんでした。しかし、現実は離農が相次いでいるということです。  なぜ離農するのかということで、北海道農政部が九八年に、...全文を見る
○中林委員 価格の下落そのものは、事実が何よりも物語っていると思います。  私も北海道の酪農家の方々と会って、今後の価格がどうなるのかということが、さらに将来不安をかき立てておりました。  今回、政府が導入しようとしている不足払い制度の廃止の問題なんですが、乳価は政府によって...全文を見る
○中林委員 大臣、お言葉を返すようですけれども、私どもは、農民にとって国民にとってよりよい法律であれば、すべて賛成をしてまいりました。この国会でも、政府提出の法案に賛成しているものもあるわけですから、すべて反対と、このような事実に基づかない発言は撤回していただきたいと思います。
○中林委員 事実に基づかない発言、推測による発言、それは、大臣ともあろう方は慎んでいただきたい、厳重に抗議しておきます。  そこで、この大事な生命線を、今、大臣も十分役割を担ってきているんだと評価をされました。自由民主党がつくってきたんだ、その自由民主党がつくってきたものを、今...全文を見る
○中林委員 実際はまだ決まっていないんですよね。そうですね。今うなずいておられて、実際はまだ決まっていない、これからだという話で、前年度が一つの基準になるということは、前年度とは、今年度の加工原料乳の価格になるわけですよね。  そうすると、今年度が下がっているんですよ。だからそ...全文を見る
○中林委員 今農家の方々はぎりぎりのところをやっている、不足払い制度よりもこの補給金制度の方がよくなるんだと、あなた方はおっしゃっているわけですね。しかし、このコスト変動率を掛けるということは、少なくとも今農家の人たちはコスト削減の経営努力をやらないと、とてもじゃないけれどもやっ...全文を見る
○中林委員 メーカーと相対取引の話は後で質問させていただきたいと思うのですが、今言われたように、激変緩和措置というものは稲作経営安定対策と同じようにとっていくんだという方向性は、私も説明を受けているのですね。でも、稲作経営安定対策そのものが、実は稲作経営を安定させていない。八割補...全文を見る
○中林委員 今まで繰り返し私が質問しても、下落しないという保証をあなた方からは言明を受けておりません。  私は、これまでの説明で、米のときもそうだったのですけれども、この加工乳のときも、いいものをつくって需給調整すれば価格が上がっていく、こういう説明をされるわけですね。幾らプレ...全文を見る
○中林委員 聞いてはいないとおっしゃっても、結果的には引き下げの方向に私は向かうと思うのですね。特に、ブロック単位とメーカーの間の相対取引だ、これで対等の関係で乳価が上がるようなこともおっしゃったわけですけれども、もう既に飲用乳は相対取引になっております。この飲用乳の価格というの...全文を見る
○中林委員 私は、そのとおりにはならないというふうに思います。  それから、もう一方で、酪農家がゆとりある経営をしようと思ったならば、ヘルパー制度の充実、これはやはりどうしてもやらなければならないことだというふうに思います。  今回の価格決定で、今まで実質、乳価の一部になって...全文を見る
○中林委員 そこは使えないのなら、しかし、あそこは非常に不明朗になっていて、まだまだ余裕があるということで、この改善の要求、拡充の要求を私はさらにしておきます。  最後に、豚コレラの問題で質問したいというふうに思います。  豚コレラの生ワクチン接種中止の問題で、先日、日本養豚...全文を見る
○中林委員 アメリカだとかEUだとか、接種を中止しているというのは知っていますけれども、これらの国は輸出国ですよ。ですから、私どものは、ワクチンというのは菌を植えつけるんですから、それはわかりますよ。わかるけれども、それを打っていなければ、発生した場合、大変な事態になるということ...全文を見る
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。  本法案は、加工原料乳の不足払い制度と指定乳製品の価格安定制度という価格支持の制度を廃止し、加工原料乳と指定乳製品の価格を市場原理にゆだねるものです。...全文を見る
