中山千夏

なかやまちなつ



当選回数回

中山千夏の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月27日第101回国会 参議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○中山千夏君 最後の質問者です。お疲れでしょうけれども、もう少しですからおつき合いください。私は、死刑制度、それから再審などの問題についてお伺いをしたいと思います。  一番最初に、大臣が死刑制度をどう考えておられるかということをお伺いしたいと思っていたのですが、最初に寺田さんが...全文を見る
○中山千夏君 それではもう一つ、このところ死刑判決だった方が再審無罪になるということが続いてきました。それから、長い間裁判をしていて、それが結局無罪であったというような事件も随分続いてます。そういうことについての御感想と、それからそういう事件をなくすためにどうしたらいいというふう...全文を見る
○中山千夏君 これは刑事局長にお伺いした方がいいかと思うんですけれども、死刑存置の理由ですね。今度の改正刑法草案の中でも、種類は減るけれども死刑は残すという方向で草案がつくられている。その存置の理由として、一つには凶悪犯罪が後を絶たない現状がある、それからもう一つには国民感情とい...全文を見る
○中山千夏君 それが私案に不思議なんですね。というのは、今ある証明もないし、ないという証明もないというふうにおっしゃったんですけれども、大体世界的な通念としては威嚇力はないんだ、抑止力はないんだというふうに動いていると私は思っています。  それは全く論拠のないことじゃありません...全文を見る
○中山千夏君 ということは、犯罪抑止効果があるということについても不確実だということですね。
○中山千夏君 何か不可能だというふうにおっしゃったんですけれども、私は不可能とは言い切れないと思うんですよ。いろいろ膨大な調査をみんなしているわけですから。そして、少なくともさっき犯罪を犯した人に聞いたという例だけを挙げられましたけれども、いろいろなやり方で何とか抑止力があるかな...全文を見る
○中山千夏君 それじゃ、論拠もなく、ただそういう気がしているんですね。
○中山千夏君 かたい確信をお持ちだということだけがよくわかりました。結局、私は冷静に考えさしていただくと、少なくとも死刑をなくしてみてどうだったかとか、それは細かいことを言えば、そのときどきで状況は違うし、それから前の十年と今の十年とでは世の中が違うということはおっしゃるとおりだ...全文を見る
○中山千夏君 国民の大多数というより、さっきのお話を伺っていると、まず刑事局長自身が強い確信を持っておられるわけでしょう。だから国民の代表でいらっしゃるのかもしれないけれども、私が今申し上げたのは、そういう確信は、抑止力があるのだというような、抑止力は不確定なものなのだから、それ...全文を見る
○中山千夏君 そのうち再審請求を出している数は。
○中山千夏君 再審が却下されて何度も出しますね。この間の免田さんなどのこともちょっと聞きましたら六回目ですかの再審請求だったというふうに聞いています。何度も出すうちのある一つの再審請求が却下された途端に執行されたというケースがあると聞いているんですが、これはどうですか。
○中山千夏君 もしその次の再審出していたら再審が開始されたかもしれないと思うと、非常に微妙なものだなということを私感じるんですね。  それともう一つ、確定から執行までの期間ですが、これ先ほどの御答弁の中でちょっと出てきたと思うんですけれども、物すごくばらつきがありますね。こうい...全文を見る
○中山千夏君 まだ不公平だというふうには言ってなくて、これから言おうかと思っていたんですけれども、先にお答えいただいちゃったんで、それは結構です。  執行における医師の参与の状況というのはどういうふうになっていますか。
○中山千夏君 それは執行中も立ち会っているということですか。それから、執行前の健康診断などというのはあるというふうに聞いていますけれども、それはいかがですか。
○中山千夏君 執行に当たる職員の方がおられて、大変なお仕事だと思うんですけれども、こういう方たちにどのような特別待遇をとっておられるでしようか。
