中山太郎

なかやまたろう



当選回数回

中山太郎の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第118回国会 衆議院 本会議 第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 第百十八回国会が開会されるに当たり、我が国外交の基本方針につき所信を申し上げます。  国際社会は、今、政治、経済両面にわたって歴史的変革の時期を迎えております。特に、欧州の国際政治は何人の予想も上回る速度で変化をいたしております。東欧は旧来のイデオロギ...全文を見る
03月02日第118回国会 参議院 本会議 第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 第百十八回国会が開会されるに当たり、我が国外交の基本方針につき所信を申し述べます。  国際社会は、今、政治経済両面にわたって歴史的変革の時期を迎えております。特に、欧州の国際政治は何人の予想も上回る速度で変化しております。東欧は旧来のイデオロギーを捨て...全文を見る
03月06日第118回国会 参議院 本会議 第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 平井議員からお尋ねのございました、東欧諸国の変化をどのように受けとめ、これら諸国の再建にどのように協力していくのか、また、東欧情勢の急激な変化及び米ソ・マルタ会談に象徴される東西関係の変化がアジア情勢にどのような影響を及ぼすと認識しているかというお尋ねは...全文を見る
03月07日第118回国会 参議院 本会議 第4号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 田議員のお尋ねにお答え申し上げたいと思います。  まず、世界的に冷戦終結や軍縮の時代に向かっているが、外務省は極東、アジア・太平洋で緊張が続いていると述べている、これらの地域で冷戦構造を維持していると考える根拠は何かというお尋ねでございましたが、既に海...全文を見る
03月08日第118回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 スーパー三〇一条は、いわゆる包括貿易法が採択された中の一部でございまして、この背景、どういうことでアメリカの議会でこういうものが立法されたか。それは、一九八七年の五百七十億ドルに上る米国の貿易赤字、これに対する議会のいら立ちがこの包括貿易法案を成立させたという背景...全文を見る
○中山国務大臣 スーパー三〇一条につきましては先ほど御答弁申し上げたとおりでございますが、日米構造調整協議につきましては、日米間の経済問題、こういうものを長期的に良好な方向に維持していくために日米間のそれぞれの専門家によって協議を行う、こういうことで昨年のアルシュ・サミットの際に...全文を見る
○中山国務大臣 さきの日米首脳会談におきまして、ブッシュ大統領から在日米軍経費負担について日本の努力を評価するという御発言がございました。これに対しまして海部総理からは、「在日米軍支援を含め日米安保体制の円滑な運用を引き続き確保するために必要な協力を行っていく」という御決意が述べ...全文を見る
○中山国務大臣 今伊藤先生からいろいろ御指摘ございましたアジアのこれからの安定の問題、非常に重大な局面に我々は近づきつつあるというふうに思っております。  御案内のように、先ほども総理からお答えをいたしましたが、ワルシャワ条約機構とNATOとの間でこの軍事機構が現存していること...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘の点につきましては、外務省として確認をいたしたいと思います。
03月22日第118回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○中山国務大臣 私は自由民主党の公認候補でございまして、自由民主党は消費税の見直しということを党で決定しております。私が公認候補である以上、自由民主党の政策を守っていくという立場にございます。
○中山国務大臣 委員も御存じのとおり、選挙公報に掲載する政策につきましては、候補者独自の判断で書くことを認められておると存じております。
○中山国務大臣 先ほどお尋ねいただきましたが、公的ないわゆる公報には掲載をいたしておりませんでしたけれども、御承知のように新聞等の消費税に対する質疑については、私は次のように述べております。「経済活動の国際化が進む中で総合的に判断して、所得税の軽減、物品税の廃止を進めながら薄く広...全文を見る
03月23日第118回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般行われましたパームスプリングスにおける日米首脳会談におきまして、日米両首脳間でグローバルな問題として、幾つかの環境問題とかあるいは麻薬問題という問題にこれから取り組んで、解決するために努力しなければならないというお話が出たことは事実でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のODAによる麻薬の撲滅のための経済協力ということは極めて重要な問題であろうと思っております。  政府はかねて中南米またアジアにおける麻薬の捜査官等のセミナーを東京で開いてまいりましたけれども、一番根本的な問題は、麻薬を栽培している農民たちの...全文を見る
03月26日第118回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 盧泰愚大統領の訪日に関しましては、過去二回日本側の都合で延期させていただいたこともございまして、できるだけ早い機会に大統領の訪日が実現できるように目下事 務当局で鋭意協議をいたしておる最中でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 例年、日韓外相会談は春に行われておりまして、今年もできるだけ早期にこれを実旋したいということで、ただいま具体的な日時について韓国政府と協議の最中でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねのように、在日韓国人三世の問題は日韓両国間の最大の重要課題の一つでございまして、九一年一月を目指して双方が満足できる結論が得られるように国内での検討調整を行い、韓国側との協議に全力を挙げておると。太田さん御案内のように、先日も事務当局レベルの協...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的な事務的な数字でございますので、政府委員から答弁をさせます。
○国務大臣(中山太郎君) 下村委員お尋ねの国際識字年というものでございますが、本年を国際識字年とすることにつきましては、一九八五年及び一九八七年のユネスコ総会における討議を受けて、八七年の第四十二回の国連総会によって決議をされたものでございます。  以上でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 日本といたしましては、非識字問題の克服は個人の成長や発達あるいは生活の向上、あるいは社会、経済、文化の発展のために基本的に極めて重要なものであるという認識を持っておりまして、アジア・太平洋地域における識字事業への協力を目的として平成二年の予算に要求をする...全文を見る
03月27日第118回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の概要について御説明いたします。  改正の第一は、在外公館の設置についてであります。今回新たに設置しようとするのは大使館一、総領事館一の計二館...全文を見る
○中山国務大臣 今回再任に当たりまして、先生から温かいお励ましのお言葉をちょうだいいたしまして、まことにありがとうございました。  御案内のように、ソ連におきます新しい内政上の変化、また、経済改革を目的とするペレストロイカの推進あるいはグラスノスチ等の言われるよな新しいソ連の政...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のように、世界は五十年あるいは百年に一度と言われるほどの大きな歴史的な変革期に現在立っていると考えております。そういう中で、共産党一党支配の中央統制経済というものが矛盾を露呈して、共産圏においては共産党一党支配という形から新しい複数政党制という形が生まれ...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府の考え方の基本にありますものは、まず国際協力構想というものが打ち出されておりまして、それには三つの柱がございます。まず第一には、国際的に平和をつくるための努力をするという考え方でありますし、もう一つは発展途上国に対する経済協力、第三番目に国際文化交流、こう...全文を見る
○中山国務大臣 杉浦先生、ODA問題でいろいろと精力的に調査をしていただいておりまして、大変敬意を表しておる次第でございますが、政府といたしましては、今後とも第四次中期目標に沿い、量はもとより質の向上のために努力をしなければならない。開発途上国の人たちのために生活向上にどのように...全文を見る
○中山国務大臣 アフリカ諸国は他の地域に比べまして途上国の数が極めて多いというふうにまず認識をいたしておりまして、政府としては、かねてアフリカ関係諸国に経済協力をいたしてまいっておりますけれども、今後とも、引き続きこれらの地域に対する援助を進めてまいりたいと考えております。  ...全文を見る
○中山国務大臣 先生から大変心のこもったお話をちょうだいいたしておりますが、率直に申し上げまして外務省の定員は極めて不足をしているという状況ではないかと思います。  特に共産圏の大使館員の数が不足をしている。従来、ソビエト・ロシアを中心にコメコン関係として衛星国というような感覚...全文を見る
○中山国務大臣 超大国を中心に国際政治というものが動かされてきたという過去の歴史から、新しく経済力を中心にした国際関係というものが非常に大きなウエートを占めてくる国際政治の登場でございまして、そういう中ではこの日本の外務省の機構というものは、今までの諸先輩が営々として築いてこられ...全文を見る
○中山国務大臣 ポーランド、ハンガリーに対する援助に対する政府の基本的な考え方は、自由化、民主化を求めた国が共産党政府を葬り去って新しい民主的な政府を樹立する、そういう中で、自由市場経済原理を導入して国民生活の質の向上を図るという考え方の国々に対して、この国々の方々が経済的に立ち...全文を見る
○中山国務大臣 国際的にはODAにどれだけの資金を拠出したかという計算には計上されないと思います。しかし、先生御指摘のように、そのような性格を帯びたものということで、日本政府の判断で行ったわけでございます。
○中山国務大臣 ポーランド、ハンガリー以外の東欧諸国につきましては、それらの国々の新しい自由市場原理導入あるいは民主化の進みぐあいによりまして、日本国としては欧州各国と協議をし、と申しますのは、G24という機関がございましてそこでいろいろと私ども協議をしてきた経過がございますが、...全文を見る
○中山国務大臣 ODAに関しまして基本法をつくる考え方があるかどうかというお尋ねでございますが、現在のところ、政府といたしましてはそのような法律を制定するという考え方は持っておりません。
○中山国務大臣 今、政府委員から御答弁申し上げましたように、今後ナミビアからの経済協力の要請がありました場合には、政府としてはこれを検討してまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 今外務省には四千三百人余りの人たちが働かせていただいておりますけれども、私が昨年外務大臣に就任をさせていただいて痛感をいたしましたことは、国際情勢がこれだけ大きく変わってまいりますと、現状ではなかなか事務処理が十分できない。特に、昨年のような歴史的な変化が相次いで...全文を見る
○中山国務大臣 先生も御指摘のように、国連は創設された当時の高い理想から、ある一定期間、国連の力がそう発揮されない時代が続いておりましたが、最近再び米ソのスーパーパワーの変化、そういうものを受けまして、国連が関与した形で地域紛争の平和への解決ということが各所で起こってまいりました...全文を見る
○中山国務大臣 ソビエトにおける大きな外交政策の変化から、東ヨーロッパにおきます御案内のような共産党一党独裁の政府がいろんな国で崩壊をしていく、そして新しい民主勢力が民主的な選挙によって政府をつくる、そして自由市場原理を導入する、こういう新しい形ができてまいりまして、東西に分断さ...全文を見る
○中山国務大臣 昨年の十二月にベルギーのブラッセルで開かれましたG24の会議に私も出席をしてまいりましたが、ここでは、アメリカも含めて欧州二十四カ国、東ヨーロッパ支援の国際会議が開かれたわけであります。そして、その時点でもございましたけれども、フランスのミッテラン大統領の強いリー...全文を見る
○中山国務大臣 ソビエト連邦におきますペレストロイカの正しい方向性というものにつきましては、私どもは、かねて日本政府としてこれを支持するという姿勢を明らかにいたしております。しかし、このソビエトの経済改革というものが今日十分効果を発揮しているとは言いがたい状態にございまして、ソビ...全文を見る
○中山国務大臣 先般の一月十五日の安倍元自民党幹事長とゴルバチョフ大統領との、当時は議長でおられましたが、会談において、来年の日本への訪問が約束されたわけでございますが、具体的な日程等については、まだ詳細な協議が行われておりません。
○中山国務大臣 先生も御案内のように日ソ間には北方領土問題というものがございます。この北方領土問題を解決して日ソの間に平和条約を締結するという大きな目的に向かって、現在も平和条約作業グループというものが日ソ両国間で構成されて協議が重ねられております。そういう中でシェワルナゼ外務大...全文を見る
○中山国務大臣 先生の、かねがね沖縄に外務省から人を出せという御意見、御主張を承っております。ただ北海道の場合は常駐でございませんで、東京から所用の際に出かけるというような形でございますが、沖縄の場合には米軍の基地も集中的に存在をしておることもございまして、地域との調整、県との調...全文を見る
○中山国務大臣 沖縄自身の問題につきまして個別的にお話をしたということはございません。アメリカのアジアにおける軍の削減計画というものについてお話はございましたが、沖縄についてのお話は特定してございませんでした。
○中山国務大臣 沖縄の基地問題につきましては、私、以前に沖縄開発庁長官をやらせていただいた際にも、沖縄の方々から米軍基地の縮小、返還の問題については御要望が強くございましたし、そのことはよく承知しておるつもりでございます。現在も地元からも強い要請が来ております。そういう意味で、こ...全文を見る
○中山国務大臣 その際に、米国は今後二、三年の間に日本、韓国、フィリピンにある米軍について約一割の人員削減を考慮しているとのことでございましたが、具体的な削減の人数及び対象地域についてはこれから固めていくというお話がございました。
○中山国務大臣 五千人という数字は具体的に示されておりません。
○中山国務大臣 フィリピンとか韓国、日本に展開している米軍を二、三年のうちに一割程度削減するということでございまして、日本に限って五千人という数字の明示はございませんでした。
○中山国務大臣 先生からいろいろ御指摘ございますが、アメリカがヨーロッパにおいて軍縮をやるという米ソ間の話し合いとアジアにおける軍縮とは少し質が異なるのではないか。実はきょう十二時半から米国の軍縮局長と三十分ばかりお話し合いをしておりましたが、アメリカの考え方というものは、ただい...全文を見る
○中山国務大臣 もちろん削減は歓迎すべきことでございます。
○中山国務大臣 日本政府としては、先生も御指摘のように、アジア・太平洋地域の平和を構成することが最大の願望でございます。そういう立場に立っている日本政府としては、まず第一に、アジア全体の平和を構築するということと日本国の平和と安全を確保するということが両立しなければならない。日本...全文を見る
○中山国務大臣 構想としてはすばらしいお考えだと思います。  ただ、私どもも平和というものを理想とする国家でございますから、できるだけこの平和な社会、世界環境をつくるために努力をすることは惜しみませんけれども、現実問題として、日本国というものは憲法上交戦権を否定しておりますし、...全文を見る
○中山国務大臣 日米首脳会談は、昨年八月十日に海部内閣が発足した直後に、九月一日、ワシントンにおいて行われております。その際も私同席をいたしておりましたが、今回も、海部内閣がまだ国会で首班指名が終わっていない、新内閣もまだできておりませんでしたけれども、ブッシュ大統領から電話が海...全文を見る
○中山国務大臣 今回の首脳会談は、現下の激動する国際情勢及び二国間関係につきまして、両国首脳が個人的信頼関係の上に立ってじっくり話し合うとの趣旨で実現された会談でございました。特にこの会談では、国際問題に関連して二国間の枠組みを超えまして地域問題への対応、世界経済の運営、開発途上...全文を見る
○中山国務大臣 お尋ねの点につきましては、ブッシュ大統領から首脳会談において、在日米軍経費負担について我が国の努力を評価する旨の発言がありました。これに対し総理から、在日米軍支援を含め、日米安保体制の円滑な運用を引き続き確保するために必要な協力を行っていくとの決意の表明が行われま...全文を見る
○中山国務大臣 私は矛盾をしてはおらないと考えております。  御案内のように、日米安保体制が我が国及びアジア・太平洋の平和を構築する上で不可欠の要請であったというふうに理解をしておりますが、片方におきましては、ソビエトとベトナムあるいはソ連と北朝鮮、このアジア地域におきましても...全文を見る
○中山国務大臣 先生の御指摘のとおり、東ヨーロッパにおきましては、人々がより豊かな生活を求め、より自由な生活を求めて、共産党の政府を倒して民主的な政府をつくる、そして自由市場原理を導入して、今まで行われてきた中央集権的な統制経済というものを排除していく、こういう過程にあるわけでご...全文を見る
○中山国務大臣 ワルシャワ条約機構というものが軍事機構でございましたし、これがNATOに対峰する一つの大きな軍事機構として現存していたと思います。しかし、今日の事態は大きく変化を始めておりまして、これがやがて政治機構へ変革をして、変質をしていくものだという認識を持っております。ち...全文を見る
○中山国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたけれども、きょうお昼にアメリカの軍縮局長とお目にかかって三十分ばかりお話をしておりましたが、その中で私の聞いた話の中には、ヨーロッパにおける通常兵器の削減交渉あるいは戦略核の問題、いろいろ協議が米ソ間で行われている、こういうふうな新しい...全文を見る
○中山国務大臣 昨年来、ヨーロッパにおける各種の国際会議においてヨーロッパの外務大臣の方方ともいろいろ意見を交換しておりますが、ドイツの統一問題は当初十年ぐらい日を要するのではないかと言われておりましたが、今日ではそれが意外と速いスピードで展開をしている。その展開のスピードは十年...全文を見る
○中山国務大臣 先生の御指摘は極めて重要な点であろうと私は考えております。先般のこの東ドイツの選挙の結果、統一へ向かうという人たちが議会の過半数を超えたわけでありますから、国民の意思はそちらに民主主義のもとで動いていく、こういうふうになりますと、やがて両独の統一の前に共通通貨の問...全文を見る
○中山国務大臣 先ほどお答えしました点を少し補足さしていただきますと、早急に統一するというグループが過半数を占めている。ほかにも統一をしたいという考え方の方々もたくさん出ておられるということでございます。  今、先生御指摘のドイツが統一した後の立場、どういうふうな形でドイツがあ...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ外相会談を東京で開くということは、昨年九月の国連総会における日ソ外相会談でシェワルナゼ外相からお申し出がございましたが、先生も御案内のように、ソビエトにおける地方選挙が三月は各地で行われておりました。さらに、御承知のように憲法改正を含めて大統領制の導入というよ...全文を見る
○中山国務大臣 昨年の十一月には最高会議のヤコブレフ氏が来日されましたし、また、最近はエリツィン氏も日本に来られまして、私もお目にかかっていろいろお話をいたしました。北方領土返還に関するエリツィン氏個人の考え方も伺ったことがございます。いろいろとソ連の学者の中にも領土問題に関する...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を御可決いただきまして、まことにありがとうございました。  また、本法案の御審議の過程においては、外交活動の基盤強化につき、深い御理解と貴重な御提案を賜ったこ...全文を見る
03月28日第118回国会 衆議院 外務委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 このたび外務大臣に留任いたしましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  御承知のとおり、国際社会は、今、歴史的変革の時期を迎えており、欧州情勢を中心とする東西関係、国際経済等の枠組み自体に大きな変化が見られております。このような国際情勢の中にあって、我が国の平...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました関税及び貿易に関する一般協定に附属する第三十八表(日本国の譲許表)に掲げる譲許を修正し又は撤回するためのアメリカ合衆国との交渉の結果に関する文書の締結について承認を求めるの件及び関税及び貿易に関する一般協定に附属する第三十八表(日本国の譲許...全文を見る
○中山国務大臣 浜田先生から大変深い考え方に根差した御意見をちょうだいして、私も大変感銘をいたしておりますが、私はお説のとおりだと思うのですね。この当面の日米間の貿易のインバランス、日本の一方的な黒字、これは主力製品の輸出がとまれば急激にダウンしてくるだろうと思います。しかし、構...全文を見る
○中山国務大臣 お説を十分踏まえて、これから対処してまいりたいと思っております。
○中山国務大臣 今先生お尋ねのブッシュ・海部会談におきまして、お話しのように、日米の現在のこの問題を踏まえて、これからの日米関係のさらなる繁栄についてグローバルパートナーシップとしていろいろとやっていかなければならない。しかし、将来といいますか、日米欧の協力体制というものを考える...全文を見る
○中山国務大臣 国内の農業従事者の生活に重大な影響を与えないように、政府としては今度とも格段の努力をいたしてまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 ただいま政府委員が御答弁申し上げましたとおりでございますが、政府といたしましても、先生の御意見も十分踏まえて今後米側との話し合いを進めてまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 先生御案内のとおり、ただいま国会が開会中でございますし、外務省も法案、条約等のお願いを委員会にしておりまして、所管大臣が国外に出張するということについては、日切れ法案の関係もございまして、私どもとしては、希望はございましたけれども、現実的に国会の御意見を十分了解し...全文を見る
○中山国務大臣 今参事官も答弁いたしましたが、政治犯の釈放問題とか非常事態宣言の撤廃とかいうような問題がこれからどのような経過をとってまいりますか、これからの推移を十分見ながら、日本政府としての政策を判断してまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 先日、オピニオンリーダーをお招きして意見を伺ったわけでありますが、先生御指摘のように、この黒人組織の要望、要請というものを日本政府が受け入れるかどうか、我々としては、このナミビアの独立も踏まえて、これからの南アの新しい行き方というものに対して協力するものは協力する...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のように、マルタの米ソ首脳会談が冷戦の終わりの始まりという言葉を残して新聞記者会見が行われた。それ以降、従来の米ソ間の対立から対話、それから協力の時代に入っておりますし、昨日も米国の軍縮局長が来訪いたしまして三十分ほど意見の交換をいたしましたが、ただいま...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のように、この食糧をめぐるガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉は非常に難しい問題をたくさん抱えていると思います。昨年十月に日本で行われましたガット・ウルグアイ・ラウンドの非公式の閣僚会議、それから四月十八日には今度はメキシコが主催する会議がございますけれど...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府としては、中国がガットに加盟できる前に台湾が加盟することは非常に難しいという認識を持っております。
○中山国務大臣 本件に関しましては、ソ連から近々我が国に対して説明をいたしたいという申し出がございまして、その申し出を承った上で判断をいたしたい、このように考えております。
○中山国務大臣 今都甲局長からお話を申し上げましたけれども、このリトアニアの問題についてソ連政府との間に平和的に話し合いが進むことを日本政府としては心から期待しているということを、この委員会の席を通じて申し上げさせていただきたいと思います。  また、六月の米ソ首脳会談について、...全文を見る
○中山国務大臣 東ヨーロッパの変化というものがECにどのような影響を与えるかというお尋ねが第一にございましたが、東ヨーロッパの変化それ自身が、むしろECの統合という新しい経済統合に向かっての動きが東ヨーロッパを刺激したことだと私は認識をいたしております。  それで、今後どのよう...全文を見る
○中山国務大臣 御指摘のように、新しいドイツの統一された国家としての人口、経済力というものは、ヨーロッパにおける一つの大きな力となって現存していくだろうと考えております。それについていろいろな国がいろいろな見方をしておることも事実でございますけれども、あくまでもこれがECの統合の...全文を見る
○中山国務大臣 先ほど申し上げましたこと、ちょっと一部補足させていただきますと、戦勝四カ国プラス二カ国の話でございます。  それから、日本としてどのように考えるかというお尋ねでございますが、日本といたしましては、新しく生まれるドイツがヨーロッパに不安を与えないような形で存在する...全文を見る
○中山国務大臣 いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたように、戦後の新しい、しかも予測せざるスピードで起こってくる両ドイツの統合でありますから、戦勝四カ国及び周辺国の合意が得られるような形で協議がこれから重ねられていく、その経過をやはり日本政府としては十分見ていかなければな...全文を見る
○中山国務大臣 日ソの関係におきましてソ連の経済改革に支援をする必要があると考えるかというお尋ねでございますが、日本政府の考え方としては政経不可分という原則がございます。しかし、一方におきまして、人的交流というような面も私どもは進めなければならないと考えております。昨年の十一月に...全文を見る
03月29日第118回国会 参議院 外務委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) このたび外務大臣に留任いたしましたので、一言ごあいさつを申し上げ ます。  御承知のとおり、国際社会は今歴史的変革の時期を迎えており、欧州情勢を中心とする東西関係、国際経済等の枠組み自体に大きな変化が見られております。このような国際情勢の中にあって、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました関税及び貿易に関する一般協定に附属する第三十八表(日本国の譲許表)に掲げる譲許を修正し又は撤回するためのアメリカ合衆国との交渉の結果に関する文書の締結について承認を求めるの件及び関税及び貿易に関する一般協定に附属する第三十八表(日...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今先生から御指摘の点は、サトウキビをつくっている生産農家及びてん菜糖をつくっている農家の生活にも重大な影響を与えるものでございますから、政府といたしましても今後ともこのような生産者の立場を考えて十分な対策を立てていきたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 関係者から報告を受けております。
○国務大臣(中山太郎君) ちょっと先に国連局長から。
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府としても、今アジア局長から御答弁申し上げましたように、当事者間の話し合いというものを国連事務総長の仲介のもとで進められている段階で、これを非難するという状況ではまだない、あくまでも国連の調整活動を支持するという形で姿勢を貫いております。
○国務大臣(中山太郎君) 日本は、御案内のように技術立国また貿易立国ということが国是でございまして、我々の国が生き続けるためには、国の外交の基本戦略として、どの国と友好関係を強化 するかということが、我々国民が生きていく一番の基本的な問題の一つではなかろうかと私は考えております...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今先生からお話しのようなことが現実にあったとすれば、それはまことに遺憾なことであります。
○国務大臣(中山太郎君) 私もそういう事実があることを伺っております。  問題は、このODAの中で有償資金協力の場合に、相手国からの要請主義が中心になって動いてきた事実がございます。そういう中で、どうもこの流れを見ておりますと、最先端の医療機器を請求する場合が非常に多い。そうい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま先生の御指摘の点は、これからのアジアあるいは発展途上国に対する医療協力等につきましても重大な問題点でございまして、私も既にそのことの重要性については十分認識しております。  今年六月ごろをめどにJICAを主催団体としてASEAN及びアジア・太平...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今国連局長からも御答弁申し上げましたが、先生の御発言も極めて重要な意味も含まれています。こういうことで、私どもとしては、国連を通じてこの問題の早期の解決のために努力をしてまいるということを申し上げておきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御質問あるいは御意見十分承りまして、早急に在ジャカルタの日本大使館の館員をさらに近々調査に行かせることを申し上げておきます。
○国務大臣(中山太郎君) 各省ともそれぞれ国民生活あるいは国家にとって重要なポスト、役所だと思いますけれども、外交の総攬者としては外務省が最終責任を持っているというふうに考えておりまして、外務省は非常に重要な責任のある役所であると考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 国を運営していく上で、防衛費あるいは外務省の予算というものはそれぞれ必要でございますけれども、他省庁と比較して外務省の予算がどうこうということではなくて、外務省が本来国民のために果たすべきその責任を執行するための人員と予算がこれで十分かどうかということの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 定員の確保につきましては、毎年それぞれ総定員法の枠がございます。そういうことで、外務省も人員の増加につきまして要求を強くいたしておりますけれども、なかなか現在の総定員法の枠内で十分な人員を確保するということは困難な状況にあるというふうに私は判断しておりま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お説のとおりだと思います。  私、大臣に就任いたしまして、国際情勢がこれだけ激動を始めたわけで予測を上回るスピードでございます。そういう中で、外務省は国内にいわゆる関係の組織というものがございません。在外公館の数でもまだ足らないぐらいでございますが、国...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務省の機構というものは長い一つの伝統の中で生き続けているわけでございますが、やはりノンキャリアの方々でも有能な方は、今官房長が御説明いたしましたように、どんどん上へ上げるという考え方で現在進んでおりますから、これからもそのような傾向が続いていくものと考...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生おっしゃるように、ナミビアの独立式典というものは極めて人種解放で印象的な式典でございますし、世界じゅうが注目していた式典でございます。そういう国民の喜びの姿に触れるということは外務大臣としても心得るべきことだと思いますけれども、何がさて外務省はこの国...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 法案を抱えている官房長がおりまして、この官房長が、法案を上げないで日切れ法案を逃がした場合、大変なことになるということで役所としては法案成立に全力を挙げております。  そういうことで、外国の場合は閣外大臣というのがおりまして、そういう人たちが海外の国際...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) せっかく熱い国民の願望の中で独立をした国家でございます。要請があれば、この国に対して経済ミッション、調査団を派遣する考えでおります。相手国政府との協議の上で、日本として協力できる面があれば協力していかなければならない、人づくりも含めてでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 海部総理も大変強い関心をお持ちでございまして、国会の日程が許せば御出席をしたいというお気持ちをお持ちでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 今事務の担当者の意見を確認いたしましたが、努力目標として努力をするということを申しております。大臣といたしましても、やはり省内の事務手続あるいは各省との関係を調整しませんと、このような大きな問題の解決に当たれないということで現場は作業中でございますから、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御趣旨もよく体しまして、外務省としては検討を続けてまいりたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御趣旨を体しまして、できるだけ早く文部大臣にお言葉を伝えさしていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 前向きに対処させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 先生からいろいろと貴重な御意見をちょうだいいたしまして、ありがとうございました。  ODAにつきましては、先生の御指摘のように、国民の貴重な税金を使ってやるわけでございますから、国民の御理解をいただくようにこの内容の充実を図らなければならないし、また制...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ちょっと私申し上げるのを間違えましたが、訂正させていただきたいと思います。  海外経済協力基金は経済企画庁でございます。訂正させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 重ねてのお尋ねでございますから、私どもも御趣旨を体して、国民になぜODAに国家が努力をしなければならないか、そういう原点から国民の皆様方の御理解を得るようにこれからも努力を進めてまいりたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 我が国は、御案内のように唯一の被爆国であり「非核三原則を厳守することを国是といたしておりますから、そのような方針で臨んでまいります。
○国務大臣(中山太郎君) 大変適切な御意見だろうと思っております。
○国務大臣(中山太郎君) 大変温かい思いやりを外務省の在外公館職員にいただいていることをまずお礼を申し上げておきたいと思います。  先般、東欧大使会議を数日前に外務省で開催をいたしましたが、そこでもいろいろと給与と為替の変動の問題について雑談のうちに話が出ておりました。これだけ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 中南米のいろんな国々におきまして民主化が大変進みつつあるという認識を持っております。そういう認識の中で、私どもの日本もその立ち上がるための経済協力、こういうものをこれから進めていかなければならない。先生も今お話しございましたニカラグア等に対しましても、先...全文を見る
04月03日第118回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○中山国務大臣 池田委員御指摘のとおり、昨晩十時から、日米構造調整協議が開催をされております。昨晩始まりました会議におきましては、まず日本側から、先般、協議の積み残し事項でございました米側の問題点について意見を申し述べている段階であろうと考えておりますが、現在のところ、それ以上の...全文を見る
○中山国務大臣 今の委員御指摘のアメリカの強制外交ではないかというお話でございますが、私は、二国間の貿易というものは拡大均衡で双方が繁栄するということが原則でなければならない、そういう中で、一方的に日本が四百九十億ドルに近い貿易黒字をずっと維持し続けているという中で、この十一月の...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように、この構造調整の協議というものは、両国政府間において昨年のアルシュ・サミットの申し合わせにより昨年の九月から行われているものでございまして、あくまでも政府間協議でございます。私どもは、この政府間協議の合意がなされて、それに対して議会というものがアメリ...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のように、米側からの申し入れの項目というのは二百項目にわたっているものでございますが、この日米間の構造調整協議というものが今回の両国の協議によって一応合意に達するというような形になりましても、問題は日本国内の消費者の問題、あるいはまた、国民生活の豊かさを...全文を見る
○中山国務大臣 お尋ねの第三次円借款の取り扱いにつきましては、本年一月に鄒家華国務委員が来訪されまして私といろいろ協議をいたしましたが、両国間の意見は一致を見ました。現在、九〇年度新規の案件に関する予備的準備行為、すなわち先方との話し合いの情報収集、事前の調査等を具体的に進めてい...全文を見る
○中山国務大臣 具体的な数字につきましては、政府委員から答弁をさせていただきます。
○中山国務大臣 できるだけ早い機会と考えておりまして、この事務次官レベルの協議は、政治レベル協議、このような立場で協議をいたしますが、その中にもちろん経済問題も含まれてくる、こういうふうに御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 外国人の国内における就労状態につきましては、私どもとしては極めて重大な問題と認識をいたしておりまして、委員御指摘のとおりでございます。  現在、不法に就労している外国人労働者の数は約十万人という推定をいたしておりますが、その人たちがどこに行っているかというと、専...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま日米間で鋭意交渉の過程にございまして、どちらが折れるとか向こうの言うことにすべてこちらが同調するとかいったような観点ではなしに、双方が意見を述べ合って双方が納得のいくような話し合いを現在継続中でございますので、この点でひとつ御理解を願いたいと思っております...全文を見る
○中山国務大臣 先生重ねてのお尋ねでございますが、まだ現在交渉最中でございますから、どうぞ今日のところはひとつ、外交交渉でございますので、この点は御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 ちょっと修正をさせていただきます。先生のお言葉で、つい交渉と申し上げましたが、協議でございますので修正をさせていただきます。
○中山国務大臣 米ソ間の緊張が緩和してきたということで、ヨーロッパにおける共通の屋根の家というような感覚で、米ソ間では、六月における米ソの首脳会談までにこの両国の当事者間で軍縮交渉が盛んに行われていることは私もよく存じております。しかし、アジアにおける情勢は、北朝鮮を初め中国、ベ...全文を見る
○中山国務大臣 ソ連の外交政策の基本が従来からの政策と変わって、新思考による外交が始まっているという認識は持っております。
○中山国務大臣 先生お尋ねの問題は極めて重要な問題であろうと思います。日本の外交にとりまして、日ソ間における平和条約の締結というものは長い間の願望でありますけれども、問題は、御案内のように北方領土がソビエト軍によって不法に占拠されている。これを四島一括返還をして平和条約を締結する...全文を見る
○中山国務大臣 日米安保条約が日ソの交渉について、これが障害となるかという問題につきましては、障害にならないという認識を持っておりますし、ソビエト政府におきましても障害にならないということを明確に申しております。
○中山国務大臣 政府は、今この協議が百点満点とまでいかなくとも、日米双方がお互いに構造の問題で協議をしている最中でございまして、現在協議中でこれを何とか成功裏におさめたいと考えておりますので、現在の時点で、この協議が不調に終わる、その場合にどのような制裁が起こるかということについ...全文を見る
○中山国務大臣 日米双方協議の結果、双方が了解できるような時点でこの協議が、中間報告のまとめが終わる、そういう状況の中で日米が新しい問題の協議をさらにいろいろなことをやると思いますけれども、海部総理あるいは安倍元外務大臣がアメリカに行かれるということを現時点では考えておりません。
04月04日第118回国会 参議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) お尋ねの日米構造協議につきましては、総理からも御答弁申し上げましたように、ただいま鋭意協議が続行中でございまして、私どもは、この協議が日米双方の理解と共通の認識を持って実りの多いものになることを期待いたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 御案内のようにODAは、国民の貴重な、納めていただいた税金をもって政府がOECDの申し合わせに従ってやっているわけでございますが、今局長が御答弁申し上げましたように、今回のバングラデシュに対する債務救済援助は国際合意に基づく財政支援的な性格を有しておりま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生も御案内のように、米ソ間におきましては、戦略核の制限交渉あるいは通常兵力の削減交渉等が現在非常な熱意を持って行われていることは御承知のとおりであります。また、ヨーロッパにおいてはかつて考えられなかったような平和への方向が動いていることも御存じのとおり...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ソ連の新思考外交というものがヨーロッパを優先的に今米ソ間で話し合いが進んでいるということは事実でございますが、アジアに対しても軍縮に関するソビエトの新しい外交の考え方というものが出てくる可能性は十分ございます。しかし、現実の東南アジアを含むアジア全域の軍...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今先生も御指摘のとおり、ソ連の日本海あるいは太平洋に展開しております海軍艦艇は艦齢の古いものから新しい新鋭艦にかわってきている。しかも、戦闘能力は上昇しているという認識を外務省としては持っておりますので、このような考え方をまだ崩すわけにはいかない状況であ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) アジアにおきましては、先生の御指摘のように、中ソの関係の正常化、あるいはカンボジアにおける和平の構築、あるいは朝鮮半島における平和への環境の醸成、いろいろなものがこれからアジアにおいては期待されるものでございます。また、私ども日本国といたしましても、南北...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 御案内のように、米ソの対立から対話あるいは協力への流れというものの中で、私どもは現実の問題として、中国の孤立化をいかにして防ぐように中国に対して改革・開放を求めていくか努力をいたしております。また、北朝鮮に対しましても引き続き呼びかけをいたしておりますし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 白浜委員から、外務省は極めて不親切であるというようなおしかりの言葉をいただきましたけれども、私は、外交交渉という、交渉というか協議という、まあ協議も外交の中に入るわけでございますが、相手との話し合いがございます。しかも、両者ともこの双方の協議が相調った後...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日米構造協議につきましては、現在両国政府間で協議の最中でございまして、現段階で資料を提示することは控えきせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 現在協議中の両国間の話し合いが一応終了いたしました時点で、政府は責任を持って国民の皆様方に御報告を申し上げたいと考えております。
04月06日第118回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○中山国務大臣 今お尋ねの日米欧の三極対話、これに関しまして、事務次官級の政治レベルの協議が発足をいたすということはお尋ねのとおりであります。これについて、この安全保障に関するセミナーに事務次官級の者が参加をすることは、その方針でおります。  なお、CSCEの正式メンバーとなる...全文を見る
○中山国務大臣 そのとおりでございます。
○中山国務大臣 今おっしゃるように、NATO及びワルシャワ・パックは、今日までの軍事機構的な性格から次第に政治的な機構への変質が行われるものと考えております。
○中山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、軍事機構的性格を持っており、両者間におきまして軍備の削減問題について交渉が行われている。ただし、NATOの事務局等にはソビエトの外務大臣も訪問されているというようなことでございまして、両軍事機構は次第とその性格を転換しつつあるものと...全文を見る
○中山国務大臣 今、委員も御承知のように、ヨーロッパにおける平和への模索というものは相当熱心に米ソ双方間で行われていることは御承知のとおりであります。日本といたしましても、この平和への大きな流れ、そのようなものの流れの状況を踏まえながら、アジアにおける平和の醸成にこれから日本がい...全文を見る
○中山国務大臣 ヨーロッパのような平和への努力というものが積極的に行われている反面、アジアにおきましては、私の認識では、アジアの軍事情勢というものは決してそうヨーロッパのような流れに乗っていないという認識を持っております。  御案内のように、最近ソ連の艦艇の数が減ったとはいいま...全文を見る
○中山国務大臣 日本の外務省といたしましては、国民の安全を考える上で、国際的な、グローバルな、大きな米ソの対立から対話への動きがどのような形で流れていくのか、またヨーロッパ各国、NATO加盟の国々あるいはワルシャワ・パックの国々がどのような考え方で平和を構築しようとしているのか、...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように……(山口(鶴)委員「総理です」と呼ぶ)総理は私の後から答弁されますから、しばらく外交の責任者の意見をお聞きください。  ソ連は今、ヨーロッパにおける軍縮を提唱しております。このようなソ連軍の軍縮が、ソビエトのこれからの軍事情勢、軍の編成、そういう...全文を見る
○中山国務大臣 大変恐縮でございますが、外務省が何か後ろめたいことがあるんじゃないかというおしかりでございますけれども、外務省としては後ろめたいことはちっともございません。
○中山国務大臣 ソ連を信頼しているとかしていないとかということよりも、私どものこの二国の間には、まことに残念ながら平和条約というものが戦後四十五年間たちましても結ばれておりません。これを何とかして締結をして、日ソ間の関係を正常化してアジア・太平洋地域の今後の平和を構築していこう、...全文を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘のとおり、大変重要な点だと私は思います。さきの安倍元幹事長の訪ソの際にも八項目の提案が行われまして、ソ連の政府も大変高い評価をいたしておりますし、ついに択捉島の墓参も今年は実現する見込みが立ちました。このようなことを積み重ねていくことによって、今まで日...全文を見る
○中山国務大臣 ゴルバチョフ大統領の訪日の日程は、まだ確定いたしておりません。
○中山国務大臣 九一年の一月を目指しまして、日韓両国政府間で満足のできるような結論を得られるように、ただいま関係当局と鋭意作業を進めている途中でございます。
○中山国務大臣 今お話しの御趣旨も十分承りながら、日韓政府間でこの問題の双方が満足できるような結論を得るように努力してまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 今総理並びに国連局長から御答弁申し上げましたが、外務省といたしましては、積極的にこの署名に向けて努力をしてまいるために、関係各省庁との調整に努力をさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 今先生御指摘のとおり、アジア地域におきましては、日本がこの地域の一国である、こういう立場で、やはり日本のODAは約七割アジア地域に配分されているとお考えいただいて結構かと思います。  ただ、ポーランド、ハンガリー支援を決定いたしました後、私がこの一月にタイ、マレ...全文を見る
○中山国務大臣 先生の御指摘のとおりでございまして、日本としては、これから贈与のパーセンテージをふやしていくべきだ、このように考えております。
○中山国務大臣 御指摘のとおり、アンタイドの部分につきましてこれからふやしていかなければならないと思いますが、問題は、コンサルタント会社の問題がそこにあるということを私は認識をいたしておりまして、できるだけ国際的にその対象を広げていくべきだ、こういうことによって、日本の企業が日本...全文を見る
○中山国務大臣 ODAの金額が非常に大きくなっていくし、また世界は日本のODAに大きく期待してまいります。そういう中で、まず第一に、税を納めていただいている国民の皆様方に、なぜ我々の国がそのような援助をしなければならない立場にあるかということの御理解をいただくための広報、ぜひこれ...全文を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘のように世界は歴史的な枠組みの転換期に入った、このような認識に立ちまして見てまいりますと、ソビエトにおけるペレストロイカの状況、決して経済的にはうまくいっていない。また、東ヨーロッパの自由化の方向、これもこれからは莫大な資金を必要とする状況が生まれてく...全文を見る
○中山国務大臣 先生も御案内のように、ヨーロッパと異なりましてアジアは地理的にもあるいは歴史的にもそれぞれの大きな特色がございます。しかも、ヨーロッパの膨大な大陸国家が連なっているという問題はございませんで、ここには広大な海洋がございます。そういう意味で、海軍戦力がどうなるかとい...全文を見る
○中山国務大臣 日米安保条約は日本の安全にとりましては極めて重要であり、今後とも外交の基本的な枠組みとしてこれを堅持してまいるという考え方でおります。  なお、本年は日米安保条約締結三十年に当たるわけでございまして、私どもとしては、この三十年を振り返りまして、日米安保条約が日本...全文を見る
04月09日第118回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの全欧における安保への努力、安全保障への努力というものは、長い歴史の中でNATO加盟諸国及びワルシャワ条約機構の国々、現在のようにソ連の新思考外交というものが当時ございませんでしたけれども、努力は積み重ねてきた。米ソそれぞれの努力の結果、今日のようなヨー...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の問題、これからの日ソ関係、私は歴史の流れを見ておりまして、やはりレーガン政権時代には猛烈な軍備の拡張をやった。そしてソビエトも軍備の拡張をやった。双方がぎりぎりまで行ったわけです。その行った中で両者の話し合いの場が出てきたんではないか、私はそのような認...全文を見る
○中山国務大臣 日中の両国の関係は、天安門事件が発生するまでは非常に良好な関係にございました。残念な事件が起こりまして以来、私どもは中国政府に向かって、改革・開放路線を進めてもらいたい、そして西側の諸国との話し合いを進めてもらいたいということを強く呼びかけ続けているわけでございま...全文を見る
○中山国務大臣 御指摘の国防予算授権法は、在日米軍経費について議会の厳しい意向があらわれたものと理解をいたしておりますが、このアメリカの国内法についてコメントすることは差し控えたいと思っております。
○中山国務大臣 今年は日米安保条約が改定されてからちょうど満三十年を迎えます。三十年前の日本をめぐる周辺諸国の状況と今日とでは大変大きな変化がございましたが、その変化の一番大きなものはやはりソビエト連邦であったと思います。それから中国でもあったと思います。そのような中で、我々が今...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように、日本とソ連との間にはまだ平和条約が締結されておりませんし、北方領土問題も未解決のままでございます。  しかし、そのような関係の中で、私ども日本政府としては、日ソ間の恒久的な平和を構築するために一日も早い北方領土問題の解決によって平和条約を締結いた...全文を見る
○中山国務大臣 大変失礼しました。  アメリカとソ連との関係は、経済協力という面ではまだ行われていない、アメリカはソ連に対する知的協力を行っているというふうに日本政府としては認識をいたしております。  また、ヨーロッパにおきましては、欧州投資開発銀行の設立のために、これのG2...全文を見る
○中山国務大臣 ソ連に対するペレストロイカの正しい方向性を支持するということは、日本政府は既に数次にわたってその見解を申し述べておりますけれども、いわゆるペレストロイカを支援するための経済協力をやるという考え方は現在のところございません。アメリカとソ連との間では、この六月に行われ...全文を見る
○中山国務大臣 委員も御存じのごとく、ヨーロッパはいわゆる大陸でございまして、ここでは対峙する膨大な陸上戦力がございます。しかし一方、アジア・太平洋におきましては多くの海洋が存しておりまして、この海洋に面しておる国々、特に同盟関係にある日本とか韓国とかいろいろな国々の安全保障をや...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のとおり、日米関係の基軸は日米安保体制であります。新しいソ連の変化あるいは東欧の変化を踏まえて、先般、三月の二日、三日に行われました日米首脳会談におきましては、ブッシュ大統領から海部総理に対して、日米間で当面の課題である経済問題、この問題を解決して、これ...全文を見る
04月10日第118回国会 衆議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○中山国務大臣 先生お尋ねのガットの加盟問題に対しまして、現段階でソ連の体制はガットに加入し得る状況にはないと日本政府としては考えております。  なお、オブザーバーにつきましては、先般三月八日に申請が行われ、三月三十日に日本へのそのオブザーバー参加についての了解を求める話し合い...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ間において、残念ながら平和条約がございませんが、先生もよく御存じのように、日ソの貿易は六十億ドルに達しているわけでございまして、私どもといたしましては、この平和条約が将来締結されるようなことがあれば、日ソ間の経済交流というものは飛躍的に増大するものだというふう...全文を見る
○中山国務大臣 先生のお言葉を返すようでございますが、私は決して突然ヨーロッパにデタントが起こったとは申しておらないつもりでございます。  ヨーロッパは、御案内のように前の戦争で不幸にも東西ブロックに分割された。そういう中でドイツは国土を分割された。しかも、同じ民族が同じ言葉で...全文を見る
○中山国務大臣 私がモンゴル問題に触れましたその背景には、当然ゴルバチョフの演説以外に基本的にソビエトロシアの外交政策の転換があったという事実を否定するわけにはいかないと思います。ただ、モンゴルにおきましても、東ヨーロッパの動きあるいはソ連の動きを見ながら、自分の国をどのような形...全文を見る
○中山国務大臣 昨年、私、八月の二十四日にパリで開かれましたカンボジア和平会議に出席をいたしまして、約五日間各国の外務大臣とカンボジア和平についていろいろ話し合いをいたしました。しかし、結局その節には、フランスの外務大臣の努力にもかかわらず、話し合いがまとまりませんでした。  ...全文を見る
○中山国務大臣 このチャチャイ首相の申し出に対して政府としては、この問題は、どのようなこれからの交渉によってそういうものが持ち得るかということについて、ただいま検討しております。
○中山国務大臣 このことが即ソ連の脅威ということにはつながらないではないかと先生御指摘のようでございますが、御案内のように、ソ連とベトナムとの関係は極めて強い関係にございました。ベトナム戦争以降、アメリカにかわってソ連の影響力、経済協力、援助、こういうものがベトナムに相当量行われ...全文を見る
○中山国務大臣 委員のお考えはお考えとして拝聴させていただきましたが、カンボジア和平構築のためのASEANの国々の外相たちの考え方、またアメリカ、ソ連、フランス、あるいはオーストラリア、中国、いろいろな国のそれぞれの話し合いの場でこの問題が議論が進みつつあるわけですが、まだなかな...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府として、朝鮮半島の分断による二つの国が対立をしているということは、アジアでやはり不安定要素の大きな一つではないか、このように認識をし、この地域の安定化が進むことを日本政府としては心から期待をいたしております。
