中林よし子

なかばやしよしこ



当選回数回

中林よし子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月10日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○中林委員 私は、十二月十七日の予算委員会の質問に引き続いてお伺いしたいと思います。  予算委員会で、廃用牛の行き場がなくなっている問題を指摘して、農水省の周りで野良牛が出たらどうなりますか、こういう質問もさせていただきました。その後、この私の指摘どおりの事態が、埼玉県でも熊本...全文を見る
○中林委員 事業団買い上げ。
○中林委員 私はあえて冒頭、昨年十二月十七日の予算委員会を踏まえて、さらに深刻な事態になっているということで、同じ答弁を言われても私は本当に納得できないんですよ。  そして、乳廃牛の出荷の問題で一定の施策は出ました。しかし、これについて現場はどう言っているかということなんですよ...全文を見る
○中林委員 それから、事業団買い上げの問題ですけれども、調整保管でということをおっしゃるんですよ。しかし、今回のBSEの問題は今までにない事態が起こりました。法律でちゃんと買い入れができることになっているんですよ。それをやらない。今まで牛に調整保管はしたことないんだから、初めての...全文を見る
○中林委員 年が明けてから入札はありましたよ。どん底になったところから考えると若干値を戻したということで、それで今これでいいんだみたいな話だったら、絶対農家は納得しませんよ。  言っているように、やっとこさ年を越した。今後本当に消費が戻らなければ、日本の畜産、酪農というのはもう...全文を見る
○中林委員 また大臣の方からみんなでという言葉が出てきたんです。私どもも、もちろん、農家の皆さんと懇談のときには必ず消費者も来てくださいといってやって、消費者の皆さんも農家の苦労がわかって、これから牛肉食べます、こういう発言も会場からは出るような状況なんです。私たちも努力はしてい...全文を見る
○中林委員 どうも二十六日、二十八日の発言については、もう弁明これ努められる、説明が長いというふうに思います。  私は、法規制をしていればというのは今回の肉骨粉の使用問題についてですよ、それについてしか私たちは今法規制の話はしてないわけですから、そういうことが出てくるわけがない...全文を見る
○中林委員 大臣は、当時、法的に禁止令を出していればよかったというふうにお認めになりました。  しかし、今私が質問をいたしました九六年四月の専門家による検討会、これはだれも行政指導でよいなどという発言はどこにも出てきていないにもかかわらず、発言要旨では、行政指導すべしというふう...全文を見る
○中林委員 ちょっと声が小さいので、非常にわかりにくいというふうに思うんですね。  それで、私はあえて言いたいと思います。これは委員長に申し上げたいと思うんですけれども、非常にここのところが、なくなった、なくなった、なくなった、もしよかったら先生来て調べてくださいとまで言われた...全文を見る
○中林委員 非常にあいまいじゃないですか。それを言明するようなことをおっしゃらないでいただきたい。  ということで、私は、委員長、ぜひ当時の衛生課長青沼さん、それから今の衛生課長宮島さん、これを確かめたとおっしゃるのです。そのお二人の当委員会への証人喚問を要求したいというふうに...全文を見る
○中林委員 それから、時間がなくなりましたので、もう一つ。  大臣は、ずっと専門家の意見を聞いて今まで対応してきたとおっしゃいましたよね。それで、四月二十四日に飼料部会の検討会がございます。このときも二人の委員が禁止を求めております。しかし、当時の横山流通課長は、「また五月にで...全文を見る
○中林委員 これはまさに、五年間、何で開かなかったんですか。
○中林委員 そんなでたらめな答弁、私は納得できないですよ。  なぜなら、その前に飼料部会が開かれて、このときの問題提起が、これは四月の十二日ぐらいだったですかね、最初、通知を出す前ですよ、通知を出す前に部会が開かれて、WHOの勧告を受けたと。飼料安全法第二条の二に基づく飼料にお...全文を見る
○中林委員 最初の専門家による検討会も、それから法律に基づく飼料部会の検討会も、本当に一級の人たちが出てこれだけのことを言っている。当時言っていたことを、大臣もお認めになったように、禁止をちゃんとやっていれば今日の事態はなかっただろう、こう言われる。しかしながら、今また第三者委員...全文を見る
○中林委員 終わります。
02月13日第154回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  BSE、いわゆる狂牛病問題での武部農水大臣の責任はもう既に明らかになっております。そこで、きょうは総理にのみ質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。  今、畜産農家や肉関連業者に多大な被害を及ぼし、さらには国民に大き...全文を見る
○中林委員 当時の局長や課長でさえも、やはり禁止をすべきだった、行政指導ではまずかった、こう言っているし、武部大臣でさえもおっしゃっているわけですね。それが総理として、大臣にその点をちゃんと調べるようにと命令しているとおっしゃるんだけれども、私は今、内閣の最高責任者としての総理の...全文を見る
○中林委員 農水大臣とはもう随分委員会などでやっております。  そこで、総理は今、農水大臣にそういうことも含めて今いろいろ原因究明をやっているんだ、検証もしているんだとおっしゃるんですけれども、私は、総理自身の責任も決して免れないんじゃないかというふうに思うんですね。  とい...全文を見る
○中林委員 あなたはいつも、九七年の家畜伝染病予防法の附帯決議の話を出されます。都合がいいときだけ附帯決議を出されるんですよ。今まで数々附帯決議があったけれども、一体どれだけ実行しているんですか。セーフガードの発動の問題などは衆参両農水委員会で全党一致で発動すべしだと決議しながら...全文を見る
○中林委員 今まで対応のまずさということは一定お認めになったと思うんですね。もちろん今、検討委員会で検証はしておりますけれども、それも当然踏まえなければなりませんけれども、それならば、九六年当時だけの問題じゃなくて、総理になられて、昨年の四月以降の対応の問題で、私はこの点でも大き...全文を見る
○中林委員 私は、総理がいかにも人ごとのようにおっしゃっていると。あなたが内閣の最高責任者として、今これだけの被害を及ぼしていることにどういう認識でもって立っているかということ、本当にちゃんと国民は聞いているわけですね。  そこで、実は、このステータス評価を断るときにEUと日本...全文を見る
○中林委員 事実関係を正確にとおっしゃいますけれども、事実関係を正確に私も言っている。大臣あての手紙をあなたは見ていないじゃないですか。それを見ていないのに断っているなどということが通りますか。  しかも、OIE、つまりこれは国際獣疫事務局といいますけれども、この基準にそろえて...全文を見る
○中林委員 その今まで不適切なという点を、非常に大きい観点から私は二つ申し上げた。それさえも言明はされない。しかし、いろいろ不適当な行政の対応があったということはお認めになったというふうに思うんですね。  EUステータス評価でレベルスリー、このようにEUが評価をしたその理由とし...全文を見る
○中林委員 農林水産省の試算で、昨年発生以来十二月まで二千二百億円近い損害があると。これは農家だけではありません、関連業者も含めての試算を発表になりました。当然、今言われたように、農家に責任はない、関連業者に責任がないわけですから、この被害に対して政府が補償するというのは当然のこ...全文を見る
○中林委員 私もずっと政府の対応を見てきました。確かに幾つかの対応はございますけれども、しかし、現実とは大きくかけ離れているとこれを言わざるを得ません。しかも、被害についての補償という問題、これは出ていないんですよ。  私の地元は島根県です。そこで二月の初めに競りがございました...全文を見る
02月25日第154回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中林委員 まず、私は初めに、廃用牛の買い上げ問題で質問をいたします。  政府は、二百億円の規模で、二月一日から廃用牛流通緊急推進事業というものを始めました。私どもは、非常にこれは強く望んでいた事業なんです。農家の方々も大変強く望んでおりました。しかし、この事業が始まってからき...全文を見る
○中林委員 本当に私は、大臣の認識というのは現場を見ていないなというふうに思うんですよ。こういう農協だとか屠畜商組合などにゆだねているということになると、当然その先の屠畜場の問題などが出てくるわけですね。そこが受け取らなければ、農協だって屠畜商だって動かないということにつながって...全文を見る
○中林委員 検討するということは約束されたわけですけれども、これは昨年の九月に発生して以来数カ月を経て、もう本当にぎりぎりのところで、先般も農水省の前に、やむを得ぬ気持ちで農家の皆さんが牛を六頭連れて農水省に抗議をする、あるいは要請をするという行動をされました。私は、その姿を見て...全文を見る
○中林委員 実は大臣、私が質問したのは、今回の金の流れの仕組みですよね。ここで雪印食品のような不正問題、それが起こらないという保証があるのか。そういう民間団体に実施母体をゆだねていることによってそういうことが起こり得るんじゃないか。起こらないという保証はありますか。
○中林委員 私は、せっかくBSEに対する対策としてやられる税金が不正に流用されてはいけないというふうに思うんですよ。  それで、例えば、これは二月の二十一日の朝日新聞ですけれども、大阪で、給食向けの肉に対して、BSE検査済み、こういうものがちゃんと張ってあるんですけれども、中身...全文を見る
○中林委員 今、検討会で見直し作業をやっているんだということだったのですけれども、それはそれで当然のことです。  このJAS法、これは、表示基準として名称と原産地を表示することとして、この表示を守らない業者があった場合、農水省は、守るようまず指示を出します。その指示に従わなかっ...全文を見る
○中林委員 一定程度お認めになったようですけれども、このJAS法の中で、有機農産物については、守らなかったら即罰則があるわけですよ。だから、そこは厳しくやりながら、食肉についてこれだけの順番を踏まなければ罰則がないというのは、やはり業者に対してはつけ入るすきをどうしても与える。こ...全文を見る
○中林委員 本当に食品の表示問題、これは法律がちゃんとあるわけですから、厳格に対処を求めたいと思います。  さらにもう一つ、厚生労働大臣に来ていただいているわけですが、食品衛生法第十一条二項で、「基準に合う表示がなければ、これを販売し、販売の用に供するために陳列し、又は営業上使...全文を見る
○中林委員 質問時間が参りましたので、最後に大臣、一点だけ。  これだけ表示規制に対して非常に甘い。そこで、やはり人員体制が問題だというふうに思うんですね。ちゃんとできるような人員体制、これをふやすという言明をしていただきたいと思います。
○中林委員 終わります。
