中村正三郎

なかむらしょうざぶろう



当選回数回

中村正三郎の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○中村(正)政府委員 大蔵政務次官の中村でございます。  大蔵省の金融検査に属する職員が引き起こした問題につきまして、御説明をさせていただきたいと思います。  初めに、事実関係を御説明いたします。  去る一月二十六日、大蔵省大臣官房金融検査部に所属する職員二名が収賄の容疑で...全文を見る
○中村(正)政府委員 原田先生御指摘のとおり、倫理観の問題志操の問題、大変重要なものだと思いますが、それはそのときの時代、時代、教育によって大きく左右されるものだと思っております。  大蔵省の今度の不祥事にいたしましても、先ほど御説明いたしましたとおり、また原田先生から御指摘あ...全文を見る
○中村(正)政府委員 それは、私に聞かれてもわかりません。
○中村(正)政府委員 それは極めて個人的なことでありますから、私に聞かれても、それはちょっと無理だと思います。
○中村(正)政府委員 金融服務監査官制度は今兼務ということになっているということはよく批判されるのですが、これを新しい組織としてつくろうといたしますと、組織のための予算要求をしてきちっとつくらなければいけない、そういうことでは今とても間に合わないし理解も得られないだろうということ...全文を見る
○中村(正)政府委員 今、佐藤委員から癒着のお話がございましたけれども、私は、業界の方から見れば、行政に働きかけて有利になろうというのは二つの問題があると思うのです。  一つは、政策の問題、企画立案。例えば金融であれば、新しい商品を出すときに、自分の商品が不利になりはしないか、...全文を見る
○中村(正)政府委員 人事院総裁がいてお答えいただければいいのですが、確たる証拠があり、本人が認めなければ処分はできません。
○中村(正)政府委員 今、処分ができませんと私が申し上げたのは、これは国家公務員法をよく読んでいただくとわかるのですが、本人の意に反した処分はできないのですね。ですから、本人が処分すると言ってそれを認めれば、処分はできます。細かく規定がいっぱいあって、膨大な人事院規則がくっついて...全文を見る
○中村(正)政府委員 私は、原田昇左右先生とともに自由民主党の中で行政改革をやってまいりました。そういう経験からすれば、あえて大蔵政務次官という立場を除いて言えば、これは官界全体で、行政全体で考えていかなければいけない問題だと思いますが、それは、今大蔵政務次官ですから申しません。...全文を見る
○中村(正)政府委員 今穂積委員から御指摘がありましたノンキャリア、キャリアの間の、何といいますか、断絶と申しますか、対立構造みたいなものがあったとすれば、それは極めて好ましいことではないわけであります。ただ、いろいろな、世間の話でありますとか、私ども国会議員をやっておりますと、...全文を見る
○中村(正)政府委員 午前中も答弁させていただいたところでありますが、この検査というのは極めて単純な業務であります。検査をして不正を見つけて、その不正を指摘し報告をする、それに対応するということでありますから、普通よく行政と業界が情報交換が必要だとか、そういうことに籍口して接待を...全文を見る
○中村(正)政府委員 それは、大変な責任の重い役所にあって、先ほどから申し上げておりますように、あるまじきことが起こった。そして、内部で調査をし、対応しようとしたことがうまくできなかった。結果として大変な混乱を招いたということに対する監督者責任がまず第一にあったと思います。  ...全文を見る
○中村(正)政府委員 この公務員倫理法を制定するかしないかということ自体は私の所掌事務でございませんので、国会議員として答えることをお許しいただければと思います。  先ほどから、午前中から御議論あります、公務員たるもの、武士は食わねど高ようじというお話もありましたし、司馬遼太郎...全文を見る
○中村(正)政府委員 確かに、委員御指摘のとおり、大蔵省でこうした不祥事が続いていることは、まことに遺憾であり、申しわけなく思っている事態であります。  この不祥事の起こる原因に構造的な問題がなかったかという御指摘でございますけれども、私は、午前中、午後、委員の中からも御議論が...全文を見る
05月13日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号
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○中村(正)政府委員 この問題については、高市議員が財政部会で御発言になったことも私は聞いておりまして、大蔵省としては対応をしております。政府の政策を国民に正しく理解していただくということは、特に今みたいに景気対策等いろいろな政策が矢継ぎ早に出てくるときには、極めて重要なことだと...全文を見る
○中村(正)政府委員 全般の問題については、官房長がお答えさせていただいたとおりであります。  ただ、ここで一つ、今政務次官の改革で取り組んでいることがございますので、申し上げさせてほしいのです。  なぜこれを申し上げるかといいますと、国家公務員というのは国家公務員法で非常に...全文を見る
○中村(正)政府委員 私、先ほど申し上げましたように、今の国家行政組織法で服務に関する権限がないのですけれども、大蔵省に一緒にいて仕事をしている者として感想を述べさせていただきたいと思うのですが、実際のところ、自分たちと一緒に仕事をしている者を自分たちが調べるのですから、大変のよ...全文を見る
08月18日第143回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中村国務大臣 検察のやり方は、委員御指摘のとおりでございます。だからこそ、検察は常にどのような事件であっても、法と証拠に基づき、厳正、公平、不偏不党を旨として、刑事事件を適切に捜査、処理するべき職責を担い、現にそうしてきたと承知しておりますし、今後もそうであるのは当然だと思いま...全文を見る
○中村国務大臣 委員御指摘の倒産法制の整備ということは、我が国においてこれは喫緊の課題であるということで、急いで整備を進めなければいけないということでございますが、今委員御指摘のとおり、平成八年に既に法制審議会に諮問してあるわけでありますが、それがまだ二年以上、二年半ぐらいかかる...全文を見る
08月19日第143回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○中村国務大臣 今回の成年後見制度の改革は、まさに抜本的な、画期的な改革、委員御存じのとおりでございます。  禁治産者、後見、準禁治産者、保佐、そして新しい補助という制度を導入して、新しい登録制度もつくろう。そして、今御指摘ございましたように、まさに介護保険と一体となってこの福...全文を見る
