徳永エリ
とくながえり
選挙区(北海道)選出
立憲民主・社民
当選回数2回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月30日 | 第186回国会 参議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリです。 会派を代表して、安倍総理に質問をさせていただきます。 安倍晋三首相。あなたは特定秘密保護法を数の力で強引に成立させた翌日、嵐が去った感じがしたと語ったそうですね。様々な反対や抵抗を押し切った末に、何とか秘密保護法を成立させた...全文を見る |
03月13日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 今日も、まずはTPPからお伺いをしたいと思います。 二〇〇八年ぐらいから水面下で動いていたTPPですけれども、TPP交渉参加検討表明が国会であってからもう三年以上が過ぎました。TPPのことを知れば知るほど、国益を守る...全文を見る |
○徳永エリ君 シンガポール交渉会合、いつものように、政府から発表されることは余り重要な情報ではないわけでありまして、私たちはいつものように国際NGOの方と意見交換をさせていただいたり、今回は自民党の先生方とも一時間ほど意見交換をさせていただきました。大変にいい話ができました。 ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 具体的なことはさておいて、譲歩案を持って渡米された、あるいはシンガポール交渉会合でも譲歩案を提示されたということは事実ですね。 | ||
○徳永エリ君 新聞では牛肉の三八・五%を二〇%台まで引き下げるとか、いろんな話が出ておりまして、ステークホルダー会合というか、政府発表の席でも、農業関係の団体の方から具体的な数字に大変に懸念する声が上がっておりました。 もしこの譲歩案を持って交渉に臨んでいるのであるとすれば、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 林農林水産大臣は農業者の味方だと思っておりますので、是非とも頑張っていただきたいというふうに思います。 この国会決議ですけれども、関税の問題だけではないということを確認しておきたいと思います。 食の安全と安心の問題もあります。TPA法案の中でも、紙議員が予算...全文を見る | ||
○徳永エリ君 民主党としては、この国会決議の七番目をしっかり守ってもらいたいということと、情報公開をしてもらいたいということで、何か法案でも出そうかということを検討させていただいておりますことをお伝えしたいと思います。 〔委員長退席、理事山田俊男君着席〕 それからTP...全文を見る | ||
○徳永エリ君 でも、恐らく米国側は歩み寄ってこないと思います。フロマン代表はもうかたくなです。絶対に歩み寄らないと思います。ですから、一〇〇%関税撤廃なんてこと万が一にもなったら、これ与党内も大変なことになりますよ。もう農村も黙っていないと思います。今ちょっと静かにしておりますけ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 TPPじゃなくて日豪EPAだったらいいという話では絶対ないので、非常に日豪EPAも私の地元北海道にも大きな影響がありまして、反対運動も大変に大きかったわけでありますので、ここも慎重にお願いしたいと思いますが。 先ほどエマーソン当時の貿易大臣にお会いになったという...全文を見る | ||
○徳永エリ君 TPPでもそうですけれども、以前も西川さんがタリフラインの細目を検証すると言い出したりとか、今回もこの西川発言というのは現場は物すごく混乱するんですよ。大臣が今、そういう発言に一々反応していられないというふうにおっしゃっていましたけれども、現場は反応するので、この辺...全文を見る | ||
○徳永エリ君 じゃ、この日豪EPAが浮上してきたのは、ここで、そのTPPで米国に圧力を掛けるためなんじゃないかというような話もありますけれども、じゃそういうことではないということ、全く別のものというふうに捉えてよろしいんですね。 | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 牛肉の二〇一三年の輸入量を見てみますと、豪州が二十八万六千五百四十六トン、そしてアメリカが十八万六千二十八トン、相変わらず豪州がトップなわけですけれども、ただ、豪州は一〇・一%輸入量が減少しているんですね。アメリカは四一・〇%、四一%増え...全文を見る | ||
○徳永エリ君 労働力の軽減という意味ではヘルパーさんも大変重要なんですけれども、ヘルパーさんを雇うだけの人件費も出てこないという声も上がっています。 それと皆さんが共通して言っていたのは、やっぱり規模拡大は良くなかったと言っているんですね。あの一九九一年の牛肉の自由化のときに...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 国際家族農業年というのは、食料の生産や安全保障、飢餓の根絶などに貢献できる家族農業の経営体を国際的に認識しよう、しっかり守っていこうと。地球規模での持続可能な農業の未来を切り開くのは家族農業だということでありまして、現政権の考え方に沿って...全文を見る | ||
○徳永エリ君 かつては二俵ぐらい食べていたのが今もう一俵ぐらいしか食べていないということで、やはりもっともっと国民がお米をしっかり消費するという対策をしっかり考えていかなければいけないと思います。ここにはいろいろ私も提案やアイデアがありましたので、また次回これについてお話をさせて...全文を見る | ||
03月19日 | 第186回国会 参議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 先日、本会議で代表質問させていただきましたけれども、総理に直接お話をするのは約一年ぶりでございます。この貴重な機会をいただきましたこと、冒頭、感謝を申し上げたいと思います。 さて、今日は、籾井会長にお越しいただきまし...全文を見る |
○徳永エリ君 御自身では決着が付けられないということですか。 | ||
○徳永エリ君 もう収拾する方法は一つしかないと思います。お辞めいただきたいと思います。 | ||
○徳永エリ君 なぜこういう失礼な言い方をさせていただくかといいますと、これは報道に関わる問題だからなんです。これから国会の中では、日本の国の未来を変えるような集団的自衛権の行使など活発な議論が始まります。そういう中で報道が偏っていては困るからなんです。しっかりこの問題はけりを付け...全文を見る | ||
○徳永エリ君 記者会見での発言の問題だけではないんですね。この国会の中で、籾井会長の御答弁を聞いていて、そして対応を見ていて、態度を見ていて、ああ、この人にはもう任せられないと思っている国民がたくさんいるということは、もう皆さんもお気付きになっているんじゃないかと思います。 ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しっかり把握をして、重く受け止めていただきたいと思います。 約三万二千七百件の声が寄せられており、そのうち二万一千百件が批判的な意見だということであります。これは大変に重要な問題です。 その中で、受信料に言及した意見は全体の何割か、御存じですか。 | ||
○徳永エリ君 NHKではちゃんと統計を取って把握をしています。受信料に言及した意見は全体の三割ということであります。 年払の解約をしてほしい等の電話が殺到し、局内では不払運動につながるのではないかと懸念が広がっているという報道もございました。このままだと受信料収入に大きな影響...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今のデータをお聞きいただいて、NHKの現場で働いている人たち、それから受信料の収納業務に当たっている人たち、どんなことを言われているか、どんな思いをしているか、想像するのは容易だと思います。心は痛まないんでしょうか。(発言する者あり) | ||
○徳永エリ君 とても心が痛んでいるとは思えませんね。 実は私、百名にアンケートを取らせていただきました。これですね。北海道の釧路で三月八日に国際女性デーがありまして、そこの講演で呼ばれたときに、その会場にいる方と、それから翌日、中標津というところに行きまして酪農家の皆さんと意...全文を見る | ||
○徳永エリ君 よろしいですか。 | ||
○徳永エリ君 今総理から、このアンケートはデータとしては何の意味もないとおっしゃいましたけれども、私たちは、国民から選挙で選ばれて負託を受けて国政の場に送り込んでもらった国会議員であります。地元の国民の皆さんの声を届けるのが私たち仕事でありますから、何の意味もないという御発言はお...全文を見る | ||
○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。午前中に続きまして御質問させていただきます。 まず、午前中は、NHKの籾井会長に、問題の決着は御自分で付けていただきたいとお願いをさせていただきました。私が北海道で取った百名の籾井会長に対するアンケートに、総理から、このア...全文を見る | ||
○徳永エリ君 私もシンガポールで何度か甘利大臣がお疲れの様子を拝見いたしましたので、少し今日はお元気になられたかなと思ってほっといたしました。本当にお疲れさまでございます。 総理に伺います。総理は昨年十月のバリでの交渉会合で、TPPはアベノミクスの三本目の矢、成長戦略における...全文を見る | ||
○徳永エリ君 TPP馬車論というのを伺いました。馬車がいわゆる市場アクセスなんですね。この関税の分野が決まって、馬がどのくらい馬力があるのか、何頭立てなのかが決まらないと、なかなかルールという荷物は積めないという話が聞こえてきました。 今お話がありましたけれども、妥結を急いで...全文を見る | ||
○徳永エリ君 一言でお答えいただきたいと思います。アメリカの要求を全てのむということはないということですか。 | ||