05月11日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○中林委員 法案質疑に先立ちまして、九日の北海道の談合問題での藤田議員の質問に関連して、再度ただしたいと思います。  私は、談合問題に北海道農政部次長ポストにいた農林水産省の職員がかかわっていたのではないか、調査すべきではないかという藤田議員の質問に対して、公正取引委員会の調査...全文を見る
○中林委員 まず局長の答弁ですけれども、次長に転出していた人たちに問いただしたのだけれども、そういうものに立ち会ってはいない、こういう御答弁でしたけれども、この二十年間、八人が次長へ転出をしていますね。このお一人お一人すべてにお聞きになったことでしょうか。
○中林委員 九日の質問のときに藤田議員も指摘をしておりましたけれども、北海道議会では、次長も立ち会っているケースもあったと答弁を部長がされております。これは会議録がちゃんとあるわけです。  だから、そういう意味では、局長が三名に問いただした、その事実はなかったとおっしゃるんです...全文を見る
○中林委員 立ち会っていなかったという確認はいつなさいましたか。
○中林委員 そうすると、北海道議会の答弁と食い違いをするわけです。  それで私は、少なくともこの二十年の間、役職柄そういう立場になかったのではないかという一つの判断が局長の間で働いているということと、それから、三名に聞いたんだけれども、立ち会っていなかったという確認をとったとい...全文を見る
○中林委員 先ほどの大臣の答弁は、調査をしないとはおっしゃらなかったわけで、強くこの問題でも引き続き私たちは事実関係を明らかにしながら、農水省の農業公共事業にまつわる談合の問題で、北海道庁としてはちゃんと自浄能力を今発揮しつつあるというところです。そこに出向していた農水省の役人、...全文を見る
○中林委員 組合長などから、民間の話し合いというのは大変有効に働いていると、相手と心の交流もできて、韓国側の人からもお手紙が来たり、非常にいい方向に向かっているというふうに私は思いますので、今長官がおっしゃった方向で、水産庁としてもぜひ進めていただきたいということを申し上げておき...全文を見る
○中林委員 先ほどから、プレジャーボートの放置問題が論議されているわけです。  これは随分前から問題になっていて、だんだんふえ続けて全国で約三十万隻ということで、漁船にほぼ並ぶ数になっております。このうち、許可なしの放置艇が十三万八千隻ということで、全国の漁港で漁業活動に支障を...全文を見る
○中林委員 先ほどから、廃棄する、処分の技術の確立の問題を運輸省の方もおっしゃっているわけですが、ただ、これはメーカー側にも一定の責任があるというふうに思いますので、メーカー側との協力関係はどのようにされているのか、その点について運輸省の方に答弁を求めたいと思います。
○中林委員 メーカー側にも責任があるわけですので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  最後に、水産物の自給率の問題で基本計画が出されました。これを見ますと、二〇一〇年には現在の六六%から七七%、一一ポイントふやすということになっているのですが、消費は横ばいというこ...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、魚介類においても、やはり漁民の人たちは輸入が増大していることに大変懸念を抱いております。輸入量は減らないわけですので、政府の強い姿勢を要求し、自給率向上を目指すことを要望して、質問を終わります。
05月22日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○中林委員 運輸大臣にお聞きいたします。  石見空港を含む島根県、広島県、山口県の上空にある米軍の戦闘訓練空域エリア567について、私はこれまで三回にわたって質問で取り上げてまいりました。  政府は、自衛隊の訓練空域、今資料でお配りしている一枚目のところですけれども、エリアQ...全文を見る
○中林委員 時間が来てしまいました。実際に、今でも戦闘訓練など目撃されているわけですから、本当に民間航空機と接触が起きてからでは遅いわけです。だから、ちゃんとその安全に責任を持つ運輸大臣として厳しく対処していただきたいというふうに思います。  なお、農水大臣にお越しいただいてい...全文を見る
