中村敦夫

なかむらあつお



当選回数回

中村敦夫の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○中村敦夫君 イラク情勢と農政について若干質問いたします。  大変愚かな戦争が始まってしまったことは残念であると同時に、世界の経済に与える影響、大変危険なものがあるのではないかと心配しておりますけれども。  一九八五年、今から十八年前、私は、テレビ番組の情報キャスターとしてカ...全文を見る
○中村敦夫君 現在、農政に直接大きな影響はないと思われますけれども、この戦争の成り行きいかんでは予想もしなかったようないろんな事柄が私は起こると思っているんですね。  日本の農業、世界のメジャーの農業もすべてそうですけれども、特に日本の場合、日本の農業というのは石油に浮かぶ産業...全文を見る
○中村敦夫君 食料危機というような言葉を言うと、この飽食日本ではまるで冗談のように聞こえるかもしれない。七百万トンぐらいの余った食料を捨てているということですが、この量というのは国連の食糧援助の量と同じなんですね。こんなことをやっているのは日本だけだと思います。だから、食料危機な...全文を見る
○中村敦夫君 一般の人がなかなか危機感を持たないということは、それは現状で持ちにくいとは思いますね。しかし、私は政治の仕事は、要するにほかの職業と違うのは、やっぱり未来を洞察していくということなんだと思うんですね。そして、それをはっきり見たらば、先回りして先導していくということで...全文を見る
03月26日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○中村敦夫君 大規模林道予算について質問いたします。  お配りしました資料は私の質問の内容を補足するものでございますので、お暇なときにお目通しいただければと思います。  さて、今年度の一般会計予算案において、大規模林業圏開発林道事業費補助として百三十五億一千四百万円が計上され...全文を見る
○中村敦夫君 びっくりするような話ですね。何も自由にやっていただいて結構なんですけれども、後ろめたいことがなければ、これは公的な問題の発言なんですから、これは当然のことながら発言した人の名前とか、そうして、又は発言の成り行きを一般の人が見守るというのは当たり前だと思いますけれども...全文を見る
○中村敦夫君 しかし、この委員会自体で、最近の農水省は情報公開やって非常にいいって言っているんですよね。全然これ、矛盾しているんじゃないかなと思いますよ。  しかも、これ、公的な委員会ですから、はっきりとした自分の意見があれば堂々と、これは公的な存在として参加するわけですよね。...全文を見る
○中村敦夫君 全然違いますよ、それ。  まず一番重要なのは利用目的ですよね。ただ通る人の数をぼんぼんやったって、この事業の一番の目的である利用目的ということの調査をやらないなんて、これは調査すること自体意味がないわけですよね。  今の答えですと、いろんな人から聞いたって言って...全文を見る
○中村敦夫君 調査は一台ずつ止めなきゃ分かりませんよ。毎日やれと言っているわけじゃないですよね。ある時期にきちっと聞かなければ、これ調査にならないんじゃないですか。ですから、言っていることがさっぱり分かりませんね、これは。  とにかくその数値にしても、私は、こういうずさんなこと...全文を見る
○中村敦夫君 要するに、そういう抽象的な言葉が並んでいるだけで、二車線でなければいけないという理由が全く説明されていないんじゃないかと思いますね。やっぱり、こんな広い道路を作ってどうするんだと、もうだれでもが思うような批判が非常に強くなっていくわけですね。そうすると、こういうこと...全文を見る
○中村敦夫君 要するに環境保全に配慮しているという科学的な根拠が全然不明ですよね。いろんなことをやっていますという話だけで、ほとんど専門的な説明になっていないというふうに思います。  次に、北海道の平取―襟裳線というのがあります。これは国道やほかの道路と並行して走っている大規模...全文を見る
○中村敦夫君 国土交通省が災害時の迂回路として大規模林道がいいと言うはずがないと私は思っていますよ。  それから、林野庁や見直し委員会の中には、やっぱりこれは大規模林道というもので、これがどうも誤解を与えて反対されているんだという意見が随分あるらしいんですね。それで、対策として...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
