中林よし子

なかばやしよしこ



当選回数回

中林よし子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第151回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  私は、セーフガード問題についてお伺いしたいというふうに思います。  そもそも一般セーフガードは、ガット体制以来現在のWTO体制に至るまで、特定の産品の輸入に対する緊急措置として認められているもので、特定の輸入品の急増による国...全文を見る
○中林委員 時間が短いので、お聞きしたことに端的にお答えいただきたいというふうに思います。  日本では、今間違いないとおっしゃったように、戦後、ガット体制以来現在に至るまで、一般セーフガードの発動を一度もしてまいりませんでした。なぜ一度も発動しなかったのか、これもなるべく手短に...全文を見る
○中林委員 輸入が増大したのはニンニクだとかショウガだけではございません。これまで一般セーフガードの対象になるのは、あらゆる品目になるわけですね。  私はここに、一九七九年二月十三日の衆議院大蔵委員会でセーフガード問題に対する政府の答弁、それを持っているわけですが、どのように答...全文を見る
○中林委員 責任については一言もお触れになりませんでした。私は、今言われた理由というのは、本当に言いわけにすぎないというふうに指摘せざるを得ません。  なぜなら、農水省は、政府調査を要請するかどうかを決める内部基準、それを定めたのは、やっと昨年の十一月二十二日でしょう。だから、...全文を見る
○中林委員 前向きな答弁をいただいたと思うのですね。  それは、昨日、松岡農水副大臣が、暫定発動を検討する、このように記者会見で述べられましたので、大臣としてもぜひこの検討を約束してください。もう一度お願いいたします。
○中林委員 三月二十六日ぐらいまででその調査の結果が出るということになっておりますので、私は、本当に一刻も早くということを重ねて要求しておきたいと思います。  そこで、この三品以外にも発動を前提とした政府調査に入るべき品目は本当にたくさんございます。当時、農水省は六品目、政府調...全文を見る
○中林委員 セーフガードの発動がなかなかできないということで、私は、じゃ、日本でそのための体制が一体どうなっているのかということを調べてみました。時間が迫ったので、私の方から農水省からお聞きした点で申し上げたいと思うんですけれども、農水省の中にセーフガードを専任とする職員は一人も...全文を見る
○中林委員 極めて政府に都合のいい数字を挙げられて、私も、WTO協定以後どのくらい発動しているかというのは知っています。でも、もともと輸入大国である日本が、そういうことで国内産業にこれだけ影響を与えている、自殺者がたくさん出ている。こういうときに、じゃ、何人死ねばあなた方は独立し...全文を見る
○中林委員 以上で終わります。
02月27日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○中林委員 松本議員の方が、WTO次期交渉を含めた日本の農業を守るための海外対策について主に質問をされました。  そこで、私は、国内対策の一番基本である来年度農林水産予算の問題、この点について質問をしたいというふうに思います。  五年ごとに調査、発表される世界農林業センサスで...全文を見る
○中林委員 何年先になるかわからないということでは、今、五年ごとの農業センサスの数字を示しました。加速度的に、このままいけば本当に農業の担い手もいなくなるんじゃないか、それから農地そのものもなくなるんじゃないか、こういう危機感を持っているからこそ、今転換をすべきだ、このように提案...全文を見る
○中林委員 私どもがいつも所得政策をという提起をしたときに、財源はどうするんだという話をよく与党の側からやじなどで聞かれるわけですね。そこで私は、今具体的に、ではこういうところを削ったらどうかという提起をさせていただいている最中なんです。  今局長が御答弁されましたように、農免...全文を見る
○中林委員 揮発油税のこの導入のいきさつについては、減税措置などがあるから、難しいからということで、それに見合うようなものをという感じでやられて、減税そのものではないわけですから、そこの法改正だ何だということは要らないだろう、大蔵省との折衝の話だというふうに私は思いますので、ぜひ...全文を見る
○中林委員 今まで再三、輸出前検査もやっているし、同じものが日本に送られて、それで検査するんだから大丈夫、大丈夫と言ってきたんだけれども、実は違ったものがそれぞれ検査されていたというような、だから私は、本当に水際でそういう日本で未承認のものを食いとめない限り、これは信頼ができない...全文を見る
○中林委員 食品衛生法で、これは国がやるんじゃなくて、事業者に命令検査を出せるわけですから、これはぜひ厳しくやっていただきたいし、それから農水省も、飼料を輸入しているわけですよ、これは食品衛生法よりももっと緩やかな感じになっているので、水際の検疫体制を強化されることを要求して、質...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○中林分科員 日本共産党の中林よし子でございます。  えひめ丸の事件は、米軍の想像を絶する無法かつ横暴な実態を明らかにしたというふうに思います。米軍は日本国内においても、安保条約と地位協定を盾にして無法な横暴を繰り返し、国民生活の安全と平和を脅かしています。私は、米軍岩国基地を...全文を見る
○中林分科員 引き続いて米側に申し入れていくということなんですけれども、最近はいつ申し入れられましたでしょうか。
○中林分科員 広島県が具体的に昨年の十二月一日に要請されているんですから、その件についていつ申し入れたかというのをお答えいただきたいというふうに思うこと。  それから、私は、さっき大臣がお答えになった平成十一年一月の六項目の合意事項、この中で、特に週末と日本の祝日には極力飛ばな...全文を見る
○中林分科員 今のは昨年の二月の話で、広島県から要望書が出たのは十二月ですから、まだこれで具体的な話はされていないように思われます。  そこで、私、大臣にぜひ、この合意事項がいかに守られていないかということで、このカラーの写真をちょっと差し上げてよろしいでしょうか。
○中林分科員 今お見せしている写真は、これは広島県の芸北町の八幡小学校の金田校長が撮影されたものです。この小学校のすぐ上、それを計算した人がいまして、大体、地上二百二十五メートルのところを飛んでいるんじゃないかと。超低空飛行訓練をやっているということなんですね。それは昨年七月六日...全文を見る
○中林分科員 米軍機が飛んでくる広島県の県北の自治体は、町長さんや村長さん集めてこの米軍の低空飛行から住民を守るための組織もつくっていらっしゃって、アンケート活動もやっている。それから、実際、芸北町の町長は毎日記録をとっておられます。それからこの校長も、いつでも、外務省の方から聞...全文を見る
○中林分科員 ぜひ約束を守るよう、要請を強めていただきたいというふうに思います。  そこで、実は、このNLPの実施をやっているところで五つの市がございます。その市長が一堂に会して、ことし、このNLPの実施に対する声明文を発表されました。これは福生市、それから大和市、綾瀬市、岩国...全文を見る
○中林分科員 米軍に対する訓練は必要だという大臣の基本的な態度というのは、考えは違いますけれども、私どももそうだろうと思うのです。  ただ、NLPはアメリカ本土では人口密集地でやっていない。この間お聞きしたら、アメリカのサンディエゴというところでやっているのだとおっしゃるけれど...全文を見る
○中林分科員 時間が参りましたので終わりますけれども、空も陸も、本当は港の問題も実は質問したかったのですけれども、岩国港だとか徳山下松港は今軍港みたいな感じになっているので、港の岩国基地を拠点とするところでは、本当にこれで日本の国なのかと思うような事態が進行しておりますので、主権...全文を見る
03月15日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○中林委員 私は、まず、農林漁業金融公庫法の一部改正案について質問をいたします。  今回の改正は財投改革の一環であるわけです。このことによって農林漁業金融公庫は財投機関債である農林漁業金融公庫債券を発行できることになります。そのことが果たして農林漁業者にとっていいことなのかどう...全文を見る
○中林委員 大臣はそのように見解を述べられましたけれども、例えば、今回廃止される自作農維持資金の金利がありますが、これは年利五%を上限とすることが法定されているわけです。低金利の現在では、公庫貸出金利は財投預託金利を若干上回る程度の一・七%になっています。これは、優良大企業の長期...全文を見る
○中林委員 確かに目的規定のところには低利、長期ということがちゃんとあるわけですけれども、しかしながら法文上は五%を上限とするということになっているわけですね。そうなると、低利というものをどう見ていくかということが問われる。  五%ならばオーケーですよということになれば、今、一...全文を見る
○中林委員 財投機関債を発行して市場の評価にさらされるということになると、やはり効率化などが求められて、どうしても、長期、低利という、今までずっと農林漁業金融公庫が果たしてきた役割、その目的に逆行する、そういうおそれがやはり出てくるということを私は指摘し、同時に、大臣に、本当に農...全文を見る