02月28日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○中林委員 まず初めに、BSE問題について質問をいたします。  雪印食品の偽装工作、本当に多くの国民の怒りを買いました。これは氷山の一角だということは、多くの人たちが指摘をしていました。昨日、食肉卸第二位のスターゼン、食肉偽装が明らかになりました。本当に私は、今の農家の人たちの...全文を見る
○中林委員 農水省の対応はと言っているんです。
○中林委員 私は、やはり、今そういうJAS法を含めた検討会などをやられているわけですけれども、本当に厳しい対応をしないと、表示についての信頼は失墜しているわけですからね。これは国が、政府がきちっと対応しなければ信頼は回復できない。当然、企業モラルを問う、自主的な検査をするとかいう...全文を見る
○中林委員 事業団買い入れの問題ですけれども、そんなことをやれば輸入肉に占領されるなどと言っているけれども、しかし、現実に値段が戻らない、売れないわけですから、そうなれば、やはり今のままではだめだということの反映なんですよ。そんなことは農家の人たちも百も承知です。  だから、や...全文を見る
○中林委員 幾ら言ってもそれ以上の答弁が出ないようですので、本当に今農家の人たちは明るい兆しが全く見えないということで政府の対応というものを見守っておりますので、ぜひ前向きな御検討を願いたいというふうに思います。  続いて、セーフガード問題で質問したいと思います。  昨年十月...全文を見る
○中林委員 大臣は、数字のいいところだけおとりになるわけですけれども、全体としてやはり畳表は相当輸入がふえている。ネギやそれから生シイタケの方も、実は輸入は、前年比に対して、ことしに入ってから減ってはいるものの、しかしながら値段は全く戻っておりません。そういう産地の悲鳴が相変わら...全文を見る
○中林委員 武部大臣、今、日中農産物貿易協議会において協議しているんだ、これからもやるんだとおっしゃっているんですけれども、これは輸出規制を相手に求めているんじゃありませんか。民間協議というけれども、必ず農水省同席しておりますよね。まさに私は、WTO協定違反をおやりになっているん...全文を見る
○中林委員 情報の交換だったら、わざわざこんな協議会要らないんですよ。幾らでも情報はもうはんらんしているわけですから、幾らでもとれるということだというふうに思うのですね。それで、もう明らかに新聞報道でも、輸入抑制措置を相手に求めているんだ、こういうことになっているわけですからね。...全文を見る
○中林委員 その民間協議から抜ける業者というのは当然出てきますね。
○中林委員 ロシアとの魚のこともありました。だから、そういう意味では、いろいろな問題がやはりここには内在しているということを指摘せざるを得ません。  外務省に聞きますけれども、中国は、昨年十二月十一日にWTOに正式に加盟をいたしました。中国の加盟後、経過的に、通常の加盟国とは異...全文を見る
○中林委員 外務省として、比較してどちらがどうと言うのは困難みたいな話をされたわけですけれども、しかし、順当にこの違いを読めば、私は発動要件はかなり緩和されているというふうに思います。  つまり、今までのセーフガードの発動要件というのは、国内産業に重大な損害またはそのおそれが生...全文を見る
○中林委員 ネギだとかシイタケだとか、輸入が急増してセーフガード発動を私たちが求めたときに、農水省はずっとガイドラインを持っていなかったのですよ、基準を。それが調査前一カ月にやっとその基準を設けて、そして調査に踏み切っていくという非常に遅い対応になったということです。  私は、...全文を見る
○中林委員 私は、農水省がもう日本で初めて本格セーフガードを発動するかという直前まで行って政治的な問題で発動しなかった。一つ私は壁を越えられたというふうに思っていたんですよ。だから、今回、対中セーフガードができるということになったら、そういうお決まりの答弁じゃなくて、本当に大臣の...全文を見る
○中林委員 私が、外務省にわざわざ、二国間協議で自主規制を求めるのはWTOに抵触しますよという回答を求めたのは、大臣が、今日本政府と中国がやっていることは、もうそれに抵触するかどうかのすれすれのところをやっている。むしろ私たちは抵触していると言わざるを得ない。WTO協定上、本当に...全文を見る
○中林委員 私は、副大臣に、本当に食品衛生法をもう一回見ていただきたい。ないですよ、そんな、ここから先は命令で、ここから先はモニタリングで終わるなんという。運用上の問題ですよ。厚生労働省が決意さえすれば、命令検査なんてすぐできるのです。  基準値を超えるのが、今モニタリングのと...全文を見る
○中林委員 終わります。
03月28日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○中林委員 私は、まず乳価の問題で質問をいたします。  本来、BSEが発生しなかったらば、乳価の価格決定というのは昨年の秋にされる予定でありました。したがって、私は昨年の秋に、日本の加工原料乳の生産を支える北海道十勝地方に行きまして、市場原理の導入によって、価格制度の改悪によっ...全文を見る
○中林委員 BSE発生以前の時点においても大変な状況だったということを、まず私は、大臣が認識されているのかどうかということをお聞きしたかったわけです。  そういう状況のとき、不足払い制度が廃止されて市場原理に流されていったという中で、やはりこの価格の決定、特に加工原料乳の生産の...全文を見る
○中林委員 BSE対策については後でまたお伺いするわけですけれども。  乳価の決定で若干引き上げたということなんですけれども、それでは足らないということを私は申し上げているわけです。乳価に対して質問しているわけで、さまざまないろいろな施策はありますよ。その施策も十分やっていると...全文を見る
○中林委員 延長してほしいというのは、本当に切実な要求なんですよ。延長しないならばやはりそれに見合うだけの対策が、今まで順当に来ておったらそれはよかったでしょう。しかし、こういうBSE発生という、今まで味わったことのないような、しかも農家の責任でないところで起きて、経営が大変な事...全文を見る
○中林委員 それで本当にBSE対策が、大臣が全力を挙げて取り組んでいるとおっしゃるにふさわしいものなのかどうか、これもやはりたださなければならないというふうに思っているのです。  昨日、二〇〇二年度の予算が成立をいたしました。この予算に、BSE対策費、本予算では十三億円しか組ん...全文を見る
○中林委員 事業団予算を使っているわけですよ、それ以外は。  本来事業団というのは、関税収入だとかそういうことで、指定事業というのが決められて、そこにずっと使われていくということで、私は、昨年九月に日本で初めてBSEが発生して、予算上の措置がなかったから、事業団の財源があった、...全文を見る
○中林委員 国に立てかえてほしい、後で払いますよという話なんですよ。だから不公平は生じないんじゃないですかということを申し上げて、ぜひ検討を、農家の人たちの非常に強い要望ですので、加えていただきたいというふうに申し上げます。  それから、BSEマル緊、これは延長されるというふう...全文を見る
○中林委員 今農家の方々が、やはり廃用牛の滞留で困っていらっしゃる。せっかくの制度ができたんだけれども、なかなかうまくいかない。やはり、廃用牛の屠畜の専用屠畜場、これをぜひ設けてほしいということは、先般私も要望して、前向きに検討するというお話がございました。  この検討状況、そ...全文を見る
○中林委員 非常に農家の皆さんの要望が強いし、ぜひ国が責任を持ってやはり買い上げるという野党四党案、それの実施をされることを要望しておきたいと思います。  次に、農林漁業金融公庫食品流通改善資金の問題でただしたいというふうに思います。この貸し付け問題なんですけれども、貸し付けの...全文を見る
○中林委員 準営業権が対象になるのかと言っているんです。
○中林委員 事前にお伺いし、この点は何度も確認したんですけれども、ちゃんと農水省の答弁書はあるんですよ。準営業権については承知しておりませんと。ちゃんと規定上は営業権になっていて、準営業権というのは出ていないんですよ。急にどうしてそういうふうに変えるんですか。  そこで、公庫の...全文を見る
○中林委員 時間が来ていて申しわけないんですけれども、確認だけさせてください。これは、融資を大阪に確約したんですか、しないんですか、それだけ。
○中林委員 今後の問題ということで、まだ確約はされていないというふうに受け取りました。  終わります。
04月03日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 BSE問題に関する調査検討委員会の報告についてただしたいのはやまやまではございますけれども、それは午後の質疑に譲るといたしまして、法案の質疑をさせていただきたいというふうに思います。  法案の中身に入る前に、この法案の前提になる農業構造改革問題について質問をしたいと...全文を見る
○中林委員 現実問題、その新政策が目指した方向にはほど遠い、こういう総括をされております。その原因について、著しい経済的な変化があった、そこに私は責任転嫁してはいけないというふうに思うのですね。十年後を目指すという新政策、大々的に打ち出して、それに右へ倣えでさまざまな施策も施され...全文を見る
○中林委員 その新政策で、しかも今回も構造改革というのが出されているわけですけれども、本来ならば、十アール当たり一番所得が高いのが十ないし二十ヘクタールにこうやっていくんだという話だったんですね。ところが、この間、一番稲作で所得が高い面積、それは三ないし五ヘクタールのところですよ...全文を見る
○中林委員 私は、原因を尋ねました。今、さまざまな原因が考えられるということで非常に抽象的に述べられましたし、それから、まだ途上にある構造改革、だからそういうことになったんではないかというふうに今大臣おっしゃったんですよ。私、書きとめました。本当の原因は私は明らかにされていないと...全文を見る
○中林委員 消費者のニーズにこたえて市場原理に任せたんだと。それを国民からいえば、消費者からいえば、それはこれだけ経済が苦しいわけですから安ければ安いほどいい。そういうことに任せていて農家の経営が維持できるのかという問題が問われるわけですよ。それでは私たちはいけないということをこ...全文を見る
○中林委員 私は、この新政策、端的に稲作の今の現状を示したわけですし、それからさまざまなところでの論文の指摘なども紹介をいたしました。まさに破綻していると言わざるを得ないというふうに思うわけです。  これは、先ほど大臣も新しい構造改革の、何かこういうようなものを、それとは全然違...全文を見る
○中林委員 結局、みずから本当は破綻している、現実はもう惨たんたる状況だというのは、現実はお認めになっているんだけれども、それでもなおかつこの線を進めていくということを大臣は強弁されているわけです。私は、この新政策の路線を、今度、もっと強力に政策を集中しながら進めていくんだ、こう...全文を見る
○中林委員 今お聞きしたら、残余の株式には制限がないというお答えだったわけですね。そうすると、最大株主が民間企業になることも当然考えられ、しかも、これは外資が持つことも排除はされていないというふうに思うわけですけれども、そこは確認したいと思います。
○中林委員 要するに、ちゃんと明確に答弁されないものですからあれですけれども、今私が指摘したように、残余の株式の制限がないわけだから、最大株主が民間になったり、外資も当然入る余地があるということが明確になりました。  農業生産法人には、農地法で構成要件が定められて、農業関係者以...全文を見る