○中山千夏君 時間がありませんので、その細かいことについては後でまた伺いますので教えてください。  大臣にちょっとお伺いしたいんですけれども、今のお話にもありましたように、執行する側にとっても、大臣もそのお一人なわけですけれども、とっても大変なことだと思うんです。私は、百歩譲っ...全文を見る
○中山千夏君 とにかく何度も申し上げますけれども、日本は死刑をなくすことが望しいのだという考えを持った条約に入っているわけですから、そこのところをお考えになって、ぜひよく御相談いただきたいと思います。  次に、八三年の六月二日に検察長官会同というんですか、合同会議のようなものだ...全文を見る
○中山千夏君 これは新聞に報道されていたので、今大体おっしゃった内容というのを知ったわけなんです。そのほかに、何かお役所というのはよく文書を出しますから、文書でこういうことは気をつけろとか、あるいはまたほかの何か会議のときに上の方がこういう訓示をなさったとかという記録があるかと思...全文を見る
○中山千夏君 部内の資料みたいなものとしてはあるけれども、公表はしないというふうにも伺ったんですけれども、そうなんでしょうか。
○中山千夏君 そうしますと、やはり国民の目に触れるといいますか、私たちが、これはさっきお話しした昨年六月の会議というのは、相次ぐ再審だとか、それから長期裁判の結果無罪になった、そういう事例を踏まえての「捜査の反省、適正化」ということで検事総長と法務大臣が行われた訓示だというふうに...全文を見る
○中山千夏君 ちゃんと話さないとトイレにやらないとか、それから手錠をかけたまま長時間取り調べをするとか、それからもう聞くにたえないようなわいせつな言辞を浴びせたり、それから被疑者が怒らずにはいられないようなひどいことを言ったり、それから弁護士や家族との連絡というのをわざとらしく阻...全文を見る
○中山千夏君 きょうはこれで終わります。
04月06日第101回国会 参議院 法務委員会 第4号
議事録を見る
○中山千夏君 今行政改革ということが言われておりますけれども、細かい難しいことはよくわかりませんが、どうも拝見していると、確かに入ってくるお金をたくさんにして、それから出ていくお金を少しにするというようなことも、行政財政改革の方では重要なんでしょうが、行政をやっていく上で、やっぱ...全文を見る
○中山千夏君 その停止になってからきょうまではどうなっていたんですか、その二カ所は。
○中山千夏君 ちょっと重ねて伺いますが、大阪の方は四十六年に停止になったんですね。それで、五十四年までは、そうすると、どうなっていたんですか。
○中山千夏君 ですから、四十六年に停止になって、引き継ぐまでの間はどうなっていたんでしょう。
○中山千夏君 もう相当十何年という年月がたっているわけですね。その間、私ちょっと去年でしたか、おととしでしたかにも、婦人補導院について少し調べたいことがあって聞いたんですけれども、そのときもたしか三カ所あるというお答えをいただきまして、それで、非常に人間が抽象性がないものですから...全文を見る
○中山千夏君 そういうお話を伺いますと、それでもやっぱりちょっとゆっくりなんじゃないかという気はしますが、行革だということを提唱して何かあるのかなと思っていましたら、そういうきっかけがないと、ばんと踏み切れないというようなところはあるんでしょうか。
○中山千夏君 それで、残る一つですね。東京の婦人補導院の収容業務状況というのを事前にちょっと伺いました。そうしたら、五十七年の繰り越しが十一名で、五十八年に入ってきた方が五名、それから出ていった方が九名、ということは現在七名になるんだろうと思うんですが、それで、定員は九十九名のと...全文を見る
○中山千夏君 その数を見ましても、決して売春自体が減っているという感じはしないんですね。それと世の中を見ていて大変強く感じますのは、売春がちょっと売春防止法ができた当時とは随分形が変わってきているんじゃないか。そこに携わると言うと変かもしれませんけれども、携わる婦人も随分性格が変...全文を見る
○中山千夏君 私も全く同じ意見を持っているんですが、そぐわなくなったからといって、これは法律があって、婦人補導院法があって、だからやらなくちゃいけないのでやっているという感じの行政というのは余り実効がない、そういうものについてはもう一度考えていただきたいというのが私の本当のところ...全文を見る
