中村哲治

なかむらてつじ



当選回数回

中村哲治の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月29日第180回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○中村哲治君 民主党の中村哲治です。  本日は一人一回の発言しかできないということもありましたので、同じ会派の議員が更に質問したいというような内容も含めて質問をさせていただきたいと思います。
○中村哲治君 前川先生、いいみたいですけど。  まず一つ目の質問は、久元総務省の局長に伺います。  今、原局長、法務省からの局長のお話もありましたように、選挙年齢と成人の成年年齢とが同じくなるのは望ましいとしても、どちらかを先に動かすことはできないのかといえば、諸外国の例を見...全文を見る
04月11日第180回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○中村哲治君 民主党の中村哲治です。幹事ということで、最後の質疑者にしていただいております。  西條参考人に質問をいたします。  憲法価値を人権保障に役立てる段階としては二段階あります。一つは、先ほど櫻井参考人がおっしゃったように、個別法として規定する段階、いわゆる立法論の段...全文を見る
04月20日第180回国会 参議院 本会議 第13号
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○中村哲治君 民主党・新緑風会の中村哲治です。  会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました国土交通大臣前田武志君問責決議案に対して、断固反対の立場から討論を行います。  以下、反対の理由を申し上げます。  第一の理由は、前田大臣が時代を先取りする政策を推進してこられ...全文を見る
07月13日第180回国会 参議院 本会議 第20号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  会派を代表いたしまして、政府が一体改革と主張し、民主、自民、公明の三党が大連立かのように三党合意の下でお進めになっている増税先行の一体改革税制法案について質問をいたします。  質問に先立ちまして、九州地方の水害で多大な被害を受...全文を見る
07月19日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第4号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  総理、消費税が八%に上げられたときの増税分三%、三%分はどのように使われるのでしょうか。
○中村哲治君 それはなぜでしょうか。
○中村哲治君 ただ、地方分もありますよね。三%のうちの地方分は約一%弱です。そうすると、先ほど、年金の二分の一国庫負担分が一・一%という今答弁ありました。それと一%弱と。そうすると、二%分はもうそのように使われるということははっきり分かっているじゃないですか。そして、残り一%分を...全文を見る
○中村哲治君 いや、私が申し上げているのは、地方分としては法定で決まっているわけでしょう。地方消費税の枠というのは、三%上げたうちの〇・七%分は地方消費税分に行きます。そして、平成二十六年の場合は交付税分として〇・二二%、平成二十七年の場合は〇・二四%。合わせて一%弱、おおむね、...全文を見る
○中村哲治君 いや、法案で決まっているのに、何で正式には決まっていないんでしょうか。
○中村哲治君 いや、交付税という形できちっと渡していくわけでしょう。使い道決まっているじゃないですか。違うんですか。
○中村哲治君 それは詭弁じゃないですか。一般会計でいうと、地方消費税の分に渡す分もきちっと決まっているし、交付税に移す分もきちっと分かっているわけでしょう。だから、そういうふうに答えるべきなんじゃないですか。
○中村哲治君 いや、五%引き上げるのは、先ほど一%と四%と野田総理がおっしゃった。これも仕組みとして決まっているということでしょう。(資料提示)だから、この話の三%分の内訳を聞いているわけですよ。それについてどうなんですかという話なんです。こういうふうなことを三%分の内訳も決まら...全文を見る
○中村哲治君 大串政務官、今日来ていただいております。  民主党の三月の時点での会議で私も同じような質問をさせていただきました。三%上げた部分についてどのように使うのか、その使い道について伺いましたが、そのとき、どのような説明をされていたでしょうか。
○中村哲治君 いや、結局、与党内の議論においても八%の理由がはっきりと示されていないわけですよ。なぜ八%なのか、そしてなぜ二十六年の四月から増税するのか、そこに関してもはっきりと明らかになっていなかったというのがその当時の議論として明らかになったことです。それで、結局、今もそうい...全文を見る
○中村哲治君 財務大臣として事前に相談を受けていらっしゃったでしょうか。
○中村哲治君 ついでで申し訳ないんですけれども、大串政務官は政治家になられる前に省庁にお勤めだったというふうにお聞きしておりますけれども、どこの御出身でしょうか。
○中村哲治君 だんだんと見えてまいりました。  政権交代をしてどの段階で財務省のわな、森ゆうこ議員が「検察の罠」という本を書かれましたが、今、財務省のわななんではないかというふうに思っております。  私がそのことをはっきりと認識したのは、あっ、そうかと思ったのは、昨年十二月二...全文を見る
○中村哲治君 その評価は国民の皆さんがされることです。  そもそも、私が思うのは、今、二〇〇九年政権交代時の、私たちが国民の皆さんとした約束をほごにしてまで今増税を強行しなくてはならないぐらい日本は財政危機なのかということでございます。  ここで二つ目の質問に移ります。  ...全文を見る
○中村哲治君 今御答弁あったところで二点ほど実は大きな問題があります。  まず一点目ですが、この貯蓄超過国と書いている定義はどういう定義でしょうか。
○中村哲治君 それでは、資金循環統計、日銀の資金循環統計でいえば、それはどういう経済主体の統計でしょうか。
○中村哲治君 そのときの国民というのはどういう、個人ですか。
○中村哲治君 一般的にはそういう理解ではないんですよ。  個人、つまり、今、安住大臣がおっしゃった貯蓄超過国の貯蓄超過ということは家計だけだということを御主張されているわけですよね。そうですか。
○中村哲治君 資金循環統計でいえば、当然のことながら企業があります。そういうふうなところで、結局、貯蓄超過という概念を見るときには、その円経済圏で回っているお金の主体、それを判断するということが当然でありまして、普通はそういうふうに考えるんです。だけど、安住さんは企業を考えずに家...全文を見る
○中村哲治君 ということは、貯蓄超過国の貯蓄超過というのは企業も入るということでいいですね。