○中林委員 要するに、法律上の上限はない、事業計画の中で定めるという方向です。  そうなると、農業生産法人への出資制限、これは農業生産法人に対する企業支配を防止するために設けられております。二〇〇〇年の農地法の審議の際、私も当時の構造改善局長の渡辺氏と随分議論してまいりました。...全文を見る
○中林委員 それだったら、今回のような法改正なんて全く必要ないじゃないですか。私は、農地法のときも、あるいは新農業基本法の法案のときも、与党でさえもこういう株式会社の参入については異論があって、それがずっと今日まで、一つ許し、二つ許し、そしてずっと規制緩和をして、農地法のときに、...全文を見る
○中林委員 それは本当にちゃんと守っていただかなければ困るというふうに思いますね。農家の皆さんは、農業というのはすぐに結論が出る問題じゃないので、長期の低利の資金というのが一番の望みだということを重ねて申し上げておきたいというふうに思います。  今回、私は非常に重要な問題だとい...全文を見る
○中林委員 もう大いに意見ありです。というのは、今大臣が示された就農支援資金、これは認定就農者でないと借りられないわけですよ。限定がありますよ。今までの青年農業者育成確保資金というのは、さっき言ったように、いろいろ幅広い融資を受けられるということなんです。だから後退なんですよ。 ...全文を見る
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農業経営の改善に必要な資金の融通の円滑化のための農業近代化資金助成法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、制度金融からの資金融通を大規模法人を中心とした一部の意欲と能力のある経営体に集中させ、農業構造改革推進のため...全文を見る
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法案に反対の討論を行います。  農地法は、農業生産法人があくまで耕作者主義に立ち、農外企業等に支配権を握られることを防止するため、農業関係者以外の出資に量的制限をかけています。本法案は、農外資本...全文を見る
○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  まず、高橋参考人にお伺いをいたします。  今回の報告を見ても、九六年四月のWHOの勧告、それの行政側の受けとめ方、これがやはり大失政の一番の要因だったろうというふうに私も思っていたところなんです。  九六年のWHOの勧告を...全文を見る
○中林委員 岩渕参考人にお伺いしたいんですけれども、やはり私どもも、この報告で農水族ということで、国会議員と政策決定のかかわり方の問題ですね。それで、特定の政党の名前を挙げるのはいかがなものかということで、特定の政党を最終的には伏せられましたけれども、自民党というのは国民が周知の...全文を見る
○中林委員 重ねて岩渕参考人にお伺いしたいんですけれども、雪印食品の偽装問題がありましたよね。政府の買い上げ問題に端を発してですけれども、このとき、条件緩和をいたしました。最初は屠畜証明がなければだめということを言っていたんですが、後で在庫証明でいいよということになって、そこに偽...全文を見る
○中林委員 それで、九七年の当委員会での附帯決議の問題で、委員会全体が追認したんではないか、こういうことを農水省も説明しているし、大臣も、私などが質問するとそれを必ず盾にとられるんですけれども、参考人にぜひ御理解いただきたいのは、あの本法について、日本共産党は反対をしております。...全文を見る
○中林委員 それで、なかなかちょっと言いたいことも言われないのかもわかりませんけれども、田中参考人に、十七年前から夢を抱いて、やはり北海道で根づいていこうということで酪農を始められたと思うんですね。一番最初に、畜産の本来の姿というか、草を食べてそして牛乳や肉にしていく、そういうこ...全文を見る
○中林委員 高橋参考人、岩渕参考人、それぞれがフランスとドイツとベルギーでしたか、いらっしゃった御報告も見させていただいております。  私どもも先般、それを追うように実は行って、いろいろお話をお伺いしたんです。それが今後のあり方のところに生かされているんだろうというふうに思った...全文を見る
○中林委員 まだ一分くらいはございますけれども、私どもも情報公開の問題では、一番学んだ点は、隠し立てがいけない、国民が、政府が少しでも隠しているというふうに思ったら、消費者の信頼は取り戻せないよ、こういうお話だったんですね。  高橋参考人、申しわけないんですけれども、だれに聞い...全文を見る
○中林委員 どうもありがとうございました。
○中林委員 まず、九六年、WHOの勧告を受け、日本政府、農水省がどういう対応をとったか、それを明らかにしなければならない。今度の報告の中で述べられていない点、これについて大臣にお伺いしたいというふうに思います。  九六年四月の海綿状脳症に関する検討会、これがWHOの勧告を受けて...全文を見る
○中林委員 今回の報告で、この九六年の禁止令を出さなかったことが大失政だ、こう指摘をしているわけですね。その一番取っかかりで、私は、九月の当委員会で、最初の委員会で、九六年、法的禁止をしなかったことが原因じゃないかということを大臣にも言いましたよ。しかし、そのときに大臣は、専門家...全文を見る
○中林委員 公表するのは当たり前のことですよ。出さなかった、それまでさんざん私が要求したのに、ないない、紛失した、先生、来て探してくださいとまで言われたものですよ。それが見つかったときは、こっそり見つかったのかどうなのか、本当はお手柄なのに、だれも、だれが見つけたのか知らないと言...全文を見る
○中林委員 大臣、法的禁止という問題はこの後どういう発言になっているか。だから、今法的禁止に改めたんだという落ちなんですよ。これは、九月十八日に法的禁止になさいました、その後の委員会ですから。だけれども、ずっと言いわけして、都道府県なんかが一片の通知と受けとめているのは認識が甘い...全文を見る
○中林委員 大臣、もう言いわけはやめた方がいいんじゃないですか、もうはっきり言っているわけですから。  それで、言われたように、EUのステータス評価を断らなかったら日本でBSEが発生しないなんということを私は全然言わないですよ。それは、初動のマニュアルがつくれていない、これをも...全文を見る
○中林委員 大臣、いまだに牛肉の消費は回復しておりません。その原因、どこにあるとお考えでしょうか。
○中林委員 四月一日、日本農業新聞がアンケートの結果を発表しています。これは、全国の消費者団体、生協を対象にアンケートをし、三十団体が回答をしております。牛肉の消費が落ち込んでいる理由、「農水省の対応が信用できないため」、四割です、一番多いんです。「偽装表示が多い」が三割です。「...全文を見る
○中林委員 終わります。
04月19日第154回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、商法等の一部を改正する法律案ほか一案に反対の討論を行います。  今日、我が国の会社法制に求められているのは、取締役による暴走や違法、不当な企業運営に対する監督機能を強化することにあります。  しかし、本改正案は、以下のとおり、株主総会や...全文を見る
04月24日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○中林委員 時間設定もまずかったのかもわかりませんけれども、国会の運営都合上、この時間に午後の審議を進めなければならないという状況の中で、やはりこの出席というのは非常に不本意だということを前置きして、とはいえ、きょうは参考人の質疑もございますので、質問に入らせていただきます。 ...全文を見る
○中林委員 不正というか、必要でないところへ税金を出そうというのですから、その必要のない部分を回収するのはもう当然のことです。同時に、やはり、今回のBSE対策というのは国民の大切な税金をつぎ込むという事業がたくさんあるわけですから、もう厳正な、そこにはいろいろなすきを与える余地が...全文を見る
○中林委員 公表の相手先の同意を得るみたいなことが条件になっているようですけれども、これは国民の税金を使って買い上げているわけですよ。だから、これは消費者に安心していただくためにやったものですから、どこのものをどれだけやったか、そういうのは、いささかも企業に損失を与えるものではな...全文を見る
○中林委員 緊急監視品目にも指定されていて、私は数字をあえて挙げました。ですから、韓国と話し合いされるのは、それはそれでいいですよ。いいですけれども、貿易ルールの中でセーフガードという産地を守るものがあるわけですから、大臣ならば、そっちに向けて前向きに歩んでほしいというふうに私は...全文を見る
○中林委員 ほんのわずかな期間だけとってみて少し輸入が減ったとか、そういうような状況じゃないでしょう、産地は。やはりこの間ずっとふえ続けた中で、さらに今もふえている品目もある。  調査室がつくっていただいた資料を見て、私は驚きましたよ。この五年間で、一体中国からどれだけふえてい...全文を見る
○中林委員 とてもアバウトな話なんですよね。だから、セーフガードの発動というのは非常にはっきりと結果が出るんですよ。暫定セーフガードを発動したときに、極めて明確に出たわけですよね。暫定セーフガードから本当は本発動に移行できる条件は、農水省、資料として持っていたじゃないですか。あれ...全文を見る
○中林委員 暫定セーフガードを実施してどれだけよかったかということは、暫定セーフガードから今どのぐらい輸入がふえているか、それも資料としてずっと出てきているわけですけれども、それを見れば、一番新しい資料でも、ネギが暫定セーフガード比三五六%、生シイタケで三七六%、畳表で三六七%で...全文を見る
○中林委員 WTOの貿易ルールの中で決められた、それぞれの国内の産地を守っていく、当たり前のルールなんですから。だから、これをやったからということで日本が負い目を感じる問題でも何でもないわけですから、そこは農水大臣としてやはりルールにのっとったセーフガードの発動をぜひ進めていただ...全文を見る
○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。きょうはありがとうございます。  それでは、まず柳澤参考人にお伺いしたいと思うのです。  これまでの制度では、カバー率というのが非常に少なかったわけですよね。それで、契約数量では一九%で、潜在的に二七%までカバーしていた。今度は...全文を見る
○中林委員 次に、奥野参考人にお伺いしたいと思うのです。  ふらの農協では、通常総代会で野菜の決議をされておりますね。ちょっとその中身を御紹介いただければ御紹介いただきたいなというふうに思っているのです。  とりわけ私が本当に心を痛めているのは、ふらの農協で取り扱っていらっし...全文を見る
○中林委員 それでは、御用意ができるまで飯塚参考人にお伺いしたいのです。  非常に良心的なスーパー経営をやっていらっしゃるということで安心したんですけれども、やはり今消費者のニーズというのは、安心して食べられるものを食べたい、できるだけ国産品でという方向がアンケートをとると非常...全文を見る