○中山千夏君 よろしくお願いします。女の人の側ばかりが傷つくというような規制では非常に困るので、ある種、女の人は被害者というところがあるので、それの受け皿をつくる、更生してもらう受け皿をつくるというのは、とても考え方としては大事なポイントだろうと思うのですね。それが時代にマッチし...全文を見る
○中山千夏君 矯正管区を移転して、そして中野に新しくつくる、その費用の一部を今度の予算に計上していらっしゃるということなんですが、大体どのくらいかかるものなんでしょうか。
○中山千夏君 私全くこういう予算書なんか見ていると頭がおかしくなっちゃうぐらいに素人なんで大変苦労したんですけれども、大体法務省が移転をして建物を建てる、それに幾らお金がかかるというのが当然どこか私がいただいた資料の中に出ているかと思って探しましたら全然出てこないんですね。何かこ...全文を見る
○中山千夏君 それで、今大体概算の新築の費用というのを教えていただいたわけなんですけれども、最初に単純に幾らぐらいかかるのかなと思って問い合わせましたところ、どうもそれは言うのはよくないというふうに言われたんです。これは公表してしまうと、今度業者との関係で、業者が非常にそれを知り...全文を見る
○中山千夏君 ちょっと話戻りますけれども、小委員会の方でアドバイザリーグループという方たちをお頼みになっていらっしゃると聞きましたけれども、リストいただいたのですが、ちょっと私も不案内なものですからどういう方たちか余りはっきりわからないんですけれども、その中に環境問題の専門家だと...全文を見る
○中山千夏君 ちょうど今度の予算の時期に法務省の矯正管区があったところが処分対象になるということがあったわけですが、新聞なんかでも国有地の処分に関していろいろと不正があったとか、それから先ほども国鉄白河駅の福島交通の問題が出ていましたが、不当にだれかがもうけてしまったというような...全文を見る
○中山千夏君 よろしくその方針でお願いいたします。  最後に、これはちょっとこの間も触れましたけれども、死刑執行についてお伺いしたいですが、先日質問いたしましたときに執行者に手当を出しているというお話を伺いました。その手当はどのくらいお払いになるものなのか。  それから執行に...全文を見る
○中山千夏君 いいえ、そうじゃなくて、担当者をお決めになるわけですね。つまり、ある役職についていれば当然これをする、例えば所長が立ち会うとか、そういう方は別として、担当の方をお決めになるんだと思うんです、執行があるときに。それをどなたがどのような考えてお決めになっているか、どのよ...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、やっぱり義務だということになりますと、これはもちろん前例がないということですから仮定になるわけですが、兵役拒否などというものが世の中にはありまして、どうしても自分は自分の宗教なり信条なりで鉄砲を持つのは嫌だといって兵役を拒否するという場合がありますね。そ...全文を見る
○中山千夏君 わかりました。どうもありがとうざいました。終わります。
05月15日第101回国会 参議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○中山千夏君 きょうはどうもありがとうございます。最後ですので、もう少しおつき合いいただきたいと思います。  最初に、今の話のちょっと続きをお伺いしようかと思うのですが、二十年という区切りですね。 これは割と便宜的といいますか、区切らないと仕方がないので、何でもこれから改正し...全文を見る
○中山千夏君 初めの方の田中さんのお話の中で、重国籍者の不純を感じるというようなお言葉があったのですが、この委員会、おとといでしたか、この前の委員会のときにも重国籍者の権利、立場というようなことが問題になったのですね。そのときにたしか法制局のお答えだったと思うのですけれども、重国...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。
05月17日第101回国会 参議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○中山千夏君 私はいろいろな国との関係が国籍法の場合あると思いますけれども、在日朝鮮人の方たちとそれからこの国籍法改正との関係に絞って、いろいろお伺いしたり確認をしたりしたいと思っております。  最初に、現在在日朝鮮人の方々の数というのはどのくらいになっておりますか。