○徳永エリ君 総理も関係閣僚の方々も、衆参の農林水産委員会の決議を踏まえて全力で国益を守り抜くといつもおっしゃっておられます。 こちらのフリップを御覧いただきたいと思いますが、(資料提示)この衆参の農林水産委員会の国会決議は八項目あるんですね。その一つが関税についてです。「米...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ちょっと今の御答弁は不安であります。この決議は我が党の衆議院農林水産委員会の筆頭理事である大串衆議院議員と与党の理事が詰めたものでありまして、決議に書かれている除外、再協議は先ほど申し上げた解釈でありますから、関税の引下げや関税割当てなどの譲歩案を提示するということ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 大変に不安な御答弁でございますけれども、もう一度申し上げておきます。私たちが解釈しているこの除外とは、即時関税撤廃、段階的関税撤廃、関税削減、関税割当て、再協議も含め、いかなる約束も行わないということだということを確認しておきたいと思います。 そして、決議の七項...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今お話がありましたけれども、TPP交渉に参加する際に交渉の内容については守秘義務を掛けられて首席交渉官が誓約書にサインをしている、そして情報にアクセスできる人も大変に限られているということでございますけれども、我が国では今何人ぐらいが情報にアクセスできるんでしょうか...全文を見る | ||
○徳永エリ君 閣僚の中でも、甘利大臣以外は全体の情報は把握しておられないということですね。 なぜこれTPPが秘密だらけなのかということなんですが、これ秘密が漏れたら反対運動が大きくなるからですよね。反対運動が大きくなるとTPPが瓦解する可能性がある、そのくらいTPPというのは...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そして、我が党ではこの情報開示を求める議員立法を今国会で提出させていただく準備をしております。この情報公開に関しては、野党だけではなく、与党の議員の皆さんも是非やってほしいと思いを同じにしていると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、安倍政権の農...全文を見る | ||
○徳永エリ君 説明とともに、現場の声をしっかり聞いていただきたいというふうに思います。 総理は一月二十四日の施政方針演説で、四十年以上続いた米の生産調整を見直します、いわゆる減反を廃止します、需要のある作物を振興し、農地のフル活用を図りますとおっしゃいました。しかし、その二日...全文を見る | ||
○徳永エリ君 減反というのは実はもう廃止されていました。減反というのは、非常に国民が聞くとイメージが悪いんです。米が余って価格が下がることを避けるために米を作らないと。単純休耕田に対して交付金を出すということですから、何で米作らないのに税金出さなきゃいけないんだというイメージがあ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 北海道の水田は平均二十町を超えております。ですから、大きければ大きいほど円安の影響のダメージも受けますし、この十アール一万五千円が半分になるというのは大きなダメージになるんですね。そういう中で農家所得が減るのは確実でありまして、どうやって借金を払っていこう、息子に継...全文を見る | ||
○徳永エリ君 このままでは、総理の目指す農業の企業参入による産業化が進む前に、大きな投資をした大規模経営から立ち行かなくなり、高齢農家や後継者のいない家族農業もどんどん離農し、農村は限界集落化し、消滅してしまうと心配です。 今やるべきことは、企業参入、大規模化よりも、今まで頑...全文を見る | ||
03月27日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第5号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆さんお疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 今日は特定農産加工法について御質問させていただきますが、その前に、私の地元北海道の農業、農村に大きな影響が出る日豪EPAについてお伺いをしたいと思います。 昨日、林大臣は、ロブ貿易相と約...全文を見る |
○徳永エリ君 頑張っていただきたいと、粘り強く。前回も申し上げましたけれども、焦らず、譲らず、ゆっくりとやっていただきたいと思います。 やはり、北海道の畜産だけではなくて、ホルスタインの雄牛に大変に影響が出るというお話をさせていただきましたけれども、ぬれ子を畜産業者に売ってい...全文を見る | ||
○徳永エリ君 これまでの貿易協定といいますか自由化等によって、特定農産加工対象品目の輸入がどのくらい増えたのか、また国内農業や農産加工業に具体的にどんな影響があったかについてもお伺いしたいと思います。 | ||
○徳永エリ君 今、影響についてお話をいただきましたけれども、私の手元にも資料があります。幾つかちょっと挙げてみたいんですけれども、例えば麦の加工品でいいますと、昭和六十三年には三十三万八千戸あった農家が平成二十四年には六万戸まで減少しています。それから、乳製品で見てみますと、これ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 平成六年、平成十一年、平成十六年、平成二十一年と、五年ごとに四回の改正が行われました。本法に基づく金融・税制支援措置等の活用により特定農産加工業者の経営改善に努めてきたわけでありますが、まずこれまでの実績について伺いたいと思います。 | ||
○徳永エリ君 支援措置によって改善が見られたということでありますが、本法が対象とする特定農産加工品の輸入量、輸入割合はこの五年間でどのように推移しているでしょうか。本法が制定された平成元年と比べると何%増になっているのか、伺います。 | ||
○徳永エリ君 事業は改善はされたんですけれども、輸入量は増えていて、逆に国内はちょっと減っているというような形でありますけれども、輸入額の推移を見ても、例えば農産加工品、畜産加工品においては、平成二十年の二千百四十八億円、二千二百二十六億円から、平成二十四年の二千四百四十億円、二...全文を見る | ||
○徳永エリ君 その安定的な生産を続けていくということなんですけれども、具体的には国内シェアを伸ばしていくためにどういう取組が必要だとお考えでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 ここにいる多くの方が肝臓にいいというのを聞いて反応なさったと思いますけれども、そういうことをしっかりとやっぱりアピールしていくこともすごく大事なことだと思います。 製造コストを下げるというお話がありましたけれども、原材料のコストを下げるということも多くの恐らく加...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今御説明をいただきましたけれども、国産原材料をなるべく使っていただくということは、ひいては農家の所得がアップするということにもつながるわけで、しっかりとそこは取り組んでいただきたいんですけれども、原料コストが高くても国産農産物、原材料として使用する特定農産加工業者、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 ここで、特定農産加工品において同じ製品で輸入品と国産品を比較した場合の、先ほどもちょっと大臣からお話がありましたが、価格差はどのくらいなのか、具体的な数字を挙げていただけますか。 | ||
○徳永エリ君 二倍から三倍ぐらいというお話がありましたけれども、今年の一月に日本政策金融公庫が実施した消費者動向調査によりますと、輸入品よりも価格が高くても国産品の方を選ぶと答えた方の割合が六一・七%ということでありまして、調査は二〇〇八年から行っているんですけれども、割高でも国...全文を見る | ||
○徳永エリ君 この特定農産加工法でも、こういったプランナーあるいはプロデューサーみたいな方に対してペイをする場合の支援といいますか融資を求めることはできるんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 例えば、パッケージとかラベルのデザインなんということになると、いろいろ人気商品を作ってきた専門家の方に依頼したいとなると、これ相当経費掛かるんですね。ある北海道のワイナリーがワインのラベルのデザインを本州のデザイナーに頼むのに五百万掛かったそうなんです。そんなにお金...全文を見る | ||
○徳永エリ君 三年間の事業で、二十四年度は五・八億円、二十五年度は三・四億円、二十六年度は二・六億円も予算が付いているんですね。これだけ掛けて百三人という話でありますから、人材育成も大変に重要なことでありますけれども、やっぱり専門家の活用というところにしっかりお金を使った方がいい...全文を見る | ||
○徳永エリ君 農林水産省に伺いましたら、この六次産業化の取組に対して必要な人材を御紹介するようなサイトもあるということでありますけれども、私もまだちょっとチェックしていないんですが、本当にそのプロデューサーだとかプランナーだとかデザイナーだとか、そういった仕事をやっている方は非常...全文を見る | ||
04月03日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第6号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆様お疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 本日は、まずは南極における捕鯨訴訟の判決について伺いたいと思います。 政府は、一体これ何をやっていたんでしょうか。国際司法裁判所裁判官の意見、反対が四、賛成が十二ということであります。完敗...全文を見る |
○徳永エリ君 この問題に関しては、この後、小川委員が厳しく御質問をさせていただくことになると思いますが、私からは幾つかお願いをさせていただきたいと思います。 今大臣からもお話がありましたけれども、まず、捕鯨やその食文化は我が国の貴重な文化の一つであり、これまでもIWCの席上や...全文を見る | ||
○徳永エリ君 よろしくお願いしたいと思います。 それでは、TPPそれから日豪EPAについてお伺いをしたいと思います。 TPP、日豪EPAに反対する私たちにとっては、この四月というのは大変に大きな山であります。特に本当に北海道は大変なことになると思っているからです。 T...全文を見る | ||
○徳永エリ君 加速するということでありますが、USTRカトラー次席代表代行と大江首席交渉官代理はワシントンで二日間、関税をめぐる協議を行いました。大江首席交渉官代理は、前回と比べて少し間合いは狭まったというふうにおっしゃったと聞いています。 今後もオバマ大統領来日前にも協議が...全文を見る | ||