07月19日第148回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○中林委員 私は、質問に入る前に、先ほどから参考人の問題が挙がっておりますが、委員長に重ねて、やはりこの委員会の姿勢が問われるだろうというふうに思います。だから、雪印側の役員の方、責任ある方、そして、今酪農の方々、大変困難ですから、当然この農林水産委員会というところでは、生産者団...全文を見る
○中林委員 それでは質問に入りたいと思います。  日本共産党は、七月七日に大阪工場関係者らから事情聴取するなど、調査を行ってまいりました。そして、それに基づいて、七月十一日には内閣に対して五項目の申し入れを行いましたので、それを踏まえて質問をしたいというふうに思います。  ま...全文を見る
○中林委員 今のお話ですと、警察の報告あるいは大阪市の調査の結果でというようなことになるわけですが、厚生省自体としてはこの事実確認は行っているのですか。
○中林委員 これは、私、重大な問題だと思います。  例えば、返品されたものもとても聞くにたえないような実態があったわけです。それは、厚生省自体としても食品衛生の観点から事実関係はきちっとつかんでいく必要がございます。これは報道でございますし、従業員の投書が載っていたわけですが、...全文を見る
○中林委員 私は、今回、これだけ、一万四千人を超える、戦後最悪の状況を引き起こした、厚生省としての取り組みとすれば極めて不十分だというふうに思います。  そこで、事実関係を確認したいというふうに思います。  食品の安全性が最も高度に確保されなければならないHACCP認定を受け...全文を見る
○中林委員 雪印乳業の方はすべて添付書類の中に、これは事前に厚生省にお聞きしたら、ちょっと印みたいなものがあるような、何か図面みたいなものはあったというふうにお伺いしたんですね。それは仮設トイレかなと思ったんだというようなお話もあったんですが、ただ、申請書類のチェックポイントの添...全文を見る
○中林委員 HACCP承認の見落とし、それからその後の点検の仕方のずさんさ、そういうことが、そのツケが結局、国民に対してこれだけの被害を与えたという責任は政府としても十分認識をしていただかなければならないし、今後の厳しい方針も出てこないんだろうというふうに思います。  そこで、...全文を見る
○中林委員 日本共産党のこの対策のプロジェクトチームの一員が京都工場を訪れました。このときに、一たん出たものが返ってくるんです。確かに温度管理はされているんですけれども、返るのは当然だ、返品はということを言っているんですよ。それだって、人の手に触れるおそれというのは非常に濃厚だと...全文を見る
○中林委員 時間が来て、農水省の方に、販売店の補償の問題、それから、酪農家に対してこれ以上負担をさせない問題。簡潔にですけれども、農水省としての、販売店は本当にノイローゼになるような状況なんですね。だから、販売店から、いろいろ融資だとか、そういうのはあるんだけれども、補償がないと...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりたいと思いますけれども、当然、第一義的には雪印ですよ。そこにちゃんと農水省が窓口になって対応していただきたいという点です。  それから、きょう麦価審議会をやっているのですね。大臣に最後に、自給率を上げていくためにはやはり麦価の引き上げ、これ...全文を見る
○中林委員 済みません、時間が過ぎまして。終わります。
08月04日第149回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。雪印乳業食中毒問題から質問をさせていただきます。  まずは、雪印乳業にお聞きしたいわけです。  私ども日本共産党は、国会議員団の中に雪印乳業食中毒事件プロジェクトチームを設置いたし、今回の事件をさまざまな角度から検討してまいりま...全文を見る
○中林委員 これは決して大阪工場に限ったことではないというふうに私は思います。  なぜ労働者の労働条件を私が問題にするかというと、要するに、HACCP認定がせっかくされていても、それが形骸化していくのは労働者の問題だという認識を持っているからです。  私たちが入手した資料によ...全文を見る
