中山太郎

なかやまたろう



当選回数回

中山太郎の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月15日第114回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○中山(太)議員 臨時脳死及び臓器移植調査会設置法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現在、医学等の進歩によって、諸外国では、脳死を個体死とする認識が社会通念として定着し、人間愛に基づく生存中の意思により、脳死状態において移植用の臓器を提供しての臓器...全文を見る
10月05日第116回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(中山太郎君) 大島議員にお答え申し上げます。  まず第一に、お尋ねの日ソ外相会談の問題でございますが、国連での今回の日ソ外相会談におきまして、ソ連側より一九九一年のゴルバチョフ書記長訪日の意向の表明がございました。御案内のように、東西関係が厳しい対立関係から対話の時...全文を見る
10月11日第116回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○中山国務大臣 塩川委員にお答えを申し上げますが、東欧における情勢につきましては、ソビエトにおけるペレストロイカの影響、また中央統制的に行われてまいりました社会主義経済体制の破綻によりまして、それぞれ、ポーランドにおいては連帯主導の内閣ができる、あるいはハンガリーにおいては新しい...全文を見る
○中山国務大臣 塩川委員お尋ねのODAにつきましては、御案内のように、先進国の対象といたしましては、文化、学術の交流ということで国際交流基金の運用益をもってこれに充てておるというのが現状でございます。  なお、発展途上国に対するものといたしましては、今まで日本だけでやるというよ...全文を見る
○中山国務大臣 アンコールワットの遺跡の復元につきましては、カンボジアに和平が到来しました時点で、日本といたしましてはこの文化財の保存のためにできるだけの協力をするべきであると考えております。
10月12日第116回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○中山国務大臣 外務大臣に就任いたしましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  まず、北方領土問題について申し上げます。  昭和三十一年の日ソ共同宣言による国交回復以来既に三十年余が過ぎました今日、我々の祖先が辛苦の上に開拓し、歴史的にも法的にも我が国の領土として全く疑いを...全文を見る
10月12日第116回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、今日の日米関係は、貿易のインバランスをめぐって大変難しい状態になっていることは私も十分存じております。  御案内のように、アメリカは国内の財政では非常な赤字を出しております。この財政を解決するためにグラム・ラドマン法を成立させて、それに沿って...全文を見る
○中山国務大臣 一国の安全保障に関する条約を立場柄考えますと、相手国の相互信頼という以外に安全保障条約を維持していく原点はないものと考えておりまして、そういう意味から私どもは、アメリカ政府も日米安全保障条約の事前協議というものについては確認をいたしております。
10月13日第116回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中山国務大臣 保岡先生からの御指摘のように、私は外交をお預かりする責任者として率直に申し上げることは、戦後の国際政治は歴史的な転回点に来た。社会主義経済をやっておった国々は、経済理論のまずさから今日経済的な大混乱が起こっている。そういう中で、日本が先進首脳国の中で非常に経済的に...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のように、アメリカの行政府、議会の関係と、私ども日本の政府と議会の関係とでは相当大きな違いがございます。御案内のように、議院内閣制をアメリカの場合とっておりませんし、予算を含めてあらゆる法案は議員の提案権が憲法によって確保されておる。こういう状況の中で、...全文を見る
○中山国務大臣 二階委員みずから一団を率いて、いろいろと発展途上国との間の文化交流に御苦労いただいていることに敬意を表しますとともに、ただいまお尋ねのありました国際交流基金、これは政府の出資金をもとに資金を運用して、その運用益等で、今年度は、昭和六十三年度の百五億円から平成元年度...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の国際文化交流、これを国民挙げて各界各層でやっていくというようなお考えにつきましては、政府といたしましても、いろいろな国民の各層の方々の民間の御努力、そういうものに対しまして政府としては御支援を申し上げるということも踏まえて、この国を挙げての有志による文...全文を見る
○中山国務大臣 先生お尋ねの中国と日本との関係は、古い歴史の中で一衣帯水といいますか、とにかく引っ越しのできない土地であります。そういう国土をお互いに踏まえながら、我々は中国の文化も長い歴史の中でたくさん吸収しておりますし、またこの新しい中国の建設に向かって日本もできるだけの協力...全文を見る
○中山国務大臣 先般、伊東訪中団の御帰国による御報告、また中島大使の帰任の際の中国側のお話等もいろいろ承りながら、私どもといたしましては、北京への渡航自粛勧告の解除を九月二十五日にいたしたわけでございます。その後、ニューヨークの国連総会におきまして日中外相会談を行いまして、中国外...全文を見る
○中山国務大臣 お尋ねの外国航空会社の日本乗り入れにつきまして、成田空港が既に満杯の状態になっておることはよく存じております。このような状態の中で、海外からの申し入れの航空路を新しく開設するということにつきましては、先生にも大変お世話をいただいております関西国際空港の建設が一日も...全文を見る
10月16日第116回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○中山国務大臣 先生の御指摘のとおり、社会主義圏におきます経済的な矛盾といいますか、生産活動が非常に停滞をいたしておりまして、そのことによっていろいろな政治改革、経済改革が進められておりますが、その行き先ははっきりと確認することがまだできない混沌たる状況であることはお説のとおりで...全文を見る
○中山国務大臣 今総理がお答え申し上げましたとおりだと思います。  今までECと東ヨーロッパの諸国との間の経済交流はコメコンを通じて行われておりましたが、最近このEC各国の間に経済統合を前にして東ヨーロッパの共産圏の国々と二国間の各種の協定が結ばれようといたしておりまして、まさ...全文を見る
○中山国務大臣 先生御案内のとおり、日本は今国際社会に難民を一万人受け入れる約束をいたしております。現在六千数百人に達しておりますけれども、難民と先生御指摘のようないわゆる国際的難民と言われる者は、政治的弾圧、宗教的弾圧を受けて自分の国を捨ててきた人たち、この人たちを受け入れると...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のゴルバチョフ書記長の来日につきましては、先般のニューヨークにおける日ソ外相会談において、シェワルナゼ外相の方から条件なしで、前提条件なしでこの時期のお話がございました。この明後年のゴルバチョフ書記長の来日までに、まずシェワルナゼ外務大臣が訪日される時...全文を見る
○中山国務大臣 実はいろいろと旧米軍関係の方の御発言があったように新聞報道で存じておりますけれども、政府としては、現在一私人である人たちの意見をコメントする意思は持っておらないということを御理解いただきたいと思います。  なお、この事前協議の問題につきましては、一九八六年、米国...全文を見る
○中山国務大臣 米国の戦略といたしまして、艦船における核の所在の有無については一切公表しないというのが米国の一貫した戦略の方針でございまして、私ども日本国といたしましては事前協議の申し入れがないということで、私どもとしては、米国の艦船を含めたあらゆる兵器、核が装着されていないとい...全文を見る
10月17日第116回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○中山国務大臣 ただいま委員から御指摘がございましたNGOに関するものでございますけれども、これは御指摘のように草の根の運動で、直接相手に肌で感じるような援助が行える、また緊急で臨機応変な協力もできる、そしてコストの面からも比較的少ないコストで効果が上げられる、これらのNGOの方...全文を見る
○中山国務大臣 極めて重要な問題でございまして、今なお開発途上国の貧しい人たちの中では年間千四百万人ぐらいの子供たちが死んでおります。そういう意味で、これからもこのユニセフを通じた日本からの協力を増大していくように努力をいたしたいと考えております。
○中山国務大臣 実は私も同じような考えを持っておりまして、先般国連へ参りましたときも、国連の日本の事務次長がおりますが、その人に対して日本の拠出金の比率と、それから日本人職員の数はどうなっておるかということを確認いたしました。  現在の拠出金は一一・三八%の比率であります。それ...全文を見る
○中山国務大臣 この問題も極めて大切な問題でございまして、御指摘のとおりこの特定寄附金の枠を使って昨年は五十億円寄附が行われております。今後とも民間の企業にも御協力をいただきながら、この運動を推進すべきであるというふうに考えております。
○中山国務大臣 先生お尋ねのODAの中期目標と申しますか、一九八八年から一九九二年までの間に約五百億ドルの海外の援助を行う、こういうふうな一応の考え方を内外に示しております。
○中山国務大臣 現在までのODAの我が国の対応ぶりにつきましては、それなりの成果もありま したが、幾らかの批判を受ける点もあったことを私どもはよく認識をいたしております。これからのODAの進め方につきましては、できれば二国間の共同の評価システムとか、あるいは共同のプロジェクトを...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の点が非常に重要な問題だと思います。私どもは日本の国際的な責任を果たすためにODAの予算をふやしていく、そういう中で予算金額の伸びとそれから専門のプロパーの員数、これがアンバランスになっておりまして、やはりこれから充実したODAを実施していこうと思えば、...全文を見る
○中山国務大臣 農産物自由化の問題につきましては、極めて我が国の食糧安全保障の点から見ましても重要な問題でございます。その点を含みまして、農林水産省と十分協議の上、全力を尽くして交渉に当たりたい、このように考えております。
10月18日第116回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○中山国務大臣 発展途上国の公害問題につきましては、日本政府としてもODAの協力の中で大きな関心を持っている部門でございます。さきのアルシュ・サミットで、今後三年間に三千億円の資金を拠出して、技術とともにこの発展途上国の公害防止に協力をしていきたいということを国際的にコミットメン...全文を見る
○中山国務大臣 お許しをいただいて、ただいまサンフランシスコの日本総領事館からの緊急連絡の状況を申し上げておきたいと思います。  サンフランシスコにおきまして、マグニチュード六・九の地震が現地時間の十七日十七時、日本時間では十八日午前九時に発生をいたしました。震源地は不明でござ...全文を見る
10月19日第116回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○中山国務大臣 今お尋ねのサンフランシスコ地域における大地震につきまして、この地震災害において亡くなられましたアメリカの方々、また、けがをされた方々に政府といたしまして心からまずお見舞いを申し上げたいと存じます。  今回の地震につきまして、外務省が入手いたしましたこれまでの情報...全文を見る
10月20日第116回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(中山太郎君) 今総理から御答弁申し上げましたような次第でございますが、外務省としては、三名のほかにさらに一名職員を追加派遣いたすことにいたしました。  なお、かつて我々日本が関東大震災のときに、大変多額の見舞い金を米国の方々から御好意のもとにちょうだいしたという歴史...全文を見る
10月23日第116回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(中山太郎君) 福祉分野におきます国際協力というものは極めて重要な課題であると外務省としては認識をいたしておりまして、完全参加と平等という国連の大きなテーマに今日まで協力をいたしてまいりました。また障害者十年の基金、これにつきましては一九八〇年、八一年、また八八年、各十...全文を見る
10月24日第116回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(中山太郎君) 外務省といたしましては、例年、国会が自然休会になります一月初旬、中旬にかけまして総理が海外へ出られて首脳外交をやられるというのは毎年例のあることでございまして、私どもはそういうふうな観点から、自然休会に入ります時点で、でき得ればサミット加盟国の首脳との懇...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ヤコブレフ・ソ連政治局員の十一月来日につきましては、本日、駐日ソ連大使のソロビヨフ大使から衆議院議長あてに正式に御連絡がございました。御連絡によりますと、十一月十二日から十八日まで、ヤコブレフ氏を団長とする団員六名から七名の団でございまして、随員は十五名...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 総理にお願いをしたと申しますよりも、外務省といたしましては、極めて激しい勢いでただいま国際社会は激動いたしておりまして、そういう中で西側陣営の責任ある経済大国としての日本としては、できるだけ日本国の総理大臣がいろんな国の指導者たちと国際情勢について意見を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生御案内のとおり、このODAに関する予算につきましては国会で御承認をいただいて執行するという仕組みになっておりまして、まず国会で御承認をいただく過程を通らないと外務省としては個別案件の協議に入れない、こういうことでございますので、その点ひとつ御了承を願...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外交に関する情報の公開について、外務省としての現状を申し上げておきたいと思います。  外務省といたしましては、特に法律に基づくということではございませずに自発的決定によりまして、作成後三十年を経過した外交記録については、その公開により国の重大な利益が侵...全文を見る