○中山国務大臣 外務大臣といたしましては、絶えず境界線をめぐる南北の対立の現状、あるいはいろいろなルートを通じての情報の収集に当たっておりますけれども、現在のところ南北が急速に和解に向けて動きを起こすという環境にはまだ至っていないと認識をいたしております。
○中山国務大臣 パリにおけるカンボジア和平会議には、ソ連からもアメリカからもそれぞれ代表が来ておられまして、私もお目にかかっております。この問題、この地域で、先生がお尋ねのように、カンボジアと日本との関係がおくれるんじゃないか、私はそういうことはあり得ないと思います。カンボジアの...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように、まことに残念なことながら、北朝鮮と日本との間には国交はございません。そういうことから、抑留をされて既に六年経過する二人の漁船員の釈放もままならず、日本政府としては大変苦慮をいたしておりますけれども、あらゆるルートを通じてこの問題の解決に努力をいたし...全文を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘のように、PECCは、これはあくまでも民間の主宰する団体でございまして、私どもはソ連が今オブザーバーとして参加しておることはよく存じております。その正式メンバーとして入っていく問題につきましては、この理事会なり委員会において議論されて結論が出るものだと...全文を見る
○中山国務大臣 総理からお答えするのが当然でございますけれども、私、外交を預かっている立場から、日本の外交に関する基本的な考え方をかねて国連等の総会において申し上げておりますので、その点改めて申し上げさせていただきたいと思います。  それは、日本はまず第一に世界の平和のために貢...全文を見る
○中山国務大臣 内閣としての考え方は今総理が申し上げたとおりでございますが、日本といたしましては、国連に対し拠出金は九千万ドルを支出しておりまして、全体の一一・三八%に当たるわけでございます。  また、国連本体の職員は、日本は九十一名、アメリカが三百八十八名、ソ連百六十二名、フ...全文を見る
○中山国務大臣 委員の御指摘のUNEPを格上げをして地球環境保全機構的な新機関を創設せよ、そのために日本外交としては努力せよという御趣旨は大変貴重な御意見だと思いまして、外交の一つの柱として日本は環境保全に努力しておりますから、国連の場においてそのような機構ができるために努力をし...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のこの児童の権利に関する条約は、大変意義のあるものだというふうに積極的に評価をいたしておりまして、これの採択に参加をした経過がございます。この条約の締結に向けて全力を挙げてやってまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 委員も御指摘のように、この隣国中国との関係は、天安門事件発生までは非常な進み方をしておったと思います。しかし、残念ながら天安門事件が発生をし、さらにこのアルシュ・サミットでの各国首脳との話し合いの結果、この中国に対して、改革・開放路線を進めてもらいたい、西側諸国と...全文を見る
○中山国務大臣 今先生から御確認のお話がございましたが、北米局長が御答弁申し上げましたとおり、鋭意適当な時期に中間報告をさせていただきたいと考えております。
04月11日第118回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○中山国務大臣 日米間の構造調整協議につきまして、その内容を自分たちに公表しろという御指摘でございます。  政府といたしましては、この協議の内容につきまして、先般閣議でその中間報告を報告し、了解をとり、発表させていただいたようなことでございまして、もし御要請があれば、先般の政府...全文を見る
○中山国務大臣 お話しのこの中間報告に至るまでの米側の日本側に提起をいたしました中身、これはあくまでも双方がアイデアを出し合っているという状況でございまして、もとは、御案内のように日米間の貿易不均衡に関する経済政策協調の補完業務としての構造調整協議を行っているところでございまして...全文を見る
○中山国務大臣 せっかくのお話でございますが、今回政府が提案いたしております予算案の内容につきましては、今日行われて継続中のこの構造調整協議の内容は直接関連がないものと考えております。(発言する者あり)
○中山国務大臣 重ねてのお尋ねでございますが、先般も御答弁申し上げましたように、政府として最終的に確認をして閣議で了解した文章は、社会党にもお渡しをいたしておりますこの文章だけでございます。もしいろいろな交渉の経過についてお尋ねがございましたら、それぞれ各省から議長が出ておりまし...全文を見る
○中山国務大臣 大変失礼でございますが、この協議は交渉ではございません。協議でございまして、双方の政府において協議を始めるに当たりまして、内容については公表を当分しないということで合意ができておりまして、これを日本政府が一方的に破るというわけにはまいらない。ただ、先生のお尋ねのよ...全文を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘の点につきまして、これは双方からアイデアを出してやっているという状況でございまして、向こうが新聞でリークをしておりますようなことがすべて向こうの意見というふうに政府としては認識をしておりませんけれども、その中で日本政府が、日本側が、アメリカのいわゆる貿...全文を見る
○中山国務大臣 お答えいたします。  構造調整協議は、日米間の貿易不均衡を一つの大きなテーマといたしまして、昨年五月に米国のブッシュ大統領からこの構造調整協議の機構をつくることの提案があり、七月のアルシュ・サミットにおいて日米首脳会談で合意をされたものでございます。これはいわゆ...全文を見る
○中山国務大臣 前川レポートをつくって国民にそれを示したわけでございます。
○中山国務大臣 委員御指摘のように、昨年の六月以降東ヨーロッパでは歴史的な変革が相次いで起こりまして、十二月の末のルーマニアの大変化に至ったわけでございます。一方、御指摘のようにECは九二年の統合に向かって着々と各国間の協議が進んでおると思います。こういう中で、ソビエトにおいては...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの北朝鮮に対する我が方の政府の姿勢でございますが、御案内のように、まず第一には、北朝鮮をできるだけ日本としても孤立をしないような形であの国が開放されていくように努力していかなければならないと考えておりまして、北京におります橋本大使を通じ、中国の政府を通じ...全文を見る
○中山国務大臣 ちょっと一言訂正させていただきたい。  私、先ほど申し上げました国名の呼称の中で民主主義という言葉が抜けておりました。改めて訂正をさせていただきます。朝鮮民主主義人民共和国でございます。
04月12日第118回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員の大変熱心なこの問題に関する御意見等十分拝聴をさしていただきました。米軍にとりまして、日米安保条約の目的の達成のために、米軍のパイロットの訓練というものは極めて重要な問題であろうかという認識を持っておりますが、米軍が地域住民に危険を与えるというようなことにつき...全文を見る
○中山国務大臣 御意見は十分承りました。これから政府としても検討をしてまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 委員お尋ねの日本の遠洋漁業における問題点は、先ほどの水産庁長官並びに山本農水大臣からの御答弁のとおりでございますが、外務大臣といたしまして、先日も根室地域の漁業組合の方々から、一九九二年以降の公海上のサケ・マスの全面禁止をソ連が要請している、これに対して日本政府は...全文を見る
○中山国務大臣 先生のお話を承っておりまして、政府は、捕鯨問題につきましては、国際捕鯨取締条約に基づき合理的な解決が図られるように、引き続き最大限の努力をしてまいる決意でございます。
○中山国務大臣 今アジア局長からお答えを申し上げましたとおり、日本周辺における漁業問題につきましては、御指摘のような事件があることは事実でございまして、私ども政府といたしましては、日本の漁業者の権益保護のために今日までもしかるべき場所で発言をしてまいりましたが、今後とも積極的にこ...全文を見る
○中山国務大臣 今総理が御答弁されましたと同じでございまして、私どもは、この日ソ間の拡大均衡による信頼が醸成されていく、そういう過程の中で、私どもの二国間の最大の問題はやはり何といいましても領土問題でございますが、これが解決されて平和条約が締結される、そのために全力を挙げて努力し...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府といたしましては、朝鮮半島の軍事境界線を境に対決している二国の軍事情勢、これが一日も早く話し合いによって解決をされ、そして平和が醸成されるというために私どもは大きな期待もいたしておりますし、そのためにはできるだけの協力もしなければならないと考えております。
○中山国務大臣 今の先生のお尋ねにつきまして外務大臣としては、米ソは言うまでもなくスーパーパワーであります。特に軍事力の面においてはこの二国にまさるものはない。この二国はもちろん世界全体を見回したいわゆる軍事戦略を張っている国家でありまして、この二つのスーパーパワーがいわゆる軍備...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の在日朝鮮・韓国人の三世問題というものは、私どもは誠意を持って、一九九一年一月を目指して双方が満足できる 結論が出るように現在政府間でいろいろと協議を進めているところでございまして、この解決のために誠意を持って努力をいたしてまいりたい、このように考えて...全文を見る
04月13日第118回国会 衆議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○中山国務大臣 今先生御指摘のようなことは、実は私自身もかつて参議院の議運の委員長時代に、安井参議院議長のお供をして、海外の空港のボディーチェックに遭ったことがございます。その際も非常に不愉快な思いをいたしまして、直ちに大使を通じて相手会社に注意を、抗議を申し入れた、こういう経験...全文を見る
○中山国務大臣 この交渉といいますか協議を通じて、先生が言われるように、日本政府、日本代表団が書き上げたこの中間報告の問題点について、もし日本政府がそれを実施した場合にインバランスが解消しなかったらどうするかというお考えですが、私は、日本政府が日本のためにやるべきことをやって、そ...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように、今この問題は日米構造協議、障害排除に関する協議ということになっておりますけれども、基本的には我が国自身の問題でございまして、ヨーロッパの統合あるいは将来のEFTAとECとの間の連合というようなことになってまいりますと、アメリカとカナダの共同市場が既...全文を見る
○中山国務大臣 海部内閣としては、誠心誠意この日米間の協議の中間報告を踏まえ、さらに最終報告にかけて協議を調えて、その日本のいわゆる評価というものについて、全力を挙げて国民生活の豊かさを期するために努力をしていく、国会にもお願いをする、このようなことではなかろうかと考えております...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねのスーパー三〇一条につきましては、これはあくまでアメリカの国内法の問題でございまして、この適用をアメリカの議会がやるかどうか、あるいは政府がそれに関与するかどうかということにつきましては、現時点でこれをコメントすることは差し控えさせていただきたいと思いま...全文を見る
○中山国務大臣 日本側からも相当厳しいコメントを出しておりまして、既にアメリカの政府は予算編成の過程におきましても、グラム・ラドマン法の目的に従って赤字財政の削減のために予算編成の過程で二度のチェックをするという考え方をあらわしておりますし、また、夫婦で十二万ドルまでの年収の家庭...全文を見る
○中山国務大臣 自由に市場にアクセスできるというシステムが導入されることが重要でございまして、そういう自由に競争原理が働くというような過程で消費者の嗜好によってその商品が売れなかった場合には、それは当然の帰結であるというふうに考えております。ちなみに自動車の例を見ましても、外国製...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてお答えさせていただきますけれども、やはり自由市場原理というものを導入していく、そして消費者が有利になるという観点で市場を形成するということがこの協議の一番大きな目的であるという御理解をいただき、その結果消費者の嗜好によって商品の売り上げが影響を受けても、それ...全文を見る
○中山国務大臣 我が国の平和と安全の維持のためには、引き続き効果的抑止力の確保が必要と考えられます。強固な日米同盟関係がこのため不可欠であり、その基礎をなすのが日米安保条約体制でございまして、そういう意味で私どもとしては、この安保体制は軍事大国にならないという日本の政治的コミット...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの米ソの軍縮交渉におきまして軍備管理・軍縮問題が大きな議題として上げられ、今年考えられます近いうちに行われる米ソ首脳会談におきましても、軍縮問題が議題となることは明らかであります。先般も、来日されました米国の軍縮局長も私に、ただいま鋭意ソ連側と交渉中であ...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの韓国とソ連との国交正常化への努力は歓迎すべきものと考えております。
○中山国務大臣 委員の御指摘のとおり、韓国は、ソ連のみならずモンゴルとも最近外交関係を樹立いたしました。また東ヨーロッパの国々とも外交関係を樹立しておりまして、こういう中で日韓の両国担当者の間ではいろいろと情報の交換が行われていると認識をいたしております。
○中山国務大臣 委員お尋ねの六カ国の会談、アジアの平和のために日本が積極的に努力すべきではないかという御指摘でございますが、アジアの平和を構築するために積極的に各国と協力していくという基本的な考え方は、もちろん我が国としても当然考えるべきことであろうと思います。  ただ、六カ国...全文を見る
04月17日第118回国会 参議院 外務委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました千九百八十九年七月三日に国際コーヒー理事会決議によって承認された千九百八十三年の国際コーヒー協定の有効期間の延長の受諾について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  昭和五十八年に作成されました千九百八十三...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 東欧情勢につきましては、委員も御存じのように、大変大きな変革がさらに進行しつつあるものと考えられます。ただ、中央政府による一党の独裁体制のもとでの社会主義経済体制というものが崩壊をした後のいわゆる自由主義原理を導入した市場というものが形成されていく過程に...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 三極の間で例えば安全保障の面で話し合いが行われるかどうかということについては、現時点で日本政府としては三極という立場で言うわけにはまいりませんけれども、先般も衆議院の委員会等で御質問がございました、例えばNATOの主催する学者等を集めたシンポジウムに日本...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在変わりつつあると思っております。
○国務大臣(中山太郎君) そのように認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 軍事だけではなしに、経済面におきましても両国が協力をしていくということが第二条に盛られております。
○国務大臣(中山太郎君) 日本は専守防衛ということを基礎的な考え方として日本の防衛構想を立てております。そして、日本が軍事的大国にならないという国際的なコミットメントを確認する上からも、日米安全保障条約というものが存在することが近隣諸国に対して不安を与えない一つの効果を発揮するも...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まず、欧亜局長から答弁をさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 先生も御指摘のように、ヨーロッパにおける地政学的なあるいは文化的な、歴史的なこの流れの中での東西関係の対峙が今回平和への方向性を求めて動き出している、これは現実でございますが、日本はやはり平和を目的とすることが国民の統一された願望でございます。そういうこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま政府委員から御答弁を申し上げておりますが、外務省といたしましては、世銀のさらなる情報並びにインドに駐在いたしております日本国大使からもこの件について報告を求めて、外務省としては判断をいたしてまいるというふうに考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員が御指摘の点に関しましては、さらに慎重に検討してまいります。
○国務大臣(中山太郎君) 今、委員御指摘のコーヒー価格の内外価格差問題につきましては、関係省庁と十分連絡をしながら、消費者重視の立場から内外価格差をできるだけ縮めるように努力をいたしたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 国際協力の構想の柱の一つとして平和への貢献ということが日本政府の基本的な考え方であることは御理解をいただいているとおりでございますが、実際、委員御指摘のように、汗をかく平和への協力ということが今まで余りケースとしては多くございませんでした。  こういう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大変結構な御指摘でございますので、近い機会にそのような場をつくりたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の点は非常に大切なポイントだと思います。外務省におきましても、そういう経験のある人たちを常備させて、要請があれば出すというようなことも考えなければならない、こういうことで平和協力人材センター、これは仮称でございますけれども、平成元年度予算では、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先ほども御答弁いたしましたように、ただいまどういう組織でやっていったらいいのか研究中でございますから、国会の御意見も十分尊重しながら、一番いいあり方をこれから研究して決定していったらどうかと、このように考えております。  なお、先般のナミビアに対する派...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のミャンマーに対する日本国の経済協力につきましては、ミャンマーが受けている海外からの援助の中で日本が占める部分が一番大きいという点も踏まえて、私昨年就任以来、ミャンマーの政府の方が来られた際にも、公平な選挙が民主的に行われることが日本政府の強い...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 基本的には日中関係というものは長い歴史的な経緯を踏まえまして、お互いに重要な隣国であるという考え方を堅持しております。中国の近代化支援の日本の立場には何ら変わりはございません。  私どもは、既往案件につきましては条件の整ったところから実施中でございまし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 海部内閣としては、海部総理が西欧各国の首脳と会談をいたします際にも、アジアの国としての日本が中国に対するどういう考え方を持っているかということは絶えず会う首脳ごとに説明をしてこられております。すな わち、中国を孤立化させることは国際社会の中で決して幸せ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府としては、もう繰り返しで大変恐縮でございますが、北方領土問題を解決して日ソの平和条約を構築したい、締結したいという基本的な考え方は何ら変わっておりませんし、そういう状況をつくるための日ソの間の人間的な信頼を深めさせていくというためには、日ソ平和条...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先にちょっと欧亜局長から……。
○国務大臣(中山太郎君) 今欧亜局長が御答弁申し上げました線上で、シェワルナゼ外相が本年ある時期に来日をされる、その時期に日ソの外相会談が持たれて、そこでいろいろと日ソ間の二国間問題、またアジア・太平洋における問題というものが討議されると私は考えております。  そういう中で、私...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 極めて重要なお尋ねではないかと考えております。  御指摘のように、ヨーロッパ、ECの統合というものは間違いなくこれは進行をしていく。しかもそれが一九九二年をめどに結ばれていくんだろうと思いますし、東ヨーロッパがこれから大変な困難を伴いながら、膨大な累積...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 北方領土問題解決というのは、我が国にとりましては国民全体の大きな悲願でございますが、この問題は現在日ソ間で交渉中でございまして、これを全面的に公開をするということは外交交渉上でき得ないことでございますけれども、国民の皆様方の正しい御理解を得るためには、あ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 世界の軍事的な問題で軍備管理・軍縮問題が大きな一つの流れになっていく、そういう中で、ソビエトの対外政策が変化を起こしてきたという状況を踏まえながら、話し合いというものが以前よりもいい環境に向かいつつあることは事実であろうと思います。また、この問題に関して...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在日ソ間には平和条約はございませんが、貿易量は昨年六十億ドルに達しております。西側の国の中では第三位。一位がフィンランドで二位が西ドイツ、三位が日本というポジションを得ておりまして、民間貿易は活発に行われているという状況でございますが、問題は国と国との...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、日本のエネルギーというのは海外依存度が極めて高い。先進工業国家としては省力化に全力を挙げて今まで乗り越えてきましたけれども、必要最低限なエネルギーというものはどうしても確保しなければなりません。そういう面で、できるだけシッピングチャー...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 昨年九月の海部総理のメキシコ訪問に際しましても、メキシコ側から大気汚染の解決のために日本側への強い協力要請がございました。それに対して、政府が調査団を出すということで進めております。  なお、御指摘のように、東欧圏においてはエンジンの非常に効率の悪い車...全文を見る
04月18日第118回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 外務大臣に再任いたしましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  まず北方領土問題について申し上げます。  今日、二十一世紀に向けて新しい国際秩序が模索される中で、日ソ関係の抜本的改善は、日ソ二国間のみならず、アジア・太平洋地域の平和と安定の強化、さらには、東...全文を見る
04月18日第118回国会 衆議院 外務委員会 第3号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの在日韓国人の問題につきましては、私どもの国と韓国との間に長い歴史がございますが、その間には幾つかの不幸な消しがたい思い出が双方にございます。そういう中で強制連行され、日本において過去に働いてこられた方々、そういう方々が戦後日本の社会の中に住み込まれて、...全文を見る
○中山国務大臣 三十日に行われます日韓外相会談を控えまして、実は、一昨日来韓国を訪問されておられました竹下日韓議員連盟会長が昨日日本にお帰りになり、私は昨晩午後七時から竹下邸を訪問して、盧泰愚大統領初め韓国の政府並びに各政党の要人との会談の状況を承ってまいり、これから三十日にかけ...全文を見る
○中山国務大臣 日韓の問題につきましては、一九九一年の一月をめどに、この問題を全面的に両国が満足するような解決をするということでは、日韓の政府間では基本的にその目標を定めておりますけれども、外相会談に臨むに当たりまして、現在まで関係各省庁との間で協議がさらに続いているところでござ...全文を見る
○中山国務大臣 私は、外交をお預かりしている立場として、これからの日韓外相会談に臨む前に、やはり今日まで日本の関係各省庁がいろいろとこの問題で日韓両国政府の満足するような結論を得るために努力をしてきた経過がございます。そのような経過が、現在さらに詰めの段階を急いでおる過程でござい...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの点につきましては、いわゆる韓国の方々の三世問題については、日韓法的地位協定に基づき、韓国政府と協議を行っているものでございますが、その意味として、対象となるのは在日韓国人の三世以降であることは御承知のとおりであります。  一方、在日朝鮮人の子孫の方々...全文を見る
○中山国務大臣 広島の平和記念公園の横にあると聞いております。
○中山国務大臣 外でございます。
○中山国務大臣 残念な広島の被爆によって亡くなられた方々には、人種とか国籍の差は考えるべきではないというのが私の基本的な考えであります。
○中山国務大臣 この問題は、私が先ほど申し上げたような私の基本的な考え方がございますが、今までの経緯で、この朝鮮半島、分断された二つの国家の方々に関係があるみたまがそこに祭られているということでございますので、そういう経過も踏まえながら、政府としてはできれば早い機会にこの公園の中...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの点は、この日本で戦争中に被爆をされた韓国の方々、この方々が、一応法的にはいわゆる国家間の協定というものはできているとはいえ、日本政府としては、この方々が存命されている間、その方々に対する人道的な協力をしなければならない、こういうことは考えております。
○中山国務大臣 カンボジア和平に関しましては、委員も長年この関係についているいると御苦労いただいていることを私もよく承知いたしております。  かねて政府としては、この二月に外務省から課長を初めてカンボジアのへン・サムリン政権下の地域に入れまして、政府の治安状況あるいはそこに住ん...全文を見る
○中山国務大臣 さきの当委員会においてもリトアこァ問題について御意見を申し上げておきましたが、このリトアニアの政府といいますかリトアニアの関係、バルト三国の平和的な解決、これについて日本政府としては、ソビエト政府との間に円満な話し合いが進むことを期待しているということを御答弁申し...全文を見る
○中山国務大臣 そのような考え方でおります。
○中山国務大臣 我々のこの日本に来られておった韓国の方々あるいは朝鮮の方々、またそういう歴史を踏まえて、植民地時代というものが一つの大きな韓国の方々あるいは朝鮮半島の方々に長く心に刻み込まれた悲しい歴史であったということは私自身がよく感じております。そういう悲しい歴史のページを我...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてのお尋ねでございますから申し上げますけれども、自分の意思ではなしに、当時の日本政府の意思によってサハリンに強制移住をさせられ就労させられた方々が、戦争の終結とともにかつての祖国に帰れずに、そのまま現地にとどまって暮さざるを得なかったという一つのこの悲劇は、ま...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ間に平和条約がないということが両国にとっては一番大きな問題であろうと思います。日本政府としては一日も早く平和条約を締結したい。しかし、私どもの古来の領土である北方四島というものがソ連軍によって占拠されているという事実の解決をしてもらいたいというのが日本国民の願...全文を見る
○中山国務大臣 昨年の末、ソビエトからはペレストロイカを推進するための経済調査団が日本に来ておられますし、この受け入れについては政府は全面的に協力をいたしております。また、今回も第二陣が到着しております。そういう面で、我々の国は、問題があるということはわかっておりますけれども、ソ...全文を見る
○中山国務大臣 外交政策の一元性ということが日本にとっては極めて絶対不可欠な要素であろうと思います。一方、議員外交において広範な立場でいろいろな国と日本との間の将来の展望について御意見を交換していただくということも、これまた極めて重要なことでございます。私どもはいろいろな機会を通...全文を見る
○中山国務大臣 今ヨーロッパにおいては、委員もよく御承知のように、ワルシャワ条約機構あるいはNATO両軍事機構が次第と軍備・軍縮の方向から政治機構化へ将来向かっていくという見通しは共通の認識ではないかと思います。ただ、アジアにおいて、御承知のように、ヨーロッパの大陸と違って、ここ...全文を見る
○中山国務大臣 今政府委員が御答弁申し上げたと同じでございます。
○中山国務大臣 三世問題を初めサハリン在住の韓国の方々の母国訪問の問題とか被爆者の問題等いろいろと日韓両国政府間の事務レベルでずっと協議が行われてまいりました。そういう過程の中で、昨日、竹下日韓議員連盟の会長が大統領に会われた後、お帰りになり、私も昨晩一時間ほどお話を承ってまいり...全文を見る
○中山国務大臣 御趣旨を踏まえて努力をいたしたいと考えております。
○中山国務大臣 実は外務大臣に就任して以来、この日米間の関係が非常に今までよりも好ましくない状態に入っている。特に、従来でございましたら、先生アメリカに長らくいらしたので、大変アメリカの事情は我々よりもよく御存じのはずでありますけれども、東海岸で非常に対日批判がきついときでも、西...全文を見る
○中山国務大臣 委員が実際にアメリカにおいて市民生活を経験され、また商業活動にも従事されてこられた経験から、今日の日米関係を御心配いただいていることを大変ありがたく感謝を申し上げたいと思います。  外務省におきましても、この問題を非常に深刻に受けとめておりまして、この事態を解決...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とタイとの間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  政府は、タイとの間の現行租税条約にかわる新たな租税条約を締結するため、タイ政府と...全文を見る
04月23日第118回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のヨーロッパにおける歴史的な変革というものは、ゴルバチョフ大統領の新しい新思考外交がその背景にあると考えております。そういう考え方の中で新しい外交戦略をソ連が構築をしている。しかも、この考え方の中で、かつてワルシャワ機構に加盟しておった東ヨーロッパの国々...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおりでございまして、アジアにおきましては、日本政府としてはもとより平和の構成、平和が醸成されていくということを心から期待をいたしておりますが、ヨーロッパと違い、地政学的には大きな海洋を有しておりますし、また、ここに展開しておりますソビエトの海軍戦力も...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねのごとく、アジアの平和と安定というものが我々の国日本にとりましてもアジア各国にとりましても極めて好ましいことでございまして、そのために日本政府としては、外交の面を通じて、二国間あるいは多国間の場におきましても、このようなアジア地域の平和、安定の構築のため...全文を見る
○中山国務大臣 今般、米行政府が議会に提出をいたしましたアジア・太平洋地域の戦略的枠組みに関する報告は、米国が引き続き太平洋地域における前方展開戦略、二国間の安全保障取り決めを基本的に維持していくことを明らかにしたものというふうに認識をしておりまして、戦略情勢を十分見きわめながら...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、日本は海洋に囲まれた国家でございます。この我々の国は資源の乏しい国でございますから、絶えず海外から膨大な原料の輸入をしなければならない民族的な宿命を持っております。そういう中で、完成品を輸出していくという貿易立国をしなければこの国は生きていけな...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの件につきましては、実はゴルバチョフ大統領が来日をされる前に日ソの外相会談が行われることは既に両国で合意済みでございます。そういう中で、今から十日ほど前でございましたか、仙台で行われました軍縮の会議に出席されたソ連の外務次官がシェワルナゼ外務大臣の私あて...全文を見る
○中山国務大臣 先般、お許しをいただきまして私が出席してまいりました非公式の閣僚会議におきましては、私は、日本政府として、国会のたび重なる御決議及び日本政府の閣議の決定に基づいて、先生も御存じのように、食糧の安全保障という立場から日本の農業の考え方について述べました。なお、それに...全文を見る
○中山国務大臣 お説のとおりでございます。
○中山国務大臣 大体同じような考え方でございます。
○中山国務大臣 日米間で最終的に協議を調えて最終報告が出る、こういう段階になりますと、一応構造調整協議というもの、それは七月の最終報告で一応の両国間の、政府間の話し合いというものは終わる、ただそれで、日本政府が自主的にこれから実施をしていく事項がいろいろ法律事項も含めて多数ござい...全文を見る
○中山国務大臣 先ほども先生のお尋ねにお答え申しましたとおり、この最終報告ができました時点で、日本政府がみずからのイニシアチブで国内の関係法令の整備、これを行うことによって消費者の利益のさらなるものを深めるために、また国民の暮らしが一層豊かになるように努力することが始まるわけであ...全文を見る
○中山国務大臣 この協議を行うに際しまして、日米両国の担当者間でこの協議の内容については双方とも公表しないという話し合いができておりまして、大変残念でございますが、両国間の政府の合意事項でございますので、御了承をいただきたいと思っております。  なお、その過程ではなしに中間的に...全文を見る
○中山国務大臣 日米の議員、議会間の意見の交換というものが極めて重要であることは、委員御指摘のとおりでございます。私も就任早々にアマコスト駐日大使に対しましても、議員間の意見の交換というものが民主主義の国家においては最も重要なことだということを強く主張いたしております。なお、日本...全文を見る
○中山国務大臣 今総理からお答え申し上げましたことと外務大臣としては考え方は何ら違うところはございませんが、天安門の一周年の期日を近く迎えるに当たりまして、中国政府が改革・開放路線を一層進めていただく、そして西側の各国ともっと国際協力の面で、あるいは人権の問題で御協議をいただくよ...全文を見る
○中山国務大臣 海部内閣として、先生、関係各国に前向きに日本の姿勢を示せというお尋ねだと存じましたが、私は先般の海部首相の外遊に同行いたしまして、各国の首脳会談に立ち会いました。その際に、海部総理は、一貫して、中国を国際社会から孤立させては世界の平和のためにならない、この中国を孤...全文を見る
○中山国務大臣 この自由貿易体制の中で各国との貿易を基軸にして国を立てている日本として、相手国との間に、特に米国との間には均衡的な貿易の拡大というのが一番望ましいのだろうと私は思っております。しかし、ここに外務省でちょっと調べました計数を御紹介いたしますと、一九六〇年、ちょうど日...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、このODAの資金は貴重な国民の税金であります。かかる観点から見て、このバングラデシュに対する援助についての疑惑について、在外公館の責任者が相手国政府の責任者に確認をしておるということは国民に対する責任を果たしていると私は思います。
○中山国務大臣 内容につきましては、局長から詳細お話をさせていただきます。
04月24日第118回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○中山国務大臣 お尋ねのゴルバチョフ大統領の訪日の時期は、まだ具体的に日取りの確認はされておりません。ただ、先日も当委員会で御答弁申し上げましたように、その前に外相会談が開催されます。外相会談は、米ソ首脳会談の終わった時点でシェワルナゼ外相から私あてに来日の時期が近く通告されるも...全文を見る
○中山国務大臣 ソ連から外務省の招待で日本に来られるマスコミあるいは経済研究所の所長あるいは先般来られたエリツィン氏等のお話を聞きましても、ソ連においてもこの日ソ間の問題解決をしなければならないという強い願望があるという認識を私はいたしております。そういう中で、領土問題につきまし...全文を見る
○中山国務大臣 ソ連の日本を訪問される方々の中には、領土の段階的な返還というような御意見を承ったこともございます。そういう御意見もあり、また領土返還が大事だというような御意見もソ連の国の中にもあるということは聞いておりますけれども、ソ連の政府の基本的な領土問題に対する考え方には一...全文を見る
○中山国務大臣 今御指摘の点は、現在まだ具体的な交渉が煮え詰まっているような状況ではございません。近く来日を予定されているシェワルナゼ外相が来られて日ソ外相会談が持たれたときに、いろいろとソ連側の考え方もその中に出てくるものと私は推測をいたしております。
○中山国務大臣 日米安保条約が将来どのような形になるかということにつきましてのお尋ねかと認識をいたしております。その前提として、北方領土が返ってくる、平和条約が締結をされるということの後に日米安保条約が性格を変えるかどうかというお尋ねではないかと私は考えておりますが、それでよろし...全文を見る
○中山国務大臣 今、アジア全体の将来のいわゆる和平というもの、平和というものの構想についてのお尋ねと思いますが、御案内のように、私どもの身近な朝鮮半島の軍事的対決の解消また南北の対話、それから往来が自由になるというような環境がつくられることがまず第一ではないか。それには日本政府と...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてのお尋ねでございますけれども、日米安保条約を堅持をして、この不透明、不確実な国際情勢の中で我が国の安定した経済の発展と国の安全を守っていくというこの必要事項、絶対かつ必要なこれは条件だと私は今思っております。国際情勢が大きな、さらなる発展的な緊張緩和に向かう...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘の国連憲章の案文、敵国条項の問題の修正とかあるいは新しい時代に向かう国連の機能を果たすための憲章づくりというもの、憲章というか細則づくりというものは、極めて重要な御指摘であると考えております。我我の国も、既に国連に加盟して毎年九千万ドルという多額の国民の...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、このODAのいわゆる目的に使われる資金というものは、国民が納めていただく貴重な税金の一部でございます。このことにつきまして、今御指摘のように、それが有効に相手国の国民に受け入れられているかという問題につきましては、外務大臣としても十分この点に留...全文を見る
○中山国務大臣 今政府委員が御答弁申し上げましたように現在調整中でございまして、日程が確定をするのも、まだどういう日程になるかということははっきりしておりません。
○中山国務大臣 昨年九月に第一回の日米構造協議が行われまして以来、双方からいろいろと出し合った問題が、先生の御指摘のように日本側に対して二百近いアイデアが出ている。我が方から八十近いものが出ている。その中で、両国の代表者たちがいろいろ協議をいたしまして、まず中間報告で大体最終報告...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてお答え申し上げて大変恐縮でございますが、最終報告に向けましてさらに両方の責任者が協議を進めている最中でございますから、どうぞひとつ最終報告を御確認いただいた上でいろいろと御批判をいただくなり御指導をいただく。これは政府間のいわゆる協議でございますから、そうい...全文を見る
○中山国務大臣 米側から提議されたいろいろな項目について日本でできることとできないことがあるということは、かねて申し上げております。そういうことで、私ども日本としてこれが消費者のためになる、あるいは国民生活がもっと豊かになるという二つの視点でやれるものはやっていくということが原則...全文を見る
○中山国務大臣 今大蔵大臣がお答えしたことと同じでございます。
○中山国務大臣 一方的にアメリカ側が自分の意見を日本側に押しつけているというふうな御発言でございますが、我が方からは米国に対して、貯蓄率の低さ、それではこの国の経済がなかなかうまくいかない、もっと貯蓄率を上げるべきだ、あるいは企業経営者が短期的な考え方で企業を経営して会社を売買す...全文を見る
○中山国務大臣 文言等の扱いにつきましては、それぞれの出先での協議で、いわゆるそれぞれの代表団の考え方に基づいてこのような文言が書かれたものと認識をいたしておりますが、具体的に、例えば膨大な双子の赤字を縮小するためにいわゆる米国が予算編成をする際には二度にわたる予算のチェックをす...全文を見る
○中山国務大臣 先ほど委員からお尋ねのございました点で、私の方から少し補足をさせていただきたいと思います。  日本側からの米国の全体の経済問題についての指摘の中で、冒頭に向こうがつくっております文章は以下のとおりであります。「日本政府は、国際収支の調整及び長期的な競争力を妨げる...全文を見る
○中山国務大臣 私は、委員御指摘のアメリカの考え方というものは、一番原点に戻れば日米の貿易不均衡、対外不均衡が原点にあると思います。貿易は相互に拡大していくというのが友好国の間では好ましいことである。しかし、私が外務大臣として、このアメリカの日本に対する構造調整の申し入れをして協...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、ヨーロッパにおける変革の一つの流れがアジア地域に起こりつつあるということは事実でございまして、最もアジアで古い社会主義国であるモンゴルがいわゆるこの考え方を転換いたしました。これは極めて意義のあることであろうと思っております。
○中山国務大臣 委員から大変これもよく研究をされた防衛白書の御批判をいただいておりますが、今、日ソ間で信頼醸成の環境をつくるべきだという御意見は私も原則賛成でございます。  しかし、現実には北方領土が不法に占拠され、しかもそこには、一万人と言われておりますけれども、軍隊が駐留し...全文を見る
04月25日第118回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 衆議院安全保障特別委員会の開催に当たりまして、我が国の安全保障について、所信を申し述べたいと思います。  安全保障に万全を期することは、国家の独立と繁栄を維持し、国民の生命財産を守るために必要不可欠な条件であり、外交の基本的課題であります。私自身、我が国の安全保...全文を見る
04月25日第118回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○中山国務大臣 北方領土に関します御質問に対しまして、政府の見解を改めて申し上げさせていただきます。  四島の一括返還という政府の立場はいささかも変わっておりません。  第二に、昭和五十六年に既にソ連は二島の引き渡しを約束をいたしております。私ども政府としては、四島の返還こそ...全文を見る
○中山国務大臣 ちょっと、ただいまお答えいたしました中で、昭和五十六年と申しましたのは一九五六年の誤りでございます。訂正をさせていただきます。
○中山国務大臣 具体的に御本人からお話を承っておりませんので、今先生お話しの二島という島の固有名詞については、ここで言及を差し控えさせていただきたいと思っております。
○中山国務大臣 さきに、一九五六年にソ連から二島を返すというふうな話のあったことが想起されます。
○中山国務大臣 今日ただいまの時点でいろいろと日ソ間の交渉がこれから展開していくことは明らかでありますし、さらに明年はゴルバチョフ大統領の訪日が予定をされております。既に平和条約作業グループでもいろいろと議論が進んでいるさなかに、政府並びに国会の御決議の意思あるいは国民の願望と違...全文を見る
○中山国務大臣 国会の御決議も踏まえ、また全国民の熱い願望のもとに、この四島一括返還の交渉を政府は引き続き続けてまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 委員御指摘の問題は、国際国家を目指す日本にとりましては極めて重要な問題であると認識をいたしております。少なくても国内に十万人近い外国人の不法就労が行われている。しかも、それが危険であるとかあるいは汚いとかあるいはきついというような労働条件のところに集まる方々が多い...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、短期的な問題と長期的な問題を当然考えておかなければならない。それは、今労働大臣がお話しになりましたが、将来の日本の労働市場というものが外国人によってどのような形で構成されていくのか、これも一つの大きな問題点でございましょう。また、ここへ働きに来...全文を見る
○中山国務大臣 先般のガット・ウルグアイ・ラウンドの非公式の閣僚会議におきましては、私は日本政府として次のような意見を申し述べております。  「農業についても、我が国はこれまで多くの品目について輸入アクセスを拡大してきており、世界最大の農産物純輸入国として安定した市場を提供し農...全文を見る
○中山国務大臣 我が国は、リトアニア情勢に関し従来より重大な関心を持っておりまして、事態の推移を注目するとともに、この双方が平和的な話し合いによって解決の道を見出されるように期待をするということを各種の委員会で私申し上げております。それにもかかわらず、ソ連政府がリトアニアに対し、...全文を見る
○中山国務大臣 私どもの国は、民主主義、自由主義経済というものを基盤にこの国を堅持しているわけでありますが、民主主義を求めていかれるこの各国のあり方、それはそれぞれの国の成り立つ経過がございますけれども、今般の事件に関しましては、ソ連連邦内の問題として、私どもはソ連の国内におきま...全文を見る
○中山国務大臣 お答えをいたします。  ソビエトにおけるこのグラスノスチあるいはペレストロイカというような内政の問題、また新思考による外交というような問題が展開されて、東西両陣営が米ソを中心として対立から対話、協力という雰囲気の中で、実は世界じゅうの人々がこの流れを歓迎し、支持...全文を見る
○中山国務大臣 米ソの首脳会談が近く行われることになっておりますが、その前にヤコブレフ氏が訪米をされるというような情報も聞いておりましたが、けさあたりの新聞紙上では、これがいわゆる米ソ関係の対話が中断するという意味でなしに、ヤコブレフ氏の旅行は内部の事情で取りやめになったというふ...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府としては、ペレストロイカの正しい方向性を支持するという立場を維持しております。
○中山国務大臣 お答え申し上げます。  委員御指摘のように、全体的な米ソの超大国の緊張が緩和して対話が進みつつあるということは御指摘のとおりだと思いますが、問題は、ソ連のいわゆる内政上の問題が私どもは実は一番気になっておりまして、特に経済政策がうまくいくのかいかないのか、あるい...全文を見る
○中山国務大臣 今欧亜局長から地政学的な問題、また民族的な問題等も触れてお話をし、御理解をいただいていると思いますが、私は、ヨーロッパの共産主義運動というものが、戦争の終結以後ソ連の指導といいますか、ワルシャワ軍事機構ができていったというこの一つの姿、アジアでは民族運動と共産主義...全文を見る
○中山国務大臣 私は、委員のお説というものは非常に高く評価させていただきたいと思います。それは、この日本にとりましても、平和を志向する国家として外交が極めて大切である。特にアジアの地域紛争を解決していく一つの方途として、私どもとしては目下一番関心を持っているのがこの朝鮮半島の南北...全文を見る
○中山国務大臣 委員から明確に外務大臣として答えろということでございますから、今から、日本政府を代表して外務大臣として発言をいたしました言葉を、議事録からそのまま御紹介をさせていただきたいと思います。  「農業についても、我が国はこれまで多くの品目について輸入アクセスを拡大して...全文を見る
○中山国務大臣 さようでございます。
○中山国務大臣 今日までの経過につきましては、経済局長から御報告をさしていただきますが、私どもの日本政府としては、引き続きただいま申し上げましたような基本的枠組み、考え方でガット・ウルグアイ・ラウンドの会議で日本の代表団に指示をいたす考えであります。
○中山国務大臣 今日までも政府間レベルあるいは各級でいろいろとこの日本の状況等の説明に努めてまいりましたが、先生御指摘のことも極めて有効なことであろうと考えております。
○中山国務大臣 院の問題ではなかろうか。政府の主宰することではないという御趣旨でお話しになっていただいていると思いますので、院の御決定に政府は従いたい、このように考えております。
○中山国務大臣 委員お尋ねの、食糧安保論を主張している国と日本とが協力をし合いながらみずからの考え方を広めていくということは重要であり、私が先般出席いたしましたメキシコにおける非公式閣僚会議におきましても、スイス、オーストリア、このような国の代表者は食糧安保論というものを申してお...全文を見る
○中山国務大臣 今防衛庁長官がお答え申し上げたとおりであると思っています。
○中山国務大臣 ちょっと先生、その前に局長からこの件の仕組みについてもう一度説明をさせていただきます。
○中山国務大臣 私も就任以来、このODAが国民の貴重な税によって運用されているということを十分認識をいたしまして、この問題については格段の注意を払っております。  今先生御指摘の債務救済の無償援助という問題につきましては、発展途上国で累積債務が返せないという国々が、いわゆる一た...全文を見る
○中山国務大臣 委員重ねての御意見承りましたが、他の援助国は債務が返済できない場合にはそれを全部ゼロにしてしまう、こういうことでございます。だから、我が国ももし疑惑が将来発生しないようにしようと思えば、返済できない国に対する債務は全部ゼロにするというようなことを考えなければ、この...全文を見る
○中山国務大臣 先日の先生のお尋ねに対して局長が不用意な答弁をいたしたのかもわかりません。もし不行き届きな点がございましたら、私がここでそれを取り消させていただきたいと思います。
○中山国務大臣 重ねてのお尋ねでございますが、私は外務大臣として、これから国際社会において日本は援助を強化して貢献していかなければならない、そういう国家でございますから、国民のとうとい血税を使ってこの援助を行う以上は国民の皆様方が御理解できるようなことでなければならないということ...全文を見る
○中山国務大臣 極めて事務的な会計上の問題でございますから、担当の責任者から御答弁をさせていただきます。
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○中山国務大臣 平成二年度外務省所管一般会計予算案の概要について御説明申し上げます。  外務省予算の総額は、五千三百三十九億二千九百九十七万九千円であり、これを平成元年度予算と比較しますと、六百七十二億八千七百七十一万一千円の増加であり、一四・四%の伸びとなっております。  ...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま谷野アジア局長が韓国において局長レベルでの協議をしている過程でございまして、そのような状態の中で今日を迎えております。
○中山国務大臣 ただいま日韓両国政府において三世問題等を含めていろいろと協議中でございまして、その結論を待って政府としては今後の取り扱いというものを考えてまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 お尋ねの米国の沖縄駐留軍の削減問題につきましては、先般のチェイニー国防長官来日当時、私には直接、三年間にわたるというお話はございましたが、年度別の削減計画の具体案についての話はございませんでした。そういうことから、今局長が御答弁いたしましたように、私どもも両国の会...全文を見る
○中山国務大臣 上原委員がかねて、沖縄駐留米軍基地の問題、また基地に働かれる従業員の方々の問題等について格別の御関心を持っていることは、私もよく存じておりまして、このような問題がスムーズに移行ができますように私もできるだけの協力をさせていただきたいと考えております。
○中山国務大臣 委員から外務省の機構、人員等について極めて有効な御指摘をいただきまして心から御礼を申し上げたいと思います。  実は私も就任以来、外務省の人員、機構等については、新しい時代に向かって日本が経済国家として活動をしていくのに外交がやはり国の大きな柱であるということで、...全文を見る
○中山国務大臣 委員から外交の一元化は国家の外交の基本であるという御指摘は、まことにありがたい御意見であると考えております。これから多極化してくる国際情勢の中で、いかに国の安全、繁栄を維持していくかということは、一にかかって私は外交が正しく行われていくということにその大きな基盤が...全文を見る
○中山国務大臣 アメリカは独立運動というものがあって、人権というものを非常に高く掲げた国家である。そういう国の国民の考え方の中に、やはり皆平等であるという感覚は基本的に存在していると私は認識をしております。
○中山国務大臣 アメリカの政府が使ったその言葉については、私はその前後の文章の絡みでどう判断するか、現実問題としてここでお答えをするわけにはまいりませんけれども、私どもとしたら、みずからの国の問題としてそのような差別が行われないような社会を構築していかなければならない、このように...全文を見る
○中山国務大臣 さきの衆議院の外務委員会で、社会党の五十嵐委員の御質問に私はお答えをしたわけでありまして、戦前のいわゆる日本の政府が、現在の朝鮮半島から御本人の意思に反して強制的にサハリンに移住させられて、そして敗戦の結果、無条件降伏をした日本の政府が、この移住をさせた方々をもと...全文を見る
○中山国務大臣 本島市長の御発言は、心情を率直に吐露されたものと理解をいたしております。  また、私がどのようにこの韓国人の被爆者の方々に対する感じを持っておるかというお尋ねであろうかと思いますが、私は、日本人であろうと韓国人であろうと、いわゆる原子爆弾の被害を受けられた、そし...全文を見る
○中山国務大臣 私は、率直に申し上げて、当時の政府によって強制的に連行されてこられた方々が不幸にして長崎あるいは広島等で被爆をされたという事実については、まことにお気の毒であるという気持ちであります。
○中山国務大臣 今の先生のお話の、東ドイツ人民議会共同声明のことでございますね、これは、一政治家として率直に申し上げれば、ナチス時代にドイツ人が諸国民に与えた困苦に触れつつ、東独在住ドイツ人の歴史と将来に対する責任についての立場を表明したものであると思っており、同国の民主化を反映...全文を見る
○中山国務大臣 ドイツの過去の歴史、またヨーロッパの歴史を見て、あるいはまた世界の歴史を見ながら、侵略をする者、また侵略をされた民族、これがお互いに持つ長い恩讐というものは消えていかない、数世代続くものであるということは私よく認識をいたしております。そういう意味で、あの戦争が終わ...全文を見る
○中山国務大臣 我が国の過去の歴史に対する認識は、昭和四十年の日韓共同コミュニケ、昭和四十七年の日中共同声明にも述べられておりますとおり、この気持ちには、考え方には何らの変わりもございません。我が国が過去において戦争を通じて近隣諸国等の国民に対し重大な損害を与えたことは事実であり...全文を見る
○中山国務大臣 今お尋ねの学校等における在日朝鮮人の子弟に対する暴行というものはあってはならない。外国人子弟だけではなくて、学校における暴力行為というものには私は強い反発を持っておりまして、そういうことのない世界、特に日本におられる外国人の子弟、こういう方々に対するそういうふうな...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま条約局長は、国家としての条約上のいわゆる経過を御答弁申し上げたものと思います。  私どもも政治家という立場で、これからの日韓関係が過去の悲しい歴史を何とかして乗り越えていかなければならない。こういう一つの大きな理想に向かってこれからの新しいページをめくる...全文を見る
○中山国務大臣 私ども政府という立場で、国際法規に基づいた条約とか、あるいはまた両国間の事務の問題、このような問題が厳存をし、あるいは解決がされていくという経過の中で、国としての法律的あるいは国際条約的な処理が終わっている、このような考え方が国家の行政機関として存在することは現実...全文を見る
○中山国務大臣 今私が御答弁申し上げておること、これが日本の外務大臣の率直な気持ちであります。御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 私は、日本政府の閣僚の一人としての立場で、私の率直な気持ちを申し上げております。全国民を代表される国会において、そのようなお考えがもし行われるとすれば、それは将来の両国の友好と発展のために価値のあるものというふうに私は判断をいたします。
○中山国務大臣 児童の権利条約を早期に批准せよという御趣旨かと思いますが、日本政府といたしましては、この条約の締結を目指して、現在、これを早期に締結するための努力をいたしておるところでございます。
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、政府としても、それを一つのめどとして考えております。