08月20日第143回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(中村正三郎君) 千葉議員よく御存じのことだと思いますが、立法府の不作為を理由に政府に損害賠償を求めるという訴訟でございますから、私自身もこういう訴訟があるのかなと思ってびっくりしたんですが、随分こういう訴訟もあると聞いております。私は、総理も同じ趣旨で言われたと思いま...全文を見る
08月21日第143回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(中村正三郎君) お答えいたします。  今も委員が質問の中でおっしゃられましたとおり、大変重要な課題である不良債権の処理、そして金融再生においても組織暴力犯罪というものが大変な障害になっているという事実もございます。現下、暴力団による薬物や銃器等の不正取引等、深刻な状...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) この組織的な犯罪、暴力犯罪等に対応いたしますには、我が国の刑法は組織的な犯罪の悪質性を反映した刑罰としては十分でないと思われるものがございます。  また、犯罪収益の規制という面から、組織的な犯罪を防圧するための制度が極めて不十分であるというような問題...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 犯罪には国境がないと言われますように、マネーロンダリング対策、極めて重要なことでありますが、現状は、主要国においては既に法制度の整備が終わっているところでありますが、我が国においても法制を整備する必要が極めて大きいと考えております。  今、委員御指摘...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 現下の組織的な犯罪というのは、犯罪自体が隠密裏に行われているという密行的な性格を持っております。また、犯行後において証拠隠滅であるとか犯人を隠すとかいう工作が行われることもあるわけでありまして、その上、犯行に関与した者のうち一部の者、特に末端の犯行関与...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 御指摘のとおり、通信の傍受は国民の人権、プライバシーにかかわるものでありますから、これは大切に守らなければいけないものであります。  そういう意味で、今回の法律案においては、時間がないので省略いたしますが、それが不当に害されることのないように要件、手...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) お答えいたします。  まず、事実関係を二つ。私は、下げるとは申しておりません。それから、審議会にかけないとも申しておりません。  なぜこういうことをお話ししたかと申しますと、私が法務大臣に就任いたしましてから、各マスコミそれからいろんな方から聞かれ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 御案内のとおり、一時増加のピークがあって、それから少し減って、また増加の傾向にあるということでございます。  昭和二十六年の第一のピーク、昭和三十九年の第二のピーク、昭和五十八年の第三のピークと大きな波があるわけでありまして、検挙人員は第三のピークと...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、議論されております少年法の改正には、二つの点があると思います。  一つは、少年審判の家庭裁判所のあり方。これが裁判官と被疑者の二人だけで行われ、それ以外の者が入らない、そういうような審判のやり方で適正な、正確な事実認定の把握ができるだろうか、そし...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 先ほどから申し上げますように、私は行政の長として予断は持っておりません。これは、広く国民なかんずく国民の代表である国会で御議論をいただきたい問題だと思っております。
○国務大臣(中村正三郎君) それは、法律に明記してあるとおり、少年の健全育成でございます。
○国務大臣(中村正三郎君) 詳しくは存じません。
08月27日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第3号
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○中村国務大臣 お答えいたします。  長銀のこの不良債権の詳細についてはこちらでは承知しておりませんので、その三月期の利益配当が商法違反であったかどうかということについては申し上げられないわけでありますが、一般論として言えば、商法二百八十五条ノ四で金銭債権の評価が明記されており...全文を見る
09月01日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第6号
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○中村国務大臣 委員御指摘のとおりだと思います。倒産法制の改正というのは、長いこと国会でも御論議があり、今法務省ではこれの全面的な改正について精力的に取り組んでいるところでございまして、特に昨今の経済情勢にかんがみますと、これはもうできるだけ早くやらなければいけないということでご...全文を見る
09月02日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第7号
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○中村国務大臣 お答えいたします。  委員御指摘のとおり、総理の施政方針演説でも、今おっしゃられましたとおりのことを述べておられました。  検察当局においても、平成三年以来でとりますと、安全信用組合、東京協和信用組合のいわゆる二信組事件、コスモ信用組合初め破綻金融機関十一件の...全文を見る
○中村国務大臣 事件がふえて、告発事件もふえてきておりますから、変わっていると思います。変わっていると思いますが、再度になりまして恐縮でありますけれども、告発とか情報がないと、それは検察みずからなかなか内容がわからない問題であります。そして、先ほど申し上げましたように、やはり特出...全文を見る
○中村国務大臣 お答えいたします。  たびたびで申しわけございませんが、検察は、起訴独占の制度の中で、送検されたもの、それからみずから告発されたものを処理していくわけでございますね。ですから、検察に告発をいかにしてくださるかということで、それを起訴するかどうかということを検察が...全文を見る
