中村敦夫

なかむらあつお



当選回数回

中村敦夫の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○中村敦夫君 米国からの牛肉輸入再開について質問します。  昨年十二月二十三日、アメリカで初めてBSE感染牛が確認されました。そして、政府が即座にアメリカ産牛肉の輸入を停止したことについては、国内でのBSE騒動の反省が生きていると率直に評価したいと思います。  アメリカに限ら...全文を見る
○中村敦夫君 国際獣疫事務局、つまりOIEですね、ここの国際動物衛生規約によりますと、BSE清浄国の条件として次の三つのいずれかに該当することと示されているわけですね。第一の条件、BSEの発生例がないということですね。第二は、BSEのすべての発生例について生体牛の輸入が直接の原因...全文を見る
○中村敦夫君 これまで日本はBSE清浄国以外からの牛肉輸入を停止して、輸入再開の条件協議も応じてこなかったという経過があります。しかし、アメリカに対しては例外にしようという姿勢とか雰囲気がどうしても感じられるんですね。  例えば、今年一月十五日に亀井大臣とベネマン農務長官が電話...全文を見る
○中村敦夫君 私はアメリカだけ特別扱いするのは非常にまずいと考えているんですね。やっぱり七年間というものは待つべきだと思います。  なぜこういうことを言うかと思うと、先週の日曜日にNHKで「データマップ」という特集を始めまして、第一回目が寿命についてのいろんなデータを出してきて...全文を見る
○中村敦夫君 具体的にそういう政策を考えていただきたいということで終わりたいと思います。
03月16日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○中村敦夫君 諫早湾の干拓事業に関する件について質問したいと思います。  最初は、円弧滑りという問題についてお尋ねします。  円弧滑りというのはなかなかなじみのない言葉でございますけれども、これは簡単に言うと、軟弱な地盤があって、そこに盛土をするだとか大きな建物を建てるとか、...全文を見る
○中村敦夫君 諫早干拓地の地盤というのは、大体深さ二十メートルから三十メートル、相当深いところまで、潟土と言われているような状況なんですね。もう日本の中でも最悪の軟弱地盤なんですよ、あそこは。そういう状況があります。つまり、どういうことかといいますと、土粒子が細かいわけですから、...全文を見る
○中村敦夫君 適切にと言っても、二十メートルから三十メートルまでもう全部こういう状況なんですよ。基本的な、何というんですか、一部分が弱いとかいう話ではありませんからね。そういう方法でもって本当にそんなしっかりした地盤に再生できるとはとても思えないです、物すごい広い地域ですからね。...全文を見る
○中村敦夫君 事前調査では特定できないというよりも、そもそも物のずさんな形で始まってしまいましたから、部分的にそれを探すなんて言ったって、これはできないと思いますよ、私はもう。全体のものだって学者たちは言っているわけですから。  それで、やはりこれは安全という問題、非常に重要だ...全文を見る
○中村敦夫君 私は見守っていても駄目だと思うんですね、やっぱり危ないんですから。ですから、それはもうちょっと、今急に大臣、話聞いたと思われますから、調べていただきたいんですよ。結構大変な問題なんです、これ。  この続きですけれども、いわゆるギロチンに関しての中・長期開門調査につ...全文を見る
○中村敦夫君 今なすべきことは、中期・長期開門調査をやらないということなんですか。
○中村敦夫君 何をするんですか。何をするか分からないから中期・長期開門調査が必要だという、当たり前のそうしたプログラムができたわけじゃないですか。この農水省OBで作った委員会とかという会議ですか、これはただそれをストップしただけの話じゃないですか。こんなばかな話ないですよ。
○中村敦夫君 何をなすべきかというところで終わったような答えのその会議はどれだけの意味があるんですか。OBを集め、そしていわゆる御用学者を集めて、なるべくやらないようにしようというふうにして決めただけで、一体何やるんですか、これから。
○中村敦夫君 行政が判断したっていいけれども、全く、じゃ何をなすべきか、様々な観点からやらないというだけのことだったら、全く積極的な答えというのは出ないわけですよ。しかも、多くの人々が集まって、様々なデータを出して、とにかくやってみようじゃないかと。なぜかというと、このことによっ...全文を見る