○中村哲治君 そうじゃなければ、その結果、国債はほとんど国内で極めて低金利で安定的に消化されているという、そういう記述にならないんですよ。これ、きちっと、安住さん、昨日の大久保先生への答弁をされるときに財務省からここの説明を受けていましたか。
○中村哲治君 いや、ここがポイントなんですよ。政治家にきちっとした説明の資料を上げてこない……(発言する者あり)いや、違うんですか、説明を受けていたんですか。
○中村哲治君 いや、だからそこが問題をすごく複雑にしているわけですよ。  私、昨日、大久保さんの答弁を聞いて、あっ、安住さん、家計のことだけしか言っていないなと、循環統計から見れば全体を見ないといけないわけですから。  そこで、こういうふうな、日本というのは企業も含めての資金...全文を見る
○中村哲治君 今大臣も御認識のように二つのルートがあって、まず一つのルート、企業への融資というのがなかなかできない状態なんです。それはなぜかといいますと、もう投資するような余力のある企業というのは自分たちの内部留保で投資ができてしまう。本当にお金借りたいような企業というのは信用度...全文を見る
○中村哲治君 いや、今の御答弁だったら第一の融資もできないと。融資をできないときに第二の公共事業でやるべきではないかと。  私、別に従来型の土木型に集中しろと言っているわけじゃないですよ、むしろ二年前に決めた新成長戦略、それが財源不足でできないようなことはいっぱいあるわけですか...全文を見る
○中村哲治君 どこに限界があるのかということについて定量的な説明をしていただかないといけないわけですよ。私たちも、何も、デフレが脱却して、そして景気が過熱しているときに増税するなとか、そのときに国債を発行を止めるなとか、そんなことまで言っていないわけですよ。今デフレ脱却するために...全文を見る
○中村哲治君 答えられていないと思うんですよね。私が申し上げているのは、金融緩和をしても出口は二つしかない、これ合意していただきましたね。融資が行われていないのはそういうふうな経済状況が悪いからというお話もありましたよね。だからこそ、もう残るルートは国債を発行して国が公共事業を行...全文を見る
○中村哲治君 自民党の皆さんというのは、こういうふうに、三党合意で自分も全て言いたいことを民主党にのませたいと。そして、そういうふうなことを言うためにはさんざんやじると、こういうふうなことをやられて、まあ、真面目な議論を少しずつやっていこうとしているときにそういう姿勢はどうかと思...全文を見る
○中村哲治君 公共事業をしても、その原資が国債であれば、それは預金が増えない中で国債ばかり増えていったら大変なことになるだろうという最初の御説明があったのでの質問なんです。  金融緩和をして、それで銀行にお金があります。しかし、市中には出てきていません。公共事業をすることによっ...全文を見る
○中村哲治君 発散のメカニズムということが安住さんの頭の中に入っていらっしゃるのかなというのが私、疑問なんですよ。国債が発散するというのは、基本的に国債の金利がどんどんどんどん高くなって暴落すると、金利が暴騰して債券の価格が暴落するという現象をおっしゃっているんですけれども、過去...全文を見る
○中村哲治君 ギリシャは自国通貨建ての債券を発行しているんですか。違いますよね。ギリシャというのはユーロ、自分の国では通貨が発行できない、その通貨で発行されていますよね。  そして何よりも、フリップの(1)のところを見てください。日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは...全文を見る
○中村哲治君 それで十年間無事にこうやって来ているわけですよね。これから先何年たったらこの基礎的な状況が変化をして、財務省がこの当時言っていたことが大きく変わると予測されていますか。
○中村哲治君 今である理由になっていません。あと何年たったら、先ほど、(2)の一番下のところの、日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高と、これが崩れて危険が増してくるというようなことに何年たったらなるんですかということを申し上げたわけですよ。  岡田さんに...全文を見る
○中村哲治君 金利が非常に高く急激に上がるというときというのは、ヘッジファンド等が通貨を売り浴びせてくるというときしかないわけですよ。それはそうですよね。
○中村哲治君 外国人とは限らないということですけれども、それじゃ、そういうふうな現象はどういうふうにしたら起こるのかということをひもといていただかなくてはなりません。  まず、外国人がもし売るとすれば、中長期の債券は財務省の発表では四十五兆円しか持たれておりません。それを担保に...全文を見る
○中村哲治君 財務省、債券を発行する側の財務省からすれば、必ずしも楽観できないという気持ちはよく分かります。そして、私たち政治家はその業務をやっていらっしゃる財務省の皆さんの気持ちに寄り添わないといけないということも事実なんですよ。しかし、次の選挙まで二年というときに、二年以内に...全文を見る
○中村哲治君 国民の皆さんが主権者として自らの政治権力を行使できる唯一の機会というのは何ですか。選挙でしょう。だから、二〇〇九年、衆議院選挙のときに私たちが国民の信託を受けたその約束については、この政権期間中は守らないといけないんじゃないかというのが私の主張なんです。だから、選挙...全文を見る
○中村哲治君 まず、増税まであと二年あるわけですよ。その間の基礎年金の二分の一の国庫負担の部分に関しては国債発行してやるんでしょう。違うんですか。
○中村哲治君 違います。私は、もう最初から申し上げているように、まず今は、新成長戦略に重点的に投資をすべきだということを申し上げているんです。そして、デフレを脱却した上で、その時点で、景気を冷やすんですから、冷やすために増税するということもできるということなんですよ。だから、全く...全文を見る
○中村哲治君 いや、だから、最初、安住さんがおっしゃったこととは全く違うと申し上げました。時期の話を言っているので、順番が違うんじゃないかと。やっぱり四年間に関しては新成長戦略にもっと重点的に投資をするということが重要なんじゃないですかということを申し上げているわけです。
○中村哲治君 苦しいお願いは、次の選挙以降の選挙でお願いすべきなんですよ。それを、最初の選挙のときに約束していない、やらないと言っていたにもかかわらず今回やることの正統性が問われているんですよ。それを安住さんがおかしいと言うのはおかしいわけです。  私は、この一年間、民主党の参...全文を見る
○中村哲治君 主要マスコミがなぜそう考えているのかということをおっしゃいましたけれども、私、主要マスコミの論説を見て、きちっとこのような点について認識をして反論されている論説を見たことありませんよ。  だから、結局、原発と一緒だと思うんです。私たちは、経済産業省から原発は安全だ...全文を見る
○中村哲治君 私は、ブレーキとアクセルを同時に踏んでも車は進まないということなんです。まずアクセルを踏んで、巡航速度に達したときにコントロールをするときにブレーキを踏むと。このブレーキ踏むというのは増税ですよ。だから、この増税と財政出動というのは経済状況を見ながら選択をしていく必...全文を見る