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○中村国務大臣 お答えいたします。  極めて大胆な組織的な犯罪があったという想定のもとにお聞きになっていらっしゃるので、これもなかなか答えがたいところだと思いますが、大体、資本の注入、優先株等の注入をやるには、まず整理回収銀行だとか預金保険機構、それから佐々波委員長いらっしゃい...全文を見る
○中村国務大臣 私のお答えの仕方が悪かったのか、意図が通じていないと思いますが、大きな想定のもとに、こういう幾段階にもいろいろな行政の手続を経てやることを想像して、それが何の罪に当たるとかということを言うのは困難であると申し上げているわけです。そして、最終的にどういう罪がこの犯罪...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○中村国務大臣 このたび法務大臣に就任させていただきました中村正三郎でございます。  大変歴史も伝統もあり、重要な御論議をしている法務委員会に出席させていただくわけでございますが、何分にも素人がここで就任させていただいたものですから、皆さんの御指導を心からまず冒頭にお願い申し上...全文を見る
09月10日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第13号
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○中村国務大臣 お答えいたします。  委員の御質問されたい趣旨はよくわかるのでございますが、法務省は起訴をする立場でありまして、証拠と法律に基づいて起訴をして、最終的にそれが犯罪であるかどうかという判断をするのは裁判所でございます。ですから、今非常に複雑な前提を置かれたものです...全文を見る
09月10日第143回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(中村正三郎君) このたび法務大臣に就任させていただきました中村正三郎でございます。  大変歴史も伝統もあり常に重要な御論議をしていらっしゃる法務委員会に出席させていただくわけでございますが、何分にも素人がここで就任させていただいたものですから、皆様の御指導をいただけ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) それでは、現在、司法そして法務行政の直面しております諸課題につきまして、簡潔に考え方を述べさせていただきたいと存じます。  法務行政に課せられた使命は、法秩序の維持と国民の権利の保全を通して国民生活の安定と向上を図ることにあることは言うまでもないこと...全文を見る
09月11日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第14号
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○中村国務大臣 委員が大変重要な問題の御指摘をしていることはよくわかりますし、今までの民事執行法の改正されてきた経緯も存じております。そのときそのときのいろいろな事情があって、一遍外れてまた入ったというような経緯も伺っております。  ただ、そうした民事執行法上の不法な占拠を正当...全文を見る
09月18日第143回国会 衆議院 本会議 第12号
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○国務大臣(中村正三郎君) 坂上議員にお答えをいたします。  まず、防衛庁の調達実施本部をめぐる背任事件に関して、防衛庁の上申書に係る主張についての御質問でございますが、お尋ねの件につきましては、現に捜査中の事件にかかわる事柄でありますので、法務大臣として所見を申し上げるべき性...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 保坂議員にお答えいたします。  まず、組織を挙げての不正と証拠隠滅については、組織犯罪として厳正に処罰されるべきではないかとの御質問がございました。  お尋ねの背任事件については、現在、東京地方検察庁におきまして所要の捜査を進めているところであり、...全文を見る
09月22日第143回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○国務大臣(中村正三郎君) 石渡議員御質問の中で、そのとおりでありますというお話をいただきましたが、今ほど司法制度の充実ということに対して国民の関心が集まっている時期は過去なかったと思うわけでありまして、そういうことになってまいりましたのも、今、石渡議員御指摘のありましたとおり、...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) これも今申し上げましたように、非常に多岐にわたると思いますが、今一番大きく与党の御論議でも取り上げられておりましたことは、司法の人的な充実ということが挙げられております。各国の例に照らしまして、日本の司法に携わる方々の人数そのものが少ないというようなこ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 具体的には、来年の司法試験合格者を一千名にふやそうということを決めまして、そういう対応をしているところでございます。私も、この合格者の人数をふやすふやさないということについて、私も実は素人でございますが、そういうことを軽々にやっていいのかねということで...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、それをえんきょくにお答えしたつもりでございますが、極めて多くの方が今法曹界を目指して勉強されておられるという中で、その人員の層が非常に厚い。そういう中で、これから司法試験を受けて合格される方の数がふえていっても質的なものは確保されるということを私は...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) これは全体の行政のあり方という中から議論をすると大変難しい問題がいろいろあるわけでございまして、実を言うと、行政改革の審議の中で、新たな審議会の設置は慎もうというようなことが各党の御議論の中にありまして、そして、今ございます、成立いたしました各省のあり...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) いわゆる少年法の問題につきましては、二つの問題に分かれて今議論が進められているというふうに思っております。  一つは少年審判のあり方の審議でございまして、それについて私の前任の大臣が法制審議会に諮問をいたしまして、これの答申が間もなく出てくるというよ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) これは法制審議会の性格にかかわる問題になってくるわけですが、法務省には九つばかり審議会があるんですが、法律を持ってこういうことを審議するということが定められた審議会が三つばかりあります。法制審議会は法律を持たない審議会でありまして、あとの幾つかの審議会...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 省とどこの関係ですか。