○中林委員 私、それは違うと思うのですね。農道ができても、そこで本当に営農をやりたいという就農者がいなければ何の役にも立たないということだと思います。  今、農道については、一般農道もありますし、ほかの農道もあるわけです。私、島根県ですけれども、多分農道の率は全国一ではないかと...全文を見る
○中林委員 どうしてもここのところは意見がすれ違ってまいりますけれども、やはり私は、今本当に新規就農者が求めていることは、先ほども言いましたように、資金の問題ですよ、生活ができるかどうか。ここは、ある程度生活ができる見込みがつくまでは、一定の支援がなければできないというふうに思い...全文を見る
○中林委員 最重要課題というのは、一、二位を争う、そういう重要課題だというふうに受けとめたわけですね。  総合的な融資対策として三十億円なんですよ。私は、政府からどのくらいの対応をしているのかということで事前にお伺いすれば、そういう融資制度も含めて大体三十億円程度ということなん...全文を見る
○中林委員 大臣は、この議論をよく聞いて知っているとおっしゃっているわけですね。それならば、藤田議員はそのときにどういう提案をされたかというと、大体、青年就農のテレビコマーシャルは土曜日の朝六時十五分から十五分程度の放映で、ほとんど若者が見ていない時間だと、だから、若者がよく見る...全文を見る
○中林委員 予算のあり方の問題で、前回私の質問に対して、大臣は、農林水産予算を抜本的に変えていかなければならない、こういうふうにおっしゃって、農林水産予算の抜本的見直しをされることを明らかにされたわけです。  その際に、新規就農対策予算、これを重点的な課題として、直接資金援助が...全文を見る
○中林委員 その見直しの中にぜひ今提案したことも含めていただかないと、離農者が加速度的にふえている中で、就農者がふえているとはいえ、非常にわずかなんですね。だから、そういう意味では、本当に農水省の最重点課題にふさわしい予算の検討をお願いしたいというふうに思います。  セーフガー...全文を見る
○中林委員 暫定セーフガードに踏み切るということは、やはり農家の人たちが、待っておれない、そういうことにこたえる道筋です。だから、なるべく月内にも決断をぜひやっていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  最後に、遺伝子組み換え飼料の安全性についてお伺いします。 ...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたけれども、その検討を踏まえてということなんですけれども、そうすると、省政令の改正ということで、食品衛生法と同じように、入ってきたものを禁止させていくことができる、そういう法的なことができるということになるわけですので、ぜひ、改正の方向で頑張っていただき...全文を見る
○中林委員 終わります。
03月28日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 日本共産党の中林でございますが、きょうは民主党案についてはお聞きいたしませんので、もしよろしかったら、一時間でございますので、席を外していただいても結構でございます。  政府案についてお伺いをしたいというふうに思います。  今回の改正に至った理由として、大臣の提案...全文を見る
○中林委員 なぜこうなったのかという事柄の、現象面については大臣がおっしゃったとおりですけれども、そこのさらなる原因については後で質疑をさせていただきたいというふうに思います。  そこで、一九九五年財政再計算の見通しから実績が大きくかけ離れました。特にひどいと思いましたのは、新...全文を見る
○中林委員 ちょうど一九九五年のこの財政再計算の見直しのとき法改正が行われて、当委員会で審議がされております。この財政再計算のときの、当時の構造改善局長の野中氏がこのように述べておられます。  「今後についてということでございますが、この追加の国庫補助とそれから若干の保険料の引...全文を見る
○中林委員 つまり、政府の見通しの甘さ、それ以後思うように加入者が伸びなかった、そういうことに対しての手だてが打てなかったということで、反省の弁を述べられたというふうに思うのです。  では、なぜこういう見込みができたかということですけれども、先ほども局長の方から新農政が基盤にあ...全文を見る
○中林委員 そうなりますれば、新農政というものがどんな結果をもたらしたのか、これは単に新規就農者の数の見通しの甘さを示しただけではないというふうに私は思うんですね。だから、新農政そのものが破綻しているというのがこの数字でも端的にあらわれているのではないかというふうに思うんですけれ...全文を見る
○中林委員 新規就農者の見込みについての今の御判断がありました。しかし、私も政府の方からいろいろ資料をいただいておりますけれども、確かに、最近若干ふえつつはあります。しかし、さまざまな施策をしてもこの程度かということしかないし、現に農業者年金への加入というのはまるで低いということ...全文を見る
○中林委員 それならば、農業者に今回のような財政破綻の責任があるんでしょうか。私は、農業者には何らの責任はないというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
○中林委員 大臣の口から、農民には責任がない、このようにおっしゃいました。加入していても払っていない人がいるということはおっしゃいましたけれども、それは保険料が高かったり、その他の要因に帰するものだというふうに思います。  農民に何の責任もないということになれば、今回招いた財政...全文を見る
○中林委員 そういうふうに言われるのは、私は日本だけじゃないかというふうに思いますね。  けさほど方の論議の中でも、多少フランスなどの農業者年金の例が出されておりましたけれども、フランス、大臣御存じだと思うんですけれども、農業者年金というのがございまして、これは二つありますよね...全文を見る
○中林委員 厚生労働省、来ていただいているわけですけれども、今の訴えにあるように、公的年金制度で年金額がカットされるのは、農業者年金が今回初めてなんですね。  農水省の説明を容認すれば、行く行くは国民年金にも波及するのではないか、こういう不安がどうしても国民の間には出てまいりま...全文を見る
○中林委員 波及しない、このように言明をいただきましたので、私は今回農業者年金がカットされていいとは決して言っていないわけで、厚生年金も国民年金もカットされないよう、将来的にぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  政務官、どうもありがとうございました。結構でございます...全文を見る
○中林委員 結局、農水省は最初にそういうのを出して総反撃を食らった、そこでもう一度やったときに、団体の意見ももちろんあったでしょうし、それから与党の意見ももちろんあったでしょう、そういう中から余り科学的な根拠のない九・八%、八割という数字、まさに算定根拠はさじかげんだ、悪い言葉で...全文を見る
○中林委員 沿った形といいますけれども、農業者年金に入っている皆さんの声は、それはやはり、こんな削減をのみ込むことじゃなくて、今までどおり保障をする、これが最初の契約ですから、その契約はちゃんと守るということが必要だというふうに思うんですね。だから私は、農家に押しつけるんじゃなく...全文を見る
○中林委員 今、長々と御説明になりましたけれども、要は、公共の福祉というこの一言ですよ。それで、それに整合性があればという話なんですけれども、この公共の福祉論を持ち出せば、私どもは、どんなに政府といろいろな約束事をしても、後の法律で変えられて、それをほごにされても、公共の福祉とい...全文を見る
○中林委員 客観的に判断し得るということでそこに置いたという話なんですけれども、青色を選ぼうが白色を選ぼうが、認定を受けようが受けまいが、それは農業者の自由なわけですよね。実際に納税額までもうかっていない農家が今は多いわけですよ。国税庁の調べで、青色申告を税務署長に申請した農業者...全文を見る
○中林委員 私は若干、税金の計算をする部署に五年間ほどいたわけですね。だから、青色申告と白色申告の違いというのはよくわかるわけですが、日本の場合は申告納税制をとっております。だから、事業者はどちらを選ぼうが、それは事業者自身が判断をするものです。  白色申告をしている農業者であ...全文を見る
○中林委員 青色申告している人は、それなりの控除はあります。しかし、それは農業者が選ぶわけですよ。青色にして控除をたくさん受けたい、そっちの方が自分の経営にとっては得策だと思えばそういう方を選ぶでしょうし。だから、それが要するに、農水省が、今度の農業者年金に対する、保険料に対する...全文を見る
○中林委員 それでは全然、何か、さもそういうような人も含めて対象になっているんですよと懐の深いような御答弁をいただいたかと思ったんですけれども、何のことはない、ちゃんと青色申告をしなきゃいけないという縛りはしっかりかかっているわけですから。  そんなことで限定をしていけば、今度...全文を見る
○中林委員 国費を投じるからということが理由だとおっしゃるわけですね。それならば、認定農業者ということも、これは融資などが有利になる制度ですよ。これも政策的な制度ですね。だから国費が一定程度ここにも渡っていくという話だと思うんですね。だから、国費だからということで限定して、限定し...全文を見る
