中山千夏

なかやまちなつ



当選回数回

中山千夏の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第96回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○中山千夏君 広報予算についてお伺いしたいと思います。先ほど峯山さんがちょっと触れられましたので少し重なるところもあるかと思いますが、指摘がありましたように、広報予算は一九六〇年発足から見ますと大変な伸びを示しているようです。七二年から三年にかけては七〇%余りという、非常にびっく...全文を見る
○中山千夏君 関係予算の資料をいただきましたが、広報関係費、それから啓発広報費、広報委託費というふうに内訳がなっているんですけれども、そのそれぞれの内容について手短に、時間がないものですから、ちょっと御説明いただけますか。
○中山千夏君 そのうちの出版関係が含まれているという啓発広報費というところなんですけれども、この言葉がすごくわかりにくいんですが、啓発及び広報費ということなのか、啓発広報という広報という意味なんですか、これどういう意味なんでしょうか。
○中山千夏君 そうすると、啓発というのはちょうど広告に当たるわけですか。政府は広告をしていらっしゃると。広報という言葉しか表には出てきていないわけですけれども、内容としては広告というふうに認識してなさっていらっしゃる分野があるということでしょうか。
○中山千夏君 先ほどからお話を伺っておりましても、広告という言葉と広報という言葉が何か非常に入り乱れて、わかりにくく出てきているんですけれども、政府の広報のつくり方をちょっと伺ってみましたら、大体予算によって媒体の確保を行う、それから企画競争によって代理店を決めて、そして代理店に...全文を見る
○中山千夏君 いまお話を伺いまして、広報と広告というものの内容のとらえ方が非常にやはり不明確で、そこらあたりにすごく問題があるんじゃないかと私は思うのです。といいますのは、通常広報と言ますと、事実を伝える、事実を知らせようとするものなんだと思います。それから、広告と言いました場合...全文を見る
○中山千夏君 一九七九年度の広報関係予算をほかの企業の広告宣伝費と並べてみますと、三菱電機、ソニー、これを抜いて堂々十四位なんですね。これだけでもかなり驚くべきことですけれども、各省庁が持っています独自の広報予算というのを合わせますと、たしか日産自動車に次いで二位になるんです。こ...全文を見る
○中山千夏君 そこで、その広報というものの内容が大変問題になるんです。アメリカの広報について少しお調べになっていただければわかると思いますけれども、先ほどからお話ししている広報と広告ということに分けますと、アメリカで行われているのは広報なんですね。広告ではないわけです。それから、...全文を見る
○中山千夏君 短い時間ですので、言葉を尽くして言ったつもりですが、おわかりいただけなかったような点もあるので、あと一分間ぐらいで広報と広告の違いを説明させていただきます。  たとえば、「よその子にも、ちょっと一言。」、これは事実ですか。事実じゃないでしょう。これが事実を伝えるも...全文を見る
01月20日第96回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○中山千夏君 きょうは釜ケ崎あいりん地区に設置されているテレビカメラの問題と、それから死刑廃止についてお伺いしたいと思うんですけれども、何しろ時間がないものですので、お答えの方もその辺御協力をお願いいたします。  昨年の八月二十五日に、大阪西成のいわゆる釜ケ崎あいりん地区へ行き...全文を見る
○中山千夏君 それで、このモニターが原則として西成署にあるということですね。設置の時期は昭和四十一年からというふうに聞いております。  目的の中に救護というのがありますけれども、私が聞いているところでは、いまでも冬をピークに二千人から三千人のいわゆる行き倒れの方々が出ている。そ...全文を見る
○中山千夏君 恐らく先ほども申しましたように、私がお会いしたのは、なかなか行政をしている方々に意見を聞いてもらう機会がないという方方の意見ですから、その辺できっとそちらに入ってくる意見と、私が受けた意見の食い違いが大分あるんだろうと思います。だけど私が信じておりますのは、私が会っ...全文を見る
○中山千夏君 公共の場所に、カメラを設置して、監視といいますか、警察が見るということは普通の状態だとお考えですか。それとも何か特別な状態であって、できればそういうことはなくしたいというふうにお考えでしょうか。
○中山千夏君 常時どこでもどの町でもついているというものではないわけですね。あいりん地区にしましても、四十一年からつけられて、その前にも事件があったことはあったわけですね。そうすると、これは将来外すということも考えていらっしゃるのか、それとももうずっとつけっ放しだというふうに決め...全文を見る
○中山千夏君 私は、基本的に公共の場にカメラを据えて監視するというような形が、どこにせよ、そういう形で監視が行われるということについて反対なんですよね。公共の場にそういう設備をつけるというのは、治安維持の方法としては行き過ぎなんじゃないかというふうに考えています。治安というものを...全文を見る
○中山千夏君 時間がありませんので、またこの問題については次の機会にお話申し上げたいと思います。  次に、死刑制度についてちょっと伺います。大臣、私は死刑は廃止すべきだというふうに考えております。これは一つには人命を奪うことを禁止している法律が、片方で合法的に人命を奪ってしまう...全文を見る
○中山千夏君 いろいろなところでいろいろな人に死刑についてお話をしますと、私が一番感じることは、世論調査でいろいろ聞きますと、それなりに答えなきゃならないから答えますけれども、ほとんどの世の中の方たちは残念ながら死刑という問題については非常に無関心だということなんですね。  こ...全文を見る
○中山千夏君 ちょうどその名君の立場にいま国民がいるんだと思うんです。国民は死刑について考え、そして、たとえ罪を犯した人であっても、その人が刑に服して、そして亡くなっているのだということを知って少しも構わない。むしろそれを知る権利が国民にあるんだと思うんです。  いま特に法務省...全文を見る
03月01日第96回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○中山千夏君 一月十九日の決算委員会で核不配備に関する決議案、それから核不使用に関する国連の決議案、これが問題になりました。このような条約、決議案に日本が反対するのはおかしいんじゃないかということで、峯山さんが質問をなすって、国連局長とそれから宮澤官房長官がいろいろお答えになった...全文を見る
○中山千夏君 大変時間がかかりそうなお話なので、私も恐ろしくなりましたから、それはここでは伺いませんけれども、後ほど機会を改めて御報告はいただけますね。
○中山千夏君 なぜこれ気にするかといいますと、ここにも宮澤さんがおっしゃっていますけれども、「わが国の純粋な立場はそれといたしまして、」というふうにおっしゃっているわけです。この「純粋な立場」、つまり非核の立場というのは、とてもたくさんの国民が支持している立場なわけです。それをそ...全文を見る
○中山千夏君 自衛隊の航空機大事故のデータというのを見ますと、操縦を原因とする事故の数というのが大変多いんですね。六九年から七九年というものをちょっと見せていただいたんですけれども、その中で言いますと、最低が全事故数の二五%を占めている、これ七五年、これが最低でした。それから最高...全文を見る
○中山千夏君 この間、二月九日に羽田で日航機の墜落事故が起こりましたね。そのことについて豊田さんという作家が新聞に記事を書いておられまして、豊田さんという方は大戦中に急降下爆撃機の操縦員をしてらしたそうなんです。その経験の上から書いていらっしゃることで、ちょっと読みますけれども、...全文を見る
○中山千夏君 豊田さんは最後にこういう指摘をしていらっしゃるんです。「大体人間が空を飛ぶということは異常な状態である。表には出なくともさまざまなストレスがひそんでいる。悪い要因が集中しない内に発見し、思い切った対策の手を打つという健康管理が望ましい。」、これは普通の健康管理ではな...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、わりあい操縦を原因とする事故が多いという中で、いままでのお話だと精神面に原因があるというものは一件もないということですけれども、だとしますと、そのほかはどういうことになるんでしょうか、操縦面が原因というのは。下手だったとか、そういうことなんですか。
○中山千夏君 それから、陸上自衛隊北部方面隊の自衛官が二人覚せい剤で逮捕された事件が先月起きていますね。この覚せい剤に走るというようなことも、私なんかは考えますと、広い意味で精神衛生面の管理に問題があるんじゃないかという気がどうしてもするんですけれども、この辺はいかがでしょうか。
○中山千夏君 ですから広い意味でと申し上げたわけで、私も精神病であれば覚せい剤を使用するというふうには全然思っていないわけです。ただ、やはり自衛隊というようなところは、片桐機長が大変ストレスの多い状態に置かれていたそうですけれども、やはり相当重い責任を一人一人が負ったり、それから...全文を見る
○中山千夏君 生活指導ではなくて、むしろ私は精神衛生管理ではないかと思うんですけれども、道徳で幾らしてはいけないことだと言い聞かせても走ってしまうというのは、やはり精神的に問題があるんだろうと思うんですね。生活指導も十分なすっていらっしゃるでしょうから、たとえばこの覚せい剤を使っ...全文を見る
03月23日第96回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○中山千夏君 最初に大臣にお伺いいたします。所信の中で「矯正及び更生保護行政の充実について」というところがありまして、そこで犯罪者及び非行少年の改善更生については、刑務所、少年院等における施設内処遇と実社会における社会内処遇とを有機的に連携させることに努め、その効果を高める。「そ...全文を見る
○中山千夏君 ちょっと最初お伺いしたことからは私の次の質問はずれてしまうかもしれないんですけれども、ちょうど経験談をお聞きしたのでお伺いしたいんですけれども、大臣は収容されている方たちといままでお話し合いを持たれる機会はございましたか。
○中山千夏君 実は私、やはり議員になりましてからある刑務所を視察させていただきました。そこで所長さんたちから大変有用なお話をいっぱい聞かせていただいて、本当に大変な仕事だなということを、これは処遇といってもそこで働いている人たちの処遇という意味でも、これからいろいろ考えていかなけ...全文を見る
○中山千夏君 さて、またちょっと頭の話に戻りまして、国民の理解を得るというお話なんですけれども、先ほどお答えいただきましたように、やはりいろいろな情報を一般の人たち、あるいは近隣の人たちに知っていただくことが施設の場合だととても大切だと思います。それからほかのことに関しても、法務...全文を見る
○中山千夏君 先日もちょっとほかの委員会でお話を伺いましたけれども、その物次第の中に入るのではないかと思うんですけれども、死刑についての情報というものをわれわれに知らせていただけない、なかなか率直にお知らせいただけないという理由がどうしてもちょっと飲み込めないんですね。その辺もう...全文を見る
○中山千夏君 できるだけ理解を得る努力をして、そしてできるだけ許す範囲で情報は公開していくという姿勢をお持ちだという前提でもう少し細かくお伺いしたいんですけれども、いまおっしゃったことの中で、たとえば家族の、つまり公開しないことの理由は、死刑囚の家族の名誉、それから、これから執行...全文を見る
○中山千夏君 すると、できるだけ公開していきたい、できるだけ国民の理解を得たいというところにちょっと重点を置いて考えさせていただきますと、たとえば公開の仕方にもいろいろありまして、さっきおっしゃったように死刑執行そのものを公開してやるというのも公開ですけれども、これをもちろん私は...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、一つ問題がふえまして、大臣の気持ちといいますか、大臣の名誉ということではないのかもしれませんけれども、死刑を執行した大臣を知らせないようにするという目的も、やっぱりその情報を公開しないことの中には含まれてくることになりますけれども、そうなんでしょうか。