10月25日第116回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(中山太郎君) 先生御指摘の災害に対する日本からの自発的な緊急援助の問題につきましては大変大事な問題だと私ども考えておりまして、実はサンフランシスコの地震が発生いたしました情報が入りましたのがちょうど当日の昼ごろ、国会で御報告申し上げたんですが、国際緊急援助隊という組織...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府といたしましては、やはりこちらから自発的に相手の要請なしに出ていくということも可能かとも思いますけれども、実際問題といたしまして、アルメニア地震のときのように、行きましても現地の受け入れ態勢が全然整っていないというようなことで結局仕事ができなかったと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この構造調整会議につきましては、先般のアルシュ・サミットにおきましてブッシュ大統領から提案がありまして、これを受けて日米首脳間で合意に達してこれを開始するということになったものでございます。  その背景にありますものは、委員御指摘のように、この日米の貿...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生御指摘のように、公害問題、地球環境の問題は、先般の国連総会におきます日本政府の演説といたしましても、私どもの政府としては地球環境保全のために今後三年間に三千億円の協力をするという約束を国際社会にいたしております。  なお、開発途上国の問題では、途上...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 経済難民といいますか、先生のお尋ねの本来の国連の、何といいますか、標準に合った難民の方々以外の、いわゆる経済難民と言われている方々の本国への引き取り問題につきましては、先般パリで開かれましたカンボジア和平会議に出席をいたしました際に、ベトナムの外務次官に...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、この問題は単なる日本だけの問題でございませんで、実は香港におきましても既に五万五千の難民を受け入れておりまして、もうこれ以上受け入れられないというようなことから国外退去というような問題も今検討されているやに聞いております。  日本に...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現地の問題、今先生御指摘のように、政府としてどういうふうにこれからこの難民問題に対処するか、これは外務省といたしましても国連高等弁務官事務所というものを通じていろいろやっておりますけれども、外務大臣といたしましても、日本国内の施設を、今週末の土曜日に国際...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この日は国際協力の日ということになっておりまして、これは一九五四年にコロンボプランに日本が初めて加盟した日でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおりだと私は思っております。  外交の一元化、これはもう極めて国にとりましては重要な基本的な問題でございまして、今日のように日本の国際社会における経済協力あるいは援助、このような大きな負担といいますか、責任を遂行していく立場で、やはり経済...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 官房長官から御答弁申し上げたとおりでございますが、外務省といたしましては、ODAの予算がアメリカを抜いて世界一になる、このような状況の中で、これを国際社会で信頼されるような形、あるいは我が国の税を納めていただいている国民の皆様方に御納得のいただけるような...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣といたしましては、本院並びに衆議院の御決議を十分体してこの外交交渉に臨んでまいりたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) そのように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 従来、外務省としては毅然たる態度で臨んできております。  明年、ウルグアイ・ラウンドにおきます最終の交渉においては、日本のみならず各国の抱えるいろいろな農業政策につきまして、そこで各国が議論をして結論を出すということになっておりまして、先ほど御答弁申し...全文を見る
10月26日第116回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(中山太郎君) 日本国は、国際的に一万人の難民まではここに定住をすることを国際的に公約いたしておりまして、それに対応するだけの準備は政府といたしましても考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 先生のお尋ねのセンターの医療の問題は、医師一名、看護婦三名がこれらの方々の健康管理に当たっておりまして、もし疾病等の異常が起きました場合には、通院において治療が可能な者は通院、または入院の必要な者は入院の措置をとるというふうな方針を持っております。
○国務大臣(中山太郎君) 医師一名、看護婦一名につきましては、厚生省の予算にて派遣をいたしておりますが、このほか看護婦二名がアジア福祉教育財団との契約によって勤務をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの難民に対するこの食糧の問題は、国連難民高等弁務官事務所が国際的に管理をいたしておりまして、日本もそちらに我々の国民の税金を国会の承認をいただいて一部拠出しているわけでありますが、日本の場合は一日の食費が大体平均約九百円、年間通じて約三十三万円...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のとおり、この竹島の問題をめぐりましては、ただいまアジア局長が御答弁申し上げましたとおり、交換公文に基づいて粘り強く我が国の主張を続けてまいりたいと考えておりますし、漁業の問題におきましても、日本国としての立場を引き続き主張してまいらなければ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、現在は国際政治の場で数百年に一度というか、あるいは何十年に一度、最低五十年に一度ぐらいの大きな歴史的変革の曲がり角に立っていると私は認識をいたしております。  御案内のように、第二次世界大戦後、世界は東西両陣営を中心として激しい冷戦...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外交問題で大変造詣の深い委員のお尋ねでございますが、私もそのような情報は持っております。
○国務大臣(中山太郎君) 確かに委員のお説のように、そういう枠組みが緩んできたかのような感じがないでもありませんけれども、今日のいわゆる激しい対立から、対話、そして協力へといった話をつくり上げている舞台の背景には、米ソのバランスのとれた抑止力が相互に働いた中でこの対話が進みつつあ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 少なくとも正式の日ソ外相会談において、ソ連邦の外務大臣であるシェワルナゼ氏が日本国の外務大臣に対して、自国の最高指導者が相手国を訪問するという年限を明確に示されたことは、確かなお話であるというふうに日本政府としては承っております。
○国務大臣(中山太郎君) 現在、ソ連におきましては、委員御承知のようにペレストロイカを推進するために大変ソ連の指導部は苦労をしていると私は認識いたしております。ペレストロイカに反対する勢力、あるいはまた民族運動の多発、また東ヨーロッパにおける各国の経済的な破綻、こういう問題を踏ま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いろいろと当方の、日本国の政府のいわゆる北朝鮮に対する考え方というものは、国会答弁等を通しまして広く国民の皆さん、また国外にも呼びかけているわけでございますが、さらに海外におきましても接触を求めているものと私は理解をいたしておりますが、現在のところ北朝鮮...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 御案内のように、この問題はきょうきのうに始まった問題ではございませんで、我が国といたしましては、第十八富士山丸の二人の船員が家族の面会も認められないというような状況の中で、私どもは外交としてやはり北朝鮮側との接触をし、そしてこういうふうな問題の解決も含め...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 韓国の国連加盟に関する国連における私の政府演説というものは、何ら従来の考え方と変わってはおらないのであります。従来、政府は、同時であれ個別であれ国連に加盟する国が一国でも多くなるということが国連の普遍性を高める上で極めて大切なことであるという考え方に立っ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) そのようには考えておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 現海部内閣におきましても、恐らくまた海部内閣以外に、日本の多くの国民の方々は、日本が軍国主義化をすることを好んでおらないというふうに私は認識していると信じております。
○国務大臣(中山太郎君) 参議院の六月二十二日の御決議の趣旨を尊重しながら、今後ともODAの拡充に努力をしてまいる所存でございます。
○国務大臣(中山太郎君) ODAの基本的な理念と申しますか、我が国は軍事大国にならないという、この国民及び国家の方針がございますが、これだけの経済力を有するような国家になりまして、やはり国際社会のために我々の経済力を有効に使って、これからの発展をしようとする国々の方々に協力をする...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 堂本委員御指摘のように、日本のODA、これの中身というものは国民の納めていただいた貴重な税金でございます。そういうもので、このODAの内容についてできるだけ国民の皆様方に御理解をいただいて、自分たちの納めた税金がむだに使われていないということを認識してい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 公開できる範囲で国会の場あるいはいわゆるODA白書で公開をしてまいる考え力でございます。
○国務大臣(中山太郎君) いろいろと御批判のあることも十分私は承知をいたしておりまして、できるだけアンタイドローンと申しますか、無償援助と申しますか、そういうものをこれからふやしていくということが必要であろうというふうに考えております。
○国務大臣(中山太郎君) これは当然相手国の国内の問題が原点でございます。そして、相手国の政府から我が方に対してどのようなことを申し込んでこられるか、また我が方から見てそれが果たしてその国の経済発展あるいは国民生活の向上に大きく貢献ができるかどうかということは、双方の協議の上でや...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) もちろん、理念といいますか、我が国は世界のGNPの一二%を持つような経済大国でございますから、先ほどから申し上げてきたように、これからはやはり世界の平和と繁栄のために協力をしていく、そういう中にODAが一つ大きな柱としてあるという、これが理念だと思います...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員の仰せのとおりであります。
○国務大臣(中山太郎君) 私まだ外相に就任してわずかでございまして、一々世界各地のODAの対象国を見て歩いたわけでございません。御満足のいくような答弁は、まだ控えるべきだと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 私は、批判ばかりがすべてされているとは思っておりません。感謝をされている面も極めて多いと思います。先般国連総会に出ました際も、実に驚くべき多数の国の外務大臣から、日本のODAに対する感謝の言葉を私は受けまして、私自身が実は驚いたようなことでございました。...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 全部行き渡っているわけではなかなかないと思いますけれども、私、先ほどの国連総会におきましても、日本政府を代表して発言しました中に、日本は今世界一の長寿国になった、それにはやはり戦後の日本の医学の進歩あるいは医療システムの充実あるいはヘルスケアの問題、いろ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員から、発展途上国の子供たちが非常に困っている、その子供たちを救うために日本のODAをもっと出すべきだという御意見でございますが、このことは実はあくまでも政府間の交渉で進められるのが一つの仕組みでございますから、そのような国際的な外交の手続、そういうこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生御指摘の点も、お話を承っておりますと私どもは先生のお感じになっていることもなかなか意味の大きいことだと思いますけれども、外交ルートを通じませんとこれはできない仕組みでございます、国際的に。もし外交ルートを通じない場合にはNGOのルートを通じて行う。オ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今、ODAは平和外交のいわゆる加害者ではないか、こういう御指摘でございますが、私はそのようには思っておりません。それだけの我々の、国民の納めていただいた税金の中からよその国に資金を差し上げるわけでございます。そのようなことを受け取っていただいた相手国の政...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在ソ連、東欧において起こりつつある変化は、私は歴史的な変化であろうと思います。マルクス経済理論に基づいた共産党支配のこの今日までの政治機構、そういう中で結局経済活動というものがうまくいかなかった。こういう中で、ソビエト連邦における新しい指導者になられた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおりだと思います。