○中林委員 しかし、現に数字的にすべての工場の労働者の人数を、先ほど言った、一九七八年には一万人いたのが三割強削減されたということは事実ですし、保健婦が全工場から解雇されたのも事実です。だから、近年だけをとって、大阪工場の例だけを今おっしゃいましたけれども、そういう認識では、やは...全文を見る
○中林委員 労働省にお伺いしたいと思います。  先ほど西社長の方から今回の労働基準法違反の人数も発表になったわけですけれども、労働省もそれを明らかにしていただきたいということと、それから、これは大阪工場に対して改善の勧告が出されると聞いているんですが、これは大阪工場だけの問題で...全文を見る
○中林委員 ぜひ教訓にしていただきたいと思います。  今回の事故で重大な問題は、食品の安全性が最も高度に確保されていなければならないはずのHACCP認定を受けた施設で起こった大規模な食中毒であったということです。  私どもの大阪での調査で、雪印乳業は、雪印乳業大阪工場のHAC...全文を見る
○中林委員 弁明の余地がないということで、今後はちゃんと載せていくという改善がされるんだろうというふうにお聞きしておりますので、これは非常に重要なポイントを全部の工場で外したということで、私はこのHACCP承認そのものに対する雪印の態度が不十分だったということを指摘をしておきたい...全文を見る
○中林委員 あわせて酪農家への影響も、三村参考人からもいろいろと指摘がありました。私は、少なくともほかの乳業メーカーへの振りかえに伴う輸送コストの負担、これは当然、雪印乳業が負担すべきだというふうに思います。  それから、飲用乳から加工原料乳に振りかえられた場合の差損、これもや...全文を見る
○中林委員 以上で雪印乳業関連は終わりたいと思うのです。三村参考人には質問いたしませんでしたけれども、十分これまでの議論の中で承っておりますので、御容赦いただきたいと思います。また、厚生省の方にも来ていただいたのですが、申しわけございません。  それでは、大臣にお伺いしたいとい...全文を見る
○中林委員 私は、関税化に踏み切ったときに随分議論してきたわけですけれども、関税化に踏み切れば必ず税率は引き下げを要求されるんだからということをこれまでも言ってまいりました。  今、国際的にはまだWTOへ日本の関税化に対してウルグアイが異議申し立てをしている、取り下げてはいない...全文を見る
○中林委員 ウルグアイの説明だけだったので、私は、そうじゃなくて、関税化を撤回して、本当にアメリカの無理な要求をのまないような日本の強い態度を示していただきたいということを重ねて要求しておきます。  そこで、最後ですけれども、中海の本庄工区干拓問題で質問をいたします。  これ...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、地元の大半の県民の世論は中止でございますので、よろしくお願いいたします。  終わります。
10月12日第150回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○中林委員 日本共産党国会議員団も、地震が起きた直後に対策本部を設置いたしまして、七日、八日、私を含め複数で現地を訪れました。鳥取県側、島根県側双方、被災者の方々あるいは自治体の皆さんの御要望をお聞きしたり、また現地の実際の被災状況も見てまいりました。  その中で、私が特に大変...全文を見る
○中林委員 長官の御決意を聞きました。  そこで、個別の問題についてお聞きしたいというふうに思いますが、まず農林水産業の問題です。  先ほどからもいろいろ出ているんですが、農地の復旧の問題で、今ちょうど刈り入れが終わったところで、地盤が割れて来年の作付を大変心配していらっしゃ...全文を見る
○中林委員 制度を使うというのは当たり前の話で、私は、そこのところを、今回はその制度にのっからない部分が当然出てくるだろうということが懸念されますので、弾力的な運用を重ねて要望しておきたいというふうに思います。  続いて、境港の漁港の問題が先ほどから出ております。昨日も参議院の...全文を見る
