中山千夏

なかやまちなつ



当選回数回

中山千夏の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第98回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○中山千夏君 初めに優生保護法について少しお伺いいたします。  さっき森山眞弓さんの方からも意見がありましたけれども、私も同様の意見を持っておるものですから非常に同感しながら聞いていました。森山さんと私とは大分立場も違いますし、所属している会派を超えて、世代を超えて、それから教...全文を見る
○中山千夏君 またこれも森山さんと同じ言葉になりますけれども、ぜひ慎重に事をお進めいただきたいとお願いをしておきます。  それから、やはり法律で中絶をしにくくするというだけでは母性保護に効果的ではないんではないか。これは予算委員会のときにも申し上げましたけれども、そういう考えを...全文を見る
○中山千夏君 お金の面だけで見てしまうことはできないとは思うんですけれども、それぞれの場で一生懸命やっていらっしゃるんだろうと思うんですが、五十四年度の決算、それからずっとその後の予算の推移を見ていきますと、予算の面でもやはり実質的にはそうふえているとは言いがたい、むしろ減ってい...全文を見る
○中山千夏君 では、次にちょっと社会保険庁の広報についてお伺いをしたいと思うんですが、この一カ月ほど「年金を考える」という広報を、これシリーズになっていますけれども、雑誌なんかで拝見します。これはねらいといいますか、テーマといいますと、どういうことなんでしょうか、時間がありません...全文を見る
○中山千夏君 その中でちょっとほかの人から も、これは一般の方ですけれども、これはどういうわけだと言われた広報がありまして、それは「社会の動きをとらえる年金。スライドします。」と、こう大きく書いてあるわけですね。そのわきに表が載っていまして、「消費者物価と賃金の推移」というのが...全文を見る
○中山千夏君 広報費は、かなりおたくの庁でもがくがくとふえてきていますし、これ税金でやることですので、やっぱり国民が見て国民が本当に納得できる、ああ役に立ったなと思えるものをやっていただきたいし、後からやっぱりちょっと説明不十分でしたなんてこと入れるというような出し方はまずいと思...全文を見る
01月20日第98回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○中山千夏君 最初に第二パナマ運河計画についてお尋ねします。  五十八年度の予算で第二パナマ運河計画の調査費がついたというふうに聞いておるんですけれども、これちょっと内容を確認したいんですが、お願いいたします。
○中山千夏君 五千二百万の内訳といいますか、ちょっと詳しいことお願いします。
○中山千夏君 こういう調査は大抵委託をして行うというふうに聞いているんですけれども、どういうところに委託して、もう少し具体的に、どういう調査をするのかということを教えてください。
○中山千夏君 新聞なんかで読んで、いろいろ報道がすでにされていまして、読んで知ったことなんですけれども、もう五十四年くらいから財界はパナマ高官の申し出を受けてすでに調査を開始して、そして、ある報道では五洋建設というところが計画案をつくるところまでいっているんですね。それから、アメ...全文を見る
○中山千夏君 こういうものに、いよいよ調査にお金を使って乗り出すという場合には、それなりの見通しというものがおありになるんだろうと思うんですけれども、このプロジェクトの見通しをどんなふうに立てておられるんでしょうか。たとえば総額どのくらいかかるかとか、いまさっき話したちまたでの話...全文を見る
○中山千夏君 確かにたてまえといいますか、形としてはそういうことになるのかもしれませんけれども、世の中現実に動いていくところをたどっていきますと、とてもそんなに、これから第一歩で何も考えられないところへ集まってやるというような形ではなくて、すでに財界も日本でもアメリカでも動き出し...全文を見る
○中山千夏君 そういうことが報道されているんですが、私はちょっと読んでびっくりした。何でもなくあたりまえみたいに報道されていたんですけれども、そういうふうに大きな企画に関してやっぱり財界が一生懸命になるのは当然だろうと。そのときに、外国の高官といいますか、力のある——高官ではいま...全文を見る
