中山太郎
なかやまたろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月28日 | 第68回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号 議事録を見る | ○中山政府委員 向山委員にお答え申し上げます。 御指摘のように、労働基準法は制定以来すでに二十年間たっております。その間に労働者の保護、労働慣行の近代化等にはずいぶん貢献をしてきたものと存じております。しかし、最近の経済の発展、あるいは科学技術の進歩によりまして、この労働基準...全文を見る |
○中山政府委員 向山委員のいろいろな御意見私ども十分腹に入れまして、来年度の予算の編成にあたりましては、やはり労働省といたしましても、監督官の数が事業場の数に比例して非常に少ない、これを何とかしたいということで、今年も労働大臣努力されて、行政管理庁との交渉の上で管理官の七十名増員...全文を見る | ||
○中山政府委員 いま御指摘のありましたような問題につきまして、今後労働省はじめ関係各省におきましては横の連絡を十分密にいたしまして、総合的な住民の健康管理並びに企業内の従業員の健康管理に一段の努力をいたしたいと考えております。 | ||
○中山政府委員 先生御指摘のとおり、工業の再配置の問題が過密都市の分散につながるということは、私どもよく存じておりますけれども、事業場、工場の移転に伴いましては、当然従業員の移動という問題が当面の課題となって登場してまいります。その場合に、家族を持った勤労者たちが遠隔の地に移ると...全文を見る | ||
○中山政府委員 田畑委員の御指摘にお答えさせていただきたいと思います。 従来、産炭地開発就労事業の運用につきまして次官通達があるのではないかというお尋ねでありますけれども、そういう趣旨の点は、その通達には載っておりません。 なお、この産炭地開発就労事業は御存じのように、た...全文を見る | ||
○中山政府委員 ただいま御指摘のありました点につきましては、労働省といたしましても十分調査をいたして、鋭意努力をいたしたいと考えております。 | ||
04月04日 | 第68回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号 議事録を見る | ○中山政府委員 御指摘のように農林事業というものは、特に林野業というものは、たいへん特殊性のあるものでございまして、一般の労働問題とはおよそかけ離れた問題ではなかろうかと思います。似通ったものには建設関係のいわゆる労働者がいる。そういう問題をあわせて今後の検討課題として考えさせて...全文を見る |
04月11日 | 第68回国会 衆議院 決算委員会 第5号 議事録を見る | ○中山政府委員 労働省所管の昭和四十四年度決算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。 歳出予算現額は一千九十三億二千四百三十四万円余でありまして、その内訳は、歳出予算額一千九十億一千六百十六万円、前年度繰り越し額七百五十万...全文を見る |
04月18日 | 第68回国会 衆議院 社会労働委員会 第17号 議事録を見る | ○中山政府委員 北川安全衛生部長が先般来御答弁申し上げているとおり、労働省といたしましてはやはり労働災害、労働衛生の問題の管理につきましては、できる限りの手段をとりたいという考えでございます。 |
○中山政府委員 いまおっしゃる御趣旨の点は、十分そのとおりだと思います。ただ、発ガン性物質という問題が動物実験あるいは、人体実験はできませんから、動物実験で体重の差でいろいろと発病の差が出てくるということは、これはもう病理学的にもはっきり証明されているのは御案内のとおりであります...全文を見る | ||
○中山政府委員 この三井三池のガス爆発の責任はどこにあるかというお尋ねでありますが、その件につきましては使用者側にあるというふうに私は考えております。 なお、事故にあわれた方々に対する補償の問題につきましては、労働者災害補償保険法に基づいて、これに対して十分な措置を講ずる、こ...全文を見る | ||
○中山政府委員 三百円と、金額はおしかりを受けるかわかりませんが、現地の物価の状態と社会の環境等も私は熟知いたしておりませんので、明確に御満足のいくような答えができないかもわかりませんけれども、今日の経済状況では、決して高額であるというふうには私は考えられません。 | ||