○中村敦夫君 それ全部推察なんですよね、そうじゃないかという。全く明確な科学的なデータというものがない推察でもって、とにかく開門したくないから、それに対してそういう理屈を付けているんでしょう。そして、今まではそんな門なかったわけでしょう、そういう門なんかなかったわけですから。それ...全文を見る
○中村敦夫君 全く現実に起こっている事柄を無視して、ただ事業がもう決まっちゃったんだから、非常に、何というんですか、それをやるだけが目的化しているというのが実態なんですよ、これ。もう我々が調べている公共事業、公共事業はすべて駄目だというんじゃないですね、必要なものもあるけれども。...全文を見る
○中村敦夫君 大臣、この問題はもっと前々からずっと続いてきている話なんですよ。これは余りにもひどい話なんですね、理屈に合わないわけですから。もうほとんど支離滅裂なんですよ。我々、だから、農水省の農水という字は漢字が違うんじゃないかというぐらいまともじゃないんです、答えも。ですから...全文を見る
○中村敦夫君 やっぱりこれに対して非常に国民が納得するような気持ちのいい決断を下すことが、私は自民党の応援をするわけじゃないけれども、やっぱり自民党というのは違うなと、あるいはこの内閣はやるときはやるんだなと、そしてこのときにこの大臣がいてやったんだという、大きな問題になっている...全文を見る
03月24日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○中村敦夫君 大規模林道の予算について質問をいたします。  大規模林道事業については、去年も予算審査で取り上げたんですけれども、今回も減額されたとはいえ予算計上されていますので、取り上げてみたいと思います。  今年度の一般会計予算案において、大規模林道の事業費として百二十六億...全文を見る
○中村敦夫君 国民は別に誤解なんかしてないんですよ。つまり、名前が悪いなんということを言っていないわけですね。その事業の中身自身が批判されているということなんじゃないですか。
○中村敦夫君 これは、いかに大規模林道という名の下に行われている事業が、基本的には環境破壊だけやって、ほかに益がないと。つまり、地域活性化にもならないし、具体的な、何というんですかね、国益につながっていかないということを前の大島大臣のときにも私は詳しく現場の説明をしたんですよ。 ...全文を見る
○中村敦夫君 大規模林道というのはそもそも目的があって構想されたものなんですよ。大規模林業圏開発林道事業というのが正式名称だったわけですね。これは大規模林業圏開発構想というものにおける骨格的な林道という位置付けだったんですね。大規模林業圏開発構想というのは、今から三十一年前の一九...全文を見る
○中村敦夫君 私は、活性度の高い林業地帯を形成することともう今ほとんど無関係になっているんじゃないかと。そういうこともいまだ視野に入れているという答えなんですけれどもね。  例えば、昨年の十二月二十五日に林野庁が大規模林道事業の整備のあり方検討委員会というものに提出した資料に、...全文を見る
○中村敦夫君 いろいろ数字挙げられました。説明もありますよね。しかし、こうした結果というのは、二車線で幅七メートル舗装という、この大規模な林道の規格じゃなければ達成できなかったのかということがそもそもの問題なんですよ。山の尾根伝いに七メートルの、観光バスが通るような道路を造って、...全文を見る
○中村敦夫君 それは一般論みたいな話でして、現実に大規模林道、そんな幅広い大きな道路を全然使っていないわけですよ。ですから、あの規格である必要など全くないんですね。例えば幹線道路にしたって、要するに、ほとんど渋滞なんということはあり得ない。むしろ一日に一台通るか二台通るかという場...全文を見る
○中村敦夫君 大臣、見ると聞くとでは大違いなんですよ。  今は林野庁は、名前を変えて、とにかくまた九億円ちょっと減ったけれども予算は確保すると言っているんですけれども。そして、名前を変える理由の中に自然破壊が生じるほどの大規模なものというイメージを抱かせてしまうから名前を変更す...全文を見る
03月25日第159回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○中村敦夫君 泡瀬干潟埋立事業に関する件で質問したいと思います。  沖縄県沖縄市の中城湾港にある泡瀬干潟について、内閣府はこれを埋め立ててリゾート開発をしようとしているわけですね。ところが、この泡瀬干潟は豊かな自然環境の残された干潟であり、海浜開発の進んだ沖縄県では大変に貴重な...全文を見る
