中林よし子

なかばやしよしこ



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中林よし子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第156回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  WTO農業交渉は大変緊迫した状況を迎えております。三月末に交渉の枠組みを決めるモダリティー、自由化の基準というものですけれども、その確立がスケジュール的には決まって、それに沿って進められております。いよいよあす十四日から、東京...全文を見る
○中林委員 実は評価を聞いたのではなくして、中身について少し具体的に言っていただければ。初めてです、この問題が国会で明らかになるのは。
○中林委員 今、特徴的なことを大臣に答えていただいたわけですが、この一次案が容認できないというふうにおっしゃるわけですけれども、今、生産者の方々は大変注目をしているのでぜひお答えいただきたいのですけれども、この一次案がもしも日本に適用された場合、米を初めとする農産物への影響、これ...全文を見る
○中林委員 今、大臣がお答えになったように、米に限ってのお話でしたけれども、六十キロ当たり一万一千二百八十八円。平均輸入価格を基礎にしてお答えになったんだと思うんですけれども、これだったらやはり相当量入ってくる、競争できない、こういう事態にさらされて大問題になるというふうに思いま...全文を見る
○中林委員 大臣が談話を発表しておられます。この中で、途上国に配慮しているということについての一定の評価ができるというふうに述べておられるわけです。私どもも、途上国の言い分は、百四十五カ国WTO加盟国の中で大半が途上国なわけですから、その意見はやはり十分反映されなければならない、...全文を見る
○中林委員 いや、私が一番聞きたいところを質問します。  途上国はいろいろなところにちりばめられておりますので、それは私もこのあれを見ればわかるんですが、一番日本の農業に影響するだろうと思われるのが四番目の項目で、後発途上国、これがありますね。私もこの文書をいただいているので読...全文を見る
○中林委員 いや、答えていないんですよ。後発途上国、アジアの国でどこなのかと。
○中林委員 今言われた国々、これは、無税で無制限に輸入するようにというのが第一次提案なんですけれども、これらはお米の生産が可能な国々ですよね。だから、仮に大手の商社が開発輸入に手をかけたら、もう大変な事態になるんじゃないかというふうに思うんですけれども、途上国に対して一定の提案が...全文を見る
○中林委員 このような問題をこの第一次提案というのは含んでいる。お米はもちろんだけれども、ほかの農産物にも多大な影響を及ぼし、さらにはこの後発途上国の問題なども問題は含んでいるということを大臣はお認めになったと思うので、これは毅然としてはねのけていく、これは確認できると思うんです...全文を見る
○中林委員 そうすると、今大ざっぱな、毅然としてというか、日本の主張をテーブルに着いてやっていくとおっしゃったんですけれども、それならば、その日本の提案、これは一体、具体的にはどういう展望をお持ちなのか、本当に農民が見て、これならやっていけるというそういう展望をお持ちでしょうか。...全文を見る
○中林委員 基本的にはEUが示したEU提案、数字は支持していくということをお述べになったというふうに思うんですけれども、本当に果たしてそれで日本農業が守られるのかということだと思うんです。  このEU提案というのは、関税率については平均三六%の引き下げ、そして最低一五%の引き下...全文を見る
○中林委員 後発途上国については、先ほども議論して、大臣もこれは問題があるというふうにお認めになったわけですが、もう一つ、EU提案には、その第一次提案に入っていない、いわば途上国と言われる国々に対する問題が投げかけられているわけです。先進国は、途上国からの全輸入の五〇%以上を、今...全文を見る
○中林委員 EU提案に乗るといったときに、数字については支持すると、それでも私は大変だと申し上げましたけれども、こういう途上国提案、切り離してEUの提案を支持する、そういうことが可能なんでしょうか。
○中林委員 大臣はEUの数字については支持をしていくというふうにおっしゃっているんですけれども、私はそれが問題だというふうに思うんですね。必ずしもEU提案が通るとは限らないというふうに思うんですね。  今回の第一次提案というものが出たのも、実は、アメリカやケアンズ・グループなど...全文を見る
○中林委員 それは、ぜひ参考にも、それからそういう方向で実践もしていただきたいことをこれから申し上げたいというふうに思うんですね。  それは、私は、孤立を恐れて、じゃ、今、日本の国益を損なっていいのかという問題が問われる局面だろうと。それで、スイス・フォーミュラよりはウルグアイ...全文を見る
○中林委員 全く私は無責任だというふうに思います。それは、日本共産党はどのように考えているのかという提案は、その都度その都度、関税化のときもやりましたよ。踏み切らないで、特例措置としてちゃんとミニマムアクセス米、これをやりながら、将来はやはりWTOそのものを改定していくべきだとい...全文を見る
○中林委員 国際社会の流れだ、流れだということで、WTO農業協定の中でミニマムアクセス米を受け入れ、米の自由化への道に踏み込んでしまったということがあります。さらに、そういう状況のもとでも、やはり国内農業、とりわけ米生産をどう守っていくかということは問われている。この関税化に踏み...全文を見る
○中林委員 国益を損なうような交渉はしない、こういうことを、外務大臣、いかがですか。
○中林委員 私は要求したんですよ。外務大臣は、閣僚会議、非公式ではありますけれども、議長になられるんだろうというふうに思うんです。いわば東京で開かれるわけです。非常に重要な会議ですよ。それで、政府一体となって貫く姿勢を明らかにしてください。
○中林委員 それは、WTO交渉ですから、さまざまなものを交渉しなければならないことは私も承知しているけれども、一番問題になるのが農業なんですね。だからこそ、私は外務大臣にもその旨をお聞きしたわけです。  具体的に、政府間だけで、国際的なそういう交渉事の中で日本が孤立するというふ...全文を見る
○中林委員 だから、EUの基本的考えも多様な農業ということを認めているというのを私も知っています。しかし、今回、関税率の引き下げの数字がもう出てきてしまった、それに日本政府は賛成する、それは国益を損なうことだということはもう明確なんですよ。だから、そこへ乗ったらとんでもないという...全文を見る
○中林委員 関税率の引き下げによって日本のお米もほかの農産物も大打撃を受けていく、私は、そういうことに決してなってはならない、これまでの過ちを繰り返してはならないというふうに大臣に強く申し上げておきたい。そうしないと、農村、崩壊しますよ。安全な食べ物を今庶民が求めている、消費者が...全文を見る
03月13日第156回国会 衆議院 本会議 第14号
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○中林よし子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました食品安全基本法案について質問をいたします。(拍手)  まず、法案の基本についてです。  本来、食品安全基本法は、日本国憲法に基づいて、消費者が安全な食生活を営む権利を有しており、国はそれを保障する義務があると...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、債権譲渡円滑化法改正案への反対討論を行います。  反対理由の第一は、本改正による債権譲渡円滑化法の延長が、正常な借り手の一方的なRCC送りの促進、円滑化を図り、中小企業の整理、淘汰を推進することになるからです。  特に今回の改正は、RC...全文を見る