○中村哲治君 私は、党内で議論をするときにでも、名目三%、実質二%を達成したとき以降に政令で定める日から増税をするというふうにすれば、今、安住さんがおっしゃったことと私が申し上げたことも併せることができると。増税時期はきちっと決めるわけです。そういった意味では、客観的情勢を踏まえ...全文を見る
○中村哲治君 終わります。ありがとうございました。
07月23日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第6号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。本日は、三党合意による税制改正法案の修正部分について主にお尋ねをしてまいります。  税制改正法案、元の法文では、「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案」となっておりました...全文を見る
○中村哲治君 私、その説明を聞いてよく分からないんです。近代国家の原則として、まず自由権がありまして、まず自立が主でなければならないというのは、これは近代国家の大原則でございます。だからこそ、社会保障というのはなぜ必要なのかといったときに、憲法二十五条の社会権の原則、自由権を貫徹...全文を見る
○中村哲治君 それなら、なぜ「社会保障制度を構築すること」という部分も削除されなかったんでしょうか。
○中村哲治君 私は全く理解できないんです。  むしろ、個人が今、自己責任原則を過度に問われていて、自立をある意味ですごく強制され過ぎているからこそ、社会保障のところを拡充をしながらそして個人の尊厳を守っていこうというのが、元々の政府案が、まあ十分どうか分からないけれども、趣旨規...全文を見る
○中村哲治君 今おっしゃった答弁というのは、七月二十日の姫井委員の質問に対する答弁そのままですから、そこはもう分かっているわけですよ。それを聞いているわけではなくて、今、先ほどおっしゃった答弁を踏まえた上で、そういうことは十分理解しますけれども、しかし、「支え合う社会を回復するこ...全文を見る
○中村哲治君 私は、その理念のところの最初の第一番目としての「支え合う社会を回復すること」、ここを削除してしまったことが、今古本さんがおっしゃった社会保障の様々な細部の制度について全部結局譲っていることにつながっているんじゃないかと受け止めたんです。ここが私は議論の出発点として非...全文を見る
○中村哲治君 今、提出者にはお願いしたいんですけれども、聞かれたことに答えていただいて、後半お答えになったことは私、今質問していないことですので、そこについて長々と答弁するのはおやめください。  それから、今の後半の御答弁、若干感想だけ述べさせていただきますけれども、それの話と...全文を見る
○中村哲治君 消費税の増税にまつわる様々な問題についてはその増税の時期までに決めればよくて、なぜ所得税については今決める必要がなくて後で決めたらいいと、そういう話になるんですか。
○中村哲治君 消費税の増税というのは、自公政権の時代の平成二十一年税制改正法附則百四条に基づくものです。消費税増税というのは自公政権の方針なんです。だから、先行させるというのはもう当然、自公の皆さんだったら、それは民主党が賛成してくれるんだったら、それはもろ手を挙げて先にやっちゃ...全文を見る
○中村哲治君 今、自民党の答弁によりますと、やっぱり控除から給付へという民主党の考え方が間違っているという、そういう御主張でありました。  民主党にお聞きしたいんですけれども、その御主張の上でこの削除の規定があるわけですから、この削除の規定をのんだということは、民主党としては控...全文を見る
○中村哲治君 いや、所得税の規定を削除するというのは、その自民党の考え方によると、控除制度の見直しを、もう一度復活することも含めて必要だから、これを二十四年度中に税制改正で行っていくというのが自民党の主張でしょう。二十四年度中に行って二十五年度の税制改正で入れていこうというのが自...全文を見る
○中村哲治君 民主党の担当者はこのように認識しているわけですので、自民党の先ほどの答弁と食い違うわけですよ。どういうことですか。
○中村哲治君 いやいや、自民党の皆さんは、所得税の規定を削除したというのは、控除も含めての見直しを行っていかないといけないのでとおっしゃったじゃないですか。しかし、そのことは三党協議の実務者の税制のところではポイントとして出ていないというのが古本さんの答弁だったので、明らかに食い...全文を見る
○中村哲治君 では、この相続税等の資産課税についても累進度等も上げていくというのが自民党の考え方でよろしいんですか。
○中村哲治君 そうすると、次に問題になってくるのが、附則二十条、二十一条で書かれている検討という文言と、三党合意文書の中にある検討という文言の関係です。  どこで検討するのでしょうか。私もこの二つを見比べたときに、具体的にどういうことなのかと思いました。政府税調に委員として自公...全文を見る
○中村哲治君 この検討するということを書かれているんですけれども、結局、三党協議で調わなければ成案を得ることができないという、そういうふうな理解でよろしいんですか。いや、野田さんに聞いているんですが。
○中村哲治君 おっしゃるとおりだと思うんですね。  私は、この三党合意の文章を拝見をして、もう実質的にはこれから民自公の三党で様々なことを相談しながら決めていくと、形的には民主党政権ですけれども、実質的には、社会保障と税の一体改革については三党連立、実質的には三党連立かのような...全文を見る
○中村哲治君 古本さんの今の答弁だと、検討は政府で検討するということであって、三党では検討はしないという、そういう趣旨ですか。
○中村哲治君 時間が参りましたので終わりますけれども、今、答えられていないんですよね。結局、政府での検討と三党協議との検討とをどのような関係で進めていくのかということを聞いているんですから、それに答えていただかなければなりません。  時間が参りましたので、今日はここまでにして、...全文を見る
07月26日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第8号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  前回、二十三日に質問をいたしまして、その続きからさせていただきます。  税制改正法案の附則二十条、二十一条で規定する検討と三党合意文書の中にある検討の文字の関係について質問をいたしました。この条文の中では、「平成二十四年度中に...全文を見る
○中村哲治君 ということは、三党の協議が先行するということで理解をしていいわけですね。
○中村哲治君 つまり、三党協議が先行する形で議論がされて、そして合意をされるような状況になったときに政府税制調査会が開かれて、そこで政府の決定があってこの年末に税制改正の大綱が作られると、そういうふうなスケジュール感で考えているということで、古本さん、よろしいですね。