○中山政府委員 山本議員御指摘の点につきましては、労働省といたしましても御趣旨を尊重して十分検討の上、向上するように努力したい、かように考えます。 | ||
○中山政府委員 労働省といたしましては、さっそく会社に対して実情の報告を求めますとともに、問題点に対しては、その再訓練を受けておる方々に対する生活上の問題について十分改善をなすように検討を命じたいと考えます。 | ||
○中山政府委員 御質問の問題点で私が感じますことは、先生、例年この問題については絶えずわれわれに対して発想の転換をお求めになっていることは、私も会議録で十分存じ上げております。 いま石黒労政局長がお答え申し上げました答弁によりますと、結局人事院勧告というものを基準にして、いわ...全文を見る | ||
○中山政府委員 御指摘の点につきましては慎重に検討いたしたい。ただ御案内のように、春闘のいわゆる結末が一応先生の御指摘のような四月の末近くのきわめて差し迫った時点でございます。その時点までに従来の、いままでとってまいりました経過を一挙に転換をして、直ちに四月末にそれをペースを合わ...全文を見る | ||
○中山政府委員 御指摘の点は、御趣旨を十分踏まえまして、慎重に検討させていただきたいと思います。 | ||
05月18日 | 第68回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会商工委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○中山政府委員 いまお尋ねの遠ケ根鉱山の亜砒酸中毒の問題につきまして、労働省といたしまして、ただいま御存じのように、県が住民の検診を四月からやっております。あるいは元の従業員五十名についてもあわせてやっておりますが、労働基準局としても、この問題については重大な関心をかねがね持って...全文を見る |
○中山政府委員 ただいま御指摘のありました件につきましては、関係各省と十分相談の上、このような事態に対して十分対処をいたしたいと考えております。 | ||
05月25日 | 第68回国会 衆議院 社会労働委員会 第30号 議事録を見る | ○中山政府委員 いま御指摘の、この法律が、日本の婦人に対する労働政策の基本的な問題とからみ合わせて、資本との関係はどうであるかというお尋ねであろうかと思います。労働省といたしましては、長い日本の産業発展の経過を見てまいりますと、御存じのように農業時代から工業時代、これから情報化社...全文を見る |
○中山政府委員 御案内のように、いまの一千万になんなんとする婦人勤労者の中で、未婚者の率と既婚者の率というものは、死別離婚というものの約一〇%を除いて、四百八十万人と四百二十万人ぐらいのパーセンテージを示していると了解をしております。こういう婦人たちが、将来婦人労働力というものが...全文を見る | ||
○中山政府委員 御指摘は東京商工会議所の労働基準法に関する意見書に関してのお話だと存じますけれども、労働基準法ができて相当長年月たっております。現在労働省におきましては、労働基準法研究会でこの問題についての新しい取り組み方を考えておりますが、東京商工会議所から出されました意見書は...全文を見る | ||
○中山政府委員 勤労婦人の育児に関する国の方針というもの、いま局長が答弁いたしました中に基本的なものは含まれておると思います。それで、いま二十四万、最近少しふえておりますが、勤労婦人の出産の経過から見まして、私どもは、単なる婦人が出産によって解雇される、あるいは不当な処理をされる...全文を見る | ||
06月16日 | 第68回国会 参議院 社会労働委員会 第25号 議事録を見る | ○政府委員(中山太郎君) ただいま大橋委員からのお尋ねにつきましては、この勤労婦人福祉法案に初めて育児休業の規定を設けたことは勤労婦人の福祉対策を一歩進めたものと考えております。いわゆる有給の措置を働く婦人から強く求められていることは十分政府としては承知いたしておりますが、本法案...全文を見る |
○政府委員(中山太郎君) ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、御趣旨を尊重し、善処してまいる所存でございます。 ————————————— | ||
08月31日 | 第69回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第3号 議事録を見る | ○中山太郎君 それではまず最初に、行政管理庁長官にお尋ねを申し上げたいと思います。 きょうお尋ねをいたす問題といたしましては、先般八月十一日に新聞紙上で報道されましたコンピューター行政推進、各省庁間に通信網、初の情報処理長期計画ということで、行政管理庁から出た資料が新聞記事に...全文を見る |