03月27日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○中村敦夫君 この水産加工業施設改良資金融通臨時措置法というのは、たくさん取られるイワシなどの大衆魚ですか、これを加工する事業者に対して低利の融資を行うということですね。事業者の多くが中小零細ということもあって、またこの各地の地場産業としても重要なわけですから、こういう制度は必要...全文を見る
○中村敦夫君 確かに、非常にこれとは言い切れない部分というのはありますね。これは生態系の大きな変化の流れで、長期間にわたって見れば、ある年までずっと上がっていって下がっていくという表が実際あるわけですよね。しかしながら、昔とは違ったまた新しい要因もこの漁獲量減少の中には確実にある...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
04月17日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○中村敦夫君 質問の前に、会議録の訂正をお願いします。  農林水産委員会会議録第四号の二十六ページ第二段、ここで大規模林道事業の整備のあり方検討委員の一人が農水省の情報公開を徹底すべきだと発言したことに関連して、私が、「ほかの委員も事務局もこの意見に反対している。」と、語尾を間...全文を見る
○中村敦夫君 その場その場で有利な融資を続けるというようなもう段階ではないんですね。それはどんどんどんどん借金になっていきます。これを返すのはノリ漁が豊作にならないと返せないわけでしょう。ところが、こっちの状態はどんどん進むわけですから、その場の場当たり的なお金を小出しに出すとか...全文を見る
○中村敦夫君 それはもうほとんど世の中では納得してもらえるような説明じゃありませんよ。こっちはもう自殺者まで漁民の中に出ていて、もう今年でやめるかという人だって物すごくたくさんいるわけですよ。天下りしてのんびりしている人たちが、それで、昔はこの事業を推し進めてきた人たちが検討する...全文を見る
○中村敦夫君 率直にもう一度お聞きしたいんですよ、これ。  別に工事を差し止めて不都合なことは全くないと思うんですね。きちんと調査する。つまり、問題は、あれだけの大きな要するに漁業の場所ですから、そこが永久的に漁業不可能になっていくような事情があったとすれば、止めるということは...全文を見る
○中村敦夫君 急遽大臣になられたんで、これまでのいろんな事情、それほど詳しくないんだと思いますけれども、今された説明というのはこれまでのありきたりの説明なんですよ。だれもそんなことを今信じているような段階じゃなくて、要は、もう漁業が不可能になるというもっともっと緊急な問題があるん...全文を見る
04月22日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○中村敦夫君 種苗法改正案について公式な確認の質問をしたいと思います。  日本は農産物の品種改良において世界でもトップレベルの技術水準にあるということになっています。ところが、その改良された品種の種苗が国外に持ち出されて中国なんかで生産されて、安くそして大量に逆輸入されていると...全文を見る
○中村敦夫君 最も問題になっているのは海賊版農産物の逆輸入ということですね。例えば、コシヒカリの種苗が違法な形で持ち出されて中国か何かで生産されて、それで逆輸入されるときに名前が変わって例えば毛沢東米とかいって来た場合に、名前だけではこれは分からないわけですよね。今回の改正案では...全文を見る
○中村敦夫君 この従属品種を外観から鑑定するということはちょっと難しいですよね、水際で。ですから、出回ったとしても、そうすると今度は業者が訴えようにもDNA鑑定を業者がやらない限り分からないという非常に困難な部分があるんですけれども、その点についてはどういうふうに考えていますか。
○中村敦夫君 この育成者権というのは遺伝子組換え作物の新品種も対象となるのかという質問をしたいんですね。それから、遺伝子組換えの花卉、つまり花ですね、これも対象になるのかどうかということを質問します。
○中村敦夫君 遺伝子組換えの品種もほかの品種と同じような過程で考え続けていくということは、ちょっと私は疑問に感じているんです。遺伝子組換え作物というのは、生物の種の壁を越えて、ほかの生物の遺伝子を導入して人為的に作り出される品種なんですよね。ここは大きな違いだと思いますよ。ですか...全文を見る