○中山千夏君 それから、きのうのレーガン大統領との会談での中曽根首相の姿勢などを見ていますと、非常に何か危ないものを私なんか感じるわけなんです。  一つ例を挙げれば、これは報道ですけれども、日本を不沈空母のようにしてソ連のバックファイアを食いとめるなんということをおっしゃったと...全文を見る
○中山千夏君 これは外務省にちょっとお尋ねしたいんですけれども、パナマでは八二年の六月三十日にロヨ政権というのがかわりましたね。それで、ロヨ・パナマ大統領という方は、さっき大臣のお話にもありましたけれども、日本にいらっしゃいまして、たしか八〇年、そして当時の首相である大平さんと第...全文を見る
○中山千夏君 お金の問題に今度なるんですけれども、こういう計画にかかわりますと、たとえば後年度負担みたいなものが出てきて、そういうものが増してきて、財政にだんだん負担がかかりはしないかと、そういう心配を私は持つんですよね。それで緊縮財政がこれから続くらしいだけに、国民に負担が響き...全文を見る
○中山千夏君 次に、ちょっと国鉄の広報についてお伺いしたいと思います。  これ「政府広報」というふうに、今度私がきょうちょっと取り上げたい広告はなっていますので、総理府に伺った方がいいのかな。こういう「一日も早く国鉄再建を」という、こういう広告がありまして、私は政府の意見広告と...全文を見る
○中山千夏君 もう時間かないのでこれでやめますが、私は、いまおっしゃったまさにPR効果をねらうために国民に正しく誠実によく知らせるというところを犠牲にしたところがものすごく問題で、広報のむだ遣いだということをわかっていただきたいんです。終わります。
03月24日第98回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○中山千夏君 法務大臣の所信の中に、人権擁護行政について述べていらっしゃるところがあります。こんなふうになっています。「人権擁護行政につきましては、本年が世界人権宣言採択三十五周年に当たることでもありますので、国民の間に正しい人権思想をより効果的に普及徹底させるため、」、以下、人...全文を見る
○中山千夏君 そこで、一つの具体的な事件について、ちょっと人権にもかかわりがあると思いますので、いろいろお伺いしていきたいと思います。  先日総監公舎爆破未遂事件という事件について無罪の判決が出まして、それについて二十二日に検察は控訴を断念したというふうに聞いております。断念し...全文を見る
○中山千夏君 新聞の報道ですので、直接私が聞いたわけじゃありませんけれども、控訴断念に当たって、地検が冤罪であったとは考えておらず、見込み捜査との批判も当たらないというような言い方をしているんですけれども、こういう意見についてはどうお考えですか。
○中山千夏君 多分検察なんかの場合には、こうと信んじてやってこられたことについて控訴しなかったからといって、すぐごめんなさい、反省していますというふうには普通の場合みたいに簡単にはいかないとは思うんですけれども、いつもこのときに感じるのは、やっぱりどこか判決がおりて、しかもここで...全文を見る
○中山千夏君 私はこの事件を見ていまして、明々白々でないものであれば、裁判所だってなかなか判決を出せないということはもちろんあると思うんです。だけど、私が見たところでは、裁判所がお出しになった判決というのは、非常に明々白々であるというふうに見えるわけなんですね。それから、そんなに...全文を見る
○中山千夏君 ぜひ今後その点を本当に気をつけて考えてやっていっていただきたいと思うんです。もちろんそういうことがありましたという話はここで決めるわけにもいかないことだと思いますが、私なんかが見たところでは、やはりこの十一年が合理的な時間だったとは思えない部分があるわけなんです。 ...全文を見る
○中山千夏君 ぜひそういうお話し合いの場の中で、先ほど申し上げましたような、長い時間、ある程度かかるのは仕方がないかもしれないけれども、ぜひそれが合理的な時間であるように心がけてやっていただきたいと思います。  それからもう一つ、ある新聞の報道で、この五人の方たちに対する補償の...全文を見る
