中村敦夫

なかむらあつお



当選回数回

中村敦夫の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第151回国会 参議院 環境委員会 第4号
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○中村敦夫君 まず最初に、原則的なことを大臣に確認したいんですけれども、環境省のパンフレットなどを参考にしますと、環境影響評価法の大きなポイントについて、アセスメントの方法を決めるに当たって住民や地方公共団体の意見を聞く手続を設ける、つまり単なる環境調査にとどまらず、住民や関係機...全文を見る
○中村敦夫君 はい、イエスですね。  じゃ、今度は国土交通省に質問したいんです。  これは、八代海の環境調査についての質問ですけれども、熊本県の八代海沿岸の漁協、漁民がこぞって川辺川ダム建設の影響について不安を訴えているわけですね。そして、環境アセスの実施を求めているというこ...全文を見る
○中村敦夫君 その程度の説明でダムの問題を影響がないと考えているという答弁の根拠になるというのは、びっくりするような話ですね。そんな単純な話でダム問題が今あるんじゃなくて、もっともっとたくさんの専門的なデータが出ているわけですから、そんな理由でこういう発言をされたということは、こ...全文を見る
○中村敦夫君 調査委員会というものはつくるんですか。
○中村敦夫君 その連携をとるというのは、調査委員会に全員入るということですか。その際に漁民や環境保護団体というのも参加するんですか。
○中村敦夫君 そういうことで、調査委員会というのは全国各地のダムだとか堰だとかそういうところで出てくるんですけれども、大抵の場合はもう本当に省庁お抱えの御用学者さんたちがずらっと並んでいく、そしてダム推進派の住民代表が参加していくというのがこれパターンなんですね。それで結局、建設...全文を見る
○中村敦夫君 賛成派、反対派というのはどちらかというと局部的な人々なんですね、いつも。ですから、やはり全般に市民たちが求めているのは、法に基づいた環境アセスをぜひやってもらえないかという声が一番強いわけですよ。これをやる気はありますか。
○中村敦夫君 そのお答えどおりだったらば問題はないんですけれども、それが信じられないという声がたくさんあるわけですね。それで、諫早湾のああいうおざなりな調査というもので、みんな漁民もだまされたわけですよ。ですから、思い切ってここではこれをやる。別に法律的にはやらなくてもいいという...全文を見る
○中村敦夫君 球磨川の洪水というのは昔からあるわけですね。それを利用して、土地が豊かになったり、人々はそれが来ることを察知できていろんな用意をしていた、そして、むしろ楽しんでいたというような話さえ伝わっているようなものです。大洪水があって大被害が人吉盆地に起きたのは、球磨川の上流...全文を見る
○中村敦夫君 その必要な協力も国土交通省に頼まれたような協力じゃないことを祈りたいというふうに思います。  次に、水産庁に質問したいと思います。  これは、熊本県漁政課の球磨川漁協に対する指導のあり方についてです。漁業補償を否決しました球磨川漁協は、そもそも理事会の多数をダム...全文を見る
○中村敦夫君 だって証拠書類があるんですよ、ここに。数もわかっているわけですよね、七人のうち、それが二人が切り崩されたわけですから。そんな話はうそ八百であるというのは明らかじゃないですか。  もう一つ不可解なことがあります。球磨川漁協の新理事会ですよ。今度は賛成派が多くなってし...全文を見る
○中村敦夫君 しかし、これ、完全に違法行為でありますし、大変なテーマを決めるというような問題で、ただお話し合いをしているというだけではこれは済まない問題だと思うんですね。水産庁に根本的な責任が私はあると思うんです。  ですから、最終的にはこの法の適用というところまで、こういう場...全文を見る
○中村敦夫君 川辺川ダムの問題については、上流から中流から下流に至るまでさまざまな問題を引き起こし、それをクリアに解決しないまま、まずダムをつくるんだということで、非常に不健全なやり方の弾圧、圧力、切り崩し、そして省庁と賛成派の漁民たちの談合とか、そういうことの黒い塊のような形で...全文を見る
03月27日第151回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○中村敦夫君 中村敦夫です。  まず最初に、諫早干拓事業の洪水対策機能について質問したいと思いますが、農水省にお願いします。  農水省の説明によりますと、諫早干拓事業には二つの目的があるというふうになっていますね。一つは農地造成です。これは当たり前ですね。二つ目、防災という項...全文を見る
○中村敦夫君 高潮と排水の問題はごちゃまぜにしないでお答えいただきたいと言ったんですよね。あなたが答えているのは全部河口の話なんですね。洪水というのは河口の話じゃないんですよ。市街地、川のはんらんということが洪水の本当の意味だと思うんですけれども。  今度は国土交通省にお伺いし...全文を見る
○中村敦夫君 一九九七年七月二十二日の質問主意書への答弁で、当時の橋本首相が本明川の洪水対策についてこういう答えをしています。「洪水、高潮等による災害の発生防止という目的を達成できるよう策定しており、潮受堤防の存在を前提としているものではない。」ということなんですね。  つまり...全文を見る