○中林委員 どうもありがとうございました。  やはり、私はこの制度の中で、保証基準価格というのは決め手だろうというふうに思うのですね。柳澤参考人もおっしゃいましたように、再生産が確保できるようなものでないと、今全体が下がっている中で、九カ年の卸売価格、それが基準になっていくとい...全文を見る
○中林委員 黒木参考人にお伺いしたいというふうに思うのですけれども、今の各お金の出し方、国の補助率などが、私はやはり、もうちゃんと考える必要があるんじゃないか、ここまで下がってくると。  それで今、指定野菜では六〇%、それから重要野菜で六五%ということになっているわけですが、せ...全文を見る
○中林委員 これはぜひ奥野参考人、柳澤参考人にお伺いしたいのですが、昨年、シイタケそれからネギ、畳表三品で暫定セーフガードを発動いたしましたね。農水省とすれば、本発動に向けて全部できる資料を整えていらっしゃったんだけれども、首脳会談の中で話し合いという方向にがらっと変わっていった...全文を見る
○中林委員 どうもありがとうございました。
04月25日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○中林委員 きょうは、法案に沿って質問をさせていただきます。  指定消費地の条件を取り払ったということは、指定消費地以外に出荷される野菜についても生産者の補給金の対象になるということで、これは望ましいというふうに思っております。それでも、制度のカバー率というのは五四%にしかなら...全文を見る
○中林委員 そこで、先ほどの委員も主張しました指定産地の問題なんですね。これは、きのうの長野県のJAの柳澤参考人も言っていらっしゃったんですけれども、やはり条件緩和をしてほしいという話なんですね。一定のまとまりがなければ、大規模以外は指定野菜であってもその恩恵を受けることができな...全文を見る
○中林委員 昨日の参考人として、野菜生産が非常に盛んな長野県のJAの幹部の方が、中小産地が外されるし、野菜は連作障害を乗り越えてやらなきゃいけないということから考えると、やはりそういう指定産地の条件緩和をしていただかなければそこができないんだということを訴えておられましたので、ぜ...全文を見る
○中林委員 いろいろな理屈を言って、もうこれ以外は絶対しないみたいな話で、先ほどの基金の話もありましたけれども、まだ余裕があるということで、今野菜生産が本当に輸入野菜の中で落ち込んでいる中で、せめて一万ヘクタールを超えるぐらいのところは指定野菜につけ加えて、十分カバーできて、本当...全文を見る
○中林委員 消費者ニーズなんですよ。地産地消、本当は、自分たちの近くでとれる特産野菜、それをやはり安定的に供給してほしいということのための特定野菜の指定というのを、全国流通の観点からいえば、大臣、聞いておってくださいね。さっき言ったように、地産地消からいうと、京野菜など地域でとれ...全文を見る
○中林委員 次に、保証基準価格の問題について質問したいと思います。  野菜生産者にとって、この保証基準価格が生産費を反映した水準になること、これが安心して野菜生産に取り組むためにどうしても必要です。今、保証基準価格の算定は、九カ年の野菜ごとの卸売市場価格の平均に〇・九を掛けて算...全文を見る
○中林委員 要望が非常に強くて、九カ年野菜づくりをしていたというのはほかの証明が幾らでもできるわけですので、ぜひこれも前向きの検討を重ねて要望しておきたいと思います。  それから、ことしも既に野菜価格の下落で大変深刻になっているわけです。キャベツでも、多くの産地で産地廃棄をせざ...全文を見る
○中林委員 災害があれば野菜が高騰するというのは、災害を受けた農家は全然高騰しないわけですよ。ダメージを受けるからそこへ補償という話ですから、全国的な話じゃなくて、災害を受けた野菜についてという話ですので、そこはぜひ誤解のないようにしていただきたいし、ぜひ検討いただきたいというふ...全文を見る
○中林委員 一部、野菜を加工したものの冷凍は除外されているわけですけれども、冷凍野菜そのものは計画輸入で、一年間フリーパスになるという、全くチェックできない状況が、やはりこういう残留農薬を野放しにしてきたんじゃないかと。  モニタリングとおっしゃるけれども、しかし、命令検査にし...全文を見る
○中林委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     野菜生産出荷安定法の一部を改正する...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  法務委員会では初めての質問に立たせていただきますので、よろしくお願いいたします。  今回の審議に先立ちまして、私は、やはり更生保護施設の視察をしておかなければわからないということで、急遽ではありましたけれども、東京の荒川区に...全文を見る
○中林委員 だからこそ国も今回法改正も行うんだというお話なんですけれども、先ほどの方への答弁で、官と民が一体となってというような、やはり民のところも重視をされているというふうにお見受けをいたしました。  そこで、具体的な中身についてお伺いしたいというふうに思います。実態の問題で...全文を見る
○中林委員 私は、これは今まであったのかないのかはお聞きしませんけれども、財政的に大変逼迫した、そういうような具体的な法人からの要望などあったら、やはりこたえるべきではないかというふうに思います。現に、施設が今全国で百一カ所ということなんですけれども、一九五〇年代には百七十カ所あ...全文を見る
○中林委員 私は、その活動が結局、一番身近な地方自治体、そこにも大きな影響を及ぼしているのではないかというふうに考えます。  更生保護事業法の四十八条で、地方公共団体が更生保護事業を行うことを認めているわけですが、当該事業を行っている地方公共団体はありますか。
○中林委員 国も施設は持っていないし、なかなか、まあさまざま財政的なものだとかはあるんですけれども、地方公共団体自体も事業をやらないということでは、このせっかくの法律が泣いているんじゃないかというふうに思うんですね。  さらに、これはもう参議院の審議で明らかになっているわけです...全文を見る
○中林委員 具体的に少なくとも通達ぐらいお出しになる必要があるのではないか。要するに、四割の施設しか地方自治体から補助を受けていないわけですよ。だから、そういう意味では六割の施設は何らの補助も受けていないということなんですね。一番身近なところ、自治体がかかわらなければならない。し...全文を見る
○中林委員 今、通達だとかそれから建設費の補助の問題、具体的に提起をしましたので、今後検討をいただくようお願いいたします。  そこで、私は、この荒川寮の職員の方々の労働実態、非常に過酷だなということを思いました。ここは二十人の定員なんで、調理師を含めて四人の職員の方がいらっしゃ...全文を見る
○中林委員 荒川寮の人が、ふえるということを御存じなかったんですね。この質問をする前に法務省の方にお聞きしたら、この法律が成立した後でないとというお話だったものですから、その場合、四月にさかのぼって算定されるのかどうか、この点。そして、周知徹底はいつどのようにされるのか、お聞かせ...全文を見る
○中林委員 それで、私は本当に、ふやすということは難しい今の状況の中で、いろいろ切望されている皆さんの願いを聞き入れていただいて、ふえたということを喜んでいたわけですよ。ところが、これにかかわる予算書を見たら、余り喜べないのかなという状況なんですね。やはりスクラップされているとこ...全文を見る
○中林委員 大臣には最後にまとめて御答弁いただきたいと思いますので、個別にはもうこれ以上追いません。  そこで、協力雇用主の問題、これが非常に大切だなというふうに私は思いました。  ここへ「更生保護制度施行五十周年記念 支えあう心これからも」という冊子がありまして、そこで讃岐...全文を見る
○中林委員 それで、本当に恥ずかしいほどの謝金。お金お金と私は随分言って、もう何か大臣にお金の増額だけを要求しているように印象づけられると困ったなと思っているんですが、しかし、もう非常に大切な事業だけに、やはりそこにはお金がつきまとわないと今の時代できない。  荒川のここの寮で...全文を見る
○中林委員 ぜひ強力に進めていただきたいという旨を重ねて要望いたしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月21日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○中林委員 昨年の九月、BSEの発生以来、私はこの委員会でもあるいは我が党としても、申し入れという形で生産者対策あるいは流通業者、また関連業者対策、そして消費者対策、これを政府に強く求めてまいりました。それに対して、政府の対応というのは、時間がかかり過ぎるとか内容に不十分さがある...全文を見る
○中林委員 非常に漠とした答弁でしかありません。  というのは、政府の責任問題は、この調査検討委員会の報告でも、九六年のWHOの勧告問題、それからEUステータス評価を拒否した問題、これらを具体的に挙げているわけですね。そうすると、この具体的な点についての大臣の認識というのは、食...全文を見る
○中林委員 これからの対策だとか、そういう点について私が今否定しているわけではありません。  大臣が今御答弁なさった中で、生産者にべったりで消費者はないがしろにという話は、全然当たらないわけです。生産者にべったりなんかしていなかったですよ。ちゃんとやっていれば肉骨粉の使用禁止を...全文を見る
○中林委員 国の責任という点で、大臣も今になって思えばというような言葉も使いながらお認めになるし、予算委員会では小泉総理もお認めになりました、はっきり。その後、検証として、この調査検討委員会の報告では、どこが大失政だったのかということをちゃんと断じているわけですよ。  今、当時...全文を見る
○中林委員 私は、責任問題をこれだけしつこく言うのは、やはり、今生産者の皆さんや流通業者の皆さんが受けている被害の問題、じゃ、もう本当に自分たちは損しっ放しというか、それで過ごせるわけないわけですよ。だから、この点を明らかにしなければならない。  私は、大臣が厚生大臣と一緒にこ...全文を見る
○中林委員 今言われたように、被害、BSEの発生によって引き起こされた損失、このようにあるわけですね、大臣がおっしゃったような金額があります。  私のもとに、農民連という農民の組織があります。この農民連の組織は、畜産農家あるいは酪農農家を一軒一軒回って、一体BSE発生以来今日ま...全文を見る
○中林委員 農家の方々は、自分たちが本当に何も知らなくてこんなに切ない思いを毎日しているんだからということで、自分たちの責任ではない、政府に責任があるということならば、なかなか、これだけ被害だから補償しましょうと言ってもらえないんで、自分たちから、じゃ、国に対して請求をしようとい...全文を見る
○中林委員 これまでなぜできないのかということを、関連業者あるいは飲食店について、事前に詰めてみました。そうしたら、やはり損害補償といった場合、どのくらいな損害になっているのか、被害になっているのか、ここはなかなか計算しづらいんだ、こういうようなこともありました。  しかし、そ...全文を見る
○中林委員 故意だとか、そういうふうには思っていないとおっしゃるんだけれども、改めてまた質問の機会があると思います。そうなると、九六年当時の政府の対応がいかに故意であったか、この点は次の機会にもう一度明らかにしたいということを申し上げて、質問を終わります。