03月20日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○中林委員 質問に入ります前に、きのう発表になりましたWTO農業交渉、モダリティーの第一次案の改訂版、これは第一次案を全くほとんど変えないというもので、これでは日本の農業が壊滅的な打撃を受ける、私どもも絶対これは受け入れてはならない、このように思っております。食料の六割を輸入する...全文を見る
○中林委員 それは、副大臣ともあろう方がとんでもない答弁だ。この二十五年間水質への影響はない、このように聞いているなどというのはとんでもないです。地元で水質の調査というのは本当に十分やっているわけですよ。それで、悪化したデータというのは私どもも再三見て、これまでもいろいろとただし...全文を見る
○中林委員 環境の変化というのは当然あるわけで、閉鎖水域ですから、周辺の雑排水だとか農業の排水だとか出てくるのは当たり前の話ですよ。それは、この土地改良事業がある以前からもあったわけですね。そういうことを考慮に入れたとしても、そこで働いている漁業者というのはもう肌身で感じていると...全文を見る
○中林委員 この二月十三日の協議会の会議メモを見ますと、島根、鳥取両県の担当者から非常に強い要望が国側に提示をされております。  例えば鳥取県側が、中浦水門を撤去しただけではもとの姿には戻らない。中浦水門地点は、昔は水深二、三メートルの浅瀬で、自然の潜堤の役割を果たして塩水くさ...全文を見る
○中林委員 先ほど紹介した鳥取の県議会で片山知事は、この開削問題にも触れてこう言っているんですよ。「宍道湖・中海汽水湖研究所の水質浄化に向けての提言についてお話を伺ったわけです。」自分がそこから聞いたと。「そういうことを踏まえて、国に対して、そういう研究所の研究成果などもあるので...全文を見る
○中林委員 真摯な対応と言われたので、本当に真摯にやってくださいよ。ここの農政局は高圧的なんですから。県でやれ、県でやれですよ。こんなことでは両県の県民は絶対納得しません。  以上申し上げまして、質問を終わります。
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、漁業協同組合合併促進法の一部を改正する法律案について、反対の立場から発言を行います。  漁業をめぐる厳しい情勢は私どももよく聞いており、そのための一つの選択肢として漁協の合併が必要になることは当然あり得ると思います。しかし今般、その延長を...全文を見る
04月09日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。きょうは、参考人の皆様方には、大変貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございます。  まず、日和佐参考人にお伺いしたいと思うのですけれども、昨年、十月号でしたか、「世界」という雑誌のインタビューにお答えになっているんです...全文を見る
○中林委員 次に、神山参考人にお伺いしたいと思うんですが、私は、東京弁護士会が二十二年前に既に食品安全基本法の提言を行っておられたということに大変感銘を受けております。こういうものがあったら、さまざまな食品事故は起きなかっただろう、このようにもおっしゃっているわけですが、私は、こ...全文を見る
○中林委員 少し諸外国の例がわかればと思ったんですけれども……。
○中林委員 私もBSE問題が起きてからすぐにイギリスだとかフランスのそれぞれの機関に行って勉強させていただいたんですけれども、やはりフランスでも消費者代表がちゃんと入っているし、それからEUも十四人中四人は消費者代表ということになっているわけですね。  だから、全体にそういうB...全文を見る
○中林委員 引き続き高橋参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、BSEの教訓、それは、輸入飼料による食の安全、これが問われたというふうに思うんですね。  輸入飼料のチェック、これは今独立行政法人肥飼料検査所というところが一手に引き受けてやっているわけですけれども、この職員数が...全文を見る
○中林委員 今度の検討委員会の報告で、農水省も消費者に軸足を置いてということになっているわけですけれども、それを聞いた生産者の方から、今まで決して生産者の方に軸足を置いてもらったことはない、こういう反論の声も出てきているわけですね。それだけ今日本の農業というのは追い込まれている状...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたので終わりますけれども、中村参考人、申しわけございませんでした。  どうもありがとうございました。
04月15日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  質問の前に、余りにもこの委員会の出席率が悪い。もちろん、与党だけを責めるわけにはいかないと思います。いろいろな委員会が一斉に開かれているために、重なっているメンバーもいることは承知しておりますけれども、少なくとも、与党側がこれ...全文を見る
○中林委員 WTO農業交渉の問題に限ってですけれども、大臣に質問させていただきたいというふうに思います。  三月末のモダリティー合意はできなかったわけですが、今後の交渉いかんで日本農業に大変大きな影響を及ぼすことは間違いございません。  そこで、今後のスケジュールからいうと、...全文を見る
○中林委員 我が国のWTO農業交渉における基本的姿勢というのは私もよく承知しているわけですけれども、問題なのは、三月末のモダリティー合意に向けたときの農水省の姿勢も、実は、EU提案、これと同調していくんだ、このような基本姿勢がありました。EU提案というのはもちろん関税引き下げ、基...全文を見る
○中林委員 そうすると、EU提案で同調されると言ったときに、数字の部分に同調して、そこは変わらないということですね。  そうすると亀井大臣、関税引き下げ、その最低一五%、平均三六%というEU提案が、このモダリティー確立に至るまでのEU提案としてはありました。では、これは、最低一...全文を見る
○中林委員 それでは、最低でも一五%というEU提案、これは合理的なものだというふうに今御答弁されたということは重大問題だと私は思うんです。これ以上関税引き下げをすれば、日本の、米はもちろんですけれども、EU提案は、ほかの穀物、それから乳製品、さらには果物、こういったものもすべて引...全文を見る
○中林委員 総合的に考えるということは、EUが言っているこの最低一五%引き下げということもあるいはなくなるかもわからない、そういう可能性も含んでいるんですか。
○中林委員 とんでもないですよ。  お米、まあ米が一番大きな影響を与えるわけですから、だから、その最低一五%引き下げても、今言ったように十キロ当たり三千二百六十円ぐらい、今、輸入価格米で計算するとなるんですよ。そうすると、それと競争できない国内生産というのは当然出てきます。だか...全文を見る
○中林委員 高いところだけ言っちゃだめですよ、中国のだけ。そんなのじゃなくて、うんと安いのが入ってきているし、今、キロ三十七円ですよ、平均。そうでしょう。  だからそういう意味で考えると、今計算されたのは非常に、入らない入らないという根拠の数字として農協などでも説明されている数...全文を見る
○中林委員 結局、これはずっと議論を進めていきますけれども、EU提案がアメリカ提案よりいいだろうというようなことで、関税引き下げの議論の中で、よりまし論に安易に飛びつけば、日本の米生産農家も、ほかの農産物をつくっている農家にも多大な影響が出ます。  今お米だけ言ったけれども、平...全文を見る
○中林委員 今言われた中で一番問題なのは、工業製品との問題なんですよ。  これまで工業製品を輸出するために農業が犠牲になったということは否めない事実だと思います。したがって、今後のWTO農業交渉において、工業製品を優先するために日本の農業は犠牲を受けない、こういうふうに言い切れ...全文を見る
○中林委員 例えばセーフガードの発動問題で、暫定発動いたしました。しかし、自動車業界の方から、中国が制裁措置をとって一定の輸入制限をしたということで、大変なあつれきの中で本発動には至らなかった。日中の首脳間の話し合いということでそうなってしまったわけです。本来ならば暫定から正発動...全文を見る