○中山千夏君 それぞれ拘置されていた日にちも違うわけですから、いろいろな額が出てくるんでしょうけれども、大体認められた場合には約四百十万から約百四十万になるというのを聞きまして、大臣、これすごい安いなあと、十一年間拘置されていただけじゃなくて、ずっと裁判にかかわって、裁判抱えると...全文を見る
○中山千夏君 かなり勇気ある御発言をいまなさったと思うんだけれども、法務大臣としては。私は、たとえば運悪くそういうところに陥った人が、たくさんあることだし、全体のためには僕がこういう目に遭うのもしようがなかったかなと言うならわかるけれども、やっぱり事件に当たる検察とか、それから法...全文を見る
○中山千夏君 たしか指名手配というのは、ある期間で、期間ごとに更新するというシステムになっていましたかしら。
○中山千夏君 そうすると今度切れる期間に際して扱いを考えるということでしょうか、この方に関しては。
○中山千夏君 次に、死刑制度についてちょっとお伺いしたいと思いますが、死刑制度というのは、やはり人権というものにまつわる大きな問題だと思うんです。先日もアムネスティーという国際的な人権を守る運動の組織の代表者の方が、法務委員会に見えられまして、そして死刑廃止のアピールといいますか...全文を見る
○中山千夏君 いますぐということではそういう御意見だと思うんですけれども、長い将来、先々のことを考えますと、やっぱり少しずつでもとにかく死刑はなくしていってもらいたいという気持ちがあるんですね。それでそういう意見を持っている人は、いまおっしゃったようにかなりいる。ただ世論というこ...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。終わります。
03月25日第98回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○中山千夏君 昭和五十二年の十一月に、第三次全国総合開発計画というものが策定されまして、人口定住構想というものが打ち出されました。これは、一口で言うのはむずかしいですけれども、十年後を目標として、人口の大都市集中を抑制して、そして地方振興を図るというような計画だと伺っております。...全文を見る
○中山千夏君 なかなか一遍聞いただけではすぐわからないような調査をいろいろやっていらっしゃるということがよくわかりましたけれども、五十六年度に関してその調査費が国土庁の方からさっきおっしゃった移しかえという形で郵政省に来ているわけなんですけれども、五十六年度に関するとこれが約九百...全文を見る
○中山千夏君 これ一つの機関にまとめて委託しちゃうわけですか。
○中山千夏君 そうすると、いろいろテーマによってはまた別の機関に委託をするということもあるわけですか。
○中山千夏君 先ほどずっと長いこと説明してくだすった調査の内容ですね、それとこの八百八十八万円ですか、という費用を考えますと、どういうやり方をするのか具体的にはわからないけれども、私たちがいろいろなことをするときにお金を使う、何か事業をするときに、運動したりするときに使うというよ...全文を見る
○中山千夏君 このほかに、定住圏構想のほかに、建設省の地方自治圏構想ですとか、それから自治省の広域市町村圏構想ですか、そういうものがありますね、こういうものとちょっと重なるところもあると思うんですね。このほかのこういう構想には郵政省は関連していらっしゃるんですか。
○中山千夏君 私は、素人考えですけれども、どうも定住圏構想というのは実現が不可能なんじゃないかという感じがすごくするんですよね。しかも国民から見ても、これ発表されたときに少し騒がれたというかある程度みんなの間、新聞なんかで書かれたということはありますけれども、その後の報道なんか見...全文を見る
○中山千夏君 郵政省が信じていらっしゃるかどうかを伺っております。
○中山千夏君 では国土庁にお伺いいたします。お待たせしました。  いま私話したような意見を持っているんですが、それはちょっとそれとしまして、ある年度から最初加わっていた警察庁と文部省が計画に加わらなくなっていますね。これはどういう理由から落ちたんでしょうか。
○中山千夏君 いや、それはそれで構わないんですけれども、そちらの御理解は御理解で。ただ、五十四年度から文部省はこの調査委託費というのを受けていないわけですね。それから警察庁は五十六年度から受けていないわけです、移しかえを。その理由は何ですかって伺っているわけなんです。