○中山千夏君 いまがどうであるかということをおきまして、いつもこの情報の問題を考えるときにやっぱり突き当たるのが、一つの大事な部分としてはどの大臣が執行を何件したかというようなことが出てきてしまう。そのことを避けたいと思っていらっしゃるという感じは、いつもすごくわかるんですね。そ...全文を見る
○中山千夏君 一つちょっと訂正したいんですけれども、私は、公開することによって反対論者がそうなにふえるという期待を持って公開をしてほしいと思っているのじゃないんです。公開した、なるべくみんなに情報を流した結果、ますます死刑は必要なんだという意見がふえることもあり得るだろうというふ...全文を見る
○中山千夏君 余り記憶がないという――どっちかに決めてください、なかったでもあったでも。
○中山千夏君 でも、そういう慣例といいますか、習慣といいますか、悪習といいますか、そういうものがあるということはもちろん御存じですよね。
○中山千夏君 おっしゃりにくいこともあるだろうと思いますけれども、私などもやっぱりよく聞きます。それで、田舎じゃなくて、やっぱり東京で聞きます。それから実例も幾つか知っております。  そうすると、国会議員になったときに、千夏さんはこれから交通違反しても楽でいいねなんて一般の人か...全文を見る
○中山千夏君 もしあったとしたら、とってもいけないことだと私は思うんですけれども、それはいかがでしょうか、前田さん。
○中山千夏君 じゃ、少なくとも絶対ない、そういうことはないようにと、今後していらっしゃるわけでしょうか。
○中山千夏君 大臣はいかがでしょうか。
○中山千夏君 非常に満足のいくお答えをいただきましたので、今後の結果を見守りたいと思います。  それから最後に、去年の十月に法務委員会で八王子の医療刑務所を視察させていただきました。そのときに、いろいろ所長さん以下お話を伺ったんですけれども、そこに関東以北の約二百数十名の方たち...全文を見る
○中山千夏君 また、ほかの医療刑務所の状態なども勉強してみたいと思いますけれども、いずれにしましても、先ほどから話に出ているように、大変精神障害とそれから処遇の関係というのは微妙な問題がとてもたくさんあると思うんです。ですから、前の方もおっしゃっていましたけれども、よくよくお考え...全文を見る
03月31日第96回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○中山千夏君 きのう法務委員会で寺田熊雄さんから、逮捕令状を簡裁が出す場合のお話がありまして、私は素人でよくわからないので、なるほどそういうこともあるのかと思いながら聞いていたんですけれども、家宅捜索の令状についても同様なんでしょうか。家宅捜索というのは、令状については主にどこで...全文を見る
○中山千夏君 その令状を警察から要求がありますね。その場合に、出すか出さないかという判断は、どういう方が、どのくらいの期間をかけて、どの程度お調べになって、大変短いこともあるそうですけれども、その辺、ちょっと素人でわからないので、少し御説明いただきたい。
○中山千夏君 大変よくわかりました。  実は、こういうことをお聞きするのは、これは家宅捜索の場合なんですけれども、令状を持って警察が来た、だけれども、その家宅捜索自体が非常に警察の行き過ぎではないかと思われるような、そしてその令状を出した根拠が大変薄いんではないかと思われるよう...全文を見る
○中山千夏君 令状に基づいて捜索が行われますね。その以後の経過、令状を出した後のフォローというのは裁判所の方ではなさるんでしょうか。といいますのは、その家宅捜索なら家宅捜索に行って押収しますね。電話番号簿なんか押収しまして、それをもとにまたその先を今度は調査して歩く、捜査して歩く...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、考え方としては、令状を出してしまうと後は責任といいますか、そういうことについて裁判所はもう関係がなくなっちゃうわけですね。その令状を出しちゃった時点で。
○中山千夏君 そうすると、不当であったかどうかということについて裁判所の方でもう一度考えてもらいたいと思った場合には、不当だと感じた者が裁判所へ訴え出るまではわからないわけですね、結局。
○中山千夏君 実地に捜査に当たられる警察などの方が、捜査に熱心な余りにちょっと行き過ぎたことをしてしまったり、それから余り適当だとは思われないようなところでも家宅捜索をしたいという望みを持たれるということはあり得るんだと思うのですね。けれども、そういう形で捜査をされてしまうと、非...全文を見る
○中山千夏君 一人一人の方が大変誠実にやってくだすっても、やっぱり人間ですから条件というのはあると思うんです。この予算枠で、この定員枠の中で十分にやっていただけるものなんでしょうか。やっていけるという自信がおありですか。どうでしょう。
○中山千夏君 こういう捜索によって不利益を受けたとか人権侵害を受けたとかいうふうに感じた人々の回復手段というのは、確かにさっきおっしゃったようにあることはあるわけですね。だけれども、最初に不当なことをしておいて文句があったら法に訴えなさいというのは、やはり順当な法の精神じゃないの...全文を見る
○中山千夏君 もしおわかりになったら、請求が大体何件ぐらいありまして、却下した事例はどのくらいあるのかということを教えていただきたいんです。
○中山千夏君 私なんか素人の目から、普通の常識的な目から見まして、やはり憤慨している捜索を受けた人たちの話を聞きますと、これは怒るのがもっともだと思うような事例があるわけなんですよね。もちろん法律というものはまたちょっと常識とは違ったようなところがあって、本来は常識と一緒なのが望...全文を見る
○中山千夏君 どうもありがとうございました。終わります。
04月01日第96回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○中山千夏君 拘置所の問題についてちょっとお伺いいたします。  現在、拘置所はいわゆる代用監獄というものがあることによって、それで言ってみればそれに頼る形で施設が足りている状態だということを聞くのですけれども、そのとおりでございましょうか。  それから続けて、収容の割合として...全文を見る
○中山千夏君 法務大臣のお考えを伺いたいのですけれども、このいわゆる代用監獄というのは、不当な取り調べだとか、それから人権を無視した自白強要などを生んでいるというような理由で従来から批判の声が高いわけですね。そして法制審の答申の中でも、「関係当局は、将来、できる限り被勾留者の収容...全文を見る
○中山千夏君 そのいま大臣がおっしゃった提案を考えておられるものの方なんですけれども、それがまたいろいろ心配をしている人がおりまして、つまり拘置所がふえていく方向の中で処遇の改善ということを目してそういう法律ができてくるのならいいけれども、拘置所がふえるというめどが全然つかないう...全文を見る
○中山千夏君 勘違いして失礼しました。いまおっしゃったとおりです。  それで、それはまた後々、それらの法案を審議するときに、警察の方の留置場に関する法律ですか、いろいろな名前をいま考えているようですけれども、その法律とそれから法務省の方のお考えとでいろいろむずかしい点もあるだろ...全文を見る
○中山千夏君 本当に、大変困難な問題がいっぱいありますね。  ただ、後の方のお話で、便利かどうかということに関して言いますと、やっぱり被勾留者の家族とかそれから弁護士さんたちは、少々不便でもきちんと権利を保障されている状態の方を多分お望みになるだろうと思うんですけれども、ともか...全文を見る
○中山千夏君 そして少年院が五千三百万円くらい、それから婦人補導院が十一万六千円くらい、これもよろしいですね、その数字で。
○中山千夏君 そうしますと、これは私、数に弱いものですから間違っていると困るんですけれども、この予算の明細書というのを見ますと、この明細書の事項で分けてあるものの中に「刑務所被収容者の収容に必要な経費」という項目がありますね。その金額が百六十二億円余りでよいのでしょうか。
○中山千夏君 よく知らない一般人といいますか、余り刑務所のことなんか考えたことのない人間は、私なんかもそうだったわけなんですけれども、ただで国費を使って刑務所に入っている人たちは生活をしているというようなことを安易に言ってしまうんですけれども、この数字を並べてみますと、百六十二億...全文を見る
○中山千夏君 暖房費といいますか、そういうものも含まれているんですか、ガスとか光熱費とか。
○中山千夏君 その中で、もし一日当たり食費一人分がわかりましたら、教えてください。
○中山千夏君 今度の予算ではどうなっていますか。
○中山千夏君 少し上がっているわけなんですけれども、この額を見ますと、一般の家庭で相当質素にやろうと思いましてもかなり苦しい。むしろ無理なんじゃないかと思える額なんです。もちろん、たくさん一遍に仕入れたりというようなことがあるから、小さな家庭とは少しその辺違うところがあるかもしれ...全文を見る
○中山千夏君 大変御丁寧に説明いただいて恐縮なんですが、できましたら簡潔にお答えいただけると、時間がないものですから、事前に少しはレクチャーも受けておりますので、要領よくお答えください。  刑務所などに行ってみますと、見学させていただきますと、確かに努力なすっているし、所長さん...全文を見る
○中山千夏君 それじゃ、今度ぜひ下着ですとか、見学に行った場合には絶対見せてくださらないようなことを中心に見せていただきたいと思います。  実は、先日、栃木の女子刑務所に伺いました折にも、受刑者の方と同じ食事を食べさせてくださいというふうにお願いして行ったんです。ところが、行っ...全文を見る
○中山千夏君 ぜひともよろしくお願いして、きょうの質問を終わります。どうもありがとうございました。
04月02日第96回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○中山千夏君 検査院のお仕事というのは大変にむずかしいし、神経も使うし、特に調査官の方たちは、聞くところによりますと年に百日も出張をなさって、肉体的にも大変だということをお伺いしましたので、ちょっと皆さんの健康管理ということについてお伺いをしたいと思っております。  まず最初に...全文を見る
○中山千夏君 それから、さぞかしお忙しい仕事ですから、病気になられる方も厳しい労働条件の中で多いのじゃないかと思いまして、お尋ねしまして、長期病休者の調査表というのをいただきました。過去五年——五十二年度がち五十六年度にわたる長期病休者の表をいただきました。年度ごとに病名を幾つか...全文を見る
○中山千夏君 この表ですと、その調査官の方だけということではなくて、全職員についての調査ですね。
○中山千夏君 特に調査官の方が多いとかということはないですか。
○中山千夏君 これは、もちろんこういう計数的に表にはできないことだと思うんですけれども、もしかしたら、少々かぜを引いても、少々熱があっても休めないというようなこともあるんじゃないかなと思いますが、その辺いかがでしょうか。
○中山千夏君 それからもう一つちょっと気になったことなんですけれども、この病名の分類の中に、一番最後のところに精神障害という欄がありますね。これはもちろん特に検査院に限ったことではなくて、ほかの省庁でもあることだと思いますし、それから社会的にもいま大変ノイローゼですとか、こういう...全文を見る
○中山千夏君 いまの対策のお話をお伺いしましても、精神障害の場合には、何か医療というところに限定して片づけられる問題ではなくて、午前中にもちょっとお話が出ていましたけれども、たとえば出張に行ったときに、余り狭いビジネスホテルに長期間いるとか、そういうことも多分非常に精神の負担にな...全文を見る
○中山千夏君 医療についてはこれで終わります。  それで、次に職員の採用に関する質問をしたいんですけれども、これもそちらからちょっと出していただいた資料なんですけれども、五十七年の四月一日の調査の表がありまして、これを見ますと、上級甲、乙、それから中級と、こう三つに分けて採用率...全文を見る
○中山千夏君 この面接試験を行うときに、大体何人ぐらい採るとかという目標はお立てになるわけですよね。そうすると、それに満たないと、少なくなっちゃうために。ということになりますと、その後また何度か面接試験を重ねられるわけですか。
○中山千夏君 なかなかその採用を、一度の試験で目標を揺れないという状況が続くのは何かと大変だろうと思うんですけれども、何か対策を立てないといけないんじゃないでしょうか。どうでしょう、その辺考えていらっしゃることがあったら。
○中山千夏君 検査院の女子職員の数は何名ぐらいでしょうか。そしてその部署を教えてください。
○中山千夏君 部署、役職。
○中山千夏君 わりあいたくさん女子がいらっしゃいますけれども、調査官——調査に当たられる方はわりと少ないんですね、その辺はどうなんですか。