○中山国務大臣 輸入食品による感染症の問題は、今日いろいろな医学の学会において議論が行われている過程も私よく存じております。こういう意味で、私どもとしては、このような感染症が将来輸入食品について十分監視されなければならないという考え方には何ら変わりはございません。
○中山国務大臣 今般取りまとめられました日米構造問題協議の中間報告において、「大都市地域の市街化区域内農地に関する税制については、総合土地対策要綱に沿って、関係制度の整備、充実等と併せ相続税の納税猶予制度及び固定資産税の徴収猶予制度に着目して見直しを行い、九二年度からの円滑な実施...全文を見る
○中山国務大臣 私は、日本政府の代表として、ガット・ウルグアイ・ラウンドにおいて次のような主張をいたしております。   農業についても、我が国はこれまで多くの品目について輸入アクセスを拡大してきており、世界最大の農産物純輸入国として安定した市場を提供し農業貿易の安定的発展に大き...全文を見る
○中山国務大臣 私と同じ選挙区におられる藤田委員からの御発言でございますが、この際、私は自分の立場を明確にしておかなければならないと思います。  私どもの選挙は二月に行われたわけであります。常識として、私どもとしては政府の立場で物を言っておるわけではございませんし、日米構造協議...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のチェルノブイリの事故の記念日に当たるということで大臣としての所感を述べよというお話でございますが、私どもは、実はチエルノブイリ事故の惨状に、また地域の住民が何年にもわたって大きく放射能に汚染をされる、しかも近隣諸国は放射能汚染による植物についての重大...全文を見る
○中山国務大臣 チェルノブイリ事故の後、たしかアメリカの医師団、専門家があそこへ行って被曝者の治療に当たった。たしか植皮の、やけどの専門の外科医であったと私は記憶をいたしております。そういうことで米ソの間にもそのような協力が行われた。日本もたしか、私の記憶が間違っておらなければ、...全文を見る
○中山国務大臣 原子力施設におきます安全管理、また原子力施設の事故によって周辺住民の方々の生活上危険が生じる、こういうことはどの地域においても共通でございます。委員が熱心にこの問題について御関心と御見識をお示しのことは、私も十分承知しておりまして、日米合同委員会で私としては十分米...全文を見る
○中山国務大臣 先生御指摘のホームステイの問題は、私は委員御指摘の点が極めて重要な点であるという認識をいたしております。私の見知らぬ方からもお電話がちょいちょいかかってきて、子供たちを出したけれども連絡がつかない、どうなっているんでしょうか、こういう不安に満ちたお母様方の電話を受...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のガット・ウルグアイ・ラウンドにおけるメキシコの会議の私の発言だというふうに理解をいたしますが、私は、日本政府の代表として、国会の御決議並びに内閣の基本的食糧安全保障の考え方というものにつきまして、次のように公式会議で発言をいたしております。   農業...全文を見る
○中山国務大臣 会議後に記者懇談がございまして、その節私が披露をいたしましたことは議長の報告でございます。その議長の報告を読み上げまして、その中に一項、食糧安全保障論を主張した国が数カ国あったということも報告をいたしております。  私どもは、ガット加盟国として貿易立国をする上で...全文を見る
○中山国務大臣 ちょっと経済局長から。
○中山国務大臣 今委員から、穀物自給率が三〇%を切っているような状況だということを御指摘いただきましたが、私といたしましては、今後日本の食糧安全保障の立場から解説をする場合には、穀物自給率は幾ら、価格ベース自給率は幾ら、カロリーベースは幾らと三者併合で紹介することが最も好ましいと...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のことも日本の政府が今日とっております姿勢も基本的には同じではないかというふうに理解をいたしておりまして、私どもとしては今後とも委員御指摘のような考え方で取り組んでまいりたい、このように考えます。
○中山国務大臣 国会決議の御趣旨を尊重して、今後とも努力をしてまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 内閣といたしましては、米の国内生産による自給方針の堅持については数次にわたる衆参両院の決議がございます。政府は、ウルグアイ・ラウンド交渉においてこの決議の趣旨を踏まえ、食糧安全保障等の観点から、米のような基礎的食糧について所要の国内生産水準を維持するために必要な国...全文を見る
○中山国務大臣 現在そのような考えで努力している最中であります。御案内のように、先般の非公式閣僚会議においても先ほど申し上げたようなことを主張しておりますし、また、議長報告、その会合においてもあるいはスイスとかオーストリア、それから韓国等は食糧安全保障論の意見を主張しております。...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、日本と中国との関係は長い歴史の中に示されているように極めて深いものがございます。そういう意味で、昨年の天安門事件はまことに不幸な出来事であったと私は認識をいたしております。ただ、私どもは日本政府として、同じアジアの国にあるサミット加盟国として、...全文を見る
○中山国務大臣 御指摘のように、ECは九二年の統合に向かってその歩みを進めておりますし、民主化、自由化してきた東ヨーロッパの国々の動きは、恐らくEC各国との二国間の協力というものがあるいはこれから活発になってくるだろう。また、日本との関係も活発になってくるだろう。さらに、EFTA...全文を見る
○中山国務大臣 第三次円借款につきましては、本年一月の鄒家華国務委員が訪日された際に、私どもいろいろ意見を交換をいたしました。そして両国間で意見の一致を見たものは、現在、九〇年度新規案件に関する予備的準備行為として事前調査等を進めておるところでございます。既に、さきに経済協力局長...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、何といいましても日中の友好というものがアジアの安定に大きく寄与することは何人も否定できるものではございません。就任以来、私も鄒家華国務委員あるいはまた先日は人民日報の社長あるいは日中二十一世紀協会の会長の先生方にもお目にかかって、いろいろとこれ...全文を見る
○中山国務大臣 ゴルバチョフ、議長であられたころにソ連の内政のいろいろな問題、憲法の修正も含めて改革をされ、さらに、現在大統領としてソ連の国づくりに取り組んでおられるわけでございますが、私は政治家の一人として、このゴルバチョフ氏の勇気、信念に敬意を表しますとともに、このペレストロ...全文を見る
○中山国務大臣 北方四島が我が国の古来の領土であり、この領土は早急に返還されるべきものという日本の国会の決議また政府の統一された考え方、また国民の世論の統一された要望につきましては、私どもは何ら変化を認めるものではございません。これからも、委員御指摘のような政府の外交総攬者として...全文を見る
○中山国務大臣 委員の貴重な御意見として十分頭に入れて検討をさしていただきたいと思います。
○中山国務大臣 私も、先ほどから委員のお話を承りながら、ちょうど十年前鈴木内閣の総務長官をいたしておりましたときの、当時の内閣委員会できょうお尋ねのような趣旨の御質問を受けたことを思い出しておりました。私の非常に鮮明な記憶として残っております。私は、そのような立場また委員の御指摘...全文を見る
○中山国務大臣 委員のお話の点は十分心していきたいと考えております。
○中山国務大臣 第二次世界大戦の結果東西の陣営が分裂をして、いろいろな地域でいろいろな人たちがいろいろな生活上の苦難に遭ったことを考えれば、来るべきこれからの新しい時代には、平和国家を理想とする日本はみずからの持てる経験を生かし、経済力、技術力を社会のために使って貢献をしていく、...全文を見る
○中山国務大臣 今北米局長が御答弁申し上げましたように、西銘知事のいわゆる訪米の際に要望されました事項で、普天間の飛行場も含めてできるだけこの地域の住民の生活環境を整備されるように日米合同委員会で努力をしてまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 一九六〇年代の米ソの極めて激しい対立、さらに七〇年代の対話、八〇年代の協力というふうな歴史の流れの中で、スーパーパワーがお互いに世界全体のことを考え始めるという思考の中で軍備・軍縮の問題が現在積極的に討論されていると私は認識をいたしております。近くに行われる米ソ首...全文を見る
○中山国務大臣 新しい世界の歴史の枠組みづくりの中で、日本はみずからの経験と経済力、技術力を提供して協力をしていくという形をとっておりまして、ヨーロッパでは欧州復興開発銀行の設立に関与をいたしておりますし、既に設立の際の出資比率も日本の比率分が決まっている。これは東ヨーロッパの国...全文を見る
○中山国務大臣 私は、日本の安全保障の一人の責任者として申し上げたいことは、米ソの対立のもとで日米安全保障条約が果たしてきた日本の安全保障の確保の問題は、単に米ソの対立というだけではなしに、日本の周辺国の平和と安全のために非常に大きな役割を果たしていると思います。アジアにおいては...全文を見る
○中山国務大臣 日本の政府の考え方としては、私は、平和国家という大きな理念がありますし、また、専守防衛の防衛力整備に徹しなければならない。しかし、それだけでは現在の国際軍事情勢の中で我が国の安全保障が確保できないというところで、抑止力というものをどのように補完するかということで日...全文を見る
○中山国務大臣 お答えに入る前に、冒頭和田委員から温かいお言葉をちょうだいしたことを心からお礼を申し上げておきたいと思います。  このホームステイの問題は、子供たち、特にこれからテレビなどで外国の風景あるいは学校、生活状態にぜひ触れてみたいと思う子供たち、あるいはそういう子供た...全文を見る
○中山国務大臣 今の委員の御指摘の点は、文部省は文部省でいわゆる認許可権がない、運輸省は運輸省で旅行業者としての許可権は持っておっても、それは旅行業務として扱っている。一番問題は、委員も私も同じことを考えていると思うのです。それはいわゆるホームステイ先の保証措置がどうあるかという...全文を見る
○中山国務大臣 先ほども御答弁いたしましたように、この海外におけるホームステイの状況、あっせん業者の存在あるいはその旅行途次の人たちの帰国後の問題等につきましても、一度研究を早急にさしていただきたい、こう思います。
○中山国務大臣 委員御指摘の問題は、私どもにとりましても重大な関心事項でございますので、御趣旨を体して外務省の中でこの問題をどのようにこれから詰めていくか、考えるか、あるいは関係する省庁とも連絡を密にして、子供たちが安心し、そして信頼できる留学あるいはホームステイのあっせん機関と...全文を見る
○中山国務大臣 先般メキシコで開催されましたガット・ウルグアイ・ラウンドの非公式閣僚会議におきましては、三つの分野に分かって議論が二日間にわたって行われました。そして、その三つの分野を通して議論が行われたことは、十五項目にわたる問題点がございます。しかし、このガット・ウルグアイ・...全文を見る
○中山国務大臣 極めて重要な問題でございますので、念のため、先般の非公式閣僚会議におきまして日本政府の意見を発表いたしましたが、それをここで改めて御披露申し上げておきたいと思うのです。   農業についても、我が国はこれまで多くの品目について輸入アクセスを拡充してきており、世界最...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてのお尋ねでございますが、先ほども申し上げましたとおり、閣議における合意事項また国会の御決議を尊重して、これからも対処してまいりたいと考えております。
04月27日第118回国会 衆議院 外務委員会 第4号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねのシアヌーク、フン・セン会談の日本開催の予定があると聞くがというお尋ねでございますが、私は、アジアの紛争地点が幾つかございますけれども、やはり現在内戦が最も活発に行われているカンボジアに和平を構築するために、昨年の八月にパリでカンボジア和平会議という国際...全文を見る
○中山国務大臣 まだ正式に外交ルートを通じて御返事はございません。
○中山国務大臣 お説のとおりでございます。
○中山国務大臣 私の承知しているところでは、タイ国は非常に隣接の国家でございますし、しかも国境地帯には、シアヌーク、ソン・サンあるいはポル・ポト三派の軍隊が密林地帯、ジャングル地帯にいるということ、さらに難民が三十万人ぐらい来ているわけでありますから、大変大きな和平構築への努力を...全文を見る
○中山国務大臣 カンボジアの和平に関心を持ち、また従来援助をしているような国々がそれぞれございますし、日本政府といたしましては、もしシアヌーク、フン・センの両首脳会談が六月初旬に東京で開催できる——ただし、その前に五月には事務局レベルの協議が持たれるということをシアヌーク殿下は記...全文を見る
○中山国務大臣 率直に申し上げて、撤退をしたという中立機関の確認がまだ行われていない、ここに一つの問題点が存在することは、先生もよく御理解いただけるところだと思います。しかし、この地域に和平を構築するために、今後日本がいかなる協力を行うことができるか。特にベトナムとは既に国交も成...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、カンボジアの和平が構築される、またベトナムも国際機関によって撤退されたことが確認されるという経過が出てまいりますと、おのずからアジアの最大の問題の一つであったインドシナ半島における経済の再建問題が出てくるであろうと思います。既に日本政府といたし...全文を見る
○中山国務大臣 本件に関しまして、中国政府は口上書にて、張振海に対する裁判の結果を日本政府に対し通報する旨約束をいたしております。
○中山国務大臣 委員御指摘のように、このアジアに平和をつくっていくというアジアのみんなの共通の願いがあろうかと思いますが、この国会でも数次にわたる御審議で、ヨーロッパの平和へのプロセスとアジアにおけるプロセスは、地政学的にもあるいは歴史的にもそれぞれ違う経過があるということは政府...全文を見る
○中山国務大臣 私が御答弁申し上げるよりも本人がここへ参っておりますので、本人から直接お答えをさせていただくのがよかろうかと思います。
○中山国務大臣 委員お尋ねの両派の首脳会談というものがいつ開かれるかということは、まだシアヌーク殿下からの記者会見だけの情報しか得ておりません。まだフン・セン首相からのメッセージは参っておりませんので、確たることは申し上げかねておりますけれども、もしシアヌーク殿下の提案をフン・セ...全文を見る
○中山国務大臣 シアヌーク殿下に対しては親書を既に伝達済みでございます。フン・セン首相に対しては外交ルートを通じて御案内を差し上げておる、こちらの方の意思を伝えております。
○中山国務大臣 そのとおりでございます。
○中山国務大臣 和平へのこれからの展望がどういうふうに動いていくかということは、現時点で責任のある立場でどういう展開ができるかということを申し上げる状況ではないかと思いますけれども、昨年の八月の末パリで開かれましたカンボジア和平会議以降次期の会議をいつ招集するかということについて...全文を見る
○中山国務大臣 具体的に中国のポル・ポトに対する援助の内容にまでは踏み込んだ話は私はいたしておりませんが、中国が大きな影響力を持っていることだけは国際社会が認識をしている。そういう中でカンボジア和平を実現するためには、中国がポル・ポトのグループに対して政治的な影響力を行使するよう...全文を見る
○中山国務大臣 私が一月にタイを訪問した際の首脳会談におきまして、麻薬問題は国際的な大きな問題である、この解決を図るためには各国間の協力が必要ということで、日本政府からこの問題に関する調査団を送るという話をいたしてまいりました。時期はいつかというお尋ねでございますが、五月の下旬に...全文を見る
○中山国務大臣 委員お説のとおりでございます。ただ、日本の援助額が急成長をいたしておりますのに対しまして、職員の処理能力というものが限度を超えつつございます。ここをきちっと整備をいたしませんと、金額だけ膨張させましても、内容をさらに充実をさせて、国民の御期待に沿うような形でこの援...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました向精神薬に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、昭和四十六年二月二十一日に国連加盟国等の参加によりウィーンで開催された条約採択会議にて採択されたものであります。  この条約は、...全文を見る
05月09日第118回国会 衆議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの件につきましては、去る四月三十日ソウルにおきまして日韓外相会議を開きまして、次のようなことで一応の合意を見たわけでございます。  いわゆる在日韓国人三世問題について、在日韓国人法的地位協定第二条に基づきこれまで日韓間の事務レベルで協議を実施してまいり...全文を見る
○中山国務大臣 私どものこの日本で居住をされている外国の方々、この方々はすべて自分の国に誇りを持って生きておられると思います。また、日本におられる韓国の方々も同じように誇りを持って生きておられると思います。そのような方々のその誇りを尊重し、そしてこの国が開かれた国際国家としてみん...全文を見る
○中山国務大臣 アメリカ政府に対しましては日本側から次のような点を指摘いたしております。  御案内のように、アメリカは膨大な財政赤字を抱えております。それにつきまして、この予算編成の際にグラム・ラドマン法の目的が達成されるように予算のチェックをすることを厳重にやってもらいたい。...全文を見る
○中山国務大臣 アメリカの抱える赤字の削減については日本側としてはそれぞれ意見を申し述べておりますけれども、軍事費等の個々の案件につきましては具体的に触れておりません。
○中山国務大臣 日本は、ココムの規制を戦略的に真に必要なものに限定してココムの信頼性を高め、また、東欧における歓迎すべき国際情勢の変化をさらに促進するとの観点から、従来からココムリストの緩和に向けてこれを推進しようという考え方を持っておりました。それを積極的に主張もしてまいりまし...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘の平和条約を締結することが、日ソ両国のみならず、アジア・太平洋地域の平和と繁栄のためには非常に大きな基本的な問題であろうと私は考えております。  こういう観点から、昨年、平和条約作成の作業グループが五部門に分かれてそれぞれ作業を進めております。また外務...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、ODAは国民の皆様方の虫自重な税金を政府が使って、発展途上国に対する経済協力をやっていくわけでございますから、税を納めていただいている国民の皆さん方が十分な御理解をいただけるようなODAの運営をしていかなければならないというのが基本的な政府の哲...全文を見る
○中山国務大臣 重ねての御指摘でございます。  私どももこのODAの仕組みで、いろいろと相手国の政府が交渉の過程で変わるとか、あるいはまた相手国の政府の主権の問題とかございまして、なかなかわかりにくい点も多々あろうかと思っております。さらに、先般当委員会でも御議論がございました...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの、プルトニウムの護衛船につきまして、アメリカ政府及びフランス政府から、この不合意の意思の連絡があったのではないかというお尋ねだと存じますが、そのようなことは一切ございません。
○中山国務大臣 委員お尋ねの、このいわゆる中間報告を経て最終報告に至るわけでございますが、そのようなことの日本の政府の考え方というものが実行されなかった場合どうなるかということにつきましては、.私は、日米間の信頼関係が崩れるものというふうに判断をいたしております。
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、援助を行う場合に、相手国の環境破壊について日本は十分な調査あるいは勧告をすることが必要ではないかという御意見は、私もそのとおりだと思います。  また、政府は援助に当たりましては、環境破壊を未然に防止するような注意も相手側にいたしておるという...全文を見る
○中山国務大臣 いわゆる援助につきましては相手国の政府を信用するということが基本でございまして、そういう信頼関係のない援助は実際はできないわけであります。相手国政府からの要請によって世銀と協調融資をしておるわけでございますから、私どもはインド政府を信頼する。外交を展開して、相互に...全文を見る
○中山国務大臣 追加融資をいたす場合におきましては、本件案件の進展状況を政府としては慎重に調査の上判断をいたすというのが基本的な立場でございます。
○中山国務大臣 委員御指摘の問題につきましては、私、実は日韓外相会談を初め、連休返上してユーゴ、チェコの外相会議に出ておりまして、六日に帰ってまいりましたので、投書の事実は認定をいたしておりません。ただ、きょう委員からせっかくの御質問をいただくのに質問要旨がちょうだいできませんで...全文を見る
05月11日第118回国会 参議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの点につきましては、既に国連総会におきまして日本の外交の基本的な考え方として軍縮を期待することを強く主張いたしておりますし、また南北問題におきましては、累積債務問題で苦しむ発展途上国の救済に日本はできる限りの協力をするということも国際社会に公...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今御指摘のアジアにおける平和、この構築がヨーロッパにおける平和の進行状況とはいささか違うという認識を私どもは持っております。御指摘のように、ヨーロッパは大陸国家でございますし、ワルシャワ条約軍、あるいはNATO軍が陸上戦力を中心に長年対峙をしておったとい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) アジアの状況は、先ほども少し御答弁申し上げましたが、やはり朝鮮半島における不安定な状態は否定することができませんし、中国の改革・開放路線の進めぐあいも私どもとしてはまだ期待したものとは思っておりません。このような中で極東のソ連海軍戦力は、隻数は減っており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねのソビエトの軍事力の脅威というものは、私は外交を預かる立場でまだ現存をしていると思います。例えばこの軍事力の削減ということが話の上で出てくる、あるいは米ソ首脳会談においても恐らくいろいろと軍縮問題が大きな議題となって行われることは間違いございま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 米国の国防報告についての御意見かと思います。  まず第一に、アジアの地域に触れる前に全般的な問題として、欧州情勢を中心に東西関係は冷戦の発想を超えて対立から対話へ、協調へと変化していることは委員御指摘のとおりでございます。他方、世界の平和と安定は依然と...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 重ねての御質問でございますが、私は率直に申し上げて、七〇年代の激しい対決の時代あるいは対話の時代、こういろいろ過程がございましたけれども、今日、かつて私どもが恐れたような激しいスーパーパワーの対決状態は停止状態に入りつつあるというふうには認識をいたしてお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我が国周辺のソ連軍の長期間にわたる増強の結果、今日極東では全ソ連軍の四分の一ないし三分の一に相当する膨大な軍事力が蓄積されております。また、特に海空戦力を中心に依然として兵器システムの近代化が継続されておりまして、北方領土にも師団規模の兵力が配備されてお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの点につきましては、私どもといたしましては、ソ連の戦力は米国及び同盟国にとって依然最も深刻な軍事的脅威であるというこのアメリカの九一年の国防報告というものは、そのまま私どもの認識と一致しておるというふうに思います。  しかし、委員のお尋ねの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) そのような考え方がソ連の中にあるということは私どもも認識をいたしておりますけれども、先ほども総理から申し上げましたように、ソ連の国内政情というものは決して安定しておりませんし、ペレストロイカも順調に進んでいるとは思っておりません。このような中で、私どもは...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私どもはこの米ソの軍縮というものが六月初めの米ソ首脳会談の大きな議題になるということは十分承知をいたしております。しかし、双方ともまだ数千発という大陸間弾道弾、核弾頭つきの弾道弾を保持しながらの交渉でございますから、私どもとしては、この米ソの首脳会談にお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 米国政府は、四月十九日に議会に提出いたしましたアジア・太平洋地域の戦略的枠組みに関する報告において、米国が引き続き太平洋地域における前方展開戦略、二国間の安全保障取り決めを基本的に維持していくことを明らかにするとともに、戦略情勢を十分見きわめながら段階的...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの追加融資につきましては、現時点では慎重にこの問題は対応せなければならないと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 既に実施した融資問題についての追加融資の件につきましては、改めて私、大臣として現地の情勢をさらに詳細に検討の上、御指摘のような相手国の現状を把握した上での政治決断をいたしたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 私は、四月行われましたメキシコの会合におきまして日本政府を代表して次のように申しております。  農業につきましても、我が国はこれまで多くの品目について輸入アクセスを拡大してきており、世界最大の農産物純輸入国としての安定した市場を提供し、農業貿易の安定的...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの外国人の不法就労の件につきましては、かねて衆参両院においてこの外国人労働者の問題で委員の先生方からいろいろと御議論をいただいていることを私もよく承知いたしております。やはり日本の労働市場が非常に求人率が高くなっている。こういう中で発展途上国等...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねのココム規制の緩和問題につきましては、かねて我が国はココム規制の緩和を強く主張いたしてまいっておりました。こういう経過から見まして、私どもは今回のココムの規制緩和、これは極めて歓迎すべきことであると考えております。ココム規制の緩和によっていろい...全文を見る
05月14日第118回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今北米局長がお答えを申し上げましたとおりでございますが、外務大臣としては、米ソの超軍事大国というものが長い間対決をしてきた、我々の国は日米安保条約の効果的な運用により、また自主的な日本政府の努力によって、今日まで平和の中に一億数千万の国民がその生活を送る...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) たしか、年度は明確でないかもわかりませんが、私の記憶に間違いがなければ一九五六年の日ソ首脳会談において二島の返還をソ連側が認めたという事実は動かしがたいものであると私は認識をしております。
05月15日第118回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府委員から先に事務的な経過について御報告を申し上げます。
○国務大臣(中山太郎君) 今政府委員から御答弁申し上げましたとおり、先般の四月、メキシコにおきまして行われましたガットのウルグアイ・ラウンドの非公式閣僚会議では、国会の御決議また政府の閣議における申し合わせ等もございまして、私は日本政府を代表して次のように発言をいたしております。...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今農林大臣から御答弁申し上げましたように、現在政府のこのような意思を受けて、ネゴシエーターと言われる交渉者が各国とそれぞれ協議をやっている最中でございまして、現在のところ政府の方針に何らの変更はございません。  なお、伝えられるところによりますと、この...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの外務省職員の定員数につきましては、私はこのように多極化し、しかも変化のスピードの速い国際情勢の中では極めて不十分であるという認識を率直に申し上げたいと思います。  ちなみに、他省のことと比較して恐縮でございますが、予算面では北海道開発庁が八...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お尋ねの中東和平問題につきましては、昨秋日本を訪問されましたアラファト議長にもお目にかかり、テロ的な行為はもう今後一切やめてもらいたい、そして一日も早くパレスチナとイスラエルの間の和平の構築に向けて協力をしていただきたいということを日本政府としても申し入...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの米ソ外相会談における北方四島の問題は、アメリカの方からシェワルナゼ外相に対して、これは日本とソ連の問題ではない、これは戦後の東西問題の一つであってこれを解決することによって世界の平和がさらに一層促進されるという趣旨の発言があったという連絡を受...全文を見る
05月16日第118回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねのガット・ウルグアイ・ラウンドのメキシコにおける会議におきまして、先般も当委員会で御答弁申し上げておりますが、日本政府の考え方は衆参両院における御決議の趣旨を十分尊重して次のような主張をいたしてまいりました。  農業についても、我が国はこれま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般のメキシコ会合におきまして、ECとアメリカとの間では激しい論争が行われました。その後、ECとアメリカとの間でいろいろと協議が行われておるということも私も新聞報道等で拝見をいたしておりますが、私どもは日本の考え方というものをあくまでも主張し続けなければ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの、ケアンズ・グループのいろいろな提言あるいはEC、アメリカ等の提言がございますが、それぞれ交渉者が自国の利益を守って大変激しい交渉をやっているさなかでございまして、私どもはこの政府の今日御答弁申し上げた姿勢を堅持して交渉者に訓令を出している...全文を見る
05月17日第118回国会 衆議院 本会議 第16号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 志賀議員にお答えを申し上げます。  まず第一に、ソ連の侵略的要素は薄まりつつあるとの認識を示したが、侵略的要素とは何か、また何を根拠にそれが薄まりつつあると判断をしているのかというお尋ねでございました。  私は、日本の周辺のソ連軍は、長期間にわたる増...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 千九百七十二年二月二十六日に東京で署名された原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明を申し上げます。  日仏両国は、昭和四十七年に、原子力の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 松原議員にお答えをいたします。  最近の世界の核燃料サイクル構想は破滅的状態になりつつあるが、これらの情勢に対する政府の認識を問うというお尋ねでございましたが、これに関しましては、ただいま総理から既に御答弁がございました。  また、核不拡散条約未加盟...全文を見る
05月17日第118回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの、お言葉の内容について固まったのかという御質問でございますが、現在固まっておりません。
○中山国務大臣 委員お尋ねの外相会談における合意の問題点についてお答えを申し上げたいと思います。  まず第一に、いわゆる在日韓国人三世問題につきましては、在日韓国人法的地位協定第二条に基づき、これまで日韓間の事務レベルで協議を実施いたしてまいりました。  今般の外相会談の結果...全文を見る
○中山国務大臣 隣国の中国の安定と発展がアジアの地域の安定、繁栄に大きく寄与することは私どもの基礎的な認識でございまして、同国の改革・開放路線が一層進められることを日本としては期待をいたしているものでございます。  第三次円借款につきましては、本年一月の鄒家華国務委員が来日され...全文を見る
○中山国務大臣 委員のお尋ねに対しましてお答え申し上げます。  政府は累次の機会に、日米合同委員会等の場を通じ、原子力施設上空の飛行規制につきまして一層徹底を図るべきよう申し入れてきておりますけれども、米側も従来からこれを尊重してきております。さらに右を徹底する旨述べておりまし...全文を見る
05月18日第118回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) OECDの閣僚理事会でどのような議論が行われるかまだ具体的に駐在しております大使から確報がございません。私どもは、かねて当委員会で申し上げておりますとおり、国会の数次にわたる食糧の安全保障を含めた米の自給政策の基本的な精神を堅持しながらOECD閣僚理事会...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的な数字は政府委員から答弁をさせていただきたいと思います。
05月21日第118回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねのCSCEに日本は参加するかということでございますが、御存じのようにCSCEはヨーロッパの国々の機構でございまして、日本がこれに参加するという立場ではないと考えます。ただし、欧州安全保障協力会議は、先般ボンにおいて開催されたCSCE、東西経済...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般ございました衆議院での議論の中では、例えばNATOが主催する専門家会議に日本はオブザーバーとして参加をすることが、このヨーロッパの変化の影響がどのようにアジア地域に国際的に影響を及ぼしてくるかという点について、日本政府としてはこれらのヨーロッパの動き...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のCSCEが将来ヨーロッパの安全保障並びに経済等を含めた全ヨーロッパのいろんな問題の協議が行なわれる機構に変質していく可能性は十分あろうと思います。しかし、それは単なるヨーロッパだけのことではなしに、地球的規模の影響を与えるものでございますの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の点は、これからの国際政治を考える上で極めて重要な御指摘であると私は拝聴いたしておりました。  御案内のように、ヨーロッパは今ECの統合、さらにEFTAとの関係を強めていく関税の協定の問題、あるいは東ヨーロッパの自由化、民主化の問題、こういう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 紛争地域への兵器の移譲、援助、このようなことが行われていることはまことに残念でございますけれども、現実の世界では毎日行われているわけでございますが、米ソが軍縮を行うという一つの大きな平和への歩みが始まる中で、それに関連する兵器が破壊されずに第三世界あるい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの中距離ミサイル等、今発展途上国あるいは紛争地点はそのような兵器を求めておりまして、このような兵器が輸出される、あるいは購入されることを規制するということについては極めて消極的でございますけれども、先進国間ではこのようなことを一日も早く規制する...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的な点につきましては、政府委員から国連等の動きについて今御答弁をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 極東ソ連軍の軍備の削減問題につきましては、かねてから日ソ外相会談の場でそれぞれ意見を交換いたしております。近く米ソ首脳会談の後に発表されるであろうソ連のシェワルナゼ外務大臣の来日の機会にも、この問題はもちろん大きな話の一つで柱であるというふうに理解をいた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員のお尋ねは、極めて重要な要素をはらんでいる政治的な問題だと思います。  アメリカ軍のいわゆる米ソの交渉における軍備の削減、またソ連の軍備の削減、このような問題が近く行われる米ソ首脳会談で大きな議題となることは疑いのないところでございます。  その...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねのソ連の潜在的脅威が薄れたかという話でございますが、防衛庁長官から御答弁申し上げていますように、我が国周辺のいわゆるソ連の軍の配備状態というのは、全戦力の三分の一ないし四分の一は周辺にある、さらに北方領土には一個師団ぐらいの軍隊が展開している...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 岡崎大使が大使の立場で何を言おうと、私は外務大臣であります。外務大臣としての考え方で判断をして御答弁をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 低下を始めつつある可能性はある、しかしまだそれを決定的に低下したと言い切る情勢にはソ連の国内情勢はないと、こういう考え方であります。
05月22日第118回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員から日本の外務省の機能強化について大変温かいお話をいただきまして、ありがとうございます。  私も外務大臣に就任をさせていただいて以来外務省の職員と一緒に外交に携わっておりますけれども、私は外務省という役所は日が暮れても忙しくなる、つまり地球の反対側...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの外務省は非常に難しい役所であるという御指摘は、私は外務省の参与までされた委員の御発言でございますから、率直に認めさせていただきたいと思います。  大変国家機密を扱う難しい役所でございますからそれはマル秘の資料もたくさんありましょうが、御指摘...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的な案件につきまして経済協力局長から御答弁させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 日本のいわゆる経済協力によって相手国の国民の生活水準が上がっていく、そしてその地域が繁栄するということがこの発展途上国への経済協力の基本の考え方でなければならないと思います。そういう考え方がございました上で、相手国の要請によって日本政府は援助をするという...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員からの重ねてのお尋ねの企業が起こす公害問題、これは直接ODAと関係はないと思います。また、相手国の政府の公害防止基準、これがやはり厳密でなければならない。これは相手国の一つの問題。  ただ、日本政府としては、地球環境汚染に対する保護のために三年間に...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今後ODAの協力につきましては、先般も当委員会で御意見が出ましたインドのダムの問題につきましても、日本はいわゆる世界銀行との協力のもとに融資をして、そのときにも環境問題については日本政府としてインド政府に言っておりますけれども、今後ともこの点には十分留意...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの件につきましては、ODAに関する本件資料公開については、相手国政府と協議するなどいたしまして最大の努力をいたしたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) その後、日本政府としてはアメリカと連絡をしながら、やはり日本としてはまずアジア地域の麻薬問題、これを去年の九月この三月の日米首脳会談でも協力を話し合いました。既にタイ、ラオス方面の麻薬の栽培地帯に調査団を派遣しておりますが、具体的な日程等については調査団...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、麻薬は南北問題の一つの問題でもあると考えております。麻薬を栽培している農民たちの所得を確保するための代替作物を栽培する技術指導、あるいはまたほかの仕事をさせるための職業訓練、こういうものにODAを使って日本としては協力する意思を既に明...全文を見る
05月23日第118回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私の公報に記載していないという御指摘ですが、私ちょっと一回拝見いたします。――なるほど、公報に私は記載しておりませんが、選挙の放送並びに各社のアンケートに対しては消費税に関する公約をいたしております。その今後の対応については見直し存続ということも明確にし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 昨年の八月にパリでカンボジア和平会議が国際会議の形で開かれました。しかし、会議は、第三の委員会の議長国を務めた日本がやった委員会で決議が出た以外は結論が出ず、そのまま半年以内に次回の会議を開くというような申し合わせの中で散会になりましたが、その後、オース...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実はあす外務省の河野課長をタイに派遣して、このお話を進めてこられたタイの政府の責任者ともいろいろ協議をしながら、バンコクにおいて両派の関係者と協議をして、どのような形で会議を開くか、またどういうふうに運営をしていくかという協議をやらせる手配をいたしており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) なお、この件に関しましては、アジア局長が参っておりますので、アジア局長からさらに細部にわたって御報告をさせていただきたいと思います。
05月24日第118回国会 衆議院 外務委員会 第6号
議事録を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、この条約は一九七一年十二月に批准を条件に署名をいたしております。今日までこの条約が批准ができなかったということは、一つには、日本で麻薬の汚染が比較的少ない、よその国に比べて非常に麻薬の取り締まりが厳しかったということが背景にあると思いますが、...全文を見る
○中山国務大臣 今委員お尋ねの国内法の整備とこの批准の問題につきましては、私どもは、ヒューストン・サミットにおいて、日本のある程度の見通しというようなものも話ができるような情勢を国内的にもつくっていきたい、そのように考えております。
○中山国務大臣 ブッシュ大統領が昨年九月五日に発表した麻薬対策は、厳格な法執行、麻薬患者の治療、教育、国際協力を柱とした積極的な麻薬対策と認識しております。日本といたしましても、同大統領の積極姿勢を評価し、麻薬問題の国際性にかんがみて、日米グローバルパートナーシップの観点から日米...全文を見る
○中山国務大臣 実は日本政府は、この国際的な麻薬の問題を解決するために、日本の警察関係を中心に関係省庁も集まりまして、各国の麻薬捜査官とか麻薬関係者を集めたシンポジウムを開いております。  私は、実は自民党の麻薬対策議員連盟の会長をいたしておりまして、日本の関係各省庁の麻薬対策...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、現在タイ、ラオス周辺には調査団が出る準備が進んでおりまして、そういう中で私どもが一番注意しなければならないのは、現地の政府との協力関係をどうするか。この調査団の情報が漏れますと、シンジケートからは一つの大きなターゲットになってくる、こういうこ...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の点は極めて大事な点でございまして、問題は、農民たちの農産物所得、収入がどのように確保できて生活が維持できるかという問題につながっているのだろうと思います。だから、普通の農産物をつくるよりも、麻薬を栽培した方がはるかに所得が高いという中に農民がそちらに...全文を見る
○中山国務大臣 委員からのお尋ねの条約の批准問題につきましては、一番大きなポイントは、やはり国内法の整備の問題であろうと思います。関係する省庁が十をオーバーするような、関係各省庁にいろいろ立場もございますし、法律の解釈の問題もございまして、協議を今重ねておるところでございますが、...全文を見る
○中山国務大臣 委員御案内のように、麻薬というものは、私は率直に申し上げて人類の破滅をもたらすものだというふうに考えております。また、それを知りながら、それによって富を築く人は、私は人類の敵だという認識を持っておりまして、そのような観点から、この条約は国際的に麻薬を廃絶していくと...全文を見る
○中山国務大臣 麻薬問題につきましては、麻薬の使用というのは古くからあった。しかし、先進工業国の中でいわゆる麻薬を使用する人たち、しかも自分の意志が弱いために麻薬におぼれるという人たちが激増し始めてきた。それの需要に対して供給をする側がそれによって利益を得る、あるいは運搬者がさら...全文を見る
○中山国務大臣 先ほどもちょっと私申させていただいたのですが、実は私は自民党の麻薬対策議員連盟の会長として会員の先生方と一緒に、毎年麻薬に必要な政府の関係予算の確保にいささか力を尽くしてきたつもりでおりますけれども、その予算の使用目的は教育あるいは広報費が非常に大きかった。また、...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおりでございまして、やはりこのコカとかいろいろなものを栽培して生活をして所得を得ているという農民たちの生活改善をしていくことが大事だろうと思います。そのためには農民たちの教育、それからいわゆる代替作物の作付転換への資金的な経済協力、そういうものをOD...全文を見る
○中山国務大臣 ぜひそのようなことに日本政府としては意思を表明したいと思っております。
○中山国務大臣 ただいま議題となりました千九百七十二年二月二十六日に東京で署名された原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  日仏両国には、昭和四十七...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 外務委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とタイとの間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  政府は、タイとの間の現行租税条約にかわる新たな租税条約を締結するため、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 田委員から東京での会談の見通しはどうかということでございますが、私どもは、長年対立をしてこられた両派の首脳が、停戦に向けて、また和平の構築に向けてお話し合いをされる場を我々が提供するということでございまして、この会談が成功するように日本政府としては努力を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現状の説明につきましては、アジア局長から御答弁させていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 委員から御指摘のように、私最初に、就任して十日目にパリのカンボジア和平会議に出席をいたしました。四派の方々の発言、関係する各国の動き等につきましては極めて複雑な歴史的背景があることを十分認識をいたしましたが、その後いろんな人たちがこの問題解決に協力する姿...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いろいろと韓国でこれ に関連する報道が行われていることは知っておりますけれども、先生も御指摘のように、今夜のごあいさつのことでございますので、この時点で外務大臣として申し上げるということは遠慮させていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 日韓間は既に条約的にも今後それぞれが外交関係を結ぶという形で一応国際法上あるいは条約法上の問題は終わっている。しかし三十六年間にわたる日本の植民地時代に韓国の方々というか、朝鮮半島の方々が受けられた、何といいますか、心の痛みといいますか、民族が持ってきた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からお尋ねの点につきましては、具体的にそのようなお申し出がございましたならば、政府としても慎重にその時期等について検討しなければなるまいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 先生の御意見は十分承らせていただきましたが、問題は国権の最高機関である国会でお決めいただくことでございますので、政府の立場としてとやかく申し上げるべき問題ではなかろうかというふうに判断をいたします。  いずれにいたしましても、新しい世紀を迎える前の十年...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 最近ヨーロッパを訪問されていろんな首脳の方々と意見を交換された先生のお気持ちを今伺いまして、私はやはり外務大臣に就任させていただいて以来、ヨーロッパの統合あるいは東ヨーロッパの自由化、そういうものを目の当たりに見て、各国の指導者と意見を交換しながら、今新...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、ヨーロッパは新しい歴史的な変革を必ず遂げていくだろうという認識を持っております。  まず第一に訪れてきたのが東ヨーロッパの自由化、民主化であります。また、ECの九二年の統合、これも一つの大きな歯車が回り出しています。こういう中で、東ヨーロッパ、ソ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 安全保障の面については、ワルシャワ条約機構も既にその軍事的な気質が失われつつありますし、またNATOの方も政治的な枠組みにこれが変化していくという一つの考え方が出始めている。そしてソ連のシェワルナゼ外相がNATOとかECの人たちと会う。こういう中で、地上...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 五月の末から六月二日にかけて軍縮を大きなテーマにした米ソの首脳会談が行われるわけでございます。これがうまくいきますと、現在核弾頭つきの大陸間弾道弾あるいは潜水艦発射のミサイルを含めて、ソ連側が約一万発、アメリカ側が九千六百発ぐらいのミサイルを持っておりま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの点につきましては、防衛庁のいわゆる防衛的な専門家としての意見として私は拝聴しておりますけれども、外交を預かる私の立場から見て、やはり日本のいわゆる安全保障というものは、我々の国はあくまでも専守防衛でしかございませんから、周辺国の軍事情勢がどの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 租税条約は、国際的な二重課税を排除すること、すなわち経済、文化交流の促進に当たって一つの障害となる国際的二重課税を除去することにより、資本、物資及び人的資源の円滑な交流のための素地をつくることを目的とするものでございまして、従来よりこの趣旨に沿って条約の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般チェコ、ユーゴを訪問した帰りにちょうどフランクフルトで飛行機を乗りかえる間に駐在しております日本の大使ともいろいろ情報を交換したんですが、今東ドイツから、御案内のように、多数の人々が西ドイツに移動している。本来ならばこの人たちによっていわゆる職のない...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先ほどの税制の問題につきましては、先般もお答えいたしましたとおり、引き続き検討してまいりたいと思います。  なお、現地に進出している日本企業の問題につきましては、単にタイに限らず、いろんな進出した国家の地域社会の中で共存していけるような一つの精神的なも...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) これは交渉といいますか、協議を始める前に、内容については公表しないということを双方で決めたものでございますから、現在のところ公表しないという考え方でまいっております。
○国務大臣(中山太郎君) 経済局長が実際の担当をしておりますから、経済局長から御答弁をさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 四月に出された中間報告ということでございますが、いずれにいたしましても七月には最終報告がなされるわけでございまして、この最終報告は、当然いろいろなアイデアを出し合った、そのアイデアを整理された結果としてそれぞれの国がどのようなことをみずからのイニシアチブ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的なことをお尋ねでございますし、私の国会答弁にも関連があることでございますので、当日堂本委員にだったと思いますが、お答えした言葉をそのまま申し上げますと、いろいろ御議論されている中で、いわゆる住民の移転等の問題でいろいろと混乱が起こって おるという...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) きょう十二時に盧泰愚大統領が羽田にお着きになりまして、私はお出迎えをさしていただきました。政府を代表して盧泰愚大統領の来日を歓迎申し上げるとともに、この大統領の来訪が新しい日韓の時代をつくるための大きな成果を上げられることを心から期待しますということを私...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府といたしましては、今夕行われます首脳会談で海部首相から率直な意見の開陳がされるだろうと、歓迎の辞の中に行われるだろうということを私は期待をいたしております。  国会におきます御決議につきましては、行政府としては差し出がましいことは申し上げるべきでは...全文を見る
05月25日第118回国会 参議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) まず第一に、政治的な課題といたしましては、この大統領の訪日を契機に過去に起因する諸問題について一区切りをつけたい、これがまず第一であります。日韓間で今後世界的視野に立った未来志向的関係の構築をしていくことを確認したいということがございます。  このよう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの来年の一月までに解決を見なければならない問題は、去る四月三十日に外相会談でいろいろと協議をいたしました結果、次のようなことを含めて関係事項の整理をいたさなければなりませんし、両国間で満足のいく解決をしなければならないという申し合 わせをいた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 原爆被爆者の方々が大変お気の毒に後遺症で脳んでおられるということも十分認識をいたしておりまして、日本としては、本問題の背景にある歴史的な経過及び被爆の特殊性にかんがみまして、人道的観点及び福利向上の観点から、これまで被爆者の方々の渡日治療、日本へ来られた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 昨日来の天皇のお言葉あるいは盧泰愚大統領のごあいさつ、また本朝の大統領の国会における演説を拝聴いたしまして、私は大変感激をいたしました。  両国の首脳がそれぞれの立場で過去を見詰めながら次の時代をいかにつくっていくかという強い姿勢がうかがわれたわけでご...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府あるいは日本国民としては、極めて近い朝鮮半島が平和の状況の中にあるといい、その国々との平和的な交流というものが進むことはもとより国民の大きな願望であろうと思います。しかし、今も大統領の演説にありましたように、まことに残念なことではございましたが、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 条約上のことでございますので、条約局長から詳細御報告を申し上げさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) さきに四月三十日、ソウルで行われました日韓外相会談におきましても、日本政府としては、委員御指摘の問題につきまして主張を強くいたしております。私どもは、引き続きこのような問題の解決に努力を続けていきたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、この北方四島問題は日ソの二国間問題であると同時に、これは最近の米ソ外相会談においてアメリカのベーカー国務長官が、戦後の残された東西問題であるということをソ連側に述べておられまして、米ソ間においては、現在、北方四島問題の解決が戦後残され...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私はもう単純に申し上げて、あるという認識を持って確信しております。