04月24日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○中村敦夫君 今回の改正、担い手二法という触れ込みで大変期待したんですが、中身はテクニカルで部分的な改正ということで、やらないよりやった方がましかなと。飲まないより飲んだ方がいいというキャベジンの広告を思い出すような感じなんですけれどもね。  担い手育成というのは、もっと大きな...全文を見る
○中村敦夫君 大きな意味での工業社会がうまくいかなくなって失業者が出ている、その吸収先として農業に新天地を求めるという部分と、また実際にこれからの企業経営の在り方が、東京に全員集めて箱の中へ鳥小屋のように詰めて、みんなで集まってやらなきゃいけないという時代ではありません。インター...全文を見る
○中村敦夫君 大臣にもちょっと今の関係の感想を伺いたいんですけれども、主業農家ばっかり重視するというんじゃなくて、副業的農家や自給的農家ということも積極的に育成していくという政策を作った方がいいと思うんですが、いかがでしょう。
○中村敦夫君 ただ、給与所得を中心とする副業的農家あるいは自給的農家を育成するとしても、これまで全く農業にかかわったことのない都市のサラリーマンが突如農業を始めるということは不可能なんですよね。むしろ、農業というのは未知の世界でおそれを感じる、壁を感じるということが多いと思います...全文を見る
○中村敦夫君 そういう形でやられているわけですけれども、私は、もっと一歩踏み込んで、実は農業というのはただ産業の一つという意味だけじゃないと思うんですね。今後、ここで理由を説明すると長くなりますけれども、将来的に非常に食料問題というのが今世紀の最大の課題になってくると思うんですね...全文を見る
○中村敦夫君 再び文部科学省にお伺いします。  農水省の進める主業農家育成も非常に重要な政策なんですね。今回の法改正は、意欲のある農家や農業法人による攻めの経営というものをもっと強くしていくという意味で一つの力になるだろうというふうに思っています。  一方、こうした政策は、主...全文を見る
○中村敦夫君 農業の近代化によって、農薬あるいは化学肥料の多用によってかなり食の安全が脅かされていて、そうした従来の近代化路線の農業ではいいのかという見直しが世界的な今潮流にあります。そして、そのキーワードとなるのは、従来からの自然に調和してやっていくという有機農業、有機農業の場...全文を見る
05月14日第156回国会 参議院 内閣委員会、厚生労働委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号
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○中村敦夫君 中村敦夫でございます。  ずっと谷垣大臣に質問します。よろしくお願いします。  食品安全基本法ということですから、私は、もっと包括的で骨太の理念が示され、二十一世紀社会の食に関する方向性がきっちり示されている、そうした法案を期待していたわけですけれども、どうも内...全文を見る
○中村敦夫君 私は、どういう関係、背後関係があろうと、それを理由に外せとかそういうことを言っているわけじゃありません。ここでも、食品安全委員会がBSEに関する調査検討委員会の報告を受けて設置されるような、こういういきさつでできたわけでしょう。その検討委員会の委員長が、企業や団体と...全文を見る
○中村敦夫君 私は、そうした背後関係、別に背後関係というのは悪いことをしていたという意味じゃないんですよね。すべての委員に対する情報は明らかにされて正々堂々とやるのが当たり前ではないかと思うんですね。ですから、今のようなお答えをすると、やっぱり何か変なところがあって、それをちょっ...全文を見る
○中村敦夫君 ケース・バイ・ケースだという、私の一番答えてほしくない答えだったわけですよね。  なぜ、起草を委員ができないんでしょうか。できない、つまり、担当委員ですね、担当委員がなぜ起草できないのか。できない理由というのは余りないと思うんですけれども。
○中村敦夫君 担当委員というのはやっぱり専門家なんですよね。その一人一人の下に専門委員会というのがあるから、そっちの方がより詳しいという話はちょっと通らないんじゃないかなというふうに思いますが。  この勧告を出す前に関係省庁と事前協議をするんでしょうかね。これまでそういうケース...全文を見る