○徳永エリ君 四月の首脳会談までに我々は合意ができる、譲れるところは譲ろう、そして総理は早期妥結が必要だ、このやり取りは大変に気になります。 林大臣は、オバマ大統領来日の際、この関税協議大筋合意ということがあり得るとお考えでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 どう受け止めたらいいんでしょうかね。あるかもしれないし、ないかもしれないということなんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 いつもお話しすることですけれども、あくまでも国会決議を守るということでお願いしたいと思います。 そして、TPP交渉にも影響するかもしれない日豪のEPAに関してお伺いをいたします。 アボット首相が五日から八日まで来日します。今日は農業団体による全国要請集会が開...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そうすると、先ほどのお話ですけれども、昨年の四月に日本がこういうことを提案していたのではないかというような話がありまして、それが継続しているのかと考えただけでも大変に厳しい状況だなというふうに思います。 先ほどのTPPと同じですけれども、アボット首相の来日で日豪...全文を見る | ||
○徳永エリ君 前回この委員会でも、北海道のホルスタインの雄への影響についてお話をいたしましたが、冷凍牛肉はホルスタインの雌の廃用牛と競合するわけです。 今日の農業新聞には、熊本の赤牛の価格が牛肉の自由化で暴落して、飼養頭数も生産者の数も八割減ったという記事が掲載されていました...全文を見る | ||
○徳永エリ君 よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 農業と林業の現場で作業中に起きている事故と対策、また労災についてお伺いをしたいと思います。まず、農業の現場で作業中に起きている事故の発生状況を伺います。 | ||
○徳永エリ君 済みません、委員長。澁谷審議官、お戻りいただいて結構でございます。ありがとうございました。 | ||
○徳永エリ君 今、平成二十三年には三百六十六件に減少しているというお話がありましたけれども、農業就業人口が減っているので件数が減少したのであって、事故の割合は増加傾向となっているわけであります。 この農作業死亡事故の内訳について、どのような作業のときにどんな事故が起きているの...全文を見る | ||
○徳永エリ君 お手元に資料をお配りいたしましたけれども、年間四百件の死亡事故が起きているということで、今御説明いただいたような事故なんですね。これを何とか減らさなければならないと思います。 そこで、安全な作業をし、事故をなくすためにどのような取組をしておられるのか、お話しくだ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 いろいろ取組をされているようですが、それでも年間四百人の死亡事故が減っていかないということでありますので、しっかりとその対策が効果が出るように取り組んでいただきたいと思います。 また、万が一に備えた農業者の労災保険について伺いたいと思います。農家が加入できる労災...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今御説明がありましたけれども、農業者でも労災保険に入ることができるということでありますが、三つに分かれている、三本立てとなっているわけですね。 この労災保険があることを知らないという方もいらっしゃいますし、加入率を見てみると僅かに五%なんですね。北海道は五〇%と...全文を見る | ||
○徳永エリ君 お手元に資料をお配りいたしましたけれども、給付されないのは①の特定農作業従事者ということなんですが、アからオまでの項目に該当しないと保険給付が行われないんですね。例えば、刃物で手を切った場合にも給付されるんですけれども、農作業場の高さが二メートル以上の箇所において行...全文を見る | ||
○徳永エリ君 その労働災害防止のための取組に関する予算は今どうなっているんでしょうか。項目としてしっかり付いているんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 はい、済みません。 今御説明いただきましたけれども、林野庁の方々に聞きますと、労働災害防止のための取組に関するその現場、現場の予算がまだまだ少ないということでありますので、二十七年度予算に関してはこの労働災害防止に向けてしっかりと必要な予算を付けていただきたいと...全文を見る | ||
04月21日 | 第186回国会 参議院 決算委員会 第5号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 大臣、あしたの農林水産委員会でもじっくり質問させていただきますので、少しだけ触れさせていただきたいと思いますけれども、日豪EPAの問題であります。 日本にとっては、農水産物の関税の撤廃あるいは段階的削減、削減、大変に...全文を見る |
○徳永エリ君 TPPとの関係についてはどのようにお考えになっておられますでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 大臣から、衆参の農林水産委員会の国会決議に沿ってというお話ございましたけれども、今回のこの日豪EPAの合意内容について、この国会決議を守ることができたというふうに大臣はお考えでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 農産物の重要五項目だけではなくて、次々と農水産品の関税について農水省の方から情報が出てきております。そういう中で、国会決議を改めて見てみますと、一項目めに、「米、小麦、牛肉、乳製品、砂糖など」と、実はこの「など」という部分が非常に重要でありまして、大臣はよく御存じだ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 本当にその整合性の判断はしっかりしなければいけないと思います。 それから、今までの経済協定の中でこの除外の定義がどういうものかということは、私も調査室にお願いをいたしましていろいろ資料を取り寄せまして研究者の方々の論文も読ませていただきましたけれども、先ほど申し...全文を見る | ||
○徳永エリ君 先日、上富良野の農家の皆さんとお話をさせていただいたときに、もう素牛価格が二割下がったということであります。肥育して販売するときにどのくらいの価格になるか分からないので素牛価格をもっと下げてほしいというような声が上がってきたり、まだその日豪EPAが発効しているわけで...全文を見る | ||
○徳永エリ君 まさに意欲を持って営農が継続できるような、そういった施策を具体的な形で早くお示ししていただきたいと思います。 続きまして、経営所得安定対策の見直しについてお伺いいたします。 今、衆議院で担い手経営安定化法と日本型直接払い、多面的機能法案について審議が行われて...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そもそも農業者戸別所得補償制度の目的は、恒常的にコスト割れしている作物を対象に、生産費と販売価格の差額を交付して農業経営の安定と国内生産力の確保を図ることでした。米の所得補償交付金、いわゆる岩盤部分の十アール一万五千円は、標準的な販売価格から標準的な生産費を引いた恒...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そして、今御説明いただきましたけれども、あわせて、三枚目の資料を御覧いただきたいと思うんですけれども、二十二年以降を御覧いただきますと、この飼料用米の生産が非常に増えている、作付面積の推移、大きくなっているということが御理解いただけると思います。 時間がなくなり...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございました。 時間になりましたので、これで終わらせていただきます。 | ||
04月22日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第9号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 日豪EPAが大筋合意をし、そしてTPPがどうなるか分からないという中で大変に重苦しい気持ちでいるんですが、その中で唯一の朗報でありました、まずは調査捕鯨について伺いたいと思います。 国際司法裁判所の判決を受けて政府内...全文を見る |
○徳永エリ君 二十六年度は、南極海は捕獲調査は行わず目視調査を実施するということですので、加工職員を中心に乗組員の雇用が守られるかどうか大変に心配であります。政府として、乗組員の生活を守るということについてもしっかりと対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 また、今回の判決において目標サンプル数と捕獲数の乖離を指摘されましたが、それは反捕鯨団体シーシェパードによる妨害行為によるものであります。昨年、サンフランシスコの連邦高裁は、日本の調査捕鯨団に対して妨害行為をしてきたシーシェパードを海賊と...全文を見る | ||
○徳永エリ君 具体的な対策にしっかりと取り組んでいただきたいということを重ねてお願いを申し上げたいと思います。大変危険な行為でありますし、今後の流れにも大変に影響してくると思いますので、よろしくお願いいたします。 また、調査捕鯨は科学調査でありますので、鯨肉を販売するなどの副...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しっかりと御答弁いただきましたので、是非とも全額賄うということを御検討いただきたいということを重ねてお願いを申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。 さて、いよいよといいますか、明日三年ぶりにオバマ大統領が来日ということになりますけれども、TPPについ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 別々のものであるということですけれども、日豪EPAで合意をしたということが、やはり関税撤廃を求める国にとってはますます態度を固くするというか、そういうことにつながっているということは否めないというふうに思っております。 TPPの二国間の関税協議について、新聞報道...全文を見る | ||
○徳永エリ君 出入り禁止になっているということは、これは誤報だというふうに受け止めてよろしいんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 ただ、それこそ先ほどお話しいたしましたロリ・ワラックさんとか、それからジェーン・ケルシー教授辺りから、この読売の報道に大変近い数字について、この辺でまとまるんじゃないかというような話も聞こえてきていますので大変心配しておりますし、先ほどもお話がありましたけれども、や...全文を見る | ||