○中山千夏君 その中で、国際結婚、朝日結婚というのをしていらっしゃる方はどのくらいの数に上るのか。できましたら奥さんがどちらの国籍かということで分けて教えていただければと思います。
○中山千夏君 そうすると、今度奥さんの方が日本人の場合には、改正になりますと当然そこで生まれた子供さんというものは一応二重国籍になるわけですね。そういう方たちが何人ぐらいになるかという予想を立てておられますか。
○中山千夏君 朝鮮の場合、非常に政治状況が難しくて二つに割れているという現状があるわけですね。法律もその二つで違うのでしょうけれども、そのうち韓国の方の場合、その子供が日本で生まれた、日本籍も韓国籍も持っているという子供が日本の国籍を選択したというときには韓国の法律では自動的に韓...全文を見る
○中山千夏君 おたくの方から出していただいた資料の「外国の立法例」というのがありますね。そこの大韓民国国籍法の第十二条ですか、そこに「国籍を喪失する」という場合の規定があるわけなんですけれども、十二条の四というところに「自己の志望によって外国の国籍を取得した者。」とありますけれど...全文を見る
○中山千夏君 何か素人目に読むと当たりそうな気がするんですけれども、局長の法律的な専門的なお考えでこの文言から見ても当たらないとお考えになるところをちょっと説明していただけますか。
○中山千夏君 そうすると、韓国の場合には韓国の国籍法の第十二条の五の方でもって許可をもらわなくちゃいけないわけですね、韓国籍から離脱しようとした場合は。
○中山千夏君 一方、朝鮮民主主義人民共和国の場合ですね。この場合はどうなるんですか。朝鮮民主主義人民共和国の夫だ、そして子供ができた、その子供はそのとき二重国籍になって選択をしたらどうなるのかというあたり、あちらの国の法律との兼ね合いで御説明いただきたいんですが。
○中山千夏君 そうすると、今度その問題は外交の問題も絡んできて難しくなるとは思いますけれども、御当人も一応朝鮮民主主義人民共和国の国籍をお父さんは自分で認めて自分の意思で持っている、それから本国もそれを認めている、そういう人と日本の女の人が結婚をして子供ができてというような場合に...全文を見る
○中山千夏君 あっても、その場合には法務省だけではとても判断をしたり解決をしたりというのは難しい問題になってきますね。
○中山千夏君 重国籍者で、あちらの国の国籍が抜けない、日本の国籍を選択はしたけれどもあちらの国の国籍もあるという状態になっているときに、向こうの外国の方から何か義務を課してくる、国籍があるんだからということで義務を課してきた、そのときに御当人がそれにこたえたくないという場合、これ...全文を見る
○中山千夏君 これもまた朝鮮民主主義人民共和国の方になりますと、何となくやっぱり兵役義務があるんだろうと思うんです。そしてそれを課してきたというようなことになったときに、やっぱり国交もないし、事情もよくわからないし、話し合いの糸口もついていないということになると大分これはやりにく...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、政府はそういう場合、日本国民として彼を守ると言ったら変ですけれども、自分は外国の兵隊には行きたくないというふうに言っているときには全面的に彼をバックアップして、ちゃんと外国とも話し合いをしてくれるということになるんでしょうか。
○中山千夏君 最後にもう一つ、国籍法の改正の方ですが、第十四条の二項に選択の宣言というのが出ていますね。また戸籍法の第百四条の二の二項というところで、日本の国籍を選択しますという届け出をするその書面に「その者が有する外国の国籍を記載しなければならない。」とありますね。この場合に、...全文を見る
○中山千夏君 ぜひ今後もそうしていただきたいと思うんですね。届け出のときに、やっぱりその人が思っている、自分の国籍だったというふうに思っているところを書く、書いて出すというのは、国の関係が難しいところでもやっぱり当人の意思を尊重してやっていただきたい。  で、離脱のときですか、...全文を見る
○中山千夏君 これを戸籍に記載をするときにはこういう書き方では記載はなされないわけですね。
○中山千夏君 終わります。