○中林委員 それは本当に大臣、実態を知らない答弁だと思います。もうみんな、効率化、効率化を言われ、規模拡大を言われ、構造改革、構造改革と言われてやってきた結果が、こういう事態なんですよ。それをさらに進めようというのが今度の米政策改革大綱で、これについても、私どもの全国調査では極め...全文を見る
○中林委員 この食料自給率を決める基本計画ができたときの答弁と全く変わらない。  事態は動いている。しかも、WTO農業交渉の見通しも極めて悪いんですよ。私たちはEU提案がいいとは思わないのだけれども、このEU提案だって通るか通らないかわからない。もっと関税引き下げが提示され、そ...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。まず、谷垣大臣にお伺いします。  日本の食料自給率は四〇%、食料の六割を輸入食品に頼らざるを得ない。こういう中で食品の安全性の確保について、輸入食品の安全性の問題、これは極めて重要であると言わなければなりません。この点についてどの...全文を見る
○中林委員 事業者が第一義的なのか国が第一義的なのかということは、多少異論があるところではありますけれども、しかし、今言われたように、水際、ここの検査が非常に大切だと。そこで歯どめをかけることが大切だということをおっしゃいました。これは私もそのとおりだというふうに思うのですが、輸...全文を見る
○中林委員 適切に検体数が決められて、それを実行しているんだろう、こういう大変な信頼を置いていらっしゃるようですけれども、しかも、輸入事業者に対してこれまた大変な信頼を置いていらっしゃるというふうに思うんですけれども、しかし、そのためにBSEというのがアジアで、日本で発生したとい...全文を見る
○中林委員 輸入が増大し、しかもそれが件数もふえているということは間違いない事実なんですね。だからこそなんですよ。  しかも、モニタリング検査はやっておりますというお話ですけれども、それは、例えば二百キロのお米、お米だとすれば、二百キロから一粒のお米を取り出して検査するような、...全文を見る
○中林委員 国民の食の安全に責任を持つ厚生労働大臣、それができれば苦労がないとおっしゃるけれども、やはりそこを突破していただかないとだめですよ。あと、私は、きょうは財務省の方をお呼びしておりますので、ぜひもう頑張っていただきたい。それができればというのは、やはり、やりたいというこ...全文を見る
○中林委員 そういうふうに新たな法律を、それぞれ改正案などを提示されているのは私も知っておりますけれども、それでもなおかつ聖域になっている部分だとか、そういう輸入食品で検査体制が及ばなくて、わかったときには私たちのおなかの中に入ってしまっている、こういうことは絶対あり得ないと谷垣...全文を見る
○中林委員 そのようにおっしゃいますけれども、事態は極めて深刻だというふうに思います。  一九八〇年代に日米貿易摩擦、それからアメリカによる非関税障壁攻撃、そして日米構造協議、こういう中で、輸入食品の検査の空洞化、これを来すさまざまな検査手続の緩和措置が導入されました。計画輸入...全文を見る
○中林委員 もうびっくりしますね。私たちの食に直結しているところ、大豆は全く無検査ですよ。小麦の方は辛うじて三十五件モニタリング検査をしているというんですけれども、わずか三十五件ですよ。圧倒的には無検査で入ってきている。しかも、この三十五件の検査で、日本では残留農薬基準が設定され...全文を見る
○中林委員 計画輸入制度が今言われたようなところで決められていっているのはわかるんだけれども、食品衛生法の条文には全くない。政府というか厚生労働省が勝手にそういう制度にしちゃったということだけの話であって、それで、今言われたように、大豆なんというのは七割というものがその計画輸入制...全文を見る
○中林委員 計画輸入制度というのはそういう制度なんですよ。だから、一回最初書類と、ちゃんとこれは安全ですみたいなのを出せば後はノーチェックで、一年間は届け出なしにもうざあっと来るというのが、計画輸入制度。一九八六年以前は違ったわけですからね。そういういろいろなアメリカとのやりとり...全文を見る
○中林委員 法律事項になっていないから変えやすいでしょうということを言っているだけの話で、書いていないからどうのこうのしろというんじゃなくて、書いてあっても、こんな悪いものは私は変える必要があるというふうに思うんですよ。要するに、計画輸入制度というのはそうなんですよ。一番最初の届...全文を見る
○中林委員 だから私はわざわざ数字を申し上げたんですよ。食品の検疫だってこれだけひどい状況、それの四十分の一しか実績ありません。だから、立ち入りやっているのは、何か問題が起きたとき、スターリンクなんかの問題が起きたときなんかは立入検査しているのは私も知っています。しかし、追っつか...全文を見る
○中林委員 厚生労働大臣の方が、どちらかというと正直な心のうちを吐露されたというふうに思います。できればやりたい、それができないから苦労しているんだと。やはり農水大臣だってそのぐらいおっしゃっていただきたい。  確かに、今回も多少ふやしているのは私も知っていますよ。だけれども、...全文を見る
○中林委員 もう一度食品検疫の問題に返りますけれども、農水大臣、動物検疫、これは、日本に産業用動物を輸入する際に、その動物が健康であるという検査証明、これがなければ日本に輸入できない。たとえその検査証明があったとしても、水際できちんと動物が健康であるかどうか検査するわけで、いわゆ...全文を見る
○中林委員 ところが、おかしいことに、人間の健康に一番直結する食品検疫、これが、外国の公的検査機関の検査結果を受け入れて、外国の公的検査機関の証明書がついていれば、日本にフリーパスで輸入されることになっております。日本の農林水産業を守る動植物検疫は二重検疫をしているにもかかわらず...全文を見る
○中林委員 相手の国が証明つけるのは当たり前ですよ、日本に売りたいんですから。だから、そこのちゃんとした機関の証明書をつけないと入らないというのは当たり前だけれども、今度の食品の安全の——食品の六割を輸入に頼っている、この現実からスタートすれば、動植物検疫では二重検疫をちゃんとや...全文を見る
○中林委員 今、いろいろな食品によるさまざまな事故あるいはO157などで亡くなる方など出てきているわけですよね。事は国民の命にかかわる輸入食品の問題になっているわけですね。せめて検疫の原則、相手の国からも証明を受ける、水際でもちゃんと日本の政府として責任を持った検疫をする。さっき...全文を見る
○中林委員 結局、食品安全基本法提出の責任大臣、谷垣大臣が、人間は動植物検疫以下でいい、こういうことをお認めになった答弁ですよ。私は本当に納得できないというふうに思います。  そこで、財政の問題、いろいろ出てまいりましたので、財務副大臣、出てきていただいているのでお伺いしたいと...全文を見る
○中林委員 それは、食品安全委員会にかかわる今の予算の説明でした。私は、リスク管理の話をしている。厚生労働省、農林水産省それぞれが、輸入する飼料あるいは食品、そこの検疫体制で、もう人もいない、体制もない、機械もない、そういう中で、厚生労働大臣も農水大臣も、できるならふやしたい、し...全文を見る
○中林委員 積極的と言われたので、厚生労働大臣、農水大臣、もう目いっぱい要求してくださいよ。事は国民の食の安全にかかわる分野、しかも、輸入食品は私たちの胃袋の六割を占める。そこの安全が担保されなければ、幾らお題目で食の安全基本法、安全基本法といっても、実態が伴わなかったらだめなん...全文を見る
04月17日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○中林委員 ちょうど二年前の森林・林業基本法、そこでの審議の際、私、今、林業事業所などが赤字経営の中でいかに大変な事態になっているのかということなど、そういう実態を明らかにしてまいりました。  したがって、国による明確な木材自給率、この数値目標、それが必要なんだということも指摘...全文を見る