○中山太郎君 それでは私のほうからお尋ねをいたしたいと思う。 最近の統計によると、政府関係各省庁に導入されているコンピューターの状況としては二百六セット、年間予算が七百八十億円、運用費は二百五十五億、年率三〇%のアップ率で日本の行政における情報処理が進んでいるというふうに理解...全文を見る | ||
○中山太郎君 これと関連をするわけですが、将来の行政官庁における電子計算機の利用は、電子計算機とそれに接続される通信回線網の利用であろうと考えております。そういう点で政府はどんどんとこういう方向に向かって行政を進めていかれる、まことにけっこうなことであると私どもは考えておりますが...全文を見る | ||
○中山太郎君 私どもの調査では、防衛庁、警察庁関係を除いて現在通信回線を利用している、昨年九月現在、労働省、気象庁の関係を見ると、回線数千四百二十一、回線距離十六万四百キロ、回線経費が十三億九千二百万円経費として使われているわけですね。中継局数が七十三、端末局数九百六十六、オンラ...全文を見る | ||
○中山太郎君 問題は、これからオンラインを張る前の導入されるコンピューターのコンバージョンの問題ではないかと思います。現在の日本の行政官庁における導入されたコンピューターの機種の分布は一体どうなっておるか、そのパーセンテージをちょっとお示しいただきたい。 | ||
○中山太郎君 ちょっと聞こえにくったのですが、いま私の四十五年度のデータによると、日本電機が三五%、富士通が一八%ですか、東芝が一六%、日立が一二%、沖が一一%、こういうようなシェアになっていると、行政管理庁で出された統計表では出ているわけですが、これに間違いございませんか。 | ||
○中山太郎君 そういう形で、各メーカーの機種がどんどんと入ってきている。そういう機種の状況をみていくと、ここでオンラインをして、この新聞報道に載せられたような、総理官邸にたとえばディスプレー装置を置くとか、端末を置くということになってきた場合に、コンバージョンがきかないという問題...全文を見る | ||
○中山太郎君 この問題に関連して、自治省にお尋ねいたしたいと思います。自治省の方来ておられますか。 自治省は、いわゆる省内に電子計算機室をお持ちだと思うのですが、全国の地方公共団体にコンピューターがどのくらい入っているかという現状をちょっと御答弁いただきたい。 | ||
○中山太郎君 それでは、いま現在の導入状態が千五百六十四セット、セットですか。 | ||
○中山太郎君 そうすると、約半数が導入されているというふうに考えていいわけですね。 | ||
○中山太郎君 そうすると、あとの残りが大体将来同じようなスピードで入ってくるというふうに理解してよろしゅうございますか。 | ||
○中山太郎君 そういうことになってくると、三千二百六十団体、地方公共団体にコンピューターが全部行きわたるということになってくると思うのですが、問題は、地方公共団体を管理するといいますか、所管をしている自治省と地方公共団体のデータの互換は現状のような機種の導入をそのまま認めておれば...全文を見る | ||
○中山太郎君 いまの御答弁伺っておりますと、一応自治省と地方公共団体との間のデータの互換性の問題は、システムを開発してうまくいくだろうというふうなお答えだと私は理解いたします。ただ、そういうお答えの中にも、やはりこの機種の調整の問題は非常に大きな国家の利益に関することであります。...全文を見る | ||
○中山太郎君 こういうふうな新しい社会に向かって国家の行政機構が大きないわゆるシステムの変化を行なう。つまり、農業社会から工業社会に入った百年前と同じように、いま工業化社会から情報化社会に入ろうとする中で、やはり政治システム、行政システムというものをいわゆるエレクトロニクスと結び...全文を見る | ||
○中山太郎君 そういうふうな形で社会の大きな変革によって二十四時間社会、スリー・シフトに民間もどんどんいま移行している。そういう形で行政管理庁が動いていくということになると、公務員の労働協約の問題がまた出てくるのじゃないか。いろいろな労働問題もからめて一つの転換点に立っているとい...全文を見る | ||
○中山太郎君 これは行政管理庁長官にはっきりお答えをいただきたいと思います。これはやっぱり国民にとって一番基本的な人権の問題に関係があると思います。つまり、社会主義、共産主義の国では、これはもう個人のプライバシーというものは私は問題がないと思います、全体中心の考え方でありますから...全文を見る | ||