○中村哲治君 私は古本先生に質問をしたんですけれども、民主党の先生に質問をして自民党の先生方が答えられると。非常に今の状況を物語っているんだと思います。  更に申し上げると、この三党合意に……(発言する者あり)もう本当に、自民党の皆さんというのは本当にこういうような形でやじが多...全文を見る
○中村哲治君 非常に明確な答弁でございます。  つまり、政府と与党は一体であると、だから民主党がほかの二党との結節点になって政府と三党とをつないでいくと、そういう役割になるということですよね。
○中村哲治君 私は、民主党は結節点になって政府と残り二党をつないでいくんですねということを申し上げたのもその理解でございますので、これは明確な答弁をいただいたと思います。  そういうことであると、改めて民主党の中での意思決定プロセスが非常に重要になってくるわけでございますので、...全文を見る
○中村哲治君 それでは、消費税そのものに対しては逆進性はないという御判断なのかそうではないのか、そこをまず確認させてください。
○中村哲治君 この点は非常に重要ですから民主党の担当者にもお聞きさせていただきたいんですけれども、今、野田先生の答弁では、消費税そのものに逆進性があるわけではないということをおっしゃいました。同じ認識でしょうか。
○中村哲治君 いや、そこなんですよ、実は大事なところは。  そこで、竹下総理もここの論点を分けておられまして、竹下総理は六つの懸念のうちの二つ目にこういうことを挙げられております。結局中堅所得者の税の不公平感を加重するのではないかという論点でございます。この点について、私、七月...全文を見る
○中村哲治君 つまり、中堅所得者に対しては特段の、増税をすることに伴う特段の配慮はしなくていいという考え方ということでよろしいですね。
○中村哲治君 そうすると、中堅所得者については軽減税率を導入すると、そこでいわゆる逆進性対策になるという整理をされているということでよろしいんですかね。古本先生にお尋ねいたします。
○中村哲治君 自民党の修正案提出者にお聞きしますけど、今の議論をお聞きになって、この辺りのところは、中間層に対する配慮に対してはどのようにお考えになっているんでしょうか。
○中村哲治君 自民党の立場からすると、そうすればやはり軽減税率でいくべきなんだろうという、そういうふうな御主張になろうかと思います。この軽減税率の問題性についてはちょっとまた改めて議論をさせていただきたいと思っております。  ただ、今、原案では、給付付き税額控除、そしてそれをき...全文を見る
○中村哲治君 私の質問は、その低所得者と中堅所得者のラインをどこで引くのかという質問をしたんですね。だから、そこに答えていただきたいんです。だけど、今の御答弁だと、それは今は答えられませんと、来年の秋ごろに簡素な給付措置の制度設計をしていくので、そのプロセスによって決めていきます...全文を見る
○中村哲治君 ということは、今年度中にこの簡素な給付措置の制度設計、もう行うということですね。
○中村哲治君 これは自民党の法案提出者にお聞きしたいんですけれども、これはいつごろからそれじゃ議論を始めるべきだと考えていらっしゃるんでしょうか。
○中村哲治君 やっぱり、そういうふうに考えていきますと、今年から来年にかけてはこの税制の大きな変更を三党で協議されていくことになるということですよね。そうすると、やはり私は、この三党でほぼ実質的な大連立にこの税制の部分はなったんだなというふうに認識していたんですけれども、そのよう...全文を見る
○中村哲治君 時間が参りました。この続きの質問はまた次回させていただきます。  ありがとうございました。
○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  橘木参考人、高山参考人のおっしゃっている社会保障の考え方は、私、非常に共感を覚えるところでございます。ただ、経済や財政に対する考え方からすると若干見解が違うのかなと思っております。そういった意味では、高福祉高負担を求められたお二...全文を見る
○中村哲治君 事実は、経常収支は増えております。去年は、三・一一以降の石油製品の輸入の特殊要因がありましたので貿易収支が赤字になっておりまして、その影響で経常収支の額は減っておりますけれども、所得収支の額というのは順調に増えております。むしろ、貯蓄率は低いんですけれども、低くなっ...全文を見る
○中村哲治君 中長期的な話でそういうことがあり得るというのは私も意見を一緒にしているということなんですよ。しかし、今増税しないといけないぐらい短期的にも危ないんじゃないかというのが橘木参考人が最初の意見陳述で述べられたことなので、いや、そこはそうなんですかと。この数年内は大丈夫な...全文を見る
○中村哲治君 好みとかそういう話じゃなくて、ロジックを聞いているわけなんです。  私は、参考人が、社会保障の充実をやっても経済には中立的だとお話しになりましたけれども、私は、むしろ社会保障を充実することは経済的にプラスだと考えています。むしろ負担と同時にやるのではなくて、先行さ...全文を見る
○中村哲治君 でも、今回の改革と言われているのは、社会保障の充実というのは消費税一%分なんですね。消費税五%増税するうちの一%分しか社会保障の充実に使われていない。四%分は純粋な増税なんですよ。しかし、今、先ほどもお話ありましたように、国債の信頼というのは世界最高のレベルに達して...全文を見る
○中村哲治君 それでは、国際金融をされていた岩本参考人に伺いたいんですけれども、今、橘木参考人は、格付機関は日本に消費税等の増税余力があるので格付を維持しているないしデフォルトのリスクが少ないと、そういうふうな形で判断している、それは本当に事実なんでしょうか。
○中村哲治君 岩本参考人、それで、その〇・八%というのは信認の非常に高い証明だと。その証明というのは消費税の増税余力があるからなんでしょうか。
○中村哲治君 そこがポイントだと思うんですけれども、国債の信認について一番重要なファクターは対外収支の額であると。これは国際経済をやっている方とか国際金融をやっている方は常識だと思うんですけれども、一般の人たちに対してはそこの常識がなかなか理屈が分からないと。  先ほど岩本先生...全文を見る
○中村哲治君 高山参考人にも質問したいのはこの点なんですよ。結局、先ほど先生も、政府の借金を国民の借金というふうに読み替えられていたんですけれども、国債も当然ながら国民の預金を通じて買われていますので、その国債というのは次の世代に相続されます。だから、資産も相続される、政府の借金...全文を見る
○中村哲治君 時間が参りました。終わります。  ありがとうございました。
07月27日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  前回、十九日木曜日の質疑に引き続きまして、まず選挙のときに約束をしなかった増税を強行しなくてはならないぐらい、果たして日本の財政は危機なのかという論点について議論をいたします。  まず、総理が前回の最後におっしゃった部分につい...全文を見る