○中山千夏君 いろいろ問題はあるでしょうけれども、私などが考えますと、こういう検査に向いた女性というのは大変多いんじゃないかと思うんですね。女の人というのは融通がきかないという面もあるかもしれませんけれども、非常に律儀なところがありますし、それから第一供応に向かないというか、供応...全文を見る
○中山千夏君 よろしくお願いします。  それから、ちょっとこれは小さなことなんですけれども、職員の研修という書類をいただきまして見ておりましたら、ちょっとおもしろいことに気がつきました。一般研修、専門研修と分けまして、研修名、それから研修対象、人員、時局数という表になっているん...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。  それでは次の問題に移りまして、再就職、天下りというのですか——天下りではなくて再就職というのかもしれませんけれど、その状況を知りたいと思いまして資料をお願いしまして、本当は過去五年間ぐらい欲しかったのですけれど、すごく急だったものですか...全文を見る
○中山千夏君 大変世間を騒がせた事件がありまして、そして、そこに再就職をなさるという経過は、こういう場合には、電電公社の方から再就職というか、うちへ来て、これは監事と監事室長になっておられるわけですけれど、そういう職についてくれというふうに言われて、それを受けるという形でいらっし...全文を見る
○中山千夏君 ちょっときのうも検査院の方に御意見伺いまして、そうして非常に検査の専門家がこうして大変経理のずさんであったようなところに入ることによって、いろいろ益があるということをお伺いして、それも理解できるんです。なるほどそうだろうと思うんですけれども、率直に申しまして、われわ...全文を見る
○中山千夏君 私としては具体的にどうすればいいというところまでは考えつかないんですけれども、何かやはり個人の力ではなくて、何か一つ歯どめになる工夫が必要なんじゃないかとはまだ思っておりますけれども、きょうは時間もございませんし、これで終わりたいと思います。どうもありがとうございま...全文を見る
04月14日第96回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○中山千夏君 道路の掘り返しの問題について少々お伺いいたします。  昭和五十六年八月に、行管庁の行政監察局から「道路掘り返しの防止及び共同溝の整備に関する地方監察」の結果というものが出されました。これによりますと、大変道路の無秩序な掘り返しが多いと。それはもちろん経費のむだであ...全文を見る
○中山千夏君 いまお話の中に出ましたけれども「地下埋設工事等による道路の掘り返し規制に関する緊急措置について」という閣議了解が昭和三十七年に出されて、それを受けてすぐ通達をお出しになってますね。それから、四十五年の先ほどおっしゃった対策要綱ですか、これによって地方連絡協議会という...全文を見る
○中山千夏君 たとえば、道路管理者が掘り返し規制の方針を立てて、何年以上はこういうものは掘り返さないんだというような基準を設けていますね。それ見ますと、地下埋設工事等による道路の掘り返し規制に関する緊急措置についてという、これはそちらでおつくりになった基準だと思うんですけれども、...全文を見る
○中山千夏君 実例というのも変なんですけれども、十年ちょっと私青山の近辺に住んでおりまして、青山通り——国道二四六の一部なわけですけれども、いわゆる赤坂見附から渋谷の宮益坂のところですか、あのあたりはもうずうっと工事中で、大体私が見ている間ずうっと工事を続けていて、去年の終わりご...全文を見る
○中山千夏君 共同溝がなかなか進まない理由として、いわゆる中に入れる電気の会社であるとか、それから水道の会社であるとかが、お金を少し負担しなければならない。それはもちろん利用者の方にもはね返ってくるわけでして、そういうお金が高過ぎるから、そういうお金がかかり過ぎるということで、業...全文を見る
○中山千夏君 ガス管とか、それから電話線、それから水道、下水というものは、ビル化しなくても、個人のわうちが寄り集まっているようなところでも、ほとんどの町では、小さい町でも必要なものだと思うんですね。そういうところには共同溝がむだになるからなかなか共同溝をつくらない。けれども、共同...全文を見る
○中山千夏君 事前にお話をお伺いしても、むずかしい大変な仕事だし、関係者が多いから調整も大変だろうとは思うんですが、ちょっと私が共同溝のことでいまのような質問をしましたのは、共同溝をつくるということでいいんだということになってしまいますと、逆にいいますと、共同溝をつくらないと、こ...全文を見る
04月21日第96回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○中山千夏君 まず最初に、大臣に基本的なお考えを少しお伺いしたいと思います。  食管法の改正がさきに行われましたけれども、ちょっと抜本的な改善になっていないんじゃないかというような声も多く聞きますので、食管法というものについてどういうお考えを大臣が持っていらっしゃるのか。今後ま...全文を見る
○中山千夏君 なくなるんじゃないかという心配は本当にないみたいでして、むしろ余り過ぎて困るというような傾向があって、そちらの方も会計検査院などの進言なども検討なすって、なかなか近年いろいろ御努力なすっているようですけれども、いわゆる赤字減らしといいますか、食糧管理費を減少させると...全文を見る
○中山千夏君 時間が大変限られてますので、それだけの質問でいまの問題を終わりまして、次の問題に移りたいと思います。  中央競馬会について少しお尋ねいたします。  競馬の馬券を買いますと、私はやらないので余り詳しくないんですけれども、最初に二五多控除率というんですか、控除されて...全文を見る
○中山千夏君 きっとその二五%という数字の問題それ自体の問題ではなくて、やはりそれがどのくらい国民にとって役立つ使われ方をしているかどうかということが問題なんだろうと思うんですね。  それで、二五%のうち、第一次納付金として一〇%国庫に納められる。その余ったもので使った残りを、...全文を見る
○中山千夏君 流動的なものは簡単にわれわれがわかりやすく考えると、それだけ貯金があるという話だろうと思うんですけれども、大体約そのくらいありますと、年間利息だけでずいぶんなお金になるなというふうに思います。一方で競馬の世界の中で、いわゆる厩務員の低賃金の問題、たびたびストなどが起...全文を見る
○中山千夏君 日本発馬機の事件というのがございましたね。いろいろとむだ遣い経営をしているとか、それからずさんな経営をしているとかというようなことが、マスコミや国会などでも取り上げられますけれども、そういうことがあると、やっぱりお金が余っていることだとか、それから控除率をもう少し下...全文を見る
○中山千夏君 こういう状態を見ますと、天下り天国というふうに言われても仕方がないという感じがするんですね、とても。ですから、いま何かいろいろ方策をおとりのようですので、ぜひとも厳しく対処していただきたいと思います。どうもありがとうございました。
04月23日第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号
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○委員以外の議員(中山千夏君) 最初に、委員外議員という立場で発言の時間を持たせてくだすった委員会の皆様に深くお礼申し上げます。  このことは、本当であれば正規の委員で審議に加わりたいという気持ちがあったのですが、国会の運営上そういう形ではなかった。そうして国会というところは、...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 何だか全然わからない。言うと語弊があるというのは、ヒントだけでも何だか教えていただけませんか。
○委員以外の議員(中山千夏君) なるほど一口に抽象的に言ってしまうと、経済的な情勢というか、そういうものが原因だろうということなんだろうと思いますけれども、もう少し私なんかが具体的に考えますと、それも経済と関係が大いにあるのかもしれませんが、政治の腐敗というものなども非常に原因に...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ちょっと言い方を変えますと、現状ではふさわしい人をより得やすくないというふうに承っていいのでしょうか、より得やすくないと。
○委員以外の議員(中山千夏君) そうすると、政党の中にお入りになった場合はいま例に出された方はお出になれますけれども、その方に関して言いますと、政党にお入りにならない限り、改正された後でももっと出にくくなるわけですね。いま山本さんが出にくい理由として、政党化、団体化が進んだために...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私はどうしてもわからないんですけれどもね。私も何度か選挙をいたしましたので少しは事情を知っておりますが、いまの選挙制度の中でも、別に自民党は、この人はすばらしい人で、そしてお名前もたとえばいまおっしゃった方のように高いということになりますと、その人...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ふさわしくないとは全然思っていないとおっしゃるわけですけれども、よりふさわしい人を得やすい制度に変えよう、こういう改革によってそうなるんだという言い方の中には、やはり一人一人の議員の中にはふさわしい人もふさわしくない人もいる。ふさわしくないという言...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうすると、そのふさわしいかふさわしくないかということは、無所属であるか政党人であるかということとは関係ないというふうに理解してよろしいですか。
○委員以外の議員(中山千夏君) そこで、ではあっても現実の問題としては、この制度が施行されますと無所属が切り捨てられるわけなんです。無所属について、無所属に沿ってもう少し話を進めていきたいと思いますが、いわゆる政党に所属しない無所属というのは現在でも大変少数なんですね。ちょっと勘...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうすると、現在の選挙自体が非常に政党化、団体化された上で行われているときに、当然そこから出てくる大部分の立候補者、そして全国区として国会の中に送られる大部分の議員たち、それを選んでいるのは、ほとんど政党の中で政党の方たちが選んでいらっしゃるわけで...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうすると、さっき国民の支持が得られる方向で、国民の意識に受け入れられる方法で名簿が各政党の良識によってつくられるであろうとおっしゃいましたね、この改正がなされたときには。それと同様に、いま良識を持って政党の皆さんはよりふさわしい候補者を選んでいら...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私、そこのところはどうしてもわからないんですけれどもね。そうすると、集票能力が候補者選択の一つの基準になっていることはまずいと考えていらっしゃるのですか。集票能力というものが、立候補者を立てるときにこの人ならたくさんの票を集められるだろうという考え...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) いまのお話を聞くと、ますます私は反対になるんですがね。なぜかと申しますと、集票能力とおっしゃっていることの中身は国民の支持じゃないんですか。集票能力が高いということは有権者の支持が多いということじゃないんですか。それは現実にはお金で票を買ったりする...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) まだわからないのですけれどもね。十分に知名度があって国民から信頼を受けている人であれば政党がつかなくても当選する、さっきからそれをおっしゃっているんじゃないですか。皆さん方のように何か特別な才能のある方は別ですけれどと再三おっしゃっているのは、その...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) やっとお話はわかりかけてきましたけれども、金丸さんがお出しになる例が悪いわけですよ。だからなかなかわからないんです。有名な人を例に出して、この人を当選させたいときに、いまは無理だけれども、当選させることができるというふうにおっしゃるからわからないわ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうおっしゃりたくなかったというのは、この理由もまた答弁させていただきますとね、つまり無名な人を政党が判断をして、この人ならりっぱな人だと判断してしまうということは、個人の集票能力、個人に集まる票という国民の判断にかわって政党が、だれが参議院にふさ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) いえ、大臣でなければ。