07月26日第101回国会 参議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○中山千夏君 最近新聞の報道で、先月六月に新潟刑務所で心不全ということで何人かの受刑者が死んだという報道を読みました。その報道では詳細が大変不明確なんですね。新聞の書きぶりを見ましても、確かに短い期間に何人かの人が死んだということで、これはちょっと不審だという方向で書いてありまし...全文を見る
○中山千夏君 最初の方が刑期が一年ですね、懲役一年。それから二番目の方が二年、それから三番目の方が三年六カ月、四番目の方が二年六カ月、そして四人ともちょっと拝見したところ特に重要な病歴があったということでもないようですね。この四人の方は、かなり新潟刑務所には暴力団関係の人が多いと...全文を見る
○中山千夏君 それからもう一つ、三例目の方が懲罰を受けていたときで一人の部屋に入っていたというふうに聞いているんですけれども、この懲罰の原因というんですか、わけというのはわかりますか。わかったらちょっと。
○中山千夏君 それから病理解剖というのですか、病理解剖にはかかっていますか。
○中山千夏君 その結果はまだですね。
○中山千夏君 私は割とミステリーなんか読むんですけれども、その読み過ぎのせいかもしれませんけれども、心不全と聞きますと一番何かあいまいで怪しい病名だという感じがするわけです。それがたった六日間の間に四つも重なったということになりますと、やっぱりちょっとびっくりするんですね。これは...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、過去にあったという事例は今お話しになれますか。
○中山千夏君 ポックリ病というのは世間でもあり得ることでして、それ自体は珍しいということではないと思うんですけれども、やはり同じところで同じように生活していた方たちが非常に時期を接して、これはまだはっきりしたことはわからないので、仮にそういう病気、ポックリ病と言われるようなものに...全文を見る
○中山千夏君 ちょうど今病室の話が出たんですけれども、この新潟刑務所の病舎の定員数というのを伺いましたら、これが十五名だそうですね。そして六月中の病舎の収容者数が七十四名、病名は、糖尿病、腎炎、高血圧症、心疾腎、痔核、腰痛症、風邪、じんま疹、外傷などというふうに聞いています。この...全文を見る
○中山千夏君 先ほどちょっと怠けたいので病気だと言って入るような人がいるというお話で、ないとも思いませんけれども、例えばそういう人がいるという先入観で見ちゃって、本当にぐあいの悪い人を見逃してしまうというようなことも、これまたなきにしもあらずだと思うんですね。  そういうことと...全文を見る
○中山千夏君 これは確認させていただきたいことなんですが、外傷はなかったとさっきおっしゃいましたね。何か暴力事件があって、私はどうしたらそんなことができるのか知りませんけれども、外から傷が見えないような痛め方というのは世の中にはあるそうです。そういうことは万々ないんでしょうね、こ...全文を見る
○中山千夏君 となりますと、全く不思議としか言いようがない事件なんですが、過去に二つ似たような例もあるということですし、また繰り返されるようなことがあってはやっぱりちょっと大変なわけなんで、何かつかみどころがなくても対策は必要なわけですね。大変お困りだろうと思うんですけれども、こ...全文を見る
○中山千夏君 そうですね。逆に同じ状況のところで短期間に起こったということから、こういう死に方の研究が進むというようなこともあるかもしれませんから、何よりも原因究明が大切だと思いますので、医者に協力をしてやっていただければと思います。  それともう一つ、これは角度の違った問題な...全文を見る
○中山千夏君 では新潟の方の件はそれで終わります。ありがとうございました。  次に、最近犯罪白書が発表されまして、そこでも非常にまた少年犯罪がふえているというようなことを聞きました。それで、少年保護事件についていろいろお伺いをしたいんですけれども、冒頭に、大臣は少年犯罪が増加し...全文を見る
○中山千夏君 今の内閣は非常に青少年の教育、健全育成ということに力を入れていらっしゃるというのはいろいろな場所で知ることができるわけなんですが、私もちょっとこういう世の中では大変だなということで、少年保護についていろいろ調べていたんです。そのときに「少年法改正に関する意見」という...全文を見る