○国務大臣(中山太郎君) 確信の裏づけはどうかというお尋ねでございますけれども、まず第一にソ連の政治の考え方、つまり新思考外交あるいは国内の民主化、こういうものが進んでいく中でソ連のいわゆる政治指導部の中にいろんな意見が、議論ができる機会ができてきた、これはかつて見られなかったソ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) けさ盧泰愚大統領の演説を私も拝聴いたしまして、大変大きな感動を覚えました。今、南北に分かれた朝鮮民族は平和的に統一されると。かねてから南北の平和的な話し合いによる統一に私ども日本政府としては期待をしているということを申し上げてきておるわけでございまして、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私どもといたしましては、朝鮮半島の平和的な安定、これが最も理想であるということで、そのようなことが一日も早く実現するように期待もいたしておりますし、私どもは韓国に対してもそのような日本側の気持ちを伝えております。私自身も伝えております。また、国交のない北...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 甚だ恐縮でございますが、御指摘をまつまでもなく、私は外務大臣として社会党の副委員長になられた田邊先生にいろいろとお話も申し上げておりますし、また先日は北朝鮮を訪問されてお帰りになった深田議員と御一緒に外務省の大臣室にお越しをいただきまして、我々虚心坦懐に...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的なことでございますので、アジア局長から答弁をさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 過去の悲しい一つの時期、そういうものにおいて、私はやはりどんな民族もその民族が持っている歴史とか文化に誇りを持っておられると思います。そういう方々が心の誇りを傷つけられる、こういうことはなかなか消えがたいことで、そういう消えがたいことをこの機会に過去を清...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ODAはとうとい国民の税金で運営されるわけでございますから、私どもは政府として国民の皆様方にODAに対する疑問、疑惑が起こらないように、これを公正に執行する基本的な考え方を整備しなければならないということを大臣自身としても持っております。そしてまた、この...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今まで相手国政府とのいろんな協定の中で行われてきた、いわゆる公開できない部門もございますから、公開できる部門についてはできるだけ公開をするようにやってまいりましたし、これからもそのような方向で努力をいたしたいと考えております。
05月28日第118回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) パネル報告につきましては、経済局長から御答弁させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 先般のガット・ウルグアイ・ラウンドの非公式協議におきましては、私から国会の決議等を踏まえて基礎的食糧の安全保障的な考え方を主張してまいりましたし、議長の報告書にもそれが載せられております。  今後の見通しにつきまして今委員からお尋ねでございますが、米国...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 去る四月三十日にソウルで行われました日韓外相会談での合意事項並びに今般の日韓両国首脳の首脳会談、あるいは外相会談によって合意ができました幾つかの事項については誠意を持って努力をいたしてまいる、このようなことでございますし、今委員から御指摘のございましたよ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 個別の事項につきましては、アジア局長から詳細御説明をいたしたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 先般の会談でお話が出ておりますけれども、所管をする役所は厚生省という私どもは認識を持っております。  当時、先生も御案内のように、私ども学生でございましたけれども、国家が初めて敗北をするという大混乱の中での問題でございまして、やはり当時併合後、朝鮮の方...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員のお尋ねの件に関しましては、政府としては後刻調査をして報告をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 委員から国会での決議についての私に決断を求められましたけれども、私は政府の立場でございますので、私が決断するというのは個人的なことで決断する以外方法ございませんが、国会でやはり各派各党が御協議の上で決断をいただくことが当然の筋道ではなかろうか、このように...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 心の豊かさを持っていただけるような経済協力あるいは援助というものがこれから求められるということについては、委員御指摘のとおりだと私思います。そういう中で、我々の国の制度として無償資金協力と有償資金協力がございます。  ここで改めて申し上げますと、比較的...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 援助に関しましては、相手国政府からの要請主義というものが基本にございます。そういうことで私の感想を言えという委員からのお尋ねでございますから、率直に申し上げますと、やはり相手国政府を信用した要請主義というものが原点にあるというふうに私は理解をいたしており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 援助に対する人の問題を今お尋ねでございました。私どもは、メモ帳には日本の援助額が七十五億ドルでこれを担当する人の数が千六百人、カナダは十九億ドルで千三百人、イギリスは十九億ドルで千六百人、アメリカは八十八億ドルで三千五百人、こういうことに相なっておりまし...全文を見る
06月01日第118回国会 衆議院 外務委員会 第7号
議事録を見る
○中山国務大臣 海上における犯罪の防止あるいはまたそれに対する対応につきましては、かねていろいろと御議論をいただいておりますが、プルトニウムの海上輸送につきましては、海上保安庁の船を使うということで今回御審議をいただいているわけでございます。
○中山国務大臣 委員御案内のとおり、日本を初めアジア地域にもたくさんの原子炉が稼働中であり、また建設中であると認識をいたしております。現在、韓国では九基ございます。また、韓国との間には日韓科学技術協力協定のもとで若干の協力が行われてまいりましたが、本年五月二十五日に日韓原子力平和...全文を見る
○中山国務大臣 かねて沖縄におきます米軍基地の縮小問題につきましては、委員会等の御意見も踏まえて、政府としては日米合同委員会で話を進めてまいりましたが、ただいま最終的な折衝をしておる段階でございまして、ごく近い将来に発表できるものと考えております。
○中山国務大臣 このパリにおきますOECDの閣僚理事会は、出席加盟国、ECも含めまして大体二十五くらいでございました。私も何遍か外務大臣就任以来国際会議に出ておりますけれども、今度ほど激しい議論が展開された会議はいまだかつてございませんでした。それほどこの年末に最終のラウンドを控...全文を見る
○中山国務大臣 チェルノブイリの原子炉事故というものは、相当大きな規模の問題で事故を発生させたということについては私ども認識を共通にいたしておりますし、日本は、今も先生から御指摘のように、広島、長崎という不幸な原爆の被爆地を抱えた唯一の国家でございますから、私どもの地域における原...全文を見る
○中山国務大臣 この問題に関する政府の考え方は今申し上げたとおりでございますが、問題はやはりチェルノブイリの周辺の隣接国にも重大な関心のあることでございますし、私もヨーロッパへ行くたびに東欧の人たちにはその影響がどのようなものかも聞いております。これはWHOとも協力をしていかなけ...全文を見る
○中山国務大臣 原子力の利用につきましては、平和的な目的のために利用するということが一つございます。それとあわせて反面がございまして、いわゆる核拡散する危険性が国際的な問題としてございます。それにつきましては、政府は、国際的な枠組みである核拡散防止条約をやはり厳守していかなければ...全文を見る
○中山国務大臣 今お尋ねの件に関しましては、この核不拡散条約がもともと核拡散防止と原子力の平和利用とを両立させる国際的な枠組みの基本をなしております。これを基礎として核不拡散体制が一九九五年以降も存続し強化されることが国際的な平和と安全のために不可欠の問題であるという認識を私は持...全文を見る
○中山国務大臣 私は所管外でございますから、具体的な科学技術に関する専門的な領域でのお話を避けさせていただきますけれども、やはり原子力発電所の事故というものは起こる可能性があるということを一つ証明したことではないかと思います。  一方、我が国においてはエネルギーが極めて乏しい国...全文を見る
○中山国務大臣 先ほども五十嵐委員の御質問にお答えをいたしておりますが、重ねてのお尋ねでございますから、さらに踏み込んでお話を申し上げたいと思います。  広島のABCCというようないわゆる原子爆弾の被爆の知見、データを蓄積している国は世界で日本がただ一つであります。また長崎もそ...全文を見る
○中山国務大臣 日・EC関係閣僚会議は、実はこの一月に海部総理が訪欧されましたときのドロール委員長との話し合いのもとに、五月末までに必ず開こう、実は三年半ぶりに開かれたわけでございますが、残念ながら国会審議の最中でございまして、国会からは十分な協議をする日程をちょうだいすることが...全文を見る
○中山国務大臣 いわゆる構造協議については、EC側は強い要望を日本側に示しております。日本側にいたしましても、いわゆる固定的な協議機関をつくるということではなしに、十分話し合いを行っていこうということでECとの間にやっておりますけれども、やがて次回の関係閣僚会議におきましても、こ...全文を見る
○中山国務大臣 今回の米ソ首脳会談に関しましては、先般私が出席をいたしておりましたOECDの加盟国の出席閣僚の間でも大変大きな関心を持たれておりました。  私どもは、今米ソの間で軍縮を初めいろいろな話し合いが進む、そういう中で、ソ連の中におけるいろいろなペレストロイカの問題がど...全文を見る
○中山国務大臣 沖縄における米軍基地問題、この基地をできるだけ縮小して早期に返還をしてもらいたいという沖縄県民の御要望は、私も沖縄開発庁長官を経験しておりますからよく存じております。この沖縄における米軍との交渉において返還ができるように私どもは努力をしておりますし、これからも努力...全文を見る
○中山国務大臣 今回の米ソ首脳会談におきましては、大陸間弾道弾を含む核軍縮の問題、あるいは米ソの協力の問題、地域問題、いろいろと協議されるものと推測をいたしておりますが、私どもは、できるだけ核の削減、そして地域の安定のために米ソ首脳会談が一定の成果が得られることを期待しておるもの...全文を見る
○中山国務大臣 地球環境の保全という問題は、国の立場を超えて全人類的な課題であろうと思います。そして工業化が進む先進工業国が排出する公害、大気汚染あるいは水質汚染、いろいろな問題が起こっておりますし、また発展途上国では焼き畑農業といったようなことをその国の人たちが生きるために行っ...全文を見る
○中山国務大臣 委員も御存じのように、石油、天然ガスにかわるエネルギーがどこでどのようにつくられていくかということについては、エネルギーがない日本にとっては一番大きな政策課題であろうと思います。例えば地熱発電あるいは潮力発電、風力発電あるいは核融合といったような次世代のエネルギー...全文を見る
○中山国務大臣 今政府委員がお答え申しましたとおり、政府の考え方としては、一つの考え方を今お示ししたわけでございますが、いずれにいたしましても、先ほどからのお尋ねのとおり、プルトニウム輸送というものにつきましては、政府は重大な警戒をしなければならない、こういうことで関係諸国とも十...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 外務委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 平成二年度外務省所管一般会計予算案の概要について御説明申し上げます。  外務省予算の総額は、五千三百三十九億二千九百九十七万九千円であり、これを平成元年度予算と比較いたしますと、六百七十二億八千七百七十一万一千円の増加であり一四・四%の伸びとなっており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 総理の言われる「志ある外交」とは我が国の安全と繁栄を確保するため、また憲法前文に言う「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。」との理念を実現するために、日本の持てる力を信念を持って全地球、全人類のためにささげるとの決意を込めて日本の外交の基本姿...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大変基本的な哲学的な考え方をどのように持って外交に臨まなければならないかというお尋ねだろうと思います。  私は、新しい人類の歴史が今また始まろうとしているんじゃないか、こういう認識の中に立って私自身は外交をお預かりしながら、これだけの国際情報が世界じゅ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今回の総理訪問は、南西アジア四カ国及びインドネシア訪問で、新しい米ソ間の話し合いが進む中での有意義な指導者の意見の交換が行われたと思っております。また一番大きなのは、やっぱり今回総理が訪問された地域というものは今までどちらかというと米ソの大きな影響を受け...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) このカンボジアの内戦の問題というものは、カンボジアの国民の幸せに直接つながるものである、また、これ自体が、カンボジアの指導者間の話し合いがうまくいかなければカンボジアに平和は来ない、こういう私は基本点があるんだと思います。  今までのインドシナにおける...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大変貴重な御示唆をちょうだいいたしまして、厚く御礼を申し上げたいと思います。  人員の確保については、大変難しい環境下にございますけれども、国民の立場に立って国家の外交をどうするかという観点から見れば、各省の利益もさることながら、国民全体のあるいは国家...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今局長から御答弁申し上げましたけれども、局長の答弁のポイントとして私からさらに大臣として申し上げたいことは、やはり国民が理解をするODAでなければならない、これが私のお預かりしている外交の基本的な考え方でありまして、それには国民の皆様方に対する解説が足ら...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) OECDの閣僚理事会におきましては、農業の問題に関しては極めて激しい議論のやりとりがございました。そういう中で日本としては、食糧安全保障という一つのかねてからの国の考え方というものを国会の決議も踏まえて主張しております。また、それに関連をいたしまして、今...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 栗山次官の「外交フォーラム」に載せました論文につきましては、日本が現下の国際情勢を踏まえつつ新しい国際秩序構築に向けて国際的な責任を果たさなければならないということが基本になっていると思います。これはあくまで外務次官の立場で日本の外交方針を解説したもので...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) これから具体的にこの外務次官の論文が外交面で具体化されていくかという問題については、これはやはり日本の国連等における国家の外交の哲学といいますか、基本的な考え方というものをこれから具体化していかなければならない。先ほども宮澤委員の御質問にございましたけれ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) その一つの具体的なあらわれというものは、先般行われた総理の南西アジア地域に対する訪問で、首脳間での意見の交換が行われたということであろうと私は判断をいたしております。それはやはりカシミール紛争に見られるような激しい対立、そういうものに対する日本の協力がど...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大国面をしない大国というのは栗山式表現法だと思うんですね。私は、自分が外務大臣として国連総会に出席させていただいていろんな国の外務大臣ともお話し合いをする中で、やはり戦後の日本の社会というものは、勤勉な国民と自由主義経済、民主主義政治の体制というものの中...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、考え方を国家としてある程度整理ができていると思います。それはやはり日本の国民でもう一度戦争をしようということを考えている国民は皆無に等しいんじゃないか、私はまずそこが一つあると思います。また、我々戦争を体験した世代には、再びあのようなことをやっては...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我々の国は少なくともみずからの非核三原則を守っていくという国民のコンセンサスがございますから、私はアジア近隣に対して日本みずからが核を使うということは絶対にあり得ないし、あってはならないことと思います。  しかし、日本にとって核が使われないという保障は...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ヨーロッパの共通の屋根という話が出て以来、ヘルシンキ会議が開かれて今日まで、平和の構築のためにヨーロッパは米ソを中心に大変な努力が行われています。そういう中で、アジアではなかなか平和の構築というものはでき得ない環境にあったと思います。  私は、一昨日も...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 動きが始まったという私は認識であります。動きが始まったと。それはヘルシンキ会議以降、長いやっぱり時間をかけた、習熟されたヨーロッパの人たちの考え、そういうものが今日出てきている。それでも先生御案内のように、東西ドイツには数十万の兵力が、外国軍隊が展開して...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の点は、私、別に自分の意見と違う立場にお立ちになっていると思いません。私と同じ考え方のところが多くあると思います。一点、軍縮の問題については少し考え方が違っているかもわかりません。しかし、アジアに平和をつくらなければならないということについては...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般の盧泰愚大統領の訪日につきましても、海部総理が総理大臣という立場で、政府を代表して、韓国政府に対しあるいは朝鮮半島の方々に対して心から済まなかったという言葉を出された。私自身も国会答弁において明確にお話をいたしてまいりました。韓国側にとっても、私が訪...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的なことでございますので、それでは条約局長からお答えを申し上げます。
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣としてヨーロッパで発言をしておることはすべて国会の御決議、これを重く踏まえながら発言をいたしておりまして、このような島国にとっては食糧の安全保障ということは欠くことができないということを強く主張しております。それがすべて私の閣僚としての発言でなけ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) OECDの閣僚理事会で議論が行われましたが、先ほども岡部委員からお尋ねがございましたように、非貿易的関心事項ということで我々の主張はそこにコミュニケにノートされているということでございます。これから七月末のガット・ウルグアイ・ラウンドにおけるTNCの協議...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外交をもっとオープンにしろというお話でございますが、私は外交を実際やっておりまして、やはり相手国との関係がございます。一国、一方だけで話し合ったことを全部しゃべるというわけにはまいらない、それが外交の信頼性というものじゃなかろうかと。そういうことが一つご...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今海外経済協力基金から御答弁申し上げましたが、今の答弁を聞いておりまして、金融機関としての守秘義務というものを守らなければならないという考え方を述べられておりました。私は、資料の提出は、相手国政府との関係、あるいは銀行の立場でできないということであれば、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) さきの予算委員会でも御答弁申し上げましたように、これらの点の問題については私は慎重に検討させていただくということを既に御答弁申し上げております。御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 実は私も昨晩帰ってまいりまして委員の質問要旨を承ったところでございまして、改めてOECFの調査の結果を慎重に検討して、そして私が外務省としてお話しのできることは国民にお話しをしなければならないというふうに考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 昨晩始まりました米ソ首脳会談、この会談で、現在世界全体が抱えている超大国の激しい対立が話し合いによって軍縮の話が進行するということ、また緊張を緩和していくということを私どもは心から期待いたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 韓ソの首脳会談がサンフランシスコで行われるということは極めて歓迎すべきことだと思います。長年アジアの中での朝鮮半島の安定を求めてまいりました日本国政府といたしましては、この韓ソの首脳会談を通じて朝鮮半島における南北の対立が、平和裏に話し合いが進行していく...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外相会談においてはそのような話もございませんでした。
○国務大臣(中山太郎君) 私は存じておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの点につきましては、私はやはりその放射性物質を扱う責任者の科学的な知見またそれに沿っての行動が基本的な問題であろうと思います。マレーシアに進出した企業が、現場の責任者でそのようなことが行われたことが事実とすればまことに残念なことでございます。...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 海外に進出した日本の企業が現地における生産の過程で有害物質を放出しているということについては私は政府の責任ではない、これはあくまでもその企業の経営者のモラルによるものである。私は現地の国の国内法がどのような規制をしているか定かに存じませんけれども、恐らく...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今先生御指摘の点は、極めて大切な問題であろうと思います。  今局長から御答弁いたしましたように、海外進出に関する十の環境配慮事項というものが示されておりますけれども、それは配慮事項でございまして、私は、現地でそのような投資を行い生産をする際に公害廃棄物...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 当委員会で御議論いただきました御趣旨は十分政府としても認識をして関係企業に意見を念達したい、このように思っております。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からお尋ねの、先進首脳国と比べて日本の外交予算というものは少ないじゃないかということでございますが、具体的には官房長が来ておりますので官房長からお答えをさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、国民の理解と協力のないODAというものは意味がないと私も思っております。そういう意味でできるだけ公開をするようにいたしておりますが、公開いたしましたものの中にも新聞等で取り上げられないものもございます。そういうものはODA白書とかいろ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今回の米ソ首脳会談においてこの戦略核の削減問題で合意を得たということは極めて好ましいことであると、高く評価したいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) これはあくまでもSLCMの場合にも、両米ソ首脳間での話し合いの結果でございますし、双方が検証しないということで合意したということについて、日本側としてはこの会談の内容を十分報告を受ける前にとやかく批判することはまたできない状態ではないかと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 米ソ間でのSLCMについての検証が約束されていないことについて政府の今までの主張とどういうふうにこの点の違いがあるか、どう考えるかというお尋ねじゃないかと思いますが、私は政治的な宣言にしろ、まず宣言ができたということは、できなかったときよりもはるかに進歩...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの点、私の日本政府を代表しての国連での核軍縮に関する意見については、政府の考え方というものは基本的に変わりません。そう思っております。
○国務大臣(中山太郎君) その前に、先に政府委員からもう一度その間の事情を詳しく説明させます。
○国務大臣(中山太郎君) 今国連局長がお答え申し上げましたような経過でございますから、昨年度政府がとった態度が悪かったということを私は外務大臣として申し上げるわけにはまいりません。
○国務大臣(中山太郎君) 栗山氏の論文の中にある日米安保のあり方について、私は考え方として、日本政府としてはこの日米安保条約の効果的な運用というものがアジア・太平洋地域の平和に大きく貢献しているということも、過去からの歴史的な経過を見て、それはそれなりの効果があったと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いろいろODAに関して貴重な御意見をちょうだいしていることは、外務省としても大変ありがたいことだと考えております。  私どもは、国会において各種の機会にODAの実施実績等について御説明もし、資料提出も行ってきておりますが、今後とも御理解をいただくように...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました向精神薬に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  この条約は、昭和四十六年二月二十一日に国連加盟国等の参加によりウィーンで開催された条約採択会議にて採択されたものであります。  この...全文を見る
06月04日第118回国会 参議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの米ソ首脳会談が昨日終わりました。そこでは戦略兵器削減のSTARTと言われるものの基本合意ができたということはまことに歓迎すべきことで、やがてこれが条約の署名に向かってつながっていくということを日本政府は心から期待いたしたいと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今回の盧泰愚大統領とゴルバチョフ大統領の会談というものが実現されるということになりましたことは、朝鮮半島をめぐる不安定な今までの経緯、ここに一つの大きな転機を画するものだと私は高く評価をいたしております。  米ソの首脳会談の後、韓ソの大統領の会談が行わ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まず、先ほどの委員のお尋ねの中で、私申し上げるのを少し落としておりました点を補足させていただきますと、米ソ韓日というようなアジア・太平洋の新しい平和的な会議を催すような提案があった場合どう日本は考えるかということでございますが、そのような会議が持たれるこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 長年の日本の大きな問題でございます十八富士山丸の問題も含めて北朝鮮との間に対話の場が設けられるということであれば、我々の方は常に扉をあげてお目にかかる用意をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 今回の盧泰愚韓国大統領とゴルバチョフ大統領の会見があす行われるということで、確かにアジアに新しい時期が到来しつつあるという認識を私は持っております。  これはモンゴルの第一副首相、この方が今晩私と会談をすることになっておりますけれども、モンゴルは、御案...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 変えたのかというお尋ねでございましたが、私は、変えておらない。つまり、ヨーロッパは、いわゆるワルシャワ条約機構とそれから北大西洋条約機構という大きな軍事的な機構の対決から、その一方のワルシャワ条約機構が実質的にその機能を崩壊し始めて、今政治機構への転換の...全文を見る
06月05日第118回国会 参議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) この会談が行われる前に、日本政府はそういう連絡は既に受けておりました。中身につきましては、私どもはそれに直接触れるわけにはまいりません。
○国務大臣(中山太郎君) 大統領来日時にはそのお話はございません。
○国務大臣(中山太郎君) 大変恐縮でございますが、親しくお話をしておりましたけれども、その時点では韓国側でこの大統領の会談の碓定的な合意がまだ見られていなかったものではないかと私は認識をいたしております。  また、韓ソの大統領の会談がアジアにおいて持つ意味は何かというお尋ねでご...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 何か日本外交が蚊帳の外にいるんではないかという御心配をかけておりますが、外交には機密性が極めて高いものがございまして、私ども外務省として知っておりますことも国会でもまだ申し上げられない外交上の機密はたくさんございます。そういう意味で、韓国の外交にとりまし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大変恐縮でございますけれども、日本の外務省も余りぼうっとはいたしておりませんで、世界のいろんな各地で接触していることもございます。
○国務大臣(中山太郎君) 私は、政府は政府で在外公館等を通じましてずっと接触の努力を続けておりますし、また政府ではなしに、日本社会党の田邊副委員長あるいは深田議員等が朝鮮民主主義人民共和国への訪問等において、いろいろと先方とのお話し合いもなされているというふうに認識をいたしており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今お尋ねの件につきましては、国際的な話し合いもございますし、国連のコミュニケというような点もございますので、これの解釈につきましては条約局長から具体的に説明をさせます。
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣といたしましては、委員のお尋ねのお考えというものは理解はできます。しかし、私はここの外交を預かる最高の責任者として日本の安全保障ということを考えるときに、国連でのコミュニケというものはコミニュケとしての価値を評価しますけれども、現実の我々の国家を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日ソ間の安全に関する信頼醸成措置を進めたらどうかという委員のお尋ねでございますが、先ほども委員の御質問にお答え申し上げましたように、日本は独自の防衛力で残念ながら日本国民を防衛することはできません。そういう観点から立つと、日ソ間の信頼醸成措置を進めるとい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的な日米間の防衛に関する取り決め等につきまして、詳しい点からまず北米局長から答弁をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 今総理がお答え申し上げましたとおり、私も総理の今御答弁の内容と全く一緒でございます。
○国務大臣(中山太郎君) お尋ねの件は外務省の北米局長から答弁させます。
○国務大臣(中山太郎君) アメリカの海軍と日本の海上自衛隊がお互いの戦闘技術向上のためにこの訓練をやるということでございまして、アメリカ側とソ連との間の信頼醸成措置が進んでおれば、当然米側からこのような演習についての通報はソ連にされる可能性があると、私はそのように思っております。
○国務大臣(中山太郎君) それはアメリカの軍が、あるいは政府が判断をするべきものであろうと思います。
○国務大臣(中山太郎君) その時点で安全保障上の信頼関係が十分醸成されていた国際情勢ではなかったと私は認識をいたしております。それ以後米ソを中心とするいろんな軍事力の削減問題をめぐる軍縮の交渉が現在進んでいることが、その当時には見られておりませんでした。こういう中で信頼醸成が世界...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、南北朝鮮の平和的な話し合いが一方で進むという中で米ソの話し合い、韓ソの話し合いが進んでおるわけでございますから、この海上自衛隊の演習、米国海軍の演習、それとまた次元の全く違う問題だと私は思います。だから、韓半島あるいは朝鮮半島の平和的な統一のために...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府としては、韓国と日本とが一緒になって米国の海軍と共同演習をするという考え方には立っておりません。  私どもは専守防衛でありますから、その専守防衛をする海上戦力の中で我々の国の自衛隊がアメリカの海軍と共同演習をすることによって戦闘技能を向上する、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この大統領の来日の前にシェワルナゼ外相が日本に来られる、そして日ソ外相会談を行って、日ソ間の懸案問題、あるいはまたアジア・太平洋の軍縮の問題等、いろいろなお話が出てまいりましょう。また、年内遅くに日本の外務大臣がモスクワを訪問してさらに詰めるというような...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本がアメリカと北朝鮮の間で調整をする役目を持ったらどうかというお尋ねじゃないかと思いますが、むしろ北朝鮮と米国との間では、北京にある米国大使館あるいは北朝鮮の大使館を通じていろいろと接触が行われた結果、先日の米国の軍人の遺骨が引き渡される、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 人権を尊重する私どもの日本という国の中での立場で考えますと実は考えられない事態ではないかと思います。私ども政府といたしましても、この北朝鮮に行かれた日本人妻の方々がみずからの健康あるいは安否について日本にいらっしゃる御親族に文書が送られるような、朝鮮民主...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まことに残念でございますけれども、北朝鮮の国内における情報はなかなか入手が難しい、このような情勢でございますが、私は外務省の出先に対しましても、機会があれば北朝鮮の在外公館の方々とも接触をするべきであるという判断で指示をいたしております。しかし、その中の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 午前のこの委員会での御質問にもお答えを申し上げておりますけれども、竹下内閣当時の国会答弁の政府の考え方というものは現内閣でも変わっておりません。私どもは常に無条件の状態で北朝鮮との関係が改善されることを期待しているわけでございますし、政府としてはできるだ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 具体的にアジア局長から御答弁をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) ヨーロッパのあのような軍事情勢あるいは政治情勢の変化する中で、アジアにおける地域紛争というものが朝鮮半島にもカンボジアのインドシナ半島にも実はあるわけでございますが、去年、私パリにおけるカンボジア和平会議に日本政府を代表して出まして以来、この仕上がったも...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今お答え申し上げましたように、この停戦――今戦争をやっているわけでありますから、この停戦の合意がとり得るかどうか。また、停戦の合意がとり得た場合に、それがその後の最高国民評議会の人員構成まで話し合いが進むのかどうか。それがリンクしていくことが最も望ましい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 経済協力局長からお答えをさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 日米安保条約及び日米地位協定の取り決めによって、日本は安全保障条約のもとで米軍に基地を提供する義務を負っていると認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 削減問題については、この日米合同委員会で協議をしております松浦北米局長から御答弁をさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 沖縄に駐留する米軍海兵隊は安保条約に基づきまして日本に駐留しておるものでございまして、今国際情勢がいろいろと変化をする過程でございますけれども、私どもはこれを全面的に撤退を求めるという現状の認識を持っておりません。
06月06日第118回国会 参議院 予算委員会 第19号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今総理から御答弁申し上げましたように、かねて政府は、国交のない北朝鮮との関係の増進といいますか、関係がさらに一層発展することを期待しておりますけれども、そのためにいろいろなところで努力をいたしております。私自身も北朝鮮と外交関係のある国の外相との会談にお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 四日、五日と東京で開きましたカンボジア和平会議というものは、日本の政府だけではなしに、かねて国境を接しているタイ国の政府がこのカンボジアの紛争を何とかしておさめたいという努力を行っておりましたし、また一方では、かつての宗主国であるフランスが昨年の八月から...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 存じております。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からせっかくのお尋ねでございますからこの機会に申し上げておきますが、今政府委員が御答弁申し上げましたように、カナダでのワークショップに外務省から人を派遣いたしまして、その報告を聞きました上で私なりに判断をさせていただき、できるだけ人権尊重の姿勢を貫...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 安倍外相当時にも、先生の御質問に積極的に努力するというふうにお答えをいたしておるようでございますから、私も安倍大臣の意思を受けて、この問題については積極的に努力をさせていただきたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) カナダでのワークショップが近く開かれることになっておりますから、それの報告を聞きまして、その判断に基づいて私は積極的に判断をいたしたいと、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今官房長官から御答弁申し上げましたように、この問題は極めて大切な問題だという認識を持っておりまして、私どもはやはりこれを真剣に調査をやって、もし調査の結果が出れば御報告をする機会を持ちたいと、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 我が国が今後ODAを通ずる国際社会への貢献を一層推進していくためには、ODAの実施の一連の過程について、できるだけその透明性を高め、国民の理解と御支持を得ることが極めて重要であると認識をいたしております。  政府としては、このような観点から、従来よりO...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今回の米ソ首脳会談の結果、ベーリング海をめぐる両国間のいろいろな協定ができましたことはまことに歓迎すべきことだと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今シュミット博士のお話を御説明になりましたけれども、私は、アジアにおいては日本というものは戦争を通じて大変大きな迷惑をかけたという事実がございますけれども、戦後は私ども平和に生きるという国の基本方針が確立しておりますし、そういう憲法のもとで、私どもは再び...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 御指摘のとおりでございまして、ヨーロッパあるいはアメリカ、カナダ等は絶えず、ラテンアメリカも含めていろいろと外相間の協議が行われておりますが、アジアではASEAN拡大外相会議というものが隔年開かれておりまして、本年は七月の二十八日、二十九日、ジャカルタで...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、当時のあの大混乱の中で日本大使館の人たちは身命を賭して日本に対する情報の伝達に努めた。電話回線は外務省との間にはあけっ放しでやっておったということで、むしろマスコミ各社の方から外務省はこれほどやったことはないというお褒めをいただいたと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本は非核三原則の国民的なコンセンサスができております。そういう意味で私どもは日本には核はない、こういうふうに信じております。
06月07日第118回国会 参議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 沖縄の方々に米軍の演習等で大変御心配をかけていることは私もよく存じ上げております。米軍の訓練のために提供されている施設、これは委員も御存じのように、日米安保条約の地位協定上認められた米軍の提供された地域内における訓練でございまして、政府としてはこの訓練の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 沖縄の県民の方々に米軍の駐留によっていろいろと御苦労をかけていることは政府としても十分認識をいたしております。  一方政府は、前の大戦によって最前線となった沖縄の県民の方々のことを思い、この地域の復興のために、沖縄振興のために特別の政策をとりながら、今...全文を見る
06月08日第118回国会 衆議院 外務委員会 第8号
議事録を見る
○中山国務大臣 具体的には、お尋ねの点につきましては、平和的非爆発目的使用を明確にしたことでございます。核物質防護措置の規定を設けたこと、また核物質等の管轄外移転に際して、その条件を改正前に比して厳しくいたしたこと、また機微な技術の移転につきましても、新たな協定の対象としたことに...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの地球環境的に見まして、私ども工業化の進んだ地域におけるCO2あるいはSO2等の排出等の問題、またそれによって起こってくる、あるいはまた発展途上国における焼き畑農業の問題、そういうことを考える中で、さらにこの原子力の利用による発電施設が建設をされて、それ...全文を見る
○中山国務大臣 委員には、かねて原子力問題については大変御検討になり、私どもも委員の御意見を聞いて大変傾聴するところがございます。原子力船問題についても委員は大変御苦労をいただいているわけでございますが、今回のこの条約の批准、議定書の早期発効は、やはり我が国にとって必要であるとい...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてのお尋ねでございます。 この議定書につきましては、核拡散防止のための日仏間の枠組みを一層整備する、発効を先延ばしすることは、フランスのみならず世界各国から我が国の核不拡散に向けての努力に疑問が提起されることになりかねないという問題が一つあろうかと思います。...全文を見る
○中山国務大臣 二つお尋ねでございますが、最後の方のお尋ねの方から申し上げておきますが、御通告がございませんでしたので、十分確認いたしておりませんので、その点は御理解をいただきたいと思います。  なお、チェルノブイリの被曝者の救援について前回の委員会で委員からお尋ねがございまし...全文を見る
○中山国務大臣 よく報道を検討させていただきたいと思います。
○中山国務大臣 今委員御指摘のような点を十分頭に置いて検討させていただきたいと考えております。
○中山国務大臣 細部にわたる問題につきましては、アジア局長がおりますから御答弁させていただきますが、包括的和平にどのように近づけていくかという問題については、これは非常に重要な問題でございまして、先般行われました会談の結果つくられたコミュニケにはクメール・ルージュが参加をしません...全文を見る
○中山国務大臣 このジュネーブの会議において、政府としては積極的に努力をしてまいります。
06月11日第118回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第3号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの国連憲章における旧敵国条項の削除につきましては、私は委員御指摘のことが極めて重要なポイントであると認識をいたしております。先ほどの御質問にもございましたけれども、ベルリンの問題を含めてドイツの統合が民族の自決によって近く終結に向かうということになってま...全文を見る
○中山国務大臣 重ねてのお話でございますが、今委員から御指摘のとおり、この旧敵国条項というものは、もう冷戦が終わるという状況の中でドイツの統一も起こってくる、こういう中でこの旧敵国条項というものが果たしてこれからの国連の活動の中に適用される可能性があるのかということを考えれば、こ...全文を見る
○中山国務大臣 委員から今御指摘の安保条約について、今年はちょうど三十年になるわけでございますけれども、考えてみると、今委員御指摘のように、三十年前は安保反対の運動が国会を取り巻いた、そういうふうなことがございました。しかし、この三十年間を振り返ってみて、安保条約があったから日本...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、世界が平和の方向に向かいつつある、米ソの間にも戦略兵器削減交渉の基本的合意が、基本条約の基本的な合意ができたということはまことに好ましいことであろうと思います。それぞれ一万発以上の核弾頭つきのミサイルを持っている大国同士が話し合って削減をする...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの安保条約のいわゆる質的転換を図るという問題も踏まえて、私どもは日本の防衛、防衛庁長官もここにおられますけれども、我々の国にとって一番の力、防衛力というものは、自衛隊が日本の防衛に責任を持っている、しかし我々の国には残念ながら核を実は国として持たないとい...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の問題は、周辺の国々、特に日本にとりましても極めて重要な問題でございますので、外交ルートを通じて調査をさしあたりさせていただきたい、このように考えております。
○中山国務大臣 アジアにおける緊張緩和、またヨーロッパからの大きな影響がアジアにいつ来るか、これはもう重大な関心を持って私どもは見ておりまして、既にその兆候は見え始めている。モンゴルにおいては既に民主化が行われて複数政党制が実現をいたしました。そして日本とも関係は緊密化を今いたし...全文を見る
○中山国務大臣 北朝鮮は、今御指摘のように核不拡散条約に加入をしておりますし、同条約上遅くとも加入後十八カ月以内に国際原子力機関との間で保障措置協定が締結され、効力を生じていなければならないが、右協定はまだ締結をされておりません。このようなことで、我が国としては米国、ソ連等の各国...全文を見る
○中山国務大臣 ヨーロッパと異なりまして、アジアの紛争というものはやはり地理的な問題、歴史的な問題あるいは宗教的な問題、いろいろとヨーロッパと違った素因というものがこの地域には残念ながら長い歴史的な過程において存在している。そういう中で、ヨーロッパにおける緊張緩和、また全欧安保の...全文を見る
06月12日第118回国会 参議院 外務委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今総理府から政府委員が答弁されましたけれども、総理府がやはり日本のセンター的機能を持っているんだろうと思います。ただし、今委員も御指摘のように、総理府には手足そのものはございません。大体総理府というところはそういう役所でございます。そして関係省庁を集めて...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 実際には第三番目の質問ですが、三つお尋ねがございました。  一つずつ申し上げると、日本の麻薬問題というのは、実際の純粋麻薬を扱って、それによって中毒を起こしている人たちはまだ極めて数が低いという状況であったと思います。日本で神経関係の薬としては覚せい剤...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) やはり麻薬の問題につきましては、生産、流通、それから消費、こういうふうな一般の商品と同じように一つのプロセスがあるわけでございまして、問題は、それを使っている人を見つけて治療する、流通経路は例えばマネーロンダリングのように資金面からの調査を行ってそれを挙...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ちょっと政府委員から答弁させます。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの我が方の国内の手続については、ヒューストン・サミットの際に、いつの国会に提案するということを具体的に明示するように努力いたしたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 大変熱心にかねて御論議をいただいておりますが、先般もお答え申し上げましたように、政府としては子供サミットの時期にこの条約を批准する時期を明示いたしたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 次の臨時国会あるいは通常国会に向けて政府としては作業を進めたいということでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 純粋に学術的に研究が行われるというふうに考えると、私は医学の発展のために効果があるものというふうに理解をいたしております。一方、これが軍事的に利用されるのではないかという疑心暗鬼の念を持ってこれを追及していくと、そうではないかというふうな認識を持たれるこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私、問題点を実際自分で検討しておりませんから、その研究がどのような目的で行われているかということについて、軍事的な目的で行われているかどうかという確認がされていない立場でこれを批判することは御遠慮させていただきたいと思います。  ただ、一般的に申してア...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) フジモリ候補が大統領に当選されたことは心からお祝いを申し上げたいと思っております。  今ペルーは大きな債務を抱えて経済状態は極めて悪い。こういう経済環境の中で新しく大統領に選ばれたフジモリ氏が、いずれにしても債務問題というものを早急に解決を迫られること...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、今回タイ周辺の調査をいたしましたが、今御指摘のような麻薬の栽培地域と思われるところには、もし可能な時期が来れば、調査団を逐次派遣して麻薬撲滅のために日本としては国際的な協力をいたしたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 私は、四月に日米間で報告をいたしました中間報告、これを踏まえて最終報告を成功裏に終わらせるということで協議をいたしたい、このように考えております。特に公共投資の対GNP比というような問題につきましては、これは日本の予算編成権にかかわる問題でございますから...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 黒字が有用との議論が一部で見られておることは事実でございますけれども、対外不均衡、黒字の一層の削減の必要性については、先般のIMF暫定委員会、OECD閣僚理事会においても確認されておりまして、日本としてもこのような方向に向けた努力を続けていく考え方に変わ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 麻薬の利用というのは、日本ではまだそんなに大きな社会問題になるほどのケースは出ていない。しかし、覚せい剤が非常に大きな問題になっております。これはILOのお話が出ましたけれども、労働問題にまで入る前に、一般の市民社会で、これを使えばやせますよとか、肥えら...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員も国際問題については大変お詳しいお方ですから、私から申し上げるのは大変恐縮でございますけれども、今度のカンボジア会議は東京で行われる中で日本だけでこの会議にある程度関与したということでは決してない。これはやはり隣接しているタイの政府が大変この問題に熱...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 肩書はございません。
○国務大臣(中山太郎君) 私はその点についてはコメントするだけの情報を持っておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府はこのアンコール・ワットの遺跡の修復等につきまして、委 員御案内のように、国連のユニセフに対して既に三十万ドルの拠出金を提出いたしております。  それで、アンコール・ワットはカンボジア人だけの大切な遺跡ではない。これは人類共通の遺産である。そ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ちょうどこの二月にベトナムを訪問してまいりました谷野アジア局長が来ておりますので、この点についてはアジア局長から現場を踏まえた意見を報告させていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 先ほど委員に対する御答弁の中でユニセフと申しましたが、ユネスコでございます。修正させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 総理府にこの取り締まり本部がございます。これはもう長くございます。あと外務省とも十分連絡をとりながらやっておりますが、現実に摘発をする仕事をしている人たちは、麻薬捜査官あるいは厚生省の麻薬取締官事務所というのがございますし、この人たちは本当に身命を賭して...全文を見る
06月13日第118回国会 衆議院 外務委員会 第9号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねのソ連における国内政治の状況は大変不安定、不確実、不透明な状況にあると思います。ゴルバチョフ大統領が推進しておられるペレストロイカにおきましても、この経済政策は効果を発揮しているとは言いがたい状態でございます。一方、民族運動が大変活発になっておりますし、...全文を見る
○中山国務大臣 委員が大変日米関係の現状を憂えて御質問いただいておりますことに敬意を表しますが、日本にとって米国は最も大事な国、そういう日米関係を堅持していくことが日本の外交の基本でなければならないと私どもは考えております。先般ブッシュ大統領との首脳会談におきまして、ブッシュ大統...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、文化交流、人物交流というものが両国間の人間的な深まりあるいは連帯を強めていくのには極めて重要な要素でございまして、私ども政府としては、御指摘のような点で今後とも一層努力をしてまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 先輩の外務大臣方がそれぞれ特徴のある外交のイメージをつくっておられますが、私は、一言で申し上げると、信頼される日本になりたい、そのための外交に努力をいたしたい、このように考えております。  その私の心の中に存在するものは、経済的に大変繁栄をした国家になりました。...全文を見る