○委員以外の議員(中山千夏君) はい。
○委員以外の議員(中山千夏君) はい。
○委員以外の議員(中山千夏君) いえ、発議者も関係はあります。
04月26日第96回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○中山千夏君 きょうは、大阪あいりん地区、それから東京山谷地区などにおける労働状況についてお伺いしょうと思っておりましたら、ちょうどけさの新聞に、山谷で「群衆、交番に投石 二百五十人騒ぐ」というような記事が出ておりました。その中に、「東京都山谷対策室によると、四月は例年、求人が少...全文を見る
○中山千夏君 この新聞でもそれが原因だというふうには決して書いてなくて、背景にそういう労働問題があるんだろうというふうに書いてあるわけなんですけれども、一体にやはり就業状態というのは悪いようなんですが、大阪のあいりん地区の方になりますけれども、こちらの職業安定所の様子を見ますと、...全文を見る
○中山千夏君 大体経過とか、現状については承知しているんですけれども、いまの御説明でもちょっとわからないのは、その労働者に親しまれるやり方をなぜ職業安定所がとることができないんでしょうか。職業安定所がすればいいと思うこと以外のことは、労働センターはやってないわけですね。その相対方...全文を見る
○中山千夏君 結果として非常にうまくいっているということであれば、そうした方法をとったのもよかったのかなということになるのかもしれません、法律的な問題とはまた別にいたしましてね。しかし、労働福祉センターと、それから職業安定所の二本立てになっているこの形の中で、いろいろと厄介な問題...全文を見る
○中山千夏君 労働福祉センターの役員には、いまおっしゃったような方々のほかに、いわゆる建設業界の方も入っておられますね。労働者の代表が入るというのはむずかしいのかもしれませんけれど、労働者の代表は入っていないわけです。  ちょっと考えますと、こういうことも聞くんですよ。つまり、...全文を見る
○中山千夏君 それからもう一つ、これは何より大問題だと思うんですけれども、労働福祉センターにも求人される方々が登録をなすって、そしてその登録した会社については、それが違法なピンはね業者などではないかということをきちんと調べているということは、現場で福祉センターの方にも伺いました。...全文を見る
○中山千夏君 こういう地域には大変ボランタリーの方がたくさん入られまして、労働問題に当たっていられる方もいらっしゃいますし、それか、ら医療問題に当たっている方もいらっしゃいます。そういう方たちを見ていますと、いろいろと問題の多い地域ですから、命がけなんですね。必死なんです。何か問...全文を見る
○中山千夏君 ぜひよろしくお願いします。  調査にしましても、私がこの問題を取り上げようと思っていろいろ資料を集めましたときも、労働省の方からいただく資料などより、ずっと民間のボランタリーの方たちからいただく資料の方が詳しいということがあるんですね。もっともいろいろ問題のある地...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。
○中山千夏君 総理にお伺いいたします。  決算審議の中で、さまざまな政治の腐敗がいろいろと指摘されました。総理は、いろいろお話を伺っておりますと、政治倫理ということを大変重んじておられるようなので、気苦労なさることが多いんじゃないかと思います。その政治倫理ということで言いますと...全文を見る
○中山千夏君 このたび提案されて、いま審議されております参院の全国区の改正が、お金のかからない選挙になるかどうかという点については、私などはちょっと異論もあるんですけれども、それはそれとしまして、政治の浄化というものは本当に多くの国民が望んでいることだと思います。  そして、総...全文を見る
○中山千夏君 いま総理がおっしゃった意見は、発議者の方たちにも通じているんですか。
○中山千夏君 私が見ていますところでは、とても通じているとは思えないんですよね。ですから、はっきりとほかの言い回しではなくて、強行採決だとか、それから形だけの審議を強行して推し進めて、何が何でもこの国会で通してしまおうというようなことは私は許さないと、そういう決然とした保証をして...全文を見る
○中山千夏君 私は、一の会を代表して、昭和五十三年度決算外二件を否認し、内閣に対する警告案に賛成する立場から、討論を行います。  まず第一に指摘したいのは、予算のむだ遣いと公費天国の実情です。中央競馬会に関する私の質疑などでも明らかにされたとおり、特殊法人、財団法人、また関係民...全文を見る
04月28日第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号
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○委員以外の議員(中山千夏君) 前回、ふさわしい人をより得やすい制度になるかどうかということについてもっぱらお話を伺ったのですけれども、きょうも少し最初にそのことに触れたいと思います。  まず、法務大臣にちょっとお伺いをしたいのですけれども、裁判官というものもやはりよりふさわし...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) その裁判官の場合、よりふさわしい人をどのような方法で選んでいるんでしょうか。
○委員以外の議員(中山千夏君) それでは、私が少し承知しているところで話を進めたいと思いますけれども、裁判官の場合ですと、司法試験があって、その後研修の中で裁判官になるという意思を抱いた人たちも、それぞれその裁判所の中で適正である、ふさわしい人であるかどうかということを見ながら裁...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 改正案ということになりますと、そういう性格を持った——つまり現行法では、選挙というものの中で一般の人々、資格を持っている有権者の選択によってふさわしい人々が選ばれていく。ところが、改正案になりますと、その選挙以前に何の法的資格もない者が何の法的基準...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 提示なすったくらいですから、改正案の方がよいとお考えになっていらっしゃることはよくわかっているわけです。ですけれども、本当にいいかどうかということについてわりあい個々に細かく提案なすった理由についてお話をしたいと思っているものですから、全体的なよし...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 法律的なことは私は暗いですけれども、これは簡単な理屈だと思うんです。つまりいままでは党よりも人を選ぶという人も、人よりも党を選ぶという人も等しく選挙に参加できるという広いふところがあるわけですよ、現行法は。ところが今度は、いまおっしゃったように立候...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 余り時間もありませんので、この問題をおわかりいただくのはあきらめます。  次に、またちょっと裁判官の場合の例を出しますけれども、裁判官の場合は定年がありますね。議員の場合は定年がありませんね。これはどういうことだとお思いになりますか。
○委員以外の議員(中山千夏君) 全く私もそのとおりだと思います。それで、裁判所の方とこのことについてちょっと私もお話をしたときに、やはり同じようなことを言っていらっしゃいました。つまり選挙によってもし有権者が老齢な方をふさわしくないというふうに考えた場合には淘汰されていくだろう、...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私は時間がありませんので次に移りますけれども、これは大変なことだと思います。つまり各政党の良識というものが今度の改正案になりますととても大きな問題になってきますね、まず候補者名簿の選択が行われるときに。その候補者名簿を選択されたそういう政党しか有権...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) またちょっとお答えがずれているんですが、信頼しているかどうかを伺っているのじゃなくて、政党というものについての認識、それから政党間の違いについての国民の認識というものがどのようなものであるか調査されたことがあるか、あるいはないとすればどのように感じ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ぜひ一度調査をなすってみていただきたいのですが、なるほど政党に対する認識が高いというふうに考えていらっしゃるなら、こういう案をお出しになることも理解できる気がします。  ですが、私も調査というものは見たことがありませんけれど、金丸さんと全然違う感...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そんなことはないみたいですよ。この間の選挙が終わった後で新聞社の方がコンピューターで出した私の票の分析というのを見せていただきましたら、もう保守から革新までいろいろ入っているという状態でしたし、それだけ有権者の方々が政党のこともよくわかり、なおかつ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 投票所に参りますね、そうすると、具体的にはいまは立候補者の名前を書いた紙が張ってありますね。あれは今度からはどうなるんですか、具体的には。それをちょっとわかったら教えてください。
○委員以外の議員(中山千夏君) 細かいことですけれども、いままで現行ですと抽せんで掲示する順番というのは決めていたそうですね。今度は政党が抽せんをするということになるわけですか。
○委員以外の議員(中山千夏君) 私はよけいややこしくなって選挙管理が大変であろうというふうに思うんですけれども、時間がありませんので次の問題に移ります。  多くの候補者にとって膨大な経費を要する現状が改善されるだろうかということです。私はなぜ違法まで犯して名を売ろうとするのかと...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私は広過ぎたりすることが原因じゃないと思うんですよ。それだったら衆院の選挙とか地方区の選挙で違反が出るわけないでしょう。だから広過ぎることが原因じゃないのじゃないですか。
○委員以外の議員(中山千夏君) やはりいまおっしゃったことが参議院全国区にも当てはまるんじゃないですか。激烈だからだと私は思いますよ。つまり、とにかく五十人当選すればいいやと思って立候補しているわけじゃなくて、どうしてもみんな自分が当選したいと思うわけですね。それで自分が当選する...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私は広大だからだと思わないのですよ。広大な選挙区だってみんなが、これはちょっと軍備と話が似ていますけれど、つまり向こうがこれだけやればこっちもこれだけやると、だんだんふえるわけですよ。広大だって、みんなが良識の上で申し合わせをして、そのための法律だ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 認識全然違いますね。それから一般の世間では、広過ぎるからというよりも、広過ぎることはむしろ副次的な原因でして、その前に自分が当選したいという気持ちがあるからやはりどんどんお金がエスカレートしてかかっていくんだというふうに思われていますよ。で、当選す...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 先ほど読ませていただいた文章の中で「政党」と書かれているのは、既成の有名な政党のみを指すわけですか、それとも一般的な政党という意味ですか。