○国務大臣(中村正三郎君) これは、今の議院内閣制で私も大臣として与党から出ているという中で、やはり現実的に言いまして、行政機関というのは立法府の企画立案機関的な要素もあると私は思っているわけでございます。そういう中で、なかんずく与党の中で御審議をいただくということは尊重していか...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 法制審議会に審議を諮問いたしました点につきましては、先ほど申し上げましたように、今の審議の状態を見ますと、来国会に間に合うような格好で答申が出てくるんであろうというふうに考えております。  ただ、この年齢の問題というのは極めて重要な問題でありますから...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 石渡先生御指摘のとおりであると思います。この不法滞在者による悪質な犯罪、これは新聞等の報道でも身にしみて感じることですが、増加傾向にある。まことに憂慮すべき状態にあると思います。  これは法務省だけではできませんで、政府を挙げて各省庁連携を密にして対...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 石渡議員の御指摘、非常に重要な御指摘だと思います。  と申しますのも、今あります法律は過去につくられたものでありますから、時代が変化をしていけばその変化した時代に対応できないという面が出てくるのは、これは必然的にそういうものだと思います。  今、ク...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今も事務当局から御答弁申し上げましたように、国民の裁判を受ける権利というのは憲法三十二条でうたわれているわけでございます。そして、社会がだんだん複雑になり、先ほどから論じられております司法制度の改革が必要という中で、司法制度なかんずく今のお話にあります...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、委員の御指摘は二つの点があったと思うんですが、一つはオウム真理教について、もう一つは公安調査庁のあり方についてだと思います。  オウム真理教につきましては、今の答弁の中にありましたように、タントラ・ヴァジラヤーナという教義に基づいてポアを実行した...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) まさに大野議員御指摘のとおりだと思います。  国際社会化ということで国際化が進む中で、人々の往来も非常に大きなものになってきておりますし、また先ほどいろいろお話がございました不法就労者だとか難民の問題とかすべてかかってくる問題だと思いますけれども、ま...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 千葉議員から今御指摘のありましたこと、ほとんど私が申し上げたいようなことをおっしゃってくださいまして大変ありがたく思ったんですが、透明なルール社会を実現して、そしてそうした透明なルールに基づいて自己責任の中で国民が生活できるというような社会を目指す場合...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 委員が今おっしゃられましたように、刑事については刑事確定訴訟記録法においてどういうものは何年というふうに決められております。それはそれで一つの法律で決まっているのでこの面は一応整備されていると思うんですが、今御指摘のありました、ここは事務当局が書いてき...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 私は、今決まった考えを持っておりません。国会議員としては、それぞれ年齢を下げた方がいいとか下げない方がいいとか陳情をいただいたり、御意見もいただいておりますけれども、私がこの間も申し上げましたことは、少年法改正の議論というものが一般国民の間でいろいろ論...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 私は、こういう極めて国民の生活に密着する、国民の人権に関係のあるような事柄については、特にやっぱり立法府、国会が御論議をして決めていくというのが一番いいという思想を国会議員として持っております。やはり国民の代表の立法府が法律をつくり、それを法務省、検察...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 基本的には、こういう国民の生活に密接に関係する問題であり、国民の人権にもかかわることですから、国民の代表たる国会がお決めになった方がいいと個人的には思っております。ただ、こう言いますと、すぐ議員立法にするんだとか政府でやるとかいう御質問が来るものですか...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 細かい手続については存じません。
○国務大臣(中村正三郎君) それは今、以前とか以後とかいうことでなくて、少年審判手続の事実認定のあり方について審議をしているわけです。その中で当然議論をされてくる問題だと思います。  委員の御意見は御意見として承りますけれども、現実問題としてはいろいろ問題があるようでございまし...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) まさにその事実認定手続のところの審議をしているわけでございまして、今、委員の御意見は御意見として伺って、この中にも法制審議会にメンバーで出ている人がおりますので、それでこれは前大臣が法制審議会に諮問しておりますので、そういう中で、当然議員のような御意見...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) すべて先ほどから御議論があっていることで、いろいろ裁判所、警察がお答えになっておりましたけれども、こうした国民の人権にかかわることは、やはり役所におまえたちどうするんだと言われてもなかなか答えられない部分があろうかと思うんです。  それで、今の被害者...