○中村敦夫君 それは高潮というもののケースですよね。普通の洪水の場合は、洪水というのは大体河口の問題ではないわけですよ。市街地が主に対象になると川のはんらんということですが、二〇〇〇年の本明川水系河川整備基本方針の中にも、この潮受け堤防とは関係なくあらゆる洪水に対してダムや堤防で...全文を見る
○中村敦夫君 国土交通省の説明では、洪水対策は国土交通省の仕事であり農水省の仕事ではないということがはっきりしましたね。それから、本明川や諫早市街地のための洪水対策というものは、農水省の干拓事業を前提にしていないということもはっきりしました。  つまり、水門を常時開放して潮の高...全文を見る
○中村敦夫君 洪水のことを聞いている。
○中村敦夫君 本明川全体の洪水の対策なんかに全く寄与なんかしませんよ、潮受け堤防が。そんなうそついてもらっちゃ困るんですね。  要するに、そういう間違ったことを公にするというのは公共機関としては許されないんじゃないかと思うんですね。少なくとも洪水対策は国土交通省がきちんとやって...全文を見る
○中村敦夫君 何度も言いますように、それは洪水じゃないんですね、河口付近だけの問題なんですよ。ですから、明らかに、防災の三つの対策というふうにして堂々と書いていて、それを強調する、特に洪水のことを今強調しているというのはおかしいんです。  だから、高潮、常時排水、この二つの対策...全文を見る
○中村敦夫君 今のお話を聞くと、どうも特別立法が国会に出てくるのは来年以降のような感じがするんですけれども、そういう受け取り方をしていいんですか。
○中村敦夫君 これは急いでやらなきゃいけないわけですよね、基本的に。ですから、いろんなことがわかるまでという答えというのは、大変周辺の住民たちも不安になってくるということなので、ぜひこれ急いでやっていただきたいということが根本にあるわけですけれども。  こういうニュースが私の耳...全文を見る
○中村敦夫君 最後に、有明海の特別立法の一日も早い成立に向けて大臣の決意をぜひ表明していただきたいんですが。
○中村敦夫君 余り断固たる決意表明というふうには受け取れませんが、時間が来ましたので質問を終わります。
04月05日第151回国会 参議院 環境委員会 第7号
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○中村敦夫君 私の質問はすべて環境省に対してのものであります。ですから、どなたでも、心当たりのある方、意欲のある方はお答えいただければ結構です。  まず最初の質問は、地球環境審議官の民間登用と任期についての質問です。  環境大臣の説明によりますと、地球環境審議官は主に環境問題...全文を見る
○中村敦夫君 私の質問に対してかなり前向きなお答えをいただいたというふうな印象を持つんですけれども、給与の問題でしたら、それなりのものを払うだけの価値のある仕事だと思います。余り安い給料だと、それはそれなりの人が来ないということもありますから、そこのことを余り心配しないで、ぜひと...全文を見る
○中村敦夫君 ちょっとわかりにくいんですが、つまり、あれですか、民間を登用してそれだけの人物にすると高い給料が払えないというんですか。官僚だったら安くて済むという話なんですか。そうじゃないんですか。よくわからないんですが。
○中村敦夫君 民にはなかなかいないというふうに最初から断定されるということは、ちょっと私は疑問なんです。  それからもう一つは、給料の問題というのは、この人一人もちろん活動するためにはいろんな費用が要るでしょうけれども、必要なものは必要だということであるので、給料の面から民から...全文を見る
○中村敦夫君 これからやられるということで、頑張ってほしいんですけれども、これをつくった途端に実は多分関係者が想像していないほどの期待というものが集まって、具体的な問題で非常に追いまくられるようなことがあり、例えばその土地土地に十分な知識を持ちながら環境問題に非常に詳しい人材とい...全文を見る
○中村敦夫君 これは、人材がいるかいないかという問題はやってみなきゃわからないということでして、現実は常に難しいわけですから、やっぱりそれを切り開くためにはその努力をしていただけないかなというふうに思います。  それから、地域住民が環境問題に関してどうしても調査官のところへ相談...全文を見る
○中村敦夫君 具体的な場面でそういう考え方が大体自治体のそういう問題に対する権利とぶつかり合ったり、いろいろな様態になると思うんですけれども、なかなか具体的なイメージがわかない。ある場面では自治体が遂行する事業というものとぶつかるような、そういうケースも出てくるんじゃないかなとい...全文を見る
○中村敦夫君 やってみなきゃわからない部分は大分あると思いますけれども、やはり住民に具体的な、納得するような活動、対応というものをやっていただきたいと強く要請したいと思います。  さて、今までの例から見ますと、大規模な公共事業に環境庁がイニシアチブを発揮して中止に追い込んだとい...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。     ─────────────
04月10日第151回国会 参議院 環境委員会 第8号
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○中村敦夫君 諫早湾の水門開放に関しまして、農林水産省にまず二つ質問します。  一つ目は、三月二十二日、農林水産省は諫早干拓事業の水門をあけて調整池からの排水拡散状況調査を実施し、約四十万トンが調整池から排水されたと。このときの様子を三月二十三日の朝日新聞は写真つきで次のように...全文を見る