○中林委員 総需要量が下がっているというのは全く理由にならないんですね。要するに、全体の中で、国産と輸入との比較というか、その割合の問題ですから。  だから、そういう意味では、品質の問題などを今理由に挙げられたんだけれども、しかし、この基本法をつくった以上、やはり、地域材だとか...全文を見る
○中林委員 私は、自給率目標設定のことをお伺いしたんですよ。次に、その国産材利用目標というのは基本計画の中に立ててあるので、それについて具体的にどうなさるおつもりなのかというのは、今そっちの答弁の方が先に出ちゃったものですからあれですけれども、自給率目標、これはやはり掲げないと、...全文を見る
○中林委員 総需要からその二千五百万立方で計算すれば、一億とすれば二五%というのが自給率目標だと思うんですけれども、これが二〇一〇年目標なら余りにもやはり低過ぎるというふうに思うんですね。  だから、今の山の蓄積量、それから毎年毎年蓄積していく、そういうものから考えると、非常に...全文を見る
○中林委員 確かに二倍近い伸びだろうというふうに思うんです。しかし、たかが六・七%ですよね。もうこれではお話にならないんじゃないかと思うんですね。大臣、校舎一校木造にすれば、秋田の能代の一年分の秋田杉の需要に匹敵する、このくらいインパクトあるんですよ、校舎というのは。だから、ここ...全文を見る
○中林委員 がっくりしてしまって、東京、一校ですか。はい、わかりました。  それで、ここに「温かみと潤いのある学習環境の創出」ということで林野庁が出しているものがあるわけですが、木材を利用した学校施設の整備がいかに子供たちにとっていいのかという、すばらしいパンフレットがございま...全文を見る
○中林委員 私は本当に、国産材の利用ということになれば、目に見えた形が地域に出れば、このパンフレット見ただけでも、すごい、すばらしい学校だと思うんですね。外観から見ただけで、ああ自分たちの地域材使われているなというふうになれば、先ほどからの審議でも明らかになっているんですけれども...全文を見る
○中林委員 PRとすれば、やはりじかに触れていただくということが一番実感でき、いいPRの方法だと思いますので、ぜひ予算的にもうんとふやして頑張っていただきたいというふうに思います。  次に、やはり木質バイオマスの利用問題です。先ほどからいろいろ出てきております。これは相当、経済...全文を見る
○中林委員 そうなると、やはり林地残材を利用するというのは今でも進められていないんでしょう。このバイオマスエネルギーなどがやっと今緒についたばかりということもあるんでしょうけれども、しかし、本気でそこの活用をさせようと思うと、今のような答弁では、私、納得できない。やはり負担軽減の...全文を見る
○中林委員 私も、もう一度この真庭地域のところへ行って、今言われたところへ申請してやってもらうよう要求します。  ぜひ、お墨つきをいただいて、そういう活用ができるように、これは農林水産省としても喜ばしい話なんですよ。だから、それはあえて、もう時間が来たので大臣の答弁はいただきま...全文を見る
○中林委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び保守新党を代表して、森林法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     森林法の一部を改正する法律案に対する...全文を見る
05月08日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○中林委員 私は、トレーサビリティー法案について質問をいたします。  本法案は、牛肉という一つの食品に対して、国が主導して全国的に統一された情報開示システムをつくるものです。言うまでもなく、BSEに感染した牛が発見されて以来、BSEを未然に防げなかった政府の失政やその後の行政対...全文を見る
○中林委員 しかし、きょうもいろいろ議論がされているわけですが、本法案では大きく言って二つの点で不備があるというふうに私は指摘をせざるを得ない。  その一点目は、対象牛肉が国産に限られているという問題です。輸入牛肉が全く対象外という点です。この法律そのものがそういう法律なんだか...全文を見る
○中林委員 これは理由にならないというふうに思うんですね。それは、きょうもいろいろ議論をされました、輸入牛肉を対象から除外するということなんですが、オーストラリアにしてもアメリカにしても、まだBSEは発生していないからだということをおっしゃるわけですが、まだなんですよ。これはわか...全文を見る
○中林委員 では、局長でいいですので御答弁願いたいと思います。  BSE以外の病気発生あるいは食中毒、汚染された、こういう事故が発見された場合は、このシステムは使わないということですか。
○中林委員 そのきっかけはBSEですよ。先ほど言いましたように、第三者委員会の報告でもそれをちゃんとやりなさいということが言われているし、特別措置法の中でもちゃんと個体識別をやっていくということが盛り込まれました。だから、こういう法律が出てくるのは当然ですけれども、だからというこ...全文を見る
○中林委員 結局、輸入牛肉についてはやりませんというのが繰り返し言われているけれども、実際、今私が指摘しましたでしょう。水際でちゃんと厚生労働省が食品衛生法に基づいてやっているんだと言いながら、実はモニタリングというのも本当にわずか、それから二〇〇〇年は一回もやっていない。こうい...全文を見る
○中林委員 任意なんというようなことは抜け穴はいっぱいある。だから、今私が言ったように、偽装は防げるのかということですよ。国内の方はちゃんとトレーサビリティーのシステムがある。だから、それで遡上していっても、そこに外国産のものがまざっていたら、原因究明なんてできないでしょう。それ...全文を見る
○中林委員 結局、防げないということを局長は答弁されたというふうに思います。  そうすると、負担をかけて、生産者から流通業者、販売業者に至るまで、消費者に安心、安全を与えるために一生懸命努力をしているものが、結果的に、そういうことによって、実は輸入牛肉はトレーサビリティーができ...全文を見る
○中林委員 局長、できますよ。というのは、BSEでできないとしても、牛肉の輸入、牛肉で発生するO157、これはもう実際にアメリカから輸入している肉で発生しているわけですから、科学的な裏づけがあればできると外務省も答弁していたでしょう。だから、できるんですよ。  だから、この法律...全文を見る
○中林委員 もう一つ歯切れが悪いですよね。だから、任意だとかそういうことじゃなくて、では、少なくとも、対外的にこういうシステムを要求した場合、拒否されたとしても、輸入業者がロット別に生産農場や生産状況等の情報を管理する、これはもう当然だと思うんですね。  例えば、きのうイトーヨ...全文を見る
○中林委員 だけれども、実際に、アメリカはもうちゃんとした、それは民間であれ、管理はしているわけですよ。だから、輸入業者に、輸入業者は国内ですよ、それをちゃんと求めれば、それはできるはずなんですよ。やるかどうかだけの問題。  先ほどから言っているように、輸入牛肉に食品衛生法の方...全文を見る
○中林委員 二点目、このトレーサビリティーのシステムをしっかり構築しなければかえって悪い影響を及ぼすという疑念の二点目。それにはあと五分しか残されていないので、十分議論ができないと思いますけれども。  このシステム導入に当たっては、生産者、それから流通業者、屠畜場、販売店、やは...全文を見る
○中林委員 簡単といえば非常に簡単だったので、本当にこのシステムが起動していくように、そうでなくても、農家の人の声を率直に大臣に聞いてもらえれば、自分たちの責任でないところでBSEが発生して、そしてこれだけダメージを受けて、その上、今度は耳標を義務づけて、それを怠ったら罰金だと言...全文を見る
○中林委員 時間が参りました。一点、最後、これは要望して終わりたいというふうに思うんですが、私たちは、本来ならば、一つの個体にトレーサビリティーすれば到達していくということが一番ベストだと思っているんですが、今のような状況の中では、一つのロットでないと行き着かないだろうというのも...全文を見る