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 大変御議論の分かれるところの話でございまして、やはりこれもたしか野党から議員立法で法律が提出されているんですね。それはまさに国会の御議論をいただかなければ、我々聞かれても、一人一人意見を聞けば個人的に賛成である、反対であるというのはあると思うんですよ。...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 法制審の会長は私でありますので、その答申は私の前の大臣のときだと思いますので私まだ見ていませんけれども、後でよく見てみます。  それと、やはり夫婦別姓とかこうした国民の基本的人権にかかわる問題は、私は役所の人にいろいろ聞いてもなかなか難しいと思います...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 私のときの答申じゃないものですから私はかかわっていませんけれども、それはよく調べてみます。そして、どういうふうに対応するか考えてみようと思います。
○国務大臣(中村正三郎君) 今、法制審議会に諮問いたしました部分については次期通常国会に間に合うペースで案がつくれるんではないかと思っております。  そして、年齢の問題につきましては、これは今与党と御相談を始めたところでございまして、これをいつまでに完成させるとか、いつまでに出...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 法務省としては昔から部内では検討はずっと続いてきたことだと思います。思いますが、今、大臣になりましてから法務省に示しました私の方針は、例えば家庭裁判所のあり方、事実認定手続のあり方、こうした非常に技術的な部分、また何と申しましょうか、もう既に前大臣が諮...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 法理論というのは法技術論ではないということでございます。だから、法律をどういうふうに組み立てるかという議論ではなくて、どうしてこの年齢がこういう年齢であるか、そしてその年齢がどういう年齢であるべきかというようなことは、法の技術論ではないと思うわけでござ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 法制審議会は法務省の行政機関でありますから、そこに諮問をするかしないかというのはやはり大臣の私が考えることだと思います。
○国務大臣(中村正三郎君) これは政府の中にあるそれぞれの審議会と同じことでありまして、法律ではございませんが、政令で定められている審議会で、民事法、刑事法その他法務に関する基本的な問題、事項について法務大臣の諮問に応じて審議をするという機関でありますから、それは法務大臣が必要と...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) それはけさもお答えさせていただきましたように、今、議院内閣制の中で責任を持つ与党があるわけですから与党と御相談するわけですが、国会の論議でありますからこれから野党の方々に加わっていただきたいというのが僕らの希望であります。  ただ、そこをどういうふう...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 当番弁護士制度そのものについて、委員は専門家でいらっしゃってよくおわかりの上で御質問ですが、私は通告もいただかなかったものですから、ちょっとよく内容を把握しておりません。  ただ、一般論でいえば、おっしゃるとおり、その被疑者なり裁判に係る人の裁判を受...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、裁判所は直接にお答えにならなかったようでありますけれども、今お聞きしておりまして、委員は大変専門家でいらっしゃる、私は素人で、ここに大臣にならせていただいて感じますことは、やはり実務的に通訳のできる方の数の確保ということに現実問題は努力しなきゃいけ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) お尋ねの事件でございますが、東京地方検察庁において平成十年九日三日から同月十日までの間、元防衛庁調達実施本部長諸冨増夫及び元同本部副本部長上野憲一外七名をいずれも背任の事実により逮捕するなど、所要の捜査を進めているところでございます。  今後も、検察...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) まさに国会で御議論するべきことだと思いますので、機会をとらえていろいろ御指摘をいただき御注意いただきたいと思います。  夫婦別姓の問題等も国会で御論議いただきたいという気持ちは一緒でございますが、ただ問題は、先ほどから御議論の中によく出てくる、条約で...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) これは私が深くかかわって書いたものですから、そういう趣旨で書かれたものではないということをはっきり申し上げます。  と申しますのは、少年法の改正を考える上でどういうことを議論したらいいんだろうかというようなお話もございまして、また、自由民主党でも、も...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) これは、作成に私がかかわったと申し上げたのであって、私が出したということではなく法務省が出したということでございます。  ただ、法務省にもいろいろな専門家がおります。十分な専門家がいると思います。そこで問題をずっと列挙してきましたのを私が整理してお出...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、政治的圧力というようなお話もありましたが、そういう圧力は一切感じておりません。それと、自民党の中の有志の議員からも、この長銀問題に関して背任行為等で厳正に捜査を進めていけというような御意見書も来ております。  そして、先ほどから刑事局長も答弁して...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) それにつきましては、この前の予算委員会だったと思いますが、御答弁申し上げたんですが、政府には今一義的な監督機関として金融監督庁、また住専処理機構でございますとか整理回収銀行だとか、告発を行うことができる、資料を調査できるであろう部署がございます。やはり...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、中村議員の問題意識はいろいろお伺いしたわけでございますけれども、やはり内閣総理大臣にわからないものは私にもわからないのでありまして、実際にどのようなことがあるか、またどのようなことが法律に反するんだという観点から私ども行政をやるわけでありまして、ち...全文を見る