○中村敦夫君 次に、現在では調整池の水質に関する所管というのは農水省になっているわけですね。ですから、環境省が定める水質環境基準の適用対象にはなっていないということになっています。しかし、報道写真を見ても調整池の水質が悪化しているということは十分にわかるわけです。  そこで、環...全文を見る
○中村敦夫君 今度は、諫早湾の漁業被害について水産庁の方にお伺いします。  三月二十六日付の日本経済新聞の夕刊に長崎県が、「もっと知ってもらいたい諫早湾干拓事業。」という全面広告を出したわけですね。この広告の中で、水門をあけるとどのような問題があるかを説明しているわけです。多く...全文を見る
○中村敦夫君 アサリなんかの育て方とかとり方についてはかなり問題がありますので、後ほどこの件に関しては詳細について資料を提出していただきたいと思います。  続いて、長崎県は、水門をあけた場合諫早湾漁場に悪影響が出ると、こう断言しているんですけれども、水産庁はどのような影響が出る...全文を見る
○中村敦夫君 これも実際は毎日のようにあけているわけですからね、よくこの議論がわからないところですけれども。  次の質問は、諫早湾漁場で漁をする漁協に対する水産庁や長崎県などから出る補助金についての概要を説明してほしいんです。
○中村敦夫君 この詳細についても具体的な質問がありますので、後ほど提出していただくようお願いします。  次に、農水省にお聞きします。  この諫早湾漁場の漁民たちは今でも漁業への夢を絶ったわけではないわけなんです。それで、多くの漁民は堤防の外側にこのままでも新しい干潟ができると...全文を見る
○中村敦夫君 じゃ、潮受け堤防の外に自然発生的に干潟ができるというような可能性はゼロですね。
○中村敦夫君 同じく農水省に質問をしますけれども、これは諫早湾干拓事業の再評価について、特に費用対効果の問題なんですが。  土地改良法の定めによりますと、事業の費用対効果は一以上じゃなきゃいけないというふうになっていますね。諫早湾干拓事業がスタートした一九八六年、このときは総事...全文を見る
○中村敦夫君 それを信じる人はもう一〇〇%いないと思います。これは明らかに、要するに仕方がないからつくり上げたペーパー上の操作であって、こんなことを続けていくと、農水省というのはそういう詐欺まがいのことばっかりやっているのかというふうな非難がもう高まっていくと思うんです。  川...全文を見る
○中村敦夫君 つまり、隠そう隠そうとする姿勢というのが見えるとやはりこういう再評価委員会の価値というものも評価されないようになりますから、ぜひ情報公開型のやり方に変えていただきたい。  もう一つ、規定によりますと、農水省の事業再評価では関係団体の意向を聞かなければならないという...全文を見る
○中村敦夫君 ですから、対象になっていないんですけれども、事業そのものが広範囲な非常に悲惨な影響を与えていると思われているような状況では、できるだけ多くの関係団体に枠を広げて正確なデータを収集してやるというのがこれは筋だと思うんです。  ですから、決まっているからもうだめだとい...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 環境委員会 第10号
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○中村敦夫君 まず最初に、水俣病関西訴訟における国の上告について質問します。  清水委員からの質問、そして大臣、関係者からのこれまでのいきさつの細々したやりとりがありましたので、そういう形ではなくて、非常に簡潔な質問、そしてイエス、ノーかという簡潔なお答えを環境大臣にいただきた...全文を見る
○中村敦夫君 要するに、矛盾を解決してこれまでの弱点というところを直すと、そのために上告するという意思がないというふうなお答えだと受け取りますけれども。  環境副大臣にお聞きしたいんですが、このたびのハンセン病訴訟における控訴断念、これにはお医者さん出身の坂口厚生労働大臣の頑張...全文を見る
○中村敦夫君 ハンセン氏病の問題と水俣病の問題が形態的には同じだが本質的には違うというお答えはちょっと納得できない。両方とも国が放置したということでは本質的に同じ問題ではないかというふうに思います。  それから、三つの解決法が出てきて混乱するという話ですけれども、こうした問題に...全文を見る
○中村敦夫君 小泉首相の所信演説によりますと、「循環型社会の構築に向け、廃棄物の発生抑制、再生利用の促進、不法投棄の防止等に取り組みます。」と、廃棄物の発生抑制を最初に掲げています。それから、川口環境大臣も所信表明で、循環型社会形成推進基本法でも、廃棄物政策の廃棄物の発生抑制を最...全文を見る
○中村敦夫君 四月一日から施行された家電リサイクル法では、消費者がごみを捨てるときに、リサイクル料金と回収・運搬料金を両方負担する仕組みになっていますね。このうち、リサイクル料金については、大手家電メーカー横並びでテレビが二千七百円、冷蔵庫が四千六百円、エアコンが三千五百円、洗濯...全文を見る
○中村敦夫君 一般的なお答えなんですけれども、やはり現場はこれは消費者も業者も悲鳴を上げているということがあるんですよ。ですから、やはりこの関連諸法についてはもうちょっと現実的に対応する、見直すというふうに検討していただきたいんです。  この家電リサイクル法をめぐる議論の中で、...全文を見る