○委員以外の議員(中山千夏君) ではお伺いしたいのですけれども、政党政治の質的な向上を考える場合に、新しい政党、それから小さな政党、こういうものの価値をどのように考えておられるでしょうか。私は新政党の誕生や小政党の伸長、進出などというものは、その可能性が高いということは政党政治の...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そこでまたわからなくなっちゃうんですけれども、そのようにお考えにならないんであればこの改正案は筋が通っていると思うんですよ。これは何度もおっしゃいますが、現行選挙で有名人の人は楽だという感じでおっしゃいますけれども、その有名人と無名人の得票のありよ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 比例代表制の問題じゃなくて、つまり最初に票が集まるときの状況について有名人と無名人みたいなことが出てくるんじゃないかということを私はお伺いしたのですけれども、それは次の機会に時間がないので譲ります。  法的なことは金丸さんお詳しいと思うのですけれ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ほかにはあるのですか、ないのですか。
○委員以外の議員(中山千夏君) 私は、むしろ選ばれる者が、議員が寄ってたかって選ばれる方法を決めてしまうということがもし法的に正しい、根拠のあることだとしましたら、まずその法律をちょっと検討してみなければいけないのじゃないかと思うんですね。といいますのは、プロの政治家たるもの、自...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ぜひとも堂々といろいろな参考人だとか何かも呼んで、討論をしていただきたいというふうに私は思いますが、きょうは時間ですのでこれで終わらしていただきます。  ありがとうございました。
06月18日第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第10号
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○委員以外の議員(中山千夏君) まず最初に上条さんにお伺いいたしたいのですけれども、先ほどからもういろいろな形でお答えも出ておりますが、もう少し詳しくお伺いしたいので御質問いたします。  この改正によって政党に対する関心は高まるという御意見を先ほどおっしゃったように聞きました。...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 選挙にさえ強ければ必ず政治的な能力があるとは限らないというのはそのとおりだと思うのですけれども、選挙に強いということは多くの人がよかれあしかれ選んでしまうというわけでありまして、そこのところでは上条さんは多くの人が選んでしまうことを必ずしも肯定的に...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) もう一つだけ。
○委員以外の議員(中山千夏君) はい。  いろいろ皆さんの中から疑問点もたくさん出てきまして、そのことについては修正意見なども含めてずいぶん根本的なところにかかわりがある問題が出てきたのでちょっとびっくりしているようなところもあるのですが、かなりこれは時間をかけて、強行採決なん...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) どうもありがとうございました。
06月24日第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第12号
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○委員以外の議員(中山千夏君) 青島さんの時間が切れちゃったので、ちょっといまの続きのことを私も考えていたものですから申し上げますが、広過ぎるということが大変問題になりまして、でも私考えてみたら、日本の大きさが変わらないことはあたりまえで、この選挙法を制定した当時も広さは同じであ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 国会に入る前から、選挙に一人人間を出すにしても、とても一人でやっていてはなかなか出れないわけで、それこそ相当な知名度とか何かが必要だということは出る前から相当わかっていたので、政党というようなものではないですけれども、一応の結社をつくって活動してき...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) まだ一分あります。
○委員以外の議員(中山千夏君) はい。  いずれにしても、皆さんのお話伺いまして、先日も三名の方に伺ったのですが、反対あるいは大変いろいろ問題があるし、憲法の改正にまでつながっていくような深い問題を持っていることで、きょうお伺いした中でもお三方とも、第三者機関にゆだねるべきであ...全文を見る
07月02日第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第14号
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○委員以外の議員(中山千夏君) 一番最初に基本的なことをちょっとお伺いしたいと思います。  もう一度か二度、たしか金丸さんの口からお伺いしたことではあるんですけれども、念を押させていただきたいのですが、この法案をお出しになったというのは、決して政党や議員個人の利害、打算でお出し...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私はこの法案に反対の立場をとっているんですけれども、われわれ反対の立場をとるという者も決して自分自身の利害、打算で反対の立場をとっているわけではないと、これは審議を進めている中でお認めいただけますでしょうか。
○委員以外の議員(中山千夏君) それでは、その前提に立ってお話を進めていきたいと思うのですが、私は選挙制度というものは議会制民主主義の根幹であろうというふうに考えております。それはやはり金丸さんにしても同じように考えておられると思うのですが、いかがでしょうか。
○委員以外の議員(中山千夏君) その根幹である選挙制度を変えようというときにはかなり慎重に審議をされなければならない、多くの人たちの意見を聞かなければならないし、一つの提案がなされても、それに対するいろいろな反論があれば、一つ一つ丁寧に吟味していかなければならないということについ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 自民党の中で十年来非常にきめ細かな検討をしてこられたということは審議の中でも何度かお伺いしたのですけれども、やはり国会に出てきてからというものが、何か一つの仕上げという形に考えていらっしゃるのか。それとも、国会に出てきてからも、ほかの政党、自分の政...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうすると、ほかの、提案はしていないけれども参考人の方、これは議員ではありませんけれども、参考人の方からもいろいろ御意見が出されました。それから、われわれの方からも審議がありますたびに意見が出されております。もっと大きな政党の方たちの中では、ほかの...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) この問題は、国会においても大切な問題であると同時にというか、それ以上に一般有権者、国民にとって大変興味深い問題であろうと思うのです。関係の一番深いことだろうと思うのですね、自分の持っている選挙権が今後どういうふうに形を変えていくかという問題ですから...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 法案を御提出になってから大分時間がたっていますね。御提出になるときに、一般国民に選挙法の改正をしますよということを何らかの形で広く知らせようというふうには全然思いつかれませんでしたか。それとも、何らかのそういう手段というか方法といいますか、政党とし...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 国会でこれだけ審議が続いて、やはり国民のほとんどが内容までいかないんですね、実際私が聞いてみますと。審議されているということ自体についても理解がないというのは、私はやっぱりだれに、どなたに——金丸さんにそれを文句申し上げるのはいまのお話を伺うともし...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そのことと関連しまして、どうしても触れなければならない問題があるんですが、これは四月の二十六日です。決算委員会がございまして、その席で私は鈴木首相に直接質疑をさせていただく機会をいただきました。そのときに公選法の問題についてお伺いいたしまして、これ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) つまり総理のお答えは、さっきも読みましたように、これは会議録ですけれども、「一遍参議院のわが党の理事並びに委員の皆さんとも私近いうちに懇談もしてみたい」というふうにおっしゃっているわけです。これはもちろん公選法に関してです。懇談もしてみたいというふ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 最初に申し上げましたが、四月の二十六日の決算委員会です。
○委員以外の議員(中山千夏君) これより前じゃなくて後なんでしょうか。前だったら私に対するお約束とは関係なく行われたことになりますし、そこをちょっとはっきり知りたいのですけれども。
○委員以外の議員(中山千夏君) わかりましたか。わかったらちょっとお答えいただきたい。
○委員以外の議員(中山千夏君) そうしますと、御懇談はない間にどこかで事態が進展したか何か知りませんけれども、また御懇談の内容というのも私はわからないのですけれども、すぐには懇談はしてくださらなかったということなんですね。  その明くる日です。その質疑で、懇談をするというような...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) その場合に、それは発議者の方たちだけの意見なのか、それとも自民党、政党としての意見であったのか、それはいかがですか。つまり、審議を深めていこうと、時間をかけても細かい審議を深めていこうということと、質疑打ち切りの強行採決、これは強行というふうに言っ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) しかし、それではまだ半ばであった質疑を、自民党案に対する質疑を打ち切ってしまうというのは方向が違うと私は思うのです。本当に私は不思議なんです。それはどうなんでしょう。
○委員以外の議員(中山千夏君) いま国会対策という言葉が出てまいりましたが、私も国会に入りましてから国会に国会対策ということがあるということがわかりまして、それはそれで一つのこういう大きな国の議会を運営していく場合に大切なことであろうと思います。ですが、やはりとても問題だと思いま...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 次に、先ほどちょっと峯山さんからお話がありまして、私も少しやりとりがはっきりわからなかったものですからもう一度重ねて聞きたいと思うのですが、峯山さんのお話は基本的人権の制限に伴うものですが、基本的人権の制限を行う場合は、いま現在何らかの一方で基本的...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうすると、合理的な理由があって、その合理的かどうかというところに、その理由として現在何らかの基本的人権の抑圧があるかどうかということが入ってくると思うのですが、それはちょっとおくとしまして、金丸さんのお考えになる合理的な理由によってやむを得ない制...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) いまのお答えを伺いましても、それから憲法についてのいままでいろいろな質疑がございましたが、そういうものを伺いましても、私自身は憲法に照らして合理的な改正であるというふうには思えないわけです。その合理的な改正とは思えないというところで、答弁のあり方と...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) その場合、参院の独自性ということが問題になると思います。政党化をしても独自性は保たれるとお考えになって立案なさったのか。それとも、独自性がなくなっても、こういう考え方を持っている学者の話をよく耳にすることもあるんですが、独自性がなくなったとしても一...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ちょっとまたわきにそれた論になるかもしれませんが、同じような質問なので同じように答えるしかないというふうにおっしゃいますけれども、深める方向で答弁をしていただきたいという思いから、同じような問題であってもいろいろな方向からいろいろな言い方でわれわれ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 私が御質問したのはそんなにむずかしいことでございませんし、お答えには全然なっていないと思わざるを得ないのですね。政党の良識というものに対する確信をわれわれに持たしてくれと言っているんですよ、簡単に言えば。その前段に御説明になったのは日本の選挙制度が...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) では、ちょっと参考までにお伺いしますが、現在政党が公認候補を立てますね、そのときの基準は何なんでしょうか。細かい基準はいろいろ政党によって違うと思いますが、先ほどもちょっと答弁者の方からそういうお言葉がありましたけれど、出たい人より出したい人をとい...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) それが法改正が行われた結果、これも前にちょっと議論をしたので、また同じところに迷い込む感じもありますが、その基準はがらりと変わりますか。