○中村敦夫君 ニライカナイゴウナについて、事業者である内閣府沖縄総合事務局は監視計画を策定しています。これによりますと、水質汚濁調査や生息状況調査を行うとなっています。この監視計画というのはニライカナイゴウナを保全するための措置なのかどうか、大臣にお答えいただきたいんですが。
○中村敦夫君 これからの委員会とか監視計画というのはこのニライカナイゴウナの保全措置であるというふうには言い切っていないような、また言っているような中途半端なお答えのように聞こえますけれどもね。  ニライカナイゴウナの保全策というのは必要であると思うんですね。そのためには生息域...全文を見る
○中村敦夫君 泡瀬干潟のところは既に環境影響評価というのをやっていますよね。しかし、これは新しい事態ができてきましたから、これに関するやっぱり環境影響評価を追加実施するというふうに受け取っていいんですね。
○中村敦夫君 そうすると、このニライカナイゴウナの保全というものが担保されないんじゃないですか。
○中村敦夫君 今のお答えですと、泡瀬事業というのは、これ国の事業なんですよね。ですから、例えば沖縄県の検討委員会というものがありますけれども、これは沖縄県が設置しているものであって、そこの、まあ参考にするとかということじゃなくて、やはり国として主体的に種の問題について追加実施すべ...全文を見る
○中村敦夫君 沖縄の米軍基地に関することで質問したいと思います。  防衛施設庁は、米軍普天間基地の代替として新たな米軍航空基地を沖縄県名護市辺野古の沖合に建設しようとしているわけですね。しかし、ここは天然記念物で国際的にも保護されているジュゴンの生息する自然豊かな海なんですね。...全文を見る
○中村敦夫君 確認しますけれども、基地を建設する、そこだけじゃなくて、そのために準備のための場所を埋立てするということはあるわけですから、そこのアセスも、環境アセスもやるというふうにお答えしたと思っていいですか。
○中村敦夫君 その件に関してはちょっと安心しましたけれども、今度、外務大臣にお聞きしたいと思います。  現在、米軍は世界的な再編成を実施しようとしているわけですよね。この件に関する質問もたくさん出たようですけれども、沖縄にいる海兵隊というのも例外ではないと思いますね。あそこにあ...全文を見る
○中村敦夫君 私はそういう質問をしているんじゃないんですよ。  脅威というのは、時代とともに、いろんな勢力関係の変化とともに変わっていくわけですよ。ですから、沖縄にあれだけ海兵隊がいるということが抑止力になるかどうかというのがアメリカ自体がもう問題にしているわけなんですよ。そう...全文を見る
○中村敦夫君 もうやめます。
03月29日第159回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○中村敦夫君 北海道警察の不正経理問題について質問します。  現在、行政監視委員会として見逃すことのできない問題の一つが警察の裏金問題です。北海道警察を皮切りに、静岡県警、福岡県警などでも大規模な裏金作りが判明しています。この機会にうみを徹底的に除去しなければ、社会正義を背負っ...全文を見る
○中村敦夫君 情報公開が積極的になったのは大変いいことだと思います。  今度は会計検査院にお尋ねしますが、各都道府県警における国費捜査について、会計検査の際、領収書そのものを見て筆跡のチェックをしているのかどうか、お答えください。簡単でいいです。
○中村敦夫君 会計検査院は筆跡のチェックもしているということですね。  これに絡んで、警察庁にお尋ねしますけれども、各都道府県の監査委員の方は会計検査院職員と同じく守秘義務があるんですよね。それにもかかわらず、監査の際は領収書そのものを見て受取人の名前をチェックすることができな...全文を見る
○中村敦夫君 監査委員も守秘義務があるんですから、これは同じことですから、これは原則にすべきだと私は思います。  さて、実は北海道警察弟子屈署、ここは道庁から支出された捜査費にとどまらずに国から支出された捜査費も裏金になっているんですね。その手口というのはこういうことなんですよ...全文を見る
○中村敦夫君 警察庁にお伺いしますけれども、こういうケースがあるわけですから、先ほど言ったように、各都道府県の監査委員にも、名前の黒塗りではなくて、領収書の名前チェックをもう認めることを原則にするというふうにした方がいいんじゃないでしょうか。
○中村敦夫君 今、報道などで問題になっている部分というのは道庁から支出された捜査費の裏金作りの問題ですけれども、私が今指摘したように、国から支出された捜査費もこういう形でやられているということですから、是非ともこっちも進んで調査していただきたいということをお願いしたいと思います。...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