05月29日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○中林委員 法案質疑に入る前に、大臣に質問をしたいというふうに思います。  それは、来月、大臣はFAOにおいての食糧サミットに出かける予定だとお伺いをしているわけです。九六年のサミットでローマ宣言が採択をされました。このローマ宣言では、二〇一五年までに栄養不足人口を現在の半分に...全文を見る
○中林委員 ぜひ、お話しされるべきだというふうに私は思うんですね。国際大豆会議、日本で一昨年あった会議などでは、ナイジェリアから直接いらっしゃって、女性の人が、非常にすばらしいことだということを言っているわけですよ。ですから、そういう意味では、ぜひこれが根づくようにしていただきた...全文を見る
○中林委員 今から質問します。  意図的な作為は見られなかったというわけですけれども、なぜ公表に不同意なのかというのに、徹底しなかった農水省の方が悪いんだから、もしこんなことをやったら行政訴訟に踏み切るよというようなおどしをかけているような状況がずっと見られるわけですよ。だから...全文を見る
○中林委員 これは大臣の判断でできるんですよ、みんなわかっているわけですから。数量だとか各県はどのくらいというのは、わかっているのは、個別にわかっているからわかっているんですよ。そうであるならば、もう同意を得たところも当然あるわけですから、次々に公表していったらいかがですか。もう...全文を見る
○中林委員 しっかりした対応が、公表するのかどうかよくわからないような答弁では、本当に困ります。  これは本当に農水省の信頼を失墜させた一つのことだったわけですから、それを取り戻していくためには、ちゃんと厳しくやっているんだということを素早く見せる必要がある。これは私は前から質...全文を見る
○中林委員 JAS法の改正だけでは、見逃さないということが本物になるかどうかわからない。それは、今までそういう状況がありながら摘発できなかったのは、この三つの法律がやはりそれぞれもたれ合いの関係になっていたんじゃないかということを指摘せざるを得ません。  そこで、まず景表法の問...全文を見る
○中林委員 その当時ちゃんと排除命令をかけていれば、今回のような状況をある程度防げたかもわからないという事例だと思うんですね。だから、これは公取の怠慢以外の何物でもないというふうに私は思います。  食肉について、第四条の不当表示に基づく厳正な処分をしてこなかったその背景に、事業...全文を見る
○中林委員 福岡県で、五月十五日に明らかにしているわけです。これは、新聞報道を見ましたら、県内二百四十三店舗のスーパー、精肉店、これの食肉の名称と原産国の表示違反というものがあったと。七店舗が原産地の表示違反、内容では百三十二店舗があったということになって、約五四%がこういう違反...全文を見る
○中林委員 JAS法について聞きます。  現在、農水省は、消費者からの情報提供を求めるとして、食品表示ウオッチャーや食品表示一一〇番、これに取り組んでいると盛んにおっしゃっているわけです。それも私は大切だというふうに思うんですけれども、JAS法二十一条には、農林水産大臣に対する...全文を見る
○中林委員 大臣、お聞きになったと思いますね。せっかくこういう、だれもが申し出をすることができるとありながら、一件というわけですよ。だから、表示ウオッチャーもいいでしょう、一一〇番もいいでしょう。しかし、法律がありながらこれが活用されていないということは、やはり手続上、大変複雑だ...全文を見る
○中林委員 それで、一元化の話というのは随分出てきておりますけれども、その前に、私は、やはり体制上の問題が非常に不十分なんじゃないかということを指摘せざるを得ません。  食品衛生法に基づく各都道府県の食品衛生監視員、これももう手いっぱい。残留農薬問題だとか、食中毒事件だとか、そ...全文を見る
○中林委員 三人の方にお伺いしなければならないというふうに、やはり表示問題一つとってみても、世界に例を見ないような複雑さを今まで持ってきたわけですから、今回の問題を契機に、特に内閣の一員である大臣に要請しておきますけれども、本当に、この複雑な表示の是正、それから体制の整備、前向き...全文を見る
○中林委員 日本で初めてのBSEが発生して以来、この委員会でも数々の議論をしてまいりましたし、それから、連合審査あるいは予算委員会等で論議をしてまいりました。  私は、そういう議論を踏まえたり、あるいは農家の皆さんだとかそれから消費者の皆さん、また肉関連業者の皆さん、そういう方...全文を見る
○中林委員 この野党四党案が出て以来、全国の方々は、やはり希望を持ちたいということで、早く成立をさせてほしいという成立促進の署名運動が展開をいたしました。これは、そういう署名というのはなかなかしないものだろうというふうに思うんですけれども、今回は、多分百万人署名を超えているんじゃ...全文を見る
○中林委員 私は、損害を与えた、そういう関係者の皆さんへやはりおわびの言葉、これが必要なんじゃないか。遺憾だとはおっしゃったけれども、やはり大臣としてのおわびの言葉を今聞けませんでした。  むしろ、私の責任のとり方は対策を十分やっていくことだ、これにずっと終始しているわけですけ...全文を見る
○中林委員 政治家というのはなかなかおわびしないものだというふうには思ったんですけれども、気持ちではおわびの言葉を言いたいんでしょうけれども、なかなかそれが素直なおわびの言葉として出てこないというのはいかがなものでしょうか。  本当に申しわけなかった、済みませんというその一言、...全文を見る
○中林委員 大臣は針のむしろかもわからないけれども、被害を受けた方々にとってみたら、やはり針のむしろどころではない、仕事そのものをやめたり、倒産したりということをやはり聞くわけですよ。だから、そういう現実、このBSEの問題に端を発して大変な思いをしているという方々、今少し消費が戻...全文を見る
○中林委員 これ以上言っても同じ答弁しか返ってこないんでしょうけれども、私は、本当にそのぐらい思い切った措置、融資だから返さなきゃいけないんですよ。今不景気の中で、こういう業者の方々は、そうでなくてももう金を借りるのは目いっぱいだ、だから補償してほしいというのがずっと根底にありま...全文を見る
○中林委員 制度の原理原則があるというふうにおっしゃるんですね。わからないではありません。しかし、BSEというのは、今までの制度、原理原則を超えたところでやはり考えなければならないことだというふうに思います。  例えば、震災などで個人補償をというような声が上がったときに、私有財...全文を見る
○中林委員 最後に一点です。廃用牛の買い上げ問題。  若干動き始めたとおっしゃっておりますけれども、私は、やはりこれを早急に動かすのは、基本計画の中で今農協だとかそれから家畜商が買い上げの事業主体になっているんですけれども、そこへやはり国も、なかなか動かないときには国もできる、...全文を見る
○中林委員 基本計画はこれからということですので、ぜひ、本当に今困っている国民の声を聞き入れた計画になるよう要望して、質問を終わります。
05月31日第154回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○中林委員 まず、法案に沿って二、三問質問をさせていただきたいというふうに思います。  この法案は、欧州評議会の刑を言い渡された者の移送に関する条約をアジアで初めて推進して、受刑者本人の意思に基づいて本国での受刑を可能とすることによって、受けている刑を改善したり、あるいは受刑者...全文を見る
○中林委員 今お答えいただいたように、来日受刑者は大変急増しているということなわけです。二千四百六十人いるというお答えをいただいたわけですけれども、この法律が成立した暁に適用できる条約締結国、この国籍を持った受刑者は、これは資料をいただいておりますので、百三十二名しかいない、こう...全文を見る
○中林委員 それで、実際に外国人受刑者を本国に移送する際に、被害者の感情の問題、これは考慮されなければならないというふうに思うのですね。被害者の中には、なかなか納得しがたいというような状況も生まれると思うのですけれども、その被害者の感情についてどのような対策をお持ちでしょうか。
○中林委員 大臣が今後検討するとおっしゃった被害者等通知制度、これは、二〇〇一年三月から国内の受刑者についてはもう既にやられているし、それは被害者の方が選ぶ、自分が希望すればということになっているわけですから、この外国人受刑者の問題についても、いろいろな状況はあるとは思いますけれ...全文を見る
○中林委員 お気の毒ではとても済まないような状況があります。係争中のものがいろいろあるわけですけれども、少なくとも、勝利判決というか、被爆者にとっての勝利判決というのが幾つも出ております。  では、具体的にお伺いしますけれども、昨年六月一日の、ソウルの郭貴勲さんの大阪地裁判決、...全文を見る
○中林委員 大阪地裁も長崎地裁も、今述べられたような趣旨で判決が下りました。二つの地裁で判決されている。あるいは、さかのぼれば一九七八年、もう最高裁判決も下っているわけですね。そういうものを国が控訴するということ自体、本当に許されないことだというふうに私は思います。  さらに、...全文を見る
○中林委員 私は、いつもこの委員会では、係争中のものはなかなか答えられないと言われるんだけれども、やはりそこを乗り越えた、人間森山大臣の言葉を聞きたいというふうに思っております。だから、また最後にお伺いしますので、そこはぜひ率直なお考えを聞かせていただきたいというふうに思っており...全文を見る
○中林委員 私の質問に答えていないんですよ。これでもって不合理を解決することができるとあなた方は自信を持っているのかと聞いているんですよ。
○中林委員 やはり自信を持ってはあなた方は言えない分野があるというふうに思いますよ。  それは、今回こういう政策が出たときに、韓国の被爆者協会の人は受け入れがたいということで実は受け入れを保留されています。これでは被爆者の皆さんの思いが実現できない。なぜならば、日本にとにかく旅...全文を見る
○中林委員 これは、在外被爆者の人たちを支援する多くの皆さんや、それから議員懇の中でも、こんなひどいことを書き込むなということを再三厚生労働省の方にも申し入れてまいりました。書き込まれなかったのはいいかもわからない。しかし、厚生労働省としては、七四年の通達を盾にとってやはり適用し...全文を見る
○中林委員 将来に向けての前向きな支援のお金を、これはいわば政治的判断の中で四十億円というものの支援金が準備をされました。これは、私も行っていろいろお伺いしましたけれども、被爆者の方は、大体月一万円にもならないそういうお金ですけれども、しかし、大変喜んでいらっしゃる、枯渇すること...全文を見る
○中林委員 だから、私は大臣に、係争中はそういう答弁しか出てこない、そうじゃなくて、人間森山大臣としてのお考え、これはどうなんですか。本当にそういう被爆者の方を放置しておけないでしょう。いかがですか。もう一度だけその点をお伺いします。
○中林委員 終わります。
06月06日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○中林委員 漁業再建整備特別措置法等の一部を改正する法律案についてお伺いします。  これまで漁業全国団体が作成してまいりました中小漁業構造改善計画について、この法案では、漁業者及び漁業協同組合等が改善計画を作成することになって、従来の団体が作成する方式を改めました。これに対して...全文を見る