○徳永エリ君 先ほども新聞報道のことにちょっと触れましたけれども、米国議会は日本が牛肉の関税を一〇%まで削減すれば納得するようだというような情報も入ってきています。大変に心配しております。これが即時撤廃を求められるのか、どのくらいの年数を掛けての段階的な削減を要求しているのか分か...全文を見る | ||
○徳永エリ君 このTPPですけれども、日米の首脳会談でまとまる可能性もあるということでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 オバマ大統領は中間選挙に向けてTPPの成果を何としてでも持って帰りたい。安倍総理も先日、細かい数字をめぐって今交渉していると思う、お互い数字にこだわることも大事だが、TPPには大きな意味があるという高い観点から最終的に結論を得て妥結を目指したいとおっしゃっています。...全文を見る | ||
○徳永エリ君 大分苦しい御答弁だと思いますけれども。 経済連携でいうところの除外とこの国会決議の除外と、この解釈が同じではないということなのかもしれませんけれども、私たちはこの経済連携でいうところの除外と国会決議の除外は同じだと思っていますから、関税撤廃も段階的な関税削減も、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 先ほど、林大臣が秋田に行かれて農業関係者の方々と意見交換をしたと、自治体の首長さんたちにもお会いになったということですけれども、非常に積極的に林大臣、全国各地の農業地域を回られて、そして意見交換をしていただいておりますけれども、いろんな声をもう一度思い浮かべられて、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 終わります。ありがとうございました。 | ||
05月13日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第10号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆様お疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 大臣、今日は午前中、北海道農民連盟の皆さんが要請に伺ったと思います。今日はこの委員会にも傍聴にいらっしゃってくださっております。本当に北海道の農業を守るために代々頑張ってきた方々であります。昨...全文を見る |
○徳永エリ君 日米共同会見があり、そして共同声明が出た後に次々と報道で具体的な内容が報じられ、一体、日米の関税協議は基本合意ができたのか、それともできていないのか、本当に疑心暗鬼が広がっております。 そういう中で、北海道で、私たちも思っていますけれども、うわさが広がっていまし...全文を見る | ||
○徳永エリ君 十九、二十日とシンガポールで閣僚会合が行われますけれども、いろいろ山を乗り越えてきましたが、この閣僚会合で妥結する可能性はどのくらいあると考えてよろしいでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 TPPは秘密交渉でありますから、なかなか情報が出てこないという中で、やはり私たちが注目するのは新聞の記事だったりテレビのニュースだったりするわけですね。 共同声明の話に戻りますけれども、先日の日米共同会見の後に出された共同声明でも、これ読売新聞ですけれども、TP...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そうしますと、やはり新聞報道あるいはテレビのニュースは誤報であるといつものように澁谷審議官がおっしゃっているというふうに受け止めざるを得ないんですけれども、しかし、政府が発表していないような中身を、もういかにも事実ではないかと思うような書きぶりでずっと報道している。...全文を見る | ||
○徳永エリ君 外交防衛委員会でも我が党の議員が質問をしまして、読売は出入り禁止にしたという御答弁をいただいて、これ新聞記事にもなっているんですね。もう現場の皆さんは、読売は間違ったことを報道したから、だから出入り禁止になったんだと思っていたのに、でも、翌日からもう一面の見出しでま...全文を見る | ||
○徳永エリ君 間違った情報がまことしやかにどんどん出ると本当に現場は混乱しますし、何度もこの委員会でも申し上げましたけれども、北海道なんかはある意味風評被害と言ってもいいと思うんですよ。いや、もう規模拡大でいろいろ労働負担も掛かるし、それから経費も掛かるし、借金もいっぱい背負って...全文を見る | ||
○徳永エリ君 最後にもう一度確認をしたいと思いますけれども、この報道に関して。 今まで政府が公式に発表したこと以外の情報、メディアで報道されたこの交渉の具体的な中身に関しては、これは全部誤報であるというふうに断言できますか。今日は現場の農業者の方おられますので、はっきり皆さん...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しっかりと御対応をお願いしたいと思います。 ちょっと今、余りはっきり分からなかったんですけれども……(発言する者あり) | ||
○徳永エリ君 もう一回、もう一回聞いていいですか。 澁谷審議官、誤報というふうに断言していただけますか。 | ||
○徳永エリ君 じゃ、事実に基づくものもあるということですか。 | ||
○徳永エリ君 しつこくて申し訳ないんですが、農産物に関する、関税に関するこの数字というのは、これは全て誤報ですか。 | ||
○徳永エリ君 ということですので、安心してください。 そして、ほかの新聞でありますけれども、牛肉・豚肉は関税を大幅に引き下げるものの、米、麦、甘味作物は関税が維持できた、農産物の重要五品目の関税は全て残せるめどが立ったと、関税削減も、国会決議に反するという書きぶりではなく、政...全文を見る | ||
○徳永エリ君 この衆参の農林水産委員会の国会決議は、そもそも我が党の玉木衆議院議員の提案で作られたものであります。私たちの考え方としては、これも何度も申し上げておりますけれども、除外というのは関税削減も段階的削減も全て入っていると思っておりますので、国会決議を守るということは関税...全文を見る | ||
○徳永エリ君 よろしくお願いいたします。 次に、日米の共同会見でのTPPに関する両首脳の声明についてお伺いしたいと思います。 まず、オバマ大統領は、重要な進展があったと明言しておられます。そして、アメリカの製造業や農家は日本市場への意味あるアクセスを求めており、そうした要...全文を見る | ||
○徳永エリ君 TPPは、貿易や投資、金融の自由化のために、これまで関税や規制で守られてきた農業生産者に大打撃を与えるということは否めないと思います。先ほど、澁谷審議官も農業への影響というのは少し触れておられました。なのに、幾ら秘密協議とはいえ、何の情報提供もなく、影響に対する具体...全文を見る | ||
○徳永エリ君 終わります。ありがとうございました。 | ||
05月15日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第11号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆さん、お疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 こう見えても、そのまま見えるかもしれませんけれども、私、割と古いタイプの人間なんですね。ですから、グローバル化という言葉が余り好きではありません。ただ、これだけグローバル化の流れの中で、や...全文を見る |
○徳永エリ君 政府や与党では準備をしてきたのかもしれませんけれども、今お話を聞いていてやはり落ちているのは、現場の農業者の方々との徹底した議論というかやっぱり協議が落ちていたんじゃないかなというふうに思うんですね。全部決まった後に説明されてもどうすることもできないわけですから、や...全文を見る | ||
○徳永エリ君 意欲と能力のある農業者というふうにおっしゃいましたけれども、今だって意欲的にやっているんです。能力だってあるんです。意欲と能力のある農業者をと言われると、みんな非常にむなしい気持ちになると思います。よく攻めの農業という言い方もなさいますけれども、もう北海道の農業者は...全文を見る | ||
○徳永エリ君 まあ、日本再興戦略の具体的な施策の中に書かれているわけですから、恐らくこういう方向に行くんでしょう。今後、農地法改正ということも起きてくるんだと思います。 日本は少子高齢化、人口減少という深刻な社会問題を抱えていて、農業も高齢化が進んでいる。先ほどからお話もあり...全文を見る | ||
○徳永エリ君 それで本当に農村コミュニティーが守れるのだろうかと大変に疑問に思いますし、それから、やはり数字にならないものというのもたくさんあって、農業者がそこに住み着いて農業を続けるからこそあるものというのがどんどん消えていくのではないかということを大変に懸念いたします。後ほど...全文を見る | ||
○徳永エリ君 まず、高い国境措置とおっしゃいますけれども、今、グローバル化、経済連携がどんどん結ばれていく中で、今は守られているかもしれませんけれども、いずれこの関税だってなくなるときが来るわけですよね。ですから、やっぱり先も見据えて、先も見据えて今農政改革をやっているわけですか...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そして、規模拡大だけではなくて、集落営農数、それから法人の割合も増えています。さらには、生産調整への参加が戸別所得補償制度加入の要件でしたから、そのことによって過剰作付面積も大きく減っていますね。認めてください。 | ||
○徳永エリ君 局長、大変に苦しい御答弁をありがとうございました。 データで見てみると、間違いなく穏やかな緩やかな、静かな構造改革が戸別所得補償制度によって進んでいたことが分かります。これ、急ハンドルではありませんから、ゆっくりと、じっくりと構造改革をしていっているわけです。 ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 その八万トンの件も、果たして農政を変えれば解決されるのかということでもないと思うんですね。そういう問題が出てきたら、じゃどうやったらその問題を解決できるのかということをいろんな多角的に見てもっと十分な議論が必要なんじゃないかと思いますし、やっぱり戸別所得補償制度にも...全文を見る | ||