○委員以外の議員(中山千夏君) これは改正の一つの理由であります立候補者の数が多過ぎて現行では選択が非常に有権者の立場から見て困難であるということとも関連してくることなんですけれど、個人本位から政党本位に移行する、これは何度も聞きました。しかし、どうも話を聞いていると、はっきり個...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) いえその前に、やはりりっぱな人を並べないと選挙で勝つことはできないだろう、だからよりよい人が名簿に並ぶようになるだろうと、こうおっしゃったわけですね。そうすると、りっぱな人を並べなければ勝てないだろうということは、りっぱな人かどうかということが一般...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そうしますと、立案をなさったときに大体どのくらいの数の政党が立つと予想していらしたのでしょうか。
○委員以外の議員(中山千夏君) 私も全く幾つぐらいの政党が出てくるかというのは予想がつかない気がするんですね。先ほどちょっと、全国にある政党といいますか政治団体の数というのを私も初めて伺いまして、ずいぶんたくさんあるもんだなと思ってびっくりしたんですが、そういうことから考えて、こ...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) 仮に、そうですね、五つの政党が立ったとします、現実的に考えまして。そして、五つの政党が名簿を出して五十人まで可能でしたね、名簿掲載は。で、がんばって五十人、五つの政党が名簿を出したとします。そうすると五、五、二十五ですか、だから二百五十人の個人名と...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) では、有権者としては個人を余り吟味する必要はないということですか。
○委員以外の議員(中山千夏君) ちょうど松浦さんが答弁にお立ちいただいたので、ちょっと先ほど伺ったことに関係してお伺いしたいのですが、さっき全国区の選挙活動をやってみて大変むなしいと思ったという個人的な御感想を漏らされました。ほかの方々の意見を聞いてみましても、広過ぎることで松浦...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) それはお説じゃなくて、論理的に解決にはならないまま問題が消滅してしまうという事実を申し上げているだけなんです。候補者にもっと接触する方法だってあると思うのですね。それから、有権者が候補者をもっと知る方法だってあると思うのです。そちらの方向には行かな...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) ちょっとお伺いいたしますが、参院全国区制を改正してほしいというような請願ですね、ありましたら数を教えてください。それから衆院の定数を是正してほしいという請願あるいは参院地方区の定数を是正してほしいというような請願、この数もあわせて教えてください。
○委員以外の議員(中山千夏君) いまの請願の数を見ますとものすごくはっきりわかると思うのですが、定数是正というのは、衆議院にしましても参議院にしましても、国民一人一人の重大な関心事であるし、重大な問題なんですね。自分の持っている票と人の持っている票と同じ権利であるはずなのに重さが...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) そういうことであれば、いま御説明になったように重要だと思われるのであれば、定数是正の問題だって早くから各政党に対しても申し入れをいろいろな人たちが行ってきていると思うのです。参院全国区の問題について先にやって、そして定数是正の方については作業がちっ...全文を見る
07月05日第96回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○中山千夏君 昭和五十五年十月二十八日に内閣がお出しになりました答弁書を拝見いたしますと、こういうことが書いてあります。「「国連軍」の目的・任務が武力行使を伴わないものであれば、自衛隊がこれに参加することは憲法上許されないわけではないが、現行自衛隊法上は自衛隊にそのような任務を与...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、新聞などで幾分鈴木首相とそれから外務大臣のお考えが食い違っているように報道されておりましたが、いま自衛隊法の改正は考えないということで一致していらっしゃると受け取ってよろしいんでしょうか。
○中山千夏君 それでは、もう一度繰り返して念を押させていただきますが、鈴木首相がおっしゃった、いま改正は考えないというところで一致していらっしゃると受け取ってよろしいんですね。
○中山千夏君 防衛庁長官はいかがでしょうか。そういう議論の経緯があったようですが、お考えをお述べください。
○中山千夏君 同じ六月三十日の予算委員会で、外務大臣が国連のナミビア独立支援グループヘの貢献として、選挙監視員の派遣とか、それから資機材の供与を考えているというような発言をなすっていらっしゃいます。これもさっきちょっと読みました政府の答弁書の中にも「国連の「平和維持活動」に対し、...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、監視員として派遣される方は、もし行くとしたらどういうところからいらっしゃるんでしょうか。
○中山千夏君 そういう人員派遣とか、資機材の費用というのがありますね。そういうものを予備費で補うということもあり得るんでしょうか。
○中山千夏君 ちょっと予備費との関連というのが、この監視員の派遣や資機材のところで気になりましたのは、いままでに国連軍の派遣に係る分担金に予備費を出しているということがございますね。昭和四十八年から数次にわたって出されています。この予備費というものが、よく大蔵大臣は、予算は生き物...全文を見る
○中山千夏君 ぜひそうお願いしたいと思います。この補正予算のところでぴよっと出てきたものが、全然その科目が出ていないということになりますと、とっても何となく変な感じですし、第一、さっきも申し上げたように、これでこの明細書なり、それから調書なりを拝見して、形式的にはわれわれ判断を下...全文を見る
○中山千夏君 これは念押しのような形になってしまいますけれども、四十八年度から数次、国連軍派遣に関する予備費の使用というものが書き出されてくるのを見ていますと、最初のうちは大変丁寧にわかるように書いてあるのに、五十四年になったところで突然こういいかげんに、ちょっとわかりにくいよう...全文を見る
○中山千夏君 はい。とりあえず時間もありませんことですので、ぜひ補正予算の各日明細について工夫をしていただきたいと重ねてお願いをして、終わります。
07月06日第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号
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○委員以外の議員(中山千夏君) どうもきょうは御苦労さまでございました。  私は、基本的に全国区は現在のところ従来のままがよいという考えを持っております。しかし、仮に現在この改正が必要だということになりましても、このたびの改正案にはいろいろ疑問があるんです。時間がありませんので...全文を見る
○委員以外の議員(中山千夏君) どうもありがとうございました。
08月03日第96回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○中山千夏君 どうもきょうはお二方ありがとうございます。  お二方のお話を聞きまして、同意するところがたくさんありました。宮崎さんのお話は大変合理的だと思いましたし、それから河さんのお話は、一般日本人にはなかなか感覚的にわかりにくい部分があって見過ごしてしまうようなところを、よ...全文を見る
○中山千夏君 次に、河さんにお伺いいたしますけれども、いろいろ問題点についてこれまで政府にも、それからそれぞれの地域行政にも申し入れをされてきたと思います。それから、いろいろな事件が起きましたときに警察などの方にも抗議に行かれたりなすったことがあると思います。そういう場合に、相手...全文を見る
○中山千夏君 先ほど山中さんのお話にも少しありましたけれども、国益とそれから治安、そしてもう片一方で人権というのが、いつもつっかえて問題にされるわけなんですけれども、確かに治安や国益はどうでもいいんだというのは余りにも大胆な言い方かもしれません。でも、その治安や国益というものを強...全文を見る
○中山千夏君 先ほど河さんの方から、在日朝鮮人の歴史的な背景というのを伺いました。これはやはり四月の衆院の法務委員会で、参考人の方々の中でそういう点に触れられているところがあります。  大阪市の生野区長山崎さんは、   当区におきます外国人の登録人員でございますが、約三万九千...全文を見る
○中山千夏君 どうもありがとうございました。
08月10日第96回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○中山千夏君 きょうはどうも御苦労さまでございます。  二つお伺いしまして、お二方それぞれ御専門の立場から御意見をお聞かせ願えればと思います。  まず最初は、小さな問題、小さなことなんですけれども、簡易裁判所で家宅捜索の令状を出しているということです。これは簡易裁判所の性格、...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。終わります。
09月14日第96回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○中山千夏君 時間がないので大急ぎで質問いたします。  総理もごらんになったと思うんですけれども、数日前の新聞に「鈴木内閣不支持が52%」「支持の2倍 経済政策に不満」というような記事が出ておりました。これは一新聞社の世論調査ではありますけれども、この新聞社が昭和三十年以降調査...全文を見る
○中山千夏君 それから、大蔵大臣にちょっとお伺いいたしますけれども、これも八月二十四日に新聞でちょっと拝見したんですが、大蔵大臣は総理に対して口頭で辞意を表明なすったと。その理由は、要約すると、五十六年度に約二兆五千億円の歳入欠陥が生じたことに対する責任をとるためと、そんなふうに...全文を見る
○中山千夏君 総理がこれを慰留なすったということを記事で知っているわけなんですけれども、それでいまのお話聞いてもすごく不思議だなと思うんですが、大蔵大臣は部下に対していろいろ大変なことがあったんだから、君たちがやめたってしょうがないとおっしゃって、そして、御自身は総理のところに済...全文を見る