○中林委員 青色申告が必ずしも条件にはならなくてもいいという検討をしていただくという答えになるかと期待をしたわけですけれども、どうもその答弁はいただかなかったんですが、しかし、農業をやっていらっしゃる方々はわかるんですよね。もちろん青色申告をしている人たちもいるんですけれども、や...全文を見る
○中林委員 質問時間が参りましたので、終わりますけれども、私は、農業をやりたい人はすべてが担い手、こういう観点から農政を進めていただきたい。政策的な誘導でやれば、必ず矛盾がそこに起きてくる。だから、根本的に農業で食べていける、農業経営が安定する、その方向への農政の転換を求めて、質...全文を見る
04月04日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○中林委員 これまでの農業者年金法の審議で一番やはり問題だというふうに大きくクローズアップされたのが、財産権である年金受給権の問題だというふうに思います。  そこで、非常に単純な質問なんですけれども、既裁定年金額の引き下げが裁判でこれまで争われたことがありますでしょうか。
○中林委員 民主党の鉢呂議員の質問主意書に対する政府答弁書は、既裁定年金額の引き下げが財産権の侵害に当たらない理由の一つに、昭和五十三年七月十二日の最高裁判所判例を挙げております。  この判例は、農地法に基づく国有農地の売り払いが旧所有者に対しては時価の七割相当額とした自作農創...全文を見る
○中林委員 今説明を受けたように、公共の福祉に適合するかどうかということのいわば基準を示したにすぎないというふうに思います。だから、この判決があるからということで今回の例も合憲だ、こういうふうには言えない、私はそう思うんですけれども、これは確認できませんか。
○中林委員 財産権、特に憲法二十九条二項にかかわる裁判で違憲判決はあるのかということを最高裁に私は聞いたわけですけれども、きのうの参考人も紹介しておりましたけれども、昭和六十二年四月二十二日に、森林法百八十六条が共有森林につき民法二百五十六条の分割請求権を制限していること、これか...全文を見る
○中林委員 結局この法案を出すには法制局を通るわけですから同じような考えに陥っているというのは否めないわけですけれども、私は、やはりこの法の目的が老後の保障と、農業者にとっては大変大きな意味合いを持っているということを考えれば、これまで大臣の御答弁もあるいは今の法制局の御答弁を聞...全文を見る
○中林委員 今国民の間では老後の不安が物すごく増大しております。これは決して農業者だけではありませんけれども、しかし、農業がここまで経営が困難になっている中で、せめて農業者年金だけはと思っていた人たちに、今回の九・八%の削減というのは到底納得のいくものではありません。  日本の...全文を見る
○中林委員 ぜひ調査をお願いいたします。  そこで、私が本当にたくさんの方から聞いた話で、具体的施策を迫りたいというふうに思います。  この方は、千葉県の方にお住まいの方なのです。小学校六年生、四年生、三歳の子供を持つお母さんです。困るのは機械を使うときや消毒作業のとき。幾ら...全文を見る
○中林委員 農業者の六割を女性が占めている、こういう観点から、置かれている状況がここまで過酷になっているということにかんがみると、少々の増額ではだめだ、もう大幅な増額を要求しておきます。  次に、この四月一日から新しいJAS表示が始まりました。消費者の関心も非常に高いのですが、...全文を見る
○中林委員 もう一つ漏れがあります。検査計画。
○中林委員 農水省から事前に計画を聞いたのですけれども、大体三百検体以上という、これは間違いございませんね。
○中林委員 農水省だけではなくして、遺伝子組み換え食品については、四月一日から表示だけではなく食品衛生法に基づく規制がかけられることになっております。  これは厚生労働省にお聞きしますけれども、検査予算、検査体制、検査人員はどのようになっているか、お答えください。
○中林委員 私は、所信質疑のときにも明らかにしたわけですけれども、今、農水省も厚生省もモニタリング検査ということになっているわけですね。それでは、検査結果が出たときには、食品の場合はもう既に私たちのおなかの中、こういうことになっていて、とても検疫検査とは言えない代物だというふうに...全文を見る
○中林委員 厚生労働副大臣から今御答弁いただいたんですけれども、これは本当に今遺伝子組み換えの問題で消費者は不安に駆られております。  なぜ水際検査ができないのか。命令検査は、九五年の食品衛生法改正のときに、それまで規制していたものを取っ払って規制緩和をやった。その当時は、命令...全文を見る
○中林委員 以上で終わりますけれども、食の安全ということは本当に農水省も厚生労働省も肝に銘じて、体制を組んでやっていただきたいということを要望して終わります。
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の農業者年金基金法の一部を改正する法律案並びに民主党案に対して反対の討論を行います。  政府案は、第一に、既裁定年金額を平均九・八%減額するものであり、受給者や加入者である農民に負担を押しつけることには賛成できません。  農業者...全文を見る
04月05日第151回国会 衆議院 本会議 第21号
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○中林よし子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました水産基本法案について、農水大臣に質問をいたします。(拍手)  今、我が国の漁業は、漁獲量の減少と魚価の低迷、漁場の環境悪化など、厳しい事態が長らく続いています。そのため、沿岸漁業者の所得は下がり続け、中小漁業会...全文を見る
05月17日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  まず、セーフガード問題についてお伺いしたいというふうに思います。  生シイタケとネギと畳表、三品の暫定セーフガードが発動されてから大臣は就任をなさいました。そこで、この委員会での審議の到達点、それをぜひ確認させていただきたい...全文を見る
○中林委員 それでは、次の問題で、先ほども質問が出ておりますけれども、植物検疫や動物検疫の強化の問題です。  これで、前副大臣が、「植物検疫、動物検疫、また食品衛生検査の問題もあるわけでありまして、今、大勢から見たときにもうそれも限界に近づきつつある。こういった点も踏まえまして...全文を見る
○中林委員 日本が世界でも最大の食料輸入国である観点から考えて、当然、厳重な検査をしていくというのは、消費者も大変求めていることだということで、ぜひ後退しないようにしていただきたいというふうに思います。  さらに重要な点は、セーフガード発動体制、この問題について、私も予算委員会...全文を見る
○中林委員 しっかりした確立の中身の問題で少し説明をさせていただきたいというふうに思うんですけれども、アメリカ、韓国、カナダ、オーストラリアなど、私自身調べてみました。それぞれ政府から独立した機関を持っていて、アメリカなどではスタッフが三百五十人以上いるわけですね、それから韓国で...全文を見る
○中林委員 答弁は、私はここの到達点を確認したいということだったのですけれども、説明を受けると、中身は後退してきているなというふうに指摘せざるを得ないわけです。  反省すべきは反省して、体制の点でも今後考えたい、こういう答弁だったわけですよ。今のままでその調査体制は十分だと、農...全文を見る
○中林委員 本来、この三品について政府が調査に入ったのは、一般セーフガード発動に向けての調査だったんですよ。ところが、生産者の方から早く発動してほしいということで、暫定発動の規定もありますので、それでまずそれに踏み切ったということです。  だから、本来は、このスケジュールに沿っ...全文を見る
○中林委員 今まで、セーフガード発動に向けては、いろいろな論議を重ね、いろいろなルールがあって、それも政府の非常に長い手続だと私たちは思っているわけですけれども、それでも政府がお決めになったルールにのっとってここまで来たということなんですよ。  それで、野菜課長も言っているよう...全文を見る
○中林委員 ここの委員会でも、セーフガード発動に向けての決議をしております。だから、それも大臣、よく読んでいただいて、全国の農民、消費者も含めてですけれども、今日本がどういうルールをちゃんと行使してやっていくかということを見ておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います...全文を見る
○中林委員 輸入関係業者の話ではなくて、やはり入ってくる中国だとかそこら辺の労賃が非常に安い、価格そのものが安いから全体が下がっていく、国内のものが下がっていく、そういう仕組みですから、そこの認識はちゃんとしておいていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  さら...全文を見る
○中林委員 要件に達していないということですけれども、だれが言っているのですか。農水省の要件に達しているから、去年の十二月の段階では品目に入っていたわけですから、どこが要件を満たしていないのですか。
○中林委員 一カ月、二カ月の話ではなくて、過去三年の平均を出すとかいうようなことでいろいろ計算するわけですよ。だから、そういう数字だけをお示しになってそれが発動要件になっていないと言うことはとてもいただけない、科学的な根拠にはならないというふうに思います。  私は、タマネギ、ト...全文を見る