○徳永エリ君 いずれにしても、この措置期間が終わったときには一度現場の状況をしっかりと調査していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 大臣、ありがとうございます。しっかりとお願いしたいと思います。 それでは、経営所得安定対策の改正案について伺います。 畑作物の直接支払交付金、ゲタ対策について伺います。これまでは、予算措置によって全ての販売農家、集落営農を対象に実施してきましたが、二十七年度...全文を見る | ||
○徳永エリ君 認定農業者、集落営農という形に移行してもらうための何か方法というか、そういったことは考えておられるんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 続いて、営農継続払いです。 麦、大豆、てん菜、でん粉用バレイショ、ソバ、菜種が対象作物になりますが、ソバ以外は単価が十アール二万円です。ソバについては十アール一万三千円ということですけれども、なぜこれソバだけ十アール一万三千円なんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 その数量払いの交付単価は品質に応じて単価の増減を行うということでありますけれども、ソバについては平成二十六年産から未検査品を、平成二十七年産からは規格外品を対象外とするということですが、その理由と、それから、地域によっては検査登録機関が少...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 また、耕作放棄地解消対策とも言える再生利用交付金、耕作放棄地に麦、ソバ、菜種を作付けする場合に、作付面積に応じた交付金を最長五年分交付する再生利用交付金、これを廃止したのはなぜでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 先ほど薬草という話がありましたけれども、この間、地方議員の方に言われたんですが、うちの村では耕作放棄地で薬草を栽培していますという話がありまして、この耕作放棄地解消対策も、今薬草の八割が輸入されているということですから、高収益を得られる薬草栽培などに交付金を付けて、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 この点も、制度はしっかりしていても、先ほどの話じゃないですけれども、産業競争力会議としては優良農地からどんどん入っていくと言っていますから、ちゃんと耕作放棄地が解消されているのかということもこれから注目していただきたいと思います。 次に、米、畑作物の収入影響緩和...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 続いて、水田フル活用と米政策の見直しについて伺います。 水田で麦、大豆、飼料用米、米粉用米等の作物を生産する農業者に対して交付金を直接交付することにより、水田のフル活用を推進し、食料自給率、自給力の向上を図るとしています。今後、来年の...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。またじっくりお伺いしたいと思いますが、ちょっと頭が悪いんで理解できないんですね。 また、政府は、経営所得安定対策を見直しても多面的機能払いと合わせると農家所得は一三%増えるんだと御説明されましたが、食用米から飼料用米、米粉用米に転作しても、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 東京大学の本間教授やそれから産業競争力会議の新浪主査は、いろんなところでこの飼料用米、米粉用米のこの交付金も競争力が付いたらなくすというような発言をしているんですね。今は単価で転作のインセンティブが働いているかもしれませんけれども、本当に...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございました。 | ||
05月22日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第13号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆さん、お疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 午前中は四名の参考人の方から大変に貴重な御意見を賜りましたし、それから今、山田委員からも様々問題点の御指摘がありました。改めて、今政府が進めようとしている農政改革、本当にこれでいいのかとい...全文を見る |
○徳永エリ君 これまでに新聞報道で、例えば知財は合意したとか、いろんな報道がありました。今回の交渉会合で、なかなか具体的には言っていただけないとは思いますけれども、何か合意をしたことというのはあるんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 七月の首席交渉官会合に向けて、ワシントンで二国間協議を軸に関税の分野の事務レベルの協議を進めるということでありますけれども、例えばニュージーランドとか、それからシンガポールなんかは関税撤廃をずっと求めていたわけですが、日米でどういう話にな...全文を見る | ||
○徳永エリ君 分かりました。あとは、アメリカの中間選挙が十一月にあるわけです。ですから、この七月の会合というのが、私は今年最後の山なのではないかというふうに思っています。 毎回毎回申し上げておりますけれども、あくまでも国会決議を守る姿勢を崩さずに粘り強く交渉をしていただきたい...全文を見る | ||
○徳永エリ君 いずれにせよ、日本国民の生活に大変に大きな影響があるTPPであります。日本の国のこれからの在り方にも懸かってくるわけです。 そういうTPP交渉に関して、甘利大臣と政府側の四人、合わせて五人だけしか全てを知らないというのは、秘密主義にも程があるんではないかと思いま...全文を見る | ||
○徳永エリ君 情報公開のための努力をしていただけるというふうに受け止めてよろしいですね。はい、ありがとうございます。 これ毎回申し上げますけれども、民主、みんな、結い、生活、社民、野党五党共同で提出させていただいたTPP情報提供促進法、このつるしを是非下ろしていただいて審議を...全文を見る | ||
○徳永エリ君 技術協力によって指導料収入の獲得を見込んでいるということで、新聞記事によりますと大臣もこのことは承知なさっているということでありますけれども、そこで終わるわけがないですよね。世界で非常に大きな企業のフォンテラ社でありますから、やはり北海道で酪農をして、フォンテラは低...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ただ、これから農政改革を進めていく上では、規制も緩和されていきますし、農地法の改正ということもあるかもしれません。あとは、TPPでどんなことが決まるかもよく分からないという中でこういう話が出てくると、ああ、もうまさにそういう方向に動いているのかなと、日本の企業だけで...全文を見る | ||
○徳永エリ君 それから、北海道の事情についてお話をさせていただきたいと思います。 北海道は、経済団体や連合もオール北海道でTPPに反対しているというお話をさせていただきました。それは、農業が駄目になったら北海道の地域経済が崩壊するということもありますけれども、あとは、半年近く...全文を見る | ||
○徳永エリ君 やはり、ほかの地域と比べて雪というハンディキャップがありますから、一年一作しかできないという中で、北海道の十勝では四年輪作体系を確立しています。この輪作というのは、言うまでもないですけれども、毎年同じものを同じところに作ると起こる病原菌や有害線虫、それから地力の低下...全文を見る | ||
○徳永エリ君 現行の食料自給率を五〇%まで引き上げるという目標は、国際情勢、農業、農村の状況、それから、課題克服のための関係者の持てる資源の全てを投入して初めて可能となる高い目標ということでありますけれども、果たして最大限の努力をしてきたのかということでありますが、まだまだ努力は...全文を見る | ||
○徳永エリ君 カロリーベースの食料自給率、カナダが二二三%、オーストラリアが一八七%、アメリカが一三〇%ということで、日本は僅か五〇%ですから、先進国ではもう最低の自給率ということになっています。 今年の二月二十日に、全国の二十歳以上の者、三千人を対象に三年ぶりに実施された農...全文を見る | ||
○徳永エリ君 自給率の低下の要因でありますけれども、パンやそれから麺の普及で輸入依存度の高い麦類の消費が増大したこと。それから、肉類の消費量は一九六〇年に比べ五倍になり、牛乳の消費も四倍になりました。それにしたがって、トウモロコシを始めとする飼料穀物の輸入が増大。それから油脂類の...全文を見る | ||
○徳永エリ君 本当に言っていることはごもっともですし、そうしていただきたいと思いますけれども、じゃ、言っていることと実際がどうなのかというふうに考えますと、例えば、TPPにこだわりますけれども、TPPに参加をすることになって、関税が撤廃あるいは削減ということになればこういったとこ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 はい。 是非、日本の政府がしっかりと、非常に日本で事業環境、投資環境として優位な点をフォンテラが指摘をしているわけですから、ここを日本の政府がしっかり生かしていくと、そういう姿勢で臨んでいただきたいということをお願い申し上げまして、時間になりましたので終わらせて...全文を見る | ||
05月29日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第14号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆様お疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 先ほど山田理事から御報告がありましたけれども、月曜日、火曜日と島根県の出雲市に行ってまいりました。月曜日は中山間地域に行きまして、集落営農組織、大変糖度の高いサツマイモを作っておられまして、農...全文を見る |
○徳永エリ君 額に汗して積極的に取り組んできた人たちが農政の転換によって経営ができなくなる、制度の転換による犠牲で営農が続けられなくなるということがないようにしっかりと対応していただきたいということを重ねてお願いしたいと思います。 それから、担い手経営安定法案についても、主食...全文を見る | ||