○中林委員 確認したいんですけれども、「等」とありますよね。策定する「漁業協同組合等」、この「等」は「その他の政令で定める法人」ということになっているわけですけれども、この、その他政令で定める法人の中には、従来の漁業全国団体、これが指定されるということでしょうか。もう一度御答弁願...全文を見る
○中林委員 次に、漁業経営改善計画認定制度について伺うわけですけれども、小規模な漁業者中心である沿岸漁業の場合、この認定漁業者とそうでない漁業者、その選別が行われるのではないか、こういう問題が生じるわけですけれども、この点についてはどのようにされるつもりでしょうか。
○中林委員 そうしますと、漁業者の中に協業体あるいはグループを含めるということになるんでしょうか。協業体やグループの場合は連名で計画をつくることにし、また、その協業体やグループの中に漁業協同組合が入って一緒に計画策定をする、こういうことになるわけですか。
○中林委員 それでは次に、諫早干拓問題についてお伺いします。  短期開門調査が行われているわけですけれども、この経緯について明らかにしてください。
○中林委員 今言われましたように、ノリ不作の検討委員会、その見解を踏まえてということになっているわけですね。  それで、短期開門調査といっても、このやり方というのが、鉄の扉があるわけです、ギロチンになったあれですね、その扉を海底から最高九十センチ持ち上げる程度の調査です。堤防内...全文を見る
○中林委員 それは非常におかしいというふうに思います。というのは、この短期開門調査の結果を総合的に見て、シミュレーションなども含めてですけれども、そういうものを含め、これからそういう場を新たに設けて、そこで検討して結論を出すという話なんですね、中長期については。しかし、中長期開門...全文を見る
○中林委員 そうすると、先ほど言われた中長期の開門調査、これはやるということが言明されなきゃいけないんじゃないですか。谷津前農水大臣は、短期だけでは科学的にも意味がない、短期だけで済ませようとするなら反対する、こういうふうにおっしゃっているし、先般、「ニュースステーション」で、谷...全文を見る
○中林委員 どんなに言っても、この間から議論を聞いていますけれども、中長期の調査については言明を避けていらっしゃるんですよ。  まず短期の結果を見てからというようなことを言われるというのは、当初、この見解が発表になったときに、私たちは、これで科学的な解明ができるんだなというふう...全文を見る
○中林委員 そうであるならば、なおさら、あの第三者委員会の主要な学者の方々が、今回の短期調査の結果を受けて、これではやはり不十分なんだと指摘をしているわけですよ。  だから、私は、あくまでもこの第三者委員会、大臣も最大限に尊重する、なぜそういうものが必要なのかということは、本当...全文を見る
○中林委員 要するに、短期というのは本当にちょっとしか海水は入っていないんですよ。本当に調査しようと思えば、海水が入れかわるぐらい、あそこは潮汐の働きによって浄化機能というのはあるわけですから、そういう意味では、海水がどれだけ入っていくかというのは調査のためには決定的に重要だ。だ...全文を見る
○中林委員 それで、メンバーの名前は言われませんでしたけれども、非常に私おかしいと思ったのは、このメンバーに、第三者委員会、それがありながらこういうものをわざわざつくった。これは中長期開門調査の検討が必要でないという結論を出さんがための機関ではないか、こういうふうに推測せざるを得...全文を見る
○中林委員 なぜ第三者委員会のメンバーを入れなかったんですか。
○中林委員 全く答弁になっていないですよ。ノリ不作第三者委員会、ここはもう常時そこで調査していらっしゃる先生方がずらっと並んでいるにもかかわらず、今回全然メンバーに加えていない。全く答弁していないと等しいですよ。  それで、私、このメンバーを見ましたよ。塚原、戸原両九州大学名誉...全文を見る
○中林委員 そうすると、第三者委員会のメンバーで、どなたが今の条件に当てはまらない方々なんですか。当てはまる人は一人もいないんですか。
○中林委員 だれが不適格者なのかと聞いているんですよ。第三者委員会のメンバーを入れなかった理由、全然あなたは回答していないですよ。じゃ、東先生、どうしていけないんですか。
○中林委員 あなた、不安というのを一方的な方からだけ見ちゃだめですよ。中止してほしい、こういう不安を皆さんいっぱい持っていらっしゃる。こっちの方が圧倒的ですよ。その不安にこたえているんですか。そういう不安があるから、そうすると推進の立場ばかり入れた、裏返せばそういうことをあなたは...全文を見る
○中林委員 報告を行い、この第三者委員会で検討していただくということまでお約束していただけますか。
○中林委員 私は、ノリ不作の第三者委員会というものの果たしてきた役割というのは、本当に、期間をちゃんとして調査もよくされて、そしてよく検討もされて、そして見解をまとめられたわけですよ。今そういうものが立派にある、そういう中で、この第三者委員会を抜きに、この短期調査の結果をまた新た...全文を見る
○中林委員 そういう視点からお考えになって、日本の食料自給率向上、そこに視点を置かれるのでしょうか。そういう視点から考えなきゃいけないとはおっしゃったんだけれども、今四〇%まで自給率が低下している日本の食料事情、そしてアメリカを中心にしたところから莫大な食料を輸入している日本の状...全文を見る
○中林委員 決意を述べられるのはいいし、そして、新しい農業基本法で、四五%を目指すということを決めています。しかし、前回食糧サミットが行われたときに、日本の自給率は四六%でした。そのときも、自給率を高めなければならないというふうに言われたけれども、日本では農業政策は何をされたのか...全文を見る
○中林委員 私、今所長がおっしゃったその論文を読ませていただきました。いろいろな前提条件はあるものの、やはり非常にすぐれた試算の仕方ではないかというふうに思ったんですね。  それで、大臣、今おっしゃったように、本当に驚いてしまうような数字になっていると思うんですね。日本のフード...全文を見る
○中林委員 私は、大臣がフードマイレージの考えに大変意味を見出されたということで、よかったなというふうに思うんですけれども、ただ、問題なのは、日本の場合、人口一人当たり約四千トンキロメートルというフードマイレージだということに今なっているわけですが、当然、そのためには膨大な輸送エ...全文を見る
○中林委員 最後に、家畜に投与される抗生物質問題についてお伺いします。  EUでは、三月二十五日に家畜用飼料への抗生物質の使用を二〇〇六年に全面的に禁止する計画を発表しております。また、アメリカにおいてもFDA、食品医薬品局ですけれども、フルオロキノロン類の抗生物質の使用禁止に...全文を見る
○中林委員 大臣、私は、BSEからの教訓として、やはりこの問題は厳しく対応していかなければならない。結局、人体にも影響があるからEUはやはり禁止の方向を決めていっているわけですよ。だから、大臣が、家畜に対する抗生物質の投与の問題に厳しく対処されるというのは、BSEの前例を教訓にし...全文を見る
○中林委員 以上で終わります。
06月11日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、水産業協同組合法等の一部を改正する法律案に対して、反対討論を行います。  反対の第一の理由は、農林中金等が定めた自主ルールが本法施行によって法的権限を持ち、信漁連、漁協に大きな負担を押しつけることになるからです。  政府は、一般銀行と基...全文を見る
07月22日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第3号
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○中林分科員 日本共産党の中林よし子でございます。  鉄道事業の廃止が許可制から届け制に変わってから、全国で初めてJR西日本が、先般五月に、可部線の一部、三段峡から可部間の廃止を打ち出しました。  これは、そもそも四年前、一九九八年にJR西日本が廃止の意向を打ち出しましたけれ...全文を見る
○中林分科員 昨年ですけれども、JRの会社法改正の審議のときに指針というものが出されました。これには三つの問題があって、上記指針を踏まえた事業経営を確保する必要があるときは、JR会社に対して指導、助言を行って、さらに大臣は勧告、命令ができることになっている、こういう規定があるわけ...全文を見る
○中林分科員 今御説明があったように、その審議の過程の中の国の方の御答弁も見させていただきました。今ありましたように、廃止予定路線に係る経営内容、当該路線を廃止すること、これらの地域に対して十分な説明をしなければならない、こういうことになっているわけです。  そこでお聞きするわ...全文を見る
○中林分科員 それぞれを区切ってといって私は今答弁を求めました。だから、可部—横川間の乗客数の推移、並びに経営状態の推移、それを明らかにしてください。
○中林分科員 細かい経営状況については言っていただけなかった。ただ、今言われたように、可部線全体の人数の推移は明らかになりました。だから、今回廃止予定になるところは、民営化が始まった昭和六十二年には八百六人だったのだけれども、現在は四百八十七人と減っているんだよという話でございま...全文を見る
○中林分科員 それは全く理由にならないですよ。私は島根県に住んでおります。山陰線。出雲以西は、これはディーゼルですよ。出雲からこちらだけが、ほんのわずかな間が電化されているにすぎない。だけれども、山陰線ということになっているわけですよ。区切っていろいろやらないですよ。  こうい...全文を見る
○中林分科員 国会のこの審議の場に、そういう資料をあなた方は出さないのですか。出さなくていいということになっているわけですか。  私どもは国民に選ばれた国会議員です。だから、沿線住民の皆さん、町長さん、議長さんともお話をしてまいりました。そこで、赤字だ赤字だと言われるのだけれど...全文を見る
○中林分科員 これは、一九九八年に廃止の方向が出されたときに、対策協議会の、どのような赤字の中身になっているかという質問に対して、JR西日本が答えているものです。これは国土交通省がJR西日本からおとりになった資料ですよ。あなた方が言えば出るじゃないですか。それを見ると、可部—三段...全文を見る
○中林分科員 政治的な判断が要ることだと思いますので、大臣に。  昨年の審議の過程で、住民に対しては説明が必要だ、だから、ほかの民間の鉄道会社とは違いますよという話を随分されておりますよね。  今言われたように、廃止のところは六億円の赤字ですと、その根拠もなかなか示さないでお...全文を見る
○中林分科員 私は国会の場にずっとこの資料を要求してまいりました。だけれども、きょうに至っても全く出てこなかった。乗客数の推移だけは出てまいりましたけれども、全く出なかったわけですよ。当然その協議会は、どうするかというので真剣な議論をやっていらっしゃるので、JRもオブザーバーとし...全文を見る