○中村敦夫君 今のは大変いい答えですね。忘れませんよ。  現実には、食品安全委員七名のうち三名が非常勤であり、事務局の担う役割は大変大きいものと思われます。  これまでの審議で、事務局長は総理大臣によって任命されることが明らかになっています。一方、法案によると、事務局長は食品...全文を見る
○中村敦夫君 調整統合ということは、基本的に第三者的な勧告権というものを要するに汚すんじゃないかなというふうに思いますが。
○中村敦夫君 その勧告というような大きな結論ばかりじゃなくて、日常的にいろいろな食品安全委員会の委員長の指示というのはあるわけですよね。そうした具体的な事柄に事務局のだれかが一々こうサボタージュするとか、無視するとか、あるいは反対するとかといった場合には、この人に対する人事権とい...全文を見る
○中村敦夫君 では、食品安全委員会事務局の職員の採用という問題について質問したいと思いますけれども、BSE問題、偽装表示問題ということでは農林水産省、厚生労働省というのはある意味では戦犯的な実績があるわけですから、そこからどっと出向者が出てきて中心を占めていくということになります...全文を見る
○中村敦夫君 私はたまにこういうこともやったらというような意味で質問しているわけではございません。やっぱりこの内輪の人たちが集まって事務局のすべてを仕切ってしまうということがこれまでいろんな問題で事実の隠ぺいにつながるとか、そういうこと、不祥事の連発があったわけですよ。ですから、...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
05月22日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○中村敦夫君 林業問題についてはたくさんの課題があるわけですが、今回の森林法、林業金融法に対してはおおよその骨子に賛成ですので、今日は時局に即して、川辺川利水訴訟に関する問題で質問したいと思います。  五月十九日、農水省は農民が勝訴した川辺川利水訴訟について最高裁への上訴を断念...全文を見る
○中村敦夫君 上告を断念したというのは亀井大臣、大変立派だったと思いますが、その後がちょっといけないんですよね。  大臣は、記者会見で国の手続の不手際は認めましたけれども、川辺川ダムを水源にするということはどうも譲らなかったようなんですね。しかし、これから見直しをするという一方...全文を見る
○中村敦夫君 大臣には是非現地へ行ってほしいんですよ。私たち何度も行っていますけれども。そうしないと分からないんですね。水が必要だと、これは当たり前ですけれども、水というのはダムからしかもう引けないんだという非常に非科学的な根拠を発想にしているからおかしくなるんですね。人吉盆地と...全文を見る
○中村敦夫君 農業振興というのは非常に重大な課題であります。しかし、農業というのは農民がやるものであって農水省のお役人がやるものじゃないんですよね。これが非常に重要な点なんですね。ですから、その土地の農民の専門的知識とか地域的な条件とか意欲だとか、そういうものが土地改良事業に生か...全文を見る
○中村敦夫君 川辺川ダム計画というのは国土交通省が主体的にかかわっている事業ですけれども、ここでの建設理由の主なものは治水ということを主に言うんですね。全国三百幾つのまだダム計画がありますけれども、ほとんどもう利水とか発電とかということはリアリティーがなくなって、結局はもう百年に...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
05月27日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○中村敦夫君 農薬取締法改正案に関する件、特定農薬問題について質問します。  去年の十二月四日に改正農薬取締法が成立し、本年三月十日に施行されました。この改正案で物議を醸しているのは特定農薬の問題なんですね。施行と同時に、重曹、食酢、使用される場所の周辺で採取された天敵生物、つ...全文を見る
○中村敦夫君 いろいろ問題があったから減農の人を入れたと言ったけれども、一番安全なのは無農薬なんですよね、これは。できたら、それで産業が成り立てばいいけれども、それじゃなかなか現代農業が成立しないということで、いろいろと苦労があるわけでしょう。だけれども、一番安全なことを実験して...全文を見る