03月30日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○中村敦夫君 ブナ林の保全について質問したいと思います。  一昨年、関東森林管理局会津森林管理署南会津支署管内で国有保安林の違法伐採事件が明るみに出ました。これは林野庁による違法伐採ですからただ事ではないんですね。  そこで、警察庁の方にお伺いしたいと思いますが、事件の概要と...全文を見る
○中村敦夫君 ありがとうございました。警察庁への質問はこれだけなので、御退席ください。  林野庁長官にお尋ねしますけれども、この事件について林野庁の認識及びその後の対応を説明してください。
○中村敦夫君 私が代表委員を務めます環境政党みどりの会議では、自然林の保護というのは最重要課題の一つとしていますので、大変この問題に関しては関心が深く、これまで林野庁とも何度も話し合ったりしてまいったわけですけれども、実はこの事件の舞台となった国有保安林というのは、生態学上、国際...全文を見る
○中村敦夫君 会津のブナ林というのはもう世界でも類がないほどすばらしいブナ林なんですが、ほかにも幾つかそうした場所があるわけですよね。しかし、これも限られているわけですから、会津と同様にこちらの方も保全策に転じるように是非努力していただきたいと思います。  また、林野庁は会津の...全文を見る
○中村敦夫君 それを決定して具体的に守られるという施策も是非とも考えていただきたいと思うんですね。  今回の森林法改正の目的は、適切な管理のされていない民有林などにおいて間伐や植林などの適切な管理、保全を進めることにあります。しかし、生態系を無視してきたこれまでの林野庁の姿勢か...全文を見る
○中村敦夫君 それは、天然林のような状況のところに混じった形で人工林を植えた場合ということを言われているんですか。
○中村敦夫君 今のお答えに関してはもう一度私も調べ直して再質問したいと思いますが、基本的には、天然林というものに対して、ただ法律が決まったからといって間伐だ間伐だというような形で見境なくやっていくというようなこれまでのような感覚ではなくて、しっかりとそこの違い、人工林と天然林は基...全文を見る
○中村敦夫君 今日の私の質問の主題はブナ林だったわけですけれども、本当に日本にだけしか残っていないような貴重な状況なんですね。  そこで、大臣に是非ともこの日本のブナ林を保全するという強い決意をお聞かせいただきたいんです。
○中村敦夫君 終わります。
04月26日第159回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○中村敦夫君 大分県の大入島の埋立て問題について質問します。  大分県佐伯市、ここには大入島という島がございます。私も先日、視察に訪れました。佐伯市から船に乗って六、七分ぐらいの、本当に目と鼻の先の場所で、大変きれいな島なんですね。  ここで大分県が廃棄物の埋立てによる護岸整...全文を見る
○中村敦夫君 現在のしゅんせつ土砂の化学成分について問題がないとおっしゃられましたが、いろんな研究者や住民の話を聞くと、そんなはずはないということがありますもので、そのデータとともに、もう一度何らかの形で質問する機会を設けさせていただきたいと思います。  さて、次の質問ですけれ...全文を見る
○中村敦夫君 防衛庁に対する質問、これだけですから、結構です。
○中村敦夫君 再び国土交通省にお伺いします。  この大入島も九州ですけれども、瀬戸内海の一番端のところに位置しているわけですよね。瀬戸内海というのは、瀬戸内法があるにもかかわらず、この埋立て自粛というのはとどまらない。そして、海流の変化、水質汚染、砂浜減少というものが非常に進ん...全文を見る
○中村敦夫君 このままにしておけば環境はすばらしいんですよ。ここを埋め立てる、しかもかなり問題のある土砂を使うわけですから、これは今ほっておくよりは確実に危険性というのは高まるということでありますね。影響が軽微であるかどうかという問題ではありません。  そして、要するに、そうい...全文を見る
○中村敦夫君 全くばかげた話でして、そんなところにだれも造ってほしいと言ってないわけですよね。これから人口も減りますし、それどころの騒ぎじゃないというんで、その目的の整合性そのものがおかしい。だから、私が言ったように、もう瀬戸内海でも全部空き地になっているんですよ、コンクリートの...全文を見る