○中林委員 では次に、阪神・淡路大震災の教訓から、先ほど扇長官も、震度計がたくさん全国に設置されたというふうにおっしゃっていたのですけれども、気象庁から資料をいただきましたら、気象庁設置のもの、都道府県設置のものなど、大体二千八百カ所ぐらいになっているというふうにお聞きしているの...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わります。厚生省の方に来ていただいたのですが、時間の都合で割愛させていただき、まことに済みませんでした。
11月07日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。きょう、参考人の皆さん、ありがとうございました。  それでは、まず中村参考人にお伺いしたいというふうに思います。  今回の法改正の一番中心をなす株式会社導入の問題なんですけれども、そこで、農業生産法人の要件の適合性の担保措置の問...全文を見る
○中林委員 重ねて中村参考人にお伺いしたいというふうに思うわけですけれども、農業委員会の一番の問題として、要件適合性の担保措置が本当に保たれているかどうかというのが非常に重要なんですが、特に、農業委員会の勧告措置というのがありますが、勧告することができるとして、勧告しなければなら...全文を見る
○中林委員 では、次に生源寺参考人にお伺いしたいと思います。  食料自給率引き上げのために農地確保というのは欠かせないものだというふうに私は思うんですが、政府がことしの三月に策定した食料・農業・農村基本計画を見ますと、二〇一〇年の、だから十年目標としているわけですが、二〇一〇年...全文を見る
○中林委員 次に、坂本進一郎参考人にお伺いしたいというふうに思います。  参考人は、秋田県の大潟村で、流通資本が生産現場に乗り出している実態について身近に見ていらっしゃるというふうに思うわけです。農業生産法人が株式会社化したら、そこに流通資本が本格的に資本参入していく、こうなっ...全文を見る
○中林委員 重ねて、坂本進一郎参考人にお伺いしたいと思います。  農地を保全するためには、何よりも日本農業を守らなければ農地は守られないというふうに私は思うわけですけれども、現在、米の大暴落を来している最大の原因がミニマムアクセス米の輸入だというふうに私は思うわけです。この点で...全文を見る
○中林委員 どうもありがとうございました。終わります。
○中林委員 それでは、今度の農地法の一部改正案について質問をいたします。  先日、二〇〇〇年度の世界農林業センサス中間集計が発表されました。これによりますと、二〇〇〇年の農家数は三百十二万戸とこの十年間に実に七十一万戸も減少し、そのうち専業農家は四十二万戸で、十年間に五万戸も減...全文を見る
○中林委員 私は、戦前の大地主制のもとでの農業の問題と今の農業の比較じゃなくて、少なくとも旧農業基本法ができてから今日までの事態の推移を数値的に明らかにいたしました。だから、本来、食料をつくって、そこで農業生産が本当に豊かに築かれていくならば、こんなにも減り続けることはなかっただ...全文を見る
○中林委員 大臣は、農地の保全、これは非常に大切だ、このようにおっしゃっているんですけれども、現実はそうはいっていないという問題がございます。  九八年の農地が、先ほども言いましたように四百九十万五千ヘクタール、九九年の農地面積が四百八十六万六千ヘクタール、この一年間の減少面積...全文を見る
○中林委員 今構造改善局長が、ことしの三月に策定した食料・農業・農村基本計画、その中身の一部を紹介されたものだというふうに思います。  その基本計画で、二〇一〇年の農地面積、四百七十万ヘクタールでとどめる、こういう目標値を出しているわけですね。そうすると、あと十一年間で十六万六...全文を見る
○中林委員 局長の答弁、それでいいんですけれども、もう一つ確認で、四五%の自給率目標、それを達成するための農地面積四百七十万ヘクタール、これを確保しないとできない、この確認をしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○中林委員 それは当然、利用率というのはあるんですけれども、全体の総面積四百七十万ヘクタールというのは最低ラインだろうというふうに私は政府の計画において思うわけですね。  それで、今構造改善局長が示された政府の農用地等の確保等に関する基本指針というもの、これを説明されたんですけ...全文を見る