○中山太郎君 法務大臣の時間があまりないということでございますので、ここで法務大臣にひとつお尋ねいたしたい。 後ほど御質問申し上げたいと思っておる個人コードの問題に関連して第三次的に発生してくる秘密の問題、冒頭申し上げたように、国家機密の漏洩に対する防止の問題、あるいは企業の...全文を見る | ||
○中山太郎君 大臣は情報処理関係に関しては権威者のお一人でいらっしゃいますから、ひとつもう少し具体的にお話しをいただきたいと思います。 私どもも存じておる公務員規則、ただいま現行でもございますが、先般も知る権利ということで騒がれた外務省の機密漏洩事件、情報化社会に入ってきて、...全文を見る | ||
○中山太郎君 最近の銀行の広告によると、総合預金口座というものが出てきた。これはコンピューター利用の一つの大きな結果であろう。そこで、キャッシュレス時代がもうすでに始まって、クレジットカード制度がどんどん普及してくる。ということになってくると、政府の、何と申しましょうか、機密漏洩...全文を見る | ||
○中山太郎君 事はたいへん重大な問題であろうと思いますが、法務大臣として、将来の社会にはこういう問題に関連した、いわゆる情報化社会における法律というものは別途考慮されると伺ってよろしゅうございましょうか、ちょっとその点。 | ||
○中山太郎君 機密を守る手だてとして法律的にこれを規制するやり方と、もう一つは、やはり技術的にこれをカバーする方法と、第三には、やはりそれに、仕事をされる公務員の倫理観のいわゆる問題だろうと思います。この三点がうまくいかないと、私は機密保持は困難である。そういう点で、従来この問題...全文を見る | ||
○中山太郎君 いまの総裁の御答弁伺っておりまして、私どもは一部の国民が不安に思っておるいわゆる技術的にカバーできないのじゃないかという問題は、いまの御答弁で技術的には十分カバーができるというふうに判断をしたのでありますけれども、具体的にいろいろとデータ伝送が起こってまいると、問題...全文を見る | ||
○中山太郎君 まあ普通の行政情報でも、トップの情報については私は入力すべきじゃないかという考えを持っておりますけれども、まあ裁判所関係なんかのいわゆる個人の秘密に関するようなものを扱っているデータ・バンクでは、アメリカ等におきましても全部厳重な警戒が行なわれている。むしろ日本のほ...全文を見る | ||
○中山太郎君 郵政大臣もお見えでございますが、郵政省として将来のデータ伝送を含めて、電電を中心にこれが拡大していくわけでありますけれども、おそらく国際情報化の波というものは、そう遠い世界ではないと思います。先般も新聞に載っておりましたけれども、いわゆる国際間のタイムシェアリング・...全文を見る | ||
○中山太郎君 まあアメリカのコンピューター利用状況等もわれわれいろいろ調べて一つ感じておることは、まあアメリカには一九六五年にブロックスが出したブロックス法というものがあって、それまで非常にルーズに使われておったコンピューターというものを政府関係ではコントロールするようになった。...全文を見る | ||
○中山太郎君 実は、私に与えられた質問時間がもう終わりに近づいておりますので、これからお尋ねをいたしたいと思っておった国民個人番号制の問題、これは次回の内閣委員会に譲らせていただきたいと思います。こういうふうないわゆる社会の内部体制の変革と申しますか、基本的に社会形態がこれから変...全文を見る | ||
09月19日 | 第69回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第4号 議事録を見る | ○中山太郎君 きょうは、先日の私の行政における情報処理の案件に続いて、番号制度の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 日本の行政の中で、いろいろと番号がすでに明治初頭以来振られている。そういう振られている中で、現在政府関係のコードは一体どうなっているかということについて...全文を見る |
○中山太郎君 各市にまでコードがついておりましょう。 | ||
○中山太郎君 それは一体全国で何カ所にコードが振られていますか。 | ||