○中林委員 国際貿易ルールにのっとって初めて日本で発動したわけですよ。これは、私も本当にうれしいし、それからやはり全国の農家の皆さんが、これで一筋の光が見えた、自分は直接それをつくっているわけではないけれども、政府がこういうルールを初めて使ってくれたということで喜んでおります。だ...全文を見る
○中林委員 ありがとうございました。  以上で終わりますけれども、私どもはむやみやたらに公共事業削減を言っているわけでは決してありませんので、一言だけ申し上げておきたいと思います。
○中林委員 私は法案審査に入る前に、昨日公表になりました土地改良区における政党費等の支出状況、農水省が中間結果を公表されました、この件に対してただしたいというふうに思います。  党費立てかえなどは、三十三県、五年分で、党費立てかえ分だけで二千二百六十八万円、政治団体等への寄附金...全文を見る
○中林委員 私は法案に入る前にとお断りしたのですけれども、それは、水産基本法という極めて重要な問題、政治姿勢にかかわる問題の一端が今回の中間報告にあらわれている、そういう観点からただしたいという意味合いでございます。  栃木で、自民党支部が土地改良区に対して、その規模に対して、...全文を見る
○中林委員 いずれ、この問題はもっと徹底追及をしなければならないと思いますけれども、言われたように、法案審議に入りたいというふうに思います。  漁業法の改正案についてでございますけれども、免許形態に、人格なき社団と言われて、法人ではないけれども法人とみなされるみなし法人による免...全文を見る
○中林委員 今言われた理由は、大体三十九年前に言われていることと余り変わってはいません。新しい人が参入できるような道をということなんですけれども、現場では、かなりここは弾力的になりつつあるのではないかというふうに思っております。  三十九年前の漁業法改正のときから今日まで、四十...全文を見る
○中林委員 具体的に困った事例というのは紹介をされませんでした。  私は、農林水産調査室の方から「「水産基本政策大綱」についての学識経験者の見解等」という資料をいただいているわけですが、ここに、「村を支えるローカル・コモンズの仕組み」ということで、地井昭夫氏がお書きになったもの...全文を見る
○中林委員 大臣、今まで株式の優先順位というのは三位、四位だったんですね。今までみなし法人は優先順位が上だったわけですよ。それが今度は、もうそれはみなし法人はないんだよ、第一位の優先順位にするんだったら、協同組合にするとか、そういう法人組織にするかあるいは株式にしないとだめだよ、...全文を見る
○中林委員 四十一年ですよね。それから随分たちました。  だから、私は、そこで商法上の規定が変わったというようなことではなくて、実は、この漁業法の解釈をする本が出ておりまして、それを見せていただいたら、株式会社の性格として、株式の移動を定款で制限することができず、また議決権の数...全文を見る
○中林委員 今言いましたように、地元漁民が七割以上という規定は当然あるわけですけれども、しかし、そのところも外部からの人が役員に入ってきたりして、そこが大きな権限を持つということになると、一人一人はやはり弱いものですよ。  だから、そういう意味では、今回の優先順位、そこに株式を...全文を見る
○中林委員 ぜひ、大変不安の声などが起きておりますので、混乱を避けられるように取り組んでいただきたい。実態を踏まえて、こういう答弁をいただきましたので、そのようにやっていただきたいというふうに思います。  次に、水産基本法の方について質問したいというふうに思います。  今回、...全文を見る
○中林委員 書いていないのだけれどもちゃんと考えているのだというお考えです。もちろん、離島振興法は別の省庁の対応でかさ上げがあることは知っておりますけれども、せっかく新しく水産基本法ができるときですから、今までの離島の方々の御苦労にちゃんとこたえていくためにも、水産業という立場か...全文を見る
○中林委員 かつてやったことがあると。いつごろの話ですか。
○中林委員 一部分はやったことがあるのだけれどもというお話でしたので、私は、ぜひ今言ったようなことを含めた全面的な調査をやっていただきたい、大臣聞いてくださいね、ぜひやっていただきたいというふうに思うのです。  離島漁業に携わる漁業関係者は、例えば、仲積み船の仲積み作業の軽減と...全文を見る
○中林委員 ぜひ調査をお願いしたいというふうに思います。  次に、国営栽培漁業センターについてお伺いします。  水産基本法で、水産動植物の増殖及び養殖の推進が第十六条でうたわれていて、「国は、環境との調和に配慮した水産動植物の増殖及び養殖の推進を図るため、水産動物の種苗の生産...全文を見る
○中林委員 拡充強化につながるのかどうなのかよくわからないような話で、独立行政法人化も言われている中ですから、むしろ縮小されるのではないか、そういう危惧をどうしても感じるわけですよ。  ここに国営の栽培漁業センターの要覧というものを見せていただきました。十六設置されていて、もう...全文を見る
○中林委員 やはり、せっかく水産基本法ができるのだけれども、その必要性は大変大切だと書きながら、実際面では、検討はするとはおっしゃるのだけれども、これ以上は数がふえそうにもないというようなことですので、この基本法が生きる上からもぜひ国営の栽培漁業センターの拡充を求めたいというふう...全文を見る
○中林委員 こういうすばらしい調査も研究もされたということなんですね。そうすると、私は、食料自給率を引き上げる、こういう観点を考えるときに、ただ輸入農水産物依存が食料危機を招く、そういうことだけではなくして、日本の食料の物質循環を壊していくだとか日本の水域の富栄養化を招くだとか環...全文を見る
○中林委員 次に、食中毒問題です。  この委員会でも随分問題になっているO157の汚染問題なんですけれども、それについて、きょう厚生省の方から副大臣にも来ていただいておりますので、よろしくお願いします。  ことしの三月に、滋賀県のファミリーレストランでビーフ角切りステーキを食...全文を見る
○中林委員 えらい簡単に加熱処理すればとおっしゃいますけれども、実際に、モニタリング検査というのはわずかです。検査したときに汚染されていたとしても、もうその時点では汚染されたものは食べられちゃっている、こういう事態ですね。ですから、ちゃんと証明書をもらっているんだとかあるいはモニ...全文を見る
○中林委員 ひき肉だけやったんだ、しかも牛肉の方はゼロですよ、計画そのものが。もうここからして、大体モニタリングそのものの計画も間違っているし、実際に患者が出たから牛肉の方も三十件検査はしているわけですけれども、そういう、通常ならば、平成十年、さっき言われたように七百件の計画数が...全文を見る
○中林委員 私は、副大臣に大変期待を持っております。それは、公明党ですよね、本当に食の安全、これは一貫して求めておられる政党じゃないかというふうに思ったんですね。にもかかわらず、こういう事態になっている。業者を指導したからそれでいいというものじゃないでしょう。  今回の滝沢ハム...全文を見る
○中林委員 反省をして十三年はモニタリング検査数をふやすんだとおっしゃるんですけれども、こういう中毒事件、汚染されて患者が出れば、そこで厚生省は後追いみたいに考えるんじゃなくて、常日ごろやっておかないからこそ、汚染されたものがわかったときには、国民の口に入っている。  業者を指...全文を見る
○中林委員 以上で終わりますけれども、だからこそ命令検査が必要だということを重ねて申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。
05月23日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○中林委員 それでは、私は、水産基本法案及び関連改正法案に関して質問をさせていただきます。  瀬戸内海の漁業生産上の位置づけと、それから水質確保の問題についてまずお伺いしたいと思います。  世界の閉鎖性水域における単位面積当たりの漁獲量を比較してみますと、一平方キロ当たり、地...全文を見る
○中林委員 私、世界的に見ても、先ほど数字を御披露いたしましたけれども、世界の閉鎖性水域の中でも極めて貴重な水域だということをぜひ大臣にも認識していただきたいというふうに思います。  この貴重な瀬戸内海をどのように守っていくか、これが非常に重要だというふうに思います。漁場として...全文を見る
○中林委員 現状認識で、赤潮の発生件数あるいはCODなどの数値をとって改善されている、このようにおっしゃいましたけれども、赤潮発生は、若干今減少して横ばい状態ですけれども、決して改善されているというふうには言えないと思います。  CODは総量規制の中で確かに削減はされました。し...全文を見る
○中林委員 今お答えいただいたんですけれども、しかし私は、環境省にお伺いして、瀬戸内法の施行以前と施行後の特別の指定海域となっている大阪湾についての埋立免許数とそれから面積を出していただきたいと言ったんですが、後はあるんですけれども前のはない、こういうふうにおっしゃいました。 ...全文を見る
○中林委員 第五次水質総量規制を考えようというときに、瀬戸内法の役割について厳密な検討というのは要ると私は思います。だから、その数字は中国新聞に問い合わせるのではなくして、環境省みずからが数字は握っておかなければならない、そういう性格のものだというふうに思いますので、中国新聞に問...全文を見る