○中村敦夫君 とにかく何をやっても難しい問題であって、どんどん前進しないと手おくれになるということですので、積極的に、もうこれでいいんだというふうに居直らないで、改良すべきものはどんどん改良するという方向でやっていただきたいと思います。  日本の家電リサイクル法では、今のところ...全文を見る
○中村敦夫君 やりやすいものから選んだというのはよくわかりますけれども、対象品目があるかどうか見ていくというのなら、対象品目は明らかにあるわけですから、やはりそこまでいかないと先進国日本としても恥ずかしいんじゃないかというふうに私は思います。  それから今度は、EU版の家電リサ...全文を見る
○中村敦夫君 有害物質や化学物質を使うというのはなぜかというと、その方が安いから使うわけですね。ですから、民間の自主規制、自主努力に任せておいてはこれはだめだと思うんです、非常に危険なものですから。規制緩和というのははやり言葉ですけれども、こうした問題は厳しい規制が必要だと思うん...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
05月29日第151回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○中村敦夫君 環境基準が達成できなかった理由について幾つかの質問をいたします。  まず、国土交通省道路局のホームページを見ますと、首都圏特定地域における自動車NOx法の環境基準達成率はわずか二七%であるというふうに出ているんです。  四月四日の参議院本会議で川口環境大臣は、現...全文を見る
○中村敦夫君 国土交通省に続いてお聞きしますけれども、一定程度の自動車走行量の伸びについては、削減基本方針を策定するときに見込まれていたはずですね。    〔委員長退席、岩佐恵美君着席〕 しかしながら、結果としては各種規制の効果がほとんど上がらずに環境基準の達成が困難になるほ...全文を見る
○中村敦夫君 環境管理局長にお伺いしますけれども、自動車走行量が伸びたということが全体の環境基準が達成されなかった理由の大きなものとして挙げられているんですが、逆に東京都では、一九九〇年と一九九七年の自動車走行量の変化を比べると一・〇二倍にしかふえていないという事実があるわけです...全文を見る
○中村敦夫君 引き続き環境省にお聞きしますけれども、各種の対策ごとの効果についてどれだけ効果があったのか、効果の実績と達成率を対策ごとに説明していただけないかと。なお、単体規制と車種規制も明確に区別してお答えいただきたいんです。
○中村敦夫君 これも環境省にお聞きしますけれども、輸送効率の向上、鉄道、海運の活用などを柱とする物流対策では一万一千五百トン、公共交通機関の整備等利用促進を柱とする人流対策では三千二百トン、都市内での平均走行速度上昇を柱とする交通流対策では四千百トンと、それぞれ窒素酸化物の削減を...全文を見る
○中村敦夫君 要するに、目標を決めて結果は測定できないという話は非常にとんちんかんなもので、どんぶり勘定で夢のような話をしていたというふうに受け取られても仕方がないんじゃないかなというふうに思うんです。ですから、つまり測定をこれからやると言っていてもできにくいというような話であれ...全文を見る
○中村敦夫君 環境大臣にお伺いしますけれども、いろんな言いわけはあると思うんです、この十年間の。ほとんど放置に近いような、そう言われても仕方のないような結果が出ていたということで。  ですから、このそもそも法律や削減基本方針を策定するときの見込みそのものが非常に甘かったのではな...全文を見る
○中村敦夫君 現実には全く目標が達成されていないと言うに等しいような状況があるわけです。これは非常に悲劇的な状況であります。それを、すぐにではどうするかという手もアイデアも即出るというような状況ではありません。  そして、時代の変化は激しいから、なかなか昔は今のことはわからなか...全文を見る
○中村敦夫君 これは環境省と国土交通省だけでもうできる話じゃなくて、やはり大きな経済政策、日本の進路というところまで含めたような問題にかかわるものだと思いますので、この法案を現状よりもまだ一歩前進した形にできるかどうか、努力していただきたいとお願いして、質問を終わります。
05月31日第151回国会 参議院 環境委員会 第12号
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○中村敦夫君 中村敦夫でございます。よろしくお願いします。  公共事業というものは大変今、国の政策の大問題となっているわけですけれども、そもそも公共事業というのは地域に産業を育てるための補助的なインフラとしてあったわけですが、そっちの産業政策はだめになって、産業がなくなって、公...全文を見る
○中村敦夫君 ありがとうございました。  時間がなくなりましたので、青山先生、たくさんの今回の法案に対する問題点を指摘していただいておりますけれども、何かつけ加える、もう一つぐらいは言っておきたいということがあったら、最後にどうぞ。
○中村敦夫君 ありがとうございました。
○中村敦夫君 主に道路建設と大気汚染の関連についての質問をいたします。  最初に、環境大臣と国土交通大臣政務官に質問いたします。  政府は、道路建設が渋滞というものを解消して大気汚染を緩和するという認識をしばしば示してきたわけですね。しかし、これとは反対に、本日の参考人質疑で...全文を見る