○中山千夏君 その続きに、   しかしわが国においては、まず先に、少年法が制定され、これにあわせて短時日のうちに処理・処遇体制が用意されなければならなかった。進んだ制度と貧弱な処理・処遇体制という少年法の問題点はその出発点にすでに潜んでいたが、現在でも十分には解消されていない。...全文を見る
○中山千夏君 絶対必要だと思います。必要な増員はしていくということで言えば、もう必要ぎりぎりのところに来ているんじゃないかと思うんですね。これは裁判所としては決まっている定員の申で合理的にやっていくしかないんでしょうけれども、合理化というものはとかく細かいところを落としてしまうよ...全文を見る
08月02日第101回国会 参議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○中山千夏君 前回の委員会で時間がなくなっちゃって残しました少年保護についての質問を続けたいと思っています。  一番最初に、少年を勾留するということがありますね。この勾留というのは少年法の中に規定があって、成人の場合とは大分様子が違うというふうに決められているようです。少年法の...全文を見る
○中山千夏君 それからもう一つ、逮捕ということがありますね。この逮捕の方は少年法には規定がなくて、警察の犯罪捜査規範というのですか、そういう方で規定がしてあって、やっぱりなるべくしないのだ、その規範の方ではなるべく少年は逮捕しないのであるというふうになっていますけれども、これもや...全文を見る
○中山千夏君 少年法に勾留について「やむを得ない場合」とありますね。この「やむを得ない場合」というものの中身なんですけれども、いろいろ論もあるようですし、裁判官それぞれの御判断によって違うんでしょうけれども、大体のところこれはどういう場合に勾留状を発付するというふうに裁判所の方で...全文を見る
○中山千夏君 法律のことは全くよくわからないんですけれども、今取り調べに必要な場合というのが最後で出ましたが、勾留ということ自体はこれは取り調べのための勾留というものではないんじゃないかと思うんですね。そうすると、その取り調べのために、取り調べの都合でもって勾留をするというような...全文を見る
○中山千夏君 それで、なるべく少年の場合には勾留や逮捕はしないということにしては、数を見ますと結構これがあるんですね。もちろん成人の場合と比べればずっと少ないけれども、少年の場合は割とやったことがそう大したことじゃないという場合が多いわけでしょう。そういうことを考えると、少年の逮...全文を見る
○中山千夏君 わかりました。やっぱり少年を扱う場合には、この間もちょっと裁判官の数、それから調査官の数を伺ったんですけれども、とっても事件処理に皆さん大汗かいていらっしゃると思うんですね、人数からしても。そして事件はふえているわけですから、そんな中でとっても大変でしょうけれども、...全文を見る
○中山千夏君 教育の方も私は全然素人ですし、それぞれ非常に経験も学問もおありの方たちがこういうのは効果があるというふうにお思いになったので、それなりに何かあるんだろうとは思うんですけど、ちょっと素人考えで考えますと、私もどういう子供を短期処遇に処すかというような矯正局の方の考えを...全文を見る
○中山千夏君 今法務省の御判断の話が出たんですけれども、裁判所の方でほどうなんでしょう。この子は短期にというふうに指定をなさるときに、どういう考え方でやっていらっしゃるんですか。
○中山千夏君 お話を伺っても、やっぱりどうも、例えば家庭環境とってみましても、じゃ、短期の間で確かに家庭環境を離しておいて整備する必要があるというときに、それは短期でも長期でも同じことですね。長期かからないと家庭環境がよくならないという場合もあるだろうし、それから逆に考えると家庭...全文を見る
○中山千夏君 済みません。時間がないのでまた残っちゃうので急いでやります。  今お話しのことは私もよくわかっています。ただ、やっぱり保護司さんに頼らなければならないというところは事実あるんだろうと思うんですよ。その保護司さんがとっても大事なわけなんですけれども、それがやっぱり五...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。終わります。