○中村哲治君 黒字基調というのは、果たしてそうなのかと。(資料提示)今、フリップ出しましたけれども、実はリーマン・ショックの後、二〇〇八年、二〇〇九年、二〇一一年という形では、もう明らかに経常収支は赤字になっています。それから、OECDの推計値でも、二〇一二年、二〇一三年は経常収...全文を見る
○中村哲治君 何をおっしゃっているのか全く分かりません。  二枚目のフリップ出してください。恐らく、総理はこのグラフを見られたんだと思います。昨年、二〇一一年十一月の金利上昇を示しているグラフです。これは財務省が説明するときに使っている資料です。今年の平成二十四年度政府予算案参...全文を見る
○中村哲治君 ベルギー政府は財政的な危機的な状況は変わっていないとおっしゃっているのに、なぜ〇・五%まで二年物の国債の金利が下がるんですか。
○中村哲治君 財政再建に対する姿勢を持つということと、今危機だから選挙の前に増税しないといけないということとは違うんですよ。それを混同しているじゃないですか。
○中村哲治君 そういう話は、選挙のときの公約に掲げて信を問うてからやればいいんですよ。  近代国家では、主権者が負担をする税こそ選挙による代表議会の合意がなければ課税を行うことはできないという租税法律主義の大原則があります。憲法八十四条では、「あらたに租税を課し、又は現行の租税...全文を見る
○中村哲治君 いや、私は今すぐ選挙をやれなんて一言も言っていないんですよ。  二〇〇九年、マニフェストで約束したのは四年間の任期です。四年間の任期で集中的な国政の改革を行うと。だから、私たちが民主党の中でいたときに主張していたのは、来年年金法が出てくるわけですから、そこで年金法...全文を見る
○中村哲治君 一%というのは何%から何%に上がったんですか。
○中村哲治君 結局、跳ね上がったんだけれどもすぐ収まっているんですよ。それで、ほかの、ユーロトレンドというジェトロの資料によると、もうそこは、二〇一一年は期中平均値が三・四、十二月には三・一というような形で金利がもうすぐ下がっていっているということはもうはっきりと見えるわけです。...全文を見る
○中村哲治君 いや、これ元々、金利の上昇というのは国債の信認にかかわることなので、国債の信認がもう非常に脅かされるような金利の上昇というのは経常収支の黒字国でも起こっているんだと、そういう御主張の答弁だったわけですよ。  じゃ、フリップ五枚目出してください。これ前回に出したフリ...全文を見る
○中村哲治君 いや、私が聞いているのは、論理の話を聞いているんですよ。  ここの平成十四年、財務省、外国格付会社あて意見書要旨1の(2)、一番最後の三番目のところは、「日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高」という要件が日本国債の信認を高めている理由として...全文を見る
○中村哲治君 そこの最後のところもよく分からないじゃないですか。まず、私聞いているのは、これロジックの話じゃなくて、十年前に書かれたペーパーのその経常収支の黒字、対外債権国、外貨準備の高さ、これは日本の国債の対外的な信用を増しているはずだと、それは財務省自身が言っているわけですよ...全文を見る
○中村哲治君 答えられていません。対外純資産の額や経常収支の黒字、そして外貨準備の多さというのがなぜ国債の信認の高さにつながるのか、そのロジックは何かということを聞いているんです。そのロジック自体は十年前と変わらないでしょう。そこのロジックをどういうふうに今まで考えてきたのかと、...全文を見る
○中村哲治君 経常収支の黒字、そして対外債権国、外貨準備の高さが日本の国債の信用の高さとどういうふうに関係していくのかというそのロジックを聞いているんですよ。何回聞いても答えないのは何でなんですか。  対外収支の黒字、それを蓄積された対外純資産の額、純資産の額が多いというのはど...全文を見る
○中村哲治君 それ、金融政策が全く理解されていないように思われます。  もし国債を売り浴びせたとして、その売った後、売って得た円貨で何を買われるんですか、そういう方々は。
○中村哲治君 何を言っているんですか。普通は売って得たものというのは通貨ですよね。通貨というのは現金プラス預金という形で定義されます、現金で持っている方は少ないでしょうから。まあ現金で持っていて物を買われてもいいと思いますけれども、それは経済成長につながるからいいわけですよ。でも...全文を見る
○中村哲治君 今日、クルーグマンの資料も付けさせていただきました。クルーグマンの、ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授ですけれども、そのインタビュー記事を付けています。今、財政危機というのがおかしいということをおっしゃっています。そのことについても次回きちっと反論を...全文を見る
08月02日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  まず、北村公述人に伺います。  先ほどお話ありましたように、中小企業は相当厳しい状況にあると。私、この点が一番重要だと思うんです、地方公聴会においては特に。消費税が八%、一〇%に上がったときに肌感覚でどれぐらいの中小企業が破綻...全文を見る
○中村哲治君 質問をしたのは、八%や一〇%に上がった場合にどれぐらいの企業が潰れて……(発言する者あり)いや、肌身感覚ですよ。このときに、どれぐらいの地方の企業が犠牲になっても消費税を増税するのかというところが問われているわけですよ。
○中村哲治君 それでは、大塚公述人に肌身感覚のことを聞かせていただきたいんですけれども。  民間企業として参加していただいております。先ほどの中では、デフレの脱却をすれば消費税の増税はしていいとおっしゃっていましたけれども、全国的なデフレの脱却で宇都宮が足りるのかどうか。特に、...全文を見る
○中村哲治君 内野公述人と中村公述人に伺いたいと思うんです。  税理士をされておりますと、クライアントの企業はほとんど中小企業の方々というふうに思うんですけれども、その方々がこの消費税の増税について、どのようなスケジュールであればとか、どういう条件が整えば上げてもいいなとお感じ...全文を見る
○中村哲治君 非常に答えにくいところを答えていただいたと北村公述人も含めて思っております。済みません、先ほど失礼があったらおわびを申し上げます。  今答えていただいた四人の公述人の方に共通しているのは、恐らく転嫁対策をきちっとできるかどうかということだろうかと思います。しかし、...全文を見る
○中村哲治君 時間がほぼあと三分ぐらいになりましたので、野口公述人に改めて伺いたいと思います。  先ほどのお話では、消費税増税はやはり四、五年掛かるのではないか、条件が整うのにとおっしゃっておりました。まあ四、五年であれば今別に議論をしなくてもいいんじゃないかという意見もあるん...全文を見る