10月02日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第18号
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○中村国務大臣 お答えいたします。  前回、委員の御質問にお答えいたしました趣旨は、背任罪または特別背任罪、すなわち他人を利するか本人を害するかとか、自分の会社を害するかとか、そういうことがあった場合には特別背任なり背任罪の適用があるということを一般論として申し上げたのであって...全文を見る
10月06日第143回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○中村国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を便宜一括して御説明いたします。  政府においては、人事院勧告の趣旨等にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の...全文を見る
○中村国務大臣 一言でというお話でございましたけれども、ちょっと説明させていただきたいの ですが、まず法制審議会の性格ですが、これは大臣の諮問機関でありまして、会長が私でございます。非常に多くの人員を抱えておりますけれども、半分近くお役人が入ってここで論議をする、学識経験者とい...全文を見る
○中村国務大臣 その審議の過程においては当然、これは党がおやりになること、国会がおやりになることですから、私が発言するのはちょっと差し控えた方がいいと思いましたけれども、先生の御質問ですから申し上げさせていただきますと、当然専門家の御意見とかいろいろな方の御意見というものも聞いて...全文を見る
○中村国務大臣 坂上委員の問題意識というのはよくわかるわけでありまして、私ども議員ですからわかるのですが、具体的なこの事件の大要については、私も、どういうことだったんだといって刑事局に調べさせたのですが、当時の記録がよく残っていないのでよくわからないのですね。  ただ、私は、一...全文を見る
○中村国務大臣 基本的には委員と私は同じ認識を持っております。憲法三十二条で、裁判を受ける権利が認められているわけですから、それは国家として、国民がそうした権利を享受できるようにしていくのが筋だと思います。  そこで、法律扶助の問題について、二つあると思います。  現法律扶助...全文を見る
○中村国務大臣 このことに限らず、外国と比べて日本は裁判に大変時間がかかるとか、一般の庶民の方がこういう法律扶助を受けたりなんかして裁判所に行ったら、びっくりするのではないかというような現状があると思うのですね。裁判なれしている人たちはよくわかっておりますから。そういったものをす...全文を見る
○中村国務大臣 今、いつまでに法律を出すとかそういうことは決めておりません。と申しますのも、先生御存じだと思うのですが、現に法律扶助協会でやっていらっしゃる方がある、こういう制度を維持して発展させようということがいいというお考えの方もいらっしゃれば、国家で直接やった方がいいとお考...全文を見る
○中村国務大臣 私は根っからの民主主義論者でありまして、重要なことは国会で御論議、お決めいただきたいという論者なんですが、やはりこうした法律技術的なことを含む部分は御専門家の意見も聞いたり、現にいろいろやってくださっている方の意見を聞いたり、それから私は法律扶助協会の方に伺ったの...全文を見る
○中村国務大臣 結論が前にあるのではなくて、検討をする場合にはそういうことも検討の範囲から排除することはないということでございます。
○中村国務大臣 そういうことではございませんで、就任のときの記者会見でも申し上げ、その後のいろいろな委員会の答弁でも申し上げたのですが、国民の重大な関心事だから、これをいろいろ国会としても取り上げ、また行政府としても国民の意識というものをくみ上げてどうするべきかという検討をしなけ...全文を見る
○中村国務大臣 それでは正確に申し上げますが、今少年法の問題について国民の関心事が二つあるであろうということを法務当局に言いました。  一つは、今先生御指摘になりました家庭裁判所の審判のやり方が、事実認定がこれできちっとできるだろうかという国民の疑問に答えなければいけない、それ...全文を見る
○中村国務大臣 これは法制審議会の性格の問題になるのですが、法制審議会の構成メンバーというのは関係庁の職員と学識経験者によって構成をされて、刑事法、民事法に関する問題と法務に関する基本的な問題を大臣の諮問に応じて審議をするという行政機関であります。多くのお役人の方がその中にいて働...全文を見る
○中村国務大臣 私は、広い国民の意見を代表するのは国会だ、これは思想と申しますか私の考え方で、そうでないと国民が選挙に行く意味がなくなってしまうわけですから、それはそういうふうに私は理解をしております。  それから、こういう審議会のあり方ですが、法制審議会に限らず、与野党御論議...全文を見る
○中村国務大臣 私は、それは党なら党がそういう機関を持って、いろいろな意見を吸収していくということがいいんじゃないかと思います。また、委員会でも参考人を呼んだり専門的な意見を聞くということはできるわけでありまして、そうしたことを国民の代表たる議員みずからがやる。  これを進めて...全文を見る
○中村国務大臣 私、ちょっと勉強不足でありまして、そこまでよく勉強しておりません。よく勉強させていただきまして、意見を述べさせていただきたいと思いますが、やはり、法曹一元化ということも私どもが考えております司法制度改革の中の一つの課題になっておりますので、よく御意見を伺って対応し...全文を見る
○中村国務大臣 刑事局長がお答えしたとおりでございます。
○中村国務大臣 今、急に言われたものですから、私ちょっと資料を持っていません。御通告もなかったものですから、それ、よく承知しておりません。
○中村国務大臣 死刑を執行するということは、立法府においてつくられた法律によって裁判所が正当に裁判をして、それを法務省が執行するわけですから、それは国民に知っていただいていいことだと思うのですね。私、そういうことで、最初の記者会見のところでもお話ししたわけですけれども、そのときも...全文を見る
○中村国務大臣 それはなかなか難しい問題だと思います。現にある法律に従って裁判が行われ、それに従って刑の執行が行われるわけですから、それが、そういった法律に賛成であるか反対であるかという行動のあることを想定して裁判の日だとか執行の日を選ぶということはなかなか難しいことじゃないかと...全文を見る