○中村敦夫君 要するに、そうしますと、そこを埋め立てる土地の目的というのは付け足しであって、要するに、土砂という、しかも非常に危険性のある。ごみ捨場にするということでいいんですか。
○中村敦夫君 ほとんどこれ、世の中の理解を得られない回答でした。もう一度考え直していただきたいんです。  終わります。
05月11日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○中村敦夫君 牛肉の買上げ事業をめぐる事件について質問したいと思います。  先般、大阪府警が、大阪府食肉事業協同組合連合会、略称府肉連、それと全国同和食肉事業協同組合連合会、略称全同連、この二つの団体をめぐる牛肉偽装詐欺事件の捜査に着手しました。報道などによりますと、食肉業界の...全文を見る
○中村敦夫君 いや、私はその経緯のことは知っているんですよ。だけど、六か月間掛かって調査して、何の関係もないような業者の名前がその中にあったんでしょう。そんなことはちゃんと追及すれば分かったことなんですよね。そうすると、一体何が起きていたのかと。どうやら、団体側がこの虚偽申請の発...全文を見る
○中村敦夫君 別に強制力じゃなくて、それは聞けばいいだけの話ですからね。逮捕しろとか、そういうことを要求しているわけじゃないんですよ。そんなことができなかったというのは、私は大変おかしいと思うんです。  今回の質疑を準備するために、農水省から、府肉連と大阪府同和食肉事業協同組合...全文を見る
○中村敦夫君 それは単にそういう経過があったということだけで、不自然さそのものに対して農水省がおかしいと思わなかったことが私には大変驚きなんですね。  次に、さらに、羽曳野市食肉事業協同組合と大阪ミートパッカーの二業者は、保管事業での買上げを前提にして多くの食肉業者から食肉を買...全文を見る
○中村敦夫君 私は農水省に探偵小説のような能力を持てと言っているわけじゃないんですよ。しかし、非常に簡単な話ですね。表があって、それを見たら、何でこんなふうになっているんだと。単純にできる事柄が、いろいろと複雑な操作というものが数字になって出てきたわけです。これをおかしいと感じな...全文を見る
○中村敦夫君 いや、私はその経緯は分かっているし、農水省も分かっていたわけでしょう、九月に。なぜ今まで黙っていたのかと。これまで、とにかく発表したがらないんですよ。その隠ぺい体質というのが私には分からないんですけれども。これ何で、今もう五月でしょう、去年の九月に分かっていたことを...全文を見る
○中村敦夫君 しかし、今回の事件というのはそういう事実は公表されない、そうしたことでなかなか発覚も遅れたということなんですよね。ですから、すべてそういうものは情報公開すると武部大臣が言ったんですから、誤解がないように、即座にもし誤りがあったんであれば発表するのが役所の義務じゃない...全文を見る
○中村敦夫君 終わります。
05月25日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
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○中村敦夫君 最初に、諫早湾干拓事業の開門調査について取り上げたいと思います。  亀井農水大臣は、五月十一日、諫早湾干拓事業の中・長期開門調査について実施の見送りを正式に表明されました。開門調査による漁業被害が心配されるためだということで、開門調査を見送る代わりに、海流を海底か...全文を見る
○中村敦夫君 次に、牛肉買上げ事業をめぐる事件についてお尋ねします。  BSE対策の国産牛肉買上げ事業において一部の団体が事業実施要綱に基づかずに助成金を配分したことが明らかになりました。全国同和食肉事業協同組合連合会、通称全同食ですね。これは、傘下団体から買上げ申請のあった牛...全文を見る
○中村敦夫君 全く納得できない話ですね。団体があるんですから、それに応じた正しい金額を受け取らなければこれ不正談合と同じだというふうに私は思うんですよね。  大体、余分に多く助成金受け取った府同食は、これはいいかもしれませんよ。でも、助成金を少なく受け取った愛知同食とか兵庫同食...全文を見る
○中村敦夫君 要するに、これ相当でたらめですよね。そして、このでたらめということに関して農水省はきちっと指導しなきゃいけないと思うんですね。  私は、この保管事業から買上げ事業に変更されて買上げ価格が大幅に上昇したとき、おかしいと思ったんですね。再三、この委員会でも手続が不透明...全文を見る