○中山国務大臣 日米関係におきましては、総理と大統領の間あるいは高級事務レベルの協議を通しまして絶えず綿密な協議を行っておりまして、米ソ首脳会談につきましても、日米両国政府間におきましては極めて高い次元で意見の交換が行われていると思っております。
○中山国務大臣 韓ソ首脳会談が行われることは、事前に通告を政府としては受けております。
○中山国務大臣 政府としてこれにコミットするというようなことはしておりません。
○中山国務大臣 日米外相会談を早急に行って、先般の米ソ首脳会談の経過等についていろいろと意見の交換をいたしたいと考えておりまして、国会のお許しが得られれば、六月十五日金曜日の午前、サンフランシスコにおいてベーカー長官と会談をいたすことになろうかと考えております。
○中山国務大臣 去る施政方針のときの外交演説と今と、補完をして何か言うことはないかということでございますが、特に今申し添えるとしますれば、新しい韓ソ首脳会談というものが外交演説が行われた後で実は起こったわけでございます。そういう新しい国際環境の変化というものは、朝鮮半島の全域にか...全文を見る
○中山国務大臣 委員も御存じのように、かねて北朝鮮の政府当局者には在外公館を通じていろいろと連絡をいたしてまいりました。特に、第十八富士山丸の問題がございまして、この二人の抑留された方々を一日も早く日本に連れ戻したいという念願は与野党を通じてございますから、中国における日本の大使...全文を見る
○中山国務大臣 私どもは、昨年の九月、ニューヨークの国連総会におきまして日ソ外相会談を開き、そして日ソ間の改善のために両国が信頼のもとに努力をするという話し合いをいたしてまいり、三月にはシェワルナゼ外務大臣が日本を訪問されて日ソ外相会談を開くということが合意されておりました。しか...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府としては、地理的な条件から考えまして、北方領土がソ連に占領されて、そこに一個師団以上の軍隊が駐留をしておる、また太平洋、日本海におけるソ連海軍戦力が、隻数は減少していますけれども、戦闘能力は上昇しているという情報がございます。そういう中で、具体的にアジア・...全文を見る
○中山国務大臣 強い社会主義国をつくるという一つの大きな理想のもとに、経済改革を推進するためには、やはり安定した国際環境というものがソ連の周辺にでき上がっていくということが好ま しいという考え方のもとに立って新思考という外交が展開されていると私は認識をいたしております。
○中山国務大臣 外交を担当している立場で申し上げますと、今日までの日ソの人物の交流、あるいはソ連の経済調査団の受け入れ等を通じて、ソ連の方々の発言には以前と違った非常に新しい考え方が随所にうかがわれることは事実でございます。しかし、少なくとも国家といたしまして領土問題が未解決とい...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ間の問題について御議論をいただくことは、私はこの民主主義の日本においても結構なことだと考えております。私は、昨年日本に来られましたヤコブレフさんとも二回にわたっていろいろと突っ込んだお話し合いもさせていただきました。やがてお越しになるシェワルナゼ外務大臣ともい...全文を見る
○中山国務大臣 戦後の日本外交の中で、地域紛争の和平への協議を日本がそのホスト役としてそれに汗をかくということはかつてなかったことではないかと私は認識をいたしております。また、そのような努力をしたことによって、早速中国の大使館もそれなりの御協力をいただきましたし、また、先日来られ...全文を見る
○中山国務大臣 フジモリ大統領候補が当選をされたことは、私は心から祝福を申し上げたいと思っております。  今委員から御指摘のように、この新大統領が日本に来られるということについては、私ども政府としては歓迎を率直に申し上げるということをこの機会に申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○中山国務大臣 今政府委員が答弁申し上げましたように、日米安保条約のもとに日本は駐留米軍のために基地を提供するという責任を負っておりますけれども、そういう中で基地周辺の方々には、例えば航空機の騒音等を通じて大変御迷惑をかけているということは、私どもは心からこの方方にも御迷惑をかけ...全文を見る
○中山国務大臣 基地の返還の交渉経過がもう間もなく終結を迎えるのではないかと考えておりまして、極めて近い将来に発表できるものと考えております。
○中山国務大臣 在日米軍の基地問題を含めて、日米の安保の運用上よりよき制度ができるならば好ましいものと私は考えております。
○中山国務大臣 まず、シェワルナゼ外務大臣をお迎えする、あるいはまたゴルバチョフ大統領をお迎えする日本の政府の政治姿勢といたしましては、心から来日を歓迎し、そして、この外相会談におきましても、日ソ双方がお互いに相手の立場を尊重しながら信頼される環境の中でいろいろな問題を協議してい...全文を見る
○中山国務大臣 今の政治日程で中国の外務大臣とこの件についてお話をするという予定はございません。
○中山国務大臣 私どもの政治日程がこれから相当タイトな日程になっておりますので、定かにどのような時点でというふうに申し上げることはできませんが、機会があればぜひそのような話し合いも必要ではないかと思っております。  なお、その会談とは直接関係はございませんけれども、ASEAN拡...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、カンボジアの和平におけるポル・ポトのいわゆる立場、この立場に対する影響力を最も行使する国は中華人民共和国であります。私は既に今年一月、鄒家華国務委員が日本を訪問されました際に、私から直接鄒家華委員に対して、このカンボジア和平に日本政府としてはこ...全文を見る
○中山国務大臣 鄒家華国務委員は、私の話を一方的に聞いておられたということでありました。
○中山国務大臣 委員の御趣旨を十分踏まえて、これから日本は外交努力をさせていただきたいと考えております。
○中山国務大臣 この記念館の保存につきましては、政府としては真剣に取り組んでまいりたい、このように考えております。
○中山国務大臣 局長答弁をさせていただきましたが、できる限り速やかに調査をさせていただきます。
○中山国務大臣 ソ連の脅威がなくなったかどうかというお尋ねでございます。私どもは、現在のソ連の変化というものは、まだ不確定、不安定、不透明、こういう状況で、今後の推移を十分見きわめなければならない、このように考えております。
○中山国務大臣 北方領土におけるソ連軍の展開、またアジア・太平洋地域におけるソ連の海軍戦力の増強等を見ますと、一部艦艇数は減っておりますけれども、戦闘能力そのもので考えますと、まだ十分脅威を感じる力を持っている。意図は別として、力としては脅威を与える力をまだ現存していると認識をい...全文を見る
○中山国務大臣 国家の安全保障の面から申しますと、私ども政府としては、国の安全というものは水も漏らさないような考え方で絶えず考えておかなければならない。そういう意味で、ソ連は大きく変化をしつつあると私は認識をいたしておりますけれども、このソ連の首脳部と我々の国と安全保障条約を結ん...全文を見る
○中山国務大臣 いわゆる米ソの対立の背景というものと日本とソ連との関係というものは基本的に違った立場にあるという認識を私は持っておりまして、アメリカにとってソ連は脅威でなくなったが、それなら日本にとってもそれは脅威でなくなったかというと、それはまた別の立場で物を考えておらなければ...全文を見る
○中山国務大臣 政府といたしましては、日米安保条約を堅持してまいる考えでございます。
○中山国務大臣 国会のお許しを得られたならば、十五日にサンフランシスコにおいて日米外相会談を行いますけれども、その内容といたしまして、現在申し上げられる範囲でお許しをいただきたいと思いますが、二国間関係、日米関係のいろいろな問題をいろいろと協議をすることはもちろんでございますが、...全文を見る
○中山国務大臣 アジアにおきましては、アジアで最初に社会主義国となったモンゴル、これは一九二四年に社会化が進んだわけでありますが、この国がいわゆる民主化を進め、西側に接近をし、我が国にも先般来政府の主要な人物が何人かお見えでございますし、日本からも経済協力のための調査団を派遣して...全文を見る
○中山国務大臣 先般のワルシャワ条約機構の会議等におきまして、従来とは異なった大きな変化が起こってきたことは御指摘のとおりでございます。そしてワルシャワ条約機構そのものが軍事的な機構から政治機構への流れが始まってきた。こういう中で、これからNATOとワルシャワ条約機構との双方の首...全文を見る
○中山国務大臣 ソ連におきます民族運動が活発化していることも委員御指摘のとおりでございますが、いろいろな地域で民族運動がこれから起こる可能性は十分あり得るという認識を私は持っております。
○中山国務大臣 近く開かれます安保理事会の五大理事国によっての会議にこれがつながっていくように私どもは外交努力をしなければならないと思っております。そういう意味で、私は率直に申し上げて、今までこのカンボジア和平のためにいろいろな国の人たちが苦労をしてきておりまして、その人たちとも...全文を見る
○中山国務大臣 基本的に考え方をまず申し上げておかなければならないと思います。  それは、このフジモリ大統領候補が当選されたことにまず政府としては心からお祝いを申し上げる。民主的に選ばれた新しい大統領に日系の方が当選されたということは、同じ日本人の血を引く我々にとっては国民全部...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました千九百八十九年七月三日に国際コーヒー理事会決議によって承認された千九百八十三年の国際コーヒー協定の有効期間の延長の受諾について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  昭和五十八年に作成されました千九百八十三年の国際コー...全文を見る
06月14日第118回国会 参議院 外務委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 十五日にサンフランシスコにおきまして日米外相会談を持つことになりましたが、今回の外相会談では、三月に行いました日米首脳会談の際のいろいろな話も含めて二国間の問題、また国際情勢全般についていろいろと議論をすることになろうと思います。その中で考えられますこと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のように、安保が改定された一九六〇年の当時の国際情勢と今日の情勢とでは相当大きな変化が起こり始めているというふうに認識をいたしております。田委員が御指摘になりましたような、ヨーロッパにおける東欧を中心とした大きな変革の流れ、これがどういう形を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 率直に申し上げまして、日ソの関係は、先生も御案内のとおり、平和条約が締結されていないという状況下にございます。そして領土問題も解決されていない。こういう状況の中で、日ソの政府首脳同士がさらなる新しい時代に向かっていろんな話し合いをするという条件は、今日の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) そのとおりでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員から旧敵国条項の適用について、日本がこの扱いを誤ると大変な批判を受けるというお話がございました。私どもは、無条件降伏というあの敗戦の際に連合国による軍事裁判が行われて、いわゆる戦争責任を非常に明らかな形で犯罪行為として処罰を受け処断をされたというこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員お尋ねの点につきましては、日本政府は従来の外交方針を変えておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 日米安保体制というのは日米関係の基礎であるという考え方がございます。その意義と重要性は大きな変化はない。今後ともこれを堅持するべきだ。米国はこの日米安保条約を重視していると私は思います。
○国務大臣(中山太郎君) 次期防につきましては、近く始まる安全保障会議で政府全体としての総合的な検討が行われるものと考えておりますし、したがって、現時点で外務大臣としての立場でこの内容について議論をすることは差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) ベーカー長官との会談が私はSIIの問題だけでなしに、先ほども田委員にお答えいたしましたけれども、時間が極めて限られておりますし、私もあしたの午後出て明後日の朝九時ごろ着いて十時半ぐらいから会談をやって、それで昼飯を済ますと、ベーカーさんもワシントンから来...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) アラブとイスラエルの対立問題については、日本政府としてもかねてから重大な関心を持っておりまして、今地球上で大変緊張している状況にあると私どもは認識をいたしております。  先般来日されましたPLOのアラファト議長にも、私はとにかくエジプトのムバラク大統領...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今政府委員からもお答え申し上げましたように、また私自身から御答弁申し上げましたように、平和をつくっていくためあるいはイスラエルとパレスチナの和解をどういうふうにするのが一番いいのか、今思い出してみると、ムバラク提案の後にベーカー提案というのが御存じのよう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 世界の人たちが一番成り行きを見詰めていたこの米ソ首脳会談において、戦略兵器削減の条約への基本的な合意ができた、またSTARTIIを前へやるというようないろんな協定が、かつては激しく対峙していた両国の間に合意ができたことを私は高く評価しております。
○国務大臣(中山太郎君) 冷戦時代が終わったと私はまだ申し上げたことはございませんで、終わり終わりつつある過程にあるというふうに認識をいたしておりますが、いずれにいたしましても、例えば今回の米ソの首脳会談におきまして、米ソ通商協定というものはソ連における移民法の成立が条件であると...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 新しい国際的な枠組みづくりが始まったというふうに私は認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) 私は委員御指摘のようなことが大事なことだと思っておりますが、先般もアメリカの上院の軍事委員会にソ連のゴルバチョフ大統領の軍事顧問が証人として出席をしていろいろな質問を受けておられる話をテレビで拝見をしておりまして、ああ今一つ大きな歴史の節目が来つつあるな...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は率直に申し上げて、かたい言葉で言うと、不透明、不安定、不確実という言葉を絶えず答弁のときに使っておりますけれども、先般も訪日されましたソ連の女性の副首相がおられました。いろいろとお話をいたしまして、ソ連の現実の社会生活というものは大変な困難性を持って...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先般来日されたソ連の要人のお話の中にも、日本政府が昨年来受け入れております経済調査ミッション、このミッションがソ連の上層部にレポートを出しております。そのレポートを読まれたソ連政府の幹部の方々は大変高い評価と関心を持っておられるという話を直接私聞いており...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在のところソ連政府の領土に対する基本的な考え方に何ら変化はない、私どもはそのような認識を持っておりますが、私どもの念願である領土問題の解決に向かってこの考え方が転換されていくということに大きな期待を寄せておるものでございます。
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました千九百七十二年二月二十六日に東京で署名された原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  日仏両国には、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からお尋ねの政府委員が答弁をいたしました三点につきまして、日本国政府といたしましては、被爆国であるという立場でまずあくまでも原子力開発は平和利用ということに原則徹していなければならない、こういうことで、先進国との間におきましても核不拡散条約の締結、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 原子力の利用につきましては、我が国としては積極的な核不拡散政策を展開しておりまして、平和的利用の確保を追求していくことは御指摘のとおりでございます。このため、日本は核不拡散条約を核拡散防止と原子力平和利用とを両立させる国際的枠組みの基本として位置づけ、同...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 核不拡散体制が一九九五年以降も存続をし、強化されることが国際の平和と安全にとり極めて重要であるとの認識を有しております。日本はこのような立場から、本年八月のNPT再検討会議の場を含め、今後ともあらゆる機会をとらえてNPT未締結国の早期締結に向けての外交的...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からお話のフランス人の言葉、これはやはり自国の科学者、またその技術開発力についての大いなる自信を示したというふうに私は認識をいたしております。日本におきましても、委員御指摘のように、エネルギー資源に極めて恵まれていない国家でございまして、我々が戦後...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今御指摘のように、日米関係は単なる経済問題だけではないと、こういう御指摘でございますが、全く同感でございます。日米関係はかねて良好でございましたが、最近はアメリカの日本に対する貿易の収支が継続的に赤字を計上しておる、しかもアメリカの貿易赤字の約半分に達し...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日米知事会議のお話が委員から御指摘になりましたが、私は地方自治の指導者がその立場立場において両国の地方自治の現状あるいは未来について語り合っていただくことは大変有意義だという認識を持っております。また、姉妹都市の面を見ましても、現在日本の姉妹都市の中で米...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今先生から御指摘の大統領の中で何人かの方が知事の御出身であられたり、また、大統領をおやめになった後、御自身のふるさとあるいは好みの場所で余生を送られる中で、いろんな人たちがそこを訪問していくということはまことに好ましいことである。日本の歴代の総理の中にも...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私ども一般の市井の者でございますと、そのような方々をお招きするということもなかなか大変なことではございますけれども、私どもも折に触れていろいろと存じ上げている方々が訪ねてこられた場合に、家族同士のつき合いをするということは大変両方の思いを込めた機会になる...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のように、いろいろと原子力政策を展開している国家もございますけれども、厳しい面も御指摘のようにございますけれども、やはり積極的にやっておる国家も実はございますし、私もフランス等へ参りましてグルノーブルのスーパーフェニックスの現場も見てまいりま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 本件に関しましては、所管外でございますので、外務大臣はそのことに関して国の政策の方向性を申し上げるべき立場にないと私は考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 私は、今日ここで外務大臣としてこの条約の審議については御答弁をする立場にございます。しかし、委員御指摘のような住民投票に関しましては、あるいは県議会の議決あるいは知事の御意向、このような地方自治の独自性というものを尊重しなければならないと、私は一般の立場...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この日仏原子力協定の改正議定書に関する御審議につきましては、あくまでも日仏両国政府間の協定事項でございまして、これについて私は御答弁をする責任と義務を持っておりますけれども、現実に地方自治体におけるこの再生処理の問題につきましてここで御答弁をすることはい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 重ねてのお尋ねでございますが、地方自治に関しましては自治大臣がおります。また、科学技術に関しては科学技術庁長官がおります。そのような点で御理解をいただいて、所管の閣僚をお呼びいただいて御答弁をいただくことが私は常道ではないかと、このように理解をいたしてお...全文を見る
06月15日第118回国会 衆議院 外務委員会 第10号
議事録を見る
○中山国務大臣 今委員お尋ねの、日米安保条約が日ソの平和条約締結に関して、あるいは北方領土の問題とどのような関連性があるかというお尋ねでございますが、外務省といたしましては、日ソ平和条約作業グループ等におきまして、日米安保条約が今後の日ソ間の平和条約交渉に何ら障害になるものではな...全文を見る
○中山国務大臣 先般の米ソ首脳会談において合意を見ました戦略兵器の削減交渉の合意事項で、もしそれが条約として発効する場合におきましても、現在米ソそれぞれが持っております約一万発近い核弾頭つき戦略兵器を双方が六千発にするということでございまして、このような現実の国際情勢の中で、米ソ...全文を見る
○中山国務大臣 核を持たない日本として、米国がこれをどういうふうに判断するかということにつきましては、日本がそれについてどうこう申し上げる立場にはない、このように考えております。
○中山国務大臣 私は、核を保持している、核兵器を保持している米ソ双方が、核を保有しているという現実の状況の中で平和のための信頼醸成措置を構築していくためには、核の存在をお互いが査察するということがいずれの時期には行われるであろう、このように思っております。
○中山国務大臣 委員も御存じのように、昨年の天安門事件を踏まえて、後に行われましたアルシュ・サミットでいろいろと参加した国々は対中に関する問題で合意をしたコミュニケがございます。つまり、大臣レベルの高官の往来をやめるとかいろいろございますが、私ども日本政府といたしましては、今委員...全文を見る
○中山国務大臣 朝鮮半島と我が国との地理的、歴史的関係にもかんがみまして、我が国といたしましては、北朝鮮との関係を早期に改善することを希望いたしております。そのため、政府といたしましては、一昨年来日朝関係改善を進めるべく対話を呼びかけていましたが、先般の韓ソ首脳会談の実現により、...全文を見る
○中山国務大臣 国交樹立について今具体的にどういう方針を持っているかということを申し上げる立場にもまだ到達してないと思いますけれども、もしこの北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国の政府関係者、例えば国連におります北朝鮮のオブザーバーが、国連におります日本大使からの接触に応じてこられれば...全文を見る
06月18日第118回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第4号
議事録を見る
○中山国務大臣 先ほどの第一の、政府委員が答弁した件につきましては、私は、どういう報道をされたか存じておりませんので、今ここでコメントをすることは差し控えさせていただきたい、後日改めてコメントさせていただきたいと思います。  第二の点におきましては、私は、アジア地域におきまして...全文を見る
○中山国務大臣 委員御案内のように、ソビエトにおけるペレストロイカは大変困難な過程にあり、これは不透明で不確実だということは、今日もなお私の認識は変わっておりません。昨日行われました日米外相会談においても、この点については両外相間の意見は全く認識を一にいたしました。そういう中で、...全文を見る
○中山国務大臣 ヒューストン・サミットにおきましては、いろいろ議題が、現在事務レベルで、各首脳の個人代表、シェルパの間で協議がされ、整理されつつあると認識をいたしております。その中の一つにこのソ連の問題、東欧支援の問題あるいはまた中米に対する支援の考え方の問題あるいは地球環境保全...全文を見る
○中山国務大臣 先般のOECDの閣僚会議におきまして、WTO、世界貿易機構なる考え方がカナダから強く提案をされております。日本政府としては、今年末までにガット・ウルグアイ・ラウンドを成功裏に終結させるということで参加各国とも合意をいたしておりますから、ガット・ウルグアイ・ラウンド...全文を見る
○中山国務大臣 ロシア共和国の憲法が改正される、あるいはソ連邦との関係がどうなるかということは、現在いろいろと協議されている過程でございまして、そのようなことでどのような協議が進みましょうと、この四島は日本の古来の領土であるという認識については何ら変わるものではございません。
○中山国務大臣 いずれにいたしましても、九月の上旬にシェワルナゼ外相が来日をされて日ソ外相会談を持つわけでございますから、そこでいろいろと双方この問題点を詰めながら議論をいたさなければならない、その結果をまた委員会等におきましても御報告をする機会があろうかと考えております。
○中山国務大臣 日ソ間の領土問題を解決して平和条約を結ぶというこの考え方の中に、一昨年合意されました平和条約作業グループで事務次官レベルでいろいろと協議が今日続いているわけでございます。最近のソ連国内においていろいろな意見が出てきておりますことも私どもはよく承知をいたしております...全文を見る
○中山国務大臣 この問題につきましては、ソ連の連邦制度の中における極めて新しい共和国の問題でございますから、専門的な知見を持っております政府委員から御答弁をさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 朝鮮民主主義人民共和国のこれからの外交につきまして、アメリカとの間には、北京において既に十回近い接触が行われていることはよく認識をいたしておりますが、今後私ども、アメリカと日本との間あるいは日本と中国との間、いろいろな外交チャネルを通じまして、あるいはまた何らかの...全文を見る
○中山国務大臣 カンボジア和平の評価につきましては、いろいろと関係国がそれぞれの意見をコメントの形で出しております。  私ども日本政府といたしましては、この会議はあくまでもカンボジア人同士の話し合いということが基本的な原則でございまして、シアヌーク殿下とフン・セン首相との肩書な...全文を見る
○中山国務大臣 非常にデリケートな状態にあると私は認識をいたしております。それで、ここでこの合意に達するということになれば、一挙に和平会議再開ということに、再開というのはパリでの国連を監視機構に入れる国際会議の開催というものが要するに考えられると思いますが、いずれにいたしましても...全文を見る
○中山国務大臣 日本の政府として基本的な考え方は、あくまでも専守防衛に徹し、そしてそれだけではこの国を守ることができない、こういうことで日米安保条約を補完機能として抑止力として今日まで整備して平和を守ってきた。こういう中で私どもは東西の、米ソの激しい対立から対話そして話し合いとい...全文を見る
○中山国務大臣 委員のお尋ねはもっともなことだと思います。しかし、現実にこの日本国民の生命と財産を守っていくという責任を持っている政府といたしましては、日本国周辺の軍備の状況はどうかということを絶えず注目しなければなりません。そういう意味では、北方領土に展開しているソ連の地上軍あ...全文を見る
06月18日第118回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○中山国務大臣 我々の古来の領土である四島の一括返還を実現して、日ソ間に平和条約を締結するという政府の姿勢は何ら変わるものではございません。この平和条約締結に向けて、日ソ間には一昨年、双方で合意されました日ソ平和条約作業グループ、これによりまして五項目にわたっていろいろと事務レベ...全文を見る
○中山国務大臣 委員からの、総理に対してこの北方四島の視察をぜひひとつやってもらいたいという御期待がございますが、私から委員の御発言の御趣旨は総理に十分伝えさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 今回の日米外相会談では、先般の米ソ首脳会談におきまして、ブッシュ大統領から北方領土問題をいろいろと話をしていただいたことに対して、私から日本国民を代表してお礼を申し上げてまいったということでございます。
○中山国務大臣 今各国間で事務レベルにおいて、サミットにおける議案の調整をしている最中でございまして、貴重な御意見を十分踏まえて、政府としても各国との折衝に当たってまいりたいと考えております。
○中山国務大臣 ヒューストン・サミットにおきましては、ソ連に関する西側のG7の首脳の間であるいは外務大臣の間でいろいろと問題が議論されると存じます。日本政府としては、そのような機会に北方領土問題を提起するという考え方でおります。
○中山国務大臣 日ソの長い懸案問題でございますから、基本的な政府の交渉方針というものは、既に申し上げているとおり、四島一括返還ということは不変であります。また、国会でのたび重なる御決議が政府の姿勢の支えにも大きくなっておりますし、国民の皆様方の御要望もそのようなことであると私は考...全文を見る
○中山国務大臣 九月のシェワルナゼ外相の来日、またその後に予定されております私の訪ソによる日ソ外相会談、そのような一連の会談を通じてゴルバチョフ大統領の来日の日程が確定するものと私は考えておりまして、この日程の確定が早急に行われることを心から期待をし、その機会に日ソの平和条約締結...全文を見る
○中山国務大臣 日ソの関係は戦後長い間いろいろな曲折をたどってまいりましたけれども、シェワルナゼ外務大臣の今回の訪日、また私の訪ソというものをくるんで、やがて明年のゴルバチョフ大統領の来日につながっていくと私は思います。私どもは、過去の長い歴史の中でこの領土が古来の日本の領土であ...全文を見る
○中山国務大臣 いろいろとそのような報道があったことを私も聞き及んでおります。私は不幸にしてそのテレビを拝見しておりません。今北米局長が御答弁申し上げたとおりでございますが、後ほど倉成外務大臣に時代に当時の米国大使に対してこの核の問題について確認をいたしたことがございまして、その...全文を見る
○中山国務大臣 現在の時点では確認をいたす気持ちはございません。
○中山国務大臣 艦船あるいは航空機のいずれにしろ、日本に核を持ち込む場合には事前協議をしなければならないということは当然安保条約の中で決められている合意事項でございます。そのようなことで、もし事前通告がある場合には政府はこれを拒否するという姿勢を堅持しております。
○中山国務大臣 いかなる場合でも核の持ち込みに関しては、政府としてはこれを常に事前協議の対象としてとらえておりますし、協議の申し込みがありました場合には常にこれを拒否するという姿勢でございます。
○中山国務大臣 お尋ねの点でございますが、確かに私からそのような提案をいたしました。それはどういうことであるかといえば、この安保が締結された三十年前には日米間の防衛問題に対する協議機関として構成されておりますものは日本は外務大臣と防衛庁長官、アメリカは駐日アメリカ大使と太平洋軍司...全文を見る
○中山国務大臣 さようでございます
○中山国務大臣 格上げ強化ということではございませんで、私どもの考えておりますことは、恐らくこれから二十一世紀に向けて、米ソの首脳会議を踏まえて、米ソ双方がいわゆる核戦力の削減等を踏まえていろいろと軍縮の問題が協議される歴史が始まるのではないか、そのような中でアジア・太平洋地域に...全文を見る
○中山国務大臣 今の今世紀中にこの問題を解決したいという総理の論文の御引用でございましたが、残る世紀、次の世紀まで十年、その十年の始まりにソ連の外相が九月にやってこられる、そこでいろいろと問題の提示がある可能性が極めて高い、今までの姿勢等は、よく委員も御存じのとおり一貫して領土問...全文を見る
○中山国務大臣 局長から事務的なことを御報告させていただきます。
○中山国務大臣 経済協力と申します中に、私どもは知的協力という言葉をよく使っておりますが、昨年も日本は受け入れて、政府、経団連、あらゆる経営者団体も協力して非常に成功裏にソ連に帰られた。その報告書が最近政府部内に上がって、大変高い評価を受けていると先日ソ連の大使から承っております...全文を見る
○中山国務大臣 これからアジア・太平洋地域に平和を構築するためにいろいろな関係国が努力をしていかなければならないという考え方が基盤にあって今委員からの壮大な御意見が出たわけでありますから、一度、委員の御発言を十分勉強をさせていただきたいと思っております。
○中山国務大臣 仰せのとおりであります。
○中山国務大臣 現時点では、まだ考え方を決めておりません。
○中山国務大臣 駐留米軍経費の問題も含めて、これから年末にかけて安全保障会議を開いて、次期防をどう扱うのか、日本の防衛問題をどうするのかということの議論が実はあすの朝から始まるわけでございまして、そのような議論を通じて政府の考え方をこれからまとめていかなければならない、このように...全文を見る
○中山国務大臣 それも含めてこれから検討するわけであります。
○中山国務大臣 本件は、発生当時から私に外務省の方から直ちに連絡がございまして、この拿捕された日本の船員たちが国交のない北朝鮮に引き渡されるということがあれば、交渉は一段と難しい状態を迎えるに違いない。既に第十八富士山丸の乗組員二人が六年間帰ってこないわけですから、非常に面倒なこ...全文を見る
○中山国務大臣 締結当時の経緯等につきましては北米局長からお話をさせていただきたいと思っております。
○中山国務大臣 私も沖縄開発庁長官を一年半やらせていただいて、沖縄の方々が基地の返還、整理統合に期待されることは大変大きかったということをよく認識をいたしております。ごく近日中に発表されます返還される基地につきましても、地元の方々がいろいろとこれの利用をめぐって議論がたくさんある...全文を見る
○中山国務大臣 一応、発表いたします時点で、私は外務省を代表する者の立場として、直ちに沖縄開発庁長官にその旨を念達をいたしたい。そして、委員御指摘のように大変いろいろな複雑な問題がこれに絡まっているという状況の中で返還がされるので、早急にこの所管官庁である沖縄開発庁を中心に関係省...全文を見る
○中山国務大臣 長い日ソ間の懸案問題が、今まで我が方の領土権の主張とソ連側の、領土問題はない、既に解決済みだというお互いに非常に対立した意見のままで経過をしてまいりまして、一昨年やっと日ソ間に平和条約作業グループというものをつくるということで合意が見られて、そして、五つの項目に分...全文を見る
○中山国務大臣 日ソ間の平和条約を締結するということは両国にとって非常に大事な問題だということは、それぞれが認識をいたしておると思います。残念ながらこの二つの国の願い、その願いの中に大きく門戸を閉ざしているものが領土問題、これが解決されれば委員が御指摘のように平和条約が締結できて...全文を見る
○中山国務大臣 お尋ねの問題は、大きく分けまして、現在は、日本政府と朝鮮民主主義人民共和国との間での外交交渉をするべき条件はまだ何もないということでございます。それで、現在は、ソ連に抑留されている北朝鮮船籍の船に乗った日本人が抑留されている、船は拿捕されている、こういう状況でない...全文を見る
06月19日第118回国会 衆議院 本会議 第28号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 北沢議員にお答え申し上げますが、既に米に関する問題は総理並びに農水大臣から御答弁を申し上げておりますので、その内容については省略をさせていただきますが、政府といたしましては、このガット・ウルグアイ・ラウンド交渉におきまして粘り強く我が方の主張を主張し続け...全文を見る
06月19日第118回国会 参議院 外務委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 十五日に行いました日米外相会談におきましては、この構造調整に関する日米間の最終報告に向けてアメリカ側のいろいろな期待が話をされました。それは、この構造調整をうまくするためにそれぞれの政府が中間報告をまとめて、そしてこれを基盤にして最終報告の作成に向かうと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在作業中でございまして、私が具体的にまだ申し上げる段階に達していないと思いますけれども、委員のお尋ねの御趣旨は、これからの十年間の計画においていわゆる社会環境の整備をどのような形で行うか、例えば下水道普及率を八〇%にするとか、そういうふうな問題につきま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の点は十分政府としても心がけてまいるつもりでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 委員の御指摘のとおりでございまして、世界各地でいろいろと緊張緩和の流れのある中で、この中東地域の緊張は異常に高まっているという認識を持っております。
○国務大臣(中山太郎君) イスラエルの現内閣はシャミル内閣でございます。非常に保守的な立場を貫いている、保守的な政策をとっている内閣ではないか。そういう意味で、委員が御指摘のようにソ連からの移民で新しくイスラエルへ帰ってこられた方々のその占領地への入植問題については、これは大変国...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この非同盟のいわゆる議長国というのはユーゴスラビアでございます。これはチトーの国でございますから、私は実は五月の上旬にユーゴスラビアに参りまして、あそこのロンチャル外相との外相会談をいたしまして、非同盟国家というものはこれからどういう政策をとるのかという...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) アメリカは、核不拡散条約というものを非常に基準にして、核不拡散の政策を外交的に展開している。フランスは核不拡散条約に加盟していない。ただし、同じような条約の趣旨にのっとって行動するという政府の方針があろうかと思います。そういうふうに私は認識を持っておりま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は国際社会で核が拡散しないということが最も好ましいことというふうに認識を持っております。
○国務大臣(中山太郎君) 私は先進国――フランスも含めてでございますが、先進国においては核不拡散ということが人類社会のために極めて重要であるという認識は周知のことであろうと思います。ただし、比較的発展のおくれた国々で軍事力強化を目指している国には、核兵器を持ちたいという意欲が大変...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、プルトニウムの製造とかいろいろ核物質の製造ということにつきましては、やはり国際原子力機関、これが査察を行う、そしていわゆる核不拡散のための国際的な監視機構が絶えず監視をするという中にいろんな国が加盟をして、そして人類の核による被害を防ぐための政治的...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員はプルトニウムを生産することによる人類社会への危険性を中心に質問をされていると私は認識をいたしております。  よく政府委員が申しておりますけれども、日本という国が天然エネルギーに恵まれていないということは、我々の民族にとって致命的な宿命だと私は思い...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私の乏しい知識でございますけれども、潮流発電も科学技術庁は秋田仲で実験船をつくって実験をやっておりますけれども、これもまだ経済ベースに乗るような状況ではございません。また地熱発電も大分県等ではやっておりますけれども、問題は地熱発電をやる場合に地下の水蒸気...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) かねて、たび重なる国会の御決議も踏まえ、政府は四島一括返還ということを日本の対ソ交渉の原則として位置づけておりますけれども、シェワルナゼ外相の来日を機会に領土問題で突っ込んだ両国の議論が交わされることを私は期待いたしているわけでございます。
○国務大臣(中山太郎君) このチェルノブイリの事故というのは、この間実は日本を訪問されたWHOの中島事務局長といろいろ協議をいたしました。日本政府としては、世界で唯一の被爆国でございますから、この地域住民の集団的な被曝後の健康管理のノーハウは日本しかないわけであります。そういうこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先日、外務省を訪れられたソロビヨフ・ソ連大使に対しましても私は既にこの日本政府の意思を十分伝えておりまして、恐らくソ連邦の政府に私の方のメッセージは伝わっているものと信じております。
○国務大臣(中山太郎君) 拝見しました。
○国務大臣(中山太郎君) やっぱりスケールが違うという感じがいたしましたし、あのグルノーブルのスーパーフェニックスを見たときは。しかも、日本は日本単独で建設をやっているわけでありますけれども、あそこはたしか西ドイツとイタリーとフランス、三カ国の共同建設でございまして、この一つのプ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 率直に申し上げて、相当スケールの相違があるというふうに認識をいたしております。日本の原子力発電所の場合ほぼとんど加圧沸騰型の原子炉でございますから、アメリカにおける発電用の原子炉と日本の場合とを私どもちょっと比較をして検討してみたことがありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 沖縄におきます在日米軍施設、区域の整理統合問題はかねて衆参両院の委員会でいろいろと御質問ございましたが、本日、一応日米合同委員会の結果が出てまいりましたので、お答えを申し上げたいと思います。  昭和六十三年夏以降、日米合同委員会におきまして沖縄における...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 沖縄県におきましては、米軍基地が極めて多く存在をしているということで、戦争が終結以来沖縄の県民の方々には大変この基地問題で、いわゆる周辺の住民の皆様方にいろいろと基地をめぐる問題で御苦労をかけてきたことも事実だと思います。政府におきましては、沖縄県民の方...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 県民の皆様方の御期待に沿うべく、政府としては今後一層の努力をいたしたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの件につきましては、本件自体は米国内の議論であることに加えて、我が国政府と直接関係するものではなく、政府としては特段のコメントを行う立場ではございませんが、日米原子力協定の締結は正式な手続を踏んで行われたものでございまして、日米間の原子力分野に...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府が答弁を国会でいたしておって、それが後ほどまた違う形で処理がされるということにつきましての委員の御指摘は、政府としてはこれを深く受けとめまして今後十分注意をいたしてまいりたいと、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) ただいまヒューストン・サミットにおける議題に関しましては各国のシェルパの間で協議が行われておる点でございまして、その結果を待って明らかにいたしたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今申し上げましたように関係国との間でシェルパ同士の話し合いをやっておる最中でございまして、日本としてはもちろん環境問題も一つの大きなテーマとして考えておりますけれども、各国間のすり合わせをこれからいたす過程でございますから、その協議が終わりました段階でサ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お説のとおりでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 大変高度なお話で、御答弁をどういうふうに申し上げていいのか先ほどから考えておりましたが、オランダのお話を出されまして、私もオランダによく参りまして、私はオランダでうらやましいと思うのは、あの国は天然ガスに非常に恵まれているということです。それで、あそこに...全文を見る
06月20日第118回国会 衆議院 外務委員会 第11号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員初め沖縄選出の国会議員の超党派の先生方が、この基地問題についてかねていろいろと御協力、御苦労をいただいてきたことを、この機会に敬意を表しておきたいと思います。  昨日発表いたしました事案以外に、沖縄県の知事事案及び日米安全保障協議委員会事案は、今後日米間で引...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の米軍基地の整理縮小を促進してもらうということにつきましては、政府は引き続き日米合同委員会で努力を続けてまいります。
○中山国務大臣 現在の経済混乱をきわめるソ連に対する援助問題が昨日のECの外相会議で議論されたことは委員御指摘のとおりであります。この問題につきまして、ヒューストンでこれからこの問題がどういうふうな扱いになりますか、これからシェルパの会議等を通じまして調整が行われるものと考えてお...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの点は私も大変関心を持っている点でございまして、現在、ソ連の国内で連邦政府と共和国との間に外国との交渉権というものが一体どうなっていくのか、ここいらは、この九月に来日されますシェワルナゼ外相との会談におきまして、今後の日ソの外交交渉の基 本、基軸をどこ...全文を見る
○中山国務大臣 これからの政治日程を十分検討いたしまして、また現地が非常に気象の荒いところでございます。私もかつて総務長官時代に鈴木総理のお供をして参ったこともございました。そういう意味で、改めて外務大臣として、政治日程等を勘案しました上で適当な機会に視察をいたしたいと考えており...全文を見る
○中山国務大臣 外務大臣として、この事件が発生いたしまして以来、私は、この事件が日ソ間の外交交渉によって、あるいは国際法上のしきたりによって、拿捕された漁船の日本人が日本に直接返還されることを心から期待をしておったということでございます。一部報道等に載っておりましたように、国交の...全文を見る
○中山国務大臣 先般のサンフランシスコにおきます日米外相会談で、日本としての一つの大きな問題は、対中問題、この問題がアジアにとっても極めて重要であるという視点から、日本政府の考え方を改めてベーカー長官に申し上げた次第でございます。それはやはり天安門というような、あの事件、悲しい出...全文を見る
○中山国務大臣 今委員お尋ねの安保条約に関するいろいろな資料につきましての公開問題につきましては、基本的に我が国の安全にかかわる重大な問題でございますので、慎重に検討さしていただきますが、この膨大な資料を整理して適当な機会にこれを公開していくということには、私は基本的にそういう考...全文を見る
○中山国務大臣 具体的に要請が参りました際には、十分慎重に検討させていただきたいと思います。  委員御指摘のように、地元の民生向上、産業が発展するためにお役に立つような方向でこれからODAというものは運用するという考え方は委員と全く一緒でございます。
○中山国務大臣 ただいま政府委員が答弁いたしましたとおりで、私もそのつもりでおります。
○中山国務大臣 日本政府としては、これから国際機関を日本に誘致するという姿勢で臨んでいくべきだと私も考えております。
06月21日第118回国会 参議院 外務委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員の御指摘のことは、私もかつて参議院に籍を置いておりましたときに、外務省の国連局科学課というものがございまして、専門職といいますか、原子工学を学んだ人が何人いるかということを調査したことがござ いました。ちょうど先生のお話を聞いておって自分のことを思...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いずれにいたしましても、その国その国で再生処理あるいは原子力利用をやる場合には、その国の国内法に基づく安全基準、安全管理のための基準が持たれているということは、私は各国ともそれぞれそういうものが厳重に守られていることと思います。現に、日本におきましても、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大変難しい問題だと思いますけれども、科学者は絶えず未知なる神秘の探求をしていくというのは基本的な科学者の姿勢だと思います。しかし、それなりに未知なるものを開発していく、探求していく中には、それが社会にどういう影響を与えるかということについても、それについ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 説得に入るのは医師の立場で医師が説得をする。しかし両親のうち片方はそれを受けない。もちろん自分の臓器を提供するわけですから、これは危険が伴うのは当然のことだと思います。しかし、私もこの臓器移植問題を専門的に調査してきましたけれども、もしその親が拒絶した場...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 米空母ミッドウェーの洋上での火災に関しましてのお尋ねでございますが、二十一日午後一時三十分までに米側より当省に対して連絡のあった事項を取りまとめてお答え申し上げたいと思います。  本件は、二十日十一時四十七分、艦内の一部に煙が発生をした。そして十二時二...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 一般に米側の軍関係で事故が発生した場合には日本側に通告してくるという条約上の義務は負っていないという認識でございますが、近海で行動している場合には日本政府に連絡をできるだけ速やかにされるというのが私は好ましいことであると思っております。  なお、この機...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本は核の平和利用、これに限定をするということが基本でございますし、フランスは、委員御指摘のように、軍事用にも利用している国であります。私どもの国は核不拡散条約に加盟しておりますが、フランスはこれに加盟していません。しかし、核不拡散条約に加明したと同じよ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我々世界で唯一の被爆国である日本としては、核が平和のうちに使われる、平和利用の目的に限られて人類の福祉のために使われるということであれば、核の利用というものを認めることは可能でありますけれども、これが兵器に使われるということは好ましくないということで、私...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、唯一の被爆国として国民全部が核は持たないという考え方、これは法律よりももっと上の国民の合意になっていると私は思っております。また、世界が日本の核の武装について不安を持っているという御指摘でございますけれども、今委員御指摘のように、これはやっぱり政治...全文を見る
06月22日第118回国会 衆議院 外務委員会 第12号
議事録を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、今年は日米安保条約が改定されてちょうど三十年の記念の年に当たるわけでございまして、政府からは国民及び政府の代表というような形で安倍特派大使がワシントンを訪問された、こういう状況の中で、私どもは今委員の御指摘のように、三十年間平和の維持の中で我...全文を見る
○中山国務大臣 ガット・ウルグアイ・ラウンドのこれからの進展状況並びに現況というものについてお尋ねでございますが、先般四月にメキシコで行われましたガット・ウルグアイ・ラウンドの非公式の閣僚会議におきましては、この七月末に各国がジュネーブにおいてTNCの会議で大枠を合意するように各...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘の我が国の食糧問題は、この非公式閣僚理事会におきましても、日本政府としては、たび重なる国会の御決議を踏まえて、米の問題につきましては、米及び稲作の格別の重要性にかんがみて、今後とも国内産で自給するという基本方針を主張し続けております。
○中山国務大臣 委員お尋ねのODAにつきましては、七八年以来、円借款の部門で一般アンタイド化に努めておりまして、八八年の交換公文ベースでは、約八割が既に一般アンタイドとなっておりまして、DAC諸国の中で最も高いアンタイ率を示しております。円借款の実際の契約受注を見ると、他の先進国...全文を見る
○中山国務大臣 対中の円借款につきましては、昨年の天安門事件以降、一応この協力状況が停滞しておることは事実でございます。しかし、日本国政府といたしましては、中国を孤立さすことは国際社会に決して好ましくないということで、かねがね各国首脳には日本政府の考え方を伝えております。また、日...全文を見る
○中山国務大臣 東欧援助に関しましては、ポーランド、ハンガリーはいわゆるODA対象国のリストであるDACリストに掲載されておりません。このようなことで、政府といたしましては、この二国に対する援助については、G24の会合において協議をいたし、先般パリで行われました欧州開発銀行、これ...全文を見る
○中山国務大臣 この一九九〇年から二〇〇〇年に至る十年間で、日米安保条約というものに対する政府の考え方をどのように考えるか、それをめぐる現在の国際政治情勢あるいは米ソ首脳会談、韓ソ首脳会談を踏まえてのお尋ねでございますが、率直に申し上げまして、私どもは一日も早くこの地域に平和と安...全文を見る
○中山国務大臣 非核三原則は日本の国是でございます。今後ともこれに変わることはございません。
○中山国務大臣 私は、安保条約に関連する記録の公開につきまして、この間の委員会でも御答弁をいたしておりますが、記録公開制度の原則に照らして、今後適宜検討していくこととなりますけれども、何分にも我が国の安全保障にかかわる重要な問題がございますので、これは慎重な検討を要するということ...全文を見る
○中山国務大臣 今北米局長が御答弁申し上げた考え方というものは、外務大臣が外務省として認めて答弁をさせているわけでございますから、考え方としては変わるものがございません。
○中山国務大臣 国是とは国家の基本的な考え方であると私は認識をしております。
○中山国務大臣 一国の安全保障に関する条約を締結している相手国との間に、条約上の取り決めによって核を持ち込む場合にはすべて事前協議の対象になるという義務を相手国は持っているわけでございますから、その相手国から事前通告がない場合には、核の持ち込みがないと信頼をしていかなければならな...全文を見る
○中山国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたが、重ねてのお尋ねでございますけれども、私は、条約局長が御答弁申し上げた、いわゆる条約上の問題、さらに条約にはいわゆる文言だけでございますけれども、文言以外に信頼関係というものがなければならないということが外務大臣としての外交を預かる立...全文を見る
○中山国務大臣 今委員から持ち込まれている疑いがある、だから確かめるという御指摘であります。私どもは、持ち込む場合には事前協議を必ずするという義務を相手は持っている、義務を履行している、これを信頼する。もし持ち込む場合には事前協議をするわけでありますから、その場合には、日本政府と...全文を見る
○中山国務大臣 私は、ガット・ウルグアイ・ラウンドの非公式閣僚会議におきましては、四月のメキシコの会議で、また昨年の十月東京で開かれました会議におきましても、この国会の御決議を踏まえて、米等の主要食糧について自給するという基本的な政府の姿勢を明確にやってまいりました。食糧安全保障...全文を見る
○中山国務大臣 現在まだ我が国の主張を変えないで交渉中でございます。七月のTNCの会議でどのような結論が出ますか、私どもはマキシマムパッケージでこれをまとめていくという形で努力をしている過程でございますので、もしこれが認められなかった場合という前提に基づいてここで御答弁を申し上げ...全文を見る
○中山国務大臣 CSCEにつきましては、全ヨーロッパの安全保障を議論する場ということでとらえております。しかし、先般行いましたサンフランシスコの日米外相会談でベーカー長官は、これがすべての安全保障ではない、やはりNATOというものの補完的機能を果たすものであるというお考えを私に率...全文を見る
○中山国務大臣 CSCEの事務局が経済部門についてはOECDに設置されるということでございまして、私どもOECD加盟国の日本としては、そのような場をとらえて、この全欧安保の問題の情報あるいは考え方というものを的確にとらえながらアジア・太平洋における平和の構築に努力していかなければ...全文を見る
○中山国務大臣 今日本としては、G24という組織の中で、このヨーロッパの新しい情勢に対応する一つの場を持っていることは委員御承知のとおりでございます。将来、このCSCEが常設事務局や定期外相協議を持つようなことになる等機構が整備される場合には、日本も有機的にこれに関係を持つという...全文を見る
○中山国務大臣 我が国がヨーロッパの中にないという地理的な条件から、このCSCEの正式メンバーとして加盟するということは少し困難ではないかという事情にあると思いますけれども、この会議が催すようないろいろな会合等には外務省の高級レベルで絶えず接触を続けていかなければならない、このよ...全文を見る
○中山国務大臣 日本・ECの閣僚会議は実は三年半ぶりに開かれた。この一月にEC本部を訪問したときに、ドロール委員長から日本はECを軽視しているという話が実はございまして、私ちょうど海部総理のおそばに座っておりましたが、決してそうではない、日本の政治的な事情で過去のいわゆる会合はキ...全文を見る