○中村敦夫君 去年十二月の農薬取締法改正案審議の際に、私は、当時の大島大臣に、抜本的な改正を行うように強く要請したんです。それに対して大島大臣は、様々な意見を聞きながら通常国会の改正案に臨みたいという趣旨の答弁をしました。  そこで、有機農業者など多層な声を反映した農薬取締法の...全文を見る
○中村敦夫君 それは有機農業の人のためにこうしたんだというけれども、それ当事者たちが迷惑だと言っているわけですからね、これやっぱり良くない法律だと思うんですね。言葉の定義がずっと前から決まっているから、そのまま、そこからしか発想できないんだというのが、まず姿勢として非常に消極的で...全文を見る
○中村敦夫君 大きな方向として考える場合は、とにかくやはりできるだけ農薬を規制していく、なるべく使わないでもいい効率的な、農薬を改良するなら改良するでもいいんで、そういう方向が一つあるわけでしょう。  それからもう一つは、農薬を使わないで、そして有機でもって非常に健全な農産物を...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
05月29日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○中村敦夫君 先日の農水委員会の視察で四か所回りまして、大変勉強になりました。私にとって特に印象に残ったのはクローン牛の育成現場という場所なんですね。やはり見ると聞くでは大違いで、現場に立つと様々な疑問とか想像というのがわいてくるわけですけれども。本当に驚いたのは、四頭一組、六頭...全文を見る
○中村敦夫君 かなりのお金が掛かっていますね。  しかし、今、体細胞クローン牛の商品化ということに関しましては、依然多くの問題が残っています。中でも最も大きな問題というのは、まともに生まれてこない、まともに育たないというこの点なんですよね。クローン胚が着床、出産にこぎ着けるケー...全文を見る
○中村敦夫君 しかし、これ、趣味でこれやってもしようがないわけでしょう。やっぱり商品化ということが前提になっているからこそやっておるんではないんですか。それじゃなければ、何でこんな莫大な研究開発費を使うのか。  それで、やっぱり食肉として流通させようとするその方針立てたわけでし...全文を見る
○中村敦夫君 生育にこぎ着けた体細胞クローン牛が今約百四十頭います。これ、えさ代とか維持費など、総経費として、一頭、一か月で幾らぐらい掛かるんですか。
○中村敦夫君 いろいろ事情を調べてみたんですよね。かなりお金が掛かりますよ、これ。  それで、実際問題、これは農林水産省が体細胞クローン牛を食肉として性急に流通させようというような、そういう方向性があるというのも知っております。しかし、これは本当の理由は、畜産農家のための新技術...全文を見る
○中村敦夫君 まあ、そういう答えでしょうけれどもね。実際の本音というのはそういうところがあるということを私は知っているんですよね。それで、そうであるとすると、こんな重大な問題をこのちっぽけな予算事情で決めてしまって、その方向へ何かなし崩し的に持っていくということは、とんでもない話...全文を見る
○中村敦夫君 しかし、実際のところ、二代目、三代目までずっと研究していくということについて予算措置はないんじゃないんですか。それどころか、一代目だって死ぬまでやっていけるかどうか、という予算措置はしてあるわけですか。イエス、ノーだけでいいですから答えてください。
○中村敦夫君 また、体細胞クローン牛については、生産者にとっての経済性だけでなく、食品としての安全性というのについても非常に重大な疑問が積み残されているわけですね。先ほど指摘しましたように、流産、死産、出生直後の死が多いことについて、厚生労働省研究班の報告書は原因不明というふうに...全文を見る
○中村敦夫君 私が言っているのは、そのデータというものの信憑性も重要であるから、それは全部公開して差し支えないんじゃないかと、それで足りないものは補う人も出てくるわけですから。そういう基本的な姿勢を徹底していただく方が、いろいろな不信感というものを逆に払底できるんだというふうに考...全文を見る