○中林分科員 協議会に出すのは当然なんですけれども、やはり国会論議でそういうものを必要としているので、私にも見せていただきたいということを申し上げているわけです。同意していただけると思いますので、ぜひその点はよろしくお願いしたいと思うんです。  乗客数はふえていると。減っている...全文を見る
○中林分科員 国鉄改革のとき、JR西日本は優遇措置を受けてきました。固定資産税で千百三億円、自治体からの寄附で三百四十八億八千百八十三万円、整備新幹線の問題で三百四十八億七千万円、これだけの優遇措置を受けてきているということをぜひ考えていただきたいというふうに思います。  時間...全文を見る
○中林分科員 終わります。
11月12日第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、与党三党提出の有明海及び八代海を再生するための特別措置に関する法律案に反対し、民主党案に賛成する立場から討論を行います。  与党案に反対する第一の理由は、本法案が有明海及び八代海を再生する目的の法案ならば、まず行わなければならないはずの、...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、裁判官報酬法、検察官俸給法の両法案に対する反対討論を行います。  反対の理由の第一は、両法案は、本年度の人事院勧告に伴い国家公務員給与の引き下げを行うことに準じて、裁判官報酬、検察官俸給を最大二・二%引き下げるものです。これは、国家公務員...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第7号
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○中林委員 まず、法案の質疑に入る前に、緊急な課題でございますので、農水大臣に質問したいと思います。  それは、島根県隠岐諸島西方におけるアメリカ軍の水中爆破訓練、これがきのう、本当に直前の連絡だけで実施をされて、漁民の間から大変な憤りの声が沸き起こっております。  島根県の...全文を見る
○中林委員 かつて、ことしの一月、三陸沖でもそういう予告があった。そのときは、やはりちゃんと中止要求をして、それは見合わせが行われたわけですね。だから、やはり十分、そうでなくても今漁業は大変枯渇し、苦難の連続でやっている、そういうさなかでございますので、米側から中止の回答が出ない...全文を見る
○中林委員 相乗効果ということを随分言われるわけですけれども、そんなことは、分かれていても別に相乗効果というのは幾らでも出てくるというふうに思うんですね。  それで、なぜ私は合理的な統合ではないというかというと、それぞれ、今までやってきた中身が、性格が違うわけですよ。私は、その...全文を見る
○中林委員 それならば、建物は今までどおり、一緒になるわけじゃないんですよね。なぜ一緒にならないのと言ったら、それは金がかかるからというわけですよ。だから、問題は、単なる数合わせで数を減らす、中身なんかは問題じゃないということが私は明確になったし、研究はバイオだけじゃなくて、ほか...全文を見る
○中林委員 そこだけ言うと、それは、どんな立場であろうと、その人の努力だとかそういうことで、ぬきんでた人は実を結ばせることができるんだけれども、総体的に言って、働く人たち、それから研究者の人たちは、非公務員型になればやはり要求されたものに対して答えを出さなければならないとかいろい...全文を見る
○中林委員 最初の答弁で、行革のための基本法の四十一条だとか通則法の三十五条、これは遵守しながらやっていくということでございますので、ぜひそこは外さないでいただきたいというふうに思います。  最後になるかと思いますけれども、今回、独立行政法人農畜産業振興機構法案というのが出てい...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、要するに、今度新たな機構の裁量に大分使い方は任せられるということなんですよ。だから、そこに安易に、一千億円以上もお金があるものですから、いろいろなことが起きたときについそこを使えということで、本体の方の農水省の予算を獲得しないと...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○中林委員 農薬取締法の一部改正案について、まずお伺いします。  今回の無登録農薬の問題は、日本の農産物生産に対する消費者の信頼を大きく損なったという点で、許しがたい問題だと言えます。その点では、輸入が、農薬登録の有無にかかわらず、規制されていなかった、このことが有害無登録農薬...全文を見る
○中林委員 法律施行時にはそれは整うというふうに解釈してよろしいんですね。いいですね。もう時間が少ないので、うなずいていただければそれでいいと思うんですけれども。ただ、関税分類で、これは一歩前進だというふうに思うわけですけれども、それだけでは完全ではないんじゃないかというふうに私...全文を見る
○中林委員 今回の法改正で農薬使用に対しても規制をかけた、これはやむを得ない措置であるというふうに思うわけですが、ただ、私、大臣にお伺いしたいと思うんですけれども、農業者が無登録農薬に手を出した背景として、農家の高齢化だとか農家経営の困難さ、人を雇うこともできなくて、安く、効き目...全文を見る
○中林委員 もちろん、食の安全とか国民の健康第一というところが欠如をしていたところに最大の問題があることは言うまでもない。ただ、その背景として、やはりそこに手を出さざるを得ない、これは、この委員会として視察に行ったときも本当に苦しい胸のうちを農家の皆さんが話しておられましたので、...全文を見る
○中林委員 次に、飼料の無登録農薬使用の問題でお伺いします。  現在、飼料については、ここにありますけれども、飼料の有害物質の指導基準、これに基づいて農薬では四十農薬の指導基準が設定されています。このような基準が設定されているということは、家畜が農薬に汚染された飼料を摂取するこ...全文を見る
○中林委員 今答弁されましたように、飼料の残留農薬問題というのは人間の健康にかかわる重要な問題なわけですね。ところが、この飼料の残留農薬基準、これが指導基準ということで、畜産局長通達ということで済まされているわけですよ。これはやはりBSE問題で、私は、政府の責任問題ということがあ...全文を見る
○中林委員 省令でやるということなんですけれども、これは一歩前進だというふうに思うんですね。ただ、この飼料安全法を見ますと、非常に漠とした書き方だというふうに思うんです。例えば有害物質というものがどういうものが当たるかとかということぐらいは、やはり法律事項の中に盛り込んでいただき...全文を見る
○中林委員 問題は、飼料の残留農薬の基準のことです。  今設定されている残留農薬基準、先ほども言いましたように四十農薬しかないんですね。日本に飼料を輸出しているアメリカ、ここでは一九九九年段階でも飼料作物生産用に五十一農薬の使用、これが承認されているわけです。だから、それすら日...全文を見る
○中林委員 アメリカは、今から三年前ですら五十一、もうこれは基準値が決められているんですよね。だから、日本では四十種類しか基準値は決められていないということになると、そのほかのものが輸入されていても、その基準がないという状況の中でフリーパスで使われる可能性があるということで、順次...全文を見る
○中林委員 私は、この無登録農薬の、諸外国あるいは、アメリカから一番たくさん日本は輸入しているわけですから、アメリカから広範に入ってきている、その実態は農水省としてつかんでいるのかどうなのか、まずそこをお答えいただきたいと思います。
○中林委員 大臣、BSE問題の教訓からいえば、非常に私は大切な問題だろうというふうに思いますね。だから、どういう状態で日本に実は入ってきているかわからないという状況をとても放置するわけにいかないというふうに思います。だって、家畜が食べてそれが脂肪だとか肉に残留農薬として移行する、...全文を見る
○中林委員 肥飼料検査所の理事長に来ていただいております。ありがとうございます。  飼料はその大部分、今言いましたように、アメリカに依存しているわけですが、アメリカに配慮する余り国民の健康問題をないがしろにしては絶対いけないというふうに思います。日本国民の健康が第一義的に優先さ...全文を見る
○中林委員 基本的な御答弁をいただいたんですけれども、今回農薬取締法という、私はそれを本当に飼料の方にも引き寄せて、積極的に無登録農薬、飼料にも使われている今の実態、それを野放しにしていたら、本当に行政の対応だとかそういうものの責任が問われかねない問題があるわけですから、従来のや...全文を見る
○中林委員 今厚生労働省の方から御答弁いただいているわけですけれども、確かに不十分さをお認めになったと思うんですが、六十二年に出されたのはあくまでも三種類であるし、それから暫定基準値ということで余りにも不十分だということで、言いましたように、アメリカなどは約八百の基準値をちゃんと...全文を見る
○中林委員 それを受けて農水省に伺うわけですけれども、要するに、食品衛生法で残留農薬の食肉への基準が決まっていけば、それをさかのぼって、今までのやり方だけではなくして、やはりそこを出発点にした飼料に対するちゃんとした指導基準というのを設けていかなきゃならないというふうに思うわけで...全文を見る
○中林委員 大臣、聞いていただいたと思うんですけれども、私は、飼料への無登録農薬の問題というのは本当に重大な問題を含んでいる。今食品衛生法でちゃんとした方向性も見えて、それとリンクした形で飼料の方にもやるということですので、ちゃんと大臣としてそこのところを監視していただきたいとい...全文を見る
○中林委員 これまで私は、この山口県の小郡町のウインズ進出問題で農水省といろいろやりとりをしてまいりました。その都度、この二つ、今示しました通達の項目にいかに反しているかということを言うと、いや学校と予定地の間には谷があります、あるいは段差がかなりありますとか見えませんとか、いろ...全文を見る
○中林委員 そういうことを言われるから私はわざわざこれを持ってきたんですよ。なかなか大変でしたけれども、自分も行って、見てもきて。  JRAの立場に立つのじゃなくて、農水省がこんなところを承認したら農水省の責任問題にかかわる、そういう問題だということを申し上げて、直ちに中央競馬...全文を見る
11月21日第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○中林委員 まず、法案について質問したいと思いますが、深刻な不況と信用不安のもとで、今、ペイオフ解禁の条件にないということは明らかだというふうに思います。  しかし、今回の延長措置というのは、小泉内閣が進める不良債権の早期最終処理の集中処理期間に対応して二年に限定したものになっ...全文を見る
○中林委員 人ごとみたいに言われるんですけれども、自民党の国対委員長という要職でありましたし、それから、今は小泉内閣の大臣でございますので、大臣の言葉としてお聞きしたかったなというふうに思います。(大島国務大臣「委員長」と呼ぶ)いいです。わかりました。  それで、大胆かつ柔軟、...全文を見る
○中林委員 結局、いつもですけれども、この系統金融機関は横並びで全部政策が変えられていくということなんですね。だから、後でぜひ議論させていただきたいと思いますけれども、系統金融機関の役割とは一体何なのか。これを別にしてばらばらに対応するのはいかがなものか、不安を与えるものにつなが...全文を見る