○中村国務大臣 八代議員がこの間おいでいただきまして、いろいろ御意見を伺いまして、私も全く同じ考えだということを御返事したことを覚えているんでございますが、衆参の法務委員会でも附帯決議がなされておりますが、その趣旨にのっとって検討を進めているわけでありますけれども、法律改正につい...全文を見る
10月06日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(中村正三郎君) 塩崎委員御指摘の株式交換方式による親子会社ができるようにするということは、今金融関係のことを例に挙げましたけれども、一般の企業についてもこういう制度が導入されれば経済活性化に非常に役に立つことだと思っております。そういうことから検討を急いでおりまして、...全文を見る
10月08日第143回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(中村正三郎君) 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して御説明いたします。  政府においては、人事院勧告の趣旨等にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) ありがたい御質問だと受けとめさせていただきます。  この間の六日の衆議院法務委員会において答弁したことでありますが、実は質問くださったのは八代英太先生でございまして、御存じかと思いますが、この指紋押捺廃止について長いこと一生懸命運動していらっしゃる先...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 確かに不法入国とか、一義的には犯罪を犯した方が悪いわけだけれども、そういう方を人道的に扱うということもまた大切なことであるわけでありますけれども、実は法務省の公共事業の予算というのは極めて小さくて、対応が十分でなかったのは認めざるを得ないところでござい...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 先ほどもお答えしましたように、司法関係の人員が現在の社会情勢の変化に追いついていないということは多くの国民も認めてくださっておられますし、それから国会の論議でもしばしば出てきております。それを踏まえて今度の小渕内閣では、司法制度の改革を進めようというこ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 私は、私的なことで恐縮ですが、実は大企業に勤め実業をやっておりましたので、その前のバブルの時期におけるこの金融機関のやり方というものには大変な問題意識を持っております。よく予算委員会でも御質問がありましたとおり、当然これは危ないではないかというようなと...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 委員御存じのとおり、日本は起訴独占の制度をとっております。起訴に値するかどうかは私どもが判断いたしますので、どうぞ情報をどんどんお与えいただき、告発もどんどんしていただいて結構でございますということを申し上げておきます。
○国務大臣(中村正三郎君) 御指摘の検察長官会同、会同と特に委員は今言われましたけれども、会同という言葉も少しなじみのない言葉なんで、私はこれ変えたらどうかと提案しようと思っておるところでありますが、その会同におきまして、先ほどもお答えいたしましたように、確かに現下の情勢が憂うべ...全文を見る
10月09日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(中村正三郎君) サービサー法の円滑な運営となると、私にお聞きになるということはいわゆる暴力事件とかそういうことに関してではないかと思いますが、この法律案の仕組みではかなりの対応ができておると思います。  暴力団員のみならず、いわゆる事件屋みたいなもの、整理屋とかそう...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) この債権回収をやるサービサーの業務に専門家がいるのではなくて、それは裁判所が入って、和議をやっても整理をやっても悪い人が入ってきたという実例が多かったということであります。  だから、それの専門家といえばそれは悪い人がいるのかもしれませんが、別に今回...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○国務大臣(中村正三郎君) 委員御指摘のとおり、ことしの犯罪白書では少年犯罪問題を一つ大きく取り上げました。それは、おっしゃられますとおり、少年非行に対する国民の関心が大変高まり、それに対するいろいろな対策が必要じゃないかということも論じられているという背景がございます。  今...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 今、千葉委員から肯定的な意見もあったというところを御指摘いただきまして大変ありがたいと思いました。大抵、この国連規約人権委員会の話になりますと、日本がきちっとやっていないんじゃないかという話が大きくクローズアップされるんですが、評価されたところもあると...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 委員、まさに人権問題の一番難しいところを御指摘されたと思うわけでございます。  世論というものを完全に無視すれば、これは民主主義は成り立たない。国民の意思によって選ばれた国会があり、そこで立法を行い、その法律に基づいて私どもは行政を行うわけでございま...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) まとめて上がってまいります。そうして、どうしてこういう時期にこういう順番でというようなことを私の方から聞き、どうしてこれだけ時間がかかったのかというような説明を受け、そうすると、今刑事局長の説明がありましたように、上訴権の回復だとか再審の請求、非常上告...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 視察をいたしました。