○中村敦夫君 きょうの参考人たちは実態を調査している専門家たちで、それが具体例を挙げて、現実にそれがほとんど政策のように言っていることは実現されているのではなくて逆になっているという例証をずっと述べられてきたわけです。  そもそも、これまで随分と道路建設が進んだわけですけれども...全文を見る
○中村敦夫君 これから環状道路などで都心部を車が迂回するというふうに主張しているわけですけれども、しかし結局、便利になったために走る車がどんどんふえるということはこれは当たり前ですね、今までの実態がそうなんですから。結局、汚染総量というものを削減することにならない。要するに、単に...全文を見る
○中村敦夫君 道路建設で大気汚染をとにかく解消するというのは、もうほとんど漫画のような答えであるというふうに私は考えているんです。  結局のところ、自動車の走行量をトータルに抑制しないことには対策にならないわけです。しかし、今年度の自動車排出ガス対策関連予算、これには自動車排出...全文を見る
○中村敦夫君 基本的には、予算全体の中で自動車公害対策に振り向けられている予算自体が少ないと私は思うんです。大気汚染は国民の健康と直結している大変重要な問題ですから、より多くの予算が確保されてしかるべきだというふうに思います。  しかし、平成十三年度の自動車排出ガス対策関連予算...全文を見る
○中村敦夫君 財務省の方、いらっしゃっていますか。  塩川正十郎財務大臣は、十五日の閣議後の記者会見で、自動車から出る排ガスの環境問題は非常に大きい、環境対策費として支出している国費も限界に来ている、原因者負担の立場に立って活用すべきだと思っている。道路特定財源のことを指してい...全文を見る
○中村敦夫君 これは経済財政担当大臣にあてて質問を出したわけですけれども、どなたか来ていますか。  新聞報道によりますと、道路特定財源の見直しについて、経済財政諮問会議が六月にまとめる骨太の方針に明記するということですね。ところが、経済財政諮問会議の議員にトヨタ自動車会長の奥田...全文を見る
○中村敦夫君 国土交通大臣政務官にお聞きします。  道路特定財源を見直すのであれば、実際に道路整備計画を規定している道路整備緊急措置法も同時に見直す必要があるのではないかと思います。なぜなら、単年度の道路予算を減額しても、長期計画を変えなければ事業量というものは変わらないわけで...全文を見る
○中村敦夫君 経済に対する基本認識が全然逆ですから、これ以上論争しても時間が足りませんので。  最後に、環境大臣にお伺いしたいんですけれども、先ほども話題になりましたその覚書ですが、私は省庁間で覚書が交わされること自体は問題ではないと思うんです。しかし、この場合、環境省の事務方...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。     ─────────────
06月05日第151回国会 参議院 環境委員会 第13号
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○中村敦夫君 PCBのさまざまな問題についてこれまでたくさんの質問が出ました。そこで私は、ちょっと別の角度からの質問をしたいと思います。  今回のPCBを全面的に処理するという法案にはおおむね賛成の立場なんですけれども、一つだけやっぱり懸念されることがあるんです。それをどうやっ...全文を見る
○中村敦夫君 長野県の委員会の新しいところは、まず知事自身が委員長を選ぶということから始まるんですね。それで、委員長が委員会の大体半分弱の学識者委員というものを選ぶという形になります。そして、残りの半分ちょっと以上の委員というのは、地域から公募して、学識者委員たちが選考委員会とい...全文を見る
○中村敦夫君 そのお答えの続きだと、そのハードルというのは実際は何であるのか。私はただ慣例だけじゃないのかなと。  国土交通省なんかのアセスとか、いろいろ問題が起きるわけですよ、余りにも一方的に進めていくからというので。各地でそれが起きているということであれば、私は見ていて、後...全文を見る
○中村敦夫君 今、委員の決め方について、それが自治体でできるんだから国のレベルでもできるだろうというお話で質問しましたけれども。  もう一つ、長野県の委員会というのは、会議運営を補佐する事務局、この問題も新しい形で実験しているわけです。つまり、行政からの独立性を確保するために県...全文を見る
○中村敦夫君 ただ、これまでPCBを処理するに際して一番大きな問題は住民の反対だったわけです。なかなかできなかった。ですからこれは、処理をするという法律以上に実態の方が実は難しいんです。  これから環境事業団が実際に現場でやっていくときに、今までの国土交通省がやったような、ある...全文を見る
○中村敦夫君 住民の理解を得るという言葉は、つまり、これこれこうだから理解しろという形では絶対に得られないんです。最初から住民が参加するという形をとることで初めて本当の理解と合意が形成されるんだと思うんです。そして、そういうふうな形で合意が形成されたときは住民も責任を持つという形...全文を見る
○中村敦夫君 情報公開というのは、形式的にこれをやったから情報公開したんだということではなくて、実際に住民が何も知らなければしたことにならないわけなんです。ですから、そういう形でなく、何とかわかってもらおうというので一歩やっぱり踏み込んだ、そして多様な情報公開の仕方というのを環境...全文を見る