12月20日第102回国会 参議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○中山千夏君 ことし新潟刑務所で六月七日から十二日にかけて四人の受刑者が次々に亡くなるという事件がありました。それで、そのことについては七月の委員会で質問をしたわけなんですが、その際にこの四人の方たちの病理解剖の結果が九月ごろ出るというふうなお話を伺っていましたので、最初にその結...全文を見る
○中山千夏君 次に、最初の委員会ですので大臣のお考えを少し何点か伺いたいと思います。  初めに、在日外国人の方たち、特に在日朝鮮人の方たちの間で登録証の指紋を押すということに大変反発を感じていらっしゃる方が多くて、拒否をするという運動が起こっていますね。それは無理もないことだと...全文を見る
○中山千夏君 ぜひともその法律は血も涙もないというような感じがないような行政をしていっていただきたい、これはお願いです。  それから死刑という制度についての大臣のお考え、それからあわせて国際人権規約(B)というのがございますね。それの六条と、それから一九七七年十二月八日国連総会...全文を見る
○中山千夏君 刑事局長の御意見は前の委員会でこの条約についてお伺いしたんです。それで大臣にと思って伺ったのですけれども、これがまた長くなっちゃうと時間がなくなっちゃうのですね。悩んでしまうところなんですが、じゃ、この質問は考えておいていただいて、次の委員会のときにでも、もう一度ち...全文を見る
○中山千夏君 ちょっと質問の意味がわかりにくかったのかと思いますけれども、今おっしゃったことは一応納得したわけです。それで、月報で二、三カ月たてば十月、十一月の統計も出てくると思うのですけれども、今九月までしかまだ私は見ることができないものですから、十月、十一月がおわかりになって...全文を見る
○中山千夏君 結局月報が出るまで待てというお話だと思うのですけれども、そうすると、つまり個別の方のプライバシーを守るという目的ではなくて、何かほかにあるのじゃないかなという感じがどうしてもするんですね。  それで私は、法務大臣のお仕事は、ほかの諸大臣もとても重い任務だと思います...全文を見る
○中山千夏君 先ほど筧さんのお話の中で、拘置は執行と「どうひ」であるというお答えがあったと思うんです。私が学がないせいもあるんですけれども、国会へ来ると珍しい言葉が耳に入ってきてよく戸惑うのですけれども、「どうひ」というのはどういう字を書くのですか。
○中山千夏君 それなら知っている言葉なんで安心しました。同じように見るということですね。それは同じであるというふうに解釈する方としては解釈していいんでしょうか。同じことであると。
○中山千夏君 だんだん難しくなってきたんですけれども、先ほどそこの議論を拝聴していましたら、どうも私は飯田さんがおっしゃっている解釈の方が普通にすっと入ってくるわけなんですね。拘置するのは死刑が執行されるまでの間拘置するのであるという文章があれば、当然拘置と死刑の執行というのは別...全文を見る
○中山千夏君 それから、ちょっとこれはお伺いしたいんですが、死刑執行の命令は判決確定の日から六カ月以内にしなければならないということになっていますね。ただし、その間、再審請求ですとか恩赦の請願とかが出ている期間は算入しない、ただし算入しないというだけであって、再審請求が出ているか...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、超えたときに大臣がその任務を果たさなかったからといってどうにか、例えば責任を問われるとか、そういうことはないわけなんですね。  それで、そうすると例えば平沢氏の場合ですけれども、三十年というのは私は期間として相当長いと思うのですね。三十年前、私ごとにな...全文を見る
○中山千夏君 法律の専門家じゃなくて、我々みたいな素人同士でいろいろ話をしていますと、三十年間も長い間再審を開きもせずに、そうかといって行使もせずにずっとほうってある、それはどうも今となってはもう権力は平沢氏が年をとって自然と亡くなって、これはうやむやになるのを待っているのじゃな...全文を見る
○中山千夏君 時間が来ましたので、これで終わります。どうもありがとうございました。
○中山千夏君 私は、原案に反対、修正案に賛成の立場から討論いたします。  過去三年に次ぐ政府の人事院勧告無視は人事院の独立性を著しく損ない、その勧告の公正さを否定するものです。私は、その独立性と公正さに対する信頼こそが労働権を制限されている公務員のみならず快適な行政サービスを必...全文を見る