○中山千夏君 何となく形の上で責任を明らかにしたとかいうところが見えないもんですから、けろっとした感じがどうしても私はしてしまうんですが、それはそれとしまして、まだ五十七年度、五十八年度に赤字国債がどんどん出そうだとか、それから大蔵省の方で国債四兆円を増発などという計画があるとい...全文を見る
09月16日第96回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○中山千夏君 最近ちょっと戦史——戦争の歴史を詳しく勉強してみたいと思いまして、いろいろな人の意見を聞いておりました。そうしたら、こういう本を勧められました。「戦史叢書」という、御存じだと思うのですが、こういう本です。これ各巻定価が五千三百円、全巻セットで五十四万六百円という大変...全文を見る
○中山千夏君 この朝雲新聞社というところが出しているこの本の百二巻に関するパンフレットがあるんですが、そこに防衛研修所戦史部の森松俊夫さんという方が「戦史叢書が世に出るまで」という文章を寄せていらっしゃいます。それを拝見しますと、一九五六年から大変たくさんの重要な資料をもとに、返...全文を見る
○中山千夏君 こういう費用は具体的に出すのはむずかしいと思うんですけれども、労力とか、費用とか、莫大なものだったろうと思います。こうやって防衛庁が編さんをした日中戦史及び第二次世界大戦史というのはこれだけですか。というのは、別の言い方をすると、国が編さんして出した戦史というのはこ...全文を見る
○中山千夏君 大体ほかではこういうものをつくっているということはないんでしょうね、政府の機関で。
○中山千夏君 そうすると、いまのところでは日本が出した戦史のきわめつきだというふうに考えていいんじゃないかと思います。  先ほど購入した数は教えていただいたんですけれども、現在どの程度の部数発行されているんでしょうか。
○中山千夏君 これは「序」の中で書いてあったことなんですけれども、「自衛隊の教育、または研究の資とすることを主目的とし、かねて、一般の利用についても配慮した」と書いてありました。これは自衛隊の関係ではどの程度、どのように配付されておりますか。
○中山千夏君 その際備品扱いということになっているんでしょうか。そしてその額、それを教えてください。
○中山千夏君 この発行なんですけれども、どうしてこれ防衛庁で発行ということはできなかったんでしょうか。
○中山千夏君 いわゆる省庁でつくった出版物を、ある一つの私企業が発行する、こういう例はほかの省庁では多いんでしょうか。
○中山千夏君 ほかの省庁については余りよくわからないんですか。
○中山千夏君 先ほど印税が三%というふうに伝えていただいたんですけれども、その他の出版契約といいますか、そういうようなものはどういう形になっているんですか。
○中山千夏君 それから再版されているわけですね、当然。何といいますか、発行の権利の年度とか、そういうことがわかりましたら後でちょっとお知らせいただきたいと思います。  それから、朝雲新聞社というところは、さっきもおっしゃいましたけれども、防衛年鑑なんかも前に発行しておりましたね...全文を見る
○中山千夏君 これも後で、もしほかにもそういう会社がありましたら教えていただきたいと思います。よろしゅうございますか。  また、こういうほかの私企業に、主として一つの私企業に発行を依頼して任せるというようなこと、これはほかの省庁では余り聞かないような気がするんですけれども、それ...全文を見る
○中山千夏君 この朝雲新聞社というところは、防衛庁関係以外の出版というものはやってるんですか。
○中山千夏君 そうですね、「防衛ハンドブック」というのを拝見しましたら、防衛庁ではなくて、この朝雲新聞社の編というふうになってましたね。そういうのも私は防衛庁関係というふうに思ってるわけなんですけれども、防衛庁の方から配っていただくものですから、それでそう思ってるんですけれども、...全文を見る
○中山千夏君 内容をちょっと教えていただきたいんですが、どういう資本でやっているのかということ、額だけではなくて。
○中山千夏君 この会社に防衛庁の関係者の方はおいでになるんでしょうか。過去三年天下りはないというふうに御返事を事前にいただいたんですけれども、その三年以前にいらしたり、それから元隊員の方がいらっしゃるとか、そういうことを含めてちょっと知りたいんですけれども。
○中山千夏君 どういう生い立ちの会社かというようなことは御存じですか。
○中山千夏君 ちょっとこういう形で出版されているというのが不思議でもありましたし、国が仕事をして、そして私企業が何らかの部分依頼を受けますと、私企業は私企業で利潤が当然上がるわけですね。やっぱり会社ですから利潤を上げなきゃならない。ある私企業にそれが偏ってしまうというようなことに...全文を見る
○中山千夏君 どうも私の感じ方とは違っているようなんですけれども。それはそうと、ここにその朝雲新聞社が出しているパンフレットがあるんですよ。この叢書のパンフレットなんですけれども、正式な百二巻の名称というのは、皆さんの方ではどういうふうに理解していらっしゃるんですか、この百二巻の...全文を見る
○中山千夏君 こういう形で宣伝されますと、ごらんになるとわかるように、防衛庁防衛研修所戦史部著 大東亜戦争公刊戦史となっているんですよ。こんなふうに名前を勝手に、しかも非常に望ましくない名前をつけられてしまって、これまずいと思いませんか。全然平気ですか。
○中山千夏君 本当にこんなことを申しちゃ失礼なんですけれども、もしかしたらお読みになってないんじゃないかというように、いまの御答弁聞きますと私は思うんです。先回りしてちょっとおっしゃってくださいましたが、この会社が大東亜戦争史という題をつけるのは無理ないわけですよ。というのは、こ...全文を見る
○中山千夏君 そうおっしゃると思ったから私は地の文だけを拾い上げたんですよ。それは私は、資料の中で、たとえば匪賊と書いてあったって、これは当時の人たちがそういうものを書いたんですから、それは事実ですよ。事実ですからそれは別に文句言ってないわけです。当時の人たちが大東亜戦争というこ...全文を見る
○中山千夏君 本当にわからない方ですね。そうじゃないですよ、これ読みますと。編さん官自身の言葉もあるわけです。それで、引用されるところは引用されたところで、こうこうだというふうに書いてあるわけです。たとえばほかの戦史をごらんになれば、きっとその違いが歴然とすると思うんですけど、き...全文を見る
○中山千夏君 はい。もう一つだけ読みます。   最後にフランスの軍事史研究家ホガールの論  文「革命戦争の戦術と戦略」から要点を摘録し  よう。これはホガールが主にアルジェリア革命  史を研究して書いたもので、反革命戦争の一四  原則を掲げ、特に妥協的解決を非とするとと...全文を見る
09月29日第96回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○中山千夏君 最初にまず経済企画庁長官にお尋ねいたします。  経済見通しについてほんの少し、時間もありませんし、私こちらの方面は非常に知識が少ないものですから、ごく簡単な大ざっぱな質問になると思いますけれども、お答えください。経済見通しの五十六年度、政府は国民総支出について大変...全文を見る
○中山千夏君 いまお話の中に目標とか、それから努力とかという言葉が出てきましたし、それから、ある新聞で、長官が各種機関の予測に目を通して、民間は気楽でいいなと苦笑いをなすったというのも読みまして、やはり民間の機関との数字との間に大分差が出てくるというのは、政府の見通しの場合には、...全文を見る
○中山千夏君 これは外れたときのことなんですけれども、大体五十六年度外れた、五十七年度もどうも見通しどおりにはいきそうもないというようなことが言われています。それで、大体その見通しが外れてどうも予算がうまく運用できなかったというときに、大蔵大臣なんかは大分責められまして、そして、...全文を見る
○中山千夏君 時間がございませんので、次の問題に移りたいと思います。  次に、原発の広報関係費についてお伺いしたいと思います。広報関係予算の中で、通産省の資源エネルギー庁電源立地関係広報というのがありますね。この数字見ましたら、五十四年から五十五年の決算の間というのがかなり著し...全文を見る
○中山千夏君 それが、五十四年度は四億四千八百万ですか、それが十二億八千五百万になった理由だというわけですね。  それから科学技術庁にちょっとお伺いいたしますけれども、広報・安全等対策交付金というのがございますね、これがやはり五十四年の二千七百万、それから五十五年の一億一千二百...全文を見る
○中山千夏君 それでは総理府広報室の方にお尋ねいたしますが、やはり原子力関係の広報費、これは五十五年から五十六年ですね、五十五年一億四百万、五十六年三億四千八百万と約三・三倍にふえたわけですが、ここはどういう理由だったんでしょう。
○中山千夏君 この敦賀発電所の事故というのは、責任ということで言えば、電力会社にあったのではないかというふうに思うんですけれども、管理上の責任といいますかね、直接の責任は。それはどうなんですか。
○中山千夏君 この辺ちょっと一番最後の御説明のふえた分は何かむだじゃないかしらという気がとってもするんですね。というのは、確かにそういうことも必要なくはないかもしれませんけれども、電力会社がやっぱりそういうことはやるべきだと思いますし、もし報告というようなことがあれば。それから政...全文を見る
○中山千夏君 ですから、やってらっしゃることはわかるんですけれども、むだだと思うんですよ。電力会社がこれに似たようなことを全然やってないと、政府がやらなければほかにやる人がいないんだというのならまだわかるんです。だけれども、電力会社がやっている上に、何で政府がまた税金使って、新聞...全文を見る
○中山千夏君 指摘した例を外されちゃうと困るんですよ、私この例で言っているんだから。だから、おたくに広報の関係の資料くださいと申し上げて、このごろどんなの出してますかというふうに伺ったら、こういう物をいただいたわけなんです。これが全部なわけですよね、ほとんど全部見せてくださいと言...全文を見る
○中山千夏君 そういう務めもおありでしょうけれども、この広告に関して言えば、むしろ安全確保のためにこのお金を倹約して、原発の推進PRはやめて、安全対策の方にお回しになった方がいいですよという意味のことも含めて私は申し上げているんです。ですから、ちょっと外れていますし、それからもう...全文を見る
10月07日第96回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○中山千夏君 最初に刑務行政について少々お伺いいたします。  十月の三日付の毎日新聞に府中刑務所で暴行事件があったという記事が出ておりました。これ九月十日に管理部長が受刑者に殴られてけがをしたということなんだそうですが、これはどういう事件だったんですか。
○中山千夏君 この事件を矯正局長がお知りになったのはいつごろでしょうか。
○中山千夏君 受刑者のいわゆる管理者に対する暴行事件というのは年間せいぜい一、二件で、しかも、所長経験まである方だそうですね、この被害を受けた方が。そしてマンモス刑務所の幹部が襲われたというようなことは初めてだというふうに伺っておりますが、そうなんでしょうか。
○中山千夏君 私なんかが考えましても、普通の世間で暴行事件を起こすのとは違ってまして、はなからつかまっているわけですね。そこで管理側の幹部なんかをひどく殴ったり傷つけたりしたら当然その罰といいますか、つかまることは当然最初からつかまっているわけだし、逃げられっこないし、こういう行...全文を見る
○中山千夏君 いまのお話ですと、まだ当人からいろいろ調査して聞いてはいないということなんですか。警察とか、当然司法警察とかが調査に入っていると私は思っていたんですけれども、そうではないんですか。
○中山千夏君 そうすると、取り調べの進行状況といいますか、回数とか、そういうことわかりますか。ちょっとそれわかりましたら。
○中山千夏君 その取り調べの最中、受刑者はどういう扱いを受けているんでしょうか。つまり、いままでと変わらないのか、あるいは懲罰を受けてしまうのか。その辺いかがでしょう。
○中山千夏君 近々検察庁へ送るということは、大分取り調べが進んでいるわけですね。それでもまだ動機とかについて当人がどう言っているかということはわからないんですか。
○中山千夏君 私は、早く矯正局長などが動機なり何なりをおつかみになった方がいいと思うんですよね。事件から一カ月近くたっているわけですね。その中で、何でやったかわからないと。覚せい剤というのは想像ですからね。まだ本当に、全く覚せい剤のためだったのか、あるいは別の加害者なりの何か考え...全文を見る