○中村敦夫君 好奇心を失ってしまった役所というのはもうこれは廃棄物みたいなものですから、新しい試みがあれば、それを拒否するのではなくて積極的に、取り入れる取り入れないはいろいろな経過の問題ですから、やっぱり情報を収集するなり、みずから乗り込んで実態を見るなりという姿勢をぜひ持って...全文を見る
06月07日第151回国会 参議院 環境委員会 第14号
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○中村敦夫君 中村敦夫でございます。よろしくお願いします。  私の質問に対してどの方が一番適切な回答者か判断がつきますので、一応御指名はしますけれども、その質問に対して一言あれば、指名されなかった参考人も御自由に発言していただきたいと思います。  PCBを無害化あるいは浄化す...全文を見る
○中村敦夫君 東京電力のことについてほかに御存じの方いますか。
○中村敦夫君 横浜市ですね、ワールドサッカー場の近くに鶴見川という川がありまして、その河川敷の土壌から高濃度のPCBやダイオキシンが、これは国土交通省の出先機関の調査で発見されたものなんですね。  私もその現場へ行きまして、放置されたまま子供たちが遊んでいるというような状況です...全文を見る
○中村敦夫君 鶴見川の河川敷の問題は、非常に具体的な状況があるにもかかわらず、この汚染に関して国と神奈川県あるいは横浜市がただなすり合いをしているだけで何にも進まないというのが現状になっているんですね。このままうやむやになってしまうということですけれども、むしろ海外の方が注目して...全文を見る
○中村敦夫君 その続きですけれども、世界的なレベルではどうなんですか、オンサイトで無害化してしまうという技術のレベルというのはどうなっているんでしょうか。
○中村敦夫君 立川さんにちょっとお聞きしますけれども、今回のPCB処理、環境事業団が運営していくわけですけれども、こうした処理というのは民間の事業としてやって技術的あるいは採算的にも合うものなんでしょうか。
○中村敦夫君 ありがとうございました。  終わります。
06月14日第151回国会 参議院 環境委員会 第15号
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○中村敦夫君 PCB関連の質問は前回おおむね行いましたので、きょうはテーマの別な、緊急な問題二つについて質問したいと思います。  最初は、福岡県久留米市の最終処分場建設問題についてです。  報道によりますと、福岡県久留米市で最終処分場の建設をめぐり久留米市当局と住民との間で紛...全文を見る
○中村敦夫君 大臣にお聞きしたいんですけれども、廃棄物処分場の建設をめぐって住民側にけが人が出るというような事態は異常なことだと私は思うんですけれども、環境大臣として久留米市当局に、これはそういう事態にならないように粘り強く話し合うように助言すべきではないかと私は思うんですが、い...全文を見る
○中村敦夫君 大臣から助言するというおつもりはないんでしょうか。
○中村敦夫君 今回の場合はちょっと事件でございますので、やはり具体的に環境大臣から一言助言をお願いしたいと思います。  次の問題に移ります。  これは福井県敦賀市の最終処分場の問題についてです。  福井県敦賀市の民間廃棄物管理型最終処分場は容量約六・三万立方メートルとして八...全文を見る
○中村敦夫君 ごみの堰堤についても安全性が疑問視されているんです。早急にボーリングなどで安全性の確認作業を行うべきだと考えているんですけれども、いかがでしょうか。
○中村敦夫君 安全性の調査とか情報公開というのはもう不可欠のものだと思います。それは急いでとにかくやらなきゃいけないということがありますけれども、今度は具体的には対策も同時に進めなきゃいけないというふうに考えているんです。ごみの撤去それから堰堤の補強、河川や地下水への浸出防止など...全文を見る
○中村敦夫君 調査と対策、そしてもう一つきちんとした処分というものが必要だと思うんですね。環境省は、業者に対する処分業の許可取り消しを確実に執行させるとともに、業者の計画倒産などで現場が放置されることのないように、福井県に適切な助言と支援を行うべきじゃないかと考えますが、いかがで...全文を見る
○中村敦夫君 この処分場にごみを搬入した自治体や事務組合というのは延べ二百九団体にも及ぶということなんですね。そのうち四十三団体が事前通知や現地確認なしで違法にごみを搬入していたというとんでもないことが起きてきました。  そこで、環境省は、違法にごみを搬入していた四十三団体に対...全文を見る
○中村敦夫君 この一件は、民間処分場の違法操業を長期間、福井県が黙認していたという廃棄物行政の信頼を根幹から揺るがす問題であると思います。環境省はリーダーシップを発揮して、こういう問題の抜本的な解決に取り組み、廃棄物行政の信頼を早急に回復すべきだと思います。  環境大臣にお伺い...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。     ─────────────
○中村敦夫君 さきがけ環境会議は、衆参両院で唯一環境を名称に使用している会派として、フロン回収・破壊法案を歓迎いたします。  しかしながら、産業界の自主的取り組みの名のもとにフロン対策がおくれた過去を忘れてはなりません。産業界には社会にフロン対策を公約しておきながら全くそれが達...全文を見る