○中林委員 私は、実態をつかんでいらっしゃいますかと質問したんですけれども、どのように対応するかというのはその次の話だろうというふうに思うんですね。  確かに、言われたように、農協の不良債権の中で農業者の占める割合というのは一割強、あと九割近くがその他になっている。ここが、私は...全文を見る
○中林委員 その把握を私はぜひしていただかなければならないんじゃないかなというふうに思うんですね。  大臣もおっしゃいましたように、農協のリスク管理債権の総額に占める農業融資のリスク管理債権、この割合、これが、平成十一事業年度が一二・二%、平成十二事業年度は一一・〇%、一割強で...全文を見る
○中林委員 今の大臣の御答弁は、要するに、強弱はつけないというふうにお聞きするんですが、私はむしろ、系統金融機関、農業者が主体、協同組合の金融系統ですからね。  それで、不良債権、不良債権と言うんだけれども、実態は、農業者の不良債権というのは一割強しかないということですから、そ...全文を見る
○中林委員 農水省、大臣官房協同組合検査部といったら農水省の中ですね。これが系統金融検査マニュアル別冊「農林漁業者・中小企業融資編」の作成、整備に係る意見・情報の募集結果についてというのを明らかにされております。これは今紹介したように、こういうような指摘が意見として、これは国民か...全文を見る
○中林委員 そこの認識をお持ちなら、今私が事例を挙げましたように、そういう実態があるということですから、ぜひこれは実態を把握していただきたいということを重ねて申し上げておきたいんですよ。  BSEだけではありません。この間の農業情勢の中で、高齢化の中で離農せざるを得ないというの...全文を見る
○中林委員 非常に、わかったようなわからない御答弁だったんですけれども、私は、端的に言っていただきたいのは、基本的には武部前大臣の考え、それも受け継ぐとおっしゃって、じゃ、農協が株式会社化していいのかという、そこのところが問われているというふうに思うんですね。それについて、あれば...全文を見る
○中林委員 大臣が原点ということをおっしゃって、組合法の目的にもきちっとうたってあるわけですよ。  それで、株式会社と協同組合の一番の違いは、協同組合は、組合員としての事業の利用で、非営利なんですね。それで、株式というのはやはりあくまで利益追求型ということで、協同組合とは性質を...全文を見る
11月22日第155回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  企業の倒産というのは、本当に大変なことだというふうに思います。倒産した途端に債権者が会社に押しかけてきて金目のものをとっていく、労働者は何の保障もなくほうり出され、まさに無政府状態と言ってもいい状況が起こります。  会社更生...全文を見る
○中林委員 今度の改正で導入される手続外の営業譲渡によって、会社の切り売りが行われて、倒産した会社の再建に役立たないだけでなく、労働者の雇用と権利が不当に侵害される事態が私は生じかねないんじゃないかというふうに思います。大臣も今、私がこういう役割をということで肯定していただいたわ...全文を見る
○中林委員 民事再生法のもとで今行われている問題を具体的な事例として申し上げました。  したがって、民事再生法でも裁判所がかかわってくるということで、私が最初大臣に申し上げたのは、会社更生法そのものが、企業だけではなく、しかもその企業が再生のチャンスを十分与えられるようなものに...全文を見る
○中林委員 この法務委員会で大臣の御答弁いろいろ聞いて、私は、率直な御感想なども本当は聞かせていただきたいというふうに思うんですね。  それで、退職者の、前働いていた九百人の半分以下しか採用していないし、希望者の三分の二にとどまっている。では、その森精機の方はそれで目いっぱいだ...全文を見る
○中林委員 かなり具体的に私は申し上げたつもりでございますので、こういう事例が私はこの日立と森精機との間だけではないだろうというふうに思いますので、裁判所が一体どういう役割を果たしているのか、形式的になっていないのか、とにかく法的な手続上、裁判所は意見を聞かなければならなくなって...全文を見る
○中林委員 結局、今回の改正案は、民事再生法の手法が一層強化されていく、そういうものだけ取り入れて、そこでも問題になっている労働者保護規制、ここについては拒否をしたままに残されているというふうに思うんですね。  それで、パブリックコメントとして、これはことしの三月一日から三十一...全文を見る
○中林委員 日立精機は既に全員が解雇され、退職金が当然支払われることになっているわけです。ところが、日立精機は、監督委員からの指示で、すべての債権額が確定しなければ支払えない、確定後に減額の提案をするつもりだ、このように述べております。原資がないからすべては支払えないというならわ...全文を見る
○中林委員 現実問題として起きているということですので、もう民事再生手続に入っているところですから、ぜひよく調べて、そういうことがないように指導していただきたい。その点もう一度お願いします。
○中林委員 結局そういうことに、具体的な事例はということになるので、労働者保護の法規制ということが何らかの形で盛り込まれる必要性がこういう事態でもあるということを重ねて申し上げておきたいと思います。  もう一つ、中小企業の問題について触れたいと思います。  この数年全国各地で...全文を見る
○中林委員 これはきのう、質問通告でお聞きしますのでぜひと言ったんですが、経済産業省で調べておりますから、全部の店舗数は四千七百店舗ですね。それで、今言われたように、四百六十九店舗が閉鎖ということになっているというふうに思うんですね。結局、物すごく数が多い。四千七百店舗が敷金、保...全文を見る
○中林委員 大臣のそういう答弁だからテナントに入っていらっしゃる店主の方々が大変困っていて、どうすればいいんだろう、何とか救える道はないのでしょうかという形で私どもに相談を持ちかけられている。  だから、私も最初聞いたときに、そのテナントに入るときのいわば敷金に値する保証金だ、...全文を見る
○中林委員 検討いただくということですので、ぜひやっていただきたいんです。  この問題は、敷金が金銭担保であるにもかかわらず、貸し主に預けた後は貸し主の財産に紛れ込んで、敷金が貸し主の財産と区別できないという状況に原因があるんじゃないかというふうに思うんですね。この点では、ドイ...全文を見る
11月26日第155回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、会社更生法案ほか一案について反対討論を行います。  反対の第一は、本改正が小泉政権の進める不良債権処理促進の環境整備を進めるものだからです。本改正は、更生計画認可前の営業譲渡の導入によって倒産した会社の切り売り等をやりやすくし、大規模株式...全文を見る
12月04日第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○中林委員 米問題に入る前に、まず、一たん始まるとなかなかとまらないと言われていた大規模な公共事業、国営中海干拓淡水化事業、三十九年の年月を経ました。八百五十一億円という税金の投入です。大変遅過ぎたとはいえ、十二月二日に島根県知事が正式に中止を表明いたしました。私も、当選以来この...全文を見る
○中林委員 反省という言葉がございました。私は、これまでいろいろな議論をさせていただきながら、本当に反省して決断をすべきときに決断していれば税金投入がここまで膨れ上がらなかっただろうというふうに思います。  そこで、きょうは米の問題でございますのでこれだけの議論をするわけにいき...全文を見る
○中林委員 県民負担の軽減は。
○中林委員 第一義的には、島根県知事が土地改良法によって中止を求めているわけです。ただ、関係自治体ということで、鳥取県の意向というのは当然あります。ただ、淡水化が元に戻るというか、中止が、では再開してほしいというふうに鳥取県が言うわけがございませんので、そういう意味では島根県側か...全文を見る
○中林委員 今我が党の松本議員の質問をねじ曲げた御答弁があった、訂正していただきたいと思うんです。  価格保障の提案は確かにいたしました。しかし、つくれるだけつくってもいい、私たちはこういう政策は持っていない。強制減反には反対しているけれども、しかし自給率を向上させていくために...全文を見る
○中林委員 それまでは自主流通米に対して出していた、それがカウントされていてあったんだけれども、それが稲経に変わって、青の政策に行ってゼロになったということの経緯の中で、減ってまいりました。  それで私は、WTOの枠内でもできる政策を国内助成に活用していくということで、松本議員...全文を見る
○中林委員 だから、本当に、主食であるお米、これを守る姿勢が国際的なつき合いの中でも実は貫かれていないということが、こういう事態の中でも明らかになっていると思います。  私どもは、ウルグアイ・ラウンド合意が求めた国内助成の二割削減自体、これも無理な話だというふうに思っているんで...全文を見る
○中林委員 全力を尽くしてやっていくというんだけれども、さっき言ったように、米からまず、そのAMSのあれを削減してきたというのがもう何よりの証拠なんですよ。価格支持だとか、そういう国内助成というものをもう外そう、外そうとしてかかってきている。だから、まだ枠が、三兆二千億円ぐらい枠...全文を見る
○中林委員 交渉事というのは簡単なことではありませんよ。それぞれの国益をみんな背負いながらやっている。問題は、WTOのルール内であればできるんですから、精いっぱいやらなきゃだめですよ。それを真っ先に削っていくということが現にあったということを私、お示ししたじゃないですか。しかし…...全文を見る
○中林委員 AMSというWTO協定上も認められている国内助成、それをもやろうとしないということ自体が大変問題だと。ほかの方策をいろいろ考えてやるというのはいいですよ。しかし、今私が示したのは、そういうことを各国もやっているんだから日本でもやったらどうか、しかも米についてやったらど...全文を見る
○中林委員 どうも理解されていないので、私言いますけれども、ここに「コメの自由化問題を考える 問答集九十」というのがあって九十の問いに、これは九〇年に発行された、これだけの分厚いものですけれども、農水省の若手研究グループが農水省の考えとして打ち出されている。  その中で、もうは...全文を見る
○中林委員 大臣が願ってもなかなかそうはならないと私は思いますよ。  二〇一〇年の、お米は一%上げて九六%にする、これ自体が一〇〇%になっていないというのを私は大変不満なんですけれども、もうミニマムアクセス米の輸入ありきというのがあるからなんですよ。私は、米だけで自給率を達成し...全文を見る
○中林委員 あなた方は、何もやらないで、難しい、難しいと言っている。カレントアクセスとミニマムアクセスの違いがあるから、そこの土台を崩して穀物セクターなんてやるのは、とてもじゃないけれども困難だ、困難だとおっしゃる。しかし、EUは、肉類くくりでやっているじゃないですか。これも交渉...全文を見る
○中林委員 アメリカでさえもWTOルール内で国益を守るためには最大限やると、理論上できることをなぜやらないのかということなんですよ。だから、私は、それはもう、農水大臣、ぜひやるべきだというふうに思うし、この米政策改革大綱、これはまさに亡国の農業政策になる、断固撤回することを求めて...全文を見る