○中村哲治君 今日はたくさんの御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。  非常に厳しい地域経済の状況の実態も伝えていただいたと思います。この状況で果たして消費税を上げることができるのかということに関しては、しっかりと条件を見て判断していかないといけないと思います。...全文を見る
08月03日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第13号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  まず、そもそも日本は財政危機なのかについて、三回目となりますけれども、安住財務大臣に伺います。  前回、七月二十七日金曜日のときに、ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授、プリンストン大学が、PHP研究所、「Voi...全文を見る
○中村哲治君 私も楽観していいとは言っていないわけです。ここのポイントは、最後のところでクルーグマンはこう言っています。「自らの通貨をもっていて、そこまでの現実的な問題に直面している国はありません。」と、こう言っているわけです。だから、そこについての見解を求めたんですね。  先...全文を見る
○中村哲治君 引用したところをもう一回読みますと、こうなんですね、「自らの通貨をもっていて、そこまでの現実的な問題に直面している国はありません。」、こうクルーグマンは言っています。自国通貨建ての債券がデフォルトするということはあり得ないというのは、十年前の平成十四年の財務省の外国...全文を見る
○中村哲治君 いや、私の考え方とクルーグマンの考え方は違っていないので、クルーグマンが言っていることに答えていただきたいんですけれども。  クルーグマンはこう言っているんですね。「完全雇用に近いかたちにまで経済を戻せるように、かなりアグレッシブな財政拡張政策をとるべきです。」と...全文を見る
○中村哲治君 いや、私はまず規模を出すというのもおかしな話であると思うんですよ。巡航速度に達せられるような施策としての補助金、これは幾らぐらい必要でどれぐらいの期間が必要なのかということを考えながら積み上げで額というのは決まっていくと思うんですよね。だから、十年間で二百兆円とか十...全文を見る
○中村哲治君 そこの規制緩和等が必要だということは全く違っていないわけですよ。しかしそれじゃ不十分で、財政的な筋力が必要だとクルーグマンが言っているように、財政的な後押しがあってそこまで届かせることが、民間の需要がそこまで、持続的に投資がされるようなところまで道筋を付けることまで...全文を見る
○中村哲治君 中長期的にはね。
○中村哲治君 じゃ、それだったら、今まで安住さんの答弁で余りはっきりしていないのは、デフレ下での増税というのを行うのかということなんです。いかがですか。
○中村哲治君 今、二〇〇〇ゼロ年代の十年間で、小泉政権期に収益が改善したというのは、これはいわゆる輸出に支えられたものだということはもう御存じのとおりです。  バブルのころは輸出は四十兆円だったわけですね。リーマン・ショックのころには八十兆円と非常に大きな額で輸出が伸びたという...全文を見る
○中村哲治君 だから、そこで問題になるのが、悪い金利の上昇というのが財務大臣の中でどういうふうにイメージされていて、どういう条件が整えばこれが起こるのかということを議論しないといけないということなんです。だから、国際収支の話を延々と私も持ち出しているのは、この悪い金利の上昇という...全文を見る
○中村哲治君 私は条文解釈について聞いています。それで、詳細な質問通告、質疑要旨を渡しているので、きちっと条文解釈をしてください。  機動的な対応が可能となる中でって、読んでそのままだというのは、これは答えになってないじゃないですか。財政による機動的対応が可能となる中でという条...全文を見る
○中村哲治君 機動的対応というのはどういう意味ですか。
○中村哲治君 戦略的な対応ができるという意味はどういう意味ですか。
○中村哲治君 機動的対応というのは、より効率的に使えるようになるのであればというふうにおっしゃったんですけれども、そうすると、余裕が生まれなければより効率的には使えないという意味でしょうか、どういう意味なんでしょうか。
○中村哲治君 いや、答弁をお聞きして、より効率的な予算が使えるようになるということをおっしゃったので、機動的に、でも、余分な財政の収入が出てくるから今度余計に効率的な使い方をできるというのはどういうことなんですかということを伺ったんですよ。
○中村哲治君 また議事録を精査して、次の質問をしたいと思います。  次に、その前提のところ、「税制の抜本的な改革の実施等により、」という条文の意味です。その「税制の抜本的な改革の実施」とは何でしょうか。また、「等により、」と書いてありますけれども、その「等」とは何でしょうか。
○中村哲治君 それでは、なぜ財政の構造改革の実施によりというふうな文言にしなかったんですか。
○中村哲治君 この十八条の二項の「税制の抜本的な改革の実施」というのは、歳入の構造の改革であるということをおっしゃいました。  そうすると、歳入の構造の改革というのは、消費税の増税は今回決めますけれども、相続税や所得税等の改革については附則二十条、二十一条で書いてあるわけですか...全文を見る
○中村哲治君 ということは、自民党修正案提出者とすれば、二十五年の予算からはこの方針でいけると。二十五年の税制改正をした上で、二十五年の予算からは、税制等の抜本的な実施等によりというのは実現できたわけだから、それから予算の編成等に反映できるという、そういうふうな意味ですね。
○中村哲治君 なぜ後回しにしたのかということは聞かれるだろうとおっしゃったんですけれども、前回の質疑のときに、それは単に時間がなかったんですよという答弁をいただいておりますので、時間が必要だということは理解しております。  そこで、次の質問ですが、附則十八条の二項は、その後に続...全文を見る
○中村哲治君 公明党の答弁で防災、減災のことを挙げられている。それは後の条文とかかわるので、まあそこは違いますよね。成長戦略についてお聞きしたわけです。  成長戦略、公明党としては医療とそしてエネルギーの分野等考えられると。そして自民党は、それに限らず、雇用につながるものを考え...全文を見る
○中村哲治君 つまりは、三党それぞれに成長分野についてのイメージはあるけれども、その内容までは合意したわけではないし、それについて協議をするということでもない、それについては、時の政府が予算編成権の中で条文に従って成長戦略というのはどういう部分なのかということを判断して予算編成を...全文を見る
○中村哲治君 一歩踏み込んで、私、この成長戦略に関しては時の政府が予算編成権の中で組んでいくんだと思っておりましたら、ここの内容についても三党で協議を今後していくという踏み込んだ答弁をいただきました。これは私が主張している実質的な三党大連立政権だということを補強する答弁でしたので...全文を見る
○中村哲治君 自民党の答弁者からは積み上げたものではないと、公明党の答弁者からは目安であるということでありました。つまり、結局つかみ金みたいな話で、十年間で二百兆、十年間で百兆、そういうふうな数字の出し方なので、これはちょっと誠実じゃないんじゃないかなと思います。そして、現実的に...全文を見る