○中林委員 昨年の農振法の改正案のときに、私も、これはむしろ開発促進のさまざまな通達の歴史ではなかったのか、こういうふうに指摘をいたしました。  だから、農用地区域といっても、やはりさまざまな意味での転用があって、しかもそういう形で、農用地区域であるにもかかわらず、八万ヘクター...全文を見る
○中林委員 農業委員会が勧告して、そういう是正措置をとったり、それから最終的には国が買収するという歯どめ措置があるんだ、こういう話だったのですけれども、それが有効に働かないのではないかというのは、ちょっと後で質問をしたいというふうに思います。  ただ、私どもは、取締役会に大企業...全文を見る
○中林委員 絵にかいたもちみたいな話は通用していかない、こういう法律がもし成立したら、そうではない状況になり得るから、本当に歯どめにならないようなことはあってはいけないというふうに私は思っているわけです。  農業者以外の出資の話も、取引関係にあるところなんだから全く関係ないもの...全文を見る
○中林委員 今までの農業生産法人が株式会社の形態をとれるんだ、こういうふうにおっしゃって、何かよそからの参入はないかのようなことをおっしゃいますけれども、出資だとか、役員の構成要件だとかあるいは法人の構成員の要件だとか、それらが随分緩和されて、そこに農業者以外の者の参入がされやす...全文を見る
○中林委員 表立ってはそういうことをおっしゃるんだけれども、しかし、これが関連事業なのかその他の事業なのか、その境目もよくわからない。それから、例えば農地を宿舎にしたりあるいは駐車場にしたりというようなときに、農業委員会が転用を認めないというようなことは、私は、地域的に密着した農...全文を見る
○中林委員 それならば、具体的にお聞きします。  例えばカゴメケチャップ、これが、先ほど局長が言われたような継続的、そして一定の、三年間ぐらいの契約、書類さえ整えば、これは構成要件に合うわけですね。それからビール会社、ここも既にいろいろ契約を結んで生産をやっているところがありま...全文を見る
○中林委員 そういう詭弁を使ってもらったら困るじゃないですか。そうですよ、どれだって、日本法人をドールはやるし、それからモンサントの出資会社だって農薬をつくったりしているわけですから。そういう意味では、今局長が言われたように、継続的な取引、そして期限を限ってのそういうものがあれば...全文を見る
○中林委員 今、法人の方で企画管理労働者、これを役員の中にふやしたいということで、主にそういうことをやるために要件緩和をしたんだという話だったんですが、農水省から、農業生産法人の経営状況、農業生産法人制度に関する意向及び要望についての調査ということで、去年の九月の結果の資料をいた...全文を見る
○中林委員 しかしながら、法律できちっと決まっているところを計画変更しなかったということで御報告を受けているわけですから、私は、これは明らかに法違反だと思うし、これは直轄事業ですけれども、ましてや補助事業に至ってはたくさんあるという事例が既に明らかになっているわけです。だから、農...全文を見る
○中林委員 これまでの農業生産法人の問題も、その要件に適合しなければ最終的には国が買うということをやってきたわけでしょう。どれだけ買ったのですか。
○中林委員 要するに、一件なんですよ。  だから、そういうことで、これが最終的な引導だみたいな話で、最後の切り札は国が買い上げる、そういう厳しい措置があるんだからとおっしゃるのですけれども、私は、そういう要件に適合しないものには、厳罰をもってといいましょうか、従わなければならな...全文を見る
○中林委員 農業委員会そのものの問題ですけれども、昨年七月に成立した地方分権一括法で、農業委員会における農地主事の必置規制が廃止され、機能低下の方向にあります。  東京農工大学の学長の梶井功氏は、この問題で次のように述べています。農業株式会社を地域社会と調和させることができるか...全文を見る
○中林委員 時間が来ましたので終わりますけれども、現在の農業生産法人の行き詰まりは、農産物価格の引き下げや市場原理の導入による農業所得の低下なんですよ。それを転換しさえすれば現在の農業生産法人の対応で十分だ、だから株式会社の導入の根拠は私は全くないということを申し上げて、終わりま...全文を見る