○国務大臣(中山太郎君) この各国における経済改革あるいは政治改革という問題は、その国その国の国民の考え方によるものでございまして、日本国といたしましては、あえてその国にどういうことを求めるということではなしに、私どもとしては、もし民主化が進めばその国の経済再建のために応分の協力...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般ニューヨークにおきます国連総会に出席をいたしました際に、アメリカのベーカー国務長官を中心とする西側サミット加盟国の外相会議が最終日に開かれました。ポーランドあるいはハンガリーに対する西側の支援というものをどうするかということが議題になった次第でござい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この問題は現在関係各国間で協議の最中でございまして、きょうこの時点でその結論を申し上げるわけには少しまいらないと。御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府といたしましては、衆参両院におきますたび重なる北方領土返還要求決議の御趣旨を体して、今日までソビエト政府に対しては北方領土の返還というものを要求し続けてまいったわけでございます。  私どもはしかし、一番大きな政府の懸案というものは、戦後四十数年...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日ソ外相会議におきましては、この問題を、双力の責任者がお互いに信頼関係を確立し、そうして協議を進めることが原則であるということを双方でまず確認いたしております。そして、これらのいろんな懸案問題を解決するに並行いたしまして、人道的な問題あるいはまた環境問題...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 中国の問題につきましては、私どもはかねてこの一衣帯水にある日中関係の発展、良好な関係の維持ということを基本に考えておりましたが、まことに残念ながら六月の天安門事件が発生をいたしまして、これがやはり情報化の進んだ我が国の国民の皆様方には大変大きなショックを...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 従来行ってまいりました継続案件につきましては、引き続きこれを行うという考え方を持っておりますが、新規分につきましては、中国側のいわゆる改革・開放路線の拡大、また西側陣営との話し合い、あるいは世界銀行等における協議、そういうものも十分認識した上で日本政府と...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、ヨーロッパにおける軍備管理あるいは軍縮の状況、これと我々の日本が位置するアジアでのいわゆる国際情勢との間には大きな開きがあると認識をいたしております。米ソ間の話し合い、あるいはEC諸国との話し合い、ソ連との関係、こういうものを見ており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおりであろうと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 土井委員長の構想は構想として私どもも勉強させていただいておりますが、アジアの環境はいまだなかなか困難な状態にある、このように認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 我が国は工業化の過程におきまして公害問題で非常に苦しんだ国家でありますが、幸い国民の英知と努力によって公害問題の処理が大変うまく進んでまいったと思います。そのために、多くの技術が蓄積されております。今委員御指摘のように、地球の環境保全につきましては人類全...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今国土庁長官が先生の御質問にお答え申し上げましたとおりでございまして、実は私、外務大臣に就任いたしまして在京外交団のレセプションをいたしましたが、東京が地価が高いということで、公館を持てないいわゆる発展途上国の大使の方々はわざわざレセプションに出席するた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣といたしましては、我が国の安全保障、これが外交の基本でございますから、この安全保障の面から日米安全保障条約を堅持し、そしてできるだけの自主的な努力をしなければならない、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 土井委員長のお考えはお考えとして承っております。
○国務大臣(中山太郎君) 国連の平和活動に日本が協力することは、今政府委員が申し上げましたように事例がございますし、さらに明年はニカラグアのいわゆる国連参加のうちの選挙、これに人を派遣するという考え方を約束しておりますけれども、自衛官の海外への派遣という問題につきましては、まず国...全文を見る
10月27日第116回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、外国人の日本における不法就労、この問題は非常に現在大きな国民の関心の的になっております。国家といたしましてもこの問題をこれからどのように考えて対処していくかということは、極めて重要な政策の課題ではなかろうかというふうに基本的に考えてお...全文を見る
10月30日第116回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、情報化が進み国際化が進むこの現代の社会において、外交即内政、内政即外交だというのが私の基本的な考え方でございます。そういう意味からいたしまして、国際化を進めていくということが日本の国内政治の大きな課題の一つであろうと考えておりますけれ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務省は日本の外交の総攬者でございまして、各省でそれぞれいわゆる相手国のそれの対象となる省と個別に協議をされておりますけれども、国家といたしましては外務省が、先生お説のとおり外交の総損的立場に立って物事の調整をやる責任を持っておると考えております。特に日...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外国人の日本における就労問題、これは経済大国となって国際社会で信頼をされる国家としては避けて通れない大きな問題であろうと思っております。  私は、土曜日に品川の国際救援センター、これはベトナムから逃れてこられた難民の方々を訪ねてみましたし、また長崎県の...全文を見る
10月31日第116回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○中山国務大臣 外交の責任者といたしまして、委員御指摘のように、日米間におきます日本の一方的な膨大な黒字、これがいわゆる日米間の摩擦の最大の原因であるということは率直に認めざるを得ないと思います。この問題をめぐりましてアメリカ議会におきましても大変厳しい日本への批判が高まりつつあ...全文を見る
○中山国務大臣 尾身委員からいろいろと、これからの日本の貿易問題を含めて国際社会における日本の立場というものに対して大変御心配をいただいていることを私は心から敬意を表したいと思います。  私は、率直に申し上げまして、経済大国になった日本でございますけれども、国際社会で果たして今...全文を見る
○中山国務大臣 谷津委員、かねてODA問題につきましては大変御研究をされておられますし、また現地等を実際に歩いてこられての御発言でございます。敬意を表しながら承っておりますが、日本のODAというものの歴史を見ますと、始まりは賠償に引き続いて始まってきたというふうに考えております。...全文を見る
○中山国務大臣 一般的な意見といたしまして、私は外務大臣に就任以来ODA問題をいろいろ考えてまいりましたが、失敗しているケース、このケースの中には、相手国の要請どおりにやってそれが結局現地にうまく効果的に使われていないというケースがあるんじゃないか、相手国の政府の要請をそのままの...全文を見る
○中山国務大臣 外務省初め関係省庁、一生懸命やっておると私は信じておりますけれども、委員御指摘のようにいろいろな問題点がないとは言い切れないと思います。
○中山国務大臣 先生御指摘のように、日本のODAに占めます技術協力の割合は一〇%前後でございます。これに対しましてDAC諸国の技術協力、これはODAに占める比率が約二〇%、こういうことになっておりまして、技術の移転、また人づくりのための教育、こういうものにこれからは日本はもっと力...全文を見る
○中山国務大臣 役所のことでございますから、ある一定の年限で現地に出した者は帰ってくる、また新しい人を出すという一つのシステム、基本的にこれをなくするということはできないと思います。しかし、御指摘のように、ODAを実施する上で相手の国との協力で十分効果が期待できるような人間の配置...全文を見る
○中山国務大臣 専門家の確保という問題が、ODAのこれからの実施について極めて大きな要素であると私も認識をいたしております。  御案内のように、世界の先進工業国のいわゆるDAC加盟国でございますか、そこのODA予算とそれを担当している職員の数を見ましても、日本におけるるODA予...全文を見る
○中山国務大臣 私もいろいろと、国民の中に、自分たちの税金を政府は外国へ持っていってどんどん出している、むだ遣いがあるんじゃないかという声を聞くことがございます。御指摘のように、経済大国である日本が、国際社会にそういうふうな一つの責任を持った役割があるということを、国民の皆様方に...全文を見る
○中山国務大臣 いろいろと行政官庁が多岐にわたっておる、そういうことでうまく整合がとれていないじゃないかという御指摘があることも御意見として承ってきました。しかし問題は、これからの国際外交に占めます我が国のODAというものは即外交の一面でありまして、外務省が一元的にこの問題を責任...全文を見る
○中山国務大臣 一月の自然休会の間に総理に外遊をお願いするということは、例年、予算編成後の自然休会期に総理に海外に出ていただいて首脳外交をやっていただくと、それが日本の国益につながるというのが従来の一つのパターンであります。そういうことから、この国会が十二月の十六日に終了して予算...全文を見る
○中山国務大臣 政治のことでございますから、一寸先はやみと申されておりますけれども、一応この国会が終了して、年内予算編成が行われ、そして通常国会が召集されて自然休会に入りました場合には、そのような日程で実施をぜひ進めたいと考えております。
○中山国務大臣 委員御指摘のように、私はやはりこの東ヨーロッパの変化というものは戦後初めての大変化であるというふうに認識をいたしております。この変化がどのような経過をたどってどのような結果になるかということは現時点では明確に申し上げるだけのものは持ち合わせておりませんけれども、変...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、このヨーロッパのデタントという問題をめぐりましては、その背景にあるものは、一九六〇年、戦後に始まった米ソの極めて激しい対立の状態から七〇年代に入って対話の状態になり、八〇年代に入って米ソが協力をし合う、そういうふうな国際情勢が醸し出されてきた中...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府といたしまして単独で援助を行うというような考え方は持っておりません。あくまでもサミット加盟国の一員として日本が応分の協力と責任を果たしていくことによって、ポーランドの人たちの冬の危機をできるだけ和らげてあげるというふうな考え方で今日行動をせなければならない...全文を見る
○中山国務大臣 選挙を意識して外遊をするということでは決してないということを、外務大臣としてはっきり申し上げておきたいと思います。  実は私も、外務大臣になりまして九十日の三カ月目をまだ迎えておらないわけでありますが、実は外務大臣として国際会議に、パリのカンボジア和平会議あるい...全文を見る
○中山国務大臣 委員の大変厳しいお尋ねでございますけれども、政府として、総理大臣が、国民の納めていただいた税金を政府が援助に使うという国につきましては、私も手分けをして回るつもりでおりますけれども、やはり国民のとうとい税金をいわゆる他国の方々のために使うわけでありますから、その国...全文を見る
○中山国務大臣 総理が行かれる前に、この援助の問題は多国間の協議で決定をいたしたい、このように考えております。
○中山国務大臣 私に対しまして、ベーカー長官から具体的にお話があったことはございません。
○中山国務大臣 極めて重要な問題でございますので、早急に調査をさせます。
○中山国務大臣 事は我が国の安全保障の問題に関することでございますので、まだ私にそのようなお話も参っておりませんし、これからのいろいろな経過を通じて、私どもとしては、現在日本にあります法律、またアメリカ側の考え方、いろいろなものを考えながらこれから考えを進めてまいりたいと思ってお...全文を見る
○中山国務大臣 今局長が申しましたことは、まだ大臣の同意を得ずに言っている事務的な段階でございまして、外務大臣といたしましては、正式にアメリカ政府から直接話がありました時点でいろいろと協議をしなければならない、その上で、どのように判断するかということはその時点で政府として考え方を...全文を見る
○中山国務大臣 あるとかないとかということはまだ申す段階ではございません。
○中山国務大臣 輸送手段が非常に発達をしてまいりまして、人の行き来がかつて考えられなかったほどのスピードで行われるようなことになっております。そういう中で、外務省の人員は申すに及ばず海外諸国と比べると極めて弱いというふうに認識をいたしておりまして、ぜひともこの国際化時代に備えた、...全文を見る
○中山国務大臣 大変御理解のあるお話でございます。私は大臣として、先生のお話、御質問にお答えする際に、まず改めて、深い御理解をいただいていることに敬意を表したいと思います。  なお、御案内のように行政改革という大きな目標がございますし、総定員法という枠がはめられておりまして、外...全文を見る
○中山国務大臣 御指摘のように、ODAの対象国は発展途上国がほとんどでございます。そういう中で、相手国の行政力といいますか、行政機関の力も我々先進国と比べるとはるかに低い水準にございますし、プロジェクト一つにつきましても相手国政府の対応ぶりというものに一つのウイークポイントがある...全文を見る
○中山国務大臣 外務省としても一生懸命今までODAについて努力をしてきておりますが、中にはそのような問題も多々あろうかというふうに私も認識をしておりまして、御意見を踏まえて今後とも十分努力をしてまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 先生御指摘のように、国際情勢は、百年単位というかあるいは五十年単位と申しますか、第二次世界大戦が終わってからちょうど四十五年ばかりたつわけでありますが、大変大きな歴史的な変革の時代に入ったというふうに認識をいたしております。  特に、極めて厳しい対立状態であった...全文を見る
○中山国務大臣 今局長が答弁をいたしましたが、外務省としては大体あのような考え方で理解をいたしております。
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、私も十分認識して頑張ってまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 今政府委員の答弁を私も聞いておりまして、先生のお尋ねの問題点に十分核心に触れた御答弁ができなかったことを残念に思っております。ただ、私が大臣に就任以来、海外援助につきましては、やはり先生の御指摘のように貴重な国民の税金を使うわけでございますから、この点については十...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、これから明年の五月ごろまでは、日米間あるいは多国間の経済外交が極めて頻繁に行われるわけでございます。そういう中で、アジア・太平洋関係閣僚会議の場合は、やはり二十一世紀に向けてのアジア・太平洋の、どういうふうな考え方で取り組んでいくかという各国の...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘の中国あるいは香港、韓国というような国、この国々を今後どのようにこの会議で位置づけていくかということも踏まえて、この会議が開かれるものと考えております。――今韓国と申しましたが、間違いでございます。訂正させていただきます。台湾でございます。