○中山太郎君 行政管理庁のほうは、もう少ししっかり把握しておいてもらわないと困ります。全国の市町村にコード化が終わっているということが、いま大体常識化しているわけであります。で、このコード化ができるまでは各省庁がばらばらにいわゆる自分の出先にコードを振っておった、あるいは府県にコ...全文を見る | ||
○中山太郎君 そういうことであれば、全国、行政関係の組織はコード化が一応完了を見たわけであります。あとに残るものは、企業にコードをつけるか、いわゆる住民統一コードを実施するか、このあとの残された二つの領域のコード化がうまくいくかいかないかによって行政の機能が上がるか上がらないかと...全文を見る | ||
○中山太郎君 もう一つそれに関してお伺いをいたしたいのは、行政管理庁は行政全般を管理しておられると私どもは確信をしておるわけですが、行政管理庁として、各省のコードに関して、もしもこれがおかしいというふうな考え方が出た場合にはどのように処置をされるか、その点について、まずお答えを願...全文を見る | ||
○中山太郎君 ここで、企業コードと個人コードの問題になるわけですけれども、その企業コードという問題について、いわゆる私ども国民の側でものを考える立場にあるときには、会社の中で、得意先のコード、それを営業と総務と管財と、いろいろなところで全部違う番号をつけておった場合に、非常に処理...全文を見る | ||
○中山太郎君 すでに現状で百六十五団体、千八百八十万人の国民が、好むと好まざるとにかかわらず、それぞれの行政の中でいわゆる背番号をつけられておる、これはもう現実であります。これをつけないで取ることができるのか。いわゆるコンピューターが、この間お話しのように、府県で導入団体が二十六...全文を見る | ||
○中山太郎君 そうすれば、いまお答えになったように、電算機がたいへんな勢いで、年率三〇%のアップ率で全国の地方公共団体にいま導入されつつあるわけであります。この勢いはさらに伸びると考えられる。そうすれば、好むと好まざるとにかかわらず、コンピューターを導入した市町村は住民に対して住...全文を見る | ||
○中山太郎君 それでは、自分の市町村の役場にコンピューターを導入できないで、業務の委託をするような公共団体があるということになれば、ここで五年あるいは六年の間に、全国民は地方公共団体によって全部コンピューターに、コード、いわゆる数字、番号によって記憶をされることは間違いないわけで...全文を見る | ||
○中山太郎君 あなたは早急の問題として起こらないとおっしゃっていますけれども、現に国民の五分の一が、みな国民個人番号を持っているじゃありませんか。早急には起こらないとおっしゃっても、すでにこの千八百八十万人——ということは一億の約五分の一ですからね、あるいは六分の一になるかもわか...全文を見る | ||
○中山太郎君 まあ、これから何年かのあとで、もう一度これをごらんになれば、よくわかると思う。おそろしい勢いでこれは伸びていきますよ。そうなっていくと、現在各種地方公共団体のつけておるコードのやり方というものは、どういうコードのつけ方をしておるとお考えですか。 | ||
○中山太郎君 その場合に、特にいままでの導入経過に、あるいはコード化において、問題点として、どういう問題が起こっておりますか。たとえばプライバシーの問題とか、いろいろな問題が過去に実際に起こってないかどうか、その点をひとつお答え願いたい。 | ||
○中山太郎君 いまの御答弁の中で、公開をはばかるようなものも幾ぶんは入っておるというような御答弁があったわけです。公開をはばかるというような問題点というのは、どんな問題ですか。 | ||
○中山太郎君 そういうふうな国民のプライバシーを保護しなければならないというような重要な問題にあたって、自治省は地方公共団体に対して、そのデータベースの管理に特にきびしい規定を通達しているのですか。その点、はっきりお答えをいただきたい。 | ||
○中山太郎君 いわゆる自分のいろいろなデータが、好むと好まざるとにかかわらず、千八百八十万人の国民は全部コード化されてメモに入っているわけです。そういうことを市町村は住民に知らせているのか、知らせていないのか。その点、いかがですか。 | ||
○中山太郎君 私は番号自身を申し上げているわけじゃなしに、番号をつけた形でのデータバンクが市町村にはあるということを、その町の住民が知っておるかどうかです。 | ||
○中山太郎君 存じておりますか。 | ||
○中山太郎君 住民が知っておれば、私は、それである程度いわゆる住民主体の行政が行なわれていると考えますけれども、こういうことで相当な勢いで伸びていけば、やがて日本じゅうの国民がそれぞれの地域でコード化されることは、私は、近い将来に間違いないと考えております。そういうことになってく...全文を見る | ||