○中村哲治君 自民党の皆さんは財政健全化法を作られて、これ、三年の中期財政フレームじゃ甘いと、五年ぐらいでやっていくべきだとおっしゃっているんですね。ここのところはもう少し厳格に、御党の御主張だとすれば、もう少しきちっと数字を出して、積み上げで数字を出してきて、ここに入るのか入ら...全文を見る
○中村哲治君 中期財政フレーム四十四兆円の中で考えるのかどうかって、これは民主党がどう考えるのかということを聞いているわけですから。じゃ、そこはどうなんですか。二党がこういうふうな形で、防災、減災含めて、成長戦略も含めての財政出動を十八条二項で行っていくと。もしあなたたちが政権を...全文を見る
○中村哲治君 そこはよく分かりません。財政再建に資するためにこの増税をするわけですよね。そして、その結果、資金の余力ができるから、十八条の二項で成長分野なり防災、減災の分野なりに入れていこうと、しかしそれについてはそのフレームの枠内であるか枠外であるのかまだ漠然として分からないと...全文を見る
○中村哲治君 いまいちよく分からなかったんですけれども、次に行きます。  十八条の二項について、我が国の経済成長等に向けた施策を検討するとあります。その「成長等」の「等」というのは、成長以外にどういうものがあるんでしょうか。
○中村哲治君 もう時間も来ておりますので次に行きますけれども、今日の十八条の二項ということを検討していくと、結局、検討するという最後の文言も、何でこの条文が入ったかというと、宮沢洋一参議院議員の起案だということも七月十九日の審議で明らかになって、私としては、この検討には自民党の意...全文を見る
○中村哲治君 ペーパーで出していますから。
○中村哲治君 ペーパー出しているんですけれども。
○中村哲治君 ペーパー出していても駄目なんですね。通告出していたことにはならないということですか。
○中村哲治君 それでは結構です。またこれは後日したいと思います。  同じく七月三十一日の櫻井議員の質問で、社会保障制度改革推進法案第二条三号の「社会保険制度を基本とし、」という文言と、民主党の唱える最低保障年金はここに含まれるかどうかについて三党でもう一度すり合わせて答弁するよ...全文を見る
○中村哲治君 それはほかの政党も同じように考えていらっしゃるんですか。
○中村哲治君 いや、それは民主党側の努力が足りないと言われればそうかもしれないんですけれども、これまでも最低保障年金の議論ってもう五年以上やってきましたよね、もっとですか。そのときに、やはりその社会保険方式で報酬比例部分とセットで最低保障年金を考えていくというのはこれ当然のことだ...全文を見る
○中村哲治君 私、この間の桜内文城議員の質問とかも聞いておりまして、実はみんなの党の提案と民主党の提案というのは、実は擦り合わせていけば両立可能なんじゃないかなというふうに考えておるんですけれども、それも含めて、もう少し民主党の側もどういうふうな制度設計にしていくのかというような...全文を見る
○中村哲治君 ということは、まだ何もちゃんと決まっていないということですよね。  本来、社会保障国民会議のようなスキームをつくるのであれば、本来、衆参合同の協議会を国会内につくるべきなんじゃないですか。なぜ政府の中につくることにしたんですか。長妻さん、いかがでしょうか。
○中村哲治君 それは、長妻さんがずっと長い間主張されてきたスウェーデン方式の合意形成の仕組みとは違うと思うんですよ。  今までは、やっぱり政権交代した後、政府の中じゃなくて国会の中にそういう協議機関をつくって、各党各会派の代表を出してきて、そして会議を行っていくべきだというのが...全文を見る
○中村哲治君 逆進性の対策について最後に一言だけ申し上げたいと思います。  簡素な給付措置というのは、一つ、軽減税率を導入するんだったら二・五兆円から三兆円の税金が必要です。それを考えるのであれば……
○中村哲治君 一人当たり四十万円掛ける五%の二万円給付する、これでも二・五兆円でできますから、簡素な給付措置でも、むしろ逆進性対策をすることは、むしろ軽減税率をできるということをしっかりと政府が答弁していくべきだと考えております。  もう時間が参りましたから、ここで質問は終わり...全文を見る
08月06日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○中村哲治君 国民の生活が第一、中村哲治です。  まず、飯田先生に伺います。  この三党合意の議論以降、社会保障と税の一体改革が、社会保障と公共事業と税の一体改革と、まあ三位一体改革になってしまったわけでございますけれども、今日のお話の中で明確に御説明いただきました。土木建設...全文を見る
○中村哲治君 今の御答弁、非常にもっともな御答弁だったんですけれども、更に提案といいますか、ちょっとお聞きしたいんですけれども、人材育成の部分にもう少し政府支出を増やしてもいいんじゃないかと。特に、コンクリートから人へという言葉もありましたけれども、人への投資を増やしていくと。教...全文を見る
○中村哲治君 飯田公述人に、さらに二十ページのところの記述についてお伺いいたします。  いわゆる消費税には逆進性が問題となってまいります。先生は、「逆進性への対応としての複数税率化は消費税の第一の利点を損なう」と、この複数税率化に反対をしておられます。ここの理由を詳しく教えてい...全文を見る
○中村哲治君 私も複数税率化には反対をしております。  一つの議論としては、複数税率化すると、政府の試算では、一〇%のときに二・五兆円から三兆円掛かると。同じ財源を使うとこういうことができるんですね。大体所得税の基礎控除の額三十八万円ですから、一人当たり四十万円は消費するだろう...全文を見る
○中村哲治君 次に、植草公述人に伺います。  今日のお話は、もうほぼ全て私が民主党を離党した理由そのものを言っていただいたんじゃないかなと思っております。  そこで、先生のページ、七ページ目のところで、この将来世代、若い世代がこれだけ損をすると、若い世代のために消費増税するん...全文を見る
○中村哲治君 時間が参りました。本当に丁寧な御答弁いただきまして、ありがとうございました。  終わります。
08月07日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第2号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  公述人の皆さん、本当に今日はどうもありがとうございます。  まず、菊池公述人と小黒公述人、お二人の公述人に伺います。  先ほど田中公述人の話の中で、結論のところで、社会保険システムに大量の一般財源が投入され、保険のガバナンス...全文を見る
○中村哲治君 次に、それでは田中先生に伺いますけれども、このように、社会保険方式という言葉一つでも、それぞれ専門家の皆さん、解釈が違うといいますか、定義が違うということなんですけれども、もう一度お伺いしたいんですけれども、社会保険方式とそれ以外の税の投入の部分と分けた方が概念的に...全文を見る