11月08日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農地法の一部改正案に対し、反対の討論を行います。  反対の最大の理由は、農業生産法人の要件の緩和は、大企業の進出による農業、農村の破壊に道を開くことになるとともに、耕作者主義、家族経営を基本とした農政のあり方を大きく変えるものであるという...全文を見る
11月09日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○中林委員 おととい、きのう、農地法の審議の中でも、今農家の抱えている大変な経営の現状を訴え続けてまいりました。WTO体制のもとで価格支持制度が次々と取っ払われてまいりました。米の自由化、麦の市場価格化、ことしに入っては大豆、砂糖、加工原料乳等、連続的に市場原理の導入が進められて...全文を見る
○中林委員 いろいろな例をお挙げになりますけれども、一概に乳価だけではないということは、乳価も原因の一つだというふうに大臣も受けとめていらっしゃるというふうに思うのですね。  その規模拡大の話ですけれども、実際、乳価が下がれば頭数をふやし続けていかなければならない、ふやせばコス...全文を見る
○中林委員 いろいろな施策はやるけれども、結果的に不足払い制度というものを廃止して、国がこれまで酪農家にしていた価格支持に対する予算は削ってきているというのが現状なんですね。  では、よその国などは一体どうしているのか。WTO体制のもとでこういう価格の支持制度というものをみんな...全文を見る
○中林委員 認識が違うということでこういうところから学ぼうとしない姿勢というのは、私は農水省としては酪農家の気持ちに沿わないやり方だというふうに思うのですね。  それはベースは違うのでしょう、制度的には違うけれども、しかし、ここで農務長官が言っていることは、九年前の最低価格時ま...全文を見る
○中林委員 それは十分知っておりますけれども、問題は、やはり乳価が直接所得に反映するし、それを酪農家の皆さんは今一番求めているということなんです。だから、本気で酪農経営を守り、乳製品の自給率の向上を目指そう、こういうことであるならば、もう法律が決まったんだからということで既定の方...全文を見る
○中林委員 農政全般を語られるときはまたあると思いますので、きょうは酪農の、乳価の問題に絞ってお尋ねしているわけですので、お願いしたいと思います。  ただ、時代も変わって、私がアメリカの例を引き出すのがいかにも時代の変わったような話をされますけれども、とんでもないです。やはり日...全文を見る
○中林委員 なかなか現状から出るような答弁はいただけなかったんですけれども、この委員会で、全体としてやはりこの充実は求めているわけですので、ぜひその方向で検討いただきたいというふうに思います。  雪印の事件以後、牛乳や加工乳に対する表示の問題、これは今検討中でございますけれども...全文を見る
○中林委員 最後の質問です。  牛乳の消費拡大については、学校給食の使用目標というのが平成三年に大臣公表で出ております。その結果、九年にどのぐらいその目標が達成できたかどうかという表も出ているんですけれども、まだ一〇〇%にはなっておりません。特に中学校が八割台、その他の学校も八...全文を見る
○中林委員 以上で終わります。
11月15日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 私は、まず家畜伝染病予防法の一部改正案について質問をいたします。  今回の改正案は、全体的な趣旨として、輸入検疫と国内検疫措置を強化するものですから、賛成できるものです。これまで、わら及び干し草は指定検疫物に指定されていなかったわけです。わら及び干し草について、植物...全文を見る
○中林委員 そこで、大臣もお述べになりました国産稲わらの確保の問題なんですけれども、各地で国産稲わら確保の取り組みがやっと今進み始めたというふうに思います。私どもも、食料自給率を引き上げる観点からも、これは本当に望ましいことだというふうに思っております。だからこそ、さらに一層行政...全文を見る