○中山国務大臣 御心配をかけて申しわけなく存じますが、私ども全くそのような懸念はないと思っております。
○中山国務大臣 今局長から御答弁を申し上げたようなことでございますけれども、私は大臣として、この海外協力、海外援助、ODAを含めて厳しい対応をするべきであるということを就任当時から申しております。
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、日本とフィリピンの友好関係につきまして、この種の問題はまことに遺憾なことだと考えております。政府といたしましても、この行方不明になっている数十名の方々の捜査、調査に努力をするように外務省としても努力をさせていただきたいと考えております。
○中山国務大臣 委員から心温まる御激励をちょうだいいたしまして、まことに感謝にたえません。  外務大臣として何をやるかということをお尋ねでございますが、率直に申し上げまして、これから一年間、日本の外交は胸突き八丁といいますか非常に厳しい時代に入っていくのだろうと自分に言い聞かせ...全文を見る
○中山国務大臣 委員から大変心の温まるお話がございました。私率直に申し上げまして、ODAのあり方、こういうものについて、経済大国となった日本が軍事力によらないで世界の平和と繁栄に貢献するのは、やはりODA、これを充実さしていくことだというふうに考えております。  そのように申し...全文を見る
○中山国務大臣 先生の御指摘のとおりでございまして、関係する省庁が多岐にわたっておりますけれども、外交に対する責任は外務省でございますから、このODAに関しては外務省が中心的存在となって全力を挙げて努力すべきであるという、お説のとおりだと思っております。
○中山国務大臣 自民党の政調会の調査役が依頼を受けて報告を出しているという御指摘でございますが、率直に申し上げて、党の政調会では、ODA予算も含めていろいろと予算編成の際の実務あるいは今後の、次年度の計画等を絶えず作業をやっておりまして、そのような中で専門的な人間を外務省の方から...全文を見る
10月31日第116回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○中山国務大臣 今委員御指摘のようないろいろなケースが、事件が発生をしてきている経過の中で、日本の国民の中に委員御指摘のような考え方を持っておる方がおられることは事実だと思います。
11月01日第116回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○中山国務大臣 このたび、外務大臣に就任いたしましたので、外務委員会の冒頭に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  今日、国際情勢は大きな変化のさなかにあります。東西関係におきましては、対話が定着し、社会主義国がさまざまな改革を試みており、地域紛争も解決に向けて動き出して...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とベルギー王国との間の条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  政府は、昭和四十三年三月に署名されたベルギー王国との間の現行の租税条約...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま委員から御懇篤な御祝意をいただいて、厚く御礼を申し上げたいと思います。  今お尋ねのインドと中国との関係でございますが、超大国間の対決から対話へという流れが最近大きく流れておりまして、昨年十二月、ガンジー首相がインドの首相としては三十四年ぶりに中国を訪問...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、メソポタミアから始まった人類の文明というものがやがてエジプトへ渡る、そしてヨーロッパへ行って、大西洋を越えてアメリカに行き、そして今二十一世紀に向かってアジア・太平洋に向かってくるという委員のお説は同感でございます。  これから二十一世紀に...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、アジア・太平洋地域において信頼を醸成し、平和、繁栄を求めるために日本がイニシアチブをとるという考えはどうかということでございますが、当然日本としては、この地域の繁栄と平和のためにできる限りの協力をしていくという基本的な姿勢があろうかと思います。...全文を見る
○中山国務大臣 来年に予定されております米ソの首脳会談、こういうものを大体これからのスケジュールとして私どもは国際的に認識をいたしておりましたが、昨夜、このように十二月初頭に地中海方面で米ソの首脳会談が行われるということは、私は、激動する東ヨーロッパ、またソビエト国内におけるペレ...全文を見る
○中山国務大臣 米ソ間の話し合いのことでございますから、私ども直接関係のない立場におきまして、今からこの問題の内容について意見を述べることは差し控えたいと思いますが、国際情勢全般にわたっての意見の交換は当然あるものと考えております。
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、朝鮮半島問題あるいはカンボジア問題、いろいろと問題がアジアにはたくさんあると思うのです。そういうふうな中でアジア・太平洋地域の平和をどのようにこれから構築していくかということについては、日本としては、この会議での議論をする一つの大きな課題であ...全文を見る
○中山国務大臣 現実的な核の抑止力の中で平和が保たれている、また我々の国もその中にあって平和が維持され経済が繁栄している、この中での日本がアジア・太平洋地域において平和を醸成していくための大きな推進力になっていくということは、国家としての一つの大きな理想だと思っております。また、...全文を見る
○中山国務大臣 OECDモデル条約はOECD加盟国が租税条約を締結する際の範とするためのOECDの勧告でございまして、我が国はOECDの加盟国として、OECD加盟国以外の国との租税条約についても、これに則した内容とすることを基本的な方針としてきております。これまで我が国の締結して...全文を見る
○中山国務大臣 ECの統合それ自体は、ヨーロッパ経済の活性化、ひいては西側の経済の活性化への大きなエネルギーになるだろうと期待をいたしております。日本といたしましては、これらが経済ブロックとして域内の企業を保護するというような政策をできるだけとらないで、ひとつ外側にも開かれた経済...全文を見る
○中山国務大臣 今次第と国際化があらゆる面で進んでまいりまして、そういうような国際社会の変化の中で日本の企業が相手国に出ていく、あるいは相手国が日本に入ってくるというようないろいろな事態がこれからますます進んでいくものだと思っておりまして、そういう面ではOECDのモデルあるいは国...全文を見る
○中山国務大臣 国会の場を通じて、政府委員から委員のお尋ねに対してお答えをできる範囲のものをやっておると私は認識をいたしております。
11月01日第116回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○国務大臣(中山太郎君) 去る八月に外務大臣に就任いたしました中山太郎でございます。  御承知のとおり、この一年余りの国際情勢には東西関係を初め新たな展開が見られております。流動的な国際環境の中にあって、我が国の平和と繁栄を確保するために外交に課せられた使命は極めて大きいものが...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの、昨日深夜に発表されました米ソ首脳の非公式会談が十二月の初旬に地中海地域で行われるということは、極めて重要な意味を持っているものと外務大臣としては認識をいたしております。  御案内のように、国際政治は五十年あるいはそれ以上の大きな一つのスパ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおりでございまして、我が国政府としては、米ソ間の対話、さらに進んで東西間の緊張緩和、ひいては世界の平和というものがこのような過程を通じて構成されていくことが望ましいというふうに考えておりますが、何しろ、先ほども申し上げたように、何十年に一度...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 当院でたしか六月であったか、御決議をいただいておりまして、当院の御決議の御趣旨を十分尊重して明年度の予算編成に当たってまいりたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 先般、ニューヨークにおきます日中外相会談におきまして、当方から、今委員御指摘のように、天安門事件以来日中関係、また西側諸国との関係が幾分冷えた形になっておりますが、このような関係が一日も早く回復することが望ましいと私どもは考えておりまして、それにはぜひひ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のとおりでございまして、中国政府としては動乱という位置づけをしておりまして、この事態を収拾するために戒厳令をしいた、このような考え方でございます。日本政府としては、内政に干渉するつもりは全くないという意見を申し、さらに我々としては人道的立場で...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) つい一昨日でございましたか、昨日だったと思いますが、新しく橋本中国大使を北京に赴任させております。私どもといたしましては、在北京の日本大使からのいわゆる中国側の情報、各種情報をもちろん十分に検討いたしますとともに、新規の経済協力に関する判断は、IMFの動...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、中国と日本とは一衣帯水と申しますか、極めて近い地理的な距離にも位置するそれぞれの国でございますし、長い間の歴史も物語っておりますように、中国からの文化あるいは芸術等の影響も受けてきた日本でございますから、私どもといたしましては、一日も...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 対外経済援助につきましては、外務省が窓口となって行ってきておりますし、またこれからも行っていくわけでございますが、関係する省庁が十六省庁に及ぶわけでございまして、いろいろと、例えば技術援助、農林関係の技術援助とかあるいは水産関係の技術援助、あるいは医療の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日中文化交流政府間協議の問題でございますが、先ほど申し上げましたように、芸術とか文化とか、そういったような面での日中間の交流というものは極めて必要であり、維持していかなければならない問題でございまして、中国を孤立化させないためにもそのような交流をこれから...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ポーランド、ハンガリーに対する援助は、アルシュ・サミットにおいて既に合意を見たものがいわゆる基本になっております。  ポーランドにおきましては、既に共産党の支配下、指揮下にある政治体制から労働組合が中心になった新しい政府ができておりますし、そういう中で...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まだ具体的にどういう金額でどのようないわゆる食料品を援助するかということは決めておりません。ただ、原則的に、日本一国だけでやるわけでございません、サミット加盟国を中心に援助を共同でやっていくという考え方で進みつつありますから、その場合に、一般的な考え方と...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まだ具体的に金額の枠が決まっているという問題ではございません。いろいろと各国と協議の最中でございます。
○国務大臣(中山太郎君) この新規の経済協力につきまして一応の枠組みというものが委員御案内のようにできているわけでありまして、どういう課題についてどのようにこれから進めていくかということについては、それを決定する時期と関係なく事務的にはいろいろと検討しておるというふうに御理解をい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生お尋ねの昭和六十年……
○国務大臣(中山太郎君) 昭和六十年秋に、当時の安倍外務大臣が訪中いたしました際に、中国側に対して同年夏の中曽根総理の公式参拝についてその趣旨説明を行っており、そして中国側の理解を求めたわけであります。その後外交当局間協議の場でも同様の説明を行ってきております。これに対し、先方の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いわゆる国際社会で一つの基準を決めております難民と、それからいわゆる、何といいますか、所得、富を求めて密入国してくる人、これは根本的に国家としては考え方を変えておかなければならないと思います。  これは明確に政府としての考え方をきょう申し上げておきたい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この問題は実はたくさんの国がこれをやっていないというところに問題があるわけでございまして、私の存じているところでは、日本を初め韓国、台湾の漁船が大体五十キロぐらいの流し網を流してやっている。それで、海外の国々は天然資源がなくなるということが表立っての一つ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣といたしましては、ただいま北米局長並びに条約局長が委員の御質問にお答えをしたということで、外務省の統一的な考え方と御理解をいただきたいと思います。