05月09日第156回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、裁判迅速化法案及び同修正案、民事訴訟法等改正案に反対、人事訴訟法案に賛成の討論を行います。  まず、裁判迅速化法案についてです。  日本国憲法は、公平かつ公正で迅速な裁判を受ける権利を国民に保障しています。行政事件、労働事件、薬害事件、...全文を見る
05月15日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○中林委員 まず初めに、実は、トレーサビリティー法案の問題で、これは大臣に質問通告していないんですけれども、きょうの審議の流れの中でずっと、野党四党の共同修正案について政府筋がかなり拒否的な答弁をされております。これにかかわってですけれども、ぜひ御回答いただきたい問題があります。...全文を見る
○中林委員 これで議論しても平行線をたどるばかりですので次に進みますけれども、私どもは、今、農林水産省所管大臣として一番基本にしていただかなければならないその基本法、それを本当に厳密に実行しようとするならば、当然こういう問題を避けて通るわけにはいかないということを指摘し、新たな法...全文を見る
○中林委員 午前中からも問題になっていたところなんですが、こういう新しい視点が入ったということになると、これまでやった行政すべてをそういう視点で見直すということをお約束できますか、大臣。そうやられるわけですね、これで。
○中林委員 そうしますと、農林水産省も食品の安全性について取り組む、こういうことを言明されたわけですが、具体的に指摘をしていきたいと思います。  農林水産省は動物検疫を行っております。これまで農林水産省は、動物検疫というのはあくまでも産業用動物の、それも産業用動物に被害を及ぼす...全文を見る
○中林委員 これまでの農水省は、私どもは人畜共通感染症、これを家畜伝染予防法の中の改正点ということでずっと要求をし続けていましたけれども、それはやらないということの答弁でした。ただし、必要に応じて取り組まざるを得ない状況で、動物検疫は少しばかり行われている点もございます。  し...全文を見る
○中林委員 取り組むとはいえ、動物検疫のところでやろうとしないところに非常に大きな問題がある。一番リスクを防ごうと思えば、その水際のところで検査すればいいじゃないですか、ふんから調べていけばできるでしょう。  それから、今言ったクリプトスポリジウム、これなどは今、日本の地下水を...全文を見る
○中林委員 こういう非常に大きな被害を与えるということで、厚生労働省が農水省に要請をして、やっとことしの四月からこのウエストナイル熱に対する検疫だけが行われるようになりました。  しかし、驚くことに、実は、ペットの検疫は、狂犬病は確かにやっているけれども、それ以外は全く野放し状...全文を見る
○中林委員 水際でそういうものが本当にとめられるかどうかというのは疑わしい、今はもうあらゆるものが入ってきていますからね。そういう意味では、私は、実際に今入ってきているものの国民に対する安全確保、これをやはり行政はしなきゃいけないんですよ。  だから、今後はとめ置きたいと言うん...全文を見る
○中林委員 動物検疫は、要するに絞り込んでやっているから、やっているんだという話なんですよ。だから、本来、先進国であるならば、ペットも含め、人畜感染症も含めて、そこでちゃんと水際検査をやっているにもかかわらず、やっていないという実情を私は申し上げておき、今後はちゃんと取り組んでい...全文を見る
○中林委員 くしくも、恥ずかしい状況だというふうにおっしゃいましたね。あのときも指摘をしたんですが、日本の場合は四十農薬しか実は基準値を設けていないということなので、それだけ無登録農薬、日本で基準値を設けていないものが余りにもたくさん輸入飼料に対して使われていた実態が、今初めて明...全文を見る
○中林委員 きょう朝、ホルモン剤の使用の話がありましたけれども、実は基準を設けるまでにかなりやはり時間がかかるんですよね。追加すると言われても、何年かかかる。その間はどうなるんだろうかというのは、やはり不安がつきまとうわけですよ。  そうすると、少なくとも私は、暫定基準ぐらいは...全文を見る
○中林委員 飼料の中でも、非常に私は危惧を感じているものがございます。それはアフラトキシンの汚染の問題ですね。  これは史上最強の発がん性物質だと言われているわけですね。だから、その飼料が牛に取り込まれて、そして代謝されて、牛乳にアフラトキシンM1という形で、飼料の十分の一の濃...全文を見る
○中林委員 史上最強の発がん物質ですから、これは厚生労働省としても農水省としても、基準強化とそれから検査率の引き上げをぜひ要求しておきたいと思います。  そして、最後に、大臣、実は動物検疫所あるいは肥飼料検査所、そこの人員体制の問題ですけれども、北村副大臣は胸を張って大丈夫だと...全文を見る
○中林委員 時間が参りましたけれども、七、八名では全然だめです。十倍ぐらいぜひ引き上げてください。  終わります。
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  修正案は、適正な品質管理を行う特定飼料等の製造業者に対する登録制度の導入に係る改正規定を削除するものです。  特定飼料等の検定制...全文を見る
05月19日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○中林分科員 日本共産党の中林よし子でございます。  この分科会は厚生労働省所管ではございますけれども、ちょっと緊急性を要する問題がございまして、冒頭に外務省と防衛施設庁にお伺いしたいというふうに思いますので、大臣にはまことに申しわけございませんけれども、お許し願いたいというふ...全文を見る
○中林分科員 今、外務省並びに防衛施設庁から答弁いただいたんですが、これまで私は繰り返しこの問題を質問してまいりましたけれども、全くその域を出ていない答弁に終始しておることはまことに遺憾だというふうに思います。といいますのは、この平成十一年、一九九九年の日米合意事項の六項目を守っ...全文を見る
○中林分科員 答弁はとても不満ですけれども、こればかりやっているわけにはいかないので、引き続き別の機会でただしていきたいと思います。  では、外務省の方それから防衛施設庁の方、もうお帰りいただいてよろしいですので。ありがとうございます。  それでは、子供の小児科医療の問題につ...全文を見る
○中林分科員 今、一定程度、打開策の方向も、厚生労働省として取り組んでいらっしゃる方向も見えてきているわけですけれども、ただ、現状の把握とすれば、私は、やはり一番の問題は、小児医療の場合、不採算になっていることだろうというふうに思うのですね。  これは、日本小児救急医学会の理事...全文を見る
○中林分科員 今後の打開策で、第二次医療圏ごとにという大臣の御答弁があったわけですが、しかし、厚労省として、三年前から実はその対策を進めているわけです。小児救急支援事業でやってきているわけですけれども、実情はなかなか思うように進んでいないと報告を受けています。全国三百六十三の二次...全文を見る
○中林分科員 過疎地も、このように医師不足、とりわけ小児科医がいないということで、しようがないから内科だとか、そこがもうやっているわけですよ。だから、そういう意味では、医師の確保ということはとりわけ重要になってくるし、島根県の中でも松江圏だとか出雲圏だとか、そういうところは比較的...全文を見る
○中林分科員 はい。  そういう総合的な子供病院をブロック別に、特に中国地方には一つもありませんので、ぜひ設置を求めたいというふうに思いますけれども、大臣の、短い決意でよろしいですので、一言いただいて、終わりたいと思います。
○中林分科員 終わります。
05月22日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○中林委員 私ども日本共産党国会議員団は、WTO協定の問題あり、そして昨年の米政策改革大綱が決定され、それがいよいよ法律案となって具体化して出てくる、その最初の改正案がこの法案だというふうに思うんですけれども、そういうときにあって、主食である米が、米政策が大転換をさせられるという...全文を見る