○中山千夏君 ちまたで聞いたことですけれども、この事件が出た途端に、それは逆恨みかもしれませんけれども、機聞社なんかに電話がかかってきまして、そして、よかった、あれが殴られて本当にすっとしたなんという、被害者の方からすれば不謹慎な電話ですけれども、そういうものがいっぱいかかってき...全文を見る
○中山千夏君 私は、後半のお話はちょっと異論もいろいろあるところがあるんですが、やっぱりそういう貴重な時間の中を宣伝に使われたのは非常にしゃくだなという気持ちがしますけれども、人の問題というのがやっぱりとっても重要なんじゃないかという気が私はするんです。だから、法の整備、それから...全文を見る
○中山千夏君 時間がないので、質問にだけ答えていただけませんか。申しわけありません。
○中山千夏君 そうすると、まだなかなかそういう計画は具体的には出てないということなんですね。そうなると、やっぱりいまお言葉がございましたけれども、きょうは時間がなくてやれませんけれども、相当むだがあったり、それからさっきも週刊ポストか何かの指摘がありましたけれども、私も同じ意見で...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。  終わります。
10月13日第96回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○中山千夏君 水田利用再編対策について少々お伺いしたいと思います。  五十五年度に会計検査院の方から、この奨励補助金に関して指摘がございましたね。これは五十三年度から五十五年度までの十一府県管内三十二市町の九十九土地区画整理事業施行地区内の水田等の奨励補助金、総額が三億八千四百...全文を見る
○中山千夏君 全くそういう事態ですね。つまり、宅地にすぐそのうちなってしまうんだというような土地に対して奨励金を支払っているという事態に全然気がついていなかったというわけではなくて、気はついていたんだけれども、何というんですか、法律上といいますか、要領の要綱なんかの上でこれに支払...全文を見る
○中山千夏君 ちょっとさかのぼりますけれども、五十二年度にも奨励金に関して指摘がございましたね。農地保有合理化法人が無償で一時貸し付けをした水田を交付対象として、四十九年から五十二年度末までに七億四百三十五万余円ですか、これを交付していたと。これが、水稲以外の作物を栽培することを...全文を見る
○中山千夏君 その調査の報告の中では、四十八年度に本人の申し出により農地保有合理化法人が水田を買い入れて、その後同じ人がその水田を法人から無償で借り受けていて、そして交付金をもらっているというような人もあったと書いてあったのでびっくりした、これは二重どころじゃない、三重取りという...全文を見る
○中山千夏君 ただいまの件では、五十二年に六千七百七万余円、五十三年度には一億三千八百九十二万余円、計二億五百九十九万余円が交付されたというふうに聞いております。大臣ね、ただいまの事例をずっとお聞きになりまして、私は私でこれを知ったときに思うところがあったんですけれども、大臣はど...全文を見る
○中山千夏君 いまちょっと確かめたいところがあったんですけれども、緊急避難的に考えているというのは政府の側じゃないですね、農家の方々が緊急避難的に考えているということですね。
○中山千夏君 わかりました。  それで、政府としては五十三年度から大体十年間、十年計画で腰を据えて取りかかるんだという、そういう姿勢を持っていらっしゃるというふうに承知してます。その中でこういう事例が起こると、これは検査院の指摘のとおりに非常にむずかしいものですが、読んでみます...全文を見る
○中山千夏君 大変むずかしそうだということはわかるんですけれども、素人考えでちょっと見てみましても、一時貸し付けした水田の件ですね、そこに奨励金を交付していたと。こういうのなんかはちょっと読んでみましてもむだだというふうにわかるんじゃないかなと思うんですね、どうしてもね。だから何...全文を見る
○中山千夏君 いずれの件にしましても、通達を出して実施要領を変更するというようなことで手を打っていらっしゃるわけですね。そうすると、やっぱり指摘をされる前に実施要領なり何なりを十分に検討していただいて、どっか抜け穴がないかしらということをまず確かめていただかないと、今後むだな交付...全文を見る
○中山千夏君 確かに大変だと思いますけれども、ぜひ、本当は少なくとも自分たちの立てている体制の方では、悪く利用されちゃうとわからないけれども、悪くなくこの自分たちが立てている体制の中で行われている限りは、絶対にむだは起きないんだというふうに断言できるぐらいな対策、体制を立ててぜひ...全文を見る
○中山千夏君 どうもありがとうございました。終わります。
12月24日第97回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○中山千夏君 初めに総理にお願いがございます。人事院勧告をぜひ完全実施していただきたいんです。これは労働者との最低の約束ですし、それから人事院にしても一生懸命仕事をしてきたわけですから、ぜひ実施していただきたい。このことについてはもうほかの議員がたくさんお触れになりましたので、お...全文を見る
○中山千夏君 はい。
○中山千夏君 十分念頭に置いてそのように対処させていただきたいと思うというお答えを外務省の方からもいただきました。ところが、現在議題になっている五十七年度の補正予算各目明細書を見ましても、やっぱり前と余り変わっていないんですよね。補正予算で初めて計上された国連兵力引き離し監視軍と...全文を見る
○中山千夏君 指摘した問題は補正予算から出てきたもの。ですから私気にしたわけなんですね。それを具体的に後ろの方の内訳を見ますとほとんど何も書いてないんだけれども、これからはここにもう少し記載をしていくというような方向で、次の予算書からはその結果が歴然とあらわれるように改善していた...全文を見る
○中山千夏君 外務に限らず、防衛庁の場合でも、総理、たとえば当初予算では陸海空と分けて記載されているものが、今度補正予算になりますと、一括して計上されているというふうなことがあるんですね。それを見ますと、やはり少し補正予算というものを何となく軽視したという感じがしないでもないわけ...全文を見る
○中山千夏君 技術的な問題も御苦労もあるでしょうが、財政民主主義というのは大変大切だと思いますので、今後も見ていきますのでよろしく御努力ください。  それから次に、内閣の人事の問題についてちょっと総理にお伺いしたいと思います。  中曽根内閣というのはロッキード裁判に干渉するだ...全文を見る
○中山千夏君 御説明でお二人が大変力のあるりっぱな方だということはよくわかりますし、そうかもしれないなと思うんです。だけれども、ただ二人は、国民が大いに、さっき申しましたロッキード事件に関して疑惑を抱くことは間違いない人物なわけですよね。そのことを人事をするときにお考えにならなか...全文を見る
○中山千夏君 総理がそうやって保証してくださるんですから、今後そういうことがない方が私もうれしいわけです。  ところが、私がいま伺っていることは、そういう実際どうかは別として、疑惑を国民から持たれるに決まっている方々なんですよね、そういう方を人事した。そのおかげで当然のことなが...全文を見る
○中山千夏君 見ただけで悪いかどうかわかったらすごく便利だと思うんですけれども、警察も楽だろうと思いますが。  どうもいろいろ伺っても、どうしてこう騒ぎになるような人事をしたのかというところはお答えいただけないんですね。  そうすると、人から疑われないでなおかつ適材という方が...全文を見る
○中山千夏君 世評はできるだけ気にしていただいた方がいいと私は思っておりますけれども、ともかくいままでのお話ではちょっととても残念な人事だという気しかしないんですが、今後は国民の疑惑を裏づけるような、そういうロッキード裁判に圧力を加えるような政策は絶対とらないということですか。
○中山千夏君 次に、優生保護法についてお伺いしたいと思います。  厚生大臣にお伺いします。優性保護法の一部改正を政治日程に入れていらっしゃいますでしょうか。
○中山千夏君 「経済的理由」を削除するという動きが一部の自民党議員にありますけれども、どう思われますか。
○中山千夏君 私が考えますには、経済大国に日本がなったから「経済的理由」は要らないんではないかというような意見がありますけれども、どんなに国が経済大国になりましても、個人のレベルでは絶対に「経済的理由」というのは明らかに存在しているんです。  改正論の主眼といいますのは、優生保...全文を見る
○中山千夏君 総理、お願いします。
○中山千夏君 私の質問に答えていただけますか。
○中山千夏君 それじゃ、中絶によって胎児は傷つきますよね、もちろん。胎児の次に一番深く体と心が傷つくのはその女性自身だと、これは同意していただけますか。総理、総理にお願いします。
○中山千夏君 総理の御意見を聞きたいんです。
○中山千夏君 いまほとんど御同意いただいたように、女性自身が中絶によって非常に心も体も傷つくわけですよね。だから、安易に中絶を好んでしたがるという女性はいないわけです。だけれども、現実にはたくさんの女の人たちがあえて中絶せざるを得ないような状況に陥っているんですね。  それで、...全文を見る
○中山千夏君 ぜひとも慎重にお願いしたいと思います。  次に、パレスチナの問題について少々お伺いしたいと思います。  去る九月十五日から十七日の間にパレスチナ難民が、千人、二千人、三千人とも言われておりますけれども、虐殺されたという事件がございました。まだ記憶に新しいことだと...全文を見る
○中山千夏君 各国政府がこの事件の後にイスラエルに対して非難をする声明を出しました。前櫻内外相もそのような声明を出されましたんですが、安倍外相はいかがでございましょうか。
○中山千夏君 こういう事件がまだ記憶に新しいときに、従来政府の政策としては、イスラエルの生存権とそれからパレスチナの自決権の同時承認という方針を持っていましたね。それをイスラエル先行承認に転換したということを聞いているんですけれども、これかなり乱暴でちょっと奇妙に思われるんですが...全文を見る
○中山千夏君 けさの新聞でしたか、大使の方々の御意見ですと、同時承認が望ましいというようなことが出ていたように思うんですけれども、外務大臣としてはどうお考になっておられますか。
○中山千夏君 総理のお話では、まずイスラエルの権利を認めたらどうかということではなかったでしょうか。
○中山千夏君 外務省にちょっとお尋ねしたいんですが、十二月二十三日にフセイン・ヨルダン国王とレーガン大統領会談が行われたと聞いておりますが、その概要をお知らせいただけますでしょうか。
○中山千夏君 最初にパレスチナ人の虐殺の事件の御意見を伺ったんですけれども、そういう時期的に、パレスチナ人民の虐殺が行われて、そしてイスラエルが大変非難を受けているという時期にイスラエルを認めなさいということを言い出されますと、そういうふうによそ目から見ていますと、政策が少し変わ...全文を見る
○中山千夏君 いまのことに関連しまして、十一月中旬の前外相とマンスフィールド米大使の会談の中で、レバノン国際監視軍への協力構想というものが出てきたと聞いています。その後の経過をちょっと話していただけますか。
○中山千夏君 レバノン国際監視軍の性格をちょっと説明してください。
○中山千夏君 五十七年九月のいわゆる外交青書というんですか、を拝見しますと、国連の平和維持活動に関して、初めて財政面だけではなくて、平和維持活動への要員、つまり人の参加を積極的に検討するという方針が打ち出されています。だけど、国連以外の監視軍への協力ということには触れられてないん...全文を見る
○中山千夏君 それは国連以外の監視軍へも協力することに政策が発展したということなんですか。
○中山千夏君 私、すごく協力したいというの心配なんですけれども、国際監視軍への協力ということになりますと、ほかのいろいろな軍隊への協力ということに道を開いて、それが将来海外派兵というところにつながっていくんじゃないでしょうか。そういう危険はないですか。
○中山千夏君 こんなことを言うのはちょっと変かもしれませんけれども、いまお話に出た日本国憲法の中に私が大変好きな一条項があるんですが、それはこういうものです。   日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国...全文を見る
○中山千夏君 最後に、企業経営が苦しいときに、まず企業では大幅に広報費を削るというふうに聞いています。思い切って政府も、財政難ですから、広報費を削ったらどうかという提案をしたいんです。テレビ、週刊誌、新聞などの意見広告は一切やめた方がいいんじゃないかと私は思います。  この理由...全文を見る
○中山千夏君 提案をいたします。総理はいかがお考えですか、これが最後です。
○中山千夏君 ありがとうございました。