11月09日第116回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○国務大臣(中山太郎君) このたび、外務大臣に就任いたしましたので、外務委員会の冒頭に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  今日、国際情勢は大きな変化のさなかにございます。東西関係におきましては対話が定着し、社会主義国はさまざまな改革を試みており、地域紛争も解決に向けて...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とベルギー王国との間の条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  政府は、昭和四十三年三月に署名されたベルギー王国との間の現行...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のように、このヤコブレフ氏の来日というものはこれからの日ソの外交の展開の上で極めて重要な方であり、私どもとしては心から歓迎をいたしたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 日ソ外相会談、それから高級事務レベルの会議が現在行われておりますし、先日もソ連外務省の対日担当官を日本がお招きをして、日本のソ連担当官とバイでいろいろとお話し合いをしていただく、また日本を見ていただくということによって、長年の懸案でございます日ソの間に解...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、日ソ間の問題全体についていろいろと意見を伺ってみたい。それからもう一つは、アジア・太平洋問題についてヤコブレフ民の御意見を承ってみたいと、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 日本国にとりまして、北方領土問題を抜きにして日ソ間のこれからの友好親善を拡大してしていくということは、国会の御決議もありますし、なかなかこの問題を外すということは、現実問題として日本国政府としてはとり得ない立場でございます。  ただし、領土問題だけ議論...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は日ソ双方それぞれ対外、対内的な政治の環境の変化というものが双方の国であるだろうと思います。しかし、ソ連の国内政治情勢あるいは衛星国との関係というものと日本との政治の環境というものを比較しましたときに、日本国の政治情勢というものはそう大きな変化を起こす...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) もう数日後に来日されて、いろいろと総理あるいは私、あるいは国会の各党の方々との間での会談が持たれるわけでございますから、私どもはその会談によってヤコブレフ団長の御発言あるいはお考えを承ってまいりたい。その中には、先生御指摘のように、いろんな問題が出てくる...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ございません。地位協定の改定は考えておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 先生もこの間予算委員会で御指摘になりましたように、百年に一度来るか、あるいは戦後初めて我々が体験する大きな国際政治の激動期に入っていると私も認識しておりますし、先生もそのようなお考えを御披露になりました。全く先生のお考えと私との考えではそういう国際政治の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実はキャンベラで行われておりましたアジア・太平洋の閣僚会議、これに出席しました際にASEAN諸国の外務大臣とも幾たびか意見を交換してまいりました。また、ベーカー長官との会談でも、日本がこれから対ソ外交でどのような日程が考えられているか、先ほど先生に御答弁...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今まで双方のいろんな国々の学者グループあるいは外交専門家たちの会合、いろんな政治以外の分野の方々の場でもいろいろとこのアジア・太平洋に関する会議というものが開かれてきたことは先生も御存じのとおりでありまして、私どもとしては、相手のあることでございますから...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実は、委員も御存じのように、現在の日本には観光ビザあるいは留学生ビザで入国している外国の方々、その方々の中でいわゆる不法就労、日本の国内法で見れば不法就労と思われる人が約十万人いると推定をされております。  そういう中で、今まで関係各省の事務レベルでの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣として申し上げるのが適当かどうかわかりませんけれども、本来は労働大臣のお考えの問題かもわかりませんが、外務大臣として、国務大臣として率直に私の意見を申し上げますと、今先生御指摘のように、きついとか汚いとか危険とかというような作業に日本の人たちがつ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のこれからの日本のODAに対するあり方、大変御意見に私同感でございます。  やはり女性たちが幾ばくかの所得がその国で得られるというような仕組み、そういうものがこれから委員御指摘のようにその国その国でつくられていくということがやはり非常に大切だ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のような問題は、やはりこの条約の整備あるいは国税庁の調査、いろいろな問題を通じまして公正に行われるように外務大臣としては期待をいたしたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 日米外相会談の中で外交機密に関すること以外のことは申し上げることはできると思います。  そこで、率直に申し上げたいと思いますのは、どちらも両国の指導者がまだ直接二人で会っていないというところが信頼関係をつくり上げるのに私はやっぱり一番の問題点だと思うん...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は先般の予算委員会でも申し上げたとおり、第二次世界大戦後の冷戦時代といいますか、米ソの核ミサイルを中心にした激しい対立の時代から膨大な軍事費を国家予算に計上してやってきて、そして経済が大変混乱を する。そういう中で、経済の面では西側がはるかにうまく経...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私はそのように認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 日本国政府といたしましては、我々は何といいましても国家の安全保障問題というものが外務大臣としては最大の責務でございます。そういう立場で国際情勢を絶えず見ながら、やはり超大国と言われる米ソの話し合い、協力、それから西側陣営のいわゆるポーランド、ハンガリーに...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在いわゆる学術団体の交流あるいは文化交流というものが行われておりますし、現に日ソ間の貿易も、日本はフィンランド、それから西ドイツ、日本という順位で非常に高いレベルでの貿易関係を持っております。これからソビエト政府からヤコブレフ団長がすぐお越しになります...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私どもは、ソビエトを仮想敵国というふうに外務大臣としては認識をしておりません。  ただ、日本周辺のソビエトの海軍力あるいは地上兵力あるいは核兵力と言われるようなものが減少したという確認はまだされておりませんし、北方領土におけるソ連軍の展開も現実の問題で...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 敵国と思うかどうかというお尋ねでございますが、我々は憲法で戦争を放棄しているわけです、だから、我々の方からソビエトに対して戦争を宣告するというようなことは、憲法上も国民の考え方の中にもございません。ただ、相手の国がそういうふうな考え方であるかどうかという...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在ソビエトから経営管理に関する調査団がお越しになっていると私は報告を受けておりまして、これはやはり経済に関係する分野でございますから、そういうものを受け入れるという観点に立てば、経済を別にしているとかどうかということよりも、現実問題として私どもとしては...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員も御案内のように、参議院におきましても衆議院におきましても、数度にわたる超党派による北方領土四島一括返還の決議が行われております。これは結局各党が全会派賛成でございますから、共同提案でございますから、こういうふうな国会決議というものは日本の国民の願望...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 三塚前大臣に続いて私が外交をお預かりしているわけでございますが、前大臣同様この問題については今後とも努力をしてまいるという方針に変わりはございません。
○国務大臣(中山太郎君) ただいま北米局長から御答弁申し上げましたように、政府の態度は一貫しておりまして、今後ともただいま北米局長の答弁いたしましたように、相手国の返事を待たしていただくということでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 安全保障条約のような国の安全保障の根幹にかかわる条約につきましては、日米間の確固たる信頼関係が絶対の基礎条件でございまして、日米安保条約はまさにこのような信頼関係に基づいております。  米国政府は、核持ち込み問題に対する我が国の立場及び関心を最高首脳レ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま矢田部委員のお尋ねの線に沿いまして、引き続き努力をさしていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 何といいますか、企業の国際化が大変な勢いで進んでおります。またサービス、財の移動も極めてその速度が速まっておりまして、やはり相互の経済活動が活発になるためには条約を締結していくということがそれぞれの国の経済活動を繁栄させる一つの基盤になるんではなかろうか...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今もう既に、国連局長から御答弁申し上げておりますように、概算要求も出、予算編成を大蔵ではやっておる最中でございまして、まあ明年度どういうふうな結論になりますか、これから努力をしてまいりたいと思いますが、先生のお考え、極めて大切なお考えでございますから、で...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御指摘、全くそのとおりだと思います。早急に作業を進めるように、お約束をここで申し上げておきます。
○国務大臣(中山太郎君) やはりNGOという分野での協力というものは人と人との触れ合いが非常に濃度が濃いというふうに考えておりまして、そういう面で、これからこのNGOの運動、これについて日本政府としてもさらに努力をしなければならないというふうに私は認識をしております。
○国務大臣(中山太郎君) 中西委員御指摘のとおりでして、日本の国家自体が相当スピードを上げて経済成長したものですから、このODAによる国際社会への貢献に当たるだけの十分な職員が整備されていない。これはもう大臣として率直に認めます。  私は、就任以来、一体どれぐらい開きがあるのか...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今御指摘のとおりでございまして、税を払っていただいている国民の方々の中には、ODAというものがこれで世界一になったというような報道を聞かれて、それがむだに使われているのじゃないかということをおっしゃる方もいらっしゃることを私よく存じております。そういうこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘の新聞記事を私も読みまして、全くくだらない記事だと私は思いました。率直に申し上げます。私はそういう建設業界から頼まれてどうするというようなけちな考えでこの問題を扱ってはおりません。  と申しますのは、日本で現在不法な就労をしている外国人労働...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実は、私も最近日本の難民センター、それから大村のレセプションセンターを視察いたしました。今週の初めでございましたか、香港へ参りまして、香港の難民収容施設を見てまいったんです。もう基本的に全然違うという問題をはっきり私自身認識いたしました。  香港の場合...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 極めて租税協定の基本的な分野の問題でございますから、一応まず政府委員から答弁させていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 十分検討させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 政府の税制調査会あるいは税制の審議会、いろいろと税に関する専門の機関がございますから、そこで慎重な審議の上で政府に答申があればそのように政府としては考え方を整理しなければならないと、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) おっしゃるとおりでございまして、何ら変わったことはございません。
○国務大臣(中山太郎君) 先ほど御質問をいただいたときに御答弁を申し上げましたように、引き 続き努力をいたしたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) ヤコブレフさんが日本をお尋ねになるという機会に、私は日ソ間に固定化しつつあるいろんな問題、この問題についていろいろとお話し合いをさしていただくつもりでおりますし、当然その中には北方領土の返還という問題もあろうかというふうに思っております。
○国務大臣(中山太郎君) 実は私も今委員お尋ねの点が頭の中にひっかかっておったものですから、自分の国で自分の国のやったことを評価するというのも一つであるけれども、外国の第三者機関で評価をどのようにしておるかということを確認いたしました。それにつきまして今経済協力局長から御答弁申し...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大変御熱心にODAの問題を御検討いただきまして感謝を申し上げます。  問題は、経済大国になりまして、国民の皆様方のとうとい税金をODAで発展途上国に出すべき国際的な立場に我が国はなりましたから、御指摘のようにODAの金額は非常に膨張してまいりまして、そ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生がいろいろと日ソの平和友好親善のためにスポーツを通じて御苦労いただいていることに心から敬意を表したいと思います。  今ソ連が日本に北方領土を返すというような話が来たら日本はどうするかといえば、私は心からありがとうということを申し上げると同時に、それ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まだこの領土問題につきましては、ソビエトの最高レベルでこの領土を返還するというようなお話は日本に外交ルートを通じて参っておりません。領土問題について依然として外交上のソビエトの姿勢は極めて厳しい。ただし、これからヤコブレフさんが日本に来られてどういうふう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 極めてソ連政府にとりましても重要な領土問題でございますから、この問題につきましては、現時点で日本政府として何らかの意見を申し上げるということは御遠慮さしていただきたいと思っております。
○国務大臣(中山太郎君) 猪木委員には、きょうは日ソ関係の問題について大変御熱心な御質疑をちょうだいしまして大変ありがとうございました。  私ども本当に日ソの平和な日が来るということ、これは国民的な願望でございます。それができ上がる日こそアジア・太平洋のまた新しい平和の時代がや...全文を見る