○国務大臣(中村正三郎君) 大変難しい御質問ですけれども、刑場としての形は思いましたより簡素である、しかし簡素であるけれども祭壇に使えるようなところがしつらえてあったり、いろいろな配慮もなされているなと思いました。  ただ、刑場の設備がどうのということよりか、死刑というものが大...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 実は私の選挙区にも昔施設がございまして、今廃止をされております。現状をよく見てまいったんですが、これ三十三年ごろの法律だったと思うんですが、職業的売春というもの、それによって生計を立てている人、ほかに職のないという方を売春行為から救うためにはこういう施...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 御指摘のドメスティックバイオレンス、アメリカ等でも大変な問題になっているし、世界的な問題であり、日本でも最近大変な関心を寄せられている問題でありまして、それにどう対応するかということが一つの論点として先生おっしゃられているんだと思います。  それは、...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 政党助成法によるこのお金が政党活動の自由を保障するということで使途が定められていないという今答弁がございましたけれども、それはまさにそのとおりだと思うんです。  そこで、どういうふうに使ったかということの虚偽報告があったらいかぬというふうなことになっ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 具体的な内容については、これは検察で今調べているところでありまして、私も承知しておりませんけれども、この政党助成法違反、政治資金規正法違反、公職選挙法違反、各事件については検察庁において真相の解明に必要な証拠の収集に努め、厳正に捜査処理を行い、起訴した...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) これはまさに我々、私も国会議員でありますから国会議員が決めていかなきゃいけないことでありますけれども、私どもの党のことを言わせていただきますと、党において厳しい定めをつくりまして、そしてみんなで守っていこうということでやっております。これも一つの自由な...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 委員の御指摘のお話は私個人としてはよく理解できるわけでありまして、私も法務大臣に就任いたしましたときにいろいろ事務当局から話を聞き、私の意見も申しました。  そういう中で、まず第一に、死刑が執行されたという事実については公表するべきであろうということ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 受刑者の収監の待遇についてでございましょうか。
○国務大臣(中村正三郎君) それは、私は実は一番関心を持たなければいけないことだと思いまして、東京拘置所であるとかいろいろなところを見て歩きました。沖縄へ行って沖縄の施設も見てまいりましたし、いわゆる代用監獄と言われる警視庁の中の施設も見てまいりまして、話も伺ってまいりました。 ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 婚外子差別のことについてでございますけれども、これは先生よく御存じの法定相続分の問題があると思います。  ただ、これもいつも申し上げて恐縮なんですが、まさに国民生活に大変なかかわり合いのある問題でありまして、行政当局に結論を出せと言ってもなかなかこれ...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 平野議員はよくおわかりでおっしゃっていると思うんですが、これは裁判の公正性、公平性からいって、国会議員といえども一人の国民ですから、国会議員が持っている機能ということで国会議員だけ特別の裁判を受けるということはなかなか難しいのじゃないかと私は思うわけで...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) 委員が最初に御指摘になりましたように、法務大臣としてこのことについて述べる権能があるかどうかというとなかなか難しいと思いますが、これは委員と私、一緒に国会対策運営をやっていたころのことを思い出すんですが、やはり与野党の中でいろいろな議論がありましたとき...全文を見る
○国務大臣(中村正三郎君) いろいろな役所に裁判官が出向いて仕事をするということは、さっき答弁がありましたように、私はメリットもあると思うんです。と申しますのは、裁判官というのは大変特殊な裁判所の中でもって仕事をしてまいりますから、世間一般のことがだんだんわからなくなるとか、独善...全文を見る
12月08日第144回国会 衆議院 財政構造改革に関する特別委員会 第5号
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○中村国務大臣 今委員がおっしゃられましたように、現下の法制度においては、これが直ちに刑事事件になるということは考えられないようなことだと思います。  ただ、どういった事実が犯罪になり、刑事事件として立件されるかということは、そのときの事実関係に基づいて証拠と法に照らして立件し...全文を見る
12月08日第144回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中村国務大臣 法務省の中で何が話されたとかいうことは本来外部に申し上げることではありませんけれども、私に関することでありますから申し上げますが、私が検事総長を指揮したとか刑事局長を指揮したということはございません。  そして私が申し上げたのは、就任したときに、検察庁といえども...全文を見る
12月10日第144回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(中村正三郎君) 委員が今おっしゃられましたように、このコーポレートガバナンスの問題は会社経営に基本的に大切なことだという認識を持っております。昨日も柳沢大臣から答弁があったときに、貸借対照表そのものが信用できないようなことがあるということでありまして、やはり会社の業務...全文を見る
12月14日第144回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(中村正三郎君) ただいまの御決議に対しまして所信を申し述べます。  我が国におきましては、これまで、人権擁護のための諸法令、諸制度を整備充実させるとともに、世界人権宣言の精神にのっとって、人権擁護行政の推進に努めてまいりました。  また、本年が世界人権宣言採択五十...全文を見る
12月14日第144回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(中村正三郎君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。  我が国におきましては、これまで、人権擁護のための諸法令、諸制度を整備充実させるとともに、世界人権宣言の精神にのっとって人権擁護行政の推進に努めてまいりました。  また、本年が世界人権宣言採択五十...全文を見る