○中山国務大臣 私も委員と同じように、入閣する前には日本・EC定期の国会議員の会合に常任のメンバーとして出ておりました。ストラスブールにも随分行きましたけれども、ここに総領事館を設置したらどうかという御意見については、極めて重要な御指摘ではないかと考えておりまして、十分これから検...全文を見る
○中山国務大臣 自国の安全保障にとって一番問題は、周辺の軍事超大国が能力を持っているか意図を持っているかという二つのポイントがあると思います。その能力の点においては、私は、引き続きソ連はまだ軍事的なスーパーパワーであり続けている、しかし、意図については、そういう意図は最近減殺され...全文を見る
○中山国務大臣 先ほど元自民党幹事長であった安倍代議士が一月十五日にゴルバチョフ大統領に会われたときにも、八項目の提案をされまして、三年間で千人近い官民の人たちを交流させたい、こういうお考えでございますが、政府といたしましても、積極的に人物交流を行うとともに、知的協力も積極的に行...全文を見る
○中山国務大臣 サミットにおいていかなる議題が議論されるか、ただいまシェルパの間で協議をされている過程でございますが、今委員御指摘のような問題も提起される可能性は十分あろうかと思います。しかし、我が国の立場としてどのような立場をとるか、会議に臨む前に、総理を初め、まだ協議をしなけ...全文を見る
○中山国務大臣 当然のことながら、このソビエトの経済的な混乱に対して我が国がどのような協力ができるか。我が国は、現在でもペレストロイカの正しい方向性を支持するために、知的な協力として経営調査ミッションをたびたび受け入れております。また今後とも引き続き拡大をしていかなければならない...全文を見る
○中山国務大臣 我が国政府としては、国民の願望を定かにして、今日まで戦後ずっと我が方の古来の領土の返還を要求してきた相手国でありますから、今ここで、相手国の社会体制、経済体制が崩壊する寸前にあるという条件の中で、我が国がかねて国民の願望であった四島の一括返還の要望を取り下げて、積...全文を見る
○中山国務大臣 政府は、かねて中国に対して改革・開放路線を進めてもらうことが極めて重要である、また我が方と同じように自由主義、民主主義を国是としているアメリカとの、米中間関係の改善も、国際社会の中では中国の改革・開放路線の姿勢を示すものとして極めて重要であるということを私は指摘を...全文を見る
○中山国務大臣 既に第三次円借款の内容につきましての予備的事前調査も政府としては終了していることは、委員御承知のとおりであります。また、私は先日の日米外相会談においても、日本政府の従来の考え方をベーカー長官にもよくお話を申し上げております。サミットにおきましても、この一つの大きな...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府は条件というようなものを具体的に示してきたことはございませんが、もし条件というものがあるとしますならば、それは人権を尊重し、民主化、開放路線を積極的に進めてもらうということが一番大きな条件ではないかと思います。また、西側諸国と胸襟を開いて話し合ってもらうこ...全文を見る
○中山国務大臣 私は委員に御理解をいただいておきたいことは、日本はサミット加盟国の中で自国の主張というものを強く主張するつもりでございます。それだけは御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 私はかねて委員会でも御答弁申し上げておりますが、地政的な条件あるいは宗教的な違い、また民族的な問題、こういう問題を踏まえて、ヨーロッパの変化が即同じような形でアジアに起こるとは実は思っておりません。しかし、米ソのあの激しい対立から対話、協調への時代に向かいつつある...全文を見る
○中山国務大臣 在日駐留米軍の経費の負担につきましては、政府としては、今日までも日米安保条約の効率的な運用のために自主的に努力をしてまいりましたが、これからもやっぱり自主的に努力をしていかなければならないと考えておりますが、委員御指摘の問題につきましては、現在のところ考え方が固ま...全文を見る
○中山国務大臣 次期防の協議が今始まったところでございまして、私どもは、この協議の過程において政府がどのようにこれから考え方を整理するか、そういう立場に今あると考えております。しかし、委員御指摘のような点は極めて大きな問題でございますので、政府としては慎重に考えていかなければなら...全文を見る
06月25日第118回国会 参議院 外務委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 核不拡散条約の第四回再検討会議は本年八月二十日より開催予定でございます。  我が国は、同会議は国際の平和と安全の貢献を果たしてきたNPT体制の維持強化の上で重要であるとの考え方から同会議に積極的に参加し、NPT体制の強化のために、未締結国の締結促進、N...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) さきに衆議院の外務委員会でも御質問がございまして、この件に関してお話をいたしておりますけれども、ただいまIAEA及びWHOがモスクワにおいてその種の専門家からいろいろと情報を集めておりまして、もし要請があれば、日本は積極的に医療的な協力を行うということを...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 本件に関しましては、今月の十一日にWHOの中島事務局長がソ連政府の要請を受けて東京からモスクワへ行っておられまして、今夕成田に来られます。私はお目にかかって、その現状等の報告を受けることになっておりますが、先ほども申し上げましたように、日本政府として、世...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 本件に関しましては、日ソ共同宣言において一応日ソ間の戦後の領土以外の問題は両国が合意をしたものでございますけれども、現に国会議員の中にも、戦後ソ連に抑留された方々で国会議員に現職でおられる方がたくさんいらっしゃいます。こういう方々を含め、この長い間ソ連に...全文を見る
06月26日第118回国会 参議院 外務委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今科学技術庁長官が御答弁されたとおりでございます。
○国務大臣(中山太郎君) どのような核燃料を利用するかということにつきましては、これは法律に基づいて国会で承認された原子力委員で構成する原子力委員会で日本の原子力政策を議論して決定をしているということでございまして、私は原子力委員会の判断というものを尊重いたしたいというふうに考え...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外務大臣といたしましては、いろいろと御意見ございますが、所管外のことでございますので発言を遠慮させていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 原子力のいわゆる核物質の扱いにつきましては、原子力委員会、原子力安全委員会、この両委員会が国家のいわゆる認められた一つの行政機関として存在するわけでございますので、この委員会で御審議をされることが最も適当ではないかと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) この運ばれてくる核燃料というものが、プルトニウムというものが、平和利用が厳守されて、いわゆる核兵器の製造等に一切これが利用されないということが原則であり、しかるべき危険の防護措置というものが十分行われるという中において、このエネルギーの再生利用というもの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府といたしましては、本件輸送につき海上保安庁の巡視船を護衛船として派遣するものでございまして、海上自衛隊の自衛艦による護衛については検討しておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 大変御見識のあるお話を承りまして、政府としてもこれから原子力の平和利用のためには自主、民主、公開という三原則を永久に堅持していくという姿勢がなければならない、私はそのように考えております。  先ほど委員が石炭も自前の石炭を掘れというお話でしたが、石炭の...全文を見る
09月07日第118回国会 衆議院 外務委員会 第13号
議事録を見る
○中山国務大臣 このイラクの、クウェートに武力による侵攻が起こったという事態につきまして、まず基本的に日本の考え方、こういうものを申し上げておかなければならないと思います。  この武力による他国を侵略するということは、平和国家を理念とする日本国としては許しがたい問題でございまし...全文を見る
○中山国務大臣 法律あるいは憲法に関連する問題でございまして、一応条約局長からまず御答弁をさせていただきたい。
○中山国務大臣 国民の皆様方あるいは国会議員の方々の中に、今委員御指摘のような問題が指摘されていることは私もよく承知をいたしております。そのような問題は、やはりこの自衛隊法の考え方、またそれが不備な場合にどのようなことにするかということは挙げて政府も現在考えておりますけれども、国...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、この米ソのスーパーパワーの対決が協力体制に入ってきた中で、国際社会は多極化を起こし、地域紛争が将来起こり得ないという判断は持ち得ない、私は外務大臣としてそのように思っております。このような国際環境の変化の中で我々は、今局長がお答え申し上げました...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、現在人質として抑留されている日本の在留の方々、この方方御自身を含め、家族の方々も大変な御心配をされているということを政府としては大変心痛をいたしております。  この我々の国の平和憲法のもとで、また現在の法制度のもとで、どのようなことがこの人た...全文を見る
○中山国務大臣 事態は大変緊迫をしていると私は認識をいたしております。このような緊迫をした状況の中で、近く行われます、九日に予定されている米ソの首脳会談、ここのいわゆる会談というものは極めて大きな意味を持っていると思います。  一方、イラク政府も最近外交を活発にしてきております...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘の問題につきましては、私も各国を回って意見を聞いておりますけれども、現在橋本大蔵大臣がヨーロッパの各国の大蔵大臣と具体的な国際協調について、この協力の相談をいたしておりまして、近く帰国を待って我我としては決断をいたしたい、このように考えております。
○中山国務大臣 委員御指摘の問題につきましては、現在政府で鋭意検討いたしている最中でございまして、できるだけ早く結論を出すように努力をいたしたいと思っております。
○中山国務大臣 今回のシェワルナゼ外相と私との会談で双方が腹蔵なく意見の交換をすることができましたことを大変私は満足をいたしております。従来、日ソ間に大きな壁がございましたけれども、その壁をある程度取り外すことができた。そして、私どもは現在イラクにおける人質問題等につきまして日ソ...全文を見る
○中山国務大臣 日ソは地理的に見ましても隣国でございますし、この隣国の間で平和条約が結ばれていないということは我々国民にとってもソ連の国民にとってもまことに悲しむべき現実であろうと思います。  このような中で、我々の政府間の協議というものは、なかなか今日までこの打開、領土問題を...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの多国籍軍への協力という問題につきまして、これは国連の決議に従って加盟国としての応分の責任を果たすという考え方で拠出を決定したのでございますが、十億ドルというものは今年度十億ドルということでございます。
○中山国務大臣 具体的な内容につきましては局長の方から答弁をさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 お説のとおりであります。
○中山国務大臣 極めて重要なお尋ねではないかと思いますが、私が中東五カ国を総理の特命を受けて回りました現地の国王あるいは大統領からじきじきに聞いた話を総合的に判断をいたしますと、やはりイラン・イラク戦争で西側、アメリカも含めてイラクを支援している、そしてイラクはイランとの間に八年...全文を見る
○中山国務大臣 先生の御指摘の、いわゆる駐留米軍経費の思いやり予算の問題も含めて、私はこの機会に外務大臣としての考え方を申させていただきたいと思います。  それは、中東地域の不安定さ、日本の輸入原油の中で六四%がこの地域から来ております。フランスは総輸入量の三四%、それからイギ...全文を見る
○中山国務大臣 今委員お尋ねの問題点につきまして、政府としては現在いろいろと検討しておりますけれども、必要なことがあれば国会にも御承認を得なければならない、そういう事態があればそのような手続を当然踏まなければならないと思っております。
○中山国務大臣 憲法を改正するという考え方は、現在持っておりません。自衛隊法の改正につきましては、やはり委員御指摘のように重大な国民の関心事項でございますから、これは開会の御論議あるいは国民の意見、いろいろなものを十分聞きながら国家として何をなすべきか、これを判断しなければならな...全文を見る
○中山国務大臣 その問題につきましては、国会を解散するとかせぬとかということは総理の専権事項でございますから、私がそれに付言をするということは遠慮させていただきたいと思いますが、やはり大きな国民的な問題である、自衛隊を海外に派兵するということについて、それがたとえ丸腰の自衛官であ...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、ASEAN外相会議ではマレーシアのアブハッサン外務大臣から、米ソの超大国の軍事力がアジア地域から引いていくという中で、日本が経済国家として軍事大国にならないかという意見があるというお話がございまして、それに対して、私は委員が御指摘のように、日本...全文を見る
○中山国務大臣 まず最初に、私が率直に申し上げておきたいことは、今回のイラクの武力によるクウェートへの侵攻、そして各国の大使館の閉鎖命令、あるいは大使館員のバグダッドへの移転、こういうものを軍事力を背景に国際社会の批判を受けながらやり通していくというイラクの考え方、これは厳しく糾...全文を見る
○中山国務大臣 現在のイラクのサダム・フセイン大統領の考え方、これが私はすべてを決すると思います。私が歩いた湾岸の政府首脳からは、極めて強力な独裁者である、人の言うこともなかなか聞く人ではない、反対する人には極めて厳しい弾圧を行ってきたという歴史的な事実がある。こういう中で、軍事...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の御意見、大変貴重な御意見だと思いまして、私どもとしても委員の御意見を十分頭に入れてこれからの平和へのための努力をいたしたい、このように考えております。
○中山国務大臣 先ほど羽田空港にシェワルナゼ外相をお見送りしてまいりました。別れ際にお互いがあいさつを交わしましたが、シェワルナゼ外相からは、今回の日ソの外相会議は極めて満足すべき、高い評価をすべき内容のある会議であったというごあいさつをいただきました。私もまた、日ソの長年の懸案...全文を見る
○中山国務大臣 私は、今委員御指摘のように、今回の会談を通じて共同声明を発出するという、かつて見られなかったことができるようになった、しかも会談が始まったその日にこの共同声明が出せたことも、極めてこの中東地域の平和のために意味が大きかったと思っております。私は、そういう意味で、こ...全文を見る
○中山国務大臣 ソビエトが日本の潜在的な脅威、こういう印象があったことは否定できないと思います。私は今回の日ソ外相会談においてシェワルナゼ外相に率直に申しました。それは、ゴルバチョフ大統領御自身も、ソ連のGNPの二〇%近いあるいは三〇%近い費用が防衛費に充てられてきた、シェワルナ...全文を見る
○中山国務大臣 私どもは現実を直視して外交をやっていかなければならないと思います。そういう意味では北方領土に駐留しているソ連軍の存在、また極東地域の膨大なソ連軍の軍事力、これが日本と比べてはるかに大きいものだということは否定できないと思います。そういう中で潜在的な脅威を我々が感じ...全文を見る
○中山国務大臣 私は仮想敵国という言葉を一度も使ったこともございませんし、これからも使おうと考えてはおりません。
○中山国務大臣 これから始まる外交当局の間の事務的なレベルの話でございますので、欧亜局長から答弁をさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 従来、国連が開会されている最中に日本の外務大臣が出席する場合にはASEAN各国の外相とのランチあるいはディナー、あるいはアフリカ諸国の外相との協議、あるいはリオ・グループと言われるラテンアメリカの外相との協議を慣例としていたしてまいりましたが、アジア・太平洋地域と...全文を見る
○中山国務大臣 シェワルナゼ外相のウラジオにおける演説は私も存じております。九三年あるいは九四年というお話でございますが、これから三年間国際社会あるいはアジア・太平洋がどのような変化を遂げるか、これは私自身がまだ十分な見通しを持っておらない段階でございまして、今回のシェワルナゼ外...全文を見る
○中山国務大臣 最初のコンスタンチン君の件で少し申し上げておきますと、委員からも過大なお褒めの言葉をいただいて外務省としては大変恐縮しております。なお、お父さんがついてこられておりますが、お母様もぜひ一日も早く一目でも子供さんを見たいというお気持ちがあろう、こういうことで、北海道...全文を見る
○中山国務大臣 北朝鮮の問題について意見の交換はございました。
○中山国務大臣 今委員御指摘のような平和的な事態の収拾に日本政府としてはできる限りの努力をしてまいりましたが、今後ともしてまいりたい、このように思っております。
○中山国務大臣 総理の中東訪問は、実はもうここ数年来あの地域への日本の総理の訪問がございませんでして、一般のいわゆる親善を深めるという考え方の中で、相当前からこの八月十五日から総理が中東を公式に訪問されるという計画がございました。それはあくまでも平時状態の数カ国間との親善の増進の...全文を見る
○中山国務大臣 自衛官をその中へ組み込むかどうかということについては何の決定もまだいたしておりません。
○中山国務大臣 まだ政府として正式に、私も交わった会議で協議をいたしておるという状況ではございません。そのような状況の中で仮定にそういうことを考えた答弁は、この機会はひとつ遠慮をさせていただきたいと思っております。
○中山国務大臣 委員御指摘の点は、国際協力、平和協力をする上で最も基本的な問題であるという認識を私は持っております。私は中東から帰りまして成田からそのまま官邸へ行って深夜に至るまで協議をいたしましたけれども、問題は、飛行機は胴体がある、機体はある、船も金を出せば借りられる、しかし...全文を見る
○中山国務大臣 今、委員から、アジア大会に日本の文部大臣を出席させるかどうかということで御意見がございました。まだ政府としては最終決定をいたしておりません。従来のァルシュ・サミットの申し合わせを尊重しながら今日までまいっておりますけれども、スポーツの大会ということでございますから...全文を見る
○中山国務大臣 今御報告いたしましたけれども、先般の委員会でも私はお約束申し上げましたように、この問題は我が国の文豪の歴史的な遺産でございますから、政府といたしましてはお約束をしました方向に従って必ず結果を出せるように努力することを改めてお約束申し上げておきます。
○中山国務大臣 極めてグレードの高い緊張状態にあると思います。昨日でございましたか、イラクのサダム・フセイン大統領はエジプトの国民またサウジアラビアの国民に政府打倒の決起を呼びかけております。このようなことがどのような、いわゆるエジプト政府またサウジアラビア政府を刺激するのか、こ...全文を見る
○中山国務大臣 現在政府におきましては、憲法の枠内また自衛隊法の許す範囲で私どもは問題の解決を考えなければならない。法律に違反したり、あるいは憲法に抵触するようなことはやるべきではないというのが私の基本的な考え方であります。
○中山国務大臣 自衛隊法の改正をするかどうかということをまだ私どもの立場で議論をいたしておりません。
○中山国務大臣 先ほど法制局から御答弁を申し上げたとおりであります。
○中山国務大臣 まだ自衛隊を海外に派遣するということを決定もしておりませんし、そのようなことを我々閣僚間で議論をし、あるいはそれを決定する段階にあるというふうに私は理解をしておりません。
○中山国務大臣 そのようなことを官房長官が言われたとおっしゃっていますけれども、私自身は官房長官からそのような話をまだ聞いておりませんから、私は今ここでそれについてのコメントはいたすつもりはございません。     〔浜田(卓)委員長代理退席、委員長着席〕
○中山国務大臣 私はASEAN拡大外相会議におきましても、先ほど高沢委員からもお尋ねがございましたけれども、私の考え方はアジア諸国の方々にも、私の基本的な考え方というよりも日本の考え方というものを十分説明しておりますから、それでよく御理解をいただいているものと信じております。
○中山国務大臣 現在のイラクの政府機関あるいはいろいろな公共的な組織について、やはりソ連の立場というものは相当大きな影響力があることは委員も御存じのとおりであります。シェワルナゼ外務大臣との会談におきまして、ソビエト政府がイラクに対して国連決議に従って積極的に行動するように私は要...全文を見る
○中山国務大臣 総理の中東訪問の予定は現時点でまだ変更しておりません。今委員からイラクも訪問したらどうか、イラクを訪問すべきだという御意見は、御意見として承らせていただきます。
○中山国務大臣 日本政府としては、国連軍が結成されることが一番好ましいと思いましたけれども、結局賛同者がなかなか多く出なかったということではないかと思います。
○中山国務大臣 さようでございます。  全体の金額のスケールとして十億ドル今年度拠出するということでございまして、その中で、例えば航空機のチャーター料あるいは船舶のチャーター料、あるいは防暑施設、いろいろなものを、経費を、物資で提供する場合ははそのもののいわゆる購買費、そういう...全文を見る
○中山国務大臣 現在の法制度のもとで日本として何ができるかということを基準に考えたわけでございます。
○中山国務大臣 何点かの御質問をいただきましたが、途中で少し欠落するところがあるかもわかりませんが、それはひとつお許しをいただきたいと思います。  私は、この国連中心で地域紛争を調停していくというこの経験、これは今回のように、今まで米ソが対立しておった、片っ方が白であれば片っ方...全文を見る
○中山国務大臣 ただいま御決議のありましたイラクのクウェート侵攻に関する我が国の対応につきましては、御決議の趣旨に沿うよう、今後とも最大限の努力を続けてまいる所存でございます。
09月19日第118回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 本日は、最近の中東情勢につきまして一言御報告申し上げたいと思います。  今般のイラクによるクウェート侵攻及びその一方的併合は、国際法秩序の基本的原則にもとる明白な侵略行為であり、中東のみならず国際社会全体の平和と安全を破壊するものであり、我が国として到...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、このような新しい国際環境、つまり今日までの米ソのスーパーパワーの対決というものが終わりまして、米ソも一緒になって不法な武力による他国の侵略というものに対処するために、国連を中心に地域の安定を回復させるために努力をするという行為の中で、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおり、新しい国際協力のあり方、そういう観点に立ちまして今回政府が検討いたしております、仮称でございますけれども、国連平和協力に関する法律、こういうものが臨時的なものではなしにこれから将来に向かっての恒久的な一つの法律になるべきものであると私...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のとおりでございまして、新しい法律にきちっと書き込んでおかなければならないというお考えには私も同感でございます。  これは戦後平和憲法のもとで教育を受けて我が国を支えていただいている方々に、新しい国際社会に国家あるいは国民がどのような協力をす...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 海部総理がイラクを訪問されることはどうかという委員のお尋ねでございますけれども、一つの考え方として私はそれなりの評価をすべきことであろうと思います。  しかし問題は、今局長が御答弁申し上げましたように、イラクが国連の決議を尊重してクウェートから撤退をす...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) そのような対話の場というものが持たれることは、それなりに意味のあることだと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 問題は、我が国がイラクの指導者と会ってイラクの意見を聞くという場合には、日本の意見も申し述べますが、恐らくイラクはイラクの考え方を主張するだろうと思います。その場合に話し合いの場というものが持たれるのかどうか。一方的に意見を言い合うという場をつくるための...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員みずからの大使とお話しになった御経験を踏まえての御意見として、私は大変貴重なことだと思います。私どもも 国連決議を遵守するという加盟国としての責任がございます。そういう責任を踏まえた上で会う機会、話し合う機会というものを持つべきだということでござい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大鷹委員は私よりもむしろ中東問題については権威者でいらっしゃると思います。  中東問題の背景というものは、いろいろ五カ国を回ってみましても大変歴史のある地域の問題でございまして、今回の紛争だけでなしに長い歴史の中で何回かの紛争がございました。そういう紛...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府といたしましては、できるだけ国民に理解を求めるためにさらなる努力をしなければならない、そのように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 国連平和協力法の問題は、委員御指摘のように、極めて新しい国際社会秩序維持のための日本の国家としての責任を果たすための法律、制度でなければならない。しかし、その場会憲法の規定もございますし、この憲法のもとでどのような法律が国民の理解を得て国民の御協力が得ら...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いろいろときょうは委員からも政府の対応すべき問題点について御指摘をいただいたことにまず冒頭お礼を申し上げておきたいと思います。  なお、短期的な現在起こっている地域紛争に対する日本の政府の平和回復への努力とやり方というものと、中長期に見たこれからの日本...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外交努力をどのように積極的にやるかというお尋ねでございますが、問題は、外交努力としては、国連加盟国として国連の決議を尊重しながら国際的な協力を行うということが一つあるんだと思います。もう一つは、個別に相手国と折衝するという手段があろうかと思います。しかし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今外務省といたしましても総理の中東歴訪についてはいろいろと考えております。どのような考え方をまとめるか、これはしばらく御猶予をいただきたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 委員から、日本政府の考え方が明示されていない、いなかったということが国民の大きな不満でもあるという御指摘でございますが、日本政府は国連の安保理で経済制裁が決議される一日前に実は政府の意思を決定いたしました。つまり、武力によるイラクのクウェート侵攻というも...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 武器輸出三原則を堅持してきた日本政府といたしましては、委員の御指摘のように、今回のイラクの軍事大国化の背景にあったソ連あるいはフランス等の国々からの武器の輸出というものが大きく貢献していたことは事実だろうと思います。先般シェワルナゼ外相に対しましても私は...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今の委員の御指摘の問題は、これからの国際社会の平和の維持のためには極めて重要な点であると私は認識いたしております。ただ、御指摘のように、輸出をする国、またそれを必要としている途上国等の立場というものをどのように国際社会で調整していくかということがこれから...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員の御意見、大変貴重なものだと承っておりまして、私どもとしても十分御意見を踏まえながらこれから外交活動に努力したい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 基本的な問題をお尋ねでございますので、私の率直な意見を申させていただきたいと思います。  中東問題は即日米問題だというふうなことで、どういうふうに考えているかというお尋ねですが、問題はイラクが武力でクウェートに侵攻したという国際法的に認めがたい侵略行為...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我々は、戦後平和国家として憲法のもとで経済の繁栄を民主主義のもとに成功させてきた、自由主義経済を導入してきてこのような経済発展をしてきましたけれども、我々がここへ来て、この新しい米ソの対立が終わった事態で地域紛争が起こった場合のいわゆるとり得る制度という...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府としては国連そのものに基金を提供する、資金を提供するということが一番国民の理解を得やすい方法であるということを私どもよく存じております。しかし、それが現実問題として日本の要請といったような形の中ではそういう問題がなかなか機関としての受け皿というも...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は、日本国の憲法というものは戦後にできた憲法として平和を理想とする国家の立派な憲法であるという信念を持っております。  一方、自衛隊の関連する法律と両立しないんじゃないかというお話でございますけれども、私は憲法のもとで自衛隊が国際社会にどのように協力...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在政府ではあらゆる方面から議論をやっておる過程でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 一般論といたしまして、法律を改正するしないということは最終的に国会でお決めになることでございますけれども、政府としてはそれを改正した場合の結果、あるいは改正しない場合の運用の問題、そういう問題について現在検討中であるというふうに御理解をいただきたいと思い...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お説のとおりでございます。
○国務大臣(中山太郎君) この国連平和協力隊というものを構成する内容、人員、これはその国家の意思を受けて国連の平和に協力するというのが原則であろうと思います。その場合に、かねて日本が協力してきたようなナミビアにおける選挙とかニカラグアにおける選挙に人を出す場合とはまた別の意味で、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は委員の御指示の点が間違っているということを申し上げる立場にはないと思います。  ただ、この日本の国家の中でどのような人たちによって構成されることが可能かという可能性の問題について我々は議論をしているという過程でごさいます。その中にはもちろん先ほど申...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のように、私どもの国の制度の中で今まで御議論をいただいているような事態に直面したことはございませんでした。そのために自衛隊のいわゆる法律のもとでの非武装あるいは武装の問題、そういう問題に対する考え方もコンセンサスとしては持たれていないという今...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 黒柳委員から国連平和協力の組織の構成について大変御熱心な御意見をちょうだいし、積極的に推進するように御激励をいただきまして、心からお礼を申し上げたいと思います。  私どもは、きょうの各委員の御質問に対して相当いろんな法律の不備の問題あるいはこれから検討...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 戦後、冷戦が終わって新しい国際社会が現在進みつつある中で、日本がこれまで持ってきた憲法の枠内で次の新しい国際社会に対して協力をしていく平和維持のための組織を今日つくることは、これから五十年あるいは百年この組織を残す可能性もあるわけでございますから、この機...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府の決定いたしました協力につきましては、現在の時点でできるだけのことをやっているという認識を持っております。
○国務大臣(中山太郎君) 今回の拠出金について対米追随ではないかというお尋ねでございますが、このイラクのクウェート侵攻、さらにサウジアラビアが侵犯された場合に国際経済及び我が国の国民生活、国民経済が受ける影響というものを考えたときに、一日も早いこの地域の平和の回復ということが国際...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我々は、安保理における五カ国の決議、これを踏まえてソ連も行動している、そのように認識をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) シェワルナゼ外相との間でこのイラクのクウェート侵攻問題について双方いろいろと意見を交換いたしましたし、また言うべきことは日本政府として申し上げたつもりでおります。会談内容については、外交上の慣例上申し上げるわけにはまいりません。
○国務大臣(中山太郎君) 先般の衆議院における私の答弁の中では、あの時点では十億ドル拠出した段階での発言でございまして、その後十億ドル追加をいたしたわけであります。そういう意味で答弁上の食い違いはなかったというふうに思いますが、さらに私から申し上げておきたいことは、この事態が一日...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今局長がお答え申し上げましたのと同じ認識でおります。
○国務大臣(中山太郎君) 我が国としては、国連の安保理の決議を尊重して経済制裁を強化して、イラクが今回のような武力によるクウェート侵略が国際社会では受け入れられないという認識に立ち至って、クウェートからの即時撤退ということが実現され人質が無条件で解放されるということのために、我々...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 政府は緊急な事態に対応するために災害等も含めて予備費も計上しているわけでございまして、今般の事態において政府としては、予備費からの支出というものも含めて一般財源からの、さらにその資金の、何といいますか、手当てというものを含めた決断であるというふうに理解を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 国会の召集につきましては内閣全体の意思で決めるべき問題でございますので、外務大臣としての意見を申し上げることは遠慮させていただきたいと思いますけれども、いずれにいたしましても国民の皆様方の税金を使うわけでございますから、国会が開かれれば慎重に御審議をいた...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ここで個人の立場で答弁しているわけではございませんので、その点はひとつ私は公人としての立場でお答えを申し上げているというふうに御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 私が直接この情勢について説明をするということは、日本を訪問してこられた例えばイギリスのハード外相あるいはカナダのクラーク外相といったような方には、私自身が詳しくこの背景について、また経過について説明をいたしておりますし、関係の出先に対しましても十分な連絡...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) アメリカの社会におけるシビリアンコントロールが厳しく生きているというふうに私は認識をいたしました。
○国務大臣(中山太郎君) 私が湾岸五カ国を訪問いたしました当時の状況では、サウジにいる米軍及びアラブ同盟軍はまだイラク軍に比較して劣勢であるという認識を持っておりました。今日の時点でどのようなバランスになっておるか、私はまだ詳しい情報をきょうは持っておりませんけれども、一部新聞報...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) まだ国連演説の中身につきまして最終的に推敵した状態ではございません。現在いろいろと検討している過程でございます。
○国務大臣(中山太郎君) 我々の国は、武器輸出三原則というものを堅持して今日まで国際社会に生きてまいりました。それはやはり今日の国際社会においては評価されるべき問題であろうという認識を持っておりまして、そのような形が国際社会に少しでも拡大していくということが国際的な平和の構成に役...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私は外務大臣就任以来、健全な日米関係の発展のために、外相間では日本の考え方を率直に申し述べて、米国の理解も得ながら今日まで仕事をやってきたつもりでおります。  ただし、今回のイラクのクウェート侵攻におけるアメリカが軍事力を行使するしないの問題は、日本の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの点につきましては、私今回の中東紛争でサウジへ参りましたら、冒頭に外務大臣会議で軍隊を派遣してほしいという要請がございました。日本から難民援助の話を持ちかけましたが、全然そんなことは問題に取り上げないという雰囲気でございました。やはり自分の国が...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 国民の皆様方にとって極めて重大な問題であろうと思います。特にもう私どもの年代になりますと、そういう対象の年齢から外れております。しかし、戦後平和憲法のもとでこの国で生まれ、生きて、そして教育を受けた人たちは、自衛隊は専守防衛であるという認識が非常に強い。...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今の委員お尋ねの難民問題でございますが、私が行きました国々では、結局クウェートあたりでは非常に所得がいいものでございますから出稼ぎ労働者、これが随分出ております。その出稼ぎ労働者たちが母国に送金しておったのがエジプトあたりでも相当な金額になっておる。その...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま御決議のありましたイラクのクウェート侵攻に関する我が国の対応につきましては、御決議の趣旨に沿うよう今後とも最大限の努力をしてまいる所存でございます。
10月04日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘の方の問題については、外務省としても事件の経過についてはよく認識をいたしておりまして、もちろん在外公館に対しまして、フィリピン政府に対して一日も早い捜索の完了あるいは救出をぜひ進めてもらいたいということで、政府として既に何回か依頼をいたしてお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 瀬戸さんのいわゆる救出について御心配をいただいておりますが、私ども、御家族のお気持ちもよく理解をしておりますので、さらに一層努力をするようにさせていただきたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 先般私も国連総会に列席をいたしまして、この子供のためのサミットこおける各国首脳の姿勢というものを改めて目の当たりにしたわけでございます。今日、一日四万人の子供たちが地球の上で毎日死んでいっている。また、栄養失調で悩んでいる子供たちの問題も大きく議論をされ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) いろいろと日本の国としての長い慣習の中にはいわゆる人権問題についての不十分な点もまだ残されていることは私も率直に認めなければならないと思いますが、そのような問題点を抱えたこの社会が人権が尊重される社会に立派になっていくために、国内法、あらゆる問題点につき...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘のODA予算の執行問題でございますが、日本もこのODAの金額面では現在世界第一という形になってまいりました。また、国民の側から見ますと、自分たちの納めた税金が発展途上国の民生向上あるいは国づくりのためにどのように使われているかという御関心も最...全文を見る
10月05日第118回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第7号
議事録を見る
○中山国務大臣 委員のお尋ねの、最近の国際情勢の変化というものとイラクのクウェート侵攻という点についてどのような認識を持っておるかということでございますが、私は、一九七〇年代の米ソ関係から一九八〇年代の米ソ関係へのこの新しい大きな変化、そして昨年の十二月の三日にマルタで行われまし...全文を見る
○中山国務大臣 米ソの対立が解消していく、こういう過程は、戦後の国際社会では、期待はされましたけれども想像するようなことはなかなか難しかった。これが実現をするという現段階に参りまして、これからの国際社会の平和の維持、確保という問題につきましては、やはり国連中心のいわゆる平和の確保...全文を見る
○中山国務大臣 今回の私の国連演説の要点だけ申し上げますと、米ソの対立が解消する、そして新しい時代に向かってそれぞれの国が協力をする時代が始まろうとしている。こういう中で、従来国連を中心に平和を理想とする国家の日本が努力してきたこの憲法の精神というものは、私は高く評価されるべき問...全文を見る
○中山国務大臣 国連憲章が確立せんといたしました集団的安全保障制度は、加盟国が国際紛争を話し合いで平和的に解決することを誓い合い、ある国が侵略等を行った場合には、国連自身の判断のもとですべての加盟国が結束をしてこれに立ち向かうというシステムであると認識をいたしております。冷戦が終...全文を見る
○中山国務大臣 従来、日本は国際の平和の定安のために資金を提供する、あるいはナミビアとかニカラグアにおける国連監視下の選挙において人員を派遣するといったような協力をいたしてまいりました。しかし、このような新しい国際社会が現出をし、米ソが協力をしながら、国連が中心となって平和を回復...全文を見る
○中山国務大臣 我が国は国際協力の一環として国際の平和と安定に積極的に貢献していく必要があると考えておりまして、国連の活動が活発化する中で、国連の平和維持活動等に対し要員派遣面で協力を強化拡充していくことが重要と思われます。しかし、かかる協力を実施するための国内の体制は未整備であ...全文を見る
○中山国務大臣 今回の国連平和協力隊というものが法案として国会で御審議をいただき、そしてこれが制度として国に定着をしました暁には、いわゆる国連の決議に基づく各種の平和活動に従事をするということでございますが、問題はこの平和の確保のため、また地域の平和の回復のために協力をするという...全文を見る
○中山国務大臣 お説のとおりであります。
○中山国務大臣 政府は今回のいわゆる中東に対する国連への協力について大変大きな経験をいたしたと思います。それは、航空輸送の協力にいたしましても、飛行機の機体はあっても乗員組合、整備員組合の同意がなければ飛行機は飛ばない、これは難民輸送についても同じことでございます。また船舶につい...全文を見る
○中山国務大臣 昨日、海部総理とラマダン第一副首相との間の会談が行われました。双方はそれぞれ考え方を述べ合ったということでございますが、政治対話を継続するということでは双方一致をいたしております。日本政府としては、この中東地域の平和的な解決のために、今後とも政治対話を続けて、イラ...全文を見る
○中山国務大臣 それでは、現地の事情を専門に担当いたしております内田参事官から現在の状況を御説明さしていただきます。
○中山国務大臣 国連決議によっても、人道上、医薬品等のいわゆるイラク向けの提供というものは当然許されている範囲のものでございまして、私は、この人道上の立場から、イラクの人であろうとあるいは人質として抑留されている多くの国の人たちの医療のためにも、必要とあるならば医療器材の提供は日...全文を見る
○中山国務大臣 私ども、いわゆる国際社会の常識といたしまして、いわゆる人質をとる、また、人質をとってそれを盾に使うというようなことは、国際法上も人道上も許されない問題でございます。そのような観点で、私どもは国連の決議による、いわゆる出国の自由を認めよという決議も国連で採択をされて...全文を見る
○中山国務大臣 委員長、ちょっとその前に一言。  日本政府といたしまして、この抑留されている人たちの解放につきましては、私が直接外務大臣として国連のデクエヤル事務総長に対して、この解放に対する国連事務総長の協力を要請いたしました。その結果を受けまして、八月三十日にデクエヤル事務...全文を見る
○中山国務大臣 先般、九月二十五日、ニューヨークでイラクのアジズ外務大臣と私との間で外相会談を持ちたいというイラク政府の要請がございまして、私はその外相会談を行うつもりでニューヨークにおりましたが、あいにくアジズ外相がアメリカ入りができないという事態になりまして、この外相会談は延...全文を見る
○中山国務大臣 今先生から重ねて政府特使を派遣したらどうかというような御意見でございます。今日まで、猪木参議院議員を初め社会党の先生方、わざわざイラクを訪問されていろいろと現地の状況も御視察いただいておりますし、昨日海部総理もせっかく会談をやって二時間余りにわたる意見の交換を行っ...全文を見る
○中山国務大臣 今お尋ねのGCCに日本政府が拠出をしたということにつきまして、私先般のニューヨークの国連総会におきましてGCCの外相と一堂に会していろいろと意見交換をいたしましたが、このGCCの加盟国はすべて日本の拠出について大きな評価をいたしておったということもこの際申し上げて...全文を見る
○中山国務大臣 今回の中東紛争に対して日本政府が拠出をした、これは日本の従来の考え方からおかしいのではないかというお考えでございますが、私は、外務大臣として率直に申し上げまして、この国際法を無視したクウェートへのイラクの侵攻というものに対していかにして中東地域を安定させるかという...全文を見る
○中山国務大臣 平和国家として日本が今日まで武器輸出三原則というものを守ってきた、これは与野党を通じての一つの大きなコンセンサスであったと思います。しかし、このような武器輸出三原則、これは我が国だけが維持している一つの理想に近いものであろうと思いますが、国際社会においてはこの武器...全文を見る
○中山国務大臣 我々は国際社会の平和と信頼の中に生き続けたいというのが、日本の大きな理想でございます。そういう中で、武力による侵害がないという社会を構築することも我々の国民の大きな願いであるわけでありますけれども、残念ながら現実の社会は、我々が車守防衛に徹してこの国を守っていくと...全文を見る
○中山国務大臣 去る七月二十八、二十九日にインドネシアのジャカルタで開かれましたASEAN拡大外相会議で、実はマレーシアのアブハッサン外相から、このアジア・太平洋地域において米ソのスーパーパワーが引いていく、そういう中で、経済大国になり技術大国になった日本が軍事大国になるのではな...全文を見る
○中山国務大臣 これからの政府間交渉につきまして海部総理が発言されたというふうに御指摘でございますが、私は外務大臣として、やはり日本が従来途絶えていた北朝鮮との間に国交が開かれるということは好ましいことであり、大変評価をいたしておりますし、この政府間交渉というものは、あくまでも朝...全文を見る
○中山国務大臣 今回のイラクのクウェート侵攻に対する考え方、これは国連の安保理の決議に従って各国がそれぞれ、さらにサウジアラビアまでイラク軍が侵攻するおそれがある、クウェートぐらいの小さな国を占拠するだけの必要な軍事力をはるかに超えた軍事力が展開されておりましたから、まずサウジア...全文を見る
○中山国務大臣 イラン・イラク戦争のときに、イランを批判しながらイラクを支援したというのは歴史の記述にこれは全く相違はない、私はそう思います。ただ、この地域というのは、委員も御案内のように、長い長い歴史の中でアラブ対イスラエルの対決、いろんな問題がございました。  しかし、今回...全文を見る
○中山国務大臣 私どもが外交チャネルで聞いております情報によると、サダム・フセイン大統領は、考え方に反対した人たちはいわゆる政治的に抹殺しているという事実があります。こういうふうな指導者のもとで、もし委員の御指摘のように、それじゃクウェートのイラクによる武力の制圧、そしてそれを併...全文を見る
○中山国務大臣 パナマの進攻については、問題は、麻薬の問題が一番大きな背景にございました。私どもは国連の理事会においても、国際社会から麻薬をいかになくするかということで必死になって日本も協力しているわけでありますけれども、そういう意味でアメリカの社会は今日麻薬で汚染されているグル...全文を見る
○中山国務大臣 委員のお話を聞いておりますと、アメリカ対イラクという一つの図式で私に質問をされていると思います。私は、アメリカ対イラクという図式、これじゃないということをはっきり申し上げたいと思うのです。その場合だったらソ連もイラクを批判しないし、厳しいいわゆる制裁に参加をしませ...全文を見る
○中山国務大臣 私は、先般のアラブ諸国訪問の最中に、サウジアラビアのファハド国王と直接一時間半いろいろと話をさせていただきました。そして、八月の一日夜中に突如として侵攻してきた。そういうふうな中で、このクウェートに当時十万を超えるイラク軍がおったわけであります。サウジアラビアにい...全文を見る
○中山国務大臣 このイスラエルとパレスチナの問題は、日本政府としては、昨年日本を訪問されましたPLOのアラファト議長と私、一時間半懇談をいたしまして、やはりテロをまずやめること、そしてパレスチナ人によって民族の自決ということを日本政府としては考えているということも申しましたし、ま...全文を見る
○中山国務大臣 十九世紀後半、ユダヤ人がいろいろな国で大変大きな弾圧を受けていますね。先生もよく御存じだと思います。この弾圧を受けた中で、ユダヤ人の人たちの中にシオンの丘に戻ろうという考え方がシオニズムとして出てきたことも歴史が物語っています。こういう中で、一九三〇年代でしたか、...全文を見る
○中山国務大臣 法案がただいま準備中でございますから、まだ最終的な法文ができ上がっているわけでもございません。また、国会に提出をさしていただいて、この新しい国際社会の中で日本が新しい形での協力の一つの体制を整えるということでございますので、国民の御理解が得られなければこの法律は成...全文を見る
○中山国務大臣 外務省といたしましては、法案が成立をし、いわゆる平和協力隊が編成をされるということが可能になりますれば、できる限りの範囲で国際的な協力をせなければならないと考えております。
○中山国務大臣 委員御指摘のように、この戦後四十五年間我々が積み上げてきた考え方と違うのではないかという御指摘でございます。  私は、率直に申し上げて、四十五年前の国際環境と今日の国際政治環境とはもう比較にならないほどの変化を起こしておると思います。そして、その新しい、国連を中...全文を見る
○中山国務大臣 先般、金丸あるいは田邊両先生を中心とする自社の訪朝団、北朝鮮政府との話し合いの中で、今委員御指摘のように四十五年という問題が言われたというふうに聞いております。  しかし政府といたしましては、日本が第二次世界大戦でいわゆるポツダム宣言を無条件で受諾をして降伏をし...全文を見る
○中山国務大臣 政府といたしましては、人道上の問題として、国際赤十字並びに国連を通じましてこれらの方々の食糧が確保されるように格別協力を願いたいということを申し入れております。
○中山国務大臣 具体的な問題につきましては、政府委員から御答弁をさせていただきます。
○中山国務大臣 委員御指摘のように、従来の日本の法律、制度の中では、今回のような事態に対応することができないような法制度になっておりまして、今回法案を御提出させていただく過程におきまして、そのようなことも踏まえまして御議論をいただくために国会で御審議をお願いしたい、このように考え...全文を見る
○中山国務大臣 今回の航空機の輸送について、私どもは本当に政府としては早い時期に決断をしたのでありますが、具体的に飛行機が飛ぶまでには御指摘のように二十日間の日数を要したわけであります。  このようなことが政府としては貴重な経験となりまして、いわゆる災害救助に対する輸送の問題、...全文を見る
○中山国務大臣 これから国連に対する日本政府の協力というものが一層求められる時代に入ってくると思いますが、問題は、国民の税金を拠出するわけでございますから、新しい国連を中心とした国際社会に我々の国の国民が税金としてどれだけの分を御負担いただけるかということも、十分これから国会でも...全文を見る
○中山国務大臣 政府といたしましては、経済制裁を強化することにより、イラクの政府、指導者がこの経済制裁によって受ける経済的な打撃によって、国際社会がどのような考え方でイラクに対応しているのか、こういうことで、武力によるクウェート制圧から軍を即時撤退することに考え方を転換させるとい...全文を見る
○中山国務大臣 日本という国にとってこの湾岸の危機というものがどういう問題であるかという認識を率直に申し上げれば、今委員から御指摘のように、アメリカが死活的な問題だと言っていることとは別に、我々の国にとっても中東に原油を七〇%依存しているわけでありますから、この地域が大変動を起こ...全文を見る
○中山国務大臣 委員から御指摘の日本の貢献策について外国から批判を受けているのではないかというお尋ねでございますが、私が先般来各国の外相とニューヨークで、六十カ国余りの外相と会談をいたしましたが、各国とも日本の貢献策を極めて高く評価をいたしておったということをこの機会に申し上げて...全文を見る
○中山国務大臣 この法律を御審議いただくために現在政府はいろいろと法案の整備をいたしておりますけれども、もちろん日本国の憲法の枠内でこれからの法案をつくっていかなければならないと考えております。  しかし、問題は極めて国民にとりましては重大な問題を含んでおりますので、私は、この...全文を見る
○中山国務大臣 私は率直に申し上げて、この平和協力隊に法律が成立をして御参加をいただく世代というものは、戦後の日本の国で生まれた方々で日本国の憲法が世界で一番いい憲法だという教育を受けた方々、また、自衛隊は専守防衛であるということで教育を受けられた方々が戦後の世代であります。そし...全文を見る
○中山国務大臣 平和協力隊が実際に活動をして海外に派遣されるということになりました場合に、参加される隊員の安全をどうするかということももちろん考えなければなりません。これは国家の責任であろうと思います。そういう場合の対応というものはこれまで考えられなかったことでありまして、これの...全文を見る
○中山国務大臣 外務大臣といたしましては、この新しい国連平和協力隊というものが現実に海外に派遣されるという場合に、自衛隊の方々も資格問題について、今具体的に議論の結果が出ているわけではございませんのでその点は現在触れるわけにはまいりませんが、どのような形であれ、近隣諸国の方々が不...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の点は、極めて重要な点であろうと思います。法案を御審議いただく際にも、いわゆる平和維持のために例えば停戦管理あるいは選挙管理、いろいろないわゆる平和活動に協力をする場合が一つございます。この場合は、現在の国連平和協力隊法で私は対応ができるという認識を持...全文を見る
○中山国務大臣 法案が成立してから、実際に国連平和協力隊本部というものがまず法律に基づいて設置される可能性がございます。また、このいわゆる国連平和協力隊が現実問題として海外に出るといった場合には、外務大臣が、国際環境また国連のいろんな機関との協議の上で、この派遣の必要性について内...全文を見る
10月17日第119回国会 衆議院 本会議 第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 上原議員にお答えを申し上げます。  激変する国際情勢のもと、日本の外交姿勢を転換する時期にあると考えている、この視点で中東湾岸危機の平和的解決のためにどのように対処していくかというお尋ねでございます。  世界が歴史的な変革期に到達をしました。国際社会...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君)(続) 小火器といたしましても、けん銃及び小銃は想定されており、その使用は厳に自己または他人の生命または身体の防護のためやむを得ない場合に限られることが国連平和協力法案第二十七条に規定をされております。  次に、平和協力隊は国連においてどのような位置づけ...全文を見る
10月17日第119回国会 参議院 本会議 第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 浜本議員にお答えを申し上げさせていただきます。  中東問題につきましては総理から既に御答弁がございましたので省略をさせていただきますが、国際社会における軍備管理を国連が偵察衛星を使って査察すべきでないかという御提言につきましては、現時点では各国の軍備管...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 佐々木議員にお答えを申し上げます。  まず、国連平和協力法案に関連してでございますが、我が国として国際の平和と安定の維持、回復のために行われる国連の活動に対して積極的に協力していくことが、平和憲法をいただく日本の国際平和のための貢献の道であろうと考えて...全文を見る