11月10日第116回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○中山国務大臣 日本と中国との関係は、アメリカ、ヨーロッパと基本的に大変異なっておる。しかし基本は、我々は一衣帯水の地域にあって、歴史的にも文化的にもあるいは通商上も過去長い歴史の上での深い関係がございます。そういう意味で、中国の近代化、改革・開放路線に日本政府としては引き続き協...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府としては、天安門事件以来どのようなことが日中間に起こったかといいますと、先般伊東正義代議士を団長とする超党派の使節団が訪中されまして、そして今まで外国からの来訪者には会っておられなかった鄧小平氏を初め中国の当時の指導者たちが皆さん会われて、虚心坦懐に日本の...全文を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘のように、相手国の人づくりあるいは教育に対する協力というものは、ODAを実施する上で不可欠の案件であろうということは私も十分承知をいたしておりまして、さきのアジア・太平洋の経済閣僚会議におきましても、日本政府の立場としては、アジア・太平洋地域における人...全文を見る
○中山国務大臣 今先生の御指摘のように、今の日本の国内におけるいわゆる不法就労している外国人、約十万人と推定をされております。この不法就労者がなぜ日本にこれだけいるのかということは、結局観光ビザとかあるいは留学生というようなタイトルで入国された方々が日本における高賃金のいわゆる建...全文を見る
○中山国務大臣 今先生お尋ねの新しい中国の軍事委員会の人事の異動、そういうものにつきまして、私どもは、中国の近代化路線というものは既に定着をいたしておりますし、改革・開放路線も引き続きその線上で進んでいくものだというふうに認識をいたしております。
○中山国務大臣 まだ新しい中国の政府首脳あるいは党の幹部の具体的な政策の発表というものが行われておりません。しかし、外務省といたしましては、これからの中国政府の政策がどのように前へ向いていくのか、そこいらをしかと見定めた上でこれからの政策を決定してまいりたい、このように考えており...全文を見る
○中山国務大臣 今江沢民氏が新しく指導者としての地位につかれたということは、一つの極めて大きな中国の十年間にわたる鄧小平氏の指導体制がかわったということでございますが、日本政府、外務省といたしましては、文化交流の面で、日中文化交流のために既に文化交流部長を団長とする団を中国に派遣...全文を見る
○中山国務大臣 先生御意見のとおりでございまして、私どもとしては、西側諸国と緊密に連絡、意見の交換をしながら、今後の対中国政策に取り組んでまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 外務大臣といたしましては、この日米間の構造調整会議を含め一連の日米間の外交案件が極めて重要な段階に差しかかりつつあるという認識を持っております。  先般来の予算委員会でも申し上げておりますけれども、やはり世界じゅうで、また西側陣営にとっても日本にとって一番大切な...全文を見る
○中山国務大臣 先生の御指摘になりました点は、我が国にとりましても極めて大事な問題でございます。  私は、三日前でございますか、先般のアジア・太平洋閣僚会議に出席されたベーカー国務長官とも会談をいたしまして、日米間の信頼関係というものを堅持するということ、お互いが信頼し合って物...全文を見る
○中山国務大臣 今アメリカ議会でいろいろな議論が出ておることは私も承知をいたしております。私どもは、日米安全保障条約のもとで今までも自主的に日本が努力をしてまいりましたし、今後とも自主的に日本としてはやるべきことをやっていくというようなのが考え方でございます。
○中山国務大臣 現時点では地位協定を改定するということは考えておりません。
○中山国務大臣 防衛問題に限らず、アメリカの議会がどのような仕組みの中でアメリカの法律をつくり、あるいは決議をするというようなことになっておるかということを我々は政府として国民の皆様方にさらに積極的に説明をし、アメリカという、この民主主義国家の今までの考え方あるいは議会の権力、そ...全文を見る
○中山国務大臣 ヤコブレフ政治局員の来日を機にいろいろな今日まで戦後四十四年間冷え切った日ソ関係というものについて、今回は議会が招待されたわけでございますので、自由民主党を初め各党各派の先生方が、このソ連の外交政策の責任者とも言われるヤコブレフ氏を団長とするソ連の訪日団、しかも随...全文を見る
○中山国務大臣 ゴルバチョフ政権のもとでペレストロイカとグラスノスチという新しい新思考の政策が具体的に浸透してきている。そういう中で、従来発言できなかった問題について、しかも領土問題について発言される方が出てこられたということは、大変日本政府としても重大な関心を持ってこの意見を拝...全文を見る
○中山国務大臣 政府といたしましては、今日までの数次にわたる国会における超党派による満場一致の北方四島一括返還の決議、これは我が日本国民の願望でございますから、これを否定するというような考え方を政府としては持つわけにはまいりません。この国会決議を踏まえて、私どもはこのこれから始ま...全文を見る
○中山国務大臣 もちろん外交上の問題でございますから、いろいろと多様な道があろうかと思います。  なお、日ソ間の話をこれからいろいろとプログラムに従って進めていかなければならない時点になってまいったわけでありますけれども、その前に一番大事なことは、やはり日米の間にこのような日本...全文を見る
○中山国務大臣 領土の問題につきまして、現時点で政府としてどのような提案がなされるか、具体的にまだ一切連絡がございません。そのような時点で、それがもしという仮定のもとにこちらが政府の考え方を立てるということは、かえって日ソ間のこれからの外交交渉に影響があるのではないかということを...全文を見る
○中山国務大臣 既にポーランド、ハンガリーに対する支援の問題につきましては、海部内閣としても、その方針で進んでおります。  ただいまこのポーランドのことにお触れになりました。昨日確かに外務次官から海部総理への親書を私が受け取って総理にお伝えをいたしました。私どもといたしましては...全文を見る
○中山国務大臣 やはり今河上委員御指摘のように、大変なスピードで国際政治が大変動を起こしているということは、委員の御認識と全く私も一緒でございます。最初のこの改革、何といいますか変革の引き金を引いたものは、やはりソビエト・ロシアのペレストロイカ、グラスノスチによるソ連邦の経済体制...全文を見る
○中山国務大臣 ゴルバチョフ政権誕生後、結局この指導者としての考え方、新思考によるペレストロイカ、グラスノスチ、そのようなものを具体的に進めていくために、果たしてソビエト連邦において行われた憲法改正あるいは人事の問題、そういうものがうまくゴルバチョフの考えているとおりに進むかどう...全文を見る
○中山国務大臣 まだ国会が開催中でございますし、これからの政治日程というものは国会優先でございますから、国会の審議の経過の上で判断するべき問題であろう。そのような時点で一月の総理訪問について具体的に日程を決めているというようなことはまだございません。
○中山国務大臣 率直に申し上げまして、この国会の開催中、野党の各党から解散をしろという要求も出ておることでございまして、日本政府としては政治日程が非常に決めにくい。こういう政治情勢の中で、解散がないというような状況でいわゆる年内予算編成が完了するとして、来年の一月の自然休会に入る...全文を見る
○中山国務大臣 実は、先生も御案内のように、このDACの援助対象国の中にポーランドとハンガリーが含まれておりません。そういう意味で、ODAを適用するということは、日本の法律の解釈からすると非常に難しいという考え方がございます。一方、我々は西側の一国として、このポーランド、ハンガリ...全文を見る
○中山国務大臣 日本の安全保障に関する国家の基本問題でございますから、この問題について私どもは極めて十分な注意をしていかなければならないと考えております。  今先生お話しのように、十二月二日、三日に行われる地中海での米ソの首脳会談、これは先日私オーストラリアでベーカー国務長官と...全文を見る
○中山国務大臣 シグール氏と私は実はもう十数年来の友人でございまして、外務大臣でなくても絶えず、ワシントンに行けば会いますし、彼が日本へ来れば会うという関係でございました。北朝鮮あるいは韓国訪問の後でたまたま日本を訪問されるということで、私が特に朝食をともにいたしたということでご...全文を見る
○中山国務大臣 お尋ねの竹下総理の発言は、現内閣においても変わっておりません。
○中山国務大臣 政府といたしましては、この第十八富士山丸問題の解決のためにできるだけの努力を今後とも続けてまいりたいというふうに考えております。
○中山国務大臣 今先生御指摘のとおり、中国のアジアにおける立場、これは日本にとりましても、今までも大切でございましたが、これからも大変大切な国、しかも友好関係を深めていかなければならないし、経済協力も深めていかなければならない国と存じておりますが、不幸な天安門事件が出ました。しか...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の日米間の構造調整会議における双方の立場というものは、お互いが平等の立場でお互いの問題あるいは自分の国の問題というものを議論し合う、こういう基本的な日米間の合意は日米首脳会談で決定を見ております。  また、スーパー三〇一条の扱いにつきまして、私も同席を...全文を見る
○中山国務大臣 日米安全保障条約のもとで日本の防衛の努力というものは日本政府が自主的に行ってまいりましたし、今後とも自主的に努力をしていかなければならないと考えております。  先生御指摘の日米地位協定の改正問題につきましては、現時点ではそのようなことを検討いたしておりません。
○中山国務大臣 まだ法律が成立をしておりませず、また米政府もその意思を表明しておらない時点で、今先生せっかくのお尋ねでございますけれども、私は先ほどの答弁でひとつ御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 私は、民主主義の国家においては議会でいろいろな意見が出てくる、しかも自分の国の利益を中心に、国民の利益を代表される国会議員が自国の利益のためにいろいろな意見を述べ、そしてそれの賛成があれば成立するというこの立憲民主政治の過程では、いろいろな国でいろいろな意見が出て...全文を見る
○中山国務大臣 まず最初に、渡部委員が日中友好のためにかねて御苦労いただいておりましたし、また伊東訪中団では御一緒いただきまして、中国の政府首脳、党首脳にいろいろと率直にお話をちょうだいしたことを大変感謝をいたしておりますし、敬意も払っております。  私、率直に申し上げまして、...全文を見る
○中山国務大臣 率直に申し上げて、日中の関係というものは、従来中国と他の関係とは異なった立場にございましたし、また今後とも大変近い国家としてこれからの友好親善を深めていかなければならないことはお説のとおりであります。  ただ、アメリカに追随をしているというような御発言がございま...全文を見る
○中山国務大臣 外国人不法就労の問題を含めて難民問題とお話がございましたけれども、政府といたしまして考えておかなければならないことは、現在日本の国内で不法就労をしている外国人が的確に把握されているところがあるかどうかということが、まず一つ原点にあるのではないかと思います。今先生御...全文を見る
○中山国務大臣 国際化をしてまいります国内の問題、これは、外国人がこの日本の中でどのように研修をし、どのような場所で働き、どのような場所で研究するかということは、やはり国民全体がこれからの国際社会に生きる日本として、先生の御指摘のように、一つの考え方をきちっと立てておかなければな...全文を見る
○中山国務大臣 この意見をまとめる際に、率直なことを申し上げまして、私は、一番問題になってくるのは、この入れるべき相手のいわゆる母国、相手国、例えばフィリピンから研修生を入れるとかいろいろな問題がございましたときは、フィリピン政府と日本政府との間に研修生受け入れにかかわる協定をつ...全文を見る
○中山国務大臣 今局長が実際の計数を挙げて、日ソ間の貿易が西側の諸国の中では第三位にある、しかも米英あるいはイタリーと比べるとはるかに大きい貿易を行っておるということは御理解をいただいたと思います。  私どもは、ヤコブレフ氏を団長とする訪日団が来週お越しになるわけでございますが...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ両国にとって極めて重要な御発言かと存じます。御案内のように、従来数次にわたりまして衆参両院において全党の一致した決議が行われております。つまり北方四島の一括返還、これが両院における数次にわたる決議でございます。その決議をした国会が御招待をして、ヤコブレフ氏を団...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の北部太平洋における米ソ両国の核装備の原子力潜水艦の配備は、私もよく存じておりまして、そのような状況の中で北方領土問題の日ソ間の協議をこれから行う、あるいは忌憚のない意見の交換を行うという場合には、当然のことながら、米ソ間の話がどうなるかという問題が国際...全文を見る
○中山国務大臣 今御指摘のような点がないと私は申しません。私は、やはり外交というものは、外務省が外交の窓口であり、外交の総攬者は外務大臣であるというみずからへの自覚も持っておりますし、そのような立場で今後外交を進めていきたいと考えておりますが、もう国際化がここまで進んでまいります...全文を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘のように、国際政治といいますか、第二次大戦後続いてまいりました巨大な核軍事力を背景とした米ソの厳しい対立が、やがて対話の時代に入り、そして今米ソ間では協力の話の舞台が設定されようとしていると私は認識をいたしております。また非同盟の各国でも、この夏でござ...全文を見る
○中山国務大臣 日本はやはり中国との地理的な距離も極めて近い国でありますし、歴史も文化も非常に深い関係を持っておる国家でございますから、私ども日本国政府といたしましては、この日本国の考え方でこれから対処をしていかなければならないというふうに思っておりますが、一方サミット加盟国とし...全文を見る
○中山国務大臣 先生先ほどからお尋ねの点につきまして、欧亜局長から具体的に――ソ連におけるいろいろな日本の四島問題についての発言がございますが、実はソ連政府の意見としては、何らそのような話は実はございません。  そういう中で、実はソ連の外交政策がどのようにこれから展開をしていく...全文を見る
○中山国務大臣 この四島問題について大変熱心な御意見をちょうだいいたしました。  私も実は昭和五十五年第一次鈴木内閣で総務長官を拝命しておりましたが、当時北方領土担当の国務大臣として、この二月七日を北方領土の日ということに、いろいろと全国民の熱い願望を受けて閣議了解をした担当大...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の問題、これはアメリカの国益をアメリカの国民の代表が集まった議会で議論をしていることでございますから、それはアメリカの内部のことで、我々の国家に対して彼らがどういうことを議論しているかということは、彼ら自身の問題であります。私はそのように理解をしておる...全文を見る
○中山国務大臣 私も日本の外務大臣として外交の責任を持っておる立場でございますから、アメリカの議会でどのような議論が行われているかということは、我々の在米大使館を通じて逐一報告を受けております。先生が、私の考え方が甘いというふうに今御指摘でございますけれども、私の見方は決して甘く...全文を見る