09月20日第152回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○中村敦夫君 中村敦夫でございます。  この狂牛病問題がマスコミで取り上げられるようになってから、普通の市民からたくさんの問い合わせが来ます。正確に答えなきゃいけないということの責任があるわけですけれども、さまざまなタイプの質問なんですが、意外と、単純な初歩的な質問ということを...全文を見る
○中村敦夫君 私は発症のことを聞いているんじゃなくて、とにかく汚染された肉骨粉を食べたらば既にそれが感染になっているのかどうかということなんですね、その時点で。それはどうなんでしょうか。
○中村敦夫君 ですから、普通の伝染病の細菌のように感染という概念がはまらないというふうに理解していいんですか。
○中村敦夫君 これは同じ質問ですが、牛ではなくて今度は人間の場合ですけれども、厚生労働省にお聞きしたいんですけれども、狂牛病に感染した牛の汚染部位を食べた人間ですね、これが必ず感染したということになるのかどうか。やはり、これは牛のメカニズムと同じように人間もわからないということな...全文を見る
○中村敦夫君 実はその質問が一番多くて困っているんですよ、これ。つまり、今、三十カ月前であった場合は比較的安全というような、そういうムード的な言葉で牛肉を食べても大丈夫だというふうな説明があるんですけれども、それならば、それはつまりその牛が発症しないという安全性が三十カ月前だとい...全文を見る
○中村敦夫君 これは厚生労働省に簡単に答えていただきたいんですけれども、異常プリオンが何らかの形で人間の体の中に入っているということは検査可能なんですか。
○中村敦夫君 今度は農水省にお聞きしたいんですけれども、これは七月一日のある大きな新聞の記事だったんです。それで、輸入の問題というのは数字が錯綜してどれが本当なのかわかりませんけれども、この新聞によれば、イギリス側の記録によると、日本がイギリスから牛と羊の肉骨粉を八八年には三百四...全文を見る
○中村敦夫君 そうしますと、これをヨーロッパに置きかえたらば、この八八年、三百四十九、八九年、三百五十、九〇年に二百六十二トンというのは、ヨーロッパの記録ではこの数字でいいんでしょうか。
○中村敦夫君 しかし、じゃ、ヨーロッパの方では日本に輸出したという数字はわかっているんでしょう、そちらも。それはどのぐらいなんですか。
○中村敦夫君 肉骨粉というのは非常に問題になっていますから、こういう数字がきっちり統一した形で発表されないと、何かおかしいんじゃないか、いろんな数字をいじくり回してごまかしているんじゃないかというすごい疑いが高まっているんですよ。  ですから、大体、イギリスでもいいですよ、EU...全文を見る
○中村敦夫君 はい。  このことを公式見解としてきっちり、どこがどう違うのか、イギリスはなぜああいうことを言っているのか、EUと日本との立場がどう違うのかということはまずはっきりさせていただきたいし、日本にこれだけ入ってきたということがわかるのであれば、それからの流出経路、これ...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○中村敦夫君 中村敦夫でございます。  最初に、小沢参考人、もうお疲れでしょうけれども、基礎的な質問をさせていただきたいんです。  実を言いますと、臨時国会の開会前に招集されたこの狂牛病の委員会でも同じことを質問したんですが、まあお役所の方々の答弁、一生懸命勉強されたんでしょ...全文を見る
○中村敦夫君 それに関連しまして、動物間のバリア、これはどのぐらいの範囲で今確かめられているところでは広がっているのかということなんですが、例えば猫や犬もそういうケースになっているか、あるいは哺乳類だけなのか、鳥類までそれがいくのかということでは大体どのぐらいの程度がわかっている...全文を見る
○中村敦夫君 感染するということは、異常プリオンが脳を中心に発生し始めて発症はしていないという段階のことだと思うんですけれども、そこの部位を取り出すということは検査のためなんですが、それは殺傷して取り出さないとわからないわけですね。そういうことなしに感染したということを検査する方...全文を見る
○中村敦夫君 今回の狂牛の発生というのは北海道から出ているということで、大体主要な原因というのは肉骨粉ではないかという強い疑いがある現状なんですけれども、それが感染の原因だとすれば、その牧場で同じ肉骨粉、これは食べていないというような今証言もあるんですが、例えば何らかの間違いで口...全文を見る
○中村敦夫君 ありがとうございました。  実は、こういう事柄が全然世の中に伝わっていない。一番基礎的なところで、だれでもがそこを思うんですが、別の情報ばっかり出ていくということで、なぜこういう先生のお話のようなものが発表されないのか、私は大変残念に思っているわけです。  今度...全文を見る
○中村敦夫君 そういうものも大事なんですが、やはり肉骨粉というのが非常に大きな流れになっていますから、そこのチェックなしにどうしても安全だというふうにだれも思わないような状況なんですね。  それで、確認しますけれども、配合飼料は使っていたというけれども、肉骨粉は全く使わないで、...全文を見る
○中村敦夫君 ありがとうございます。  それで、福岡参考人にちょっとお聞きしたいんですけれども、小売の部門は大変な状況だと思って大変同情しているわけですけれども、今まで小売の部分で、今、危険な部位が四つ指定されていますけれども、そうした部位を小売の場面で売っていたとすればどうい...全文を見る