○中山千夏君 それは私がもう説明しましたから理由を言ってください。
○中山千夏君 質問をする前にも、この件についてなぜですかということを質問通告のときに、一応ここから欠けてますねということを申し上げましたら、そういうことはありませんというようなお話だったんですね。それで、いまお話を伺ってても、たとえば要望があったのなら、こういう要望があったけれど...全文を見る
○中山千夏君 まだちょっとわからないところありますけれども、時間がないので今度また国土庁の——何か機会があったらまたこのことについてお話を伺いたいと思いますのでよろしくお願いしますが、郵政省の方、先ほどこれ実現するかどうか信用していらっしゃいますかというふうに伺ったら、そういうこ...全文を見る
○中山千夏君 もう一つの問題に移ります。  広告つきはがきというのがありますね。これは四十円のものを広告がついているというのをがまんすると三十五円で買えるというので、大変斬新なアイデアだと思うんですが、たしか五十六年から売り出されたと思うんです。これの普及状況というのはつかんで...全文を見る
○中山千夏君 その発行した先がどこかということが、実はつかんでいらっしゃるかどうか聞きたかったんですが、もう時間がないので意見だけ申し上げますけれども、普通の人が買えないんですよね、この広告つきはがきというのを。それで、どうしてかというと、広告をつけた当の企業やなんかが買っちゃっ...全文を見る
○中山千夏君 終わります。
05月16日第98回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○中山千夏君 総理にお伺いいたします。  五月九日、総理はマレーシア・クアラルンプールの昼食会において、対東南アジア政策スピーチを行われたというふうに聞いてます。その中で、防衛政策に関して次のようにおっしゃっているそうです。「わが国は専守防衛を旨とし、近隣諸国に脅威を与えるよう...全文を見る
○中山千夏君 この「過告への厳しい反省に立った日本人の強く変わらぬ国民感情に深く根ざしたもの」というところで、ちょっと気になるところがあるんですけれども、過去への反省というものは人間は昔起こったことは忘れてしまうということがありますし、それから世代がどんどん変わってきますと戦争の...全文を見る
○中山千夏君 たとえば教科書の検定などにつきましては、やはり政府としても過去への厳しい反省をわれわれが持ち続けるかどうかというところに関与してくると思うんです、そういう努力にね。だから、そこのところはやっぱりただ国民の世論ということだけの問題ではないというふうに私は思うわけです。...全文を見る
○中山千夏君 ちょっと技術的に時間を食うのはいいかげんにしていただきたいと思います。九月の十六日に私が防衛庁の方とお話しさせていただいた点は、きょうはちょっと置いといていただきたいんです、それを踏まえて申し上げているわけですから。総理にその点を、これは防衛庁だけの問題ではなくて、...全文を見る
○中山千夏君 九月十六日の私の質疑についてはごらんになっていただけましたでしょうか、会議録を。
○中山千夏君 「戦史叢書」自体は大変膨大なもので、お忙しいでしょうから、せめて会議録だけでもちょっと目を通していただいて、これはとても近隣諸国との関係において重大な問題だと思いますし、われわれが過去の戦争をどう反省するか、自衛隊員がどういう考えを持って防衛に当たるかということにも...全文を見る
○中山千夏君 最後の質問ですが、財政の中期試算というのを拝見させていただきますと、どの試算によりましても、六十年前後には財政がパンクするというふうになっています。わずかにこの赤字国債の毎年の発行高を減らしても、残高の方は当分ふえ続けるなんという状態を見て私もびっくりしたんですけれ...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。
○中山千夏君 私は無党派クラブを代表して、昭和五十四年度決算外二件及び昭和五十五年度決算外二件の是認に反対し、内閣に対する警告案に賛成する立場から討論をいたします。  警告案にも見るとおり、問題は多々ありますが、私が特に指摘しておきたいのは、多額の広報費と原子力発電や年金、防衛...全文を見る