○中山国務大臣 今日まで日米安全保障条約のもとで我が国は自主的に我が国の防衛整備をやってまいりましたし、今後とも自主的にやってまいるつもりでありまして、現時点において地位協定の改正を検討してはおりません。
○中山国務大臣 先ほど御答弁申し上げたとおりでございます。
○中山国務大臣 政府は、日米安全保障体制を基軸とする日米協力関係が我が国を含むアジア・太平洋地域の平和と安定にとって不可欠であると認識しており、かかる認識は従来より明らかにしてきたところでございます。先般の訪米の際の海部総理の発言はかかる認識を述べたものでございまして、私も同様に...全文を見る
○中山国務大臣 北米局長が申しましたとおり、今後ともこの問題の解決と解明のために努力を続けさせていただきたいと考えております。
11月14日第116回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○中山国務大臣 第三の方法ということで、昨日ヤコブレフ団長からお話があったと新聞報道で私も実は存じ上げているような状況ではございますが、私とのお話の間では、第三の方法というお話は全然ございませんでした。長年の日ソ間の一番大きな問題、領土問題、これを解決して平和条約をつくっていこう...全文を見る
○中山国務大臣 委員の、この領土の総理の視察という問題につきまして熱心な御意見をちょうだいしまして、大変感激をいたしております。現地の方々からの強い総理の北方領土視察の御要望は十分承知をいたしておりまして、海部総理の政治日程の調整を含めて、海部総理がこの北方領土視察に行っていただ...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ間のこれからの人的交流という問題が非常に大事になってまいると思っております。昨日、ヤコブレフ団長と私との会談におきましても、私はヤコブレフ団長に対して、二十一世紀のアジア・太平洋あるいは日ソ関係というものをよりよき関係に発展させるために、小学生、中学生の交流等...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府のこれからの日ソ間の交渉の基本的な問題につきましては、先生もう御承知のとおり、国会における数次にわたる北方領土四島一括返還の決議が超党派で行われておりますし、なお、当委員会におきましても過去数回行われておるわけでございまして、この原点は私どもは不動のもので...全文を見る
○中山国務大臣 委員も御指摘のように、日ソ関係の交渉をどういうふうにこれからやっていくかということは、日本の外交の総攬者として我が国を代表して外務大臣がこれに当たるということが原則でございます。そういう意味で、シェワルナゼ外相とのニューヨークにおける外相会談、それを踏まえまして明...全文を見る
○中山国務大臣 先ほども申し上げましたように、一応日ソ間の外交日程というものが、先般のニューヨークにおきます日ソ外相会談におきましてプログラムが決定されたわけでございます。そういう中で私どもは、今回ヤコブレフ団長をこの国会が御招待されたという機会に昨日お話し合いをさせていただき、...全文を見る
○中山国務大臣 私は、ゴルバチョフ書記長の明後年の来日の時期というものは、遅い時期ではないというふうに判断をいたしております。そして、その見通しが立つのかどうかというお尋ねでございますけれども、ゴルバチョフ書記長の御来日はあるという確信を持っております。
○中山国務大臣 委員も御案内のように、日本政府の従来の考え方、また国会における御議決、こういうものは現在までも何らの変化はしておらないわけでありまして、こういう外交姿勢というものは今後とも堅持をしてまいるということを申し上げておきたいと思いますが、これから明後年にかけての日ソ間の...全文を見る
○中山国務大臣 私どものこの日本国が戦争で敗れて、沖縄返還という問題が長年の国民の願望でございましたし、また、北方領土の返還というものもあわせて国民の長い念願でございました。佐藤榮作総理の大変な御苦労で沖縄が返還されたことは、沖縄御出身の先生もよく御理解をいただいているところでご...全文を見る
○中山国務大臣 上原委員が長年この問題について御苦労いただいておることに、まず冒頭に敬意を表しておきたいと思います。  私がかつて沖縄開発庁長官をさせていただいていた時代にも、先生からいろいろと御指摘もいただき、御協力もいただいてまいったわけでございますが、日米安保条約に基づき...全文を見る
○中山国務大臣 地元の西銘知事初め県民の皆様方の強い御要望のあることも十分存じておりますので、その点につきましては今後とも努力をしてまいるつもりでございます。
○中山国務大臣 東西両ドイツの戦後の分割による長い間の対峙、また民族の願望というものが国際政治の中で大きな一つの区切りをされていた、その壁が取り除かれる、そして自由に同じ民族が交流できるということにつきましては、私どもDからこの事態を歓迎いたしたいという気持ちでございます。  ...全文を見る
○中山国務大臣 昨日のヤコブレフ団長と私との公式会談におきましても、私の方からもペレストロイカの成功を心から期待している旨を申し上げております。また、日本政府といたしましても、昨今来日をされたソビエトの調査団に対してできる限りの協力をして、日本の経営管理方式の研究にも参加をしてい...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおりでございまして、私どもは単に日ソ関係の改善という問題だけではなしに、先日オーストラリアのキャンベラで開かれましたアジア・太平洋の関係閣僚会議に私出席いたしまして、ASEAN及び参加したアメリカ初めいろんな国の外務大臣との協議の中で、アジア・太平洋...全文を見る
○中山国務大臣 戦時中にサハリン地域に強制的に連れていかれた韓国、朝鮮の方々のことを思いますと、じくじたるものがございまして、この方々のお国へ帰られるお手伝いをするということも、私どもはできるだけのことをやらなければならないというふうに考えております。また、その機会を見ずに亡くな...全文を見る
○中山国務大臣 この新しいソビエトの外交政策というものは、新思考外交というものに根差していると私どもは認識をいたしております。あわせて、この戦後四十数年間の間の歴史を振り返ってみますと、戦後の冷戦時代、極めて激しい米ソ間の対立の時代から七〇年代に入って変化が起こり始めて、現在は米...全文を見る
○中山国務大臣 委員から過分なお言葉をちょうだいして恐縮に存じておりますが、第一次鈴木内閣におきまして北方領土担当の国務大臣として、佐藤信二副長官とともに、北方領土返還の国民の念願を込めて二月七日を北方領土の日として閣議決定をし、各党の先生方の御賛同を得てこの運動が展開してまいっ...全文を見る
○中山国務大臣 委員いろいろ御苦労いただいて、政府に有益な御注意をいただいていることも感謝を申し上げますが、今、政府委員から答弁をいたしましたように、北海道に外務省から大使を出すということは、あくまでも待命中のいわゆる非常勤といいますか、そういう大使でございまして、随時北海道に出...全文を見る
○中山国務大臣 一応外務省としては、今回沖縄県の御要請に応じて人を派遣するということで、おおよそ県側とも既に合意ができ上がっておりまして、私といたしましては、率直に申し上げまして、きょうは政治家としてどう思うかというお話でございますが、大使が行った場合には出張でございます。今度は...全文を見る
○中山国務大臣 そのようなことは考えておりませんで、多様な道と申し上げましたのは、これから外交というものを展開してまいります場合にいろいろな紆余曲折があろうかと思いまして、そのような意味で、ありとあらゆる方策を使って日ソ間の外交を進めてまいるという意味でございますので、御了承いだ...全文を見る
○中山国務大臣 現在の日本の外交の基本政策は、従来どおり一切変化はございません。
○中山国務大臣 先生が議員引退を決意された最後の機会のこの問題に関する御質問ということで、大変感銘を深くいたしております。先生が日本人妻の日本への帰還問題、議員連盟でいろいろ御苦労いただいてきたことにも、深い敬意を表しておるわけでございます。  先生も御案内のように、日本政府は...全文を見る
○中山国務大臣 今重ねてのお尋ねでございますが、今外交的に北朝鮮と日本の間は大変冷たい関係といいますか、そのような関係になっているのはまことに残念なことでございまして、日本政府といたしましてはできるだけ、一日も早い北朝鮮との正常化といいますか、そういうことで出先の大使館等を通じて...全文を見る
○中山国務大臣 喜んで御協力をさせていただきます。
○中山国務大臣 外交を進めていく上での基本になるものは、相互の信頼の確立ではないかと私は考えております。そういう意味で、日ソ外相会談におきましても、シェワルナゼ外務大臣と私との冒頭の話は、双方がお互いに信頼関係を確立することだ、その基盤に立って、これから四十数年間の日ソ間の問題を...全文を見る
○中山国務大臣 今、北米局長から御答弁申し上げたことでございます。
11月15日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(中山太郎君) 今お尋ねの国際情勢につきましては、一九六〇年代の委員御指摘の大変厳しい米ソの軍事力を背景とした対立、それから七〇年代に入りましての対話、そして八〇年代になって今日では米ソ間の協力という雰囲気が出てきたことは極めて大きな、まあ百年に一度ぐらいに起こり得る国...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実は、今三時半から四時まで、ハンガリーの副首相の訪日――あすからのウルグアイ・ラウンド非公式閣僚会議にお出ましになるために東ヨーロッパからお越しになったわけでありますが、二人で約四十分間会談をいたして、終わってここへ参ったわけであります。  そのお話の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) このような大きな国際的な変化の背景には、西側の自由主義経済市場による大いなる繁栄があったことは委員の御指摘のとおりでございます。
11月30日第116回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○中山国務大臣 委員御指摘のように、北朝鮮との間に日本の外交的な正常な関係が確立されていないことはまことに残念なことだと考えております。  北朝鮮は対する日本政府の考え方は、去る三月に竹下総理が国会で御答弁を申し上げております考え方と、現海部内閣におきましても何らの変化はないと...全文を見る
○中山国務大臣 委員が両国の関係の改善に大変御心痛をいただいていることに敬意を表しております。外務省といたしましても、何もしないで、竹下総理が発言をし、北朝鮮に対する日本政府の考え方というものを国会の場で申し上げているということだけではなしに、第三国におります日本国の大使館から北...全文を見る
○中山国務大臣 私も、外務大臣をお引き受けして以来、この朝鮮半島の平和、安定への方向というものをどのように日本としては積極的に協力するかということについて重大な関心を抱いております。  御案内のように、先般ピョンヤンを訪問された米国の前のアジア担当の次官補であったシグール氏と私...全文を見る
○中山国務大臣 朝鮮半島におきます平和と安定が確保されて平和的な統一の日が一日も早く来ることに私どもは何らの異議を唱えるものでもありません。また、南北の両国が、両国と申しますか、韓国あるいは朝鮮民主主義人民共和国がそれぞれ国連へ加盟する条件が整って申請をされるという場合について、...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○国務大臣(中山太郎君) 今回の米ソ首脳会談は、非公式な首脳会談とはいえ、双方の意見の交換が十分なされたということについて、私どもはこの首脳会談後の記者会見の様子等も踏まえて、この会談が極めて実り多いものであったということで高い評価をいたしておる次第でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 先生も御案内のように、この冷戦の終わりを告げる感想が述べられたということが極めて大きな意味を持っているんではないか。今日までの戦後の東西関係を回顧いたしてみますと、一九六〇年代の激しい軍備競争、厳しい対立、そういうものの歴史の中でやはりブレジネフ・ドクト...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 会談の内容の詳細な点につきましては、近く米国から特使が来日されるというふうに私どもは認識をいたしておりまして、この会談の内容について、今御指摘のような海軍力の問題等について両首脳の意見の交換等その内容を正確に把握をいたして、私どもとしてはそれで判断をしな...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員も御存じのとおり、首脳会談の記者会見の内容等というものは、事前に両国のそれぞれの担当者の間で調整が行われた上で記者会見に臨むのが外交上の慣例でございます。私ども同盟的な関係にある国家に対しては、ブッシュ大統領が会談後直ちにブラッセルに飛んで北大西洋条...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生お尋ねの、米国がソビエトに対して最恵国待遇を供与するという話が出た由だと、こういうお話でございますが、日本国は既に一九五七年、日ソ通商条約によりまして既にソ連に対して最恵国待遇を付与いたしております。この点では、米側と比べて日本側は既に今から三十年余...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 最終的な日程は今まだ決まっていないと申し上げた方がいいと思いますが、訪問国としては既に決定をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) フィリピンにおきます米軍基地の存在は、フィリピン国のみならずアジア・太平洋地域の安全保障上重要なものであると考えておりまして、我が国としても大きな関心を実は持っております。ただ、同基地の存続問題等については、基本的にこれは米比間の問題でございまして、日本...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、このフィリピンの基地の存廃問題、また韓国における米軍基地の問題等、米議会におけるいろいろな意見が出ておることは承知をいたしております。  そのような中で、我が国として、海洋国家としての日本が今日のような繁栄そして平和というものを維持...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我が国といたしましては、国連を中心にした国連外交というものに大きな力点を置いて外交を進めていくということでは、前内閣以来の考え方に何らの変更はございません。  国連の機能と機構というものが安倍大臣当時いろいろと国連に対して提案が行われております。また、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般、ナミビアにおける国連選挙監視団に対しまして、日本から三十一名を派遣いたしました。現地での大変活発な活動を通じ、まあ日本の汗をかく外交という面が今回出てきたのではないか。こういうふうな平和をつくり上げる、あるいは民主的な選挙を国連の監視機構のもとでや...