○中村敦夫君 私は、焼き肉も何でも大好きでいろいろ食べてきたんですけれども、実際に四つの危険な部位だという部分のものというのは一体あの中で何だったのかなと。簡単に言えば、私は目玉というのは食いませんから、だから実際問題としてそういうものが出たのかなとか、例えば骨つきカルビとかいう...全文を見る
○中村敦夫君 大変ありがとうございました。  非常に参考になるお答えをいただきまして、これから役に立てたいと思っております。  終わります。
10月30日第153回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○中村敦夫君 まず最初に、球磨川漁協の問題について質問いたします。  委員の皆様には参考資料として新聞記事が手元に行っていると思いますが、川辺川ダム建設に関連しまして、漁業補償の問題で球磨川漁協の執行部に非常に不健全な行動がこのところ目立っているわけなんですね。  十月二十日...全文を見る
○中村敦夫君 しかし、原則として、そういうことの細かいことなしに補償金が三分の一に激減するぞというふうに公言することを、私は、内閣、閣議決定という重いものに逆らったキャンペーンではないかというふうに考えますので、これは農水省の所管ですから、こういうことがないようにどうか注意してい...全文を見る
○中村敦夫君 それでは、次に肉骨粉の輸入経路についてお尋ねします。  政府の統計というものがありますけれども、一九八六年にイギリスでBSEが発生するわけですけれども、それ以前は日本ではEUから肉骨粉を輸入していないんですね。その発生した以降でも、ほとんどその狂牛病問題で騒いでい...全文を見る
○中村敦夫君 それにしても、ずっとEU圏から輸入しなかったのに、英国がそうした関係のものを輸出禁止ということの決定をした後でイタリアが突然、もう単位が違うほどふえてきたというのは、これはどう考えても不自然なんですよね。そして、九八、九九、二〇〇〇と日本が大量に輸入して、次の年にこ...全文を見る
○中村敦夫君 そういうあいまいなことを言っていると、大変これは疑いが濃くなると思うんですよね。どう考えても、これはエイズ事件と同じような、在庫処理で何かやったんじゃないかというもう声が上がってきているんですよ。ですから、そういう態度ではどんどん誤解が生じるんですよ。だから、事実を...全文を見る
○中村敦夫君 そうすると、香港が返還されたときから急激にこの日本への輸入が減っているという理由ははっきりしているんですか。
○中村敦夫君 とにかく要望ですけれども、農林水産省としては、イタリアとデンマークから輸入した肉骨粉の国内の流通経路についてしっかりと把握して、発表していただきたいと思います。
11月27日第153回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○中村敦夫君 これは、大臣に対する質問というよりはお願いでございますけれども、十月三十日の本委員会におきまして、私の質問に対して武部大臣は、球磨川漁協執行部のあり方について調査するというふうな答弁をしていただきました。それを受けまして、私は十一月二日に、具体的な調査事項七項目、こ...全文を見る
○中村敦夫君 では、今度は水産庁長官に質問いたしますけれども、昭和四十七年九月二十二日付の水産庁漁政部長通知文、「漁場計画の樹立に関する問答集について」というものによりますと、漁業補償契約に当たっては、組合は関係する組合員全員の同意をとって臨むよう指導されたいとなっています。これ...全文を見る
○中村敦夫君 実を言いますと、この契約締結以前に関係者全員の意思が確実に表明されるにふさわしい形式で文書を作成することになるのが一般的で、組合員の自署による署名、押印は最低条件となるというのがあるわけです。これは、以前、国会議員の問い合わせに対し水産庁が公式に文書で回答しているこ...全文を見る
○中村敦夫君 私は、この文言に対しての確認をとったわけですから、それが間違いでないというふうに受け取りたいと思っています。  水産庁の方はこれで結構です。  今度はBSE、いわゆる狂牛病の肉骨粉の輸入経路について質問したいと思いますけれども、農水省は生産者に対して一九九六年、...全文を見る
○中村敦夫君 九六年、九七年というのはもうEU圏が狂牛病でパニックになった時代ですよね。そういうことであるならば、農水省としてもこうした肉骨粉の輸入とかいうことに対して商社に対してのある程度指導があってしかるべきだったと思うんですよね。オーストラリアでサルモネラ菌が出て、それがま...全文を見る
○中村敦夫君 私は、その狂牛病とサルモネラの脅威ということを考えて、ちょっと比較できない問題じゃないかなというふうに考えておるわけですけれども。  大臣にお伺いしたいんですけれども、実はイタリア、デンマークから突然今まで輸入していなかったのに大量に輸入したと。そして、次の年にイ...全文を見る
○中村敦夫君 それはぜひ検討していただきたいですね。将来を大きく見てどうしても決断しなきゃいけないような問題じゃないかと私は思っております。  それから肉屋さんに、ちょっと私、細かいことわからないんですが、検査済みの証書とか、何かそういうマークというのは今渡っているんでしょうか...全文を見る
○中村敦夫君 はい。  それが実は非常に効果的なんですね。それが張ってある肉屋さんで売れていたというのを目撃している主婦がおりましたので、そういうことを少し徹底させたらいかがかと思います。  ありがとうございました。