○中林委員 私もいただいたのですけれども、これで小さな意見となっているわけですね。私は、とても小さな意見ではなくて、本当に瀬戸内海の水産業を考えるならば、大きな意見として堂々と経済産業省に意見を言っていただきたかった。言われたのですから、それをよしとしなければなりませんけれども、...全文を見る
○中林委員 放射能汚染については環境省の所管ではないと言っておられるわけですけれども、私は、このぐらい狭い国土に原子力発電所があり、現に事故も起きているわけですから、環境省としても関心を持ち、大きな役割を発揮していただきたい、このように思います。  どうもありがとうございます。...全文を見る
○中林委員 こういう新しい潮汐の分析も明らかになり、それから地元では五月十三日に漁連の皆さんが総決起大会を開かれて、宝の海有明海を子々孫々にまで守り伝える責務があるということで、水門の開放、干拓事業の中止、有明海の再生、それを求める三つの要求をされております。私どもも全面支持です...全文を見る
05月24日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  それでは、まず上田参考人からお伺いしたいと思います。  マグロの資源管理を図るために、もう長い間、便宜置籍船の廃絶を進めていくということが大変望まれているわけですけれども、台湾対策として、二〇〇〇年の三月合意に基づく廃絶に向...全文を見る
○中林委員 重ねてですけれども、結局、イタチごっこのような状態というのはあって、やはり私は現法のまぐろ法の輸入規制条項、これは改正する必要があるんじゃないかと。  つまり、便宜置籍漁船で漁獲されたマグロの輸入を禁止する、こういう法制化が必要ではないかというふうに思うのですけれど...全文を見る
○中林委員 次に、多屋参考人にお伺いしたいと思います。  我が国は世界有数の漁場を持ちながら、水産資源が大きく衰退したことはだれも承知していることで、その最大の原因が、私が考えますのに沿岸などの埋め立てあるいは干潟、藻場の破壊など、こういう開発優先の政策というのがあるんじゃない...全文を見る
○中林委員 廣吉参考人に伺いたいと思います。  ことしの二月ですけれども、平成十一年十二月に水産基本政策大綱についての学識経験者の見解というので、先生の意見を読ませていただきました。この中にこういうくだりがございます。「「新農基法」では強調された「食料安保」の視点で国内漁業を支...全文を見る
○中林委員 植村参考人にお伺いします。  農水省は、三月十四日に、ワカメ、ウナギについてのセーフガード発動に向けた政府調査を開始したいということで、財務省と経済産業省に要請しているんですけれども、既に二カ月経過しているんですけれども、いまだ政府調査開始ができている状況ではござい...全文を見る
○中林委員 同じく植村参考人にお伺いするわけですけれども、漁業に対する新規参入の問題ですね。  相模湾のサクラエビについては、うまくいっているのでこれは後継者もちゃんといるんですよというお話を聞いたんですけれども、なかなか全体的には、後継者もいない、また新規参入も難しい、こうい...全文を見る
○中林委員 四人の参考人の先生方、どうも貴重な御意見、ありがとうございました。  終わります。
05月29日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、漁業法等の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、定置網漁業権免許の見直しに関し、法人以外の社団を法人とみなす規定を削除し、いわゆる人格なき社団の優先順位を引き下げ、その一方で、株式会社を上位優先順位に新...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○中林委員 私は、林業基本法の一部改正法案について質問をさせていただきます。  これまでも議論されましたけれども、現在の木材自給率は二〇%を切る水準まで落ち込み、林業事業体の六割前後が赤字経営の状況に追い込まれています。国内の木材価格は採算ベースをはるかに下回る水準まで下落し、...全文を見る
○中林委員 私は通り一遍の弁明を聞きたかったわけではございません。大臣も、一部輸入という問題もお触れになりました。さまざまな社会的な現象だ、それから国民の意識の欠如だ、そういうようなことをおっしゃるわけですけれども、私は、政府として、今日までの林業・森林に対する施策、それについて...全文を見る
○中林委員 日本が共産主義の国ではないということはだれの目にも明らかですよ。そんなことは大前提の話でしょう。なぜそういう言葉が出てくるのか、本当に不思議です。  そして、今までの政府が七年ごとに基本計画と長期見通しというものをちゃんと立てられる。今の日本の資本主義の政治の中にあ...全文を見る
○中林委員 輸入に依存せざるを得ない日本の社会的条件だと長官はおっしゃいますけれども、しかし、本当に日本の森林、林業家を育てていこう、その観点があれば、国内に対するさまざまな施策、これはとられてしかるべきだったと思いますけれども、この一九七三年の基本計画と長期見通しでは、明らかに...全文を見る
○中林委員 確かに、全体の需要量そして輸入はこのぐらい、国産はこのぐらいというのでちゃんと計算すれば自給率出てまいりますよ。しかし、やはり基本計画を今度立てていくわけですから、先ほども、林業家に何か夢のようなもの、光のようなものと言っているほかの議員がいらっしゃいましたけれども、...全文を見る
○中林委員 現場の声は、私も本当にいろいろなところを歩きましたよ、作業道だと。作業道は本当に単価が安いですよね。だから、林道でアスファルト舗装するよりも、とにかく機械が入りさえすればいいと。大体、搬出したところの道路というのは、市町村道にしろ県道にしろ、ありますよ。だから、そうい...全文を見る
○中林委員 次に、木材利用の問題なんですけれども、国産材の振興のために積極的な木材利用というのが不可欠です。特に私は、教育施設の木造校舎化、これを当然推進すべきだと思っています。木造校舎は生徒の情緒安定にとっても好ましいという研究報告もあります。現に私も、校舎を木造化した学校では...全文を見る
○中林委員 大臣、文部省はそういう積極的な姿勢を示されたのですけれども、では実際はどのくらい木造校舎になっているかということを文部省から資料をいただいてみて、私は実は唖然といたしました。毎年、木造整備の学校の施設数というのは出てくるのですけれども、何と木造整備率というのは三・五%...全文を見る
○中林委員 さらに、この委員会でもきょうずっと、バイオマスエネルギーについて質問が相次ぎました。経済産業省に来ていただいているのですけれども、大量に切り捨てられている間伐材や木くずなどを燃やして発電に利用する、このエネルギーの多様化という点は経済産業省から見ても極めて重要だという...全文を見る
○中林委員 きょうずっと大臣や林野庁のこのバイオマスエネルギーについての御答弁を聞かせていただきました。答弁の意気込みとは予算がかなりかけ離れて、非常に少ないというふうに思います。  現に、一九八〇年の長期見通しのときにはもうこのバイオマスエネルギーの研究開発をすべきだと提起さ...全文を見る
○中林委員 林業関係者の皆さんからすると、三十年前にこの規定があったらなということを言われるわけですよね。私は先ほどから指摘をしてまいりましたけれども、過ぎた時はもう帰ってこないわけです。だから、今が大切だというふうに思います。  現在、製材品及び集成材としての木材が緊急監視対...全文を見る
○中林委員 終わります。ありがとうございました。
06月20日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○中林委員 私も、今続いて、土地改良区における政党等への党費立てかえ問題について、まず質問をしたいというふうに思います。  最初に確認をさせていただきます。農水省の説明を受けましたけれども、党費はすべて自民党費、政治団体会費はほとんどが土地改良政治連盟の会費、ただし、宮崎、鹿児...全文を見る
○中林委員 土地改良法の百三十二条に基づいて、先ほどから問題になっております定期検査ですけれども、県は三年に一回、それから国営の大きなものや二県にまたがるものについては農水省が検査をされています。今回発表された立てかえの中にも、先ほどから問題になっていますけれども、農水省自身が検...全文を見る
○中林委員 私は、今回のような大問題、しかも農水省が直接検査をした、そこについての、金額は今公表されましたけれども、土地改良区の名前についてはされませんでした。すべてを明らかにするということが、二度とこういうことが起こらない、そのための第一歩だというふうに思います。私は、ぜひこの...全文を見る
○中林委員 極めて決まり切ったお言葉で不十分。  というのは、先ほどから随分問題になっているのは、私は、大臣にやはり踏み込んだ御答弁を求めたかったんです。というのは、なぜ五年間に限ったのかとか、今言ったように、改良区の名前を明かされないとか、それから、検査の方法も非常にずさんで...全文を見る
○中林委員 今の局長の答弁は答弁じゃないですよ。各県が自主的に一番いい方法でなどとおっしゃっている。それはとても生ぬるいんじゃないですか。目的外使用をしてはならないと土地改良法でかたく禁じているものが、目的外使用の疑いがあった、それを農水省として調査したわけですよ。それで、一番い...全文を見る