○中村敦夫君 全く御理解できないですね、これは。要するに談合ですよね。それで、税金が非常に無責任な形で分配されて、それを農水省は見逃しちゃったというのが事実なんですよ。そうなりますと、これ、指導が徹底できなかったのは、この浅田容疑者と農水省との間にある種の癒着があったからではない...全文を見る
○中村敦夫君 これは委員長にお願いします。この牛肉偽装事件における農水省の関与ということが大変大きな疑惑になってきているわけで、ただ事ではないと思いますね。それで、そのかぎを握る人が行方不明だというのもこれはおかしな話であって、この委員会で、永村武美元農林水産省畜産部長の参考人招...全文を見る
06月03日第159回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
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○中村敦夫君 牛肉買上げ事業をめぐる事件について質問します。  先週、五月二十五日の農林水産委員会におきまして、牛肉偽装事件の浅田容疑者側と農林水産省の関係を明らかにするために永村武美元畜産部長の参考人要求をいたしました。しかし、理事会での農水省の説明では、御本人が出てくるのは...全文を見る
○中村敦夫君 その間、ハンナン系の企業の顧問をしていたのではないかという疑いが出されていますけれども、そういうことはなかったんですか。
○中村敦夫君 それでは、家畜改良事業団に天下りした後もほかに兼職していたということはあるんでしょうか。同じように常勤、非常勤を問わずにお答えいただきたい。
○中村敦夫君 それ以外に何かありませんか。
○中村敦夫君 五月十五日付けの読売新聞大阪本社記事によりますと、二〇〇一年十月に農水省内で浅田容疑者ら全国同和食肉事業協同組合の幹部と農水省に呼び出された全国食肉事業協同組合連合会の幹部で全同食の買上げ量を決めたということになっています。この日にちと、これは確認なんですけれども、...全文を見る
○中村敦夫君 日にちが同じだということは分かりました。しかし、記憶にないというのは、これはびっくりするような話なんですね。記憶にないほど年じゅうそれをやっているのかということですよね。  いずれにしても、同じ人たちがここに集まったことは間違いないわけですから、そうであれば、農水...全文を見る
○中村敦夫君 それじゃ、やっぱり具体的な内容について話したということですよね、今の答えだと。本来、昼間やれば大体いろんな問題というのは出てきて、それを詰めないと、公的な場所で詰めないと駄目なわけでしょう。だから、夜、それでは足りなかったからほかに付随したことをいろいろ話し合ったと...全文を見る
○中村敦夫君 協力だけ再度要請するのに、わざわざまたその日の同じ夜に出掛けていって言う必要ないんじゃないですか。おかしいと思いますよ、それは。それはちょっと答弁としてはおかしいでしょう。全部詰めて、それで協力してくださいと言うわけでしょう。もう一度ただ協力してくださいと言いにわざ...全文を見る
○中村敦夫君 それだけ細々したことを覚えていて、そこに同席した人たちがだれだったか記憶にないというのは、これ通らないと思いますけれどもね。ここの会合に参加したのは、永村氏と浅田容疑者以外にだれかいたわけですよね。これは、やっぱり記憶にないという答えでいいんですか。
○中村敦夫君 倫理規程に違反するから記憶にないというふうに聞こえるんですよ。これはとんちんかんな答えだと思いますけれどもね。  当時の食肉鶏卵課の食肉調整官、この人は同席していたんでしょう。
○中村敦夫君 担当者というのは、今私が言った人ですね。
○中村敦夫君 別にこんなこと隠し立てするようなことじゃないじゃないですか。ちゃんとした公務として協力要請しに行った、だれとだれが行っているんだと。単純なことをなぜ隠し立てするんですか。それ自体が疑惑を呼ぶんだということに気が付かないですか。
○中村敦夫君 犯罪じゃなかったら、裏付けも第三者もないですよね。当事者が公務で大事な仕事だから協力要請に行ったと言っているわけでしょう。ですから、何かやっぱりこれ隠しているわけですね、農水省は。だって、隠し立てする必要もないような事実だけ言ったって別に痛くもかゆくもないはずなのに...全文を見る
○中村敦夫君 従来、こういう問題になると、捜査中だからという一般的な答えで、なかなかまともな議論を国会でできないようなそういう雰囲気があるんですけれども、このケースはそんなケースでは全くないと思いますので、是非とも参考人として出席するように農水省挙げて努力していただきたいと思いま...全文を見る