○中林委員 次に、先ほどから大問題になっているスターリンクの問題について、まず厚生省にお伺いします。  厚生省は二月に輸入された食用のトウモロコシを遺伝子組み換え食品の安全性審査に関する研究用サンプルとして採取をされておりました。その中から、九月の上旬に、スターリンクのトウモロ...全文を見る
○中林委員 今研究を六月から立ち上げたというお話なんですけれども、これは日本が未承認の遺伝子組み換え食品を水際ではねることができるようにということで、国立の医薬品食品衛生研究所、豊田さんという方を中心に、先ほども言っている検査方法の確立のために始めたということですね。  そうす...全文を見る
○中林委員 アメリカで栽培が認められていないものが、日本に食用品として輸入されたということです。本来、分別流通をしていたはずのものが日本に入ってきていたということなんですから、これはアメリカにとっても日本にとっても重大問題だ、こういう認識は厚生省、お持ちだったと思うんですけれども...全文を見る
○中林委員 私は、これが重大だというふうに思うんです。つまり、アメリカに対しては、九月二十六日に、アメリカの農務省のシディキ氏に、疑いがある、こういう通報をしているわけですね。その前、九月十一日にも、来日した農務省の、これはスラティスキィ博士というんでしょうか、この方に問い合わせ...全文を見る
○中林委員 法律上の問題で輸入禁止などできないという態度をずっととっておられるわけですけれども、アメリカは、これがよしとはしませんけれども、このスターリンクの入っているトウモロコシは全量買い上げるという素早い対応をいたしましたし、二〇〇一年の作付禁止ということをやっているわけです...全文を見る
○中林委員 終わります。
11月30日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○中林委員 私は、今、日本農業を守る上で最大の農民の関心事になって、かたずをのんで見守っている農産物の緊急輸入制限措置、一般セーフガードの発動問題について質問させていただきます。  WTO協定を受け入れて以後、急増し続ける農産物のため、日本の農家は、米を初め野菜など、価格が大暴...全文を見る
○中林委員 実態把握というのは、常々やらなければいけないことは当然のことです。ただ、もう五年前から要求が出続けてきているにもかかわらず、その価格下落の原因が輸入ではなくして国内にあるというふうに言い切ってこられた。だから、ここでにわかに調査要請をされたのは、一体どこがどのように変...全文を見る
○中林委員 私は、この二十二日に内規をやっと決めたということ自体、本当に農民に顔向けが農水省としてできるのか、こういうことで大変憤りを感じております。WTO協定以降、輸入の激増で国内の生産者にどれだけ打撃があったのか、本当に真剣に考えていれば、この内規というのはもっと早くできてい...全文を見る
○中林委員 上がったり下がったりするというのは当然の話ですね。だから、輸入もWTO協定後はずっとふえ続けているんですけれども、価格の面では当然上がり下がりがあるんですね。  ただ、セーフガード発動要求というのは、それぞれ品目についてみんなせっぱ詰まるから要求するんです。要求があ...全文を見る
○中林委員 モニタリング体制は速やかに整えていくという御発言、御答弁だったので、ぜひこれは強化していただきたいというふうに思います。  アメリカや韓国の例をお出しになりましたけれども、私は、パネルでクロの判定が下ったといっても、やはりその国の産業を守ろうとする姿勢がここにはあら...全文を見る
○中林委員 驚くべき状況ですよね。専任はいなかったということです。  これから発動に向けて、いろいろスタッフをそろえながら、兼務ではあるけれどもやっていこうということだというふうに思うんですが、これまで、WTO協定以後は、先ほどアメリカと韓国の例を出されましたけれども、一般セー...全文を見る
○中林委員 もう質問時間の終了が来ているんですが、大臣の御答弁がちょっと長かったものですから申しわけございませんが、私は、農家、産地だとか繊維産業だとか、そういう輸入によって困っていらっしゃる方々にとって、この一般セーフガードというのは輸入規制の最も有効な措置だということで、今回...全文を見る