○中村敦夫君 知的財産権という問題が都合の悪いことを隠ぺいする口実に使われると私は困ると思うんですよ。それで、私は、そんなもの、この話ではないというふうに思っていますから、研究するなら研究するなりではっきりしたものを発表し、そして、それが将来何の役にも立たないんだったらさっさと引...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○中村敦夫君 今日はリスクコミュニケーションについて質問したいと思います。  本改正案によって、農林水産省の所掌事務に農林水産物の食品としての安全性の確保に関する事務のうち、生産過程にかかわるものが追加されるために、この事務を一元的に担当する消費・安全局というのが設置されるわけ...全文を見る
○中村敦夫君 そこで、消費者情報官というのは大事な役割になる気配ですが、ついでにお聞きしますけれども、この消費者情報官になる人、これが廃止される食糧庁から食糧部へ異動できなかった職員の再就職先になるんじゃないかという、そういう予測が広まっているんですよ。それですと、これは本来の目...全文を見る
○中村敦夫君 そのことについては後ほどもう一つ質問しますけれども、先に厚生労働省の食品保健部長にお伺いします。  厚生労働省における食品安全のリスクコミュニケーションについて、だれが責任者なのかと。つまり、農水省消費・安全局の消費者情報官に相当する役割はだれが担うのかということ...全文を見る
○中村敦夫君 これまで農林水産省、厚生労働省、この二省は消費者運動グループとか有機農業者グループなどに対してかなり冷たい姿勢を取ってきているんですよ。こういう人たちの意見を聞くと、どうも役所の対応がおざなりで、むしろ玄関払いというような、そういう印象を受けることばっかりだという批...全文を見る
○中村敦夫君 ですから、そういう答えだとやはりまた同じだと。今説明したように、人が替わらなきゃ文化が変わらない。全部消費者を入れろと言っているわけではありませんよね。多様な人材をそろえるということがその部局の豊かさというものにつながる。これは当たり前のことなんですね。これをやっぱ...全文を見る
○中村敦夫君 非常に消極的で閉鎖的なお答えで、非常に残念なんですね。  何とか、要するに、だれかが敵でだれかが味方というような、そういう考え方じゃない、根本的な考えの転換というのを是非考えてほしいと思います。  終わります。
06月10日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○中村敦夫君 米の偽装表示の問題については同僚議員もかなり詳しく質問されていましたけれども、私はちょっと別の角度から質問します。  二〇〇一年度の食糧庁による巡回点検、立入検査によりますと、販売業者十一万三千軒のうち、不適正な表示をした店が一万六千店もあったと、これはもう全体の...全文を見る
○中村敦夫君 そうすると、これだけ多くの業者が偽装表示を行っていたんだけれども、食糧庁による何らかの関与とか、また暗黙の了解というものはなかったんだというふうに言い切れるんでしょうか。
○中村敦夫君 昨年の通常国会でJAS法を改正して罰則を強化したわけですよね。食糧庁による点検、検査もそれで強化されたというふうに聞いておりますけれども、この業者に対する点検、検査というのは、もう抜き打ちじゃなきゃ全くこれ意味がないと思うんですけれども、これはすべて抜き打ちだったん...全文を見る
○中村敦夫君 原則というのはどういうことなんですか。原則じゃない場合もあったんですか。
○中村敦夫君 その辺のあんばいがかなり疑惑の焦点になっているわけですよね。余りにも、だってこれ多過ぎるんですよね。これだけの業者がやっているということは、本当に厳格な、厳しい検査をやっていれば、こんな一五%も違法なことをやるということ自体どうしても考えられないんですよね。  こ...全文を見る
○中村敦夫君 価格が上がったことはそれはいいとしても、実際にこれだけのパーセンテージで起こっていた一つの、一種の犯罪ですけれども、これ、それじゃこれからは急激に減っていくんでしょうか。
○中村敦夫君 七・六まで来たということは前進だとは思いますけれども、それでも余りにも大きな数字だなと、やはりもうゼロに近いところまで行かないと、どうしても食糧庁と業者との関係というものの疑惑は残らざるを得ないということなので、今後も厳しく見守りたいと思います。  さて、今回の主...全文を見る
○中村敦夫君 それは性善説に基づいた考え方かもしれませんけれども、これまでのことを見てみると、そうじゃない傾向の方が強かったという点で、それだけ楽観的でいいのかどうかと私は心配しております。それはまた今後の推移を見たいと思います。  さて、日本に住む人々の主食である米は、消費は...全文を見る