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今次の両首脳の会談後の合同記者会見における米ソ首脳の発言は、東西関係が大きな変化の中にあり、これまでの対立の構造から東西間の対話が定着し、さらに新しい関係を構築するための努力が開始されたものとして、評価をいたしております。  我が国といたしましては、こ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今、この両国の首脳会談でアジア問題が議論されていたかどうか、記者会見の段階ではそれがまだ発表されておりません。そういう意味から見ますと、この共同記者会見からはアジア・太平洋の問題が首脳の間での議論になっていないというふうに考えることも可能かと思いますけれ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 御案内のように、今次の米ソ首脳会談において両首脳が軍備の削減等について意見を交換したことは私どもも承知をいたしております。ただ、アジア地域における政治情勢とヨーロッパの政治情勢とを比較してみますと、はるかにヨーロッパの方が安定をするための長い間の積み重ね...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本国として、日ソ間の問題を含めてアジア全域の問題でどのような外交をやっていくかということにつきましては、極めて大事な外交上のポイントだと思います。  御案内のように、ソビエトとの間では平和条約はつくられておりませんけれども、今月の十八、十九日、日ソの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般来の東欧各国における民主化の要求、こういうものがそれぞれの国家において自決的に行われてきたということについてはまことに好ましい流れであると、私どもは認識をいたしております。  ただ、ポーランド、ハンガリー等が社会主義経済体制から自由主義経済体制へと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の点も十分踏まえて、今後この外交を展開してまいりたいと思います。  封じ込め戦略が成功したからどうのこうのというふうな問題ではなしに、米ソ首脳会談での記者会見で発表がありましたように、ヨーロッパの新しい歴史的な動きというものをとらえて、私ども...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今この日米間の安全保障条約というのは、日米の信頼関係が崩れた場合には根本的にこの支柱を失うようなことになりかねないということを外務大臣としては考えておりまして、外交ルートを通じて、今北米局長が御答弁申し上げましたとおり、相手側に問い合わせ中でございますの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お許しをいただきまして、フィリピンにおける現在の状況を簡単に御報告申し上げておきたいと思います。  マニラのマカティ地区を除いておおむね鎮静化しているものと判断をいたしております。  なお、日本人が多数居住しておりますマカティ地区、これは反政府軍の兵...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま農林省の説明員から御答弁申し上げた点につきまして、外務省としても今後十分注意をしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の韓国におけるスミダ電機の関係会社の話は、これは民間の問題として政府が直接関与する立場にございませんけれども、OECDの多国籍企業の行動指針というのがございますが、政府といたしましてはそれを十分踏まえて、現地に進出した企業がそれぞれの国における...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、現地に進出した企業がこのような事態を引き起こすということは各方面が努力している友好関係に大きな影を落とすものでございまして、私どもとしては本件が早急に当事者間で円満に解決がされるように期待いたしたいと思っております。
○国務大臣(中山太郎君) まだ読んでおりません。
○国務大臣(中山太郎君) 条約の批准につきましては、一般的な意見を申し上げますと、国内法との調整というものが絶えずついて回っております。条約を批准いたしてまいります前には関係省庁との関係法案、国内法との調整、整合をどうするかという問題が絶えずついて回っておりまして、それらの点も十...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我が国としては、基本的にこの条約の趣旨に賛成をしております。そして、国連総会での採択に際しましてコンセンサスに参加したところでございますが、この締結につきましては、我が国の国内法とすり合わせを現在勘案しておりまして、今後各省庁とも協議の上で前向きに検討し...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先にちょっと政府委員から説明させます。
○国務大臣(中山太郎君) 今国連局長がお答え申し上げましたように、関係国内法のすり合わせをするとか国会の手続等もございます。外務委員会だけでどんどん片づけられるものでございましたらお願いをして特別に進めていただくということも可能かと思いますけれども、そういうふうな外務省以外の政府...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今先生御指摘のように、一九五四年に初めてコロンボ計画ができまして、日本の協力もだんだんとその枠を広げ、経済成長に見合って日本のODAは大きくなっていった。拠出額にすると恐らく今年度は世界一になろうかということでございます。  先生御指摘のように、相手国...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実は私もあのテレビを見ておりまして、外交の責任を預かる者として大変大きなショックを受けました。  直ちに経済協力局長を呼びつけまして、こういうテレビが放映されて、国民の皆様方がODAについて一体どういうふうな印象を持たれるかということは外務省として放置...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ODAを行っていく途次で、それに当たる人たちが十分満たされていないということは、結局この事業を遂行するのにいろいろな問題が起こってくる可能性がございます。そういう意味で、全力を挙げてこの増員枠の確保のために努力をいたしたい、このように考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在の東欧の変化というものは恐らく一年前はだれも予想し得なかったことであろうと思います。そういう中で、ゴルバチョフ議長の大変強い指導力、そして新思考による外交、こういう考え方の中で東欧における各国の国民たちが立ち上がっていったという姿ではないか、そういう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御意見は十分拝聴させていただきました。大変重要なお話だと思っておりまして、やはりODAの仕組みが非常にわかりにくい、非常に専門的に構成されておりまして、一般の国民の方々はODAといっても一体どういう仕組みかということがなかなかわかりにくい。そういう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御発言の御趣旨は全く同感でございます。実は、土曜日に一日外務省を岐阜市で行いました。その節もODA問題についても触れましたけれども、新幹線の建設費の一部は世銀から借り入れをいたしておりまして、まだ返済が完済しておりません。世界で一番の債権国になった...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ワルシャワ条約機構とNATOとの関係が将来どのように変化をするであろうかという先生のお尋ねでございます。  先般来の米ソ首脳会談等の話から私どもがうかがい知ることは、やはり現在の軍事条約機構というものから将来は政治的な機構に変わる可能性というものは十分...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) これは標語のような扱いになっておりますけれども、別に定義というものはないのだろうと思います。つまり、ヨーロッパのそれぞれの国々の人たちがヨーロッパを全体として考える、ヨーロッパは一つの大きな大陸でありますから、そういう意味でこういうふうな表現が使われてい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) こういう何十年に一度というような国際政治の変化というものは、それなりに次の時代への新しい取り組みのいわゆる培地になるというふうに私は認識をいたしております。  東ヨーロッパにおける変化も、ゴルバチョフ書記長の出された論文等を拝見しておりますと、戦後のい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御指摘の点、私は外務大臣として日本の国家の安全保障という面を最重要な視点でとらえるべき責任を持った立場だと考えております。そういう意味で、我が国が外国から侵略されないといういわゆる安全保障上の責任を国民に対して政府が果たせるという時点、明確に責任を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 核兵器の廃絶は日本にとりましても究極的な我々国民の目標であらねばならないと考えております。我が国はもちろん非核三原則を国是といたしておりますから、我が国自身が核兵器を持つ不安というものは全然ないわけであります。しかし、核兵器を持っている国家間の話し合いと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外交の継続性というものがこざいますから、さほどニュアンスというか違ったようにお受けとりになるかもわかりませんけれども、一応現状と、宇野外相の当時の答弁申し上げていることとの姿勢にはそう大きな差異はございません。
○国務大臣(中山太郎君) 核兵器の廃絶ということについて、私ども日本としてはこの廃絶が一日も早く行われることを念願しているわけでございますから、この点については宇野外相の発言と私の発言とにそんな大きな差異はないと自分は認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 通常兵器があり核兵器が今存在している中で、双方が核軍縮に前を向いてお互いに合意をするということは、日本政府としては歓迎をするものでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 我が国といたしましては、今後とも核兵器の究極的廃絶の実現のために、ジュネーブ軍縮会議、国連等において積極的に努力を傾注してまいる所存でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 日独伊防共協定につきましては、いろいろそれぞれの人で評価があろうと思いますけれども、第二次世界大戦の契機になったことは、これは疑いもない事実であると私は考えております。  いずれにいたしましても、戦後日本は、第二次世界大戦の悲劇を繰り返してはならないと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私はその下田外務次官の文章を読んでおりませんので、それについてのコメントは差し控えさしていただきたいと思いますけれども、今日の日米安保条約と日独伊防共協定、この両者を同じようなものだという考え方には私は立っておりません。
○国務大臣(中山太郎君) イエスかノーかだけ言えという先生の御要望でございますけれども、もちろん世界がそれこそ「武器よさらば」ということで一切の兵器をなくするということが明確に相互で確認されれば、それはそのような世界が来ることを最も期待するものであります。
○国務大臣(中山太郎君) 海部総理訪米に同行いたしました際の九月一日の外相会談におきまして、ベーカー国務長官より、日米安保体制を安定的に運用することは極めて重要であることについて発言がございました。これに対し私からは、日米安保体制の重要性については全く同感である旨の意見を述べまし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 地位協定の関係につきましては、政府としては我が国の安全保障にとり不可欠な日米安保体制の効果的運用を確保していくことは極めて重要との観点から、従来より在日米軍経費負担につき、できる限りの努力を払ってきておるところでございますが、現時点で日米地位協定の改定は...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 東ヨーロッパにおいて今日まで第二次世界大戦後行われてきた共産党による中央統制経済、こういうものが経済的に国民の満足を与えるに至らなかったという中で、生活必需物資を含め国民たちが西側諸国と比べて自分たちの生活水準は低いということから、今日の民衆の声が大きく...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政治家としてのゴルバチョフ氏の指導力というものに対しては私は大変敬意を払っております。つまり、一つの大きな歴史を変えていくわけでありますから、相当な信念を持って改革をやらなければならない。さらに、ソビエトの中だけじゃなしに、いわゆるワルシャワ条約機構の中...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 国会のお許しをいただけるならば、十二月十二日からブラッセルで行われる関係閣僚会議に出席をさせていただきたいと考えておりますが、日本政府としてポーランド、ハンガリーに対する援助の政治姿勢というものを明確にいたしてまいりたいと、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 先般来日されましたヤコブレフ団長とも二回にわたる会談を通じて、日ソの平和条約の締結の日を早く迎えるために、現在平和条約作業グループで行われておるいろいろな協議、さらに来年のシェワルナゼ外務大臣の訪日等を踏まえて、この問題解決のために全力を挙げてやってまい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、自分がその任にある間は全力を挙げて日本のために頑張ってまいるという意志でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 猪木委員の御指摘は、私は大変大切な御指摘だと思うんです。アメリカの議会では、普通一月ごろ、ちょうどクリスマス休暇が終わって新しい再開前に、大統領専用機を使って日本とかアジアとか方々を回っておるケースがよくわかります。そういう意味で、近い将来政府専用機など...全文を見る
12月11日第116回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○中山国務大臣 先生御指摘の日ソ関係のこれからの取り組みにつきましては、この米ソの首脳会談を通じて東西関係が対立から対話、協力へ向かう中で、私どもの日ソ関係がこれによっていい環境を与えられて、さらに日ソ間で話し合いが進展をすることを心から期待をいたしております。  なお日ソ関係...全文を見る