○中林委員 今後の対応については、それはそれなりに今度のさまざまな事例から前向きの姿勢を示されているんですけれども、それを出していくためにも各県の調査、これを各県が一番いい方法でと局長はおっしゃいましたけれども、しかし、私たちが問いただしてみたところ、会計帳簿を見てちゃんとやった...全文を見る
○中林委員 私は、やはりこの認識について、大臣初め農水省全体がもう少し厳しい対応をしていただかないと、とても今の農業経営の中から農民は納得できないというふうに思います。  特に、今回の問題で、土地改良区が自民党の私物化になっているのではないか、こういう指摘も農民の間から出てきて...全文を見る
○中林委員 今大臣が答弁されたように、三月二十四日に開かれた三木町の土地改良区の総代会で理事長が、ぐるみ選挙は以後はやらない、こう表明をされたようです。しかしながら、この依頼文書では「香川県土地改良事業団体連合会より加入依頼がありましたので、」こう明記されております。だから、こう...全文を見る
○中林委員 こんなことをやってむしろマイナスだという大臣の認識のようですけれども、マイナスのようなことをやるわけないじゃないですか。たくさんのお金を使ってそれぞれ送りつけて、返信用の封筒までちゃんと入って。だから、これはここに限ったことではない。本当にこういうぐるみ選挙をやめさせ...全文を見る
○中林委員 大臣の認識は、随分全国の本当の実情とはかけ離れている。再三この委員会でもそんなことはないという指摘がありました。事例を挙げれば切りがないぐらい癒着の構図はあるということを指摘しておきたいと思います。  むだな公共事業が随分問題になっているのですけれども、私は、やはり...全文を見る
○中林委員 大臣、ぐるみ選挙はいけないわけでしょう。それだけは確認させてください。
○中林委員 大臣、答弁されていないですよ。税金が使われているような土地改良区、それを一つの政党、一人の人が私物化してやるぐるみ選挙、これはいいのですか。
○中林委員 時代でないのをやっているのがある政党だということだと思います。ぐるみ選挙はいけないとおっしゃったことだけは確認をさせていただきました。  さて、本来、土地改良事業というのは、現地農民からの自発的申請に基づいて積み上げ方式で実施される、これが建前になっております。しか...全文を見る
○中林委員 手続上はこの事業について受益者八千六百七十五人のうち九五・六%の同意を得て申請した、こう言うわけですけれども、しかし、この同意の得られ方といいましょうか、それについて大変地元の人たちは、ちゃんと説明されて同意したものではないということを言っております。  平成十年十...全文を見る
○中林委員 以後調べてみたら大丈夫だった、こういう局長の答弁ですけれども、同意書をとるときにはそこまで言っていないんですよ。同意書をとるときはこの説明書でやっている。デメリットのところは、本当に気がつかないとわからないぐらいのデメリット。メリットは前面に出ているんだけれども、デメ...全文を見る
○中林委員 同意したものについては着工していくということですから、同意されない、協定が結ばれないものについては進めないという確認をとらせていただきました。  これは、平成十一年三月五日に異議申し立てが棄却されました。したがって、流域関係農民七十一人が原告団を結成して、平成十一年...全文を見る
○中林委員 法律は厳密にやらないと。そういう農水省の勝手な解釈で、これは違反に当たらないなどと言い切ること自体が私は大変間違いだと思いますよ。農水省がこういう姿勢だから、農道整備事業では、平成九年度から十一年度まででも、事業終了地域のうち、計画に対する事業費の増加割合が一〇%以上...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、そういうことを言っているわけじゃないんです。合意は当然の話ですよ。そうじゃなくて、農水省自身が計画変更手続をしなければならないにもかかわらず、いろいろな理由をつけてやらなかったのが二件もあったんですよ。そういうことは厳に慎まなけ...全文を見る
06月21日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
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○中林委員 先ほどから、農協栄えて農業滅びるという言葉が幾たびか使われました。そこで私は、農業を滅ぼさせない、農業を発展させる、その観点から、セーフガード問題についてお聞きしたいというふうに思います。  十日前に、私ども日本共産党は韓国を訪れて、セーフガード問題の調査を行いまし...全文を見る
○中林委員 この問題は、私がきょう初めて提起をした問題ではありません。予算委員会の中でも提起をしてまいりましたし、セーフガード発動要請が農業者の間からたくさん出ている間に、特に農水省の中でどのような体制になっているかお聞きしたら、全部兼務でやっている、専任体制はない、このようなお...全文を見る
○中林委員 これは、私がうそを言っているのではありません。この貿易委員会の責任者から、直接これまでの十四年間の経緯、もちろん、この十五を発動したということは農産物だけではありません、ほかのものも含まれております。  ただ、農産物についてはどのぐらい発動しているのか、これもお聞き...全文を見る
○中林委員 私は、この十四年間ということを前置きをして言ったわけですね。WTO協定以後というのは、もちろん数字としてはあります。しかし、ガット体制以後ずっとこのセーフガードの制度については変わっていないのですよ。だから、あえて私は言ってまいりました。  日本の場合は、今回初めて...全文を見る
○中林委員 もう取りまとめは終わっているでしょう。まだですか。当初、期間は、四月中に利害関係のあれもちゃんと聞いてと。もう六月に入っているのですよ。どうしてこんなに期間がかかってしまうのですか。何が、どこがどうなってしまっているのですか。だからこそ独立機関が必要なんでしょう。
○中林委員 大臣、最終的にはいつごろ判断されますか。
○中林委員 一年以内、これだって随分もう遅いわけですよ。暫定の期限ももう決まっておりますよ。だから、できるだけ早く本発動をしてほしい。四年間あるわけですから、構造調整もしなきゃいけないとか、いろいろそこにはありますよ。国内をどうしていくかという対策、それも早く取り組んでいかなきゃ...全文を見る
○中林委員 最後に大臣に提案したいというふうに思うんです。  今回の調査を通じて、私は、この同じアジアのモンスーン地域の中に住んでいる、それで農業もやっている、そういうお互い同士が共存していける道はないものかということを韓国でも申し上げたら、農林部の局長も、大変いいアイデアだ、...全文を見る
06月27日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
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○中林委員 まず最初に、大臣にお伺いしたいと思います。  昨日閣議決定されました、今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太方針と言われているものについてお聞きするわけですが、この中心的な眼目は、不良債権の最終処理、それも二年から三年かけてやるんだと...全文を見る
○中林委員 これは大変な問題だというふうに思います。それは、先般、農協二法の法案審議の中で、松本議員の方からこの点を質問いたしました。そのときに、農協、信連、農林中金、二兆八千五百七億円、平成十一事業年度末の不良債権があるわけですね。約三兆円近い。これがいわば最終処理の対象になる...全文を見る
○中林委員 いろいろな融資だとか借りかえだとか、そういうようなことで対策はとるんだというお話でございますけれども、しかし、農協系統、これも不良債権最終処理の対象になっているんだということであるならば、農家であれあるいは関連の地域のスーパーであれ、不良債権になっている、その問題を区...全文を見る
○中林委員 再建可能であるものは対象にならないんですよ、それはどれに対しても。これは、農協関連でなくても、再建可能であるものは最終処理の対象にならないでしょう。  だから、要するに不良のものですよ、再建不可能のもの。それを処理していくわけですから、農家が抱え、経営が悪化して、決...全文を見る
○中林委員 農業経営をやりながら図らずも負債がふえてしまったということで、農家の皆さん方は、もちろん、職業選択の自由というのは当然あるわけですよ、それは農業をやめてほかの産業につきたいとおっしゃる方、その方々を私は言っているわけでは決してありません。しかし、たくさん借金は持ってい...全文を見る
○中林委員 まだその原因が明らかでない、こういう長官の認識のようでございます。  そこで、宍道湖のコノシロ大量死の原因について、今長官からもお示しになったように、島根県はことしから、国土交通省そして宍道湖漁協の協力を得て、原因調査とコノシロ資源の有効利用調査に乗り出している。国...全文を見る
○中林委員 これとは別に、農水省の外郭団体のマリノフォーラム21が大橋川南岸二カ所で宍道湖の水質改善の実験を始めたと、これも報道されているわけですけれども。  水産庁長官にお伺いしますが、このマリノフォーラム21が実験を始めた目的、それから調査の中身、これをお答えいただきたいと...全文を見る
○中林委員 大体どのくらいのお金がかかるのでしょうか。