○中村敦夫君 それでもやり方はあるんだと思いますけれども、そうすると、どういうポリシーで、さっきは健康にいいというところを売り物にしてという話でしたよね。それだけポリシーだと、健康にいいというのはもうほかの食品も全部やっているわけですから、同じようなことをやったって競争にならない...全文を見る
○中村敦夫君 かなり今テレビの表現というのはどぎつくなっていますよね。だから、余り品が悪いどぎつさというのは別としても、やっぱり気が利いていて印象に残るような非常に鋭いものを出さなきゃいけないと思うんです。  例えば、さっき言ったように、アメリカは自分たちの余剰産物売るためにむ...全文を見る
06月12日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
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○中村敦夫君 中村敦夫でございます。木枯らし紋次郎は農村出身なんですけれども、私は東京出身なものですから、農業の素人でございますけれども。  今回のこの法律なんですけれども、一つの法律が出てきたときには、大体方向性、大きな方向性、エッセンスみたいなもの、つかみやすいというか、つ...全文を見る
○中村敦夫君 今の四人の方の御意見を伺ったわけですね。確実に起きることは何かというふうな質問に絞ったわけですね。生源寺先生は、根本的に市町村がこの農業問題についてみんなで自主的に語り合う非常にいい機会になるということで、これは大変そうであればいいわけですけれども、ほかの三人の方々...全文を見る
○中村敦夫君 農業というものが大変難しいのは、これは工業製品ではないということですね。非常に不安定なものだという特徴がありますね。しかも、しかしそれがなくなってしまえば、価格の問題ではないんだということがまず前提にある。これはもう人間は動物ですから、携帯電話がなくても生きていけま...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
06月26日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第18号
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○中村敦夫君 米の消費拡大策として広告ということに力を入れているということがあって、広告予算全体で四十六億円、そのうちテレビ番組に十数億円の予算を投じているということですね。  どんなテレビ番組かということで、食糧庁で作っているものを届けていただきました。視聴率のいいのを選んで...全文を見る
○中村敦夫君 食べたいと思ったのが五九%いたって、食べなきゃ意味ないわけですよね。これは数値的に出てくるんですよ、このコマーシャルの世界というのは。どんどんどんどん減っているわけでしょう、需要が。ですから、そういう話ではないんです。私は、やっぱり農水省のやるべきことは、政策でやる...全文を見る
○中村敦夫君 洗うのが面倒くさいとか、それは本質的な問題じゃないんですよね。しかも、このしようもない広告で四十六億円もぶち込んでいるんだったら、やっぱり割引の方へこのお金を流用したら相当な大きな効果が私は得られると思うんですね。  そこで、文部科学省スポーツ・青少年局長ですか、...全文を見る
○中村敦夫君 週五日の完全米飯給食を実施する学校に対して割引措置若しくは補助金支給を実施したらいいんじゃないかと思うんですけれども、文部省ではどう考えていますか。
○中村敦夫君 そもそも、米飯給食の拡大をめぐる議論というのには二つの大きな落とし穴があるんですよね。  一つは、総論賛成とスローガンで終わってしまっていると。具体的な政策や各論にまで議論が及ばないということがあります。なぜならば、米飯給食を増やすということは当然パン給食を減らす...全文を見る
○中村敦夫君 その神奈川県の、しかもこれ伊勢原なんですね。この内容についてはどうでしょう。
○中村敦夫君 米粉パンだとそこに付きまとうものが洋食になっていくんですよ。和食の方が絶対に健康的だということはあるんですから、それは違うんですね。  時間なくなりましたので、大臣のこの神奈川県ですね、これ一・八回なんですよ、週、米飯給食。全国最低なんですよ。ですから、それちょっ...全文を見る