○中村哲治君 田中先生にまた質問させていただきたいんですけれども、国民会議の議論のところで、専門家がまずきちっと議論すべきで、その後に政治家がかかわるならかかわればいいというお話なんですけれども、この専門家がどのように議論を進めていくのかという進め方が非常に重要なんじゃないかなと...全文を見る
○中村哲治君 そうすると、やはりオーストラリア、豪州のケースは、日本の霞が関文化からすれば、それまで適合することはできないんじゃないですか。いかがですか。
○中村哲治君 なかなか霞が関主導で来た日本の意思決定の在り方というのを簡単に変えるのは難しいということなんだろうなと思います。そういった意味では、政治家と専門家がどういう役割分担したらいいのかはちょっとまだ分かりませんけれども、適切な役割分担をしながら議論を進めていくということが...全文を見る
08月10日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  八法案の質問に先立ちまして、高橋委員長へ質問いたします。  まず、動議に対して討論の申出があったにもかかわらず討論をさせなかったという先例は参議院にあるのでしょうか。
○中村哲治君 討論の申出があったにもかかわらず討論をさせなかったという例があるのかという質問をしているんです。
○中村哲治君 それは、ないんでしょう。  特に、委員長が御自身の不信任の動議の件で、理事会の協議では調わず、つまり全員一致の合意がなかったにもかかわらず、委員長職権で討論や採決のやり方を決めたという先例はありますか。(発言する者あり)
○中村哲治君 そんなこと、ないんですよ。  自分の不信任の案件が出ているときに、その討論について申出がある、しかし、それについて自分でその必要はないと決めるようなことは、先例はないわけです。そういうことを委員長はされたんですよ。  こういうふうなやり方で国民の生活に多大な影響...全文を見る
○中村哲治君 民主党代表の任期というのは九月の何日まででしょうか。
○中村哲治君 そうすると、総理の任期中にということを考えるのが普通だと思うんですね。  代表選挙というのは必ず再選されるものでしょうか。
○中村哲治君 では、そうすると、近いうちにとおっしゃって、今の民主党としての代表の任期が九月末までということになりますと、解散ができるのは国会開会中ですので、九月八日の今国会の会期中に、御自身の任期中だということで、解散をされるというふうに考えるのが普通だと考えられますが、いかが...全文を見る
○中村哲治君 自公との交渉のときに、自分の任期中を越えるとそれはできるかどうか分からなくなるわけですから、当然前提として、自分の任期中に信を問うということを前提にしてお話しになったんじゃないんですか。
○中村哲治君 ということは、近いうちにすると。しかし、自分が任期中のときには自分が最終的に決めればできるわけですよね。しかし、次の人だと、それは別に先延ばしにされるわけじゃないですか。  今日の朝日新聞には面白い記事が載っていました。シチズン時計がビジネスマン四百人を対象にした...全文を見る
○中村哲治君 自分の任期中に信を問うという、その信を問うというのは御自身が主体ではないんですか。次の代表として選ばれる方の判断も、三党間の合意だからそれも引き継がれるということを前提として交渉されていたということでよろしいんですか。
○中村哲治君 そういうことだということも自民党や公明党の皆さんは御認識の上で三党の党首会談が行われたということで理解しておいてよろしいですね。
○中村哲治君 ということは、御自身の任期は九月いっぱいまでしかないけれども、そのときまでに決めるかどうかも分からない。そして、そのことについては詰めた話もしていないので、次の方がもし選ばれた場合には、それは三党間の合意だから守ってくださいねと申し送りをしてこの案件について処理をす...全文を見る
○中村哲治君 次に、法案の中身の質問に入らせていただきます。  社会保障国民会議についてでございます。  七月三十日の社民党福島議員の質問に対する答弁と、前回、八月三日金曜日の私の質問に対する答弁では、どのようなメンバー構成とするのかという質問について、柚木議員からは今後の検...全文を見る
○中村哲治君 長妻さんは野党のとき、政権交代前のときから、政権交代の一番大きな意味は何があるのかという点を御主張されるときに、スウェーデンでは政権交代をしたときに政権交代した政党が中心になって原案を出して、そして超党派の協議会をつくってそこで社会保障改革に取り組めたんだ、だからこ...全文を見る
○中村哲治君 ここの答弁にすごくポイントがあるわけですよ。  結局、本来であれば、社会保障のような大きな問題を議論するのであれば三党の枠組みだけで議論すべきではないわけです。しかし、今までのこの委員会の答弁を総合いたしますと、今回の三党合意、また推進法案で定められたスキームは、...全文を見る
○中村哲治君 よく分からないんですよ、なぜ今解散・総選挙を求められているのか。  社会保障と税、二つだけおっしゃいましたけれども、そうでもないんですよ。附則十八条二項が挿入されまして、そして古本議員の答弁からすると、この成長戦略や公共事業に関しても、どのような形でやっていくのか...全文を見る
○中村哲治君 いや、そんなことを、非常に面白い答弁でしたね。第三会派になっても第四会派になったとしても、この三党で進めていくと。  本来、社会保障にしても税制にしても……
○中村哲治君 これは、超党派で進めていかないといけないわけですよ。にもかかわらず、三党で進めていく、選挙が終わっても三党で協議を進めていく、これはもう大連立政権そのものじゃないですか。
○中村哲治君 だからこそ、私たちは、問題が明らかになっていないと言っているんですよ。  今日も、質問通告している質問項目、二十項目、これからも残っています。そういった意味では……
○中村哲治君 まだまだ……
○中村哲治君 議論をすべきというのが当たり前ですよ。(発言する者あり)時間、時間ということを言われますけれども……
○中村哲治君 これだけたくさん議論をすべきことが残っているにもかかわらず、数の力で、大連立で物事を決めていこうとする……
○中村哲治君 そういうふうなやり方を続けていくのであれば、日本から民主主義がなくなってしまう……
○中村哲治君 そういうことを強く申し上げまして……
○中村哲治君 私の質問を終わります。  ありがとうございました。    〔委員長退席、理事大久保勉君着席〕
09月05日第180回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○中村哲治君 国民の生活が第一の中村哲治です。  会派を代表いたしまして、公職選挙法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案が野田総理大臣に対する問責決議案採決直前の八月二十八日に提出されており、まさに民主党、自民党、公明党、三党談合...全文を見る