○中林委員 要するに、大臣も、価格下落、これはさらに引き起こされかねない、ただし、いろいろな施策を講じるから需給均衡がとられれば大丈夫なんだ、こういうことをおっしゃったわけですけれども、例えば産地づくり交付金とおっしゃいましたが、きのうから議論を聞いていて、全く、どの程度どんなも...全文を見る
○中林委員 今お答えがあったように、北海道で一万戸。これはまだ面積だけですからね、推計しているのは。だから、その他いろいろな要件を満たさなきゃいけないということも勘案すると、必ずしもそうだとは言い切れないというふうに思うんですね。一万戸だと四四%。それから、都府県八万戸だとわずか...全文を見る
○中林委員 今回の米政策改革大綱そのものが、新政策の行き着いたところの矛盾を新たな形で組み直して出してきたということで、全く反省が見えない延長線上にあるというふうに思うんですね。  こういう経営体の方向性も、新政策のときに、個別経営体十五万戸、組織経営体群二万戸というようなこと...全文を見る
○中林委員 まあ全く、私はきょう大臣と、今回の通常国会の中で最大の改正案に対する議論ですから、本当に生な声で議論させていただきたいというふうに思っていたわけなんですよ。  それで、前々大臣、武部大臣のときに、新政策の評価で議論したときに、一方でミニマムアクセス米の輸入を受け入れ...全文を見る
○中林委員 私は具体的に中山間地の話も聞いた、大規模を突っ走っていた方々の声も聞いたけれども、もう無理ですよと言っているんですよ。そうじゃなくて、ちゃんとした価格下支えがあるような、もうこれ以上の米価の下落を起こさせないような、そういう仕組みこそ必要なんだけれども、相変わらず効率...全文を見る
○中林委員 この食糧法の改正で、大臣、もうこれ以上離農者は出ないとか、確実に米の生産が引き上がるとか、こういう自信が本当におありですか。もしもこれ以上、米生産から農民が手を引けば、確実に自給率は下がりますよ。  政府は、私たちも大賛成なんですが、水田は多面的機能を持っている、こ...全文を見る
○中林委員 もう時間が参りましたので終わりますけれども、いろいろな施策を実行するとか言うんだけれども、自給率を上げるためには国民の食べ方を変えなさいと言って、私みたいに脂肪分をとっている者は減らしなさいというようなことが書いてあって、それを実行しなかったら、国民が悪いんだから上が...全文を見る
05月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、司法制度改革のための裁判所法等改正案に対し、反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、弁護士資格特例の緩和が、現行制度の根幹である司法試験合格、司法修習終了という資格条件の例外を拡大するものであり、お手盛りで司法修習の形骸化を進め、さ...全文を見る
05月27日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  きょうは、参考人の皆様方には貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。時間の関係で、すべての参考人に質問が行かない場合もありますが、お許しをいただきたいというふうに思います。  まず、生源寺参考人にお...全文を見る
○中林委員 資料的な裏づけの中には当然その途中の議論の過程、私も見させてはいただいているんですけれども、実際、米政策改革大綱ということに出てきたときには、ミニマムアクセス米は国内需給に影響を与えないという結論でやはり出てきているわけですね。  今言われたように、加工米だとか援助...全文を見る
○中林委員 次に、宮田参考人にお伺いしますけれども、生産調整が農協にかかってくる、一番の大変な問題だというふうに思うんですね。自主性だと。政府などの説明によれば、市場に敏感に生産者も団体もならなきゃいけないんだ、こうおっしゃるわけですけれども、しかし、これまでさんざん生産調整に協...全文を見る
○中林委員 坂口参考人にお伺いします。  消費者サイドから、国産のお米を食べたい、それから販売業者も含めて食健連という組織の中で活動されているということは、生産者にとっては非常に心強い活動ではないかと思うんですが、消費者、生産者、そして米販売者など、このパンフレットを見ると商店...全文を見る
○中林委員 終わります。ありがとうございました。
05月30日第156回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、仲裁法案に対して反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案が国内の一般民事紛争すべてを仲裁の対象としており、しかも紛争発生後の事件に限らず、将来において生ずる紛争すべてに仲裁合意を有効としている点であります。  我が国の多くの...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○中林委員 まず、民主党、社民党提出の案について質問したいというふうに思います。  私も、今度この二党が出された対案というのは、所得補償だとかあるいは備蓄の問題だとか、今まで政府にない、農民が期待するものが入り込んでいるということで、大変前進だというふうに思います。  ただ、...全文を見る
○中林委員 全体の法体系から見て政府案よりいいというのはわかるんですけれども、ただ、下落を食いとめるところまではいかないんじゃないかというふうな危惧はまだぬぐえませんけれども、政府案の方がひどいものですから、そっちの方で十分議論していきたいというふうに思います。  この審議を通...全文を見る
○中林委員 大臣、いろいろ言われましたけれども、しかし、この審議を通じて、集落型経営体というもの、二十ヘクタール以上というのは、まさに農水省も、一体どのくらいできるかというのは何一つ示せないんですよ。  これまでの認定農業者などのアンケートを見ても、その今ある集落営農から見ても...全文を見る
○中林委員 大臣からも全く自信のある答弁は見えませんでした。要するに、努力をすると。あなた方は、それに向かって努力をするのみ、これしか、私も事前にいろいろ聞いても、まさにそこは希望的観測なんですよ。こうあればいいなと。そういうことを机上のプランでやってみる。現実、それを受けている...全文を見る
○中林委員 日本共産党の国会議員団が全国調査をしたその経験は、この審議でも私は相当御披露してまいりました。滋賀県、そこで百ヘクタールをつくっているグリーンちゅうずのお話もさせていただいた経緯がございます。これは、その町のもう耕作ができなくなったところを引き受けながら、全体で百ヘク...全文を見る
○中林委員 それが、もう現実、始まっている中で、集落では、新たな選別の中で、あなたは担い手だ、リーダーだと言われる農家はいいけれども、あなたは退場だと言われた人たちは、もうやっておられるかという状況になってきているわけですよ。現場を知らないで、今後そういうことを話し合いしていただ...全文を見る
○中林委員 意識改革と言うけれども、あなた方がこれまで猫の目農政みたいに、やれ転作をして奨励金つける、大豆をする、麦をすると言いながら、やれば、今度は、もうそれは廃止だよとか、毎年のようにくるくる変わっていったわけでしょう。何でそういう、意識改革が大切だと農民に責任転嫁するんです...全文を見る
○中林委員 委員長、お願いがあります。私が聞いていることとは全く違うことを副大臣は答弁だと言って述べておられます。産地づくりの問題を聞いているわけです。だから、それについて答弁してください。前に進まないと。私は持ち時間がないんですから。
○中林委員 自主的な取り組みというけれども、大臣、これは私、妨害がありましたので時間がどんどんなくなったので、答弁は求めませんけれども、しかし、イギリスが、かつて第二次世界大戦前は自給率三〇%台だったんですよ。それを戦後、見事に自給率を高めていった。なぜそういうことをやったかとい...全文を見る