○中林委員 平成十二年、十三、十四、十五、十六、五年間ですね。年間五千万ということは、五、五の二億五千万相当だというふうに思ってよろしいのだろうと思うのですね。  だから、私は、ぜひ大臣にも認識していただきたいというふうに思うのですけれども、中海の最大の面積を持っていた本庄工区...全文を見る
○中林委員 前は水産庁長官がそうお答えになる立場だったのだろうというふうには思うのですけれども、しかし今、この中海や宍道湖の内水面漁業、それがこういう状況の中で瀕死の状況になっている。水産庁長官として、内水面漁業を振興させる上で、この開削問題にどのように取り組んでいくつもりですか...全文を見る
○中林委員 私は、先送りすることは許されないのじゃないかというふうに思います。  そこで、斐伊川、神戸川治水事業に伴って、松江市の大橋川改修事業の現地測量が七月にも着工されようとしているわけですが、六月十二日に島根、鳥取両県知事が取り交わした確認書の内容によりますと、両知事の確...全文を見る
○中林委員 条件はついてはおりますけれども、副大臣、ちょっと確認だけさせてください。  淡水化が中止されて堤防が開削された場合、そのアセスの実施以前に着工ということはあり得ませんね。
○中林委員 農水省は、干拓事業と深くかかわるわけですけれども、どのように対処するつもりでしょうか。
○中林委員 話をまだ伺っていないというのはちょっと驚いてしまいましたけれども、要するに、国営の土地改良事業にかかわる問題です。斐伊川水系の治水対策上の確認事項ではありますけれども、そこにはこの干拓事業あるいは淡水化事業の施設ももちろん入っているわけですから、当然、この確認書に基づ...全文を見る
○中林委員 時間が過ぎましたので終わりますけれども、長官が言われたように、あの堤防を開削したシミュレーションもちゃんとやりました。そのときは明らかに水質は改善されたという結果も御存じなのに、変わらないという意見が大半ですなどとおっしゃったことについては異論を申し上げて、質問を終わ...全文を見る
09月26日第152回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○中林委員 今回、イギリスの獣医研究所の最終検査の結果、日本で狂牛病が発生したことが確認されました。このことは、日本の畜産、酪農、そして消費者へ与える影響というのは、はかり知れないものがあるというふうに思います。改めて私は、狂牛病の日本への侵入を許した政府の責任、これを指摘したい...全文を見る
○中林委員 今後の方向性を出す上でも、どういうことに政府は責任を負わなければならなかったのか、この点を明らかにしたいと思います。  今回の狂牛病に感染した乳用牛は五歳牛です。狂牛病というのは幼獣のころ汚染された肉骨粉を摂取したとき感染しやすいとされていることから考えると、九六年...全文を見る
○中林委員 今、こういった狂牛病の発生を許してしまったというところの入り口のところで、やはり九六年という年、これはイギリスでのあの大量的な狂牛病の発生の事実など知られておりましたし、WHOもこういう勧告をした。それを受けとめて、これでよかったのかという検証はやはり必要なのではない...全文を見る
○中林委員 経緯については私どももよく承知しております。私が指摘したかったのは、九六年のときにやはりまだ危機感を持っていなかったという反省がある、その中身としてどこが甘かったのかという点をやはり大臣にもちゃんと認識していただきたい。  例えば、屠畜場に行ったときの獣医の判断が間...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、事は、やはり国民の命にかかわる問題、そして畜産業などに関係する重大問題ですから、本当に厳しく対応し、今申し上げたことを実現していただきたい、このことを申し上げて終わりたいと思います。
10月17日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○中林委員 先ほどから、各委員から農水省並びに政府の責任問題が厳しく言われているわけですけれども、前回、私の質問でも、この責任問題をただしてまいりました。国民の信頼を取り戻すためには、この責任問題はあいまいにはできない、そういうことだというふうに思います。  ここに、日経の十月...全文を見る
○中林委員 調査委員会を立ち上げて、責任問題も明確にする、こういうことですね。
○中林委員 そこで、一番国民、消費者の信頼を取り戻す、本当に安心を得られるということは、安全宣言をするとかどうとかというよりも、中身の問題だというふうに私は思います。ここのところが得られなかったら、どんなことをやっても、いつまでも狂牛病問題というのは続いていくだろうというふうに思...全文を見る
○中林委員 公表することは当然の、最低の義務だというふうに思うのですけれども、この自主点検、自主回収、なかなかこれで本当に安心だろうかということで、ここにもやはり私は厚生労働省としての規制はかけなければいけないのじゃないかということを申し上げておきたいと思います。  そこで、先...全文を見る
○中林委員 私は、本当に全部国民の前に明らかにして信頼を得るということが必要だと思うのですね。だから、第一次分じゃなくて確定してというふうに方針が変えられましたけれども、最初は、厚生労働大臣が第一次分でも発表する、ああ非常にいいなというふうに思っていたんですよ。そのくらいの覚悟で...全文を見る
○中林委員 今農家の皆さんが、畜産あるいは酪農を続けられるかどうかという瀬戸際のところに立っております。これまで私もずっと言ってきましたけれども、国民には、いわんや農家には何の責任もない。  農水省が第一次BSE関連緊急対策というのを出されました。これを出されたのを受けて、日本...全文を見る
○中林委員 そこで、畜産事業団による調整保管というのは、価格下落対策としてはこれまでもとられてきた対策なんですね。今、実際肉がどのくらい下がっているかというと、三割から五割価格下落になっている。こういう中では、私は、当然この調整保管というのは生産者団体の申請に基づいてやるわけです...全文を見る
○中林委員 もう一つ具体的にお伺いします。  この買い入れの問題と同時に、価格制度として唯一あるのが、先ほど言われたマル緊、肉用牛肥育経営安定制度、これがあるわけですけれども、これについては増額も考えるとおっしゃっているわけですね。その増額が必要だと私が思うのは、これは保険的な...全文を見る
○中林委員 農家の皆さんからいっぱい要望を聞きました。残り時間がわずかになりましたので、三点具体的にお答えいただきたいと思います。  酪農家にとって初生牛、ぬれ子ですね、この価格の下落が今大問題になっていて、緊急に肉用子牛生産者補給金制度、これにはぬれ子が入っていないので、ぜひ...全文を見る
○中林委員 五万円という被害補償を唐突に私が出したというふうに大臣ひょっとして受けとめていらっしゃるかもわかりませんけれども、但馬牛のところでは、町を挙げて五万円の根拠も出しているわけですね。  だから、これは今回、私は、そのぐらいは政府は思い切った対応をしないと農家は納得しな...全文を見る
11月16日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会農林水産委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  十月十八日に全頭検査が始まったことによって、政府は安全宣言をいたしました。しかし、午前中の審議の中でも明らかなように、まだ牛肉の消費は戻っておりません。それは、消費者が現在の政府の対応に対して不信感を抱き、不安が払拭し切れてい...全文を見る
○中林委員 やはり私は、農水大臣の認識は極めて甘いというふうに思うのです。  それは、真剣な検討、これをやっている、やっていると言われるんですけれども、しかし、数字を見て若干回復しているとかそういうことで、私は、政府の対応、これが十分検討されなければならないというふうに思うので...全文を見る
○中林委員 選択肢の一つに焼却処分もあるとおっしゃるんですけれども、そんなことを言うから、やはり国民は安心をしないということなんですよ。もうここで、市場隔離はする、そうであるならば、それは施設の問題などあるでしょう、だからその期間は必要だというふうに私どもは思いますけれども、そこ...全文を見る
○中林委員 検査前の肉は隔離して市場には出さないんだ、こういうかたい決意をさっき大臣は述べられたわけですよ。だから、それで品質が悪くなるとかそういうことはもう関係ないじゃないですか。だから、十八日前で小売店の皆さんが持っていらっしゃるもの、そこではもうどうにもならないわけですから...全文を見る
○中林委員 そういうことを言うから、品質が劣化するとかいろいろなことを言うから、また出てくるんじゃないか、こういうふうにどうしても思っちゃうんですよ。だから、そこは、引き取りますよ、買い入れますよという方向をぜひもう一度検討いただきたいということを申し上げておきたいというふうに思...全文を見る
○中林委員 千二百度だとか千五百度、これはなぜこういう話が出るんですか。
○中林委員 私は、今局長が言ったことをやはり広く国民に周知徹底させること、非常に大切だというふうに思います。  基本的にはこの肉骨粉の焼却について国が責任を持つというのは当然なんですけれども、現実にはなかなか進んでいないということがございます。  そこで、環境省にお伺いするわ...全文を見る