○徳永エリ君 万が一、これからTPP等で十分な国境措置がなくなったときには御検討いただけますでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。ちょっと安心をいたしました。 また、現行のナラシ対策では、対象作物の全ての加入が義務化され、支払も加入作物間で相殺され、十分な補填金を受け取れないなどの問題も抱えています。 北海道の基幹作物であるてん菜やでん原バレイショは、干ばつや湿害...全文を見る | ||
○徳永エリ君 てん菜の作付けがどんどん減少しているということで、何とかこれ以上減少しないように、やはりその労力も非常に負担が大きいということで、高齢者の方にはこのてん菜の作付けというのは大きな負担になっているみたいなんですね。民主党時代もいろいろとこの点に関しては勉強させていただ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 調査をして活動量の実態に即して設定したということですが、北海道の農家はほとんど専業農家なんですね。五十町歩を家族三人で作業するような農業のプロ中のプロですから、平地の草刈りなどは効率よく簡単にできちゃうわけですよ。面積は広いわけですし、北海道は観光地ですから、景観づ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 北海道の富良野とか美瑛辺りは、いい季節には本当にアジアの方もたくさんいらっしゃっていて、本当植栽には気を遣うそうです、写真を撮られる方がたくさんいますから。あと、農家の方に聞くと、七十町歩ぐらいのところを一人でトラクターで作業しているお父さんなんかもいて、ちょっとお...全文を見る | ||
○徳永エリ君 本当は、成果の出たところは一〇〇%どころか何か上乗せしてもいいんじゃないかというぐらいの気持ちなんですけれども、その方が意欲的にも取り組めますし、共同作業をしていても成果が評価につながるということは大変にうれしいことですので、できれば御検討いただけないかなと思います...全文を見る | ||
○徳永エリ君 それでは、次の質問に移らせていただきます。 先ほど、午前中、私の言いたいことは舞立委員と中泉委員が全て言ってくださいましたのでちょっと重複してしまいますけれども、北海道でも大変に不安が広がっている規制改革会議がまとめた農政改革に関する意見について伺いたいと思いま...全文を見る | ||
○徳永エリ君 本当に時間がないので、この短い時間の中でしっかりと御検討いただきたいと思います。 農業委員会の見直しについて伺いますが、公選制を廃止し選任委員に一元化するということです。しかも、これまで選挙委員の選挙権、被選挙権は、耕作の業務を営む者、またその配偶者などで耕作に...全文を見る | ||
○徳永エリ君 先ほどもお話がありましたけれども、公選制は形骸化されているということですけれども、九割が無投票で決まるといっても、それは地域の人がその人でいいと思っているから決まるわけであって、持ち回りも決して悪くはないと思うんですよ。やはり地域のことをよく分かっていて、みんなに信...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そして、農地利用推進員を設置し法制化するということなんですが、一、二名を新規参入サポーターとしてその連絡先を公表し、新規就農者が容易にコンタクトできるワンストップサービスを実現させるということですけれども、これ、農業委員会だって、新規参入したいという方の相談に乗って...全文を見る | ||
○徳永エリ君 どういう人がなるのか、あるいは有償なのか、それともボランティア的なものなのか、この辺りも御説明いただけますか。 | ||
○徳永エリ君 そして、農業委員会の自主性、主体性を強化する観点から、都道府県農業会議、全国農業会議所制度を廃止するということですが、なぜ廃止しなければならないんでしょうか。産業競争力会議の課題別会合の中でも金丸座長からそのことについての詳しい説明がありませんでしたので、御説明いた...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そして、二〇〇九年の農地法の改正では、市町村、都道府県、全国を双方向で結ぶ組織的なネットワークが形成されている公的な農業機関、農業会議、全国農業会議所とは農地を農地として使うことを監視し、そして農地を守り、農家戸数を守る、つまり農村を守るんだという立場からの御意見を...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しっかりとお願いしたいと思います。商工業者の代表の機能として商工会議所法に基づく商工会議所と日本商工会議所が存在するわけで、経済界の都合で農政が改革が進められているというような感覚の中で、農業者の代表機能としての農業会議、全国農業会議所は大変に必要だと思いますので、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 慎重にお願いをしたいと思います。 さらに、農振地域等における植物工場、販売、加工施設などの転用基準の緩和など、制度の運用の見直しを行うということもありまして、農地が農地として正しく使われるためには、やはり届出制にするべきではない、許可制にするべきだと思います。し...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そもそも、民間の組織に対して規制改革会議がここまで踏み込んでいいのかということも私には理解できないんですけれども、全中の制度は無条件で廃止、全農は株式会社化、規制改革会議の中でそこまでに至る経緯を御説明いただきたいと思います。 | ||
○徳永エリ君 私の地元北海道では、単位農協は独自性はもう十分に発揮しています。ある単位農協へお邪魔すると、組合長さんしかいなくて、昼間誰もいないんですよ。どうしたんですかと言ったら、地域の農業者がみんな高齢化しているので手伝いに行っていますと言うんですね。特に女性の職員は人気があ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 時間になりましたので、終わります。ありがとうございました。 | ||
○徳永エリ君 先ほども御挨拶させていただきましたが、北海道の参議院議員、徳永エリでございます。 今日は、四名の公述人の皆さん、大変貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。よく島根県、出雲の農業の事情が分かりました。 先ほど市長さんからは、是非また来たいという気...全文を見る | ||
○徳永エリ君 それぞれにお伺いいたします。 | ||
○徳永エリ君 どうもありがとうございました。 もう時間がありませんので、いろいろまとめてこの改革についてお伺いさせていただきましたけれども、やはり北海道から沖縄まで、農業といっても本当に多様な農業があって、事情もそれぞれ違いますので、やっぱりもっとじっくりじっくりそれぞれの農...全文を見る | ||
06月12日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第16号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 農林水産委員会に総理がお入りになりまして質疑が行われるというのは初めてのことでございますから、歴史的な日と言えると思います。御質問の機会をいただきましたことを感謝をまず申し上げたいと思います。 今、総理は、教育、そし...全文を見る |
○徳永エリ君 続いて、林大臣に伺います。 平成二十一年十二月十六日、自民党政務調査会、「政治主導」の在り方、ここに提言の取りまとめがあります、この検証・検討PTの緊急提言の中で、内閣法制局長官を政府特別補佐人から削除するという当時の民主党の国会改革案に対して、憲法は主権者であ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今のお考えは。 | ||
○徳永エリ君 歴代政権が踏襲してきた憲法解釈を一政権の判断で変更できるとしたら、権力から国民の権利を守るという立憲主義の否定であります。このような前例を決してつくってはならない。内閣の判断で他の条文解釈も自由に変えられるようになり、憲法の空洞化を招きかねないと思います。林大臣には...全文を見る | ||
○徳永エリ君 食料・農業・農村基本計画で、日本は二〇一〇年に、十年後、食料自給率五〇%を目指すと決めて、今その方向に向かっている途中であります。日本の食料自給率は現在は三九%です。例えばTPP交渉参加国だと、カナダは二二三%、オーストラリアは一八七%、アメリカが一三〇%であります...全文を見る | ||
○徳永エリ君 総理がおっしゃる強い農業づくりはできるかもしれませんが、果たしてそれが食料自給率につながるのか。 政府は、農業への企業参入を加速化しようとしているわけです。企業が農業に参入すれば、利益が最優先であるということは火を見るよりも明らかであります。価格競争力の弱い、採...全文を見る | ||
○徳永エリ君 是非とも、この食料安全保障というのはもう命の源でありますので、しっかりと自給率を、あるいは自給力を上げるために取り組んでいただきたいということを重ねてお願い申し上げたいと思います。 さて、本日まで審議してまいりました二法案の審議の過程で、様々な問題点、様々な不安...全文を見る | ||
○徳永エリ君 総理、それは机の上で考えた理想だと思います。北海道から沖縄まで、事情は全部違う、課題もみんな違う。一つ一つに耳を傾けて、慎重にきめ細やかに農政改革を進めていただきたいということを心からお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございまし...全文を見る | ||
○徳永エリ君 民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 私は、民主党・新緑風会を代表し、農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律の一部を改正する法律案、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律案に反対の立場から討論いたします。 反対の第一の理由は...全文を見る | ||
06月17日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第17号 議事録を見る | ○徳永エリ君 皆様、お疲れさまでございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 本日は、特定農林水産物等の名称の保護に関する法律案について御質問をさせていただく前に、十三日に出されました規制改革会議の二次答申について伺いたいと思います。 大臣、七日の日に北海道の富良...全文を見る |