○中林委員 だから、この議論は私、ずっと今までやってまいりました。あなた方が自分たちで、国家貿易だから義務にしなければならないということを、勝手に手を縛りまくってしまっているということで。そうじゃなくて、言われたように、輸入機会の最低の提供だと、これが正しいWTO協定上の解釈なん...全文を見る
○中林委員 一体、米を守るつもりがあるのかないのか。あれだけ三度の国会決議をして、一粒たりとも入れないという、あの気概は一体どこに行ったんですか。アメリカの顔色ばかりうかがって、そんな弱腰なことを言っていてどうしますか。  理論的には可能です。そして、カレントアクセスにやってい...全文を見る
○中林委員 大臣、最後に御要望がございます。  ここに食糧庁、私は非常にすばらしい仕事をされていると。食糧庁をいつも批判ばかりしているわけじゃないんですよ。米飯学校給食推進の取り組み事例。全国の事例がここに網羅されて、まさに食糧庁の宝、残念ながら食糧庁はなくなりますけれども、そ...全文を見る
○中林委員 終わりますが、大臣の地元がなかなか少ないですので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
○中林委員 終わります。
○中林委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  反対の第一は、本法案が、日本人の主食である米の需給調整と価格形成に対する政府の管理責任を放棄し、米を市場原理のもとに一層ゆだねる...全文を見る
06月05日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○中林委員 先ほどから随分問題になっているわけですけれども、開発輸入による農産物輸入が急増する中で、日本の新品種の種苗が中国や韓国に無断で持ち出されて、その収穫物が日本に輸入されて販売される事例、これが急増して、日本の農業者に深刻な打撃を与えています。  これまでも例に出されま...全文を見る
○中林委員 今、私は例にコシヒカリなどを挙げたわけですけれども、農水省からいただいた資料でも、品種登録の有効期間が満了しているものは、小麦でも、カンショでも、バレイショでも、大豆でも、インゲンマメでも、リンゴでも、桃でも、イチゴでもあるわけですよね。お米なども相当数あるということ...全文を見る
○中林委員 どうしてそう開発輸入などに対して弱腰なのかというのが、私は払拭し得ないわけですよ。だから、これはやはり、とりわけお米については、国内の、日本が開発したすばらしいコシヒカリなど、しっかり守っていく。そういう対応をぜひやっていただきたい。EUはやはりちゃんとやっているな、...全文を見る
○中林委員 DNA鑑定の技術が成立したものから、法の運用で可能な限り対象にしていくんだというお答えでしたけれども、しかし、それは非常にあいまいなことではないのかというふうに思いますね。だから、基本的に加工品は収穫物とみなす、それで、ただしと、ただし書きするぐらいの改正案を提示する...全文を見る
○中林委員 DNA鑑定ができて、それでこれが違反していると直ちに特定できない場合があると思うんですね。やはり現物を見ないとわからないよというようなことが当然あると思うんです。  大臣、ぜひ、私は、トレーサビリティーをこの種苗法関連でも、DNA鑑定でこれは違うよと言ったものを、相...全文を見る
○中林委員 情報の提供などや表示の問題は次に質問しようと思っていたんですが、先に答弁をいただきましたので、それはもうしませんが、輸入農産物のトレーサビリティーは、食と農の再生プランでも、すべての作物について行っていくという方向性が出ている。種苗法の改正が出た、この観点から見ても、...全文を見る
○中林委員 トレーサビリティーの問題で関連して質問するわけではないんですけれども、カナダで、北米とすれば初めて、BSEが確認をされました。  この問題は、カナダ、米国間で牛肉生産の相互交流が盛んに行われておりまして、米国国内でもBSE発生が危惧されているということであると思いま...全文を見る
○中林委員 カナダ産であるかどうかを確認し、アメリカを通しても輸出してもらわないようにという具体的な中身の要請を行ったにもかかわらず、アメリカからはそれとは全く違うものしか回答がよこされないということは、まことに遺憾だというふうに思うんですね。これは輸入牛肉が危険きわまりないとい...全文を見る
○中林委員 OIEはアメリカを清浄国としていると言うんですが、カナダは、この発覚まではどうしていたんですか。
○中林委員 でしょう、わからないんですよ。だから、その疑いは極めて濃厚だし、カナダから生体の牛が百六十八万頭も年間アメリカに行っている。こういう状況を見れば、同じえさを食べた、そういうことだって当然考えられるし、アメリカから輸入されている牛肉がカナダ産なのかアメリカ産なのか、それ...全文を見る
○中林委員 強気で、本当にそれが確認できなかったらとめるよ、このぐらい大使に言っておいてください。  終わります。
06月11日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○中林委員 今、総合規制改革会議で、一般株式会社の農地取得を特区で認めることだとか、それから、特区で認めた貸し付け方式による一般株式会社の農業参入を全国展開することへの強い圧力がかけられているというふうに思います。  それに対する農水省の見解、対応、そしてその見解の理論的立脚点...全文を見る
○中林委員 経営の法人化で拓く構造改革に係る有識者懇談会、ここでもかなり農地の問題が議論になっております。  耕作者主義というのは現行農地法のやはり根幹をなすものだという、大臣の一番最初、農業者が耕作をするということの基本はそれから来ているんだろうというふうには思ったんですが、...全文を見る
○中林委員 局長の答弁はいいんですけれども、大臣に最初、どういう立脚点でというふうにお伺いしましたので、この有識者懇談会でこういう見解を述べておられること、それと同じ立脚点というふうに、大臣の答弁それでよろしいんでしょうかと確認させてください、大臣。
○中林委員 要するに、今綱引きになっているので、それで大臣に、大臣は確かに石原大臣とは真っ向から対立して、しっかり守る、こういうふうに言っていらっしゃると報道では承っているわけですよ。それを、いや、農業生産法人が云々かんぬん、こういうふうにつけられると不安になってくるんです。 ...全文を見る
○中林委員 農業生産法人の問題については、これまでもさまざまな要件緩和がされてまいりました。  私は、そういう耕作者主義というのが現行農地法制のいわば根幹をなすということを立脚点に置くならば、今回の改正案、これは認定農業者である農業生産法人への出資制限をさらに緩和するものであっ...全文を見る
○中林委員 耕作者主義を壊すものではないと大臣は明確に答弁されたわけですけれども、しかし、当然、五〇%未満まではそういう関連する企業からのいわば出資が可能になってくるわけですよ。そうなると、それらが支配しない、そういう歯どめは一体どこにあるというんですか。
○中林委員 そういう措置を講じなければならないほど農外資本が支配をしかねないということを、裏返せば物語っていることですよ。しかし、そういうチェックは法的措置ではありません。しかも、今、経営改善計画とおっしゃいましたけれども、これ自体、現行でもちゃんとありますよね。ところが、今まで...全文を見る
○中林委員 そういうような、今度は米政策改革大綱でそれを進めるんだからということで、その具体化である主要食糧法の改正、ついこの間議論いたしましたよ。それでも政府は、確固とした、集落営農がちゃんと成り立っていくという見通しは全く示せない。もう皆さんの話し合いで決めていただく以外にあ...全文を見る
○中林委員 各県の取り組みは、せざるを得ないからやっているのであって、今岩手の例を言われましたけれども、岩手の集落営農を進める現場の声を聞きましたよ。既に話し合いが始まっている。そうすると、あなたはリーダー、あなたはもういいです、そういうような選別が始まって、集落では大問題になっ...全文を見る
○中林委員 さまざまな原因を挙げられましたけれども、やはり立地条件だとか高齢化率、そういうところで要件に満たなかったりして、それで市町村も取り組めないというような現実があると思うんですね。ところが、今言われたようなところこそ、本来ならば直接支払い制度が必要なところだろうというふう...全文を見る