○中林委員 これはもう待ったなしのことで、毎日毎日肉骨粉が積み上がっていくということですので、国が責任持って確保し処理できるようにお願いしたいと思います。  それから、安全な肉を食卓にということで、検査体制の安定的な運営、これも非常に今求められております。これは、屠畜場の安定的...全文を見る
○中林委員 ぜひ実態を把握していただき、検討をお願いしたいというふうに思います。  そこで、今回のBSE発生、それはもうずっとこれまでの議論で明らかなように、農家にも、あるいは関連業者にも消費者にも責任はないということは明らかです。  そこで、このBSE発生によるさまざまな損...全文を見る
○中林委員 それで、今金がないところはつなぎ資金でということで、融資対策を打たれました。しかし、今、農家は負債をたくさん、とりわけ畜産農家が負債を抱えていて、もう融資では間に合わないんだ。しかも、今回出された条件が一・六%、しかも一年間で返さなきゃいけない、こういう厳しいものです...全文を見る
○中林委員 この辺のそばからも、行政のミスだ、ミスだとおっしゃっている。朝の平沼大臣の答弁も、テロと同じみたいなものだというお答えもありました。  まさに今回の被害の問題は、これは政府の責任だということは明らかなんですよ。だから、これに対して政府が国民に対して誠実に補償を行うと...全文を見る
○中林委員 これは農水省も調査していらっしゃるでしょう。大体、関連業者、どのくらい被害があったのか、売れ行きがどのくらい減ったかということは明らかにされているはずですよ。五割だとか六割だとか減になっている、こういう数字もありますし、私たちが聞いているのは七割、八割減だ。例えば、三...全文を見る
○中林委員 時間が来たので終わりますけれども、しかし、イギリスが何年たった、EUが何年たったというんじゃないんですよ。そこをちゃんと日本の政府は見てきたわけですから、その対応をやらないできたその責任ですよ。その後の責任ですよ。そこを十分とらなければだめだ。  そこを私は、間断な...全文を見る
12月05日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 私は、先週の週末に、二頭目のBSEの感染牛が発症いたしました北海道の猿払村また近くの豊富町を訪問して、酪農関係者の皆さんそれから農協、村当局などと懇談をしてまいりました。  そこで、本当に深刻な事態になっているということを改めて感じましたし、酪農家の皆さんの気持ちに...全文を見る
○中林委員 その後の対応などを聞いているわけじゃない。この九六年のWHOの三の項目と四の項目、とりわけ三の項目ですよね。専門の検討会を立ち上げてその御意見を聞いたというのは当然のことだと思いますよ。思いますけれども、農水省が最終的な判断をして、その対応を迫られたわけですから、その...全文を見る
○中林委員 専門家を招いて検討会を開くというのは、それは当然でしょう。しかし、イギリスで既に発症してから十年たった時点ですよ。イギリスでも報告が出ている、そういうことを考えれば、食物連鎖というのは起こり得るということで、WHOはその加盟国の人の健康を守るという立場から、そういうこ...全文を見る
○中林委員 時間は限られているし、きょうの理事会でも申し合わせました。もう後が切れているわけだから、答弁者もやはり質問に端的に答えていただきたいというふうに、私は順を踏んでやはり質問させていただいているわけですので、その点は大臣にも要請をしたいというふうに思います。  そこで、...全文を見る
○中林委員 その検討会で論議をするのも一考でしょう。しかし、私たちは、いろいろな全国の人たちの声もお聞きし、これまでの経過も全部調べて、そして、やはりここに原因があったんじゃないかというふうに、もう何度も何度もこの委員会あるいは連合審査でお聞きし、そして、ただしているわけですよ。...全文を見る
○中林委員 政府全体としての責任ということだとか、そういうのはあると思うんですけれども、農林水産省としての問題としては、やはり最高責任者である大臣がそこは答えていただかなければならないというふうに思います。  そこで、大臣、このパンフレット、ごらんになりましたことありますか。こ...全文を見る
○中林委員 次に、輸入検疫問題についてお伺いしたいというふうに思います。  牛でも馬でもですけれども、輸入される際には、当然、輸出国側の家畜伝染病にかかっていないという証明が必要ですが、その証明書があったとしても、輸入の際に検査をする二重検疫がなされていますが、これが検疫の重要...全文を見る
○中林委員 そこで、今回発表になりました中間報告、これを見ました。ここで指摘されている肉骨粉のイタリアからの輸入問題、これは大変重要な問題を含んでいるというふうに思います。  イタリアの輸入はすべて加熱条件を守っているとの証明書がついていたわけです。しかし、調べてみたら、加圧器...全文を見る
○中林委員 その信頼関係で、証明書がついているから、では一〇〇%あなた方はこれを信頼する、そういう処理をされたんですか。
○中林委員 しかし、二重検疫というのは、特に肉骨粉というのは目視だけではわからない、そういうことだと思いますし、科学的に解明する手段がまだ日本になければ、そこに異常プリオンを含んでいるものがある可能性をやはり予測しなきゃならなかったはずだ、そうなれば、輸入禁止措置あるいは混入防止...全文を見る
○中林委員 私、大臣にぜひ認識してほしいと思うんですけれども、安全の確保ということは、危険な事態の可能性を事前に予測して、危険性をすべて排除する、これは同意できると思うんです。  そうすると、輸入肉骨粉、イタリアに限らずいろいろな国からされた、全部証明書はついてきたでしょう、ち...全文を見る
○中林委員 私は本当に、お一人お一人の切実な声を聞きながら、とても涙が出るような思いでお聞きしました。牛は家族だということもおっしゃっている中で、本当に、出荷しなきゃならない牛を抱えながら出せないというこの状況ですよ。それはどういうところから来ているかということなんですね。  ...全文を見る
○中林委員 そうすると、確かに三人の体制で評価していくんだということをお聞きしているんですけれども、評価の基準、これは、では三人の身勝手なことでいいんですか、ではBSE前の、発覚の時点でやるよとか。やはり国が、この酪農あるいは畜産が今後も続けられていく、安心して続けていいよと言え...全文を見る
○中林委員 その取引価格が今物すごく下がってしまっている。この時点でやられたんじゃ、今三頭が発覚した、どなたもが、いや、四頭目、五頭目という話が出る、そのたびに下がっていったら、下がった価格の八割なんかということでは、もうとてもじゃないけれども、意欲を持ってもう一回やっていこうか...全文を見る
○中林委員 私は、千葉で一頭目が発覚した農家の方の切実な思いとして、今はもう出ているのかどうかわかりませんけれども、十一月末の時点ではまだお金がおりておりませんでした。本当に、新しい牛も導入して搾乳を始めたやさきに二頭目が発覚したという状況で、一時はもうやけ酒を飲んでいたと聞いた...全文を見る
○中林委員 研究期間は余り置かないで、もう既にみんな不安がっているわけですから、これがあればとおっしゃる地域もありましたので、今までの設計とは別枠でもいいですので、ぜひ検討していただきたいというふうに重ねて要望をいたします。  大臣、さっき遠藤副大臣の方から、あらゆる総合的な施...全文を見る
○中林委員 今度の第二次の中で、そういう無利子の一・六%の一年というつなぎ資金が出たのは承知の上で、それでは借りられないという切実な声があって、やはり長く、どうせ長期になっていくんだから償還期間を延ばしてほしいというのが切実な声です。  実は、連合審査のときも、卸売業者だとか飲...全文を見る
○中林委員 最後に、御返事はいただかないので、検討をしていただきたい旨だけ申し上げたいと思うのです。  それは、農家の人たちの非常に強い要望だったのですが、BSEについては、母子感染ルート以外は、肉骨粉以外には感染はあり得ないので、酪農家や肉牛生産農家は、それに対する十分な配慮...全文を見る
12月17日第153回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○中林委員 私は、牛海綿状脳症、BSE問題について質問をいたします。  きょうは非常に時間が短いので、今すぐ解決が求められている問題、差し迫った問題に絞ってただしたいというふうに思います。  私は、この間、一頭目の千葉県、二頭目の北海道猿払、三頭目の群馬県宮城村というふうにず...全文を見る
○中林委員 大臣、私は、廃用牛の問題では、非常に貴重な肉資源だということは、これはもう農家の人たちも十分承知の上ですよ。承知の上だけれども実際動かない。  しかも、これは北海道の標茶の畜産農家の方々、酪農家から、もう死ぬよ、死にそうだ、こういう声も上がっていますし、別海町では、...全文を見る
○中林委員 とても納得いきません。  それは、本当に農家の人たちは家族同然に牛を飼ってきている。その廃用牛の行き場がなくなっている。どうするんですか、こうお聞きすると、どうしようもないんです、だから野良牛にするしかないかな、こういう声さえ出ているような状況なんですよ。農水省の周...全文を見る
○中林委員 時間が終わりましたので、今の点なんですけれども、ぜひ委員長に、この当時、この審議会に出席していた横山流通飼料課長、それからつるが流通飼料課長補佐、当時の畜産局長、熊澤局長ですね、ぜひこの委員会に証人喚問を要求したいということを申し上げまして、質問を終わります。