○中山太郎君 このコードのつけ方にいろいろあると思うのです。いままでのように野放しにコードをつけさせるのか、あるいは政府が一定の規格をきめて住民に、国民にコードをつけていくのか。これ、つけざるを得ないとおっしゃったですね、先ほど。そうすれば、必ずつけなければならないわけです。つけ...全文を見る | ||
○中山太郎君 いまのお話で、早急な必要はないのだというお考えのようですけれども、私は全然あなたと考え方が違うわけであります。なぜかというと、どの国に行ったって、御案内のように、五進法でやるか、十進法でやるか、十二進法でやるか、二十四進法でやるか、六十進法でその国のいわゆる数字の計...全文を見る | ||
○中山太郎君 それでは、社会保険コードを使った場合にどうなるかという問題についていひとつお尋ねをしてみたいと思います。 現在、社会保険といわれるものは、政府管掌保険千三百三十五万人、あるいは日雇労働保険五十六万人、船員保険二十七万人、厚生年金二千三百十一万人——組合管掌千三十...全文を見る | ||
○中山太郎君 これ、なんですね、厚生年金保険の中に、いわゆる政府管掌保険の被保険者と、それから組合管掌保険の被保険者が含まれていることは御存じですか。 | ||
○中山太郎君 そうすると、社会保険を中心にしてコードの整理をするとすれば、六千万人余りの国民が、これでコードが大体整理を見るということになります、六千万人。そうすると、一億のうちのあとの四千万人はどういうふうなコードの処理をされるか、その点についての基本的な構想はどういうふうにな...全文を見る | ||
○中山太郎君 まあ、いま全国民にコードを付しておるのは自治省の住民台帳コード、それから法務省の戸籍コードだと。この七省庁の連絡会議のときに、自治省と法務省のこのコードのどちらを使うかということは論議にならなかったのですか。 | ||
○中山太郎君 その採択されなかった理由は一体どういうところにあるのですか。 | ||
○中山太郎君 まあ、世の中に学者がいろいろおられて、この国民個人コードを、あるいはこういうふうなコンピューター制度を導入して地方自治体が動き出すと徴兵検査に利用されるということを堂々と言っておる学者がおられる。この問題について、私どもは、そういうばかげたことはあり得ない、徴兵制度...全文を見る | ||
○中山太郎君 これで初めて政府として国民に向かって、一切このコンピューター利用と徴兵制度とは関係がないということを、ただいま明確にされたと思う。まことにけっこうなことだと私は思う。こういうことから考えて、二十歳の青年が何人おるか、あるいは百歳の老人がことしは何人おるかということを...全文を見る | ||
○中山太郎君 プライバシーの保護の問題が一番大きな問題となってあがってこようと思うのです。それじゃ、プライバシーの保護の問題を基本的に最重点的に考えていかなければならぬのですが、個人コードは、好むと好まざるとにかかわらず、地方自治体にはどんどんいま入ってきているわけですね。少なく...全文を見る | ||
○中山太郎君 これから、政府は電電公社にいろいろな問題を発注されると思いますね、政府の各省庁がオンラインをやるときに。たとえば先ほど申し上げた各省庁間のオンライン・ネットワークをつくる、これも電電公社がやらなければできないわけです。そうするとここでもう一つ、これは七月の新聞ですが...全文を見る | ||
○中山太郎君 いま申し上げた話は、私はこれはたいへん重大なわれわれのいわゆる国の基本に関する問題、防衛も大事でしょうけれども防衛問題よりももっと大事な憲法の基本に関する問題であろうと思います。そういうことを考えていくと、ひとつこの問題については政府としても十分に早急にこのラインの...全文を見る | ||
○中山太郎君 自治大臣ちょうどお越しでございますので、いま行政管理庁長官からお答えいただいたいわゆる総合的なシステムの規制ということとあわせて、自治省はその間に、いまもすでに二千万人コード化されておるわけでありますけれども、いまの先ほどのおたくの役所の方の御答弁を聞いておっても、...全文を見る | ||
○中山太郎君 大体私がお尋ねをいたしたいと思っておったことはほとんどお答えをいただいたようでありますけれども、最後に私は、私どもの国民の側から見て幾つか矛盾があるわけです。それは、郵政省からもお越しでありますけれども、コード化を最後に締めくくる意味で申し上げると、コードのつけ方に...全文を見る |