○徳永エリ君 ありがとうございます。安倍総理に聞いてほしいなとつくづく思いますけれども。あと、農業は高齢化しているとよく言いますけれども、恐らく、農業青年たちにお会いになって、こんなに若くて元気で意欲的な農業者がいるんだということを改めてお分かりになったんじゃないかと思います。 ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今大臣がおっしゃったように、農業青年たちがどんどん元気に仕事ができて、所得も上がって、産業として今既存の農業者の方々が頑張ることによって農業が元気になっていけばいいんですが、なかなかそれについては私たちにとっては心配なところがたくさんあります。 今、現場の声を聞...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今おっしゃった方向に行くのであれば、だからこそ、この委員会の中でもいろんな議論をしてまいりましたけれども、みんなの不安や懸念をしっかりと受け止めてもらって、その思いを改革の中に盛り込んでいただくということをしっかりとやっていただきたいと思います。 今月中にも新た...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そういうアンケートの結果があったというのは分かりますけれども、だからといって、名誉職だから悪いとか、兼業農家だから悪いということではないと思うんですね。だったら、ちゃんとそこを改善するような方法を考えればいいわけであって、名誉職だから、兼業農家だから、だから駄目なん...全文を見る | ||
○徳永エリ君 必ずしもならないかもしれないけれども、なるかもしれないわけですよ。 選任委員は農業者の創意工夫を最大限に引き出すことに優れた人、どういう人ですかというふうにこの委員会でも伺いましたら、農地法の公正な運用、それから農地の監視、改善指導などの実務に精通した者、あるい...全文を見る | ||
○徳永エリ君 非常に曖昧なんですよ。いっそのこと、はっきりした方がいいんですよ、はっきりした方が。ですから、はっきりと、地域に住み着いている、地域のことを熟知した農業者の代表を農業委員にするんだと、この代表制を担保するということをはっきりすればいいんです。はっきりしてほしいという...全文を見る | ||
○徳永エリ君 繰り返し申し上げますけれども、農地のことだけではなくて、もう農村のこと、農家一戸一戸のことをよく分かっている方が今まで農業委員をしていたわけですね。あらゆる相談を受けて、地域に貢献してきた方々ですから、やはり農業そして農村地域をしっかり守っていくという観点からは、農...全文を見る | ||
○徳永エリ君 だとしたら、その法律に基づかなくする意味が分からないんです。このままで全然問題ないと思うんですけれども、建議ができるのであればこのまま法定化されていてもいいんじゃないでしょうか。いかがですか。 | ||
○徳永エリ君 何だかはっきりしない、自信のない御答弁ですけれども、大丈夫なんですか、それで。もしそれが正しいと思うんだったら、堂々と答弁してください。よろしくお願いいたします。 先ほど山田委員からもお話がありましたが、農協改革についても、私は北海道ですから北海道をひいきするわ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 地域名と商品名から成る商標がより早い段階で商標登録を受けられるようにし、地域のブランドの育成に資するために、平成十八年四月一日に地域団体商標制度が施行され、既に地域商標という形で登録している団体も各地で現在五百件以上、そのうち農林水産物・食品が三百件近くを占めている...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 法案の二条の中で特定農林水産物等の定義がありますが、特定の場所、地域又は国を生産地とするものであること、そして品質、社会的評価その他確立した特性が生産地に主として帰せられるものであるということになっていますが、何かよく分からないんですね。...全文を見る | ||
○徳永エリ君 それから、第四条の第一項、登録標章について伺います。 登録された特定農林水産物等又はその包装等に地理的表示を付する場合には、当該地理的表示が登録された特定農林水産物であることを示す登録標章を同時に付さなければならないということなんですが、お手元に皆さんにペーパー...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございました。終わります。 | ||
06月19日 | 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第18号 議事録を見る | ○徳永エリ君 おはようございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 冒頭、質問通告をいたしておりませんけれども、長い間守り続けてきた農地を手放さざるを得なくなった福島県の農家の方々をも深く傷つけた石原環境大臣の不適切な心ない発言に対して、林大臣はどのように受け止めてお...全文を見る |
○徳永エリ君 大変に強い怒りを感じております。この問題に関しては政府・与党で是非とも適切な対応をよろしくお願い申し上げます。 それから、農林水産委員会、今国会も最終日でございますので、TPPについて一応まとめておきたいなと思いまして、審議官にお越しいただきました。 七月に...全文を見る | ||
○徳永エリ君 進捗状況についての御説明はいつも同じようなことで、果たして進展しているのかどうなのか非常に分かりづらいんですが。 ロイターニュースによりますと、複数の米政府高官がここ数週間の間に可能な限りの関税撤廃を求めると発言していると、四月の日米首脳会談後、米国側に譲歩ムー...全文を見る | ||
○徳永エリ君 いずれにせよ、新聞報道のように、豚肉に関して譲歩する姿勢で日本が交渉を行うことは断じてあってはなりませんし、これからしっかりと養豚農業を振興していこうという、そういう法律を成立させようとしているわけですから、養豚農業が崩壊しかねない、衆参の農林水産委員会の国会決議に...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今のTPPのことにも少し触れていただきながら、大臣に、養豚農業の現状と今置かれている状況、そしてこの養豚振興法によって生産現場にどんなメリット、プラスの影響が期待されるのかお伺いします。 | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 さて、農家から大変に評判の高かった農業者戸別所得補償制度は残念ながら廃止ということになったわけです。安倍政権は、現場の声よりも産業競争力会議や規制改革会議の委員の意見で農業改革、農政改革を進めているという印象が非常に強いわけで、現場には不...全文を見る | ||
○徳永エリ君 いずれにせよ、先ほど御説明したように経営も大変に厳しい状況にありますので、しっかりと現場の生産者の声を受け止めながら今後検討をよろしくお願いしたいと思います。 続いて、PED、豚流行性下痢について伺います。 改めて、今回の全国的な広がりについて、昨年の十月一...全文を見る | ||
○徳永エリ君 減少してきたということですけれども、まだ北海道でも発生をしておりますので、しっかりとこれからの状況も見ていかなきゃいけないと思いますが、このPEDが終息したと判断する基準はどうなっているんでしょうか。それから、今後の対応についてもお聞かせください。 | ||
○徳永エリ君 養豚農家の方々には大変に大きな影響がありますので、今後もしっかりと対応していただきたいと思います。 それから、これだけ広がり、被害も大きいわけですから、いろいろ、例えば風評被害とか、生産者の方にとっては心配なこともあると思いますけれども、家畜伝染予防法における法...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しっかりと御対応をよろしくお願いしたいと思います。 さて次に、花き振興法に関連して御質問させていただきます。 今日は自民党の議連の方でこのアレンジフラワーを提供してくださったということで、ありがとうございます。先日、民主党も花き産業振興議員連盟を設立させてい...全文を見る | ||
○徳永エリ君 大臣はフラワーセラピーというのを御存じでしょうか。花のエネルギーを使った癒やしのことなんですけれども、例えば、チューリップは心と体のバランスを整える効果がある、スイセンは興奮を鎮めます、バラは滋養強壮の働きがあるそうです。ほかにもいろいろあるんですけれども、大臣には...全文を見る | ||
○徳永エリ君 やはり、農林水産大臣が先頭に立って女性に花を贈るということをしていただきたい、特に奥様にはすばらしいバラの花束でもお持ちになってお帰りになると優しくしていただけると思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、花に親しむためには子供の頃からの花育も大変重要...全文を見る | ||
○徳永エリ君 是非ともしっかりと、子供たち、本当情操教育にいいと思いますので、お取組をいただきたいと思います。 それから、日本の花きは、先ほどからもお話がありましたけれども、世界最高の品質と言われていますが、関税が撤廃された昭和六十年以降、輸入が増加しています。例えばカーネー...全文を見る | ||
○徳永エリ君 大臣の思いをしっかりと伺いました。 今も話がありましたけれども、国産のシェアを奪還するためには、日本も産地の保冷庫、輸送のための保冷車、鮮度、日もちの良さの強みを生かせるコールドチェーンの整備を急がなければなりません。しっかりと予算も付けて取り組んでいただきたい...全文を見る | ||
○徳永エリ君 水産庁長官にお越しいただきましたのに、申し訳ありませんでした。 時間になりましたので、終わります。ありがとうございました。 | ||
○徳永エリ君 私は、ただいま可決されました花きの振興に関する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本維新の会・結いの党、みんなの党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 花きの振興に関する法律案に対する...全文を見る | ||
10月16日 | 第187回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○徳永エリ君 民主党・新緑風会、北海道の徳永エリでございます。 今国会は大きな法案の審議もございませんが、しかし、農林水産業は様々な課題がございますので、委員の皆さん、しっかりといい議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 そして、改めまし...全文を見る |