10月18日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました国際連合平和協力法案について御説明を申し上げます。  世界は今、歴史的な変革期にあり、平和と安全の新しい秩序を模索して種々の国際的な努力が行われております。そのような国際社会の努力の中心的役割を担うのが、国際の平和と安全の維持を主要な目的...全文を見る
10月18日第119回国会 衆議院 本会議 第4号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました国際連合平和協力法案について趣旨の御説明を申し上げます。  世界は今、歴史的な変革期にあり、平和と安全の新しい秩序を模索して種々の国際的な努力が行われております。このような国際社会の努力の中心的役割を担うのが、国際の平和と安全の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 湾岸危機に関し、国連安保理事会常任理事国の外相に呼びかけて和平案の取りまとめのイニシアチブをとる考えはないかというお尋ねでございました。  私は、ベーカー・アメリカ国務長官あるいはまたソ連のシェワルナゼ外相を初め、安保理常任理事国の各国外相と直接会談を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 高沢議員から、本年七月の二十八日、ASEAN拡大外相会議で私が発言をした言葉を御紹介いただきましたが、私は、今日もその言葉を発した心は変わっておりません。  私は、九月のニューヨークにおける国連総会において、既に、このイラクのクウェート侵攻に対して、我...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) (続)そして、我々があの戦争に敗れて四十五年、我々の国民は、アジアの方々にかけた迷惑、また日本の国民が受けた悲惨な経験を踏まえて、我々はアジアの国の人々とともに手を携えて、アジアの繁栄のために、世界のためにやっていこうと考えているわけでありますから、今御...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日笠議員にお答えをいたします。  まず第一にお尋ねの、国連平和協力法の目的として、「国際の平和及び安全の維持のために国際連合が行う決議を受けて行われる国際連合平和維持活動その他の活動に対し適切かつ迅速な協力を行う」とあるが、「その他の活動」とはいかなる...全文を見る
10月18日第119回国会 参議院 本会議 第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) まず最初に、ヨルダン、イラク等の危険地域の在外邦人、たくさんおられるわけでございますけれども、今般のような危機に直面した場合に、在外邦人の安全の確保というものに対して議員が大変御心配をいただいていることを拝聴いたしました。  今回の湾岸情勢の危機につき...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 平和環境基金につきましては、せっかくの御意見でございます、外務省としても研究をさせていただきたいと思います。(拍手)     ─────────────
○国務大臣(中山太郎君) 中東問題の解決のためにアジアの外相会議を開く必要があるんじゃないかというお話でございます。  中東問題解決のために、この国連の決議を完全実施するために、アジアの各国が団結してやっていくことは極めて大事でございます。私は、先般の国連総会に出席しました際に...全文を見る
10月19日第119回国会 衆議院 予算委員会 第1号
議事録を見る
○中山国務大臣 平和協力業務には、停戦監視あるいはまた選挙監視、選挙の実施、いろいろと、それからさらに地域の復興、医療活動、このようなものが一応この法案の中でその項目として掲載をいたしておるということも御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 今、委員お尋ねの多国籍軍への協力という形のものは、この平和協力隊ができました場合に、相手国、つまり多国籍軍がいる相手の国の政府と協議をしながら、その国における医療活動あるいは輸送活動に従事をするというものでございまして、多国籍軍のいずれかの軍の指揮命令系統に入るも...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、平和協力隊の法案が成立いたしますと、政令で定めるこのイからトに至る各種の項目の事項について協力を行うということでございます。
○中山国務大臣 今お尋ねの件は、条約局長からさらに説明をさせていただきます。
○中山国務大臣 先般のお尋ねでございますが、論点を整理さしていただきますと、国連加盟の際に日本のように宣言文または書簡を出している国はないということは、日本には憲法の制約があるのではないかということが一点だということではないかと思います。それから、総理の読み上げた宣言は、正式に原...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のとおり、国連加盟に当たっての日本の政府側からのそのような文書あるいは宣言が出されたことは事実でございます。  なお、これが多数の加盟国の中で日本だけかといえば、他国にあるかどうかということは、まだ日本政府はこの段階で確認をいたしておりません。
○中山国務大臣 「その他の活動」につきましては、条約局長から御答弁をさせていただきます。
○中山国務大臣 ただいま展開をしております多国籍軍と申しますものは、国連憲章の四十条、四十一条に関するものであると認識をいたしております。
○中山国務大臣 ただいまのお尋ねでございますけれども、新しく創設される国連平和協力隊、このものが発足をいたしまして、もし必要とあるならば、国連の決議に協力するという建前でこの地域に派遣することもあり得ると思います。
○中山国務大臣 国連決議を受けまして、日本が、この平和協力隊本部の本部長というものは内閣総理大臣でございますから、外務大臣の要請を受けて、その時点で必要とあれば周辺国と連絡をし、国連と連絡をしながら派遣することもあり得るという認識を持っております。
○中山国務大臣 今私が答弁をいたしました国連の決議その他という事項に当たるものかと考えております。今私が御答弁申し上げた中で、第一条の「目的」のところにございますけれども、「この法律は、国際の平和及び安全の維持のために国際連合が行う決議を受けて行われる国際連合平和維持活動その他の...全文を見る
○中山国務大臣 国連決議の六百六十号、六百六十一号、六百六十五号でございます。
○中山国務大臣 具体的なことでございますから、国連局長から答弁をさせます。
○中山国務大臣 私の申し上げた言葉で、言葉が少し足らなかったと思います。その点は取り消さしていただきますけれども、国連が行いました決議の六百六十号、六十一号、六十五号に基づいて、このいわゆる決議の実効を有効あらしめるために展開をしておりますいわゆる多国籍軍、これの支援をするための...全文を見る
○中山国務大臣 今、委員のお尋ねの問題は、多国籍軍の問題をお尋ねだと思います。そうですね。  国連安保理は、決議六百六十により、憲章第三十九条に基づいて、イラクのクウェート侵攻を国際の平和と安全の破壊であると認定し、イラク軍の八月一日の駐留地点までの無条件撤退を求め、さらに決議...全文を見る
○中山国務大臣 八月二日にイラクの侵攻があったわけでございます。そしてそこで六百六十の決議が行われる、こういう事実がございました。そして八月八日に米軍がサウジアラビアの要請を受けてサウジに進駐する、こういうことに事実はあるわけでございます。それで、先ほど言われました国連事務総長の...全文を見る
○中山国務大臣 国連決議の日時等につきまして具体的に国連局長から答弁をさせていただきます。(発言する者あり)
○中山国務大臣 改めて国連局長から答弁をいたさせます。(発言する者あり)
○中山国務大臣 今、中近東局長からその事実を御説明申し上げます。
○中山国務大臣 国連局長から答弁させますが、私からも一言申し上げますと、先ほども説明がございましたように、サウジの要請にこたえてアメリカの陸軍が展開をした、またアラブの同盟軍がアラブの多国軍としてアラブに出動をしている、こういう現実でございまして、これがいわゆる多国籍軍と言われて...全文を見る
○中山国務大臣 国連決議の六百六十に基づいて行っておるものでございます。(発言する者あり)
○中山国務大臣 この法案というものは、いろいろと御審議をいただくわけでありますが、成立をいたしました暁でも、国連の決議がなければ一切行わないというのが基本でございます。(発言する者あり)
○中山国務大臣 先ほど私の発言中に、サウジの要請を受けてアメリカの陸軍部隊がサウジに展開した、その後方の支援をするといったような発言は、これは取り消さしていただきます。これは取り消さしていただきたいと思います。  何遍も申し上げておりますように、多国籍軍は、決議六百六十、六百六...全文を見る
○中山国務大臣 多国籍軍は、国連安保理決議六百六十、六百六十一、六百六十五を受けて、その実効性確保のため活動してきております。このことは、六百六十五が、多国籍軍が六百六十一の実効性確保のために活動を行っていることが前提となっていることからも明らかであります。  なお、最初の米軍...全文を見る
○中山国務大臣 先ほど私が申し上げましたのは、すべて国連決議を受けて行う、こういうことでございます。(発言する者あり)
○中山国務大臣 国連決議に基づき、またはその実効性を確保するために国連あるいはその他の国々が行うPKOその他の活動に対して我が国は協力するものであるが、その協力の範囲は「平和協力業務」として第三条に書かれているよりむやみに拡大するとの御指摘は当たりません。ただいま総理が申し上げた...全文を見る
○中山国務大臣 将来発足する国連平和協力隊はいかなる軍の指揮下にも属さないというのが原則でございます。
○中山国務大臣 国連局長から先に答弁をさしていただいて、後また私がさしていただきます。
○中山国務大臣 サウジアラビアに駐留するいわゆる多国籍軍は、国連安保理が決議六百六十により、憲章第三十九条に基づいてイラクのクウェート侵攻を国際の平和と安全の破壊であると認定し、イラク軍の八月一日の駐留地点までの無条件撤退を求め、さらに決議六百六十一において、決議六百六十のイラク...全文を見る
10月22日第119回国会 参議院 予算委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 法的根拠につきましては、国連の決議を受けてその実効性を確保するためにこのような支出を行ったというのがその背景にございます。
○国務大臣(中山太郎君) イラクのクウェート侵攻によりますこの湾岸危機について、先般国連の安全保障理事会で行われました安保理六百六十号並びに六百六十一号、これを受けまして、この地域の平和の確保、さらにイラク軍がクウェートから一日も早く撤退をする、人質の無条件解放、また正統政府の復...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 六百六十号は御案内のようにイラクのクウェートからの即時撤退、また、人質の無条件解放、正統政府の復活ということを決めたものでございます。  条約の法律上の問題につきましては、政府委員の条約局長から答弁をさせます。
○国務大臣(中山太郎君) 委員の御趣旨を含めて、資料を提出させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 渡辺中近東局長から、その経過について御説明を申し上げます。
○国務大臣(中山太郎君) 今回の安保理決議六百六十号の実効性を確保するために、このような判断を日本政府はしたわけでございます。
○国務大臣(中山太郎君) この湾岸協力機構に政府が資金を提供するということになりました背景には、この地域の平和の回復と安定ということが我が国にとっても国連にとりましても極めて重要なことでございますから、政府としてはそのような判断をいたしたわけでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 国連の安保理が、御案内のように、イラクのクウェートからの即時撤退、また人質の無条件解放あるいは正統政府の復活ということを決めた六百六十号の決議をいたしております。また、六百六十一号は経済制裁、これを決めた決議をいたしておりまして、この国連の決議を受けて、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ミッテラン大統領の提案は、委員も私もよく存じておりますけれども、ミッテランはこの九月二十四日の国連総会の演説で行いました和平提案について、まず最初に、イラクが安保理によって採択された立場を受け入れない限り妥協することは絶対ない、こういうことをミッテラン大...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 避難民のために日本政府はいち早く二千二百万ドルの拠出を実は決定いたしました。そして、民間航空会社に頼んでこのアジア系の人たちを母国に帰らせるために飛行機をお願いいたしましたが、民間航空機は政府の命令に服従するという体制にございません。あくまでも民間企業の...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 各国とも航空機の確保あるいは船舶の確保にはいろいろ苦労をいたしております。私どもも、公開をしておりませんけれども、外交ルートを通じていろいろとこのチャーターのあり方というものを検討いたしました。しかし、現在国際航空は大変航空機が不足をしておりますし、限度...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今局長がお答えいたしましたように、ブッシュ大統領は、先ほどのとおり、「自分は、本日、米国がこれら制裁の実効性を確保し、及びイラクによる遅延のないクウェート撤兵をもたらすため、米国としてなし得ることをする旨誓う。」ということを言っておるわけでありますから、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お言葉を返すようでございますが、政府の統一見解をこの際出しかえる用意はございません。
○国務大臣(中山太郎君) 歯どめの問題に入ります前に、まず国連の問題を整理させていただきたいと思います。  国連の決議は、八月二日に決議六百六十号が出まして、イラクのクウェート侵攻を非難した決議をやっているのは御案内のとおりであります。八月六日になりまして六百六十一号の決議が出...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) アジアの各国の政府関係者が日本の国連決議に関係する今回の国連平和協力隊法の審議について注目をしていることは事実であろうと思います。私は、アジアの近隣諸国が去る第二次世界大戦において大変大きな被害を受け、迷惑をこうむった方々がおられるという観点から、この法...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 平和協力隊を派遣いたします場合には、今局長が答弁いたしましたように、あらかじめ実施計画を本部で協議して決定をいたします。そして、派遣の目的地あるいは派遣の規模、このようなものを明確にした上で派遣をいたしますが、例えば現地において攻撃をされる危険が発生した...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 交戦はいたしません。
○国務大臣(中山太郎君) 平和協力隊を平和の維持のために派遣する場合には、隊員の生命の安全保障ということは政府が当然責任を持たなければならないと思います。そのようなことで、護身用のいわゆる小火器以外携行しない隊員をいわゆる戦闘状態に入り得るようなところに置くわけにはまいらない、こ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 平和協力隊員が現地でこの保持を必要とする場合に、その管理者が武器を貸与するわけではありますけれども、それはあくまでもけん銃あるいは小銃という範囲が限られておりまして、これの使用につきましては、みずからの身が危険にさらされた場合、あるいは付近にいる人が危険...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) あくまでも個人の判断によるものと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 前提といたしまして、まず、そのようないわゆる戦闘状態にあるようなところには最初から行かさないという基本的な考え方をそのいわゆる会議で決定して、方針を決定するわけでございます。そういうその派遣された国、地域においてみずからの身が危険にさらされる、あるいは隣...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お説のとおりであります。
○国務大臣(中山太郎君) シベリアに抑留された方々の戦後の状況も、私はまだよく頭に印象を持っております。大変御苦労されて舞鶴に引き揚げ船で帰ってこられたお姿も実はきのうのように思うわけでございますが、このようなことは人道上まことに遺憾なことであったと私は思っております。  なお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) イラクに人質として出国を拒絶されておられる方々について、政府としては衷心より遺憾に思っておりますし、この方々が安全に出国されるように政府としてのとり得る手段を既に幾つかやっております。国際赤十字を通じての呼びかけあるいは国連事務総長を通じてのイラク政府へ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 原則といたしまして、この平和協力隊を出す場合には、平和協力隊の本部の前に会議がございます。その会議で派遣地域等に関しまして計画を決定いたします。そのようなところで、戦争に巻き込まれる危険のあるような地域には派遣をしないという考え方でこの方針を決定するとい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 三条の二号は、  イ 停戦(武力紛争の停止、兵力の撤退その他これらに類するものをいう。)の監視  ロ 紛争終了後の暫定政府等の行政事務に関する助言又は指導  ハ 紛争終了後の議会の選挙、住民投票等の監視又は管理  ニ 物資協力に係る物品の輸送その...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員から歯どめにはならないという御指摘でございます。私は、この法案の審査の経過におきまして、外務大臣としてどのようなことがこのいわゆる政令に定めるものに含まれるか、このようなものを明確に答弁して明らかにさせていただきたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今御指摘のいわゆる政令で定めるのを法令で定めるべきではないかという御指摘でございます。法令にするか政令でいくかという問題、法律で行うか政令で指定するかということにつきましては、法制局長官からその点について再度御答弁を願いたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 統一見解は撤回する考えはございません。
○国務大臣(中山太郎君) 私個人のことをお尋ねでございますが、実は私のせがれは国立大阪病院の循環器の医師であります。今回の医療班派遣に当たって、この国立病院系統にも募集がございました。そのときに私に申しました。どうしてもだれも行かなきゃ困るというなら私は行くと、こう申しております...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員、戦争状態のことを盛んに御指摘でございますけれども、政府が申し上げておりますように、国連の平和維持と国際の平和維持というために、例えば休戦監視とかあるいは休戦後の選挙、そういったような場合、例えばカンボジアの場合を例に引きますと、相当な武器を持ったゲ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 三条二号という御指定でございますが、三条二号は、「停戦の監視」、それから「紛争終了後の暫定政府等の行政事務に関する助言又は指導」、「紛争終了後の議会の選挙、住民投票等の監視又は管理」、「物資協力に係る物品の輸送その他の輸送、通信又は機械器具の据付け、検査...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今、委員から、ニ、ホ、チ、おのおの各項は後方支援に当たって、これはどう思うかということでございますが、たまたま現在中東紛争がありますから、このような国連決議に基づいて考え方をそこに絞って議論が集中しておりますけれども、先般来行われました例えばニカラグアの...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ございません。
○国務大臣(中山太郎君) 委員も御案内のように、米ソの対決時代には、いわゆる東西ブロックとそれから非同盟グループとの三つに国際社会の姿は分かれておったと思います。それが米ソの対決が対話、協力の時代になりまして、ここで二極体制がなくなるという中で、地域紛争を起こす多極化が起こり始め...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この国際社会における武器輸出、またこのようなことが現実に、いわゆる巨大な国家からあるいは発展途上国と言われるような国まで武器を生産して輸出している、これが世界の現状であろうと思います。そういう中で、我が国は前大戦の反省から武器輸出はやらないということで武...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今までODAで日本は国際協力をやってきた。また、国際社会には国連を通じての相当な拠出金も出しておりますことは委員御存じのとおりであります。そういうふうにして国際社会に協力をしてまいりました。しかし、米ソの対決の時代には今日のような事情は考えられなかった。...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) それは第二次世界大戦において、アジア地域の国々、またそこに住む人人は大変な被害を与えたという過去の歴史がそのような考えをその人たちに持たせているものだと思います。我々はいわゆる武力による侵略というものを一切やらないということを憲法九条で決定しているわけで...全文を見る
10月24日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 国連の行います平和維持活動の中には、いわゆる平和維持軍というものとそれから停戦監視団というようなものが、この二つの項目に分けてあろうかと思います。  それで、平和維持軍というものは、あるいはレバノンとかいろいろなところに点在しておりますけれども、これはいわゆる武...全文を見る
○中山国務大臣 この中東紛争が平和的に解決した後に、この国連平和協力隊が、もし法律が成立して日本政府としては送る意思があるのかどうかというお尋ねでございますが、もちろん法律案が成立をいたしますと、種々のこの法律に基づいた制度あるいは準備作業が必要でございます。  そういう中で、...全文を見る
○中山国務大臣 フランスのミッテラン大統領も日本と別に違ったことを言っておられるわけではございません。フランスの大統領は国連の演説におきまして、フランスの和平提案は、イラク側にこの安保理決議を受諾させることがまず前提条件だ、こう言っているわけです。これは日本と全く一緒でございます...全文を見る
○中山国務大臣 委員もよく御承知のように、航空機を利用してアジア系の難民を自分たちの国に引き戻してあげる、このようなことで政府は格段の努力をいたしてまいりました。  しかし、御案内のように、日本には民間航空会社が日本航空を初め全日空とかあるいは日本エアシステムがございますけれど...全文を見る
○中山国務大臣 人質問題につきましては、国際法上も許されるべき問題ではございませんし、人道上もこれは認められない行為でございまして、その人たちを人質として盾に使うというようなことは考えるべきことではないというのが国際的な常識であろうと思います。  そういうふうな状況の中におられ...全文を見る
○中山国務大臣 中近東アフリカ局長から、そのGCCの資金の管理についての事務的な説明をまずさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 今、局長が御答弁申し上げましたとおり、この組織はこの管理として日本のサウジ駐在大使の恩田大使がその委員にも入っておりますし、またもう一方、GCCの専務理事も加盟しておりまして、日本政府の意思も十分反映されるという機構になっておることもこの機会に明らかにさせていただ...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの、イラクに対する中近東地域を含めた将来の和平への日本の努力、また現在の問題の解決のための努力、この問題につきましては、政府はやはり国連の加盟国として国連の決議を重視するということがまず第一の大きな国連に対する加盟国としての責任であろうと思います。そうい...全文を見る
○中山国務大臣 米ソの対立が終わりまして、国連が安全保障理事会を中心に満場一致して地域紛争を解決するという、一つの新しい歴史的な事実が今回生まれたわけでございます。  そういう中で、先ほども私、自民党の方に御答弁を申し上げましたが、日本は今まで国連には相当額の拠金をしてまいりま...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のいわゆる発展途上国、パーキャピタでいいますと千ドル以下の国の国民の民生の向上のために、あるいはその社会の繁栄のために、日本は貴重な国民の納めていただいた税金を経済協力として今日までやり、世界で第一番の金額を持つようになったわけでありますけれども、今御指...全文を見る
○中山国務大臣 先ほど委員からお話ございまして、国連平和維持軍のお話が出ましたが、この法律は国連平和維持軍を対象といたしておりません。御案内のように、国連平和維持軍は武器を所有しております。(川崎(寛)委員「維持軍じゃない。平和維持活動を私は言っている」と呼ぶ)平和維持活動の場合...全文を見る
○中山国務大臣 この安保理決議というのは、委員も御指摘のように、イラクのクウェートからの撤退をさせるということを決議した国連の満場一致の決議でございますから、それによってこのイラク軍が撤退するというための有効性を確保するために多国籍軍は展開している。日本もこの平和協力隊ができて、...全文を見る
○中山国務大臣 難民救済に当たりましても、政府はいち早く二千二百万ドルという、国民の税金から難民救済のために巨額な資金を拠出いたしております。恐らく全拠出額の半分になっていると思います。また、我々は民間航空に頼んで、難民のアジアの国々への帰る協力もいたしてまいりました。私どもは、...全文を見る
○中山国務大臣 安保理決議を受けて、この決議の実効性を確保するためにサウジに展開し、あるいはペルシャ湾に展開しているアラブ同盟軍、あるいはECの国々の海軍あるいは陸軍、このような多国籍軍と私は考えております。
○中山国務大臣 多国籍軍の数、国名につきましては政府委員から答弁をさせていただきます。
○中山国務大臣 今お尋ねの点につきましては、それぞれの国、それぞれの国連加盟国がございますから、政府としてはいろいろと相手国とも連絡をしながら、日本の独自の判断でやっていくということでございます。
○中山国務大臣 今、局長が御答弁申し上げました多国籍の国軍でございます。
○中山国務大臣 理論的にはそのようなことになろうかと思います。
○中山国務大臣 武器弾薬というものの輸送は原則いたしません。
○中山国務大臣 私は、先ほど来申しておりますように、武器弾薬は運ばない。ただ、医薬品とかあるいは輸送機材とかあるいは修理用具とか、そのようなものを輸送するということも、この業務内容で諮って議論をしながら決めていかなければならない。このように考えております。
○中山国務大臣 一部御理解をいただかなかった点もあろうかと思いますが、改めて申し上げますと、今この輸送に関する業務の内容がございますけれども、輸送そのものはいろいろな対象物があるということはもちろんでございますけれども、この平和協力法の中に掲げられている多国籍軍と一体となった武力...全文を見る
○中山国務大臣 直接、武力行使にかかわるような場所に輸送をしないというのが考え方の基本にございます。
○中山国務大臣 武力行使と一体になる場合、例えば戦闘が行われているような場所には武器弾薬は直接運ばないということでございます。
○中山国務大臣 武力行使と一体になるような場合、例えば戦闘が行われているような第一線には武器弾薬は運ばないということであります。
○中山国務大臣 武力行使と一体となるような場合、例えば戦闘が行われているような場合には、その場所に武器弾薬は運ばないということでございます。
○中山国務大臣 先ほども申し上げましたように、輸送業務の中にはいろいろな物を運びますけれども、戦闘が行われているような場所には武器弾薬は運ばないということでございます。
○中山国務大臣 輸送はいろんなものがございますけれども、先ほども申し上げましたように、武力行使と一体となるような戦闘が行われる場所に武器は送らない、武器弾薬は運ばないということであります。
○中山国務大臣 カンボジアの問題等につきましても、実は昨晩、私はグエン・コ・タク・ベトナム外務大臣と十時までいろいろとお話し合いをいたしました。カンボジアにおける停戦後のいわゆる停戦監視の問題、選挙の問題、このようなことで、今回政府が考えている国連平和協力法というものができればそ...全文を見る
10月25日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○中山国務大臣 先般、委員が主宰されましたアジア・フォーラムにも私出さしていただいて、リュウ所長にもお目にかからしていただきましたが、これはやはりアジアの各国の指導者に、日本の国連の決議に基づいて行う国際平和協力というものに関する法律案の趣旨というものをよく理解してもらうというこ...全文を見る
○中山国務大臣 先般のシェワルナゼ外相と私との外相会談におきましては、イラク問題についていろいろと突っ込んだお話し合いをいたしまし た。シェワルナゼ外相もソ連の立場としてこの問題の解決に積極的に努力をするという強い御意志を承っておりまして、政府といたしましては、引き続きソ連とも...全文を見る
○中山国務大臣 平和協力隊員としていろいろな国に行っていただく方々には政府としてもそれぞれ十分な手当てをする必要があると考えておりまして、具体的なことに関しましては政府委員からお答えをさせていただきたいと思います。
○中山国務大臣 我が国の中東政策について率直に申し上げますと、この中東地域は委員も御指摘のように、日本との関係ではかつては非常に希薄な関係のあったところでございます。まず宗教が異なっている、また地域的な条件も違う、あるいはまた、ここに対する民間投資も日本は極めて少なかった、このよ...全文を見る
○中山国務大臣 イラン・イラク戦争の際には、むしろアメリカはイラクを支援したという認識を持っております。
○中山国務大臣 イラク・イラン戦争におきまして、当時の国連の安保理の状況はまだ米ソの対決状態にございまして、安全保障理事会が満場一致でイラク制裁の決議を行う、そのような状況に実はなっていなかったことは事実でございます。今日とは国際情勢が全然変わっておりますし、国連を中心とする地域...全文を見る
○中山国務大臣 先般、海部総理がアンマンにおきましてラマダン副首相とお目にかかった際も、引き続き政治対話を継続するということになっておりまして、私ども政府といたしましても、このイラクとのいろいろな連絡等は絶えず大使館を通じてやっております。機会があればいかようなことでも、この平和...全文を見る
○中山国務大臣 私が積極的にやっていないというような御趣旨のお話がございましたが、私事実を申し上げますと、九月二十五日、ニューヨークにおいてアジス外相との会談を決定をいたしておりました。これは西側の諸国では日本が最初でございました。そこで、ニューヨークでお目にかかって、いろいろと...全文を見る
○中山国務大臣 現地におられる方々の医薬品の問題について私どもは、今委員が現地を調査されての御発言でございますが、外務省としては十分な医薬品を送る手続はちゃんとやっております。ただ、その送付の方法については、外交上の問題がございますので、ここで明らかにすることは差し控えさせていた...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のとおり、難民の救済をするということは、その難民自身のためだけでなく、その難民を送り出している、難民になったその母国の国の人たちにも大変大きな喜びを与えるものだと思います。  我々の国は、国際機関を通じて約半分の二千二百万ドルを出しました。これも我々と...全文を見る
○中山国務大臣 十月二十四日の国連平和特別委員会、この委員会におきまして、川崎寛治委員の御質問に対しまして、輸送協力において原則武器弾薬は輸送しないと私は答弁をいたしました。輸送は、協力法の第三条二号に規定されております「平和協力業務」の一つでございまして、輸送の対象物に制約があ...全文を見る
○中山国務大臣 一般的に武器弾薬と私どもが言っておりますものは、何といいますか、俗に我我、兵器といいますか、小銃からすべてのものの兵器が含まれているというふうに理解をいたしております。
○中山国務大臣 当然、我が国は非核三原則の原則を持っておりますから、核兵器等に関してはこれを積むというようなことは考えられない、考えるべきではないと考えておりますし、また……(発言する者あり)
○中山国務大臣 また、この積み荷につきましても我が方としては自主的にチェックをして、その際に判断をいたすということでございます。
○中山国務大臣 御指摘の点は、我が国の自主的な判断でチェックをいたします。
○中山国務大臣 もともとこの法案のいわゆる目的というものは、国連の決議を受けて行うものでございますから、国連の安全保障理事会で満場一致で決議が行われたという時点で、これを受けて行うのがこの法案の目的でございますし、その中に、国際の平和と安全を維持するために行うことが目的にうたわれ...全文を見る
○中山国務大臣 今総理からもお答え申し上げましたように、武力の行使と一体となるような輸送協力は一切行わないということを申しておりますから、周辺に戦闘状態が発生しているというところには輸送協力を行い得ないという御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 今委員もお話しのように、直接武力と一体となるような行為でないことは明白でございます。ただ、全体的な情報の協力ということになりますと、通信というものはもちろん情報の交換装置でありますから、それは情報が相互に交換されることは事実であろうと思います。ただ、この場合に、平...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように、この我々が考えております通信というものは一般通信でございまして、サウジアラビアに展開している多国籍軍、特に米軍等の場合にはAWACS等を全部配備しておりまして、いわゆる高等情報処理のシステムを完備した部隊が別におるわけでございます。我々の場合には、...全文を見る
○中山国務大臣 今のお尋ねの点は、この法律の二条二項、すなわち「平和協力業務の実施等は、武力による威嚇又は武力の行使に当たるもの」、これはできないということをちゃんと明文に書いております。
○中山国務大臣 今飛行場という具体的な例をお示しでございますが、例えば民間航空の飛行場が破壊された場合に、これの復旧は、協力することはしなければならないと思います。しかし、軍用飛行場等において戦闘活動に直接一体となってするようなことは、これはこの明文上できないということであります...全文を見る
○中山国務大臣 お尋ねの、直接武力行使にかかわるような関係の兵器の据えつけ等には一切協力をいたさないということでございます。
○中山国務大臣 据えつけは武力の行使と一体となるからでございます。
○中山国務大臣 補給艦と輸送機でございます。
○中山国務大臣 国連平和協力隊に関連する予算については、国会の御審議が必要だと思います。
○中山国務大臣 今御指摘のような他の会議との違いは、この国連平和協力隊に関する会議は、まずその前提として、国際の平和及び安全の維持のための国連の決議というものがなければこれは動かないわけでございますから、ここに大きな縛りがまず国際的にかかっているということを御理解いただきたいと思...全文を見る
○中山国務大臣 今、国連中心主義というお話がございました。しかしこの話も、実は戦後続いた米ソの対決がやっと終わって、冷戦が終わったという事態で初めて引き起こってきたいわゆる国連の安保理を中心とした国際的な平和維持活動というものが効果を上げ始めた段階にすぎないという認識を私は持って...全文を見る
○中山国務大臣 現に戦闘が激しく行われている、そのようなところにこの輸送を行うということは、これは武力の行使と一体となるという判断で、それは行えない、このような考えでございます。
○中山国務大臣 日本政府として、この法案ができて輸送隊が出るということになりまして、例えば補給艦が行くというような場合、その場合でも、その地域に、戦闘が現に行われているというところに入っていくということはできないという考えであります。
○中山国務大臣 一体となっておらなければできるわけであります。
○中山国務大臣 先ほど、危険があるかないかということがございました。私は、率直に申し上げて、危険が全くないという事態が絶えずあるとは考えられない。例えば、先ほど委員から、中東は危険かというお話がございました。現在のところ、私もこの間中東へ参りましたときに、そこに戦闘部隊がたくさん...全文を見る
○中山国務大臣 委員お尋ねの医療調査のための先遣隊が先日帰ってまいりまして、私も直接代表者からいろいろお話を聞かせていただきました。日本で想像しているような状態と相当環境が違う。先方は、もしイラク軍が攻め込んだ場合に、いわゆる戦火によって傷病者が出る、あるいは戦傷者が出る、そうい...全文を見る
○中山国務大臣 この法案が成立をいたしました暁に平和協力隊の本部が発足をするということに相なりますが、この民間からの参加をいただく医師の方々がどれだけおられるか、恐らく極めて難しい条件になるだろうと思います。そういう場合には、自衛隊にお願いをして、自衛隊の医療隊に参加をいただくと...全文を見る
○中山国務大臣 この法案の取り扱いにつきまして、つぶしてくれぬかというようなお話でございますが、この法案は、単に中東の現在の問題だけを対象にしておりません。いろんな地域の問題を対象にして政府としては考えておりますので、そのようなお言葉は受けるわけにはまいりません。
○中山国務大臣 外務省の正面玄関の突き当たりに建っております子供、男の子と女の子がハトを持っている像が建っております。これは、外務公務員として大使あるいは公使あるいは一般の外務省の職員が外地においていわゆる死亡した者、公務死あるいは事故死、そのような方々のことをしのんで、みんなが...全文を見る
10月26日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○中山国務大臣 国連憲章に申します旧敵国条項は、第二次世界大戦後の経過的な規定として挿入をされておることは御存じのとおりであります。日本が国連憲章四条に言う平和愛好国として国連に加盟が認められて、国連加盟国として我が国との間の関係が憲章第二条、なかんずく主権平等の原則によって規律...全文を見る
○中山国務大臣 この常任理事国の増加等、数が制限されております、国連では。これを増加するということが今一部国家の間では議論をされております。例えば、ドイツの統一が成って、旧敵国条項の対象国としてはドイツはもう既になくなったわけでありまして、そういう意味でこれから安全保障理事会の理...全文を見る
○中山国務大臣 日本は、国連に対して約九千万ドルの拠出をいたしておりまして、資金的には世界で第二位の拠出国であります。しかし、資金を提供するというだけでは国際社会では信用というものはさほど大きな問題ではございません。やはり、汗をかいて国際社会に協力するということが必要でございます...全文を見る
○中山国務大臣 お説のとおりであります。
○中山国務大臣 手当等につきましては、この平和協力隊に参加をお願いする各省庁等の関係も十分検討いたしました上、協力隊の方々が安心して業務に従事できるようなことを十分配慮しなければならないと考えております。
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、この協力隊員に対する給与、手当、補償等の問題は極めて重要な問題が含まれておりますので、この法案の成立に並行して、私どもは積極的にこの充実をさせるように現在努力中でございます。
○中山国務大臣 委員御指摘の家族の方々に対する連絡あるいは情報の提供等は極めて重要なことでございますので、外務省としては全力を挙げてやっておりますし、やらせていただきたいと思っております。  なお、現状につきまして領事移住部長から報告をさせます。
○中山国務大臣 委員御指摘の点は、外務大臣としても、全力を尽くすように外務省全員に指令をさせていただきたいと思っております。
○中山国務大臣 先般、私が中東五カ国を訪問いたしましたときに、各国の首脳からいろいろとお話を承りました。当時のサウジアラビア独自のいわゆる軍事力をもってしては、イラクがクウェートに進駐したこの軍隊の数は十万を超えている、戦車は千両を超えているという話がございまして、一挙にサウジの...全文を見る
○中山国務大臣 多国籍軍が兵器を持たずにあの地域に展開をしていたら、恐らく巨大な軍事力を持ったイラク軍の侵攻というものはこれをとどめることはできなかったと思います。そういう意味で、多国籍軍がここに展開をして膨大なイラク軍の侵略を防いでいるということ自身が我が国の国益にも通じますし...全文を見る
○中山国務大臣 国連決議を受けて、その実効性を確保するために多国籍軍を含めて援助をするということは、極めて重要なことであると認識をいたしております。
○中山国務大臣 私どもは、貿易量においても一〇%近い世界貿易の中の比率を占めておりますし、GNPも世界では一四%ぐらいのGNPを保持しております。それはほとんど貿易国としては資源を海外に依存し、商品を販売しなければこの国の国民は豊かな国民生活を維持することはできない。つまり、国際...全文を見る
○中山国務大臣 私は、この百数十カ国ある国際社会の中で、日本がG7と言われる国になれたのも、平和があり、そして各国との通商が順調に行われてきて、その結果、我々の国は今日の名誉ある地位を占めることができたと思います。そういう意味では、国際社会に対して貢献をするということは、我々の国...全文を見る
○中山国務大臣 日本がこれからの国際社会にどのような姿勢で臨んでいくのか、国家の哲学とはいかなるものか、このようなお尋ねでございますが、私は国連総会に出席いたしました際における考え方といたしましても、日本政府の基本的な考え方は、平和を志向する国家であるという考え方がこの日本の新し...全文を見る
○中山国務大臣 委員はかねて発展途上国を訪問されて、我が国の経済援助に対する相手国の現状を御視察いただいていることに私はいつも敬意を表しておりますが、私どもが経済協力をいたします場合にも、我々が体験したことを必ず申しております。それは戦争に負けてから、我々資源のないこの国が、膨大...全文を見る
○中山国務大臣 平和を理想とする国家として、我々は憲法の規定によって交戦権を放棄しております。こういうことが国民の合意事項であり、我々は再び他国を侵略しないということも、我々の国民全体が心の中にかたく誓っていることであります。  そういう意味で、この国連平和協力法というものがそ...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の点は、極めて重要な、国連加盟国の日本としては考えなければならない問題だろうと思います。  我々の国は今まで安全保障理事会の理事国に六回当選をいたしております。明後年行われます新しい理事国の選任に当たっても、日本は明年の選挙に立候補することを各国に意...全文を見る
○中山国務大臣 さきの国連総会におきまして、中国の銭其シン外相を初め各国の外相と個別会談をいたしましたときにも、この日本政府が今考えている法案の考え方あるいは法案の中身の主要な点、特に海外派兵でないという点についても十分説明をいたしてまいりましたが、現在、外交ルートを通じまして各...全文を見る
○中山国務大臣 お説のとおりでございます。
○中山国務大臣 法案の審議に入ります前に、この内容について各国に説明をするということも考えられる一つのことであったと思います。しかし、我が国は主権国家でございますから、法案は政府の案でございまして、国会の御審議を通じてどのような形で政府のいわゆる提案いたしました法案が成立をするか...全文を見る
○中山国務大臣 法案の審議と並行して特使を出すという考えは、現在まだ持っておりません。  しかし、この法案の審議が、中身が、野党の方々も含めて大変熱心な御議論をいただいております。このような御議論を通じて、政府は答弁の中で政府の考え方あるいは政令等についてもいろいろと意見を申し...全文を見る
○中山国務大臣 本平和協力隊がもし発足をさせていただくということになりますれば、当然国連決議がなければ、いわゆる平和協力会議も開く必要もございませんし、また、実施体制も整える必要もないわけでありますから、そのような過程に おきまして、国連の決議が行われた時点で国連の全加盟国には...全文を見る
○中山国務大臣 必ずそのようにさせていただきたいと考えております。
○中山国務大臣 今委員御指摘のとおり、各党はイラクの今回のクウェートに対する侵略というものについては厳しい御批判をいただいているということは、各党が一致されていると思います。また、何らかの協力をしなければならないという考え方も各党一律にあるものだと私は考えております。なお、それぞ...全文を見る
○中山国務大臣 いろんな国での災害緊急援助、これについてはいわゆる民間のボランティアの組織ができております。しかし、自衛隊がそのような作業に関与することは、今までの政府の考え方では、現在の憲法の考え方、また自衛隊法の中身につきましてそのような任務が与えられておりませんので、それが...全文を見る
○中山国務大臣 今、小型武器について明記しろということでございますが、いずれにいたしましても本法案の第二十七条四項に言う政令におきまして、本法案により貸与できる小型武器はけん銃または小銃に限る旨具体的に規定されることにしたいと思います。
○中山国務大臣 いたします。
○中山国務大臣 自衛隊法第八十七条は「自衛隊は、その任務の遂行に必要な武器を保有することができる。」と定めておりますが、これは自衛隊がその与えられたすべての任務遂行のために必要な武器を保有することができることを包括的に定めたものでございまして、個々具体的な任務を与えられた自衛隊の...全文を見る
○中山国務大臣 先ほどもお尋ねございましたけれども、この輸送の問題で、原則武器弾薬は輸送しないと私は先日御答弁を申し上げました。その趣旨は、私は率直に申し上げて、武力と一体をなすような輸送協力は行い得ないと私は考えております。そのようなことで、戦闘が行われている場所に武器弾薬を輸...全文を見る
○中山国務大臣 さきに私が統一見解をここで申し上げましたときに、一部字句が間違っておりました。今回改めてそれを取り消さしていただいて、字句を「国際の平和と安全の破壊であると認定し、」というふうにさしていただきたいと思います。その夜お配りした内閣の統一見解でひとつ御理解をいただきた...全文を見る
○中山国務大臣 この決議六百六十一号で経済制裁措置を決定したということでございまして、この経済制裁措置の実効性を確保するために多国籍軍が展開している、こういうことです。これはまだ武力行使をやっていない、私はそのように見ています。つまり、戦争自身がまだそこにないわけです。戦闘自身が...全文を見る
○中山国務大臣 いろいろと御指摘がございましたが、先ほど申しましたように、一部字句を訂正をさしていただくということで、この内閣の統一見解を撤回することはいたしません。
○中山国務大臣 現地の日本大使から、そのような報告は受けておりません。
○中山国務大臣 委員お尋ねの過日の政府見解につきまして、これから申し上げます。  一 いわゆる「国連軍」に対する関与のあり方としては、「参加」と「協力」とが考えられる。  二 昭和五五年一〇月二八日付政府答弁書にいう「参加」とは、当該「国連軍」の司令官の 指揮下に入り、その...全文を見る
○中山国務大臣 委員の御指摘のように、この軍事制裁に入るにはいわゆる四十三条の問題がございますから、それはなかなか現実の問題としてそこへ入っていくことは現状では難しいという御判断、私もそのような感じを持っております。  しかし、問題は、このイラクの、クウェートからさらにサウジア...全文を見る
○中山国務大臣 この多国籍軍という言葉、これは委員も御指摘のように、この国連決議を受けまして、それぞれの国が主権に基づいて行っている行動であるということは、明快であろうと思います。ただ、そのような展開している、各国の主権に基づく行動をしている軍隊を呼ぶ場合に、国際的な社会において...全文を見る
○中山国務大臣 私が申したことはございます。
○中山国務大臣 今申し上げたとおりであります。
○中山国務大臣 今委員がお示しになりました自衛隊のいわゆる輸送機関として、輸送ヘリコプターとかいろいろございます。御指摘のとおりであります。これは、我が国のいわゆる専守防衛を目的とした自衛隊の最小必要限の自衛力でありまして、これは国内の、他国からの侵略に備えた防衛する機能でありま...全文を見る
○中山国務大臣 防衛庁の政府委員から答弁をさせます。
○中山国務大臣 今お尋ねのことは、この法案の十七条に書いてありますこの平和協力隊の規模とか構成とかいろいろな問題を掲げられておりますが、ここで実施計画をつくりましてそれを会議にかけて、そうしてここで諮問をされた後に閣議で決定をするという仕組みになっております。
○中山国務大臣 補給艦の場合は、国連決議六百六十五号を受けまして、ペルシャ湾に展開している多国籍のいわゆるアメリカを初めフランスあるいはイギリス等の鑑がおりますから、そのような艦にこの実効性を確保するために協力をするということでございます。
○中山国務大臣 今委員御指摘の点は、北欧の各国とかあるいはカナダとか、いろいろ国連の平和協力にやっておる国の例を見ましても、御指摘のような制度があることは私も存じております。  日本で今回この法案が成立をいたしまして、平和協力隊というものが具体的に編成されるという過程におきまし...全文を見る
○中山国務大臣 平和維持軍に関しましては、武力、つまり相当な兵器を維持しないとこれに参加することは非常に難しいような環境が多いということから、今回の平和協力法案には平和維持軍で大きい兵器を維持するような部隊を出すという考え方は現在持っておりません。
○中山国務大臣 今日まで北欧のような国々には相当早い時期にこのような部隊が構成されておることは私も存じておりますが、今日までの国際社会の中で、米ソの対決が激しかった時代の国連と、これからの国連との国際環境は全く変わってくるという事態におきまして、我々のこの国家において国連に対する...全文を見る
○中山国務大臣 今サウジアラビアに展開しておる多国籍軍というものは、武力による威嚇というよりも抑止力の機能を果たしている、そのように認識をいたしております。
○中山国務大臣 端的に申し上げまして、例えば日本に駐留しております米軍、この米軍が果たして周辺国に威嚇を与えているかというと、私は威嚇ではない、抑止力であるという認識を持っております。
○中山国務大臣 抑止力と思っております。
○中山国務大臣 先般先遣隊が帰ってこられまして、報告を伺いました。いろいろと御意見がございまして、この地域における医療が、いわゆる都市部においては相当充実をされておる。しかし、周辺に参りますと充実されていない部分もたくさんある。そういう意味で、その地域に対する医療を充実させること...全文を見る
○中山国務大臣 お説のとおりであります。
○中山国務大臣 武力の行使に一体とならないということが原則であろうかと考えております。
○中山国務大臣 先ほどの平和協力隊の国際法上の問題につきましては、後ほど条約局長から法律問題として御答弁をさせていただきたいと思います。  なお、平和協力隊に参加するこの人たちの服装につきましては、制服を規定いたしたいと考えております。
○中山国務大臣 自衛隊の方も平和協力隊員という立場で同じ制服を着ていただく考えでおります。
○中山国務大臣 先ほどお尋ねの制服の問題でございますけれども、先ほど御答弁申し上げましたように、自衛隊員も平和協力隊の制服を着用する。ただし、部隊として操艦あるいは航空機を操縦する場合には作業服を着ます。その場合には平和協力隊のワッペンをつけるということに相なります。
10月29日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○中山国務大臣 突然の御質問で、あらかじめ数を正確に数えてはおりませんけれども、お目にかかった元首、大統領の数は恐らく三十人を超えているのじゃないか、あるいはまた、お話し合いをした外務大臣は百カ国を超えているのではないか、こういうふうな印象を持っておりまして、極めて、昨年の海部内...全文を見る
○中山国務大臣 お目にかかりました各国の外交責任者あるいは元首たちの考えている感じを率直に申し上げますと、一様に、日本が第二次世界大戦で廃墟と化した、その中から、資源のないこの小さな国が、一億数千万の、一億二千万近い国民を抱えて、本当に自助努力で国際社会の中で経済大国として信頼さ...全文を見る
○中山国務大臣 野党の方々に対する私は意見を申し上げる立場に今ないと思います。  率直に申し上げて、私どもはこの国際社会で何が日本がやらなければならないことか。率直に申し上げると、我が国の国家と国民のために頭の中を集中的に考えると、それは、この国家が貿易をする国である、そして原...全文を見る
○中山国務大臣 やはり国際的な指導者たちの考え方というものを日本も理解をし、それに協力をしていくということがこれにこたえる道であろうと思いますが、極めて残念なことでございますけれども、国連というようなこの組織、これについて国連憲章というものがあって、この憲章の中に難しいいろいろな...全文を見る
○中山国務大臣 お説のとおりだと思います。
○中山国務大臣 私の記憶に間違いがなければ、日本が講和条約を結んだときから始まっているという認識を持っております。  ただし、その前に、まだ独立をしない場合におきましても、いわゆる衆議院に設置されておりました海外同胞引揚特別委員会といって、当時シベリア抑留者あるいは満州、いろい...全文を見る
○中山国務大臣 今まで日本は、国連の安保理事国として六回その席を占めてまいりました。明後年の安保理の理事国に明年立候補することで、ニューヨーク等におきます外相会談におきましても日本への支持を要請しているというような現状でございますが、お目にかかる外務大臣の中には、日本は常任理事国...全文を見る
○中山国務大臣 国連という場所は、日本の今日までの国連に対する協力の面で、資金的には大変評価を高くしていただいておりますけれども、いろいろな人的協力、そのようなものについてはまだまだ不十分な点が多い。例えば国連平和維持軍の問題をどうするのかとか、あるいは停戦監視の問題とかいろいろ...全文を見る
○中山国務大臣 御趣旨のとおりでございます。
○中山国務大臣 一部各国にこの法案の審議をめぐっていろいろと意見が出ておることは私もよく認識をいたしております。  実は一昨日、土曜日の午前中にグエン・コ・タク・ベトナムの外務大臣との外相会談におきましても、私はこの法案の内容につきまして約四十分間説明を各条について主なところを...全文を見る
○中山国務大臣 その経過は私も報告を受けておりますので、具体的に国連局長から答弁をさしていただきます。
○中山国務大臣 この今回の米軍の移動につきましては、今北米局長申しましたように、米軍の運用上の問題でございますけれども、基本的に考えまして、これが事前協議の対象になるかどうかということが問題点だろうと思います。今回の場合は、直接戦闘行動への発進または参加ということには当たっており...全文を見る
○中山国務大臣 今申し上げましたように、これは事前協議の対象でございませんから、私は外務大臣としてそのようなことを逐一協議をするということではございませんけれども、今、日本国民はこれで大変失望しているんじゃないかという委員御指摘でございますが、私は、むしろこの湾岸の危機が起こって...全文を見る
○中山国務大臣 先ほど委員から、こんな安保条約なんというものは要らないというような御趣旨の御発言ございましたが、私は大変……(高沢委員「そんなことは言いません」と呼ぶ)いや、先ほどおっしゃいました、私聞いておりました。私は、政党のお立場としてそういうお立場をお持ちのことはよく存じ...全文を見る
○中山国務大臣 これからの中東情勢の変動がどうなっていくのか、そういう過程において、米国とは密接に連絡をすることは当然のことであります。
○中山国務大臣 先生も私も同じような世代に生きてきた人間でございます。そして、あの戦争で大変激しい苦難の生活を強いられてきた私どもが、今日政治の責任のある立場に立って、この国民のこれからのあり方、また東南アジア、この地域の国々の方々の不安、こういうものをどのように解消し、我々がア...全文を見る
○中山国務大臣 この法案が成立をいたしまして実施計画が検討され、その中の計画の一つとしてそのようなことが議論をされる、あるいは決められるというような場合の例を想定して挙げたわけであります。
○中山国務大臣 私は今も申し上げましたように一つのケースとして申し上げておるのでございまして、そのほかには、この法案の中に、例えば考えられることは、カンボジアの和平成立後の問題とか、いろいろな地域の紛争についてこれからこの法案に基づいて平和協力会議あるいは閣議で議論をした上で方針...全文を見る
○中山国務大臣 御案内のように、核物質には特殊なデザインのマークが必ずついております。そういうことで、私どもはこの核物質というものについては、非核三原則を原則にしている国家でございますから、そのようなことを考えることもありませんし、そういうことはいたしません。
○中山国務大臣 委員もよく御存じだと思います。私は、放射能を出すようないわゆる貨物というものは、その積む船も危険でございますけれども、そこへ運んでくる人たちがさらに危険だと思います。そういうことで、私ども先ほどから申し上げておりますように、そのようなものは一切運ばないということを...全文を見る
○中山国務大臣 この法案が成立しまして、いろいろとこの実施計画等がいろいろな事態に対処して考えられるわけでございますが、私が先ほどからも申し上げておりますように、日本国はそのようなことはやらないということを申し上げておるわけであります。
○中山国務大臣 私はやらないということを明確に申し上げておりますが、議員が社会党を代表してのこうして御質問をいただいているわけでございまして、ガイガーカウンターで調べる気はないのかと。それぐらいのことならいつでもできることでございます。
○中山国務大臣 その必要があればガイガーカウンターで検査もすることができます。
○中山国務大臣 今局長からも答弁いたしましたが、けさ高沢委員の御質問にもお答え申しましたとおり、事前協議の対象になるケースではない、かように考えております。