○中林委員 要するに、この農林中金総研の分析、これは当たっていないというふうに言われるのですか。
○中林委員 大臣、私も、この中山間地に対する直接支払い制度というのが農家にとって物すごく喜ばれている、しかし、それを受けるよりも放棄していた方が、経営的には放棄した方がいいんだ、こういう地域もあるんだという指摘なんですよ。そういうところに対して、やはり耕作放棄地をなくすというなら...全文を見る
06月12日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、農業経営基盤強化促進法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が農業経営改善計画に従って農業生産法人に出資する関連事業者等について、農地法の適用除外とし、出資制限を緩和することです。  農地法は、農業生...全文を見る
07月01日第156回国会 衆議院 法務委員会 第28号
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○中林委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました商法等一部改正案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、本改正が金庫株取得方法の緩和により、債権者保護のための資本充実・維持の原則を一層形骸化し、株主平等の原則の例外をつくるなど商法の原則を崩し、相場操縦...全文を見る
07月10日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○中林委員 日本共産党の中林よし子でございます。  きょう、三人の参考人の方々から御意見を聞かせていただいて、WTO交渉というもの、まあWTOそのものが、すべてのものを貿易自由化の対象にするという、これが大枠でございますけれども、農林水産という、その産物がこの自由化の対象にされ...全文を見る
○中林委員 宮田参考人は政府の方ではないので、ここで論争するのはやめますけれども、しかし、先ほど意見陳述の中でも、主要農作物、小麦だとか、でん粉だとか、落花生だとか、それから雑豆だとか、そういうもの全部に対して引き下げが要求されてくるということなんですよ。そうすると、平均三六%で...全文を見る
○中林委員 EU提案に乗って一緒に、なるべく数が多い方がいい、それから、途上国条項を設けたのも、WTOに加盟している国の多くは途上国だということで、途上国を味方につけるためにはそういう有利になる提案をEUもしているということだと思うんですね。  ただし、日本とEUの決定的な違い...全文を見る
○中林委員 水産の方でお聞きしたいというふうに思います。  本当に、WTO、前回ウルグアイ・ラウンドから関税が物すごく引き下がって、お話をお伺いすると、三三%引き下がって、今平均四・一%ぐらいということですからね。この間、水産物の輸入量も急速にふえて、大体、世界のトップに日本が...全文を見る
○中林委員 本当に、参考人の皆さんには貴重な御意見ありがとうございました。  私は、ぜひ、政府とは違うNGOとしての力を存分に発揮していただいた、やはりそういう国際協力、特に途上国とどのように一緒になっていくか、こういうことの研究というのはとても大切ではないかというふうに思って...全文を見る
07月23日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○中林委員 WTO協定問題での質疑なんですけれども、先ほどから山田議員と大臣のやりとりを聞いて、私も、ミニマムアクセスについてのWTO農業協定上の正確な意味、それと、それを受けての我が政府の統一見解、これは全然性質が違う。最低輸入の機会を与えるというのがWTO農業協定上の意味合い...全文を見る
○中林委員 農業団体とというのは確かにあるというふうに私も見ております。しかし、最近、タウンミーティングがそんなに頻繁に行われているとは感じられません。だから、確かに全中、大臣の言われる農業団体とは全中のことだろう、こういうふうに思います。ところが、農業団体はさまざまありますし、...全文を見る
○中林委員 私どもも、ウルグアイ・ラウンド交渉のときは、そのときは浪人中でございましたので国会の方では頑張ることはできなかったんですけれども、それでも、政府の熱意だとか、国を挙げて何とかやはりこのウルグアイ・ラウンド交渉で日本のお米を守っていこう、そういう熱意は本当に感じられたん...全文を見る
○中林委員 大臣は国益を守るというふうにおっしゃるわけですけれども、とても広い意味があります。  これまでも、国益論で、農業が犠牲になって輸出産業の利益が優先された、こういう歴史的な事実があります。だから、それをもって国益とは、とても私たちは言えない。食料自給率が四割しかない異...全文を見る
○中林委員 この質問をすると、大臣は必ず、国内対策で切り抜けよう、こういうことしかおっしゃらないわけですよ。つまり、市場開放、これは避けられないというふうに大臣はお考えになっているんじゃないですか。  それで、EUと一緒にやっていくんだと。関税引き下げ、EU提案ありますよね、最...全文を見る
○中林委員 最低一五%引き下げ、平均三六%の関税引き下げ提案で、日本農業に特段の影響は出ないと明言をされました。じゃ、それを保証するものは何ですか。
○中林委員 国内での対策ということをおっしゃった。つまり、EU提案の平均三六%、品目別最低一五%という、この引き下げ提案というのは市場開放につながるということはお認めになりますね。
○中林委員 私は、大島大臣のときからこれは議論してきて、ずっと計算してきたんですよ。それで、お米は、一五%引き下げになった場合、十キロ当たり三千二百六十円だと。この間も委員会でずっと視察に行きました。スーパーのお米売場を見たら、大体四千円前後で非常に高いのが売れているわけですよ。...全文を見る
○中林委員 もう、市場開放につながるのかどうかということも明言を避けて、いや、国内対策でいくと。では、国内対策をやれば日本の農業者は守られるのかというと、いろいろなものを組み合わせてやっていくようにしたいと言う。何も具体的なものはない。予算をふやすとも言っていない。そんなことで国...全文を見る
○中林委員 もうこれは、私は、大臣がいつまで大臣を続けられるか、それはわかりませんけれども、しかし、もう関税引き下げのところの歯どめはかけないということなんですよ、大臣の答弁は。だから、国内でどう国際競争力をつけていくのか、もうここにしかあなたの考え、答弁は至っていない。そんなこ...全文を見る
○中林委員 そういうふうに、あれもこれもやって、交渉事ですからということで、何が詰まって、何が日本の農民のために、日本の国民のためにならないことなのかということが全然具体的に言われないものですから、何か議論がかみ合わないで、あなたはやはり農民のことを思っていないと、こう結論づけざ...全文を見る
○中林委員 EUはどう言っているんですか。
○中林委員 わかりにくい答弁だったと思うんですね。要するに、最終的な判断だというようなことだと思うんですね。  そこで、私は、こういう問題が実は全然末端に伝わっていませんよ。全中などと一緒に、農業団体とも一緒にやっていくんだ、何回も何回も説明をしているんだと大臣はさっき回数を言...全文を見る
○中林委員 どういう説明文があるのか、私、知りませんけれども、一般的にはそんなものは全く出回っておりません。それは明らかですよ。私たちは多くの農協とも懇談しているわけですけれども、農協に行っても、そんなものを見せていただいた覚えは今までのところありません。  私たちは実は途上国...全文を見る
○中林委員 関税引き下げというのがWTO協定の共通のベースになっているということですね。だから、今の関税引き下げの流れの中に入れば必ず市場開放への道に走っていく、これはもう当たり前の理なんですよ。  それで、先に行っているのが林産物であり海産物ですよ。これは非農産物になっている...全文を見る