○徳永エリ君 追加払いというお話がありましたが、これによって昨年の水準まで行くのかと考えると、そこは大変に大きな疑問だと思っております。 それから、十アール一万五千円が七千五百円になりましたので、この影響も大変に大きくて、所得は確実に下がるわけであります。 そして、今ナラ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 多面的機能払いというお話もありますが、北海道は単価が安いんです。共同作業について手間賃を払っていただいても、それは何のカバーにもなりません。ナラシに加入できるのは一定規模以上の認定農業者などの要件を満たさなければならず、一四年産の加入者は約七万人で、加入率は面積で捉...全文を見る | ||
○徳永エリ君 前倒しで払っていただくのは大変に有り難いですけれども、それは対策にはなっていないと思いますので、米政策の対策をしっかりと考えていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。 民主党の農業者戸別所得補償制度では、標準的な米の生産費、六十キロ、約一万三千七百...全文を見る | ||
○徳永エリ君 通常国会でもこの点については議論をしてまいりましたけれども、経営所得安定対策、民主党時代の戸別所得補償制度ですね、これで農地の集積が進んだんですね。北海道は規模拡大が大きく進みました。それから、消費者理解のお話がありましたけれども、消費者理解というのは、きちんと丁寧...全文を見る | ||
○徳永エリ君 今後のその刈取り前の情報の出し方については御検討いただけるんでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 一方で、米を余らせずに再生産可能な米の価格を維持するためにも、消費拡大の取組というのも今まで以上にしっかりと力を入れてやっていただきたいと思います。 そこで、まずは米の消費量の推移について伺います。 | ||
○徳永エリ君 なぜ米の消費が減っているのか、その理由について御説明ください。 | ||
○徳永エリ君 それだけですか。もっといろいろ出てくると思ったんですけれども。 米の消費というのは、今、中食、外食に大変に大きく依存していると思います。日本炊飯協会、べんとう振興協会、弁当サービス協会、惣菜協会といった中食業界団体、国産米使用推進団体協議会の調査によりますと、二...全文を見る | ||
○徳永エリ君 少し努力をしていただいて、少なくともこの値上がりで減った分の四十万トン、これは何とか元に戻すように御努力を願いたいと思います。 それから、それだけではなくて朝食欠食の問題もありますよね。若い人、二十代の四人に一人が朝食を食べないという問題もありますし、それから、...全文を見る | ||
○徳永エリ君 是非とも知恵を絞って様々な取組をしていただいて、農家の皆さんの生産意欲にもつながるようにしっかりと米の消費を拡大していく、その努力も両輪でよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、輸出についてお話をさせていただきたいと思います。 政府は、二〇二〇年までに...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ニュースで平成二十五年は農林水産物の輸出額が過去最高になりましたというのを見まして、これ為替の影響だろうというふうに思っていたんですね。よく聞いてみましたら、輸出量も大変に増えたということであります。 じゃ、今五千五百億ということで、過去最高ということですけれど...全文を見る | ||
○徳永エリ君 ありがとうございます。 そこで、おにぎりに続いて御提案をしたいと思います。 農林水産物の更なる輸出増に向けて、また今御説明いただきました日本の農産物や、それから日本の食、食文化の魅力の発信について、私は、日本食レストランへの認証制度、これが必要なんじゃないか...全文を見る | ||
○徳永エリ君 私に言わせればちょっと頭が固いなという感じがするんですね。 イタリアの認証制度を見てみました。イタリア政府機関による認定制度ですけれども、世界に五万五千から六万軒あるとされているイタリア料理店のうち、イタリア本来の伝統や食文化を尊重しないレストランが数多く出現し...全文を見る | ||
○徳永エリ君 堅苦しくなく楽しい気持ちで取り組めるように、是非とも御検討いただきたいということをお願い申し上げたいと思います。 続いて、医福食農連携の推進について伺います。 西川大臣は、ダッタンソバは食べたことありますでしょうか。普通のソバは全国で約六万ヘクタール栽培され...全文を見る | ||
○徳永エリ君 非常に体にいいんです。だけれども、今言われたみたいに苦いんです。だから、どうしても消費拡大が難しいんじゃないかというふうに言われていたんですけれども、北海道農業研究センターの鈴木達郎さんという農学博士が品種改良に成功いたしまして、満点きらりという新品種を開発いたしま...全文を見る | ||
○徳永エリ君 是非とも、大きな可能性があると思いますので、耕作放棄地対策ということや農業者の方、今、米の問題で大変悩んでおられて、将来的に何を作ったらいいのかと迷っている方もおられると思いますので、様々な可能性をしっかりと表に出していただいて支えていただきたいということを大臣にも...全文を見る | ||
○徳永エリ君 しかし、十月のインドネシアのバリで、農産物の重要五品目について、細目では関税撤廃の対象になる品目があり得ると発言し、細目ごとの関税撤廃を検討する旨の発言をなさいましたよね。TPP対策委員長がバリに出向く意味というのは、私たちは、政府交渉団や自民党や衆参の農林水産委員...全文を見る | ||
○徳永エリ君 大臣の今の発言を信じて、一緒にこれから農業者を守るために頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。ありがとうございました。 | ||
11月18日 | 第187回国会 参議院 農林水産委員会 第4号 議事録を見る | ○徳永エリ君 おはようございます。民主党・新緑風会の徳永エリでございます。 二十六年産米の対応について、十四日、農林水産省は農家の支援策をまとめました。西川大臣は十四日の閣議の後の記者会見で、先ほどもおっしゃっておりましたけれども、米生産者の不安を解消して、来年度以降も前向き...全文を見る |
○徳永エリ君 無利子融資というお話もありましたけれども、そもそも所得がどっと減って借金を返せないという状況の中で、無利子であっても融資を受けるということは、借金の上に借金を重ねる、あるいは借金を借金で返すということになりますので、何の対策にもなっていないということを申し上げたいと...全文を見る | ||
○徳永エリ君 政務官から御答弁をいただきましたけれども、それは米の直接払い交付金を廃止するための理屈でしかないと思っています。現場の状況をしっかり見ていただいて、再度申し上げますけれども、何とかこの農業者戸別所得補償制度の復活、これを御検討いただきたいというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 このところ毎年生産数量目標が引下げになっておりますけれども、二十七年産米も生産数量目標を引き下げるということですか。 | ||
○徳永エリ君 米が余っているからといって生産数量目標を引き下げればいいということではないと思います。大雨とか、それから干ばつなんかもありますし、様々な自然災害が多発する中で、いつ何が起きるか分かりません。世界の食料不足が懸念される中で、生産数量目標の引下げには非常に不安を感じます...全文を見る | ||
○徳永エリ君 中食、外食の問題は私も御指摘をさせていただきましたけれども、とにかく本当に消費が毎年毎年落ち込んでいるわけでございますから、真剣にあらゆる方法を考えて消費拡大のために御努力をいただきたいというふうに思います。 それから、ちょっと気になる通信社の配信記事がありまし...全文を見る | ||
○徳永エリ君 そういうことを聞いているんではない、よく分かっています、そのことは。 この配信記事を受けて、改めてお伺いいたします。大臣はどのようにお受け止めになっていらっしゃいますでしょうか。 | ||
○徳永エリ君 今のお話が大臣の御本心であるならばちょっとほっとするんですけれども、まさに安倍農政改革というのはこの方向性なんじゃないかということを私たちは大変懸念しているわけですね。 大手の企業はもう流通も販売も担っているわけでありまして、これ例えばイオンなんかが生産を始める...全文を見る | ||
○徳永エリ君 安心しました。外でどんどん作られると、それこそもう米が余るという状況になりかねませんので、そこをしっかりやっていただきたいというふうに思います。 基本的に、食料安全保障というのは、これは国策ですから、私はやっぱり民間に委ねるというのは非常に危険なんじゃないかなと...全文を見る | ||
○徳永エリ君 十一月十三日の日本農業新聞を御覧になったかと思います。米国の農務省がTPP合意で二〇二五年までに関税が撤廃になった場合に交渉参加十二か国の農産物貿易がどう変わるのかを予測した報告書の内容が載りました。参加国全体の輸出増加額七〇%は、その輸出先となる日本に押し付けられ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 もうこの段階では、その農林水産委員会の決議を守るということでは農家の皆さんに安心してもらうことはなかなか難しいと思うんですね。日豪EPAにしても、もう具体的な数字があるわけですから、きちんと影響試算を改めてしていただいて、具体的に国内対策をどうしていくのかということ...全文を見る | ||
○徳永エリ君 時間がなくなりましたので、まとめさせていただきたいと思いますが、今も御説明がありましたけれども、しっかりと安全の装備の充実ということももう更に図っていただきたいと思いますし、また、今回のことを受けて、罰金の引上げだけでは駄目だと、日本の政府は取締りが甘いという、国民...全文を見る | ||
○徳永エリ君 終わります。 ありがとうございました。 | ||
○徳永エリ君 私は、ただいま可決されました外国人漁業の規制に関する法律及び排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、みんなの党、維新の党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出い...全文を見る |