○中山国務大臣 日米間は、極めて緊密な連絡をし、相互の信頼の上に構築されておりますので、私どもは、この安全保障条約の運用上両国の意見の相違がないということを全力を挙げて堅持していかなければならないと考えております。
○中山国務大臣 旧敵国条項が日本にまだ適用されている条件下にあるというふうに今委員御指摘でございましたが、私は、日本が平和国家になって正式に国連に加盟を認められ、今日までこの日本が国連の中で安保理の理事国にも六回もなることができたというようなことを考えてまいりますと、旧敵国条項が...全文を見る
○中山国務大臣 事実関係でございますので、政府委員から答弁をさしていただきます。
○中山国務大臣 まだこの法案が成立していない現段階での御質問でございますから、私は輸送業務に関する一例を申し上げたようなことでございまして、この法律が成立をした後は、この実施業務の内容、それをまたこの平和協力会議に諮問をして、さらに閣議にかけて決定をするということでございますから...全文を見る
○中山国務大臣 今このペルシャ湾の、この間の一例を私が、委員の発言の中でペルシャ湾というお話がありましたから私はそのような話をいたしておりますが、現に法律が成立もしておりませんし、御審議をいただいている最中でございますから、現在補給艦を出すことは政府はできません、それは。当たり前...全文を見る
○中山国務大臣 武力行使と一体となるようなことはやらないというのがこの法の精神でございます。
○中山国務大臣 現に戦闘が行われているところには送らないというのがこの法律の考え方であります。
10月30日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○中山国務大臣 今お尋ねの国連憲章のいわゆる敵国条項は、第二次世界大戦後の経過的な規定として挿入されているものでありまして、我が国が国連憲章第四条に言う平和愛好国として国連に加盟が認められ、国連加盟国と日本との関係が憲章第二条、なかんずく主権平等の原則に立って規律をされることにな...全文を見る
○中山国務大臣 今委員からお話のありました何点かの中で、私が海外へ出ますと必ず在留邦人に聞くことは、日本のいわゆるラジオ日本がどの程度聞こえるかということを、どの地域に行っても在留邦人の方に伺うことにいたしております。それはどういうことかといいますと、今度のイラク・クウェート戦争...全文を見る
○中山国務大臣 現場の指揮官であろうと思います。指揮官といいますか、指揮者であろうと思います。
○中山国務大臣 その地域のいわゆる環境、あらゆるケースが考えられると思います、率直に申し上げて。だから、この条文にも書いてございますように、現地にあります我が方の在外公館、これらと絶えず密接な連絡をとりながらこの派遣も決めていくわけでございますし、実施計画に皆決めたものを会議にか...全文を見る
○中山国務大臣 本法の第二条第二項に示しておりますように、武力の威嚇または武力の行使は行わないということが原則でございますから、そのようにひとつ御理解をいただきたいと思います。
○中山国務大臣 当然、そこに派遣をされた平和協力隊は、その地域の国際環境、そういうものはもうとにかく寸時も惜しまずこれを収集して、指揮者はそれに対して対応するだけの準備を怠ってはならない。その突然な変化に対応して決断をし、指揮をするのが指揮者の責任でございますから、私はそのような...全文を見る
○中山国務大臣 この国連平和協力法が成立して協力隊が編成される時期で、国際情勢等に応じて国連の決議があった場合に、実施計画をつくり、そしてこれを会議にかけて諮問をして閣議で決定するということでございますが、具体的にどのような場合にどのようなことをとり得るかということは、そのときに...全文を見る
○中山国務大臣 輸送関係につきましては、委員からお尋ねのように、航空輸送といわゆる海上輸送というものが二つあろうかと思います。それにつきましては、総理を中心にいろいろ協議をい たしまして、運輸大臣等からそれぞれの関係先に御連絡を願い、お願いをするということで、関係閣僚が何遍か集...全文を見る
○中山国務大臣 足らないというよりも、できないのが実際のその当時の現状でございました。御案内のように、国際航空をやっております民間航空会社は、海外旅行がもう本当に席がないぐらいの多忙をきわめておりまして、外国人等のいわゆる座席の予約等もございますから、そのような状況の中で予備の飛...全文を見る
○中山国務大臣 今いろいろとおしかりに近いようなお話でございますけれども、政府として、運輸大臣の立場からいわゆる船主協会とか各民間航空会社にお願いをする以外に、例えば民間の方々に医療の協力の面でもお願いをいたしましても、現地の情勢もその当時は緊迫もいたしておりましたし、なかなかボ...全文を見る
○中山国務大臣 私どもが記憶に間違いがなければ、名古屋から出ていった船が海上輸送の面については第一回のことであったと考えております。
○中山国務大臣 政府の方でお願いをしたいわゆる中東貢献策に御協力をいただくということでは一致していると私は思います。
○中山国務大臣 直接その当時、いわゆる船の問題、航空機の輸送の問題につきましては、所管大臣が運輸大臣としていろいろと御苦労いただいておりまして、結果から見て出港がおくれたといういろいろな問題点が今委員から御指摘をいただきましたが、これからこの中東貢献につきまして、やはり一層の話し...全文を見る
○中山国務大臣 今局長が御答弁申し上げたとおりでございます。
○中山国務大臣 この協力本部が実施する場合に、船会社等いろいろと積み荷の内容についてもお話し合いが行われますし、また海員組合もあることでございますから、そういう場合において政府は自主的にチェックをしていくというのは基本的な問題であろうと思います。
○中山国務大臣 今政府委員が御答弁しましたが、私は率直に申し上げて、委員と同じように、この定員をどうするかという問題にこの法案をつくる過程において一番大きな関心を持っておりました。これを、もし定員を決めた場合の予算の問題、これがついて回るわけですね。  そこで、政令で決めるかど...全文を見る
○中山国務大臣 これからこの法案が成立いたしまして、実施計画等を検討いたします際に、今委員が御不審を持っておられる点もみずから明らかになっていくものと私は期待をいたしております。
○中山国務大臣 委員の御指摘の、イラクのサダム・フセイン大統領が今回クウェートに侵攻したその背景に、例えばイラクがイランとの戦いにおいて抱えた膨大な戦費、財政赤字それから国際石油価格の下落、この御指摘は全く私の認識と一緒であります。  そういう意味で、このイラクのサダム・フセイ...全文を見る
○中山国務大臣 日米関係は日本の外交の基軸での大きな柱の一つであります。そういう意味で日米間の首脳同士が絶えず意思を疎通して、そしていろんな国際社会に対する共同作業といいますか、協力関係というものについて忌憚のない意見交換というのはやらなければならない。  実は私も就任してわず...全文を見る
○中山国務大臣 そのようなことを政府が正式に政府の意思として申したことはございませんし、第一、核兵器を輸送するということは、核兵器保有国は最高の機密でございますから、外国の艦船にこれを委託したことは今日までもございませんし、これからもない、私どもはそういうふうに認識をしております...全文を見る
○中山国務大臣 我々の国が国際社会にこの非核三原則ということの原則を明示しておりまして、運ばないこともこの三原則の精神の中に十分含まれていると私は信じております。
○中山国務大臣 国際社会といいますか、湾岸各国におきましても、私、回りましたときにも日本の憲法というものをよく説明をしてまいりました。理解もいただいております。我々は、憲法の許す範囲の中で国際社会の一員として、この国際社会が一致してイラクのクウェート侵略というものを排除しようとし...全文を見る
○中山国務大臣 委員も長く外務省で御活躍をいただいてまいったわけでありますから、国際情勢には極めて明るい国会議員のお一人である、私はそのように認識をいたしております。  このような平和協力隊を出します場合に一番問題となりますものは、現地のいわゆる社会環境、それから言語の違い、ま...全文を見る
○中山国務大臣 いろいろときょうは大変貴重な御意見をちょうだいしたことをまずお礼を申し上げておかなければならないと思います。  私どもは、国連におきまして、日本のいわゆる武器輸出三原則、これも明快に先般の国連総会でも申しておりますし、今委員御指摘のように、核を初め生物・化学兵器...全文を見る
○中山国務大臣 韓国、中国から懸念が表明されているという電報は読んでおりますけれども、具体的にどの点がどうだというような指摘はありません。  私どもの認識の中で、この法案については中国の外相から私に対して、慎重にこれをやってもらいたい、この法案の作成に当たっては慎重にやってもら...全文を見る
○中山国務大臣 委員御指摘のように、アジアの各国は大変大きな懸念を有していることは、私は否定をいたしません。先般のASEAN拡大外相会議においても、マレーシアの外相から日本が軍事大国になるのではないかという懸念も表明されました。私がそのときに申し上げたことも新聞では報道されており...全文を見る
11月05日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○中山国務大臣 自衛隊法に定めるいわゆる防衛出動等に関しましては、この平和協力隊法のいわゆる目的と全くそれが違うという認識を持っております。
○中山国務大臣 お説のとおりであります。
○中山国務大臣 中曽根元総理は、政治家としての立場でこのイラクの今回のクウェート侵攻に対する反省を求めると申しますか、クウェートからの撤退、人質の解放について毅然たる態度で交渉をやっていただいておるというふうに報告を受けておりますが、細部にわたりましては政府委員からお答えをさせて...全文を見る
○中山国務大臣 委員もよくお話しいただいていますように、国立病院あるいは大学の附属病院から医師を出すといった場合に、いわゆる派遣する期間あるいは帰ってきたときの待遇、ポスト、いろいろな問題が全部絡んでおりますから、そういう人たちにお願いをしてボランタリーで行っていただくということ...全文を見る
○中山国務大臣 中東貢献策に関する輸送につきましては、兵器、弾薬、兵員、これは輸送をしない、これ以外のものはできるという認識を持っております。
○中山国務大臣 間違いございません。
○中山国務大臣 正直なことを申し上げて、膨大な書類が毎日上がってまいります。私は本当にできるだけのことは読んでおりますけれども、読み切れない点も事実ございます。そういう点ではひとつ国連局長から詳細御報告をさしていただきたいと思います。
○中山国務大臣 この法案を成立をさせていただいた後で自衛隊の衛生隊を出す場合におきましても、委員、専門家でいらっしゃいますが、チームでいわゆる現地の外科を中心にした医療が行われると思いますけれども、その場合には、やはり今御指摘のように自衛隊の医官も相当定員を割っておることは私もよ...全文を見る
○中山国務大臣 ジョルダンの難民に対して日本政府は二千二百方ドルの援助をやり、この難民救済については各国が拠出した金額の約五〇%に達すると私は報告を受けております。  また、これからどういうふうなことをやるかといえば、難民の状況というものは、全体の国境を通過した数が約七十万と言...全文を見る
○中山国務大臣 いわゆる中東地域への各国からの出稼ぎをやっている人たちの祖国というものは一体どういう状況かというと、つまり自分の母国で働くにもなかなかいい職業がない、いい所得が得られないという状況の中で、自分の国からいわゆる働き口のあるところに出かけていくというのが、一つの、発展...全文を見る
○中山国務大臣 日本は、いわゆるベトナム難民と言われた昨年のいわゆるボートピープル、これに対して日本はいわゆる不法入国といいますか、そのような機会を得たわけです。今、日本は、委員もよく御存じだと思いますが、国際社会においては、難民については一万人までこの国に定住させることを約束を...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘の、いわゆるこのような一時的な難民ですね、そういう避難民の受け入れ枠を特別につくったらどうかという御指摘がございました。私は、そのような避難民を日本が受け入れるかどうか、国連の動き等もよく見ながらこの御意見は一度十分研究しなければならない問題である、こ...全文を見る
○中山国務大臣 今申し上げましたように避難民キャンプをどこに設置するか、これがやはり一つの問題です。日本の国内に設置するのか、それともいわゆる外国の土地を借りてそれを設置するのか。私は昨年のいわゆるベトナム難民のときにも、香港の収容所あるいは長崎の大村の収容所も実際自分が歩いてみ...全文を見る
○中山国務大臣 検討に値する貴重な御意見だと考えます。今、先ほど申し上げましたように資金的には協力をしておりますから、その国その国で、ジョルダンの難民センターも私この間見てまいりました。こういうふうないわゆる難民キャンプというものを周辺国でやる場合、どのようなところに難民をその国...全文を見る
○中山国務大臣 NGOを政府が主導してつくるということ自身がNGOのいわゆる設立の理想とかけ離れたことは委員も今御指摘のとおりだと思います。しかし政府は、NGOに対する運動を支援するために予算に補助制度をつくっておりまして、補助金を予算に計上いたしております。たしか今年は二億円の...全文を見る
○中山国務大臣 この法案の冒頭第一条に書かれておりますように、「目的」として、国際の平和と安全の維持の確保のために国連が行う決議を受けてと、このように国連の決議がなければ一切この国連平和協力隊は外国へ出ることもありませんし、また、その事前に実施計画あるいは平和協力会議に対する諮問...全文を見る
○中山国務大臣 少なくても海外の国に不安を与えるようなことは一切行わないということを明確に申し上げておきたいと思います。
○中山国務大臣 日本政府がそのように現地の大使館に訓令を出すということではなしに、国連が行うべき仕事でございますから、私どもとしたら、国連がこの問題を取り上げていくということが極めて重要であるという認識を持っております。
○中山国務大臣 私の、外務大臣としての訓電でございますから、当然日本政府としての考え方であります。
○中山国務大臣 政府としては、先般不破委員長から御指摘があったと同じ海外の新聞等の情報を認識してそれで訓令を打って、国連のいわゆる制裁委員会に日本政府の意思としてこれを積極的に監視を強化するように連絡をしているというのが現状でございます。
○中山国務大臣 現在、私が先般中野委員の御質問に対してお答えをいたしまして、委員会に、委員長に出させていただくと申し上げたその時点から整理をやっておりまして、もうほぼ完成の域に近い。私はけさ実は素案を全部チェックしてきたのでございまして、できるだけ速やかに提出をさせていただきます...全文を見る
○中山国務大臣 今人質として拘束されている各国の方々の解放については、政府としては国連事務総長あるいは国際赤十字、あるいは現地の大使を通じてできる限りの努力をいたしておりますし、この問題につきましては八月の二日以来二十四時間体制で外務省は職員を張りつけてやっておりますが、今日現在...全文を見る
○中山国務大臣 一番心配しております者の一人としてまず外務大臣がおりますし、海部総理ももちろん日本の代表者として一番心配していただいておる。私どもは、一層の努力をさらに続けたい、このように考えております。
○中山国務大臣 実施計画を作成する段階におきまして、そのときの国際情勢を十分にらみながら計画を立て、そしてこの国連協力会議にかけて閣議にかけるわけでございますが、委員御指摘のように、中東といった問題から離れて、例えば停戦監視なんかの場合に、カンボジア和平が実現した場合にこれが出ま...全文を見る
11月20日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員から御指摘のございました、イラクの昨日十八日の声明につきましては、三月までに平和的な環境が維持されればという条件がついております。ということを考えますと、イラク政府の考え方というものはなおこれから慎重にこの事態の真実を把握する必要があるというふうに...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今日本政府の対応のしぶりというものについて御指摘がございましたが、政府としては、この地域が世界の経済に大きな影響を与える原油の七〇%を占めているという、この地域で戦端が開かれるということになりますと、それが与える国際社会への影響というものははかり知れない...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 国連平和協力法について、政府としてはどのような責任のとり方をするかというお尋ねでございました。  まず第一に、今回の国連平和協力法なるものが、国会で御審議をお願いするという経過が実はございました。米ソの対決が終わって世界に本当に平和な社会がやってくると...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 外交の衝に当たる者が、不信感を国民から持たれるということは極めて遺憾なことでございまして、外務省としてはこれを十分、できるだけ速やかに調査をし、機会を見て発表しなければならないと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今官房長から申し上げましたように、できるだけ速やかにこの事態の究明をいたしまして、国民の皆様方が外交に関する不信感を持っていただかないように、できるだけ速やかにその結果について公表いたしたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からお尋ねのODAに対する理念でございますが、我々もかつて敗戦後の発展過程におきましては、海外の国際金融機関等からも借り入れがございました。そのような中で、私どもの国民の自助努力によって今日の繁栄を築くことができたわけであります。経済大国になりまし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 会計検査院の検査に対しては、外務省として十分協力をいたす方針であります。
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの点につきましては、この地域の方々の核に対する御心配があることも、私どもは今までの国会質疑等を通じて御意見を承っておりますが、艦船によるものも含めまして、核兵器の持ち込みが行われる場合にはすべて事前協議の対象となっておりますし、また、核持ち込み...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 本件に関しましては、さきにも政府委員からお話しをいたしましたように、日韓外相会談で行いましたが、その後、特にこの問題を早急に調査し、韓国側に引き渡すものは引き渡すというのが私の基本的な考え方でございまして、先般、九月の国連総会における日韓外相会談におきま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘の、石原議員の発言につきまして、この問題をどう思うかという御質問でございますが、さきの戦争において、中国の方々に多大の被害を与え御迷惑をかけたことは、政府はかねて心から遺憾に存じ、この新しい日中関係をさらに発展させるためにも、日本はこれからさら...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 呉学謙副総理との会談では、この問題を協議する時間的な余裕がございませんでした。ほかの日中問題をいろいろと話しておりましてこの問題触れませんでしたが、その前に、九月の国連総会におきまして、銭其探外相との間に、本件につきまして正式に引き取りをお願いいたしてお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 本件につきましては、世銀との協調融資ということで、本件実施に当たりましてはフィージビリティースタディーで調査団も出しておりまして、世銀の方もこの企画について同意をしておったという経過がございます。しかし、実際に現地では、住民の移転等の問題を踏まえまして住...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 御指摘のとおりでございまして、私は実は今年の国連総会における日本政府の代表演説で、日本が国際協力の舞台で世界一のODA協力国になってきた、しかし国会で御審議をいただく過程で、いろいろと問題点の御指摘を耳にすることが多くなってきている。こういうことについて...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員御指摘の、熱帯雨林の保護の問題につきましては、ITTOの日本誘致等についても今日まで努力をしてきてはおりますが、熱帯林保全問題は地球環境保全に関する関係閣僚会議、これでも取り上げられておりまして、今委員御指摘のように、関係各省庁とも十分今後協力をし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 憲法に対する考え方は、憲法第九十九条の規定によりまして、国務大臣は国会議員とともに憲法を遵守しなければならない義務を負っておりますから、この憲法解釈をめぐりましては従来の政府の考え方に何らの変化はございません。
○国務大臣(中山太郎君) そのとおりでございます。
12月10日第120回国会 衆議院 本会議 第1号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 村山議員お尋ねの湾岸平和基金拠出金につきましては、ただいま総理から既に御答弁がございましたので、重複を避けさせていただきたいと思います。(拍手)     〔国務大臣山本富雄君登壇〕
○国務大臣(中山太郎君) 山原議員にお答えを申し上げます。  今次補正予算案に計上いたしました湾岸平和基金拠出金は、九月二十一日締結の交換公文に基づき、同基金に拠出されている約一千二百二十九億円と同様、湾岸の平和と安定の回復のため国際連合安全保障理事会の関連諸決議を受けて活動し...全文を見る
12月11日第120回国会 参議院 本会議 第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 細谷議員にお答え申し上げます。  湾岸平和基金に追加拠出されます資金の具体的使途につきましては、今後、各国の要請等を総合的に勘案しながら、基金の運営に責任を有しております運営委員会により決定されることと相なりますが、前回の拠出金と同様、湾岸の平和と安定...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 近藤議員にお答え申し上げます。  湾岸平和基金に関しましては、総理及び大蔵大臣から既にお話がございましたが、第一に、集団的自衛権を含めまして、およそ自衛権とは国家による実力の行使にかかわる概念でございますので、我が国が単に資金を支出するということは、実...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 三治議員にお答えを申し上げます。  湾岸諸国理事会を構成している国名をお尋ねでございますが、構成しておる国家は、バハレーン、カタール、オマーン、クウェート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦でございます。  次に、我が国を除いて湾岸平和基金への拠出をし...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 種田議員にお答え申し上げます。  政府のやっております援助の効果的、効率的な実施を期するために、これまでも案件の実施に先立ちまして、政府及び実施機関の調査団の派遣等による事前調査の充実に努めておりますが、近年その件数を増加しているのみでなく、調査範囲を...全文を見る
12月12日第120回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○中山国務大臣 今お尋ねのイラクとクウェートの国境問題についてのベーカー長官の発言は事実でございます。極めて意味の深いものだと認識をいたしております。  なお、今回の中東湾岸危機によって、石油を生産しない国家、また、多くの人たちをクウェートあるいはサウジに出稼ぎ労働者として出し...全文を見る
○中山国務大臣 隣国であるソ連と日本は、第二次世界大戦以来平和条約がまだ結ばれていないというまことに残念な関係にございます。このような中で、民間貿易等におきましては西側の、西側という言葉が現在いいかどうかわかりませんけれども、例えばフィンランドとか西ドイツに次いで日本は民間貿易で...全文を見る
○中山国務大臣 現在のソ連は、委員お尋ねのようにペレストロイカ、経済改革が進行しつつあるわけでございますけれども、現実のソ連の社会は、かねての共産党一党支配の中央統制経済、このメカニズムを自由経済に変えていく、マーケットメカニズムに変えるという一つのはざまにあって、すべてのものが...全文を見る
○中山国務大臣 シェワルナゼ外相がウラジオストクで全アジアの外相を集めた外相会議を開こうという呼びかけをなさったことは私よく存じております。  その後、日本に来られまして日ソ外相会談をいたしましたが、私ども外相間の話で、私は率直に申し上げました。ヨーロッパの安全保障は、地理的に...全文を見る
○中山国務大臣 先般ブラッセルで行われましたガット・ウルグアイ・ラウンドでは、各国の代表がそれぞれ努力をいたしましたが、特に食糧輸出国であるケアンズ・グループ、それとアメリカ、またECとの間の対立は極めて激しいものがございました。御案内のように、アメリカは幾つかの農産物についてウ...全文を見る
○中山国務大臣 今委員御指摘のように、三月一日がこのガット・ウルグアイ・ラウンド交渉の議会への報告の最終のタイムリミットということになっておりまして、それまでにこの事務局案を全部整理する日数が必要と考えられます。そうすると、それを約二週間と見ますと、少なくても、二月は二十八日でご...全文を見る
○中山国務大臣 イラクのクウェート侵攻以来、安保理は六百六十号から始まった数次の決議をいたしております。すなわち、クウェートからのイラク軍の即時撤退、クウェート正統政府の復活、あらゆる人質の解放ということを言っておりますが、今日までなかなか各国の人質の解放も行われず、また軍隊の撤...全文を見る
○中山国務大臣 アメリカと日本の間は極めて緊密な関係にございまして、このような大きな一つの変化については米国側から通告を受けております。私どもは米国に対しても、戦争が始まれば数千人の人たちの血が流れるということでございますから、平和のうちに問題の処理をするように日本政府としては強...全文を見る
○中山国務大臣 外交上のこともございまして、逐一公表するわけにはまいりませんが、外務省といたしましては、相当レベルの高い人を各地に派遣をしておりまして、いろいろとこの地域の平和的な解決のために寧日努力をいたしておることをこの機会に申し上げておきたいと思います。
○中山国務大臣 委員お話しのように、このパレスチナ問題というものは、この中東地域の解決にこれをなくして問題の解決が図られるということは非常に難しいと思います。しかし、今のクウェートのイラクによる占領というもの、これの即時撤退とこれとをリンケージさせるという考え方は日本政府はとって...全文を見る
○中山国務大臣 ございます。  具体的に相手国との関係がございまして、その相手国の国名及び話し相手をしておる人の名前が出せませんが、我が方の担当者の名前は、ここではっきり申し上げますが、小和田外務審議官が、ほとんど日本におらないような姿で世界を飛び歩き、ソ連あるいはアメリカ、あ...全文を見る
○中山国務大臣 ございます。
○中山国務大臣 この最終日の議長宣言にもございますように、会期は延長されておりまして、ダンケル事務局長を中心に各国の関係者と協議を続けていく、そして明年の早い時期に会議を再開したい、こういうことでございますから、私は、これからしばらくの間各級レベルの交渉が続くものと、このように認...全文を見る
○中山国務大臣 今のところ、どのような経過をたどるかということは明確ではございません。言葉をかえて言いますと、アメリカとECの考え方がどうなるのか、ほかのケアンズ・グループの考え方がどうなるのか、そこいらはこれからの調整作業がどのような年末にかけて作業を進めるかということにかかっ...全文を見る
○中山国務大臣 絶えず外務省の経済担当の外務審議官が日米あるいは日欧の間でいろいろと協議をいたしておりまして、このような大きな世界的な問題でございますから、それも一応延長になったという、会議としては残念なことになっておりますから、そういうことで意見の調整あるいは情報の交換をいたす...全文を見る
○中山国務大臣 別に日本が特にそのような行動をとるということでなしに、全体のラウンドを成功させるように日本としては絶えず注意をしなければならないという立場にある国家だと思います。
○中山国務大臣 食糧安全保障あるいは貿易外の関心事項というような問題でかねて日本と同じような行動をとっております国が幾つかございます。例えばスイスあるいは隣の韓国あるいは北欧の国、そういうふうな国々と日本は従来も連携をとって非公式閣僚会議ではやってまいりました、私自身が。これから...全文を見る
○中山国務大臣 今御審議をいただいております十億ドルに関しましては、湾岸平和基金に拠出されまして、資機材の調達、輸送及び備えつけにかかわる協力については、防暑機材、水関連機材等を対象としておりまして、資金協力につきましても各国の輸送関係経費でございまして、武器弾薬の購入に使用され...全文を見る
○中山国務大臣 三点お尋ねでございますが、IMFの件に関しましては大蔵大臣からお答えを申し上げると思います。  まず第一に、ガットの問題でございますが、ガットのオブザーバーになることは日本政府もこれを承認したわけであります。ガットは、市場経済を前提として権利義務関係が明確に規定...全文を見る
○中山国務大臣 今委員から御指摘のように、昨年来の歴史的な変革期の中で、我が国の外交体制に外交官の数が極めて他国に比して少ないという御指摘は全く私もそのように思っておりまして、来年度の予算編成に当たりましても、できるだけ多くの定員を大蔵省にお願いしたいと考えております。  一方...全文を見る
○中山国務大臣 湾岸平和基金に関しましては、委員も御存じのように運営委員会がございまして、その委員会の決定によって基金の配分が行われることになっております。中東、サウジに展開しております多国籍軍の大半はアメリカ軍でございますから、アメリカ軍にもその資金の一部が提供されることは当然...全文を見る
12月13日第120回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○中山国務大臣 今お尋ねの北朝鮮との間の国交再開についての交渉に当たりましては、ただいままでに予備会談を累次やっておりますが、この経過等について一月の末ごろに本会談を持てるように、政府としては極力努力をいたしておるところでございます。
○中山国務大臣 ただいままでの両政府間の代表の協議の経過を踏まえながら、双方まだ問題点が一、二点合意に達しない点がございますが、それが合意に達しますれば、今委員がお話しのように一月の下旬には本会談を持てるようになる、このように考えております。
○中山国務大臣 今北米局長がお答え申し上げましたように、一部即位の礼等で委員に対して御連絡を申し上げる手違いがあったというふうに私報告を受けております。まことに申しわけなかったと考えております。
○中山国務大臣 中東貢献策を進めるに当たりまして、委員の御指摘のように国民の皆様の御理解を得て進めていくことは当然でございます。委員の御指摘も踏まえまして、今後十分努力をいたしてまいりたいと考えております。
12月14日第120回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) サウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーン、バーレーン、クウェート、カタールでございます。
○国務大臣(中山太郎君) アメリカは入っておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 委員お尋ねの輸送の内容でございますけれども、これは今局長が答弁申し上げましたように輸送関連の経費のいわゆる支出を行うということでございまして、輸送の内容についてはこれは一切、日本政府は既に湾岸平和基金に払い込んで、運営委員会でこれを決定することでございま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 基金の運営につきましては、運営委員会がすべて全責任を持っております。
○国務大臣(中山太郎君) 物資協力につきまして、兵器弾薬を購入することは一切認めないということは外務省と関係国との間で明確に話し合いができております。
○国務大臣(中山太郎君) 先ほどから局長が答弁申し上げておりますように、政府としては、湾岸平和基金に拠出したその時点におきましてこの資金は運営委員会の運営にゆだねられるわけでございます。そこには湾岸協力機構の事務局長と、それから恩田駐サウジアラビア大使が事務局をやっておりますけれ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ここで重ねてお答え申し上げますけれども、この運営委員会に日本政府の代表が入っていない場合には、私は当然そういうものも列記する必要があろうかと思いますが、日本政府の代表がそこにおりまして、政府の明確な意思を運営上の時点において確認するわけでございますから、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 内閣と国会との約束ということではないと私は思います。
○国務大臣(中山太郎君) できるだけそのような方針に従ってやっていくというのは従来の方針の考え方を継承しているという考え方でございますが、先ほど委員から厳しいおしかりを受けたようなその約束事という言葉に当てはまるかどうかというと、私は少しそれに拘束されることはできないと。そのよう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま御審議をいただいております補正予算に含まれております分につきましては、交換公文はございません。
○国務大臣(中山太郎君) 各国の状況につきまして、この積算根拠に参考といたしました資料については、政府委員から答弁をさせていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 中東におきます湾岸の平和の回復のために展開しております各国、多国籍軍を含めてそれぞれの国が協力をいたしておりますが、我が国といたしましては国際社会における経済国家としての国の力から考えて、一番国際の平和を求め、また中東に多くの原油を依存している日本として...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 条約上の問題でございますから、条約局長から御答弁させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) 交換公文を締結しました後、支出をするわけでございます。
○国務大臣(中山太郎君) この交換公文は、予算を御承認いただいた後で結ぶわけでございますから、この交換公文を改めて議会に御審議いただくということはないという判断をいたしております。
○国務大臣(中山太郎君) それぞれの国にはそれぞれの考え方があろうと思います。日本は日本としての考え方を今総理は言われたのでございます。
○国務大臣(中山太郎君) 今イラクのクウェートからの撤退問題について、アメリカとの間で直接対話が行われる話し合いが進んでおります。その日程等について、イラク側のアメリカに対する申し入れ、つまりアジズ外相がアメリカに行く日にちとベーカー国務長官がバクダッドへ行く日にちの調整が今行わ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私の考え方は総理大臣の考え方と一緒でございます。  今御指摘のありました、多分このことをお話しだろうと思いますが、十四日付の朝日新聞で報道された米の部分開放に関する外務省首脳発言、首脳もいろいろおりまして、私は首脳の一人でありますが、私が発言したわけで...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在ソ連におきましての食糧事情につきましては、委員も御指摘のように、今年はソ連は豊作でございました。そういう情報がございます。一方、生産地から消費地への輸送がうまくいっていない、そのために穀物の腐敗等が起こっている、こういうこともございますし、一方では冬...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員もお示しのように、ソビエトは我々の国にとりましても隣国、この隣国に対して、隣国が困っているときに人道的な立場で協力をするというのは、国際社会においても当然考えなければならないことであろうと思います。  ただ、御案内のように、アメリカが最恵国待遇を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 天皇陛下の御訪問につきましては、ただいま政府並びに宮内庁といろいろ協議をしながら、相手国とも協議をしている最中でございます。現在、具体的に日程等についてまだ申し上げる段階にはなっておりませんけれども、私どもはぜひ天皇陛下に明年は御訪問を願いたい、このよう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今のお尋ねに入ります前に、先ほど私お答えの中で、アメリカのソ連に対する最恵国待遇を来年からというお話がある、日本はどうかということで、日本は一九五四年と申し上げましたが、一九五六年でございますので、訂正をさせていただいておきます。  なお、在外公館の強...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員も御指摘のように、ガット・ウルグアイ・ラウンドということについてよくわかりにくい、これは簡単に今までの歴史を振り返ってみなきゃならないと思うんです。  一九三〇年代に保護貿易主義というものが世界で台頭いたしまして、そういうところから結局三〇年代の後...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在、各省と協議しておりますが、できればこの通常国会に、遅くても次の国会には必ず出させていただきたい、批准させていただきたい、このように考えております。
○国務大臣(中山太郎君) ソ連の問題について、日本の考え方、基本的なことを申し上げておきます。  我々は、隣国である、平和条約は結ばれていませんが隣国である、そのような立場で、ソ連の人々が新しいペレストロイカの体制の中で食糧、医薬品に大変困っておられるということはいろい ろと...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) お尋ねの外国の例は、ドイツは既に、ベルリンに備蓄しておりました食糧のうち約五億七千万マルクの食糧と軍隊用の医薬品の一部を無償で提供いたしております。  アメリカは今月十二日、米国商品金融公社を使って、十五億ドルを限度として米国よりの農産物の輸出に対して...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 医薬品につきましては、既に作業をいたしておりますし、予算も五億円の規模を確認しておりますから、これはもう今作業がどんどん進みつつあるということを御理解いただきたいと思います。  食糧援助、この問題につきましては、ソ連側から正式に政府に対して話があればお...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府としては、できるだけ可及的速やかに人道的見地からそのような協力をする考えを持っております。
○国務大臣(中山太郎君) 日本政府は、御案内のように、要請は受けておりませんが、自主的に医療援助も決めたわけでございます。また、チェルノブイリの被曝者に対する援助も、日本政府が方針を決定してこれをやる。この間、代表団が来られました。機材を提供する、こういうために二十六億円の予算を...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 私どもの立場で申し上げれば、今委員も御指摘のように、ソ連では食糧はことしは豊作であるという考え方が一つあります。ただし、そのアクセスが非常に悪い。だから、都市部に生産地から物が来ない。それに対する一つの不安がソ連の国民の感情の中に起こって買いだめが起こっ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 今委員が図らずも御指摘のように、この受け入れ体制が決定して発表されましたのが十二月三日でございます。それまでは全然受け入れシステムが明確でなかったわけであります。そういうことを考えますと、せっかく国民の納めていただいた税金で、我々は平和条約のないソ連に対...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 問題は、一番困られるのが一月、二月という認識を持っておりますから、できるだけ速やかに対策を立てたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 一月、二月という考え方で対応させていただきます。
○国務大臣(中山太郎君) せっかく日本政府として今ここで明確にお話を申し上げたわけでございます。どの都市に一番物が不足しているのかとい う問題は、これは正式ルートで確認をしなければなりません。そして、どういう品目がどの町に求められるのか、これも具体的に協議をしなければなりません...全文を見る
12月17日第120回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) 委員御指摘のように、日本の外務省の職員というのは国際的な先進国の中で比べてみると非常に低いランクにあるわけです。  私も外務省に来てちょうど一年四カ月ばかりになりますけれども、とにかく日が暮れても職員は働いている。つまり、地球の裏側は全部日が当たってい...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) CSCEの恒常的な事務局ができた場合に、日本が参加するとかオブザーバーを出すとかいう問題は、これは欧州三十四カ国の一つの組織でございますから、国家としてこれに関与をするということは、地理的条件で現在のところ不可能だろうと思います。しかし、絶えず綿密な連絡...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ヨーロッパにおける通常兵力の削減、この削減された軍隊及び兵器がどっちへ向かって移されるのか、あるいは破壊されるのかということにつきましては、世界の他の地域、日本にとりましてもアジアにとっても重大な関心のあることでございます。  問題は、兵力が他地域に移...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 大型の非常に重装備の兵器を破壊するには、破壊するに要する莫大なコストが要るということが片方で存在をしているわけでございまして、例えば戦車一両を破壊して使用不能にするためには人件費とコストがかかる。こういうことで、コストのために軍備削減する国家にとっては、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ヨーロッパにおける、先ほど委員から御指摘のCSCEのような一つの安全保障体制、これがアジアにできないかという問題があろうかと思います。この問題をめぐりましては、地理的にも、文化的にも、民族的にもあるいは宗教的にもヨーロッパと違う地域の特性というものが実は...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先ほど連絡がございまして、両国代表の間で合意が成立をいたしました。それで、本会議会談の開催時期は明年の一月下旬ということであります。場所は第一回はピョンヤン、第二回は東京、第三回以降は北京、本会議の団長のレベルは次官級をもってこれに充てる、日本側は専任大...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 国連の行いますいわゆる平和維持活動の中で、平和維持軍、これは兵器を携帯するという今までの慣行が各国の協力の中で見受けられます。一方、また停戦監視あるいはまた選挙監視、そのようなものは、現在でも選挙監視等は日本が人を出しておりますから現在もそれはやり得る、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 日本の外務省はいろいろなレベルでその後話し合いをいたしておりますが、外交機密に関することでございますので、ここで申し上げるわけにはまいりません。
○国務大臣(中山太郎君) 我が国といたしましても、この中東の平和の回復のために、関係各国並びに安保常任理事国等とは極めて密接にこの事態の収拾のために協議をいたしておるということを明確に申し上げておきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 先般の安保理の決議を受けまして、現在アメリカ政府とイラク国政府との間で協議が直接的に行われるような状況に相なっておりますが、外相会談の日程をめぐりまして両国間の意見がまだ合意をされていない、こういうことでございます。日本は一方的な情報を集めているというこ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 現在外交ルートでいろいろとこの外相会談実現のために努力をしている最中でございまして、現在の段階で私が直ちに出かけるという状況ではございません。
○国務大臣(中山太郎君) 今委員からもお尋ねのカンボジア和平の成立後に考えられます規模としては、要員規模で大体一万人、予算規模で十億ドルぐらいになるだろうということを言われております。  この中で国連が考えておりますのは、国連事務総長の特別代表のもとで、行政監視部門、軍事部門、...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) イラクのクウェート侵攻に対して国連の安保理決議で、全員がイラクの武力による制圧というものに、直ちにやめて無条件で撤退しろ、こういうような状況の中で日本政府としては、国連加盟国としても、またこの地域の関係に非常に大きな影響を受ける国家としても、また国際法上...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) この湾岸の危機、クウェートへの侵攻が起こったのは八月二日でございまして、政府としては国連の安保理の決議を受けてできるだけの協力をしなければならないということで、とりあえず輸送協力あるいは医療協力といったようなことでその方針を決めたわけでありますけれども、...全文を見る
12月18日第120回国会 衆議院 外務委員会 第1号
議事録を見る
○中山国務大臣 ただいま議題となりました万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  万国郵便連合は、郵便物の国際交換制度の確立を目的として明治七年に設立された世界で最も古い歴史を有する国際機関の一つであり、我が国も...全文を見る
○中山国務大臣 ゴルバチョフ大統領が訪日をされるという一つの大きな歴史的な時期を重要な時期と考えまして、北方領土問題を解決し、平和条約を締結することを最重要課題に考えております。日ソ関係全体を均衡のとれた形で拡大していきたい、それがこの日ソのこれからの新しい関係構築に貢献するよう...全文を見る
○中山国務大臣 ゴルバチョフ大統領が指導されておられる今日のペレストロイカ、この路線を日本政府は引き続き支持をすることを明確にいたしております。また、民主化、公開性では大変進展が見られておりますが、一方、新しい一つのシステムを導入することについて、ゴルバチョフ大統領を初め指導部が...全文を見る
○中山国務大臣 日ソの間に最近いろいろと人物の交流あるいは情報の交換等も活発になり、私は先般のシェワルナゼ外相の訪日の際にもいろいろとお話し合いをいたし、双方この会談に満足をして別れたわけでありますけれども、自来、この委員会で五十嵐委員からお話のありましたチェルノブイリの原子力発...全文を見る
○中山国務大臣 先般、つい数日前でございましたが、チェルノブイリの方からソ連側の専門家の御一行が来られまして、私もじきじきお話を承りました。そして日本政府としては、せっかくの我我の好意が有効に生かされるように速やかに適切に処理をしてまいる、こういう考え方でございます。
○中山国務大臣 ソ連がいわゆる受け入れをどのような役所でやられるか、これが実はまだ、私どもとしては、たしか十二月の三日でございましたか、ソ連の政府の幹部が任命されて、その輸送、管理それから配分、それらのシステムの責任者が決まったという報告を受けております。私どもとしては、ソ連政府...全文を見る
○中山国務大臣 援助の内容、また先方の必要な品物、そういうものにつきまして、それが確認をされ、すべての判断が整いました時点で直ちに食糧庁を通じて関係の、いわゆる食糧の在庫等を精細に調査をし、段取りをいたしたいと考えております。
○中山国務大臣 日本の真心といいますか、ソ連の人たちの困難に何とか我々の気持ちが伝わるように外務省では夜を徹して、これは言葉どおり夜を徹して作業の詰めをいたしておる、そして私どもは大変な熱意でこれをやっていこうという努力を外務省の所管の人々はやっておるということだけは、ひとつ御理...全文を見る
○中山国務大臣 貿易立国をしておる日本にとりましては、多角的な貿易が自由のもとで行われるということが我々の国家にとっては極めて緊要なことであるということで、ガット・ウルグアイ・ラウンドの成功には政府としては努力をしておる最中であります。
○中山国務大臣 約十日間ブラッセルにおりまして、各国の協議の状況の中を過ごしてまいりました立場として、私は率直に申し上げて十五分野全体にわたって、一部分は既に関係国で合意を見るような文書の作成まで到達をしている分野も幾つかあろうかと思います。しかし、農業問題につきましては、各国の...全文を見る
○中山国務大臣 本来、山本農林水産大臣からお答えをするのが至当かと思いますが、農業関係の委員会におきましては、日本側の主張である食糧安全保障という言葉は一言もまだそのいわゆるノンペーパーには書かれておりません。このような状態で日本政府がかねて主張しております食糧安全保障ということ...全文を見る
○中山国務大臣 海外の在留邦人が五十万人を超え、旅行者が年間一千万人を超えたこの日本で、企業は相当各国に出ていっております。一方、米ソの対立が終わってからの地域紛争の発生可能性が高まっているという中で、私はやはり今回の経験を通じて、いかにこの邦人の方々が日本からのラジオ日本の情報...全文を見る
○中山国務大臣 今谷野局長から御報告を申し上げましたように、昨日本会談の大体のめどが日朝両国の代表の間で合意ができた、まことに私はうれしく思っております。なお、総理が一月早々に訪韓をされる。これは本年五月の盧泰愚大統領の訪日において、大統領は日韓関係の未来を開こうという提案をされ...全文を見る
○中山国務大臣 日本政府といたしましては今日まで、イラクのクウェート侵攻以来安保理の決議が何遍か行われておりますが、外務省はハイレベルの人を使っていろいろと安保理事会の各国、またイラクの関係者とも連絡をし、この安保理の決議に沿ってイラクが一日も早くクウェートからの全面撤退、またあ...全文を見る
○中山国務大臣 日本国の憲法の理想は、国際の平和の大きな目的というものを理想に掲げております。国連憲章もまた国際の平和と安全の維持ということが大きな一つの目的となって前文に記載されておりまして、私どもは国連の決議によってイラクが一日も早くクウェートから撤退することを心から期待をし...全文を見る
○中山国務大臣 先般の臨時国会で国連協力の法案は成案を見るに至りませんでしたけれども、この論議を通じて、日本が国際社会に対する貢献の中で資金協力を今まで相当やっておりますけれども、これからは国際社会のために人の協力もしなければならないという御認識は、相当国民の皆様方に御理解がいた...全文を見る
○中山国務大臣 さきの国会におきまして御協議をいただきましたこの三党合意は、さらに私どもといたしましては、社会党の方からもいろいろと御提言も出ておりますからいろいろと各党間で御協議をいただくことが好ましい、国民合意をつくる上に好ましい、私はそういうふうに考えております。  なお...全文を見る
12月18日第120回国会 参議院 外務委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(中山太郎君) ただいま議題となりました万国郵便連合憲章の第四追加議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  万国郵便連合は、郵便物の国際交換制度の確立を目的として明治七年に設立された世界で最も古い歴史を有する国際機関の一つであり...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 近年、国際社会におきます相互依存が深まって情報の国際化が非常な進展をしております中で、郵便の果たす役割はますます重要なものとなっておりますし、この分野の専門的な国際機関である万国郵便連合は、国際郵便に関するネットワークの強化と業務の質の向上とに大きく貢献...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) ソ連のペレストロイカの成功のために今まで日本政府としてはその方向性を支持してまいりましたが、最近ソビエトにおいてペレストロイカへの移行期に非常な混乱が起こりつつあるということを憂慮いたしております。  私どもは、農作物については今年ソ連は大変な豊作であ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 地球環境の保護のために有害廃棄物が国境を越え移動することを管理、規制するためのこの条約に日本が加盟し批准ができるように国内法の整備を急いで、できるだけ早い機会に国会にお願いしたいと考えております。
○国務大臣(中山太郎君) 政府といたしましては、労働省の国会での答弁を尊重したいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 現在のところ、総理と同行するという予定はまだございません。
○国務大臣(中山太郎君) 委員のお話よく理解をしておりますので、役所としても十分対応していきたいと思っております。
○国務大臣(中山太郎君) かねて日韓外相会談等において政治犯の釈放を強く韓国外相に求めてまいりましたが、今お話しの方につきましても引き続き努力をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) その可能性は私は見込まれるのじゃないかと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 現在各国と外交ルートを通じて調整をいたしているところでございます。事実、私は即位の礼に来られた各国の外相には日本が来年立候補したいということで支持をそれぞれ要請をいたしておりまして、中には既に支持をするということをおっしゃっていただいたところも幾つかござ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 戦後の国連創設時の戦勝国の存在というものが今日まで戦後四十五年間国連の運営に大きな影を落としてきているというふうに私は認識をいたしておりますけれども、それも米ソの対決が終わりまして安全保障理事会常任理事国の間でのいろんな地域の平和のための協力ができるよう...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 国連憲章の中に旧敵国条項があることは甚だ遺憾だと私は思っております。  それで、日本の場合は既に国連に加盟いたしましてから平和国家として国際社会から認識をされております。また、国連の拠出金もアメリカに次いで第二位になっておりますから、それぞれそういう意...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 正規の国連軍が創設されたことは今まで戦後四十五年の歴史の中にはなかったわけでございまして、そういう意味では国連軍が創設されるということが国連で決定された場合に日本としてはどういうふうな対応をしなければならないか。国連からそういうふうな軍の創設で要請があっ...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 昨日、補正予算が成立をいたしまして十億ドルの湾岸に対する拠出を御承認いただいたわけでございますが、その後の問題につきましては現在、今お尋ねのような形で政府間での要請もございませんし、一切そのようなお話はございません。
○国務大臣(中山太郎君) 今申し上げましたように、現在まで米国政府から外交ルートを通じていわゆる次の明年度の協力については一切まだございません。私どもは、そういう要請のない時点で今後の経過についてあらかじめ予測を立てるということは避けさせていただきたいと思います。
○国務大臣(中山太郎君) 大蔵大臣がそのようなお話をされたと今お話がございましたけれども、私は外交を預かる者として大蔵大臣とそのような話し合いをまだ今日いたしておりません。
○国務大臣(中山太郎君) 一月十五日という安保理の六百七十八号の決議に基づくいわゆる最後通告に対して、イラク側が撤兵をする、そしてクウェートの正統政府の復活を認めるというようなことが起これば、事態は私は全然違った方向に行くのではないか。また、それまでの間まだ相当日がございますから...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 我が国の憲法が平和を理想としていることは、これはもう明確でございます。その憲法の九十八条に、確立された国際規約または条約を遵守しなければならないという規定がございまして、九十九条には、国務大臣、国会議員はこの憲法を守らなければならないという規定もございま...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 先生から、現地の大使館はよくやって、外務省、政府は人質にとっては余りよくやらなかったというお話だと受けとめましたが、大使館も実は外務省でございます。海外におります大使館員は全員が外務省の職員でございまして、大使以下二十四時間のフル稼働をいたしておりますが...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) 猪木先生が大変個人的に御活躍をいただいて多くの方々が御帰国されたことも私は高く評価をしております。当日、私はブラッセルから同じ時間帯に成田へ着きまして、私自身が先生をお出迎えし、その方々もお出迎えをさせていただきました。  私は率直に申し上げて、今まで...全文を見る
○国務大臣(中山太郎君) さきの臨時国会で国連平和協力法案が事実上の廃案となりましたが、あの論議を通じまして、国際社会で日本はどのような形で何を貢献するかという御論議を国会の御審議の中で先生方にもいろいろと質問をいただき、我々も御答弁させていただいたわけですが、国民もまたこの国が...全文を見る